JP2003230148A - 画像データ符号化装置 - Google Patents

画像データ符号化装置

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JP2003230148A
JP2003230148A JP2002025727A JP2002025727A JP2003230148A JP 2003230148 A JP2003230148 A JP 2003230148A JP 2002025727 A JP2002025727 A JP 2002025727A JP 2002025727 A JP2002025727 A JP 2002025727A JP 2003230148 A JP2003230148 A JP 2003230148A
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Tetsuya Matsumura
哲哉 松村
Satoru Kumaki
哲 熊木
Mitsuo Hanami
充雄 花見
Hiroshi Segawa
浩 瀬川
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H04N19/61Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding in combination with predictive coding

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データを効率よく迅速に転送することが
可能な画像データ符号化装置を提供する。 【解決手段】 画像データ符号化装置101は、外部メ
モリ111に対するデータの読出しおよび書込みの制御
を行なうメモリインターフェイス110と、第1の圧縮
率の圧縮符号化処理を行なうMPEG2処理部102
と、MPEG2処理部102とメモリインターフェース
110との間に設けられ、画像データ符号化処理部から
外部メモリへと出力されるデータに対しては、第1の圧
縮率よりも小さい第2の圧縮率での圧縮符号化を行い、
かつ、外部メモリから画像データ符号化処理部へと出力
されるデータに対しては、復号処理を行う符号化/復号
化器107,108および109とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像データを圧
縮して符号化する画像データ符号化装置の構成に関す
る。
【0002】
【従来の技術】録画・再生が可能なDVD(Digital Ve
rsatile Disc)やD−VHS(Digital-Video Home Sys
tem)、デジタル放送送信受信機などのデジタルオーデ
ィオビジュアル機器には、画像データの圧縮方法として
国際標準規格であるMPEG2(Moving Picture Exper
ts Group 2)が採用されている。このMPEG2規格に
基づく画像データの符号化処理においては、画像データ
の圧縮のための演算量が膨大であり、信号処理デバイス
とメモリデバイスとの間のデータの転送量も膨大であ
る。
【0003】図9は、従来の画像データ符号化システム
600の構成を示す概略ブロック図である。
【0004】図9を参照して、画像データ符号化システ
ム600中の画像データ符号化装置601は、画像デー
タを圧縮して符号化するMPEG2処理部602と、デ
ータの転送制御を行なうメモリインターフェイス610
とを備える。MPEG2処理部602とメモリインター
フェイス610とは、バス608で接続される。そし
て、汎用DRAM等の外部に設けられた外部メモリ61
4がバス612を介してメモリインターフェイス610
に接続される。
【0005】MPEG2処理部602は、画像データ符
号化装置601の外部との間で、ビデオ信号の授受を行
なうためのビデオ信号入出力部603と、MPEG2符
号化において、動き予測を行なって、ビデオ信号の補償
を行なうための動き予測部604と、離散コサイン変換
(Discrete Cosine Transform:DCT)処理や量子化
処理、さらには、動き予測・補償のための逆量子化/逆
DCT処理を行なうDCT/量子化部605と、DCT
/量子化部605から出力される信号を受けて、可変長
符号化を行ない、画像データ符号化装置601の外部に
対して、ビットストリームとして出力するための可変長
符号化部606とを備える。
【0006】外部メモリ614としては、たとえば、ダ
イナミック型ランダムアクセスメモリ(以下、DRA
M)、特に、高速性を重視して同期型DRAM(以下、
SDRAM)が使用される。外部メモリ614は、フレ
ーム内またはフィールド内における符号化処理や、フレ
ーム間またはフィールド間における動き予測等の処理に
おいて、画像データを、一時的に記憶しておくための画
像メモリである。
【0007】なお、画像データが正しく符号化されてい
るかどうかをモニタできるように、符号化器は符号化さ
れた画像データを復号化して、ビデオ信号入出力部60
3からビデオ出力として出力する。
【0008】図10は、画像データ符号化装置601の
各フレーム毎の符号化処理におけるデータ転送処理を示
すフローチャートである。
【0009】なお、以下では、説明の簡単のために、処
理対象のピクチャが、フレーム画像であるものとして説
明を行う。
【0010】図10を参照して、まず、原画像データが
ビデオ入力としてMPEG2処理部602に入力される
と、ビデオ信号入出力部603において、前処理として
データに空間フィルタ処理および時間フィルタ処理がな
される。なお、ここでいう空間フィルタ処理とは、同一
フレーム内の画像信号にフィルタをかけて高調波ノイズ
を除去する処理のことを指し、時間フィルタ処理とは、
時間的に前後するフレーム間での各画素を比較すること
により高調波ノイズを除去する処理のことを示す。
【0011】なお、空間フィルタ処理済みの原画像デー
タは、バス608、メモリインターフェイス610、お
よびバス612を介して外部メモリ614にフレーム単
位で蓄えられる。そして、時間フィルタ処理について
は、MPEG2処理部602は、外部メモリ614から
画像データを読出して、時間的に前後するフレーム間で
の各画素を比較し、高調波ノイズを除去する。
【0012】そして、前処理済みの原画像データは、バ
ス608、メモリインターフェイス610、およびバス
612を介して外部メモリ614にフレーム単位で蓄え
られる(ステップS1f)。
【0013】数フレーム分の画像データが蓄えられた
後、符号化対象画像である各フレームのデータは、後の
動き予測処理のため順序が並べ替え(リオーダリング)
された上で、MPEG2処理部602に読出される(ス
テップS2f)。
【0014】そして、MPEG2処理部602では、ま
ずIフレームの符号化処理が行なわれ、その符号化情報
がビットストリーム出力として出力される(ステップS
7f)。この符号化処理には、離散コサイン変換処理、
量子化処理、可変長符号化処理等が含まれる。なお、I
フレームの場合はフレーム内符号化が行なわれるので、
動き探索処理は行なわれない。
【0015】そして、MPEG2処理部602では、符
号化データのモニタ用にビデオ出力が生成される(ステ
ップS8f)。また、符号化された画像データは、前後
フレームの予測用の参照画像として使用されるために、
逆量子化および逆DCT処理という一連の処理により再
構成された画像(再構成画像)として、バス608、メ
モリインターフェイス610およびバス612を介して
外部メモリ614にも蓄えられる。
【0016】次に、Pフレームの符号化処理について述
べる。まず、リオーダリング(並べ替え)された画像デ
ータが符号化器に読出される(ステップS2f)。Pフ
レームの場合は、IまたはPフレームの再構成画像に基
づいて、動き探索処理が動き予測/動き補償部604に
おいて行なわれる。そして、MPEG2処理部602で
は、動き探索処理により得られた動きベクトルに基づい
て新たな画像(予測画像)を構成して、その後符号化を
行なう。
【0017】図10では、動き探索の処理例として、整
数画素精度で探索を行なって動きの大まかな見当をつけ
た後に、ハーフペル(半画素)精度で探索を行なって高
精度に動きベクトルを決定する場合を示している(ステ
ップS3f,S4f)。いずれの動き探索処理について
も、動き探索の参照画像はIまたはPフレームであるの
で、たとえば最初のPフレームの生成については、先ほ
ど再構成したIフレームの再構成画像を外部メモリ61
4から読出す。
【0018】このときメモリインターフェイス610
は、この再構成画像の画像データを外部メモリ614か
ら参照画像(サーチウィンドウデータ)として読出し、
その画像データをMPEG2処理部602に送る。な
お、ステップS2fにおいて読出された外部メモリ61
4からのPフレームの原画像は、動き予測/動き補償部
604において、予測画像の生成の典拠となるテンプレ
ート画像として用いられる。
【0019】そして、MPEG2処理部602は、テン
プレート画像およびサーチウィンドウデータを用いて動
き探索処理を行ない、動きベクトルを得る。
【0020】続いて、MPEG2処理部602は、得ら
れた動きベクトルに基づいて予測画像を生成する(ステ
ップS5f)。このときIまたはPフレームに基づいて
生成を行なうので、たとえば最初のPフレームの生成の
場合、再びIフレームの再構成画像を外部メモリ614
から読出す。
【0021】そして、生成された予測画像は再構成画像
として外部メモリ614に書込まれ(ステップS6
f)、その後、MPEG2処理部602において符号化
処理が行なわれる。すなわち、MPEG2処理部602
は、外部メモリ614から再構成画像を読出して(ステ
ップS2f)、符号化を行ない、その符号化情報をビッ
トストリーム出力として出力する(ステップS7f)。
【0022】そして、Iフレームの場合と同様、符号化
データのモニタ用にビデオ出力が生成される(ステップ
S8f)。また、外部メモリ614内の再構成画像も、
次フレームの予測用の参照画像として使用される。
【0023】なお、次回以降のPフレームの生成におい
ては、Iフレームの再生画像に代わって、Pフレームの
再構成画像のデータが読出される。
【0024】次に、Bフレームの符号化処理について述
べる。Bフレームも、Pフレームの場合と同様、動き探
索処理が行なわれ、動き探索処理により得られた動きベ
クトルに基づいて新たな画像を構成して、その後、符号
化が行なわれる。よって、図10のフローチャートにお
けるフローの流れは、Pフレームの場合と同様である。
【0025】ただし、Bフレームの場合は、過去のデー
タだけでなく、未来の画像データにも基づいて動き探索
処理を行なうため、ステップS3f、S4fにおける動
き探索処理がPフレームの場合に比べて増加する。すな
わち、過去の画像データが存在しない符号化処理初期の
Bフレームについては未来の画像データのみに基づいて
動き探索処理が行なわれる。
【0026】したがって、画像符号化処理を行う場合、
MPEG2処理部602と外部メモリ614との間のデ
ータ転送の種類は、主に以下のようになる。
【0027】 1)原画像データの取りこみ (ビデオ信号入出力部→外部メモリ) 2)符号化対象画像の読み出し (外部メモリ→DCT/量子化部) 3)動き探索(整数精度探索) (外部メモリ→動き予測/補償部) 4)動き探索(ハーフベル探索) (外部メモリ→動き予測/補償部) 5)予測画像の生成 (外部メモリ→動き予測/補償部) 6)再構成画像の書き込み (動き予測/補償部→外部メモリ) 7)符号化データの書き込み,読み出し (可変長符号化部→外部メモリ) 8)復号画像 (外部メモリ→動き予測/補償部) 上記大別して、8種類の外部メモリとのデータ転送を行
いつつ符号化を実行していることになる。
【0028】図11は、このような処理を行う場合の外
部メモリ614のメモリマッピング例を示す概念図であ
る。
【0029】図11におけるデータは、原画像及び再構
成画像とも圧縮されていない画像データである。通常,
MPEG2符号化においては,前後方向の予測処理を行
うため、上述のとおりリオーダリング処理が必要とな
り,原画像を4フレーム分,また両方向予測のための再
構成画像を2フレーム分,外部メモリ(フレームメモ
リ)314に格納し処理を実施する。たとえば、NTS
C画像1枚のデータ量は約4メガビットであるため、画
像格納用フレームメモリとして24メガビットの容量が
必要となる。さらに、より高画質なHDTVの解像度で
画像データのMPEG2符号化処理を行なうには、25
6メガビット以上の容量のメモリが必要となる。
【0030】図11に示すように、記憶領域AR1に
は、あるフレームの再構成画像の輝度信号の画像データ
♯1(Y)と色差信号の画像データ♯1(Cb,Cr)
とが記憶されている。同様に、記憶領域AR2には、別
のフレームの再構成画像の輝度信号の画像データ♯2
(Y)と色差信号の画像データ♯2(Cb,Cr)とが
記憶されている。
【0031】なお、外部メモリ614の記憶領域AR3
〜AR6には、入力された原画像のデータ♯1(Y),
♯1(Cb,Cr)〜♯4(Y),♯4(Cb,Cr)
がそれぞれ記憶されている。また、記憶領域AR1〜A
R6とビットストリーム領域以外の領域は、「空き(未
使用)」となっている。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、MPE
G2規格に基づく画像データの符号化処理においては、
画像データの圧縮のための演算量が膨大であり、信号処
理デバイス(図9における画像データ符号化装置60
1)とメモリデバイス(図9における外部メモリ61
4)との間のデータ転送量も膨大である。
【0033】これらの膨大なデータを処理するにあたっ
て、画像データ符号化装置をどう構成するかが問題とな
る。言換えれば、演算処理能力不足やデータ転送能力不
足による性能劣化(表示画質の劣化)をどのように解消
するかが、符号化装置のシステム構築における課題とな
っていた。
【0034】図9に示した画像データ符号化装置の構成
の場合、汎用DRAM等のメモリデバイスを採用してい
るために、メモリインターフェイス610と外部メモリ
614と間での入出力ピンの動作速度およびバス幅がデ
ータ転送の処理能力を制限していた。
【0035】このような大容量のメモリ内に収められた
画像データを効率よく迅速に転送するには、入出力ピン
における動作の高速化およびバス幅の増加が望まれる。
しかし、汎用DRAM等のメモリデバイスを用いる場合
には、そのような希望は即座には実現されない。
【0036】また,外部とのデータ転送量が膨大である
ため、このためのデータ入出力動作のため消費電力が大
きく、特にバッテリー駆動の携帯機器用途では致命的な
問題となっていた。
【0037】そこで、この発明の目的は、画像データを
効率よく迅速に転送することが可能な画像データ符号化
装置を提供することにある。
【0038】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の画像デー
タ符号化装置は、外部メモリに接続可能であり、外部メ
モリに対するデータの読出しおよび書込みの制御を行な
うメモリインターフェイスと、連続する複数枚の画像デ
ータが入力され、画像データに動き探索処理を行なって
予測画像を生成し、予測画像を用いて画像データに対し
て圧縮符号化処理を行なう画像データ符号化処理部と、
画像データ符号化処理部とメモリインターフェースとの
間に設けられ、画像データ符号化処理部から外部メモリ
へと出力されるデータに対して圧縮符号化を行い、か
つ、外部メモリから画像データ符号化処理部へと出力さ
れるデータに対しては、復号処理を行う符号化復号化処
理部とを備える。
【0039】請求項2記載の画像データ符号化装置は、
請求項1記載の画像データ符号化装置の構成に加えて、
符号化復号化処理部は、処理対象となる画面内のデータ
のみ基づいて符号化を行う符号化器と、符号化されたデ
ータから、処理対象となる画面内のデータを復号する復
号器とを含む。
【0040】請求項3記載の画像データ符号化装置は、
請求項1記載の画像データ符号化装置の構成に加えて、
画像データ符号化処理部は、画像データ符号化装置に入
力されるビデオ信号を受けて、メモリインタフェースを
介して外部メモリに書き込むためのビデオ信号入出力部
と、画像データに対する圧縮符号化処理において、動き
探索処理および動き補償処理を行うための動き予測補償
部と、動き予測補償部の出力に対して、離散コサイン変
換および量子化処理を行い、かつ、動き補償処理のため
の再構成画像を生成するための変換処理部とを含み、符
号化復号化処理部は、ビデオ信号入出力部とメモリイン
タフェースとの間に設けられる第1の符号化復号化器
と、動き予測補償部とメモリインタフェースとの間に設
けられる第2の符号化復号化器と、変換処理部とメモリ
インタフェースとの間に設けられる第2の符号化復号化
器とを含む。
【0041】請求項4記載の画像データ符号化装置は、
請求項1記載の画像データ符号化装置の構成に加えて、
画像データ符号化処理部は、画像データ符号化装置に入
力されるビデオ信号を受けて、メモリインタフェースを
介して外部メモリに書き込むためのビデオ信号入出力部
と、画像データに対する圧縮符号化処理において、動き
探索処理および動き補償処理を行うための動き予測補償
部と、動き予測補償部の出力に対して、離散コサイン変
換および量子化処理を行い、かつ、動き補償処理のため
の再構成画像を生成するための変換処理部とを含み、符
号化復号化処理部は、ビデオ信号入出力部とメモリイン
タフェースとの間、動き予測補償部とメモリインタフェ
ースとの間、および変換処理部とメモリインタフェース
との間の少なくとも1つに設けられる、少なくとも1つ
の符号化復号化器とを含む。
【0042】請求項5記載の画像データ符号化装置は、
請求項1記載の画像データ符号化装置の構成に加えて、
符号化復号化処理部は、処理対象となる画像データのピ
クチャタイプに応じて、圧縮符号化の圧縮率の大きさを
可変とする手段を含む。
【0043】請求項6記載の画像データ符号化装置は、
請求項1記載の画像データ符号化装置の構成に加えて、
符号化復号化処理部は、画像データ符号化装置に入力さ
れるビデオ信号の特性パラメータを抽出する前処理手段
を含み、符号化復号化処理部は、処理対象となる画像デ
ータの特性パラメータに応じて、圧縮符号化の圧縮率の
大きさを可変とする手段を含む。
【0044】請求項7記載の画像データ符号化装置は、
請求項6記載の画像データ符号化装置の構成に加えて、
特性パラメータは、画像の平均,分散,動きの有無およ
びシーンチェンジの有無のうちの少なくとも1つの情報
を含む。
【0045】請求項8記載の画像データ符号化装置は、
請求項1記載の画像データ符号化装置の構成に加えて、
内部メモリをさらに備え、メモリインタフェースは、内
部メモリに接続され、内部メモリに対してデータの読書
きの制御を行ない、動き探索処理の参照画像に用いられ
る画像データは、メモリインターフェイスを介して内部
メモリに書込まれる。
【0046】請求項9記載の画像データ符号化装置は、
請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像データ符号化
装置の構成に加えて、符号化復号化処理部による圧縮符
号化の圧縮率は、画像データ符号化処理部による圧縮符
号化の圧縮率よりも小さい。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、図面にしたがって、本発明
の実施の形態について説明する。なお、図中、同一部分
には、同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0048】なお、以下の説明において、「圧縮率」と
は、圧縮処理が施される情報の情報量について、処理前
の情報量に対する処理後の情報量の比、すなわち(処理
後の情報量)/(処理前の情報量)のことを意味し、
「圧縮率が高い」あるいは「圧縮率が大きい」とは、処
理前の情報量に比べて処理後の情報量が、より低減され
ていることを意味する。
【0049】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1の画像データ符号化システム100の構成を示す
概略ブロック図である。
【0050】図1を参照して、画像データ符号化システ
ム100中の画像データ符号化装置101は、MPEG
2に準拠した符号化LSIである。
【0051】画像データ符号化装置101は、MPEG
2符号化器102、メモリインタフエース部110およ
び3つの符号化/復号化器107,108,109とを
備える。
【0052】さらに、MPEG2符号化器102は、ビ
デオ信号入出力部103、動き予測/動き補償部10
4、DCT/量子化部105および可変長符号化部10
6とを備える。
【0053】ビデオ信号入出力部103、動き予測/動
き補償部104、DCT/量子化部105および可変長
符号化部106の各機能ブロックの行う処理は、基本的
に、図9に示したMPEG2符号化器602におけるビ
デオ信号入出力部603、動き予測/動き補償部60
4、DCT/量子化部605および可変長符号化部60
6が行う処理と同様である。
【0054】さらに、ビデオ信号入出力部103、動き
予測/動き補償部104、DCT/量子化部105およ
び可変長符号化部106は、機能ブロック単位で、外部
メモリ111に対してデータの書き込み、および読み出
しを行いつつ符号化を実行している。ただし、ビデオ信
号入出力部103、動き予測/動き補償部104および
DCT/量子化部105とメモリインタフエース110
との間には、符号化/復号化器107,108および1
09がそれぞれ接続される。符号化/復号化器107,
108および109は、外部メモリ111への書き込み
および読み出しを行う際のデータ量を削減し、または削
減されたデータを元の画像データに復元する。また、符
号化LSIである画像データ符号化装置101は、ビデ
オ入力ボート112、ビデオ出力ボート113、ビット
ストリーム出力ポート114およびメモリポート115
の4種の入出力ポート(ピン)を備える。
【0055】また,外部メモリ111のI/Oビット幅
は、LSIの一般的なピン数(I/Oピン数)の制限か
ら、実質的には、16ビット、32ビット、64ビット
等の幅が使用される。
【0056】図2は、図1における符号化/復号化器1
07のブロック図である。なお、他の符号化/復号化器
108および109の構成も基本的に同様である。
【0057】図2を参照して、符号化/復号化器107
は、フレーム内のみで符号化を行う符号化器201及び
復号化器211を備える。ここで、このような「フレー
ム内のみで符号化を行う方式」としては、例えば、MP
EG2のIフレーム符号化および復号化を用いることも
可能である。他には、たとえば、フレーム内のみで符号
化を行う方式」として、JPEG(Joint Photographic
coding Experts Group)を用いることも可能である。
【0058】符号化器201は、ビデオ信号入力ユニッ
ト202と、DCTユニット203と、量子化ユニット
204と、可変長符号化ユニット205とを備える。ビ
デオ入力ノード206は、ビデオ入力ユニット202へ
の画像入力ノードであり,ビットストリーム出力ノード
207は、可変長符号化ユニット205からのビットス
トリームが出力されるノードである。
【0059】また復号化器211は、可変長復号化ユニ
ット215と、逆量子化ユニット214と、逆DCTユ
ニット213と、ビデオ出力ユニット212とを備え
る。ビットストリーム入力ノード217は、可変長復号
化ユニット215へのビットストリーム入力ノードであ
り、ビデオ出力ノード216はビデオ出力ユニット21
2からの画像出力ノードである。
【0060】以下では、図1における本発明の構成を用
いた符号化手順を上記データ転送動作を踏まえて説明す
る。
【0061】ディジタル化されたビデオ信号(たとえ
ば、ITU−R−656形式)は、まず、ビデオ入出力
部103に入力される。その後,符号化/復号化器10
7により、MPEG2方式のIフレーム符号化を施さ
れ、外部メモリ111上の原画ビットストリーム領域に
書き込まれる。このとき,原画象は、図2における符号
化器201で圧縮きれているため、実際に書き込まれる
データ量は圧縮率に依存して減少する。例えば、データ
量は、1/2から1/10に圧縮することができるの
で、データ転送畳も同量の割合で削減できる。ここで,
図2において,圧縮動作は、DCT処理部203、量子
化部204および可変長符号化部205の順にしたがっ
てマクロブロック単位で実行される。その後,この原画
ビットストリームは,しかるべきリオーダリングを行っ
た後に,Iピクチャ、Pピクチャ,もしくはBピクチャ
と呼ばれるピクチャタイプで符号化される。
【0062】ここでは,データ転送の説明にあたり、一
例として、すべてのデータ転送を必要とするPピクチャ
もしくはBピクチャの符号化シーケンスについて説明す
る。
【0063】メモリインタフェース110を介して動き
探索のためのテンプレート画像が外部メモリ111から
読み出される。外部メモリ111上の形式は圧縮された
ビットストリ−ムであるため、これを復号化器107を
介して復号し、それぞれ動き予測/補償部104、DC
T/量子化部105に転送される。
【0064】また、動き予測/補償部104では、同時
に、予め書きこまれてある再構成画像ビットストリ−ム
領域から、サーチウィンドウとして必要な領域のビット
ストリームを外部メモリ111から転送し、これを符号
化/復号化器108で復号してサーチウィンドウデータ
して受け取る。
【0065】その後、動き予測/補償部104で得られ
た最適な動きベクトルに対応したリファレンス画像と符
号化対象となる符号化画像が、外部メモリ111から符
号化/復号化器109を介して読み出され、その差分画
像がDCT/量子化部105に与えられる。
【0066】その後、DCT処理および量子化処理が実
行された後、可変長符号化処理が行われ、最終的には、
ビットストリームとして出力される。
【0067】このような符号化動作は、実際には、Iフ
レーム、Pフレーム、Bフレームの各符号化動作がピク
チャシーケンスにしたがうものとして実行される。
【0068】上記符号化処理におけるデータ転送の種類
とそれぞれのデータ転送経路をまとめると以下のように
なる。
【0069】1)原画像データの取りこみ ビデオ信号入出力部103→符号化/復号化器107→
外部メモリ111 2)符号化対象画像の読み出し 外部メモ111→符号化/復号化器109→DCT/量
子化部105 3)動き探索(整数精度探索) 外部メモリ111→符号化/復号化器108→動き予測
/補償部104 4)動き探索(ハーフペル探索) 外部メモリ111→符号化/復号化器108→動き予測
/補償部104 5)予測画像の生成 外部メモリ111→符号化/復号化器108→動き予測
/補償部104 6)再構成画像の書き込み 動き予測/補償部104→符号化/復号化器108→外
部メモリ111 7)符号化データの書き込み,読み出し 外部メモリ111→可変長符号化部106 8)復号画像 外部メモリ111→符号化/復号化器108→動き予測
/補償部104 ここで、外部メモリ111の転送時に施される符号化処
理及び復号化処理は、マクロブロック単位で行われ、マ
クロブロック毎に固定符号長である。
【0070】図3は、圧縮された画像データがビットス
トリームとして、外部メモリ111の画像データ領域に
格納された状態を示す概念図である。
【0071】図3においては、従来の外部メモリ614
への格納状態と外部メモリ111への格納状態とを比較
して示す。たとえば、再構成画像#1のビットストリー
ムに対しては、従来の領域の一部(圧縮率に比例)が、
ビットストリーム領域として使用されている。したがっ
て、外部メモリ111で、新たに未使用となった領域は
他の目的で使用できる。
【0072】図4は,再構成画像のビットストリーム領
域に格納されたビットストリームの格納状態を表す概念
図である。圧縮されたビットストリームはマクロブロッ
ク単位で固定長になるように量子化制御される。
【0073】つまり、マクロブロックMB(l、m)
(l,m:自然数)の圧縮データ(Y1〜Y4,Cb,
Cr)が、ビットストリームの形で、外部メモリ111
内に格納される。ここで、図4においては、輝度信号Y
に対応する画素数と2つの色差信号Cb,Crの各々に
対応する画素数が、4対1の比率である場合を示してい
る。
【0074】図5は、図4において概念的に示した圧縮
されたビットストリームの格納状態を実際のメモリイメ
ージとして示す図である。
【0075】図5に示すとおり、メモリプレーン中にそ
れぞれ輝度信号Y1〜Y4および色差信号CbおよびC
rを格納する領域が設けられる。ただし、各領域におい
て、1つのマクロブロックに割り当てられるメモリ領域
(ビット列×ワード列)は固定の大きさを有する。
【0076】すなわち、マクロブロックの情報量は固定
長になるように量子化制御が施される。そして、ビット
ストリームの状態ではあるが、外部メモリ111のメモ
リ空間では、マクロブロック単位で格納データが2次元
にマッピングされる。
【0077】このような形式で外部メモリ111に格納
しておけば,ビットストリーム形式であるにも関わらず
マクロブロック単位で2次元アドレッシングが容易にで
きる。
【0078】このため、特に動き予測におけるサーチウ
ィンドウ転送、および求められた動きベクトルによるリ
ファレンス画像生成時の画像データ生成を容易に実現で
きる。なお、リファレンス画像生成においては、実質的
にはビットストリームを転送して、符号化/復号化器で
復号することにより、リファレンス画像生成に必要な画
像領域を外部メモリ111中に確保することになる。
【0079】通常、MPEG2の符号化装置の応用分野
は約4Mbps〜6Mbpsのビットレートを用いるため、最終
的な画像圧縮率、すなわち、符号化装置の入力画像と出
力画像との情報量の比は1/20から1/30である。
しかしながら、メモリインタフエースとの間に設置され
た符号化/復号化器107〜109の各々の圧縮率を十
分に低く設定することにより、これによる画質劣化が、
本来の符号化における画質劣化に比べて極めて少ないた
め、かつDCTをベースとした同種の符号化方式を採用
しているため、全体の符号化画像品質に影響を与えるこ
と無しに符号化シーケンスを実現できる。たとえば、例
として、符号化/復号化器107〜109の各々の圧縮
率としては、1/2から1/10程度とすればよい。
【0080】この時、符号化/復号化器107〜109
の各々において画像を圧縮した比率分がメモリトラフイ
ツクの削減となる。これにより、従来膨大なデータ転送
量を必要としたMPEG2符号化装置において,メモリ
容量の削減による低コスト化のみならず、バストラフィ
ックの低減による低消費電力化が実現できる。
【0081】[実施の形態2]実施の形態1において
は、ビデオ信号入出力部103、動き予測/動き補償部
104およびDCT/量子化部105とメモリインタフ
エース110との間には、符号化/復号化器107,1
08および109がそれぞれ接続される構成であった。
【0082】実施の形態2では、実施の形態1の構成及
び符号化動作において、ビデオ信号入出力部103、動
き予測/動き補償部104およびDCT/量子化部10
5の各部に対応した符号化/復号化器107〜109の
うち、少なくとも1つを選択的に設ける構成とする。
【0083】図6は、このような実施の形態2の画像デ
ータ符号化装置601の構成を示す概略ブロック図であ
る。
【0084】画像データ符号化装置601では、原画像
を格納する場合に限り、符号化/復号化器107を用い
て画像データを圧縮し格納する。
【0085】このような構成を取ることにより、実施の
形態1の構成に比較して、データ転送量及び使用メモリ
領域は増加するものの,符号化器・復号化器108およ
び109を搭載する必要がないため,ハードウェア規模
を削減できる。
【0086】また,符号化/復号化器108および10
9の処理を行わない分、画質劣化要因となる符号化、復
号化を実施する必要がないため、高画質化が可能であ
る。
【0087】なお、同様に、実施の形態1の画像データ
符号化装置101の構成において、符号化/復号化器1
08のみ、あるいは、符号化/復号化器(109)のみを
設置した符号化装置を構成することも可能である。
【0088】また、3個の符号化/復号化器107〜1
09のうち、2個の符号化/復号化器を備えた符号化装
置の構成とすることも可能である。
【0089】[実施の形態3]実施の形態3の画像デー
タ符号化装置では、実施の形態1の画像データ符号化装
置101の構成および符号化動作において、ビデオ信号
入出力部103、動き予測/補償部104およびDCT
/量子化部105の各部に対応した各符号化/復号化器
107〜109において、符号化ピクチャタイプによっ
て各符号化/復号化器107〜109における圧縮率を
選択的に変更する。
【0090】つまり,Iピクチャ,Pピクチャ,Bピク
チャといったピクチャタイプにより、選択的に圧縮率を
変更し,圧縮効率を上げる。
【0091】具体的には,図2における量子化部204
の量子化ステップを、ピクチャタイプをパラメータとし
て制御する。
【0092】通常、Bピクチャは他のピクチャを符号化
する際のの予測画像としては使用されないため、多少圧
縮率が高く(すなわち画質劣化)があったとしても実使
用には問題がない場合がある。したがって、特に、Bピ
クチャの圧縮率を高めることは、画質を維持しつつ、か
つメモリ容量の削減による低コスト化と、バストラフィ
ックの低減による低消費電力化に対して効果的である。
【0093】[実施の形態4]実施の形態4の画像デー
タ符号化装置では、実施の形態1の画像データ符号化装
置101の構成および符号化動作において、ビデオ信号
入出力部103、動き予測/補償部104およびDCT
/量子化部105の各部に対応した各符号化/復号化器
107〜109において、画像前処理の結果によって、
各符号化/復号化器107〜109における圧縮率を選
択的に変更する。
【0094】図7は、このような実施の形態2の画像デ
ータ符号化装置601の構成を示す概略ブロック図であ
る。 実施の形態1の画像データ符号化装置101の構
成に、さらに、ビデオ信号を受けて前処理をするための
ビデオ信号前処理部403が設けらる。さらに、このビ
デオ信号前処理部403からの指示にしたがって、各符
号化/復号化器107〜109における圧縮率が変更さ
れる。
【0095】つまり、画像の平均,分散,動きの有無,
シーンチェンジの有無といった画像のもともと持ってい
る特性(特性パラメータ)により選択的に圧縮率を変更
し、圧縮効率を上げることが可能になる。具体的には、
図2における量子化部204の量子化ステップを、画像
前処理の結果をパラメータとして制御する。たとえは,
平面的な画像は高周波成分を多く含まないため,多少圧
縮率を上げても画質には余り影響しないが、高精細な画
像は高周波成分を多く含むため、圧縮率をあげると画質
に大きく影響する。このような性質を画像前処理によっ
て判断して,圧縮率を制御する。
【0096】したがって、このような構成により、画質
を維持しつつ、かつメモリ容量の削減による低コスト化
と、バストラフィックの低減による低消費電力化を図る
ことが可能である。
【0097】[実施の形態5]図8は、本発明の実施の
形態5の画像データ符号化装置501の構成を説明する
ための概略ブロック図である。
【0098】実施の形態5の画像データ符号化装置50
1では、外部メモリ111の原画像ビットストリーム領
域もしくは再構成画像のビットストリーム領域の一部も
しくは全部を、画像データ符号化装置501を構成する
LSIチップ内部に格納する構成となっている。このた
め、メモリインタフェース110を介して、ビデオ信号
入出力部103、動き予測/動き補償部104、DCT
/量子化部105および可変長符号化部106とデータ
の授受が可能な内部メモリ511が、画像データ符号化
装置501内に集積して設けられる。
【0099】内部メモリ511は、たとえば、動き予測
処理に用いられる再構成画像のビットストリームを格納
する領域である。
【0100】通常,再構成画像1枚分のメモリ容量は約
4Mbであり,これを2枚分格納するメモリ領域は8Mb必
要である。しかしながら、内部メモリ511には、再構
成画像を圧縮したビットストリームを格納するため、た
とえば、2Mb以下のメモリ容量で実現できる。
【0101】言い換えると、実施の形態5では、メモリ
デバイスと信号処理デバイス(ロジックデバイス)とを
混載したロジック−メモリ混載チップを、画像データ符
号化装置として用いる。この画像データ符号化装置は、
外部メモリを採用することによるデータ転送処理能力の
制限が少なく、画像データを効率よく迅速に転送するこ
とが可能である。
【0102】ロジック−メモリ混載チップの場合、広い
バス幅でロジック部とメモリ部とを接続することがで
き、データ転送の処理能力を向上させることができる。
ただし、ロジック−メモリ混載チップでは、メモリ部の
容量が汎用DRAMに比べ少なく、その容量を上げよう
とするとチップサイズの増加を招き、コストアップにつ
ながってしまう。
【0103】そこで、図8に示した構成では、符号化処
理および動き探索処理に必要なメモリを、外部に接続す
る外部メモリと、ロジック−メモリ混載チップ上の内部
メモリとに分割して、必要に応じて外部メモリと内部メ
モリとを使い分ける。
【0104】すなわち、データ転送がボトルネックとな
る処理の場合は、高速データ転送が可能な内部メモリと
の間で画像データをやり取りし、高速データ転送が特に
必要ない処理の場合は外部メモリとの間で画像データを
やり取りするようにする。
【0105】このような構成でも、画質を維持しつつ、
かつメモリ容量の削減による低コスト化と、バストラフ
ィックの低減による低消費電力化を図ることが可能であ
る。
【0106】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0107】
【発明の効果】請求項1〜9記載の画像データ符号化装
置では、画像データを外部メモリに格納する時に画像符
号化を,また外部メモリから読み出す時には画像復号化
を行い,データ量を削減することができる。外部メモリ
にアクセスする場合の画像符号化・後号化の圧縮率は本
来の画像符号化の圧縮率に比べて十分低い圧縮率である
ため、このアクセスのための符号化による画質劣化は本
来の画像符号化による画質劣化には影響しない。つま
り、画質劣化を抑制しつつ、外部メモリとのデータ転送
を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の画像データ符号化シ
ステム100の構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 図1における符号化/復号化器107のブロ
ック図である。
【図3】 圧縮された画像データがビットストリームと
して、外部メモリ111の画像データ領域に格納された
状態を示す概念図である。
【図4】 再構成画像のビットストリーム領域に格納さ
れたビットストリームの格納状態を表す概念図である。
【図5】 図4において概念的に示した圧縮されたビッ
トストリームの格納状態を実際のメモリイメージとして
示す図である。
【図6】 実施の形態2の画像データ符号化装置601
の構成を示す概略ブロック図である。
【図7】 実施の形態2の画像データ符号化装置601
の構成を示す概略ブロック図である。
【図8】 本発明の実施の形態5の画像データ符号化装
置501の構成を説明するための概略ブロック図であ
る。
【図9】 従来の画像データ符号化システム600の構
成を示す概略ブロック図である。
【図10】 画像データ符号化装置601の各フレーム
毎の符号化処理におけるデータ転送処理を示すフローチ
ャートである。
【図11】 外部メモリ614のメモリマッピング例を
示す概念図である。
【符号の説明】
100 画像データ符号化システム、101 画像デー
タ符号化装置、102MPEG2符号化器、103 ビ
デオ信号入出力部、104 動き予測/動き補償部、1
05 DCT/量子化部、106 可変長符号化部、1
10 メモリインタフエース部、107,108,10
9 符号化/復号化器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花見 充雄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 瀬川 浩 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA27 GB21 GB26 GB28 GB38 KA04 5C059 KK49 MA00 MA05 MA14 MA23 MC11 MC38 ME01 ME13 NN01 PP05 PP06 PP14 SS02 SS12 SS13 TA46 TB07 TC13 TC14 TC24 TC27 TC38 TD03 TD04 UA02 UA05 UA33 UA37 UA38 5J064 AA02 BA09 BA16 BB05 BB13 BC01 BC14 BC16

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部メモリに接続可能であり、前記外部
    メモリに対するデータの読出しおよび書込みの制御を行
    なうメモリインターフェイスと、 連続する複数枚の画像データが入力され、前記画像デー
    タに動き探索処理を行なって予測画像を生成し、前記予
    測画像を用いて前記画像データに対して圧縮符号化処理
    を行なう画像データ符号化処理部と、 前記画像データ符号化処理部と前記メモリインターフェ
    ースとの間に設けられ、前記画像データ符号化処理部か
    ら前記外部メモリへと出力されるデータに対して圧縮符
    号化を行い、かつ、前記外部メモリから前記画像データ
    符号化処理部へと出力されるデータに対しては、復号処
    理を行う符号化復号化処理部とを備える、画像データ符
    号化装置。
  2. 【請求項2】 前記符号化復号化処理部は、 処理対象となる画面内のデータのみ基づいて符号化を行
    う符号化器と、 符号化されたデータから、前記処理対象となる画面内の
    データを復号する復号器とを含む、請求項1記載の画像
    データ符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記画像データ符号化処理部は、 前記画像データ符号化装置に入力されるビデオ信号を受
    けて、前記メモリインタフェースを介して前記外部メモ
    リに書き込むためのビデオ信号入出力部と、 前記画像データに対する圧縮符号化処理において、前記
    動き探索処理および動き補償処理を行うための動き予測
    補償部と、 前記動き予測補償部の出力に対して、離散コサイン変換
    および量子化処理を行い、かつ、前記動き補償処理のた
    めの再構成画像を生成するための変換処理部とを含み、 前記符号化復号化処理部は、 前記ビデオ信号入出力部と前記メモリインタフェースと
    の間に設けられる第1の符号化復号化器と、 前記動き予測補償部と前記メモリインタフェースとの間
    に設けられる第2の符号化復号化器と、 前記変換処理部と前記メモリインタフェースとの間に設
    けられる第2の符号化復号化器とを含む、請求項1記載
    の画像データ符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記画像データ符号化処理部は、 前記画像データ符号化装置に入力されるビデオ信号を受
    けて、前記メモリインタフェースを介して前記外部メモ
    リに書き込むためのビデオ信号入出力部と、 前記画像データに対する圧縮符号化処理において、前記
    動き探索処理および動き補償処理を行うための動き予測
    補償部と、 前記動き予測補償部の出力に対して、離散コサイン変換
    および量子化処理を行い、かつ、前記動き補償処理のた
    めの再構成画像を生成するための変換処理部とを含み、 前記符号化復号化処理部は、 前記ビデオ信号入出力部と前記メモリインタフェースと
    の間、前記動き予測補償部と前記メモリインタフェース
    との間、および前記変換処理部と前記メモリインタフェ
    ースとの間の少なくとも1つに設けられる、少なくとも
    1つの符号化復号化器とを含む、請求項1記載の画像デ
    ータ符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記符号化復号化処理部は、処理対象と
    なる画像データのピクチャタイプに応じて、前記圧縮符
    号化の圧縮率の大きさを可変とする手段を含む、請求項
    1記載の画像データ符号化装置。
  6. 【請求項6】 前記符号化復号化処理部は、前記画像デ
    ータ符号化装置に入力されるビデオ信号の特性パラメー
    タを抽出する前処理手段を含み、 前記符号化復号化処理部は、処理対象となる画像データ
    の前記特性パラメータに応じて、前記圧縮符号化の圧縮
    率の大きさを可変とする手段を含む、請求項1記載の画
    像データ符号化装置。
  7. 【請求項7】 前記特性パラメータは、画像の平均,分
    散,動きの有無およびシーンチェンジの有無のうちの少
    なくとも1つの情報を含む、請求項6記載の画像データ
    符号化装置。
  8. 【請求項8】 内部メモリをさらに備え、 前記メモリインタフェースは、前記内部メモリに接続さ
    れ、前記内部メモリに対してデータの読書きの制御を行
    ない、 前記動き探索処理の参照画像に用いられる前記画像デー
    タは、前記メモリインターフェイスを介して前記内部メ
    モリに書込まれる、請求項1記載の画像データ符号化装
    置。
  9. 【請求項9】 前記符号化復号化処理部による前記圧縮
    符号化の圧縮率は、前記画像データ符号化処理部による
    前記圧縮符号化の圧縮率よりも小さい、請求項1〜8の
    いずれか1項に記載の画像データ符号化装置。
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