JP2001086407A - モザイク機能付きの撮像装置およびモザイク処理装置 - Google Patents

モザイク機能付きの撮像装置およびモザイク処理装置

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JP2001086407A
JP2001086407A JP26309299A JP26309299A JP2001086407A JP 2001086407 A JP2001086407 A JP 2001086407A JP 26309299 A JP26309299 A JP 26309299A JP 26309299 A JP26309299 A JP 26309299A JP 2001086407 A JP2001086407 A JP 2001086407A
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JP
Japan
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signal
digital
mosaic
video signal
digital video
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Application number
JP26309299A
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English (en)
Inventor
Hiroki Matsuoka
宏樹 松岡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プライバシーや公序良俗等そのままでは表現
が不適切な部分を含んだ映像であっても、その不適切な
映像部分の確認作業やモザイク処理作業を人為的に施す
必要性をなくし、自動的に不適切な部分にモザイク処理
を付与した状態の映像をダイレクト・リアルタイムにオ
ンエアーできるようにする。 【解決手段】 テンプレート映像領域抽出部105でテ
ンプレート映像データに基づいてデジタル信号処理部1
03からのデジタル映像信号を検索し、マッチング度が
所定のしきい値以上となるテンプレート映像領域の座標
データを一時記憶する。モザイク処理部106でデジタ
ル信号処理部103から入力したデジタル映像信号に対
してモザイク処理を付与する。信号切り換え部107で
デジタル信号処理部103からの通常のデジタル映像信
号とモザイク処理部106からのモザイク処理が付与さ
れたデジタル映像信号を切り換え、D/A変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置にかかわ
り、特に映像をダイレクト・リアルタイムにオンエアー
する際のモザイク処理機能の技術に関する。本発明が対
象とする撮像装置は主として、業務用(放送用)の撮像
装置において好適に適用されるものであるが、もっと
も、そのようなものに限定する必要性はなく、家庭用の
撮像装置にも適用され得るものとする。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の技術における撮像装置(カ
メラ一体型VTR:カムコーダー)の電気的構成を示す
ブロック図である。撮像装置における図示しない光学系
を被写体に向けて撮像を行う。被写体の光学像が光学系
を介してCCD(電荷結合デバイス)などの固体撮像素
子901の受光面に結像する。固体撮像素子901にお
いてその光学像による光信号が電気信号に変換される。
この電気信号はアナログ信号である。この固体撮像素子
901によって得られたアナログ信号はA/D変換器9
02においてデジタル信号に変換され、次のデジタル信
号処理部(DSP部)903に送られる。デジタル信号
処理部903においては入力したデジタル信号を所要の
フォーマットのデジタル映像信号に加工する。それは例
えば、デジタル輝度信号Yと2種類のデジタル色差信号
R ,CB である。デジタル信号処理部903によって
生成されたデジタル映像信号はD/A変換器904に送
られ、アナログ映像信号に変換され、カメラ信号として
出力され、オンエアーされる。なお、録画モードが設定
されているときは、デジタル録画処理部910が駆動さ
れ、デジタル信号処理部903によって生成されたデジ
タル映像信号がデジタル録画処理部910に入力され、
データ圧縮部911でデータ圧縮された後にデジタル記
録部912において記録される。記録された映像データ
はデジタル再生部913によって再生され、D/A変換
器914によってアナログのビデオ信号に変換され、出
力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の撮像装置に
おいては、撮像して得られた映像信号をカメラ信号とし
てそのままダイレクト・リアルタイムにオンエアーする
モードのときは、放送でテレビジョン受像機に映されて
しまう人のプライバシーを損ねるおそれがある。場合に
よっては、公序良俗その他の問題において好ましくない
事態が生じる可能性もある。
【0004】したがって、従来においては、上記のよう
な問題が生じる可能性があると予想される場合には、そ
のままダイレクト・リアルタイムにオンエアーするので
はなく、一旦、映像を記録しておき、後で再生して、そ
のままオンエアーすると不都合を生じる映像部分を人為
的に確認し、その映像部分にモザイク処理を付与した上
で、そのモザイク処理を付与した映像をオンエアーする
ようにしていた。
【0005】しかしながら、このような処理を経てオン
エアーを行うと、オンエアーまでに多大な時間と労力を
要することになり、大変に不便であった。
【0006】本発明は上記した課題の解決を図るべく創
作したものであって、プライバシーや公序良俗その他の
問題においてそのままオンエアーしたのでは表現として
不適切な部分を含んだ映像であっても、その不適切な映
像部分の確認作業やモザイク処理作業を人為的に施す必
要性はなく、不適切な部分にモザイク処理を付与した状
態の映像をダイレクト・リアルタイムにオンエアーする
ことができるモザイク機能付きの撮像装置を提供するこ
とを目的としている。また、ダイレクト・リアルタイム
にオンエアーするか否かにかかわらず、自動的にモザイ
ク処理を付与することのできるモザイク処理装置を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題の解決を図
ろうとする本発明にかかわるモザイク機能付きの撮像装
置またはモザイク処理装置は、モザイク処理を付与すべ
き映像領域をデジタル映像信号から抽出するとともに、
デジタル映像信号にモザイク処理を付与し、デジタル映
像信号の読み出し座標が前記の抽出領域内に存在してい
ないときは通常のデジタル映像信号を選択し、抽出領域
内に存在しているときはモザイク処理が付与されたデジ
タル映像信号を選択するように構成してある。この構成
によれば、人為的な労力を要することなく、必要な部分
に対して自動的にモザイク処理を付与することができ、
また、必要に応じて、そのモザイク処理を付与した状態
の映像をダイレクト・リアルタイムにオンエアーするこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、総括的・概念的に説明する。
【0009】第1の発明のモザイク機能付きの撮像装置
は、次のような構成となっている。すなわち、光信号を
電気信号に変換する固体撮像素子と、アナログ信号をデ
ジタル信号に変換するA/D変換器と、前記デジタル信
号から所要のデジタル映像信号を生成するデジタル信号
処理部と、テンプレート映像データに基づいてデジタル
映像信号を検索しモザイク処理を付与すべきテンプレー
ト映像領域を抽出するテンプレート映像領域抽出部と、
前記デジタル映像信号にモザイク処理を付与するモザイ
ク処理部と、前記デジタル映像信号のうちに前記抽出さ
れたテンプレート映像領域に該当する領域が存在すると
きは前記モザイク処理部からのモザイク処理が付与され
たデジタル映像信号を選択し、存在しないときは前記デ
ジタル信号処理部からの通常のデジタル映像信号を選択
する信号切り換え部と、前記選択されたデジタル映像信
号をアナログ信号に変換するD/A変換器とを備えた構
成となっている。この構成によると、次のような作用が
ある。すなわち、あらかじめ設定登録しておいたテンプ
レート映像データを基準としてデジタル信号処理部によ
るデジタル映像信号を検索して、モザイク処理を付与す
べきテンプレート映像領域を抽出し、これとともにデジ
タル映像信号にモザイク処理を付与しておき、読み出し
においてデジタル映像信号に対する現時点での読み出し
座標が前記の抽出領域内に存在しているときにはその座
標での読み出し信号としてモザイク処理を付与したデジ
タル映像信号を選択出力し、アナログのカメラ信号に変
換する。したがって、プライバシーや公序良俗その他の
問題においてそのままオンエアーしたのでは表現として
不適切な部分を含んだ映像であっても、その不適切な映
像部分の確認作業やモザイク処理作業を人為的に施す必
要性はなく、不適切な部分にモザイク処理を自動的に付
与することができ、そのようにモザイク処理を付与した
状態の映像をダイレクト・リアルタイムにオンエアーす
ることができる。
【0010】第2の発明のモザイク機能付きの撮像装置
は、次のような構成となっている。すなわち、光信号を
電気信号に変換する固体撮像素子と、アナログ信号をデ
ジタル信号に変換するA/D変換器と、前記デジタル信
号から所要のデジタル映像信号を生成するデジタル信号
処理部と、肌色映像データに基づいてデジタル映像信号
を検索しモザイク処理を付与すべき肌色映像領域を抽出
する肌色映像領域抽出部と、前記デジタル映像信号にモ
ザイク処理を付与するモザイク処理部と、前記デジタル
映像信号のうちに前記抽出された肌色映像領域に該当す
る領域が存在するときは前記モザイク処理部からのモザ
イク処理が付与されたデジタル映像信号を選択し、存在
しないときは前記デジタル信号処理部からの通常のデジ
タル映像信号を選択する信号切り換え部と、前記選択さ
れたデジタル映像信号をアナログ信号に変換するD/A
変換器とを備えた構成となっている。この構成による
と、次のような作用がある。すなわち、あらかじめ設定
登録しておいた肌色映像データを基準としてデジタル信
号処理部によるデジタル映像信号を検索して、モザイク
処理を付与すべき肌色映像領域を抽出し、これとともに
デジタル映像信号にモザイク処理を付与しておき、読み
出しにおいてデジタル映像信号に対する現時点での読み
出し座標が前記の抽出領域内に存在しているときにはそ
の座標での読み出し信号としてモザイク処理を付与した
デジタル映像信号を選択出力し、アナログのカメラ信号
に変換する。したがって、プライバシーや公序良俗その
他の問題においてそのままオンエアーしたのでは表現と
して不適切な部分を含んだ映像であっても、その不適切
な映像部分の確認作業やモザイク処理作業を人為的に施
す必要性はなく、不適切な部分にモザイク処理を自動的
に付与することができ、そのようにモザイク処理を付与
した状態の映像をダイレクト・リアルタイムにオンエア
ーすることができる。
【0011】第3の発明のモザイク機能付きの撮像装置
は、上記の第1または第2の発明において、前記モザイ
ク処理部としてデジタル録画処理部におけるデータ圧縮
部を兼用させた構成となっている。この構成によると、
モザイク処理機能をデータ圧縮部で兼用させているの
で、特別にモザイク処理部を設ける必要がなくなり、部
品点数を削減して回路構成を簡素化することができると
ともに、消費電力を削減することができる。
【0012】第4の発明のモザイク機能付きの撮像装置
は、上記の第1〜第3の発明において、前記抽出された
映像領域よりも広い領域を検索基準とするように構成し
たものである。この構成によると、より広い部分に対し
てモザイク処理を付与することができ、視聴者が見た感
じにおいて不自然でない状態でのモザイク処理を実現す
ることができる。
【0013】第5の発明のモザイク機能付きの撮像装置
は、上記の第1〜第4の発明において、検索対象のサー
チ領域を指定する領域指定部と、前記デジタル信号処理
部によるデジタル映像信号のうちに前記指定されたサー
チ領域のみを前記の映像領域抽出部に通過転送する領域
選択部とを備えた構成となっている。この構成による
と、基準となる映像データ(テンプレート映像データ、
肌色映像データ)に基づいてマッチング度が検索される
デジタル映像信号としては、指定されたサーチ領域にお
いてのもののみとなり、限られたサーチ領域でのみ検索
を行うので、その検索処理を高速化することができる。
【0014】第6の発明のモザイク機能付きの撮像装置
は、上記の第1〜第5の発明において、前記デジタル信
号処理部によるデジタル映像信号に代えてデジタル録画
処理部で再生されたデジタル映像信号に対して領域抽出
とモザイク処理と信号切り換えを実行するように構成さ
れている。この構成によると、次のような作用がある。
すなわち、撮像時のリアルタイムのオンエアーはせず
に、撮像によって取得したデジタル映像信号を一旦デジ
タル録画処理部に記録しておき、放送局側の準備がとと
のった段階でその記録したデジタル映像信号を再生して
オンエアーする際に、上記と同様にして必要な部分にモ
ザイク処理を自動的に付与した上で、オンエアーするこ
とができる。
【0015】第7の発明のモザイク処理装置は、次のよ
うな構成となっている。すなわち、入力されるアナログ
信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記デ
ジタル信号から所要のデジタル映像信号を生成するデジ
タル信号処理部と、テンプレート映像データに基づいて
デジタル映像信号を検索しモザイク処理を付与すべきテ
ンプレート映像領域を抽出するテンプレート映像領域抽
出部と、前記デジタル映像信号にモザイク処理を付与す
るモザイク処理部と、前記デジタル映像信号のうちに前
記抽出されたテンプレート映像領域に該当する領域が存
在するときは前記モザイク処理部からのモザイク処理が
付与されたデジタル映像信号を選択し、存在しないとき
は前記デジタル信号処理部からの通常のデジタル映像信
号を選択する信号切り換え部と、前記選択されたデジタ
ル映像信号をアナログ信号に変換するD/A変換器とを
備えた構成となっている。この構成によると、映像をダ
イレクト・リアルタイムにオンエアーするか否かにかか
わらず、外部から入力した任意のアナログ信号に対して
第1の発明と同様のテンプレート映像データに基づいた
モザイク処理を人手によらずして自動的に付与すること
ができる。
【0016】第8の発明のモザイク処理装置は、次のよ
うな構成となっている。すなわち、入力されるアナログ
信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記デ
ジタル信号から所要のデジタル映像信号を生成するデジ
タル信号処理部と、肌色映像データに基づいてデジタル
映像信号を検索しモザイク処理を付与すべき肌色映像領
域を抽出する肌色映像領域抽出部と、前記デジタル映像
信号にモザイク処理を付与するモザイク処理部と、前記
デジタル映像信号のうちに前記抽出された肌色映像領域
に該当する領域が存在するときは前記モザイク処理部か
らのモザイク処理が付与されたデジタル映像信号を選択
し、存在しないときは前記デジタル信号処理部からの通
常のデジタル映像信号を選択する信号切り換え部と、前
記選択されたデジタル映像信号をアナログ信号に変換す
るD/A変換器とを備えた構成となっている。この構成
によると、映像をダイレクト・リアルタイムにオンエア
ーするか否かにかかわらず、外部から入力した任意のア
ナログ信号に対して第2の発明と同様の肌色映像データ
に基づいたモザイク処理を人手によらずして自動的に付
与することができる。
【0017】以下、本発明にかかわるモザイク機能付き
の撮像装置の具体的な実施の形態を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0018】(実施の形態1)図1は実施の形態1のモ
ザイク機能付きの撮像装置(カメラ一体型VTR:カム
コーダー)の電気的構成を示すブロック図である。図1
において、符号の101は光信号を電気信号に変換する
CCD(電荷結合デバイス)などの固体撮像素子、10
2は固体撮像素子101で得られた電気信号であるアナ
ログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器、10
3はA/D変換器102によって得られたデジタル信号
を所要のフォーマットのデジタル映像信号に加工するデ
ジタル信号処理部(DSP:デジタルシグナルプロセッ
サ)、104はモザイク処理を付与すべき映像パターン
をテンプレート映像データとして入力し設定登録してお
くテンプレート映像データ設定登録部である。また、符
号の105はテンプレート映像領域抽出部であって、こ
のテンプレート映像領域抽出部105は、所定のデジタ
ル信号処理に基づいて、テンプレート映像データ設定登
録部104からのテンプレート映像データに基づいてデ
ジタル信号処理部103で生成されたデジタル映像信号
を検索し、デジタル映像信号のうちにおける部分的な映
像信号とテンプレート映像データとのマッチング度を算
出し、マッチング度が所定のしきい値以上となるテンプ
レート映像領域が存在するか否かを判定し、マッチング
度が所定のしきい値以上の領域の座標データを一時記憶
しておくように構成されている。また、このテンプレー
ト映像領域抽出部105は、同期をとった状態で実行さ
れるところのデジタル信号処理部103からの通常のデ
ジタル映像信号の読み出しとモザイク処理部106から
のモザイク処理が付与されたデジタル映像信号の読み出
しにおける読み出し座標(x,y)がテンプレート映像
領域抽出部105で得られた抽出領域内に存在している
ときに有効としてのアクティブの領域内確認信号を信号
切り換え部107に送出するように構成されている。
【0019】また、符号の106はデジタル信号処理部
103で生成されたデジタル映像信号に対してその1フ
ィールド分の全体にわたって順次にモザイク処理を付与
するモザイク処理部、107はデジタル信号処理部10
3によって生成された通常のデジタル映像信号とモザイ
ク処理部106によって生成されたモザイク処理が付与
されたデジタル映像信号を入力し、テンプレート映像領
域抽出部105からの領域内確認信号が無効としてのイ
ンアクティブであるときはデジタル信号処理部103か
らの通常のデジタル映像信号を選択して出力し、領域内
確認信号が有効のアクティブを示しているときはモザイ
ク処理部106からのモザイク処理が付与されたデジタ
ル映像信号を選択して出力する信号切り換え部である。
【0020】また、符号の108はデジタル信号処理部
103からの直接のデジタル映像信号または信号切り換
え部107からの選択されたデジタル映像信号をアナロ
グのカメラ信号に変換するD/A変換器である。109
は撮像装置を通常モードとモザイク処理モードに切り換
えるためのモード切り換えスイッチである。モード切り
換えスイッチ109を通常モード側に切り換えたときは
常にデジタル信号処理部103からの直接のデジタル映
像信号が選択され、モード切り換えスイッチ109をモ
ザイク処理モード側に切り換えたときは常にモザイク処
理部106からのモザイク処理が付与されたデジタル映
像信号が選択され、D/A変換器108に出力されるよ
うになっている。
【0021】また、符号の120はデジタル信号処理部
103で生成されたデジタル映像信号を記録再生するた
めのデジタル録画処理部であり、このデジタル録画処理
部120は、データ圧縮部121、デジタル記録部12
2、デジタル再生部123およびD/A変換器124な
どを備えている。なお、デジタル記録部122は、ビデ
オテープに録画するものでもよいし、DVD(Digital
Video Disk/DigitalVersatile Disk)などの光磁気デ
ィスクに録画するのでもよい。
【0022】次に、上記のように構成された実施の形態
1の撮像装置の動作を説明する。
【0023】撮像者は、これから撮像しようとする被写
体においてモザイク処理が必要か否かを検討する。その
検討の結果、モザイク処理すべきであると決めたとき
は、モード切り換えスイッチ109をモザイク処理モー
ド側に切り換え、モザイク処理の必要がないときは、モ
ード切り換えスイッチ109を通常モード側に切り換え
ておく。また、撮像者は被写体を撮像する前にあらかじ
め、どのような映像部分に対してモザイク処理を付与す
べきかを決めておき、該当する映像パターンをテンプレ
ート映像領域抽出部105においてテンプレート映像デ
ータとして設定登録しておく。さらに、モザイク処理部
106においてどのような種類のモザイク処理を付与す
るかを選択しておく。これから撮像しようとする被写体
においてモザイク処理を付与する必要がある事例とし
て、例えばある容疑者が手錠をかけられて連行されてい
くときの状況をダイレクト・リアルタイムにオンエアー
(実況中継)しようとするとき、手錠の映像部分にはモ
ザイク処理を付与する必要性があり、このような事態が
想定されるときには、手錠についてのテンプレート映像
データを設定登録しておくのである。
【0024】次いで、撮像装置における図示しない光学
系を被写体に向けて撮像を行う。被写体の光学像が光学
系を介して固体撮像素子101の受光面に結像する。固
体撮像素子101においてその光学像による光信号が電
気信号に変換される。この電気信号はアナログ信号であ
る。この固体撮像素子101によって得られたアナログ
信号はA/D変換器102においてデジタル信号に変換
され、次のデジタル信号処理部103に送られる。デジ
タル信号処理部103においては入力したデジタル信号
を所要のフォーマットのデジタル映像信号に加工する。
それは例えば、デジタル輝度信号Yと2種類のデジタル
色差信号CR ,CB である。
【0025】モード切り換えスイッチ109が通常モー
ド側に切り換えられているときは、テンプレート映像領
域抽出部105およびモザイク処理部106は動作せ
ず、デジタル信号処理部103によって生成されたデジ
タル映像信号が信号切り換え部107をそのままスルー
してD/A変換器108に送られ、アナログ映像信号に
変換され、カメラ信号として出力され、モザイク処理な
しでそのままオンエアーされる。なお、録画モードが設
定されているときは、デジタル録画処理部120が駆動
され、デジタル信号処理部103によって生成されたデ
ジタル映像信号がデジタル録画処理部120に入力さ
れ、データ圧縮された後に記録される。そのデータ圧縮
の方式としては、例えばDCT(Discrete Cosine Tran
sform:離散コサイン変換)やVLC(Variable Length
Coding:可変長符号化)が用いられるものとする。
【0026】一方、モード切り換えスイッチ109がモ
ザイク処理モード側に切り換えられているときは、テン
プレート映像領域抽出部105、モザイク処理部106
および信号切り換え部107が動作する状態となる。
【0027】モザイク処理部106は、モザイク処理モ
ードが設定されていないときは動作せず、モザイク処理
モードが設定されているときは動作してデジタル信号処
理部103から入力したデジタル映像信号に対してその
1フィールド分の全体にわたって順次にモザイク処理を
付与し、そのモザイク処理が付与されたデジタル映像信
号を信号切り換え部107に送出する。また、信号切り
換え部107は、モザイク処理モードが設定されていな
いときはデジタル信号処理部103からのデジタル映像
信号をそのままスルーさせ、モザイク処理モードが設定
されているときは、テンプレート映像領域抽出部105
からの領域内確認信号に従った動作を行う(詳細は後述
する)。
【0028】モザイク処理モードが設定されているとき
は、テンプレート映像領域抽出部105においては、所
定のデジタル信号処理に基づいて、あらかじめテンプレ
ート映像データ設定登録部104において設定登録され
ているテンプレート映像データに基づいてデジタル信号
処理部103から入力したデジタル映像信号を検索し、
そのデジタル映像信号のうちにおける部分的な映像信号
とテンプレート映像データとのマッチング度を算出し、
そのマッチング度が所定のしきい値以上となるテンプレ
ート映像領域が存在するか否かを判定し、マッチング度
が所定のしきい値以上の領域の座標データを一時記憶す
る。このような処理は1フィールド分ごとに実行される
ものとする。なお、テンプレート映像領域抽出部105
においては、テンプレート映像データにマッチングした
映像部分について、その追跡処理を行うものとする。つ
まり、標準のテンプレート映像データを拡大・縮小した
り、見る方向を変化させたりした新たなテンプレート映
像データとのマッチングも併せて行うようにする。この
ようなパターンマッチングの技術は、高級・高速なLS
Iを用いれば実現可能である。
【0029】モザイク処理モードが設定されている状況
において、信号切り換え部107は、テンプレート映像
領域抽出部105から受け取った領域内確認信号が無効
のインアクティブを示しているときはデジタル信号処理
部103からの通常のデジタル映像信号を選択してD/
A変換器108に出力し、領域内確認信号が有効のアク
ティブを示しているときはモザイク処理部106からの
モザイク処理が付与されたデジタル映像信号を選択して
D/A変換器108に出力する。D/A変換器108に
おいて通常のデジタル映像信号またはモザイク処理が付
与されたデジタル映像信号が順次にアナログ映像信号に
変換され、カメラ信号として出力され、結果として、必
要な映像領域にモザイク処理が付与されたカメラ信号が
ダイレクト・リアルタイムにオンエアーされる。なお、
録画モードが設定されているときは、前述同様に、デジ
タル録画処理部120が駆動され、デジタル信号処理部
103によって生成されたデジタル映像信号がデータ圧
縮のうえ記録される。
【0030】以上の一連の動作をより具体的レベルで説
明すると、次のようになる。以下、一例を説明する。
【0031】デジタル信号処理部103には、それが生
成したデジタル映像信号を所定期間にわたって保持して
おく一時記憶手段(バッファ手段)が内蔵されているも
のとする。また、信号切り換え部107には、デジタル
信号処理部103からの読み出しとモザイク処理部10
6からの読み出しを同期させて実行する読み出し走査制
御手段と、現時点での読み出し座標(x,y)がテンプ
レート映像領域抽出部105に一時記憶されている抽出
領域内に存在しているか否かを確認し、テンプレート映
像領域抽出部105から受け取った領域内確認信号が有
効のアクティブを示しているときに有効としてのアクテ
ィブの信号切り換え制御信号を出力する座標確認手段
と、座標確認手段から受け取った信号切り換え制御信号
が無効のインアクティブを示しているときはデジタル信
号処理部103からの通常のデジタル映像信号を選択
し、信号切り換え制御信号が有効のアクティブを示して
いるときはモザイク処理部106からのモザイク処理が
付与されたデジタル映像信号を選択するセレクト手段と
が内蔵されているものとする。
【0032】信号切り換え部107における読み出し走
査制御手段は、デジタル信号処理部103から通常のデ
ジタル映像信号を読み出すと同時にタイミングを合わせ
て同一ライン同一画素についてモザイク処理部106か
らモザイク処理が付与されたデジタル映像信号を読み出
す。そして、信号切り換え部107における座標確認手
段は、テンプレート映像領域抽出部105をアクセスす
ることで現時点での読み出し座標(x,y)がテンプレ
ート映像領域抽出部105で得られた抽出領域内に存在
しているか否かを判断し、存在していないときすなわち
現読み出し画素デジタル映像信号がテンプレート映像デ
ータに相当しておらず有効としてのアクティブの領域内
確認信号を受け取らないときは、セレクト手段に対して
無効としてのインアクティブの信号切り換え制御信号を
送出する。このとき、セレクト手段は、デジタル信号処
理部103から読み出した1画素分の通常のデジタル映
像信号を選択してD/A変換器108に送出する。この
ような1画素分の通常のデジタル映像信号の選択は、読
み出し座標(x,y)が抽出領域内に引き続き存在しな
い状態が続いている限りにおいて連続することになる。
【0033】一方、信号切り換え部107における座標
確認手段は、現時点での読み出し座標(x,y)がテン
プレート映像領域抽出部105による抽出領域内に存在
するようになった時点ですなわちテンプレート映像領域
抽出部105から有効としてのアクティブの領域内確認
信号を受け取った時点で、選択対象をデジタル信号処理
部103からモザイク処理部106に切り換え、その結
果、セレクト手段は、モザイク処理部106から読み出
した1画素分のモザイク処理が付与されたデジタル映像
信号を選択してD/A変換器108に送出する。このよ
うな1画素分のモザイク処理が付与されたデジタル映像
信号の選択は、読み出し座標(x,y)が抽出領域内に
引き続き存在している状態が続いている限りにおいて連
続することになる。読み出し座標(x,y)が抽出領域
外になって領域内確認信号がアクティブからインアクテ
ィブに切り換わったときは、再びセレクト手段は、デジ
タル信号処理部103からの通常のデジタル映像信号を
選択する状態に戻る。
【0034】そして、D/A変換器108において通常
のデジタル映像信号またはモザイク処理が付与されたデ
ジタル映像信号が順次にアナログ映像信号に変換され、
カメラ信号として出力され、結果として、必要な映像領
域にモザイク処理が付与されたカメラ信号がダイレクト
・リアルタイムにオンエアーされる。
【0035】なお、モザイク処理モードが設定されてい
る状況においても、撮像した被写体にモザイク処理を付
与すべき映像部分が存在しない状態においては、換言す
れば、テンプレート映像領域抽出部105の処理によっ
て抽出領域が得られなかったときは、その1フィールド
期間では、信号切り換え部107はデジタル信号処理部
103からの通常のデジタル映像信号のみを選択するこ
とになり、その1フィールド分のアナログのカメラ信号
にはモザイク処理は存在しないことになる。
【0036】以上のように本実施の形態1のモザイク機
能付きの撮像装置によれば、撮像して得られた映像信号
をカメラ信号としてそのままダイレクト・リアルタイム
にオンエアーするモードにおいても、あらかじめ設定登
録しておいたテンプレート映像に相当する映像領域に対
しては自動的にモザイク処理を付与することができるた
め、プライバシーや公序良俗その他の問題においてその
ままオンエアーしたのでは表現として不適切な部分を含
んだ映像であっても、その不適切な映像部分の確認作業
やモザイク処理作業を人為的に施す必要性はなく、不適
切な部分にモザイク処理を自動的に付与することがで
き、そのようにモザイク処理を付与した状態の映像をダ
イレクト・リアルタイムにオンエアーすることができ
る。
【0037】(実施の形態2)本発明の実施の形態2
は、図1の実施の形態1のモザイク機能付きの撮像装置
(カメラ一体型VTR:カムコーダー)において、その
モザイク処理部106を省略し、モザイク処理部106
と同等のモザイク処理機能をデジタル録画処理部120
におけるデータ圧縮部121で兼用させるように構成し
たものである。図2は実施の形態2のモザイク機能付き
の撮像装置の電気的構成を示すブロック図である。実施
の形態1の図1におけるのと同じ符号は本実施の形態2
の図2においても同一構成要素を指示しており、それら
の結合関係も特にことわらない限りにおいて既述のとお
りであるので、ここでは詳しい説明は省略する。また、
実施の形態1において説明した事項であって本実施の形
態2において改めて説明しない事項についてはそのまま
本実施の形態2にも該当するものとし、詳しい説明は省
略する。
【0038】本実施の形態2における構成が実施の形態
1と相違する点は以下のとおりである。すなわち、図1
におけるモザイク処理部106が図2では存在していな
い。それは、モザイク処理機能をデジタル録画処理部1
20におけるデータ圧縮部121で兼用させているため
である。データ圧縮部121においては直交変換の一種
である二次元のDCT(Discrete Cosine Transform:
離散コサイン変換)が行われるようになっている。二次
元離散コサイン変換においては、デジタル映像信号が周
波数成分に分解される。分解された周波数成分のうち低
周波成分(直流成分を含む)はモザイク処理したデジタ
ル映像信号とほぼ等価に扱ってよい。そこで、データ圧
縮部121において得られた二次元離散コサイン変換後
の低周波成分のデジタル映像信号の出力端子を設け、そ
の出力端子を信号切り換え部107に接続してある。
【0039】以上のように構成された本実施の形態2の
モザイク機能付きの撮像装置の動作は、信号切り換え部
107がデジタル信号処理部103からの通常のデジタ
ル映像信号とモザイク処理が付与されたデジタル映像信
号と実質的に等価となるデータ圧縮部121からの二次
元離散コサイン変換後の低周波成分のデジタル映像信号
とを選択する点を除いて、実施の形態1の場合と同様で
あり、詳しい説明は省略する。
【0040】本実施の形態2によれば、モザイク処理機
能をデータ圧縮部121で兼用させているので、実施の
形態1に比べて特別にモザイク処理部106を設ける必
要がなくなるので、部品点数を削減して回路構成を簡素
化することができるとともに、消費電力を削減すること
ができる。
【0041】なお、その他の事項として、実施の形態1
において述べたが本実施の形態2では述べていない任意
の事項について、合理的判断のもと本実施の形態2に適
用し得る事項は、本実施の形態2にも該当するものとす
る。
【0042】なお、上記では、二次元離散コサイン変換
後の低周波成分のデジタル映像信号を利用することとし
たが、必ずしもそれにとらわれる必要性はなく、高周波
成分のデジタル映像信号を利用するようにしてもよい
し、低周波成分から高周波成分にわたって利用するよう
にしてもよい。
【0043】(実施の形態3)本発明の実施の形態3
は、図1の実施の形態1のモザイク機能付きの撮像装置
において、そのテンプレート映像領域抽出に代えて肌色
映像領域抽出を行うように構成したものである。図3は
実施の形態3のモザイク機能付きの撮像装置(カメラ一
体型VTR:カムコーダー)の電気的構成を示すブロッ
ク図である。実施の形態1の図1におけるのと同じ符号
は本実施の形態3の図3においても同一構成要素を指示
しており、それらの結合関係も特にことわらない限りに
おいて既述のとおりであるので、ここでは詳しい説明は
省略する。また、実施の形態1において説明した事項で
あって本実施の形態3において改めて説明しない事項に
ついてはそのまま本実施の形態3にも該当するものと
し、詳しい説明は省略する。
【0044】本実施の形態3における構成が実施の形態
1と相違する点は以下のとおりである。すなわち、図1
におけるテンプレート映像領域抽出部105に代えて肌
色映像領域抽出部305を設けるとともに、図1におけ
るテンプレート映像データ設定登録部104に代えて肌
色映像データ設定登録部304を設けてある。肌色映像
データ設定登録部304は、モザイク処理を付与すべき
映像領域として人の肌の色に相当する肌色映像データを
入力し設定登録しておくためのものである。これから撮
像しようとする被写体である人の肌色に応じて、その肌
色映像データを設定登録する。肌色映像領域抽出部30
5は、所定のデジタル信号処理に基づいて、肌色映像デ
ータ設定登録部304からの肌色映像データに基づいて
デジタル信号処理部103で生成されたデジタル映像信
号を検索し、デジタル映像信号のうちにおける部分的な
映像信号と肌色映像データとのマッチング度を算出し、
マッチング度が所定のしきい値以上となる肌色映像領域
が存在するか否かを判定し、マッチング度が所定のしき
い値以上の領域の座標データを一時記憶しておくように
構成されている。また、この肌色映像領域抽出部305
は、同期をとった状態で実行されるところのデジタル信
号処理部103からの通常のデジタル映像信号の読み出
しとモザイク処理部106からのモザイク処理が付与さ
れたデジタル映像信号の読み出しにおける読み出し座標
(x,y)が肌色映像領域抽出部305で得られた抽出
領域内に存在しているときに有効としてのアクティブの
領域内確認信号を信号切り換え部107に送出するよう
に構成されている。
【0045】次に、上記のように構成された実施の形態
3のモザイク機能付きの撮像装置の動作を説明する。基
本的な動作については、実施の形態1の場合と同様であ
る。モザイク処理モードが設定されているときは、肌色
映像領域抽出部305においては、所定のデジタル信号
処理に基づいて、あらかじめ肌色映像データ設定登録部
304において設定登録されている肌色映像データに基
づいてデジタル信号処理部103から入力したデジタル
映像信号を検索し、そのデジタル映像信号のうちにおけ
る部分的な映像信号と肌色映像データとのマッチング度
を算出し、そのマッチング度が所定のしきい値以上とな
る肌色映像領域が存在するか否かを判定し、マッチング
度が所定のしきい値以上の領域の座標データを一時記憶
する。
【0046】モザイク処理モードが設定されている状況
において、信号切り換え部107は、肌色映像領域抽出
部305から受け取った領域内確認信号が無効のインア
クティブを示しているときはデジタル信号処理部103
からの通常のデジタル映像信号を選択してD/A変換器
108に出力し、領域内確認信号が有効のアクティブを
示しているときはモザイク処理部106からのモザイク
処理が付与されたデジタル映像信号を選択してD/A変
換器108に出力する。D/A変換器108において通
常のデジタル映像信号またはモザイク処理が付与された
デジタル映像信号が順次にアナログ映像信号に変換さ
れ、カメラ信号として出力され、結果として、必要な映
像領域にモザイク処理が付与されたカメラ信号がダイレ
クト・リアルタイムにオンエアーされる。以上の一連の
動作の具体的レベルの説明については、実施の形態1の
場合と同様であるので、説明を省略する。
【0047】以上のように本実施の形態3のモザイク機
能付きの撮像装置によれば、撮像して得られた映像信号
をカメラ信号としてそのままダイレクト・リアルタイム
にオンエアーするモードにおいても、あらかじめ設定登
録しておいた肌色映像に相当する映像領域に対しては自
動的にモザイク処理を付与することができるため、主と
して撮像対象である人の顔に対してモザイク処理を付与
することで、その人の顔を第三者には分からないように
隠すことができ、その人のプライバシーを保護すること
ができる。そして、従来の技術のように隠すべき顔の映
像部分の確認作業やモザイク処理作業を人為的に施す必
要性はなく、隠すべき顔の部分にモザイク処理を自動的
に付与することができ、そのモザイク処理を付与した状
態の映像をダイレクト・リアルタイムにオンエアーする
ことができる。
【0048】なお、その他の事項として、実施の形態1
において述べたが本実施の形態3では述べていない任意
の事項について、合理的判断のもと本実施の形態3に適
用し得る事項は、本実施の形態3にも該当するものとす
る。特に、実施の形態1からモザイク処理部106を省
略してデジタル録画処理部120におけるデータ圧縮部
121にモザイク処理機能を兼用させたのと同様に、本
実施の形態3からモザイク処理部106を省略してデジ
タル録画処理部120におけるデータ圧縮部121にモ
ザイク処理機能を兼用させた構成として実施してもよ
い。
【0049】(実施の形態4)本発明の実施の形態4
は、モザイク処理を付与すべき領域を拡張するように構
成したものである。図4は実施の形態4のモザイク機能
付きの撮像装置(カメラ一体型VTR:カムコーダー)
の電気的構成を示すブロック図である。実施の形態3の
図3におけるのと同じ符号は本実施の形態4の図4にお
いても同一構成要素を指示しており、それらの結合関係
も特にことわらない限りにおいて既述のとおりであるの
で、ここでは詳しい説明は省略する。また、実施の形態
3において説明した事項であって本実施の形態4におい
て改めて説明しない事項についてはそのまま本実施の形
態4にも該当するものとし、詳しい説明は省略する。
【0050】本実施の形態4における構成が実施の形態
3と相違する点は以下のとおりである。すなわち、領域
拡張演算部401を追加しており、肌色映像領域抽出部
305によって取得したマッチング度が所定のしきい値
以上の領域の座標データを入力し、所定の演算処理に基
づいてその座標データが示す領域より広い領域を算出
し、その広い領域の座標データを一時記憶するようにな
っている。そして、信号切り換え部107は、領域拡張
演算部401における座標データを参照して、デジタル
信号処理部103からの通常のデジタル映像信号とモザ
イク処理部106からのモザイク処理が付与されたデジ
タル映像信号の切り換えを行うようになっている。
【0051】実施の形態3の場合には、モザイク処理を
付与するのは肌色映像領域抽出部305が抽出した人の
顔の部分に限定したものとなっているが、本実施の形態
4の場合には、肌色映像領域抽出部305が抽出した人
の顔の部分の周囲、特に髪の毛を含めたより広い部分に
対してモザイク処理を付与することができ、視聴者が見
た感じにおいて不自然でない状態でのモザイク処理を実
現することができる。
【0052】なお、本実施の形態4の技術は、実施の形
態1や実施の形態2にも適用することができる。
【0053】(実施の形態5)本発明の実施の形態5
は、モザイク処理を付与すべき領域を抽出する際の1画
面におけるサーチ領域を指定できるように構成したもの
である。図5は実施の形態5のモザイク機能付きの撮像
装置(カメラ一体型VTR:カムコーダー)の電気的構
成を示すブロック図である。実施の形態1の図1におけ
るのと同じ符号は本実施の形態5の図5においても同一
構成要素を指示しており、それらの結合関係も特にこと
わらない限りにおいて既述のとおりであるので、ここで
は詳しい説明は省略する。また、実施の形態1において
説明した事項であって本実施の形態5において改めて説
明しない事項についてはそのまま本実施の形態5にも該
当するものとし、詳しい説明は省略する。
【0054】本実施の形態5における構成が実施の形態
1と相違する点は以下のとおりである。すなわち、領域
指定部501と領域選択部502を新たに追加してい
る。領域指定部501は、テンプレート映像領域抽出部
105によって検索させるべきサーチ領域を撮像者が撮
像の状況に応じて指定するものである。領域選択部50
2は、領域指定部501によって指定されたサーチ領域
においてのみ、デジタル信号処理部103によるデジタ
ル映像信号をテンプレート映像領域抽出部105へ通過
転送し、サーチ領域以外のときはそのデジタル映像信号
はカットオフするという機能を有している。
【0055】したがって、テンプレート映像領域抽出部
105においてテンプレート映像データに基づいてマッ
チング度が検索されるデジタル映像信号としては、指定
されたサーチ領域においてのもののみとなる。撮像者
は、指定したサーチ領域にモザイク処理を付与すべき被
写体部分が入るようにカメラワークを行うようにする。
このように限られたサーチ領域でのみ検索を行うので、
その検索処理を高速化することができる。
【0056】なお、本実施の形態5の技術は、実施の形
態2〜4にも適用することができる。
【0057】(実施の形態6)本発明の実施の形態6
は、撮像進行中の映像をダイレクト・リアルタイムにオ
ンエアーする場合だけでなく、一旦記録した映像につい
ても、自動的にモザイク処理を付与した状態でオンエア
ーできるように構成したものである。図6は実施の形態
6のモザイク機能付きの撮像装置(カメラ一体型VT
R:カムコーダー)の電気的構成を示すブロック図であ
る。実施の形態3の図3におけるのと同じ符号は本実施
の形態6の図6においても同一構成要素を指示してお
り、それらの結合関係も特にことわらない限りにおいて
既述のとおりであるので、ここでは詳しい説明は省略す
る。また、実施の形態3において説明した事項であって
本実施の形態6において改めて説明しない事項について
はそのまま本実施の形態6にも該当するものとし、詳し
い説明は省略する。
【0058】本実施の形態6における構成が実施の形態
3と相違する点は以下のとおりである。すなわち、デジ
タル録画処理部120におけるデジタル再生部123に
よって再生されたデジタル映像信号に対して実施の形態
3と同様の処理を施すように構成している。なお、図6
では、デジタル再生部123の出力部からの信号ライン
をデジタル信号処理部103で終結させた状態で図示し
ているが、これは、デジタル再生部123からのデジタ
ル映像信号に対してデジタル信号処理部103で処理を
与えることを意味しているのではなく、デジタル再生部
123からのデジタル映像信号をデジタル信号処理部1
03における一時記憶手段において一時記憶させ、さら
に、肌色映像領域抽出部305とモザイク処理部106
と信号切り換え部107との3つの経路に分けることを
示すために、そのような図示の仕方をしているのであ
る。
【0059】本実施の形態6によれば、実施の形態3の
場合と同様に、撮像中の映像をダイレクト・リアルタイ
ムにオンエアーするときに必要な部分にモザイク処理を
自動的に付与することができるモードだけでなく、撮像
時のリアルタイムのオンエアーはせずに、撮像によって
取得したデジタル映像信号を一旦デジタル録画処理部1
20において圧縮した上で、デジタル記録部122に記
録しておき、放送局側の準備がととのった段階でデジタ
ル再生部123を駆動して、デジタル再生部123から
のデジタル映像信号に対して実施の形態3の場合と同様
の手法により必要な部分にモザイク処理を自動的に付与
した上で、オンエアーすることができる。
【0060】なお、本実施の形態6の技術は、実施の形
態1,2,4,5にも適用することができる。
【0061】(実施の形態7)本発明の実施の形態7
は、デジタル録画処理部120を省略したものとなって
いる。図7は実施の形態7のモザイク機能付きの撮像装
置の電気的構成を示すブロック図である。実施の形態3
の図3におけるのと同じ符号は本実施の形態7の図7に
おいても同一構成要素を指示しており、それらの結合関
係も特にことわらない限りにおいて既述のとおりである
ので、ここでは詳しい説明は省略する。本実施の形態7
の特徴は、このモザイク機能付きの撮像装置がデジタル
録画処理部120を有していないという点である。動作
については、録画機能を除いて、実施の形態3の場合と
同様である。
【0062】なお、本実施の形態7の技術は、実施の形
態1,2,4〜6にも適用することができる。
【0063】(実施の形態8)本発明の実施の形態8は
モザイク処理装置についてのものである。すなわち、こ
のモザイク処理装置は、必ずしも撮像手段をもたなくて
もよいものとなっている。図8は実施の形態8のモザイ
ク処理装置の電気的構成を示すブロック図である。上述
の実施の形態1〜7についての図1〜図7におけるのと
同じ符号については実施の形態8の図8においても同一
構成要素を指示しており、既述のとおりである。簡単に
説明すると、102はA/D変換器、103はデジタル
信号処理部、501,501aは領域指定部、502,
502aは領域選択部、104はテンプレート映像デー
タ設定登録部、105はテンプレート映像領域抽出部、
304は肌色映像データ設定登録部、305は肌色映像
領域抽出部、401,401aは領域拡張演算部、10
6はモザイク処理部、107は信号切り換え部、108
はD/A変換器であって、それらの結合関係も既述のも
のを踏襲したものとなっている。そして、符号の601
は外部からアナログの映像信号を入力する信号入力部、
602はモザイク処理部106に対して外部から採用す
べきモザイクの種類を指定するためのモザイク設定部で
ある。
【0064】次に、上記のように構成された実施の形態
8のモザイク処理装置の動作を説明する。使用者は入力
されるアナログ映像信号のうちのどのような映像部分に
対してモザイク処理を付与すべきかを決めておき、該当
する映像パターンをテンプレート映像領域抽出部105
においてテンプレート映像データとして設定登録してお
く。また、これから撮像しようとする被写体である人の
肌色に応じて、その肌色映像データを肌色映像データ設
定登録部304において設定登録しておく。また、テン
プレート映像領域抽出部105によって検索させるべき
サーチ領域を領域指定部501において指定しておく。
あるいは、肌色映像領域抽出部305によって検索させ
るべきサーチ領域を領域指定部501aにおいて指定し
ておく。さらに、モザイク設定部602においてどのよ
うな種類のモザイク処理を付与するかを選択しておく。
【0065】信号入力部601から入力されてきたアナ
ログ映像信号はA/D変換器102においてデジタル信
号に変換され、次のデジタル信号処理部103に送られ
る。デジタル信号処理部103においては入力したデジ
タル信号を所要のフォーマットのデジタル映像信号に加
工する。デジタル信号処理部103によって生成された
デジタル映像信号は、領域指定部501を介してテンプ
レート映像領域抽出部105に送出されるとともに領域
指定部501aを介して肌色映像領域抽出部305に送
出され、さらにモザイク処理部106と信号切り換え部
107に送出される。
【0066】領域選択部502は、領域指定部501に
よって指定されたサーチ領域においてのみ、デジタル信
号処理部103からの通常のデジタル映像信号をテンプ
レート映像領域抽出部105へ通過転送し、サーチ領域
以外のときはそのデジタル映像信号はカットオフする。
同様に、領域選択部502aは、領域指定部501aに
よって指定されたサーチ領域においてのみ、デジタル信
号処理部103からの通常のデジタル映像信号を肌色映
像領域抽出部305へ通過転送し、サーチ領域以外のと
きはそのデジタル映像信号はカットオフする。
【0067】テンプレート映像領域抽出部105におい
ては、所定のデジタル信号処理に基づいて、あらかじめ
テンプレート映像データ設定登録部104において設定
登録されているテンプレート映像データに基づいて、デ
ジタル信号処理部103で生成され領域選択部502で
領域選択された部分のみのデジタル映像信号を検索し、
そのデジタル映像信号のうちにおける部分的な映像信号
とテンプレート映像データとのマッチング度を算出し、
そのマッチング度が所定のしきい値以上となるテンプレ
ート映像領域が存在するか否かを判定し、マッチング度
が所定のしきい値以上の領域の座標データを一時記憶す
る。同様に、肌色映像領域抽出部305においては、あ
らかじめ肌色映像データ設定登録部304において設定
登録されている肌色映像データに基づいて、デジタル信
号処理部103で生成され領域選択部502aで領域選
択された部分のみのデジタル映像信号を検索し、そのデ
ジタル映像信号のうちにおける部分的な映像信号と肌色
映像データとのマッチング度を算出し、そのマッチング
度が所定のしきい値以上となる肌色映像領域が存在する
か否かを判定し、マッチング度が所定のしきい値以上の
領域の座標データを一時記憶する。
【0068】領域拡張演算部401は、テンプレート映
像領域抽出部105によって取得したマッチング度が所
定のしきい値以上の領域の座標データを入力し、所定の
演算処理に基づいてその座標データが示す領域より広い
領域を算出し、その広い領域の座標データを一時記憶す
る。また、領域拡張演算部401aは、肌色映像領域抽
出部305によって取得したマッチング度が所定のしき
い値以上の領域の座標データを入力し、所定の演算処理
に基づいてその座標データが示す領域より広い領域を算
出し、その広い領域の座標データを一時記憶する。
【0069】そして、信号切り換え部107は、領域拡
張演算部401または領域拡張演算部401aから受け
取った領域内確認信号が無効のインアクティブを示して
いるときはデジタル信号処理部103からの通常のデジ
タル映像信号を選択してD/A変換器108に出力し、
領域内確認信号が有効のアクティブを示しているときは
モザイク処理部106からのモザイク処理が付与された
デジタル映像信号を選択してD/A変換器108に出力
する。D/A変換器108において通常のデジタル映像
信号またはモザイク処理が付与されたデジタル映像信号
が順次にアナログ映像信号に変換され、ビデオ信号とし
て出力され、結果として、必要な映像領域にモザイク処
理が付与されたビデオ信号が生成される。
【0070】以上のように、本実施の形態8のモザイク
処理装置によれば、外部から入力した映像信号に対して
自動的にモザイク処理を付与することができる。
【0071】なお、本実施の形態8については、実施の
形態1〜7の説明から容易に理解されるように、いずれ
か一部の構成要素を省略して実施することももちろん可
能である。
【0072】以上、いくつかの実施の形態について説明
してきたが、本発明は次のように構成したものも含み得
るものとする。 (1)上記の実施の形態では映像にモザイク処理を付与
しただけであるが、音声がそのままであればプライバシ
ーが損なわれる可能性が残っている。そこで、モザイク
処理とともに音声に対して自動的にボイスチェンジを付
与するように構成することが考えられる。 (2)上記のボイスチェンジを付与した場合には、その
音声が不明瞭になる可能性がある。そこで、その音声を
自動的に翻訳し、その翻訳文字列をアナログカメラ信号
にスーパーインポーズするように構成することが考えら
れる。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、プライバシーや公序良
俗その他の問題においてそのままオンエアーしたのでは
表現として不適切な部分を含んだ映像であっても、その
不適切な映像部分の確認作業やモザイク処理作業を人為
的に施す必要性はなく、不適切な部分に対して自動的に
モザイク処理を付与することができ、また、必要に応じ
て、そのモザイク処理を付与した状態の映像をダイレク
ト・リアルタイムにオンエアーすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1のモザイク機能付きの
撮像装置の電気的構成を示すブロック図
【図2】 本発明の実施の形態2のモザイク機能付きの
撮像装置の電気的構成を示すブロック図
【図3】 本発明の実施の形態3のモザイク機能付きの
撮像装置の電気的構成を示すブロック図
【図4】 本発明の実施の形態4のモザイク機能付きの
撮像装置の電気的構成を示すブロック図
【図5】 本発明の実施の形態5のモザイク機能付きの
撮像装置の電気的構成を示すブロック図
【図6】 本発明の実施の形態6のモザイク機能付きの
撮像装置の電気的構成を示すブロック図
【図7】 本発明の実施の形態7のモザイク機能付きの
撮像装置の電気的構成を示すブロック図
【図8】 本発明の実施の形態8のモザイク処理装置の
電気的構成を示すブロック図
【図9】 従来の技術の撮像装置の電気的構成を示すブ
ロック図
【符号の説明】
101…固体撮像素子 102…A/D変換器 103…デジタル信号処理部 104…テンプレート映像データ設定登録部 105…テンプレート映像領域抽出部 106…モザイク処理部 107…信号切り換え部 108…D/A変換器 109…モード切り換えスイッチ 120…デジタル録画処理部 121…データ圧縮部 122…デジタル記録部 123…デジタル再生部 124…D/A変換器 304…肌色映像データ設定登録部 305…肌色映像領域抽出部 401,401a…領域拡張演算部 501,501a…領域指定部 502,502a…領域選択部 601…信号入力部 602…モザイク設定部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号を電気信号に変換する固体撮像素
    子と、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変
    換器と、前記デジタル信号から所要のデジタル映像信号
    を生成するデジタル信号処理部と、テンプレート映像デ
    ータに基づいてデジタル映像信号を検索しモザイク処理
    を付与すべきテンプレート映像領域を抽出するテンプレ
    ート映像領域抽出部と、前記デジタル映像信号にモザイ
    ク処理を付与するモザイク処理部と、前記デジタル映像
    信号のうちに前記抽出されたテンプレート映像領域に該
    当する領域が存在するときは前記モザイク処理部からの
    モザイク処理が付与されたデジタル映像信号を選択し、
    存在しないときは前記デジタル信号処理部からの通常の
    デジタル映像信号を選択する信号切り換え部と、前記選
    択されたデジタル映像信号をアナログ信号に変換するD
    /A変換器とを備えていることを特徴とするモザイク機
    能付きの撮像装置。
  2. 【請求項2】 光信号を電気信号に変換する固体撮像素
    子と、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変
    換器と、前記デジタル信号から所要のデジタル映像信号
    を生成するデジタル信号処理部と、肌色映像データに基
    づいてデジタル映像信号を検索しモザイク処理を付与す
    べき肌色映像領域を抽出する肌色映像領域抽出部と、前
    記デジタル映像信号にモザイク処理を付与するモザイク
    処理部と、前記デジタル映像信号のうちに前記抽出され
    た肌色映像領域に該当する領域が存在するときは前記モ
    ザイク処理部からのモザイク処理が付与されたデジタル
    映像信号を選択し、存在しないときは前記デジタル信号
    処理部からの通常のデジタル映像信号を選択する信号切
    り換え部と、前記選択されたデジタル映像信号をアナロ
    グ信号に変換するD/A変換器とを備えていることを特
    徴とするモザイク機能付きの撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記モザイク処理部としてデジタル録画
    処理部におけるデータ圧縮部を兼用させていることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載のモザイク機能
    付きの撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記抽出された映像領域よりも広い領域
    を検索基準とするように構成してあることを特徴とする
    請求項1から請求項3までのいずれかに記載のモザイク
    機能付きの撮像装置。
  5. 【請求項5】 検索対象のサーチ領域を指定する領域指
    定部と、前記デジタル信号処理部によるデジタル映像信
    号のうちに前記指定されたサーチ領域のみを前記の映像
    領域抽出部に通過転送する領域選択部とを備えているこ
    とを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに
    記載のモザイク機能付きの撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記デジタル信号処理部によるデジタル
    映像信号に代えてデジタル録画処理部で再生されたデジ
    タル映像信号に対して領域抽出とモザイク処理と信号切
    り換えを実行するように構成されていることを特徴とす
    る請求項1から請求項5までのいずれかに記載のモザイ
    ク機能付きの撮像装置。
  7. 【請求項7】 入力されるアナログ信号をデジタル信号
    に変換するA/D変換器と、前記デジタル信号から所要
    のデジタル映像信号を生成するデジタル信号処理部と、
    テンプレート映像データに基づいてデジタル映像信号を
    検索しモザイク処理を付与すべきテンプレート映像領域
    を抽出するテンプレート映像領域抽出部と、前記デジタ
    ル映像信号にモザイク処理を付与するモザイク処理部
    と、前記デジタル映像信号のうちに前記抽出されたテン
    プレート映像領域に該当する領域が存在するときは前記
    モザイク処理部からのモザイク処理が付与されたデジタ
    ル映像信号を選択し、存在しないときは前記デジタル信
    号処理部からの通常のデジタル映像信号を選択する信号
    切り換え部と、前記選択されたデジタル映像信号をアナ
    ログ信号に変換するD/A変換器とを備えていることを
    特徴とするモザイク処理装置。
  8. 【請求項8】 入力されるアナログ信号をデジタル信号
    に変換するA/D変換器と、前記デジタル信号から所要
    のデジタル映像信号を生成するデジタル信号処理部と、
    肌色映像データに基づいてデジタル映像信号を検索しモ
    ザイク処理を付与すべき肌色映像領域を抽出する肌色映
    像領域抽出部と、前記デジタル映像信号にモザイク処理
    を付与するモザイク処理部と、前記デジタル映像信号の
    うちに前記抽出された肌色映像領域に該当する領域が存
    在するときは前記モザイク処理部からのモザイク処理が
    付与されたデジタル映像信号を選択し、存在しないとき
    は前記デジタル信号処理部からの通常のデジタル映像信
    号を選択する信号切り換え部と、前記選択されたデジタ
    ル映像信号をアナログ信号に変換するD/A変換器とを
    備えていることを特徴とするモザイク処理装置。
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