JP2001086161A - 呼制御サーバおよび音声データ通信方法 - Google Patents
呼制御サーバおよび音声データ通信方法Info
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Abstract
ら要求されたQoSを保証できる音声データ通信方法お
よび呼制御サーバを提供する。 【解決手段】 音声データ通信端末6−1から送信され
たQoS情報を含む通話要求コマンド70に応答して、
発側呼制御サーバ3−1が、通話相手となる着側端末7
−2を管轄する着側呼制御サーバ3−2に対して呼接続
コマンド71を送信し、着側呼制御サーバからの呼接続
ACKコマンド72に応答して、上記発側の音声データ
通信端末を収容している発側ルータ5−1に対して、上
記通話要求コマンドで指定されたQoS情報を含むQo
S設定コマンド73を送信する。
Description
信システムに関し、更に詳しくは、インターネットにお
いてリアルタイム情報を中継するための呼制御サーバお
よびデータ通信方法に関する。
trol Protocol/Internet Protocol)をベースとするイ
ンターネットが急速に普及している。特に、音声端末を
インターネットを介して接続し、音声データをリアルタ
イムに送受信することによって、従来の電話網と同様の
通話を提供するインターネット電話サービスが開始さ
れ、音声系データをインターネット上に統合しようとい
う動きが活発になってきている。インターネット電話で
は、例えば、一般の電話機からインターネット内の第1
アクセスポイントにアクセスし、このアクセスポイント
から通話相手の電話機に近い第2アクセスポイント迄の
区間にインターネットを利用し、第2アクセスポイント
から相手電話機迄の区間は公衆電話網を利用するタイプ
の通信形態が注目されている。
ば、音声入出力処理用のハードウェアと制御用ソフトウ
ェアを搭載したインターネット電話機能をもつパーソナ
ル・コンピュータ(以下、PCと言う)間で通話するタ
イプと、既存の電話機とインターネット電話機能を備え
たクライアントPCとの間でゲートウェイ装置を介して
通話するタイプと、一般の電話機間の通話をゲートウェ
イ装置で中継するタイプの3つに分けられる。一般の電
話機との間の通話をインターネットで中継する場合、呼
制御手順の変換処理と、音声データ形式の変換処理とが
必要となる。
ア通信端末の構成として、上記2つの変換処理モジュー
ルをそれぞれプロトコルとしてまとめたH.323勧告
を規定している。H.323に準拠したインターネット
電話システムでは、従来、上記呼制御手順の変換処理と
音声データの変換処理とを一つのクライアントPC、あ
るいはゲートウェイ装置に同居させるのが一般的であっ
た。しかしながら、H.323で規定されている呼制御
手順の変換プロトコルは複雑であり、クライアントPC
やIP電話機(外観は通常の電話機と類似しているが、
音声データの変換処理、音声データのIPパケット化、
IP網へのパケット転送処理機能を備えた端末)に上記
機能を装備させるには処理負荷が大き過ぎるという意見
が出されたため、1998年末から、インターネットの
標準化策定団体であるIETFにおいて、呼制御手順の
変換処理と音声データの変換処理とを別々の装置で行う
シンプル化されたプロトコルが検討され始めている(me
gaco-BOFにおいて議論"draft-huitema-MGCP-v0r1-01.tx
t(expire:99/5)")。
伴って、インターネットの網側の機能として、予め各通
信に必要な帯域を確保したり、優先制御を行うためのQ
oS(Quality of Service)保証プロトコルの標準化作業
が、例えば、RSVP(Resource Reservation Protoco
l)や、diffserv(differenciated services)
等で進められており、これらを利用することにより、リ
アルタイム系のメディア通信の品質保証が可能となって
きている。上記標準化作業に関しては、IETFのRFC2
205 “Resource Reservation Protocol(RSVP)Version 1
Functional Specification”や、fiffserv−
WGにおける議論“draft-ietf-diffserv-arch-02.txt
(expire:99/4)”、rap−WGにおける議論“draft-
ietf-rap-cops-rsvp-02.txt(expire:99/6)”等に記
載されている。また、インターネットにおける音声通信
に関しては、例えば、雑誌、日経コミュニケーション、
1999年2月1日号に、“VoIPゲートウェイ 音
声をネットで中継”と題する報告がある。
理とデータ変換処理とを別装置で行うインターネット電
話システムでは、QoS保証機能を持ったインターネッ
ト上で音声通話の中継を行う場合、網へのQoS要求は
呼制御変換装置(以下、呼制御サーバと言う)で行わ
れ、実際のデータ転送処理はルータ等のデータ変換装置
(以下、メディア通信装置と言う)で行われるため、Q
oS要求に従ってリソースが確保された経路と、実際に
データが転送される経路とが必ずしも一致せず、特に、
呼制御サーバ装置とメディア通信装置とが互いに別の網
セグメントに位置している場合、QoSの保証が完全で
はない。
変換処理とを別装置で行った場合にQoSを保証できる
パケット網を提供することにある。本発明の他の目的
は、パケット網においてクライアント端末装置から要求
されたQoSを保証した音声データ通信方法を提供する
ことにある。本発明の更に他の目的は、パケット網にお
いてクライアント端末装置から要求されたQoSを保証
した音声データ通信を可能とする呼制御サーバを提供す
ることにある。
に、本発明では、クライアント端末から通話要求を受信
した呼制御サーバが、着側端末を管轄する着側呼制御サ
ーバとの間で呼設定手順を実行すると共に、発側端末を
収容している発側ルータと着側端末を収容している着側
ルータとの間に、上記通話要求で指定されたQoSのリ
ソース確保を指令することを特徴とする。更に詳述する
と、本発明の呼制御サーバは、音声データ通信端末から
送信されたQoS情報を含む通話要求コマンドの受信に
応答して、通話相手となる着側端末を管轄する着側呼制
御サーバに対して呼接続コマンドを送信するための第1
手段と、上記着側呼制御サーバからの呼接続ACKコマ
ンドの受信に応答して、上記発側の音声データ通信端末
を収容している発側ルータに対して、上記通話要求コマ
ンドで指定されたQoS情報を含むQoS設定コマンド
を送信するための第2手段とを備えたことを特徴とす
る。
ーバは、各通信端末と、該通信端末を管轄する呼制御サ
ーバのアドレスと、デフォルトルータアドレスとの関係
を記憶するロケーション管理テーブルと、コネクション
毎に、少なくとも発側、着側の端末アドレスと、QoS
情報とを記憶するコネクション管理テーブルとを有し、
前記第1手段が、前記通話要求コマンドの受信に応答し
て、上記コネクション管理テーブルに新たなエントリを
追加し、上記ロケーション管理テーブルを参照して、前
記通話要求コマンドで指定された着側端末と対応する着
側呼制御サーバのアドレスを求め、前記第2手段が、前
記呼接続ACKコマンドの受信に応答して、上記コネク
ション管理テーブルを参照し、前記QoS情報を含むQ
oS設定コマンドを生成することを特徴とする。
ルータと複数の呼制御サーバとを有するIPパケット網
において、(a)音声データの送信に先だって、上記I
Pパケット網に接続された発側の通信端末から該端末を
管轄する発側の呼制御サーバに、着側端末とQoS情報
を特定した通話要求コマンドを送信するステップと、
(b)上記通話要求コマンドの受信に応答して、上記発
側の呼制御サーバから上記着側端末を管轄する着側の呼
制御サーバに、着側端末とQoS情報を特定した呼接続
コマンドを送信するステップと、(c)上記着側呼制御
サーバから上記発側呼制御サーバに、呼接続ACKコマ
ンドを送信ステップと、(d)上記呼接続ACKコマン
ドの受信に応答して、上記発側呼制御サーバから上記発
側端末を収容している発側ルータに、上記通話要求コマ
ンドで指定されたQoS情報を含むQoS設定コマンド
を送信するステップと、(e)上記発側ルータから上記
着側端末を収容している着側ルータに至る経路上の各ル
ータで指定QoSの設定可否を示すリターン情報を付加
しながら、上記QoS設定コマンドを上記着側呼制御サ
ーバに転送するステップと、(f)上記着側呼制御サー
バが、上記QoS設定コマンドのリターン情報から上記
発側ルータと着側ルータ間に所望のQoSが確保された
ことを確認して、上記着側端末に通話要求コマンドを送
信するステップとを有することを特徴とする。
定コマンドのリターン情報から、発側ルータと着側ルー
タ間に所望のQoSを確保できなかったことが判明した
時、上記着側呼制御サーバから発側サーバに、呼接続を
拒絶するコマンドが送信される。また、この時、上記着
側呼制御サーバから着側ルータを経由して発側ルータ
に、上記QoS設定を解除するためのコマンドが送信さ
れる。
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明の音声デ
ータ通信方法が適用される通信ネットワークの構成の1
例を示す。図1において、1はパケット網、2は公衆電
話網であり、パケット網1は、複数のルータ5n(n=
1、2、…)からなり、これらのサーバには、呼制御サ
ーバ装置3(3−1、3−2)、IP電話クライアント
端末6(6−1、6−2)、IP電話機7(7−1、7
−2)、および、パケット網に接続された端末アドレス
情報を管理するためのDNS(Domain Name System)サ
ーバ9が接続されている。また、一般の電話機8を収容
した公衆電話網2は、ゲートウエイ(Gate Way:GW)
装置4を介して上記パケット網1に接続されている。
す。クライアント端末6は、CPU10と、上記CPU
10で実行する通信プログラム等が格納されたメモリ1
1と、各種のテーブルデータを記憶するための蓄積装置
12と、パケット網1に接続するための通信網インタフ
ェース13と、音声入力用の第1入力装置(マイク)1
4Aと、データ入力用の第2の入力装置(キーボード、
マウス、ペン等)14Bと、音声出力用の第1の出力装
置(スピーカ)15Aと、データ出力用の第2の出力装
置(ディスプレイ等)15Bと、送信データ処理回路1
00Tと、受信パケット処理回路100Rと、これらの
要素を相互接続する内部バスとからなる。
装置14Aから入力されたアナログ音声信号をディジタ
ル信号に変換するためのA/D変換器15と、ディジタ
ル化された音声信号を圧縮、符号化するための符号化回
路(Coder)16と、上記Coder16から出力された符号
化音声データにシーケンス番号等の制御情報を付加し
て、図23で後述する所定フォーマットのデータブロッ
クを生成するためのデータパケット化回路17と、上記
音声データパケットおよび後述する呼制御用のコマンド
パケットにTCP/UDPヘッダとIPヘッダを付加
し、IPパケットとして通信網インタフェース13に出
力するネットワークパケット化回路18とからなる。
インタフェース13から受信されたIPパケットからヘ
ッダ情報を除去し、データフィールドの内容を出力する
ネットワークパケット分解回路22と、上記データフィ
ールドの内容を識別し、コマンドパケットと音声データ
パケットとに振り分けるデータ/コマンド振分け回路2
3と、音声データパケットをバッファリングするための
データキュー24と、上記データキュー24から音声デ
ータパケットを読み出し、各音声データパケットの制御
情報をチェックしながら符号化音声データを出力する符
号化音声データ抽出回路25と、上記符号化音声データ
を復号化する復号化回路(Decoder)26と、復号化さ
れたディジタル音声データをアナログ音声信号に変換す
るためのD/A変換回路27とからなる。
メモリ11に格納されたプログラムの一部を構成するイ
ベント解析ルーチン19によって解析され、上記入力デ
ータが呼設定に関するイベントの場合、コマンドパケッ
ト化ルーチン20によって所定フォーマットのコマンド
パケットが生成され、ネットワークパケット化回路18
に供給される。上記コマンドパケットの生成に必要な各
種制御情報や呼制御の状態遷移は、発信呼制御処理ルー
チン21によって管理されている。一方、データ/コマ
ンド振り分け回路23で識別されたコマンドパケット
は、メモリ11に格納されたプログラムの一部を構成す
るコマンド解析処理29によって受信コマンドの種別が
解析される。受信コマンドがユーザに通知すべきコマン
ドの場合、受信コマンドに対応した出力メッセージまた
は出力信号が出力データ生成ルーチン30によって生成
され、第2出力装置15Bに出力される。音声パケット
の受信状態や呼制御状態遷移は、受信呼制御処理ルーチ
ン31によって管理される。
トワークパケット化、受信パケットの分解、データ/コ
マンド振り分け、符号化音声データの抽出をハードウエ
ア回路によって行っているが、これらの処理は、メモリ
11に格納されたプログラムルーチンによって、ソフト
ウェア的に実現してもよい。
理テーブル110と、図4に示す固定値テーブル120
が形成されている。アドレス管理テーブル110は、通
信端末名111とIPアドレス112との関係を示す複
数のエントリを有し、DNSサーバ9が保持するアドレ
ス管理テーブルに対するキャッシュメモリとなってい
る。
イアント端末6に固有の制御情報を記憶するためのもの
であり、例えば、そのIP電話クライアント端末に与え
られた通信端末名121およびIPアドレス122と、
該IP電話クライアント端末からの発呼を受け付ける呼
制御サーバ(発側呼制御サーバ)のアドレス123と、
該IP電話クライアント端末を収容しているルータ、す
なわち、デフォルト(第1ホップ目)のルータ(発側デ
フォルトルータ)のアドレス124と、QoS(Qualit
y of Service)情報として、帯域125、最大許容遅延
時間126および許容パケットロス率127と、符号化
方式特定情報128を記憶している。
7に適用する場合は、各IP電話機7に上記図2に示し
たIP電話クライアント端末6と同様のパケット処理機
能を装備すればよい。GW装置4は、公衆網2から受信
した音声信号と呼制御信号をそれぞれIPパケットに変
換してルータ5―3に転送し、逆に、ルータ5―3から
の受信IPパケットを音声信号または呼制御信号に変換
して公衆網2に転送する。従って、公衆網との入出力イ
ンタフェースを入力装置14A、14B、出力装置15
A、15Bに対応付ければ明らかなように、GW装置4
に上記図2と同様の機能をもたせることによって、一般
電話機8に対しても本発明の音声データ通信方法を適用
できる。
れたGW装置4をIP電話クライアント端末6やIP電
話機7と同等に扱う。以下の説明で、呼制御装置3が端
末として扱うこれらの装置を総括して、メディア(音声
データ)通信端末と言う。呼制御サーバ装置3は、本発
明の音声データ通信方法を実現するために、例えば、図
5に示すロケーション管理テーブル200と、図6に示
すコネクション管理テーブル210を備えている。
呼制御サーバが過去に通話中継したメディア通信端末の
名称201と、該メディア通信端末を管轄する呼制御サ
ーバのアドレス202と、該メディア通信端末のデフォ
ルト(第1ホップ目)のルータのアドレス203との関
係を示す複数のエントリ200―1〜200―mからな
っている。コネクション管理テーブル210は、現在通
話中の呼と対応した複数のエントリ210―1〜210
―kからなり、各エントリは、呼に割り当てられた論理
回線番号211と、発側(または送信元)通信端末のア
ドレス212と、発側通信端末が接続された発側(また
は送信元)デフォルトルータのアドレス213と、着側
(宛先)通信端末のアドレス214と、着側通信端末が
接続された着側(または宛先)デフォルトルータのアド
レス215と、着側通信端末を管轄する着側(または宛
先)呼制御サーバのアドレス216と、上記呼における
QoS情報(帯域幅217、最大許容遅延時間218、
許容パケットロス率219)と、上記呼で使用される音
声符号化方式を特定するための定義情報220とを含
む。
た本発明による音声データ通信方法の全体的な通信手順
を示す。ここでは、ルータ5―1に収容されたIP電話
クライアント端末6―1を発側端末、ルータ5―7に収
容されたIP電話機7―2を着側端末とし、サーバ3―
1を発側呼制御サーバ、3―2を着側呼制御サーバと
し、発側端末6−1からの通話要求によって呼が設定さ
れ、通話終了後、着側端末7―2から切断要求によって
呼が切断される迄の各装置の動作を説明する。発側端末
6−1の第2入力装置14Bから、着側端末7−2の通
信端末名入力を含むユーザ操作によって通話要求イベン
トが発生した場合、発側端末6−1において通話要求処
理44が実行され、これによって通話要求コマンド70
を含む図26に示すIPパケットが生成され、発側呼制
御サーバ3−1に送信される。
に、IPヘッダ710とIPデータフィールド720と
からなり、IPヘッダ710の送信元アドレス(SA)
711には固定値テーブル120から求めた発側端末6
―1のIPアドレス122が設定され、宛先アドレス
(DA)712にはアドレス管理テーブル110から求
めた着側端末のIPアドレスが設定される。また、IP
データフィールド720は、TCP/UDPのヘッダフ
ィールド721とデータフィールド722とからなり、
上記データフィールド722に、コマンド種類730、
コマンドID731、発側端末アドレス732、発側端
末名733、着側端末アドレス734、着側端末名73
5、符号化方式特定情報736、帯域737、最大許容
遅延時間738、許容パケットロス率739からなる通
話要求コマンド70が設定される。
うに、ユーザ入力イベントから宛先端末7−2の通信端
末名を取得し(ステップ440)、該通信端末名を持つ
エントリがアドレス管理テーブル110に既に登録済み
か否かをチェックする(441)。もし、目的エントリ
がアドレス管理テーブルに未登録の場合は、DNSサー
バに上記宛先端末のIPアドレスを問合わせ(44
2)、上記宛先端末の名称111とIPアドレス112
との関係を示す新たなエントリをアドレス管理テーブル
110に登録(443)した後、通話要求コマンド70
を生成し(444)、上記通話要求コマンド70を含む
IPパケットを発側呼制御サーバに送信する(44
5)。この時、通話要求コマンド70に含まれる発側端
末アドレス732、発側端末名733、符号化方式特定
情報736およびQoS情報737〜739は固定値テ
ーブル120から得られ、着側端末アドレス734と着
側端末名735は、上述したアドレス管理テーブル11
0の目的エントリの内容と対応している。また、IPパ
ケットヘッダの送信元アドレス711と宛先アドレス7
12には、固定値テーブル120から得た発側端末6−
1のIPアドレス122と発側呼制御サーバアドレス1
23とがそれぞれ設定される。
て、発側呼制御サーバ装置3−1は、呼接続処理45を
行い、図27に示す呼接続コマンド71を含むIPパケ
ットを生成して、着側呼制御サーバ装置3−2に送信す
る。上記呼接続コマンド71は、受信した通話要求コマ
ンド70に含まれる項目730〜739に、更に、発側
デフォルトルータアドレス740を追加した内容となっ
ている。上記呼接続処理45では、図9に示すように、
受信した通話要求コマンド70から抽出した発側端末名
733と着側端末名735に基づいて、ロケーション管
理テーブル200を参照し、上記発側端末名733と対
応するデフォルトルータアドレス(発側ルータアドレ
ス)と、上記着側端末名735と対応する呼制御サーバ
アドレス(着側呼制御サーバアドレス)を求め(45
0)、これらのアドレスと、上記通話要求コマンド70
から抽出された発側端末アドレス732、着側端末アド
レス734、符号化方式定義情報736、QoS情報7
37−739を含む新たなエントリをコネクション管理
テーブル210に追加する(451)。次に、上記通話
要求コマンド70の内容と上記発側デフォルトルータア
ドレスとに基づいて、図27に示すフォーマットの呼接
続コマンド71を含むIPパケットを生成し(45
2)、これを着側呼制御サーバ3−2に送信する(45
3)。
続コマンド71の受信に応答して呼接続受信処理46を
行う。呼接続受信処理46では、図10に示すように、
受信した呼接続コマンド71から抽出した発側端末名7
35に基づいて、ロケーション管理テーブル200を参
照し、上記着側端末名と対応する着側デフォルトルータ
アドレスを検索し(460)、上記着側デフォルトルー
タアドレスと、上記呼接続コマンド71から抽出したそ
の他の項目とに基づいて新たなテーブルエントリを生成
し、これをコネクション管理テーブル210に登録する
(461)。
クション管理テーブル210では、管轄下にある端末7
−2を発側、通信相手となる端末6−1を着側として上
記テーブルエントリが生成され、上記呼接続コマンド7
1のIPヘッダに送信元アドレスとして設定された発側
呼制御サーバ3−1のアドレスが着側呼制御サーバアド
レス216として記憶される。着側呼制御サーバ装置3
−2は、次に、呼設定ACKコマンド72を生成し(4
62)、この呼設定ACKコマンド72を含むIPパケ
ットを発側の呼制御サーバ3−1に送信する(46
3)。上記呼設定ACKコマンド72には、発側、着側
の端末アドレスの他に、ステップ460で検索した着側
デフォルトルータアドレスが含まれている。
CKコマンド72を受信すると、QoS設定処理47を
実行する。上記QoS設定処理47では、図11に示す
ように、受信した呼接続ACKコマンド72から着側デ
フォルトルータアドレスを抽出し、これを上記呼接続A
CKコマンド72の発側、着側端末アドレスで特定され
るコネクション管理テーブル210の該当エントリのフ
ィールド215に追加する(ステップ479)。次に、
上記テーブルエントリの内容に基づいて、図28に示す
QoS設定コマンド73を生成し(ステップ471)、
上記QoS設定コマンド73を含むIPパケットをカプ
セル化して、発側デフォルトルータ5−1に送信する
(ステップ472)。尚、この実施例では、着側デフォ
ルトルータアドレスを呼接続ACKコマンド72の受信
時にコネクション管理テーブル210に設定している
が、この着側デフォルトルータアドレスの設定は、前述
の呼接続処理45で行ってもよい。
示すように、コマンド種別730、コマンドID73
1、発側端末アドレス732、着側端末アドレス73
4、符号化方式情報736、QoS情報737〜739
の他に、発側デフォルトルータアドレス740、着側呼
制御サーバアドレス741、着側デフォルトルータアド
レス742と、リターン値設定フィールド743を含
み、IPヘッダの送信元アドレス(SA)と宛先アドレ
ス(DA)には、発側呼制御サーバ3−1と着側呼制御
サーバ3−2のアドレスがそれぞれ設定される。また、
上記IPヘッダの前に付されるカプセル化ヘッダには、
送信元アドレス(SA)として発側呼制御サーバ3−1
のアドレス、宛先アドレス(DA)として発側デフォル
トルータ5−1のアドレスがそれぞれ設定され、プロト
コルタイプ(プロトコル番号)として、このIPパケッ
トがQoS設定コマンドであることを示す特定の番号
(以下、“xx”で示す)を含む。
ンド73を含むカプセル化IPパケットを受信すると、
プロトコル番号が“xx”であることから、受信パケッ
トをQoS設定コマンド73と解釈し、QoS設定コマ
ンド73の発側デフォルトルータアドレス740と着側
デフォルトルータアドレス742をチェックする。この
場合、発側デフォルトルータアドレス740が自分のア
ドレスに一致しているため、発側ルータ5−1は、カプ
セル化IPパケットの送信元アドレス(SA)を自分の
アドレス、宛先アドレス(DA)を着側デフォルトルー
タアドレス742にそれぞれ書き換えて、ネットワーク
に送出する。着側ルータ5−7が、上記QoS設定コマ
ンド73を含むカプセル化IPパケットを受信すると、
プロトコル番号が“xx”であることから、受信パケッ
トをQoS設定コマンド73と解釈し、発側ルータ5−
1と同様に、QoS設定コマンド73の発側デフォルト
ルータアドレス740と着側デフォルトルータアドレス
742をチェックする。この場合、着側デフォルトルー
タアドレス742が自分のアドレスに一致しているた
め、着側ルータ5−1は、カプセル化を解除し、発側呼
制御サーバ3−1が発行した元のIPパケットに戻し
て、ネットワークに送出する。
ンド73は着側呼制御サーバ3−2に転送される。上述
したQoS設定コマンド73の中継過程において、各ル
ータは、受信したQoS設定コマンド73で指定された
QoS情報737〜739を満足するリソースが確保で
きるか否かを判定し、それぞれの判定結果に従って、フ
ィールド743にQoS設定可否を示すリターン値を設
定する。何れかの中継ルータがQoS設定不可を示した
場合は、エラーリターンとなり、呼設定は不成功に終わ
る。但し、上記QoS設定が可能なルータを検索しなが
ら経路を設定する場合はこの限りではない。着側呼制御
サーバ3−2は、ルータ5−7から上記QoS設定コマ
ンドを含むIPパケットを受信すると、リターン値設定
フィールド743をチェックし、もし、リターン値がQ
oS設定可を示す場合は、通話要求中継処理48を実行
し、リターン値がQoS設定不可を示していた場合、す
なわちエラーリターンとなっていた場合は、後述する呼
接続拒絶処理51を実行する。
示すように、QoS設定コマンド73から発側端末アド
レス732と着側端末アドレス734を抽出し、コネク
ション管理テーブル210の上記発側端末アドレスと対
応するテーブルエントリから、符号化方式の定義情報を
取得する(ステップ480)。次に、上記符号化方式定
義情報と着側端末アドレスを含む通話要求コマンド74
を生成し(481)、該通話要求コマンド74を含むI
Pパケットを着側端末7−2に送信する(ステップ48
2)。着側端末7−2は、呼制御サーバ3−2から上記
通話要求コマンド74を受信すると、端末ユーザに通話
の着信を通知し、ユーザからの応答イベントを処理する
ための通話要求受信処理49を実行する。もし、ユーザ
から通話拒絶イベント76を受けた場合は、呼制御サー
バ3−2に通話拒絶コマンド77を応答するための通話
拒絶処理50を実行し、通話許諾イベント82を受けた
場合は、通話許諾コマンド83を応答するための通話許
諾処理54を実行する。
示すように、通話要求コマンド74から発側端末アドレ
スと、符号化方式の定義情報を抽出し(ステップ49
0)、これらの情報を図示しない通話管理テーブルに登
録する(491)。次に、図2に示した符号化回路(Co
der)16と復号化回路(Decoder)26に、上記定義情
報に従った符号化方式のパラメータを設定し(49
2)、着信通知メッセージを第2出力装置15Bに出力
する(493)。上記着信通知メッセージに対するユー
ザからの応答待ち時間を制限するためのタイマを起動し
(494)、ユーザから応答を判定する。ユーザから通
話受諾応答があった場合(495)、発側、着側の端末
アドレスを含む通話受諾コマンド82を生成し、該通話
受諾コマンドを含むIPパケットを着側呼制御サーバ装
置3−2に送信する(通話受諾処理54)。この後、図
7に示す発側端末の音声データ送受信処理57と同様の
音声データ送受信処理498を開始する。ユーザから通
話拒絶応答があった場合(496)、または、タイマが
タイムアウトとなった場合(497)は、通話拒絶処理
50を実行する。
ように、発側、着側の端末アドレスを含む通話拒絶コマ
ンド77を生成し(ステップ500)、上記通話拒絶コ
マンド77を含むIPパケットを呼制御サーバ装置3−
2に送信(501)した後、符号化回路16と復号化回
路26を初期化する(502)。エラーリターンを含む
QoS設定コマンド73(QoS設定エラー通知78)
を受信した場合、あるいは着側端末7−2から通話拒絶
コマンド77を受信した場合は、着側呼制御サーバ3−
2は、呼接続拒絶処理51を実行する。
すように、受信した通話接続拒絶コマンド77、または
QoS設定エラー通知78に含まれる着側、発側の端末
アドレスに基づいて、コネクション管理テーブル210
を参照し、着側呼制御サーバアドレス216として記憶
されて発側の呼制御サーバ3−1のアドレスを取得する
(ステップ510)。次に、呼接続拒絶原因と、発側端
末6−1および着側端末7−2のアドレスとを含む呼接
続拒絶コマンド80を生成し(511)、該コマンドを
上記ステップ510で取得した発側呼制御サーバ3−1
宛に送信する(512)。今回の呼接続拒絶がQoS設
定エラー通知78に起因していた場合(513)は、コ
ネクション管理テーブル210から該当エントリを削除
して(517)、このルーチンを終了する。
マンド76に起因していた場合は、コネクション管理テ
ーブル210から発側、着側のデフォルトルータアドレ
ス213、215を取得し(514)、これらのアドレ
ス情報を含むQoSリリースコマンド79を生成し(5
15)、これをIPパケットとして着側ルータ5−7に
送信(516)した後、コネクション管理テーブル21
0から該当エントリを削除する(517)。上記QoS
リリースコマンド79は、QoS設定コマンド47の経
路を逆方向に辿ってデフォルトルータ5−1まで中継さ
れる。経路上の各ルータは、上記QoSリリースコマン
ド79の受信に応答して、QoS設定コマンド47受信
時に確保していた通信リソースを順次に解放していく。
制御サーバ装置3−1は、通話拒絶中継処理52を実行
する。上記通話拒絶中継処理52では、図16に示すよ
うに、通話拒絶原因を含む通話拒絶コマンド81を生成
し(ステップ520)、上記通話拒絶コマンド81を含
むIPパケットを発側端末6−1へ送信(521)した
後、上記呼接続拒絶コマンド80の発側、着側の端末ア
ドレスに基づいて、コネクション管理テーブル210か
ら該当エントリを削除する(522)。
6−1は、通話拒絶受信処理53を実行する。上記通話
拒絶受信処理53では、図17に示すように、通話拒絶
コマンド81が示す通話拒絶原因に応じて、ユーザに通
知すべきメッセージを生成し、これを第2出力装置15
Bに出力する(ステップ530)。この後、符号化回路
16、復号化回路26を初期化し(531)、発側呼制
御サーバ装置3−1とのコネクションを切断する(53
2)。
末7−2から通話受諾コマンド83を受信すると、呼確
立処理55を実行する。上記呼確立処理55では、図1
8に示すように、受信した通話受諾コマンド83に含ま
れる発側、着側の端末アドレスに基づいて、コネクショ
ン管理テーブル210から発側呼制御サーバアドレスを
取得する(ステップ550)。次に、発側、着側端末の
アドレスを含み、呼が確立されたことを示す呼確立コマ
ンド84を生成し(551)、該呼確立コマンドを含む
IPパケットを発側呼制御サーバ3−1に対して送信す
る(552)。
制御サーバ3−1は、通話要求受諾中継処理56を実行
する。上記通話受諾中継処理56では、図19に示すよ
うに、通話受諾コマンド85を生成し(ステップ56
0)、受信した前記呼確立コマンドが示す発側端末アド
レスに基づいて、上記通話受諾コマンド85を発側端末
6−1に送信する(561)。
85を受信すると、音声データ送受信処理57を開始す
る。これによって発側端末6−1と着側端末7−2との
間で通話音声データの送受信が可能となる。上記音声デ
ータ送受信処理57が開始されると、符号化回路16で
圧縮された符号化音声データがデータパケット化回路1
7によって次々と音声パケットに変換される。各音声パ
ケットは、図29に示すように、コマンド種別730
と、符号化方式定義情報750と、シーケンス番号75
1と、タイムスタンプ(時刻情報)752と、符号化音
声データ753とからなる。各音声パケットは、ネット
ワークパケット化回路18によってIPヘッダが付加さ
れた後、通信網インタフェース13を介してパケット網
1に送出される。一方、パケット網1から受信されたI
Pパケットは、ネットワークパケット分解回路22とデ
ータ/コマンド振り分け回路23で処理され、各受信パ
ケットに含まれる符号化音声データが符号化音声データ
抽出回路25で抽出され、復号化回路26に供給され
る。
の通話が終了し、例えば、着側端末7−2のユーザが通
話切断86の操作を行った場合、着側端末7−2では、
通話切断処理58が実行される。上記通話切断処理58
では、図20に示すように、通話切断コマンド87を生
成し(ステップ580)、該通話切断コマンド87を含
むIPパケットを着側呼制御サーバ3−2に送信(58
1)した後、符号化回路16を含む送信データ処理回路
100Tと、復号化回路26を含む受信パケット処理回
路100Rを初期化する(582)。
呼制御サーバ3−2は、呼切断処理59を実行する。上
記呼切断処理59では、図21に示すように、着側端末
7−2と発側端末6−1のアドレスを含む呼切断コマン
ド88を生成し(ステップ590)、コネクション管理
テーブル210から求めた呼制御サーバアドレス216
に従って、上記呼切断コマンドを含むIPパケットを発
側呼制御サーバアドレス3−1に送信する(591)。
次に、QoSリソースを開放するためのQoSリリース
コマンド89を生成し(592)、該コマンドを含むI
Pパケットを着側デフォルトルータ5−7経由で発側デ
フォルトルータ5−1に送信(593)した後、コネク
ション管理テーブル210から該当コネクションのエン
トリを削除する(594)。
断コマンド88を受信すると、通話切断中継処理60を
実行する。上記通話切断中継処理60では、図22に示
すように、通話切断コマンド90を生成し(ステップ6
00)、上記呼切断コマンド88が示す発側端末アドレ
スに従って、上記通話切断コマンド90を含むIPパケ
ットを発側端末6−1に送信(601)した後、コネク
ション管理テーブル210から該当エントリを削除する
(602)。
90を受信すると、通話切断受信処理61を実行する。
上記通話切断受信処理61では、図23に示すように、
ユーザにコネクションの切断を通知するための切断メッ
セージを生成し、第2出力装置15Bに出力する(ステ
ップ610)。この後、送信データ処理回路100Tと
受信パケット処理回路100Rを初期化し(611)、
呼制御サーバ装置3−2とのコネクションを切断する
(612)。
1、7−2で実行される通話制御プログラムのフローチ
ャートを示す。通話制御プログラムが起動されると(ス
テップ200)、第2入力装置14Bからのイベント入
力の有無を検知する(201)。もし、イベント入力が
あった場合、入力イベントの種類を判定し、入力イベン
トに応じた処理を実行する。入力イベントが通話要求で
あれば(202)通話要求処理44、切断要求であれば
(203)通話切断処理58、通話拒絶であれば(20
4)通話拒絶処理50、通話許諾であれば(205)通
話受諾処理54をそれぞれ実行する。入力イベントが上
記の何れにも該当しなかった場合、あるいは、上記所定
の処理を終えた場合、通話制御プログラムの終了指示か
あったか否かを判定し(220)、終了指示があった場
合は、本ルーチンを終了し、そうでなければ、ステップ
201に戻る。
入力がなかった場合、パケット網1からのパケットの着
信の有無を判定する(210)。パケットが着信してい
なければ、ステップ220に進む。パケットが着信して
いた場合、受信パケットが呼制御用のコマンドか否かを
判定し(211)、呼制御コマンドでなければ、音声デ
ータの受信処理57Rを行う。受信パケットが呼制御コ
マンドの場合、受信コマンドの種類に応じた処理を事項
する。受信コマンドが通話要求コマンド70であれば
(212)通話要求受信処理49、通話切断コマンド8
7であれば(213)通話切断受信処理61を実行す
る。また、受信コマンドが通話受諾コマンド83であれ
ば(214)、音声データ送受信処理57を開始し、通
話拒絶コマンド77であれば(215)、通話拒絶受信
処理53を実行する。受信コマンドがこれらの何れにも
該当しなかった場合、あるいは、上記所定の処理を終了
した場合、ステップ220に進む。
2で実行される呼制御プログラムのフローチャートを示
す。このプログラムが起動されると(ステップ30
0)、パケット網1からのパケットの着信の有無を検出
し(301)し、パケットが着信していた場合、上記受
信パケットに含まれる受信コマンドが、クライアント端
末から発行された呼接続制御コマンドか否か判定する
(302)。受信コマンドがクライアント端末から発行
されたコマンドの場合、受信コマンドの種類に応じた処
理を実行する。受信コマンドが通話要求コマンド70で
あれば(303)呼接続処理45、通話切断コマンド8
7であれば(304)呼切断処理59、通話受諾コマン
ド83であれば(305)呼確立処理55、通話拒絶コ
マンド77であれば(306)呼接続拒絶処理51をそ
れぞれ実行する。受信コマンドが上記何れにも該当しな
かった場合、または、上記所定の処理を終えた場合、呼
制御プログラムの終了指示の有無を判定し(330)、
終了指示があった場合は、本ルーチンを終了し、そうで
ない場合は、ステップ301に戻る。
アント端末からのものではなかった場合、該コマンドが
他の呼制御サーバ装置から発行された呼制御コマンドか
否かを判定する(310)。もし、そうであれば、受信
コマンドの種類に応じた処理を実行する。受信コマンド
が呼接続コマンド71であれば(311)呼接続受信処
理46、呼接続ACKコマンド72であれば(312)
QoS設定処理47、呼接続拒絶コマンド80であれば
(313)通話拒絶中継処理52、呼確立コマンド84
であれば(314)通話受諾中継処理56、呼切断コマ
ンド87であれば(315)通話絶断中継処理60をそ
れぞれ実行する。
他の呼制御サーバ装置から発行された呼制御コマンドで
はなかった場合、該コマンドがQoS設定コマンドか否
かを判定し(ステップ320)、QoSコマンドでなけ
ればステップ301に戻る。受信コマンドがQoSコマ
ンドの場合、該QoSコマンドのリターン値がQoS設
定可能な状態を示しているか否かを判定し(321)、
もし、QoS設定が可能であれば、通話要求中継処理5
8を実行し、QoS設定が不能であれば、呼接続拒絶処
理51を実行して、ステップ330に進む。
発明によれば、音声データ通信端末のコネクション設定
を呼制御サーバで行い、且つ、各音声データ通信端末を
収容しているデフォルトルータを経由して通話に必要な
QoS設定を行うようにしているため、実際にメディア
データが通るパス上でのQoS制御が可能となる。ま
た、本発明によれば、音声データ通信端末のコネクショ
ン設定を呼制御サーバで代行することによって、各音声
データ通信端末の処理負荷を軽減できる。
ネットワークの構成の1例を示す図。
0の構成図。
成図。
ロケーション管理テーブル200の構成図。
テーブル210の構成図。
音声データ通信方法の全体的な通信手順を示す図。
ローチャート。
ーチャート。
すフローチャート。
すフローチャート。
示すフローチャート。
示すフローチャート。
フローチャート。
すフローチャート。
示すフローチャート。
示すフローチャート。
ローチャート。
示すフローチャート。
フローチャート。
ローチャート。
示すフローチャート。
示すフローチャート。
のフローチャート。
ムのフローチャート。
ーマットの1例を示す図。
示す図。
例を示す図。
図。
4:音声データ中継装置(ゲートウェイ)、5:ルー
タ、6、7:音声データ通信端末
Claims (5)
- 【請求項1】複数のルータを有するパケット網に接続さ
れた呼制御サーバであって、 音声データ通信端末から送信されたQoS情報を含む通
話要求コマンドの受信に応答して、通話相手となる着側
端末を管轄する着側呼制御サーバに対して呼接続コマン
ドを送信するための第1手段と、 上記着側呼制御サーバからの呼接続ACKコマンドの受
信に応答して、上記発側の音声データ通信端末を収容し
ている発側ルータに対して、上記通話要求コマンドで指
定されたQoS情報を含むQoS設定コマンドを送信す
るための第2手段とを備えたことを特徴とする呼制御サ
ーバ。 - 【請求項2】請求項1に記載の呼制御サーバにおいて、 各通信端末と、該通信端末を管轄する呼制御サーバのア
ドレスと、デフォルトルータアドレスとの関係を記憶す
るロケーション管理テーブルと、 コネクション毎に、少なくとも発側、着側の端末アドレ
スと、QoS情報とを記憶するコネクション管理テーブ
ルとを有し、 前記第1手段が、前記通話要求コマンドの受信に応答し
て、上記コネクション管理テーブルに新たなエントリを
追加し、上記ロケーション管理テーブルを参照して、前
記通話要求コマンドで指定された着側端末と対応する着
側呼制御サーバのアドレスを求め、 前記第2手段が、前記呼接続ACKコマンドの受信に応
答して、上記コネクション管理テーブルを参照し、前記
QoS情報を含むQoS設定コマンドを生成することを
特徴とする呼制御サーバ。 - 【請求項3】複数のルータと複数の呼制御サーバとを有
するIPパケット網における音声データの通信方法にお
いて、 音声データの送信に先だって、上記IPパケット網に接
続された発側の通信端末から該端末を管轄する発側の呼
制御サーバに、着側端末とQoS情報を特定した通話要
求コマンドを送信するステップと、 上記通話要求コマンドの受信に応答して、上記発側の呼
制御サーバから上記着側端末を管轄する着側の呼制御サ
ーバに、着側端末とQoS情報を特定した呼接続コマン
ドを送信するステップと、 上記着側呼制御サーバから上記発側呼制御サーバに、呼
接続ACKコマンドを送信ステップと、 上記呼接続ACKコマンドの受信に応答して、上記発側
呼制御サーバから上記発側端末を収容している発側ルー
タに、上記通話要求コマンドで指定されたQoS情報を
含むQoS設定コマンドを送信するステップと、 上記発側ルータから上記着側端末を収容している着側ル
ータに至る経路上の各ルータで指定QoSの設定可否を
示すリターン情報を付加しながら、上記QoS設定コマ
ンドを上記着側呼制御サーバに転送するステップと、 上記着側呼制御サーバが、上記QoS設定コマンドのリ
ターン情報から上記発側ルータと着側ルータ間に所望の
QoSが確保されたことを確認して、上記着側端末に通
話要求コマンドを送信するステップとを有することを特
徴とする音声データの通信方法。 - 【請求項4】前記QoS設定コマンドのリターン情報か
ら前記発側ルータと着側ルータ間に所望のQoSを確保
できなかったことが判明した時、前記着側呼制御サーバ
から前記発側サーバに、呼接続を拒絶するコマンドを送
信することを特徴とする請求項3に記載の音声データの
通信方法。 - 【請求項5】前記QoS設定コマンドのリターン情報か
ら前記発側ルータと着側ルータ間に所望のQoSを確保
できなかったことが判明した時、前記着側呼制御サーバ
から前記着側ルータを経由して前記発側ルータに、前記
QoS設定を解除するためのコマンドを送信することを
特徴とする請求項3または請求項4に記載の音声データ
の通信方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP26137299A JP4275265B2 (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 呼制御サーバおよび音声データ通信方法 |
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