JP2001086089A - ディジタル多重伝送装置、ディジタル多重伝送システム、および、ディジタル多重伝送方法 - Google Patents

ディジタル多重伝送装置、ディジタル多重伝送システム、および、ディジタル多重伝送方法

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JP2001086089A JP2000067205A JP2000067205A JP2001086089A JP 2001086089 A JP2001086089 A JP 2001086089A JP 2000067205 A JP2000067205 A JP 2000067205A JP 2000067205 A JP2000067205 A JP 2000067205A JP 2001086089 A JP2001086089 A JP 2001086089A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル情報速度に応じて各ディジタルス
トリーム対し伝送スロットを自動的に割り当てて多重化
するとともに、遅延時間ジッタを低減するようにしたデ
ィジタル多重伝送方式を提供する。 【解決手段】 各ディジタルストリームから一定量のデ
ィジタルデータをバッファメモリ21a〜21cに入力
した時点に基づいて、各伝送スロットを各ディジタルス
トリームの伝送に割り当てた多重化フレームに、スロッ
ト割当情報を挿入して伝送し、受信側40では、前記割
当を示す情報に基づいて、所望のディジタルストリーム
が多重化された伝送スロットを選択し、ディジタルデー
タを分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル多重伝
送装置および方法に関し、特に、ディジタル情報速度が
任意かつ異なる複数のディジタルストリームに対して伝
送スロットを割り当てて伝送するディジタル多重伝送装
置、ディジタル多重伝送システム、および、ディジタル
多重伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】このような、複数のディジタルストリー
ムに対して、多重化フレームの伝送スロットを割り当て
て多重化し伝送する方法には、従来、その代表的な一例
として、TDM(Time Division Multiplexing)と称さ
れる時分割多重伝送方式が知られている。
【0003】即ち、上記時分割多重伝送方式では、多重
化フレーム内に各ディジタルストリームを伝送するタイ
ムスロットが予め設定されており、各ディジタルストリ
ームは、設定されているタイムスロットに多重化されて
伝送され、受信側は、予め設定されているタイムスロッ
トから所望のディジタルストリームを取り出す、といっ
た手順で送受信間におけるディジタルデータの伝達が行
われている。
【0004】ここで、上記各々のディジタルストリーム
をタイムスロット毎に多重化するために予め設定された
信号は、多重化フレームの一部に多重化されて、あるい
は別のシグナリング用伝送チャンネルを使用して伝送さ
れることによって受信側に伝えられる。なお、上述した
技術内容については数多くの文献、実例があるので、具
体的な技術文献の引用は省略する。
【0005】一方、このようなTDMと称される時分割
多重伝送方式の他に、パケット多重伝送方式があり、近
年、その一つの応用技術分野として知られるディジタル
テレビジョン放送サービスやディジタル映像・音声サー
ビス等においては、MPEG−2規格(ISO/IEC
13818−1)のディジタルストリームであるMPE
G−2トランスポートストリーム(以下、トランスポー
トストリームと記す)がディジタル多重伝送において使
用されており、そこでは、ディジタル圧縮された映像・
音声等のディジタル情報が、188バイトの固定長のト
ランスポートパケット(以下、TSパケットと記す)に
よって伝送されている。
【0006】TSパケットのヘッダ部には、パケットを
識別するPIDフィールドが配置されており、TSパケ
ットのペイロード部で運ばれる映像、音声、データや、
ディジタルテレビジョン放送番組を構成する要素ストリ
ームを伝送するTSパケットとPID値の関連付けを示
すテーブルのセクションデータ等、運ばれる情報に応じ
て異なったPID値を付与することにより、1つのトラ
ンスポートストリーム中に多重化されている1つ以上の
ディジタルテレビジョン放送番組の中から所望の番組を
選択受信することができようになっている。
【0007】このような、複数のディジタルテレビジョ
ン放送番組を含んだ1個のディジタルストリームが、サ
ービス提供者により1つのサービス単位として編成され
て配信または放送される場合において、複数のそれらデ
ィジタルストリームをディジタル多重化し、1個のディ
ジタルストリームにして1台の衛星中継器や有線伝送用
ディジタル変調装置などを共用して伝送し、受信側で
は、複数多重化されたディジタルストリームから、所望
のサービスのディジタルストリームを分離して受信でき
るようにすることが、周波数資源の効率的利用や経済化
のために要請されている。
【0008】上記の社会的要請に応えるための手法が、
その具体的な一例として、特開平6−276169号公
報に開示されている。この従来技術においては、ディジ
タル情報を伝送する伝送路を複数の伝送スロットに分割
し、そして、映像・音声・データ等のディジタル情報を
パケットの形式として伝送するにあたり、同一のサービ
スに属するディジタル情報で構成されたパケットを、前
記伝送路における1または複数の特定の伝送スロットの
みに多重化して受信側に伝送している。
【0009】この従来技術が記される前記先行技術文献
においては、その技術を提供する目的として、様々な比
較的低速度情報を多数統合的に伝送するときに、低速の
受信機でも受信処理を行えるようにする手法を提供する
ものと記載されているが、上記要請に対する一手法につ
いても開示している。以下、本先行技術文献に開示され
た上記要請に対する手法について具体的に説明する。
【0010】上記先行技術文献に開示された手法は、図
21に示すように、送信装置102bでは、送信対象と
なる映像データや音声データあるいは他のデータのディ
ジタルストリームを取り込んで、誤り訂正エンコーダ回
路105にて誤り訂正検査ビットを付加してパケット化
し、スロットエンコーダ回路106にて予め設定されて
いるスロット情報や外部から入力されるスロット情報に
基づいて、誤り訂正エンコーダ回路105から出力され
る各パケットデータを各サービスに対応するスロットに
割り当てて多重化する。
【0011】ここで、パケットエンコーダ回路115で
は、前記の予め設定されているスロット情報や外部から
入力されるスロット情報を取り込み、パケット化して誤
り訂正エンコーダ回路105に出力している。つまり、
誤り訂正エンコーダ回路105からはスロット情報に対
して誤り訂正検査ビットが付加されたパケットデータが
出力され、そして、フレームエンコーダ回路107で
は、スロットエンコーダ回路106において各スロット
毎に多重化されたパケットデータを取り込み、フレーム
同期用の同期信号を付加し、あるいはさらに、パケット
単位の同期を取るための同期信号を各パケットのヘッダ
に付加した後、各スロットのデータを順次サイクリック
に選択して変調回路8に供給し、変調回路108にてフ
レームエンコーダ回路107から順次出力されるフレー
ムデータに対して予め設定されている変調方式でディジ
タル変調を行ってディジタル情報伝送路103上に送出
して受信装置104bに伝送する。
【0012】受信装置104bでは、復調回路109に
てディジタル復調して受信データを再生し、フレームデ
コーダ回路110にて、復調回路109から出力される
受信データ中の上記の同期信号を捕捉するとともに、捕
捉結果に基づいて受信データを分離して各スロット毎の
パケットデータを再生し、パケットデコーダ回路116
にて先ずスロットデコーダ回路111を制御することに
より、スロット情報が伝送されているスロットに多重化
されているパケットデータを選択させ、このパケットデ
ータを誤り訂正デコーダ112に入力させて誤り訂正さ
せる。
【0013】その後、パケットデコーダ回路116で
は、この誤り訂正デコーダ回路112から出力されるパ
ケットデータを取り込んでスロット情報を再生し、以後
このスロット情報に基づいてスロットデコーダ回路11
1を制御し、スロットデコーダ回路111にて、フレー
ムデコーダ回路110から順次出力される各スロット毎
のパケットデータを取り込んで、スロットデコーダ回路
111から入力するスロット情報に基づいて、受信対象
となっているパケットデータが含まれているスロットを
限定してパケットデータを選択し誤り訂正デコーダ回路
112に供給する。誤り訂正デコーダ回路112ではス
ロットデコーダ回路111から出力されるパケットデー
タに含まれる誤り訂正検査ビットに基づいてデータの誤
りを訂正した後、出力するようにしたものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術においては、ディジタル情報速度の異なる、か
つサービス内容や情報源圧縮符号化のパラメータによっ
てディジタル情報速度の変化する複数のディジタルスト
リームを、柔軟に効率よくかつ高品質に多重化すること
ができない。その理由は、これらの多重伝送方式ではい
ずれも予め各ディジタルストリームに対して伝送するス
ロットが設定され、もしくは外部より入力されるスロッ
ト情報により設定され、特定されているためである。
【0015】このため、多重化しているディジタルスト
リームにおいてディジタル情報速度が変化する状況を想
定すると、例えば、ディジタル情報速度が増加する場合
には、予め設定もしくは外部入力による設定によって伝
送スロットの割当を変更して伝送スロット数を多くして
おかなければならず、また一方で、ディジタル情報速度
の減少した状況に対応するため、事前に伝送スロット数
を少なく設定すると、実際にディジタル情報速度が減少
するまでの間は、デジタルストリームが伝送スロットに
収容しきれず伝送できなくなるという問題があり、さら
に、伝送スロット数をディジタル情報速度の減少前の割
当数のままで使用した場合は、伝送スロットを他のディ
ジタルストリームに割り当てることもできないので多重
化効率が悪くなるという問題がある。
【0016】また、新たなディジタルストリームを追加
して伝送するときや、それまで多重化していたディジタ
ルストリームを多重化編成から除く場合においても、伝
送スロットの割当・削除の再設定もしくは外部入力によ
る設定の変更をその都度行わなければならないという問
題がある。
【0017】また、各ディジタルストリームのディジタ
ル情報速度が、設定された伝送スロット数による伝送速
度と完全に一致していない場合は、伝送速度に整合させ
るためのスタッフィングデータの挿入を行った後に、設
定された伝送スロットに多重化しなければならず、例え
ば、各ディジタルストリーム毎にそれぞれこのような処
理を行う必要がある場合に備えるためには回路規模が大
きくなってしまい、コストが高くなるという問題があ
る。
【0018】また、多重化フレーム内での伝送スロット
が設定され特定されているため、パケットが入力してか
ら伝送スロットに多重化されるまでの遅延時間は、設定
された伝送スロットが伝送される直前にパケットが入力
された場合と、伝送スロットが伝送される直後にパケッ
トが入力された場合とでは、その両者間で多重化フレー
ム1周期の時間差が生じてしまう。
【0019】更に、上記従来技術においては、上記問題
点の他に、MPEG−2規格の映像・音声符号化データ
を実時間伝送しサービスするディジタルテレビジョン放
送等のディジタルストリームの場合は、受信機における
映像・音声表示時間の基準となるシステムタイムクロッ
クの回復のために伝送されているプログラムクロックレ
ファレンス(PCR)の伝送遅延時間に大きなジッタを
与えるため、受信機側では安定なシステムタイムクロッ
クを回復することが困難になってしまうという問題点を
有する。
【0020】MPEG−2規格において、PCRは、送
信装置側のエンコーダシステムにおけるシステム時刻を
100ミリ秒以下の周期でサンプリングしたものであ
る。上記システム時刻とは、周波数27MHzのシステ
ムクロックで駆動されるシステムクロックカウンタで示
される値であり、下位桁は9ビット、上位桁は33ビッ
トで表現され、下位桁は300進法となっている。即
ち、システムクロックが300周期する毎に、下位桁は
0となると共に上位桁の値は1つ進む。PCRは、PC
Rを含むことを示すパケット識別子PIDがヘッダ部に
付与されたTSパケット(以下、PCR_PIDパケッ
トという)にて伝送される。
【0021】受信装置側のデコーダシステムでは、上記
エンコーダシステムからPCR_PIDパケットを受信
した時点毎に、PCR_PIDパケットに含まれるPC
Rの内容と、当該PCR_PIDパケットを受信した時
点でのデコーダシステムが内蔵するシステム時刻とを比
較している。デコーダシステムでは、この比較結果を基
に、内蔵するシステム時刻及びシステムクロックの周波
数をエンコーダシステムと同期させるというシステム時
刻回復動作が行われる。一方、エンコーダシステムから
伝送される映像・音声の符号化データには、その提示単
位毎に提示時刻情報PST(プレゼンテーションタイム
スタンプ)が添えられており、映像・音声の提示は、こ
の回復されたシステム時刻を参照して行われるため、映
像と音声は正しく同期して再生出力される。
【0022】このようなシステム時刻回復機能は、エン
コーダシステムにおけるシステム時刻のサンプリング時
点から、送出されたPCR_PIDパケットがデコーダ
システムで受信される時点までの伝送遅延時間が一定で
あることを前提としたものである。もしも、上記伝送遅
延時間に変動がある場合、受信したPCR_PIDパケ
ットに含まれるPCRは、システム時刻回復機能にとっ
て変動時間相当分のシステム時刻情報の誤差を等価的に
含む内容のものとなってしまい、精確且つ安定なシステ
ム時刻の回復を実行するのは困難となる。
【0023】このため、MPEG−2規格では、デコー
ダシステムにおけるシステム時刻回復のためのフェーズ
ロックループ処理の性能等を考慮し、PCRに加えられ
る誤差(以下、PCRジッタという)を±500ナノ秒
以下とするよう定めている。
【0024】例えば、複数のMPEG−2規格のTSパ
ケット形式のディジタルストリームを多重化して伝送す
る場合、この多重化において多重化遅延時間に変動が生
じるために、受信装置が受け取るPCRには、多重化遅
延時間変動量相当のPCRジッタが等価的に含まれる。
【0025】MPEG−2規格の付属書D(ISO/IEC138
18-1 Annex D) においては、一個以上のトランスポート
ストリームから一個の新しいトランスポートストリーム
を生成する再多重化動作のとき、PCRの補正が必要で
あり、送信装置側で下記の(式7)で計算される補正を
PCRに加えることが記されている。 ΔPCR=delact −delconst ・・・(式7)
【0026】ここで、delact は、再多重化動作によ
り一つのPCR_PIDパケットに加えられた実際の遅
延時間、delconst は、当該PCR_PIDパケット
が属するプログラム(番組)において周期的に送出され
る全てのPCR_PIDパケットに対して使用される定
数であり、再多重化動作により当該プログラムを構成す
る全TSパケットに加わる遅延時間の平均値を考慮した
オフセット項である。
【0027】しかしながら、これは一般的概念であるた
め、当業者は、多重化においてシステム時刻情報PCR
に加わる遅延時間の発生機構に照らして、実際のPCR
の補正方法を実現する必要がある。
【0028】図22は、従来例のディジタル多重伝送装
置の概略構成を示したブロック図であり、本従来例で
は、トランスポートストリーム形式の3個の入力ストリ
ームから複数のプログラムを選択して多重化し、1個の
トランスポートストリームを生成して送出する場合につ
いて示している。
【0029】本ディジタル多重伝送装置は、ディジタル
多重化回路220、PCR補正量生成回路280、PC
R補正回路291、PSI挿入回路292、及び、PS
Iメモリ293にて構成されている。ディジタル多重化
回路220においては、PIDフィルタ/変換回路21
1aには入力ストリームAが接続され、PIDフィルタ
/変換回路211bには入力ストリームBが接続され、
また、PIDフィルタ/変換回路211cには入力スト
リームCが接続されている。
【0030】PIDフィルタ/変換回路211aは、入
力ストリームAにて伝送されているTSパケットのう
ち、多重化したいプログラムのパケット識別子PIDが
付されたTSパケットのみを通過させ、それ以外のパケ
ット識別子が付されたTSパケットは阻止してバッファ
メモリ221aに出力する。このとき、PIDフィルタ
/変換回路211aは、他のバッファメモリ221b及
びバッファメモリ221cに入力するTSパケットのパ
ケット識別子PIDと重複しないよう、通過させるTS
パケットのパケット識別子PIDの値を書き換えて出力
する。
【0031】同様に、PIDフィルタ/変換回路211
bは、入力ストリームBにて伝送されているTSパケッ
トのうち、多重化したいプログラムのパケット識別子P
IDが付されたTSパケットのみを通過させ、それ以外
のパケット識別子が付されたTSパケットは阻止してバ
ッファメモリ221bに出力する。このとき、PIDフ
ィルタ/変換回路211bは、他のバッファメモリ22
1a及びバッファメモリ221cに入力するTSパケッ
トのパケット識別子PIDと重複しないよう、通過させ
るTSパケットのパケット識別子PIDの値を書き換え
て出力する。
【0032】同様に、PIDフィルタ/変換回路211
cは、入力ストリームCにて伝送されているTSパケッ
トのうち、多重化したいプログラムのパケット識別子P
IDが付されたTSパケットのみを通過させ、それ以外
のパケット識別子が付されたTSパケットは阻止してバ
ッファメモリ221cに出力する。このとき、PIDフ
ィルタ/変換回路211cは、他のバッファメモリ22
1a及びバッファメモリ221bに入力するTSパケッ
トのパケット識別子PIDと重複しないよう、通過させ
るTSパケットのパケット識別子PIDの値を書き換え
て出力する。
【0033】PIDフィルタ/変換回路211aの出力
は、PCRパケット入力検出回路281aに接続され、
PIDフィルタ/変換回路211bの出力は、PCRパ
ケット入力検出回路281bに接続され、PIDフィル
タ/変換回路211cの出力は、PCRパケット入力検
出回路281cに接続される。
【0034】例えば、バッファメモリ221a〜221
cは、いずれもFIFO(First−In Firs
t−Out)形式のメモリで構成される。バッファメモ
リ221aは、PIDフィルタ/変換回路211aを通
過したTSパケットを蓄積し、バッファメモリ221b
は、PIDフィルタ/変換回路211bを通過したTS
パケットを蓄積し、バッファメモリ221cは、PID
フィルタ/変換回路211cを通過したTSパケットを
蓄積する。
【0035】バッファメモリ221aの出力は、多重回
路229及びPCRパケット出力検出回路288aに接
続され、バッファメモリ221bの出力は、多重回路2
29及びPCRパケット出力検出回路288bに接続さ
れ、バッファメモリ221cの出力は、多重回路229
及びPCRパケット出力検出回路288cに接続され
る。また、スタッフィングパケットメモリ226は、ヌ
ルパケットを予め蓄積している。
【0036】多重回路229は、バッファメモリ221
a、221b、及び221cに蓄積されたTSパケット
を取り出して多重化し、PCR補正回路291に出力す
る。また、バッファメモリ221a、221b、及び2
21cのいずれにもTSパケットが蓄積されていないと
きは、多重回路229は、スタッフィングパケットメモ
リ226からヌルパケットを読み出して多重化し、PC
R補正回路291に出力する。PCR補正回路291
は、多重回路229より入力するPCR_PIDパケッ
トのPCRフィールド値に対してセレクタ19の出力を
算術加算して出力する。
【0037】PSIメモリ293は、PSI(プログラ
ムスペシフィックインフォメーション)を伝送する複数
個のTSパケットを予め蓄積している。PSIには、多
重化出力される各プログラムの編成とプログラム番号と
の対応関係、及び、多重化出力される各プログラムの番
号とプログラムを構成する映像・音声等の要素ストリー
ムを伝送するTSパケット及びPCR_PIDパケット
のパケット識別子PIDとの対応関係が示されている。
【0038】PSI挿入回路292は、PSIメモリ2
93からTSパケットを順次読み出し、PCR補正回路
291の出力に挿入して出力する。このとき、PSI挿
入回路292は、一定時間が経過する毎に、PSIメモ
リ293からTSパケットを読み出し、PCR補正回路
291の出力に含まれるヌルパケットをPSIメモリ2
93から読み出したTSパケットに置換して出力する。
【0039】PCRパケット入力検出回路281aは、
PCR_PIDパケットがバッファメモリ211aに入
力したことを検出し、PCR入力検出信号を遅延計測カ
ウンタ286aに出力する。PCRパケット入力検出回
路281bは、PCR_PIDパケットがバッファメモ
リ211bに入力したことを検出し、PCR入力検出信
号を遅延計測カウンタ286bに出力する。PCR入力
検出回路281cは、PCR_PIDパケットがバッフ
ァメモリ211cに入力したことを検出し、PCR入力
検出信号を遅延計測カウンタ286cに出力する。
【0040】遅延計測カウンタ286aは、PCRパケ
ット入力検出回路281aよりPCR入力検出信号が入
力する毎に、カウント値を初期値に設定するとともに、
27MHzクロックパルスのカウントを開始する。遅延
計測カウンタ286bは、PCRパケット入力検出回路
281bよりPCR入力検出信号が入力する毎に、カウ
ント値を初期値に設定するとともに、27MHzクロッ
クパルスのカウントを開始する。遅延計測カウンタ28
6cは、PCRパケット入力検出回路281cよりPC
R入力検出信号が入力する毎に、カウント値を初期値に
設定するとともに、27MHzクロックパルスのカウン
トを開始する。
【0041】PCRパケット出力検出回路288aは、
バッファメモリ221aよりPCR_PIDパケットが
出力したことを検出し、PCR出力検出信号をレジスタ
287a及びセレクタ283に出力する。PCRパケッ
ト出力検出回路288bは、バッファメモリ221bよ
りPCR_PIDパケットが出力したことを検出し、P
CR出力検出信号をレジスタ287b及びセレクタ28
3に出力する。PCRパケット出力検出回路288c
は、バッファメモリ221cよりPCR_PIDパケッ
トが出力したことを検出し、PCR出力検出信号をレジ
スタ287c及びセレクタ283に出力する。
【0042】レジスタ287aは、PCRパケット出力
検出回路288aから出力されたPCR出力検出信号を
入力する毎に、PCR出力検出信号が入力した時点の遅
延計測カウンタ286aのカウント値を保持し、セレク
タ283に出力する。レジスタ287bは、PCRパケ
ット出力検出回路288bから出力されたPCR出力検
出信号を入力する毎に、PCR出力検出信号が入力した
時点の遅延計測カウンタ286bのカウント値を保持
し、セレクタ283に出力する。レジスタ287cは、
PCRパケット出力検出回路288cから出力されたP
CR出力検出信号を入力する毎に、PCR出力検出信号
が入力した時点の遅延計測カウンタ286cのカウント
値を保持し、セレクタ283に出力する。
【0043】セレクタ283は、PCRパケット出力検
出回路288aから出力されたPCR出力検出信号を入
力したときは、レジスタ287aが保持しているカウン
ト値を選択してPCR補正回路291に出力し、PCR
パケット出力検出回路288bから出力されたPCR出
力検出信号を入力したときは、レジスタ287bが保持
しているカウント値を選択してPCR補正回路291に
出力し、PCRパケット出力検出回路288cから出力
されたPCR出力検出信号を入力したときは、レジスタ
287cが保持しているカウント値を選択してPCR補
正回路291に出力する。また、いずれのPCRパケッ
ト出力検出回路288a、288b、288cからもP
CR出力検出信号の入力がないときは、セレクタ283
は、零値をPCR補正回路291へ出力する。
【0044】次に、本従来例におけるディジタル多重伝
送装置の動作について説明する。
【0045】各入力ストリームA,B、Cに含まれるプ
ログラムのうち多重化対象となるプログラムのTSパケ
ットは、各PIDフィルタ/変換回路211a、211
b、211cを通過し、それぞれのバッファメモリ22
1a、221b、221cに書き込まれた後、多重回路
229により取り出されてパケット多重化される。
【0046】各バッファメモリ221a、221b、2
21cは、各プログラムのTSパケット入力速度と多重
化速度との速度差を吸収しており、これら各プログラム
のTSパケット入力速度と多重化出力速度とは相互に非
同期且つ異なった速度であることが許容される。また、
各プログラムのTSパケット入力速度に変動がある場合
でも、各バッファメモリ221a、221b、221c
によって多重化出力速度との速度差が吸収される。
【0047】多重回路229は、各バッファメモリ22
1a、221b、221cでのTSパケットの蓄積量を
監視し、いずれのバッファメモリ221a〜221cに
も入力済みのTSパケットが蓄積されていないときは、
スタッフィングメモリ226からヌルパケットを読み出
して多重化し、少なくとも1つ以上のバッファメモリ2
21a〜221cにおいて入力済みのTSパケットが蓄
積されているときは、そのバッファメモリから入力済み
のTSパケットを取り出して多重化する。
【0048】各バッファメモリ221a、211b、2
21cからTSパケットを取り出して多重化するとき
は、多重回路229において実施される多重化制御は任
意の方法が可能であるが、デコーダシステムの安定動作
のためには多重化遅延ジッタが極力小さく、且つ、バッ
ファメモリ221a〜221cでオーバーフローによる
TSパケットの欠損が発生しないように多重化を行うよ
うに制御する。
【0049】本従来例のようなディジタル多重伝送装置
においては、多重化遅延ジッタは各バッファメモリ22
1a、221b、221cにて発生する。このような多
重化遅延ジッタに対処するために、本従来例では、各バ
ッファメモリ221a、221b、221cの入力側に
PCRパケット入力検出回路281a〜281cを、出
力側にはPCRパケット出力検出回路288a〜288
cを備えた構成としている。これにより、本従来例で
は、PCR_PIDパケットがバッファメモリ221a
〜221cに入力した時点と、バッファメモリ221a
〜221cから出力した時点とがそれぞれ検出され、P
CR_PIDパケットがバッファメモリ221a〜22
1cを通過する時間を計測している。
【0050】例えば、PCR_PIDパケットがバッフ
ァメモリ221aに入力すると、該入力がPCRパケッ
ト入力検出回路281aによって検出され、PCR入力
検出信号が遅延計測カウンタ286aに出力される。そ
の後、PCR_PIDパケットがバッファメモリ221
aから出力すると、該出力がPCRパケット出力検出回
路288aによって検出され、PCR出力検出信号がレ
ジスタ287aに出力される。本従来例では、これらの
検出信号に基づき、PCR_PIDパケットがバッファ
メモリ221a〜221cを通過する時間を計測してい
る。このPCR_PIDパケットの通過時間計測動作の
詳細については後述する。
【0051】遅延計測カウンタ286aは、PCR入力
検出信号が入力するとカウント値を初期値に設定すると
共に、27MHzクロックパルスのカウントを開始す
る。この初期値を、多重化される全TSパケットに加わ
る遅延時間の平均値の負数としたときは、この初期値
は、(式7)における−delconst の項に相当する値
となる。各遅延計測カウンタ286a、286b、28
6cは、下位桁を9ビットの2進数表現で出力する30
0進法のカウンタで構成し、上位桁は最大33ビットの
2進法のカウンタで構成することによって、PCRと同
一データ形式のカウント値を出力する。
【0052】PCR_PIDパケットがバッファメモリ
221aから出力すると、PCRパケット出力検出回路
288aによって検出されて、PCR出力検出信号がレ
ジスタ287a及びセレクタ283に出力される。この
とき、レジスタ287aは、遅延計測カウンタ286a
のカウント値を読み込んで保持する。従って、このとき
保持されたカウント値は、PCR_PIDパケットがバ
ッファメモリ221aを通過するのに要した時間から、
上記多重化対象となる全TSパケットに加わる平均遅延
時間を差し引いた時間を示す値であり、遅延時間の変動
分、すなわち多重化遅延ジッタを示す。これは、(式
7)のΔPCRに相当する。
【0053】このとき同時に、セレクタ283は、レジ
スタ287aによって保持されたカウント値を選択して
PCR補正回路291に出力する。一方で、PCR補正
回路291には、多重回路229によりバッファメモリ
221aから取り出され多重化されたPCR_PIDパ
ケットが入力する。従って、PCR補正回路291で
は、PCR_PIDパケットがバッファメモリ221a
を通過する際に生じた多重化遅延ジッタ相当量がPCR
に加算されて出力される。同様に、入力ストリームB中
のPCR_PIDパケット、及び、入力ストリームC中
のPCR_PIDパケットについても、バッファメモリ
221b或いはバッファメモリ221cを通過する際に
生じる多重化遅延ジッタ相当量がPCRに加算され、P
CR補正回路291から出力される。
【0054】しかしながら、上記従来例におけるパケッ
ト多重伝送装置では、1個の入力ストリーム内に多重化
出力しようとするプログラムが複数存在する場合には、
各々のプログラムに含まれるPCR_PIDパケットの
PCRを補正するために、回路規模が著しく増大すると
いった問題点がある。
【0055】その理由は、1個の入力ストリームには、
それぞれが独立したタイムベースを有する複数のプログ
ラムを含むことができるようになっており、それぞれの
プログラムが異なったPCR_PIDパケットを有する
可能性がある。このことから、1個の入力ストリームに
つき、多重化遅延時間を計測する回路を多重化対象プロ
グラム数と同数装備する必要があるからである。
【0056】PCR_PIDパケットは、通常、数10
ミリ秒以上、100ミリ秒以下(上限値はMPEG−2
規定)の時間間隔で伝送される。例えば、バッファメモ
リの通過時間をそれよりも小さくすることによって、1
個の入力ストリームから1個のプログラムだけを選択し
て多重化するよう限定した場合は、バッファメモリの入
力側と出力側に備えるべきPCR検出回路はそれぞれ1
個でよく、遅延計測カウンタも1個の入力ストリームに
つき1個装備すればよい。
【0057】しかしながら、1個の入力ストリームから
複数のプログラムを選択して多重化しようとする場合に
おいて、これら複数のプログラムコンテントは、異なる
制作過程や伝送路等を経て1個の入力ストリーム中に多
重化されて入力している可能性がある。その場合、異な
るプログラムに含まれるPCR_PIDパケット同士
は、伝送時点および伝送時間間隔が不定なものとなるた
め、一つのバッファメモリ中には、異なる複数のプログ
ラムのPCR_PIDパケットが同時に存在する状態が
発生する。
【0058】従って、一つのバッファメモリに対して、
その入力側、出力側でそれぞれPCR入力検出回路、P
CR出力検出回路を1つずつ備えた構成であると、同一
PCR_PIDパケットのバッファメモリへの入力時点
及びバッファメモリからの出力時点を正確に検出するこ
とができない。
【0059】このため、1個の入力ストリームから多重
化しようとするプログラム数に応じて、PCR_PID
パケットを検出する回路、及び遅延計測カウンタを、そ
れぞれ上記プログラム数と同数個設けなければならな
い。従って、本従来例においては、1入力ストリーム当
たりの多重化プログラムに比例して、PCRの補正のた
めに必要な回路規模が増大してしまうといった問題が生
じる。
【0060】多チャンネルのディジタル放送を運用する
場合においては、放送チャンネルの編成や放送番組編成
の変更・切替に応じて、1個の入力ストリーム内から選
択して多重化しようとするプログラム数の変更や、入力
ストリーム数の変更を行う場合がある。このため、多重
化されるプログラム数の最大値を想定し、最大プログラ
ム数に対応できる数のPCR補正回路を予め装備してお
かなければならない。しかしながら、実際に多重化する
プログラムが少ない状況においては、予め最大プログラ
ム数に応じて装備されたPCRを補正するための回路の
一部が無駄となってしまうといった問題がある。
【0061】また、既に述べたような1個の入力ストリ
ームから複数のプログラムを選択して多重化しようとす
る場合と同様に、1つのプログラムのPCR_PIDパ
ケットの入力間隔が、バッファメモリを通過する時間よ
りも短い間隔で入力する状況においても、1つのバッフ
ァメモリの入力側、出力側でそれぞれPCR入力検出回
路、PCR出力検出回路を1つずつ備えた構成でPCR
_PIDパケットを検出しようとすると、同一PCR_
PIDパケットのバッファメモリへの入力時点及びバッ
ファメモリからの出力時点を正確に検出することができ
ないといった問題がある。さらに、これを避けるために
バッファメモリサイズを小さくした場合には、次は、オ
ーバーフローの危険性が生じてしまうといった問題が新
たに生じる。
【0062】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、ディジタル情報速度の異なる、かつディジ
タル情報速度の変化する複数のディジタルストリーム
を、柔軟に、効率よく、遅延ジッタが少なく多重化して
伝送できるディジタル多重伝送装置、ディジタル多重伝
送システム、およびディジタル多重伝送方法を提供する
ことを目的とする。
【0063】また、本発明は、1入力ストリーム当たり
の多重化プログラム数、即ち、異なるPCR_PIDパ
ケットの種類に応じて回路規模を増大させることなく、
多重化動作により発生するPCRジッタの補正を可能と
するディジタル多重伝送装置を提供することを目的とす
る。
【0064】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の請求項1記載の発明によれば、複数のデ
ィジタルストリームを多重化フレームの各伝送スロット
に多重化し伝送するディジタル多重伝送装置において、
各ディジタルストリーム毎の伝送速度に応じて、各ディ
ジタルストリームを構成するディジタルデータの各伝送
スロットに対する割当情報を生成するスロット割当情報
生成手段を有し、生成したスロット割当情報に従って各
ディジタルストリームを多重化し、多重化フレームにス
ロット割当情報を付加して、受信側に伝送することを特
徴とする。
【0065】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載のディジタル多重伝送装置において、更に、各
ディジタルストリーム毎に、入力したディジタルデータ
が所定量に到達した時点を検出するディジタルデータ量
検出手段を有し、スロット割当情報生成手段は、ディジ
タルデータ量検出手段にて時点が検出されたディジタル
ストリームのスロット割当情報を生成することを特徴と
する。
【0066】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項2記載のディジタル多重伝送装置において、所定量
を、一伝送スロットで伝送されるデータ量としたことを
特徴とする。
【0067】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項2又は3記載のディジタル多重伝送装置において、ス
ロット割当情報を、検出された時点に基づいて生成する
ことを特徴とする。
【0068】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項4記載のディジタル多重伝送装置において、スロット
割当情報生成手段は、ディジタルデータ量検出手段に
て、時点が検出された伝送スロットの直後の伝送スロッ
トに対して、当するディジタルストリームの割当情報を
生成することを特徴とする。
【0069】また、請求項6記載の発明によれば、請求
項4又は5記載のディジタル多重伝送装置において、ス
ロット割当情報生成手段は、ディジタルデータ量検出手
段にて、伝送スロット一周期内に、いずれのディジタル
ストリームについて時点が検出されなかったときにおい
ては、多重化フレーム一周期内で、時点が検出されなか
った伝送スロット一周期内までに生成されたスロット割
当情報数が、時点が検出されなかった伝送スロット一周
期内までに伝送された伝送スロット数よりも少ない場合
は、直後の伝送スロットに対してスタッフィングデータ
の割当情報を生成することを特徴とする。
【0070】また、請求項7記載の発明によれば、請求
項4から6のいずれかに記載のディジタル多重伝送装置
において、スロット割当情報生成手段は、ディジタルデ
ータ量検出手段にて、伝送スロット一周期内に、複数の
ディジタルストリームについて時点が検出されたとき、
伝送スロットの直後の連続する同数の伝送スロットに対
するスロット割当情報を生成することを特徴とする。
【0071】また、請求項8記載の発明によれば、請求
項4から7のいずれかに記載のディジタル多重伝送装置
において、スロット割当情報生成手段は、スロット割当
情報が生成済みの伝送スロットの、直前の伝送スロット
一周期内に、ディジタルデータ量検出手段にて時点が検
出されたディジタルストリームのスロット割当情報を、
スロット割当情報が生成済みの伝送スロットの直後の、
スロット割当情報が未生成の伝送スロットに対して生成
することを特徴とする。
【0072】また、請求項9記載の発明によれば、請求
項4から8のいずれかに記載のディジタル多重伝送装置
において、スロット割当情報生成手段は、多重化フレー
ム一周期分の各伝送スロットに対するスロット割当情報
の生成がなされたとき、多重化フレーム一周期内におい
て、さらに、ディジタルストリームについて時点が検出
されたときは、多重化フレームの直後の多重化フレーム
の伝送スロットに対してディジタルストリームの割当情
報を生成することを特徴とする。
【0073】また、請求項10記載の発明によれば、請
求項4から9のいずれかに記載のディジタル多重伝送装
置において、スロット割当情報生成手段は、多重化フレ
ームを構成する各伝送スロットのうちのスロット割当情
報を伝送する伝送スロットに対しては、スロット割当情
報を生成しないことを特徴とする。
【0074】また、請求項11記載の発明によれば、複
数のディジタルストリームを多重化フレームの各伝送ス
ロットに多重化し伝送するディジタル多重伝送装置にお
いて、各ディジタルストリーム毎に、入力したディジタ
ルデータが所定量に到達したことを検出し、検出した各
々のディジタルストリームについて検出信号を出力する
データ量検出手段と、各検出信号を、伝送スロット周期
に同期したクロック信号でリタイミングして出力するリ
タイミング手段と、クロック信号の一周期毎に位相の異
なる複数のパルス信号を発生するパルス発生手段と、パ
ルス発生手段による複数のパルス信号のうち、ディジタ
ルストリームに対応するパルス信号の各々の通過を、リ
タイミングされた検出信号の入力によって制御する、各
ディジタルストリーム毎に備えられた第1のパルス信号
通過制御手段と、第1のパルス信号通過制御手段を通過
したパルス信号に対応するディジタルストリームの、伝
送スロットに対する割当情報を発生するスロット割当情
報発生手段と、スロット割当情報が発生する毎に、書込
アドレス値を1つ進めて設定する書込アドレス値設定手
段と、多重化フレーム一周期内の伝送スロットの送出数
をカウントする伝送スロットカウント手段と、伝送スロ
ットカウント手段によるカウント値と同桁の書込アドレ
ス値における下位の書込アドレス値と、カウント値とを
比較し、比較の結果、下位のアドレス値がカウント値よ
り小さい値であった場合、真値を出力する大小比較手段
と、パルス発生手段から発生する複数のパルス信号のう
ち、ディジタルストリームに対応するパルス信号以外の
一つのパルス信号の通過を、真値の入力によって制御す
る第2のパルス信号通過制御手段と、第2のパルス信号
通過制御手段を通過したパルス信号の入力によって、ス
タッフィングデータの伝送スロットに対する割当情報を
発生するスロット割当情報発生手段と、スロット割当情
報が発生する毎に、さらに書込アドレス値を1つ進めて
設定する書込アドレス値設定手段と、書込アドレス値に
おける下位の書込アドレス値が一多重化フレームの伝送
スロット数と等しい値に到達したことを示す信号を発生
する手段と、信号が発生する毎に、さらに書込アドレス
値を1つ進めて設定する書込アドレス値設定手段と、デ
ィジタルストリームおよびスタッフィングデータの伝送
スロットに対するスロット割当情報を、書込アドレス値
設定手段により設定された書込アドレス値に応じたアド
レスに記憶保持する記憶手段と、多重化フレームの一周
期中に一多重化フレーム分の伝送スロットの割当情報が
記憶手段によって記憶されたときに設定された書込アド
レス値を保持し、書込アドレス値が示す記憶手段のアド
レスに記憶されたスロット割当情報を読み出して出力す
る割当情報読出手段とを有し、割当情報読出手段にて読
み出したスロット割当情報に従って各ディジタルストリ
ームおよびスタッフィングデータを多重化し、多重化フ
レームにスロット割当情報を付加して、受信側に伝送す
ることを特徴とする。
【0075】また、請求項12記載の発明によれば、請
求項11記載のディジタル多重伝送装置において、所定
量を、一伝送スロットで伝送されるデータ量としたこと
を特徴とする。
【0076】また、請求項13記載の発明によれば、請
求項11又は12記載のディジタル多重伝送装置におい
て、書込アドレス値設定手段にて設定された書込アドレ
ス値の範囲を、一多重化フレームの伝送スロット数の2
倍としたことを特徴とする。
【0077】また、請求項14記載の発明によれば、複
数のパケット形式のディジタルストリームを多重化フレ
ームの各伝送スロットに多重化し伝送するディジタル多
重伝送装置において、各ディジタルストリームの伝送速
度に応じて、各ディジタルストリームを構成するパケッ
トの各伝送スロットに対する割当情報を生成するスロッ
ト割当情報生成手段を有し、生成したスロット割当情報
に従って各ディジタルストリームを多重化し、多重化フ
レームにスロット割当情報を付加して、受信側に伝送す
ることを特徴とする。
【0078】また、請求項15記載の発明によれば、請
求項14記載のディジタル多重伝送装置において、更
に、各ディジタルストリーム毎に、入力したパケットが
所定数に到達した時点を検出するパケット数検出手段を
有し、スロット割当情報生成手段は、パケット数検出手
段にて時点が検出されたディジタルストリームのスロッ
ト割当情報を生成することを特徴とする。
【0079】また、請求項16記載の発明によれば、請
求項15記載のディジタル多重伝送装置において、所定
数を、一伝送スロットで伝送されるパケット数としたこ
とを特徴とする。
【0080】また、請求項17記載の発明によれば、請
求項15又は16記載のディジタル多重伝送装置におい
て、スロット割当情報を、検出された時点に基づいて生
成することを特徴とする。
【0081】また、請求項18記載の発明によれば、請
求項17記載のディジタル多重伝送装置において、スロ
ット割当情報生成手段は、パケット数検出手段にて、時
点が検出された伝送スロットの直後の伝送スロットに対
して、当するディジタルストリームの割当情報を生成す
ることを特徴とする。
【0082】また、請求項19記載の発明によれば、請
求項17又は18記載のディジタル多重伝送装置におい
て、スロット割当情報生成手段は、パケット数検出手段
にて、伝送スロット一周期内に、いずれのディジタルス
トリームについて時点が検出されなかったときにおいて
は、多重化フレーム一周期内で、時点が検出されなかっ
た伝送スロット一周期内までに生成されたスロット割当
情報数が、時点が検出されなかった伝送スロット一周期
内までに伝送された伝送スロット数よりも少ない場合
は、直後の伝送スロットに対するスタッフィングパケッ
トの割当情報を生成することを特徴とする。
【0083】また、請求項20記載の発明によれば、請
求項17から19のいずれかに記載のディジタル多重伝
送装置において、スロット割当情報生成手段は、パケッ
ト数検出手段にて、伝送スロット一周期内に、複数のデ
ィジタルストリームについて時点が検出されたとき、伝
送スロットの直後の連続する同数の伝送スロットに対す
るスロット割当情報を生成することを特徴とする。
【0084】また、請求項21記載の発明によれば、請
求項17から20のいずれかに記載のディジタル多重伝
送装置において、スロット割当情報生成手段は、スロッ
ト割当情報が生成済みの伝送スロットの、直前の伝送ス
ロット一周期内に、パケット数検出手段にて時点が検出
されたディジタルストリームのスロット割当情報を、ス
ロット割当情報が生成済みの伝送スロットの直後の、ス
ロット割当情報が未生成の伝送スロットに対して生成す
ることを特徴とする。
【0085】また、請求項22記載の発明によれば、請
求項17から21のいずれかに記載のディジタル多重伝
送装置において、スロット割当情報生成手段は、多重化
フレーム一周期分の各伝送スロットに対するスロット割
当情報の生成がなされたとき、多重化フレーム一周期内
において、さらに、ディジタルストリームについて時点
が検出されたときは、多重化フレームの直後の多重化フ
レームの伝送スロットに対してディジタルストリームの
割当情報を生成することを特徴とする。
【0086】また、請求項23記載の発明によれば、請
求項17から22のいずれかに記載のディジタル多重伝
送装置において、スロット割当情報生成手段は、多重化
フレームを構成する各伝送スロットのうちのスロット割
当情報を伝送する伝送スロットに対しては、スロット割
当情報を生成しないことを特徴とする。
【0087】また、請求項24記載の発明によれば、
複数のパケット形式のディジタルストリームを多重化フ
レームの各伝送スロットに多重化し伝送するディジタル
多重伝送装置において、各ディジタルストリーム毎に、
入力したパケットが所定量に到達したことを検出し、検
出した各々のディジタルストリームについて検出信号を
出力するパケット数検出手段と、各検出信号を、伝送ス
ロット周期に同期したクロック信号でリタイミングして
出力するリタイミング手段と、クロック信号の一周期毎
に位相の異なる複数のパルス信号を発生するパルス発生
手段と、パルス発生手段による複数のパルス信号のう
ち、ディジタルストリームに対応するパルス信号の各々
の通過を、リタイミングされた検出信号の入力によって
制御する、各ディジタルストリーム毎に備えられた第1
のパルス信号通過制御手段と、第1のパルス信号通過制
御手段を通過したパルス信号に対応するディジタルスト
リームの、伝送スロットに対する割当情報を発生するス
ロット割当情報発生手段と、スロット割当情報が発生す
る毎に、書込アドレス値を1つ進めて設定する書込アド
レス値設定手段と、多重化フレーム一周期内の伝送スロ
ットの送出数をカウントする伝送スロットカウント手段
と、伝送スロットカウント手段によるカウント値と同桁
の書込アドレス値における下位の書込アドレス値と、カ
ウント値とを比較し、比較の結果、下位のアドレス値が
カウント値より小さい値であった場合、真値を出力する
大小比較手段と、パルス発生手段から発生する複数のパ
ルス信号のうち、ディジタルストリームに対応するパル
ス信号以外の一つのパルス信号の通過を、真値の入力に
よって制御する第2のパルス信号通過制御手段と、第2
のパルス信号通過制御手段を通過したパルス信号の入力
によって、スタッフィングパケットの伝送スロットに対
する割当情報を発生するスロット割当情報発生手段と、
スロット割当情報が発生する毎に、さらに書込アドレス
値を1つ進めて設定する書込アドレス値設定手段と、書
込アドレス値における下位の書込アドレス値が一多重化
フレームの伝送スロット数と等しい値に到達したことを
示す信号を発生する手段と、信号が発生する毎に、さら
に書込アドレス値を1つ進めて設定する書込アドレス値
設定手段と、ディジタルストリームおよびスタッフィン
グパケットの伝送スロットに対するスロット割当情報
を、書込アドレス値設定手段により設定された書込アド
レス値に応じたアドレスに記憶保持する記憶手段と、さ
らに、多重化フレームの一周期中に一多重化フレーム分
の伝送スロットの割当情報が記憶手段によって記憶され
たときに設定された書込アドレス値を保持し、書込アド
レス値が示す記憶手段のアドレスに記憶されたスロット
割当情報を読み出して出力する割当情報読出手段とを有
し、割当情報読出手段にて読み出したスロット割当情報
に従って各ディジタルストリームのパケットおよびスタ
ッフィングパケットを多重化し、多重化フレームにスロ
ット割当情報を含んだパケットを付加して、受信側に伝
送することを特徴とする。
【0088】また、請求項25記載の発明によれば、請
求項24記載のディジタル多重伝送装置において、所定
量を、一伝送スロットで伝送されるデータ量としたこと
を特徴とする。
【0089】また、請求項26記載の発明によれば、請
求項24又は25記載のディジタル多重伝送装置におい
て、書込アドレス値設定手段にて設定された書込アドレ
ス値の範囲を、一多重化フレームの伝送スロット数の2
倍としたことを特徴とする。
【0090】また、請求項27記載の発明によれば、複
数のパケット形式のディジタルストリームを多重化フレ
ームの各伝送スロットに多重化し伝送するディジタル多
重伝送装置において、各ディジタルストリームに含まれ
るスタッフィングパケットを除去するスタッフィングパ
ケット除去手段と、スタッフィングパケット除去手段に
よってスタッフィングパケットが除去された各ディジタ
ルストリームの有効パケットの伝送速度に応じて、各デ
ィジタルストリームを構成する有効パケットの各伝送ス
ロットに対する割当情報を生成するスロット割当情報生
成手段とを有し、生成したスロット割当情報に従って各
ディジタルストリームを多重化し、多重化フレームにス
ロット割当情報を付加して、受信側に伝送することを特
徴とする。
【0091】また、請求項28記載の発明によれば、請
求項27記載のディジタル多重伝送装置において、ディ
ジタル多重伝送装置は、更に、各ディジタルストリーム
毎に、入力した有効パケットが所定数に到達した時点を
検出する有効パケット数検出手段を有し、スロット割当
情報生成手段は、有効パケット数検出手段にて時点が検
出されたディジタルストリームのスロット割当情報を生
成することを特徴とする。
【0092】また、請求項29記載の発明によれば、請
求項28記載のディジタル多重伝送装置において、所定
数を、一伝送スロットで伝送される有効パケット数とし
たことを特徴とする。
【0093】また、請求項30記載の発明によれば、請
求項28又は29記載のディジタル多重伝送装置におい
て、スロット割当情報を、検出された時点に基づいて生
成することを特徴とする。
【0094】また、請求項31記載の発明によれば、請
求項30記載のディジタル多重伝送装置において、スロ
ット割当情報生成手段は、パケット数検出手段にて、時
点が検出された伝送スロットの直後の伝送スロットに対
して、当するディジタルストリームの割当情報を生成す
ることを特徴とする。
【0095】また、請求項32記載の発明によれば、請
求項30又は31記載のディジタル多重伝送装置におい
て、スロット割当情報生成手段は、有効パケット数検出
手段にて、伝送スロット一周期内に、いずれのディジタ
ルストリームについて時点が検出されなかったときにお
いては、多重化フレーム一周期内で、時点が検出されな
かった伝送スロット一周期内までに生成されたスロット
割当情報数が、そのときまでに伝送された伝送スロット
数よりも少ない場合は、直後の伝送スロットに対するス
タッフィングパケットの割当情報を生成することを特徴
とする。
【0096】また、請求項33記載の発明によれば、請
求項30から32のいずれかに記載のディジタル多重伝
送装置において、スロット割当情報生成手段は、有効パ
ケット数検出手段にて、伝送スロット一周期内に、複数
のディジタルストリームについて時点が検出されたと
き、伝送スロットの直後の連続する同数の伝送スロット
に対するスロット割当情報を生成することを特徴とす
る。
【0097】また、請求項34記載の発明によれば、請
求項30から33のいずれかに記載のディジタル多重伝
送装置において、スロット割当情報生成手段は、スロッ
ト割当情報が生成済みの伝送スロットの、直前の伝送ス
ロット一周期内に、有効パケット数検出手段にて時点が
検出されたディジタルストリームのスロット割当情報
を、スロット割当情報が生成済みの伝送スロットの直後
の、スロット割当情報が未生成の伝送スロットに対して
生成することを特徴とする。
【0098】また、請求項35記載の発明によれば、請
求項30から34のいずれかに記載のディジタル多重伝
送装置において、スロット割当情報生成手段は、多重化
フレーム一周期分の各伝送スロットに対するスロット割
当情報の生成がなされたとき、多重化フレーム一周期内
において、さらに、ディジタルストリームについて時点
が検出されたときは、多重化フレームの直後の多重化フ
レームの伝送スロットに対してディジタルストリームの
割当情報を生成することを特徴とする。
【0099】また、請求項36記載の発明によれば、請
求項30から35のいずれかに記載のディジタル多重伝
送装置において、スロット割当情報生成手段は、多重化
フレームを構成する各伝送スロットのうちのスロット割
当情報を伝送する伝送スロットに対しては、スロット割
当情報を生成しないことを特徴とする。
【0100】また、請求項37記載の発明によれば、複
数のパケット形式のディジタルストリームを多重化フレ
ームの各伝送スロットに多重化し伝送するディジタル多
重伝送装置において、各ディジタルストリームに含まれ
るスタッフィングパケットを除去するスタッフィングパ
ケット除去手段と、スタッフィングパケット除去手段に
よってスタッフィングパケットが除去された各ディジタ
ルストリームの有効パケットが所定数入力されたことを
検出し、検出した各々のディジタルストリームについて
検出信号を出力する有効パケット数検出手段と、各検出
信号を、伝送スロット周期に同期したクロック信号でリ
タイミングして出力するリタイミング手段と、クロック
信号の一周期毎に位相の異なる複数のパルス信号を発生
するパルス発生手段と、パルス発生手段による複数のパ
ルス信号のうち、ディジタルストリームに対応するパル
ス信号の各々の通過を、リタイミングされた検出信号の
入力によって制御する、各ディジタルストリーム毎に備
えられた第1のパルス信号通過制御手段と、第1のパル
ス信号通過制御手段を通過したパルス信号に対応するデ
ィジタルストリームの、伝送スロットに対する割当情報
を発生するスロット割当情報発生手段と、スロット割当
情報が発生する毎に、書込アドレス値を1つ進めて設定
する書込アドレス値設定手段と、多重化フレーム一周期
内の伝送スロットの送出数をカウントする伝送スロット
カウント手段と、伝送スロットカウント手段によるカウ
ント値と同桁の書込アドレス値における下位の書込アド
レス値と、カウント値とを比較し、比較の結果、下位の
アドレス値がカウント値より小さい値であった場合、真
値を出力する大小比較手段と、パルス発生手段から発生
する複数のパルス信号のうち、ディジタルストリームに
対応するパルス信号以外の一つのパルス信号の通過を、
真値の入力によって制御する第2のパルス信号通過制御
手段と、第2のパルス信号通過制御手段を通過したパル
ス信号の入力によって、スタッフィングパケットの伝送
スロットに対する割当情報を発生するスロット割当情報
発生手段と、スロット割当情報が発生する毎に、さらに
書込アドレス値を1つ進めて設定する書込アドレス値設
定手段と、書込アドレス値における下位の書込アドレス
値が一多重化フレームの伝送スロット数と等しい値に到
達したことを示す信号を発生する手段と、信号が発生す
る毎に、さらに書込アドレス値を1つ進めて設定する書
込アドレス値設定手段と、ディジタルストリームおよび
スタッフィングパケットの伝送スロットに対するスロッ
ト割当情報を、書込アドレス値設定手段により設定され
た書込アドレス値に応じたアドレスに記憶保持する記憶
手段と、さらに、多重化フレームの一周期中に一多重化
フレーム分の伝送スロットの割当情報が記憶手段によっ
て記憶されたときに設定された書込アドレス値を保持
し、書込アドレス値が示す記憶手段のアドレスに記憶さ
れたスロット割当情報を読み出して出力する割当情報読
出手段とを有し、割当情報読出手段にて読み出したスロ
ット割当情報に従って各ディジタルストリームの有効パ
ケットおよびスタッフィングパケットを多重化し、多重
化フレームにスロット割当情報を含んだパケットを付加
して、受信側に伝送することを特徴とする。
【0101】また、請求項38記載の発明によれば、請
求項37記載のディジタル多重伝送装置において、所定
数を、一伝送スロットで伝送される有効パケット数とし
たことを特徴とする。
【0102】また、請求項39記載の発明によれば、請
求項37又は38記載のディジタル多重伝送装置におい
て、書込アドレス値設定手段にて設定された書込アドレ
ス値の範囲を、一多重化フレームの伝送スロット数の2
倍としたことを特徴とする。
【0103】また、請求項40記載の発明によれば、複
数のディジタルストリームを多重化フレームの各伝送ス
ロットに多重化し伝送するディジタル多重伝送方法にお
いて、各ディジタルストリーム毎の伝送速度に応じて、
各ディジタルストリームを構成するディジタルデータの
各伝送スロットに対する割当情報を生成するスロット割
当情報生成工程を有し、生成したスロット割当情報に従
って各ディジタルストリームを多重化し、多重化フレー
ムにスロット割当情報を付加して、受信側に伝送するこ
とを特徴とする。
【0104】また、請求項41記載の発明によれば、請
求項40記載のディジタル多重伝送方法において、更
に、各ディジタルストリーム毎に、入力したディジタル
データが所定量に到達した時点を検出するディジタルデ
ータ量検出工程を有し、スロット割当情報生成工程で
は、ディジタルデータ量検出工程にて時点が検出された
ディジタルストリームのスロット割当情報を生成するこ
とを特徴とする。
【0105】また、請求項42記載の発明によれば、請
求項41記載のディジタル多重伝送方法において、所定
量を、一伝送スロットで伝送されるデータ量としたこと
を特徴とする。
【0106】また、請求項43記載の発明によれば、請
求項41又は42記載のディジタル多重伝送方法におい
て、スロット割当情報を、検出された時点に基づいて生
成することを特徴とする。
【0107】また、請求項44記載の発明によれば、請
求項43記載のディジタル多重伝送方法において、スロ
ット割当情報生成工程は、ディジタルデータ量検出工程
にて、時点が検出された伝送スロットの直後の伝送スロ
ットに対して、当するディジタルストリームの割当情報
を生成することを特徴とする。
【0108】また、請求項45記載の発明によれば、請
求項43又は44記載のディジタル多重伝送方法におい
て、スロット割当情報生成工程は、ディジタルデータ量
検出工程にて、伝送スロット一周期内に、いずれのディ
ジタルストリームについて時点が検出されなかったとき
においては、多重化フレーム一周期内で、時点が検出さ
れなかった伝送スロット一周期内までに生成されたスロ
ット割当情報数が、そのときまでに伝送された伝送スロ
ット数よりも少ない場合は、直後の伝送スロットに対し
てスタッフィングデータの割当情報を生成することを特
徴とする。
【0109】また、請求項46記載の発明によれば、請
求項43から45のいずれかに記載のディジタル多重伝
送方法において、スロット割当情報生成工程は、ディジ
タルデータ量検出工程にて、伝送スロット一周期内に、
複数のディジタルストリームについて時点が検出された
とき、伝送スロットの直後の連続する同数の伝送スロッ
トに対するスロット割当情報を生成することを特徴とす
る。
【0110】また、請求項47記載の発明によれば、請
求項43から46のいずれかに記載のディジタル多重伝
送方法において、スロット割当情報生成工程は、スロッ
ト割当情報が生成済みの伝送スロットの、直前の伝送ス
ロット一周期内に、ディジタルデータ量検出手段にて時
点が検出されたディジタルストリームのスロット割当情
報を、スロット割当情報が生成済みの伝送スロットの直
後の、スロット割当情報が未生成の伝送スロットに対し
て生成することを特徴とする。
【0111】また、請求項48記載の発明によれば、請
求項43から47のいずれかに記載のディジタル多重伝
送方法において、スロット割当情報生成工程は、多重化
フレーム一周期分の各伝送スロットに対するスロット割
当情報の生成がなされたとき、多重化フレーム一周期内
において、さらに、ディジタルストリームについて時点
が検出されたときは、多重化フレームの直後の多重化フ
レームの伝送スロットに対してディジタルストリームの
割当情報を生成することを特徴とする。
【0112】また、請求項49記載の発明によれば、請
求項43から48のいずれかに記載のディジタル多重伝
送方法において、スロット割当情報生成工程は、多重化
フレームを構成する各伝送スロットのうちのスロット割
当情報を伝送する伝送スロットに対しては、スロット割
当情報を生成しないことを特徴とする。
【0113】また、請求項50記載の発明によれば、複
数のディジタルストリームを多重化フレームの各伝送ス
ロットに多重化し伝送するディジタル多重伝送方法にお
いて、各ディジタルストリーム毎に、入力したディジタ
ルデータが所定量に到達したことを検出し、検出した各
々のディジタルストリームについて検出信号を出力する
データ量検出工程と、各検出信号を、伝送スロット周期
に同期したクロック信号でリタイミングして出力するリ
タイミング工程と、クロック信号の一周期毎に位相の異
なる複数のパルス信号を発生するパルス発生工程と、パ
ルス発生工程による複数のパルス信号のうち、ディジタ
ルストリームに対応するパルス信号の各々の通過を、リ
タイミングされた検出信号の入力によって制御する、各
ディジタルストリーム毎に備えられた第1のパルス信号
通過制御工程と、第1のパルス信号通過制御工程を通過
したパルス信号に対応するディジタルストリームの、伝
送スロットに対する割当情報を発生するスロット割当情
報発生工程と、スロット割当情報が発生する毎に、書込
アドレス値を1つ進めて設定する書込アドレス値設定工
程と、多重化フレーム一周期内の伝送スロットの送出数
をカウントする伝送スロットカウント工程と、伝送スロ
ットカウント工程によるカウント値と同桁の書込アドレ
ス値における下位の書込アドレス値と、カウント値とを
比較し、比較の結果、下位のアドレス値がカウント値よ
り小さい値であった場合、真値を出力する大小比較工程
と、パルス発生工程から発生する複数のパルス信号のう
ち、ディジタルストリームに対応するパルス信号以外の
一つのパルス信号の通過を、真値の入力によって制御す
る第2のパルス信号通過制御工程と、第2のパルス信号
通過制御工程を通過したパルス信号の入力によって、ス
タッフィングデータの伝送スロットに対する割当情報を
発生するスロット割当情報発生工程と、スロット割当情
報が発生する毎に、さらに書込アドレス値を1つ進めて
設定する書込アドレス値設定工程と、書込アドレス値に
おける下位の書込アドレス値が一多重化フレームの伝送
スロット数と等しい値に到達したことを示す信号を発生
する工程と、信号が発生する毎に、さらに書込アドレス
値を1つ進めて設定する書込アドレス値設定工程と、デ
ィジタルストリームおよびスタッフィングデータの伝送
スロットに対するスロット割当情報を、書込アドレス値
設定工程により設定された書込アドレス値に応じたアド
レスに記憶保持する記憶工程と、多重化フレームの一周
期中に一多重化フレーム分の伝送スロットの割当情報が
記憶工程によって記憶されたときに設定された書込アド
レス値を保持し、書込アドレス値が示す記憶工程のアド
レスに記憶されたスロット割当情報を読み出して出力す
る割当情報読出工程とを有し、割当情報読出工程にて読
み出したスロット割当情報に従って各ディジタルストリ
ームおよびスタッフィングデータを多重化し、多重化フ
レームにスロット割当情報を付加して、受信側に伝送す
ることを特徴とする。
【0114】また、請求項51記載の発明によれば、請
求項50記載のディジタル多重伝送方法において、所定
量を、一伝送スロットで伝送されるデータ量としたこと
を特徴とする。
【0115】また、請求項52記載の発明によれば、請
求項50又は51記載のディジタル多重伝送方法におい
て、書込アドレス値設定工程にて設定された書込アドレ
ス値の範囲を、一多重化フレームの伝送スロット数の2
倍としたことを特徴とする。
【0116】また、請求項53記載の発明によれば、複
数のパケット形式のディジタルストリームを多重化フレ
ームの各伝送スロットに多重化し伝送するディジタル多
重伝送方法において、各ディジタルストリームの伝送速
度に応じて、各ディジタルストリームを構成するパケッ
トの各伝送スロットに対する割当情報を生成するスロッ
ト割当情報生成工程を有し、生成したスロット割当情報
に従って各ディジタルストリームを多重化し、多重化フ
レームにスロット割当情報を付加して、受信側に伝送す
ることを特徴とする。
【0117】また、請求項54記載の発明によれば、請
求項53記載のディジタル多重伝送方法において、更
に、各ディジタルストリーム毎に、入力したパケットが
所定数に到達した時点を検出するパケット数検出工程を
有し、スロット割当情報生成工程では、パケット数検出
工程にて時点が検出されたディジタルストリームのスロ
ット割当情報を生成することを特徴とする。
【0118】また、請求項55記載の発明によれば、請
求項54記載のディジタル多重伝送方法において、所定
数を、一伝送スロットで伝送されるパケット数としたこ
とを特徴とする。
【0119】また、請求項56記載の発明によれば、請
求項54又は55記載のディジタル多重伝送方法におい
て、スロット割当情報を、検出された時点に基づいて生
成することを特徴とする。
【0120】また、請求項57記載の発明によれば、請
求項56記載のディジタル多重伝送方法において、スロ
ット割当情報生成工程は、パケット数検出工程にて、時
点が検出された伝送スロットの直後の伝送スロットに対
して、当するディジタルストリームの割当情報を生成す
ることを特徴とする。
【0121】また、請求項58記載の発明によれば、請
求項56又は57記載のディジタル多重伝送装置におい
て、スロット割当情報生成工程は、パケット数検出工程
にて、伝送スロット一周期内に、いずれのディジタルス
トリームについて時点が検出されなかったときにおいて
は、多重化フレーム一周期内で、時点が検出されなかっ
た伝送スロット一周期内までに生成されたスロット割当
情報数が、時点が検出されなかった伝送スロット一周期
内までに伝送された伝送スロット数よりも少ない場合
は、直後の伝送スロットに対するスタッフィングパケッ
トの割当情報を生成することを特徴とする。
【0122】また、請求項59記載の発明によれば、請
求項56から58のいずれかに記載のディジタル多重伝
送方法において、スロット割当情報生成工程は、パケッ
ト数検出工程にて、伝送スロット一周期内に、複数のデ
ィジタルストリームについて時点が検出されたとき、伝
送スロットの直後の連続する同数の伝送スロットに対す
るスロット割当情報を生成することを特徴とする。
【0123】また、請求項60記載の発明によれば、請
求項56から59のいずれかに記載のディジタル多重伝
送方法において、スロット割当情報生成工程は、スロッ
ト割当情報が生成済みの伝送スロットの、直前の伝送ス
ロット一周期内に、パケット数検出工程にて時点が検出
されたディジタルストリームのスロット割当情報を、ス
ロット割当情報が生成済みの伝送スロットの直後の、ス
ロット割当情報が未生成の伝送スロットに対して生成す
ることを特徴とする。
【0124】また、請求項61記載の発明によれば、請
求項56から60のいずれかに記載のディジタル多重伝
送方法において、スロット割当情報生成工程は、多重化
フレーム一周期分の各伝送スロットに対するスロット割
当情報の生成がなされたとき、多重化フレーム一周期内
において、さらに、ディジタルストリームについて時点
が検出されたときは、多重化フレームの直後の多重化フ
レームの伝送スロットに対してディジタルストリームの
割当情報を生成することを特徴とする。
【0125】また、請求項62記載の発明によれば、請
求項56から61のいずれかに記載のディジタル多重伝
送方法において、スロット割当情報生成工程は、多重フ
レームを構成する各伝送スロットのうちのスロット割当
情報を伝送する伝送スロットに対しては、スロット割当
情報を生成しないことを特徴とする。
【0126】また、請求項63記載の発明によれば、複
数のパケット形式のディジタルストリームを多重化フレ
ームの各伝送スロットに多重化し伝送するディジタル多
重伝送方法において、各ディジタルストリーム毎に、入
力したパケットが所定数に到達したことを検出し、検出
した各々のディジタルストリームについて検出信号を出
力するパケット数検出工程と、各検出信号を、伝送スロ
ット周期に同期したクロック信号でリタイミングして出
力するリタイミング工程と、クロック信号の一周期毎に
位相の異なる複数のパルス信号を発生するパルス発生工
程と、パルス発生工程による複数のパルス信号のうち、
ディジタルストリームに対応するパルス信号の各々の通
過を、リタイミングされた検出信号の入力によって制御
する、各ディジタルストリーム毎に備えられた第1のパ
ルス信号通過制御工程と、第1のパルス信号通過制御工
程を通過したパルス信号に対応するディジタルストリー
ムの、伝送スロットに対する割当情報を発生するスロッ
ト割当情報発生工程と、スロット割当情報が発生する毎
に、書込アドレス値を1つ進めて設定する書込アドレス
値設定工程と、多重化フレーム一周期内の伝送スロット
の送出数をカウントする伝送スロットカウント工程と、
伝送スロットカウント工程によるカウント値と同桁の書
込アドレス値における下位の書込アドレス値と、カウン
ト値とを比較し、比較の結果、下位のアドレス値がカウ
ント値より小さい値であった場合、真値を出力する大小
比較工程と、パルス発生工程から発生する複数のパルス
信号のうち、ディジタルストリームに対応するパルス信
号以外の一つのパルス信号の通過を、真値の入力によっ
て制御する第2のパルス信号通過制御工程と、第2のパ
ルス信号通過制御工程を通過したパルス信号の入力によ
って、スタッフィングパケットの伝送スロットに対する
割当情報を発生するスロット割当情報発生工程と、スロ
ット割当情報が発生する毎に、さらに書込アドレス値を
1つ進めて設定する書込アドレス値設定工程と、書込ア
ドレス値における下位の書込アドレス値が一多重化フレ
ームの伝送スロット数と等しい値に到達したことを示す
信号を発生する工程と、信号が発生する毎に、さらに書
込アドレス値を1つ進めて設定する書込アドレス値設定
工程と、ディジタルストリームおよびスタッフィングパ
ケットの伝送スロットに対するスロット割当情報を、書
込アドレス値設定工程により設定された書込アドレス値
に応じたアドレスに記憶保持する記憶工程と、多重化フ
レームの一周期中に一多重化フレーム分の伝送スロット
の割当情報が記憶工程によって記憶されたときに設定さ
れた書込アドレス値を保持し、書込アドレス値が示す記
憶工程のアドレスに記憶されたスロット割当情報を読み
出して出力する割当情報読出工程とを有し、割当情報読
出工程にて読み出したスロット割当情報に従って各ディ
ジタルストリームのパケットおよびスタッフィングパケ
ットを多重化し、多重化フレームにスロット割当情報を
含んだパケットを付加して、受信側に伝送することを特
徴とする。
【0127】また、請求項64記載の発明によれば、請
求項63記載のディジタル多重伝送方法において、所定
数を、一伝送スロットで伝送されるパケット数としたこ
とを特徴とする。
【0128】また、請求項65記載の発明によれば、請
求項63又は64記載のディジタル多重伝送方法におい
て、書込アドレス値設定工程にて設定された書込アドレ
ス値の範囲を、一多重化フレームの伝送スロット数の2
倍としたことを特徴とする。
【0129】また、請求項66記載の発明によれば、複
数のパケット形式のディジタルストリームを多重化フレ
ームの各伝送スロットに多重化し伝送するディジタル多
重伝送方法において、各ディジタルストリームに含まれ
るスタッフィングパケットを除去するスタッフィングパ
ケット除去工程と、スタッフィングパケット除去工程に
よってスタッフィングパケットが除去された各ディジタ
ルストリームの有効パケットの伝送速度に応じて、各デ
ィジタルストリームを構成する有効パケットの各伝送ス
ロットに対する割当情報を生成するスロット割当情報生
成工程とを有し、生成したスロット割当情報に従って各
ディジタルストリームを多重化し、多重化フレームにス
ロット割当情報を付加して、受信側に伝送することを特
徴とする。
【0130】また、請求項67記載の発明によれば、請
求項66記載のディジタル多重伝送方法において、更
に、各ディジタルストリーム毎に、入力した有効パケッ
トが所定数に到達した時点を検出する有効パケット数検
出工程を有し、スロット割当情報生成工程では、有効パ
ケット数検出工程にて時点が検出されたディジタルスト
リームのスロット割当情報を生成することを特徴とす
る。
【0131】また、請求項68記載の発明によれば、請
求項67記載のディジタル多重伝送方法において、所定
数を、一伝送スロットで伝送される有効パケット数とし
たことを特徴とする。
【0132】また、請求項69記載の発明によれば、請
求項67又は68記載のディジタル多重伝送方法におい
て、スロット割当情報を、検出された時点に基づいて生
成することを特徴とする。
【0133】また、請求項70記載の発明によれば、請
求項69記載のディジタル多重伝送方法において、スロ
ット割当情報生成工程は、有効パケット数検出工程に
て、時点が検出された伝送スロットの直後の伝送スロッ
トに対して、当するディジタルストリームの割当情報を
生成することを特徴とする。
【0134】また、請求項71記載の発明によれば、請
求項69又は70記載のディジタル多重伝送方法におい
て、スロット割当情報生成工程は、有効パケット数検出
工程にて、伝送スロット一周期内に、いずれのディジタ
ルストリームについて時点が検出されなかったときにお
いては、多重化フレーム一周期内で、そのときまでに生
成されたスロット割当情報数が、そのときまでに伝送さ
れた伝送スロット数よりも少ない場合は、直後の伝送ス
ロットに対するスタッフィングパケットの割当情報を生
成することを特徴とする。
【0135】また、請求項72記載の発明によれば、請
求項69から71のいずれかに記載のディジタル多重伝
送方法において、スロット割当情報生成工程は、有効パ
ケット数検出工程にて、伝送スロット一周期内に、複数
のディジタルストリームについて時点が検出されたと
き、伝送スロットの直後の連続する同数の伝送スロット
に対するスロット割当情報を生成することを特徴とす
る。
【0136】また、請求項73記載の発明によれば、請
求項69から72のいずれかに記載のディジタル多重伝
送方法において、スロット割当情報生成工程は、スロッ
ト割当情報が生成済みの伝送スロットの、直前の伝送ス
ロット一周期内に、有効パケット数検出手段にて時点が
検出されたディジタルストリームのスロット割当情報
を、スロット割当情報が生成済みの伝送スロットの直後
の、スロット割当情報が未生成の伝送スロットに対して
生成することを特徴とする。
【0137】また、請求項74記載の発明によれば、請
求項69から73のいずれかに記載のディジタル多重伝
送方法において、スロット割当情報生成工程は、多重化
フレーム一周期分の各伝送スロットに対するスロット割
当情報の生成がなされたとき、多重化フレーム一周期内
において、さらに、ディジタルストリームについて時点
が検出されたときは、多重化フレームの直後の多重化フ
レームの伝送スロットに対してディジタルストリームの
割当情報を生成することを特徴とする。
【0138】また、請求項75記載の発明によれば、請
求項69から74のいずれかに記載のディジタル多重伝
送方法において、スロット割当情報生成工程は、多重フ
レームを構成する各伝送スロットのうちのスロット割当
情報を伝送する伝送スロットに対しては、スロット割当
情報を生成しないことを特徴とする。
【0139】また、請求項76記載の発明によれば、複
数のパケット形式のディジタルストリームを多重化フレ
ームの各伝送スロットに多重化し伝送するディジタル多
重伝送方法において、各ディジタルストリームに含まれ
るスタッフィングパケットを除去するスタッフィングパ
ケット除去工程と、スタッフィングパケット除去工程に
よってスタッフィングパケットが除去された各ディジタ
ルストリームの有効パケットが所定数入力されたことを
検出し、検出した各々のディジタルストリームについて
検出信号を出力する有効パケット数検出工程と、各検出
信号を、伝送スロット周期に同期したクロック信号でリ
タイミングして出力するリタイミング工程と、クロック
信号の一周期毎に位相の異なる複数のパルス信号を発生
するパルス発生工程と、パルス発生工程による複数のパ
ルス信号のうち、ディジタルストリームに対応するパル
ス信号の各々の通過を、リタイミングされた検出信号の
入力によって制御する、各ディジタルストリーム毎に備
えられた第1のパルス信号通過制御工程と、第1のパル
ス信号通過制御工程を通過したパルス信号に対応するデ
ィジタルストリームの、伝送スロットに対する割当情報
を発生するスロット割当情報発生工程と、スロット割当
情報が発生する毎に、書込アドレス値を1つ進めて設定
する書込アドレス値設定工程と、多重化フレーム一周期
内の伝送スロットの送出数をカウントする伝送スロット
カウント工程と、伝送スロットカウント工程によるカウ
ント値と同桁の書込アドレス値における下位の書込アド
レス値と、カウント値とを比較し、比較の結果、下位の
アドレス値がカウント値より小さい値であった場合、真
値を出力する大小比較工程と、パルス発生工程から発生
する複数のパルス信号のうち、ディジタルストリームに
対応するパルス信号以外の一つのパルス信号の通過を、
真値の入力によって制御する第2のパルス信号通過制御
工程と、第2のパルス信号通過制御工程を通過したパル
ス信号の入力によって、スタッフィングパケットの伝送
スロットに対する割当情報を発生するスロット割当情報
発生工程と、スロット割当情報が発生する毎に、さらに
書込アドレス値を1つ進めて設定する書込アドレス値設
定工程と、書込アドレス値における下位の書込アドレス
値が一多重化フレームの伝送スロット数と等しい値に到
達したことを示す信号を発生する工程と、信号が発生す
る毎に、さらに書込アドレス値を1つ進めて設定する書
込アドレス値設定工程と、ディジタルストリームおよび
スタッフィングパケットの伝送スロットに対するスロッ
ト割当情報を、書込アドレス値設定工程により設定され
た書込アドレス値に応じたアドレスに記憶保持する記憶
工程と、多重化フレームの一周期中に一多重化フレーム
分の伝送スロットの割当情報が記憶工程によって記憶さ
れたときに設定された書込アドレス値を保持し、書込ア
ドレス値が示す記憶工程のアドレスに記憶されたスロッ
ト割当情報を読み出して出力する割当情報読出工程とを
有し、割当情報読出工程にて読み出したスロット割当情
報に従って各ディジタルストリームの有効パケットおよ
びスタッフィングパケットを多重化し、多重化フレーム
にスロット割当情報を含んだパケットを付加して、受信
側に伝送することを特徴とする。
【0140】また、請求項77記載の発明によれば、請
求項76記載のディジタル多重伝送方法において、所定
量を、一伝送スロットで伝送される有効パケット数とし
たことを特徴とする。
【0141】また、請求項78記載の発明によれば、請
求項76又は77記載のディジタル多重伝送方法におい
て、書込アドレス値設定工程にて設定された書込アドレ
ス値の範囲を、一多重化フレームの伝送スロット数の2
倍としたことを特徴とする。
【0142】また、請求項79記載の発明によれば、複
数のディジタルストリームを多重化フレームの各伝送ス
ロットに多重化し伝送するディジタル多重伝送装置にお
いて、各ディジタルストリーム毎の伝送速度に応じて、
各ディジタルストリームを構成するディジタルデータの
各伝送スロットに対する割当情報を生成するスロット割
当情報生成手段と、生成したスロット割当情報に従って
各ディジタルストリームを多重化する多重化手段とを有
することを特徴とする。
【0143】また、請求項80記載の発明によれば、請
求項79記載のディジタル多重伝送装置において、スロ
ット割当情報生成手段にて生成したスロット割当情報
を、多重化手段により各ディジタルストリームが多重化
された多重化フレームに付加して送出することを特徴と
する。
【0144】また、請求項81記載の発明によれば、請
求項79又は80記載のディジタル多重伝送装置におい
て、更に、各ディジタルストリーム毎に、入力したディ
ジタルデータが所定量に到達した時点を検出するディジ
タルデータ量検出手段を有し、スロット割当情報生成手
段は、ディジタルデータ量検出手段にて時点が検出され
たディジタルストリームのスロット割当情報を生成する
ことを特徴とする。
【0145】また、請求項82記載の発明によれば、請
求項81記載のディジタル多重伝送装置において、所定
量を、一伝送スロットで伝送されるデータ量としたこと
を特徴とする。
【0146】また、請求項83記載の発明によれば、請
求項81又は82記載のディジタル多重伝送装置におい
て、スロット割当情報生成手段は、スロット割当情報
を、検出された時点に基づいて生成することを特徴とす
る。
【0147】また、請求項84記載の発明によれば、請
求項83記載のディジタル多重伝送装置において、スロ
ット割当情報生成手段は、ディジタルデータ量検出手段
にて、時点が検出された伝送スロットの直後の伝送スロ
ットに対して、該当するディジタルストリームの割当情
報を生成する。
【0148】また、請求項85記載の発明によれば、請
求項81から84のいずれかに記載のディジタル多重伝
送装置において、ディジタルデータ量検出手段にて、伝
送スロット一周期内に、複数のディジタルストリームに
ついて時点が検出されたときにおいては、スロット割当
情報生成手段は、伝送スロットの直後に連続する、ディ
ジタルデータ量検出手段にて検出された時点と同数の伝
送スロットに対して、スロット割当情報を生成すること
を特徴とする。
【0149】また、請求項86記載の発明によれば、請
求項81から85のいずれかに記載のディジタル多重伝
送装置において、ディジタルデータ量検出手段にて、伝
送スロット一周期内に、いずれのディジタルストリーム
について時点が検出されなかったときにおいては、スロ
ット割当情報生成手段は、伝送スロットの直後の伝送ス
ロットに対してスタッフィングデータの割当情報を生成
することを特徴とする。
【0150】また、請求項87記載の発明によれば、請
求項86記載のディジタル多重伝送装置において、ディ
ジタルデータ量検出手段にて、伝送スロット一周期内
に、いずれのディジタルストリームについて時点が検出
されなかったときであって、且つ、多重化フレーム一周
期内で、時点が検出されなかった伝送スロット一周期内
までに生成されたスロット割当情報数が、時点が検出さ
れなかった伝送スロット一周期内までに伝送された伝送
スロット数よりも少ない場合においては、スロット割当
情報生成手段は、伝送スロットの直後の伝送スロットに
対してスタッフィングデータの割当情報を生成すること
を特徴とする。
【0151】また、請求項88記載の発明によれば、請
求項81から87のいずれかに記載のディジタル多重伝
送装置において、一つの伝送スロット一周期内において
ディジタルデータ量検出手段にて時点が検出された場合
であって、且つ、伝送スロットの直後に続く伝送スロッ
トに対するスロット割当情報が生成済みであった場合に
おいては、スロット割当情報生成手段は、伝送スロット
の直後に続く、スロット割当情報が未生成の伝送スロッ
トに対して、時点が検出されたディジタルストリームの
スロット割当情報を生成することを特徴とする。
【0152】また、請求項89記載の発明によれば、請
求項81から88のいずれかに記載のディジタル多重伝
送装置において、スロット割当情報生成手段にて、既
に、一つの多重化フレーム一周期分の各伝送スロットに
対するスロット割当情報の生成がなされたときであっ
て、且つ、多重化フレーム一周期内において、ディジタ
ルデータ量検出手段にて、さらに、ディジタルストリー
ムについて時点が検出されたときにおいては、スロット
割当情報生成手段は、多重化フレームの直後に続く多重
化フレームの伝送スロットに対して、ディジタルストリ
ームの割当情報を生成することを特徴とする。
【0153】また、請求項90記載の発明によれば、請
求項81から89のいずれかに記載のディジタル多重伝
送装置において、一つの伝送スロット一周期内におい
て、ディジタルデータ量検出手段にて、一つのディジタ
ルストリームまたは複数のディジタルストリームそれぞ
れについて時点を複数回検出したときにおいては、スロ
ット割当情報生成手段は、伝送スロットの直後に後続す
る、ディジタルストリーム量検出手段にて検出した時点
と同数の伝送スロットに対して、スロット割当情報を生
成することを特徴とする。
【0154】また、請求項91記載の発明によれば、請
求項79から90のいずれかに記載のディジタル多重伝
送装置において、スロット割当情報生成手段は、多重化
フレームを構成する各伝送スロットのうちのスロット割
当情報を伝送する伝送スロットに対しては、スロット割
当情報を生成しないことを特徴とする。
【0155】また、請求項92記載の発明によれば、複
数のパケット形式の複数のディジタルストリームを多重
化フレームの各伝送スロットに多重化し伝送するディジ
タル多重伝送装置において、各ディジタルストリーム毎
の伝送速度に応じて、各ディジタルストリームを構成す
るパケットの各伝送スロットに対する割当情報を生成す
るスロット割当情報生成手段と、生成したスロット割当
情報に従って各ディジタルストリームを多重化する多重
化手段とを有することを特徴とする。
【0156】また、請求項93記載の発明によれば、複
数のパケット形式の複数のディジタルストリームを多重
化フレームの各伝送スロットに多重化し伝送するディジ
タル多重伝送装置において、各ディジタルストリームに
含まれるスタッフィングパケットを除去するスタッフィ
ングパケット除去手段と、スタッフィングパケット除去
手段によってスタッフィングパケットが除去された後の
各ディジタルストリームのパケットの伝送速度に応じ
て、各ディジタルストリームに含まれるパケットの各伝
送スロットに対する割当情報を生成するスロット割当情
報生成手段と、生成したスロット割当情報に従って各デ
ィジタルストリームを多重化する多重化手段とを有する
ことを特徴とする。
【0157】また、請求項94記載の発明によれば、請
求項92又は93記載のディジタル多重伝送装置におい
て、スロット割当情報生成手段にて生成したスロット割
当情報を、多重化手段により各ディジタルストリームが
多重化された多重化フレームに付加して送出することを
特徴とする。
【0158】また、請求項95記載の発明によれば、請
求項92から94のいずれかに記載のディジタル多重伝
送装置において、ディジタル多重伝送装置は、更に、各
ディジタルストリーム毎に、入力したパケットが所定量
に到達した時点を検出するパケット数検出手段を有し、
スロット割当情報生成手段は、パケット数検出手段にて
時点が検出されたディジタルストリームのスロット割当
情報を生成することを特徴とする。
【0159】また、請求項96記載の発明によれば、請
求項96記載のディジタル多重伝送装置において、所定
量を、一伝送スロットで伝送されるパケット数としたこ
とを特徴とする。
【0160】また、請求項97記載の発明によれば、請
求項95又は96記載のディジタル多重伝送装置におい
て、スロット割当情報生成手段は、スロット割当情報
を、検出された時点に基づいて生成することを特徴とす
る。
【0161】また、請求項98記載の発明によれば、請
求項97記載のディジタル多重伝送装置において、スロ
ット割当情報生成手段は、パケット数検出手段にて、時
点が検出された伝送スロットの直後の伝送スロットに対
して、当するディジタルストリームの割当情報を生成す
ることを特徴とする。
【0162】また、請求項99記載の発明によれば、請
求項95から98のいずれかに記載のディジタル多重伝
送装置において、パケット数検出手段にて、伝送スロッ
ト一周期内に、複数のディジタルストリームについて時
点が検出されたときにおいては、スロット割当情報生成
手段は、伝送スロットの直後に連続する、パケット数検
出手段にて検出された時点と同数の伝送スロットに対し
て、スロット割当情報を生成することを特徴とする。
【0163】また、請求項100記載の発明によれば、
請求項99記載のディジタル多重伝送装置において、パ
ケット数検出手段にて、伝送スロット一周期内に、いず
れのディジタルストリームについて時点が検出されなか
ったときであって、且つ、多重化フレーム一周期内で、
時点が検出されなかった伝送スロット一周期内までに生
成されたスロット割当情報数が、時点が検出されなかっ
た伝送スロット一周期内までに伝送された伝送スロット
数よりも少ない場合においては、スロット割当情報生成
手段は、伝送スロットの直後の伝送スロットに対してス
タッフィングパケットの割当情報を生成することを特徴
とする。
【0164】また、請求項101記載の発明によれば、
送信装置にて複数のディジタルストリームを多重化フレ
ームの各伝送スロットに多重化し、多重化フレームを受
信装置へ伝送するディジタル多重伝送システムにおい
て、送信装置は、各ディジタルストリーム毎の伝送速度
に応じて、各ディジタルストリームを構成するディジタ
ルデータの各伝送スロットに対する割当情報を生成する
スロット割当情報生成手段と、生成したスロット割当情
報に従って各ディジタルストリームを多重化する多重化
手段と、スロット割当情報生成手段にて生成したスロッ
ト割当情報を、多重化手段により各ディジタルストリー
ムが多重化された多重化フレームに付加して送出する送
出手段とを有し、受信装置は、受信した多重化フレーム
に付加されたスロット割当情報に基づいて、多重化フレ
ームから所望のディジタルストリームを取り出して出力
することを特徴とする。
【0165】また、請求項102記載の発明によれば、
請求項101記載のディジタル多重伝送システムにおい
て、受信装置は、多重化フレームからスロット割当情報
を分離する分離手段と、分離されたスロット割当情報に
基づいて、多重化フレームから所望のディジタルストリ
ームのディジタルデータが多重化されている伝送スロッ
トを選択し、選択したディジタルデータを出力する出力
手段とを有することを特徴とする。
【0166】また、請求項103記載の発明によれば、
請求項101又は102記載のディジタル多重伝送シス
テムにおいて、送信装置は、更に、各ディジタルストリ
ーム毎に、入力したディジタルデータが所定量に到達し
た時点を検出するディジタルデータ量検出手段を有し、
スロット割当情報生成手段は、ディジタルデータ量検出
手段にて時点が検出されたディジタルストリームのスロ
ット割当情報を生成することを特徴とする。
【0167】また、請求項104記載の発明によれば、
請求項103記載のディジタル多重伝送システムにおい
て、所定量を、一伝送スロットで伝送されるデータ量と
したことを特徴とする。
【0168】また、請求項105記載の発明によれば、
請求項103又は104記載のディジタル多重伝送シス
テムにおいて、スロット割当情報生成手段は、スロット
割当情報を、検出された時点に基づいて生成することを
特徴とする。
【0169】また、請求項106記載の発明によれば、
請求項105記載のディジタル多重伝送システムにおい
て、スロット割当情報生成手段は、ディジタルデータ量
検出手段にて、時点が検出された伝送スロットの直後の
伝送スロットに対して、当するディジタルストリームの
割当情報を生成することを特徴とする。
【0170】また、請求項107記載の発明によれば、
請求項103から106のいずれかに記載のディジタル
多重伝送システムにおいて、ディジタルデータ量検出手
段にて、伝送スロット一周期内に、複数のディジタルス
トリームについて時点が検出されたときにおいては、ス
ロット割当情報生成手段は、伝送スロットの直後に連続
する、ディジタルデータ量検出手段にて検出された時点
と同数の伝送スロットに対して、スロット割当情報を生
成することを特徴とする。
【0171】また、請求項108記載の発明によれば、
請求項103から107のいずれかに記載のディジタル
多重伝送システムにおいて、ディジタルデータ量検出手
段にて、伝送スロット一周期内に、いずれのディジタル
ストリームについて時点が検出されなかったときにおい
ては、スロット割当情報生成手段は、伝送スロットの直
後の伝送スロットに対してスタッフィングデータの割当
情報を生成することを特徴とする。
【0172】また、請求項109記載の発明によれば、
請求項108記載のディジタル多重伝送システムにおい
て、ディジタルデータ量検出手段にて、伝送スロット一
周期内に、いずれのディジタルストリームについて時点
が検出されなかったときであって、且つ、多重化フレー
ム一周期内で、時点が検出されなかった伝送スロット一
周期内までに生成されたスロット割当情報数が、時点が
検出されなかった伝送スロット一周期内までに伝送され
た伝送スロット数よりも少ない場合においては、スロッ
ト割当情報生成手段は、伝送スロットの直後の伝送スロ
ットに対してスタッフィングデータの割当情報を生成す
ることを特徴とする。
【0173】また、請求項110記載の発明によれば、
請求項103から109のいずれかに記載のディジタル
多重伝送システムにおいて、一つの伝送スロット一周期
内においてディジタルデータ量検出手段にて時点が検出
された場合であって、且つ、伝送スロットの直後に続く
伝送スロットに対するスロット割当情報が生成済みであ
った場合においては、スロット割当情報生成手段は、伝
送スロットの直後に続く、スロット割当情報が未生成の
伝送スロットに対して、時点が検出されたディジタルス
トリームのスロット割当情報を生成することを特徴とす
る。
【0174】また、請求項111記載の発明によれば、
請求項103から110のいずれかに記載のディジタル
多重伝送システムにおいて、スロット割当情報生成手段
にて、既に、一つの多重化フレーム一周期分の各伝送ス
ロットに対するスロット割当情報の生成がなされたとき
であって、且つ、多重化フレーム一周期内において、デ
ィジタルデータ量検出手段にて、さらに、ディジタルス
トリームについて時点が検出されたときにおいては、ス
ロット割当情報生成手段は、多重化フレームの直後に続
く多重化フレームの伝送スロットに対して、ディジタル
ストリームの割当情報を生成することを特徴とする。
【0175】また、請求項112記載の発明によれば、
請求項103から111のいずれかに記載のディジタル
多重伝送システムにおいて、一つの伝送スロット一周期
内において、ディジタルデータ量検出手段にて、一つの
ディジタルストリームまたは複数のディジタルストリー
ムそれぞれについて時点を複数回検出したときにおいて
は、スロット割当情報生成手段は、伝送スロットの直後
に後続する、ディジタルストリーム量検出手段にて検出
した時点と同数の伝送スロットに対して、スロット割当
情報を生成することを特徴とする。
【0176】また、請求項113記載の発明によれば、
請求項101から112のいずれかに記載のディジタル
多重伝送システムにおいて、スロット割当情報生成手段
は、多重化フレームを構成する各伝送スロットのうちの
スロット割当情報を伝送する伝送スロットに対しては、
スロット割当情報を生成しないことを特徴とする。
【0177】また、請求項114記載の発明によれば、
送信装置にて複数のパケット形式の複数のディジタルス
トリームを多重化フレームの各伝送スロットに多重化
し、多重化フレームを受信装置に伝送するディジタル多
重伝送システムにおいて、送信装置は、各ディジタルス
トリーム毎の伝送速度に応じて、各ディジタルストリー
ムを構成するパケットの各伝送スロットに対する割当情
報を生成するスロット割当情報生成手段と、生成したス
ロット割当情報に従って各ディジタルストリームを多重
化する多重化手段と、スロット割当情報生成手段にて生
成したスロット割当情報を、多重化手段により各ディジ
タルストリームが多重化された多重化フレームに付加し
て送出する送出手段とを有し、受信装置は、受信した多
重化フレームに付加されたスロット割当情報に基づい
て、多重化フレームから所望のディジタルストリームを
取り出して出力することを特徴とする。
【0178】また、請求項115記載の発明によれば、
送信装置にて複数のパケット形式の複数のディジタルス
トリームを多重化フレームの各伝送スロットに多重化
し、多重化フレームを受信装置に伝送するディジタル多
重伝送システムにおいて、送信装置は、各ディジタルス
トリームに含まれるスタッフィングパケットを除去する
スタッフィングパケット除去手段と、スタッフィングパ
ケット除去手段によってスタッフィングパケットが除去
された各ディジタルストリームのパケットの伝送速度に
応じて、各ディジタルストリームに含まれるパケットの
各伝送スロットに対する割当情報を生成するスロット割
当情報生成手段と、生成したスロット割当情報に従って
各ディジタルストリームを多重化する多重化手段と、ス
ロット割当情報生成手段にて生成したスロット割当情報
を、多重化手段により各ディジタルストリームが多重化
された多重化フレームに付加して送出する送出手段とを
有し、受信装置は、受信した多重化フレームに付加され
たスロット割当情報に基づいて、多重化フレームから所
望のディジタルストリームを取り出して出力することを
特徴とする。
【0179】また、請求項116記載の発明によれば、
請求項114又は115記載のディジタル多重伝送シス
テムにおいて、受信装置は、多重化フレームからスロッ
ト割当情報を分離する分離手段と、分離されたスロット
割当情報に基づいて、多重化フレームから所望のディジ
タルストリームのパケットが多重化されている伝送スロ
ットを選択し、選択したディジタルデータを出力する出
力手段とを有することを特徴とする。
【0180】また、請求項117記載の発明によれば、
請求項116記載のディジタル多重伝送システムにおい
て、受信装置は、更に、分離手段にて分離したスロット
割当情報に基づいて、出力手段からのディジタルデータ
の出力に、スタッフィングパケットを多重化する手段を
有することを特徴とする。
【0181】また、請求項118記載の発明によれば、
請求項114から117のいずれかに記載のディジタル
多重伝送システムにおいて、ディジタル多重伝送装置
は、更に、各ディジタルストリーム毎に、入力したパケ
ットが所定量に到達した時点を検出するパケット数検出
手段を有し、スロット割当情報生成手段は、パケット数
検出手段にて時点が検出されたディジタルストリームの
スロット割当情報を生成することを特徴とする。
【0182】また、請求項119記載の発明によれば、
請求項118記載のディジタル多重伝送システムにおい
て、所定量を、一伝送スロットで伝送されるパケット数
としたことを特徴とする。
【0183】また、請求項120記載の発明によれば、
請求項118又は119記載のディジタル多重伝送シス
テムにおいて、スロット割当情報生成手段は、スロット
割当情報を、検出された時点に基づいて生成することを
特徴とする。
【0184】また、請求項121記載の発明によれば、
請求項120記載のディジタル多重伝送システムにおい
て、スロット割当情報生成手段は、パケット数検出手段
にて、時点が検出された伝送スロットの直後の伝送スロ
ットに対して、当するディジタルストリームの割当情報
を生成することを特徴とする。
【0185】また、請求項122記載の発明によれば、
請求項117から121のいずれかに記載のディジタル
多重伝送システムにおいて、パケット数検出手段にて、
伝送スロット一周期内に、複数のディジタルストリーム
について時点が検出されたときにおいては、スロット割
当情報生成手段は、伝送スロットの直後に連続する、パ
ケット数検出手段にて検出された時点と同数の伝送スロ
ットに対して、スロット割当情報を生成することを特徴
とする。
【0186】また、請求項123記載の発明によれば、
請求項117から122のいずれかに記載のディジタル
多重伝送システムにおいて、パケット数検出手段にて、
伝送スロット一周期内に、いずれのディジタルストリー
ムについて時点が検出されなかったときにおいては、ス
ロット割当情報生成手段は、伝送スロットの直後の伝送
スロットに対してスタッフィングパケットの割当情報を
生成することを特徴とする。
【0187】また、請求項124記載の発明によれば、
請求項123記載のディジタル多重伝送システムにおい
て、パケット数検出手段にて、伝送スロット一周期内
に、いずれのディジタルストリームについて時点が検出
されなかったときであって、且つ、多重化フレーム一周
期内で、時点が検出されなかった伝送スロット一周期内
までに生成されたスロット割当情報数が、時点が検出さ
れなかった伝送スロット一周期内までに伝送された伝送
スロット数よりも少ない場合においては、スロット割当
情報生成手段は、伝送スロットの直後の伝送スロットに
対してスタッフィングパケットの割当情報を生成するこ
とを特徴とする。
【0188】また、請求項125記載の発明によれば、
請求項117から124のいずれかに記載のディジタル
多重伝送システムにおいて、一つの伝送スロット一周期
内においてパケット数検出手段にて時点が検出された場
合であって、且つ、伝送スロットの直後に続く伝送スロ
ットに対するスロット割当情報が生成済みであった場合
においては、スロット割当情報生成手段は、伝送スロッ
トの直後に続く、スロット割当情報が未生成の伝送スロ
ットに対して、時点が検出されたディジタルストリーム
のスロット割当情報を生成することを特徴とする。
【0189】また、請求項126記載の発明によれば、
請求項117から125のいずれかに記載のディジタル
多重伝送システムにおいて、スロット割当情報生成手段
にて、既に、一つの多重化フレーム一周期分の各伝送ス
ロットに対するスロット割当情報の生成がなされたとき
であって、且つ、多重化フレーム一周期内において、パ
ケット数検出手段にて、さらに、ディジタルストリーム
について時点が検出されたときにおいては、スロット割
当情報生成手段は、多重化フレームの直後に続く多重化
フレームの伝送スロットに対して、ディジタルストリー
ムの割当情報を生成することを特徴とする。
【0190】また、請求項127記載の発明によれば、
請求項117から126のいずれかに記載のディジタル
多重伝送システムにおいて、一つの伝送スロット一周期
内において、パケット数検出手段にて、一つのディジタ
ルストリームまたは複数のディジタルストリームそれぞ
れについて時点を複数回検出したときにおいては、スロ
ット割当情報生成手段は、伝送スロットの直後に後続す
る、パケット数検出手段にて検出した時点と同数のいず
れかの伝送スロットに対して、スロット割当情報を生成
することを特徴とする。
【0191】また、請求項128記載の発明によれば、
請求項114から127のいずれかに記載のディジタル
多重伝送システムにおいて、スロット割当情報生成手段
は、多重化フレームを構成する各伝送スロットのうちの
スロット割当情報を伝送する伝送スロットに対しては、
スロット割当情報を生成しないことを特徴とする。
【0192】また、請求項129記載の発明によれば、
複数のディジタルストリームを多重化フレームの各伝送
スロットに多重化し伝送するディジタル多重伝送方法に
おいて、各ディジタルストリーム毎の伝送速度に応じ
て、各ディジタルストリームを構成するディジタルデー
タの各伝送スロットに対する割当情報を生成するスロッ
ト割当情報生成工程と、生成したスロット割当情報に従
って各ディジタルストリームを多重化する多重化工程と
を有することを特徴とする。
【0193】また、請求項130記載の発明によれば、
請求項129記載のディジタル多重伝送方法において、
スロット割当情報生成工程にて生成したスロット割当情
報を、多重化工程により各ディジタルストリームが多重
化された多重化フレームに付加して送出することを特徴
とする。
【0194】また、請求項131記載の発明によれば、
請求項129又は130記載のディジタル多重伝送方法
において、ディジタル多重伝送方法は、更に、各ディジ
タルストリーム毎に、入力したディジタルデータが所定
量に到達した時点を検出するディジタルデータ量検出工
程を有し、スロット割当情報生成工程にて、ディジタル
データ量検出工程にて時点が検出されたディジタルスト
リームのスロット割当情報を生成することを特徴とす
る。
【0195】また、請求項132記載の発明によれば、
請求項131記載のディジタル多重伝送方法において、
所定量を、一伝送スロットで伝送されるデータ量とした
ことを特徴とする。
【0196】また、請求項133記載の発明によれば、
請求項131又は132記載のディジタル多重伝送方法
において、スロット割当情報生成工程にて、スロット割
当情報を、検出された時点に基づいて生成することを特
徴とする。
【0197】また、請求項134記載の発明によれば、
請求項133記載のディジタル多重伝送方法において、
スロット割当情報生成工程にて、ディジタルデータ量検
出工程にて、時点が検出された伝送スロットの直後の伝
送スロットに対して、当するディジタルストリームの割
当情報を生成することを特徴とする。
【0198】また、請求項135記載の発明によれば、
請求項131から134のいずれかに記載のディジタル
多重伝送方法において、ディジタルデータ量検出工程に
て、伝送スロット一周期内に、複数のディジタルストリ
ームについて時点が検出されたときにおいては、スロッ
ト割当情報生成工程にて、伝送スロットの直後に連続す
る、ディジタルデータ量検出工程にて検出された時点と
同数の伝送スロットに対して、スロット割当情報を生成
することを特徴とする。
【0199】また、請求項136記載の発明によれば、
請求項131から135のいずれかに記載のディジタル
多重伝送方法において、ディジタルデータ量検出工程に
て、伝送スロット一周期内に、いずれのディジタルスト
リームについて時点が検出されなかったときにおいて
は、スロット割当情報生成工程にて、伝送スロットの直
後の伝送スロットに対してスタッフィングデータの割当
情報を生成することを特徴とする。
【0200】また、請求項137記載の発明によれば、
請求項136記載のディジタル多重伝送方法において、
ディジタルデータ量検出工程にて、伝送スロット一周期
内に、いずれのディジタルストリームについて時点が検
出されなかったときであって、且つ、多重化フレーム一
周期内で、時点が検出されなかった伝送スロット一周期
内までに生成されたスロット割当情報数が、時点が検出
されなかった伝送スロット一周期内までに伝送された伝
送スロット数よりも少ない場合においては、スロット割
当情報生成工程にて、伝送スロットの直後の伝送スロッ
トに対してスタッフィングデータの割当情報を生成する
ことを特徴とする。
【0201】また、請求項138記載の発明によれば、
請求項131から137のいずれかに記載のディジタル
多重伝送方法において、一つの伝送スロット一周期内に
おいてディジタルデータ量検出工程にて時点が検出され
た場合であって、且つ、伝送スロットの直後に続く伝送
スロットに対するスロット割当情報が生成済みであった
場合においては、スロット割当情報生成工程にて、伝送
スロットの直後に続く、スロット割当情報が未生成の伝
送スロットに対して、時点が検出されたディジタルスト
リームのスロット割当情報を生成することを特徴とす
る。
【0202】また、請求項139記載の発明によれば、
請求項131から138のいずれかに記載のディジタル
多重伝送方法において、スロット割当情報生成工程に
て、既に、一つの多重化フレーム一周期分の各伝送スロ
ットに対するスロット割当情報の生成がなされたときで
あって、且つ、多重化フレーム一周期内において、ディ
ジタルデータ量検出工程にて、さらに、ディジタルスト
リームについて時点が検出されたときにおいては、スロ
ット割当情報生成工程にて、多重化フレームの直後に続
く多重化フレームの伝送スロットに対して、ディジタル
ストリームの割当情報を生成することを特徴とする。
【0203】また、請求項140記載の発明によれば、
請求項131から139のいずれかに記載のディジタル
多重伝送方法において、一つの伝送スロット一周期内に
おいて、ディジタルデータ量検出工程にて、一つのディ
ジタルストリームまたは複数のディジタルストリームそ
れぞれについて時点を複数回検出したときにおいては、
スロット割当情報生成工程にて、伝送スロットの直後に
後続する、ディジタルストリーム量検出工程にて検出し
た時点と同数の伝送スロットに対して、スロット割当情
報を生成することを特徴とする。
【0204】また、請求項141記載の発明によれば、
請求項129から140のいずれかに記載のディジタル
多重伝送方法において、スロット割当情報生成工程に
て、多重化フレームを構成する各伝送スロットのうちの
スロット割当情報を伝送する伝送スロットに対しては、
スロット割当情報を生成しないことを特徴とする。
【0205】また、請求項142記載の発明によれば、
複数のパケット形式の複数のディジタルストリームを多
重化フレームの各伝送スロットに多重化し伝送するディ
ジタル多重伝送方法において、各ディジタルストリーム
毎の伝送速度に応じて、各ディジタルストリームを構成
するパケットの各伝送スロットに対する割当情報を生成
するスロット割当情報生成工程と、生成したスロット割
当情報に従って各ディジタルストリームを多重化する多
重化工程とを有することを特徴とする。
【0206】また、請求項143記載の発明によれば、
複数のパケット形式の複数のディジタルストリームを多
重化フレームの各伝送スロットに多重化し伝送するディ
ジタル多重伝送方法において、各ディジタルストリーム
に含まれるスタッフィングパケットを除去するスタッフ
ィングパケット除去工程と、スタッフィングパケット除
去工程によってスタッフィングパケットが除去された後
の各ディジタルストリームのパケットの伝送速度に応じ
て、各ディジタルストリームに含まれるパケットの各伝
送スロットに対する割当情報を生成するスロット割当情
報生成工程と、生成したスロット割当情報に従って各デ
ィジタルストリームを多重化する多重化工程とを有する
ことを特徴とする。
【0207】また、請求項144記載の発明によれば、
請求項142又は143記載のディジタル多重伝送方法
において、スロット割当情報生成工程にて生成したスロ
ット割当情報を、多重化工程により各ディジタルストリ
ームが多重化された多重化フレームに付加して送出する
ことを特徴とする。
【0208】また、請求項145記載の発明によれば、
請求項142から144のいずれかに記載のディジタル
多重伝送方法において、ディジタル多重伝送方法は、更
に、各ディジタルストリーム毎に、入力したパケットが
所定量に到達した時点を検出するパケット数検出工程を
有し、スロット割当情報生成工程にて、パケット数検出
工程にて時点が検出されたディジタルストリームのスロ
ット割当情報を生成することを特徴とする。
【0209】また、請求項146記載の発明によれば、
請求項145記載のディジタル多重伝送方法において、
所定量を、一伝送スロットで伝送されるパケット数とし
たことを特徴とする。
【0210】また、請求項147記載の発明によれば、
請求項145又は146記載のディジタル多重伝送方法
において、スロット割当情報生成工程にて、スロット割
当情報を、検出された時点に基づいて生成することを特
徴とする。
【0211】また、請求項148記載の発明によれば、
請求項147記載のディジタル多重伝送方法において、
スロット割当情報生成工程にて、パケット数検出工程に
て、時点が検出された伝送スロットの直後の伝送スロッ
トに対して、当するディジタルストリームの割当情報を
生成することを特徴とする。
【0212】また、請求項149記載の発明によれば、
請求項145から148のいずれかに記載のディジタル
多重伝送方法において、パケット数検出工程にて、伝送
スロット一周期内に、複数のディジタルストリームにつ
いて時点が検出されたときにおいては、スロット割当情
報生成工程にて、伝送スロットの直後に連続する、パケ
ット数検出工程にて検出された時点と同数の伝送スロッ
トに対して、スロット割当情報を生成することを特徴と
する。
【0213】また、請求項150記載の発明によれば、
請求項145から149のいずれかに記載のディジタル
多重伝送方法において、パケット数検出工程にて、伝送
スロット一周期内に、いずれのディジタルストリームに
ついて時点が検出されなかったときにおいては、スロッ
ト割当情報生成工程にて、伝送スロットの直後の伝送ス
ロットに対してスタッフィングデータの割当情報を生成
することを特徴とする。
【0214】また、請求項151記載の発明によれば、
請求項150記載のディジタル多重伝送方法において、
パケット数検出工程にて、伝送スロット一周期内に、い
ずれのディジタルストリームについて時点が検出されな
かったときであって、且つ、多重化フレーム一周期内
で、時点が検出されなかった伝送スロット一周期内まで
に生成されたスロット割当情報数が、時点が検出されな
かった伝送スロット一周期内までに伝送された伝送スロ
ット数よりも少ない場合においては、スロット割当情報
生成工程にて、伝送スロットの直後の伝送スロットに対
してスタッフィングパケットの割当情報を生成すること
を特徴とする。
【0215】また、請求項152記載の発明によれば、
送信装置にて複数のディジタルストリームを多重化フレ
ームの各伝送スロットに多重化し、多重化フレームを受
信装置へ伝送するディジタル多重伝送方法において、送
信装置は、各ディジタルストリーム毎の伝送速度に応じ
て、各ディジタルストリームを構成するディジタルデー
タの各伝送スロットに対する割当情報を生成するスロッ
ト割当情報生成工程と、生成したスロット割当情報に従
って各ディジタルストリームを多重化する多重化工程
と、スロット割当情報生成工程にて生成したスロット割
当情報を、多重化工程により各ディジタルストリームが
多重化された多重化フレームに付加して送出する送出工
程とを有し、受信装置は、受信した多重化フレームに付
加されたスロット割当情報に基づいて、多重化フレーム
から所望のディジタルストリームを取り出して出力する
ことを特徴とする。
【0216】また、請求項153記載の発明によれば、
請求項152記載のディジタル多重伝送方法において、
受信装置は、多重化フレームからスロット割当情報を分
離する分離工程と、分離されたスロット割当情報に基づ
いて、多重化フレームから所望のディジタルストリーム
のディジタルデータが多重化されている伝送スロットを
選択し、選択したディジタルデータを出力する出力工程
とを有することを特徴とする。
【0217】また、請求項154記載の発明によれば、
請求項152又は153記載のディジタル多重伝送方法
において、送信装置は、更に、各ディジタルストリーム
毎に、入力したディジタルデータが所定量に到達した時
点を検出するディジタルデータ量検出工程を有し、スロ
ット割当情報生成工程にて、ディジタルデータ量検出工
程にて時点が検出されたディジタルストリームのスロッ
ト割当情報を生成することを特徴とする。
【0218】また、請求項155記載の発明によれば、
請求項154記載のディジタル多重伝送方法において、
所定量を、一伝送スロットで伝送されるデータ量とした
ことを特徴とする。
【0219】また、請求項156記載の発明によれば、
請求項154又は155記載のディジタル多重伝送方法
において、スロット割当情報生成工程にて、スロット割
当情報を、検出された時点に基づいて生成することを特
徴とする。
【0220】また、請求項157記載の発明によれば、
請求項156記載のディジタル多重伝送方法において、
スロット割当情報生成工程においては、ディジタルデー
タ量検出工程にて、時点が検出された伝送スロットの直
後の伝送スロットに対して、当するディジタルストリー
ムの割当情報を生成することを特徴とする。
【0221】また、請求項158記載の発明によれば、
請求項154から157のいずれかに記載のディジタル
多重伝送方法において、ディジタルデータ量検出工程に
て、伝送スロット一周期内に、複数のディジタルストリ
ームについて時点が検出されたときにおいては、スロッ
ト割当情報生成工程にて、伝送スロットの直後に連続す
る、ディジタルデータ量検出工程にて検出された時点と
同数の伝送スロットに対して、スロット割当情報を生成
することを特徴とする。
【0222】また、請求項159記載の発明によれば、
請求項154から158のいずれかに記載のディジタル
多重伝送方法において、ディジタルデータ量検出工程に
て、伝送スロット一周期内に、いずれのディジタルスト
リームについて時点が検出されなかったときにおいて
は、スロット割当情報生成工程にて、伝送スロットの直
後の伝送スロットに対してスタッフィングデータの割当
情報を生成することを特徴とする。
【0223】また、請求項160記載の発明によれば、
請求項159記載のディジタル多重伝送方法において、
ディジタルデータ量検出工程にて、伝送スロット一周期
内に、いずれのディジタルストリームについて時点が検
出されなかったときであって、且つ、多重化フレーム一
周期内で、時点が検出されなかった伝送スロット一周期
内までに生成されたスロット割当情報数が、時点が検出
されなかった伝送スロット一周期内までに伝送された伝
送スロット数よりも少ない場合においては、スロット割
当情報生成工程にて、伝送スロットの直後の伝送スロッ
トに対してスタッフィングデータの割当情報を生成する
ことを特徴とする。
【0224】また、請求項161記載の発明によれば、
請求項154から160のいずれかに記載のディジタル
多重伝送方法において、一つの伝送スロット一周期内に
おいてディジタルデータ量検出工程にて時点が検出され
た場合であって、且つ、伝送スロットの直後に続く伝送
スロットに対するスロット割当情報が生成済みであった
場合においては、スロット割当情報生成工程にて、伝送
スロットの直後に続く、スロット割当情報が未生成の伝
送スロットに対して、時点が検出されたディジタルスト
リームのスロット割当情報を生成することを特徴とす
る。
【0225】また、請求項162記載の発明によれば、
請求項154から161のいずれかに記載のディジタル
多重伝送方法において、スロット割当情報生成工程に
て、既に、一つの多重化フレーム一周期分の各伝送スロ
ットに対するスロット割当情報の生成がなされたときで
あって、且つ、多重化フレーム一周期内において、ディ
ジタルデータ量検出工程にて、さらに、ディジタルスト
リームについて時点が検出されたときにおいては、スロ
ット割当情報生成工程にて、多重化フレームの直後に続
く多重化フレームの伝送スロットに対して、ディジタル
ストリームの割当情報を生成することを特徴とする。
【0226】また、請求項163記載の発明によれば、
請求項154から162のいずれかに記載のディジタル
多重伝送方法において、一つの伝送スロット一周期内に
おいて、ディジタルデータ量検出工程にて、一つのディ
ジタルストリームまたは複数のディジタルストリームそ
れぞれについて時点を複数回検出したときにおいては、
スロット割当情報生成工程にて、伝送スロットの直後に
後続する、ディジタルストリーム量検出工程にて検出し
た時点と同数の伝送スロットに対して、スロット割当情
報を生成することを特徴とする。
【0227】また、請求項164記載の発明によれば、
請求項153から163のいずれかに記載のディジタル
多重伝送方法において、スロット割当情報生成工程に
て、多重化フレームを構成する各伝送スロットのうちの
スロット割当情報を伝送する伝送スロットに対しては、
スロット割当情報を生成しないことを特徴とする。
【0228】また、請求項165記載の発明によれば、
送信装置にて複数のパケット形式の複数のディジタルス
トリームを多重化フレームの各伝送スロットに多重化
し、多重化フレームを受信装置に伝送するディジタル多
重伝送方法において、送信装置は、各ディジタルストリ
ーム毎の伝送速度に応じて、各ディジタルストリームを
構成するパケットの各伝送スロットに対する割当情報を
生成するスロット割当情報生成工程と、生成したスロッ
ト割当情報に従って各ディジタルストリームを多重化す
る多重化工程と、スロット割当情報生成工程にて生成し
たスロット割当情報を、多重化工程により各ディジタル
ストリームが多重化された多重化フレームに付加して送
出する送出工程とを有し、受信装置は、受信した多重化
フレームに付加されたスロット割当情報に基づいて、多
重化フレームから所望のディジタルストリームを取り出
して出力することを特徴とする。
【0229】また、請求項166記載の発明によれば、
送信装置にて複数のパケット形式の複数のディジタルス
トリームを多重化フレームの各伝送スロットに多重化
し、多重化フレームを受信装置に伝送するディジタル多
重伝送方法において、送信装置は、各ディジタルストリ
ームに含まれるスタッフィングパケットを除去するスタ
ッフィングパケット除去工程と、スタッフィングパケッ
ト除去工程によってスタッフィングパケットが除去され
た各ディジタルストリームのパケットの伝送速度に応じ
て、各ディジタルストリームに含まれるパケットの各伝
送スロットに対する割当情報を生成するスロット割当情
報生成工程と、生成したスロット割当情報に従って各デ
ィジタルストリームを多重化する多重化工程と、スロッ
ト割当情報生成工程にて生成したスロット割当情報を、
多重化工程により各ディジタルストリームが多重化され
た多重化フレームに付加して送出する送出工程とを有
し、受信装置は、受信した多重化フレームに付加された
スロット割当情報に基づいて、多重化フレームから所望
のディジタルストリームを取り出して出力することを特
徴とする。
【0230】また、請求項167記載の発明によれば、
請求項165又は166記載のディジタル多重伝送方法
において、受信装置は、多重化フレームからスロット割
当情報を分離する分離工程と、分離されたスロット割当
情報に基づいて、多重化フレームから所望のディジタル
ストリームのパケットが多重化されている伝送スロット
を選択し、選択したディジタルデータを出力する出力工
程とを有することを特徴とする。
【0231】また、請求項168記載の発明によれば、
請求項167記載のディジタル多重伝送方法において、
受信装置は、更に、分離工程にて分離したスロット割当
情報に基づいて、出力工程からのディジタルデータの出
力に、スタッフィングパケットを多重化する工程を有す
ることを特徴とする。
【0232】また、請求項169記載の発明によれば、
請求項165から168のいずれかに記載のディジタル
多重伝送方法において、更に、各ディジタルストリーム
毎に、入力したパケットが所定量に到達した時点を検出
するパケット数検出工程を有し、スロット割当情報生成
工程にて、パケット数検出工程にて時点が検出されたデ
ィジタルストリームのスロット割当情報を生成すること
を特徴とする。
【0233】また、請求項170記載の発明によれば、
請求項169記載のディジタル多重伝送方法において、
所定量を、一伝送スロットで伝送されるパケット数とし
たことを特徴とする。
【0234】また、請求項171記載の発明によれば、
請求項169又は170記載のディジタル多重伝送方法
において、スロット割当情報生成工程では、スロット割
当情報を、検出された時点に基づいて生成することを特
徴とする。
【0235】また、請求項172記載の発明によれば、
請求項171記載のディジタル多重伝送方法において、
スロット割当情報生成工程では、パケット数検出工程に
て、時点が検出された伝送スロットの直後の伝送スロッ
トに対して、当するディジタルストリームの割当情報を
生成することを特徴とする。
【0236】また、請求項173記載の発明によれば、
請求項168から172のいずれかに記載のディジタル
多重伝送方法において、パケット数検出工程にて、伝送
スロット一周期内に、複数のディジタルストリームにつ
いて時点が検出されたときにおいては、スロット割当情
報生成工程にて、伝送スロットの直後に連続する、パケ
ット数検出工程にて検出された時点と同数の伝送スロッ
トに対して、スロット割当情報を生成することを特徴と
する。
【0237】また、請求項174記載の発明によれば、
請求項168から173のいずれかに記載のディジタル
多重伝送方法において、パケット数検出工程にて、伝送
スロット一周期内に、いずれのディジタルストリームに
ついて時点が検出されなかったときにおいては、スロッ
ト割当情報生成工程にて、伝送スロットの直後の伝送ス
ロットに対してスタッフィングパケットの割当情報を生
成することを特徴とする。
【0238】また、請求項175記載の発明によれば、
請求項174記載のディジタル多重伝送方法において、
パケット数検出工程にて、伝送スロット一周期内に、い
ずれのディジタルストリームについて時点が検出されな
かったときであって、且つ、多重化フレーム一周期内
で、時点が検出されなかった伝送スロット一周期内まで
に生成されたスロット割当情報数が、時点が検出されな
かった伝送スロット一周期内までに伝送された伝送スロ
ット数よりも少ない場合においては、スロット割当情報
生成工程にて、伝送スロットの直後の伝送スロットに対
してスタッフィングパケットの割当情報を生成すること
を特徴とする。
【0239】また、請求項176記載の発明によれば、
請求項168から175のいずれかに記載のディジタル
多重伝送方法において、一つの伝送スロット一周期内に
おいてパケット数検出工程にて時点が検出された場合で
あって、且つ、伝送スロットの直後に続く伝送スロット
に対するスロット割当情報が生成済みであった場合にお
いては、スロット割当情報生成工程にて、伝送スロット
の直後に続く、スロット割当情報が未生成の伝送スロッ
トに対して、時点が検出されたディジタルストリームの
スロット割当情報を生成することを特徴とする。
【0240】また、請求項177記載の発明によれば、
請求項168から176のいずれかに記載のディジタル
多重伝送方法において、スロット割当情報生成工程に
て、既に、一つの多重化フレーム一周期分の各伝送スロ
ットに対するスロット割当情報の生成がなされたときで
あって、且つ、多重化フレーム一周期内において、パケ
ット数検出工程にて、さらに、ディジタルストリームに
ついて時点が検出されたときにおいては、スロット割当
情報生成工程にて、多重化フレームの直後に続く多重化
フレームの伝送スロットに対して、ディジタルストリー
ムの割当情報を生成することを特徴とする。
【0241】また、請求項178記載の発明によれば、
請求項168から177のいずれかに記載のディジタル
多重伝送方法において、一つの伝送スロット一周期内に
おいて、パケット数検出工程にて、一つのディジタルス
トリームまたは複数のディジタルストリームそれぞれに
ついて時点を複数回検出したときにおいては、スロット
割当情報生成工程にて、伝送スロットの直後に後続す
る、パケット数検出工程にて検出した時点と同数のいず
れかの伝送スロットに対して、スロット割当情報を生成
することを特徴とする。
【0242】また、請求項179記載の発明によれば、
請求項165から178のいずれかに記載のディジタル
多重伝送方法において、スロット割当情報生成工程に
て、多重化フレームを構成する各伝送スロットのうちの
スロット割当情報を伝送する伝送スロットに対しては、
スロット割当情報を生成しないことを特徴とする。
【0243】請求項180記載のディジタル多重伝送装
置によれば、入力したパケットの入力時点に応じてパケ
ットの伝送スロットを割り当てる手段と、割当に従って
伝送スロットにパケットを多重化し送出する手段と、パ
ケットのうちのシステム時刻情報を含んだパケットの多
重化遅延時間に基づいてシステム時刻情報の補正量を生
成する手段と、システム時刻情報を含んだパケットのシ
ステム時刻情報を補正量にて補正する手段と、を有する
ことを特徴とする。
【0244】請求項181記載の発明によれば、請求項
180記載のディジタル多重伝送装置において、補正量
は、システム時刻情報を含んだパケットの入力時点から
入力時点において送出中の伝送スロットの終了時点まで
の時間と、伝送スロットの直後の伝送スロットからシス
テム時刻情報を含んだパケットに対して割り当てられた
伝送スロットまでの時間とを合計した時間に基づいて生
成されることを特徴とする。
【0245】請求項182記載の発明によれば、請求項
180記載のディジタル多重伝送装置において、補正量
は、システム時刻情報を含んだパケットの入力時点から
入力時点において送出中であった伝送スロットの終了時
点までの時間を表すパラメータと、伝送スロットの直後
の伝送スロットからシステム時刻情報を含んだパケット
に対して割り当てられた伝送スロットまでの伝送スロッ
ト数を表すパラメータとに基づいて生成されることを特
徴とする。
【0246】請求項183記載の発明によれば、請求項
180記載のディジタル多重伝送装置において、補正量
は、システム時刻情報を含んだパケットの入力時点から
入力時点において送出中であった伝送スロットの終了時
点までの時間を表すパラメータと、伝送スロットの直後
の伝送スロットから時刻情報を含んだパケットに対して
割り当てられた伝送スロットまでの伝送スロット数を表
すパラメータと、多重化送出速度を表すパラメータとに
基づいて生成されることを特徴とする。
【0247】請求項184記載のディジタル多重伝送装
置によれば、入力したパケットの入力時点に応じてパケ
ットの伝送スロットを割り当てる手段と、割当に従って
伝送スロットにパケットを多重化し送出する手段と、パ
ケットのうちのシステム時刻情報を含んだ多重化遅延時
間を表すパラメータを生成する手段と、パラメータを記
憶する手段と、記憶されたパラメータを多重化時に読み
出す手段と、読み出されたパラメータに基づいて補正量
を生成する手段と、システム時刻情報を補正量にて補正
する手段と、を有することを特徴とする。
【0248】請求項185記載の発明によれば、請求項
184記載のディジタル多重伝送装置において、パラメ
ータは、システム時刻情報を含んだパケットの入力時点
から入力時点において送出中であった伝送スロットの終
了時点までの時間を表すパラメータと、伝送スロットの
直後の伝送スロットからシステム時刻情報を含んだパケ
ットに対して割り当てられた伝送スロットまでの伝送ス
ロット数を表すパラメータとにより構成されることを特
徴とする。
【0249】請求項186記載の発明によれば、請求項
184記載のディジタル多重伝送装置において、パラメ
ータは、システム時刻情報を含んだパケットの入力時点
から入力時点において送出中であった伝送スロットの終
了時点までの時間を表すパラメータと、伝送スロットの
直後の伝送スロットからシステム時刻情報を含んだパケ
ットに対して割り当てられた伝送スロットまでの伝送ス
ロット数と、多重化送出速度を表すパラメータとにより
構成されることを特徴とする。
【0250】請求項187記載の発明によれば、請求項
184記載のディジタル多重伝送装置において、補正量
を生成する手段は、パラメータを入力とし補正量を出力
とするリードオンリーメモリで構成されることを特徴と
する。
【0251】請求項185記載のディジタル多重伝送装
置によれば、少なくとも1個の入力ディジタルストリー
ムから多重化対象プログラムのパケットを選択し、選択
したパケットを当する伝送スロットに多重化して出力す
るディジタル多重伝送装置において、パケットの入力完
了時点に応じて、パケットに対し多重化する伝送スロッ
トを割り当てるディジタル多重化手段と、パケットがシ
ステム時刻情報を含むパケットであるとき、システム時
刻情報を含むパケットの入力完了時点、及び、パケット
多重化手段においてシステム時刻情報を含むパケットに
割り当てられた伝送スロットを示す情報に基づき、シス
テム時刻情報を含むパケットが多重化される際に生じる
遅延ジッタの補正量を生成する補正量生成手段と、補正
量生成手段にて生成された補正量に基づき、ディジタル
多重化手段から多重化出力されたシステム時刻情報を含
むパケットのシステム時刻情報を補正する補正手段と、
を有することを特徴とする。
【0252】請求項189記載の発明によれば、請求項
188記載のディジタル多重伝送装置において、補正量
は、システム時刻情報を含むパケットの入力完了時点か
ら、入力完了時点においてディジタル多重化手段から送
出中の伝送スロットの送出終了時点までの第1の時間
と、その伝送スロットの直後の伝送スロットの伝送開始
時点から、システム時刻情報を含むパケットに対して割
り当てられた伝送スロットの伝送開始時点までの第2の
時間とを合計した時間により表せる量であることを特徴
とする。
【0253】請求項190記載の発明によれば、請求項
188又は189記載のディジタル多重伝送装置におい
て、補正量生成手段は、少なくとも一個の入力ディジタ
ルストリーム毎に備えられ、システム時刻情報を含むパ
ケットの入力完了時点を検出しPCR検出信号を出力す
るPCRパケット入力検出手段と、各PCRパケット検
出手段毎に備えられ、PCRパケット入力検出手段から
出力されたPCR検出信号、及び、システム時刻情報含
んだパケットの入力時点において送出中であった伝送ス
ロットを示す情報とシステム時刻情報を含んだパケット
に対して割り当てられた伝送スロットを示す情報とをデ
ィジタル多重化手段から入力し、システム時刻情報を含
むパケットに対する第1の時間及び第2の時間を求める
ための各種パラメータを生成する補正パラメータ生成手
段と、各補正パラメータ生成手段にて生成された各種パ
ラメータを、システム時刻情報を含むパケットを検出し
たPCRパケット入力検出手段に対応する補正パラメー
タ生成手段から入力して出力する選択手段と、ディジタ
ル多重化手段から入力したシステム時刻情報を含んだパ
ケットの入力時点において送出中であった伝送スロット
を示す情報とシステム時刻情報を含んだパケットに対し
て割り当てられた伝送スロットを示す情報とに従って、
選択手段から入力した各種パラメータの書き込み及び読
み出しを行うパラメータ記憶手段と、パラメータ記憶手
段から読み出された各種パラメータに対応する補正量
を、補正手段に出力する補正量出力手段と、を含んで構
成されることを特徴とする。
【0254】請求項191記載の発明によれば、請求項
188から190のいずれかに記載のディジタル多重伝
送装置において、ディジタル多重化手段におけるスロッ
ト割当動作速度、及び補正量生成手段における補正量の
生成動作速度は、ディジタル多重化手段における多重化
出力速度を規定するスロットクロック信号の1/k(k
は整数)の周期で、且つスロットクロック信号に同期し
た1/kスロットクロック信号を用いて規定されること
を特徴とする。
【0255】請求項192記載の発明によれば、請求項
188から190のいずれかに記載のディジタル多重伝
送装置において、ディジタル多重化手段におけるスロッ
ト割当動作速度、及び補正量生成手段における補正量の
生成動作速度は、ディジタル多重化手段における多重化
出力速度を規定するスロットクロック信号の1/2の周
期で、且つスロットクロック信号に同期したハーフスロ
ットクロック信号を用いて規定されることを特徴とす
る。
【0256】請求項193記載の発明によれば、請求項
191記載のディジタル多重伝送装置において、各種パ
ラメータは、システム時刻情報を含むパケットの入力完
了時点から次の1/kスロットクロック信号の立ち上が
りまでのシステムクロックのサイクル数を示す第1のパ
ラメータと、当入力完了時点における1/kスロットク
ロック信号のパルス位置を示す第2のパラメータとを含
み、補正量出力手段からは、第1のパラメータ及び第2
のパラメータに対応した第1の時間を表す量が出力され
ることを特徴とする。
【0257】請求項194記載の発明によれば、請求項
192記載のディジタル多重伝送装置において、各種パ
ラメータは、システム時刻情報を含むパケットの入力完
了時点から次のハーフスロットクロック信号の立ち上が
りまでのシステムクロックのサイクル数を示す第1のパ
ラメータと、当入力完了時点におけるハーフスロットク
ロック信号の論理レベルを示す第2のパラメータとを含
み、補正量出力手段からは、第1のパラメータ及び第2
のパラメータに対応した第1の時間を表す量を出力する
ことを特徴とする。
【0258】請求項195記載の発明によれば、請求項
191から194のいずれかに記載のディジタル多重伝
送装置において、各種パラメータは、システム時刻情報
を含むパケットの入力完了時点においてディジタル多重
化手段から送出中の伝送スロットの直後の伝送スロット
から、システム時刻情報を含むパケットに割り当てられ
た伝送スロットまでの伝送スロット数を示す第3のパラ
メータを含み、補正量出力手段からは、第3のパラメー
タに対応した第2の時間を出力することを特徴とする。
【0259】請求項196記載の発明によれば、請求項
195記載のディジタル多重伝送装置において、また、
補正パラメータ生成手段は、ディジタル多重化手段にお
いてシステム時刻情報を含むパケットが伝送スロットに
多重化されるタイミングに関する補正有効信号を出力
し、補正有効信号が有効期間を示しているとき、選択手
段は、補正パラメータ生成手段から入力した第1のパラ
メータ、第2のパラメータ、及び第3のパラメータをパ
ラメータ記憶手段に出力することを特徴とする。
【0260】請求項197記載の発明によれば、請求項
188から196のいずれかに記載のディジタル多重伝
送装置において、補正手段は、ディジタル多重化手段か
ら多重化出力されたシステム時刻情報を含むパケットの
システム時刻情報に、補正量を算術加算して出力するこ
とを特徴とする。
【0261】請求項198記載の発明によれば、請求項
195から197のいずれかに記載のディジタル多重伝
送装置において、補正量出力手段は、アドレス毎に補正
量を記憶したリードオンリーメモリで構成され、第1の
パラメータ、第2のパラメータ、及び第3のパラメータ
がアドレス入力されることで、第1のパラメータ、第2
のパラメータ、及び第3のパラメータに対応した補正量
を出力することを特徴とする。
【0262】請求項199記載の発明によれば、請求項
195から198のいずれかに記載のディジタル多重伝
送装置において、ディジタル多重化手段における多重化
出力速度として複数の出力速度が用いられるとき、第1
のパラメータ、第2のパラメータ、及び第3のパラメー
タとは別のビットに多重化出力速度を示す値がさらに付
されたアドレスが補正量出力手段に入力され、補正量出
力手段は、多重化出力速度を示す値がさらに付されたア
ドレスの入力に基づき、多重化出力速度に応じた補正量
を出力することを特徴とする。
【0263】請求項200記載の発明によれば、請求項
188から199のいずれかに記載のディジタル多重伝
送装置において、ディジタル多重化手段は、少なくとも
1個の入力ディジタルストリーム毎に備えられ、入力デ
ィジタルストリームから多重化対象プログラムのパケッ
トのみを選択的に通過させるPIDフィルタ/変換手段
と、各PIDフィルタ/変換手段毎に備えられ、PID
フィルタ/変換手段を通過したパケットを一時的に格納
するバッファメモリと、ヌルパケットが蓄積されるスタ
ッフィングパケットメモリと、各PIDフィルタ/変換
手段毎に備えられ、PIDフィルタ/変換手段を通過し
たパケットのバッファメモリへの入力完了時点を検出し
入力検出信号を出力するパケット入力検出手段と、各パ
ケット入力検出手段から出力された入力検出信号に基づ
き、バッファメモリに入力を完了したパケットに対して
多重化する伝送スロットの割当を示すスロット割当情報
を、1多重化グループ送出時間単位で生成するスロット
割当情報生成手段と、スロット割当情報生成手段にて生
成されたスロット割当情報に基づき、バッファメモリか
らパケットを読み出し、或いは、スタッフィングパケッ
トメモリからヌルパケットを読み出し、パケット或いは
ヌルパケットに対し多重化する伝送スロットを割り当て
る伝送スロット多重手段と、を含んで構成されることを
特徴とする。
【0264】請求項201記載の発明によれば、請求項
200記載のディジタル多重伝送装置において、スロッ
ト割当情報生成手段は、各パケット入力検出手段毎に備
えられ、パケット入力検出手段からの入力検出信号及び
1/kスロットクロック信号を入力として含み、入力検
出信号を1/kスロットクロック信号の1サイクル時間
のパルス幅の信号に変換して出力するリタイミング手段
と、1/kスロットクロック信号及びスロットクロック
信号を入力し、1/kスロットクロック信号の1サイク
ル毎にリタイミング手段と同数のパルス発生位置が異な
る第1のパルス信号と、スロットクロック信号の1サイ
クル毎にパルス信号とはパルス発生位置が異なり、パル
ス発生位置が第1のパルス信号よりも後方の第2のパル
ス信号とを発生するパルス発生手段と、各リタイミング
手段毎に備えられ、リタイミング手段の出力及びパルス
発生手段の出力を入力し、リタイミング手段からのパル
ス信号の入力により第1のパルス信号の通過を制御する
第1の論理積ゲートと、各第1の論理積ゲートの出力を
入力として含み、各第1の論理積ゲートからの第1のパ
ルス信号の入力毎に対応したディジタルストリームを示
す情報を発生するストリーム番号エンコーダと、各第1
の論理積ゲートの出力を入力として含む論理和ゲート
と、スロットクロック信号のパルスを1多重化グループ
送出時間毎にカウントしたスロットカウンタ値を出力す
ると共に、スロットカウンタ値が最大値から初期値に戻
る毎にキャリー信号を出力するスロット番号カウンタ
と、スロット番号カウンタより多い桁数のカウンタで構
成され、論理和ゲートを通過して第1のパルス信号が入
力される毎に書込アドレス値を1つ進め、書込アドレス
値を書込アドレス信号としてスロット番号カウンタと同
じ形式で出力する書込アドレスカウンタと、スロットカ
ウンタ値と、スロットカウンタ値と同桁の書込アドレス
値の下位桁とを比較し、比較の結果、書込アドレス値の
下位桁がスロットカウンタ値より小さい値であった場
合、真値1を出力する大小比較手段と、大小比較手段の
出力とパルス発生手段の出力とを入力とし、大小比較手
段からの真値1の入力により第2のパルス信号の通過を
制御する第2の論理積ゲートとを有し、第2の論理積ゲ
ートを通過したパルス信号は、ストリーム番号エンコー
ダ及び論理和ゲートに与えられ、第2のパルス信号がス
トリーム番号エンコーダに与えられると、ストリーム番
号エンコーダは、スタッフィングを示す情報を発生し、
第2のパルス信号が論理和ゲートに与えられると、第2
のパルス信号は論理積ゲートを通って書込アドレスカウ
ンタに与えられ、書込アドレスカウンタは、書込アドレ
ス値を1つ進めるようカウントし、スロット割当情報生
成手段は、さらに、ストリーム番号エンコーダから出力
されるディジタルストリームを示す情報又はスタッフィ
ングを示す情報が、書込アドレス信号で示されるアドレ
スに書き込まれる記憶手段と、スロット番号カウンタか
ら出力されたキャリー信号に所定の変換を施す変換手段
とを有し、変換手段から出力された信号及びスロットカ
ウンタ値で示される読み出しアドレスが記憶手段に入力
され、記憶手段からは、1多重化グループ送出時間前に
記憶されたディジタルストリームを示す情報又はスタッ
フィングを示す情報が読み出されることを特徴とする。
【0265】請求項202記載の発明によれば、請求項
201記載のディジタル多重伝送装置において、リタイ
ミング手段は、1/kスロットクロック信号、論理レベ
ル0信号、及び入力検出信号を入力とし、入力検出信号
を入力する毎に出力値を1にプリセットすると共に、そ
の後の1/kスロットクロック信号の立ち上がりの入力
により、論理レベル0信号を読み込むと共に出力値0と
して出力する第1のフリップフロップと、第1のフリッ
プフロップの出力と1/kスロットクロック信号とを入
力とし、1/kスロットクロック信号の立ち上がりの入
力により、第1のフリップフロップからの出力値1を読
み込むと共に出力値1として選択手段に出力する第2の
フリップフロップと、を含んで構成されることを特徴と
する。
【0266】請求項203記載の発明によれば、請求項
201又は202記載のディジタル多重伝送装置におい
て、補正パラメータ生成手段は、PCR検出信号と所定
の周波数のシステムクロックとを入力とし、PCR検出
信号を入力する毎にカウント値を一旦零にクリアすると
共に、システムクロックをカウントしてカウント値を出
力する第1のカウンタと、第1のカウンタの出力と1/
kスロットクロック信号とを入力とし、1/kスロット
クロック信号の立ち上がりの入力により第1のカウンタ
の出力を保持すると共に、保持した信号を第1のパラメ
ータとして選択手段に出力する第1のレジスタと、スロ
ットクロック信号の1周期毎に1/kスロットクロック
信号と同期したタイミングで0からk−1までをカウン
トする第2のカウンタと、第2のカウンタによるカウン
ト値とPCR検出信号とを入力とし、PCR検出信号を
入力する毎に第2のカウンタにおけるカウント値を保持
すると共に、保持したカウント値を出力する第2のレジ
スタと、第2のレジスタの出力と1/kスロットクロッ
ク信号とを入力とし、1/kスロットクロック信号の立
ち上がりの入力により第2のレジスタの出力を保持する
と共に、保持した信号を第2のパラメータ信号として選
択手段に出力する第3のレジスタと、スロット番号カウ
ンタの出力とPCR検出信号とを入力とし、PCR検出
信号を入力する毎に入力時におけるスロットカウンタ値
を保持すると共に、保持した信号を出力する第4のレジ
スタと、第4のレジスタの出力と1/kスロットクロッ
ク信号とを入力とし、1/kスロットクロック信号の立
ち上がりの入力により第4のレジスタの出力を保持する
と共に、保持した信号を出力する第5のレジスタと、第
5のレジスタの出力と下位桁の書込アドレス値とを入力
とし、第5のレジスタの出力値から下位桁の書込アドレ
ス値を減じ、さらにその値から1を減じた値を第3のパ
ラメータ信号として選択手段に出力する減算器と、1/
kスロットクロック信号、論理レベル0信号、及びPC
R検出信号を入力とし、PCR検出信号を入力する毎に
出力値を1にプリセットし、その後の1/kスロットク
ロック信号の立ち上がりの入力により、倫理レベル0信
号を読み込むと共に出力値0として出力する第3のフリ
ップフロップと、第3のフリップフロップの出力と1/
kスロットクロック信号とを入力とし、1/kスロット
クロック信号の立ち上がりの入力により第3のフリップ
フロップからの出力値1を読み込むと共に、選択手段に
補正有効信号として出力する第4のフリップフロップ
と、を有することを特徴とする。
【0267】請求項204記載の発明によれば、請求項
200記載のディジタル多重伝送装置において、スロッ
ト割当情報生成手段は、各パケット入力検出手段毎に備
えられ、パケット入力検出手段からの入力検出信号及び
ハーフスロットクロック信号を入力として含み、入力検
出信号をハーフスロットクロック信号の1サイクル時間
のパルス幅の信号に変換して出力するリタイミング手段
と、ハーフスロットクロック信号及びスロットクロック
信号を入力し、ハーフスロットクロック信号の1サイク
ル毎にリタイミング手段と同数のパルス発生位置が異な
る第1のパルス信号と、スロットクロック信号の1サイ
クル毎にパルス信号とはパルス発生位置が異なり、パル
ス発生位置が第1のパルス信号よりも後方の第2のパル
ス信号とを発生するパルス発生手段と、各リタイミング
手段毎に備えられ、リタイミング手段の出力及びパルス
発生手段の出力を入力し、リタイミング手段からのパル
ス信号の入力により第1のパルス信号の通過を制御する
第1の論理積ゲートと、各第1の論理積ゲートの出力を
入力として含み、各第1の論理積ゲートからの第1のパ
ルス信号の入力毎に対応したディジタルストリームを示
す情報を発生するストリーム番号エンコーダと、各第1
の論理積ゲートの出力を入力として含む論理和ゲート
と、スロットクロック信号のパルスを1多重化グループ
送出時間毎にカウントしたスロットカウンタ値を出力す
ると共に、スロットカウンタ値が最大値から初期値に戻
る毎にキャリー信号を出力するスロット番号カウンタ
と、スロット番号カウンタより多い桁数のカウンタで構
成され、論理和ゲートを通過して第1のパルス信号が入
力される毎に書込アドレス値を1つ進め、書込アドレス
値を書込アドレス信号としてスロット番号カウンタと同
じ形式で出力する書込アドレスカウンタと、スロットカ
ウンタ値と、スロットカウンタ値と同桁の書込アドレス
値の下位桁とを比較し、比較の結果、書込アドレス値の
下位桁がスロットカウンタ値より小さい値であった場
合、真値1を出力する大小比較手段と、大小比較手段の
出力とパルス発生手段の出力とを入力とし、大小比較手
段からの真値1の入力により第2のパルス信号の通過を
制御する第2の論理積ゲートとを有し、第2の論理積ゲ
ートを通過したパルス信号は、ストリーム番号エンコー
ダ及び論理和ゲートに与えられ、第2のパルス信号がス
トリーム番号エンコーダに与えられると、ストリーム番
号エンコーダは、スタッフィングを示す情報を発生し、
第2のパルス信号が論理積ゲートに与えられると、第2
のパルス信号は論理和ゲートを通って書込アドレスカウ
ンタに与えられ、書込アドレスカウンタは、書込アドレ
ス値を1つ進めるようカウントし、スロット割当情報生
成手段は、さらに、ストリーム番号エンコーダから出力
されるディジタルストリームを示す情報又はスタッフィ
ングを示す情報が、書込アドレス信号で示されるアドレ
スに書き込まれる記憶手段と、スロット番号カウンタか
ら出力されたキャリー信号に所定の変換を施す変換手段
とを有し、変換手段から出力された信号及びスロットカ
ウンタ値で示される読み出しアドレスが記憶手段に入力
され、記憶手段からは、1多重化グループ送出時間前に
記憶されたディジタルストリームを示す情報又はスタッ
フィングを示す情報が読み出されることを特徴とする。
【0268】請求項205記載の発明によれば、請求項
201記載のディジタル多重伝送装置において、リタイ
ミング手段は、ハーフスロットクロック信号、論理レベ
ル0信号、及び入力検出信号を入力とし、入力検出信号
を入力する毎に出力値を1にプリセットすると共に、そ
の後のハーフスロットクロック信号の立ち上がりの入力
により、論理レベル0信号を読み込むと共に出力値0と
して出力する第1のフリップフロップと、第1のフリッ
プフロップの出力とハーフスロットクロック信号とを入
力とし、ハーフスロットクロック信号の立ち上がりの入
力により、第1のフリップフロップからの出力値1を読
み込むと共に出力値1として選択手段に出力する第2の
フリップフロップと、を含んで構成されることを特徴と
する。
【0269】請求項206記載の発明によれば、請求項
201又は202記載のディジタル多重伝送装置におい
て、補正パラメータ生成手段は、PCR検出信号と所定
の周波数のシステムクロックとを入力とし、PCR検出
信号を入力する毎にカウント値を一旦零にクリアすると
共に、システムクロックをカウントしてカウント値を出
力するカウンタと、カウンタの出力とハーフスロットク
ロック信号とを入力とし、ハーフスロットクロック信号
の立ち上がりの入力によりカウンタの出力を保持すると
共に、保持した信号を第1のパラメータとして選択手段
に出力する第1のレジスタと、PCR検出信号とスロッ
トクロック信号とを入力とし、PCR検出信号を入力す
る毎に入力時におけるスロットクロック信号の論理レベ
ルを保持すると共に、保持した論理レベルを出力する第
2のレジスタと、第2のレジスタの出力とハーフスロッ
トクロック信号とを入力とし、ハーフスロットクロック
信号の立ち上がりの入力により第2のレジスタの出力を
保持すると共に、保持した信号を第2のパラメータ信号
として選択手段に出力する第3のレジスタと、スロット
番号カウンタの出力とPCR検出信号とを入力とし、P
CR検出信号を入力する毎に入力時におけるスロットカ
ウンタ値を保持すると共に、保持した信号を出力する第
4のレジスタと、第4のレジスタの出力とハーフスロッ
トクロック信号とを入力とし、ハーフスロットクロック
信号の立ち上がりの入力により第4のレジスタの出力を
保持すると共に、保持した信号を出力する第5のレジス
タと、第5のレジスタの出力と下位桁の書込アドレス値
とを入力とし、第5のレジスタの出力値から下位桁の書
込アドレス値を減じ、さらにその値から1を減じた値を
第3のパラメータ信号として選択手段に出力する減算器
と、ハーフスロットクロック信号、論理レベル0信号、
及びPCR検出信号を入力とし、PCR検出信号を入力
する毎に出力値を1にプリセットし、その後のハーフス
ロットクロック信号の立ち上がりの入力により、倫理レ
ベル0信号を読み込むと共に出力値0として出力する第
3のフリップフロップと、第3のフリップフロップの出
力とハーフスロットクロック信号とを入力とし、ハーフ
スロットクロック信号の立ち上がりの入力により第3の
フリップフロップからの出力値1を読み込むと共に、選
択手段に補正有効信号として出力する第4のフリップフ
ロップと、を有することを特徴とする。
【0270】請求項207記載の発明によれば、請求項
201から206のいずれかに記載のディジタル多重伝
送装置において、各第1の論理積ゲートを通過した第1
のパルス信号は選択手段に与えられ、選択手段は、第1
のパルス信号に対応する補正パラメータ生成手段から第
1のパラメータ、第2のパラメータ、第3のパラメー
タ、及び補正有効信号を入力することを特徴とする。
【0271】請求項208記載の発明によれば、請求項
201から207のいずれかに記載のディジタル多重伝
送装置において、スロットカウンタ値及び書込アドレス
値は、パラメータ記憶手段に与えられ、パラメータ記憶
手段は、記憶手段と同一のアドレスに対する書き込み及
び読み出し動作を行うことを特徴とする。
【0272】
【発明の実施の形態】本発明の上記および他の目的、特
徴および利点を明確にすべく、以下添付した図面を参照
しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0273】図1は、本発明の第1の実施形態における
ディジタル多重伝送装置を送信装置として利用したディ
ジタル多重伝送方式のシステム構成例を示したブロック
図である。
【0274】具体的には、本実施形態におけるディジタ
ル多重伝送装置20と受信装置40にて構成されたディ
ジタル多重伝送方式のシステム構成例が示されており、
ディジタルストリームA、ディジタルストリームB、デ
ィジタルストリームCの3個のディジタルストリームを
多重する場合について示している。
【0275】ディジタル多重伝送装置20では、これら
のディジタルストリームは、それぞれバッファメモリ2
1a、バッファメモリ21b、バッファメモリ21cに
入力され、バッファメモリ21aはディジタルストリー
ムAのディジタルデータを蓄積し、バッファメモリ21
bはディジタルストリームBのディジタルデータを蓄積
し、バッファメモリ21cはディジタルストリームCの
ディジタルデータを蓄積する。スタッフィングデータメ
モリ22はスタッフィングデータを予め蓄積している。
【0276】伝送スロット割当回路23は、本発明に従
って設けられているスロット割当情報生成回路50から
出力されるスロット割当情報に従って、バッファメモリ
21a、バッファメモリ21b、バッファメモリ21
c、またはスタッフィングデータメモリ22が蓄積して
いるデータを読み出して各伝送スロットに多重化し、多
重化フレーム生成回路24へ出力する。上記伝送スロッ
ト割当回路23は当業者にとって容易に構成できるもの
であり、その詳細な構成は省略する。
【0277】多重化フレーム生成回路24は、スロット
割当情報生成回路50から出力されるスロット割当情報
を特定の伝送スロットに多重化するとともに、上記の伝
送スロット割当回路23から出力された各伝送スロット
と合わせて1つの多重化フレームを構成し伝送路30に
出力する。また、多重化フレーム生成回路24は、前記
多重化フレームを繰り返し生成し出力する。この多重化
フレーム生成回路は当業者にとって容易に構成できるも
のであり、その詳細な構成は省略する。
【0278】図2には多重化フレームの一構成例が示さ
れている。図2を参照すると、1個の多重化フレームは
n個の伝送スロットで構成され、多重化フレーム先頭の
第0の伝送スロットにはフレーム同期信号とスロット割
当情報が多重化された多重化情報スロットMISが配置
されており、スロット割当情報はこの第0の伝送スロッ
ト内のスロット割当情報フィールド内に多重化されてい
る。
【0279】第1から第n−1の伝送スロットにはディ
ジタルストリームAのディジタルデータ、ディジタルス
トリームBのディジタルデータ、ディジタルストリーム
Cのディジタルデータ、またはスタッフィングデータが
多重化されている。各スロットにいずれのデータが多重
化されているかは、第0の伝送スロットに多重化されて
いるスロット割当情報によって識別される。
【0280】図3にはスロット割当情報フィールドの一
構成例が示されている。図3を参照すると、スロット割
当情報フィールドはn−1個のスロット割当情報で構成
されており、各スロット割当情報の配置順は多重化フレ
ーム内の第1から第n−1の伝送スロットの配置順に対
応している。
【0281】すなわち、スロット割当情報フィールド内
の1番目のスロット割当情報は、第1の伝送スロットに
多重化されているデータがディジタルストリームAのデ
ィジタルデータ、ディジタルストリームBのディジタル
データデータ、ディジタルストリームCのディジタルデ
ータ、またはスタッフィングデータのいずれであるかの
割当を示し、2番目のスロット割当情報は第2の伝送ス
ロットに多重化されているデータの割当を示す情報、と
いうように配置されている。
【0282】そして、図1においては、本発明に従っ
て、データ量検出回路25a、データ量検出回路25
b、データ量検出回路25cが設けられている。データ
量検出回路25aはバッファメモリ21aに入力するデ
ィジタルストリームAからのディジタルデータ量を計測
し、データ量検出回路25bはバッファメモリ21bに
入力するディジタルストリームBからのディジタルデー
タ量を計測し、データ量検出回路25cはバッファメモ
リ21cに入力するディジタルストリームCからのデー
タ量を計測し、それぞれ検出したデータ量が1個の伝送
スロットで伝送されるデータ量に達する毎に、本発明に
従って設けられているスロット割当情報生成回路50に
対して検出信号を発するとともに、検出信号を発したデ
ータ量検出回路はデータ量の計測をその時点から新たに
開始する。尚、以下に記すデータ量とは、各々のディジ
タルストリームから入力されるビット数、あるいはパケ
ット数のことをいう。
【0283】スロット割当情報生成回路50は、検出信
号が発生したとき、この検出信号を発生したデータ量検
出回路が計測しているディジタルストリームを示す情報
をスロット割当情報として記憶保持し、また、いずれの
データ量検出回路からも検出信号の発生が無かったとき
は、そのときまでに割り当てたスロット数がそのときま
でに伝送されるスロット数よりも少ない場合は、スタッ
フィングを示す情報をスロット割当情報として記憶保持
する。また、スロット割当情報生成回路50は、多重化
フレームが繰り返し生成され出力される毎に、前回の多
重化フレームの出力時間中に記憶保持した多重化フレー
ム1個分のスロット割当情報を、伝送スロット割当回路
23および多重化フレーム生成回路24に出力する。
【0284】伝送スロット割当回路23は、スロット割
当情報に従って、各伝送スロットに割り当てられたディ
ジタルストリームのディジタルデータをバッファメモリ
から読み出して第1から第n−1の伝送スロットに順次
多重化し、多重化フレーム生成回路24に出力する。こ
のとき、多重化フレーム生成回路24は、多重化フレー
ム1個分のスロット割当情報を第0の伝送スロットに多
重化し、伝送スロット割当回路23から出力された各伝
送スロットと合わせてn個の伝送スロットからなる多重
化フレームを構成して伝送路30にストリームを出力す
る。
【0285】したがって、各ディジタルストリームのデ
ィジタル情報速度に従って多重化フレームでの伝送スロ
ット数が自動的に割り当てられる。また、各ディジタル
ストリームに割り当てられる伝送スロットの位置は、1
個の伝送スロットで伝送されるデータ量が入力する毎の
時点に対応するという動作が得られ、本発明の目的が達
成される。
【0286】受信装置40では、伝送路30から入力し
たストリームを受信し、フレーム同期回路41にて多重
化フレームに挿入されているフレーム同期信号を検出
し、多重化フレームに対する同期を確立するとともに、
多重化フレーム内においてスロット割当情報が多重化さ
れている伝送スロットの位置を示すタイミング信号をス
ロット割当情報分離回路43に出力する。このフレーム
同期回路は当業者にとって容易に構成できるものであ
り、その詳細な構成は省略する。
【0287】スロット割当情報分離回路43は、前記タ
イミング信号によりスロット割当情報が多重化されてい
る伝送スロットからスロット割当情報を分離する。伝送
スロット選択回路42は、スロット割当情報分離回路4
3にて分離されたスロット割当情報に従って、各ディジ
タルストリームに割り当てられている伝送スロットを選
択し、多重化されているデータを伝送スロットから取り
出して出力する。
【0288】したがって、受信装置40では各ディジタ
ルストリームのディジタルデータが、多重化フレームか
らそれぞれ分離して取り出されるいう動作が得られ、本
発明の目的が達成される。
【0289】図4には、本発明の一実施の形態として、
ディジタル多重伝送装置のスロット割当情報生成回路5
0のブロック図が示されている。以下、図4のスロット
割当情報生成回路50の構成と動作につき詳細に説明す
る。
【0290】図4において、リタイミング回路51a、
リタイミング回路51b、リタイミング回路51cに
は、それぞれのデータ量計測回路からの検出信号D1、
D2、D3が入力される。リタイミング回路51a、5
1b、51cは各検出信号をスロットクロック信号にて
リタイミングし、論理積ゲート53a、53b、53c
の一方の入力端子に出力する。
【0291】パルス発生回路52は、スロットクロック
信号をもとに5個の位相の異なるパルス信号φ0、φ
1、φ2、φ3、φ4を生成し、論理積ゲート53aの
他方の入力端子にパルス信号φ1を出力し、論理積ゲー
ト53bの他方の入力端子にパルス信号φ2を出力し、
論理積ゲート53cの他方の入力端子にパルス信号φ3
を出力し、論理積ゲート53dの一方の入力端子にパル
ス信号φ4を出力し、論理積ゲート58の一方の入力端
子にパルス信号φ0を出力する。
【0292】論理積ゲート53a、53b、53c、5
3dの出力はストリーム番号エンコーダ54および論理
和ゲート55に接続される。ストリーム番号エンコーダ
54は入力に従ってストリームを識別する情報を生成
し、このストリームを識別する情報をメモリ60のデー
タ入力端子Dinに出力する。論理和ゲート55は、論
理積ゲート53a、53b、53c、53dの各出力の
論理和を論理和ゲート56の一方の入力端子およびメモ
リ60の書込イネーブル端子WEに出力する。論理和ゲ
ート56は、論理和ゲート55の出力と論理積ゲート5
8の出力を論理和して書込アドレスカウンタ57に出力
する。
【0293】書込アドレスカウンタ57は、5ビットの
2進カウンタにて構成されており、論理和ゲート56の
出力をカウントして、カウント値の最上位ビットb4
(MSB)をメモリ60の書込アドレス端子WAHおよ
びフリップフロップ61のデータ入力端子Dに出力し、
カウント値の下位ビットb3〜b0をメモリ60の書込
アドレス端子WAL、論理積ゲート58の他方の入力端
子、および大小比較回路59の一方の入力端子Xに出力
する。
【0294】論理積ゲート58は、パルス信号φ0と書
込アドレスカウンタ57のカウント値の下位ビットb3
〜b0との論理積を、論理和ゲート56の他方の入力端
子に出力する。スロット番号カウンタ64は、書込アド
レスカウンタ57より1ビット少ない4ビットの2進カ
ウンタで構成されており、スロットクロック信号をカウ
ントして、カウント値b3〜b0をメモリ60の読み出
しアドレス端子RALおよび大小比較回路59の他方の
入力端子Yに出力すると共に、キャリー信号CRを論理
反転ゲート63の入力端子に出力する。
【0295】大小比較回路59は、入力端子Xに入力し
ている書込アドレスカウンタ57のカウント値の下位4
ビットの値と、入力端子Yに入力しているスロット番号
カウンタ64のカウント値4ビットの値との大小を比較
し、Xに入力している値がYに入力している値未満(例
えばX=Y−1)であるときは真値‘1’を出力し、X
に入力している値がYに入力している値と同一またはそ
れ以上であるときは偽値‘0’を出力し、論理積ゲート
53dの他方の入力端子に与える。
【0296】論理反転ゲート63は、入力を論理反転し
てフリップフロップ61のクロック端子CLKに与え
る。フリップフロップ61は、データ入力をクロックで
読み込んで保持するとともに、論理反転ゲート62の入
力端子に出力する。論理反転ゲート62は、入力を論理
反転してメモリ60の読み出しアドレス端子RAHに出
力する。
【0297】メモリ60は、ストリーム番号エンコーダ
54の出力を書込アドレスカウンタ57のカウント値に
より示されるアドレスに書き込んで記憶保持するととも
に、論理反転ゲート62の出力およびスロット番号カウ
ンタ64のカウント値により示されるアドレスに記憶保
持されているデータを読み出し、スロット割当情報とし
て出力する。
【0298】以下、図4に示されるスロット割当情報生
成回路50の動作について詳細に説明する。
【0299】図4のスロット割当情報生成回路50おけ
るスロット番号カウンタ64のビット数は多重化フレー
ムを構成する伝送スロット数に対応して定めてあり、例
えば、ビット数4は、1個の多重化フレームを2の4乗
個すなわち16個の伝送スロットで構成した場合に対応
している。
【0300】なお、多重化フレームを構成する伝送スロ
ット数は2のn乗(nは正整数)に限定されず、任意の
m(mは正整数)でよく、その場合、スロット番号カウ
ンタ64はm進法のカウンタであり、mを法としてカウ
ントしかつカウント値を2進数形式で出力するカウンタ
とし、一方、書込アドレスカウンタ57はスロット番号
カウンタ64よりも1桁多いm進法のカウンタであり、
mを法としてカウントしかつカウント値を2進数形式で
出力するカウンタであって、上位桁は1ビットで出力
し、論理積ゲート58は、書込アドレスカウンタ57の
下位ビットの示す値がm−1のときパルス信号φ0を通
過させる回路に変更することで実現できる。
【0301】ここで、mを法としてカウントした値を出
力するとは、数値をmで割ったその余りを結果として出
力することを示し、この演算方法はモジュロ演算として
知られるものである。
【0302】図5は、パルス発生器52の動作を示すタ
イミング図であり、パルス発生器52はスロットクロッ
ク信号の1サイクル毎に、パルス位置の異なる5個のパ
ルス信号φ0、φ1、φ2、φ3、φ4を発生し出力す
る。パルス信号φ1、φ2、φ3はそれぞれ論理積ゲー
ト53a、53b、53cにおいてリタイミング回路5
1a、51b、51cからの出力によって通過が許容さ
れるように制御され、論理積ゲート53a、53b、5
3cを通過したパルス信号φ1、φ2、φ3は、ストリ
ーム番号エンコーダ54および論理和ゲート55に与え
られる。図5に示すスロットクロック信号の1サイクル
時間は多重化フレームを構成する伝送スロット1個分の
伝送時間に等しい。
【0303】図6は、リタイミング回路51a、51
b、51cの一構成例を示す図であり、1回路分が示さ
れている。図7は、リタイミング回路51a、51b、
51cの動作を示すタイミング図である。
【0304】データ量計測回路25a、25b、25c
から出力される検出信号はパルス信号形式となってお
り、ディジタルストリームから一定のデータ量が到着す
る毎にパルス信号形式の検出信号が発生しリタイミング
回路に入力する。この検出信号によってフリップフロッ
プF1はプリセットされフリップフロップF1の出力は
‘1’となる。スロットクロック信号によってフリップ
フロップF1の出力はフリップフロップF2に読み込ま
れ、フリップフロップF2の出力は‘1’となる。同時
にフリップフロップF1は‘0’を読み込んでフリップ
フロップF1の出力は‘0’となる。検出信号による新
たなプリセットがフリップフロップF1になされなけれ
ば、スロットクロック信号の次のサイクルにおいてフリ
ップフロップF2はフリップフロップF1の出力‘0’
を読み込んで、出力は‘0’となる。
【0305】このようにして、検出信号に生じた1個の
パルスはリタイミング回路によってスロットクロック信
号1サイクルの時間、すなわち伝送スロット1個の伝送
時間に変換されて出力する。
【0306】したがって、検出信号が発生する毎に、そ
の直後のスロットクロック信号1サイクルの時間は論理
積ゲート53a、53b、53cが開き、パルス発生器
52からのパルス信号がストリーム番号エンコーダ54
に与えられ、同時に、パルス発生回路52からのパルス
信号は論理和ゲート55および論理和ゲート56を通っ
て書込アドレスカウンタ57にも与えられる。
【0307】書込アドレスカウンタ57は、このとき、
論理和ゲート56を通って与えられた前記のパルス発生
回路52からのパルス信号をカウントしてカウント値を
増やし、メモリ60に新たな書込アドレス値を出力す
る。また、論理和ゲート55を通ったパルス信号は、同
時にメモリ60の書込イネーブル端子WEにも与えられ
る。
【0308】このとき、ストリーム番号エンコーダ54
には、検出信号が発生したディジタルストリームに対応
した論理積ゲート53a、53b、53cからパルス信
号が与えられるので、ストリーム番号エンコーダ54で
は該当するディジタルストリームを示す情報(番号)を
発生してメモリ60のデータ入力端子Dinに出力す
る。したがって、メモリ60には検出信号が発生する毎
に該当するディジタルストリームを示す番号が順次書き
込まれて記憶保持される。
【0309】一方、検出信号が発生しないときは、該当
するディジタルストリームを示す番号はメモリ60に書
き込まれず、また、パルス信号φ1、φ2、φ3のいず
れかによる書込アドレスカウンタ57のカウント値の更
新は行われない。
【0310】ここでは、スロット番号カウンタ64は、
スロットクロック信号の1サイクル毎にカウント値を増
す4ビットの2進カウンタであり、そのカウント値は多
重化フレームを構成する各スロットのスロット番号に対
応している。ここで、スロット番号とは、多重化フレー
ムでの先頭の伝送スロットから伝送順に0、1、2、と
いうように、本動作説明のため便宜的に名付けるもので
ある。
【0311】大小比較回路59は、スロット番号カウン
タ64の4ビット出力値と書込アドレスカウンタ57の
下位4ビット出力値との大小を比較しており、書込アド
レスカウンタ側が小さいときは真値‘1’を論理積ゲー
ト53dの一方の入力端子に出力する。このとき、論理
積ゲート53dのゲートが開いてパルス発生器52から
のパルス信号φ4がストリーム番号エンコーダ54に与
えられ、同時に、論理和ゲート55および論理和ゲート
56を通って書込アドレスカウンタ57にも与えられ、
また、論理和ゲート55を通ってメモリ60の書込イネ
ーブル端子WEにも与えられる。
【0312】また、ストリーム番号エンコーダ54は、
論理積ゲート53dからのパルス信号φ4を受けたとき
は、スタッフィングを示す番号を発生してメモリ60の
データ入力端子Dinに出力する。
【0313】したがって、図4に示されるスロット割当
情報生成回路50では、検出信号の発生による書込アド
レスカウンタ57のカウンタ値の歩みがスロット番号カ
ウンタ64のカウント値の歩みに満たないときは、自動
的に書込アドレスカウンタ57のカウント値がスロット
番号カウンタ64のカウント値に追従するとともに、ス
タッフィングを示す番号がメモリ60に書き込まれて記
憶保持されるという動作が行われる。
【0314】図2に示されるように、各ディジタルスト
リームは第1の伝送スロット以降の伝送スロットに多重
化し、第0の伝送スロットには多重化しない。図4で
は、書込アドレスカウンタ57のカウンタ値の下位ビッ
トb3〜b0が最大値‘1111’すなわち多重化フレ
ームでの最終伝送スロットのスロット番号に等しくなっ
たとき、論理積ゲート58をパルス信号φ0が通過し、
論理和ゲート56を通って書込アドレスカウンタ57に
与えられる。
【0315】したがって、書込アドレスカウンタ57は
カウント値を1個進め、カウント値の下位ビットb3〜
b0は‘0000’すなわち多重化フレームでの先頭の
伝送スロットのスロット番号に等しい値にもどるととも
に、桁上げが行われて、カウント値の最上位ビットb4
(MSB)の論理値が反転する。このとき、パルス信号
φ0は書込アドレスカウンタ57の書込イネーブル端子
WEには与えられないので、メモリ60への書込は行わ
れない。
【0316】したがって、ストリーム番号エンコーダ5
4の出力が書き込まれるメモリ60のアドレス値の下位
4ビット値の範囲は、ディジタルデータまたはスタッフ
ィングデータが多重化される伝送スロットの範囲に等し
く、また、この下位4ビット値はスロット番号に等し
い。
【0317】このように、図4に示されるスロット割当
情報生成回路50では、検出信号が発生したとき、検出
信号の発生した直後に伝送される伝送スロットのスロッ
ト番号に等しいメモリ60のアドレスに、検出信号の発
生したディジタルストリームを示す番号が記憶保持され
るという動作が行われる。
【0318】また、1つの伝送スロットの伝送時間中に
複数の検出信号が発生したときは、パルス信号φ1、φ
2、φ3のパルス位置をスロットクロック信号の1サイ
クル中の異なった位置に配置していることにより、メモ
リ60へのそれぞれのディジタルストリームの番号の書
き込みが書込アドレスを更新しながらスロットクロック
信号の同一サイクル中に順次行われ、検出信号の発生し
た直後に伝送される伝送スロットのスロット番号とさら
にその直後に続く伝送スロットのスロット番号に対応す
るアドレスに、それら検出信号の発生した各ディジタル
ストリームを示す番号がそれぞれ記憶保持されるという
動作が行われる。
【0319】また、検出信号の発生のないときは、その
直後に伝送される伝送スロットのスロット番号に等しい
アドレスにスタッフィングを示す番号が記憶保持される
という動作が行われる。
【0320】上記記憶保持された番号のメモリ60から
の読み出しは、メモリ60に読み出しイネーブル信号を
常時連続して加える(図4ではこの信号の記述は省略し
ている)ことにより、メモリ60に与えられた読み出し
アドレスに従って、データ出力端子Doutから常時連
続して行われる。読み出しアドレス端子RALにはスロ
ット番号カウンタ64の4ビットのカウント値が与えら
れており、読み出しアドレス端子RAHにはフリップフ
ロップ61の出力を論理反転した値が与えられている。
【0321】メモリ60において、読み出しアドレス端
子RALと書込アドレス端子WALは同一桁であり、読
み出しアドレス端子RAHと書込アドレス端子WAHは
同一桁である。スロット番号カウンタ64のキャリー信
号CRは論理反転ゲート63により論理反転されてフリ
ップフロップ61のクロック端子に与えられている。こ
のため、スロット番号カウンタ64のカウント値が最大
値(16進数ではF)から初期値(0)にもどる毎に、
その時点の書込アドレスカウンタの最上位ビットb4の
値がフリップフロップ61に読み込まれて保持されると
ともに、その論理反転値が読み出しアドレス端子RAH
に与えられる。
【0322】したがって、読み出しアドレス端子RAH
には、前回の多重化フレームの送出中においてメモリ6
0に記憶保持し終えた1多重化フレーム分のスロット割
当情報が、メモリ60に書き込まれていた際に書込アド
レス端子WAHに入力されていた値が与えられる。
【0323】このため、メモリ60からは前回の多重化
フレーム送出中に書き込まれたディジタルストリームを
示す番号またはスタッフィングを示す番号が、スロット
クロック信号1サイクル毎に1個ずつ読み出され、1多
重化フレームを構成する伝送スロット数と同じ個数が1
多重化フレーム時間毎に読み出されて、スロット割当情
報として出力される。
【0324】したがって、図4のスロット割当情報生成
回路によって、伝送スロットへの複数のディジタルスト
リームのディジタルデータの多重化またはスタッフィン
グデータの多重化を割り当てるためのスロット割当情報
が自動的に作成されるという動作が得られ、本発明の目
的が達成される。
【0325】また、ディジタルストリームからのディジ
タルデータの入力速度に応じて伝送スロットが割り当て
られるため、伝送スロット数が各ディジタルストリーム
に対して自動的に割り当てられ、多重化効率が高くなる
という動作が得られ、本発明の目的が達成される。
【0326】また、本スロット割当情報は一定量のディ
ジタルデータが入力した時点に応じて生成され、伝送ス
ロットの割当が行われるので、複数のパケット形式のデ
ィジタルストリームの多重において、遅延時間ジッタが
少ない多重化が行われるという動作が得られ、本発明の
目的が達成される。
【0327】書込アドレスカウンタ57のビット数はス
ロット番号カウンタ64のビット数より1ビット多くな
っており、カウント範囲はスロット番号カウンタ64の
2倍となっている。このため、ディジタルストリームか
らのディジタルデータの入力速度が変動して、1多重化
フレーム時間に入力する総ディジタルデータ量が一時的
に1多重化フレームで伝送できる総データ量を上回った
ときでも、スロット割当情報が作成され記憶保持され
る。
【0328】1多重化フレームの伝送スロット数を上回
って記憶保持されたスロット割当情報は、後続する多重
化フレーム時間に読み出されるので、ディジタルデータ
は損失することなく伝送されるという動作が得られ、本
発明の目的が達成される。
【0329】なお、上記において、リタイミング回路5
1a、51b、51cおよびパルス発生器52にはスロ
ットクロック信号を使用したが、1サイクル時間がスロ
ットクロック信号の1/k(kは整数)の、伝送スロッ
ト周期に同期したクロック信号を用いても上記と同様の
動作が行われ上記効果が得られる。この場合、パルス信
号φ4は、スロットクロック信号1サイクル内でk回繰
り返されるパルス発生サイクルの最終サイクルにおいて
のみ発生させる。
【0330】図4のスロット割当情報生成回路は、図1
に示される実施形態のみならず、検出信号としてパケッ
ト入力検出回路28a、28b、28cの出力を接続す
ることによって、後述する図8、図9に示される実施形
態においても適用でき、上記と同様の動作が行われて上
記効果が得られる。しかも、図8、図9に示される実施
形態においては、パケットの入力時点に対応して伝送ス
ロットの割当が行われるので、遅延時間ジッタの極めて
少ない多重化が達成されるという効果が加わる。
【0331】本発明の他の実施形態として、その基本的
構成は上記の通りであるが、ディジタルストリームがパ
ケット形式の場合について、特に複数のディジタルスト
リームにおいて、各ディジタルストリームとも同一形式
のパケットでディジタル情報が伝送されている場合につ
いてさらに工夫している。その構成を図8に示す。
【0332】図8において、ディジタル多重伝送装置2
0では、ディジタルストリームA、ディジタルストリー
ムB、ディジタルストリームCのパケットは、それぞれ
バッファメモリ21a、バッファメモリ21b、バッフ
ァメモリ21cに入力され、バッファメモリ21aはデ
ィジタルストリームAのパケットを蓄積し、バッファメ
モリ21bはディジタルストリームBのパケットを蓄積
し、バッファメモリ21cはディジタルストリームCの
パケットを蓄積する。スタッフィングパケットメモリ2
6はスタッフィングパケットを予め蓄積している。
【0333】伝送スロット割当回路23は、本発明に従
って設けられているスロット割当情報生成回路50から
出力されるスロット割当情報に従って、バッファメモリ
21a、バッファメモリ21b、バッファメモリ21
c、またはスタッフィングパケットメモリ26が蓄積し
ているパケットを読み出して各伝送スロットに多重化
し、パケット多重フレーム生成回路27へ出力する。
【0334】パケット多重フレーム生成回路27は、ス
ロット割当情報生成回路50から出力されるスロット割
当情報を1個のパケット内に収容して1個の伝送スロッ
トに多重化するとともに、各伝送スロットのパケットと
合わせて1個のパケット多重フレームを構成し伝送路3
0に出力する。また、パケット多重フレーム生成回路2
7は前記パケット多重フレームを繰り返し生成し出力す
る。
【0335】図10には上記パケット多重フレームの一
構成例が示されている。図10を参照すると、1個のパ
ケット多重フレームはn個の伝送スロットで構成され、
1つの伝送スロットは1個のパケットとなっている。パ
ケット多重フレームの先頭の第0の伝送スロットはフレ
ーム同期信号とスロット割当情報が多重化された多重化
情報パケットMIPである。第1から第n−1の伝送ス
ロットにはディジタルストリームAのパケット、ディジ
タルストリームBのパケット、ディジタルストリームC
のパケット、またはスタッフィングパケットのいずれか
が多重化される。各スロットにどのパケットが多重化さ
れているかは、第0の伝送スロットに多重化されている
スロット割当情報によって識別される。
【0336】図11には上記多重化情報パケットMIP
の一構成例が示されている。図11を参照すると、フレ
ーム同期信号とスロット割当情報は多重化情報パケット
MIPのペイロード部に多重化されており、スロット割
当情報はペイロード部のスロット割当情報フィールドに
多重化されている。スロット割当情報フィールドの一構
成例は図11に示されている。
【0337】図11を参照すると、スロット割当情報フ
ィールドはn−1個のスロット割当情報で構成されてお
り、各スロット割当情報の配置順はパケット多重フレー
ム内の各パケットの配置順に対応している。すなわち、
スロット割当情報フィールド内の1番目のスロット割当
情報は、第1の伝送スロットに多重化されているパケッ
トがディジタルストリームAのパケット、ディジタルス
トリームBのパケット、ディジタルストリームCのパケ
ット、またはスタッフィングパケットのいずれであるか
の割当を示し、2番目のスロット割当情報は第2の伝送
スロットに多重化されているパケットの割当を示す情
報、というように配置されている。
【0338】そして、図8においては、本発明に従っ
て、パケット入力検出回路28a、28b、28cが設
けられている。パケット入力検出回路28aはバッファ
メモリ21aへのディジタルストリームAのパケットの
入力を監視し、パケット入力検出回路28bはバッファ
メモリ21bへのディジタルストリームBのパケットの
入力を監視し、パケット入力検出回路28cはバッファ
メモリ21cへのディジタルストリームCのパケットの
入力を監視し、1個のパケットがバッファメモリに入力
完了する毎に、本発明に従って設けられているスロット
割当情報生成回路50に対してそれぞれの検出信号を発
するとともに、検出信号を発したパケット入力検出回路
はバッファメモリへの次回のパケット入力を引き続き監
視する。
【0339】スロット割当情報生成回路50は、前記検
出信号が発生したとき、該検出信号を発生したパケット
入力検出回路が監視しているディジタルストリームを示
す情報をスロット割当情報として記憶保持し、いずれの
パケット入力検出回路からも発生が無かったときは、そ
のときまでに割り当てたスロット数がそのときまでに伝
送されるスロット数よりも少ない場合は、スタッフィン
グを示す情報をスロット割当情報として記憶保持する。
また、スロット割当情報生成回路50は、パケット多重
フレームが繰り返し生成され出力される毎に、前回のパ
ケット多重フレームの出力時間中に記憶保持したパケッ
ト多重フレーム1個分の前記スロット割当情報を伝送ス
ロット割当回路23およびパケット多重フレーム生成回
路27に出力する。
【0340】伝送スロット割当回路23は、スロット割
当情報に従って、各伝送スロットに割り当てられたディ
ジタルストリームのパケットをバッファメモリから読み
出して第1から第n−1の伝送スロットに順次多重化
し、パケット多重フレーム生成回路27に出力する。こ
のとき、パケット多重フレーム生成回路23は前記パケ
ット多重フレーム1個分のスロット割当情報を第0の伝
送スロットに多重化し、伝送スロット割当回路23から
出力された各伝送スロットのパケットと合わせてn個の
伝送スロットからなるパケット多重フレームを構成して
伝送路30にストリームを出力する。
【0341】したがって、各ディジタルストリームのパ
ケット伝送速度に従ってパケット多重フレームでの伝送
スロット数が自動的に割り当てられ、しかも、各ディジ
タルストリームに割り当てられる伝送スロットの位置
は、各ディジタルストリームのパケットが入力した時点
に対応するという動作が得られ、本発明の目的が達成さ
れる。
【0342】受信装置40では、伝送路30から入力し
た多重化フレームを受信し、フレーム同期回路45にて
先ずパケットのヘッダ部のパケット同期信号を検出して
パケット同期を取り、次に多重化情報パケットMIPの
ペイロード部に設けられているフレーム同期信号を検出
してパケット多重フレームに対する同期を確立するとと
もに、多重化情報パケットMIPの伝送スロット位置を
示すタイミング信号をスロット割当情報分離回路43に
出力する。この、フレーム同期回路は当業者にとって容
易に構成できるものであり、その詳細な構成は省略す
る。
【0343】スロット割当情報分離回路43は、前記タ
イミング信号をもとに多重化情報パケットMIPのペイ
ロード部からスロット割当情報を分離し、伝送スロット
選択回路42およびスタッフィングパケット挿入回路4
4a、44b、44cに出力する。
【0344】伝送スロット選択回路42は、前記スロッ
ト割当情報に従って、各ディジタルストリームに割り当
てられている伝送スロットを選択し、多重化されている
パケットを伝送スロットから取り出して、スタッフィン
グパケット挿入回路44a、44b、44cへそれぞれ
出力する。
【0345】スタッフィングパケット挿入回路44a
は、スロット割当情報に従って、ディジタルストリーム
Aへの割当がない伝送スロットに対してスタッフィング
パケットを挿入して出力する。同様に、スタッフィング
パケット挿入回路44bは、スロット割当情報に従っ
て、ディジタルストリームBへの割当がない伝送スロッ
トに対してスタッフィングパケットを挿入して出力し、
スタッフィングパケット挿入回路44cは、スロット割
当情報に従って、ディジタルストリームCへの割当がな
い伝送スロットに対してスタッフィングパケットを挿入
して出力する。
【0346】したがって、受信装置40では、各ディジ
タルストリームのパケットがパケット多重フレームから
それぞれ分離して取り出されるとともに、ディジタル多
重伝送装置20への入力と同一形式の、パケット形式の
ストリームとして出力されるという動作が得られ、本発
明の目的が達成される。
【0347】本実施例のディジタル多重伝送装置20で
は、多重化情報パケットMIPのペイロード部にフレー
ム同期信号を多重化し、受信装置40では前記フレーム
同期信号を検出することでパケット多重フレームに対す
る同期を確立しているが、トランスポートストリームの
場合は多重化情報パケットMIPのヘッダに特定のパケ
ット識別子を付与し、受信装置40ではパケット識別子
を検出することによってパケット多重フレームに対する
同期を行う方法、またはフレーム同期信号と特定のパケ
ット識別子を併用する方法によっても上記動作が行われ
上記効果が得られる。
【0348】図12は、図1に示す本発明の第1の実施
形態および図8に示す本発明の第2の実施形態の動作を
示すタイミング図である。以下、図12を用いて詳細に
説明する。
【0349】図12は、多重化フレームまたはパケット
多重フレームが16個の伝送スロットで構成されている
場合の動作を示しており、したがって、スロット割当情
報生成回路50の中のスロット番号カウンタ64(図
4)は4ビットの2進カウンタとなっており、スロット
クロック信号によってカウント値は0からF(本図14
ではカウント値を16進数で表記している)までを周期
的に繰り返し、このカウント値は多重化フレームまたは
パケット多重フレームにおける伝送スロットのスロット
番号に対応している。
【0350】ディジタルストリームA、ディジタルスト
リームB、ディジタルストリームC、または同一パケッ
ト形式のディジタルストリームA、ディジタルストリー
ムB、ディジタルストリームCは異なるビットレートで
入力しており、したがって、図12で示すように、一定
のデータ量が伝送される時間はそれぞれ異なっている。
図12に示される例では、多重フレームとディジタルス
トリームA、ディジタルストリームB、ディジタルスト
リームCのビットレート比は1:1/4.5:1/7:
1/4となっており、したがって、一定のデータ量の伝
送時間比としては1:4.5:7:4である。
【0351】この一定のデータ量とは、図2で示す伝送
スロット1個で伝送されるデータ量であり、パケット形
式の場合、各ストリームでのパケットの構造およびデー
タ長が同一のとき、伝送スロット1個を1パケットで構
成することにより、図10に示すパケット多重フレーム
が使用できる。ただし、パケット形式の場合であって
も、一定のデータ量として1パケットに限定する必要は
なく、限定しない場合は図2で示す多重化フレームを使
用することができる。
【0352】図1のデータ量計測回路25aまたは図8
のパケット入力検出回路28aは、ディジタルストリー
ムAからの一定のデータ量の入力がある毎、すなわちバ
ッファメモリ21aに一定のデータ量が書込完了する毎
に検出信号D1にパルスを発生させ、スロット割当情報
回路50の中のリタイミング回路(詳細構成は図6に、
動作タイミングは図7に示す)51aに出力している。
このとき、リタイミング回路51aは、図12に示すよ
うにスロットクロック信号の1サイクル時間幅のパルス
を、検出信号D1にパルスが発生した直後の時点に発生
し出力する。
【0353】ディジタルストリームB、ディジタルスト
リームCに対しても同様の動作が行われ、各ディジタル
ストリームから一定のデータ量がバッファメモリに書き
込まれる毎にリタイミング回路51b、リタイミング回
路51cからはそれぞれ図12に示す時点にスロットク
ロック信号の1サイクル時間幅のパルスが出力する。
【0354】なお、図12においては、説明のために、
ディジタルストリームA、ディジタルストリームB、デ
ィジタルストリームCから一定のデータ量が順次入力し
た時点として検出されたその各々の一定のデータ量の領
域に対して、検出時点の順に1から29までの番号を付
している。
【0355】ストリーム番号エンコーダ54(図4)
は、各リタイミング信号によって制御されて論理積ゲー
ト53a、同53b、同53c(図4)を通過し入力し
たパルス信号(図5のφ1、φ2、φ3)を受けて、入
力したパルス信号に応じて図14に示すように、伝送スロ
ットに割り当てるディジタルストリームを示す情報(図
ではそれぞれA、B、Cと表記)を生成しメモリ60
(図4)に出力する。
【0356】同時に、メモリ60の書込アドレスを発生
している書込アドレスカウンタ57(図4)は前記パル
ス信号を受ける毎に書込アドレス値を1つ増やしていく
が、いずれのディジタルストリームにおいても一定のデ
ータ量へ到達しない時間中は、前記パルス信号が入力し
ないので書込アドレス値の更新は一時停止する。
【0357】しかし、大小比較回路59(図4)がスロ
ット番号カウンタ64(図4)のカウント値と書込アド
レスカウンタのカウント値b3〜b0との大小を比較し
ているので、大小比較回路59からは図12に示すよう
に、書込アドレスカウンタのカウント値のほうが小さい
ときは‘1’が出力し、該出力が行われる毎に論理積ゲ
ート53d(図4)を通過するパルス信号φ4(図5)
を書込アドレスカウンタ57はカウントし、書込アドレ
ス値は1つ増えるという動作が行われる。
【0358】通過したパルス信号φ4は同時にストリー
ム番号エンコーダ54にも与えられ、ストリーム番号エ
ンコーダ54は、このとき、スタッフィングパケットの
割当を示す情報(図ではnと表記)をメモリ60に出力
する。
【0359】このようにして、メモリ60には、図12
に示すアドレス(メモリ60の書込アドレス値)に、図
12に示すスロットの割当を示す情報(ストリーム番号
エンコーダ54に出力)が書き込まれる。しかも、この
ように各ディジタルストリームのデータに対するスロッ
トの割当を示す情報が書き込まれたアドレスは、入力す
るデータが一定のデータ量に到達した時点にスロット番
号カウンタ64が示していた値、すなわち、そのとき伝
送中の伝送スロットのスロット番号の直後のスロット番
号に対応していることは、図12に示した実施形態より
明らかである。
【0360】また、一定のデータ量に到達した時点に発
生する検出信号が、複数のストリームに対して同時点で
発生した場合、例えばスロット番号カウンタ64のカウ
ント値が6のときに入力完了したC4およびB5の番号
を付した時間領域のデータは、直後の連続する複数のス
ロット番号に対応したアドレス(07、08)に書き込
まれることも図12より明らかである。さらに、このよ
うな一定のデータ量に到達した時点に応じて割り当てら
れたスロットを除くスロット番号に対応したアドレスに
は、スタッフィングパケットの割当を示す情報が書き込
まれることも図12より明らかである。
【0361】したがって、各ディジタルストリームのデ
ィジタル情報量、すなわち1フレーム当たりの、一定の
データ量に到達した回数に応じて伝送スロット数が各ス
トリームに対して自動的に割り当てられ、しかも割り当
られる伝送スロットのスロット番号は一定のデータ量に
到達したことが検出された各々の時点に対応しているこ
とは図12より明らかである。
【0362】スロット番号カウンタ64のカウント値が
Fから0にもどる毎に、書込アドレスカウンタ57の最
上位桁b4の値はフリップフロップ61(図4)によっ
て保持され、さらに、論理反転された値がメモリ60の
読み出しアドレス値の最上位桁として与えられる。
【0363】したがって、メモリ60からは図12に示
すように前フレーム時間中に作成された1フレーム分の
スロット割当情報が読み出され出力される。伝送スロッ
ト割当回路23(図1)は、このスロット割当情報にし
たがってバッファメモリ(図1の21a、21b、21
c)またはスタッフィングデータメモリ22(図1)か
ら一定のデータ量を読み出して各伝送スロットに多重化
し、パケット形式のストリームの場合において図10の
パケット多重フレームを使用するときは、伝送スロット
割当回路23(図8)は、バッファメモリ(図8の21
a、21b、21c)またはスタッフィングパケットメ
モリ26(図8)からパケットを読み出して各伝送スロ
ットに多重化する。
【0364】多重化フレーム生成回路24(図1)は、
前記スロット割当情報とフレーム同期信号を伝送する多
重化情報スロットMIS(図2)を、フレーム先頭の伝
送スロット番号0のスロットに配置して多重化し、図2
に示す多重化フレームを生成して伝送路に送出する。パ
ケット形式のストリームの場合において図10のパケッ
ト多重フレームを使用するときは、パケット多重フレー
ム生成回路27(図8)は、前記スロット割当情報とフ
レーム同期信号を伝送する多重化情報パケットMIP
(図11)をフレーム先頭の伝送スロット番号0のスロ
ットに多重化し、図10に示すパケット多重フレームを
生成して伝送路に送出する。
【0365】このように、入力完了した一定のデータ量
が、多重化フレームまたはパケット多重フレームの伝送
スロットに多重化されて送出されるまでの時間には1フ
レームの遅延時間が固定的に加わる。しかし、この加え
られる遅延時間は固定的であるため遅延時間ジッタを発
生させない。すなわち、遅延時間の変動は、一定のデー
タ量の入力完了時点から、割当を示す情報がストリーム
エンコーダ54で生成され書き込まれたアドレスに対応
する伝送スロット番号の伝送スロットの送出時点までの
時間変動のみとなる。
【0366】図12に示すように、遅延時間の変動量
(遅延時間ジッタ量)はほとんどが1伝送スロット時間
以下であり、一定のデータ量がスロットクロック信号の
同一サイクル内で3個同時に入力完了した場合でも、図
12に示すように、スロット番号カウンタ64のカウン
ト値が2のときに入力完了したA23、B22、C21
の番号を付した時間領域のデータは、直後の連続する3
個のスロット番号に対応したアドレス(03、04、0
5)に書き込まれていることが明らかなように、3伝送
スロット時間以下となっている。
【0367】図12においては、スロットクロック信号
の同一サイクル内で複数同時に入力完了したときに割り
当てられる複数のスロットは、ディジタルストリーム
A、ディジタルストリームB、ディジタルストリームC
の順に割り当てられている。この優先順位は、図4に示
す論理積ゲート53a、53b、53cの一方の入力端
子に入力しているパルス信号φ1、φ2、φ3(図5)
の発生時間順によって単に定まっているだけのものであ
る。
【0368】したがって、論理積ゲート53a、53
b、53cの一方の入力端子に入力している3個のパル
ス信号のパルス信号を互いに入れ替えるだけで、その優
先順位は容易に変更できる。例えば、前記の複数同時の
入力完了が発生する毎に、前回の複数同時の入力完了時
にパルス信号φ1が与えられていた論理積ゲートにはφ
3を与え、パルス信号φ2が与えられていた論理積ゲー
トにはφ1を与え、パルス信号φ3が与えられていた論
理積ゲートにはφ2を与えるといったラウンドロビン方
式などの方法による入替を行った場合は、スロット割当
の優先順位を各ディジタルストリームに対して均等に与
えることができる。
【0369】上記のようにして1フレーム時間内のすべ
てのスロットへの割当が成された後に、そのフレーム時
間内でさらに入力完了したパケットがあった場合、(図
12ではスロット番号カウンタ64のカウント値がEの
ときに入力完了したC20の番号を付した時間領域のデ
ータ)には、後続するフレームでの最初のスロット(図
12では書込アドレス値が01となり、最上位桁の値が
直前までの書込における1から0に替わっている)から
割り当てられ、したがって、後続するフレームに、遅延
時間が最小となるようにして、繰り入れられて伝送され
ることも明らかである。
【0370】なお、図12の例のような3個のディジタ
ルストリームを多重する場合においては、いかなる方式
にもよらず原理的に2〜3伝送スロット時間の多重化遅
延時間ジッタの発生は避けられない。一般にk個のディ
ジタルストリームを多重する場合は、k−1〜k伝送ス
ロット時間の多重化遅延時間ジッタの発生は原理的に不
可避である。したがって、本発明によれば、多重化にお
ける遅延時間ジッタの発生量の極めて少ない多重化が行
われることは明らかである。
【0371】本発明の第3の実施形態として、その構成
は上記の通りであるが、ディジタルストリームがパケッ
ト形式の場合であって、特に、複数のトランスポートス
トリームを多重伝送する場合のように、いずれのディジ
タルストリームも同一形式のパケットでディジタル情報
が伝送されているとともに、物理伝送速度に対して情報
伝送速度が自由に変更され、物理伝送速度と情報伝送速
度との速度差はスタッフィングパケット(ヌルパケッ
ト)によって補てんされるディジタルストリームを多重
伝送する場合についてさらに工夫している。その構成を
図9に示す。
【0372】図9において図8と同じ部分は同じ動作を
行い、その説明は省略する。図9に示されるディジタル
多重伝送装置20においては、ディジタルストリーム
A、ディジタルストリームB、ディジタルストリームC
は、それぞれ本発明に従って設けられているスタッフィ
ングパケット除去回路29a、29b、29cに入力さ
れる。
【0373】スタッフィングパケット除去回路29a
は、ディジタルストリームAに含まれるスタッフィング
パケット(ヌルパケット)を除去し、有効パケットのみ
をバッファメモリ21aに出力する。このとき、スタッ
フィングパケットの識別はパケットのヘッダ部のパケッ
ト識別子の値によって行われる。同様に、スタッフィン
グパケット除去回路29bは、ディジタルストリームB
に含まれるスタッフィングパケットを除去して有効パケ
ットのみをバッファメモリ21bに出力し、スタッフィ
ングパケット除去回路29cは、ディジタルストリーム
Cに含まれるスタッフィングパケットを除去して有効パ
ケットのみをバッファメモリ21cに出力する。
【0374】バッファメモリ21aは、スタッフィング
パケット除去回路29aから出力されるディジタルスト
リームAの有効パケットを蓄積し、同様に、バッファメ
モリ21bは、スタッフィングパケット除去回路29b
から出力されるディジタルストリームBの有効パケット
を蓄積し、バッファメモリ21cは、スタッフィングパ
ケット除去回路29cから出力されるディジタルストリ
ームCの有効パケットを蓄積する。
【0375】このとき、パケット入力検出回路28a
は、バッファメモリ21aへのディジタルストリームA
の有効パケットの入力を監視し、パケット入力検出回路
28bは、バッファメモリ21bへのディジタルストリ
ームBの有効パケットの入力を監視し、パケット入力検
出回路28cは、バッファメモリ21cへのディジタル
ストリームCの有効パケットの入力を監視している。
【0376】したがって、ディジタル多重伝送装置20
では、各ディジタルストリームの有効パケットのレー
ト、すなわちディジタル情報伝送速度に従ってパケット
多重フレームでの伝送スロット数が自動的に割り当てら
れるので多重化効率が高くなり、しかも、各ディジタル
ストリームに割り当てられる伝送スロットの位置は、各
ディジタルストリームの有効パケットが入力した時点に
対応するので、多重化における遅延時間ジッタが少なく
なるという動作が得られ、本発明の目的が達成される。
【0377】また、このとき受信装置40では、各ディ
ジタルストリームの有効パケットがパケット多重フレー
ムからそれぞれ分離され取り出されるとともに、スタッ
フィングパケットが補てんされて、ディジタル多重伝送
装置20への入力と同一形式の、パケット形式のストリ
ームとして分離出力されるという動作が得られ、本発明
の目的が達成される。
【0378】図13は、図9に示す本発明の一実施例の
動作を示すタイミング図である。以下、図13を用いて
本発明の第3の実施形態における動作について詳細に説
明する。
【0379】図13は、パケット多重フレームが16個
のパケットで構成されている場合における動作例につい
て示しており、したがって、スロット割当情報生成回路
50の中のスロット番号カウンタ64(図4)は、4ビ
ットの2進カウンタとなっており、スロットクロック信
号によってカウント値は0からF(本図13ではカウン
ト値を16進数で表記している)までを周期的に繰り返
し、このカウント値はパケット多重フレームにおける伝
送スロットのスロット番号に対応している。
【0380】同一パケット形式のディジタルストリーム
A、ディジタルストリームB、ディジタルストリームC
は異なる物理速度で入力しており、したがって、1パケ
ットの伝送時間は図13に示すようにそれぞれ異なって
いるがパケットの構造およびデータ長は同一である。
【0381】また、図13では、ディジタルストリーム
A、ディジタルストリームB、ディジタルストリームC
は、それぞれスタッフィングパケットを含んでおりディ
ジタル情報伝送速度と物理伝送速度は異なっている。
【0382】なお、図13では、説明のために、ディジ
タルストリームA、ディジタルストリームB、ディジタ
ルストリームCに含まれる有効パケットに対して、入力
完了の時間順に1から29までの番号を付している。
【0383】パケット入力検出回路28aは、ディジタ
ルストリームAからの有効パケットの入力が完了、すな
わちバッファメモリ21aに書込完了する毎に検出信号
D1にパルスを発生させ、スロット割当情報回路50の
中のリタイミング回路51aに出力している(リタイミ
ング回路の詳細構成は図6に、動作タイミングは図7に
示す)。このとき、リタイミング回路51aは、図13
に示すように、スロットクロック信号の1サイクル時間
幅のパルスを、検出信号D1にパルスが発生した直後の
時点に発生し出力する。
【0384】ディジタルストリームB、ディジタルスト
リームCに対しても同様の動作が行われ、各ディジタル
ストリームからの有効パケットがバッファメモリに書き
込まれる毎にリタイミング回路51b、リタイミング回
路51cからは、それぞれ図13に示す時点にスロット
クロック信号の1サイクル時間幅のパルスが出力する。
【0385】ストリーム番号エンコーダ54(図4)
は、各リタイミング信号によって制御されて論理積ゲー
ト53a、同53b、同53c(図4)を通過し入力し
たパルス信号(図5のφ1、φ2、φ3)を受けて、入
力したパルス信号に応じて図12のように、割り当てる
ディジタルストリームを示す情報(図ではそれぞれA、
B、Cと表記)を生成しメモリ60(図4)に出力す
る。
【0386】同時に、メモリ60の書込アドレスを発生
している書込アドレスカウンタ57(図4)は、前記パ
ルス信号を受ける毎に書込アドレス値を1つ増やしてい
くが、いずれのディジタルストリームにおいても有効パ
ケットの入力がないときは、前記パルス信号が入力しな
いので書込アドレス値の更新は一時停止する。
【0387】しかし、大小比較回路59(図4)がスロ
ット番号カウンタ64(図4)のカウント値と書込アド
レスカウンタのカウント値b3〜b0との大小を比較し
ているので、大小比較回路59からは図12に示すよう
に、書込アドレスカウンタのカウント値のほうが小さい
ときは‘1’が出力し、該出力が行われる毎に論理積ゲ
ート53d(図4)を通過するパルス信号φ4(図5)
を書込アドレスカウンタ57はカウントし、書込アドレ
ス値は1つ増えるという動作が行われる。
【0388】通過したパルス信号φ4は、同時にストリ
ーム番号エンコーダ54にも与えられ、ストリーム番号
エンコーダ54は、このとき、スタッフィングパケット
の割当を示す情報(図ではnと表記)をメモリ60に出
力する。
【0389】このようにして、メモリ60には、図13
に示すアドレス(メモリ60の書込アドレス値)に、図
13に示すスロットの割当を示す情報(ストリーム番号
エンコーダ54の出力)が書き込まれる。しかも、この
ように各ディジタルストリームのパケットに対するスロ
ットの割当を示す情報が書き込まれたアドレスは、有効
パケットの入力が完了した時点にスロット番号カウンタ
64が示していた値、すなわちそのとき伝送中の伝送ス
ロットのスロット番号の直後のスロット番号に対応して
いることは、図13より明らかである。
【0390】また、複数の有効パケットの同時入力完了
があった場合、例えばスロット番号カウンタ64のカウ
ンタ値がAのときに入力完了したB6およびC7の番号
を付したパケットは、直後の連続する複数のスロット番
号に対応したアドレス(0B、0C)に書き込まれるこ
とも図13より明らかである。さらに、このような有効
パケットの入力完了時点に応じて割り当てられたスロッ
トを除くスロット番号に対応したアドレスには、スタッ
フィングパケットの割当を示す情報が書き込まれること
も図13より明らかである。
【0391】したがって、各ディジタルストリームのデ
ィジタル情報量すなわち有効パケットの1フレーム当た
りの入力数に応じて伝送スロットが自動的に割り当てら
れ、しかも、割り当てられる伝送スロットのスロット番
号は各有効パケットの入力時点に対応していることは図
13より明らかである。
【0392】スロット番号カウンタ64のカウント値が
Fから0にもどる毎に、書込アドレスカウンタ57の最
上位桁b4の値はフリップフロップ61(図4)によっ
て保持され、さらに論理反転された値がメモリ60の読
み出しアドレス値の最上位桁として与えられる。
【0393】したがって、図13に示すように、メモリ
60からは前フレーム時間中に作成された1フレーム分
のスロット割当情報が読み出され出力する。伝送スロッ
ト割当回路23(図9)は、このスロット割当情報に従
ってバッファメモリ(図9の21a、21b、21
c)、または、スタッフィングパケットメモリ26(図
9)からパケットを読み出して各伝送スロットに多重化
する。
【0394】パケット多重フレーム生成回路27(図
9)は、前記スロット割当情報とフレーム同期信号を伝
送する多重化情報パケットMIP(図11)をフレーム
先頭の伝送スロット番号0のスロットに多重化し、図1
0に示すパケット多重フレームを生成して伝送路に送出
する。
【0395】このように、有効パケットが入力してから
パケット多重フレームの伝送スロットに多重化されて送
出されるまでの時間には1フレームの遅延時間が固定的
に加わる。しかし、この加えられる遅延時間は固定であ
るため、遅延時間ジッタは発生しない。すなわち、遅延
時間の変動は、有効パケットの入力完了時点から、割当
を示す情報がストリームエンコーダ54で生成され書き
込まれたアドレスに対応する伝送スロット番号の伝送ス
ロットの送出までの時間の変動のみとなる。
【0396】図13に示すように、遅延時間ジッタはほ
とんどが1伝送スロット時間以下であり、有効パケット
3個がスロットクロック信号の同一サイクル内で入力完
了した場合でも、同じく図13に示すように、スロット
番号カウンタ64のカウント値がBのときに入力完了し
たA29、B27、C28の番号を付したパケットは、
直後の連続する3個のスロット番号に対応したアドレス
(0C、0D、0E)に書き込まれていることから明ら
かなように、3伝送スロット時間以下となっている。
【0397】さらに、上記のようにして1フレーム時間
内のすべてのスロットへの割当が成された後に、そのフ
レーム時間内でさらに入力完了したパケット(図13で
はスロット番号カウンタ64のカウント値がEのときに
入力完了したB11の番号を付したパケット)があった
場合には、後続するフレームでの最初のスロット(図1
3では書込アドレス値が11となり、最上位桁の値がそ
れまでの書込における0から1に替わっている)から割
り当てられる。したがって、後続するフレームに、遅延
時間が最小となるようにして、繰り入れられて伝送され
ることも明らかである。
【0398】なお、一例として説明した、図13に示さ
れるような同一パケット形式の3個のディジタルストリ
ームを多重する場合においては、いかなる方式にもよら
ず原理的に2〜3伝送スロット時間の多重化遅延時間ジ
ッタの発生は避けられない。したがって、本発明によれ
ば多重化における遅延時間ジッタの極めて少ないパケッ
ト多重化が行われることは明らかである。
【0399】図14は、本発明の第4の実施形態におけ
るディジタル多重伝送装置の構成例を示したブロック図
である。
【0400】具体的には、本実施形態におけるディジタ
ル多重回路20、PCR補正量生成回路80、PCR補
正回路92、PSI挿入回路93、及び、PSIメモリ
94にて構成されたディジタル多重伝送装置の構成例が
示されており、ここでは、入力ストリームA、入力スト
リームB、入力ストリームCの、3個のトランスポート
ストリーム形式の入力ストリームから複数のプログラム
を選択して多重化し、1個のトランスポートストリーム
を生成して送出する場合について図示している。
【0401】図14において、ディジタル多重回路20
では、入力ストリームAは、PIDフィルタ/変換回路
71aを通ってバッファメモリ21bに入力し、入力ス
トリームBは、PIDフィルタ/変換回路71bを通っ
てバッファメモリ21bに入力し、入力ストリームC
は、PIDフィルタ/変換回路71cを通ってバッファ
メモリ21cに入力する。
【0402】PIDフィルタ/変換回路71aは、入力
するTSパケットのヘッダ部分に付けられているパケッ
ト識別子PIDを識別し、入力ストリーム中の多重化し
ないTSパケットは除去し、多重化するプログラムのT
Sパケットのみを通過させてバッファメモリ21aに出
力する。PIDフィルタ/変換回路71bは、入力する
TSパケットのヘッダ部分に付けられているパケット識
別子PIDを識別し、入力ストリーム中の多重化しない
TSパケットは除去し、多重化するプログラムのTSパ
ケットのみを通過させてバッファメモリ21bに出力す
る。PIDフィルタ/変換回路71cは、入力するTS
パケットのヘッダ部分に付けられているパケット識別子
PIDを識別し、入力ストリーム中の多重化しないTS
パケットは除去し、多重化するプログラムのTSパケッ
トのみを通過させてバッファメモリ21cに出力する。
【0403】さらに、各PIDフィルタ/変換回路71
a、71b、71cは、通過させるTSパケットのPI
Dが、他の入力ストリームからのTSパケットのPID
と互いに重複しないように、PID値を適宜書き換えて
出力する。このPIDフィルタ/変換回路71a〜71
cは、当業者にとって容易に構成できるものであり、そ
の構成について詳細な説明は省略する。
【0404】バッファメモリ21aは、PIDフィルタ
/変換回路71aを通過したTSパケットを蓄積し、バ
ッファメモリ21bは、PIDフィルタ/変換回路71
bを通過したTSパケットを蓄積し、バッファメモリ2
1cは、PIDフィルタ/変換回路71cを通過したT
Sパケットを蓄積する。スタッフィングパケットメモリ
26はヌルパケットを予め蓄積している。
【0405】伝送スロット多重回路90は、スロット割
当情報生成回路91から出力されるスロット割当情報に
従って、バッファメモリ21a、バッファメモリ21
b、及びバッファメモリ21cが蓄積しているTSパケ
ットを取り出して該当する伝送スロットに多重化し、ま
たは、スタッフィングパケットメモリ26が蓄積してい
るヌルパケットを読み出して該当する伝送スロットに多
重化して、PCR補正回路92へ出力する。この伝送ス
ロット多重回路90は、各メモリの読み出し制御回路と
セレクタ回路等で構成でき、当業者にとって容易に構成
できるものであるため、その構成についての詳細な説明
は省略する。
【0406】PCR補正回路92は、伝送スロット多重
回路90の出力中のPCR_PIDパケットに対して、
PCR補正量生成回路80から出力される補正量を、P
CR_PIDパケットのPCRフィールド値に算術加算
してPSI挿入回路93に出力する。尚、このPCR補
正回路92は、全加算器とシフトレジスタ等で構成さ
れ、当業者にとって容易に構成できるものであるため、
その構成についての詳細な説明は省略する。
【0407】PSIメモリ94は、多重化出力ストリー
ム中のプログラム編成及びTSパケットのパケット識別
子PIDと、プログラム番号との対応関係を記述したM
PEG−2規定のPSIを収容した複数のTSパケット
を予め蓄積している。このPSIは、パケット多重伝送
装置が送出する多重化出力ストリーム中に多重化されて
いる複数のプログラムの中から、受信機が所望のプログ
ラムを選択し復号表示するために必要な情報である。
【0408】PSI挿入回路92は、PSIが収容され
たTSパケットをPSIメモリ94から1個ずつ順次取
り出し、PCR補正回路92の出力に挿入して出力す
る。このとき、PSI挿入回路93は、PCR補正回路
92の出力に含まれるヌルパケットを、PSIメモリ9
4から取り出したTSパケットに置換している。尚、こ
のPSI挿入回路93は、タイマ回路、ヌルパケット検
出回路、及びメモリ読み出し制御回路等で構成され、当
業者にとって容易に構成できるものであるため、その構
成についての詳細な説明は省略する。
【0409】パケット入力検出回路28aは、バッファ
メモリ21aへの入力ストリームAのTSパケットの入
力を監視し、パケット入力検出回路28bは、バッファ
メモリ21bへの入力ストリームBのTSパケットの入
力を監視し、パケット入力検出回路28cは、バッファ
メモリ21cへの入力ストリームCのTSパケットの入
力を監視する。それぞれのパケット入力検出回路28a
〜28cは、バッファメモリ21a〜21cへのTSパ
ケットの入力を検出し、1個のTSパケットがバッファ
メモリ21a〜21cに入力を完了する毎に、スロット
割当情報生成回路91に対して入力検出信号を出力す
る。
【0410】スロット割当情報生成回路91は、予め定
めた一定数の伝送スロット(以下、1多重化グループと
いう)毎にスロット割当情報を生成し、伝送スロット多
重回路90に出力する。スロット割当情報生成回路91
では、以下のようにしてスロット割当情報が生成され
る。
【0411】スロット割当情報生成回路91は、入力検
出信号が発生したとき、該当する入力ストリームを示す
情報をスロット割当情報として記憶する。ここで該当す
る入力ストリームとは、入力検出信号を発生したパケッ
ト入力検出回路28a〜28cが監視している入力スト
リームのことである。また、いずれのパケット入力検出
回路28a〜28cからも入力検出信号の発生がなく、
上記1多重化グループにおいて、その時点までに割り当
てたスロット割当情報数が同時点までに伝送されるべき
スロット数よりも少ない場合は、スロット割当情報生成
回路91は、スタフィングを示す情報をスロット割当情
報として記憶する。
【0412】スロット割当情報生成回路91では、前回
生成されたスロット割当情報に基づく1多重化グループ
が伝送スロット多重回路90から伝送されている間に、
新たなスロット割当情報が生成される。生成されたスロ
ット割当情報は、伝送スロット多重回路91における1
多重化グループの伝送周期でスロット割当情報生成回路
91から伝送スロット多重回路90に出力される。
【0413】伝送スロット多重回路90は、スロット割
当情報生成回路91から入力したスロット割当情報に従
って、バッファメモリ21a〜21cに蓄積されるTS
パケット、或いは、スタッフィングパケットメモリ26
に蓄積されるヌルパケットを取り出して多重化する。従
って、本実施形態におけるパケット多重化回路20では
以下のような多重化が行われる。
【0414】1多重化グループ中において各入力ストリ
ームA、B、Cに割り当てられるそれぞれの伝送スロッ
ト数は、各PID/変換回路71a、71b、71cを
通過したTSパケット数に応じて設定される。また、各
入力ストリームA、B、Cから入力されたTSパケット
に対して1多重化グループ内において割り当てられる伝
送スロットの位置は、各入力ストリーム毎にTSパケッ
トがバッファメモリ21a〜21cに入力した時点に対
応する。
【0415】図15は、本実施形態によるディジタル多
重回路20におけるスロット割当情報生成回路91の一
構成例を示したブロック図である。以下、図15のスロ
ット割当情報生成回路91の構成と動作について詳細に
説明する。
【0416】リタイミング回路51a、リタイミング回
路51b、リタイミング回路51cには、パケット入力
検出回路28a〜28cからの入力検出信号D1〜D3
がそれぞれ入力される。リタイミング回路51a〜51
cは、各入力検出信号D1、D2、D3をハーフスロッ
トクロック信号にてリタイミングし、各論理積ゲート5
3a、53b、53cの一方の入力端子に出力する。
【0417】パルス発生回路52は、ハーフスロットク
ロック信号とスロットクロック信号を基に、パルス発生
位置の異なるパルス信号φ1、φ2、φ3、φ4を生成
する。生成されたパルス信号φ1は、論理積ゲート53
aの他方の入力端子へ出力され、パルス信号φ2は、論
理積ゲート53bの他方の入力端子へ出力され、パルス
信号φ3は、論理積ゲート53cの他方の入力端子へ出
力され、パルス信号φ4は、論理積ゲート53dは他方
の入力端子へ出力される。
【0418】論理積ゲート53aの出力は、ストリーム
番号エンコーダ54及び論理和ゲート55に接続され
る。同様に、論理積ゲート53b、53c、53dの出
力も、ストリーム番号エンコーダ54及び論理和ゲート
55にそれぞれ接続される。ストリーム番号エンコーダ
54は、ストリームを識別する情報を論理積ゲート53
a〜53cの入力に応じて生成し、メモリ60のデータ
入力端子Dinに出力する。論理和ゲート55は、論理
積ゲート53a〜53dの各出力の論理和をメモリ60
の書込イネーブル端子WE及び書込アドレスカウンタ5
7に出力する。
【0419】書込アドレスカウンタ57は、5ビットの
2進カウンタにて構成されており、論理和ゲート55の
出力に生じるパルスをカウントし、カウント値の最上位
ビットb4(MSB)をメモリ60の書込アドレス端子
WAH及びフリップフロップ61のデータ入力端子Dに
出力し、カウント値の下位ビットb3〜b0をメモリ6
0の書込アドレス端子WAL及び大小比較回路59の一
方の入力端子Xに出力する。
【0420】スロット番号カウンタ64は、書込アドレ
スカウンタ57より1ビット少ない4ビットの2進カウ
ンタで構成されており、スロットクロック信号をカウン
トして、カウント値b3〜b0をメモリ60の読み出し
アドレス端子RAL及び大小比較回路59の他方の入力
端子Yに出力すると共に、キャリー信号CRを論理反転
ゲート63の入力端子に出力する。
【0421】大小比較回路59は、入力端子Xに入力し
ている書込アドレスカウンタ57のカウント値の下位4
ビットの値と、入力端子Yに入力しているスロット番号
カウンタ64のカウント値4ビットの値との大小を比較
する。Xに入力している値がYに入力している値未満
(例えば、X=Y−1)であるときは、大小比較回路5
9は真値‘1’を出力し、Xに入力している値がYに入
力している値と同一又はそれ以上であるときは偽値
‘0’を出力し、それぞれの出力は論理積ゲート53d
の他方の入力端子に与えられる。
【0422】論理反転ゲート63は、入力を論理反転し
てフリップフロップ61のクロック端子CLKに与え
る。フリップフロップ61は、クロックに同期してデー
タ入力端子Dからデータを読み込んで保持すると共に、
論理反転ゲート62の入力端子に出力する。論理反転ゲ
ート62は、入力を論理反転してメモリ60の読み出し
アドレス端子RAHに出力する。
【0423】メモリ60では、書込アドレスカウンタ5
7のカウンタ値により示されるアドレスに、ストリーム
番号エンコーダ54の出力が書き込まれて記憶されると
共に、論理反転ゲート62の出力とスロット番号カウン
タ64のカウント値とにより示されるアドレスに記憶さ
れているデータが読み出され、スロット割当情報として
出力される。
【0424】以下、図15に示されるスロット割当情報
生成回路91の動作について詳細に説明する。
【0425】本発明のスロット割当情報生成回路におけ
るスロット番号カウンタ64のビット数は、1多重化グ
ループを構成する伝送スロット数に対応して定めてあ
り、本実施形態では、スロット番号カウンタ64のビッ
ト数は4としている。これは、多重化グループを2の4
乗個、すなわち16個の伝送スロットで構成した場合に
対応している。
【0426】尚、1多重化グループの伝送スロット数
は、2のn乗(nは正整数)に限定されず、任意のm
(mは正整数)でよい。その場合、スロット番号カウン
タ64はm進法のカウンタであって、且つカウント値を
2進数形式で出力するカウンタとし、一方で、書込アド
レスカウンタ57は、スロット番号カウンタ64よりも
1桁多いm進法のカウンタであって、且つカウント値を
2進数形式で出力するカウンタとし、上位桁は1ビット
で出力する。
【0427】図16は、パルス発生回路52の動作例を
示すタイミング図である。同図から明らかなように、ハ
ーフスロットクロック信号は、スロットクロック信号に
同期しており、その1サイクル時間はスロットクロック
信号1サイクル時間の半分に等しく、伝送スロット1個
の伝送時間の半分となっている。
【0428】パルス発生回路52は、ハーフスロットク
ロック信号の1サイクル毎に、パルス発生位置の異なる
3個のパルス信号φ1〜φ3を発生する。また、パルス
発生回路52は、スロットクロック信号の1サイクル毎
に、パルス信号φ1〜φ3とはパルス発生位置が異なる
パルス信号φ4を発生し、そのパルス発生位置はパルス
信号φ1〜φ3よりも後方にある。
【0429】パルス信号φ1〜φ3は、リタイミング回
路51a〜51cの出力によって、各論理積ゲート53
a〜53cの通過が制御され、論理積ゲート53a、5
3b、53cを通過したパルス信号φ1〜φ3は、スト
リーム番号エンコーダ54及び論理積ゲート55に与え
られる。
【0430】図17は、図6に示したリタイミング回路
51a〜51cの動作例を示すタイミング図である。パ
ケット入力検出回路28a〜28cから出力される入力
検出信号はパルス信号形式となっており、TSパケット
がバッファメモリ21a〜21cに1個入力する毎に入
力検出信号が発生し、リタイミング回路51a〜51c
に入力する。
【0431】この入力検出信号によってフリップフロッ
プF1はプリセットされ、フリップフロップF1からの
出力は‘1’となる。次に、ハーフスロットクロック信
号の立ち上がりがクロック端子CLKに入力されると、
フリップフロップF1の出力はフリップフロップF2に
データ入力端子Dから読み込まれ、フリップフロップF
2の出力は‘1’となる。同時に、フリップフロップF
1のクロック端子CLKにもハーフスロットクロック信
号の立ち上がりが入力されるため、フリップフロップF
1はデータ入力端子Dから‘0’を読み込んで、その出
力は‘0’となる。入力検出信号による新たなプリセッ
トがフリップフロップF1になされなければ、フリップ
フロップF2は、ハーフスロットクロック信号の次のサ
イクルにおける立ち上がりをうけて、フリップフロップ
F1の出力‘0’を読み込んで、出力は‘0’となる。
【0432】このようにして、入力検出信号D1〜D3
に生じた1個のパルスは、各リタイミング回路51a、
51b、51cにおいて、ハーフスロットクロック信号
の1サイクル時間、すなわち伝送スロット1個の伝送時
間に対して半分の時間幅のパルスに変換され、各論理積
ゲート53a、53b、53cに出力される。
【0433】従って、入力検出信号D1〜D3が発生す
る毎に、その直後のハーフスロットクロック信号の立ち
上がりから1サイクルの時間中は、入力検出信号を入力
したリタイミング回路の出力が接続されている論理積ゲ
ート53a〜53cが開く。よって、パルス発生回路5
2からのパルス信号は、開いた論理積ゲート53a〜5
3cを通ってストリーム番号エンコーダ54に与えられ
ると同時に、書込アドレスカウンタ57及びメモリ60
の書込イネーブル端子WEにも与えられる。
【0434】このとき、書込アドレスカウンタ57は、
論理和ゲート55を通って与えられたパルス信号をカウ
ントしてカウント値を1つ増やし、メモリ60に新たな
書込アドレス値を出力する。
【0435】一方で、ストリーム番号エンコーダ54で
は、パルス信号が入力ストリームに対応した論理積ゲー
ト53a〜53cから与えられるので、このパルス信号
に該当する入力ストリームを示す情報(以下、ストリー
ム番号という)を発生してメモリ60のデータ入力端子
Dinに出力する。従って、メモリ60には、入力検出
信号が発生する毎にストリーム番号が順次書き込まれて
記憶される。
【0436】また、複数の入力検出信号がハーフスロッ
トクロック信号の同一サイクル時間中に発生したときに
は、本実施形態では、パルス発生回路52から論理積ゲ
ート53a〜53cに与えられるパルス信号の発生位置
が図16に示すように異なっているため、ストリーム番
号エンコーダ54には、パルス発生位置の異なるパルス
信号がそれぞれ異なる論理積ゲート53a〜53cから
入力すると共に、書込アドレスカウンタ57に対しても
論理和ゲート55を通って複数のパルス信号が入力す
る。
【0437】従って、このパルス発生位置の異なるパル
ス信号の入力を基にしてストリーム番号エンコーダ54
から出力されたストリーム番号が、メモリ60において
順次異なるアドレスに書き込まれて記憶される。
【0438】一方、入力検出信号D1〜D3が発生しな
いときは、論理積ゲート53a〜53cからはパルス信
号が与えられないので、ストリーム番号はメモリ60に
書き込まれず、また、書込アドレスカウンタ57におい
ても、パルス信号φ1〜φ3のいずれかによるカウント
値の更新は行われない。
【0439】スロット番号カウンタ64は、スロットク
ロック信号の1サイクル毎にカウント値を増やす4ビッ
トの2進カウンタであり、そのカウント値は、多重化グ
ループを構成する伝送スロットのスロット番号に対応し
ている。ここで、スロット番号とは、多重化グループの
先頭の伝送スロットから伝送順に0、1、2、・・・と
いうように、本動作説明のため便宜的に名付けるもので
ある。
【0440】大小比較回路59は、スロット番号カウン
タ64の4ビット出力値と、書込アドレスカウンタ57
の下位4ビット出力値との大小を比較しており、書込ア
ドレスカウンタ57側が小さいときは、論理積ゲート5
3dの一方の入力端子に真値‘1’を出力する。このと
き、論理積ゲート53dのゲートが開き、パルス発生器
52からのパルス信号φ4がストリーム番号エンコーダ
54に与えられると同時に、このパルス信号φ4は、書
込アドレスカウンタ57及びメモリ60の書込イネーブ
ル端子WEにも与えられる。
【0441】ストリーム番号エンコーダ54は、論理積
ゲート53dからのパルス信号φ4を受けたときは、ス
タッフィングを示す番号を発生してメモリ60のデータ
入力端子Dinに出力する。
【0442】従って、本実施形態によるスロット割当情
報生成回路91では、入力検出信号D1〜D3の発生に
よる書込アドレスカウンタ57のカウンタ値の歩みが、
スロット番号カウンタ64のカウント値の歩みに満たな
いときは、自動的に書込アドレスカウンタ57のカウン
ト値がスロット番号カウンタ64のカウント値に追従す
ると共に、スタフィングを示す番号がメモリ60に書き
込まれて記憶されるという動作が行われる。
【0443】また、伝送スロット1個の伝送時間の半分
の時間中に複数の入力検出信号が発生したときは、本実
施形態では、パルス信号φ1〜φ3のパルス位置をハー
フスロットクロック信号の1サイクル中において異なっ
た位置に配置していることにより、メモリ60では、順
次書込アドレスを更新しながらそれぞれのストリーム番
号の書き込みが行われる。さらに詳細には、伝送スロッ
ト1個の伝送時間の半分の時間中に複数の入力検出信号
が発生したとき、各ストリーム番号がメモリ60で書き
込まれるアドレスは、それらの入力検出信号が発生した
直後に伝送スロット多重回路23から伝送される伝送ス
ロットのスロット番号、さらにその直後に続く伝送スロ
ットのスロット番号に対応する。
【0444】また、入力検出信号の発生がなく、1多重
化グループにおいてその時点までに割り当てたスロット
割当情報数が同時点までに伝送されるべきスロット数よ
りも少ない時は、当該時点の直後に伝送スロット多重回
路23から伝送される伝送スロットのスロット番号に対
応するアドレスにスタッフィングを示す番号が記憶され
るという動作が行われる。
【0445】メモリ60の読み出しアドレス端子RAL
には、スロット番号カウンタ64の4ビットのカウント
値が与えられており、読み出しアドレス端子RAHに
は、フリップフロップ61の出力を論理反転した値が与
えられている。メモリ60に読み出しイネーブル信号を
常時連続して加える(図15では、この信号の記述は省
略している)ことにより、ストリーム番号のメモリ60
からの読み出しは、メモリ60に与えられた読み出しア
ドレスに従って、データ出力端子Doutから常時連続
して行われる。
【0446】メモリ60において、読み出しアドレス端
子RALと書込アドレス端子WALは同一桁であり、読
み出しアドレス端子RAHと書込アドレス端子WAHは
同一桁である。スロット番号カウンタ64からのキャリ
ー信号CRは、論理反転ゲート63により論理反転され
てフリップフロップ61のクロック端子CLKに与えら
れている。このため、スロット番号カウンタ64のカウ
ント値が最大値(16進数表記ではF)から初期値
(0)にもどる毎に、その時点の書込アドレスカウンタ
57の最上位ビットb4の値がフリップフロップ61に
読み込まれて保持されると共に、その論理反転値が読み
出しアドレス端子RAHに与えられる。
【0447】一方で、メモリ60では、前回の多重化グ
ループ、即ち前回生成された分のスロット割当情報に基
づく多重化グループの送出中に、1多重化グループ分の
新たなスロット割当情報の記憶が完了する。従って、上
述した動作によってメモリ60の読み出しアドレス端子
RAHに与えられる値は、上記新たなスロット割当情報
がメモリ60に記憶されていた際に書込アドレス端子W
AHに入力されていた値が与えられる。
【0448】このため、メモリ60からは、前回の多重
化グループが送出されている間にメモリ60に書き込ま
れたストリーム番号またはスタッフィングを示す番号が
読み出される。その読み出し動作は、スロットクロック
信号1サイクル毎にストリーム番号またはスタッフィン
グを示す番号が1個ずつ読み出され、1多重化グループ
の伝送時間当たりには、1多重化グループを構成する伝
送スロット数と同じ個数で、メモリ60に書き込まれた
ストリーム番号またはスタッフィングを示す番号が読み
出されて、1多重化グループ分のスロット割当情報とし
てメモリ60から出力される。
【0449】従って、本実施形態におけるスロット割当
情報生成回路91により、伝送スロット多重回路90で
は、各入力ストリームのTSパケットまたはヌルパケッ
トを該当する伝送スロットに割り当てて多重化するため
のスロット割当情報が自動的に作成されて出力されると
いう動作が得られる。
【0450】また、本実施形態では、書込アドレスカウ
ンタ57のビット数は、スロット番号カウンタ64のビ
ット数より1ビット多くなっており、カウント範囲はス
ロット番号カウンタ64の2倍となっている。このた
め、PIDフィルタ/変換回路11a〜11cを通った
TSパケット速度が変動して、1多重化グループの伝送
時間内において入力した多重化対象のTSパケットの総
数が、一時的に1多重化グループの伝送スロット数を上
回ったときでも、本実施形態では正常にスロット割当情
報が作成され記憶される。
【0451】1多重化グループの伝送スロット数を上回
ってメモリ60に記憶されたスロット割当情報は、当該
多重化グループに後続する多重化グループの伝送時間に
読み出されるので、各入力ストリームA〜Cにおいて1
多重化グループ伝送時間内において入力した多重化対象
のTSパケットの合計の平均値が、1多重化グループの
伝送スロット数以下であれば、バッファメモリ21a〜
21cに入力されたTSパケットは損失することなく多
重化されて伝送される。
【0452】尚、上述した実施形態においては、リタイ
ミング回路51a〜51c、及び、パルス発生回路52
には、ハーフスロットクロック信号を使用したが、本発
明は、1サイクル時間がスロットクロック信号の1/k
(kは1以上の整数)であって伝送スロット周期に同期
したクロック信号を用いても、上述したスロット割当動
作と同様の動作が得られるとともに、各入力ストリーム
の物理速度としては多重化出力速度のk倍未満までの範
囲で使用可能となる。このとき、パルス信号φ4は、ス
ロットクロック信号1サイクル時間当たりk回繰り返さ
れるパルス発生サイクルの最終サイクルにおいてのみ発
生させ、且つ、パルス信号φ1、φ2、φ3の後方に発
生させればよい。
【0453】図18は、図14に示した本実施形態にお
けるディジタル多重伝送装置の動作例を示すタイミング
図である。以下、図18を用いて本実施形態におけるデ
ィジタル多重伝送装置の動作について詳細に説明する。
【0454】図18は、多重化フレームまたはパケット
多重フレームが16個の伝送スロットで構成されている
場合の動作を示している。従って、スロット割当情報生
成回路91の内部に備えるスロット番号カウンタ64
は、4ビットの2進カウンタとなっており、スロットク
ロック信号によってカウント値は0からF(図18で
は、カウント値を16進数で表記している)までを周期
的にカウントし、このカウント値は、1多重化グループ
における伝送スロットのスロット番号に対応している。
【0455】入力ストリームA、入力ストリームB、入
力ストリームCは異なる物理速度で入力している。従っ
て、図18に示すようにTSパケット1個の伝送時間は
それぞれ異なっている。図18に示す例では、多重出力
速度、入力ストリームA、入力ストリームB、及び入力
ストリームCの物理速度比は、1対1/2.5対1対1
/1.5となっている。
【0456】パケット入力検出回路28aは、入力スト
リームAの多重化対象のTSパケットがバッファメモリ
21aへの入力を完了する毎に、入力検出信号D1にパ
ルスを発生させ、リタイミング回路51aは、ハーフス
ロットクロック信号の1サイクル時間幅のパルスを図1
8に示す時点に出力する。
【0457】入力ストリームB、入力ストリームCに対
しても同様の動作が行われ、各入力ストリームB、Cの
多重化対象のTSパケットが各バッファメモリ21b、
21cへの入力が完了する毎に、リタイミング回路51
b、51cからは、それぞれ図18に示す時点にハーフ
スロットクロック信号の1サイクル時間幅のパルスが出
力される。
【0458】尚、図18においては、説明の便宜上、多
重化対象のTSパケットがバッファメモリ21a〜21
cに入力した時点の検出時点順に、入力ストリームA、
入力ストリームB、入力ストリームCの順で優先的に1
から29の番号を付している。
【0459】ストリーム番号エンコーダ54は、リタイ
ミング信号による制御で各論理積ゲート53a、53
b、53cを通過したパルス信号を受けて、伝送スロッ
トに割り当てる入力ストリームを示す情報であるストリ
ーム番号(図18では、それぞれA、B、Cと表記)を
生成しメモリ60に出力する。
【0460】同時に、メモリ60の書込アドレスを発生
している書込アドレスカウンタ57は、上記パルス信号
を受ける毎に書込アドレス値を1つ進めて更新する。い
ずれの入力ストリームにおいてもバッファメモリ21a
〜21cへのTSパケットの入力がないときは、書込ア
ドレスカウンタ57には上記パルス信号の入力がないた
め、メモリ60における書込アドレス値の更新は行われ
なくなる。
【0461】しかし、大小比較回路59では、スロット
番号カウンタ64のカウント値と書込アドレスカウント
57のカウント値b3〜b0との大小を比較し、図18
に示すように、書込アドレスカウンタ57のカウント値
のほうが小さいときは‘1’が出力される。このため、
パルス信号φ4が論理積ゲート53dを通過して書込ア
ドレスカウンタ57に与えられ、いずれの入力ストリー
ムA〜Cからバッファメモリ21a〜21cへのTSパ
ケットの入力がない状態であっても、書込アドレスカウ
ンタ57では書込アドレス値が1つ進むよう更新され
る。
【0462】同時に、論理積ゲート53dを通過したパ
ルス信号φ4は、ストリーム番号エンコーダ54にも与
えられ、ストリーム番号エンコーダ54は、スタッフィ
ングを示す情報(図18ではnと表記)をメモリ60に
出力する。
【0463】本実施形態によれば、このようにして、メ
モリ60には、図18に示す書込アドレスに、ストリー
ム番号(ストリーム番号エンコーダ54の出力)が書き
込まれる。しかも、ストリーム番号が書き込まれたアド
レスが、各入力ストリームからのTSパケットがバッフ
ァメモリへの入力を完了した時点にスロット番号カウン
タ64が示していた値、即ち、そのとき伝送中の伝送ス
ロットのスロット番号に対し、その直後となるスロット
番号に対応することは、図18に示した実施形態より明
らかである。
【0464】また、本実施形態によれば、複数の入力ス
トリームに対して同時点に入力検出信号が発生した場
合、例えば、スロット番号カウンタ64のカウント値が
Aのときにバッファメモリへの入力を完了したB6及び
C7の番号を付したTSパケットが、当該バッファメモ
リ入力完了時点の直後の連続するスロット番号に対応し
たアドレス(0B、0C)に書き込まれることも図18
より明らかである。さらに、このようなTSパケットの
割り当てがなされなかったスロット番号に対応するアド
レスには、スタッフィングパケットの割当を示す情報
(nと表記)が書き込まれることも図18より明らかで
ある。
【0465】また、本実施形態によれば、各入力ストリ
ームA、B、C毎に入力されたTSパケットが1多重化
グループにおいて割り当てられる伝送スロットの個数
は、1多重化グループ送出時間当たりに各バッファメモ
リ21a、21b、21cに入力した個数に対応して自
動的に割り当てられると共に、その割り当て位置を示す
スロット番号は、多重化対象のTSパケットが各バッフ
ァメモリ21a、21b、21cに入力した時点に対応
している。これも図18より明らかである。
【0466】また、本実施形態によれば、スロット番号
カウンタ64のカウント値がFから0にもどる毎に、書
込アドレスカウンタ57の最上位桁b4の値はフリップ
フロップ61によって保持され、さらに、保持された値
は論理反転されてメモリ60の読み出しアドレス値の最
上位桁として与えられる。
【0467】従って、図18に示すように、メモリ60
からは前回分の多重化グループ送出時間中に作成された
1多重化グループ分のスロット割当情報が読み出されて
出力される。伝送スロット割当回路23は、このスロッ
ト割当情報に従って、バッファメモリ21a〜21c、
又は、スタッフィングパケットメモリ26から、TSパ
ケット又はヌルパケットを1個ずつ読み出して、図18
に示すように、該当する伝送スロットに多重化し出力す
る。
【0468】ここで、本実施形態においては、図18に
示されるように、入力したTSパケットが伝送スロット
に多重化されて送出されるまでの時間には、1多重化グ
ループ時間の遅延時間が加わるが、この遅延時間は固定
的なものであるため、TSパケットが入力した時点か
ら、当該TSパケットに割り当てられたスロット番号の
伝送スロットの伝送が開始される時点までの時間変動の
みが考慮すべき遅延ジッタとなる。
【0469】既に図18を用いて説明したように、本実
施形態によるディジタル多重伝送装置のパケット多重回
路20では、バッファメモリ21a〜21cに入力する
TSパケットが検出された時点において、そのTSパケ
ットに対するスロット割当情報を作成する動作が開始さ
れ、そのTSパケットが多重化される伝送スロットが決
定する。従って、多重化出力されるTSパケットの多重
化遅延時間は、TSパケットをバッファメモリ21a〜
21cから取り出して伝送スロットに多重化するまでよ
り以前に、即ち、TSパケットの伝送スロットへの割当
情報が作成されたときに既に確定している。
【0470】従って、本発明のディジタル多重伝送装置
においては、PCR_PIDパケットのバッファメモリ
への入力が検出された時点を示す情報と、当該PCR_
PIDパケットに多重化が割り当てられた伝送スロット
を示す情報とに基づいて、PCR補正量を生成してい
る。
【0471】PIDフィルタ/変換回路71a〜71c
では、各入力ストリームの多重化対象のTSパケットの
みを通過させる。図14に示されるPCR補正量生成回
路80のPCRパケット入力検出回路81aは、PID
フィルタ/変換回路71aを通過したTSパケットのう
ち、PCR_PIDパケットのバッファメモリ21aへ
の入力を検出し、PCR検出信号PD1を補正パラメー
タ生成回路82aに出力する。同様に、PCRパケット
入力検出回路81bは、PIDフィルタ/変換回路71
bを通過したTSパケットのうち、PCR_PIDパケ
ットのバッファメモリ21bへの入力を検出し、PCR
検出信号PD2を補正パラメータ生成回路82bに出力
する。PCRパケット入力検出回路81cは、PIDフ
ィルタ/変換回路71cを通過したTSパケットのう
ち、PCR_PIDパケットのバッファメモリ21への
入力を検出し、PCR検出信号PD3を補正パラメータ
生成回路82cに出力する。
【0472】尚、PCR_PIDパケットは、MPEG
−2規格に従って、パケット識別子PIDの値、アダプ
テーションフィールドが存在すること、アダプテーショ
ンフィールド長が零でないこと、及び、PCRフラグが
1であることによって検出できる。この内、パケット識
別子PIDは、既知であればその値を検出に使用できる
が、入力ストリームからも得ることができ、入力ストリ
ーム中に含まれるプログラムマップテーブルPMTによ
って指定されている。このプログラムマップテーブルP
MTとは、同じくMPEG−2規格に従って伝送される
テーブルであり、プログラムアソシエーションテーブル
PATにて指定されるパケット識別子PIDのTSパケ
ットによって伝送される。ここで、プログラムアソシエ
ーションテーブルPATとは、入力ストリーム中におい
てパケット識別子PIDに特定の値が付されたTSパケ
ットにより伝送されるテーブルである。
【0473】そのため、多重化するプログラム毎のPC
R_PIDパケットのパケット識別子の値は入力ストリ
ームからも得ることができる。PCRパケット入力検出
回路では、検出するパケット識別子PIDの値を複数と
することにより、多重化するいずれのプログラムのPC
R_PIDパケットに対しても検出が可能となる。
【0474】次に、図19及び図20を用いて、PCR
補正量生成回路70が内部に備える補正パラメータ生成
回路73a〜73cの構成例と動作について詳細に説明
する。
【0475】図19の補正パラメータ生成回路におい
て、カウンタCT1は、PCRパケット入力検出回路8
1a〜81cからPCR検出信号が入力する毎に、カウ
ンタ値を零にクリアすると共に、それまでカウントした
27MHzクロックのカウント値をレジスタR1に出力
する。レジスタR1では、ハーフスロットクロック信号
の立ち上がりでカウンタCT1の出力が保持されると共
に、パラメータ信号T1としてセレクタ83に出力され
る。
【0476】レジスタR2では、PCR検出信号が入力
する毎に、該入力時におけるスロットクロック信号の論
理レベルが保持されると共に、保持した論理レベルはレ
ジスタR3に出力される。レジスタR3では、ハーフス
ロットクロック信号の立ち上がりでレジスタR2の出力
が保持されると共に、パラメータ信号T2としてセレク
タ83に出力される。
【0477】レジスタR4では、PCR検出信号が入力
される毎に、該入力時におけるスロット番号カウンタ6
4の出力(b3〜b0)が保持されると共に、レジスタ
R5に出力される。レジスタR5では、ハーフスロット
クロック信号の立ち上がりでレジスタR4の出力が保持
されると共に、減算器SUB1の一方の入力端子Xに出
力される。減算器SUB1の他方の入力端子Yには、書
込アドレスカウンタ57の下位桁の出力(b3〜b0)
が入力している。減算器SUB1では、入力端子Xに与
えられている値から、入力端子Yに与えられている値を
減じ、さらに、その値から1を減じた値(X−Y−1)
がパラメータ信号T3としてセレクタ83に出力され
る。
【0478】フリップフロップF3では、PCR検出信
号が入力する毎に、出力値が‘1’にプリセットされ、
その後、ハーフスロットクロック信号の立ち上がりで
‘0’が読み込まれ、出力値‘0’としてフリップフロ
ップF4に出力される。フリップフロップF4では、上
記ハーフスロットクロック信号の立ち上がりでフリップ
フロップF3からの出力値‘1’が読み込まれ、補正有
効信号VALIDとしてセレクタ83に出力される。
【0479】図20は、図19に示した補正パラメータ
生成回路の動作を示すタイミング図である。
【0480】図20によれば、バッファメモリ21a〜
21cへは、PCR_PIDパケットが2個連続して入
力しており、パケット入力検出回路28a〜28cは、
これらのPCR_PIDパケットの入力時点を検出し入
力検出信号を発生している。入力検出信号は、リタイミ
ング回路によって、その直後のハーフスロットクロック
信号の立ち上がりからハーフスロットクロック信号1サ
イクル時間幅の信号に変換されている。
【0481】また、同図では、スロット番号カウンタ6
4の出力値がkとなった時点では、書込アドレスカウン
タ57の下位ビットの値(b3−b0)がkとなってい
る。ここで、論理積ゲート53a〜53cを通ってパル
ス発生回路52から書込アドレスカウンタ57にパルス
信号が与えられるに従って、メモリ60に出力される書
込アドレス値が1つずつ進む。それと共に、同じく論理
積ゲート53a〜53cを通ったパルス信号は、ストリ
ーム番号エンコーダ54にも与えられ、ストリーム番号
エンコーダ54からは、パルス信号を入力した論理積ゲ
ート53a〜53cに対応するストリーム番号がメモリ
60に出力される。従って、その後、ストリーム番号エ
ンコーダ54から出力されるストリーム番号は、メモリ
60のアドレスk+1、k+2、・・・に順次書き込ま
れ記憶される。
【0482】即ち、同図の実施形態では、PCR_PI
Dパケット(1)、つまりPCRを含むTSパケット
(1)に対しては、スロット番号k+1の伝送スロット
への多重化が割り当てが行われ、PCRを含むTSパケ
ット(2)に対しては、スロット番号k+2の伝送スロ
ットへの多重化が割り当てられる。ここで、スロット番
号kの伝送スロットは、PCRを含むTSパケット
(1)がバッファメモリ21a〜21cへの入力を完了
したときに伝送スロット多重回路90から送出中であっ
た伝送スロットであり、これに対し、スロット番号k+
1の伝送スロットは、スロット番号kの伝送スロットの
直後に伝送スロット多重回路90から送出される伝送ス
ロットである。同じく、スロット番号k+2の伝送スロ
ットは、スロット番号k+1の伝送スロットの直後に伝
送スロット多重回路90から送出される伝送スロットで
ある。
【0483】一方、PCRパケット入力検出回路81a
〜81cは、バッファメモリ21a〜21cに入力した
TSパケットがPCR_PIDパケットであることを検
出し、入力完了時点においてPCR検出信号にパルスを
発生し、図19の補正パラメータ生成回路82a〜82
cに与える。
【0484】カウンタCT1は、PCR検出信号に発生
したパルスを受けてカウント値を零にクリアすると共
に、27MHzクロック信号のカウントを開始する。カ
ウンタCT1のカウンタ値は、ハーフスロットクロック
信号の立ち上がり時点においてレジスタR1に読み込ま
れ、保持されて、パラメータT1としてレジスタR1か
ら出力され、セレクタ83に与えられる。従って、パラ
メータT1は、PCR_PIDパケットのバッファメモ
リ入力完了時点から、その直後のハーフスロットクロッ
ク信号の立ち上がり時点までの27MHzクロック信号
のサイクル数を示している。
【0485】レジスタR2は、PCR検出信号に発生し
たパルスを受けて、該パルス発生時点におけるスロット
クロック信号の論理レベルを読み込んで保持し、レジス
タR3に出力する。レジスタR3は、ハーフスロットク
ロック信号の立ち上がりの入力でレジスタR2の出力を
読み込んで保持し、パラメータT2としてセレクタ74
に出力する。従って、パラメータT2は、その論理レベ
ルが‘1’のときは、PCR_PIDパケットのバッフ
ァメモリ入力完了時点がスロットクロック信号の前半の
半サイクル中にあったことを示し、また、‘0’のとき
は、PCR_PIDパケットのバッファメモリ入力完了
時点がスロットクロック信号の後半の半サイクル中にあ
ったことを示している。
【0486】レジスタR4は、PCR検出信号に発生し
たパルスを受けて、該パルス発生時点におけるスロット
番号カウンタ64の出力値を読み込んで保持し、レジス
タR5に出力する。レジスタR5は、ハーフスロットク
ロック信号の立ち上がりの入力で、レジスタR4の出力
を読み込んで保持し、減算回路SUB1のY入力端子に
出力する。減算回路SUB1のX入力端子には、書込ア
ドレスカウンタ57の下位4ビットの出力が与えられて
おり、減算回路SUB1は、X−Y−1の算術演算を行
って、その結果をパラメータT3としてセレクタ83に
出力する。
【0487】従って、PCR_PIDパケットに対して
多重化が割り当てられた伝送スロットが、当該PCR_
PIDパケットのバッファメモリ入力完了時点に伝送ス
ロット多重回路90から送出中の伝送スロットのスロッ
ト番号と同一で、現在送出中の多重化グループの直後に
伝送スロット多重回路90から送出される多重化グルー
プに属する伝送スロット(以下、単に、バッファメモリ
入力完了時点の直後の伝送スロットという)であった場
合、パラメータT3の値は、‘0’となる。一方で、P
CR_PIDパケットに対して多重化が割り当てられた
伝送スロットが、上記バッファメモリ入力完了時点の直
後の伝送スロットよりさらに後に伝送される伝送スロッ
トであった場合、パラメータT3の値は、上記バッファ
メモリ入力完了時点の直後の伝送スロットと、当該PC
R_PIDパケットに対して実際に多重化が割り当てら
れた伝送スロットとのスロット差を示す。
【0488】よって、図19の補正パラメータ生成回路
82a〜82cにて生成されたパラメータT1とパラメ
ータT2とにより、PCR_PIDパケットのバッファ
メモリ入力完了時点から、上記バッファメモリ入力完了
時点の直後の伝送スロットの伝送開始までの時間を示す
情報を得られる。また、パラメータT3によれば、PC
R_PIDパケットのバッファメモリ入力完了時点の直
後の伝送スロットの伝送開始時点から、当該PCR_P
IDパケットに対して実際に多重化が割り当てられた伝
送スロットの伝送開始時点までの時間を示す情報が得ら
れる。従って、パラメータT1、パラメータT2、及び
パラメータT3によって、PCR_PIDパケットの多
重化遅延時間を示す情報が得られる。
【0489】フリップフロップF3では、PCR検出信
号にパルスが発生したときは、プリセットされて出力は
論理レベル‘1’となり、その後、ハーフスロットクロ
ック信号の立ち上がり時点でデータ入力Dに論理レベル
‘0’が読み込まれて出力の論理レベルが0’に戻り、
PCR検出信号にパルスが再び発生するまで‘0’が出
力される。フリップフロップF4では、ハーフスロット
クロック信号の立ち上がり時点毎にフリップフロップF
3の出力が読み込まれ、補正有効信号VALIDとして
セレクタ83に出力される。
【0490】従って、補正有効信号VALIDは、PC
R_PIDパケットが入力完了した時点の直後のハーフ
スロットクロック信号1サイクル時間だけ論理レベルが
‘1’となる。
【0491】図20のタイミング図で示すように、本実
施形態における補正パラメータ生成回路では、PCR_
PIDパケットがバッファメモリ21a〜21cへ入力
完了した直後のハーフスロットクロック信号1サイクル
期間中に、該PCR_PIDパケットの多重化遅延時間
を示す情報であるパラメータT1、パラメータT2、及
びパラメータT3を得ている。従って、PCR_PID
パケットが連続してバッファメモリ21a〜21cに入
力し多重化出力される場合でも、各PCR_PIDパケ
ットに対するパラメータをそれぞれ得ることができる。
このため、一個の入力ストリーム中に含まれる多重化対
象のプログラム数に関わらず、回路規模を変更する必要
はない。
【0492】また、上記ハーフスロットクロック信号の
代わりに、1サイクル時間がスロットクロック信号の1
/kで且つスロットクロック信号に同期した1/kスロ
ットクロック信号を適用させる場合は、スロットクロッ
ク信号の1周期毎に1/kスロットクロック信号と同期
したタイミングで0からk−1までをカウントするカウ
ンタを備え、図19においてレジスタR2に入力される
スロットクロック信号の代わりに、このカウンタによる
カウント値を入力し、PCR検出信号の入力で保持して
レジスタR3に出力させればよい。これにより、パラメ
ータT2として、PCR検出信号の発生時点における1
/kスロットクロック信号内のパルス発生位置を示す信
号を出力させることができる。また、図15及び図19
に示される実施形態で用いられているハーフスロットク
ロック信号も、ここでは1/kスロットクロック信号を
使用する。
【0493】セレクタ83は、各補正パラメータ生成回
路73a、73b、73cより出力されるパラメータT
1、パラメータT2、パラメータT3、及び補正有効信
号VALIDを、スロット割当情報生成回路49の内部
に備える論理積ゲート53a〜53cの出力に応じて選
択しパラメータメモリ84に出力する。
【0494】即ち、論理積ゲート53aの出力にパルス
信号が発生したときは、補正パラメータ生成回路82a
の出力が選択されてパラメータメモリ84に与えられ、
論理積ゲート53bの出力にパルス信号が発生したとき
は、補正パラメータ生成回路82bの出力が選択されて
パラメータメモリ84に与えられ、論理積ゲート53c
の出力にパルス信号が発生したときは、補正パラメータ
生成回路82cの出力選択されてパラメータメモリ84
に与えられる。
【0495】但し、選択した補正有効信号VALIDの
論理レベルが‘0’のとき、セレクタ83は、パラメー
タT1、パラメータT2、及びパラメータT3の値をい
ずれも‘0’に置き換えてパラメータメモリ84に出力
する。また、いずれの論理積ゲート53a〜53cの出
力にパルス信号が発生していないときも、セレクタ83
は、パラメータT1、パラメータT2、及びパラメータ
T3の出力値を‘0’にしてパラメータメモリ84に出
力する。
【0496】パラメータメモリ84には、スロット割当
情報生成回路91の内部に備えるメモリ60と同一の書
込アドレス信号(WAH、WAL)、同一の書込イネー
ブル信号(WE)、及び、同一の読み出しアドレス信号
(RAH、RAL)が入力している。パラメータメモリ
84では、上記メモリ60と同一の書込アドレス信号
(WAH、WAL)及び同一の書込イネーブル信号(W
E)に従って、セレクタ83から出力されたパラメータ
T1、パラメータT2、及びパラメータT3が記憶さ
れ、上記メモリ60と同一の読み出しアドレス信号(R
AH、RAL)に従って、記憶されたパラメータT1、
パラメータT2、及びパラメータT3がデータROM8
5に出力される。
【0497】データROM85は、読み出し専用メモリ
(リードオンリーメモリ)であり、データROM85で
は、パラメータメモリ84から出力されたパラメータT
1、パラメータT2、及びパラメータT3がアドレス入
力されると、該アドレスに予め格納してある補正データ
が出力され、出力された補正データはPCR補正回路9
2に与えられる。以下に、データROM85に格納され
る補正データの値について説明する。
【0498】多重化出力されるPCR_PIDパケット
に加わる多重化遅延時間のうち、変動する時間、すなわ
ち遅延ジッタは既に説明したように、PCR_PIDパ
ケットのバッファメモリ入力完了時点から当該PCR_
PIDパケットのバッファメモリ入力完了時点の直後の
伝送スロットの伝送開始時点までの時間、及び、当該P
CR_PIDパケットのバッファメモリ入力完了時点の
直後の伝送スロットの伝送開始時点から、当該PCR_
PIDパケットに対して実際に多重化が割り当てられた
伝送スロットの伝送開始時点までの時間の合計時間であ
る。前者の時間はパラメータT1、パラメータT2を用
いて、27MHzシステムクロックのサイクル数を単位
として、下記の(式1)で表せる。 T1+T2×(1伝送スロット時間÷2)×27×106 ・・・(式1)
【0499】後者の時間は、パラメータT3を用いて、
27MHzシステムクロックのサイクル数単位として、
次の(式2)で表せる。 T3×(1伝送スロット時間)×27×106 ・・・( 式2)
【0500】従って、遅延ジッタは(式1)と(式2)
の値を合計し、次の(式3)で表せる。 T1+{(T2÷2)+T3}×(1伝送スロット時間)×27×106 ・・ ・(式3)
【0501】ここで、1伝送スロット時間は、多重化出
力速度から知ることができる。例えば、多重化速度を2
9.1621Mbit/sとしているときは、TSパケ
ット1個の伝送時間は、TSパケットのビット数が15
04であることから、1504÷29.1621×10
6 (秒)=51.57379×10-6(秒)が1伝送ス
ロット時間である。従って、この場合には、(式3)は
次の(式4)又は(式5)で表すことができる。 T1+{(T2÷2)+T3}×1392.49・・・(式4) 又は、 T1+{(T2÷2)+T3}×1504×(27÷29.1621)・・・ (式5)
【0502】また、本実施形態では、補正パラメータ生
成回路82a〜82cがパラメータT1を得るときに、
カウンタCT1にて27MHzクロック信号をカウント
しているが、27MHzクロック信号に代えて、上述し
た多重化出力速度のクロック(周波数29.162MH
z)を用いることもできる。この場合、T1を、27M
Hzのシステムクロックのサイクル数を単位として換算
すると、T1×(27÷29.1621)であるから、
(式5)のT1と置換すると、遅延ジッタは次の(式
6)で表される。 〔T1+{(T2÷2)+T3}×1504〕×(27÷29.1621)・ ・・(式6)
【0503】実際のPCRフィールドは、PCR_ba
seとPCR_extで構成されており、PCR_ba
seは33ビットで表現され、PCR_extは9ビッ
トで表現されている。PCR_extの分解能は27M
Hzであり、0から299の範囲の値を取る。PCR_
baseは上位桁であり、PCR_extの値が299
から0に戻るとき値が1つ進む。従って、PCR_ba
seの分解能は90kHzとなっている。
【0504】従って、(式6)の値を小数点以下を四捨
五入した後、300で割り、その商と余りを求め、商を
33ビットの2進数で表現し、余りを9ビットの2進数
で表現したデータが、データROM85に補正データと
して予め格納される。
【0505】このように、PCR_PIDパケットに加
わる遅延ジッタは、パラメータT1、パラメータT2、
及びパラメータT3用いて得ることができる。また、多
重化出力速度として複数の出力速度が用いられる場合
は、(式6)で算出されるデータを複数組データROM
85に予め格納しておき、多重化出力速度に応じた入力
アドレスにより切り替えて使用すればよい。
【0506】データROM85には、パラメータT1、
パラメータT2、及びパラメータT3が入力アドレスと
して与えられる。また、多重化出力速度として複数の出
力速度が用いられる場合は、パラメータT1、パラメー
タT2、及びパラメータT3とは別のビットに多重化出
力速度を示す値がさらに付された入力アドレスがデータ
ROM85に与えられる。データROM85からは、入
力アドレス値に応じた補正データが出力されてPCR補
正回路92に与えられる。
【0507】PCR補正回路92は、伝送スロット多重
回路90から出力されるPCR_PIDパケットのPC
Rフィールドに補正データを算術加算して出力する。こ
のとき、PCR_ext部分は300進法で加算し、桁
上げが生じたときは、PCR_base部分に1を加算
する。尚、PCR_PIDパケット以外のTSパケット
に対しては、パラメータT1、パラメータT2、及びパ
ラメータT3が‘0’で入力アドレスとしてデータRO
M76に与えられるため、(式6)で示したように、P
CR_base及びPCR_extを補正するための補
正データ‘0’となる。従って、PCR_PIDパケッ
ト以外のTSパケットはその内容を変えられることなく
PCR補正回路92から出力される。
【0508】なお、本発明が上記各実施例に限定され
ず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施例は適
宜変更され得ることは明らかである。
【0509】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、入力される複数のディジタルストリームのそ
れぞれの伝送速度に応じて多重化フレームを構成するた
め、複数のディジタルストリームを柔軟に効率よくかつ
高品質に多重化することができる。
【0510】即ち、複数のディジタルストリームを多重
化フレームの各伝送スロットに割り当てる際に、各ディ
ジタルストリームからの入力が一定量に到達した時点を
検出し、この検出した時点に応じて生成した各ディジタ
ルストリームに対するスロット割当情報に基づいて、各
ディジタルストリームを各伝送スロットに割り当てるこ
とにより多重化フレームを構成するため、多重化効率を
高くすることができる。
【0511】さらに、本発明のディジタル多重伝送装置
および方法によりスロット割当情報を付加した多重化フ
レームを伝送することで、受信側においては、多重化フ
レームに付加されたスロット割当情報により多重化フレ
ームからディジタルストリームを分離するという基本構
成に基づき、各ディジタルストリームに対して予め伝送
スロットを設定したり外部より伝送スロットの設定情報
を入力し特定しておく必要がなく、且つ遅延ジッタが少
ないディジタル多重伝送を提供することができる。
【0512】即ち、本発明のディジタル多重伝送装置お
よび方法によれば、ディジタルストリームからの入力デ
ータ量が1個の伝送スロットで伝送されるデータ量に到
達する時点毎に、その時点に対応した伝送スロットへの
割当が行われ記憶され、また、パケット形式のディジタ
ルストリームの場合は、スタッフィングパケットを除い
た有効な情報を伝送するパケットが1個入力される毎
に、その入力時点に対応した伝送スロットへの割当が行
われ記憶されるので、各ディジタルストリームに割り当
てる伝送スロット数は、多重化フレーム毎に各ディジタ
ルストリームのディジタル情報速度に対して自動的に決
められる。
【0513】したがって、各ディジタルストリームに対
して予め伝送スロットを設定したり、外部より伝送スロ
ット設定のための情報を入力しておく必要がない。
【0514】また、伝送スロットへのディジタルストリ
ームの割当を示す情報は多重化フレームに多重化して伝
送される。したがって、受信側では、割当を示す情報に
基づいて多重化フレームから受信したいディジタルスト
リームを分離することができる。また、各ディジタルス
トリームに対して予め伝送スロットを特定しておく必要
がない。
【0515】また、ディジタルストリームのディジタル
情報速度が映像の符号化パラメータ等の変更や音声チャ
ンネル数変更、番組の切替等によって随時変更される場
合、ディジタルストリームの物理伝送速度とディジタル
情報伝送速度の差分は、例えばトランスポートストリー
ムの場合は、スタッフィングパケットであるヌルパケッ
トで補てんされて入力されるが、本発明においては、有
効な情報を伝送するパケットに対して割当を行うので、
複数のディジタルストリームが効率よく多重化される。
【0516】また、伝送スロットの割当は、ディジタル
ストリームからの入力データ量が1個の伝送スロットで
伝送されるデータ量に到達した時点ないし有効な情報を
伝送するパケットが入力した時点に対応している。
【0517】特に、パケット形式のディジタルストリー
ムの場合は、パケットの入力時点に対応した伝送スロッ
トへの割当が行われて記憶され、また、いずれのディジ
タルストリームにおいても有効な情報を伝送するパケッ
トの入力が無かったときは、そのときまでに割り当てた
スロット数がそのときまでに伝送されるスロット数より
も少ない場合は、スタッフィングパケットに伝送スロッ
トが割り当てられて記憶され、次回の多重化フレームで
この伝送スロットの割当を示す情報が読み出されて伝送
スロットに各ディジタルストリームの有効な情報を伝送
するパケットあるいはスタッフィングパケットが多重化
される。
【0518】このため、パケットが入力してから伝送ス
ロットに多重化されて出力されるまでの遅延時間は、い
ずれのディジタルストリームを構成するいずれのパケッ
トに対しても常にほぼ1多重化フレーム時間となる。し
たがって、遅延時間ジッタが少ない。
【0519】また、ディジタルストリームからの入力デ
ータ量が1個の伝送スロットで伝送されるデータ量に到
達した時点ないし有効な情報を伝送するパケットが入力
した時点が、2個以上のディジタルストリームにおいて
同時であった場合においても、それぞれのディジタルス
トリームに対して伝送スロットを連続して割り当てる。
したがって、遅延時間ジッタが少ない。
【0520】また、多重化フレームの1周期の時間内に
各ディジタルストリームから入力した有効な情報を伝送
するパケットの総数が、ディジタル情報伝送速度の短時
間変動により多重化フレームの伝送スロット数を一時的
に超過した場合であっても、超過した数のパケットを後
続する多重化フレームの伝送スロットに繰り入れて伝送
している。したがって、ディジタル情報速度が変動する
ディジタルストリームに対して多重化できる平均速度を
高くすることができ、多重化効率が高い。
【0521】さらに、本発明によれば、 1個の入力スト
リーム中に多重化対象となる複数のPID値のPCR_
PIDパケットが存在する場合でも、回路規模を増大す
ることなく、遅延ジッタを補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるディジタル
多重伝送装置を使用したディジタル多重伝送システムの
概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における多重化フレ
ームの一構成例を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるスロット割
当情報フィールドの一構成例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるスロット割当情報
生成回路の一構成例を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるスロット割当情報
生成回路の内部に備えるパルス発生器の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図6】本発明の実施の形態におけるスロット割当情報
生成回路の内部に備えるリタイミング回路の一構成例を
示す図である。
【図7】本発明の実施の形態におけるリタイミング回路
の動作を示すタイミングチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態におけるディジタル
多重伝送装置を使用したディジタル多重伝送システムの
概略構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態におけるディジタル
多重伝送装置を使用したディジタル多重伝送システムの
概略構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第2および第3の実施の形態におけ
るディジタル多重伝送方式のパケット多重フレームの一
構成例を示す図である。
【図11】本発明の第2および第3の実施の形態におけ
るパケット多重フレームの多重化情報パケットの一構成
例を示す図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態および第2の実施
の形態における動作例を示すタイミングチャートであ
る。
【図13】本発明の第3の実施の形態における動作例を
示すタイミングチャートである。
【図14】本発明の第4の実施の形態におけるディジタ
ル多重伝送装置の概略構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態におけるディジタ
ル多重伝送装置のスロット割当情報生成回路の一構成例
を示すブロック図である。
【図16】本発明の第4の実施の形態におけスロット割
当情報生成回路の内部に備えられるパルス発生回路の動
作を示すタイミングチャートである。
【図17】本発明の第4の実施の形態におけるリタイミ
ング回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図18】本発明の第4の実施の形態におけるディジタ
ル多重伝送装置のディジタル多重装置の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図19】本発明の第4の実施の形態におけるディジタ
ル多重伝送装置のPCR補正量生成回路の内部に備えら
れる補正パラメータ生成回路の一構成例を示す図であ
る。
【図20】本発明の第4の実施の形態における補正パラ
メータ生成回路の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図21】従来技術におけるディジタル多重伝送装置の
一構成例を示すブロック図である。
【図22】従来技術におけるディジタル多重伝送装置の
他の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
20 ディジタル多重伝送装置 21a、21b、21c バッファメモリ 22 スタッフィングデータメモリ 23 伝送スロット割当回路 24 多重化フレーム生成回路 25a、25b、25c データ量計測回路 26 スタッフィングメモリ 27 パケット多重フレーム生成回路 28 パケット入力検出回路 29a、29b、29c スタッフィングパケット除去
回路 30 伝送路 40 受信装置 41 フレーム同期回路 42 伝送スロット選択回路 43 スロット割当情報分離回路 44a、44b、44c スタッフィングパケット挿入
回路 45 フレーム同期回路 50、91 スロット割当情報生成回路 51a、51b、51c リタイミング回路 52 パルス発生器 53a、53b、53c、53d 論理積ゲート 54 ストリーム番号エンコーダ 55、56 論理和ゲート 57 書込アドレスカウンタ 58 論理積ゲート 59 大小比較回路 60 メモリ 61 フリップフロップ 62、63 論理反転ゲート 64 スロット番号カウンタ 71a、71b、71c PIDフィルタ/変換回路 81a、81b、81c PCRパケット入力検出回路 82a、82b、82c 補正パラメータ生成回路 83 セレクタ 84 パラメータメモリ 85 データROM 90 伝送スロット多重回路 92 PCR補正回路 93 PSI挿入回路 94 PSIメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/08 H04N 7/08 Z 7/081 7/13 Z 7/24 Fターム(参考) 5C059 KK34 MA00 RB02 RB16 RC00 RC02 RC24 RC28 RF05 SS01 SS06 TA00 TA76 TB11 TC20 TC37 UA32 UA34 5C063 AB03 AB05 AC01 AC05 DA20 5K028 AA03 EE07 EE12 KK01 KK32 LL02 LL12 MM12 NN02 RR01 RR02 SS02 SS12 5K047 AA11 CC02 DD01 DD02 HH02 MM02 MM11

Claims (208)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のディジタルストリームを多重化フ
    レームの各伝送スロットに多重化し伝送するディジタル
    多重伝送装置において、 前記各ディジタルストリーム毎の伝送速度に応じて、前
    記各ディジタルストリームを構成するディジタルデータ
    の前記各伝送スロットに対する割当情報を生成するスロ
    ット割当情報生成手段を有し、 該生成したスロット割当情報に従って前記各ディジタル
    ストリームを多重化し、該多重化フレームに前記スロッ
    ト割当情報を付加して、受信側に伝送することを特徴と
    するディジタル多重伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記ディジタル多重伝送装置は、更に、 前記各ディジタルストリーム毎に、入力したディジタル
    データが所定量に到達した時点を検出するディジタルデ
    ータ量検出手段を有し、 前記スロット割当情報生成手段は、 前記ディジタルデータ量検出手段にて前記時点が検出さ
    れた前記ディジタルストリームの前記スロット割当情報
    を生成することを特徴とする請求項1記載のディジタル
    多重伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記所定量を、前記一伝送スロットで伝
    送されるデータ量としたことを特徴とする請求項2記載
    のディジタル多重伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記スロット割当情報を、前記検出され
    た時点に基づいて生成することを特徴とする請求項2又
    は3記載のディジタル多重伝送装置。
  5. 【請求項5】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記ディジタルデータ量検出手段にて、前記時点が検出
    された前記伝送スロットの直後の伝送スロットに対し
    て、該当するディジタルストリームの割当情報を生成す
    ることを特徴とする請求項4記載のディジタル多重伝送
    装置。
  6. 【請求項6】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記ディジタルデータ量検出手段にて、前記伝送スロッ
    ト一周期内に、いずれの前記ディジタルストリームにつ
    いて前記時点が検出されなかったときにおいては、前記
    多重化フレーム一周期内で、前記時点が検出されなかっ
    た前記伝送スロット一周期内までに生成された前記スロ
    ット割当情報数が、前記時点が検出されなかった前記伝
    送スロット一周期内までに伝送された伝送スロット数よ
    りも少ない場合は、直後の伝送スロットに対してスタッ
    フィングデータの割当情報を生成することを特徴とする
    請求項4又は5記載のディジタル多重伝送装置。
  7. 【請求項7】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記ディジタルデータ量検出手段にて、前記伝送スロッ
    ト一周期内に、複数の前記ディジタルストリームについ
    て前記時点が検出されたとき、前記伝送スロットの直後
    の連続する同数の前記伝送スロットに対する前記スロッ
    ト割当情報を生成することを特徴とする請求項4から6
    のいずれかに記載のディジタル多重伝送装置。
  8. 【請求項8】 前記スロット割当情報生成手段は、 スロット割当情報が生成済みの前記伝送スロットの、直
    前の伝送スロット一周期内に、前記ディジタルデータ量
    検出手段にて前記時点が検出された前記ディジタルスト
    リームの前記スロット割当情報を、スロット割当情報が
    生成済みの前記伝送スロットの直後の、スロット割当情
    報が未生成の前記伝送スロットに対して生成することを
    特徴とする請求項4から7のいずれかに記載のディジタ
    ル多重伝送装置。
  9. 【請求項9】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記多重化フレーム一周期分の各伝送スロットに対する
    前記スロット割当情報の生成がなされたとき、前記多重
    化フレーム一周期内において、さらに、前記ディジタル
    ストリームについて前記時点が検出されたときは、前記
    多重化フレームの直後の多重化フレームの伝送スロット
    に対して前記ディジタルストリームの割当情報を生成す
    ることを特徴とする請求項4から8のいずれかに記載の
    ディジタル多重伝送装置。
  10. 【請求項10】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記多重化フレームを構成する前記各伝送スロットのう
    ちの前記スロット割当情報を伝送する伝送スロットに対
    しては、前記スロット割当情報を生成しないことを特徴
    とする請求項4から9のいずれかに記載のディジタル多
    重伝送装置。
  11. 【請求項11】 複数のディジタルストリームを多重化
    フレームの各伝送スロットに多重化し伝送するディジタ
    ル多重伝送装置において、 前記各ディジタルストリーム毎に、入力したディジタル
    データが所定量に到達したことを検出し、該検出した各
    々のディジタルストリームについて検出信号を出力する
    データ量検出手段と、 前記各検出信号を、前記伝送スロット周期に同期したク
    ロック信号でリタイミングして出力するリタイミング手
    段と、 前記クロック信号の一周期毎に位相の異なる複数のパル
    ス信号を発生するパルス発生手段と、 該パルス発生手段による複数のパルス信号のうち、前記
    ディジタルストリームに対応するパルス信号の各々の通
    過を、前記リタイミングされた検出信号の入力によって
    制御する、前記各ディジタルストリーム毎に備えられた
    第1のパルス信号通過制御手段と、 該第1のパルス信号通過制御手段を通過した前記パルス
    信号に対応する前記ディジタルストリームの、前記伝送
    スロットに対する割当情報を発生するスロット割当情報
    発生手段と、 該スロット割当情報が発生する毎に、書込アドレス値を
    1つ進めて設定する書込アドレス値設定手段と、 前記多重化フレーム一周期内の前記伝送スロットの送出
    数をカウントする伝送スロットカウント手段と、 前記伝送スロットカウント手段によるカウント値と同桁
    の前記書込アドレス値における下位の書込アドレス値
    と、前記カウント値とを比較し、該比較の結果、前記下
    位のアドレス値が前記カウント値より小さい値であった
    場合、真値を出力する大小比較手段と、 前記パルス発生手段から発生する複数のパルス信号のう
    ち、前記ディジタルストリームに対応するパルス信号以
    外の一つのパルス信号の通過を、前記真値の入力によっ
    て制御する第2のパルス信号通過制御手段と、 該第2のパルス信号通過制御手段を通過した前記パルス
    信号の入力によって、スタッフィングデータの前記伝送
    スロットに対する割当情報を発生する前記スロット割当
    情報発生手段と、 該スロット割当情報が発生する毎に、さらに前記書込ア
    ドレス値を1つ進めて設定する前記書込アドレス値設定
    手段と、 前記書込アドレス値における下位の書込アドレス値が前
    記一多重化フレームの伝送スロット数と等しい値に到達
    したことを示す信号を発生する手段と、 前記信号が発生する毎に、さらに前記書込アドレス値を
    1つ進めて設定する前記書込アドレス値設定手段と、 前記ディジタルストリームおよび前記スタッフィングデ
    ータの前記伝送スロットに対する前記スロット割当情報
    を、前記書込アドレス値設定手段により設定された前記
    書込アドレス値に応じたアドレスに記憶保持する記憶手
    段と、 前記多重化フレームの一周期中に前記一多重化フレーム
    分の伝送スロットの割当情報が前記記憶手段によって記
    憶されたときに設定された前記書込アドレス値を保持
    し、該書込アドレス値が示す前記記憶手段のアドレスに
    記憶された前記スロット割当情報を読み出して出力する
    割当情報読出手段とを有し、 該割当情報読出手段にて読み出した前記スロット割当情
    報に従って前記各ディジタルストリームおよび前記スタ
    ッフィングデータを多重化し、該多重化フレームに前記
    スロット割当情報を付加して、受信側に伝送することを
    特徴とするディジタル多重伝送装置。
  12. 【請求項12】 前記所定量を、前記一伝送スロットで
    伝送されるデータ量としたことを特徴とする請求項11
    記載のディジタル多重伝送装置。
  13. 【請求項13】 前記書込アドレス値設定手段にて設定
    された前記書込アドレス値の範囲を、前記一多重化フレ
    ームの前記伝送スロット数の2倍としたことを特徴とす
    る請求項11又は12記載のディジタル多重伝送装置。
  14. 【請求項14】 複数のパケット形式のディジタルスト
    リームを多重化フレームの各伝送スロットに多重化し伝
    送するディジタル多重伝送装置において、 前記各ディジタルストリームの伝送速度に応じて、前記
    各ディジタルストリームを構成するパケットの前記各伝
    送スロットに対する割当情報を生成するスロット割当情
    報生成手段を有し、 該生成したスロット割当情報に従って前記各ディジタル
    ストリームを多重化し、該多重化フレームに前記スロッ
    ト割当情報を付加して、受信側に伝送することを特徴と
    するディジタル多重伝送装置。
  15. 【請求項15】 前記ディジタル多重伝送装置は、更
    に、 前記各ディジタルストリーム毎に、入力したパケットが
    所定数に到達した時点を検出するパケット数検出手段を
    有し、 前記スロット割当情報生成手段は、 前記パケット数検出手段にて前記時点が検出された前記
    ディジタルストリームの前記スロット割当情報を生成す
    ることを特徴とする請求項14記載のディジタル多重伝
    送装置。
  16. 【請求項16】 前記所定数を、前記一伝送スロットで
    伝送されるパケット数としたことを特徴とする請求項1
    5記載のディジタル多重伝送装置。
  17. 【請求項17】 前記スロット割当情報を、前記検出さ
    れた時点に基づいて生成することを特徴とする請求項1
    5又は16記載のディジタル多重伝送装置。
  18. 【請求項18】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記パケット数検出手段にて、前記時点が検出された前
    記伝送スロットの直後の伝送スロットに対して、該当す
    るディジタルストリームの割当情報を生成することを特
    徴とする請求項17記載のディジタル多重伝送装置。
  19. 【請求項19】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記パケット数検出手段にて、前記伝送スロット一周期
    内に、いずれの前記ディジタルストリームについて前記
    時点が検出されなかったときにおいては、前記多重化フ
    レーム一周期内で、前記時点が検出されなかった前記伝
    送スロット一周期内までに生成された前記スロット割当
    情報数が、前記時点が検出されなかった前記伝送スロッ
    ト一周期内までに伝送された伝送スロット数よりも少な
    い場合は、直後の伝送スロットに対するスタッフィング
    パケットの割当情報を生成することを特徴とする請求項
    17又は18記載のディジタル多重伝送装置。
  20. 【請求項20】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記パケット数検出手段にて、前記伝送スロット一周期
    内に、複数の前記ディジタルストリームについて前記時
    点が検出されたとき、前記伝送スロットの直後の連続す
    る同数の前記伝送スロットに対する前記スロット割当情
    報を生成することを特徴とする請求項17から19のい
    ずれかに記載のディジタル多重伝送装置。
  21. 【請求項21】 前記スロット割当情報生成手段は、 スロット割当情報が生成済みの前記伝送スロットの、直
    前の伝送スロット一周期内に、前記パケット数検出手段
    にて前記時点が検出された前記ディジタルストリームの
    前記スロット割当情報を、スロット割当情報が生成済み
    の前記伝送スロットの直後の、スロット割当情報が未生
    成の前記伝送スロットに対して生成することを特徴とす
    る請求項17から20のいずれかに記載のディジタル多
    重伝送装置。
  22. 【請求項22】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記多重化フレーム一周期分の各伝送スロットに対する
    前記スロット割当情報の生成がなされたとき、前記多重
    化フレーム一周期内において、さらに、前記ディジタル
    ストリームについて前記時点が検出されたときは、前記
    多重化フレームの直後の多重化フレームの伝送スロット
    に対して前記ディジタルストリームの割当情報を生成す
    ることを特徴とする請求項17から21のいずれかに記
    載のディジタル多重伝送装置。
  23. 【請求項23】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記多重化フレームを構成する前記各伝送スロットのう
    ちの前記スロット割当情報を伝送する伝送スロットに対
    しては、前記スロット割当情報を生成しないことを特徴
    とする請求項17から22のいずれかに記載のディジタ
    ル多重伝送装置。
  24. 【請求項24】 複数のパケット形式のディジタルスト
    リームを多重化フレームの各伝送スロットに多重化し伝
    送するディジタル多重伝送装置において、 前記各ディジタルストリーム毎に、入力したパケットが
    所定量に到達したことを検出し、該検出した各々のディ
    ジタルストリームについて検出信号を出力するパケット
    数検出手段と、 前記各検出信号を、前記伝送スロット周期に同期したク
    ロック信号でリタイミングして出力するリタイミング手
    段と、 前記クロック信号の一周期毎に位相の異なる複数のパル
    ス信号を発生するパルス発生手段と、 該パルス発生手段による複数のパルス信号のうち、前記
    ディジタルストリームに対応するパルス信号の各々の通
    過を、前記リタイミングされた検出信号の入力によって
    制御する、前記各ディジタルストリーム毎に備えられた
    第1のパルス信号通過制御手段と、 該第1のパルス信号通過制御手段を通過した前記パルス
    信号に対応する前記ディジタルストリームの、前記伝送
    スロットに対する割当情報を発生するスロット割当情報
    発生手段と、 該スロット割当情報が発生する毎に、書込アドレス値を
    1つ進めて設定する書込アドレス値設定手段と、 前記多重化フレーム一周期内の前記伝送スロットの送出
    数をカウントする伝送スロットカウント手段と、 前記伝送スロットカウント手段によるカウント値と同桁
    の前記書込アドレス値における下位の書込アドレス値
    と、前記カウント値とを比較し、該比較の結果、前記下
    位のアドレス値が前記カウント値より小さい値であった
    場合、真値を出力する大小比較手段と、 前記パルス発生手段から発生する複数のパルス信号のう
    ち、前記ディジタルストリームに対応するパルス信号以
    外の一つのパルス信号の通過を、前記真値の入力によっ
    て制御する第2のパルス信号通過制御手段と、 該第2のパルス信号通過制御手段を通過した前記パルス
    信号の入力によって、スタッフィングパケットの前記伝
    送スロットに対する割当情報を発生する前記スロット割
    当情報発生手段と、 該スロット割当情報が発生する毎に、さらに前記書込ア
    ドレス値を1つ進めて設定する前記書込アドレス値設定
    手段と、 前記書込アドレス値における下位の書込アドレス値が前
    記一多重化フレームの伝送スロット数と等しい値に到達
    したことを示す信号を発生する手段と、 前記信号が発生する毎に、さらに前記書込アドレス値を
    1つ進めて設定する前記書込アドレス値設定手段と、 前記ディジタルストリームおよび前記スタッフィングパ
    ケットの前記伝送スロットに対する前記スロット割当情
    報を、前記書込アドレス値設定手段により設定された前
    記書込アドレス値に応じたアドレスに記憶保持する記憶
    手段と、さらに、 前記多重化フレームの一周期中に前記一多重化フレーム
    分の伝送スロットの割当情報が前記記憶手段によって記
    憶されたときに設定された前記書込アドレス値を保持
    し、該書込アドレス値が示す前記記憶手段のアドレスに
    記憶された前記スロット割当情報を読み出して出力する
    割当情報読出手段とを有し、 該割当情報読出手段にて読み出した前記スロット割当情
    報に従って前記各ディジタルストリームの前記パケット
    および前記スタッフィングパケットを多重化し、該多重
    化フレームに前記スロット割当情報を含んだパケットを
    付加して、受信側に伝送することを特徴とするディジタ
    ル多重伝送装置。
  25. 【請求項25】 前記所定量を、前記一伝送スロットで
    伝送されるデータ量としたことを特徴とする請求項24
    記載のディジタル多重伝送装置。
  26. 【請求項26】 前記書込アドレス値設定手段にて設定
    された前記書込アドレス値の範囲を、前記一多重化フレ
    ームの前記伝送スロット数の2倍としたことを特徴とす
    る請求項24又は25記載のディジタル多重伝送装置。
  27. 【請求項27】 複数のパケット形式のディジタルスト
    リームを多重化フレームの各伝送スロットに多重化し伝
    送するディジタル多重伝送装置において、 前記各ディジタルストリームに含まれるスタッフィング
    パケットを除去するスタッフィングパケット除去手段
    と、 該スタッフィングパケット除去手段によってスタッフィ
    ングパケットが除去された前記各ディジタルストリーム
    の有効パケットの伝送速度に応じて、前記各ディジタル
    ストリームを構成する前記有効パケットの前記各伝送ス
    ロットに対する割当情報を生成するスロット割当情報生
    成手段とを有し、 該生成したスロット割当情報に従って前記各ディジタル
    ストリームを多重化し、該多重化フレームに前記スロッ
    ト割当情報を付加して、受信側に伝送することを特徴と
    するディジタル多重伝送装置。
  28. 【請求項28】 前記ディジタル多重伝送装置は、更
    に、 前記各ディジタルストリーム毎に、入力した前記有効パ
    ケットが所定数に到達した時点を検出する有効パケット
    数検出手段を有し、 前記スロット割当情報生成手段は、 前記有効パケット数検出手段にて前記時点が検出された
    前記ディジタルストリームの前記スロット割当情報を生
    成することを特徴とする請求項27記載のディジタル多
    重伝送装置。
  29. 【請求項29】 前記所定数を、前記一伝送スロットで
    伝送される前記有効パケット数としたことを特徴とする
    請求項28記載のディジタル多重伝送装置。
  30. 【請求項30】 前記スロット割当情報を、前記検出さ
    れた時点に基づいて生成することを特徴とする請求項2
    8又は29記載のディジタル多重伝送装置。
  31. 【請求項31】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記パケット数検出手段にて、前記時点が検出された前
    記伝送スロットの直後の伝送スロットに対して、該当す
    るディジタルストリームの割当情報を生成することを特
    徴とする請求項30記載のディジタル多重伝送装置。
  32. 【請求項32】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記有効パケット数検出手段にて、前記伝送スロット一
    周期内に、いずれの前記ディジタルストリームについて
    前記時点が検出されなかったときにおいては、前記多重
    化フレーム一周期内で、前記時点が検出されなかった前
    記伝送スロット一周期内までに生成された前記スロット
    割当情報数が、そのときまでに伝送された伝送スロット
    数よりも少ない場合は、直後の伝送スロットに対するス
    タッフィングパケットの割当情報を生成することを特徴
    とする請求項30又は31記載のディジタル多重伝送装
    置。
  33. 【請求項33】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記有効パケット数検出手段にて、前記伝送スロット一
    周期内に、複数の前記ディジタルストリームについて前
    記時点が検出されたとき、前記伝送スロットの直後の連
    続する同数の前記伝送スロットに対する前記スロット割
    当情報を生成することを特徴とする請求項30から32
    のいずれかに記載のディジタル多重伝送装置。
  34. 【請求項34】 前記スロット割当情報生成手段は、 スロット割当情報が生成済みの前記伝送スロットの、直
    前の伝送スロット一周期内に、前記有効パケット数検出
    手段にて前記時点が検出された前記ディジタルストリー
    ムの前記スロット割当情報を、スロット割当情報が生成
    済みの前記伝送スロットの直後の、スロット割当情報が
    未生成の前記伝送スロットに対して生成することを特徴
    とする請求項30から33のいずれかに記載のディジタ
    ル多重伝送装置。
  35. 【請求項35】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記多重化フレーム一周期分の各伝送スロットに対する
    前記スロット割当情報の生成がなされたとき、前記多重
    化フレーム一周期内において、さらに、前記ディジタル
    ストリームについて前記時点が検出されたときは、前記
    多重化フレームの直後の多重化フレームの伝送スロット
    に対して前記ディジタルストリームの割当情報を生成す
    ることを特徴とする請求項30から34のいずれかに記
    載のディジタル多重伝送装置。
  36. 【請求項36】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記多重化フレームを構成する前記各伝送スロットのう
    ちの前記スロット割当情報を伝送する伝送スロットに対
    しては、前記スロット割当情報を生成しないことを特徴
    とする請求項30から35のいずれかに記載のディジタ
    ル多重伝送装置。
  37. 【請求項37】 複数のパケット形式のディジタルスト
    リームを多重化フレームの各伝送スロットに多重化し伝
    送するディジタル多重伝送装置において、 前記各ディジタルストリームに含まれるスタッフィング
    パケットを除去するスタッフィングパケット除去手段
    と、 前記スタッフィングパケット除去手段によってスタッフ
    ィングパケットが除去された前記各ディジタルストリー
    ムの有効パケットが所定数入力されたことを検出し、該
    検出した各々のディジタルストリームについて検出信号
    を出力する有効パケット数検出手段と、 前記各検出信号を、前記伝送スロット周期に同期したク
    ロック信号でリタイミングして出力するリタイミング手
    段と、 前記クロック信号の一周期毎に位相の異なる複数のパル
    ス信号を発生するパルス発生手段と、 該パルス発生手段による複数のパルス信号のうち、前記
    ディジタルストリームに対応するパルス信号の各々の通
    過を、前記リタイミングされた検出信号の入力によって
    制御する、前記各ディジタルストリーム毎に備えられた
    第1のパルス信号通過制御手段と、 該第1のパルス信号通過制御手段を通過した前記パルス
    信号に対応する前記ディジタルストリームの、前記伝送
    スロットに対する割当情報を発生するスロット割当情報
    発生手段と、 該スロット割当情報が発生する毎に、書込アドレス値を
    1つ進めて設定する書込アドレス値設定手段と、 前記多重化フレーム一周期内の前記伝送スロットの送出
    数をカウントする伝送スロットカウント手段と、 前記伝送スロットカウント手段によるカウント値と同桁
    の前記書込アドレス値における下位の書込アドレス値
    と、前記カウント値とを比較し、該比較の結果、前記下
    位のアドレス値が前記カウント値より小さい値であった
    場合、真値を出力する大小比較手段と、 前記パルス発生手段から発生する複数のパルス信号のう
    ち、前記ディジタルストリームに対応するパルス信号以
    外の一つのパルス信号の通過を、前記真値の入力によっ
    て制御する第2のパルス信号通過制御手段と、 該第2のパルス信号通過制御手段を通過した前記パルス
    信号の入力によって、スタッフィングパケットの前記伝
    送スロットに対する割当情報を発生する前記スロット割
    当情報発生手段と、 該スロット割当情報が発生する毎に、さらに前記書込ア
    ドレス値を1つ進めて設定する前記書込アドレス値設定
    手段と、 前記書込アドレス値における下位の書込アドレス値が前
    記一多重化フレームの伝送スロット数と等しい値に到達
    したことを示す信号を発生する手段と、 前記信号が発生する毎に、さらに前記書込アドレス値を
    1つ進めて設定する前記書込アドレス値設定手段と、 前記ディジタルストリームおよび前記スタッフィングパ
    ケットの前記伝送スロットに対する前記スロット割当情
    報を、前記書込アドレス値設定手段により設定された前
    記書込アドレス値に応じたアドレスに記憶保持する記憶
    手段と、さらに、 前記多重化フレームの一周期中に前記一多重化フレーム
    分の伝送スロットの割当情報が前記記憶手段によって記
    憶されたときに設定された前記書込アドレス値を保持
    し、該書込アドレス値が示す前記記憶手段のアドレスに
    記憶された前記スロット割当情報を読み出して出力する
    割当情報読出手段とを有し、 該割当情報読出手段にて読み出した前記スロット割当情
    報に従って前記各ディジタルストリームの前記有効パケ
    ットおよび前記スタッフィングパケットを多重化し、該
    多重化フレームに前記スロット割当情報を含んだパケッ
    トを付加して、受信側に伝送することを特徴とするディ
    ジタル多重伝送装置。
  38. 【請求項38】 前記所定数を、前記一伝送スロットで
    伝送される前記有効パケット数としたことを特徴とする
    請求項37記載のディジタル多重伝送装置。
  39. 【請求項39】 前記書込アドレス値設定手段にて設定
    された前記書込アドレス値の範囲を、前記一多重化フレ
    ームの前記伝送スロット数の2倍としたことを特徴とす
    る請求項37又は38記載のディジタル多重伝送装置。
  40. 【請求項40】 複数のディジタルストリームを多重化
    フレームの各伝送スロットに多重化し伝送するディジタ
    ル多重伝送方法において、 前記各ディジタルストリーム毎の伝送速度に応じて、前
    記各ディジタルストリームを構成するディジタルデータ
    の前記各伝送スロットに対する割当情報を生成するスロ
    ット割当情報生成工程を有し、 該生成したスロット割当情報に従って前記各ディジタル
    ストリームを多重化し、該多重化フレームに前記スロッ
    ト割当情報を付加して、受信側に伝送することを特徴と
    するディジタル多重伝送方法。
  41. 【請求項41】 前記ディジタル多重伝送方法は、更
    に、 前記各ディジタルストリーム毎に、入力したディジタル
    データが所定量に到達した時点を検出するディジタルデ
    ータ量検出工程を有し、 前記スロット割当情報生成工程では、 前記ディジタルデータ量検出工程にて前記時点が検出さ
    れた前記ディジタルストリームの前記スロット割当情報
    を生成することを特徴とする請求項40記載のディジタ
    ル多重伝送方法。
  42. 【請求項42】 前記所定量を、前記一伝送スロットで
    伝送されるデータ量としたことを特徴とする請求項41
    記載のディジタル多重伝送方法。
  43. 【請求項43】 前記スロット割当情報を、前記検出さ
    れた時点に基づいて生成することを特徴とする請求項4
    1又は42記載のディジタル多重伝送方法。
  44. 【請求項44】 前記スロット割当情報生成工程は、 前記ディジタルデータ量検出工程にて、前記時点が検出
    された前記伝送スロットの直後の伝送スロットに対し
    て、該当するディジタルストリームの割当情報を生成す
    ることを特徴とする請求項43記載のディジタル多重伝
    送方法。
  45. 【請求項45】 前記スロット割当情報生成工程は、 前記ディジタルデータ量検出工程にて、前記伝送スロッ
    ト一周期内に、いずれの前記ディジタルストリームにつ
    いて前記時点が検出されなかったときにおいては、前記
    多重化フレーム一周期内で、前記時点が検出されなかっ
    た前記伝送スロット一周期内までに生成された前記スロ
    ット割当情報数が、そのときまでに伝送された伝送スロ
    ット数よりも少ない場合は、直後の伝送スロットに対し
    てスタッフィングデータの割当情報を生成することを特
    徴とする請求項43又は44記載のディジタル多重伝送
    方法。
  46. 【請求項46】 前記スロット割当情報生成工程は、 前記ディジタルデータ量検出工程にて、前記伝送スロッ
    ト一周期内に、複数の前記ディジタルストリームについ
    て前記時点が検出されたとき、前記伝送スロットの直後
    の連続する同数の前記伝送スロットに対する前記スロッ
    ト割当情報を生成することを特徴とする請求項43から
    45のいずれかに記載のディジタル多重伝送方法。
  47. 【請求項47】 前記スロット割当情報生成工程は、 スロット割当情報が生成済みの前記伝送スロットの、直
    前の伝送スロット一周期内に、前記ディジタルデータ量
    検出手段にて前記時点が検出された前記ディジタルスト
    リームの前記スロット割当情報を、スロット割当情報が
    生成済みの前記伝送スロットの直後の、スロット割当情
    報が未生成の前記伝送スロットに対して生成することを
    特徴とする請求項43から46のいずれかに記載のディ
    ジタル多重伝送方法。
  48. 【請求項48】 前記スロット割当情報生成工程は、 前記多重化フレーム一周期分の各伝送スロットに対する
    前記スロット割当情報の生成がなされたとき、前記多重
    化フレーム一周期内において、さらに、前記ディジタル
    ストリームについて前記時点が検出されたときは、前記
    多重化フレームの直後の多重化フレームの伝送スロット
    に対して前記ディジタルストリームの割当情報を生成す
    ることを特徴とする請求項43から47のいずれかに記
    載のディジタル多重伝送方法。
  49. 【請求項49】 前記スロット割当情報生成工程は、 前記多重化フレームを構成する前記各伝送スロットのう
    ちの前記スロット割当情報を伝送する伝送スロットに対
    しては、前記スロット割当情報を生成しないことを特徴
    とする請求項43から48のいずれかに記載のディジタ
    ル多重伝送方法。
  50. 【請求項50】 複数のディジタルストリームを多重化
    フレームの各伝送スロットに多重化し伝送するディジタ
    ル多重伝送方法において、 前記各ディジタルストリーム毎に、入力したディジタル
    データが所定量に到達したことを検出し、該検出した各
    々のディジタルストリームについて検出信号を出力する
    データ量検出工程と、 前記各検出信号を、前記伝送スロット周期に同期したク
    ロック信号でリタイミングして出力するリタイミング工
    程と、 前記クロック信号の一周期毎に位相の異なる複数のパル
    ス信号を発生するパルス発生工程と、 該パルス発生工程による複数のパルス信号のうち、前記
    ディジタルストリームに対応するパルス信号の各々の通
    過を、前記リタイミングされた検出信号の入力によって
    制御する、前記各ディジタルストリーム毎に備えられた
    第1のパルス信号通過制御工程と、 該第1のパルス信号通過制御工程を通過した前記パルス
    信号に対応する前記ディジタルストリームの、前記伝送
    スロットに対する割当情報を発生するスロット割当情報
    発生工程と、 該スロット割当情報が発生する毎に、書込アドレス値を
    1つ進めて設定する書込アドレス値設定工程と、 前記多重化フレーム一周期内の前記伝送スロットの送出
    数をカウントする伝送スロットカウント工程と、 前記伝送スロットカウント工程によるカウント値と同桁
    の前記書込アドレス値における下位の書込アドレス値
    と、前記カウント値とを比較し、該比較の結果、前記下
    位のアドレス値が前記カウント値より小さい値であった
    場合、真値を出力する大小比較工程と、 前記パルス発生工程から発生する複数のパルス信号のう
    ち、前記ディジタルストリームに対応するパルス信号以
    外の一つのパルス信号の通過を、前記真値の入力によっ
    て制御する第2のパルス信号通過制御工程と、 該第2のパルス信号通過制御工程を通過した前記パルス
    信号の入力によって、スタッフィングデータの前記伝送
    スロットに対する割当情報を発生する前記スロット割当
    情報発生工程と、 該スロット割当情報が発生する毎に、さらに前記書込ア
    ドレス値を1つ進めて設定する前記書込アドレス値設定
    工程と、 前記書込アドレス値における下位の書込アドレス値が前
    記一多重化フレームの伝送スロット数と等しい値に到達
    したことを示す信号を発生する工程と、 前記信号が発生する毎に、さらに前記書込アドレス値を
    1つ進めて設定する前記書込アドレス値設定工程と、 前記ディジタルストリームおよび前記スタッフィングデ
    ータの前記伝送スロットに対する前記スロット割当情報
    を、前記書込アドレス値設定工程により設定された前記
    書込アドレス値に応じたアドレスに記憶保持する記憶工
    程と、 前記多重化フレームの一周期中に前記一多重化フレーム
    分の伝送スロットの割当情報が前記記憶工程によって記
    憶されたときに設定された前記書込アドレス値を保持
    し、該書込アドレス値が示す前記記憶工程のアドレスに
    記憶された前記スロット割当情報を読み出して出力する
    割当情報読出工程とを有し、 該割当情報読出工程にて読み出した前記スロット割当情
    報に従って前記各ディジタルストリームおよび前記スタ
    ッフィングデータを多重化し、該多重化フレームに前記
    スロット割当情報を付加して、受信側に伝送することを
    特徴とするディジタル多重伝送方法。
  51. 【請求項51】 前記所定量を、前記一伝送スロットで
    伝送されるデータ量としたことを特徴とする請求項50
    記載のディジタル多重伝送方法。
  52. 【請求項52】 前記書込アドレス値設定工程にて設定
    された前記書込アドレス値の範囲を、前記一多重化フレ
    ームの前記伝送スロット数の2倍としたことを特徴とす
    る請求項50又は51記載のディジタル多重伝送方法。
  53. 【請求項53】 複数のパケット形式のディジタルスト
    リームを多重化フレームの各伝送スロットに多重化し伝
    送するディジタル多重伝送方法において、 前記各ディジタルストリームの伝送速度に応じて、前記
    各ディジタルストリームを構成するパケットの前記各伝
    送スロットに対する割当情報を生成するスロット割当情
    報生成工程を有し、 該生成したスロット割当情報に従って前記各ディジタル
    ストリームを多重化し、該多重化フレームに前記スロッ
    ト割当情報を付加して、受信側に伝送することを特徴と
    するディジタル多重伝送方法。
  54. 【請求項54】 前記ディジタル多重伝送方法は、更
    に、 前記各ディジタルストリーム毎に、入力したパケットが
    所定数に到達した時点を検出するパケット数検出工程を
    有し、 前記スロット割当情報生成工程では、 前記パケット数検出工程にて前記時点が検出された前記
    ディジタルストリームの前記スロット割当情報を生成す
    ることを特徴とする請求項53記載のディジタル多重伝
    送方法。
  55. 【請求項55】 前記所定数を、前記一伝送スロットで
    伝送されるパケット数としたことを特徴とする請求項5
    4記載のディジタル多重伝送方法。
  56. 【請求項56】 前記スロット割当情報を、前記検出さ
    れた時点に基づいて生成することを特徴とする請求項5
    4又は55記載のディジタル多重伝送方法。
  57. 【請求項57】 前記スロット割当情報生成工程は、 前記パケット数検出工程にて、前記時点が検出された前
    記伝送スロットの直後の伝送スロットに対して、該当す
    るディジタルストリームの割当情報を生成することを特
    徴とする請求項56記載のディジタル多重伝送方法。
  58. 【請求項58】 前記スロット割当情報生成工程は、 前記パケット数検出工程にて、前記伝送スロット一周期
    内に、いずれの前記ディジタルストリームについて前記
    時点が検出されなかったときにおいては、前記多重化フ
    レーム一周期内で、前記時点が検出されなかった前記伝
    送スロット一周期内までに生成された前記スロット割当
    情報数が、前記時点が検出されなかった前記伝送スロッ
    ト一周期内までに伝送された伝送スロット数よりも少な
    い場合は、直後の伝送スロットに対するスタッフィング
    パケットの割当情報を生成することを特徴とする請求項
    56又は57記載のディジタル多重伝送装置。
  59. 【請求項59】 前記スロット割当情報生成工程は、 前記パケット数検出工程にて、前記伝送スロット一周期
    内に、複数の前記ディジタルストリームについて前記時
    点が検出されたとき、前記伝送スロットの直後の連続す
    る同数の前記伝送スロットに対する前記スロット割当情
    報を生成することを特徴とする請求項56から58のい
    ずれかに記載のディジタル多重伝送方法。
  60. 【請求項60】 前記スロット割当情報生成工程は、 スロット割当情報が生成済みの前記伝送スロットの、直
    前の伝送スロット一周期内に、前記パケット数検出工程
    にて前記時点が検出された前記ディジタルストリームの
    前記スロット割当情報を、スロット割当情報が生成済み
    の前記伝送スロットの直後の、スロット割当情報が未生
    成の前記伝送スロットに対して生成することを特徴とす
    る請求項56から59のいずれかに記載のディジタル多
    重伝送方法。
  61. 【請求項61】 前記スロット割当情報生成工程は、 前記多重化フレーム一周期分の各伝送スロットに対する
    前記スロット割当情報の生成がなされたとき、前記多重
    化フレーム一周期内において、さらに、前記ディジタル
    ストリームについて前記時点が検出されたときは、前記
    多重化フレームの直後の多重化フレームの伝送スロット
    に対して前記ディジタルストリームの割当情報を生成す
    ることを特徴とする請求項56から60のいずれかに記
    載のディジタル多重伝送方法。
  62. 【請求項62】 前記スロット割当情報生成工程は、 前記多重フレームを構成する前記各伝送スロットのうち
    の前記スロット割当情報を伝送する伝送スロットに対し
    ては、前記スロット割当情報を生成しないことを特徴と
    する請求項56から61のいずれかに記載のディジタル
    多重伝送方法。
  63. 【請求項63】 複数のパケット形式のディジタルスト
    リームを多重化フレームの各伝送スロットに多重化し伝
    送するディジタル多重伝送方法において、 前記各ディジタルストリーム毎に、入力したパケットが
    所定数に到達したことを検出し、該検出した各々のディ
    ジタルストリームについて検出信号を出力するパケット
    数検出工程と、 前記各検出信号を、前記伝送スロット周期に同期したク
    ロック信号でリタイミングして出力するリタイミング工
    程と、 前記クロック信号の一周期毎に位相の異なる複数のパル
    ス信号を発生するパルス発生工程と、 該パルス発生工程による複数のパルス信号のうち、前記
    ディジタルストリームに対応するパルス信号の各々の通
    過を、前記リタイミングされた検出信号の入力によって
    制御する、前記各ディジタルストリーム毎に備えられた
    第1のパルス信号通過制御工程と、 該第1のパルス信号通過制御工程を通過した前記パルス
    信号に対応する前記ディジタルストリームの、前記伝送
    スロットに対する割当情報を発生するスロット割当情報
    発生工程と、 該スロット割当情報が発生する毎に、書込アドレス値を
    1つ進めて設定する書込アドレス値設定工程と、 前記多重化フレーム一周期内の前記伝送スロットの送出
    数をカウントする伝送スロットカウント工程と、 前記伝送スロットカウント工程によるカウント値と同桁
    の前記書込アドレス値における下位の書込アドレス値
    と、前記カウント値とを比較し、該比較の結果、前記下
    位のアドレス値が前記カウント値より小さい値であった
    場合、真値を出力する大小比較工程と、 前記パルス発生工程から発生する複数のパルス信号のう
    ち、前記ディジタルストリームに対応するパルス信号以
    外の一つのパルス信号の通過を、前記真値の入力によっ
    て制御する第2のパルス信号通過制御工程と、 該第2のパルス信号通過制御工程を通過した前記パルス
    信号の入力によって、スタッフィングパケットの前記伝
    送スロットに対する割当情報を発生する前記スロット割
    当情報発生工程と、 該スロット割当情報が発生する毎に、さらに前記書込ア
    ドレス値を1つ進めて設定する前記書込アドレス値設定
    工程と、 前記書込アドレス値における下位の書込アドレス値が前
    記一多重化フレームの伝送スロット数と等しい値に到達
    したことを示す信号を発生する工程と、 前記信号が発生する毎に、さらに前記書込アドレス値を
    1つ進めて設定する前記書込アドレス値設定工程と、 前記ディジタルストリームおよび前記スタッフィングパ
    ケットの前記伝送スロットに対する前記スロット割当情
    報を、前記書込アドレス値設定工程により設定された前
    記書込アドレス値に応じたアドレスに記憶保持する記憶
    工程と、 前記多重化フレームの一周期中に前記一多重化フレーム
    分の伝送スロットの割当情報が前記記憶工程によって記
    憶されたときに設定された前記書込アドレス値を保持
    し、該書込アドレス値が示す前記記憶工程のアドレスに
    記憶された前記スロット割当情報を読み出して出力する
    割当情報読出工程とを有し、 該割当情報読出工程にて読み出した前記スロット割当情
    報に従って前記各ディジタルストリームの前記パケット
    および前記スタッフィングパケットを多重化し、該多重
    化フレームに前記スロット割当情報を含んだパケットを
    付加して、受信側に伝送することを特徴とするディジタ
    ル多重伝送方法。
  64. 【請求項64】 前記所定数を、前記一伝送スロットで
    伝送されるパケット数としたことを特徴とする請求項6
    3記載のディジタル多重伝送方法。
  65. 【請求項65】 前記書込アドレス値設定工程にて設定
    された前記書込アドレス値の範囲を、前記一多重化フレ
    ームの前記伝送スロット数の2倍としたことを特徴とす
    る請求項63又は64記載のディジタル多重伝送方法。
  66. 【請求項66】 複数のパケット形式のディジタルスト
    リームを多重化フレームの各伝送スロットに多重化し伝
    送するディジタル多重伝送方法において、 前記各ディジタルストリームに含まれるスタッフィング
    パケットを除去するスタッフィングパケット除去工程
    と、 該スタッフィングパケット除去工程によってスタッフィ
    ングパケットが除去された前記各ディジタルストリーム
    の有効パケットの伝送速度に応じて、前記各ディジタル
    ストリームを構成する前記有効パケットの前記各伝送ス
    ロットに対する割当情報を生成するスロット割当情報生
    成工程とを有し、 該生成したスロット割当情報に従って前記各ディジタル
    ストリームを多重化し、該多重化フレームに前記スロッ
    ト割当情報を付加して、受信側に伝送することを特徴と
    するディジタル多重伝送方法。
  67. 【請求項67】 前記ディジタル多重伝送方法は、更
    に、 前記各ディジタルストリーム毎に、入力した前記有効パ
    ケットが所定数に到達した時点を検出する有効パケット
    数検出工程を有し、 前記スロット割当情報生成工程では、 前記有効パケット数検出工程にて前記時点が検出された
    前記ディジタルストリームの前記スロット割当情報を生
    成することを特徴とする請求項66記載のディジタル多
    重伝送方法。
  68. 【請求項68】 前記所定数を、前記一伝送スロットで
    伝送される前記有効パケット数としたことを特徴とする
    請求項67記載のディジタル多重伝送方法。
  69. 【請求項69】 前記スロット割当情報を、前記検出さ
    れた時点に基づいて生成することを特徴とする請求項6
    7又は68記載のディジタル多重伝送方法。
  70. 【請求項70】 前記スロット割当情報生成工程は、 前記有効パケット数検出工程にて、前記時点が検出され
    た前記伝送スロットの直後の伝送スロットに対して、該
    当するディジタルストリームの割当情報を生成すること
    を特徴とする請求項69記載のディジタル多重伝送方
    法。
  71. 【請求項71】 前記スロット割当情報生成工程は、 前記有効パケット数検出工程にて、前記伝送スロット一
    周期内に、いずれの前記ディジタルストリームについて
    前記時点が検出されなかったときにおいては、前記多重
    化フレーム一周期内で、そのときまでに生成された前記
    スロット割当情報数が、そのときまでに伝送された伝送
    スロット数よりも少ない場合は、直後の伝送スロットに
    対するスタッフィングパケットの割当情報を生成するこ
    とを特徴とする請求項69又は70記載のディジタル多
    重伝送方法。
  72. 【請求項72】 前記スロット割当情報生成工程は、 前記有効パケット数検出工程にて、前記伝送スロット一
    周期内に、複数の前記ディジタルストリームについて前
    記時点が検出されたとき、前記伝送スロットの直後の連
    続する同数の前記伝送スロットに対する前記スロット割
    当情報を生成することを特徴とする請求項69から71
    のいずれかに記載のディジタル多重伝送方法。
  73. 【請求項73】 前記スロット割当情報生成工程は、 スロット割当情報が生成済みの前記伝送スロットの、直
    前の伝送スロット一周期内に、前記有効パケット数検出
    手段にて前記時点が検出された前記ディジタルストリー
    ムの前記スロット割当情報を、スロット割当情報が生成
    済みの前記伝送スロットの直後の、スロット割当情報が
    未生成の前記伝送スロットに対して生成することを特徴
    とする請求項69から72のいずれかに記載のディジタ
    ル多重伝送方法。
  74. 【請求項74】 前記スロット割当情報生成工程は、 前記多重化フレーム一周期分の各伝送スロットに対する
    前記スロット割当情報の生成がなされたとき、前記多重
    化フレーム一周期内において、さらに、前記ディジタル
    ストリームについて前記時点が検出されたときは、前記
    多重化フレームの直後の多重化フレームの伝送スロット
    に対して前記ディジタルストリームの割当情報を生成す
    ることを特徴とする請求項69から73のいずれかに記
    載のディジタル多重伝送方法。
  75. 【請求項75】 前記スロット割当情報生成工程は、 前記多重フレームを構成する前記各伝送スロットのうち
    の前記スロット割当情報を伝送する伝送スロットに対し
    ては、前記スロット割当情報を生成しないことを特徴と
    する請求項69から74のいずれかに記載のディジタル
    多重伝送方法。
  76. 【請求項76】 複数のパケット形式のディジタルスト
    リームを多重化フレームの各伝送スロットに多重化し伝
    送するディジタル多重伝送方法において、 前記各ディジタルストリームに含まれるスタッフィング
    パケットを除去するスタッフィングパケット除去工程
    と、 前記スタッフィングパケット除去工程によってスタッフ
    ィングパケットが除去された前記各ディジタルストリー
    ムの有効パケットが所定数入力されたことを検出し、該
    検出した各々のディジタルストリームについて検出信号
    を出力する有効パケット数検出工程と、 前記各検出信号を、前記伝送スロット周期に同期したク
    ロック信号でリタイミングして出力するリタイミング工
    程と、 前記クロック信号の一周期毎に位相の異なる複数のパル
    ス信号を発生するパルス発生工程と、 該パルス発生工程による複数のパルス信号のうち、前記
    ディジタルストリームに対応するパルス信号の各々の通
    過を、前記リタイミングされた検出信号の入力によって
    制御する、前記各ディジタルストリーム毎に備えられた
    第1のパルス信号通過制御工程と、 該第1のパルス信号通過制御工程を通過した前記パルス
    信号に対応する前記ディジタルストリームの、前記伝送
    スロットに対する割当情報を発生するスロット割当情報
    発生工程と、 該スロット割当情報が発生する毎に、書込アドレス値を
    1つ進めて設定する書込アドレス値設定工程と、 前記多重化フレーム一周期内の前記伝送スロットの送出
    数をカウントする伝送スロットカウント工程と、 前記伝送スロットカウント工程によるカウント値と同桁
    の前記書込アドレス値における下位の書込アドレス値
    と、前記カウント値とを比較し、該比較の結果、前記下
    位のアドレス値が前記カウント値より小さい値であった
    場合、真値を出力する大小比較工程と、 前記パルス発生工程から発生する複数のパルス信号のう
    ち、前記ディジタルストリームに対応するパルス信号以
    外の一つのパルス信号の通過を、前記真値の入力によっ
    て制御する第2のパルス信号通過制御工程と、 該第2のパルス信号通過制御工程を通過した前記パルス
    信号の入力によって、スタッフィングパケットの前記伝
    送スロットに対する割当情報を発生する前記スロット割
    当情報発生工程と、 該スロット割当情報が発生する毎に、さらに前記書込ア
    ドレス値を1つ進めて設定する前記書込アドレス値設定
    工程と、 前記書込アドレス値における下位の書込アドレス値が前
    記一多重化フレームの伝送スロット数と等しい値に到達
    したことを示す信号を発生する工程と、 前記信号が発生する毎に、さらに前記書込アドレス値を
    1つ進めて設定する前記書込アドレス値設定工程と、 前記ディジタルストリームおよび前記スタッフィングパ
    ケットの前記伝送スロットに対する前記スロット割当情
    報を、前記書込アドレス値設定工程により設定された前
    記書込アドレス値に応じたアドレスに記憶保持する記憶
    工程と、 前記多重化フレームの一周期中に前記一多重化フレーム
    分の伝送スロットの割当情報が前記記憶工程によって記
    憶されたときに設定された前記書込アドレス値を保持
    し、該書込アドレス値が示す前記記憶工程のアドレスに
    記憶された前記スロット割当情報を読み出して出力する
    割当情報読出工程とを有し、 該割当情報読出工程にて読み出した前記スロット割当情
    報に従って前記各ディジタルストリームの前記有効パケ
    ットおよび前記スタッフィングパケットを多重化し、該
    多重化フレームに前記スロット割当情報を含んだパケッ
    トを付加して、受信側に伝送することを特徴とするディ
    ジタル多重伝送方法。
  77. 【請求項77】 前記所定数を、前記一伝送スロットで
    伝送される前記有効パケット数としたことを特徴とする
    請求項76記載のディジタル多重伝送方法。
  78. 【請求項78】 前記書込アドレス値設定工程にて設定
    された前記書込アドレス値の範囲を、前記一多重化フレ
    ームの前記伝送スロット数の2倍としたことを特徴とす
    る請求項76又は77記載のディジタル多重伝送方法。
  79. 【請求項79】 複数のディジタルストリームを多重化
    フレームの各伝送スロットに多重化し伝送するディジタ
    ル多重伝送装置において、 前記各ディジタルストリーム毎の伝送速度に応じて、前
    記各ディジタルストリームを構成するディジタルデータ
    の前記各伝送スロットに対する割当情報を生成するスロ
    ット割当情報生成手段と、 該生成したスロット割当情報に従って前記各ディジタル
    ストリームを多重化する多重化手段とを有することを特
    徴とするディジタル多重伝送装置。
  80. 【請求項80】 前記スロット割当情報生成手段にて生
    成した前記スロット割当情報を、前記多重化手段により
    前記各ディジタルストリームが多重化された多重化フレ
    ームに付加して送出することを特徴とする請求項79記
    載のディジタル多重伝送装置。
  81. 【請求項81】 前記ディジタル多重伝送装置は、更
    に、 前記各ディジタルストリーム毎に、入力したディジタル
    データが所定量に到達した時点を検出するディジタルデ
    ータ量検出手段を有し、 前記スロット割当情報生成手段は、 前記ディジタルデータ量検出手段にて前記時点が検出さ
    れた前記ディジタルストリームの前記スロット割当情報
    を生成することを特徴とする請求項79又は80記載の
    ディジタル多重伝送装置。
  82. 【請求項82】 前記所定量を、前記一伝送スロットで
    伝送されるデータ量としたことを特徴とする請求項81
    記載のディジタル多重伝送装置。
  83. 【請求項83】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記スロット割当情報を、前記検出された時点に基づい
    て生成することを特徴とする請求項81又は82記載の
    ディジタル多重伝送装置。
  84. 【請求項84】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記ディジタルデータ量検出手段にて、前記時点が検出
    された前記伝送スロットの直後の伝送スロットに対し
    て、該当するディジタルストリームの割当情報を生成す
    ることを特徴とする請求項83記載のディジタル多重伝
    送装置。
  85. 【請求項85】 前記ディジタルデータ量検出手段に
    て、前記伝送スロット一周期内に、複数の前記ディジタ
    ルストリームについて前記時点が検出されたときにおい
    ては、 前記スロット割当情報生成手段は、 該伝送スロットの直後に連続する、前記ディジタルデー
    タ量検出手段にて検出された該時点と同数の前記伝送ス
    ロットに対して、前記スロット割当情報を生成すること
    を特徴とする請求項81から84のいずれかに記載のデ
    ィジタル多重伝送装置。
  86. 【請求項86】 前記ディジタルデータ量検出手段に
    て、前記伝送スロット一周期内に、いずれの前記ディジ
    タルストリームについて前記時点が検出されなかったと
    きにおいては、 前記スロット割当情報生成手段は、 該伝送スロットの直後の伝送スロットに対してスタッフ
    ィングデータの割当情報を生成することを特徴とする請
    求項81から85のいずれかに記載のディジタル多重伝
    送装置。
  87. 【請求項87】 前記ディジタルデータ量検出手段に
    て、前記伝送スロット一周期内に、いずれの前記ディジ
    タルストリームについて前記時点が検出されなかったと
    きであって、且つ、前記多重化フレーム一周期内で、前
    記時点が検出されなかった前記伝送スロット一周期内ま
    でに生成された前記スロット割当情報数が、前記時点が
    検出されなかった前記伝送スロット一周期内までに伝送
    された伝送スロット数よりも少ない場合においては、 前記スロット割当情報生成手段は、 該伝送スロットの直後の伝送スロットに対してスタッフ
    ィングデータの割当情報を生成することを特徴とする請
    求項86記載のディジタル多重伝送装置。
  88. 【請求項88】 一つの前記伝送スロット一周期内にお
    いて前記ディジタルデータ量検出手段にて前記時点が検
    出された場合であって、且つ、該伝送スロットの直後に
    続く前記伝送スロットに対する前記スロット割当情報が
    生成済みであった場合においては、 前記スロット割当情報生成手段は、 該伝送スロットの直後に続く、前記スロット割当情報が
    未生成の前記伝送スロットに対して、該時点が検出され
    た前記ディジタルストリームの前記スロット割当情報を
    生成することを特徴とする請求項81から87のいずれ
    かに記載のディジタル多重伝送装置。
  89. 【請求項89】 前記スロット割当情報生成手段にて、
    既に、一つの前記多重化フレーム一周期分の各伝送スロ
    ットに対する前記スロット割当情報の生成がなされたと
    きであって、且つ、該多重化フレーム一周期内におい
    て、前記ディジタルデータ量検出手段にて、さらに、前
    記ディジタルストリームについて前記時点が検出された
    ときにおいては、 前記スロット割当情報生成手段は、 該多重化フレームの直後に続く多重化フレームの伝送ス
    ロットに対して、前記ディジタルストリームの割当情報
    を生成することを特徴とする請求項81から88のいず
    れかに記載のディジタル多重伝送装置。
  90. 【請求項90】 一つの前記伝送スロット一周期内にお
    いて、前記ディジタルデータ量検出手段にて、一つの前
    記ディジタルストリームまたは複数のディジタルストリ
    ームそれぞれについて前記時点を複数回検出したときに
    おいては、 前記スロット割当情報生成手段は、 該伝送スロットの直後に後続する、前記ディジタルスト
    リーム量検出手段にて検出した該時点と同数の前記伝送
    スロットに対して、前記スロット割当情報を生成するこ
    とを特徴とする請求項81から89のいずれかに記載の
    ディジタル多重伝送装置。
  91. 【請求項91】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記多重化フレームを構成する前記各伝送スロットのう
    ちの前記スロット割当情報を伝送する伝送スロットに対
    しては、前記スロット割当情報を生成しないことを特徴
    とする請求項79から90のいずれかに記載のディジタ
    ル多重伝送装置。
  92. 【請求項92】 複数のパケット形式の複数のディジタ
    ルストリームを多重化フレームの各伝送スロットに多重
    化し伝送するディジタル多重伝送装置において、 前記各ディジタルストリーム毎の伝送速度に応じて、前
    記各ディジタルストリームを構成するパケットの前記各
    伝送スロットに対する割当情報を生成するスロット割当
    情報生成手段と、 該生成したスロット割当情報に従って前記各ディジタル
    ストリームを多重化する多重化手段とを有することを特
    徴とするディジタル多重伝送装置。
  93. 【請求項93】 複数のパケット形式の複数のディジタ
    ルストリームを多重化フレームの各伝送スロットに多重
    化し伝送するディジタル多重伝送装置において、 前記各ディジタルストリームに含まれるスタッフィング
    パケットを除去するスタッフィングパケット除去手段
    と、 該スタッフィングパケット除去手段によってスタッフィ
    ングパケットが除去された後の前記各ディジタルストリ
    ームのパケットの伝送速度に応じて、前記各ディジタル
    ストリームに含まれるパケットの前記各伝送スロットに
    対する割当情報を生成するスロット割当情報生成手段
    と、 該生成したスロット割当情報に従って前記各ディジタル
    ストリームを多重化する多重化手段とを有することを特
    徴とするディジタル多重伝送装置。
  94. 【請求項94】 前記スロット割当情報生成手段にて生
    成した前記スロット割当情報を、前記多重化手段により
    前記各ディジタルストリームが多重化された多重化フレ
    ームに付加して送出することを特徴とする請求項92又
    は93記載のディジタル多重伝送装置。
  95. 【請求項95】 前記ディジタル多重伝送装置は、更
    に、 前記各ディジタルストリーム毎に、入力した前記パケッ
    トが所定量に到達した時点を検出するパケット数検出手
    段を有し、 前記スロット割当情報生成手段は、 前記パケット数検出手段にて前記時点が検出された前記
    ディジタルストリームの前記スロット割当情報を生成す
    ることを特徴とする請求項92から94のいずれかに記
    載のディジタル多重伝送装置。
  96. 【請求項96】 前記所定量を、前記一伝送スロットで
    伝送される前記パケット数としたことを特徴とする請求
    項96記載のディジタル多重伝送装置。
  97. 【請求項97】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記スロット割当情報を、前記検出された時点に基づい
    て生成することを特徴とする請求項95又は96記載の
    ディジタル多重伝送装置。
  98. 【請求項98】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記パケット数検出手段にて、前記時点が検出された前
    記伝送スロットの直後の伝送スロットに対して、該当す
    るディジタルストリームの割当情報を生成することを特
    徴とする請求項97記載のディジタル多重伝送装置。
  99. 【請求項99】 前記パケット数検出手段にて、前記伝
    送スロット一周期内に、複数の前記ディジタルストリー
    ムについて前記時点が検出されたときにおいては、 前記スロット割当情報生成手段は、 該伝送スロットの直後に連続する、前記パケット数検出
    手段にて検出された該時点と同数の前記伝送スロットに
    対して、前記スロット割当情報を生成することを特徴と
    する請求項95から98のいずれかに記載のディジタル
    多重伝送装置。
  100. 【請求項100】 前記パケット数検出手段にて、前記
    伝送スロット一周期内に、いずれの前記ディジタルスト
    リームについて前記時点が検出されなかったときであっ
    て、且つ、前記多重化フレーム一周期内で、前記時点が
    検出されなかった前記伝送スロット一周期内までに生成
    された前記スロット割当情報数が、前記時点が検出され
    なかった前記伝送スロット一周期内までに伝送された伝
    送スロット数よりも少ない場合においては、 前記スロット割当情報生成手段は、 該伝送スロットの直後の伝送スロットに対してスタッフ
    ィングパケットの割当情報を生成することを特徴とする
    請求項99記載のディジタル多重伝送装置。
  101. 【請求項101】 送信装置にて複数のディジタルスト
    リームを多重化フレームの各伝送スロットに多重化し、
    該多重化フレームを受信装置へ伝送するディジタル多重
    伝送システムにおいて、 前記送信装置は、 前記各ディジタルストリーム毎の伝送速度に応じて、前
    記各ディジタルストリームを構成するディジタルデータ
    の前記各伝送スロットに対する割当情報を生成するスロ
    ット割当情報生成手段と、 該生成したスロット割当情報に従って前記各ディジタル
    ストリームを多重化する多重化手段と、 前記スロット割当情報生成手段にて生成した前記スロッ
    ト割当情報を、前記多重化手段により前記各ディジタル
    ストリームが多重化された前記多重化フレームに付加し
    て送出する送出手段とを有し、 前記受信装置は、 受信した前記多重化フレームに付加された前記スロット
    割当情報に基づいて、該多重化フレームから所望の前記
    ディジタルストリームを取り出して出力することを特徴
    とするディジタル多重伝送システム。
  102. 【請求項102】 前記受信装置は、 前記多重化フレームから前記スロット割当情報を分離す
    る分離手段と、 該分離された前記スロット割当情報に基づいて、前記多
    重化フレームから所望の前記ディジタルストリームのデ
    ィジタルデータが多重化されている前記伝送スロットを
    選択し、該選択したディジタルデータを出力する出力手
    段とを有することを特徴とする請求項101記載のディ
    ジタル多重伝送システム。
  103. 【請求項103】 前記送信装置は、更に、 前記各ディジタルストリーム毎に、入力したディジタル
    データが所定量に到達した時点を検出するディジタルデ
    ータ量検出手段を有し、 前記スロット割当情報生成手段は、 前記ディジタルデータ量検出手段にて前記時点が検出さ
    れた前記ディジタルストリームの前記スロット割当情報
    を生成することを特徴とする請求項101又は102記
    載のディジタル多重伝送システム。
  104. 【請求項104】 前記所定量を、前記一伝送スロット
    で伝送されるデータ量としたことを特徴とする請求項1
    03記載のディジタル多重伝送システム。
  105. 【請求項105】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記スロット割当情報を、前記検出された時点に基づい
    て生成することを特徴とする請求項103又は104記
    載のディジタル多重伝送システム。
  106. 【請求項106】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記ディジタルデータ量検出手段にて、前記時点が検出
    された前記伝送スロットの直後の伝送スロットに対し
    て、該当するディジタルストリームの割当情報を生成す
    ることを特徴とする請求項105記載のディジタル多重
    伝送システム。
  107. 【請求項107】 前記ディジタルデータ量検出手段に
    て、前記伝送スロット一周期内に、複数の前記ディジタ
    ルストリームについて前記時点が検出されたときにおい
    ては、 前記スロット割当情報生成手段は、 該伝送スロットの直後に連続する、前記ディジタルデー
    タ量検出手段にて検出された該時点と同数の前記伝送ス
    ロットに対して、前記スロット割当情報を生成すること
    を特徴とする請求項103から106のいずれかに記載
    のディジタル多重伝送システム。
  108. 【請求項108】 前記ディジタルデータ量検出手段に
    て、前記伝送スロット一周期内に、いずれの前記ディジ
    タルストリームについて前記時点が検出されなかったと
    きにおいては、 前記スロット割当情報生成手段は、 該伝送スロットの直後の伝送スロットに対してスタッフ
    ィングデータの割当情報を生成することを特徴とする請
    求項103から107のいずれかに記載のディジタル多
    重伝送システム。
  109. 【請求項109】 前記ディジタルデータ量検出手段に
    て、前記伝送スロット一周期内に、いずれの前記ディジ
    タルストリームについて前記時点が検出されなかったと
    きであって、且つ、前記多重化フレーム一周期内で、前
    記時点が検出されなかった前記伝送スロット一周期内ま
    でに生成された前記スロット割当情報数が、前記時点が
    検出されなかった前記伝送スロット一周期内までに伝送
    された伝送スロット数よりも少ない場合においては、 前記スロット割当情報生成手段は、 該伝送スロットの直後の伝送スロットに対してスタッフ
    ィングデータの割当情報を生成することを特徴とする請
    求項108記載のディジタル多重伝送システム。
  110. 【請求項110】 一つの前記伝送スロット一周期内に
    おいて前記ディジタルデータ量検出手段にて前記時点が
    検出された場合であって、且つ、該伝送スロットの直後
    に続く前記伝送スロットに対する前記スロット割当情報
    が生成済みであった場合においては、 前記スロット割当情報生成手段は、 該伝送スロットの直後に続く、前記スロット割当情報が
    未生成の前記伝送スロットに対して、該時点が検出され
    た前記ディジタルストリームの前記スロット割当情報を
    生成することを特徴とする請求項103から109のい
    ずれかに記載のディジタル多重伝送システム。
  111. 【請求項111】 前記スロット割当情報生成手段に
    て、既に、一つの前記多重化フレーム一周期分の各伝送
    スロットに対する前記スロット割当情報の生成がなされ
    たときであって、且つ、該多重化フレーム一周期内にお
    いて、前記ディジタルデータ量検出手段にて、さらに、
    前記ディジタルストリームについて前記時点が検出され
    たときにおいては、 前記スロット割当情報生成手段は、 該多重化フレームの直後に続く多重化フレームの伝送ス
    ロットに対して、前記ディジタルストリームの割当情報
    を生成することを特徴とする請求項103から110の
    いずれかに記載のディジタル多重伝送システム。
  112. 【請求項112】 一つの前記伝送スロット一周期内に
    おいて、前記ディジタルデータ量検出手段にて、一つの
    前記ディジタルストリームまたは複数の前記ディジタル
    ストリームそれぞれについて前記時点を複数回検出した
    ときにおいては、 前記スロット割当情報生成手段は、 該伝送スロットの直後に後続する、前記ディジタルスト
    リーム量検出手段にて検出した該時点と同数の前記伝送
    スロットに対して、前記スロット割当情報を生成するこ
    とを特徴とする請求項103から111のいずれかに記
    載のディジタル多重伝送システム。
  113. 【請求項113】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記多重化フレームを構成する前記各伝送スロットのう
    ちの前記スロット割当情報を伝送する伝送スロットに対
    しては、前記スロット割当情報を生成しないことを特徴
    とする請求項101から112のいずれかに記載のディ
    ジタル多重伝送システム。
  114. 【請求項114】 送信装置にて複数のパケット形式の
    複数のディジタルストリームを多重化フレームの各伝送
    スロットに多重化し、該多重化フレームを受信装置に伝
    送するディジタル多重伝送システムにおいて、 前記送信装置は、 前記各ディジタルストリーム毎の伝送速度に応じて、前
    記各ディジタルストリームを構成するパケットの前記各
    伝送スロットに対する割当情報を生成するスロット割当
    情報生成手段と、 該生成したスロット割当情報に従って前記各ディジタル
    ストリームを多重化する多重化手段と、 前記スロット割当情報生成手段にて生成した前記スロッ
    ト割当情報を、前記多重化手段により前記各ディジタル
    ストリームが多重化された前記多重化フレームに付加し
    て送出する送出手段とを有し、 前記受信装置は、 受信した前記多重化フレームに付加された前記スロット
    割当情報に基づいて、該多重化フレームから所望の前記
    ディジタルストリームを取り出して出力することを特徴
    とするディジタル多重伝送システム。
  115. 【請求項115】 送信装置にて複数のパケット形式の
    複数のディジタルストリームを多重化フレームの各伝送
    スロットに多重化し、該多重化フレームを受信装置に伝
    送するディジタル多重伝送システムにおいて、 前記送信装置は、 前記各ディジタルストリームに含まれるスタッフィング
    パケットを除去するスタッフィングパケット除去手段
    と、 該スタッフィングパケット除去手段によってスタッフィ
    ングパケットが除去された前記各ディジタルストリーム
    のパケットの伝送速度に応じて、前記各ディジタルスト
    リームに含まれるパケットの前記各伝送スロットに対す
    る割当情報を生成するスロット割当情報生成手段と、 該生成したスロット割当情報に従って前記各ディジタル
    ストリームを多重化する多重化手段と、 前記スロット割当情報生成手段にて生成した前記スロッ
    ト割当情報を、前記多重化手段により前記各ディジタル
    ストリームが多重化された前記多重化フレームに付加し
    て送出する送出手段とを有し、 前記受信装置は、 受信した前記多重化フレームに付加された前記スロット
    割当情報に基づいて、該多重化フレームから所望の前記
    ディジタルストリームを取り出して出力することを特徴
    とするディジタル多重伝送システム。
  116. 【請求項116】 前記受信装置は、 前記多重化フレームから前記スロット割当情報を分離す
    る分離手段と、 該分離された前記スロット割当情報に基づいて、前記多
    重化フレームから所望の前記ディジタルストリームのパ
    ケットが多重化されている前記伝送スロットを選択し、
    該選択したディジタルデータを出力する出力手段とを有
    することを特徴とする請求項114又は115記載のデ
    ィジタル多重伝送システム。
  117. 【請求項117】 前記受信装置は、更に、 前記分離手段にて分離した前記スロット割当情報に基づ
    いて、前記出力手段からのディジタルデータの出力に、
    スタッフィングパケットを多重化する手段を有すること
    を特徴とする請求項116記載のディジタル多重伝送シ
    ステム。
  118. 【請求項118】 前記ディジタル多重伝送装置は、更
    に、 前記各ディジタルストリーム毎に、入力したパケットが
    所定量に到達した時点を検出するパケット数検出手段を
    有し、 前記スロット割当情報生成手段は、 前記パケット数検出手段にて前記時点が検出された前記
    ディジタルストリームの前記スロット割当情報を生成す
    ることを特徴とする請求項114から117のいずれか
    に記載のディジタル多重伝送システム。
  119. 【請求項119】 前記所定量を、前記一伝送スロット
    で伝送されるパケット数としたことを特徴とする請求項
    118記載のディジタル多重伝送システム。
  120. 【請求項120】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記スロット割当情報を、前記検出された時点に基づい
    て生成することを特徴とする請求項118又は119記
    載のディジタル多重伝送システム。
  121. 【請求項121】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記パケット数検出手段にて、前記時点が検出された前
    記伝送スロットの直後の伝送スロットに対して、該当す
    るディジタルストリームの割当情報を生成することを特
    徴とする請求項120記載のディジタル多重伝送システ
    ム。
  122. 【請求項122】 前記パケット数検出手段にて、前記
    伝送スロット一周期内に、複数の前記ディジタルストリ
    ームについて前記時点が検出されたときにおいては、 前記スロット割当情報生成手段は、 該伝送スロットの直後に連続する、前記パケット数検出
    手段にて検出された該時点と同数の前記伝送スロットに
    対して、前記スロット割当情報を生成することを特徴と
    する請求項117から121のいずれかに記載のディジ
    タル多重伝送システム。
  123. 【請求項123】 前記パケット数検出手段にて、前記
    伝送スロット一周期内に、いずれの前記ディジタルスト
    リームについて前記時点が検出されなかったときにおい
    ては、 前記スロット割当情報生成手段は、 該伝送スロットの直後の伝送スロットに対してスタッフ
    ィングパケットの割当情報を生成することを特徴とする
    請求項117から122のいずれかに記載のディジタル
    多重伝送システム。
  124. 【請求項124】 前記パケット数検出手段にて、前記
    伝送スロット一周期内に、いずれの前記ディジタルスト
    リームについて前記時点が検出されなかったときであっ
    て、且つ、前記多重化フレーム一周期内で、前記時点が
    検出されなかった前記伝送スロット一周期内までに生成
    された前記スロット割当情報数が、前記時点が検出され
    なかった前記伝送スロット一周期内までに伝送された伝
    送スロット数よりも少ない場合においては、 前記スロット割当情報生成手段は、 該伝送スロットの直後の伝送スロットに対してスタッフ
    ィングパケットの割当情報を生成することを特徴とする
    請求項123記載のディジタル多重伝送システム。
  125. 【請求項125】 一つの前記伝送スロット一周期内に
    おいて前記パケット数検出手段にて前記時点が検出され
    た場合であって、且つ、該伝送スロットの直後に続く前
    記伝送スロットに対する前記スロット割当情報が生成済
    みであった場合においては、 前記スロット割当情報生成手段は、 該伝送スロットの直後に続く、前記スロット割当情報が
    未生成の前記伝送スロットに対して、該時点が検出され
    た前記ディジタルストリームの前記スロット割当情報を
    生成することを特徴とする請求項117から124のい
    ずれかに記載のディジタル多重伝送システム。
  126. 【請求項126】 前記スロット割当情報生成手段に
    て、既に、一つの前記多重化フレーム一周期分の各伝送
    スロットに対する前記スロット割当情報の生成がなされ
    たときであって、且つ、該多重化フレーム一周期内にお
    いて、前記パケット数検出手段にて、さらに、前記ディ
    ジタルストリームについて前記時点が検出されたときに
    おいては、 前記スロット割当情報生成手段は、 該多重化フレームの直後に続く多重化フレームの伝送ス
    ロットに対して、前記ディジタルストリームの割当情報
    を生成することを特徴とする請求項117から125の
    いずれかに記載のディジタル多重伝送システム。
  127. 【請求項127】 一つの前記伝送スロット一周期内に
    おいて、前記パケット数検出手段にて、一つの前記ディ
    ジタルストリームまたは複数の前記ディジタルストリー
    ムそれぞれについて前記時点を複数回検出したときにお
    いては、 前記スロット割当情報生成手段は、 該伝送スロットの直後に後続する、前記パケット数検出
    手段にて検出した該時点と同数のいずれかの前記伝送ス
    ロットに対して、前記スロット割当情報を生成すること
    を特徴とする請求項117から126のいずれかに記載
    のディジタル多重伝送システム。
  128. 【請求項128】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記多重化フレームを構成する前記各伝送スロットのう
    ちの前記スロット割当情報を伝送する伝送スロットに対
    しては、前記スロット割当情報を生成しないことを特徴
    とする請求項114から127のいずれかに記載のディ
    ジタル多重伝送システム。
  129. 【請求項129】 複数のディジタルストリームを多重
    化フレームの各伝送スロットに多重化し伝送するディジ
    タル多重伝送方法において、 前記各ディジタルストリーム毎の伝送速度に応じて、前
    記各ディジタルストリームを構成するディジタルデータ
    の前記各伝送スロットに対する割当情報を生成するスロ
    ット割当情報生成工程と、 該生成したスロット割当情報に従って前記各ディジタル
    ストリームを多重化する多重化工程とを有することを特
    徴とするディジタル多重伝送方法。
  130. 【請求項130】 前記スロット割当情報生成工程にて
    生成した前記スロット割当情報を、前記多重化工程によ
    り前記各ディジタルストリームが多重化された多重化フ
    レームに付加して送出することを特徴とする請求項12
    9記載のディジタル多重伝送方法。
  131. 【請求項131】 前記ディジタル多重伝送方法は、更
    に、 前記各ディジタルストリーム毎に、入力したディジタル
    データが所定量に到達した時点を検出するディジタルデ
    ータ量検出工程を有し、 前記スロット割当情報生成工程にて、 前記ディジタルデータ量検出工程にて前記時点が検出さ
    れた前記ディジタルストリームの前記スロット割当情報
    を生成することを特徴とする請求項129又は130記
    載のディジタル多重伝送方法。
  132. 【請求項132】 前記所定量を、前記一伝送スロット
    で伝送されるデータ量としたことを特徴とする請求項1
    31記載のディジタル多重伝送方法。
  133. 【請求項133】 前記スロット割当情報生成工程に
    て、 前記スロット割当情報を、前記検出された時点に基づい
    て生成することを特徴とする請求項131又は132記
    載のディジタル多重伝送方法。
  134. 【請求項134】 前記スロット割当情報生成工程に
    て、 前記ディジタルデータ量検出工程にて、前記時点が検出
    された前記伝送スロットの直後の伝送スロットに対し
    て、該当するディジタルストリームの割当情報を生成す
    ることを特徴とする請求項133記載のディジタル多重
    伝送方法。
  135. 【請求項135】 前記ディジタルデータ量検出工程に
    て、前記伝送スロット一周期内に、複数の前記ディジタ
    ルストリームについて前記時点が検出されたときにおい
    ては、 前記スロット割当情報生成工程にて、 該伝送スロットの直後に連続する、前記ディジタルデー
    タ量検出工程にて検出された該時点と同数の前記伝送ス
    ロットに対して、前記スロット割当情報を生成すること
    を特徴とする請求項131から134のいずれかに記載
    のディジタル多重伝送方法。
  136. 【請求項136】 前記ディジタルデータ量検出工程に
    て、前記伝送スロット一周期内に、いずれの前記ディジ
    タルストリームについて前記時点が検出されなかったと
    きにおいては、 前記スロット割当情報生成工程にて、 該伝送スロットの直後の伝送スロットに対してスタッフ
    ィングデータの割当情報を生成することを特徴とする請
    求項131から135のいずれかに記載のディジタル多
    重伝送方法。
  137. 【請求項137】 前記ディジタルデータ量検出工程に
    て、前記伝送スロット一周期内に、いずれの前記ディジ
    タルストリームについて前記時点が検出されなかったと
    きであって、且つ、前記多重化フレーム一周期内で、前
    記時点が検出されなかった前記伝送スロット一周期内ま
    でに生成された前記スロット割当情報数が、前記時点が
    検出されなかった前記伝送スロット一周期内までに伝送
    された伝送スロット数よりも少ない場合においては、 前記スロット割当情報生成工程にて、 該伝送スロットの直後の伝送スロットに対してスタッフ
    ィングデータの割当情報を生成することを特徴とする請
    求項136記載のディジタル多重伝送方法。
  138. 【請求項138】 一つの前記伝送スロット一周期内に
    おいて前記ディジタルデータ量検出工程にて前記時点が
    検出された場合であって、且つ、該伝送スロットの直後
    に続く前記伝送スロットに対する前記スロット割当情報
    が生成済みであった場合においては、 前記スロット割当情報生成工程にて、 該伝送スロットの直後に続く、前記スロット割当情報が
    未生成の前記伝送スロットに対して、該時点が検出され
    た前記ディジタルストリームの前記スロット割当情報を
    生成することを特徴とする請求項131から137のい
    ずれかに記載のディジタル多重伝送方法。
  139. 【請求項139】 前記スロット割当情報生成工程に
    て、既に、一つの前記多重化フレーム一周期分の各伝送
    スロットに対する前記スロット割当情報の生成がなされ
    たときであって、且つ、該多重化フレーム一周期内にお
    いて、前記ディジタルデータ量検出工程にて、さらに、
    前記ディジタルストリームについて前記時点が検出され
    たときにおいては、 前記スロット割当情報生成工程にて、 該多重化フレームの直後に続く多重化フレームの伝送ス
    ロットに対して、前記ディジタルストリームの割当情報
    を生成することを特徴とする請求項131から138の
    いずれかに記載のディジタル多重伝送方法。
  140. 【請求項140】 一つの前記伝送スロット一周期内に
    おいて、前記ディジタルデータ量検出工程にて、一つの
    前記ディジタルストリームまたは複数の前記ディジタル
    ストリームそれぞれについて前記時点を複数回検出した
    ときにおいては、 前記スロット割当情報生成工程にて、 該伝送スロットの直後に後続する、前記ディジタルスト
    リーム量検出工程にて検出した該時点と同数の前記伝送
    スロットに対して、前記スロット割当情報を生成するこ
    とを特徴とする請求項131から139のいずれかに記
    載のディジタル多重伝送方法。
  141. 【請求項141】 前記スロット割当情報生成工程に
    て、 前記多重化フレームを構成する前記各伝送スロットのう
    ちの前記スロット割当情報を伝送する伝送スロットに対
    しては、前記スロット割当情報を生成しないことを特徴
    とする請求項129から140のいずれかに記載のディ
    ジタル多重伝送方法。
  142. 【請求項142】 複数のパケット形式の複数のディジ
    タルストリームを多重化フレームの各伝送スロットに多
    重化し伝送するディジタル多重伝送方法において、 前記各ディジタルストリーム毎の伝送速度に応じて、前
    記各ディジタルストリームを構成するパケットの前記各
    伝送スロットに対する割当情報を生成するスロット割当
    情報生成工程と、 該生成したスロット割当情報に従って前記各ディジタル
    ストリームを多重化する多重化工程とを有することを特
    徴とするディジタル多重伝送方法。
  143. 【請求項143】 複数のパケット形式の複数のディジ
    タルストリームを多重化フレームの各伝送スロットに多
    重化し伝送するディジタル多重伝送方法において、 前記各ディジタルストリームに含まれるスタッフィング
    パケットを除去するスタッフィングパケット除去工程
    と、 該スタッフィングパケット除去工程によってスタッフィ
    ングパケットが除去された後の前記各ディジタルストリ
    ームのパケットの伝送速度に応じて、前記各ディジタル
    ストリームに含まれるパケットの前記各伝送スロットに
    対する割当情報を生成するスロット割当情報生成工程
    と、 該生成したスロット割当情報に従って前記各ディジタル
    ストリームを多重化する多重化工程とを有することを特
    徴とするディジタル多重伝送方法。
  144. 【請求項144】 前記スロット割当情報生成工程にて
    生成した前記スロット割当情報を、前記多重化工程によ
    り前記各ディジタルストリームが多重化された多重化フ
    レームに付加して送出することを特徴とする請求項14
    2又は143記載のディジタル多重伝送方法。
  145. 【請求項145】 前記ディジタル多重伝送方法は、更
    に、 前記各ディジタルストリーム毎に、入力した前記パケッ
    トが所定量に到達した時点を検出するパケット数検出工
    程を有し、 前記スロット割当情報生成工程にて、 前記パケット数検出工程にて前記時点が検出された前記
    ディジタルストリームの前記スロット割当情報を生成す
    ることを特徴とする請求項142から144のいずれか
    に記載のディジタル多重伝送方法。
  146. 【請求項146】 前記所定量を、前記一伝送スロット
    で伝送される前記パケット数としたことを特徴とする請
    求項145記載のディジタル多重伝送方法。
  147. 【請求項147】 前記スロット割当情報生成工程に
    て、 前記スロット割当情報を、前記検出された時点に基づい
    て生成することを特徴とする請求項145又は146記
    載のディジタル多重伝送方法。
  148. 【請求項148】 前記スロット割当情報生成工程に
    て、 前記パケット数検出工程にて、前記時点が検出された前
    記伝送スロットの直後の伝送スロットに対して、該当す
    るディジタルストリームの割当情報を生成することを特
    徴とする請求項147記載のディジタル多重伝送方法。
  149. 【請求項149】 前記パケット数検出工程にて、前記
    伝送スロット一周期内に、複数の前記ディジタルストリ
    ームについて前記時点が検出されたときにおいては、 前記スロット割当情報生成工程にて、 該伝送スロットの直後に連続する、前記パケット数検出
    工程にて検出された該時点と同数の前記伝送スロットに
    対して、前記スロット割当情報を生成することを特徴と
    する請求項145から148のいずれかに記載のディジ
    タル多重伝送方法。
  150. 【請求項150】 前記パケット数検出工程にて、前記
    伝送スロット一周期内に、いずれの前記ディジタルスト
    リームについて前記時点が検出されなかったときにおい
    ては、 前記スロット割当情報生成工程にて、 該伝送スロットの直後の伝送スロットに対してスタッフ
    ィングパケットの割当情報を生成することを特徴とする
    請求項145から149のいずれかに記載のディジタル
    多重伝送方法。
  151. 【請求項151】 前記パケット数検出工程にて、前記
    伝送スロット一周期内に、いずれの前記ディジタルスト
    リームについて前記時点が検出されなかったときであっ
    て、且つ、前記多重化フレーム一周期内で、前記時点が
    検出されなかった前記伝送スロット一周期内までに生成
    された前記スロット割当情報数が、前記時点が検出され
    なかった前記伝送スロット一周期内までに伝送された伝
    送スロット数よりも少ない場合においては、 前記スロット割当情報生成工程にて、 該伝送スロットの直後の伝送スロットに対してスタッフ
    ィングパケットの割当情報を生成することを特徴とする
    請求項150記載のディジタル多重伝送方法。
  152. 【請求項152】 送信装置にて複数のディジタルスト
    リームを多重化フレームの各伝送スロットに多重化し、
    該多重化フレームを受信装置へ伝送するディジタル多重
    伝送方法において、 前記送信装置は、 前記各ディジタルストリーム毎の伝送速度に応じて、前
    記各ディジタルストリームを構成するディジタルデータ
    の前記各伝送スロットに対する割当情報を生成するスロ
    ット割当情報生成工程と、 該生成したスロット割当情報に従って前記各ディジタル
    ストリームを多重化する多重化工程と、 前記スロット割当情報生成工程にて生成した前記スロッ
    ト割当情報を、前記多重化工程により前記各ディジタル
    ストリームが多重化された前記多重化フレームに付加し
    て送出する送出工程とを有し、 前記受信装置は、 受信した前記多重化フレームに付加された前記スロット
    割当情報に基づいて、該多重化フレームから所望の前記
    ディジタルストリームを取り出して出力することを特徴
    とするディジタル多重伝送方法。
  153. 【請求項153】 前記受信装置は、 前記多重化フレームから前記スロット割当情報を分離す
    る分離工程と、 該分離された前記スロット割当情報に基づいて、前記多
    重化フレームから所望の前記ディジタルストリームのデ
    ィジタルデータが多重化されている前記伝送スロットを
    選択し、該選択したディジタルデータを出力する出力工
    程とを有することを特徴とする請求項152記載のディ
    ジタル多重伝送方法。
  154. 【請求項154】 前記送信装置は、更に、 前記各ディジタルストリーム毎に、入力したディジタル
    データが所定量に到達した時点を検出するディジタルデ
    ータ量検出工程を有し、 前記スロット割当情報生成工程にて、 前記ディジタルデータ量検出工程にて前記時点が検出さ
    れた前記ディジタルストリームの前記スロット割当情報
    を生成することを特徴とする請求項152又は153記
    載のディジタル多重伝送方法。
  155. 【請求項155】 前記所定量を、前記一伝送スロット
    で伝送されるデータ量としたことを特徴とする請求項1
    54記載のディジタル多重伝送方法。
  156. 【請求項156】 前記スロット割当情報生成工程に
    て、 前記スロット割当情報を、前記検出された時点に基づい
    て生成することを特徴とする請求項154又は155記
    載のディジタル多重伝送方法。
  157. 【請求項157】 前記スロット割当情報生成工程にお
    いては、 前記ディジタルデータ量検出工程にて、前記時点が検出
    された前記伝送スロットの直後の伝送スロットに対し
    て、該当するディジタルストリームの割当情報を生成す
    ることを特徴とする請求項156記載のディジタル多重
    伝送方法。
  158. 【請求項158】 前記ディジタルデータ量検出工程に
    て、前記伝送スロット一周期内に、複数の前記ディジタ
    ルストリームについて前記時点が検出されたときにおい
    ては、 前記スロット割当情報生成工程にて、 該伝送スロットの直後に連続する、前記ディジタルデー
    タ量検出工程にて検出された該時点と同数の前記伝送ス
    ロットに対して、前記スロット割当情報を生成すること
    を特徴とする請求項154から157のいずれかに記載
    のディジタル多重伝送方法。
  159. 【請求項159】 前記ディジタルデータ量検出工程に
    て、前記伝送スロット一周期内に、いずれの前記ディジ
    タルストリームについて前記時点が検出されなかったと
    きにおいては、 前記スロット割当情報生成工程にて、 該伝送スロットの直後の伝送スロットに対してスタッフ
    ィングデータの割当情報を生成することを特徴とする請
    求項154から158のいずれかに記載のディジタル多
    重伝送方法。
  160. 【請求項160】 前記ディジタルデータ量検出工程に
    て、前記伝送スロット一周期内に、いずれの前記ディジ
    タルストリームについて前記時点が検出されなかったと
    きであって、且つ、前記多重化フレーム一周期内で、前
    記時点が検出されなかった前記伝送スロット一周期内ま
    でに生成された前記スロット割当情報数が、前記時点が
    検出されなかった前記伝送スロット一周期内までに伝送
    された伝送スロット数よりも少ない場合においては、 前記スロット割当情報生成工程にて、 該伝送スロットの直後の伝送スロットに対してスタッフ
    ィングデータの割当情報を生成することを特徴とする請
    求項159記載のディジタル多重伝送方法。
  161. 【請求項161】 一つの前記伝送スロット一周期内に
    おいて前記ディジタルデータ量検出工程にて前記時点が
    検出された場合であって、且つ、該伝送スロットの直後
    に続く前記伝送スロットに対する前記スロット割当情報
    が生成済みであった場合においては、 前記スロット割当情報生成工程にて、 該伝送スロットの直後に続く、前記スロット割当情報が
    未生成の前記伝送スロットに対して、該時点が検出され
    た前記ディジタルストリームの前記スロット割当情報を
    生成することを特徴とする請求項154から160のい
    ずれかに記載のディジタル多重伝送方法。
  162. 【請求項162】 前記スロット割当情報生成工程に
    て、既に、一つの前記多重化フレーム一周期分の各伝送
    スロットに対する前記スロット割当情報の生成がなされ
    たときであって、且つ、該多重化フレーム一周期内にお
    いて、前記ディジタルデータ量検出工程にて、さらに、
    前記ディジタルストリームについて前記時点が検出され
    たときにおいては、 前記スロット割当情報生成工程にて、 該多重化フレームの直後に続く多重化フレームの伝送ス
    ロットに対して、前記ディジタルストリームの割当情報
    を生成することを特徴とする請求項154から161の
    いずれかに記載のディジタル多重伝送方法。
  163. 【請求項163】 一つの前記伝送スロット一周期内に
    おいて、前記ディジタルデータ量検出工程にて、一つの
    前記ディジタルストリームまたは複数の前記ディジタル
    ストリームそれぞれについて前記時点を複数回検出した
    ときにおいては、 前記スロット割当情報生成工程にて、 該伝送スロットの直後に後続する、前記ディジタルスト
    リーム量検出工程にて検出した該時点と同数の前記伝送
    スロットに対して、前記スロット割当情報を生成するこ
    とを特徴とする請求項154から162のいずれかに記
    載のディジタル多重伝送方法。
  164. 【請求項164】 前記スロット割当情報生成工程に
    て、 前記多重化フレームを構成する前記各伝送スロットのう
    ちの前記スロット割当情報を伝送する伝送スロットに対
    しては、前記スロット割当情報を生成しないことを特徴
    とする請求項152から163のいずれかに記載のディ
    ジタル多重伝送方法。
  165. 【請求項165】 送信装置にて複数のパケット形式の
    複数のディジタルストリームを多重化フレームの各伝送
    スロットに多重化し、該多重化フレームを受信装置に伝
    送するディジタル多重伝送方法において、 前記送信装置は、 前記各ディジタルストリーム毎の伝送速度に応じて、前
    記各ディジタルストリームを構成するパケットの前記各
    伝送スロットに対する割当情報を生成するスロット割当
    情報生成工程と、 該生成したスロット割当情報に従って前記各ディジタル
    ストリームを多重化する多重化工程と、 前記スロット割当情報生成工程にて生成した前記スロッ
    ト割当情報を、前記多重化工程により前記各ディジタル
    ストリームが多重化された前記多重化フレームに付加し
    て送出する送出工程とを有し、 前記受信装置は、 受信した前記多重化フレームに付加された前記スロット
    割当情報に基づいて、該多重化フレームから所望の前記
    ディジタルストリームを取り出して出力することを特徴
    とするディジタル多重伝送方法。
  166. 【請求項166】 送信装置にて複数のパケット形式の
    複数のディジタルストリームを多重化フレームの各伝送
    スロットに多重化し、該多重化フレームを受信装置に伝
    送するディジタル多重伝送方法において、 前記送信装置は、 前記各ディジタルストリームに含まれるスタッフィング
    パケットを除去するスタッフィングパケット除去工程
    と、 該スタッフィングパケット除去工程によってスタッフィ
    ングパケットが除去された前記各ディジタルストリーム
    のパケットの伝送速度に応じて、前記各ディジタルスト
    リームに含まれるパケットの前記各伝送スロットに対す
    る割当情報を生成するスロット割当情報生成工程と、 該生成したスロット割当情報に従って前記各ディジタル
    ストリームを多重化する多重化工程と、 前記スロット割当情報生成工程にて生成した前記スロッ
    ト割当情報を、前記多重化工程により前記各ディジタル
    ストリームが多重化された前記多重化フレームに付加し
    て送出する送出工程とを有し、 前記受信装置は、 受信した前記多重化フレームに付加された前記スロット
    割当情報に基づいて、該多重化フレームから所望の前記
    ディジタルストリームを取り出して出力することを特徴
    とするディジタル多重伝送方法。
  167. 【請求項167】 前記受信装置は、 前記多重化フレームから前記スロット割当情報を分離す
    る分離工程と、 該分離された前記スロット割当情報に基づいて、前記多
    重化フレームから所望の前記ディジタルストリームのパ
    ケットが多重化されている前記伝送スロットを選択し、
    該選択したディジタルデータを出力する出力工程とを有
    することを特徴とする請求項165又は166記載のデ
    ィジタル多重伝送方法。
  168. 【請求項168】 前記受信装置は、更に、 前記分離工程にて分離した前記スロット割当情報に基づ
    いて、前記出力工程からのディジタルデータの出力に、
    スタッフィングパケットを多重化する工程を有すること
    を特徴とする請求項167記載のディジタル多重伝送方
    法。
  169. 【請求項169】 前記ディジタル多重伝送方法は、更
    に、 前記各ディジタルストリーム毎に、入力したパケットが
    所定量に到達した時点を検出するパケット数検出工程を
    有し、 前記スロット割当情報生成工程にて、 前記パケット数検出工程にて前記時点が検出された前記
    ディジタルストリームの前記スロット割当情報を生成す
    ることを特徴とする請求項165から168のいずれか
    に記載のディジタル多重伝送方法。
  170. 【請求項170】 前記所定量を、前記一伝送スロット
    で伝送されるパケット数としたことを特徴とする請求項
    169記載のディジタル多重伝送方法。
  171. 【請求項171】 前記スロット割当情報生成工程で
    は、 前記スロット割当情報を、前記検出された時点に基づい
    て生成することを特徴とする請求項169又は170記
    載のディジタル多重伝送方法。
  172. 【請求項172】 前記スロット割当情報生成工程で
    は、 前記パケット数検出工程にて、前記時点が検出された前
    記伝送スロットの直後の伝送スロットに対して、該当す
    るディジタルストリームの割当情報を生成することを特
    徴とする請求項171記載のディジタル多重伝送方法。
  173. 【請求項173】 前記パケット数検出工程にて、前記
    伝送スロット一周期内に、複数の前記ディジタルストリ
    ームについて前記時点が検出されたときにおいては、 前記スロット割当情報生成工程にて、 該伝送スロットの直後に連続する、前記パケット数検出
    工程にて検出された該時点と同数の前記伝送スロットに
    対して、前記スロット割当情報を生成することを特徴と
    する請求項168から172のいずれかに記載のディジ
    タル多重伝送方法。
  174. 【請求項174】 前記パケット数検出工程にて、前記
    伝送スロット一周期内に、いずれの前記ディジタルスト
    リームについて前記時点が検出されなかったときにおい
    ては、 前記スロット割当情報生成工程にて、 該伝送スロットの直後の伝送スロットに対してスタッフ
    ィングパケットの割当情報を生成することを特徴とする
    請求項168から173のいずれかに記載のディジタル
    多重伝送方法。
  175. 【請求項175】 前記パケット数検出工程にて、前記
    伝送スロット一周期内に、いずれの前記ディジタルスト
    リームについて前記時点が検出されなかったときであっ
    て、且つ、前記多重化フレーム一周期内で、前記時点が
    検出されなかった前記伝送スロット一周期内までに生成
    された前記スロット割当情報数が、前記時点が検出され
    なかった前記伝送スロット一周期内までに伝送された伝
    送スロット数よりも少ない場合においては、 前記スロット割当情報生成工程にて、 該伝送スロットの直後の伝送スロットに対してスタッフ
    ィングパケットの割当情報を生成することを特徴とする
    請求項174記載のディジタル多重伝送方法。
  176. 【請求項176】 一つの前記伝送スロット一周期内に
    おいて前記パケット数検出工程にて前記時点が検出され
    た場合であって、且つ、該伝送スロットの直後に続く前
    記伝送スロットに対する前記スロット割当情報が生成済
    みであった場合においては、 前記スロット割当情報生成工程にて、 該伝送スロットの直後に続く、前記スロット割当情報が
    未生成の前記伝送スロットに対して、該時点が検出され
    た前記ディジタルストリームの前記スロット割当情報を
    生成することを特徴とする請求項168から175のい
    ずれかに記載のディジタル多重伝送方法。
  177. 【請求項177】 前記スロット割当情報生成工程に
    て、既に、一つの前記多重化フレーム一周期分の各伝送
    スロットに対する前記スロット割当情報の生成がなされ
    たときであって、且つ、該多重化フレーム一周期内にお
    いて、前記パケット数検出工程にて、さらに、前記ディ
    ジタルストリームについて前記時点が検出されたときに
    おいては、 前記スロット割当情報生成工程にて、 該多重化フレームの直後に続く多重化フレームの伝送ス
    ロットに対して、前記ディジタルストリームの割当情報
    を生成することを特徴とする請求項168から176の
    いずれかに記載のディジタル多重伝送方法。
  178. 【請求項178】 一つの前記伝送スロット一周期内に
    おいて、前記パケット数検出工程にて、一つの前記ディ
    ジタルストリームまたは複数の前記ディジタルストリー
    ムそれぞれについて前記時点を複数回検出したときにお
    いては、 前記スロット割当情報生成工程にて、 該伝送スロットの直後に後続する、前記パケット数検出
    工程にて検出した該時点と同数のいずれかの前記伝送ス
    ロットに対して、前記スロット割当情報を生成すること
    を特徴とする請求項168から177のいずれかに記載
    のディジタル多重伝送方法。
  179. 【請求項179】 前記スロット割当情報生成工程に
    て、 前記多重化フレームを構成する前記各伝送スロットのう
    ちの前記スロット割当情報を伝送する伝送スロットに対
    しては、前記スロット割当情報を生成しないことを特徴
    とする請求項165から178のいずれかに記載のディ
    ジタル多重伝送方法。
  180. 【請求項180】 入力したパケットの入力時点に応じ
    て前記パケットの伝送スロットを割り当てる手段と、 前記割当に従って前記伝送スロットに前記パケットを多
    重化し送出する手段と、 前記パケットのうちのシステム時刻情報を含んだパケッ
    トの多重化遅延時間に基づいて前記システム時刻情報の
    補正量を生成する手段と、 前記システム時刻情報を含んだパケットのシステム時刻
    情報を前記補正量にて補正する手段と、 を有することを特徴とするディジタル多重伝送装置。
  181. 【請求項181】 前記補正量は、 前記システム時刻情報を含んだパケットの入力時点から
    該入力時点において送出中の伝送スロットの終了時点ま
    での時間と、前記伝送スロットの直後の伝送スロットか
    ら前記システム時刻情報を含んだパケットに対して割り
    当てられた伝送スロットまでの時間とを合計した時間に
    基づいて生成されることを特徴とする請求項180記載
    のディジタル多重伝送装置。
  182. 【請求項182】 前記補正量は、 前記システム時刻情報を含んだパケットの入力時点から
    該入力時点において送出中であった伝送スロットの終了
    時点までの時間を表すパラメータと、前記伝送スロット
    の直後の伝送スロットから前記システム時刻情報を含ん
    だパケットに対して割り当てられた伝送スロットまでの
    伝送スロット数を表すパラメータとに基づいて生成され
    ることを特徴とする請求項180記載のディジタル多重
    伝送装置。
  183. 【請求項183】 前記補正量は、 前記システム時刻情報を含んだパケットの入力時点から
    該入力時点において送出中であった伝送スロットの終了
    時点までの時間を表すパラメータと、前記伝送スロット
    の直後の伝送スロットから前記時刻情報を含んだパケッ
    トに対して割り当てられた伝送スロットまでの伝送スロ
    ット数を表すパラメータと、多重化送出速度を表すパラ
    メータとに基づいて生成されることを特徴とする請求項
    180記載のディジタル多重伝送装置。
  184. 【請求項184】 入力したパケットの入力時点に応じ
    て前記パケットの伝送スロットを割り当てる手段と、 前記割当に従って前記伝送スロットに前記パケットを多
    重化し送出する手段と、 前記パケットのうちのシステム時刻情報を含んだ多重化
    遅延時間を表すパラメータを生成する手段と、 前記パラメータを記憶する手段と、 前記記憶されたパラメータを前記多重化時に読み出す手
    段と、 前記読み出された前記パラメータに基づいて補正量を生
    成する手段と、 前記システム時刻情報を前記補正量にて補正する手段
    と、 を有することを特徴とするディジタル多重伝送装置。
  185. 【請求項185】 前記パラメータは、 前記システム時刻情報を含んだパケットの入力時点から
    該入力時点において送出中であった伝送スロットの終了
    時点までの時間を表すパラメータと、前記伝送スロット
    の直後の伝送スロットから前記システム時刻情報を含ん
    だパケットに対して割り当てられた伝送スロットまでの
    伝送スロット数を表すパラメータとにより構成されるこ
    とを特徴とする請求項184記載のディジタル多重伝送
    装置。
  186. 【請求項186】 前記パラメータは、 前記システム時刻情報を含んだパケットの入力時点から
    該入力時点において送出中であった伝送スロットの終了
    時点までの時間を表すパラメータと、前記伝送スロット
    の直後の伝送スロットから前記システム時刻情報を含ん
    だパケットに対して割り当てられた伝送スロットまでの
    伝送スロット数と、多重化送出速度を表すパラメータと
    により構成されることを特徴とする請求項184記載の
    ディジタル多重伝送装置。
  187. 【請求項187】 前記補正量を生成する手段は、 前記パラメータを入力とし前記補正量を出力とするリー
    ドオンリーメモリで構成されることを特徴とする請求項
    184記載のディジタル多重伝送装置。
  188. 【請求項188】 少なくとも1個の入力ディジタルス
    トリームから多重化対象プログラムのパケットを選択
    し、該選択したパケットを該当する伝送スロットに多重
    化して出力するディジタル多重伝送装置において、 前記パケットの入力完了時点に応じて、前記パケットに
    対し多重化する伝送スロットを割り当てるディジタル多
    重化手段と、 前記パケットがシステム時刻情報を含むパケットである
    とき、該システム時刻情報を含むパケットの入力完了時
    点、及び、前記パケット多重化手段において前記システ
    ム時刻情報を含むパケットに割り当てられた前記伝送ス
    ロットを示す情報に基づき、前記システム時刻情報を含
    むパケットが多重化される際に生じる遅延ジッタの補正
    量を生成する補正量生成手段と、 該補正量生成手段にて生成された前記補正量に基づき、
    前記ディジタル多重化手段から多重化出力された前記シ
    ステム時刻情報を含むパケットの前記システム時刻情報
    を補正する補正手段と、 を有することを特徴とするディジタル多重伝送装置。
  189. 【請求項189】 前記補正量は、 前記システム時刻情報を含むパケットの入力完了時点か
    ら、該入力完了時点において前記ディジタル多重化手段
    から送出中の伝送スロットの送出終了時点までの第1の
    時間と、その伝送スロットの直後の伝送スロットの伝送
    開始時点から、前記システム時刻情報を含むパケットに
    対して割り当てられた伝送スロットの伝送開始時点まで
    の第2の時間とを合計した時間により表せる量であるこ
    とを特徴とする請求項188記載のディジタル多重伝送
    装置。
  190. 【請求項190】 前記補正量生成手段は、 前記少なくとも一個の入力ディジタルストリーム毎に備
    えられ、前記システム時刻情報を含むパケットの入力完
    了時点を検出しPCR検出信号を出力するPCRパケッ
    ト入力検出手段と、 該各PCRパケット検出手段毎に備えられ、該PCRパ
    ケット入力検出手段から出力された前記PCR検出信
    号、及び、前記システム時刻情報を含んだパケットの入
    力時点において送出中であった伝送スロットを示す情報
    と前記システム時刻情報を含んだパケットに対して割り
    当てられた伝送スロットを示す情報とを前記ディジタル
    多重化手段から入力し、前記システム時刻情報を含むパ
    ケットに対する前記第1の時間及び前記第2の時間を求
    めるための各種パラメータを生成する補正パラメータ生
    成手段と、 該各補正パラメータ生成手段にて生成された前記各種パ
    ラメータを、前記システム時刻情報を含むパケットを検
    出した前記PCRパケット入力検出手段に対応する前記
    補正パラメータ生成手段から入力して出力する選択手段
    と、 前記ディジタル多重化手段から入力した前記システム時
    刻情報を含んだパケットの入力時点において送出中であ
    った伝送スロットを示す情報と前記システム時刻情報を
    含んだパケットに対して割り当てられた伝送スロットを
    示す情報とに従って、前記選択手段から入力した前記各
    種パラメータの書き込み及び読み出しを行うパラメータ
    記憶手段と、 該パラメータ記憶手段から読み出された前記各種パラメ
    ータに対応する前記補正量を、前記補正手段に出力する
    補正量出力手段と、 を含んで構成されることを特徴とする請求項188又は
    189記載のディジタル多重伝送装置。
  191. 【請求項191】 前記ディジタル多重化手段における
    スロット割当動作速度、及び前記補正量生成手段におけ
    る前記補正量の生成動作速度は、前記ディジタル多重化
    手段における多重化出力速度を規定するスロットクロッ
    ク信号の1/k(kは整数)の周期で、且つ前記スロッ
    トクロック信号に同期した1/kスロットクロック信号
    を用いて規定されることを特徴とする請求項188から
    190のいずれかに記載のディジタル多重伝送装置。
  192. 【請求項192】 前記ディジタル多重化手段における
    スロット割当動作速度、及び前記補正量生成手段におけ
    る前記補正量の生成動作速度は、前記ディジタル多重化
    手段における多重化出力速度を規定するスロットクロッ
    ク信号の1/2の周期で、且つ前記スロットクロック信
    号に同期したハーフスロットクロック信号を用いて規定
    されることを特徴とする請求項188から190のいず
    れかに記載のディジタル多重伝送装置。
  193. 【請求項193】 前記各種パラメータは、 前記システム時刻情報を含むパケットの入力完了時点か
    ら次の前記1/kスロットクロック信号の立ち上がりま
    でのシステムクロックのサイクル数を示す第1のパラメ
    ータと、当該入力完了時点における前記1/kスロット
    クロック信号のパルス位置を示す第2のパラメータとを
    含み、 前記補正量出力手段からは、前記第1のパラメータ及び
    前記第2のパラメータに対応した前記第1の時間を表す
    量が出力されることを特徴とする請求項191記載のデ
    ィジタル多重伝送装置。
  194. 【請求項194】 前記各種パラメータは、 前記システム時刻情報を含むパケットの入力完了時点か
    ら次のハーフスロットクロック信号の立ち上がりまでの
    システムクロックのサイクル数を示す第1のパラメータ
    と、当該入力完了時点における前記ハーフスロットクロ
    ック信号の論理レベルを示す第2のパラメータとを含
    み、 前記補正量出力手段からは、前記第1のパラメータ及び
    前記第2のパラメータに対応した前記第1の時間を表す
    量を出力することを特徴とする請求項192記載のディ
    ジタル多重伝送装置。
  195. 【請求項195】 前記各種パラメータは、 前記システム時刻情報を含むパケットの入力完了時点に
    おいて前記ディジタル多重化手段から送出中の伝送スロ
    ットの直後の伝送スロットから、前記システム時刻情報
    を含むパケットに割り当てられた伝送スロットまでの伝
    送スロット数を示す第3のパラメータを含み、 前記補正量出力手段からは、前記第3のパラメータに対
    応した前記第2の時間を出力することを特徴とする請求
    項191から194のいずれかに記載のディジタル多重
    伝送装置。
  196. 【請求項196】 また、前記補正パラメータ生成手段
    は、 前記ディジタル多重化手段において前記システム時刻情
    報を含むパケットが伝送スロットに多重化されるタイミ
    ングに関する補正有効信号を出力し、該補正有効信号が
    有効期間を示しているとき、前記選択手段は、前記補正
    パラメータ生成手段から入力した前記第1のパラメー
    タ、前記第2のパラメータ、及び前記第3のパラメータ
    を前記パラメータ記憶手段に出力することを特徴とする
    請求項195記載のディジタル多重伝送装置。
  197. 【請求項197】 前記補正手段は、 前記ディジタル多重化手段から多重化出力された前記シ
    ステム時刻情報を含むパケットの前記システム時刻情報
    に、前記補正量を算術加算して出力することを特徴とす
    る請求項188から196のいずれかに記載のディジタ
    ル多重伝送装置。
  198. 【請求項198】 前記補正量出力手段は、 アドレス毎に前記補正量を記憶したリードオンリーメモ
    リで構成され、前記第1のパラメータ、前記第2のパラ
    メータ、及び前記第3のパラメータがアドレス入力され
    ることで、前記第1のパラメータ、前記第2のパラメー
    タ、及び前記第3のパラメータに対応した前記補正量を
    出力することを特徴とする請求項195から197のい
    ずれかに記載のディジタル多重伝送装置。
  199. 【請求項199】 前記ディジタル多重化手段における
    多重化出力速度として複数の出力速度が用いられると
    き、 前記第1のパラメータ、前記第2のパラメータ、及び前
    記第3のパラメータとは別のビットに多重化出力速度を
    示す値がさらに付されたアドレスが前記補正量出力手段
    に入力され、前記補正量出力手段は、前記多重化出力速
    度を示す値がさらに付されたアドレスの入力に基づき、
    前記多重化出力速度に応じた前記補正量を出力すること
    を特徴とする請求項195から198のいずれかに記載
    のディジタル多重伝送装置。
  200. 【請求項200】 前記ディジタル多重化手段は、 前記少なくとも1個の入力ディジタルストリーム毎に備
    えられ、前記入力ディジタルストリームから多重化対象
    プログラムのパケットのみを選択的に通過させるPID
    フィルタ/変換手段と、 該各PIDフィルタ/変換手段毎に備えられ、前記PI
    Dフィルタ/変換手段を通過したパケットを一時的に格
    納するバッファメモリと、 ヌルパケットが蓄積されるスタッフィングパケットメモ
    リと、 前記各PIDフィルタ/変換手段毎に備えられ、前記P
    IDフィルタ/変換手段を通過したパケットの前記バッ
    ファメモリへの入力完了時点を検出し入力検出信号を出
    力するパケット入力検出手段と、 該各パケット入力検出手段から出力された前記入力検出
    信号に基づき、前記バッファメモリに入力を完了したパ
    ケットに対して多重化する伝送スロットの割当を示すス
    ロット割当情報を、1多重化グループ送出時間単位で生
    成するスロット割当情報生成手段と、 該スロット割当情報生成手段にて生成された前記スロッ
    ト割当情報に基づき、前記バッファメモリから前記パケ
    ットを読み出し、或いは、前記スタッフィングパケット
    メモリからヌルパケットを読み出し、前記パケット或い
    は前記ヌルパケットに対し多重化する伝送スロットを割
    り当てる伝送スロット多重手段と、 を含んで構成されることを特徴とする請求項188から
    199のいずれかに記載のディジタル多重伝送装置。
  201. 【請求項201】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記各パケット入力検出手段毎に備えられ、前記パケッ
    ト入力検出手段からの前記入力検出信号及び前記1/k
    スロットクロック信号を入力として含み、前記入力検出
    信号を前記1/kスロットクロック信号の1サイクル時
    間のパルス幅の信号に変換して出力するリタイミング手
    段と、 前記1/kスロットクロック信号及び前記スロットクロ
    ック信号を入力し、前記1/kスロットクロック信号の
    1サイクル毎に前記リタイミング手段と同数のパルス発
    生位置が異なる第1のパルス信号と、前記スロットクロ
    ック信号の1サイクル毎に前記パルス信号とはパルス発
    生位置が異なり、該パルス発生位置が前記第1のパルス
    信号よりも後方の第2のパルス信号とを発生するパルス
    発生手段と、 前記各リタイミング手段毎に備えられ、前記リタイミン
    グ手段の出力及び前記パルス発生手段の出力を入力し、
    前記リタイミング手段からの前記パルス信号の入力によ
    り前記第1のパルス信号の通過を制御する第1の論理積
    ゲートと、 該各第1の論理積ゲートの出力を入力として含み、前記
    各第1の論理積ゲートからの前記第1のパルス信号の入
    力毎に対応したディジタルストリームを示す情報を発生
    するストリーム番号エンコーダと、 前記各第1の論理積ゲートの出力を入力として含む論理
    和ゲートと、 前記スロットクロック信号のパルスを1多重化グループ
    送出時間毎にカウントしたスロットカウンタ値を出力す
    ると共に、該スロットカウンタ値が最大値から初期値に
    戻る毎にキャリー信号を出力するスロット番号カウンタ
    と、 該スロット番号カウンタより多い桁数のカウンタで構成
    され、前記論理和ゲートを通過して前記第1のパルス信
    号が入力される毎に書込アドレス値を1つ進め、該書込
    アドレス値を書込アドレス信号として前記スロット番号
    カウンタと同じ形式で出力する書込アドレスカウンタ
    と、 前記スロットカウンタ値と、該スロットカウンタ値と同
    桁の前記書込アドレス値の下位桁とを比較し、該比較の
    結果、前記書込アドレス値の下位桁が前記スロットカウ
    ンタ値より小さい値であった場合、真値1を出力する大
    小比較手段と、 該大小比較手段の出力と前記パルス発生手段の出力とを
    入力とし、前記大小比較手段からの真値1の入力により
    前記第2のパルス信号の通過を制御する第2の論理積ゲ
    ートとを有し、 該第2の論理積ゲートを通過したパルス信号は、前記ス
    トリーム番号エンコーダ及び前記論理和ゲートに与えら
    れ、前記第2のパルス信号が前記ストリーム番号エンコ
    ーダに与えられると、ストリーム番号エンコーダは、ス
    タッフィングを示す情報を発生し、前記第2のパルス信
    号が前記論理和ゲートに与えられると、前記第2のパル
    ス信号は前記論理積ゲートを通って前記書込アドレスカ
    ウンタに与えられ、前記書込アドレスカウンタは、前記
    書込アドレス値を1つ進めるようカウントし、 前記スロット割当情報生成手段は、さらに、 前記ストリーム番号エンコーダから出力される前記ディ
    ジタルストリームを示す情報又は前記スタッフィングを
    示す情報が、前記書込アドレス信号で示されるアドレス
    に書き込まれる記憶手段と、 前記スロット番号カウンタから出力された前記キャリー
    信号に所定の変換を施す変換手段とを有し、 該変換手段から出力された信号及び前記スロットカウン
    タ値で示される読み出しアドレスが前記記憶手段に入力
    され、前記記憶手段からは、1多重化グループ送出時間
    前に記憶された前記ディジタルストリームを示す情報又
    は前記スタッフィングを示す情報が読み出されることを
    特徴とする請求項200記載のディジタル多重伝送装
    置。
  202. 【請求項202】 前記リタイミング手段は、 前記1/kスロットクロック信号、論理レベル0信号、
    及び前記入力検出信号を入力とし、前記入力検出信号を
    入力する毎に出力値を1にプリセットすると共に、その
    後の前記1/kスロットクロック信号の立ち上がりの入
    力により、前記論理レベル0信号を読み込むと共に出力
    値0として出力する第1のフリップフロップと、 該第1のフリップフロップの出力と前記1/kスロット
    クロック信号とを入力とし、前記1/kスロットクロッ
    ク信号の前記立ち上がりの入力により、前記第1のフリ
    ップフロップからの出力値1を読み込むと共に出力値1
    として前記選択手段に出力する第2のフリップフロップ
    と、 を含んで構成されることを特徴とする請求項201記載
    のディジタル多重伝送装置。
  203. 【請求項203】 前記補正パラメータ生成手段は、 前記PCR検出信号と所定の周波数のシステムクロック
    とを入力とし、前記PCR検出信号を入力する毎にカウ
    ント値を一旦零にクリアすると共に、前記システムクロ
    ックをカウントしてカウント値を出力する第1のカウン
    タと、 該第1のカウンタの出力と前記1/kスロットクロック
    信号とを入力とし、前記1/kスロットクロック信号の
    立ち上がりの入力により前記第1のカウンタの出力を保
    持すると共に、該保持した信号を前記第1のパラメータ
    として前記選択手段に出力する第1のレジスタと、 前記スロットクロック信号の1周期毎に前記1/kスロ
    ットクロック信号と同期したタイミングで0からk−1
    までをカウントする第2のカウンタと、 該第2のカウンタによるカウント値と前記PCR検出信
    号とを入力とし、前記PCR検出信号を入力する毎に前
    記第2のカウンタにおけるカウント値を保持すると共
    に、該保持したカウント値を出力する第2のレジスタ
    と、 該第2のレジスタの出力と前記1/kスロットクロック
    信号とを入力とし、前記1/kスロットクロック信号の
    立ち上がりの入力により前記第2のレジスタの出力を保
    持すると共に、該保持した信号を前記第2のパラメータ
    信号として前記選択手段に出力する第3のレジスタと、 前記スロット番号カウンタの出力と前記PCR検出信号
    とを入力とし、前記PCR検出信号を入力する毎に該入
    力時における前記スロットカウンタ値を保持すると共
    に、該保持した信号を出力する第4のレジスタと、 該第4のレジスタの出力と前記1/kスロットクロック
    信号とを入力とし、前記1/kスロットクロック信号の
    立ち上がりの入力により前記第4のレジスタの出力を保
    持すると共に、該保持した信号を出力する第5のレジス
    タと、 該第5のレジスタの出力と前記下位桁の書込アドレス値
    とを入力とし、前記第5のレジスタの出力値から前記下
    位桁の書込アドレス値を減じ、さらにその値から1を減
    じた値を前記第3のパラメータ信号として前記選択手段
    に出力する減算器と、 前記1/kスロットクロック信号、論理レベル0信号、
    及び前記PCR検出信号を入力とし、前記PCR検出信
    号を入力する毎に出力値を1にプリセットし、その後の
    前記1/kスロットクロック信号の立ち上がりの入力に
    より、前記倫理レベル0信号を読み込むと共に出力値0
    として出力する第3のフリップフロップと、 該第3のフリップフロップの出力と前記1/kスロット
    クロック信号とを入力とし、前記1/kスロットクロッ
    ク信号の前記立ち上がりの入力により前記第3のフリッ
    プフロップからの出力値1を読み込むと共に、前記選択
    手段に前記補正有効信号として出力する第4のフリップ
    フロップと、 を有することを特徴とする請求項201又は202記載
    のディジタル多重伝送装置。
  204. 【請求項204】 前記スロット割当情報生成手段は、 前記各パケット入力検出手段毎に備えられ、前記パケッ
    ト入力検出手段からの前記入力検出信号及び前記ハーフ
    スロットクロック信号を入力として含み、前記入力検出
    信号を前記ハーフスロットクロック信号の1サイクル時
    間のパルス幅の信号に変換して出力するリタイミング手
    段と、 前記ハーフスロットクロック信号及び前記スロットクロ
    ック信号を入力し、前記ハーフスロットクロック信号の
    1サイクル毎に前記リタイミング手段と同数のパルス発
    生位置が異なる第1のパルス信号と、前記スロットクロ
    ック信号の1サイクル毎に前記パルス信号とはパルス発
    生位置が異なり、該パルス発生位置が前記第1のパルス
    信号よりも後方の第2のパルス信号とを発生するパルス
    発生手段と、 前記各リタイミング手段毎に備えられ、前記リタイミン
    グ手段の出力及び前記パルス発生手段の出力を入力し、
    前記リタイミング手段からの前記パルス信号の入力によ
    り前記第1のパルス信号の通過を制御する第1の論理積
    ゲートと、 該各第1の論理積ゲートの出力を入力として含み、前記
    各第1の論理積ゲートからの前記第1のパルス信号の入
    力毎に対応したディジタルストリームを示す情報を発生
    するストリーム番号エンコーダと、 前記各第1の論理積ゲートの出力を入力として含む論理
    和ゲートと、 前記スロットクロック信号のパルスを1多重化グループ
    送出時間毎にカウントしたスロットカウンタ値を出力す
    ると共に、該スロットカウンタ値が最大値から初期値に
    戻る毎にキャリー信号を出力するスロット番号カウンタ
    と、 該スロット番号カウンタより多い桁数のカウンタで構成
    され、前記論理和ゲートを通過して前記第1のパルス信
    号が入力される毎に書込アドレス値を1つ進め、該書込
    アドレス値を書込アドレス信号として前記スロット番号
    カウンタと同じ形式で出力する書込アドレスカウンタ
    と、 前記スロットカウンタ値と、該スロットカウンタ値と同
    桁の前記書込アドレス値の下位桁とを比較し、該比較の
    結果、前記書込アドレス値の下位桁が前記スロットカウ
    ンタ値より小さい値であった場合、真値1を出力する大
    小比較手段と、 該大小比較手段の出力と前記パルス発生手段の出力とを
    入力とし、前記大小比較手段からの真値1の入力により
    前記第2のパルス信号の通過を制御する第2の論理積ゲ
    ートとを有し、 該第2の論理積ゲートを通過したパルス信号は、前記ス
    トリーム番号エンコーダ及び前記論理和ゲートに与えら
    れ、前記第2のパルス信号が前記ストリーム番号エンコ
    ーダに与えられると、ストリーム番号エンコーダは、ス
    タッフィングを示す情報を発生し、前記第2のパルス信
    号が前記論理積ゲートに与えられると、前記第2のパル
    ス信号は前記論理和ゲートを通って前記書込アドレスカ
    ウンタに与えられ、前記書込アドレスカウンタは、前記
    書込アドレス値を1つ進めるようカウントし、 前記スロット割当情報生成手段は、さらに、 前記ストリーム番号エンコーダから出力される前記ディ
    ジタルストリームを示す情報又は前記スタッフィングを
    示す情報が、前記書込アドレス信号で示されるアドレス
    に書き込まれる記憶手段と、 前記スロット番号カウンタから出力された前記キャリー
    信号に所定の変換を施す変換手段とを有し、 該変換手段から出力された信号及び前記スロットカウン
    タ値で示される読み出しアドレスが前記記憶手段に入力
    され、前記記憶手段からは、1多重化グループ送出時間
    前に記憶された前記ディジタルストリームを示す情報又
    は前記スタッフィングを示す情報が読み出されることを
    特徴とする請求項200記載のディジタル多重伝送装
    置。
  205. 【請求項205】 前記リタイミング手段は、 前記ハーフスロットクロック信号、論理レベル0信号、
    及び前記入力検出信号を入力とし、前記入力検出信号を
    入力する毎に出力値を1にプリセットすると共に、その
    後の前記ハーフスロットクロック信号の立ち上がりの入
    力により、前記論理レベル0信号を読み込むと共に出力
    値0として出力する第1のフリップフロップと、 該第1のフリップフロップの出力と前記ハーフスロット
    クロック信号とを入力とし、前記ハーフスロットクロッ
    ク信号の前記立ち上がりの入力により、前記第1のフリ
    ップフロップからの出力値1を読み込むと共に出力値1
    として前記選択手段に出力する第2のフリップフロップ
    と、 を含んで構成されることを特徴とする請求項201記載
    のディジタル多重伝送装置。
  206. 【請求項206】 前記補正パラメータ生成手段は、 前記PCR検出信号と所定の周波数のシステムクロック
    とを入力とし、前記PCR検出信号を入力する毎にカウ
    ント値を零にクリアすると共に、前記システムクロック
    をカウントしてカウント値を出力するカウンタと、 該カウンタの出力と前記ハーフスロットクロック信号と
    を入力とし、前記ハーフスロットクロック信号の立ち上
    がりの入力により前記カウンタの出力を保持すると共
    に、該保持した信号を前記第1のパラメータとして前記
    選択手段に出力する第1のレジスタと、 前記PCR検出信号と前記スロットクロック信号とを入
    力とし、前記PCR検出信号を入力する毎に該入力時に
    おける前記スロットクロック信号の論理レベルを保持す
    ると共に、該保持した論理レベルを出力する第2のレジ
    スタと、 該第2のレジスタの出力と前記ハーフスロットクロック
    信号とを入力とし、前記ハーフスロットクロック信号の
    立ち上がりの入力により前記第2のレジスタの出力を保
    持すると共に、該保持した信号を前記第2のパラメータ
    信号として前記選択手段に出力する第3のレジスタと、 前記スロット番号カウンタの出力と前記PCR検出信号
    とを入力とし、前記PCR検出信号を入力する毎に該入
    力時における前記スロットカウンタ値を保持すると共
    に、該保持した信号を出力する第4のレジスタと、 該第4のレジスタの出力と前記ハーフスロットクロック
    信号とを入力とし、前記ハーフスロットクロック信号の
    立ち上がりの入力により前記第4のレジスタの出力を保
    持すると共に、該保持した信号を出力する第5のレジス
    タと、 該第5のレジスタの出力と前記下位桁の書込アドレス値
    とを入力とし、前記第5のレジスタの出力値から前記下
    位桁の書込アドレス値を減じ、さらにその値から1を減
    じた値を前記第3のパラメータ信号として前記選択手段
    に出力する減算器と、 前記ハーフスロットクロック信号、論理レベル0信号、
    及び前記PCR検出信号を入力とし、前記PCR検出信
    号を入力する毎に出力値を1にプリセットし、その後の
    前記ハーフスロットクロック信号の立ち上がりの入力に
    より、前記倫理レベル0信号を読み込むと共に出力値0
    として出力する第3のフリップフロップと、 該第3のフリップフロップの出力と前記ハーフスロット
    クロック信号とを入力とし、前記ハーフスロットクロッ
    ク信号の前記立ち上がりの入力により前記第3のフリッ
    プフロップからの出力値1を読み込むと共に、前記選択
    手段に前記補正有効信号として出力する第4のフリップ
    フロップと、 を有することを特徴とする請求項201又は202記載
    のディジタル多重伝送装置。
  207. 【請求項207】 前記各第1の論理積ゲートを通過し
    た前記第1のパルス信号は前記選択手段に与えられ、前
    記選択手段は、前記第1のパルス信号に対応する前記補
    正パラメータ生成手段から前記第1のパラメータ、前記
    第2のパラメータ、前記第3のパラメータ、及び前記補
    正有効信号を入力することを特徴とする請求項201か
    ら206のいずれかに記載のディジタル多重伝送装置。
  208. 【請求項208】 前記スロットカウンタ値及び前記書
    込アドレス値は、前記パラメータ記憶手段に与えられ、
    前記パラメータ記憶手段は、前記記憶手段と同一のアド
    レスに対する書き込み及び読み出し動作を行うことを特
    徴とする請求項201から207のいずれかに記載のデ
    ィジタル多重伝送装置。
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