JP2001086083A - 逆多重化方法及びデマルチプレクサ - Google Patents

逆多重化方法及びデマルチプレクサ

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JP2001086083A
JP2001086083A JP2000219426A JP2000219426A JP2001086083A JP 2001086083 A JP2001086083 A JP 2001086083A JP 2000219426 A JP2000219426 A JP 2000219426A JP 2000219426 A JP2000219426 A JP 2000219426A JP 2001086083 A JP2001086083 A JP 2001086083A
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signal
stereo
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difference signal
sideband
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JP2000219426A
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Jens Wildhagen
ビルトゥハーゲン、イエンス
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Sony Deutschland GmbH
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Sony International Europe GmbH
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/1646Circuits adapted for the reception of stereophonic signals
    • H04B1/1661Reduction of noise by manipulation of the baseband composite stereophonic signal or the decoded left and right channels
    • H04B1/1669Reduction of noise by manipulation of the baseband composite stereophonic signal or the decoded left and right channels of the demodulated composite stereo signal
    • H04B1/1676Reduction of noise by manipulation of the baseband composite stereophonic signal or the decoded left and right channels of the demodulated composite stereo signal of the sum or difference signal
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D1/00Demodulation of amplitude-modulated oscillations
    • H03D1/22Homodyne or synchrodyne circuits
    • H03D1/2209Decoders for simultaneous demodulation and decoding of signals composed of a sum-signal and a suppressed carrier, amplitude modulated by a difference signal, e.g. stereocoders
    • H03D1/2236Decoders for simultaneous demodulation and decoding of signals composed of a sum-signal and a suppressed carrier, amplitude modulated by a difference signal, e.g. stereocoders using a phase locked loop

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  • Signal Processing (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 伝送オーディオ信号における信号対雑音比を
向上させたステレオオーディオ信号後調器を提供する。 【解決手段】 SSB復調器1は、ステレオ多重化信号
u(t)および、PLL回路2からの複素信号2(co
s(2ωpilt)+jsin(2ωpilt))を入
力し、SSB内蔵するデジタルフィルタにより、2つの
側波帯信号を出力する。これらの2つの側波帯信号は、
それぞれLPF3,4を通過して下側波帯信号ud,l
(t)及び上側波帯信号ud,u(t)が得られるが、
それぞれに雑音成分vd,l(t)、vd,u(t)が
含まれている。LPF3及び4からの出力はそれぞれフ
ィルタ5及び6に入力され、異った重み付け伝達関数に
基いてろ波される。これらの出力は加算器7で加算さ
れ、雑音成分の低減され、最適化ステレオ差信号が得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数変調された
ステレオ多重化信号を逆多重化(demultiplex)するデ
マルチプレクサ(demultiplexer)及び逆多重化方法に
関し、詳しくは、伝送オーディオ信号の信号対雑音比を
向上させるデマルチプレクサ及び逆多重化方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】FM放送では、ステレオ多重化信号(st
ereo-multiplex signal)は、周波数変調(frequency
modulation; FM)されている。ステレオ多重化信号
は、ステレオ和信号(stereo-sum signal)とステレオ
差信号(stereo-difference signal)からなる。抑圧
搬送波(suppressed carrier)は、ステレオ差信号に
より振幅変調されている。受信機においてステレオ差信
号のコヒーレント振幅復調(coherent amplitude dem
odulation)を行うために、ステレオ多重化信号には、
振幅変調(amplitude modulation; AM)搬送波周波数
(carrier frequency)の半分のパイロット搬送波(pi
lot carrier)が付加されている。
【0003】ステレオ和信号とステレオ差信号は、以下
のように定義される。
【0004】
【数1】
【0005】ステレオ多重化信号は、以下のように定義
される。
【0006】
【数2】
【0007】ステレオ多重化信号は、以下のように周波
数変調される。
【0008】
【数3】
【0009】ここで、ωcは、搬送波周波数を示し、Δ
ωは、周波数偏差(frequency deviation)を示す。
【0010】受信機側では、周波数変調されたステレオ
多重化信号は、周波数復調されたのち、ステレオ逆多重
化(stereo-demultiplex)され、これにより左チャンネ
ル及び右チャンネルのオーディオ信号が算出される。
【0011】ステレオ逆多重化を実行するステレオデマ
ルチプレクサ(stereo-demultiplexer)は、パイロット
搬送波の第2高調波を再生する必要がある。このため、
位相ロックロープ(phase locked loop; PLL)をパ
イロット搬送波の位相にロックして、パイロット搬送波
の第2高調波を生成する。パイロット搬送波の位相にロ
ックされた第2高調波は、ステレオ差信号のコヒーレン
ト振幅復調に用いられる。
【0012】図8は、従来より使用されているステレオ
デマルチプレクサの機能的ブロック図である。説明を簡
単にするために、送信側では、ステレオ多重化信号SFM
(t)に雑音nb(t)が重畳するものとし、図8のス
テレオデマルチプレクサにおいては、受信側及び伝送チ
ャンネル内で、雑音nb(t)は周波数復調器11の直
前で加算器10によりステレオ多重化信号SFM(t)に
加算されるものとされている。したがって、周波数復調
器11は、送信側で生成されたステレオ多重化信号m
stmux(t)と、雑音nb(t)を周波数復調することに
より生成された雑音成分v(t)とからなるステレオ多
重化信号u(t)を出力する。このステレオ多重化信号
u(t)に基づいて、PLL回路2は、パイロット搬送
波の第2高調波、すなわちパイロット搬送波と同位相で
周波数が2倍の信号を生成する。この信号は、ステレオ
多重化信号u(t)をコヒーレント振幅復調してステレ
オ差信号ud(t)を得る処理に使用される。コヒーレ
ント振幅復調は、復調器(demodulator)12により実
行される。すなわち、復調器12の第1の入力端子に
は、ステレオ多重化信号u(t)が供給され、第2の入
力端子には、パイロット搬送波の第2高調波が供給され
る。復調器12は、コヒーレント振幅復調した信号をフ
ィルタ9に供給する。フィルタ9は、送信側で生成され
たステレオ差信号m d(t)とこれに加わった雑音成分
d(t)からなるステレオ差信号ud(t)を出力す
る。一方、周波数復調器11から出力されるステレオ多
重化信号u(t)を低域通過フィルタ(low-pass filt
er)8によりフィルタリングすることにより、ステレオ
和信号ms(t)とこれに加わった雑音成分vs(t)と
からなるステレオ和信号us(t)が得られる。左チャ
ンネルオーディオ信号(left audio signal)は、ス
テレオ和信号us(t)とステレオ差信号ud(t)とを
加算することにより得られる。右チャンネルオーディオ
信号(right audio signal)は、ステレオ和信号us
(t)からステレオ差信号ud(t)を減算することに
より得られる。したがって、左チャンネルオーディオ信
号には、雑音成分vd(t)+vs(t)が含まれ、右チ
ャンネルオーディオ信号には、雑音成分vd(t)−vs
(t)が含まれる。
【0013】伝送系列において重畳される雑音n
b(t)を考慮に入れなければ、ステレオ和信号m
s(t)は、ステレオ多重化信号を低域通過フィルタ8
によりフィルタリングすることにより得られ、ステレオ
差信号md(t)は、振幅変調されたステレオ差信号を
コヒーレント振幅復調することにより得られる。左チャ
ンネルオーディオ信号l(t)及び右チャンネルオーデ
ィオ信号r(t)は、以下のように、それぞれステレオ
和信号とステレオ差信号の和及び差として求められる。
【0014】
【数4】
【0015】周波数変調信号の雑音を算出するために、
周波数復調器に入力される信号の雑音は、零平均ガウス
雑音(zero mean Gaussian noise)であると仮定さ
れる。周波数復調器に入力される信号における雑音nb
(t)の仮定された電力スペクトル密度(power spect
ral density)を図9に示す。電力スペクトル密度S
nbnb(jω)は、−ωc−Bnから−ωc+Bnまでの周波
数と、ωc−Bnからωc+Bnまでの周波数においてN0
/2に等しい。ここで、N0は雑音の電力スペクトル密
度を示し、ωcはFM搬送波周波数を示し、Bnは雑音の
帯域幅を示す。カメヤー(Kammeyer)著の通信伝送(Na
chrichtenuebertragung)(ISBN 3-519-16142-7)に
は、周波数変調信号における雑音v(t)は、以下の式
に基づいて算出できることが示されている。
【0016】
【数5】
【0017】
【発明が解決しようとする課題】復調器は、2次曲線の
形状の入力雑音スペクトル(input noise spectrum)
に対して周波数復調を行う。図10は、高い搬送波対雑
音比(carrier to noiseratio; CNR)における復調出
力信号の電力スペクトル密度Svv(jω)を示すグラフ
である。図10に示すように、周波数ωに対して、Svv
(jω)は、放物線を描く。図8を用いて説明したステ
レオデマルチプレクサのような周波数復調器の出力信号
における雑音v(t)の電力スペクトル密度は、上述の
ような2次放物線を描き、変調信号における周波数成分
のうち、高い周波数成分が低い周波数成分より劣化する
ため、雑音挙動の観点から望ましくない。
【0018】本発明は上述の課題に鑑みてなされたもの
であり、伝送オーディオ信号における信号対雑音比を向
上させる周波数変調ステレオ多重化信号の逆多重化方法
及びデマルチプレクサを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る逆多重化方法は、周波数変調された
ステレオ多重化信号を逆多重化する逆多重化方法におい
て、信号路(signalpath)において、振幅変調されたス
テレオ差信号の上側波帯及び下側波帯のそれぞれを異な
る重み付け係数により重み付けしたフィルタリングを行
って、ステレオ差信号を生成するステップを有する。
【0020】本発明に係るデマルチプレクサは、周波数
変調されたステレオ多重化信号を逆多重化するデマルチ
プレクサにおいて、信号路に設けられ、振幅変調された
ステレオ差信号の上側波帯及び下側波帯のそれぞれを異
なる重み付け係数により重み付けし、ステレオ差信号を
生成する重み付けフィルタを備える。
【0021】本発明では、振幅変調されたステレオ差信
号の上側波帯(upper sideband)及び下側波帯(lower
sideband)の重み付けを行うフィルタリング処理を実
行する。
【0022】両側波帯の最適な重み係数を算出するため
に、振幅変調されたステレオ差信号を上側波帯と下側波
帯に分割した後、ステレオ差信号に含まれる雑音の分散
(variance)を最小化するようにフィルタの伝達関数を
決定する。このようにして算出された伝達関数は、ステ
レオ差信号の信号対雑音比を最小化する。
【0023】本発明においては、上述のフィルタは、コ
ヒーレント振幅復調が行われる前に、ステレオ差信号を
生成する、すなわち、周波数変調ステレオ多重化信号を
フィルタリングし、フィルタリングされた周波数変調ス
テレオ信号をコヒーレント振幅復調を行う復調器に供給
する信号路に設けられる単一のフィルタにより実現でき
る。また、上述のフィルタは、上側波帯信号及び下側波
帯信号を出力する単一の側波帯復調器の後段に設ける2
個のフィルタにより実現することもできる。
【0024】ステレオ差信号における群遅延(group d
elay)により発生する右チャンネルオーディオ信号及び
及び左チャンネルオーディオ信号の分離の問題を回避す
るために、本発明では線形位相フィルタ(linear phas
e filter)を用いることが好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る逆多重化方法
及びデマルチプレクサ(demultipulexer)について図面
を参照して詳細に説明する。
【0026】本発明の第1の具体例においては、オーデ
ィオ信号における信号対雑音比(carrier to noise
ratio; CNR)を向上させるために、ステレオ差信号(s
tereo-difference signal)ud(t)を2つの側波帯
信号(sideband carrier)u d,l(t)、ud,u(t)
に分割し、これら側波帯信号ud,l(t)、ud,u(t)
のそれぞれに対する重み付けを行った後に、側波帯信号
d,l(t)、ud,u(t)を加算して加重和(weighted
summation)を取ることによりステレオ差信号を生成
する。側波帯信号ud,l(t)は、振幅変調されたステ
レオ差信号ud(t)の下側波帯(lower subband)の
情報を含み、側波帯信号ud,u(t)は、振幅変調され
たステレオ差信号ud(t)の上側波帯(upper subban
d)の情報を含む。ステレオ多重化信号のスペクトルを
図2に示す。ステレオ多重化信号(stereo-multiplex
signal)は、ステレオ和信号us(t)のスペクトルUs
(jω)と、パイロット搬送波(pilot carrier)ω
pilと、振幅変調された下側波帯信号ud,l(t)のスペ
クトルUd,l(jω)と、振幅変調された上側波帯信号
d,u(t)のスペクトルUd,u(jω)とを含む。
【0027】本発明を適用したステレオデマルチプレク
サ(stereo-demultiplexer)を図1に示す。このステレ
オデマルチプレクサは、ステレオ差信号ud(t)の下
側波帯信号ud,l(t)及び上側波帯信号ud,u(t)を
別々に復調する。このステレオデマルチプレクサにおい
て、ステレオ和信号us(t)は、ステレオ多重化信号
u(t)を低域通過フィルタ(low-pass filter)8に
よりフィルタリングして得られる。振幅変調ステレオ差
信号に対するコヒーレント振幅復調(coherentamplitud
e demodulation)は、単一側波帯(single sideband;
SSB)復調器1により実行される。単一側波帯復調器
1の第1の入力端子には、ステレオ多重化信号u(t)
が入力され、第2の入力端子には、PLL回路2から出
力された複素信号2(cos(2ωpilt)+jsin
(2ωpilt))が入力される。単一側波帯復調器1
は、デジタルフィルタを有し、2つの側波帯信号を出力
する。そして、2つの側波帯信号は、それぞれ低域通過
フィルタ3,4によりフィルタリングされ、これにより
下側波帯信号(lower sideband signal)ud,l(t)
及び上側波帯信号(upper sideband signal)u
d,u(t)が得られる。ステレオ差信号ud(t)と、下
側波帯信号ud,l(t)及び上側波帯信号ud,u(t)と
の関係は、以下の式により表される。
【0028】
【数6】
【0029】ここで、振幅変調されたステレオ差信号に
おいて、両側波帯信号に含まれる情報が等しい場合は、
ステレオ差信号ud(t)と、下側波帯信号ud,l(t)
及び上側波帯信号ud,u(t)との関係は、以下の式に
より表される。
【0030】
【数7】
【0031】さらに、それぞれに雑音成分v
d,l(t)、vd,u(t)を加えると以下のようになる。
【0032】
【数8】
【0033】下側波帯信号ud,l(t)は、振幅変調さ
れたステレオ差信号ud(t)の下側波帯の全ての情報
を含み、上側波帯信号ud,u(t)は、振幅変調された
ステレオ差信号ud(t)の上側波帯の全ての情報を含
む。
【0034】低域通過フィルタ3,4から出力される信
号は、周波数に応じて各信号に重み付けを行うフィルタ
にそれぞれ入力される。詳しくは、低域通過フィルタ3
から出力される信号、すなわち、上側波帯信号u
d,u(t)は、第1の伝達関数(transfer function)
を有する第1のフィルタ5に供給され、低域通過フィル
タ4から出力される信号すなわち、下側波帯信号ud,l
(t)は、第2の伝達関数を有する第2のフィルタ6に
供給される。第1及び第2の伝達関数は、後述するよう
に、本発明に基づいて決定される。低域通過フィルタ
5,6から出力される信号は、加算器7に供給されて加
算され、これにより本発明に基づいてフィルタリングさ
れた最適化ステレオ差信号(optimized stereo-differ
ence signal)u d,opt(t)が生成される。右チャン
ネルオーディオ信号及び左チャンネルオーディオ信号
は、従来と同様の方法により生成されるため、ここでは
詳細には説明しない。本発明に基づいて、ステレオ差信
号をフィルタリングし、最適なステレオ差信号ud,opt
(t)を生成することにより、左チャンネルオーディオ
信号及び右チャンネルオーディオ信号に含まれる雑音成
分は低減される。
【0035】ここで、最適なフィルタリングを行うため
の第1のフィルタ5の第1の伝達関数F−Hd,opt(j
ω)及び第2のフィルタ6の第2の伝達関数H
d,opt(jω)を決定する方法について説明する。
【0036】図3のAは、周波数復調器から出力される
雑音v(t)の電力スペクトル密度(power spectral
density)Svv(jω)のグラフである。電力スペク
トル密度Svv(jω)は、以下の式により表される。
【0037】
【数9】
【0038】図3のBは、ステレオ和信号(stereo-sum
signal)の帯域における雑音vs(t)の電力スペク
トル密度Svsvs(jω)のグラフである。電力スペクト
ル密度Svsvs(jω)は、以下の式により表される。
【0039】
【数10】
【0040】図3のCは、コヒーレント振幅復調された
ステレオ差信号の帯域における雑音vd(t)の電力ス
ペクトル密度Svdvd(jω)のグラフである。電力スペ
クトル密度Svdvd(jω)は、以下の式により表され
る。
【0041】
【数11】
【0042】図3のDは、振幅復調された下側波帯信号
d,l(t)における雑音の電力スペクトル密度S
vd,lvd,l(jω)の電力スペクトル密度のグラフであ
る。電力スペクトル密度Svd,lvd,l(jω)は、以下の
式により表される。
【0043】
【数12】
【0044】図3のEは、振幅復調された上側波帯信号
d,u(t)における雑音の電力スペクトル密度S
vd,uvd,u(jω)の電力スペクトル密度のグラフであ
る。電力スペクトル密度Svd,uvd,u(jω)は、以下の
式により表される。
【0045】
【数13】
【0046】図3のB及びCから明らかなように、ステ
レオ和信号に含まれる雑音成分は、ステレオ差信号に含
まれる雑音信号に比べて、オーディオ信号全体に含まれ
る雑音に与える影響が極めて少ない。さらに、コヒーレ
ント振幅復調されたステレオ差信号の帯域における雑音
の電力スペクトル密度は、振幅復調された上側波帯信号
及び下側波帯信号の雑音の電力スペクトル密度の和に直
接対応していることがわかる。図3のD及びEに示す電
力スペクトル密度は、図3のAと図2とを比較して直接
求めることができる。図3のD及びEから明らかなよう
に、上側波帯信号における雑音の電力は、下側波帯信号
における雑音の電力より大きい。
【0047】本発明によれば、ステレオ差信号の両側波
帯信号を加算する前に両側波帯信号に重み付けを行うこ
とによりステレオ差信号の復調処理が最適化される。復
調された信号をフィルタリングすることにより情報信号
の振幅が2倍になるとともに、雑音が最小化される。周
波数が増加するにしたがって、振幅変調ステレオ差信号
の上側波帯信号ud,u(t)の重みを減少させ、振幅変
調ステレオ差信号の下側波帯信号ud,l(t)の重みを
増加させるとよい。
【0048】ここで、本発明に基づくフィルタリング処
理により得られるステレオ差信号の情報信号の振幅を従
来の復調ステレオ差信号の振幅と等しくするために、下
側波帯を伝達関数Hd,opt(jω)を有するフィルタ6
によりフィルタリングするとともに、上側波帯を伝達関
数F−Hd,opt(jω)を有するフィルタ5によりフィ
ルタリングする。なお、Fは、任意に選択された定数で
ある。このようなフィルタリング処理により、出力され
る情報信号振幅は、従来のステレオデマルチプレクサに
より得られる情報信号と等しくなるとともに、ステレオ
差信号に含まれる雑音の量が最小化される。
【0049】以下に示す具体例では、定数Fを2とし、
これに基づいて伝達関数Hd,opt(jω)を算出する。
すなわち、ステレオ差信号の復調処理を最適化するため
に、最適化ステレオ差信号Ud,opt(jω)は、以下の
式に基づいて算出される。
【0050】
【数14】
【0051】最適に復調されたステレオ差信号における
雑音の電力スペクトル密度Svd,opt vd,opt(jω)は、
以下の式により表される。
【0052】
【数15】
【0053】ステレオ差信号ud,opt(t)における雑
音の分散は次の式により与えられる。
【0054】
【数16】
【0055】この分散を最適化するための式を以下に示
す。
【0056】
【数17】
【0057】これにより、ステレオ差信号をフィルタリ
ングする最適フィルタの伝達関数は、以下の式により求
められる。
【0058】
【数18】
【0059】図4は、ステレオ差信号の最適な復調を行
うための第2のフィルタ6の第2の伝達関数H
d,opt(jω)を示すグラフである。
【0060】図4から明らかなように、第2の伝達関数
は、周波数に対して一定ではなく、周波数が高くなるに
したがって、第2の伝達関数の値も高くなる。したがっ
て、第1の伝達関数も一定ではなく、第1の伝達関数
は、周波数が高くなるにしたがって低くなる。
【0061】図5のAは、最適化された復調ステレオ差
信号の電力スペクトル密度を実線で示し、従来の復調ス
テレオ差信号の電力スペクトル密度を破線で示したグラ
フである。図5のAから明らかなように、本発明により
最適化されたステレオ差信号の電力スペクトル密度は、
周波数の絶対値が増加するにしたがって減少する。図5
のBは、周波数ωの変化に応じた従来の復調ステレオ差
信号の電力スペクトル密度Svdvd(jω)に対する最適
化された復調ステレオ差信号の電力スペクトル密度S
vd,optvd,opt(jω)の利得の変化をdBで示したグラ
フである。図5のBに示すように、低い周波数では、大
きな利得は得られず、周波数が高くなるにつれて、振幅
変調されたステレオ差信号の上側波帯と下側波帯の雑音
の電力スペクトル密度の差が大きくなるため、利得は大
きくなり、Bnf/2π=15kHzにおいて、利得は
2.7dBとなる。Bnf/2π=15kHzのオーディ
オ周波数帯域における信号対雑音比(signal-to-noise
ratio; SNR)の利得は0.866dBとなる。
【0062】図6は、オーディオ信号における信号対雑
音比を向上させるステレオデマルチプレクサの第2の具
体例を示す図である。この第2の具体例では、従来のス
テレオデマルチプレクサと同様の構成において、ステレ
オ差信号のコヒーレント振幅復調を行う回路の前段に、
伝達関数Hopt(jω)を有するフィルタ15を挿入し
ている。伝達関数Hopt(jω)は、以下の式に示すよ
うに、上述した第1の具体例において、上側波帯をフィ
ルタリングする第1のフィルタの伝達関数(2−H
d,opt(jω))の周波数を変換することにより求めら
れる。
【0063】
【数19】
【0064】図7は、Bnf=2π・15kHzとし、ω
pil=2π・19kHzとして、fkHzの周波数に対
する伝達関数Hopt(jf)の変化を示すグラフであ
る。
【0065】図4及び図7からわかるように、パイロッ
ト搬送波周波数の2倍の周波数、すなわち、信号におい
てオーディオ情報が搬送されていない部分においては、
上側波帯及び下側波帯に対する重み付け係数は等しい。
【0066】第1の具体例におけるフィルタ5,6、及
び第2の具体例における伝達関数H opt(jω)を有す
るフィルタ15は、好ましくは線形位相フィルタ(line
ar phase filter)として実現するとよい。これによ
りステレオ差信号における群遅延(group delay)によ
る歪みにより引き起こる左オーディオチャンネルと右オ
ーディオチャンネルとの分離に関する問題が解決され
る。
【0067】第1及び第2の具体例におけるフィルタの
伝達関数は、周波数復調器の入力信号における雑音を零
平均ガウス雑音(zero mean Gaussian noise)であると
推定して算出されているが、他の雑音分布に基づいてこ
れらの伝達関数を決定してもよい。
【0068】
【発明の効果】以上のように本発明に係る逆多重化方法
では、振幅変調された差信号の上側波帯及び下側波帯の
それぞれを重み付けするための異なる重み付け係数を用
いてフィルタリングを行って、ステレオ差信号を生成す
る。これにより、伝送オーディオ信号における信号対雑
音比を向上させることができる。
【0069】また、本発明に係るデマルチプレクサは、
振幅変調された差信号の上側波帯及び下側波帯のそれぞ
れを重み付けするための異なる重み付け係数を決定する
伝達関数を有し、ステレオ差信号を生成する重み付けフ
ィルタを備える。これにより、伝送オーディオ信号にお
ける信号対雑音比を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したステレオデマルチプレクサの
構成を示す図である。
【図2】ステレオ多重化信号のスペクトルを示す図であ
る。
【図3】図1に示すステレオデマルチプレクサ内の各信
号成分の電力スペクトル密度を示す図である。
【図4】ステレオ差信号の最適復調に用いるフィルタの
伝達関数を示す図である。
【図5】本発明により最適化された復調ステレオ差信号
と従来の復調ステレオ差信号との差異を説明する図であ
る。
【図6】ステレオデマルチプレクサの第2の具体例を示
す図である。
【図7】図6に示すステレオデマルチプレクサにおける
最適復調に用いるフィルタの伝達関数を示す図である。
【図8】従来のステレオデマルチプレクサの構成を示す
図である。
【図9】周波数復調器に入力される信号の雑音の仮定さ
れた電力スペクトル密度を示す図である。
【図10】周波数復調器の出力信号における雑音の電力
スペクトル密度を示す図である。
【符号の説明】
1 単一側波帯復調器、2 PLL、3 低域通過フィ
ルタ、4 低域通過フィルタ、5 フィルタ、6 フィ
ルタ、7 加算器、8 低域通過フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ビルトゥハーゲン、イエンス ドイツ連邦共和国、デー−70736 フェル バッハ、シュトゥットゥガルター シュト ラーセ 106、シュトゥットガルト テク ノロジーセンター、ソニー インターナシ ョナル(ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数変調されたステレオ多重化信号を
    逆多重化する逆多重化方法において、 信号路において、振幅変調されたステレオ差信号の上側
    波帯及び下側波帯のそれぞれを異なる重み付け係数によ
    り重み付けしたフィルタリングを行って、ステレオ差信
    号を生成するステップを有することを特徴とする逆多重
    化方法。
  2. 【請求項2】 上記異なる重み付け係数は、周波数に基
    づいて決定されることを特徴とする請求項1記載の逆多
    重化方法。
  3. 【請求項3】 上記フィルタリングにおいて、周波数が
    高くなるにしたがって、上記上側波帯の重みを減少さ
    せ、上記下側波帯の重みを増加させることを特徴とする
    請求項1記載の逆多重化方法。
  4. 【請求項4】 上記ステレオ差信号に含まれる雑音の分
    散を最小化するように重み付けフィルタの伝達関数を算
    出することを特徴とする請求項1記載の逆多重化方法。
  5. 【請求項5】 上記ステレオ差信号に含まれる雑音は、
    該ステレオ差信号の上側波帯及び下側波帯の電力スペク
    トル密度の加重和に基づいて算出されることを特徴とす
    る請求項4記載の逆多重化方法。
  6. 【請求項6】 上記フィルタリングの伝達関数は、周波
    数復調器の入力信号における雑音分布の推定値に基づい
    て、ステレオ逆多重化を行う前に算出されることを特徴
    とする請求項4記載の逆多重化方法。
  7. 【請求項7】 上記周波数復調器の入力信号における雑
    音は、零平均ガウス雑音であると推定されることを特徴
    とする請求項6記載の逆多重化方法。
  8. 【請求項8】 周波数変調されたステレオ多重化信号を
    逆多重化するデマルチプレクサにおいて、 信号路に設けられ、振幅変調されたステレオ差信号の上
    側波帯及び下側波帯のそれぞれを異なる重み付け係数に
    より重み付けし、ステレオ差信号を生成する重み付けフ
    ィルタを備えることを特徴とするデマルチプレクサ。
  9. 【請求項9】 上記重み付けフィルタは、周波数に基づ
    いて重み付け係数を決定する伝達関数を有することを特
    徴とする請求項8記載のデマルチプレクサ。
  10. 【請求項10】 上記重み付けフィルタは、ステレオ差
    信号を生成するためのコヒーレント振幅復調を行う復調
    器の入力信号をフィルタリングする単一フィルタを備え
    ることを特徴とする請求項8記載のデマルチプレクサ。
  11. 【請求項11】 上記重み付けフィルタは、単一側波帯
    復調器の第1の出力であるステレオ差信号の上側波帯信
    号が入力される第1のフィルタと、上記単一側波帯復調
    器の第2の出力であるステレオ差信号の下側波帯信号が
    入力される第2のフィルタとを備えることを特徴とする
    請求項8記載のデマルチプレクサ。
  12. 【請求項12】 上記第1のフィルタから出力される上
    側波帯信号と上記第2のフィルタから出力される下側波
    帯信号とを加算してステレオ差信号を生成する加算器を
    備えることを特徴とする請求項11記載のデマルチプレ
    クサ。
  13. 【請求項13】 上記重み付けフィルタは、線形位相フ
    ィルタであることを特徴とする請求項8記載のデマルチ
    プレクサ。
JP2000219426A 1999-07-21 2000-07-19 逆多重化方法及びデマルチプレクサ Withdrawn JP2001086083A (ja)

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