JP2001086010A - 送信パワー補正回路 - Google Patents

送信パワー補正回路

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JP2001086010A JP25968099A JP25968099A JP2001086010A JP 2001086010 A JP2001086010 A JP 2001086010A JP 25968099 A JP25968099 A JP 25968099A JP 25968099 A JP25968099 A JP 25968099A JP 2001086010 A JP2001086010 A JP 2001086010A
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers without distortion of the input signal
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3036Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in high-frequency amplifiers or in frequency-changers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信回路利得の温度変動や部品によるバラツ
キ等によって送信パワーが規格を逸脱するという問題を
克服可能な送信パワー補正回路を提供する。 【解決手段】 送信パワーアンプ6の出力するRF信号
の一部は方向性結合器7で分岐され、対数検波回路9で
対数検波が行われる。平均誤差検出回路10はレベル設
定レジスタ13にセットされているレベルデータと対数
検波電圧との差からスロット内の平均誤差を計算する。
レベル補正回路11は平均誤差とレベル設定レジスタ1
3に設定されたレベルデータとから可変利得アンプ1の
制御端子に加えるべき信号を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は送信パワー補正回路
に関し、特にスロット単位で送信するパワーを決定して
送信を行う通信装置における送信パワー補正回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の通信装置(あるいは通信
方式)としては、CDMA(CodeDivision
Multiple Access)技術を用いたIS
95方式セルラー(米国で現在実用化されているディジ
タル携帯電話方式の1つ)や、同じくCDMA技術を用
いて今後実用化が予定されているW−CDMA(Wid
e Band CDMA)等が有る。
【0003】ここで、スロットとは通信システムが送受
信を行うデータの集まりの単位である。例えば、W−C
DMAにおいては、625μsecの期間を1スロット
としている。CDMAはSpread Spectru
m変調技術を用いている。この変調方式では通話チャン
ネルの識別が周波数の違いではなく、拡散コード(Sp
reading Code)の違いによって行われてい
る。したがって、複数の通話チャンネルが同一の周波数
帯域に存在する。
【0004】そのため、ある通話チャンネルを使う移動
機(移動局または単に端末と呼ぶこともある)が基地局
の直下にいて、基地局で受信される電波が他の移動機か
らの電波に比べて大きい場合、この移動機の電波によっ
て他の移動機の通信が干渉を受けるので、その分チャン
ネル収容能力が低下することとなる。
【0005】この問題を遠近問題(Near Far
Problem or Effect)と呼んでいる。
この問題を解決するためには、各移動機の送信パワーを
正確にコントロールし、基地局で受信される各移動機か
らの信号強度が均一になるようにする必要がある。逆
に、基地局で受信される各移動機からの信号強度が均一
であればあるほど、システムのチャンネル収容能力が増
大することが分かっている。
【0006】以上の理由から、CDMAにおける移動機
には、広いダイナミックレンジ(70dB程度)でかつ
相対的に正確で極めて細かい(1dBステップで、dB
に対して線形)送信パワー制御が要求される。
【0007】上記のCDMAにおける遠近問題及びそれ
を克服するためのパワーコントロールの手法について
は、“US5056109:Method and a
pparatus for controlling
transmission power in a C
DMA cellular mobile telep
hone system.”に詳述されている。
【0008】上記のように、精密なパワー制御を行う従
来の方法について図面を用いて説明する。図8は従来の
送信パワー補正回路の構成を示すブロック図である。こ
の送信パワー補正回路では移動機送信側回路のIF(中
間周波)段以降と、送信パワー制御を行う手段のみを示
している。
【0009】上記の送信パワー補正回路においては、送
信されるべき信号であるIF信号が可変利得アンプ(V
GA:Variable Gain Amplifie
r)1で増幅される。可変利得アンプ1で増幅されたI
F信号は帯域フィルタ2で帯域外雑音が低減された後、
ミキサ3でローカル発振器4からのローカル信号と混合
され、RF(無線周波)信号に周波数変換される。
【0010】このRF信号は帯域フィルタ5でミキサ3
で発生するスプリアス(不要波)が除去された後、送信
パワーアンプ6で必要なパワーレベルに増幅される。送
信パワーアンプ6で増幅されたRF信号は、アンテナ8
を介して図示せぬ基地局へ送信される。
【0011】ここで、基地局に送信される送信パワーが
どのように決まるかについて述べる。今、PIFをIF信
号のレベル(dBm)、GV を可変利得アンプ1の利
得(dB)、LF1を帯域フィルタ2のロス(dB)、G
C をミキサ3の変換利得(dB)、LF2を帯域フィル
タ5のロス(dB)、GPAを送信パワーアンプ6の利得
(dB)、LA をアンテナ8及びその周辺回路のロス
(dB)とした場合、送信パワーPTX(dBm)は、 PTX=PIF+GV +LF1+GC +LF2+GPA+LA という式で求まる。
【0012】尚、送信パワーアンプ6の前段にドライバ
アンプ等を置く場合があるが、ここでは送信パワーアン
プに含まれるものとし、またアンテナ8及びその周辺回
路のロスには図示せぬカプラやデュープレクサ、その他
のロスを含むものとする。
【0013】送信パワーPTXの制御は可変利得アンプ1
の利得GV を制御電圧で変化させることによって行っ
ている。このような可変利得アンプの例としては、RF
Microdevices社の製品“RF2609”
が有名である。
【0014】図9に上記の“RF2609”アンプの制
御電圧と利得との関係を示す。図9によると、入力電圧
と利得との関係は若干波打っているもののほぼ線形に近
く、80dBのダイナミックレンジも可能なことが分か
る。
【0015】一方、送信パワーの設定は次のように行
う。まず、図示せぬCPU(中央処理装置)等の制御手
段からレベル設定レジスタ13に希望する出力レベルに
対応したデータ(以下、レベルデータとする)を書込
む。
【0016】可変利得アンプ1の制御電圧対利得特性
は、図9に示すように、若干の非線形性が有り、それを
補正する目的で、ROMテーブル(ROM−1)16を
用いてレベルデータの変換を行う。ROMテーブル16
の出力はD/A(ディジタル/アナログ)変換器12で
アナログ制御電圧に変換され、可変利得アンプ1の制御
端子に供給される。以上の制御によって、設定されたレ
ベルデータに対応する送信パワーPTX(dBm)が決ま
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の送信パ
ワー補正回路では、IF信号レベルPIFにバラツキがあ
るので、温度による変動もありうる。可変利得アンプ1
の利得GV も、図9から分かるように温度変動があ
り、特に最大利得周辺では±3dBもの変動が生じてい
る。
【0018】帯域フィルタ2,5も部品のバラツキや温
度で、中心周波数が変わることがあり、この影響で利得
の変動が起きる。ミキサ3や送信パワーアンプ6の温度
変動も±数dBに及ぶ。
【0019】これらの問題によって、送信パワーP
TX(dBm)には最悪±10dBを超える誤差が生じて
しまう。このような誤差が生じると、例えば、最大送信
電力に相当するレベルデータを設定した場合、電波法規
等で規制されている許容最大送信パワー(例えば、許容
送信パワーは定格送信パワーの+20%、−50%以内
と言うような規格が通常定められている)を上回るパワ
ーを出す等の不具合が起きる。これでは電波法規等の規
制に違反することになる。また、近隣の基地局に対して
干渉を及ぼす可能性もある。
【0020】このような不具合を解決する方法として、
FM(Frequency Modulation)方
式の携帯電話機で使われているALC(Automat
icLevel Control)等の適用が考えられ
る。
【0021】しかしながら、ALCはスロット単位の動
作ではなく、単純な送信パワーのフィードバック制御で
ある。つまり、ALCは送信パワーの変化を検出して瞬
時にパワーアンプのバイアスを変え、送信パワーが一定
になるように利得を制御する方法である。
【0022】CDMA方式においては振幅にも情報が載
せられているので、ALCのような制御を行うと、振幅
成分の変動が押さえられるため、信号の正確な送信に支
障をきたす。ALCはFM変調等の定包絡線方式むけで
あり、本来、送信信号レベルが一定である方式には有効
であるが、CDMA方式には使うことができない。CD
MA方式においては送信される1スロットの間、送信パ
ワー制御を停止する必要がある。すなわち、送信パワー
制御はスロット単位で行われなければならない。
【0023】上記の送信パワー制御としては、特開平1
1−074803号公報に記載された送信電力自動制御
回路がある。この送信電力自動制御回路では広範囲に周
波数が変わった場合の検波器の検波電圧の変動を防止す
ることを目的としており、差信号が周波数を切替えた時
のみサンプルホールドされ、出力レベル設定電圧に加算
されている。この制御は周波数を切替えない限り連続制
御であり、スロット単位の制御ではない。
【0024】また、特開平8−154025号公報に記
載された自動送信電力制御方式は、TDMA(Time
Division Multiple Acces
s)方式特有の技術であり、スロット毎にチャネルが異
なる場合を想定した技術である。
【0025】さらに、特開平4−157927号公報に
記載された送信機は、送信パワーの検波結果を単純にI
F帯域の可変利得増幅器にフィードバックするだけであ
り、特開平2−217011号公報に記載された送信装
置の送信電力制御回路は、可変減衰器を制御して検波器
へ入力されるレベルを一定に保つことによって、送信機
の出力レベルを広範囲にわたり任意の出力レベルに安定
可能にしている。
【0026】しかしながら、CDMA方式では、送信パ
ワーが変調によって1スロット内で時々刻々と変化して
おり、制御の対象として必要なのは瞬間的な送信パワー
ではなく、1スロット内の平均的な送信パワーである。
CDMA等の方式では振幅にも情報伝達機能を持たせて
いるので、復調単位である1スロット内で利得が変動し
ては困る。そのため、上記の各公報記載の技術を用いて
も、上記のような送信回路利得の温度変動や部品による
バラツキ等によって送信パワーが規格を逸脱するという
問題を克服することはできない。
【0027】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、送信回路利得の温度変動や部品によるバラツキ等
によって送信パワーが規格を逸脱するという問題を克服
することができる送信パワー補正回路を提供することに
ある。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明による送信パワー
補正回路は、スロット単位で信号の送信を行う通信方式
において、送信パワーを補正するための送信パワー補正
回路であって、送信信号レベルを決めるレベルデータを
設定する第1のレジスタ手段と、送信信号を増幅する可
変利得増幅手段と、前記可変利得増幅手段の出力する信
号を電力増幅する電力増幅手段と、前記電力増幅手段の
出力する信号を分岐する分岐手段と、前記分岐手段で分
岐された分岐信号を検波する検波手段と、前記第1のレ
ジスタに設定されたレベルデータと前記検波手段の出力
とのスロット内の平均誤差を算出する平均誤差検出手段
と、前記平均誤差検出手段で計算された前記平均誤差を
基に前記レベルデータを補正する補正手段とを備え、前
記可変利得増幅手段が前記補正手段で補正されたデータ
に応じて利得を変化させるようにしている。
【0029】すなわち、本発明の送信パワー補正回路
は、スロット単位で送信するパワーを決定し、送信を行
う通信装置における送信パワー補正回路に関するもので
あり、送信パワーと送信パワー設定値の誤差とを送信ス
ロット毎に計測し、その計測結果に基づいて送信パワー
設定値の補正値を更新している。
【0030】この作用によって、本発明の送信パワー補
正回路では、送信パワーが送信パワー設定値にほぼ均し
くなるようにスロット毎に補正されるため、従来の方式
で起きうる送信回路利得の温度変動や部品によるバラツ
キ等によって送信パワーが規格を逸脱するという問題を
克服することが可能となる。
【0031】より具体的に、本発明の第1の送信パワー
補正回路は、スロット単位で信号の送信を行う通信方式
において、送信信号レベルを決めるレベルデータを設定
する第1のレジスタ手段と、信号を増幅する可変利得増
幅手段と、可変利得増幅手段の出力する信号を電力増幅
する電力増幅手段と、電力増幅手段の出力する信号を分
岐する分岐手段と、分岐手段から取出された分岐信号を
検波する検波手段と、第1のレジスタに設定されたレベ
ルデータと検波手段の出力とのスロット内の平均誤差を
算出する平均誤差検出手段と、平均誤差検出手段で検出
された平均誤差を基にレベルデータを補正した補正デー
タを出力する補正手段とを有し、可変利得増幅手段が補
正データに応じて利得を変化させている。
【0032】本発明の第2の送信パワー補正回路は、平
均誤差計算手段が、検波手段の出力する1スロット間の
検波結果を平均化して平均送信レベルを検出する平均化
手段と、第1のレジスタに設定されたレベルデータと平
均化手段の出力する平均送信レベルとの差を算出する減
算器とからなり、減算器の計算した差を前記平均誤差と
している。
【0033】本発明の第3の送信パワー補正回路は、上
記の補正手段が、オフセット補正値をセットする第2の
レジスタと、第2のレジスタに記憶されているオフセッ
ト補正値と平均誤差とを加算する第1の加算手段と、オ
フセット補正値と第1のレジスタに記憶されているレベ
ルデータとを加算する第2の加算手段とを有し、スロッ
ト毎に第2のレジスタに記憶されたオフセット補正値を
第1の加算手段の加算結果に更新するとともに、第2の
加算手段の出力をデータとして出力している。
【0034】本発明の第4の送信パワー補正回路は、上
記の平均化手段が、検波手段のスロット内における検波
出力中央値(Median)を平均送信レベルとして出
力している。
【0035】本発明の第5の送信パワー補正回路は、上
記の平均化手段が、コンパレータと積分回路とから構成
されている。
【0036】本発明の第6の送信パワー補正回路は、上
記の平均化手段と減算器との間に、アナログ信号をディ
ジタル信号に変換するA/D(アナログ/ディジタル)
変換器を設けている。
【0037】本発明の第7の送信パワー補正回路は、上
記のA/D変換器と減算器との間に、検波手段の直線性
を補正するためのROM(リードオンリメモリ)テーブ
ルを設けている。
【0038】本発明の第8の送信パワー補正回路は、上
記の補正手段の出力する補正データがディジタル信号で
あり、これをアナログ補正信号に変換するD/A(ディ
ジタル/アナログ)変換器を有し、可変利得増幅手段が
アナログ補正信号に応じて利得を変化させている。
【0039】本発明の第9の送信パワー補正回路は、上
記の補正手段とD/A変換器との間に、可変利得増幅手
段の直線性を補正するためのROMテーブルを有してい
る。
【0040】本発明の第10の送信パワー補正回路は、
上記の第1のレジスタに設定されたレベルデータを所定
の閾値と比較して大小を判定する判定手段での判定結果
においてレベルデータが閾値より大きい場合のみ、分岐
手段と検波手段との間に所定の減衰量を加えるアッテネ
ータを挿入している。
【0041】本発明の第11の送信パワー補正回路は、
上記の判定手段がヒステリシス特性を有している。
【0042】本発明の第12の送信パワー補正回路は、
上記のアッテネータが挿入された場合にのみ、減算器の
出力する誤差信号をアッテネータの減衰量に相当する値
だけ少なくする補正手段を有している。
【0043】本発明の第13の送信パワー補正回路は、
上記の検波手段を対数検波器としている。
【0044】本発明の第14の送信パワー補正回路は、
上記の可変利得増幅手段と電力増幅手段との間に、ミキ
サ及びローカル発振手段を有し、可変利得増幅手段の出
力する信号とローカル発振手段で発生されるローカル信
号とをミキサで混合することによって、周波数変換を行
った信号を送信増幅手段が入力して増幅する構成となっ
ている。
【0045】本発明の第15の送信パワー補正回路は、
上記の可変利得増幅手段とミキサとの間に帯域フィルタ
を挿入している。
【0046】本発明の第16の送信パワー補正回路は、
上記のミキサと送信増幅手段との間に帯域フィルタを挿
入している。
【0047】CDMA方式では、送信パワーが変調によ
って1スロット内で時々刻々と変化しており、制御の対
象として必要なのは瞬間的な送信パワーではなく、1ス
ロット内の平均的な送信パワーである。CDMA等の方
式では振幅にも情報伝達機能を持たせているので、復調
単位である1スロット内で利得が変動しては困る。
【0048】そこで、上記のような構成とすることで、
設定された送信レベルの値と実際に送信されているレベ
ルとの誤差をスロット単位で補正することが可能となる
ので、送信レベルを正確に設定することが可能になる。
【0049】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
る送信パワー補正回路の構成を示すブロック図である。
図1において、本発明の一実施例による送信パワー補正
回路は方向性結合器(カプラ)7と対数検波回路9と平
均誤差検出回路10とレベル補正回路11とを追加した
以外は図8に示す従来の送信パワー補正回路と同様の構
成となっており、同一構成要素には同一符号を付してあ
る。また、同一構成要素の動作は従来の送信パワー補正
回路と同様である。
【0050】本発明の一実施例による送信パワー補正回
路では送信パワーアンプ6の出力するRF信号の一部を
方向性結合器7で分岐し、対数検波回路9で対数検波を
行っている。対数検波回路9の出力する検波電圧は入力
信号のデシベル値(dBm)に直線的に対応するもので
ある。
【0051】このような対数検波回路としては、米国A
nalog Devices Inc.から供給されて
いるIC“AD8313”がある。図2にこのデバイス
の入力レベル対検波電圧の特性を示す。図2によれば、
入力信号のdBm値に対して極めて直線的に変化する検
波電圧が得られることが分かる。
【0052】この場合、ダイナミックレンジは70dB
近くあり、傾きは18mV/dB、インタセプト点(検
波結果が0Vになる筈の入力レベルであり、実際にはノ
イズのためにそこまで到達しない)は−100dBmで
ある。これらの値は温度補償されており、温度による変
動が極めて小さくなっている。このように、対数検波回
路9は可変利得アンプ1に比べて直線性及び温度変動の
点で格段に優れたものが現存している。
【0053】対数検波回路9の出力は平均誤差検出回路
10に入力される。平均誤差検出回路10はレベル設定
レジスタ13にセットされているレベルデータ(実際に
送信したい送信パワーレベルに該当するディジタルデー
タ)と、対数検波電圧との差からスロット内の平均誤差
を計算する。
【0054】平均誤差検出回路10で計算された平均誤
差はレベル補正回路11に入力される。レベル補正回路
11はオフセットレジスタ15と、加算器14,17と
を内蔵している。
【0055】平均誤差は加算器14でオフセットレジス
タ15の内容であるオフセットデータと加算され、その
結果はスロット毎にオフセットレジスタ15に再セット
される。すなわち、オフセットデータはスロット毎に平
均誤差を加算した値に更新される。別の言い方で言え
ば、オフセットデータは平均誤差をスロット毎に累算
(accumulate)した値である。
【0056】オフセットデータはレベルデータと実際に
送信されている平均送信パワーとの差を表す値であり、
この値を加算器17においてレベルデータに加算するこ
とで、レベルデータを補正する。すなわち、実際に可変
利得アンプ1の制御端子に加えるべき信号を生成するこ
とができる。
【0057】図3は図1の平均誤差検出回路10の詳細
な構成を示すブロック図である。図3において、平均誤
差検出回路10は中央値検出回路21と、A/D(アナ
ログ/ディジタル)変換器22と、ROMテーブル(R
OM−2)23と、減算器24とを備えている。
【0058】対数検波回路9の出力である検波電圧は、
送信信号の変調によって激しく変動している。しかも、
この変動は送信パワーの真値に比例したものではなく、
dB値と直線関係にある変動であるので、これを普通の
ローパスフィルタで平滑化した値は必ずしもスロット内
の平均電力を反映した値にならない。そこで、平均誤差
検出回路10ではフィルタによる平滑化の代わりに中央
値検出回路21を用いている。
【0059】図4に典型的な変調方式であるQPSK
(Quadriphase Phase Shift
Keying:4位相偏移変調)でロールオフが0.2
2の場合についての送信パワーの累積確率分布特性を示
す。図4において、横軸は平均送信パワーを0dBに正
規化した相対レベルであり、縦軸は瞬間的な信号強度が
ある相対レベル以下である確率を%で表している。中央
値(Median)とは累積確率が50%を与えるレベ
ルである。
【0060】図4によれば、0dB点(すなわち、平均
送信電力レベル)と中央値との誤差はわずかであること
が分かる。中央値が約0.2dB少な目に出るに過ぎな
い。しかも、この誤差は変調方式によってわずかに異な
るが、固定値である。中央値を得て実際の平均送信パワ
ーを計算するには、変調方式できまる固定の誤差を加算
してやれば良い。したがって、中央値をスロット内の平
均送信パワーの代わりに使うことができる。
【0061】図5は図3の中央値検出回路21の構成を
示す図である。図5において、中央値検出回路21はコ
ンパレータ31と、積分回路とで構成される。積分回路
は抵抗器33と、コンデンサ36と、オペアンプ32と
から構成される反転積分器である。抵抗34,35はオ
ペアンプ32の+入力のバイアスを与える分圧回路を構
成しており、抵抗値は均しい。
【0062】したがって、オペアンプ32の+入力には
電源電圧のちょうど1/2の電圧(VDD/2)がかか
っている。検波電圧はコンパレータ31の−入力端子に
接続されている。コンパレータ31の出力は+入力と−
入力との比較結果に応じて、電源電圧とグランドとを往
復するパルス列である。その出力がオペアンプ32で反
転積分される。オペアンプ32の出力はコンパレータ3
1の+入力端子にフィードバックされる。
【0063】このような構成にすれば、オペアンプ32
の出力はコンパレータ31の出力が電源とグランドとを
均等に出力するように自動的に制御される。すなわち、
オペアンプ32の出力は検波電圧の中央値を示す。
【0064】再び、平均誤差検出回路10の説明に戻
る。中央値検出回路21の出力はアナログ信号であるた
め、これをA/D変換器22でディジタル信号に変換す
る。A/D変換器22で変換したディジタル信号を対数
検波回路9の直線性を補正するデータを記憶したROM
テーブル23で、送信パワーに相当するディジタル値に
変換する。この値がスロット内の平均送信電力である。
上記のうち、ROMテーブル23はA/D変換器22の
変換範囲に適切に設定されており、対数検波回路9自体
の線形性が十分よければ省略することができる。
【0065】減算器24は上記の平均送信電力をレベル
設定レジスタ13にセットされているレベルデータから
減じることによって平均誤差を計算し、その平均誤差を
レベル補正回路11に出力する。
【0066】以上の構成のほかに、対数検波回路9の後
に直接A/D変換器を挿入し、高速サンプリングを行っ
て、中央値検出回路21(または平均化回路)をすべて
ディジタル信号処理で構成することも可能である。これ
らの変更は当業者が本発明の一実施例から容易に実現可
能である。
【0067】図6は本発明の一実施例による送信パワー
補正回路の動作を示すタイミングチャートである。これ
ら図1〜図6を参照して本発明の一実施例による送信パ
ワー補正回路の動作について説明する。
【0068】送信信号は図6の最上段に示すように、ス
ロット単位で送信される。図6において、本実施例では
スロットの長さをW−CDMAを考慮して625μse
cとしている。
【0069】レベル設定レジスタ13へのレベルデータ
の設定は、図6の第2段目に示すように、送信信号のス
ロットの切れ目で行われる。対数検波回路9と平均誤差
検出回路10の中央値検出回路21とによるスロット内
の中央値の検出は、図6の第3段目に示すように、スロ
ット内で十分に長い時間をかけて行われる。
【0070】中央値検出回路21で検出された中央値
は、図6の第4段目に示すように、A/D変換器22で
A/D変換される。このA/D変換はスピードの遅い逐
次比較型のシリアルA/D変換器によるA/D変換で十
分である。
【0071】平均誤差信号(Valid)は、図6の第
5段目に示すように、A/D変換後に算出され、次のス
ロットの切れ目で、図6の第6段目に示すように、オフ
セットレジスタ15が平均誤差信号によってアップデー
トされる。
【0072】このように、結果的に送信パワーの平均レ
ベルをスロット単位で検出し、その送信パワーの平均レ
ベルとレベル設定レジスタ13に設定されている希望設
定レベルとの誤差をスロット単位で算出することで、ス
ロット単位で送信パワー補正を行うことができる。
【0073】すなわち、1スロット内では送信回路の利
得は一定に保たれ、CDMA信号が損なわれること無く
送信される。また、設定送信パワーに誤差があれば、ス
ロット単位で補正されるため、規格を逸脱した送信パワ
ーが誤って送出される恐れが無くなる。
【0074】図7は本発明の他の実施例による送信パワ
ー補正回路の構成を示すブロック図である。図7におい
て、本発明の他の実施例による送信パワー補正回路は対
数検波回路9のダイナミックレンジを拡大する方法を追
加した以外は図1に示す本発明の一実施例による送信パ
ワー補正回路の構成及び動作と同様である。
【0075】すなわち、本発明の他の実施例による送信
パワー補正回路は方向性結合器7と対数検波回路9との
間にステップアッテネータ41を挿入し、レベル設定レ
ジスタ13にセットされているレベルデータを所定のス
レッショルドレベルと比較するレベル判定器43とを追
加した以外は図1に示す本発明の一実施例による送信パ
ワー補正回路の構成と同様の構成となっており、同一構
成要素には同一符号を付してある。また、同一構成要素
の動作は本発明の一実施例による送信パワー補正回路と
同様である。
【0076】ステップアッテネータ41の減衰量は外部
から制御でき、例えば、制御端子が1の時は20dB、
0の時は0dBになるようにすることができる。レベル
判定器43はレベルデータが所定値、例えば10dBm
相当より大きい場合に判定結果を1にし、小さい場合に
0にする。この結果を使って、ステップアッテネータ1
8を制御する。
【0077】したがって、この場合、レベルデータが1
0dBm相当より大きい場合はアッテネータ41が20
dBになり、対数検波回路9に入るレベルが20dB減
衰され、小さい場合はステップアッテネータ41が0d
Bで、対数検波回路9に入るレベルが減衰されないこと
になる。これによって、対数検波回路9の動作範囲が上
側に20dB拡大されたことになり、対数検波回路9の
ダイナミックレンジが増加することとなる。
【0078】しかしながら、このままでは、対数検波回
路9の検波結果が20dB小さい値になってしまうた
め、これを補正するために、レベル設定レジスタ13と
平均誤差検出回路10との間に補正手段である減算器4
4を設け、アッテネーション値を記憶するアッテネーシ
ョンレジスタ42に記憶されている減衰量、例えば20
dBをレベルデータから減算する。アッテネーションレ
ジスタ42にはステップアッテネータ41の減衰量が入
る。減衰値の格納はレベル判定器43の判定結果にした
がって行えば良い。
【0079】以上の構成をとることによって、本発明の
送信パワー補正回路の動作範囲を、ステップアッテネー
タ41の減衰量だけ拡大することができる。また、レベ
ル判定器43におけるスレッショルドにヒステリシス特
性を持たせれば、スレッショルド近傍で判定結果がばた
つくことを押さえることができる。
【0080】CDMA方式では、送信パワーが変調によ
って1スロット内で時々刻々と変化しており、制御の対
象として必要なのは瞬間的な送信パワーではなく、1ス
ロット内の平均的な送信パワーである。CDMA等の方
式では振幅にも情報伝達機能を持たせているので、復調
単位である1スロット内で利得が変動しては困る。
【0081】本発明の一実施例及び他の実施例では設定
されたレベルデータと実際に送信されているレベルとの
誤差を算出しているので、この誤差をスロット単位で補
正することができ、送信レベルを正確に設定することが
できる。よって、送信回路利得の温度変動や部品による
バラツキ等によって送信パワーが規格を逸脱するという
問題を克服することができる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
ロット単位で信号の送信を行う通信方式において、送信
信号レベルを決めるレベルデータを設定する第1のレジ
スタ手段と、送信信号を増幅する可変利得増幅手段と、
可変利得増幅手段の出力する信号を電力増幅する電力増
幅手段と、電力増幅手段の出力する信号を分岐する分岐
手段と、分岐手段で分岐された分岐信号を検波する検波
手段と、第1のレジスタに設定されたレベルデータと検
波手段の出力とのスロット内の平均誤差を算出する平均
誤差検出手段と、平均誤差検出手段で計算された平均誤
差を基にレベルデータを補正する補正手段とを備え、可
変利得増幅手段が補正手段で補正されたデータに応じて
利得を変化させることによって、送信回路利得の温度変
動や部品によるバラツキ等によって送信パワーが規格を
逸脱するという問題を克服することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による送信パワー補正回路の
構成を示すブロック図である。
【図2】対数検波回路の入力レベル対検波電圧の特性を
示す図である。
【図3】図1の平均誤差検出回路の詳細な構成を示すブ
ロック図である。
【図4】典型的な変調方式であるQPSKでロールオフ
が0.22の場合についての送信パワーの累積確率分布
特性を示す図である。
【図5】図3の中央値検出回路の構成を示す図である。
【図6】本発明の一実施例による送信パワー補正回路の
動作を示すタイミングチャートである。
【図7】本発明の他の実施例による送信パワー補正回路
の構成を示すブロック図である。
【図8】従来例の送信パワー補正回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図9】代表的なVGA(可変利得増幅器)の制御電圧
対利得(GAIN)特性を示す図である。
【符号の説明】
1 可変利得アンプ 2,5 帯域フィルタ 3 ミキサ 4 ローカル発振器 6 送信パワーアンプ 7 方向性結合器(カプラ) 8 アンテナ 9 対数検波回路 10 平均誤差検出回路 11 レベル補正回路 12 D/A変換器 13 レベル設定レジスタ 14,17 加算器 15 オフセットレジスタ 16,23 ROMテーブル 21 中央値検出回路 22 A/D変換器 24,44 減算器 31 コンパレータ 32 オペアンプ 33,34,35 抵抗器 36 コンデンサ 41 ステップアッテネータ 42 アッテネーションレジスタ 43 レベル判定器

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロット単位で信号の送信を行う通信方
    式において、送信パワーを補正するための送信パワー補
    正回路であって、 送信信号レベルを決めるレベルデータを設定する第1の
    レジスタ手段と、 送信信号を増幅する可変利得増幅手段と、 前記可変利得増幅手段の出力する信号を電力増幅する電
    力増幅手段と、 前記電力増幅手段の出力する信号を分岐する分岐手段
    と、 前記分岐手段で分岐された分岐信号を検波する検波手段
    と、 前記第1のレジスタに設定されたレベルデータと前記検
    波手段の出力とのスロット内の平均誤差を算出する平均
    誤差検出手段と、 前記平均誤差検出手段で計算された前記平均誤差を基に
    前記レベルデータを補正する補正手段とを有し、 前記可変利得増幅手段が前記補正手段で補正されたデー
    タに応じて利得を変化させるようにしたことを特徴とす
    る送信パワー補正回路。
  2. 【請求項2】 前記平均誤差検出手段は、前記検波手段
    の出力する1スロット間の検波結果を平均化して平均送
    信レベルを検出する平均化手段と、前記第1のレジスタ
    に設定されたレベルデータと前記平均化手段の出力する
    平均送信レベルとの差を算出する減算器とからなり、前
    記減算器の計算した差を前記平均誤差とするようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の送信パワー補正回路。
  3. 【請求項3】 前記補正手段は、オフセット補正値をセ
    ットする第2のレジスタと、前記第2のレジスタに記憶
    されているオフセット補正値と前記平均誤差とを加算す
    る第1の加算手段と、前記オフセット補正値と前記第1
    のレジスタに記憶されているレベルデータとを加算する
    第2の加算手段とを含み、スロット毎に前記第2のレジ
    スタに記憶されたオフセット補正値を前記第1の加算手
    段の加算結果に更新するとともに、前記第2の加算手段
    の出力を補正したデータとして出力するようにしたこと
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の送信パワー
    補正回路。
  4. 【請求項4】 前記平均化手段は、前記検波手段のスロ
    ット内における検波出力の中央値を平均送信レベルとし
    て出力するようにしたことを特徴とする請求項2または
    請求項3記載の送信パワー補正回路。
  5. 【請求項5】 前記平均化手段は、コンパレータと、積
    分回路とを含んで構成したことを特徴とする請求項4記
    載の送信パワー補正回路。
  6. 【請求項6】 前記平均化手段と前記減算器との間にア
    ナログ信号をディジタル信号に変換するアナログ/ディ
    ジタル変換器を含むことを特徴とする請求項2から請求
    項5のいずれか記載の送信パワー補正回路。
  7. 【請求項7】 前記アナログ/ディジタル変換器と前記
    減算器との間に前記検波手段の直線性を補正するための
    テーブルを含むことを特徴とする請求項6記載の送信パ
    ワー補正回路。
  8. 【請求項8】 前記補正手段で補正されたデータはディ
    ジタル信号であり、これをアナログ補正信号に変換する
    ディジタル/アナログ変換器を含み、 前記可変利得増幅手段が前記アナログ補正信号に応じて
    利得を変化させるよう構成したことを特徴とする請求項
    1から請求項7のいずれか記載の送信パワー補正回路。
  9. 【請求項9】 前記補正手段と前記ディジタル/アナロ
    グ変換器との間に設けられかつ前記可変利得増幅手段の
    直線性を補正するテーブルを含むことを特徴とする請求
    項8記載の送信パワー補正回路。
  10. 【請求項10】 前記第1のレジスタに設定された前記
    レベルデータを所定の閾値と比較して大小を判定する判
    定手段を含み、 前記判定手段の判定結果において前記レベルデータが前
    記閾値より大きい場合にのみ前記分岐手段と前記検波手
    段との間に所定の減衰量のアッテネータを挿入するよう
    にしたことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれ
    か記載の送信パワー補正回路。
  11. 【請求項11】 前記判定手段は、ヒステリシス特性を
    有することを特徴とする請求項10記載の送信パワー補
    正回路。
  12. 【請求項12】 前記アッテネータが挿入された場合に
    のみ前記減算器の出力する前記誤差信号を前記アッテネ
    ータの減衰量に相当する値だけ少なくする補正手段を含
    むことを特徴とする請求項10または請求項11記載の
    送信パワー補正回路。
  13. 【請求項13】 前記検波手段は、対数検波器であるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか記載
    の送信パワー補正回路。
  14. 【請求項14】 ローカル信号を発生するローカル発振
    手段と、前記可変利得増幅手段の出力する信号と前記ロ
    ーカル発振手段で発生されるローカル信号とを混合する
    ミキサとを前記可変利得増幅手段と前記電力増幅手段と
    の間に配設し、周波数変換を行った信号を前記送信増幅
    手段が入力して増幅するよう構成したことを特徴とする
    請求項1から請求項13のいずれか記載の送信パワー補
    正回路。
  15. 【請求項15】 前記可変利得増幅手段と前記ミキサと
    の間に帯域フィルタを挿入するようしたことを特徴とす
    る請求項14記載の送信パワー補正回路。
  16. 【請求項16】 前記ミキサと前記送信増幅手段との間
    に帯域フィルタを挿入するようにしたことを特徴とする
    請求項14記載の送信パワー補正回路。
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