JP2003529958A6 - 隣接チャネル・パワー・リジェクションのために一定のマージンを維持するために最大送信パワーを調整するための方法及びシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】隣接チャネル・パワー・リジェクションについて一定のマージンを維持するために最大送信パワーを調整するための方法及びシステム
【手段】無線電話は、隣接チャネル・パワー・リジェクション(ACPR)を供給するに足る最大送信パワーへの限界を用意する、出力パワー・コントローラ(120)を有する。電池動作中、この限界は固定されない。その代わりに、それは現実の送信パワー(114)次第であり、そして(むしろ)温度(418)と、なお電池電圧(420)次第である。これらの各パラメータについて検出器からのアナログ信号は、多重化され(406)、ディジタル化され(408)、そしてマイクロプロセッサ(410)に加えられる。マイクロプロセッサは、もし経験的に得られたルックアップテーブルのみであれば、ある適当な制限アルゴリズムを適用する。結果としての信号(430)は基地局から受信されたパワー制御信号(118)を制限する。もし、パワーが電池からの代わりに外部電源から供給されていることをコントローラ(120)が検出する(422)と、制限信号(430)はマイクロプロセッサ(410)により固定される。
【手段】無線電話は、隣接チャネル・パワー・リジェクション(ACPR)を供給するに足る最大送信パワーへの限界を用意する、出力パワー・コントローラ(120)を有する。電池動作中、この限界は固定されない。その代わりに、それは現実の送信パワー(114)次第であり、そして(むしろ)温度(418)と、なお電池電圧(420)次第である。これらの各パラメータについて検出器からのアナログ信号は、多重化され(406)、ディジタル化され(408)、そしてマイクロプロセッサ(410)に加えられる。マイクロプロセッサは、もし経験的に得られたルックアップテーブルのみであれば、ある適当な制限アルゴリズムを適用する。結果としての信号(430)は基地局から受信されたパワー制御信号(118)を制限する。もし、パワーが電池からの代わりに外部電源から供給されていることをコントローラ(120)が検出する(422)と、制限信号(430)はマイクロプロセッサ(410)により固定される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に無線電話に関する。さらに明確には、本発明は無線周波数増幅回路の自動調整を含む技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線電話により送信される信号は種々の要求条件を満足する必要がある。例えば、符号分割多重アクセス(CDMA)セルラ電話機は、無線周波数(RF)スペクトル内で送信している時にチャネル外歪み(out of channel distortion) を制限することをFCCにより指令される。隣接チャネル・パワー・リジェクション(Rejection)(ACPR)はチャネル外歪みを測定するためにしばしば使用されるメトリック(metric)である。ACPRは送信されたRF信号の中心周波数に集中されたスペクトルを横切るカーブとして示される。この中心周波数で、ACPRカーブはその最大値にある。しかしながら、ACPRカーブは周波数がこの中心周波数から離れると対称的に減衰する。ACPRカーブは送信されたRF信号のスペクトルのパワー特性と比較される。IS−98のような、現今のCDMA標準は、送信されたCDMA信号のスペクトルのパワー特性が全周波数及び送信パワーレベルで定義された最大ACPRカーブ以下であることを要求する。信号がそのような要求条件に従う時、信号はパッシング・マージン(passing margin)を有すると言われる。信号がそのような要求条件に従えない時、そのチャネル外歪みは過大である。
【0003】
無線電話はそれらが送信のために十分なパワーを有するようにRF信号を増幅する構成要素を含む。増幅前には、適切に変調されたRF信号のチャネル外歪みは無視できる。もし増幅処理が線形ならば、増幅された信号のチャネル外歪みも無視できるであろう。しかしながら、もし信号が非線形増幅処理により増幅されたならば、そのスペクトルは増加されたチャネル外歪みを含むであろう。この増加されたチャネル外歪みは無線電話に最大許容ACPRを超えさせる可能性がある。
【0004】
電子的増幅器は一般に線形の装置である。しかしながら、ある条件下では、増幅器は非線形様式で動作するであろう。これらの条件には低供給電圧及び高温が含まれる。非線形動作は、増幅により形成された出力パワーを調整することにより減らすことができる。非線形動作のこの減少はまたチャネル外歪みも減らすであろう。必要なことは、指定されたACPRの限界を超えること無しに最大可能出力パワーを供給するために動作状態をモニタする方法である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は隣接チャネル・パワー・リジェクション(ACPR)パッシング・マージンを維持するための方法及びシステムである。この方法及びシステムは動作条件として適当であるパワー増幅器(PA)の出力パワーを達成するために自動利得制御(AGC)増幅器の制御を含む。
【0006】
本発明の方法は、第2の無線周波数(RF)信号を生成するために第1の利得に従って第1のRF信号を増幅すること及び第3のRF信号を形成するために第2の利得に従って第2のRF信号を増幅することを含む。この方法はまた、第3のRF信号の望ましいパワーレベルを決定すること、望ましいパワーレベルから新しい利得値を計算すること、及び第1の利得を新しい値に調整することを含む。
【0007】
本発明のシステムは、自動利得制御(AGC)入力端子,AGC出力端子,及び制御信号入力端子を有するAGC増幅器を含む。このシステムはまた、パワー増幅(PA)入力端子とPA出力端子とを有するPA増幅器を含み、ここでPA入力端子はAGC出力端子に接続される。さらに、このシステムはコントローラ入力端子とコントローラ出力端子とを有する出力パワー・コントローラを含み、ここでコントローラ入力端子はPA出力端子に接続されそしてコントローラ出力端子はAGC入力端子に接続される。
【0008】
本発明の利点は、出力パワーと過度に妥協すること無く動作電圧及び温度の範囲の至る所でのACPRパッシング・マージンの維持である。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明は、添付の図面を参照して記述されるであろう。図面では、同じ参照番号は一般に同一の、機能的に同様の、および/または構造上同様の要素を示す。要素が最初に現れる図面は、参照番号内の最も左の数字により示される。
【0010】
図1は本発明の好ましい1実施例に従って無線CDMA電話におけるRF増幅回路100を示す。この増幅回路は数個の構成要素から成る。これらの構成要素は自動利得制御(AGC)増幅器108,パワー増幅器(PA)112,及び出力パワー・コントローラ120を含む。それぞれの信号はこの増幅回路と関連する。これらの信号はCDMA送信信号104,PA入力信号110,PA出力信号114,電源信号116,逆方向リンク・パワー制御信号118,自動利得制御信号(AGC V)122,及びPA ON124を含む。
【0011】
AGC増幅器108は、CDMA送信信号104を受信しそして調整可能な利得によりそれを増幅する。好ましい1実施例では、この信号は固定パワーレベルにある。これはRF増幅回路100の動作を予測可能とする。この増幅された信号はAGC増幅器108によりPA入力信号110として出力される。
【0012】
AGC増幅器108の利得は自動利得制御信号(AGC V)122により制御される。好ましい1実施例では、この信号はAGC増幅器108の利得を調整するために変化可能な電圧または電流である。アナログ制御信号122の電圧を増加することは、またAGC増幅器108の利得を増加する。他の実施例では、AGC増幅器108の利得はディジタル信号により制御可能である。
【0013】
PA112はPA入力信号110を増幅するパワー増幅器である。この増幅された信号はPA112によりPA出力信号114として出力される。好ましい1実施例では、PA出力信号114は無線送信用のCDMA電話機のアンテナセグメントに向けられる。PA112は固定利得に従って動作する。しかしながら、代わりの実施例では、PA112は調整可能な利得を持つことができる。PA112の動作は典型的にPA出力信号110のパワーレベルにより測定される。
【0014】
好ましい1実施例では、CDMA送信信号,PA入力信号110,及びPA出力信号114はすべてRF信号である。換言すれば、これらの信号はRFスペクトル内に存在する。しかしながら、代わりの実施例では、これらの信号は他の周波数範囲内に存在することができる。
図1に図示されるように、PA112は電源信号116を受け入れる。好ましい1実施例では、電源信号116は直流(DC)電圧である。この電圧信号はまたVddとして知られる。電源信号は電池または他の外部電源により発生されることが可能である。典型的な電池はリチウムイオン及びニッケル水素電池を含む。外部電源の例は自動車のシガレットライタ,及びDC電圧に変換された家庭用交流(AC)パワーを含む。電源信号116はPA ON124により断続することができる。PA ON124は無線電話がスタンバイ・モード(standby mode)にある時にトリッガされる信号である。この断続機能は、それによってエネルギを保存して、電源からの電流抽出(current draw)を減少させる。
【0015】
出力パワー・コントローラ120はAGC V122を調整することにより出力パワーを自動的に制御する。特に、出力パワー・コントローラ120はAGC V122の大きさを制御する。好ましい1実施例では、出力パワー・コントローラ120はPA出力信号114,及び逆方向リンク・パワー制御信号118を入力信号として受ける。これらの入力信号はその後、自動利得制御信号(AGC V)122を発生するために、図3に関して記述された手順(process)に従って処理される。
【0016】
出力パワー・コントローラ120はPA出力信号114のパワーレベルを推定するためにPA出力信号114を受け入れる。好ましい1実施例では、出力パワー・コントローラはまた周囲温度とDC供給電圧とを表す信号をモニタする。これらの信号はPA出力信号114の最大許容パワーレベルを決定するために出力パワー・コントローラ120により使用される。
【0017】
出力パワー・コントローラ120はまたセルラ基地局から受信された指令(directives)に従って動作するために逆方向リンク・パワー制御信号118を受け入れる。ディジタル逆方向リンク・パワー制御信号118はディジタル信号である。好ましい1実施例では、この信号は、オーバヘッド・トラフィック(overhead traffic)に専用の(dedicated)セルラ・ネットワーク・チャネルを由してセルラ基地局から受信された指令から得られる。これらの指令は無線電話にPA出力信号114のパワーレベルを調整することを命ずる。出力パワー・コントローラ120はPA出力信号114の決定された最大許容パワーレベルと関連してこれらの指令を検討する。PA出力信号114の望ましいパワーレベルはこの検討の結果である。代わりの1実施例では、出力パワー・コントローラ120はディジタル逆方向リンク・パワー制御信号118を検討しない。その代わりとして、出力パワー・コントローラ120は望ましいパワーレベルを最大許容パワーレベルに等しくする。出力パワー・コントローラ120はその後この望ましいパワーレベルを適当な大きさを有するAGC V120に変換する。
【0018】
図2は電池放電カーブを示す。このカーブは、電池が無線電話呼を持続させるのに必要な電流を供給する時間にわたる電池電圧の典型的な下降を描いている。この放電カーブは、電池電圧が4.1ボルトから3.2ボルトに下降する期間の輪郭を描いている。このカーブにより図示されるように、電池電圧はこの期間の大半の間は3.7ボルトより大きい。電池電圧はまた温度によって変動する。一般に、温度が高くなるほど、電池電圧は高くなる。
【0019】
無線電話器は複数の電圧範囲内で動作可能である。しかしながら、すべての無線電話器は、最小の動作電圧を有する。もし無線電話器の電源がこの電圧以上のパワーを供給できないと、電話器は正確に機能しないであろう。CDMA無線電話用の典型的な最小動作電圧は3.0ボルトである。図2において示されるように、もし無線電話器が電池から給電されるならば、長い時間、それはこの最小動作電圧以上の電圧で動作するであろう。
【0020】
無線電話器が最小動作電圧より大きい電圧で動作している時、特定の動作電圧はRF増幅回路100の動作特性に影響を及ぼす。この原理は、RF増幅回路100がPA出力信号114をあるパワーレベルで形成するために調整される時に明らかである。与えられた出力パワー調整に関して、動作電圧が下降するほどRF増幅回路100の非線形特性は増加するであろう。上で検討されたように、チャネル外歪みの増加は非線形増幅特性の増加の現われである。
【0021】
図3A,3B及び3CはPA出力信号114のパワーレベルとRF増幅回路100の動作電圧との関数としてのPA出力信号114のスペクトル特性を示している。これらの各図は3つの実線カーブを含んでいる。これらのカーブは動作電圧が3.2,3.7または4.2ボルトのいずれかの時のPA出力信号114のスペクトル特性を表す。これらの各実線カーブは1つの中心ローブ(center lobe)と2つの側面ローブ(side lobes)とを有する。中心ローブの存在は描かれたスペクトルの中間にあり、各中心ローブの左右に存在する側面ローブより大きい大きさを有する。中心ローブはその指定されたRF送信チャネル内部でのPA出力信号114のパワーを表す。側面ローブはその指定されたRF送信チャネル外部でのPA出力信号114のパワーを表す。これはチャネル外歪みの量を示す。図3A,3B及び3Cでは、各中心ローブは等しい大きさである。これと対比して、側面ローブの大きさは動作電圧により変化する。このように、チャネル外歪みは動作電圧により変化する。
【0022】
これらの各図は、また点線カーブを含む。この点線カーブはACPR限界である。上述されたように、PA出力信号114のスペクトル特性はこの限界を超えることはできない。特に、図3Cは、動作電圧が減少するほどPA出力信号114のチャネル外歪みは増加し、結局ACPR限界を超えることを示す。例えば、動作電圧が4.2ボルトか3.7ボルトのいずれかの時、PA出力信号114はACPR限界内にある。換言すれば、パッシング・マージンがある。しかしながら、動作電圧が3.2ボルトの時、PA出力信号114はACPR限界を超える。この状態では、パッシング・マージンは存在しない。
【0023】
動作電圧は変動する事実から上述された特性を考慮すれば、RF増幅回路100は、ACPR限界がどんな動作電圧でも超えられないことを保証するための技術を使用しなければならない。
【0024】
ACPR要求条件に応じた保証をするための従来の技術は、製造中の無線電話器の増幅特性を静的に較正することを含んでいる。この較正技術は、電話器に最小動作電圧で給電すること及びPA出力信号114がこの最小電圧で指定されたACPR限度を超えること無く最大可能パワーを生ずるようにAGC V122を調整することを含む。この技術は、一度AGC V122が設定されると、それは調整されないであろうから、静的な較正と呼ばれる。したがって、この技術により、出力パワー・コントローラ120は単に一定のAGC V122を供給するだけである。
【0025】
RF増幅回路100はこの電圧での非線形動作に最も多く影響されやすい(susceptible)ので、静的な較正は最小動作電圧で行われる。しかしながら、静的な較正は最適の解よりも劣る。電源信号116の電圧は典型的に最小動作電圧より大きいので、RF増幅回路100はしばしば、指定されたACPR限度を超えること無しに、より高いパワーのPA出力信号114を生成することが可能である。したがって、好ましい1実施例では、出力パワー・コントローラ120は、RF増幅回路100がパッシング・マージンを有する最大パワーを生成することができる方法で、AGC V122を動的に制御する。
【0026】
図4は好ましい1実施例に従った出力パワー・コントローラ120を図示する。出力パワー・コントローラ120は数個の構成要素から成る。これらの構成要素は、パワー検出器404,アナログ・マルチプレクサ406,アナログ−ディジタル(A/D)変換器408,プロセッサ410,パワー限界レジスタ412,リニアライザ414,ディジタル−アナログ(D/A)変換器416,及び温度センサ418を含む。
【0027】
パワー検出器404はPA出力信号114を受け入れ、そしてこの信号のパワーを推定する。好ましい1実施例では、パワー検出器404は上限1ワット及び下限1ミリワットを有する30dB範囲中のRFパワーを検出することができる。パワー検出器404はまたこのパワー推定値に比例するアナログ信号を発生する。好ましい1実施例では、このアナログ信号はPA出力信号114のパワーレベルに直線的に比例するDC電圧である。パワー検出器404はこのアナログ信号をアナログ・マルチプレクサ406上の入力ポートに送る。パワー検出器404はアナログ回路,ディジタル処理アルゴリズム,または関連分野の技術者に周知の何か他のパワー検出及び推定手段で実施可能である。
【0028】
温度センサ418はRF増幅回路100の周囲温度を温度信号436に変換する。好ましい1実施例では、この温度信号は周囲温度に直線的に比例するDC電圧である。温度センサ418はこのアナログ信号をアナログ・マルチプレクサ406上の1入力ポートに送る。例示的な温度センサ418は熱電対である。
【0029】
電池電圧信号420はRF増幅回路100の動作電圧を示す。好ましい1実施例では、電池電圧信号420は単純に電池電圧である。この電圧は導体を各電池端子に接続することにより得ることができる。 アナログ・マルチプレクサ406は、パワー検出器404と温度センサ418とにより発生されたアナログ信号を受け入れるための入力ポートを有する。
【0030】
アナログ・マルチプレクサ406はまた電池電圧信号420を受け入れるための1入力ポートを有する。好ましい1実施例では、アナログ・マルチプレクサ406は、これらの信号を、1入力選択信号424に従ってタイミングを合わせられた単一の出力信号に時分割多重化する。入力選択信号424は、プロセッサ410から受信される。この単一の出力信号はADCIN V426と呼ばれるであろう。ADCIN V426はPA出力信号114のパワーレベル,RF増幅回路100の周囲温度,及び電池電圧信号420に関する情報から成る。アナログ・マルチプレクサ406はADCIN V426をA/D変換器408の入力ポートに送る。
【0031】
A/D変換器408は入力ポートによりADCIN V426を受け入れ、そしてそれを複合データ信号428に変換する。複合データ信号428は3つの別個のディジタル信号:TEMP N,PO N,及びBATT Nから成る。これらの3つのディジタル信号はPA出力信号114のパワーレベル,RF増幅回路100の周囲温度,及び電池電圧信号420の大きさを量的に記述する。A/D変換器408はこれらのアナログ信号を、定義された関係に従ってTEMP N,PO N,及びBATT Nに変換する。これらの関係は下に記述される。好ましい実施例では、A/D変換器408はこれらのディジタル信号を符号化するために8ビットを使用する。A/D変換器408はこれらの信号を標準コンピュータバス・アーキテクチャによってプロセッサ410に送る。代わりの1実施例では、これらの信号は、関連分野の技術者に周知のいずれかのデータ・インターフェイスによってプロセッサに送られる。
【0032】
図5は好ましい1実施例に従ってBATT Nと電池電圧信号420との間の関係を図示するカーブである。BATT Nは8ビットにより表された量子化されたディジタル信号である。電池電圧信号420はボルトで表される。図示されるように、BATT Nと電池電圧信号420との間の関係は本質的に線形である。しかしながら、代わりの実施例では、このカーブはどんな形状を有することも可能である。 図6は好ましい1実施例に従ってPO NとPA出力信号114のパワーレベルとの間の関係を図示するカーブである。PO Nは8ビットにより表された量子化されたディジタル信号である。PA出力信号114のパワーレベルは1ミリワットについてデシベル(dBm)で表される。図示されるように、PO NはPA出力信号114のパワーレベルで指数的に増加する。しかしながら、このカーブはどんな形状を有することも可能である。
【0033】
図7は好ましい1実施例に従ってTEMP NとRF増幅回路100の周囲温度との間の関係を図示するカーブである。TEMP Nは8ビットにより表された量子化されたディジタル信号である。RF増幅回路100の周囲温度は摂氏度により表される。図示されるように、TEMP NはRF増幅回路100の周囲温度が増加するほど単調にに減少する。しかしながら、このカーブはどんな形状を有することも可能である。
【0034】
プロセッサ410はアルゴリズムを実行することができる構成要素である。プロセッサ410はまた情報のアクセス用及び蓄積用のメモリを含む。好ましい1実施例では、プロセッサ410はマイクロプロセッサである。しかしながら、代わりの実施例では、プロセッサ410は1つまたはそれ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)またはアルゴリズムを実行可能な他のハードウェアの間に分散した処理能力を含んでもよい。例示的なプロセッサ410は縮小命令設定コンピュータ(reduced instruction set computer)(RISC)プロセッサ,マイクロコントローラ,有限状態マシン(finite state machines),パソコン(personal computer)プロセッサ,及び移動局モデム(MSM)チップを含む。プロセッサ410はA/D変換器408からTEMP N,PO N,及びBATT Nを受け入れ、そしてPA出力信号114の最大許容パワーレベルを設定するアルゴリズムを実行する。この最大許容パワーレベルはプロセッサ410によりLIMIT N430として出力される。LIMIT N430は標準コンピュータバス・アーキテクチャに従ってパワー限界レジスタ412に送られた8ビット・ディジタル信号である。代わりの1実施例では、LIMIT N430は、関連分野の技術者に周知のいずれかのデータ・インターフェイスによってパワー限界レジスタ412に送られる。
【0035】
プロセッサ410は1つのアルゴリズムに従ってLIMIT N430を発生する。このアルゴリズムは下記の式を持つ抽象(abstract)レベルで記述することができる:
LIMIT N=f(BATT N,TEMP N,PO N,外部パワー検出信号422)
上記の式は、LIMIT N430が、4つの信号:BATT N,TEMP N,PO N,及び外部パワー検出信号422による数学的関数に従って決定されることを示す。プロセッサ410は数学的計算によりこの関数を実行することができる。しかしながら、好ましい1実施例では、プロセッサ410は予め編集された値を含んでいるルックアップテーブルにアクセスすることによりこの関数を実行する。
【0036】
図8は好ましい1実施例に従って、プロセッサ410により実行されるルックアップテーブル・アルゴリズムを図示するフローチャートである。このアルゴリズムはステップ804で始まる。このステップでは、プロセッサ410はTEMP N,PO N,及びBATT Nをルックアップテーブル・アドレスに変換する。次に、ステップ806では、プロセッサ410はこのルックアップテーブル・アドレスの内容にアクセスする。このアドレスの内容は、指定されたACPR要求条件を満足するであろうPA出力信号114の最大達成可能パワーレベルを指定する。ステップ808が次に実行される。ステップ808では、プロセッサ410はアクセスされたテーブル・エントリをLIMIT N430に変換する。上述されたように、LIMIT N430はどんなビット数によっても表すことができるディジタル信号である。
【0037】
上述されたルックアップテーブルは指定されたACPR要求条件を満足するPA出力信号114の最大パワーレベルを含む。好ましい1実施例では、これらの各パワーは温度,動作電圧,及びPA出力信号114の現行パワーレベルの組み合わせに基礎を置いている。最大パワー・ルックアップテーブルの内容は経験法(empirical methods) により決定することができる。例示的な経験法は、各組み合わせについてACPR限度内の最大達成可能パワーレベルを決定するために、温度,動作電圧,及びPA出力信号114のパワーレベルの種々の組み合わせでRFパワー増幅回路100を動作させることから成る。この最大パワーレベルが与えられた組み合わせに関して一度決定されると、それは上述されたルックアップテーブル内に配置される(placed)。好ましい1実施例では、このルックアップテーブルはプロセッサ410内に含まれるメモリ内に蓄積される。
【0038】
代わりの実施例では、最大パワー・ルックアップテーブルは理論式に基礎を置く関数を蓄積することができる。例示的な式は下に準備される:
LIMIT N=max(min((a・BATT N+b・TEMP N+c・PO N),d),e)
ここで:
a,b及びc=RF増幅回路100からの測定データに基づいてフィットされた関数またはカーブ;
d=規定されたCDMA動作標準を満たすためにPA出力信号114の最小許容パワーレベルと等しい値;
及び
e=FCC要求条件を満たすためにPA出力信号114の最大許容パワーレベルと等しい値。
【0039】
図9は1ミリワットデシベル(dBm)でのパワーレベルとLIMIT N430との間の関係を示している。上述したように、LIMIT N430はPA出力信号114の最大許容パワーを量的に表すディジタル信号である。この図ではLIMIT Nは8ビットにより表されたディジタル信号である。好ましい1実施例では、LIMIT NユニットとdBmでのPA出力信号114のパワーレベルとの間の相応または関係は線形である。
【0040】
もしRF増幅回路100が自動車のシガレットライタのような外部電源により給電されれば、外部パワー検出信号422が得られる。プロセッサ410は外部パワー検出信号422をモニタする。もしもこの信号が得られれば、プロセッサ410は上述されたアルゴリズムを実行しない。むしろ、プロセッサ410はLIMIT N430を所定の値に設定する。好ましい1実施例では、この所定のLIMIT N430の値は255である。図9に定義された関係を使用する時には、この値は29dBmのPA出力信号114のパワーレベルに相当する。
【0041】
上述されたように、パワー限界レジスタ412はプロセッサ410からLIMIT N430を受信する。パワー限界レジスタ412はまた逆方向リンク・パワー制御信号118を受信する。パワー限界レジスタはdBm N432信号を発生し、そしてそれをリニアライザ414に送る。dBm NはPA出力信号114の望ましいパワーレベルを量的に表すディジタル信号である。好ましい1実施例では、dBm N432は8ビットにより表されたディジタル信号である。
【0042】
パワー限界レジスタ412はLIMIT N430及び逆方向リンク・パワー制御信号118を比較する。この比較に基づいて、パワー限界レジスタ412は下記の式に従ってdBm N432を発生する:dBm N=min(LIMIT N,逆方向リンク・パワー制御信号118)
実際上、パワー限界レジスタ412の出力はLIMIT N430及び逆方向リンク・パワー制御信号118の最小値である。
【0043】
リニアライザ414は、望ましいdBm N432信号をAGC N434信号に翻訳する。AGC N434はAGC V122の初期表示である。好ましい1実施例では、AGC N434は8ビットにより表されたディジタル信号である。発生された後、AGC N434はD/A変換器416に送られる。
【0044】
図10はdBm N432とAGC N434との間の関係を図示する。好ましい1実施例では、この関係は実際上、線形である。しかしながら、より高いdBm N432レベルで、この関係は非線形になる。この非線形性は、AGC増幅器108の非線形特性について修正するために意図的に(purposefully)付加される。AGC増幅器108はしばしば独特な非線形特性を有する。したがって、dBm N432とAGC N434との間の関係は各リニアライザ414内で較正されねばならない。
【0045】
D/A変換器416はAGC N434をAGC V122に翻訳する。AGC V122はAGC増幅器108の利得を制御するDC電圧である。好ましい1実施例では、CDMA送信信号104は固定のパワーレベルを有する。したがって、AGC増幅器108の利得はPA出力信号114のパワーレベルを制御する唯一の変数である。
【0046】
図11はAGC V122とAGC N434との間の関係を図示するカーブである。好ましい1実施例では、このカーブは線形である。しかしながら、代わりの実施例では、このカーブはどんな形状を有することも可能である。
【0047】
図12はPA入力信号110とAGC V122との間の関係を図示するカーブである。このカーブは本質的に線形である。しかしながら、AGC V122が増加するほど、この関係は非線形になる。図10について上に検討したように、これらの非線形特性はリニアライザ414により修正される。
【0048】
本発明の種々の実施例が上に記述された一方で、それらが例としての方法のみにより示されており、これに限定されないことは理解されねばならない。このように、本発明の広さ(breadth)及び範囲は、いずれの上述の例示的な実施例によって限定されてはならないが、クレームとそれらの等価物(equivalents) によってのみ限定されねばならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】
この発明に従ったRF増幅回路を示す。
【図2】
典型的な電池の放電カーブを示す。
【図3】
図3(A),(B),(c)は増幅回路出力信号のスペクトル特性を示す。
【図4】
この発明に従った出力パワー・コントローラを図示する。
【図5】
この発明に従った電池電圧信号とディジタル電池電圧信号との間の関係を示す。
【図6】
この発明に従ったパワー増幅器出力信号のパワーレベルとディジタル・パワー信号との間の関係を示す。
【図7】
この発明に従ったRF増幅回路の周囲温度とディジタル温度信号との間の関係を示す。
【図8】
この発明に従ったプロセッサにより実行されるルックアップテーブル・アルゴリズムを示すフローチャートである。
【図9】
この発明に従ったパワーレベルとディジタル・パワー信号との間の関係を示す。
【図10】
この発明に従ってディジタル・パワー信号とディジタル自動利得制御信号との間の関係を示す。
【図11】
この発明に従ってディジタル自動利得制御信号とアナログ自動利得制御信号との間の関係を示すカーブである。
【図12】
この発明に従ってPA入力信号とアナログ自動利得制御信号との間の関係を示すカーブである。
【符号の説明】
100…RF増幅回路
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に無線電話に関する。さらに明確には、本発明は無線周波数増幅回路の自動調整を含む技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線電話により送信される信号は種々の要求条件を満足する必要がある。例えば、符号分割多重アクセス(CDMA)セルラ電話機は、無線周波数(RF)スペクトル内で送信している時にチャネル外歪み(out of channel distortion) を制限することをFCCにより指令される。隣接チャネル・パワー・リジェクション(Rejection)(ACPR)はチャネル外歪みを測定するためにしばしば使用されるメトリック(metric)である。ACPRは送信されたRF信号の中心周波数に集中されたスペクトルを横切るカーブとして示される。この中心周波数で、ACPRカーブはその最大値にある。しかしながら、ACPRカーブは周波数がこの中心周波数から離れると対称的に減衰する。ACPRカーブは送信されたRF信号のスペクトルのパワー特性と比較される。IS−98のような、現今のCDMA標準は、送信されたCDMA信号のスペクトルのパワー特性が全周波数及び送信パワーレベルで定義された最大ACPRカーブ以下であることを要求する。信号がそのような要求条件に従う時、信号はパッシング・マージン(passing margin)を有すると言われる。信号がそのような要求条件に従えない時、そのチャネル外歪みは過大である。
【0003】
無線電話はそれらが送信のために十分なパワーを有するようにRF信号を増幅する構成要素を含む。増幅前には、適切に変調されたRF信号のチャネル外歪みは無視できる。もし増幅処理が線形ならば、増幅された信号のチャネル外歪みも無視できるであろう。しかしながら、もし信号が非線形増幅処理により増幅されたならば、そのスペクトルは増加されたチャネル外歪みを含むであろう。この増加されたチャネル外歪みは無線電話に最大許容ACPRを超えさせる可能性がある。
【0004】
電子的増幅器は一般に線形の装置である。しかしながら、ある条件下では、増幅器は非線形様式で動作するであろう。これらの条件には低供給電圧及び高温が含まれる。非線形動作は、増幅により形成された出力パワーを調整することにより減らすことができる。非線形動作のこの減少はまたチャネル外歪みも減らすであろう。必要なことは、指定されたACPRの限界を超えること無しに最大可能出力パワーを供給するために動作状態をモニタする方法である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は隣接チャネル・パワー・リジェクション(ACPR)パッシング・マージンを維持するための方法及びシステムである。この方法及びシステムは動作条件として適当であるパワー増幅器(PA)の出力パワーを達成するために自動利得制御(AGC)増幅器の制御を含む。
【0006】
本発明の方法は、第2の無線周波数(RF)信号を生成するために第1の利得に従って第1のRF信号を増幅すること及び第3のRF信号を形成するために第2の利得に従って第2のRF信号を増幅することを含む。この方法はまた、第3のRF信号の望ましいパワーレベルを決定すること、望ましいパワーレベルから新しい利得値を計算すること、及び第1の利得を新しい値に調整することを含む。
【0007】
本発明のシステムは、自動利得制御(AGC)入力端子,AGC出力端子,及び制御信号入力端子を有するAGC増幅器を含む。このシステムはまた、パワー増幅(PA)入力端子とPA出力端子とを有するPA増幅器を含み、ここでPA入力端子はAGC出力端子に接続される。さらに、このシステムはコントローラ入力端子とコントローラ出力端子とを有する出力パワー・コントローラを含み、ここでコントローラ入力端子はPA出力端子に接続されそしてコントローラ出力端子はAGC入力端子に接続される。
【0008】
本発明の利点は、出力パワーと過度に妥協すること無く動作電圧及び温度の範囲の至る所でのACPRパッシング・マージンの維持である。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明は、添付の図面を参照して記述されるであろう。図面では、同じ参照番号は一般に同一の、機能的に同様の、および/または構造上同様の要素を示す。要素が最初に現れる図面は、参照番号内の最も左の数字により示される。
【0010】
図1は本発明の好ましい1実施例に従って無線CDMA電話におけるRF増幅回路100を示す。この増幅回路は数個の構成要素から成る。これらの構成要素は自動利得制御(AGC)増幅器108,パワー増幅器(PA)112,及び出力パワー・コントローラ120を含む。それぞれの信号はこの増幅回路と関連する。これらの信号はCDMA送信信号104,PA入力信号110,PA出力信号114,電源信号116,逆方向リンク・パワー制御信号118,自動利得制御信号(AGC V)122,及びPA ON124を含む。
【0011】
AGC増幅器108は、CDMA送信信号104を受信しそして調整可能な利得によりそれを増幅する。好ましい1実施例では、この信号は固定パワーレベルにある。これはRF増幅回路100の動作を予測可能とする。この増幅された信号はAGC増幅器108によりPA入力信号110として出力される。
【0012】
AGC増幅器108の利得は自動利得制御信号(AGC V)122により制御される。好ましい1実施例では、この信号はAGC増幅器108の利得を調整するために変化可能な電圧または電流である。アナログ制御信号122の電圧を増加することは、またAGC増幅器108の利得を増加する。他の実施例では、AGC増幅器108の利得はディジタル信号により制御可能である。
【0013】
PA112はPA入力信号110を増幅するパワー増幅器である。この増幅された信号はPA112によりPA出力信号114として出力される。好ましい1実施例では、PA出力信号114は無線送信用のCDMA電話機のアンテナセグメントに向けられる。PA112は固定利得に従って動作する。しかしながら、代わりの実施例では、PA112は調整可能な利得を持つことができる。PA112の動作は典型的にPA出力信号110のパワーレベルにより測定される。
【0014】
好ましい1実施例では、CDMA送信信号,PA入力信号110,及びPA出力信号114はすべてRF信号である。換言すれば、これらの信号はRFスペクトル内に存在する。しかしながら、代わりの実施例では、これらの信号は他の周波数範囲内に存在することができる。
図1に図示されるように、PA112は電源信号116を受け入れる。好ましい1実施例では、電源信号116は直流(DC)電圧である。この電圧信号はまたVddとして知られる。電源信号は電池または他の外部電源により発生されることが可能である。典型的な電池はリチウムイオン及びニッケル水素電池を含む。外部電源の例は自動車のシガレットライタ,及びDC電圧に変換された家庭用交流(AC)パワーを含む。電源信号116はPA ON124により断続することができる。PA ON124は無線電話がスタンバイ・モード(standby mode)にある時にトリッガされる信号である。この断続機能は、それによってエネルギを保存して、電源からの電流抽出(current draw)を減少させる。
【0015】
出力パワー・コントローラ120はAGC V122を調整することにより出力パワーを自動的に制御する。特に、出力パワー・コントローラ120はAGC V122の大きさを制御する。好ましい1実施例では、出力パワー・コントローラ120はPA出力信号114,及び逆方向リンク・パワー制御信号118を入力信号として受ける。これらの入力信号はその後、自動利得制御信号(AGC V)122を発生するために、図3に関して記述された手順(process)に従って処理される。
【0016】
出力パワー・コントローラ120はPA出力信号114のパワーレベルを推定するためにPA出力信号114を受け入れる。好ましい1実施例では、出力パワー・コントローラはまた周囲温度とDC供給電圧とを表す信号をモニタする。これらの信号はPA出力信号114の最大許容パワーレベルを決定するために出力パワー・コントローラ120により使用される。
【0017】
出力パワー・コントローラ120はまたセルラ基地局から受信された指令(directives)に従って動作するために逆方向リンク・パワー制御信号118を受け入れる。ディジタル逆方向リンク・パワー制御信号118はディジタル信号である。好ましい1実施例では、この信号は、オーバヘッド・トラフィック(overhead traffic)に専用の(dedicated)セルラ・ネットワーク・チャネルを由してセルラ基地局から受信された指令から得られる。これらの指令は無線電話にPA出力信号114のパワーレベルを調整することを命ずる。出力パワー・コントローラ120はPA出力信号114の決定された最大許容パワーレベルと関連してこれらの指令を検討する。PA出力信号114の望ましいパワーレベルはこの検討の結果である。代わりの1実施例では、出力パワー・コントローラ120はディジタル逆方向リンク・パワー制御信号118を検討しない。その代わりとして、出力パワー・コントローラ120は望ましいパワーレベルを最大許容パワーレベルに等しくする。出力パワー・コントローラ120はその後この望ましいパワーレベルを適当な大きさを有するAGC V120に変換する。
【0018】
図2は電池放電カーブを示す。このカーブは、電池が無線電話呼を持続させるのに必要な電流を供給する時間にわたる電池電圧の典型的な下降を描いている。この放電カーブは、電池電圧が4.1ボルトから3.2ボルトに下降する期間の輪郭を描いている。このカーブにより図示されるように、電池電圧はこの期間の大半の間は3.7ボルトより大きい。電池電圧はまた温度によって変動する。一般に、温度が高くなるほど、電池電圧は高くなる。
【0019】
無線電話器は複数の電圧範囲内で動作可能である。しかしながら、すべての無線電話器は、最小の動作電圧を有する。もし無線電話器の電源がこの電圧以上のパワーを供給できないと、電話器は正確に機能しないであろう。CDMA無線電話用の典型的な最小動作電圧は3.0ボルトである。図2において示されるように、もし無線電話器が電池から給電されるならば、長い時間、それはこの最小動作電圧以上の電圧で動作するであろう。
【0020】
無線電話器が最小動作電圧より大きい電圧で動作している時、特定の動作電圧はRF増幅回路100の動作特性に影響を及ぼす。この原理は、RF増幅回路100がPA出力信号114をあるパワーレベルで形成するために調整される時に明らかである。与えられた出力パワー調整に関して、動作電圧が下降するほどRF増幅回路100の非線形特性は増加するであろう。上で検討されたように、チャネル外歪みの増加は非線形増幅特性の増加の現われである。
【0021】
図3A,3B及び3CはPA出力信号114のパワーレベルとRF増幅回路100の動作電圧との関数としてのPA出力信号114のスペクトル特性を示している。これらの各図は3つの実線カーブを含んでいる。これらのカーブは動作電圧が3.2,3.7または4.2ボルトのいずれかの時のPA出力信号114のスペクトル特性を表す。これらの各実線カーブは1つの中心ローブ(center lobe)と2つの側面ローブ(side lobes)とを有する。中心ローブの存在は描かれたスペクトルの中間にあり、各中心ローブの左右に存在する側面ローブより大きい大きさを有する。中心ローブはその指定されたRF送信チャネル内部でのPA出力信号114のパワーを表す。側面ローブはその指定されたRF送信チャネル外部でのPA出力信号114のパワーを表す。これはチャネル外歪みの量を示す。図3A,3B及び3Cでは、各中心ローブは等しい大きさである。これと対比して、側面ローブの大きさは動作電圧により変化する。このように、チャネル外歪みは動作電圧により変化する。
【0022】
これらの各図は、また点線カーブを含む。この点線カーブはACPR限界である。上述されたように、PA出力信号114のスペクトル特性はこの限界を超えることはできない。特に、図3Cは、動作電圧が減少するほどPA出力信号114のチャネル外歪みは増加し、結局ACPR限界を超えることを示す。例えば、動作電圧が4.2ボルトか3.7ボルトのいずれかの時、PA出力信号114はACPR限界内にある。換言すれば、パッシング・マージンがある。しかしながら、動作電圧が3.2ボルトの時、PA出力信号114はACPR限界を超える。この状態では、パッシング・マージンは存在しない。
【0023】
動作電圧は変動する事実から上述された特性を考慮すれば、RF増幅回路100は、ACPR限界がどんな動作電圧でも超えられないことを保証するための技術を使用しなければならない。
【0024】
ACPR要求条件に応じた保証をするための従来の技術は、製造中の無線電話器の増幅特性を静的に較正することを含んでいる。この較正技術は、電話器に最小動作電圧で給電すること及びPA出力信号114がこの最小電圧で指定されたACPR限度を超えること無く最大可能パワーを生ずるようにAGC V122を調整することを含む。この技術は、一度AGC V122が設定されると、それは調整されないであろうから、静的な較正と呼ばれる。したがって、この技術により、出力パワー・コントローラ120は単に一定のAGC V122を供給するだけである。
【0025】
RF増幅回路100はこの電圧での非線形動作に最も多く影響されやすい(susceptible)ので、静的な較正は最小動作電圧で行われる。しかしながら、静的な較正は最適の解よりも劣る。電源信号116の電圧は典型的に最小動作電圧より大きいので、RF増幅回路100はしばしば、指定されたACPR限度を超えること無しに、より高いパワーのPA出力信号114を生成することが可能である。したがって、好ましい1実施例では、出力パワー・コントローラ120は、RF増幅回路100がパッシング・マージンを有する最大パワーを生成することができる方法で、AGC V122を動的に制御する。
【0026】
図4は好ましい1実施例に従った出力パワー・コントローラ120を図示する。出力パワー・コントローラ120は数個の構成要素から成る。これらの構成要素は、パワー検出器404,アナログ・マルチプレクサ406,アナログ−ディジタル(A/D)変換器408,プロセッサ410,パワー限界レジスタ412,リニアライザ414,ディジタル−アナログ(D/A)変換器416,及び温度センサ418を含む。
【0027】
パワー検出器404はPA出力信号114を受け入れ、そしてこの信号のパワーを推定する。好ましい1実施例では、パワー検出器404は上限1ワット及び下限1ミリワットを有する30dB範囲中のRFパワーを検出することができる。パワー検出器404はまたこのパワー推定値に比例するアナログ信号を発生する。好ましい1実施例では、このアナログ信号はPA出力信号114のパワーレベルに直線的に比例するDC電圧である。パワー検出器404はこのアナログ信号をアナログ・マルチプレクサ406上の入力ポートに送る。パワー検出器404はアナログ回路,ディジタル処理アルゴリズム,または関連分野の技術者に周知の何か他のパワー検出及び推定手段で実施可能である。
【0028】
温度センサ418はRF増幅回路100の周囲温度を温度信号436に変換する。好ましい1実施例では、この温度信号は周囲温度に直線的に比例するDC電圧である。温度センサ418はこのアナログ信号をアナログ・マルチプレクサ406上の1入力ポートに送る。例示的な温度センサ418は熱電対である。
【0029】
電池電圧信号420はRF増幅回路100の動作電圧を示す。好ましい1実施例では、電池電圧信号420は単純に電池電圧である。この電圧は導体を各電池端子に接続することにより得ることができる。 アナログ・マルチプレクサ406は、パワー検出器404と温度センサ418とにより発生されたアナログ信号を受け入れるための入力ポートを有する。
【0030】
アナログ・マルチプレクサ406はまた電池電圧信号420を受け入れるための1入力ポートを有する。好ましい1実施例では、アナログ・マルチプレクサ406は、これらの信号を、1入力選択信号424に従ってタイミングを合わせられた単一の出力信号に時分割多重化する。入力選択信号424は、プロセッサ410から受信される。この単一の出力信号はADCIN V426と呼ばれるであろう。ADCIN V426はPA出力信号114のパワーレベル,RF増幅回路100の周囲温度,及び電池電圧信号420に関する情報から成る。アナログ・マルチプレクサ406はADCIN V426をA/D変換器408の入力ポートに送る。
【0031】
A/D変換器408は入力ポートによりADCIN V426を受け入れ、そしてそれを複合データ信号428に変換する。複合データ信号428は3つの別個のディジタル信号:TEMP N,PO N,及びBATT Nから成る。これらの3つのディジタル信号はPA出力信号114のパワーレベル,RF増幅回路100の周囲温度,及び電池電圧信号420の大きさを量的に記述する。A/D変換器408はこれらのアナログ信号を、定義された関係に従ってTEMP N,PO N,及びBATT Nに変換する。これらの関係は下に記述される。好ましい実施例では、A/D変換器408はこれらのディジタル信号を符号化するために8ビットを使用する。A/D変換器408はこれらの信号を標準コンピュータバス・アーキテクチャによってプロセッサ410に送る。代わりの1実施例では、これらの信号は、関連分野の技術者に周知のいずれかのデータ・インターフェイスによってプロセッサに送られる。
【0032】
図5は好ましい1実施例に従ってBATT Nと電池電圧信号420との間の関係を図示するカーブである。BATT Nは8ビットにより表された量子化されたディジタル信号である。電池電圧信号420はボルトで表される。図示されるように、BATT Nと電池電圧信号420との間の関係は本質的に線形である。しかしながら、代わりの実施例では、このカーブはどんな形状を有することも可能である。 図6は好ましい1実施例に従ってPO NとPA出力信号114のパワーレベルとの間の関係を図示するカーブである。PO Nは8ビットにより表された量子化されたディジタル信号である。PA出力信号114のパワーレベルは1ミリワットについてデシベル(dBm)で表される。図示されるように、PO NはPA出力信号114のパワーレベルで指数的に増加する。しかしながら、このカーブはどんな形状を有することも可能である。
【0033】
図7は好ましい1実施例に従ってTEMP NとRF増幅回路100の周囲温度との間の関係を図示するカーブである。TEMP Nは8ビットにより表された量子化されたディジタル信号である。RF増幅回路100の周囲温度は摂氏度により表される。図示されるように、TEMP NはRF増幅回路100の周囲温度が増加するほど単調にに減少する。しかしながら、このカーブはどんな形状を有することも可能である。
【0034】
プロセッサ410はアルゴリズムを実行することができる構成要素である。プロセッサ410はまた情報のアクセス用及び蓄積用のメモリを含む。好ましい1実施例では、プロセッサ410はマイクロプロセッサである。しかしながら、代わりの実施例では、プロセッサ410は1つまたはそれ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)またはアルゴリズムを実行可能な他のハードウェアの間に分散した処理能力を含んでもよい。例示的なプロセッサ410は縮小命令設定コンピュータ(reduced instruction set computer)(RISC)プロセッサ,マイクロコントローラ,有限状態マシン(finite state machines),パソコン(personal computer)プロセッサ,及び移動局モデム(MSM)チップを含む。プロセッサ410はA/D変換器408からTEMP N,PO N,及びBATT Nを受け入れ、そしてPA出力信号114の最大許容パワーレベルを設定するアルゴリズムを実行する。この最大許容パワーレベルはプロセッサ410によりLIMIT N430として出力される。LIMIT N430は標準コンピュータバス・アーキテクチャに従ってパワー限界レジスタ412に送られた8ビット・ディジタル信号である。代わりの1実施例では、LIMIT N430は、関連分野の技術者に周知のいずれかのデータ・インターフェイスによってパワー限界レジスタ412に送られる。
【0035】
プロセッサ410は1つのアルゴリズムに従ってLIMIT N430を発生する。このアルゴリズムは下記の式を持つ抽象(abstract)レベルで記述することができる:
LIMIT N=f(BATT N,TEMP N,PO N,外部パワー検出信号422)
上記の式は、LIMIT N430が、4つの信号:BATT N,TEMP N,PO N,及び外部パワー検出信号422による数学的関数に従って決定されることを示す。プロセッサ410は数学的計算によりこの関数を実行することができる。しかしながら、好ましい1実施例では、プロセッサ410は予め編集された値を含んでいるルックアップテーブルにアクセスすることによりこの関数を実行する。
【0036】
図8は好ましい1実施例に従って、プロセッサ410により実行されるルックアップテーブル・アルゴリズムを図示するフローチャートである。このアルゴリズムはステップ804で始まる。このステップでは、プロセッサ410はTEMP N,PO N,及びBATT Nをルックアップテーブル・アドレスに変換する。次に、ステップ806では、プロセッサ410はこのルックアップテーブル・アドレスの内容にアクセスする。このアドレスの内容は、指定されたACPR要求条件を満足するであろうPA出力信号114の最大達成可能パワーレベルを指定する。ステップ808が次に実行される。ステップ808では、プロセッサ410はアクセスされたテーブル・エントリをLIMIT N430に変換する。上述されたように、LIMIT N430はどんなビット数によっても表すことができるディジタル信号である。
【0037】
上述されたルックアップテーブルは指定されたACPR要求条件を満足するPA出力信号114の最大パワーレベルを含む。好ましい1実施例では、これらの各パワーは温度,動作電圧,及びPA出力信号114の現行パワーレベルの組み合わせに基礎を置いている。最大パワー・ルックアップテーブルの内容は経験法(empirical methods) により決定することができる。例示的な経験法は、各組み合わせについてACPR限度内の最大達成可能パワーレベルを決定するために、温度,動作電圧,及びPA出力信号114のパワーレベルの種々の組み合わせでRFパワー増幅回路100を動作させることから成る。この最大パワーレベルが与えられた組み合わせに関して一度決定されると、それは上述されたルックアップテーブル内に配置される(placed)。好ましい1実施例では、このルックアップテーブルはプロセッサ410内に含まれるメモリ内に蓄積される。
【0038】
代わりの実施例では、最大パワー・ルックアップテーブルは理論式に基礎を置く関数を蓄積することができる。例示的な式は下に準備される:
LIMIT N=max(min((a・BATT N+b・TEMP N+c・PO N),d),e)
ここで:
a,b及びc=RF増幅回路100からの測定データに基づいてフィットされた関数またはカーブ;
d=規定されたCDMA動作標準を満たすためにPA出力信号114の最小許容パワーレベルと等しい値;
及び
e=FCC要求条件を満たすためにPA出力信号114の最大許容パワーレベルと等しい値。
【0039】
図9は1ミリワットデシベル(dBm)でのパワーレベルとLIMIT N430との間の関係を示している。上述したように、LIMIT N430はPA出力信号114の最大許容パワーを量的に表すディジタル信号である。この図ではLIMIT Nは8ビットにより表されたディジタル信号である。好ましい1実施例では、LIMIT NユニットとdBmでのPA出力信号114のパワーレベルとの間の相応または関係は線形である。
【0040】
もしRF増幅回路100が自動車のシガレットライタのような外部電源により給電されれば、外部パワー検出信号422が得られる。プロセッサ410は外部パワー検出信号422をモニタする。もしもこの信号が得られれば、プロセッサ410は上述されたアルゴリズムを実行しない。むしろ、プロセッサ410はLIMIT N430を所定の値に設定する。好ましい1実施例では、この所定のLIMIT N430の値は255である。図9に定義された関係を使用する時には、この値は29dBmのPA出力信号114のパワーレベルに相当する。
【0041】
上述されたように、パワー限界レジスタ412はプロセッサ410からLIMIT N430を受信する。パワー限界レジスタ412はまた逆方向リンク・パワー制御信号118を受信する。パワー限界レジスタはdBm N432信号を発生し、そしてそれをリニアライザ414に送る。dBm NはPA出力信号114の望ましいパワーレベルを量的に表すディジタル信号である。好ましい1実施例では、dBm N432は8ビットにより表されたディジタル信号である。
【0042】
パワー限界レジスタ412はLIMIT N430及び逆方向リンク・パワー制御信号118を比較する。この比較に基づいて、パワー限界レジスタ412は下記の式に従ってdBm N432を発生する:dBm N=min(LIMIT N,逆方向リンク・パワー制御信号118)
実際上、パワー限界レジスタ412の出力はLIMIT N430及び逆方向リンク・パワー制御信号118の最小値である。
【0043】
リニアライザ414は、望ましいdBm N432信号をAGC N434信号に翻訳する。AGC N434はAGC V122の初期表示である。好ましい1実施例では、AGC N434は8ビットにより表されたディジタル信号である。発生された後、AGC N434はD/A変換器416に送られる。
【0044】
図10はdBm N432とAGC N434との間の関係を図示する。好ましい1実施例では、この関係は実際上、線形である。しかしながら、より高いdBm N432レベルで、この関係は非線形になる。この非線形性は、AGC増幅器108の非線形特性について修正するために意図的に(purposefully)付加される。AGC増幅器108はしばしば独特な非線形特性を有する。したがって、dBm N432とAGC N434との間の関係は各リニアライザ414内で較正されねばならない。
【0045】
D/A変換器416はAGC N434をAGC V122に翻訳する。AGC V122はAGC増幅器108の利得を制御するDC電圧である。好ましい1実施例では、CDMA送信信号104は固定のパワーレベルを有する。したがって、AGC増幅器108の利得はPA出力信号114のパワーレベルを制御する唯一の変数である。
【0046】
図11はAGC V122とAGC N434との間の関係を図示するカーブである。好ましい1実施例では、このカーブは線形である。しかしながら、代わりの実施例では、このカーブはどんな形状を有することも可能である。
【0047】
図12はPA入力信号110とAGC V122との間の関係を図示するカーブである。このカーブは本質的に線形である。しかしながら、AGC V122が増加するほど、この関係は非線形になる。図10について上に検討したように、これらの非線形特性はリニアライザ414により修正される。
【0048】
本発明の種々の実施例が上に記述された一方で、それらが例としての方法のみにより示されており、これに限定されないことは理解されねばならない。このように、本発明の広さ(breadth)及び範囲は、いずれの上述の例示的な実施例によって限定されてはならないが、クレームとそれらの等価物(equivalents) によってのみ限定されねばならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】
この発明に従ったRF増幅回路を示す。
【図2】
典型的な電池の放電カーブを示す。
【図3】
図3(A),(B),(c)は増幅回路出力信号のスペクトル特性を示す。
【図4】
この発明に従った出力パワー・コントローラを図示する。
【図5】
この発明に従った電池電圧信号とディジタル電池電圧信号との間の関係を示す。
【図6】
この発明に従ったパワー増幅器出力信号のパワーレベルとディジタル・パワー信号との間の関係を示す。
【図7】
この発明に従ったRF増幅回路の周囲温度とディジタル温度信号との間の関係を示す。
【図8】
この発明に従ったプロセッサにより実行されるルックアップテーブル・アルゴリズムを示すフローチャートである。
【図9】
この発明に従ったパワーレベルとディジタル・パワー信号との間の関係を示す。
【図10】
この発明に従ってディジタル・パワー信号とディジタル自動利得制御信号との間の関係を示す。
【図11】
この発明に従ってディジタル自動利得制御信号とアナログ自動利得制御信号との間の関係を示すカーブである。
【図12】
この発明に従ってPA入力信号とアナログ自動利得制御信号との間の関係を示すカーブである。
【符号の説明】
100…RF増幅回路
Claims (29)
- 下記工程を具備する、隣接チャネル・パワー・リジェクション(ACPR)パッシング・マージンを維持するために無線電話器の送信パワーを調整するための方法:
第1の利得に従って第1の無線周波数(RF)信号を増幅して、第2のRF信号を形成する;
第2の利得に従って前記第2のRF信号を増幅して、第3のRF信号を形成する;
前記第3のRF信号の望ましいパワーレベルを決定する;
前記望ましいパワーレベルから新しい利得値を計算する;及び
前記第1の利得を前記新しい値に調整する。 - 前記決定する工程が下記を具備する、請求項1の方法:
ルックアップテーブル・アドレスを計算する;及び
前記ルックアップテーブル・アドレスの内容から前記望ましいパワーレベルにアクセスする。 - 前記ルックアップテーブル・アドレスが動作電圧に基づいている、請求項2の方法。
- 前記ルックアップテーブル・アドレスが周囲温度に基づいている、請求項2の方法。
- 前記ルックアップテーブル・アドレスが前記第3のRF信号の該パワーレベルに基づいている、請求項2の方法。
- 前記決定する工程が下記を具備する、請求項1の方法:
ルックアップ・アドレスを決定する;
前記ルックアップテーブル・アドレスの内容から前記第3のRF信号の最大許容パワーレベルにアクセスする;
逆方向リンク・パワー制御信号を受信する;及び
前記望ましいパワーレベルを、前記逆方向リンク・パワー制御信号と前記最大許容パワーレベルの最小値に設定する。 - 前記ルックアップテーブル・アドレスが動作電圧に基づいている、請求項6の方法。
- 前記ルックアップテーブル・アドレスが周囲温度に基づいている、請求項6の方法。
- 前記ルックアップテーブル・アドレスが前記第3のRF信号の該パワーレベルに基づいている、請求項6の方法。
- 下記を具備する、隣接チャネル・パワー・リジェクション(ACPR)パッシング・マージンを維持するために無線電話器の送信パワーを調整するためのシステム:
第1の利得に従って第1の無線周波数(RF)信号を増幅し、第2のRF信号を生成するための手段;
第2の利得に従って前記第2のRF信号を増幅して、第3のRF信号を形成するための手段;
前記第3のRF信号の望ましいパワーレベルを決定するための手段;
前記望ましいパワーレベルから新しい利得値を計算するための手段;及び
前記第1の利得を前記新しい値に調整するための手段。 - 前記決定手段が下記を具備する、請求項10のシステム:
ルックアップテーブル・アドレスを決定するための手段;及び
前記ルックアップテーブル・アドレスの内容から前記望ましいパワーレベルにアクセスするための手段。 - 前記ルックアップテーブル・アドレスが動作電圧に基づいている、請求項11のシステム。
- 前記ルックアップテーブル・アドレスが周囲温度に基づいている、請求項11のシステム。
- 前記ルックアップテーブル・アドレスが前記第3のRF信号の該パワーレベルに基づいている、請求項11のシステム。
- 前記第3のRF信号の望ましいパワーレベルを決定するための前記手段が下記を具備する、請求項10のシステム:
ルックアップ・アドレスを決定するための手段;
前記ルックアップテーブル・アドレスの内容から最大許容パワーレベルにアクセスするための手段;
逆方向リンク・パワー制御信号を受信するための手段;及び
前記望ましいパワーレベルを、前記逆方向リンク・パワー制御信号と前記最大許容パワーレベルの最小値に設定するための手段。 - 前記ルックアップテーブル・アドレスが動作電圧に基づいている、請求項15のシステム。
- 前記ルックアップテーブル・アドレスが周囲温度に基づいている、請求項15のシステム。
- 前記ルックアップテーブル・アドレスが前記第3のRF信号の該パワーレベルに基づいている、請求項15のシステム。
- 下記を具備する、隣接チャネル・パワー・リジェクション(ACPR)パッシング・マージンを維持するために無線電話器の送信パワーを調整するためのシステム:
自動利得制御(AGC)入力端子,AGC出力端子,及び制御信号入力端子を有するAGC増幅器;
パワー増幅器(PA)入力端子及びPA出力端子を有するパワー増幅器、ここで前記PA入力端子は前記AGC出力端子に接続される;及び
コントローラ入力端子及びコントローラ出力端子を有する出力パワー・コントローラ、ここで該コントローラ入力端子は前記PA出力端子に接続され、及び前記コントローラ出力端子は前記AGC入力端子に接続される。 - 前記出力パワー・コントローラが下記をさらに具備する、請求項19のシステム:
最大許容送信パワーレベルを計算するための手段;
望ましい送信パワーレベルを決定するための手段;
前記望ましい送信パワーレベルをAGC信号に変換するための手段;及び
前記コントローラ出力端子を横切って前記制御信号入力端子に前記AGC信号を送るための手段。 - 望ましい送信パワーレベルを決定するための前記手段が下記を具備する、請求項20のシステム。
ルックアップテーブル・アドレスを決定するための手段;及び
前記ルックアップテーブル・アドレスの内容から前記望ましいパワーレベルにアクセスするための手段。 - 前記ルックアップテーブル・アドレスが動作電圧に基づいている、請求項21のシステム。
- 前記ルックアップテーブル・アドレスが周囲温度に基づいている、請求項21のシステム。
- 前記ルックアップテーブル・アドレスが現行の送信パワーレベルに基づいている、請求項21のシステム。
- 望ましい送信パワーレベルを決定するための前記手段が下記を具備する、請求項20のシステム:
最大許容送信パワーレベルを決定するための手段;
逆方向リンク・パワー制御信号を受信するための手段;及び
前記望ましい送信パワーレベルを、前記逆方向リンク・パワー制御信号と前記最大許容送信パワーレベルの最低値に設定するための手段。 - 最大許容送信パワーレベルを決定するための前記手段が下記を具備する、請求項25のシステム:
ルックアップテーブル・アドレスを決定するための手段;及び
前記ルックアップテーブル・アドレスの内容から前記最大許容送信パワーレベルにアクセスするための手段。 - 前記ルックアップテーブル・アドレスが動作電圧に基づいている、請求項26のシステム。
- 前記ルックアップテーブル・アドレスが周囲温度に基づいている、請求項26のシステム。
- 前記ルックアップテーブル・アドレスが現行の送信パワーレベルに基づいている、請求項26のシステム。
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