JP2001084846A - 広帯域対型メタリックケーブル - Google Patents

広帯域対型メタリックケーブル

Info

Publication number
JP2001084846A
JP2001084846A JP25987099A JP25987099A JP2001084846A JP 2001084846 A JP2001084846 A JP 2001084846A JP 25987099 A JP25987099 A JP 25987099A JP 25987099 A JP25987099 A JP 25987099A JP 2001084846 A JP2001084846 A JP 2001084846A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spacer
type
interposition
metallic cable
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25987099A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Ikeda
英一 池田
Masahiro Isaki
雅宏 伊崎
Tokuaki Tanaka
徳昭 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Cable Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Cable Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Cable Co Ltd filed Critical Oki Electric Cable Co Ltd
Priority to JP25987099A priority Critical patent/JP2001084846A/ja
Publication of JP2001084846A publication Critical patent/JP2001084846A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、広帯域対型メタリックケーブルに関
するもので、解決しようとする課題は、対間のクロスト
ーク、特性インピーダンス、反射減衰量等の厳しい電気
特性に対してマッチングしないことと難燃性、可撓性、
軽量化、端末加工性、生産性の面で課題があった。 【解決手段】本発明は、これらの課題を解決するため
に、第1番目としては、2本ないし複数本からなるより
合わせ絶縁心線又は2本ないし複数本からなる並列線を
集合させたユニット間を所定の間隔を保つためにスペー
サ型介在を用いた広帯域対型メタリックケーブルであ
る。第2番目としては、スペーサ型介在の材質として可
撓性を有する発泡性プラスチックを、第3番目として
は、スペーサ型介在の表面に導電性物質をコーティング
するか介在中に導電性物質を練り込んだもの、第4番目
としては、スペーサ型介在の材質として可撓性を有する
発泡性難燃プラスチックを、第5番目としては、スペー
サ型介在にスリットを設けた広帯域対型メタリックケー
ブルである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、従来のケーブルに
対して対間のクロストーク、特性インピーダンス、反射
減衰量等の厳しい電気特性に対するグレードアップと難
燃性、可撓性、軽量化、端末加工性、生産性に優れた広
帯域対型メタリックケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、マルチメディア対応を始めとした
情報通信技術のめざましい進歩と共にその伝送速度も急
激な変化を見せ、対型メタリックケーブルにおいても1
0Mbps〜1Gbpsの高速伝送が行われるようにな
っている。このような状況から対型メタリックケーブル
に求められる伝送特性も厳しくなってきている。特に、
対間のクロストーク、特性インピーダンス、反射減衰量
等において要求水準が厳しい。従来は、これらの厳しい
電気特性に適合させる為に、図には示していないが、対
毎に又は複数の対を集合させユニット毎に遮蔽テープや
プラスチックテープを巻き付けたりするのが一般的であ
る。ただし、このような方法では、1.価格が高くな
る。2.ケーブルが太く硬くなり取り扱い性が悪くな
る。3.端末加工において心線を取り出すのにテープの
解体作業等が必要で、作業性が悪い等実用面において、
一般の対型ケーブルに比べ非常に劣るものとなってい
た。具体的に説明すると、図2(イ)は、従来の第1実
施例で、4対ケーブル1′の断面図である。しかしなが
ら、2心より合わせ絶縁心線は、完全な円形ではない
為、長さ方向で近接した状態になるところが生じてしま
う(長さ方向の不均一性)。このため、広帯域ケーブル
で要求される電気特性に適合できないという欠点があっ
た。次に、図2(ロ)は、従来の第2実施例で、24対
からなる多対ケーブル1″の断面図である。24対から
なる多対ケーブル1″の場合も4対ケーブルの場合と同
様に電気特性に適合できないという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この課題を解決する為
に、我々は、特開平11−53958で明らかにしてい
るように、可撓性を有するプラスチックからなるスペー
サ型介在を使用し、その表面に導電性塗料をコーティン
グするかまたは介在中に導電性物質を練り込んだ構造の
場合、電気的性能の大幅な向上、遮蔽機能の付与及びケ
ーブルの柔軟性を保たせることを実現させることが可能
になった。しかしながら、1.介在を施すことによりケ
ーブルの取り扱い性が悪い。2.難燃性が悪くなるとい
う新たな欠点が生じた。本発明は、これらのスペーサ型
介在の短所を改善し、実用性に優れた広帯域対型メタリ
ックケーブルを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、これらの課題
を解決するために、第1番目としては、2本ないし複数
本からなるより合わせ絶縁心線又は2本ないし複数本か
らなる並列線を集合させたユニット間を所定の間隔を保
つためにスペーサ型介在を用いた広帯域対型メタリック
ケーブルである。第2番目としては、スペーサ型介在の
材質として可撓性を有する発泡性プラスチックを、第3
番目としては、スペーサ型介在の表面に導電性物質をコ
ーティングするか介在中に導電性物質を練り込んだも
の、第4番目としては、スペーサ型介在の材質として可
撓性を有する発泡性難燃プラスチックを、第5番目とし
ては、スペーサ型介在にスリットを設けたことを特徴と
する広帯域対型メタリックケーブルである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の広帯域対型メタリ
ックケーブル1の実施例を添付図面を参照して詳細に説
明する。
【0006】
【実施例】図1(イ)は、本発明の第1実施例で、4対
ケーブル(2心より合わせ絶縁心線・2心並列線)のス
ペーサ型介在2とそれを用いた広帯域対型メタリックケ
ーブル1の断面図、図1(ロ)は、本発明の第2実施例
で、多対ケーブルのスペーサ型介在7とそれを用いた広
帯域対型メタリックケーブル1の断面図である。第1番
目としては、2本ないし複数本からなるより合わせ絶縁
心線又は2本ないし複数本からなる並列線を集合させた
ユニット間を所定の間隔を保つためにスペーサ型介在を
用いた広帯域対型メタリックケーブルである。図に示す
ように、4対ケーブルとしては、2心より合わせ絶縁心
線を使用しても良いし、2心並列線を使用しても良い。
又、2本に限らず、複数本にしても構わない。本発明の
具体的な実施例として、4心の場合には、図に示すよう
な十文字状の形状が、又、多対ケーブルの場合は、ほぼ
星形の形状が所定の間隔を維持でき、好ましい結果を示
した。第2番目としては、第1番目のスペーサ型介在の
材質として可撓性を有する発泡性プラスチックを用いた
広帯域対型メタリックケーブルである。ここで、可撓性
を有する発泡性プラスチックの代表的な例としては、ポ
リエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フッ素樹脂等に
発泡剤を添加し、成形したものである。或いは、この方
法に限らず、炭素、ガラス、シリカ、フェノール樹脂に
代表されるプラスチック・バルーン(微小中空体)をプ
ラスチックに混練し、発泡押し出しによる方法でも構わ
ない。このような発泡性プラスチックを用いることによ
り、より軽量化をはかることが可能となる。次に、図1
(ハ)は、本発明の第3実施例で、スペーサ型介在の表
面に導電性物質をコーティングするか介在中に導電性物
質を練り込んだスペーサ型介在の断面図である。図から
明らかなように、第3番目としては、第1番目のスペー
サ型介在の表面に導電性物質をコーティングするか介在
中に導電性物質を練り込んだ広帯域対型メタリックケー
ブルである。導電性物質の代表的な例としては、フェラ
イトに限らず、磁性体入りの樹脂でも構わない。第4番
目としては、第1番目のスペーサ型介在の材質として可
撓性を有する発泡性難燃プラスチックを用いた広帯域対
型メタリックケーブルである(図示せず)。発泡性難燃
プラスチックの代表的な例としては、三酸化アンチモン
や水酸化金属等を使用した。これにより、従来の充実タ
イプと同等性能(電気的)を維持しながら、難燃性が改
善された。第5番目としては、第1番目のスペーサ型介
在にスリットを設けたことを特徴とする広帯域対型メタ
リックケーブルである(図示せず)。スリットとして
は、ケーブルの長さ方向に可撓性を持たす為に、十文字
や星形の枝の部分に切れ目を設けてもよいし、端末加工
性を向上させるために介在をその部分で折れるように長
さ方向と垂直方向(中心部分)に設けても良い。尚、本
発明の広帯域対型メタリックケーブルを性能試験である
減衰量を測定した結果、0.5mm導体で、発泡してい
ない従来のスペーサ型介在と比較して周波数100MH
zにおいて5db/Km低減衰化しており良好な結果が得
られた。
【0007 】本実施例は、4対ケーブルと多対ケーブル
の場合を代表例にとり図示したが、スペーサ型介在の形
状等これに限るものではない。又、発泡性プラスチック
や難燃性発泡プラスチックを具体的な代表例で説明した
がこれに限るものではないことはいうまでもない。
【0008】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の広帯域対型メタリックケーブルによれば、本発明は、
従来のケーブルに比べ対間のクロストーク、特性インピ
ーダンス、反射減衰量等の厳しい電気特性に対するグレ
ードアップと難燃性、可撓性、軽量化、端末加工性、生
産性に優れた効果があるのでその工業的価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は、本発明の第1実施例で、4対ケーブ
ル(2心より合わせ絶縁心線・2心並列線)のスペーサ
型介在2とそれを用いた広帯域対型メタリックケーブル
1の断面図である。(ロ)は、本発明の第2実施例で、
多対ケーブルのスペーサ型介在7とそれを用いた広帯域
対型メタリックケーブル1の断面図である。(ハ)は、
本発明の第3実施例で、スペーサ型介在の表面に導電性
を有するスペーサ型介在9の断面図である。
【図2】(イ)は、従来の第1実施例で、4対ケーブル
1′の断面図である。(ロ)は、従来の第2実施例で、
多対ケーブル1″の断面図である。
【符号の説明】
1 本発明の広帯域対型メタリックケーブル 2 4対ケーブルのスペーサ型介在 3 2心より合わせ絶縁心線 4 2心並列線 5 発泡 6 4対ケーブル 7 多対ケーブルのスペーサ型介在 8 外被 9 導電性を有するスペーサ型介在 1′ 従来の4対ケーブル 3′ 2心より合わせ絶縁心線 8′ 外被 1″ 従来の多対ケーブル 3″ 2心より合わせ絶縁心線 6″ 4対ケーブル 8″ 外被 10″ 介在

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本ないし複数本からなるより合わせ絶
    縁心線又は2本ないし複数本からなる並列線を集合させ
    たユニット間を所定の間隔を保つためにスペーサ型介在
    を用いたことを特徴とする広帯域対型メタリックケーブ
    ル。
  2. 【請求項2】 請求項1のスペーサ型介在の材質として
    可撓性を有する発泡性プラスチックを用いたことを特徴
    とする広帯域対型メタリックケーブル。
  3. 【請求項3】 請求項1のスペーサ型介在の表面に導電
    性物質をコーティングするか介在中に導電性物質を練り
    込んだことを特徴とする広帯域対型メタリックケーブ
    ル。
  4. 【請求項4】 請求項1のスペーサ型介在の材質として
    可撓性を有する発泡性難燃プラスチックを用いたことを
    特徴とする広帯域対型メタリックケーブル。
  5. 【請求項5】 請求項1のスペーサ型介在にスリットを
    設けたことを特徴とする広帯域対型メタリックケーブ
    ル。
JP25987099A 1999-09-14 1999-09-14 広帯域対型メタリックケーブル Pending JP2001084846A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25987099A JP2001084846A (ja) 1999-09-14 1999-09-14 広帯域対型メタリックケーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25987099A JP2001084846A (ja) 1999-09-14 1999-09-14 広帯域対型メタリックケーブル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001084846A true JP2001084846A (ja) 2001-03-30

Family

ID=17340109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25987099A Pending JP2001084846A (ja) 1999-09-14 1999-09-14 広帯域対型メタリックケーブル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001084846A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003063511A (ja) * 2001-08-21 2003-03-05 Shikoku Kakoki Co Ltd ロータリ式充填機の制御装置
JP2009277592A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Tonichi Kyosan Cable Ltd Lan用ケーブルユニット
CN103943221A (zh) * 2014-02-28 2014-07-23 安徽幸福电器电缆有限公司 一种卷筒用柔性电缆

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003063511A (ja) * 2001-08-21 2003-03-05 Shikoku Kakoki Co Ltd ロータリ式充填機の制御装置
JP2009277592A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Tonichi Kyosan Cable Ltd Lan用ケーブルユニット
JP4665998B2 (ja) * 2008-05-16 2011-04-06 東日京三電線株式会社 Lan用ケーブルユニット
CN103943221A (zh) * 2014-02-28 2014-07-23 安徽幸福电器电缆有限公司 一种卷筒用柔性电缆

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5969295A (en) Twisted pair communications cable
US5298682A (en) Optimized symmetrical coaxial cable
US9099220B2 (en) Flat type cable for high frequency applications
US20030106704A1 (en) Electrical cable apparatus
JP3669562B2 (ja) 端末加工性に優れた差動信号伝送ケーブル
JP2001035270A (ja) 低skew平行型同軸ケーブル及びその製造方法
JP3364120B2 (ja) 広帯域対型メタリックケ−ブル
JPH0714438A (ja) 4芯平衡伝送ケーブル
JP2002358841A (ja) 高速差動ケーブル
JP2002304921A (ja) 高速差動ケーブル、高速差動スダレケーブルおよび高速差動丸型多対ケーブル
EP1526555A2 (en) Cable having a filler
JP2001084846A (ja) 広帯域対型メタリックケーブル
US8269106B2 (en) Mirrored arc conducting pair
JP4262555B2 (ja) 細径同軸ケーブルおよびその製造方法
WO2014035927A1 (en) S-shield twisted pair cable design for multi-ghz performance
JP2003141944A (ja) 低スキュー高速差動ケーブル
MXPA03011491A (es) Cable mejorado de acometida telefonica aereo o solterrado para servicios de transmision de voz datos y video.
JP2002157926A (ja) ツイストペアケーブル
JP2001357731A (ja) 減衰量を減少させる電気ケーブル装置と、それを製造する方法
JP2003123554A (ja) 高速・広帯域対型メタリックシールドケ−ブル及びシールドコネクタ
JPH0896631A (ja) 多対シールドケーブル
CN213844869U (zh) 一种带有串扰屏障的高性能通信电缆
JP3299064B2 (ja) 通信ケーブル用心線及び通信ケーブル
CN218351147U (zh) 一种光纤复合数据电缆
JP2002373531A (ja) 通信用ケーブル、及びその製造方法