JP2001083268A - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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JP2001083268A
JP2001083268A JP26222699A JP26222699A JP2001083268A JP 2001083268 A JP2001083268 A JP 2001083268A JP 26222699 A JP26222699 A JP 26222699A JP 26222699 A JP26222699 A JP 26222699A JP 2001083268 A JP2001083268 A JP 2001083268A
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time
ringing
target
standard
period
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JP26222699A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Onozuka
勝彦 小野塚
Hironori Tanaka
宏典 田中
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Tamura Electric Works Ltd
Original Assignee
Tamura Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 標準時からサマータイムへまたはサマータイ
ムから標準時へ切り替わる日においても、予め設定して
おいた時刻またはその近辺で、確実に1回だけアラーム
を鳴動させる。 【解決手段】 アラーム手段と、鳴動時刻に関する情報
を記憶保持するための記憶手段と、鳴動時刻を算出して
上記記憶手段に設定する鳴動時刻設定手段とを備える。
この鳴動時刻設定手段は、(a)上記目的時刻が、上記
運用時刻の切り替えに伴って消滅した時間帯にある場合
に、上記目的時刻を上記運用時刻の切り替え時刻に設定
し直し、さらにこの設定し直された目的時刻から上記猶
予時間だけさかのぼった時刻を鳴動時刻として再設定
し、(b)上記目的時刻が、上記運用時刻の切り替えに
伴って重複した時間帯にある場合に、上記目的時刻を上
記重複した時間帯のうちの後ろの時間帯に設定し直し、
さらにこの設定し直された目的時刻から上記猶予時間だ
けさかのぼった時刻を鳴動時刻として再設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話装置に関し、
特に運用時刻切替制度(DST制度:Daylight Saving
Time)に対応した電話装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、家庭やオフィス等で使用され
る電話装置には、予め設定したおいた時刻にアラームを
鳴動させる機能を持ったものがある。これはいわゆる目
覚まし時計と同等の機能であり、起床時刻に合わせて毎
日同じ時刻に鳴動させたり、見たいテレビ番組に合わせ
て時刻を設定し、その番組の放送前に鳴動させたりする
のに用いられている。このようなアラームを鳴動させる
時刻は、次のような考えに基づいて決定される。
【0003】図16は、アラームを鳴動させる時刻の決
定方法を示す説明図である。同図に示すように、例えば
会社や学校の始業時刻(以下、目的時刻という)等の不
変時刻を考慮し、この目的時刻から所定時間(以下、猶
予時間という)だけさかのぼった時刻(以下、鳴動時刻
という)にアラームを鳴動させることにより、朝食をと
る時間や通勤および通学に要する時間を確保している。
通常、このようなアラーム鳴動機能を利用する場合、利
用者は自身の頭の中で猶予時間を考慮して鳴動時刻を決
定し、電話装置にはこの決定した鳴動時刻のみを設定し
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなアラーム鳴動機能を備えた電話装置を、運用時刻切
替制度の下で使用した場合、種々の問題が起こる。ここ
で運用時刻切替制度とは、いわゆるサマータイム制度の
ことであり、通常時に運用時刻として標準時を用い、1
年のうちの所定期間において、運用時刻として標準時か
ら所定の調整時間だけシフトさせた時刻(以下、サマー
タイムという)を用いる制度である。例えば、日の出時
刻の早まる時期(例えば4月〜10月)に、標準時より
も時刻を進めることにより、日の出から1日の活動開始
までにおける太陽光の有効活用できない時間を減らすこ
とができる。
【0005】図17は、運用時刻切替制度を説明するた
めの説明図である。同図(a)は標準時からサマータイ
ムに切り替わる日を示し、同図(b)はサマータイムか
ら標準時に切り替わる日を示している。同図(a)に示
すように、春から秋にかけての日照時間の長くなる時期
においては、所定の日(例えば、4月1日)の午前3時
に時刻を1時間進めて午前4時に変更することにより、
日の出から1日の活動を開始するまでの時間を早め、日
の出後の太陽光を有効活用できるようにしている。
【0006】また、同図(b)に示すように、秋から春
にかけては日の出の時刻が遅くなるとともに日照時間が
短くなるため、所定の日(例えば、10月1日)の午前
3時に時刻を1時間遅らせて午前2時に変更することに
より、時刻を標準時に戻している。このように、運用時
刻切替制度の下では、標準時を基準とした運用時刻と、
標準時から1時間ずらした時刻を基準とする運用時刻と
を季節に応じて切り替えることにより、太陽光を有効活
用できるという利点がある。
【0007】ところが、運用時刻の切り替えがあった直
後においては図17から明らかなように、3時台の1時
間が消滅したり、逆に2時台の1時間が重複することが
あり、このような時間帯に鳴動時刻を設定しておいた場
合、アラームの鳴動に支障をきたす。すなわち、標準時
からサマータイムに切り替わった場合は1時間消滅して
しまうため、その間にセットされたアラームは鳴動され
ない。サマータイムから標準時に切り替わった場合は1
時間重複するため、アラームが2回続けて鳴動されてし
まう。
【0008】本発明は、このような課題を解決するため
のものであり、標準時からサマータイムへまたはサマー
タイムから標準時へ切り替わる日においても、予め設定
しておいた時刻またはその近辺で、確実に1回だけアラ
ームを鳴動させることができる電話装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に係る電話装置は、1年のうちの所定
シフト期間にわたり運用時刻として所定の標準時から調
整時間分だけシフトさせたシフト時刻を用い、上記シフ
ト期間以外の標準時期間では上記運用時刻として上記標
準時を用いる運用時刻切替機能を有する電話装置であっ
て、所定の警報音を鳴動可能とするアラーム手段と、上
記アラーム手段の鳴動時刻に関する情報を記憶保持する
ための記憶手段と、外部から入力された所定の目的時刻
および所定の猶予時間に関する情報に基づいて、上記鳴
動時刻を算出して上記記憶手段に設定する鳴動時刻設定
手段とを備える。この鳴動時刻設定手段は、(a)上記
目的時刻が、上記運用時刻の切り替えに伴って消滅した
時間帯にある場合に、上記目的時刻を上記運用時刻の切
り替え時刻に設定し直し、さらにこの設定し直された目
的時刻から上記猶予時間だけさかのぼった時刻を鳴動時
刻として再設定し、(b)上記目的時刻が、上記運用時
刻の切り替えに伴って重複した時間帯にある場合に、上
記目的時刻を上記重複した時間帯のうちの後ろの時間帯
に設定し直し、さらにこの設定し直された目的時刻から
上記猶予時間だけさかのぼった時刻を鳴動時刻として再
設定する。
【0010】また、本発明はその他の態様として以下に
示す構成を含む。すなわち、1年のうちの所定シフト期
間にわたり運用時刻として所定の標準時から調整時間分
だけシフトさせたシフト時刻を用い、上記シフト期間以
外の標準時期間では上記運用時刻として上記標準時を用
いる運用時刻切替機能を有する電話装置であって、所定
の警報音を鳴動可能とするアラーム手段と、上記アラー
ム手段の鳴動時刻に関する情報を記憶保持するための記
憶手段と、外部から入力された上記鳴動時刻に関する情
報を上記記憶手段に設定する鳴動時刻設定手段とを備え
る。この鳴動時刻設定手段は、(a)上記鳴動時刻が上
記運用時刻の切り替えに伴って消滅した時間帯にある場
合および上記消滅した時間帯から所定時間だけ前の範囲
にある場合に、上記鳴動時刻を上記消滅した時間帯から
所定時間だけ前の範囲における時刻に再設定し、(b)
上記鳴動時刻が上記運用時刻の切り替えに伴って重複し
た時間帯にある場合に、上記鳴動時刻を上記重複した時
間帯の全範囲における時刻に再設定してもよい。
【0011】以上のとおり、本発明は運用時刻切替制度
下においても、目的時刻や鳴動時刻を運用時刻の切り替
えに伴って適宜変更するため、予め設定したおいた時刻
またはその近辺で確実に1回だけアラームを鳴動させる
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図を用いて説明する。 [第1の実施の形態]この第1の実施の形態では、従来
のように鳴動時刻のみを設定するのではなく、始業時刻
等の不変時刻(目的時刻)と、この目的時刻に達するま
でに利用者の要する時間(猶予時間)とを設定するよう
にしている。そのため、運用時刻の切り替え日において
は、これら目的時刻および猶予時間により鳴動時刻を再
設定することができ、確実にアラームを鳴動させるいこ
とができる。
【0013】図1は、本発明の第1の実施の形態を示す
ブロック図である。同図に示すように、電話機1は、回
線2と着信検出部3とスイッチ4と電話番号送出部5と
キー入力部6と時刻用IC7とカレンダIC8とメモリ
9と制御部10とスイッチ11とフックスイッチ12と
通話回路13と増幅器14と音源部15と表示器16と
ハンドセット17とスピーカ18とを備える。
【0014】したがって、各部の制御は制御部10によ
って行われ、制御部10は着信検出部3を介した着信の
検出、電話番号送出部5を介した電話番号の送出、キー
入力部6を介したキー入力(ダイヤルの入力、アラーム
を鳴動させる時刻の設定など)の受付、音源部15によ
るアラーム音の発生およびLCD(Liquid Crystal Dis
play)や蛍光表示管等からなる表示器16による各種の
情報表示等を実施する。外部から入力された目的時刻お
よび鳴動時刻は、キー入力部6を介したユーザのキー入
力等によって設定され、その設定内容はRAMおよびR
OM等からなるメモリ9に記憶保持される。アラームの
鳴動は、制御部10がメモリ9に格納されている制御プ
ログラムを読み出して実行し、音源部15を制御するこ
とにより行われる。その結果、音源部15からはメロデ
ィ信号が出力され、このメロディ信号は増幅器14で増
幅されてから、スピーカ18によってアラーム音に変換
される。
【0015】また、時刻用IC7は、サマータイム制度
に対応しており自動的に運用時刻の切替が行われる。カ
レンダIC8は、年月日および曜日等からなるカレンダ
情報とサマータイムの切り替え日に関する情報とを記憶
保持する。なお、時刻用IC7は、人手によって時刻合
わせを行う一般的な時計であってもよいし、郵政省の標
準電波を受信して時刻合わせを行う電波時計であっても
よい。電波時計を用いた場合は、電波の受信によって自
動的に標準時→サマータイムまたはサマータイム→標準
時へ時刻が切り替わるため便利である。また、運用時刻
切替制度下の時計は、時刻の値(例えば、2:30、1
5:20など)と一緒に運用時刻種別(「標準時」、
「サマータイム」)を管理している。
【0016】ここで、運用時刻切替日における目的時刻
と鳴動時刻との関係を、運用時刻切替日、目的時刻の設
定された時間帯に応じて場合分けをして説明する。図2
は、(a)標準時のみの日、(b)標準時からサマータ
イムに切り替わる日において、目的時刻が運用時刻の切
り替えに伴って消滅する期間(以下、調整期間という)
以前に存在する様子を示す説明図である。同図に示すよ
うに、調整期間以前に目的時刻がある場合、当然のこと
ながら鳴動時刻も調整期間以前に存在することになる。
この場合、運用時刻の切り替えの影響は一切受けないた
め、標準時における通常の処理を行えばよい。
【0017】図3は、(a)標準時のみの日、(b)標
準時からサマータイムに切り替わる日において、目的時
刻が調整期間内に存在する様子を示す説明図である。同
図に示すように、調整期間内に目的時刻がある場合、運
用時刻の切り替えに伴って目的時刻が消滅してしまうた
め、この場合は強制的に目的時刻を運用時刻の切り替え
時刻である午前4時(サマータイム)に再設定する。そ
して、この再設定された目的時刻から猶予時間(1時
間)だけさかのぼった時刻を鳴動時刻に設定し直す。し
たがって、鳴動時刻は標準時の午前2時となる。
【0018】図4は、(a)標準時のみの日、(b)標
準時からサマータイムに切り替わる日において、目的時
刻が調整期間以降に存在する様子を示す説明図である。
同図に示すように、目的時刻が調整期間以降にある場
合、目的時刻の運用時刻種別のみが変わるため、運用時
刻種別のみを「サマータイム」に変更する。鳴動時刻は
目的時刻から猶予時間(1時間)だけさかのぼった時刻
に再設定する。目的時刻に応じて鳴動時刻は、標準時で
ある場合もあるし、サマータイムである場合もある。こ
のように、標準時からサマータイムに切り替わる日にお
いては、上述の3つの場合を考慮して場合分けをすれば
よい。
【0019】一方、サマータイムから標準時へ切り替わ
る日について説明する。図5は、(a)サマータイムの
みの日、(b)サマータイムから標準時に切り替わる日
において、目的時刻が運用時刻の切り替えに伴って重複
する期間(以下、調整期間という)以前に存在する様子
を示す説明図である。同図に示すように、調整期間以前
に目的時刻がある場合、当然のことながら鳴動時刻も調
整期間以前に存在することになる。この場合、運用時刻
の切替の影響は一切受けないため、サマータイムにおけ
る通常の処理を行えばよいことがわかる
【0020】図6は、(a)サマータイムのみの日、
(b)サマータイムから標準時に切り替わる日におい
て、目的時刻が調整期間内に存在する様子を示す説明図
である。同図に示すように、調整期間内に目的時刻があ
る場合、運用時刻の切り替えに伴って目的時刻が続けて
2回存在するため、この場合は重複した時間帯のうち後
ろの時間帯に目的時刻を再設定する。すなわち、目的時
刻の運用時刻種別のみを「標準時」に変更する。そし
て、再設定された目的時刻から猶予時間(1時間)だけ
さかのぼった時刻に鳴動時刻を設定し直す。したがっ
て、鳴動時刻はサマータイムの午前2時30分となる。
【0021】図7は、(a)サマータイムのみの日、
(b)サマータイムから標準時に切り替わる日におい
て、目的時刻が調整期間以降に存在する様子を示す説明
図である。同図に示すように、目的時刻が調整期間以降
にある場合、目的時刻の運用時刻種別のみが変わるた
め、運用時刻種別のみを「標準時」に変更する。鳴動時
刻は目的時刻から猶予時間(1時間)だけさかのぼった
時刻に再設定する。このように、サマータイムから標準
時に切り替わる日においては、上述の3つの場合を考慮
して場合分けをすればよい。
【0022】次に、図2〜図7に示した場合分けを踏ま
え、本実施の形態の動作手順について説明する。図8
は、本実施の形態の動作手順を示すフローチャートであ
る。まず、利用者によって目的時刻および猶予時間が設
定されると(ステップ101)、鳴動時刻を算出し(ス
テップ102)、さらに現在の運用時刻種別と同じもの
を鳴動時刻の運用時刻種別に設定する(ステップ10
3)。すなわち、現在が標準時であれば、鳴動時刻の運
用時刻種別を「標準時」に設定し、サマータイムであれ
ば「サマータイム」に設定する。その後、運用時刻切替
日でなければ、上記設定された鳴動時刻に達すると同時
にアラームを鳴動させる(ステップ106)。一方、標
準時からサマータイムへ切り替わる日においては(ステ
ップ104)、鳴動時刻再設定処理1を実施して鳴動時
刻を修正する(ステップ107)。また、サマータイム
から標準時へ切り替わる日においては(ステップ10
5)、鳴動時刻再設定処理2を実施して鳴動時刻を修正
する(ステップ108)。その後、修正した鳴動時刻に
アラームを鳴動させる。
【0023】図9は、図8に係る鳴動時刻再設定処理1
の詳細を示すフローチャートである。まず、目的時刻が
調整期間内またはその前後の何れに存在するかを判定す
る(ステップ201)。3時以前であれば処理を行わず
終了する。調整期間内にあるときは目的時刻を4時に強
制的に設定し(ステップ202)、目的時刻の運用時刻
種別を「サマータイム」に変更し(ステップ203)、
鳴動時刻を目的時刻から猶予時間前となるように設定し
直す(ステップ204)。4時以降の場合は、ステップ
202を省略して、ステップ203および204のみを
実行する。
【0024】図10は、図8に係る鳴動時刻再設定処理
2の詳細を示すフローチャートである。まず、目的時刻
が調整期間内またはその前後の何れに存在するかを判定
する(ステップ301)。2時以前であれば処理を行わ
ず終了する。調整期間内または3時以降にある場合は、
目的時刻の運用時刻種別を「標準時」へ変更し(ステッ
プ302)、鳴動時刻を目的時刻から猶予時間前となる
ように設定し直す(ステップ303)。
【0025】[第2の実施の形態]本実施の形態は従来
例同様に、入力データとして鳴動時刻のみを設定するよ
うにしたものである。したがって、運用時刻切替日にお
いては、所定の考慮期間を設定し、この考慮期間におけ
る鳴動時刻を適宜調整することにより、アラームを確実
に鳴動させている。
【0026】図11は、(a)標準時のみの日、(b)
標準時からサマータイムに切り替わる日において、鳴動
時刻が考慮期間内に存在する様子を示す説明図である。
ここでは、調整期間を3時〜4時に設定し、考慮期間を
2時〜4時に設定しているが適宜可変してもよい。第1
の実施の形態でも述べたとおり、調整期間内に設定され
た鳴動時刻は運用時刻の切り替えに伴って消滅してしま
うため、調整期間以前の時間帯に移動する必要がある。
しかし、単純に調整期間における鳴動時刻を2時〜3時
の間に移動させると、もともと2時〜3時に設定された
鳴動時刻よりも前に移動され、鳴動時刻の順序が前後し
てしまう恐れがある。そこで、調整期間よりも広い時間
帯である2時〜4時を考慮期間として新たに定義し、こ
の考慮期間を1時間に圧縮したものを標準時の2時〜3
時に移動させる。この結果、運用時刻の切り替えに伴っ
て消滅する時間帯(3時〜4時)の鳴動時刻を、標準時
の2時〜3時へ移動させても、鳴動時刻の本来の順序が
前後することはなくなる。
【0027】図12は、(a)サマータイムのみの日、
(b)サマータイムから標準時に切り替わる日におい
て、鳴動時刻が調整期間内に存在する様子を示す説明図
である。ここでは、調整期間および考慮期間を2時〜3
時に設定している。この場合はサマータイムの2時〜3
時を考慮期間として定義し、この考慮期間を2時間に伸
張したものをサマータイムの2時〜3時および標準時の
2時〜3時に移動させている。
【0028】次に、図11,図12に示した場合分けを
踏まえ、本実施の形態の動作手順について説明する。図
13は、本発明の第2の実施の形態に係る動作手順を示
すフローチャートである。まず、利用者によって鳴動時
刻が設定されると(ステップ401)、現在の運用時刻
種別と同じものを鳴動時刻の運用時刻種別に設定する
(ステップ402)。すなわち、現在が標準時であれ
ば、鳴動時刻の運用時刻種別を「標準時」に設定し、サ
マータイムであれば「サマータイム」に設定する。その
後、運用時刻切替日でなければ、上記設定された鳴動時
刻に達すると同時にアラームを鳴動させる(ステップ4
05)。一方、標準時からサマータイムへ切り替わる日
においては(ステップ403)、鳴動時刻再設定処理3
を実施して鳴動時刻を修正する(ステップ406)。ま
た、サマータイムから標準時へ切り替わる日においては
(ステップ404)、鳴動時刻再設定処理4を実施して
鳴動時刻を修正する(ステップ407)。その後、修正
された鳴動時刻にアラームを鳴動させる。
【0029】図14は、図11に係る鳴動時刻再設定処
理3の詳細を示すフローチャートである。まず、鳴動時
刻が考慮期間内またはその前後の何れに存在するかを判
定する(ステップ501)。2時以前であれば処理を行
わず終了する。考慮期間内にあるときは鳴動時刻を標準
時の2時〜3時に割り振る(ステップ502)。4時以
降の場合は、鳴動時刻の値は変えずに、鳴動時刻の運用
時刻種別のみを「サマータイム」に変更する(ステップ
503)。
【0030】図15は、図11に係る鳴動時刻再設定処
理4の詳細を示すフローチャートである。まず、鳴動時
刻が考慮期間内にまたはその前後の何れに存在するかを
判定する(ステップ601)。2時以前であれば処理を
行わず終了する。考慮期間内にある場合は、鳴動時刻を
標準時の2時〜3時およびサマータイムの2時〜3時に
割り振り(ステップ602)、割り振った時間帯に応じ
た運用時刻種別を設定する。3時以降の場合は、鳴動時
刻の値は変えずに、鳴動時刻の運用時刻種別のみを「サ
マータイム」に変更する(ステップ603)。
【0031】以上においては、サマータイムの期間とし
て、4月1日〜10月1日を例示として説明したが、本
発明はこれに限られるものではない。また、サマータイ
ム中にずらす時間(上記においては1時間としている)
も適宜設定可能である。例えば、4月の第1月曜日の午
前2時30分に、1時間30分ずらす等としてもよい。
また、本発明は構内や家庭で使用される電話装置だけで
なく、携帯電話機および電子メールの送受信専用の携帯
端末等への適用も可能である。さらに、アラームは一般
的な警報音でもよいし、サンプリングまたは録音した音
声を再生してもよいし、音声合成器を使って合成音声を
発するようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明は、所定の警
報音を鳴動可能とするアラーム手段と、上記アラーム手
段の鳴動時刻に関する情報を記憶保持する記憶手段と、
外部から入力された所定の目的時刻および所定の猶予時
間に関する情報に基づいて、上記鳴動時刻を算出して上
記記憶手段に設定する鳴動時刻設定手段とを備え、この
鳴動時刻設定手段は、(a)上記目的時刻が、上記運用
時刻の切り替えに伴って消滅した時間帯にある場合に、
上記目的時刻を上記運用時刻の切り替え時刻に設定し直
し、さらにこの設定し直された目的時刻から上記猶予時
間だけさかのぼった時刻を鳴動時刻として再設定し、
(b)上記目的時刻が、上記運用時刻の切り替えに伴っ
て重複した時間帯にある場合に、上記目的時刻を上記重
複した時間帯のうちの後ろの時間帯に設定し直し、さら
にこの設定し直された目的時刻から上記猶予時間だけさ
かのぼった時刻を鳴動時刻として再設定するものであ
る。したがって、本発明は運用時刻切替制度下において
も、目的時刻や鳴動時刻を運用時刻の切り替えに伴って
適宜変更するため、予め設定したおいた時刻またはその
近辺で確実に1回だけアラームを鳴動させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一つの実施の形態を示すブロック図
である。
【図2】 (a)標準時のみの日、(b)標準時からサ
マータイムに切り替わる日において、目的時刻が調整期
間に以前に存在する様子を示す説明図である。
【図3】 (a)標準時のみの日、(b)標準時からサ
マータイムに切り替わる日において、目的時刻が調整期
間内に存在する様子を示す説明図である。
【図4】 (a)標準時のみの日、(b)標準時からサ
マータイムに切り替わる日において、目的時刻が調整期
間以降に存在する様子を示す説明図である。
【図5】 (a)サマータイムのみの日、(b)サマー
タイムから標準時に切り替わる日において、目的時刻が
調整期間以前に存在する様子を示す説明図である。
【図6】 (a)サマータイムのみの日、(b)サマー
タイムから標準時に切り替わる日において、目的時刻が
調整期間内に存在する様子を示す説明図である。
【図7】 (a)サマータイムのみの日、(b)サマー
タイムから標準時に切り替わる日において、目的時刻が
調整期間以降に存在する様子を示す説明図である。
【図8】 本実施の第1の実施の形態に係る動作手順を
示すフローチャートである。
【図9】 図8に係る鳴動時刻再設定処理1の詳細を示
すフローチャートである。
【図10】 図8に係る鳴動時刻再設定処理2の詳細を
示すフローチャートである。
【図11】 (a)標準時のみの日、(b)標準時から
サマータイムに切り替わる日において、鳴動時刻が調整
期間内に存在する様子を示す説明図である。
【図12】 (a)サマータイムのみの日、(b)サマ
ータイムから標準時に切り替わる日において、鳴動時刻
が調整期間内に存在する様子を示す説明図である。
【図13】 本発明の第2の形態に係る動作手順を示す
フローチャートである。
【図14】 図13に係る鳴動時刻再設定処理3の詳細
を示すフローチャートである。
【図15】 図13に係る鳴動時刻再設定処理4の詳細
を示すフローチャートである。
【図16】 目的時刻、鳴動時刻および猶予時間の関係
を示す説明図である。
【図17】 運用時刻切替制度を説明するための説明図
である。
【符号の説明】
1…電話機、2…回線、3…着信検出部、4…スイッ
チ、5…電話番号送出部、6…キー入力部、6a,6
b,6c,6d…ボタン、7…時刻用IC、8…カレン
ダIC、9…メモリ、10…制御部、11…スイッチ、
12…フックスイッチ、13…通話回路、14…増幅
器、15…アラーム機能付き音源部、16…表示器、1
7…ハンドセット、18…スピーカ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1年のうちの所定シフト期間にわたり運
    用時刻として所定の標準時から調整時間分だけシフトさ
    せたシフト時刻を用い、前記シフト期間以外の標準時期
    間では前記運用時刻として前記標準時を用いる運用時刻
    切替機能を有する電話装置であって、 所定の警報音を鳴動可能とするアラーム手段と、 前記アラーム手段の鳴動時刻に関する情報を記憶保持す
    るための記憶手段と、 外部から入力された所定の目的時刻および所定の猶予時
    間に関する情報に基づいて、前記鳴動時刻を算出して前
    記記憶手段に設定する鳴動時刻設定手段とを備え、 この鳴動時刻設定手段は、 (a)前記目的時刻が前記運用時刻の切り替えに伴って
    消滅した時間帯にある場合に、前記目的時刻を前記運用
    時刻の切り替え時刻に設定し直し、さらにこの設定し直
    された目的時刻から前記猶予時間だけさかのぼった時刻
    を鳴動時刻として再設定し、 (b)前記目的時刻が前記運用時刻の切り替えに伴って
    重複した時間帯にある場合に、前記目的時刻を前記重複
    した時間帯のうちの後ろの時間帯に設定し直し、さらに
    この設定し直された目的時刻から前記猶予時間だけさか
    のぼった時刻を鳴動時刻として再設定することを特徴と
    する電話装置。
  2. 【請求項2】 1年のうちの所定シフト期間にわたり運
    用時刻として所定の標準時から調整時間分だけシフトさ
    せたシフト時刻を用い、前記シフト期間以外の標準時期
    間では前記運用時刻として前記標準時を用いる運用時刻
    切替機能を有する電話装置であって、 所定の警報音を鳴動可能とするアラーム手段と、 前記アラーム手段の鳴動時刻に関する情報を記憶保持す
    るための記憶手段と、 外部から入力された前記鳴動時刻に関する情報を前記記
    憶手段に設定する鳴動時刻設定手段とを備え、 この鳴動時刻設定手段は、 (a)前記鳴動時刻が前記運用時刻の切り替えに伴って
    消滅した時間帯にある場合および前記消滅した時間帯か
    ら所定時間だけ前の範囲にある場合に、前記鳴動時刻を
    前記消滅した時間帯から所定時間だけ前の範囲における
    時刻に再設定し、 (b)前記鳴動時刻が前記運用時刻の切り替えに伴って
    重複した時間帯にある場合に、前記鳴動時刻を前記重複
    した時間帯の全範囲における時刻に再設定することを特
    徴とする電話装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002093275A1 (fr) * 2001-05-16 2002-11-21 Sanyo Electric Co., Ltd. Dispositif horloge adapte a l'heure d'ete, camera de surveillance pourvu de ce dispositif et procede de reglage de l'heure de ce dispositif horloge

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002093275A1 (fr) * 2001-05-16 2002-11-21 Sanyo Electric Co., Ltd. Dispositif horloge adapte a l'heure d'ete, camera de surveillance pourvu de ce dispositif et procede de reglage de l'heure de ce dispositif horloge
US6999380B2 (en) 2001-05-16 2006-02-14 Sanyo Electric Co., Ltd. Clock apparatus adapted to summer time, monitoring camera apparatus having the same, and clock apparatus time setting method

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