JP2001083042A - 光学的異方性の測定方法、測定装置及び測定方法を記録した記録媒体 - Google Patents
光学的異方性の測定方法、測定装置及び測定方法を記録した記録媒体Info
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Abstract
試料を回転することなく非常に短時間で、かつ微小スポ
ットを評価する。 【解決手段】 光学的異方性を有する物質(試料)8の
表面の光学的異方性を測定する際に、高開口数レンズ7
を介して円偏光を入射し、その反射光強度から物質(試
料)8の表面の光学的異方性を測定する。
Description
向を与える液晶配向膜等、分子配向に異方性がある薄膜
の分子の光学的異方性の測定方法に関する。
するものについては、反射光強度の入射角及び入射方位
依存性から測定する方法(磯部「薄膜の屈折率膜厚測定
法」特開平03-065637)、試料を面内回転させ反射光の
偏光状態の入射方位依存性から配向部の誘電率、膜厚及
び主誘電率座標の方向、無配向部の誘電率と膜厚を決定
する方法(広沢「異方性薄膜評価法及び評価装置」特願
平08-49320)、赤外線を用いて二色差を用いるもの(石
橋ら「配向膜評価装置」特開平07-151640)、可視光線
を利用し、入射角を変化させるもの(磯部「異方性薄膜
の屈折率及び膜厚測定方法」特開平05-005699)、薄膜
層の光学定数の異方性を高速かつ高精度に測定するもの
(宇川「光学定数測定方法及びその装置」特開平06-295
406)が提案されている。
「薄膜の屈折率膜厚測定法」特開平03-065637)、(磯
部「異方性薄膜の屈折率及び膜厚測定方法」特開平05-0
05699)、(広沢「異方性薄膜評価法及び評価装置」特
願平08-49320)、(石橋ら「配向膜評価装置」特開平07
-151640)が提案されている。
が高い無機物の薄膜では、結晶構造と光学的異方性の相
関が明らかになっているものも多いため、分子配向と等
価な結晶配向に関して定量的な評価が可能である。しか
し、いずれの方法においても測定する範囲が広いため微
小スポットを観測できない、あるいは、測定に時間を要
するという問題がある。
装置」特開平06-295406)においては、直線偏光を入射
して、光学素子(1/2波長板)を回転させるため、上
記の方法よりは高速なものの、やはり測定に時間を要す
るという問題がある。
回折像が発生し、その回折像は試料とレンズ間の距離に
非常に敏感に変化する。そのため、測定の際に試料とレ
ンズ間の距離を最適化する必要があるが、この発明は試
料とレンズ間の距離を最適化の方法、及び条件を明らか
にしていない。さらには、測定位置を判断する機能を備
えていないため、実際の測定場所を特定できないという
問題がある。
されたものであり、その目的は、液晶配向膜に、高開口
数レンズを介して円偏光を入射し、その反射光強度の異
方性を観測することによって、光学素子を回転させるこ
となく、短時間で微小スポットの観測を可能にすること
にある。
に、本発明の光学的異方性の測定方法では、光学的異方
性を有する物質表面の光学的異方性を測定する光学的異
方性の測定方法において、高開口数レンズを介して円偏
光を入射し、その反射光強度から物質表面の光学的異方
性を測定するようにした。
表面に直線偏光を入射し、偏光子と直交ニコルに配置し
た検光子を通して観測される回折強度分布を理論値と一
致させるようにすることで、高開口数レンズと物質表面
の距離及び物質表面の傾きを調節する。
表面に直線偏光を入射し、偏光子の光透過軸と平行ニコ
ルに配置した検光子を通して観測される回折強度分布を
理論値と一致させるようにすることで、高開口数レンズ
と物質表面の距離及び物質表面の傾きを調節する。
載したステージ(試料ステージ)を物質表面内方向に移
動させることにより、任意の場所を微小スポットで観測
するようにした。
多点同時に観測できるようにした。
境をおくようにした。
長板または光弾性素子を設置するようにした。
4波長板または光弾性素子を設置するようにしても良
い。
ンズを介して円偏光を入射すると、その反射光強度は入
射方位角方向に対して光学的異方性をもつ。本発明で
は、この性質を利用して試料の異方性を観測する。
強度分布をあわせることによって、焦点及び試料面あお
り調整をする。また、顕微機構を付加することにより、
微小スポットで観測位置を決定する。
方位からの測定を想定すると、測定時間はおよそ1/12
に短縮することが可能である。また、レンズに光を透過
させて発生した回折像を理論計算とあわせることによ
り、試料とレンズ間の距離の調整を可能にするのみなら
ず、反射光強度のみを取り出して定量化することが可能
である。
置の決定を可能にする。他にも、観測機構を数箇所置く
ことや、試料ステージを移動させることにより、試料薄
膜中分子の面内分布を測定することも可能である。
射光を同時に得る方法を以下に示した。
を測定する場合の概念図を示した。
試料65に反射して、矢印61に出射する。また、入射
角が矢印60と異なる場合で入射した矢印62は、矢印
63に出射する。
にスキャンすれば、面内方位角を一定にして、入射角θ
の異なる反射光を同時に得ることができる(図2参
照)。
率を測定する場合の概念図は図19に示した。
試料71に反射して、矢印68に出射する。また、入射
角が矢印67と異なる場合で入射した矢印69は、矢印
70に出射する。
ャンすれば、入射角を一定にして、面内方位角Φの異な
る反射光を同時に得ることができる(図3参照)。ま
た、入射角及び面内方位角の異なる反射光を同時に得る
には、図4のようにスキャンすればよい。
屈折率の関係を示す。
eを有する異方性媒質に光を入射する。入射角をΦ、方
位角をαとし、I,Jを以下のように定める。
偏光を入射してs偏光が反射する率をrps、s偏光を入
射してp偏光が反射する率をrsp、s偏光を入射してs
偏光が反射する率をrssとすると、反射率はそれぞれ
数9〜数12で表わされる。
光を入射した際の透過率をTsとし、実際の光学系に促し
て、ジョーンズマトリクス法により解くと、反射光強度
は
になる。
で行なう。
レンズ−試料−レンズを通る。レンズを透過した光は回
折現象を生じる。その際、レンズを透過した直後すなわ
ちレンズ後焦点面像を、入射した直線偏光の光軸からの
角度をψ、その大きさをρとし、P(ρ,ψ)で与える。ま
た、レンズ後焦点面像からCCD像までの距離をl、光の
波長をλとする。検光子の角度を入射した直線偏光の光
軸からの角度γとすると、CCDに得られる回折像は入射
した直線偏光の光軸からの角度をθ、その大きさをrと
し、A(r,θ)とすると、フラウンホーファー回折現象よ
り、以下の式で与えられる。
は、22が偏光子、23がレンズ、24が回折像P(ρ,
ψ)、25が検光子で角度γ、26がCCD像 A(r,θ)、2
7がθ、28がψ、29がKp、30がKn、31がl、3
2が波長λである。ここでの、aは回折像の半径であ
る。
なる。( Jはベッセル関数)
した振幅をKp、Knとすると、その検光子通過後の振幅 E
Aは、
れ、F1(z)、F2(z)を、
は、光学系をクロスニコルの配置にする。つまり、検光
子の角度をγ=0に設定した場合は、
強度Iは振幅Aの2乗で表わされ、
23、数24より、
ていない状態の反射光(図7)から、その強度分布を方
位角45度、−45度で強度をとり(図8)、理論曲線
の数26とあわせることにより、レンズと試料の距離及
び試料面の傾きを調整することができる。(図9、1
0)。
の直線偏光を入射した際のCCD画像であり、具体的に
は、試料に直線偏光を入射し、偏光子と検光子を直交さ
せた場合の反射光のCCD画像である。試料の位置調節
(あおり等)が不十分なため、クローバー状の図形が中
心から上部がずれている。図中の線は断面分布をとる際
の方向で、点線が−45度、実線が45度方向である。
布図である。具体的には、図7中の45度、−45度方
向の反射光強度の断面分布図である。試料位置調節(傾
き調整等)が不十分なため、分布にずれがある。
線偏光を入射した際のCCD画像の図である。具体的に
は、試料に直線偏光を入射し、偏光子と検光子を直交さ
せた場合の反射光のCCD画像である。試料の位置調節
(傾き調整等)が十分なため、対称なクローバー状の図
形が得られている。図中の線は断面分布をとる際の方向
で、点線が−45度、実線が45度方向である。
面分布図である。具体的には、図9中の45度、−45
度方向の反射光強度の断面分布図である。試料位置調節
が十分なため、分布が一致している。
る。
チャートは図11に示した。
ビームエクスパンダ3を通過後、偏光子4によって直線
偏光になる。ハーフミラー5によって試料方向に光を曲
げる。ハーフミラーからの光は1/4波長板または光弾
性素子6により円偏光にする。ハーフミラー15を通過
した後、高開口数レンズ7により試料8に入射する。
−1/4波長板−ハーフミラー−を通過してCCDカメ
ラ(撮像手段)11により受光され、その画像及びデー
タをコンピュータ18に取り込む。21は全単色光路が
真空中を通るようにするために、試料や光学素子を含め
装置全体を収納するための容器であり、ガスの導入口1
9と排出口20が備えられている。試料の出し入れは排
出口19から行なう。
向に移動可能で、かつ傾きも調節可能である。ピント合
わせの際必要な検光子10、反射光強度測定の際に必要
な1/4波長板または光弾性素子6、微小スポット測定
位置合わせの際に必要なハーフミラー15は可変であ
り、モードによって取り外し可能とする。試料ステージ
9、検光子10、1/4波長板または光弾性素子6、ハ
ーフミラー15、CCDカメラ11はコンピュータ18
で自動制御する。
合わせに必要な顕微機構である。それぞれ、白色光源1
2、レンズ13、ハーフミラー14、取り出し可変なミ
ラー15、レンズ16、受光装置17である。
は以下の手順で行われる。
ビームエクスパンダ3を通過後、偏光子4によって直線
偏光になる。ハーフミラー5によって試料方向に光を曲
げる。そして高開口数レンズ7により試料8に入射す
る。試料からの反射光はレンズ−ハーフミラー、検光子
10を通過してCCDカメラ11により受光され、その
画像及びデータをコンピュータ18に取り込む。この
際、検光子は偏光子と直交した状態、いわゆるクロスニ
コルにした。その際、生じるクローバ状の画像(図6)
を方位角45度方向と−45度、中心からの強度分布を
比較し、分布が一致するまで、Z方向及び試料ステージ
のあおりを調節した。
12〜17の顕微鏡機構を利用することにより行われ
る。
挿入し白色光源12から出射された光をレンズ13で集
光させる。ハーフミラー14を透過後、ミラー15で反
射させ高開口数レンズ7に入射させる。試料8によって
反射された光は再び高開口数レンズ7を透過し、ミラー
15、ハーフミラー14で反射される。
の受光面に結像され、コンピューター用モニター18、
あるいは観察用モニターで観察される。高開口数レンズ
7を介することで、試料の微小な位置調整も可能にな
る。この観察像を見ながら、あるいは、コンピューター
18を利用して、ステージ9の移動を行い、測定位置の
決定を行う。
る。
いれ、検光子10を抜く。すなわち、光源はレーザ1を
用い、アッテネータ2、ビームエクスパンダ3を通過
後、偏光子4によって直線偏光になる。ハーフミラー5
によって試料方向に光を曲げる。ハーフミラーからの光
は1/4波長板6により円偏光にする。
入射する。試料8からの反射光はレンズ−1/4波長板
−ハーフミラーを通過してCCDカメラ11により受光
され、その画像及びデータをコンピュータ18に取り込
む。21は全単色光路が真空中を通るようにするため
に、試料や光学素子を含め装置全体を収納するための容
器であり、ガスの導入口19と排出口20が備えられて
いる。試料の出し入れは排出口19から行なわれる。
す配置にした。
ッテネータ48、ビームエクスパンダ49を通過して、
偏光子50で直線偏光にした後、ハーフミラー51によ
って試料方向に光を曲げ、1/4波長板または光弾性素
子52により円偏光にし、高開口数レンズ53により試
料54に入射する。
長板または光弾性素子−ハーフミラーを通過してCCD
カメラ56により受光され、その画像及びデータをコン
ピュータ57に取り込む。60は全単色光路が真空中を
通るようにするために、試料や光学素子を含め装置全体
を収納するための容器であり、ガスの導入口58と排出
口59が備えられている。試料54の出し入れは排出口
58から行なう。
方向に移動可能である。試料ステージ55、1/4波長
板または光弾性素子52、CCDカメラ56はコンピュ
ータ57で自動制御する。
物質LiNbO3(Ne=2.21, No=2.29)を測定した。CCDカメ
ラ56には図3に示された反射光強度分布が観測され
た。
55に対して45度回転させて設置した。画面の中心か
ら同心円状に反射光強度分布をとることにより、光学的
異方性測定に用いる。
すると図12が得られた。実験値を数13から導出され
た理論式と合わせると、反射光強度から、物質の屈折率
はNe=2.20±0.03, No=2.27±0.03と見積もれた。
あたる入射角に対応し、図2の様に中心からの光強度分
布を数13及び数25と合わせることによって、算出す
ると約60度であった。
テージ55に対して45度回転させて設置した。画面の
中心から外に向かって直線的に反射光強度分布をとるこ
とにより、入射角決定に用いる。
フローチャートは図11に示した。
は以下の手順で行なった。
ビームエクスパンダ3を通過後、偏光子4によって直線
偏光になる。ハーフミラー5によって試料方向に光を曲
げる。そして高開口数レンズ7により試料8に入射す
る。
ー、検光子10を通過してCCDカメラ11により受光
され、その画像及びデータをコンピュータ18に取り込
む。この際、検光子10は偏光子4の光透過軸と平行に
される。その際、生じる画像を方位角45度方向と−4
5度、中心からの強度分布を比較し、分布が一致するま
で、試料垂直方向及び試料ステージのあおりを調節す
る。
12〜17の顕微鏡機構を利用することにより行われ
る。光路に対して出し入れ可能なミラー15を挿入し白
色光源12から出射された光をレンズ13で集光させ
る。ハーフミラー14を透過後、ミラー15で反射させ
高開口数レンズ7に入射させる。
7を透過し、ミラー15、ハーフミラー14で反射され
る。反射された光はレンズ16で受光装置17の受光面
に結像され、コンピューター用モニター18、あるいは
観察用モニターで観察される。この観察像を見ながら、
あるいは、コンピューター18を利用して、ステージ9
の移動を行い、測定位置の決定を行う。
る。
いれ、検光子10を抜く。すなわち、光源はレーザ1を
用い、アッテネータ2、ビームエクスパンダ3を通過
後、偏光子4によって直線偏光になる。ハーフミラー5
によって試料方向に光を曲げる。ハーフミラー5からの
光は1/4波長板6により円偏光にする。そして高開口
数レンズ7により試料8に入射する。試料8からの反射
光はレンズ−1/4波長板−ハーフミラーを通過してC
CDカメラ11により受光され、その画像及びデータを
コンピュータ18に取り込む。
るために、試料8や光学素子を含め装置全体を収納する
ための容器であり、ガスの導入口19と排出口20が備
えられている。試料8の出し入れは排出口19から行な
われる。
す配置にした。
ッテネータ34、ビームエクスパンダ35を通過して、
偏光子36で直線偏光にした後、1/4波長板または光
弾性素子37により円偏光にし、ハーフミラー38によ
って試料方向に光を曲げる。高開口数レンズ39により
試料40に入射する。試料40からの反射光はレンズ−
ハーフミラー−を通過してCCDカメラ42により受光
され、その画像及びデータをコンピュータ43に取り込
む。45は全単色光路が真空中を通るようにするため
に、試料40や光学素子を含め装置全体を収納するため
の容器であり、ガスの導入口44と排出口46が備えら
れている。 試料の出し入れは排出口44から行なう。
試料ステージ41は試料面内方向及び垂直方向に移動可
能である。試料ステージ41、1/4波長板または光弾
性素子37、CCDカメラ42はコンピュータ43で自
動制御する。
の手順で作成した。
リアミック酸をスピンコートし、90゜Cで30分加熱
後、250゜Cで60分加熱して試料Cとした。この際
にファイブラボ社製のエリプソメータMARY-102を用いて
入射角70°で膜厚を測定したところ、72nmであった。
押し込み長0.05mm、回転速度800rpm、基板移動速度30mm
/sで2回のラビングを行った。また、参照試料として焼
成後のラビングを施さない試料もあわせて作成した。ラ
ビングを施さない試料面上の10点をHe−Neレーザ
を光源としたエリプソメータで測定したところ膜厚59±
4nm、屈折率1.65±0.01となった。なお、ポリイミドが
試料表面の水分によってポリアミック酸にならないよ
う、真空中で実験をおこなった。
強度分布が観測された。図の中心から、同心円状にスキ
ャン(図3)するとラビング後試料で図13、ラビングな
しの参照試料で図14が得られた。図13で示した実験
値を数13から導出された理論式とあわせると、反射光
強度から、物質の屈折率はNe=1.64±0.03, No=1.61±0.
03と見積もれた。
る入射角に対応し、図2の様に中心からの光強度分布を
数13及び数25とあわせることによって、算出すると
約60度であった。
た、フローチャートは図11に示した。
は以下の手順で行われる。
ビームエクスパンダ3を通過後、偏光子4によって直線
偏光になる。ハーフミラー5によって試料方向に光を曲
げる。そして高開口数レンズ7により試料8に入射す
る。
ーフミラー、検光子10を通過してCCDカメラ11に
より受光され、その画像及びデータをコンピュータ18
に取り込む。この際、検光子10は偏光子4の光透過軸
と平行にする。その際、生じる画像を方位角45度方向
と−45度、中心からの強度分布を比較し、分布が一致
するまで、Z方向及び試料ステージのあおりを調節す
る。
節)は以下の様に行われる。
挿入し白色光源12から出射された光をレンズ13で集
光させる。ハーフミラー14を透過後、ミラー15で反
射させレンズ7に入射させる。試料8によって反射され
た光は再び高開口数レンズ7を透過し、ミラー15、ハ
ーフミラー14で反射される。反射された光はレンズ1
6で受光装置17の受光面に結像され、コンピューター
用モニター18、あるいは観察用モニターで観察され
る。この観察像を見ながら、あるいは、コンピューター
18を利用して、ステージ9の移動を行い、測定位置の
決定を行う。
る。
光子4とハーフミラー5の間にいれ、検光子10を抜
く。すなわち、光源はレーザ1を用い、アッテネータ
2、ビームエクスパンダ3を通過後、偏光子4によって
直線偏光になり、その後、光弾性素子6によって円偏光
にする。
げる。そしてレンズ7により試料8に入射する。試料か
らの反射光はレンズ−ハーフミラーを通過してCCDカ
メラ11により受光され、その画像及びデータをコンピ
ュータ18に取り込む。21は全単色光路が真空中を通
るようにするために、試料8や光学素子を含め装置全体
を収納するための容器であり、ガスの導入口19と排出
口20が備えられている。試料8の出し入れは排出口1
9から行なわれる。
す配置にした。
ッテネータ48、ビームエクスパンダ49を通過して、
偏光子50で直線偏光にした後、ハーフミラー51によ
って試料方向に光を曲げ、1/4波長板または光弾性素
子52により円偏光にし、高開口数レンズ53により試
料54に入射する。
長板または光弾性素子−ハーフミラーを通過してCCD
カメラ56により受光され、その画像及びデータをコン
ピュータ57に取り込む。60は全単色光路が真空中を
通るようにするために、試料54や光学素子を含め装置
全体を収納するための容器であり、ガスの導入口58と
排出口59が備えられている。試料54の出し入れは排
出口58から行なう。
方向に移動可能である。試料ステージ55、1/4波長
板または光弾性素子52、CCDカメラ56はコンピュ
ータ57で自動制御する。
順で作成した。
をスピンコートし、90゜Cで30分加熱後、250゜
Cで60分加熱して試料Aとした。この際にファイブラ
ボ社製のエリプソメータMARY-102を用いて入射角70°
で膜厚を測定したところ、70nmであった。
50mmの布ローラーを用いて、押し込み長0.05mm、回転速
度800rpm、基板移動速度30mm/sで2回のラビングを行っ
た。なお、ポリイミドが試料表面の水分によってポリア
ミック酸にならないよう、真空中で実験をおこなった。
6には図4に示された反射光強度分布が観測された。図
の中心から、同心円状にスキャン(図4)することによ
り、面内方位と中心からの距離に対する光強度分布を同
時にとることが可能である。また、図4の中心からの距
離は試料54にあたる入射角に対応し、中心から直線的
にひいた反射光強度の分布と数13及び数25から、算
出すると約60度であった。
数13から導出された理論式とあわせると、反射光強度
から、物質の屈折率はNe=1.71±0.03, No=1.61±0.03と
見積もれた。
ジ対して45度回転させて設置した。画面の中心から外
に向かって直線的になおかつそれを円状に回転させて反
射光強度分布をとることにより、入射角及び光学的異方
性測定を同時に行う。
を移動することにより、他の画素の屈折率を求めた。こ
こで、ΔN=Ne-Noとして、マッピングをおこなった。マ
スクをした画素ではΔN=0.5±0.03となり、図15に示
したように不良部分が他と差別化できたのがわかる。こ
のようにして、不良部分が検出できる可能性が示され
た。
波長板を介して、単色光を当てることにより、試料薄膜
中分子の配向状態を、光学素子及び試料を回転すること
なく非常に短時間で、なおかつ微小スポットを評価する
ことができる。
顕微機構を配置することにより、測定位置の決定、短時
間で広範囲の評価ができる。
示す概念図である。
画像から取り込む方法を示した図である。
画像から取り込む方法を示した図である。
画像から取り込む方法を示した図である。
交させた場合の反射光のCCD画像である。
際のCCD画像の図である。
のCCD画像の図である。
フローチャートである。
位角依存性を示す(図中●が実験値、実線が計算値を示
す)。
試料の反射光強度の方位角依存性を示す(図中■が実験
値であり、実線が計算値である)。
試料の反射光強度の方位角依存性を示す(図中■が実験
値を示す)。
分を示す)。
は光弾性素子の位置が異なる場合)である。
場合の概念図である。
する場合の概念図である。
Claims (59)
- 【請求項1】 光学的異方性を有する物質表面の光学的
異方性を測定する光学的異方性の測定方法において、 高開口数レンズを介して円偏光を入射し、その反射光強
度から物質表面の光学的異方性を測定することを特徴と
する光学的異方性の測定方法。 - 【請求項2】 前記光学的異方性を測定する際に、前記
物質表面に直線偏光を入射し、偏光子と直交ニコルに配
置した検光子を通して観測される回折強度分布を理論値
と一致させるようにすることで、前記高開口数レンズと
前記物質表面の距離及び物質表面の傾きを調節すること
を特徴とする請求項1の光学的異方性の測定方法。 - 【請求項3】 前記光学的異方性を測定する際に、前記
物質表面に直線偏光を入射し、偏光子の光透過軸と平行
ニコルに配置した検光子を通して観測される回折強度分
布を理論値と一致させるようにすることで、前記高開口
数レンズと前記物質表面の距離及び物質表面の傾きを調
節することを特徴とする請求項1の光学的異方性の測定
方法。 - 【請求項4】 顕微鏡機構を付加して、物質を搭載した
ステージを物質表面内方向に移動させることにより、任
意の場所を微小スポットで観測するようにしたことを特
徴とする請求項1の光学的異方性の測定方法。 - 【請求項5】 観測機構を多数設けることにより、多点
同時に観測できるようにしたことを特徴とする請求項1
の光学的異方性の測定方法。 - 【請求項6】 真空及び希ガス中に物質と測定環境をお
くようにしたことを特徴とする請求項1の光学的異方性
の測定方法。 - 【請求項7】 光源とハーフミラーの間に1/4波長板
または光弾性素子を設置することを特徴とする請求項1
の光学的異方性の測定方法。 - 【請求項8】 ハーフミラーと物質の間に1/4波長板
または光弾性素子を設置することを特徴とする請求項1
の光学的異方性の測定方法。 - 【請求項9】 光学的異方性を有する物質表面の光学的
異方性を測定する光学的異方性の測定装置において、 円偏光を上記物質表面に入射させる高開口数レンズと、
その入射光の反射光強度から物質表面の光学的異方性を
測定する測定手段とを有することを特徴とする光学的異
方性の測定装置。 - 【請求項10】 光学的異方性を有する物質表面の光学
的異方性を測定するためのプログラムを記録した記録媒
体において、 上記プログラムは、高開口数レンズを介して円偏光を入
射し、その反射光強度から物質表面の光学的異方性を測
定する処理を実行することを特徴とする光学的異方性を
測定するためのプログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項11】 光学的異方性を有する物質表面の光学
的異方性を測定する光学的異方性の測定方法において、 上記物質表面に、高開口数レンズを介して円偏光を入射
し、その反射光を撮像手段で2次元画像として読み取
り、この読み取られた2次元画像をコンピュータに記憶
し、この記憶された2次元画像の反射光強度分布から、
上記物質の光学的異方性を測定することを特徴とする光
学的異方性の測定方法。 - 【請求項12】 前記光学的異方性を測定する際に、前
記物質表面に直線偏光を入射し、偏光子と直交ニコルに
配置した検光子を通して観測される回折強度分布を理論
値と一致させるようにすることで、前記高開口数レンズ
と前記物質表面の距離及び物質表面の傾きを調節するこ
とを特徴とする請求項11の光学的異方性の測定方法。 - 【請求項13】 前記光学的異方性を測定する際に、前
記物質表面に直線偏光を入射し、偏光子の光透過軸と平
行ニコルに配置した検光子を通して観測される回折強度
分布を理論値と一致させるようにすることで、前記高開
口数レンズと前記物質表面の距離及び物質表面の傾きを
調節することを特徴とする請求項11の光学的異方性の
測定方法。 - 【請求項14】 顕微鏡機構を付加して、物質を搭載し
たステージを物質表面内方向に移動させることにより、
任意の場所を微小スポットで観測するようにしたことを
特徴とする請求項11の光学的異方性の測定方法。 - 【請求項15】 観測機構を多数設けることにより、多
点同時に観測できるようにしたことを特徴とする請求項
11の光学的異方性の測定方法。 - 【請求項16】 真空及び希ガス中に物質と測定環境を
おくようにしたことを特徴とする請求項11の光学的異
方性の測定方法。 - 【請求項17】 光源とハーフミラーの間に1/4波長
板または光弾性素子を設置することを特徴とする請求項
11の光学的異方性の測定方法。 - 【請求項18】 ハーフミラーと物質の間に1/4波長
板または光弾性素子を設置することを特徴とする請求項
11の光学的異方性の測定方法。 - 【請求項19】 光学的異方性を有する物質表面の光学
的異方性を測定する光学的異方性の測定装置において、 円偏光を上記物質表面に入射させる高開口数レンズと、
その反射光を2次元画像として読み取る撮像手段と、こ
の読み取られた2次元画像を記憶するコンピュータと、
この記憶された2次元画像の反射光強度分布から、上記
物質の光学的異方性を測定する測定手段とを有すること
を特徴とする光学的異方性の測定装置。 - 【請求項20】 光学的異方性を有する物質表面の光学
的異方性を測定するためのプログラムを記録した記録媒
体において、 上記プログラムは、上記物質表面に、高開口数レンズを
介して円偏光を入射し、その反射光を撮像手段で2次元
画像として読み取り、この読み取られた2次元画像をコ
ンピュータに記憶し、この記憶された2次元画像の反射
光強度分布から、上記物質の光学的異方性を測定する処
理を実行することを特徴とする光学的異方性を測定する
ためのプログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項21】 光学的異方性を有する物質表面に入射
した円偏光の反射率の入射角依存性を観測する入射角依
存性の観測方法において、 上記物質表面に、高開口数レンズを介して円偏光を入射
し、その反射光を撮像手段で2次元画像として読み取
り、この読み取られた2次元画像をコンピュータに記憶
し、この記憶された2次元画像中の回折像の中心から回
折像外方向へ直線的に反射光強度分布を観測することに
よって反射率の入射角依存性を観測することを特徴とす
る入射角依存性の観測方法。 - 【請求項22】 前記入射角依存性を観測する際に、前
記物質表面に直線偏光を入射し、偏光子と直交ニコルに
配置した検光子を通して観測される回折強度分布を理論
値と一致させるようにすることで、前記高開口数レンズ
と前記物質表面の距離及び物質表面の傾きを調節するこ
とを特徴とする請求項21の入射角依存性の観測方法。 - 【請求項23】 前記入射角依存性を観測する際に、前
記物質表面に直線偏光を入射し、偏光子の光透過軸と平
行ニコルに配置した検光子を通して観測される回折強度
分布を理論値と一致させるようにすることで、前記高開
口数レンズと前記物質表面の距離及び物質表面の傾きを
調節することを特徴とする請求項21の入射角依存性の
観測方法。 - 【請求項24】 前記入射角依存性を観測する際に、前
記回折像を前記コンピュータに2次元画像として記憶
し、回折像中心から回折像外方向へ直線的に強度分布を
方位角にして数方向観測し、それらが一致し、かつ理論
曲線と一致するまで、前記高開口数レンズと前記物質表
面の距離及び物質表面の傾きを調節することを特徴とす
る請求項21の入射角依存性の観測方法。 - 【請求項25】 前記入射角依存性を観測する際に、前
記回折像を前記コンピュータに2次元画像として記憶
し、理論的に得られる回折像と一致するまで、前記高開
口数レンズと前記物質表面の距離及び物質表面の傾きを
調節することを特徴とする請求項21の入射角依存性の
観測方法。 - 【請求項26】 前記回折像をコンピュータに2次元画
像として記憶し、回折像中心を像の対称性から算出する
ことを特徴とする請求項21の入射角依存性の観測方
法。 - 【請求項27】 顕微鏡機構を付加して、物質を搭載し
たステージを物質表面内方向に移動させることにより、
任意の場所を微小スポットで観測するようにしたことを
特徴とする請求項21の入射角依存性の観測方法。 - 【請求項28】 観測機構を多数設けることにより、多
点同時に観測できるようにしたことを特徴とする請求項
21の入射角依存性の観測方法。 - 【請求項29】 真空及び希ガス中に物質と測定環境を
おくようにしたことを特徴とする請求項21の入射角依
存性の観測方法。 - 【請求項30】 光源とハーフミラーの間に1/4波長
板または光弾性素子を設置することを特徴とする請求項
21の入射角依存性の観測方法。 - 【請求項31】 ハーフミラーと物質の間に1/4波長
板または光弾性素子を設置することを特徴とする請求項
21の入射角依存性の観測方法。 - 【請求項32】 光学的異方性を有する物質表面に入射
した円偏光の反射率の入射角依存性を観測する入射角依
存性の観測装置において、 円偏光を上記物質表面に入射させる高開口数レンズと、
その反射光を2次元画像として読み取る撮像手段と、こ
の読み取られた2次元画像を記憶するコンピュータと、
この記憶された2次元画像中の回折像の中心から回折像
外方向へ直線的に反射光強度分布を観測することによっ
て反射率の入射角依存性を観測する観測手段とを有する
ことを特徴とする入射角依存性の観測装置。 - 【請求項33】 光学的異方性を有する物質表面に入射
した円偏光の反射率の入射角依存性を観測するためのプ
ログラムを記録した記録媒体において、 上記プログラムは、上記物質表面に高開口数レンズを介
して円偏光を入射し、その反射光を撮像手段で2次元画
像として読み取り、この読み取られた2次元画像をコン
ピュータに記憶し、この記憶された2次元画像中の回折
像の中心から回折像外方向へ直線的に反射光強度分布を
観測することによって反射率の入射角依存性を観測する
処理を実行することを特徴とする入射角依存性を観測す
るためのプログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項34】 光学的異方性を有する物質表面に入射
した円偏光の反射率の入射角依存性を観測する入射角依
存性の観測方法において、 上記物質表面に、高開口数レンズを介して円偏光を入射
し、その反射光を撮像手段で2次元画像として読み取
り、この読み取られた2次元画像をコンピュータに記憶
し、この記憶された2次元画像中の回折像の中心から回
折像外方向へ任意に距離をとり、同心円状に反射光強度
分布を観測することによって、反射率の方位角依存性を
観測することを特徴とする入射角依存性の観測方法。 - 【請求項35】 前記方位角依存性を観測する際に、前
記物質表面に直線偏光を入射し、偏光子と直交ニコルに
配置した検光子を通して観測される回折強度分布を理論
値と一致させるようにすることで、前記高開口数レンズ
と前記物質表面の距離及び物質表面の傾きを調節するこ
とを特徴とする請求項34の入射角依存性の観測方法。 - 【請求項36】 前記入射角依存性を観測する際に、前
記物質表面に直線偏光を入射し、偏光子の光透過軸と平
行ニコルに配置した検光子を通して観測される回折強度
分布を理論値と一致させるようにすることで、前記高開
口数レンズと前記物質表面の距離及び物質表面の傾きを
調節することを特徴とする請求項34の入射角依存性の
観測方法。 - 【請求項37】 前記入射角依存性を観測する際に、前
記回折像を前記コンピュータに2次元画像として記憶
し、回折像中心から回折像外方向へ直線的に強度分布を
方位角にして数方向観測し、それらが一致し、かつ理論
曲線と一致するまで、前記高開口数レンズと前記物質表
面の距離及び物質表面の傾きを調節することを特徴とす
る請求項34の入射角依存性の観測方法。 - 【請求項38】 前記入射角依存性を観測する際に、前
記回折像を前記コンピュータに2次元画像として記憶
し、理論的に得られる回折像と一致するまで、前記高開
口数レンズと前記物質表面の距離及び物質表面の傾きを
調節することを特徴とする請求項34の入射角依存性の
観測方法。 - 【請求項39】 前記回折像をコンピュータに2次元画
像として記憶し、回折像中心を像の対称性から算出する
ことを特徴とする請求項34の入射角依存性の観測方
法。 - 【請求項40】顕微鏡機構を付加して、物質を搭載した
ステージを物質表面内方向に移動させることにより、任
意の場所を微小スポットで観測するようにしたことを特
徴とする請求項34の入射角依存性の観測方法。 - 【請求項41】 観測機構を多数設けることにより、多
点同時に観測できるようにしたことを特徴とする請求項
34の入射角依存性の観測方法。 - 【請求項42】 真空及び希ガス中に物質と測定環境を
おくようにしたことを特徴とする請求項34の入射角依
存性の観測方法。 - 【請求項43】 光源とハーフミラーの間に1/4波長
板または光弾性素子を設置することを特徴とする請求項
34の入射角依存性の観測方法。 - 【請求項44】 ハーフミラーと物質の間に1/4波長
板または光弾性素子を設置することを特徴とする請求項
34の入射角依存性の観測方法。 - 【請求項45】 光学的異方性を有する物質表面に入射
した円偏光の反射率の入射角依存性を観測する入射角依
存性の観測装置において、 円偏光を上記物質表面に入射させる高開口数レンズと、
その反射光を2次元画像として読み取る撮像手段と、こ
の読み取られた2次元画像を記憶するコンピュータと、
この記憶された2次元画像中の回折像の中心から回折像
外方向へ任意に距離をとり、同心円状に反射光強度分布
を観測することによって、反射率の方位角依存性を観測
する観測手段とを有することを特徴とする入射角依存性
の観測装置。 - 【請求項46】 光学的異方性を有する物質表面に入射
した円偏光の反射率の入射角依存性を観測するためのプ
ログラムを記録した記録媒体において、 上記プログラムは、上記物質表面に高開口数レンズを介
して円偏光を入射し、その反射光を撮像手段で2次元画
像として読み取り、この読み取られた2次元画像をコン
ピュータに記憶し、この記憶された2次元画像中の回折
像の中心から回折像外方向へ任意に距離をとり、同心円
状に反射光強度分布を観測することによって、反射率の
方位角依存性を観測する処理を実行することを特徴とす
る入射角依存性を観測するためのプログラムを記録した
記録媒体。 - 【請求項47】 光学的異方性を有する物質表面に入射
した円偏光の反射率の方位角依存性と入射角依存性を観
測する観測方法において、 上記物質表面に、高開口数レンズを介して円偏光を入射
し、その反射光を撮像手段で2次元画像として読み取
り、この読み取られた2次元画像をコンピュータに記憶
し、この記憶された2次元画像中の回折像中心を中心点
とする円内の反射強度分布を測定することにより、反射
率の方位角依存性および入射角依存性を同時に観測する
ことを特徴とする方位角依存性及び入射角依存性の観測
方法。 - 【請求項48】 前記方位角依存性及び入射角依存性を
観測する際に、前記物質表面に直線偏光を入射し、偏光
子と直交ニコルに配置した検光子を通して観測される回
折強度分布を理論値と一致させるようにすることで、前
記高開口数レンズと前記物質表面の距離及び物質表面の
傾きを調節することを特徴とする請求項47の方位角依
存性及び入射角依存性の観測方法。 - 【請求項49】 前記方位角依存性及び入射角依存性を
観測する際に、前記物質表面に直線偏光を入射し、偏光
子の光透過軸と平行ニコルに配置した検光子を通して観
測される回折強度分布を理論値と一致させるようにする
ことで、前記高開口数レンズと前記物質表面の距離及び
物質表面の傾きを調節することを特徴とする請求項47
の方位角依存性及び入射角依存性の観測方法。 - 【請求項50】 前記方位角依存性及び入射角依存性を
観測する際に、前記回折像を前記コンピュータに2次元
画像として記憶し、回折像中心から回折像外方向へ直線
的に強度分布を方位角にして数方向観測し、それらが一
致し、かつ理論曲線と一致するまで、前記高開口数レン
ズと前記物質表面の距離及び物質表面の傾きを調節する
ことを特徴とする請求項47の方位角依存性及び入射角
依存性の観測方法。 - 【請求項51】 前記方位角依存性及び入射角依存性を
観測する際に、前記回折像を前記コンピュータに2次元
画像として記憶し、理論的に得られる回折像と一致する
まで、前記高開口数レンズと前記物質表面の距離及び物
質表面の傾きを調節することを特徴とする請求項47の
方位角依存性及び入射角依存性の観測方法。 - 【請求項52】 前記回折像をコンピュータに2次元画
像として記憶し、回折像中心を像の対称性から算出する
ことを特徴とする請求項47の方位角依存性及び入射角
依存性の観測方法。 - 【請求項53】 顕微鏡機構を付加して、物質を搭載し
たステージを物質表面内方向に移動させることにより、
任意の場所を微小スポットで観測するようにしたことを
特徴とする請求項47の方位角依存性及び入射角依存性
の観測方法。 - 【請求項54】 観測機構を多数設けることにより、多
点同時に観測できるようにしたことを特徴とする請求項
47の方位角依存性及び入射角依存性の観測方法。 - 【請求項55】 真空及び希ガス中に物質と測定環境を
おくようにしたことを特徴とする請求項47の方位角依
存性及び入射角依存性の観測方法。 - 【請求項56】 光源とハーフミラーの間に1/4波長
板または光弾性素子を設置することを特徴とする請求項
47の方位角依存性及び入射角依存性の観測方法。 - 【請求項57】 ハーフミラーと物質の間に1/4波長
板または光弾性素子を設置することを特徴とする請求項
47の方位角依存性及び入射角依存性の観測方法。 - 【請求項58】 光学的異方性を有する物質表面に入射
した円偏光の反射率の方位角依存性と入射角依存性を観
測する観測装置において、 円偏光を上記物質表面に入射させる高開口数レンズと、
その反射光を2次元画像として読み取る撮像手段と、こ
の読み取られた2次元画像を記憶するコンピュータと、
この記憶された2次元画像中の回折像の中心を中心点と
する円内の反射強度分布を測定することにより、反射率
の方位角依存性および入射角依存性を同時に観測する観
測手段とを有することを特徴とする方位角依存性及び入
射角依存性の観測方法。 - 【請求項59】 光学的異方性を有する物質表面に入射
した円偏光の反射率の方位角依存性と入射角依存性を観
測するためのプログラムを記録した記録媒体において、 上記プログラムは、上記物質表面に高開口数レンズを介
して円偏光を入射し、その反射光を撮像手段で2次元画
像として読み取り、この読み取られた2次元画像をコン
ピュータに記憶し、この記憶された2次元画像中の回折
像中心を中心点とする円内の反射強度分布を測定するこ
とにより、反射率の方位角依存性および入射角依存性を
同時に観測する処理を実行することを特徴とする方位角
依存性及び入射角依存性を観測するためのプログラムを
記録した記録媒体。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25896599A JP2001083042A (ja) | 1999-09-13 | 1999-09-13 | 光学的異方性の測定方法、測定装置及び測定方法を記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP25896599A JP2001083042A (ja) | 1999-09-13 | 1999-09-13 | 光学的異方性の測定方法、測定装置及び測定方法を記録した記録媒体 |
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---|---|
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