JP2001082823A - 吸収式冷暖房装置 - Google Patents

吸収式冷暖房装置

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JP2001082823A
JP2001082823A JP26068799A JP26068799A JP2001082823A JP 2001082823 A JP2001082823 A JP 2001082823A JP 26068799 A JP26068799 A JP 26068799A JP 26068799 A JP26068799 A JP 26068799A JP 2001082823 A JP2001082823 A JP 2001082823A
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Japan
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solar heat
regenerator
pipe
collecting tube
heat collecting
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Saien Inubushi
才延 犬伏
Masami Watakabe
正巨 渡壁
Tadashi Watanabe
正 渡辺
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NISHIZAKI KK
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers

Abstract

(57)【要約】 【課題】太陽熱を吸収液の加熱、濃縮に直接利用するこ
とによって、バーナ等の再生器を加熱する熱源を必要と
せずに運転することができるとともに、天候の状況等に
より変化する太陽熱による吸収液の加熱状況を検知し、
自動的に補助再生器を作動させることにより安定した空
調効果を得ることのできる、一般住宅等にも使用可能な
小型化された吸収式小型冷暖房装置を提供する。 【解決手段】希釈された吸収液を直接導入し加熱する太
陽熱集熱管、該太陽熱集熱管で加熱された吸収液をフラ
ッシングさせることにより濃縮するフラッシング再生器
を有する吸収式冷暖房装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽熱を利用した
熱効率の良い、一般住宅にも適用できるように小型化さ
れた吸収式冷暖房機に関する。
【0002】
【従来の技術】蒸発器で発生した水蒸気を、吸収器中の
吸湿性の塩水溶液に吸収させる吸収式冷暖房装置は、圧
縮機が不要で運転音が静かであり、また消費電力もわず
かで蒸気、温水等の排熱を利用できることから種々のタ
イプのものが知られており、熱効率を改善するために再
生器を高圧再生器と低圧再生器の二段に分けて、希釈さ
れた吸収液を加熱し濃縮する際に、装置内で発生する水
蒸気を別の吸収液の濃縮に再利用する、二重効用吸収式
冷房装置も知られている。しかしながら、これら従来の
吸収式冷暖房装置においては、再生器を加熱するために
ガス、灯油、重油等の化石燃料を燃焼させるバーナ等他
の熱源が必要であった。そのため装置が大型化し、一般
住宅にも適用可能な小型化された装置を製造することが
困難であった。
【0003】また、太陽熱集熱器を利用した吸収式冷暖
房装置としては、(1)ガラス製の容器に吸収液とは別
系統の管路で循環する水を流入し、大気圧下に太陽熱で
加熱した水を吸収式冷暖房器の間接熱源として使用する
ものや、(2)太陽輻射を受けて直接冷媒ガスの発生を
行わせる太陽熱直接加熱吸収式冷暖房装置も提案されて
いる。しかしながら、(1)太陽熱を間接熱源とするも
のは得られる水温もせいぜい80℃程度であり、別途バ
ーナーなどの加熱手段を必要とするものであり、また、
従来の(2)太陽熱直接加熱吸収式冷暖房装置は、天候
の変化等により安定して冷暖房装置を働かせることがで
きなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、太陽熱を吸
収液の加熱、濃縮に直接利用することによって、バーナ
等の再生器を加熱する熱源を必要とせずに運転すること
ができるとともに、天候の状況等により変化する太陽熱
による吸収液の加熱状況を検知し、自動的に補助再生器
を作動させることにより安定した空調効果を得ることの
できる、一般住宅等にも使用可能な小型化された吸収式
冷暖房装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、次のような構成を採用する。 1.希釈された吸収液を直接導入し加熱する太陽熱集熱
管、該太陽熱集熱管で加熱された吸収液をフラッシング
させることにより濃縮するフラッシング再生器を有する
吸収式冷暖房装置。 2.熱源を備えた補助加熱器、希釈された吸収液を太陽
熱集熱管又は補助加熱器に切換え可能に導入する切換
弁、太陽熱集熱管で加熱された吸収液をフラッシング再
生器又は補助加熱器に切換え可能に導入する切換弁を有
する1に記載の冷暖房装置。 3.熱源を備えた高温再生器、希釈された吸収液を太陽
熱集熱管又は高温再生器に切換え可能に導入する切換
弁、太陽熱集熱管で加熱された吸収液をフラッシング再
生器又は高温再生器に切換え可能に導入する切換弁を有
する1に記載の吸収式冷暖房装置。 4.高温再生器に接続する低温再生器、フラッシング再
生器で濃縮された吸収液又は太陽熱集熱管で加熱された
吸収液を高温再生器又は低温再生器に切換え可能に導入
する切換弁を有する3に記載の吸収式冷暖房装置。 5.太陽熱集熱管により加熱された吸収液の温度を測定
する温度センサーを設け、該温度センサーと連動させて
切換弁を操作するようにしたことを特徴とする1〜4の
いずれか1項に記載の吸収式冷暖房装置。 6.太陽熱集熱管が、外周部を真空とした真空式太陽熱
集熱管であることを特徴とする1〜5のいずれか1項に
記載の吸収式冷暖房装置。 7.吸収液が吸湿性の塩水溶液であることを特徴とする
1〜6のいずれか1項に記載の吸収式冷暖房装置。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。図1は、本発明の吸収式冷
暖房装置の1例を示す模式図である。この例では、装置
を蒸発器1、吸収器2、太陽熱集熱管3、フラッシング
再生器4、バーナ等の熱源を備えた高温再生器5及び凝
縮器6により構成したものである。蒸発器1及び吸収器
2内は真空状態に保たれ、蒸発器1内には水、そして吸
収器2内には臭化リチウム水溶液のような吸収液が収容
されている。蒸発器1内には冷水パイプ44が導入され
ており、冷水パイプ44内の水は蒸発器1内の水が気化
する際に気化熱を奪われるので冷却される。この冷水パ
イプ44は、室内空調器42に送られファン45により
送風されて室内の冷房用に使用される。
【0007】蒸発器1から蒸発した水蒸気は、吸収器2
内の吸収液に吸収されて吸収液を希釈する。希釈された
吸収液は、パイプ11、12により太陽熱集熱管3に送
られ、太陽熱により加熱される。パイプ11には切換弁
51が設けられ、バーナ等の熱源を備えた高温再生器5
にも接続可能となっている。この太陽熱集熱管3として
は通常の太陽熱集熱管を使用することが可能であるが、
集熱管の外周部を真空とした真空式太陽熱集熱管を使用
した場合には、効率よく(例えば、臭化リチウム水溶液
では約155℃程度迄)吸収液を加熱することができる
ので好ましい。
【0008】太陽熱集熱管3で加熱された吸収液は、吸
収液の温度を測定するセンサー7を設けたパイプ13に
より、切換弁52を介してフラッシグ再生器4又は高温
再生器5に送られる。太陽熱集熱管3で充分な高温に加
熱された吸収液は、フラッシング装置を有するフラッシ
ング再生器4に送られ、真空下で解放することによりフ
ラッシングを起こして水分を蒸発し濃縮される。濃縮さ
れた吸収液はパイプ15、切換弁53、54を経由して
吸収器2に送られ、吸収器2中で散布させて蒸発器1か
ら蒸発した水蒸気の吸収に使用される。
【0009】太陽熱集熱管3で加熱された吸収液の温度
が低い場合には、切換弁52を切換えて吸収液を切換弁
52、パイプ16、切換弁53、 54、パイプ17を
経由して高温再生器5に導入し、バーナ等の熱源で加熱
して水分を蒸発させて濃縮する。濃縮された吸収液はパ
イプ19により吸収器2に送られる。
【0010】フラッシング再生器4又は高温再生器5で
発生した水蒸気は、パイプ31、33又は32、33を
経由し濃縮器6に送られ、凝縮されて水となりパイプ3
4で蒸発器1に戻される。凝縮器6内には、水蒸気を冷
却し凝縮させるために、冷却塔41に接続された冷却水
を通したパイプ43が配管されている。
【0011】つぎに、この装置の運転の仕方について図
に基づいて説明する。図2は、この装置を晴天時に運転
する状況を説明する模式図である。吸収器2で希釈され
た吸収液は、矢印で示されるようにパイプ11、切換弁
51、パイプ12を経由して太陽熱集熱管3に送られ、
太陽熱によって加熱される。センサー7で感知された加
熱吸収液の温度が充分に高い場合には、吸収液は太陽熱
集熱管3からパイプ13、切換弁52を経由してフラッ
シング再生器4に送られ、真空下で解放することにより
フラッシングを起こして水分を蒸発し濃縮される。濃縮
された吸収液は、パイプ15、切換弁53、54を経由
して直接吸収器2に送られる。また、フラッシング再生
器4で発生した水蒸気は、パイプ31、切換弁55、パ
イプ33を経由して凝縮器6に送られる。この場合に
は、装置は太陽熱のみを熱源として運転される。
【0012】図3は、この装置を曇天時等太陽熱集熱管
3による加熱のみでは、フラッシング再生器4で必要と
される温度まで吸収液を加熱することができない時に、
運転する状況を説明する図である。吸収器2で希釈され
た吸収液は、矢印で示されるようにパイプ11、切換弁
51、パイプ12を経由して太陽熱集熱管3に送られ、
太陽熱によって加熱される。センサー7で感知された加
熱吸収液の温度が低い場合(例えば、吸収液が臭化リチ
ウム水溶液で120℃以下)には、吸収液は切換弁5
2、パイプ16、切換弁53、54、パイプ17を経由
して、熱源を備えた高温再生器5に送られる。高温再生
器5でバーナ等により加熱し濃縮された吸収液は、パイ
プ19により吸収器2に送られる。高温再生器で発生し
た水蒸気は、パイプ32、切換弁55、パイプ33を経
由して凝縮器6に送られる。
【0013】図4は、雨天等太陽熱集熱管3を使用して
希釈された吸収液を加熱することができない時に、装置
を運転する状況を説明する図である。この場合には、吸
収液は矢印で示されるようにパイプ11、切換弁51、
パイプ18を経由して直接高温再生器5に送られる。高
温再生器5でバーナ等により加熱し濃縮された吸収液
は、パイプ19により吸収器2に送られる。高温再生器
で発生した水蒸気は、パイプ32、切換弁55、パイプ
33を経由して凝縮器6に送られる。上記の装置では、
太陽熱集熱管3の出口に接続されたパイプ13にセンサ
ー7を設けて加熱された吸収液の温度を測定し、吸収液
の温度に応じて各切換弁51〜54の操作を自動的に行
なうように構成してある。
【0014】また、図5はこの装置で使用する太陽熱集
熱管3の模式断面図である。この太陽熱集熱管3の内部
には、吸収液が流入する細径管112及び細径管112
の外周部を取囲む太径管113からなる二重構造管が設
けられ、その外側には真空の外周部114が形成されて
いる。図5において矢印で示したように、パイプ12か
ら流入した吸収液は、細径管112から太径管113を
経てパイプ13へと流出する。このような真空式太陽熱
集熱管を使用した場合には、太陽熱の集熱効率が大巾に
向上するので吸収液を高温(例えば、臭化リチウム水溶
液で約155℃程度まで)に加熱することが可能とな
り、単にフラッシング再生器4で吸収液をフラッシング
させるのみで吸収液を必要な濃度まで濃縮することがで
き、太陽熱のみで装置を運転することができるので好ま
しい。
【0015】図6は、本発明の吸収式冷暖房装置の他の
例を示す模式図である。この例では、吸収器2と太陽熱
集熱管3の間に低温熱交換器10を設け、フラッシング
再生器4又は高温再生器5で濃縮された高温の吸収液を
パイプ20により低温熱交換器10に導き、吸収器2か
ら太陽熱集熱管3に送られる希釈された吸収液の予備加
熱に使用した後に、パイプ21により吸収器2に戻すよ
うにしたものである。この装置の他の構成は、図1の装
置と同様であるが、熱効率は図1のものより改善され
る。
【0016】図7は、本発明を二重効用吸収式冷暖房装
置に適用した例を示す模式図である。この例では、装置
を蒸発器1、吸収器2、太陽熱集熱管3、フラッシング
再生器4、熱源を備えた高温再生器5、低温再生器8及
び凝縮器6により構成したものである。この装置では、
フラッシング再生器4又は高温再生器5で濃縮された吸
収液は、低温再生器8でさらに濃縮されてパイプ21に
より吸収器2に送られる。フラッシング再生器4又は高
温再生器5で発生した水蒸気は、パイプ31、33又は
32、33を経由して低温再生器8内で吸収液内に配置
されたパイプ34に導入され、吸収液を濃縮する熱源と
して使用された後に、凝縮器6に送られ、凝縮されて水
となりパイプ35により蒸発器1に戻される。その他の
装置の構成は、基本的に図1の装置と同様である。
【0017】この装置を晴天時に運転する時には、吸収
器2で希釈された吸収液はパイプ11、切換弁51、パ
イプ12を経由して太陽熱集熱管3に送られ、太陽熱に
よって加熱される。センサー7で感知された加熱吸収液
の温度が充分に高い場合には、吸収液は太陽熱集熱管3
からフラッシング再生器4に送られ、真空下で解放する
ことによりフラッシングを起こして水分を蒸発し濃縮さ
れる。濃縮された吸収液は、パイプ15、切換弁53、
54、パイプ19、切換弁55、パイプ20を経由して
低温再生器8に送られ、さらに濃縮された後にパイプ2
1により吸収器2に送られる。また、フラッシング再生
器4で発生した水蒸気は、パイプ31、切換弁56、パ
イプ33を経由して低温再生器8内で吸収液内に配置さ
れたパイプ34に導入され、吸収液を濃縮する熱源とし
て使用された後に凝縮器6に送られ、凝縮されて水とな
りパイプ35により蒸発器1に戻される。この場合に
は、装置は太陽熱のみを熱源として運転されるが、太陽
熱集熱管3で得られた太陽熱は、フラッシング再生器及
び低温再生器8の二段階で利用されるので、図1の装置
に比べて熱効率は大巾に向上する。
【0018】つぎに、曇天時等太陽熱集熱管3による加
熱のみでは、フラッシング再生器4で必要とされる温度
まで吸収液を加熱することができないときの、装置の運
転状況について説明する。太陽熱集熱管3で加熱後、セ
ンサー7で感知された加熱吸収液の温度が低い場合に
は、吸収液は切換弁52、パイプ16、切換弁53、5
4、パイプ17を経由して、熱源を備えた高温再生器5
に送られる。高温再生器5でバーナ等により加熱し濃縮
された吸収液は、切換弁55、パイプ20を経由して低
温再生器8に送られ、さらに濃縮された後にパイプ21
により吸収器2に送られる。また、高温再生器5で発生
した水蒸気は、パイプ32、切換弁56、パイプ33を
経由して低温再生器8内で吸収液内に配置されたパイプ
34に導入され、吸収液を濃縮する熱源として使用され
た後に凝縮器6に送られ、凝縮されて水となりパイプ3
5により蒸発器1に戻される。
【0019】雨天等太陽熱集熱管3を使用して希釈され
た吸収液を加熱することができない場合には、吸収液は
パイプ11、切換弁51、パイプ18を経由して直接高
温再生器に送られ、曇天時等と同様に処理される。
【0020】図8は、本発明を二重効用吸収式冷暖房装
置に適用した他の例を示す模式図である。この例では、
吸収器2と太陽熱集熱管3の間に低温熱交換器10及び
高温熱交換器60を設けて、熱効率をさらに改善させた
ものである。この装置では、吸収器2で希釈された吸収
液はパイプ11で低温熱交換器10に送られて加熱さ
れ、ついでパイプ24を経由して高温熱交換器60でさ
らに加熱後、パイプ25、12を経て太陽熱集熱管3に
送られる。また、フラッシング再生器4で濃縮された吸
収液は、パイプ15、切換弁53、54、パイプ19を
経由して高温熱交換器60に送られ、希釈された吸収液
を加熱した後にパイプ20、切換弁55、パイプ21を
経て低温再生器8に送られる。低温再生器8で濃縮され
た吸収液は、パイプ22、低温熱交換器10、パイプ2
3を経由して吸収器2に戻される。この装置の他の構成
は、図7の装置と同様である。
【0021】図9は、本発明の吸収式冷暖房装置のさら
に他の例を示す模式図である。この例では、装置を蒸発
器1、吸収器2、太陽熱集熱管3、フラッシング再生器
4、補助加熱器9及び凝縮器6により構成したものであ
る。蒸発器1及び吸収器2内は真空状態に保たれ、蒸発
器1内には水、そして吸収器2内には臭化リチウム水溶
液のような吸収液が収容されている。蒸発器1内には冷
水パイプ44が導入されており、冷水パイプ内の水は蒸
発器1内の水が気化する際に気化熱を奪われるので冷却
される。この冷水パイプ44は、室内空調器42に送ら
れファン45により送風されて、室内の冷房用に使用さ
れる。
【0022】蒸発器1から蒸発した水蒸気は、吸収器2
内の吸収液に吸収されて吸収液を希釈する。希釈された
吸収液は、パイプ11、切換弁51、パイプ12を経由
して太陽熱集熱管3に送られ、太陽熱により加熱され
る。パイプ11には切換弁51が設けられ、バーナ等の
補助熱源を備えた補助加熱器9にも接続可能となってい
る。
【0023】太陽熱集熱管3で加熱された吸収液は、吸
収液の温度を測定するセンサー7を設けたパイプ13に
より、切換弁52を介してフラッシング再生器4又は補
助加熱器9に送られる。必要により補助加熱器を経由す
ることにより、充分な高温に加熱された吸収液はフラッ
シング再生器4に送られ、真空下で解放することにより
フラッシングを起こして水分を蒸発し濃縮される。濃縮
された吸収液はパイプ17により吸収器2に送られ、吸
収器2中で散布させて蒸発器1から蒸発した水蒸気の吸
収に使用される。フラッシング再生器4で発生した水蒸
気は、パイプ31により冷却塔に接続する冷却水を通し
たパイプ43を備えた凝縮器6に送られ、凝縮されて水
となりパイプ32により蒸発器1に戻される。
【0024】つぎに、この装置の運転の仕方について説
明する。晴天時には、希釈された吸収液はパイプ11、
切換弁51、パイプ12を経由して太陽熱集熱管3に送
られ、太陽熱により加熱される。センサー7で感知され
た加熱吸収液の温度が充分に高い場合には、吸収液は太
陽熱集熱管3からパイプ13、切換弁52、パイプ14
を経由して直接フラッシング再生器4に送られ、真空下
で解放することによりフラッシングを起こして水分を蒸
発し濃縮される。この場合には、装置は太陽熱のみを熱
源として運転される。
【0025】曇天等により太陽熱集熱管3による加熱吸
収液の温度が低い場合には、吸収液はセンサー7に連動
する切換弁52、パイプ15を経由して補助加熱器9に
送られ、必要な温度に迄加熱された後に、パイプ16に
よりフラッシング再生器4に送られて濃縮される。
【0026】雨天の場合等、太陽熱集熱管3を使用して
希釈された吸収液を加熱することができない場合には、
希釈された吸収液はパイプ11、切換弁51、パイプ1
8を経由して直接補助加熱器9に送られ、必要な温度に
まで加熱した後に、パイプ16によりフラッシング再生
器4に送られて濃縮される。切換弁51、52の操作
は、センサー7と連動させてセンサー7で測定した吸収
液の温度に応じて自動的に行う(例えば、吸収液が臭化
リチウム水溶液で100℃以下の場合は直接補助加熱器
9に接続する)ようにすることが好ましい。
【0027】図10は、本発明の吸収式冷暖房装置のさ
らに他の例を示す模式図である。この例では、吸収器2
と太陽熱集熱管3の間に熱交換器10を設け、フラッシ
ング再生器4で濃縮された高温の吸収液を熱交換器10
に送り、吸収器2から太陽熱集熱管3に送られる希釈さ
れた吸収液と熱交換させて太陽熱集熱管3に送られる吸
収液を予め加熱するようにしたほかは、図9の装置と同
様の構成を有する。熱交換器10としては、例えば高温
の濃縮吸収液貯蔵槽中に低温の希釈吸収液を循環させる
パイプを設けたもの等が挙げられる。
【0028】上記の各例では、冷房仕様とした装置につ
いて説明したが、本発明が弁の切換え等により暖房仕様
となる装置や、他の付帯設備を有する装置についても適
用可能であることは言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】本発明では太陽熱を希釈された吸収液の
加熱、濃縮に直接利用することにより、吸収式冷暖房装
置の熱効率を大巾に改善し、装置全体を小型化して一般
住宅にも適用可能とすることができる。特に、外周部を
真空とした真空式太陽熱集熱管を使用した場合には、熱
効率を一段と改善することができ、バーナ等熱源を必要
とせずに運転可能な装置とすることができる。また、太
陽熱による吸収液の加熱状況をセンサーで感知し、自動
的に切換弁を操作して不必要な部分に吸収液が流れるの
を防止して放熱損失が発生するのを抑制するとともに、
安定した空調効果を得ることができる。本発明の冷暖房
装置は、化石燃料や化石燃料を使用して得られる電力の
使用量を節約することができるものであり、地球温暖化
の防止にも役立つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸収式冷暖房装置の1例を示す模式図
である。
【図2】図1の吸収式冷暖房装置の運転状況を説明する
模式図である。
【図3】図1の吸収式冷暖房装置の運転状況を説明する
模式図である。
【図4】図1の吸収式冷暖房装置の運転状況を説明する
模式図である。
【図5】図1の吸収式冷暖房装置で使用する太陽熱集熱
管の模式断面図である。
【図6】本発明の吸収式冷暖房装置の他の例を示す模式
図である。
【図7】本発明の吸収式冷暖房装置の他の例を示す模式
図である。
【図8】本発明の吸収式冷暖房装置の他の例を示す模式
図である。
【図9】本発明の吸収式冷暖房装置の他の例を示す模式
図である。
【図10】本発明の吸収式冷暖房装置の他の例を示す模
式図である。
【符号の説明】
1 蒸発器 2 吸収器 3 太陽熱集熱管 4 フラッシング再生器 5 高温再生器 6 凝縮器 7 センサー 8 低温再生器 9 補助加熱器 10、60 熱交換器 11〜25 吸収液パイプ 31〜37 水(蒸気)パイプ 41 冷却塔 42 空調器 43、44 冷水パイプ 45 ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 犬伏 才延 兵庫県神戸市須磨区白川台3丁目38−27 (72)発明者 渡壁 正巨 滋賀県彦根市平田町614−5 株式会社ア ートプラン内 (72)発明者 渡辺 正 滋賀県彦根市原町600−112 Fターム(参考) 3L093 BB25 BB48

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 希釈された吸収液を直接導入し加熱する
    太陽熱集熱管、該太陽熱集熱管で加熱された吸収液をフ
    ラッシングさせることにより濃縮するフラッシング再生
    器を有する吸収式冷暖房装置。
  2. 【請求項2】 熱源を備えた補助加熱器、希釈された吸
    収液を太陽熱集熱管又は補助加熱器に切換え可能に導入
    する切換弁、太陽熱集熱管で加熱された吸収液をフラッ
    シング再生器又は補助加熱器に切換え可能に導入する切
    換弁を有する請求項1に記載の冷暖房装置。
  3. 【請求項3】 熱源を備えた高温再生器、希釈された吸
    収液を太陽熱集熱管又は高温再生器に切換え可能に導入
    する切換弁、太陽熱集熱管で加熱された吸収液をフラッ
    シング再生器又は高温再生器に切換え可能に導入する切
    換弁を有する請求項1に記載の吸収式冷暖房装置。
  4. 【請求項4】 高温再生器に接続する低温再生器、フラ
    ッシング再生器で濃縮された吸収液又は太陽熱集熱管で
    加熱された吸収液を高温再生器又は低温再生器に切換え
    可能に導入する切換弁を有する請求項3に記載の吸収式
    冷暖房装置。
  5. 【請求項5】 太陽熱集熱管により加熱された吸収液の
    温度を測定する温度センサーを設け、該温度センサーと
    連動させて切換弁を操作するようにしたことを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収式冷暖房装
    置。
  6. 【請求項6】 太陽熱集熱管が、外周部を真空とした真
    空式太陽熱集熱管であることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれか1項に記載の吸収式冷暖房装置。
  7. 【請求項7】 吸収液が吸湿性の塩水溶液であることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸収式
    冷暖房装置。
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