JP2001082306A - 火花点火装置 - Google Patents

火花点火装置

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JP2001082306A
JP2001082306A JP25503899A JP25503899A JP2001082306A JP 2001082306 A JP2001082306 A JP 2001082306A JP 25503899 A JP25503899 A JP 25503899A JP 25503899 A JP25503899 A JP 25503899A JP 2001082306 A JP2001082306 A JP 2001082306A
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ignition
spark
spark gap
gap
combustion chamber
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Naoki Kokubo
小久保  直樹
Eiji Takakuwa
栄司 高桑
Masatoshi Ikeda
正俊 池田
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Soken Inc
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Denso Corp
Nippon Soken Inc
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F3/00Pistons 
    • F02F3/10Pistons  having surface coverings
    • F02F3/12Pistons  having surface coverings on piston heads
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/24Cylinder heads
    • F02F1/242Arrangement of spark plugs or injectors

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 点火プラグの中心電極と複数の点火用電極と
による多点点火構成でくすぶり現象による絶縁性の低下
があっても各火花ギャップで確実に放電火花を飛火させ
ること。 【解決手段】 点火プラグの中心電極11と絶縁碍子2
0に形成された点火用電極21aとの間の第1の火花ギ
ャップg1 の寸法間隔は複数の点火用電極21b,・・
・,24a,24b,25aとの間の第2の火花ギャッ
プg2 から第5の火花ギャップg5 までの寸法間隔の
1.3倍に設定される。第1の火花ギャップg1 で放電
火花が発生されれば連続的に接地側の第2の火花ギャッ
プg2 から最終の第5の火花ギャップg5 まで確実に放
電火花を発生させることができる。これにより、内燃機
関の燃焼室内に吸入される混合気等の燃料に確実に着火
可能となるため、出力向上、燃費改善、エミッション低
減の効果が期待できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の燃焼室
内に導入される燃料に点火するための放電火花を発生す
る火花ギャップを複数個設けた火花点火装置に関するも
ので、特に、燃焼室内に燃料を直接噴射する所謂、直噴
エンジン等における燃料への着火性を向上する火花点火
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の燃焼室内に電気的に直
列に火花ギャップを隔てて形成された複数の点火用電極
を用い、それらの火花ギャップでそれぞれ放電火花が発
生されることで燃料に対する多点点火を実施して内燃機
関の燃焼状態における信頼性を向上しようとするものが
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、点火プラグ
の絶縁碍子表面にカーボンが付着すると絶縁性が低下す
るというくすぶり現象がある。ここで、図7に一般的な
多点点火構成における等価回路図を示すように、絶縁碍
子表面がくすぶり現象を呈するとくすぶり時漏洩抵抗R
N0,RN1,・・・が小さくなる。このため、多点点火構
成における点火コイルCLに接続された点火プラグの中
心電極と点火用電極とで形成された第1の火花ギャップ
g1 に磁気エネルギが放出されても、くすぶり時漏洩抵
抗RN0を通って流れる電流が大きくなり、結果として、
第1の火花ギャップg1 のコイル2次側浮遊容量C0 に
対する充電電流が小さくなって昇圧され難くなる。そし
て、コイル2次側浮遊容量C0 の昇圧期間内に第1の火
花ギャップg1 に印加されるコイル2次側電圧VC が放
電火花を発生させるための要求電圧に到達できないとき
には、第1の火花ギャップg1 は勿論、第2の火花ギャ
ップg2 以降においても飛火できなくなる。即ち、点火
プラグの中心電極や複数の点火用電極にて複数の火花ギ
ャップが形成されていても、放電火花を発生させるため
の要求電圧に到達できなくなった火花ギャップ以降では
飛火できなくなり多点点火が達成できないという不具合
があった。
【0004】そこで、この発明はかかる不具合を解決す
るためになされたもので、点火プラグの中心電極に対向
し、電気的に直列に火花ギャップを隔てて複数の点火用
電極が形成された多点点火構成で、くすぶり現象があり
絶縁性の低下があっても各火花ギャップで確実に放電火
花を飛火可能な火花点火装置の提供を課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の火花点火装置
によれば、点火プラグの中心電極に対向し内燃機関の燃
焼室に面したピストンまたは燃焼室壁面の少なくとも一
部を形成するセラミック部材に形成された点火用電極と
の第1の火花ギャップで放電火花が発生されれば連続的
に接地側の第2の火花ギャップから最終の火花ギャップ
まで放電火花を発生させることができる。これにより、
内燃機関の燃焼室内に吸入される混合気等の燃料に着火
することができる。
【0006】請求項2の火花点火装置では、第1の火花
ギャップの寸法間隔が第2の火花ギャップから最終の火
花ギャップまでの同一寸法間隔の1.3倍と規定される
ことで、第1の火花ギャップで放電火花が発生されれば
連続的に接地側の第2の火花ギャップから最終の火花ギ
ャップまで確実に放電火花を発生させることができる。
これにより、内燃機関の燃焼室内に吸入される混合気等
の燃料に確実に着火可能となるため、出力向上、燃費改
善、エミッション低減の効果が得られる。
【0007】請求項3の火花点火装置によれば、点火プ
ラグの中心電極に対向し内燃機関の燃焼室に面したピス
トンまたは燃焼室壁面の少なくとも一部を形成するセラ
ミック部材に形成された点火用電極との第1の火花ギャ
ップで放電火花が発生されれば連続的に接地側の第2の
火花ギャップから最終の火花ギャップまで放電火花を発
生させることができる。これにより、内燃機関の燃焼室
内に吸入される混合気等の燃料に着火することができ
る。
【0008】請求項4の火花点火装置では、第1の火花
ギャップから最終の火花ギャップまでの寸法間隔が順
次、0.9倍以下と規定されることで、第1の火花ギャ
ップで放電火花が発生されれば連続的に接地側の第2の
火花ギャップから最終の火花ギャップまで確実に放電火
花を発生させることができる。これにより、内燃機関の
燃焼室内に吸入される混合気等の燃料に確実に着火可能
となるため、出力向上、燃費改善、エミッション低減の
効果が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0010】図1は本発明の実施の形態の一実施例にか
かる火花点火装置を示す模式図であり、図2は本発明の
実施の形態の一実施例にかかる火花点火装置が適用され
たピストン上面の多点点火構成を示す部分断面図であ
る。
【0011】図1及び図2において、火花点火装置10
0は高電圧を印加する点火コイルCLの2次コイル側に
接続された点火プラグ10の中心電極11、内燃機関の
シリンダヘッド1、シリンダブロック2及びピストン3
にて囲まれた燃焼室5に面したピストン3の頂面に一体
成形された絶縁性セラミックからなる絶縁碍子20、そ
の絶縁碍子20に電気的に直列に形成された高電圧配線
21,22,23,24及び接地用配線25からなる。
なお、高電圧配線21,・・・,24の両端には点火用
電極21a,21b,・・・,24a,24bが接続さ
れ、接地用配線25の一端には点火用電極25aが接続
され、接地用配線25の他端は金属製のピストン3本体
に電気的に接続されている。そして、点火プラグ10の
中心電極11に対向する点火用電極21aとの間には第
1の火花ギャップg1 、複数の点火用電極21b〜25
aの間にはそれぞれ火花ギャップg2 〜g5 が形成され
ている。
【0012】ここで、アルミ合金の融点は650
〔℃〕、絶縁碍子20の融点は1600〜1800
〔℃〕、点火用電極21a,21b,・・・,24a,
24b,25aを形成した高電圧配線21,・・・,2
4、接地用配線25の電極材料としての白金(Pt)系
合金またはイリジウム(Ir)系合金の融点は1700
〜2400〔℃〕である。このため、図2に示すよう
に、ピストン3のアルミ鋳込み時に絶縁碍子20を鋳込
型にセットして鋳込むことで一体成形することができ
る。なお、4はピストン3の径方向に遊嵌された3本の
ピストンリングであり、燃焼室5内への燃料供給機構は
省略されている。
【0013】次に、本実施例の多点点火構成において、
隣接する点火用電極間の各火花ギャップg1 〜g5 の寸
法間隔の設定について、図3及び図4を参照して説明す
る。ここで、図3は図2の絶縁碍子20部分をシリンダ
ヘッド側から見た平面図である。また、図4は多点点火
構成における火花ギャップ電圧を説明するタイムチャー
トである。なお、図4のタイムチャートでは電圧上昇側
は下側に示されている。
【0014】図3に示すように、電気的に直列な高電圧
配線21,・・・,24の両端には、上述のように、点
火用電極21a,21b,・・・,24a,24bが形
成され、接地用配線25には点火用電極25aが形成さ
れている。そして、点火プラグ10の中心電極11に対
向する点火用電極21aとの間には第1の火花ギャップ
g1 、複数の点火用電極21b〜25aの間にはそれぞ
れ火花ギャップg2 〜g5 が形成されている。
【0015】図4に示すように、点火信号がON(オ
ン)からOFF(オフ)となると(時刻t0 )、点火コ
イルCLの2次側電圧VC が上昇開始される。そして、
2次側電圧VC が第1の火花ギャップg1 で放電火花を
発生させるための要求電圧に到達すると、第1の火花ギ
ャップg1 で飛火される(時刻t1 )。この飛火時に2
次側電圧VC の電圧が低下しコイル2次側浮遊容量C0
に蓄えられたエネルギが第2の火花ギャップ側浮遊容量
C1 に充電されるので第2の火花ギャップ側電圧VG の
電圧が上昇される。
【0016】こののち、点火コイルCLの磁気エネルギ
により2次側電圧VC 、第2の火花ギャップ側電圧VG
が共に上昇される。そして、第2の火花ギャップg2 で
放電火花を発生させるための要求電圧に到達すると、第
2の火花ギャップg2 で飛火される(時刻t2 )。そし
て、点火コイルCLの磁気エネルギが消失することで放
電が終了する(時刻t3 )。
【0017】ここで、連続飛火時の第2の火花ギャップ
電圧VG ′として示す第2の火花ギャップg2 の要求電
圧V2 ′が第1の火花ギャップg1 で飛火時に第2の火
花ギャップ側浮遊容量C1 に瞬時に充電される第2の火
花ギャップ側電圧VG の電圧V2 以下であると第1の火
花ギャップg1 の飛火時に第2の火花ギャップg2 でも
連続して飛火される。図4では省略されているが、この
ように順次、要求電圧を設定することで、第3の火花ギ
ャップg3 、第4の火花ギャップg4 、第5の火花ギャ
ップg5 にて連続飛火させることができる。つまり、点
火コイルCL側の火花ギャップの飛火時に接地側の火花
ギャップ側の浮遊容量に対して瞬時に充電される電圧が
接地側の火花ギャップの要求電圧を満足するときには、
連続飛火することができる。
【0018】上述のように、本実施例の多点点火構成で
は、くすぶり時であっても接地側の火花ギャップの要求
電圧が点火コイルCL側の火花ギャップの飛火時に接地
側の火花ギャップ側の浮遊容量を瞬時に充電される電圧
以下となるように設定されている。このため、短時間で
連続飛火することで、高電圧配線21,・・・,24、
接地用配線25のくすぶり時漏洩抵抗を流れる電流は火
花ギャップ側浮遊容量に対して充電時間を必要とせず殆
どエネルギ消費することがない。即ち、くすぶり時の飛
火ミスがなくなり多点点火構成における性能を発揮する
ことができる。
【0019】次に、本実施例の多点点火構成におけるく
すぶり時漏洩抵抗〔MΩ〕と飛火数とのシミュレーショ
ン結果について、図5及び上述の図7を参照して説明す
る。ここで、図5では、図7に示す点火プラグ10の中
心電極11のくすぶり時漏洩抵抗RN0を10〔MΩ〕と
し、横軸に高電圧配線及び接地用配線のくすぶり時漏洩
抵抗RNi(i=1〜5)、縦軸に第1の火花ギャップg
1 から第5の火花ギャップg5 までにおける飛火数を表
す。
【0020】図5に「菱形白抜」記号にて示すように、
火花ギャップを同一寸法間隔とし要求電圧を30〔k
V〕に設定するときには、10〔MΩ〕まで5点飛火可
能であった。これに対して、図5に「四角白抜」記号に
て示すように、火花ギャップを同一寸法間隔とし要求電
圧を20〔kV〕に設定するときには、2〔MΩ〕まで
5点飛火可能であった。そして、図5に「丸白抜」記号
にて示すように、第1の火花ギャップg1 の要求電圧を
30〔kV〕、第2の火花ギャップg2 から第5の火花
ギャップg5 までの要求電圧を20〔kV〕に設定する
ときには、0.5〔MΩ〕まで5点飛火可能であった。
【0021】上述の多点点火構成によるシミュレーショ
ン結果によれば、火花ギャップg2〜g5 の同一寸法間
隔に対して、火花ギャップg1 の寸法間隔が1.3倍以
上となるよう設定すればよいことが分かった。
【0022】このように、本実施例の火花点火装置10
0は、内燃機関の燃焼室5に面したピストン3の一部を
形成するセラミック部材としての絶縁碍子20と、絶縁
碍子20の表面から突出させ、電気的に直列に火花ギャ
ップg1 〜g5 を隔てて形成する複数の高電圧配線2
1,・・・,24、接地用配線25に形成された点火用
電極21a,21b,・・・,24a,24b,25a
と、燃焼室5を形成するシリンダヘッド1に配設した点
火プラグ10とを具備し、点火プラグ10の中心電極1
1と対向する点火用電極21aとで形成された第1の火
花ギャップg1 の寸法間隔を接地側の残りの点火用電極
21b,・・・,24a,24b,25aで形成された
第2の火花ギャップg2 から最終の第5の火花ギャップ
g5 までの同一に設定された寸法間隔より広く設定する
ものである。また、第1の火花ギャップg1 の寸法間隔
が第2の火花ギャップg2 から最終の第5の火花ギャッ
プg5 までの寸法間隔の1.3倍以上となるよう設定す
るものである。
【0023】したがって、点火プラグ10の中心電極1
1に対向し燃焼室5に面したピストン3頂面の絶縁碍子
20に形成された点火用電極21との第1の火花ギャッ
プg1 で放電火花が発生されれば連続的に接地側の第2
の火花ギャップg2 から最終の第5の火花ギャップg5
まで確実に放電火花を発生させることができる。これに
より、内燃機関の燃焼室5内に吸入される混合気等の燃
料に確実に着火可能となるため、出力向上、燃費改善、
エミッション低減の効果が期待できる。
【0024】次に、本発明の実施の形態の一実施例にか
かる火花点火装置の多点点火構成の変形例における絶縁
碍子20′部分をシリンダヘッド側から見た図6の平面
図について説明する。
【0025】図6は上述の実施例における図3の平面図
に対応し、第1の火花ギャップg1′から第5の火花ギ
ャップg5 ′までの寸法間隔が変更されているだけであ
り、他の構成部分については同様であるためそれらの詳
細な説明を省略する。
【0026】図6において、第1の火花ギャップg1 ′
の寸法間隔に対して第2の火花ギャップg2 ′の寸法間
隔が狭くなるよう設定されている。同様に、順次、第2
の火花ギャップg2 ′の寸法間隔に対して第3の火花ギ
ャップg3 ′の寸法間隔、第3の火花ギャップg3 ′の
寸法間隔に対して第4の火花ギャップg4 ′の寸法間
隔、第4の火花ギャップg4 ′の寸法間隔に対して第5
の火花ギャップg5 ′の寸法間隔が狭くなるよう設定さ
れている。本変形例の多点点火構成によるシミュレーシ
ョン結果によれば、火花ギャップg1 〜g5 の寸法間隔
が順次、0.9倍以下となるよう設定すればよいことが
分かった。
【0027】このように、本変形例の火花点火装置10
0は、内燃機関の燃焼室5に面したピストン3の一部を
形成するセラミック部材としての絶縁碍子20と、絶縁
碍子20の表面から突出させ、電気的に直列に火花ギャ
ップg1 〜g5 を隔てて形成する複数の高電圧配線2
1,・・・,24、接地用配線25に形成された点火用
電極21a,21b,・・・,24a,24b,25a
と、燃焼室5を形成するシリンダヘッド1に配設した点
火プラグ10とを具備し、点火プラグ10の中心電極1
1と対向する点火用電極21aとで形成された第1の火
花ギャップg1 から接地側の残りの点火用電極21b,
・・・,24a,24b,25aで形成された最終の第
5の火花ギャップg5 までの寸法間隔を順次、狭く設定
するものである。また、第1の火花ギャップg1 から最
終の第5の火花ギャップg5 までの寸法間隔が順次、
0.9倍以下となるよう設定するものである。
【0028】したがって、点火プラグ10の中心電極1
1に対向し燃焼室5に面したピストン3頂面の絶縁碍子
20に形成された点火用電極21との第1の火花ギャッ
プg1 で放電火花が発生されれば連続的に接地側の第2
の火花ギャップg2 から最終の第5の火花ギャップg5
まで確実に放電火花を発生させることができる。これに
より、内燃機関の燃焼室5内に吸入される混合気等の燃
料に確実に着火可能となるため、出力向上、燃費改善、
エミッション低減の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る火花点火装置を示す模式図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る火花点火装置が適用されたピストン上面の多点点火構
成を示す部分断面図である。
【図3】 図3は図2の絶縁碍子部分をシリンダヘッド
側から見た平面図である。
【図4】 図4は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る火花点火装置の多点点火構成における火花ギャップ電
圧を説明するタイムチャートである。
【図5】 図5は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る火花点火装置の多点点火構成における高電圧配線のく
すぶり時漏洩抵抗と飛火数とのシミュレーション結果を
示す説明図である。
【図6】 図6は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る火花点火装置の多点点火構成の変形例における絶縁碍
子部分をシリンダヘッド側から見た平面図である。
【図7】 図7は一般的な火花点火装置の多点点火構成
における等価回路図である。
【符号の説明】
3 ピストン 5 燃焼室 10 点火プラグ 11 中心電極 20 絶縁碍子(セラミック部材) 21a,21b,・・・,24a,24b,25a 点
火用電極 100 火花点火装置 CL 点火コイル g1 〜g5 火花ギャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02P 13/00 301 F02P 13/00 301A 15/08 302 15/08 302A (72)発明者 高桑 栄司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 池田 正俊 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 Fターム(参考) 3G019 AA09 CA01 KA02 KA03 KA12 3G023 AA02 AA03 AB02 AB03 AC01 AD03 AD11 AD12 AD14 AE04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の燃焼室に面したピストンまた
    は前記燃焼室壁面の少なくとも一部を形成するセラミッ
    ク部材と、 前記セラミック部材の表面またはその表面から突出さ
    せ、電気的に直列に火花ギャップを隔てて形成する複数
    の点火用電極と、 前記燃焼室を形成するシリンダヘッドに配設した点火プ
    ラグとを具備し、 前記点火プラグの中心電極と対向する前記点火用電極と
    で形成された第1の火花ギャップの寸法間隔を接地側の
    残りの前記点火用電極で形成された第2の火花ギャップ
    から最終の火花ギャップまでの同一に設定された寸法間
    隔より広く設定することを特徴とする火花点火装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の火花ギャップの寸法間隔は、
    前記第2の火花ギャップから前記最終の火花ギャップま
    での寸法間隔の1.3倍以上となるよう設定することを
    特徴とする請求項1に記載の火花点火装置。
  3. 【請求項3】 内燃機関の燃焼室に面したピストンまた
    は前記燃焼室壁面の少なくとも一部を形成するセラミッ
    ク部材と、 前記セラミック部材の表面またはその表面から突出さ
    せ、電気的に直列に火花ギャップを隔てて形成する複数
    の点火用電極と、 前記燃焼室を形成するシリンダヘッドに配設した点火プ
    ラグとを具備し、 前記点火プラグの中心電極と対向する前記点火用電極と
    で形成された第1の火花ギャップから接地側の残りの前
    記点火用電極で形成された最終の火花ギャップまでの寸
    法間隔を順次、狭く設定することを特徴とする火花点火
    装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の火花ギャップから前記最終の
    火花ギャップまでの寸法間隔は、順次、0.9倍以下と
    なるよう設定することを特徴とする請求項3に記載の火
    花点火装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002089277A1 (en) 2001-04-25 2002-11-07 Yasuo Isono Ignition system for internal combustion engine and ignition method of fuel charged in a fuel chamber
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