JP2001080729A - 湿式パーツフィーダ及びそれを用いた自動円筒研削装置 - Google Patents
湿式パーツフィーダ及びそれを用いた自動円筒研削装置Info
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- JP2001080729A JP2001080729A JP26190399A JP26190399A JP2001080729A JP 2001080729 A JP2001080729 A JP 2001080729A JP 26190399 A JP26190399 A JP 26190399A JP 26190399 A JP26190399 A JP 26190399A JP 2001080729 A JP2001080729 A JP 2001080729A
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- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各種物品、特に前後方向を整列して給送する
ことが要求されるワークを安定して自動整列供給できる
湿式パーツフィーダ、及びワークの供給から外径研削加
工、加工済みワークの回収まで自動的に行なえる自動円
筒研削装置を提供する。 【解決手段】 湿式パーツフィーダ(1)の直進フィー
ダ部(3)の移送路6bの少なくとも底部、好ましくは
底部と両側部が移送方向に連続した凹凸状、好ましくは
波形状に形成される。自動円筒研削装置は、湿式パーツ
フィーダの物品載置部22とケレ開閉装置40と両セン
タ円筒研削盤50との間で往復移動自在な2本のグリッ
パ35a、35bを有するワーク操作装置30を備え、
両センタ円筒研削盤の位置での研削加工終了ケレ付きワ
ークの取り外しと未加工ケレ付きワークの取り付け操作
と、ケレ開閉装置の位置での研削加工済みワークのケレ
からの取り外しと未加工ワークのケレへの取り付け操作
とを順次繰り返し行なう。
ことが要求されるワークを安定して自動整列供給できる
湿式パーツフィーダ、及びワークの供給から外径研削加
工、加工済みワークの回収まで自動的に行なえる自動円
筒研削装置を提供する。 【解決手段】 湿式パーツフィーダ(1)の直進フィー
ダ部(3)の移送路6bの少なくとも底部、好ましくは
底部と両側部が移送方向に連続した凹凸状、好ましくは
波形状に形成される。自動円筒研削装置は、湿式パーツ
フィーダの物品載置部22とケレ開閉装置40と両セン
タ円筒研削盤50との間で往復移動自在な2本のグリッ
パ35a、35bを有するワーク操作装置30を備え、
両センタ円筒研削盤の位置での研削加工終了ケレ付きワ
ークの取り外しと未加工ケレ付きワークの取り付け操作
と、ケレ開閉装置の位置での研削加工済みワークのケレ
からの取り外しと未加工ワークのケレへの取り付け操作
とを順次繰り返し行なう。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿式パーツフィー
ダに関する。本発明はまた、上記湿式パーツフィーダを
用いた自動円筒研削装置、さらに詳しくは、貫通孔を持
つ小径のワークもしくは被研削物、特に光ファイバを接
続するために用いられる光コネクタの精密フェルールの
外径研削加工を行なう自動円筒研削装置に関する。
ダに関する。本発明はまた、上記湿式パーツフィーダを
用いた自動円筒研削装置、さらに詳しくは、貫通孔を持
つ小径のワークもしくは被研削物、特に光ファイバを接
続するために用いられる光コネクタの精密フェルールの
外径研削加工を行なう自動円筒研削装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】振動ボー
ルフィーダ等の振動により移送路上の物品を給送する振
動型パーツフィーダは、一般に移送路上での搬送中に物
品の整列、選別等を行なうことができるので、物品の自
動整列供給に広く利用されている。このようなパーツフ
ィーダは、乾燥状態の物品をそのまま収容し、自動整列
供給する乾式パーツフィーダと、ボールフィーダ内に水
を張り、少なくとも一部が水中に没した移送路上を物品
が移動するようにした湿式パーツフィーダに大別され
る。湿式パーツフィーダは、例えば特開平6−7253
3号公報、実公昭59−40330号公報、特許第27
17953号公報に記載されているような種々のタイプ
のものがあるが、一般に、表面に研磨液、防錆液等の液
体が付着していて乾式パーツフィーダでは相互に分離し
て自動整列供給することが困難な物品の給送に利用され
ている。しかしながら、湿式パーツフィーダの場合、水
の表面張力による摺動抵抗が増すため、物品のスムーズ
な移送が滞ったりして安定した移送が困難になるという
問題がある。また、前後方向に整列した状態で給送する
必要がある物品の場合、その表面に水滴が付いていると
光の乱反射を生じ、整列状態を検出するセンサの誤動作
を生ずる場合がある。
ルフィーダ等の振動により移送路上の物品を給送する振
動型パーツフィーダは、一般に移送路上での搬送中に物
品の整列、選別等を行なうことができるので、物品の自
動整列供給に広く利用されている。このようなパーツフ
ィーダは、乾燥状態の物品をそのまま収容し、自動整列
供給する乾式パーツフィーダと、ボールフィーダ内に水
を張り、少なくとも一部が水中に没した移送路上を物品
が移動するようにした湿式パーツフィーダに大別され
る。湿式パーツフィーダは、例えば特開平6−7253
3号公報、実公昭59−40330号公報、特許第27
17953号公報に記載されているような種々のタイプ
のものがあるが、一般に、表面に研磨液、防錆液等の液
体が付着していて乾式パーツフィーダでは相互に分離し
て自動整列供給することが困難な物品の給送に利用され
ている。しかしながら、湿式パーツフィーダの場合、水
の表面張力による摺動抵抗が増すため、物品のスムーズ
な移送が滞ったりして安定した移送が困難になるという
問題がある。また、前後方向に整列した状態で給送する
必要がある物品の場合、その表面に水滴が付いていると
光の乱反射を生じ、整列状態を検出するセンサの誤動作
を生ずる場合がある。
【0003】前後方向に整列した状態で給送する必要が
ある物品の例としては、小径の貫通孔を持つ光通信用コ
ネクタのフェルール(キャピラリー)がある。これらの
大きさは、タイプによっても異なるが、一般に外径は約
2.5mm、孔径は約0.125mm、長さは約10m
m程度の小さなもので、光ファイバを挿着する内径の加
工精度やこの孔径を基準にした外径の同心度、真円度、
円筒度に高精度を要求される。フェルールは一般にセラ
ミックスで作製されることが多く、通常、焼成後のブラ
ンクの内径加工にはワイヤラッピング加工が、また外径
研削加工には一般にダイヤモンド砥石が用いられてい
る。
ある物品の例としては、小径の貫通孔を持つ光通信用コ
ネクタのフェルール(キャピラリー)がある。これらの
大きさは、タイプによっても異なるが、一般に外径は約
2.5mm、孔径は約0.125mm、長さは約10m
m程度の小さなもので、光ファイバを挿着する内径の加
工精度やこの孔径を基準にした外径の同心度、真円度、
円筒度に高精度を要求される。フェルールは一般にセラ
ミックスで作製されることが多く、通常、焼成後のブラ
ンクの内径加工にはワイヤラッピング加工が、また外径
研削加工には一般にダイヤモンド砥石が用いられてい
る。
【0004】フェルールの加工工程において、内径加工
を終えたブランクは、両センタ円筒研削盤の両センタ間
にセットしてダイヤモンド砥石により外径研削加工が施
されるが、この際、常にブランクの前後方向が一定にな
るようにセットすることが必要になる。そのため、ブラ
ンクの前後方向が一定となるように整列して給送するこ
とが要求されるが、前記したような湿式パーツフィーダ
の問題のため、乾式パーツフィーダが用いられることに
なる。この場合、ブランクの内径加工にはダイヤモンド
ペースト等の研磨剤を用いたワイヤラッピング加工が採
用されており、研磨剤がブランクに付着しているため、
洗浄後一旦乾燥させた状態でパーツフィーダに投入する
必要がある。しかし、この乾燥工程で洗浄残りした研磨
剤や研削粉がフェルール内径部に固着し、後の洗浄工程
で除去できなくなり、フェルールの品質低下の原因とな
っている。また、洗浄工程、乾燥工程を経て給送される
ため、加工時間の長期化、コストアップの要因となって
いる。そのため、湿式パーツフィーダによる安定した自
動整列供給するシステムの開発が望まれている。
を終えたブランクは、両センタ円筒研削盤の両センタ間
にセットしてダイヤモンド砥石により外径研削加工が施
されるが、この際、常にブランクの前後方向が一定にな
るようにセットすることが必要になる。そのため、ブラ
ンクの前後方向が一定となるように整列して給送するこ
とが要求されるが、前記したような湿式パーツフィーダ
の問題のため、乾式パーツフィーダが用いられることに
なる。この場合、ブランクの内径加工にはダイヤモンド
ペースト等の研磨剤を用いたワイヤラッピング加工が採
用されており、研磨剤がブランクに付着しているため、
洗浄後一旦乾燥させた状態でパーツフィーダに投入する
必要がある。しかし、この乾燥工程で洗浄残りした研磨
剤や研削粉がフェルール内径部に固着し、後の洗浄工程
で除去できなくなり、フェルールの品質低下の原因とな
っている。また、洗浄工程、乾燥工程を経て給送される
ため、加工時間の長期化、コストアップの要因となって
いる。そのため、湿式パーツフィーダによる安定した自
動整列供給するシステムの開発が望まれている。
【0005】また、従来、上記のような光コネクタ用フ
ェルールに代表される貫通孔を持つ小径のワークを両セ
ンタで支持して研削する場合、ワークを全自動で供給搬
出せしめることは非常に難しく、作業者の手によってワ
ークにケレ(回し金)を取付けてからパレットに整列さ
せ、これを両センタ円筒研削盤の両センタ間に差し込み
セットする手作業が殆どであった。このように、手作業
で研削加工の種々の作業を行なう場合、ケレの取付け不
良による同心度・真円度の悪化や、センター押しの不良
による円筒度の悪化という問題を生ずる。それに加え
て、両センタに小さなワークを手で挿入する作業は非常
に難しく、高度な熟練を要するという問題があった。
ェルールに代表される貫通孔を持つ小径のワークを両セ
ンタで支持して研削する場合、ワークを全自動で供給搬
出せしめることは非常に難しく、作業者の手によってワ
ークにケレ(回し金)を取付けてからパレットに整列さ
せ、これを両センタ円筒研削盤の両センタ間に差し込み
セットする手作業が殆どであった。このように、手作業
で研削加工の種々の作業を行なう場合、ケレの取付け不
良による同心度・真円度の悪化や、センター押しの不良
による円筒度の悪化という問題を生ずる。それに加え
て、両センタに小さなワークを手で挿入する作業は非常
に難しく、高度な熟練を要するという問題があった。
【0006】前記のような手作業によるワークとケレの
取付け及びこれを両センタ円筒研削盤にセットする場合
の作業性や加工精度等の問題を改善するため、特開平5
−220661号には、スナップ式回し金置場にスナッ
プ式回し金を固定し、これに開閉プッシャーを押し込ん
で開いた状態でチャック部の孔にワークを挿入し、開閉
プッシャーを後退させることにより回し金でワークを緊
縮保持する構造の装置が開示されている。しかしなが
ら、ここに開示されている回し金は、チャック部の孔が
開閉用凹部が形成された一端側に近い位置に形成され、
偏心しているために、高い加工精度が得られ難いという
問題がある。また、回し金を繰り返し使用していると、
チャック部の孔内周面が偏摩耗し易いという問題があ
り、それに伴ってセンタの位置決め不良や研削加工品質
の低下といった問題を生ずる。
取付け及びこれを両センタ円筒研削盤にセットする場合
の作業性や加工精度等の問題を改善するため、特開平5
−220661号には、スナップ式回し金置場にスナッ
プ式回し金を固定し、これに開閉プッシャーを押し込ん
で開いた状態でチャック部の孔にワークを挿入し、開閉
プッシャーを後退させることにより回し金でワークを緊
縮保持する構造の装置が開示されている。しかしなが
ら、ここに開示されている回し金は、チャック部の孔が
開閉用凹部が形成された一端側に近い位置に形成され、
偏心しているために、高い加工精度が得られ難いという
問題がある。また、回し金を繰り返し使用していると、
チャック部の孔内周面が偏摩耗し易いという問題があ
り、それに伴ってセンタの位置決め不良や研削加工品質
の低下といった問題を生ずる。
【0007】従って、本発明の目的は、各種物品、特に
前後方向を一定に整列した状態で給送することが要求さ
れるフェルールブランク等のワークを安定して自動整列
供給でき、また前後方向の整列状態等を誤検知すること
なく給送できる湿式パーツフィーダを提供することにあ
り、それによって加工工程の削減、ワーク移動時間の短
縮、安定した品質の確保等を図ろうとするものである。
本発明の他の目的は、前記したような問題もなく、ワー
クの供給、ワークとケレの取付け、ケレ付きワークの両
センタ円筒研削盤へのセットと取外し、研削加工済みの
ワークのケレからの取り外し等の作業を自動的に効率良
く行なえ、また外径研削加工を高精度で行なえ、省人
化、低コスト化を図れる自動円筒研削装置を提供するこ
とにある。
前後方向を一定に整列した状態で給送することが要求さ
れるフェルールブランク等のワークを安定して自動整列
供給でき、また前後方向の整列状態等を誤検知すること
なく給送できる湿式パーツフィーダを提供することにあ
り、それによって加工工程の削減、ワーク移動時間の短
縮、安定した品質の確保等を図ろうとするものである。
本発明の他の目的は、前記したような問題もなく、ワー
クの供給、ワークとケレの取付け、ケレ付きワークの両
センタ円筒研削盤へのセットと取外し、研削加工済みの
ワークのケレからの取り外し等の作業を自動的に効率良
く行なえ、また外径研削加工を高精度で行なえ、省人
化、低コスト化を図れる自動円筒研削装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明によれば、液体貯留部内の物品を振動により
移送路上を移動させ、物品給送を行なうボールフィーダ
部と、該ボールフィーダ部から給送された物品を振動に
より順次移送する直進フィーダ部とを備えた湿式パーツ
フィーダであって、上記直進フィーダ部の移送路の少な
くとも底部が、好ましくは移送路の底部及び両側部が、
移送方向に連続した凹凸状、好ましくは波形状に形成さ
れていることを特徴とする湿式パーツフィーダが提供さ
れる。好適な態様によれば、上記直進フィーダ部の移送
路の底部は、上部が長手方向に連続した波形状に形成さ
れた少なくとも2枚の波形板を波形が互い違いとなるよ
うに配した縦搬送部からなり、また両側部は、一側部が
長手方向に連続した波形状に形成された一対の波形板を
波形が内側に対向するように配した横搬送部からなり、
さらに、上記直進フィーダ部の先端部に、上部に凹部が
形成された物品載置部と、該物品載置部に上記凹部先端
を閉鎖するように取り付けられたストッパとが配設され
る。
に、本発明によれば、液体貯留部内の物品を振動により
移送路上を移動させ、物品給送を行なうボールフィーダ
部と、該ボールフィーダ部から給送された物品を振動に
より順次移送する直進フィーダ部とを備えた湿式パーツ
フィーダであって、上記直進フィーダ部の移送路の少な
くとも底部が、好ましくは移送路の底部及び両側部が、
移送方向に連続した凹凸状、好ましくは波形状に形成さ
れていることを特徴とする湿式パーツフィーダが提供さ
れる。好適な態様によれば、上記直進フィーダ部の移送
路の底部は、上部が長手方向に連続した波形状に形成さ
れた少なくとも2枚の波形板を波形が互い違いとなるよ
うに配した縦搬送部からなり、また両側部は、一側部が
長手方向に連続した波形状に形成された一対の波形板を
波形が内側に対向するように配した横搬送部からなり、
さらに、上記直進フィーダ部の先端部に、上部に凹部が
形成された物品載置部と、該物品載置部に上記凹部先端
を閉鎖するように取り付けられたストッパとが配設され
る。
【0009】さらに本発明によれば、前記のような湿式
パーツフィーダと;両センタ円筒研削盤と;ワークを挟
持するように構成されたスナップ式のケレを載置するケ
レ載置部を有し、該ケレ載置部に載置されているケレに
向って前後進自在なケレ開閉具を備えたケレ開閉装置
と;上記湿式パーツフィーダとケレ開閉装置と両センタ
円筒研削盤との間で往復移動自在な少なくとも2本のグ
リッパを備え、上記両センタ円筒研削盤の位置で、一方
のグリッパで研削加工を終了したケレ付きワークを両セ
ンタ円筒研削盤から取り外し、他方のグリッパで未加工
のケレ付きワークを取り付ける操作と、上記ケレ開閉装
置の位置で、一方のグリッパで両センタ円筒研削盤から
取り外したケレ付きワークのケレから加工ワークを取り
外し、他方のグリッパで湿式パーツフィーダから給送さ
れた未加工のワークを保持し、加工ワークが取り外され
たケレに取り付ける操作とを順次繰り返し行なうように
構成されたワーク操作装置とを備えていることを特徴と
する自動円筒研削装置が提供される。
パーツフィーダと;両センタ円筒研削盤と;ワークを挟
持するように構成されたスナップ式のケレを載置するケ
レ載置部を有し、該ケレ載置部に載置されているケレに
向って前後進自在なケレ開閉具を備えたケレ開閉装置
と;上記湿式パーツフィーダとケレ開閉装置と両センタ
円筒研削盤との間で往復移動自在な少なくとも2本のグ
リッパを備え、上記両センタ円筒研削盤の位置で、一方
のグリッパで研削加工を終了したケレ付きワークを両セ
ンタ円筒研削盤から取り外し、他方のグリッパで未加工
のケレ付きワークを取り付ける操作と、上記ケレ開閉装
置の位置で、一方のグリッパで両センタ円筒研削盤から
取り外したケレ付きワークのケレから加工ワークを取り
外し、他方のグリッパで湿式パーツフィーダから給送さ
れた未加工のワークを保持し、加工ワークが取り外され
たケレに取り付ける操作とを順次繰り返し行なうように
構成されたワーク操作装置とを備えていることを特徴と
する自動円筒研削装置が提供される。
【0010】好適な態様によれば、前記ワーク操作装置
は、水平方向及び垂直方向に回動自在なアーム部を有
し、該アーム部の先端部に一対のグリッパが回動自在に
装着されている。このようなロボットハンド機構を用い
ることにより、省スペース化も図ることができる。本発
明の自動円筒研削装置のより好適な態様においては、ケ
レ開閉装置は、ストッパ部が配設されたケレ載置部と、
該ケレ載置部に載置されるケレに向って前後進自在に配
設された先端が略楔形状のケレ開閉具と、上記ケレ載置
部に載置されるケレの孔部に面するように配設されたワ
ーク検知手段とを備えており、一方、ケレは、略中心部
に孔部を有し、該孔部を通るように一端部から他端部近
傍にかけてスリットが形成されていると共に、該スリッ
トの開口端縁部が拡大された拡開部に形成されている。
は、水平方向及び垂直方向に回動自在なアーム部を有
し、該アーム部の先端部に一対のグリッパが回動自在に
装着されている。このようなロボットハンド機構を用い
ることにより、省スペース化も図ることができる。本発
明の自動円筒研削装置のより好適な態様においては、ケ
レ開閉装置は、ストッパ部が配設されたケレ載置部と、
該ケレ載置部に載置されるケレに向って前後進自在に配
設された先端が略楔形状のケレ開閉具と、上記ケレ載置
部に載置されるケレの孔部に面するように配設されたワ
ーク検知手段とを備えており、一方、ケレは、略中心部
に孔部を有し、該孔部を通るように一端部から他端部近
傍にかけてスリットが形成されていると共に、該スリッ
トの開口端縁部が拡大された拡開部に形成されている。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の湿式パーツフィーダは、
前記したように、ボールフィーダ部から給送された物品
を振動により順次移送する直進フィーダ部の移送路の少
なくとも底部、好ましくは移送路の底部と両側部が、移
送方向に連続した凹凸状、好ましくは波形状に形成され
ているため、接地抵抗が少なく、安定して自動整列供給
でき、しかもこの際に物品は実質的に複数箇所で点接触
しながら振動して前進しているため、物品表面に付着し
ている水滴等の液滴も効率的に液切りされて除去され
る。従って、例えばフェルールブランクのように前後方
向を一定に整列させて供給する必要のある物品であって
も、従来のような液滴による光の乱反射に起因するセン
サの誤動作を生ずることがなく、整列方向を安定して検
出できる。このような接地抵抗減少による安定した自動
整列供給及び点接触振動による液切り効果は、移送路底
部を、上部が長手方向に連続した波形状に形成された少
なくとも2枚の波形板を波形が互い違いとなるように配
した縦搬送部から構成することにより、より一層大きな
ものとなる。
前記したように、ボールフィーダ部から給送された物品
を振動により順次移送する直進フィーダ部の移送路の少
なくとも底部、好ましくは移送路の底部と両側部が、移
送方向に連続した凹凸状、好ましくは波形状に形成され
ているため、接地抵抗が少なく、安定して自動整列供給
でき、しかもこの際に物品は実質的に複数箇所で点接触
しながら振動して前進しているため、物品表面に付着し
ている水滴等の液滴も効率的に液切りされて除去され
る。従って、例えばフェルールブランクのように前後方
向を一定に整列させて供給する必要のある物品であって
も、従来のような液滴による光の乱反射に起因するセン
サの誤動作を生ずることがなく、整列方向を安定して検
出できる。このような接地抵抗減少による安定した自動
整列供給及び点接触振動による液切り効果は、移送路底
部を、上部が長手方向に連続した波形状に形成された少
なくとも2枚の波形板を波形が互い違いとなるように配
した縦搬送部から構成することにより、より一層大きな
ものとなる。
【0012】また、本発明の自動円筒研削装置は、ワー
クの整列供給を湿式パーツフィーダを用いて自動的に行
なうと共に、自動化のためワークの脱着が容易なヘアピ
ン型もしくはスナップ式のケレを用い、ケレ開閉装置に
よりケレへのワークの脱着を自動的に行ない、また、2
個のケレを交互に使用し、両センタ円筒研削盤から研削
加工を終了したケレ付きワークの取外しと未加工のケレ
付きワークのセット並びにケレから研削加工したワーク
の取外し回収と未加工ワークの取付けをロボットハンド
のグリッパによるハンドリングによって交互に自動的に
行なうことを特徴としている。それによって、ワークの
供給からケレへの取付け、外径研削加工及び研削加工済
みのワークの回収まで全自動で行なうことができ、無人
運転で24時間稼動を達成することができる。
クの整列供給を湿式パーツフィーダを用いて自動的に行
なうと共に、自動化のためワークの脱着が容易なヘアピ
ン型もしくはスナップ式のケレを用い、ケレ開閉装置に
よりケレへのワークの脱着を自動的に行ない、また、2
個のケレを交互に使用し、両センタ円筒研削盤から研削
加工を終了したケレ付きワークの取外しと未加工のケレ
付きワークのセット並びにケレから研削加工したワーク
の取外し回収と未加工ワークの取付けをロボットハンド
のグリッパによるハンドリングによって交互に自動的に
行なうことを特徴としている。それによって、ワークの
供給からケレへの取付け、外径研削加工及び研削加工済
みのワークの回収まで全自動で行なうことができ、無人
運転で24時間稼動を達成することができる。
【0013】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例を説明しつつ、
本発明についてさらに詳細に説明する。図1は、本発明
に係る湿式パーツフィーダを用いた自動円筒研削装置の
全体構成を概略的に示しており、図中、符号1は湿式パ
ーツフィーダ、符号30は研削加工を終了したケレ付き
ワークの両センタ円筒研削盤からの取外し、未加工のケ
レ付きワークの取付け、並びに研削加工したワークのケ
レからの取外し回収と未加工ワークの再取付けなどのワ
ークハンドリングを行なうワーク操作装置であり、ロボ
ットハンド機構を有している。一方、符号40はケレへ
のワークの脱着を行なうためのケレ開閉装置、符号50
は両センタ円筒研削盤を示している。ケレ開閉装置40
の側部には、研削加工したワークを回収するための製品
回収箱60及び加工前後の不良品を収容するための不良
品収容箱61が配置されている。なお、湿式パーツフィ
ーダ1には、図示されていないが、未加工ワークを供給
する供給シュート及びその上流には未加工ワーク貯蔵部
がある。
本発明についてさらに詳細に説明する。図1は、本発明
に係る湿式パーツフィーダを用いた自動円筒研削装置の
全体構成を概略的に示しており、図中、符号1は湿式パ
ーツフィーダ、符号30は研削加工を終了したケレ付き
ワークの両センタ円筒研削盤からの取外し、未加工のケ
レ付きワークの取付け、並びに研削加工したワークのケ
レからの取外し回収と未加工ワークの再取付けなどのワ
ークハンドリングを行なうワーク操作装置であり、ロボ
ットハンド機構を有している。一方、符号40はケレへ
のワークの脱着を行なうためのケレ開閉装置、符号50
は両センタ円筒研削盤を示している。ケレ開閉装置40
の側部には、研削加工したワークを回収するための製品
回収箱60及び加工前後の不良品を収容するための不良
品収容箱61が配置されている。なお、湿式パーツフィ
ーダ1には、図示されていないが、未加工ワークを供給
する供給シュート及びその上流には未加工ワーク貯蔵部
がある。
【0014】湿式パーツフィーダ1は、ボールフィーダ
部2と直進フィーダ部3とからなる。ボールフィーダ部
2はボール4とその下部の振動駆動部5とからなり、ボ
ール4の内周壁には螺旋状の緩やかな上向き斜面となっ
た移送路6が形成されており、この移送路自体は内側よ
りも内周壁側が若干低くなるように外側に傾斜してい
る。また、ボール4の底板は緩やかな斜面の円錐形に形
成されており、ボール4内に投入されたワークは振動に
伴って円錐形斜面を外側に降下して移送路下端部に集ま
るように構成されている。さらに、底板の内面には表面
に多数の微小凹凸が形成された樹脂シート7(例えばポ
リウレタンシート等)が貼着されている。湿式パーツフ
ィーダの場合、水の表面張力により摺動抵抗が増すた
め、ワークの供給をスムーズに行なえなくなり易いが、
このような微小凹凸を有するシート材料をボール底板に
貼り合わせたり、あるいはボール底板自体の内面をこの
ような微小凹凸面とすることにより、ワークの接地抵抗
を減少してスムーズな供給を可能とすることができる。
振動駆動部5は、電磁マグネットや圧電素子等によって
ボール4に回転往復動と同時に上下振動を付与するよう
に構成されており、このような機構自体は周知であり
(例えば、前掲特開平6−72533号公報や実開昭5
9−68715号公報、特開昭61−162471号公
報、特開昭63−258311号公報等参照)、その詳
細についての説明は省略するが、本発明の湿式パーツフ
ィーダにも全て適用可能である。
部2と直進フィーダ部3とからなる。ボールフィーダ部
2はボール4とその下部の振動駆動部5とからなり、ボ
ール4の内周壁には螺旋状の緩やかな上向き斜面となっ
た移送路6が形成されており、この移送路自体は内側よ
りも内周壁側が若干低くなるように外側に傾斜してい
る。また、ボール4の底板は緩やかな斜面の円錐形に形
成されており、ボール4内に投入されたワークは振動に
伴って円錐形斜面を外側に降下して移送路下端部に集ま
るように構成されている。さらに、底板の内面には表面
に多数の微小凹凸が形成された樹脂シート7(例えばポ
リウレタンシート等)が貼着されている。湿式パーツフ
ィーダの場合、水の表面張力により摺動抵抗が増すた
め、ワークの供給をスムーズに行なえなくなり易いが、
このような微小凹凸を有するシート材料をボール底板に
貼り合わせたり、あるいはボール底板自体の内面をこの
ような微小凹凸面とすることにより、ワークの接地抵抗
を減少してスムーズな供給を可能とすることができる。
振動駆動部5は、電磁マグネットや圧電素子等によって
ボール4に回転往復動と同時に上下振動を付与するよう
に構成されており、このような機構自体は周知であり
(例えば、前掲特開平6−72533号公報や実開昭5
9−68715号公報、特開昭61−162471号公
報、特開昭63−258311号公報等参照)、その詳
細についての説明は省略するが、本発明の湿式パーツフ
ィーダにも全て適用可能である。
【0015】ボール4の移送路6の上端部の内側には、
図2及び図3に示すように、ガイド8が配設され、移送
路6上を移動するワーク(フェルール)100を外側に
集め、内側部分にあるワークをボール4内に落下させる
ように構成されている。移送路6の上端部のガイド8よ
り外側の端部は、図3に示すように上面中央部に溝(V
溝)9が形成された移送路6aに接続されており、該移
送路6aはボール4の周囲を約1/3だけ周回し、他端
部は直進フィーダ13の移送路6bに接続されている。
また、ボール4の外周部には、上記移送路6aを取り囲
むように回収樋10が設けられており、その所定位置上
部には前後選別センサ11及び排出手段(エアガン)1
2が設置されている。上記移送路6a及び回収樋10は
直進フィーダ13に向って下降するように若干傾斜して
おり、また回収樋10の底部は図3に示されるようにボ
ール4に向って傾斜し、かつその下端部はボール4周壁
に形成された孔部(図示せず)を介してボール4の内部
と連通している。
図2及び図3に示すように、ガイド8が配設され、移送
路6上を移動するワーク(フェルール)100を外側に
集め、内側部分にあるワークをボール4内に落下させる
ように構成されている。移送路6の上端部のガイド8よ
り外側の端部は、図3に示すように上面中央部に溝(V
溝)9が形成された移送路6aに接続されており、該移
送路6aはボール4の周囲を約1/3だけ周回し、他端
部は直進フィーダ13の移送路6bに接続されている。
また、ボール4の外周部には、上記移送路6aを取り囲
むように回収樋10が設けられており、その所定位置上
部には前後選別センサ11及び排出手段(エアガン)1
2が設置されている。上記移送路6a及び回収樋10は
直進フィーダ13に向って下降するように若干傾斜して
おり、また回収樋10の底部は図3に示されるようにボ
ール4に向って傾斜し、かつその下端部はボール4周壁
に形成された孔部(図示せず)を介してボール4の内部
と連通している。
【0016】ボール4内には水が張られており、振動し
ているボール内周壁の移送路6上を移動している水滴が
付着したワーク(フェルール)100はガイド8で規制
され、移送路6aに入ったワークのみが移送路6aの溝
9を降下する。溝9内にうまく載置されなかったワーク
は後続するワークにより移送路6aから押し出され、回
収樋10内に落下する。また、移送路6aの溝9上を降
下するワーク(フェルール)100の前後は前後選別セ
ンサ11により検出され、前後が逆になっていることを
前後選別センサ11が検知したときは、その出力信号に
より排出手段(エアガン)12が作動してエアを吹き出
し、前後が逆のワークを回収樋10内に落下させる。回
収樋10内に落下したワークは水と共にボール4の底部
へ流れ込む。このようにして、前後が整列したワークの
みが1個ずつ移送路6a上を移動し、直進フィーダ13
の移送路6bに入り込む。なお、ワークがボール4内の
水中を振動しながら移動する際にある程度の洗浄効果は
得られるが、ボール4内の水をポンプを用いて循環させ
たり、あるいは洗浄剤を添加した水をボール4内に張っ
たりすることにより、ワークに付着している切削粉や油
分を洗浄する効果を向上させることができる。
ているボール内周壁の移送路6上を移動している水滴が
付着したワーク(フェルール)100はガイド8で規制
され、移送路6aに入ったワークのみが移送路6aの溝
9を降下する。溝9内にうまく載置されなかったワーク
は後続するワークにより移送路6aから押し出され、回
収樋10内に落下する。また、移送路6aの溝9上を降
下するワーク(フェルール)100の前後は前後選別セ
ンサ11により検出され、前後が逆になっていることを
前後選別センサ11が検知したときは、その出力信号に
より排出手段(エアガン)12が作動してエアを吹き出
し、前後が逆のワークを回収樋10内に落下させる。回
収樋10内に落下したワークは水と共にボール4の底部
へ流れ込む。このようにして、前後が整列したワークの
みが1個ずつ移送路6a上を移動し、直進フィーダ13
の移送路6bに入り込む。なお、ワークがボール4内の
水中を振動しながら移動する際にある程度の洗浄効果は
得られるが、ボール4内の水をポンプを用いて循環させ
たり、あるいは洗浄剤を添加した水をボール4内に張っ
たりすることにより、ワークに付着している切削粉や油
分を洗浄する効果を向上させることができる。
【0017】一方、直進フィーダ部3は、直進フィーダ
13とこれを振動させる振動駆動部14とからなるが、
このような振動機構自体は周知であり(例えば、特許第
2819368号公報等参照)、本発明にも従来公知の
ものがそのまま適用できるので、その詳細についての説
明は省略する。直進フィーダ13は、図4に示すよう
に、振動駆動部14の振動が伝達される断面凹状の本体
14の内部に、所定の間隔で配された複数のスペーサ1
8により挟持された状態で配置された2枚の波形板17
からなる縦搬送部16と、該縦搬送部16の上部に配さ
れた左右一対の波形板20からなる横搬送部19とを備
えており、これら縦搬送部16と横搬送部19とで形成
される空間部により移送路6bが構成される。また、横
搬送部19の上部には、移送路6bからワーク(フェル
ール)100が上方に飛び出すのを防止するための規制
板21が配設されている。
13とこれを振動させる振動駆動部14とからなるが、
このような振動機構自体は周知であり(例えば、特許第
2819368号公報等参照)、本発明にも従来公知の
ものがそのまま適用できるので、その詳細についての説
明は省略する。直進フィーダ13は、図4に示すよう
に、振動駆動部14の振動が伝達される断面凹状の本体
14の内部に、所定の間隔で配された複数のスペーサ1
8により挟持された状態で配置された2枚の波形板17
からなる縦搬送部16と、該縦搬送部16の上部に配さ
れた左右一対の波形板20からなる横搬送部19とを備
えており、これら縦搬送部16と横搬送部19とで形成
される空間部により移送路6bが構成される。また、横
搬送部19の上部には、移送路6bからワーク(フェル
ール)100が上方に飛び出すのを防止するための規制
板21が配設されている。
【0018】縦搬送部16を構成する2枚の波形板17
は、図5に示すように、長手方向に連続する上部の波形
が互い違いとなるように配され、また横搬送部19を構
成する左右一対の波形板20は、長手方向に連続する波
形が互いに内側を向くように配されている。移送路、特
にその底部が平板状の場合、接地抵抗が高いためワーク
(フェルール)100の移送が困難となるが、このよう
に移送路6bの底部及び両側部を移送方向に連続した波
形状に形成することにより、ワーク(フェルール)10
0の接地抵抗が小さくなるのでスムーズな移送が可能と
なり、またワーク(フェルール)100に付着している
水滴等の液切りにも効果的である。縦搬送部16は一枚
の波形板で構成することもできるが、この実施例のよう
に2枚の波形板17を上部の波形が互い違いとなるよう
に配した場合、接地抵抗の低減効果及び液切り効果がよ
り一層大きくなる。なお、波形の形状は図示のものに限
られず、先端部分が滑らかに丸みを帯びた三角形状が連
続的に形成された形状など、接地抵抗を減少できるよう
な形状であればよい。ワーク(フェルール)100から
液切りされた水は、本体14の下部に形成された水抜き
孔15から排出される。
は、図5に示すように、長手方向に連続する上部の波形
が互い違いとなるように配され、また横搬送部19を構
成する左右一対の波形板20は、長手方向に連続する波
形が互いに内側を向くように配されている。移送路、特
にその底部が平板状の場合、接地抵抗が高いためワーク
(フェルール)100の移送が困難となるが、このよう
に移送路6bの底部及び両側部を移送方向に連続した波
形状に形成することにより、ワーク(フェルール)10
0の接地抵抗が小さくなるのでスムーズな移送が可能と
なり、またワーク(フェルール)100に付着している
水滴等の液切りにも効果的である。縦搬送部16は一枚
の波形板で構成することもできるが、この実施例のよう
に2枚の波形板17を上部の波形が互い違いとなるよう
に配した場合、接地抵抗の低減効果及び液切り効果がよ
り一層大きくなる。なお、波形の形状は図示のものに限
られず、先端部分が滑らかに丸みを帯びた三角形状が連
続的に形成された形状など、接地抵抗を減少できるよう
な形状であればよい。ワーク(フェルール)100から
液切りされた水は、本体14の下部に形成された水抜き
孔15から排出される。
【0019】直進フィーダ13の先端には、図5に示す
ように、上部にV溝が形成されるように組み合わされた
2枚の載置板22(物品載置部)が配設され、該載置板
22の端部には一部が切り欠かれたストッパ23が接合
されている。載置板22の両側部には、図2に示すよう
に一対の到着センサ24が配設され、載置板22上にワ
ーク(フェルール)100が到着しているかどうかを検
出する。また、ストッパ23の切欠部側の斜め前方には
前後選別センサ25が配設され、載置板22上のワーク
(フェルール)100の前後方向が正しいかどうかを検
出する。例えば、反射型光電センサによりワーク(フェ
ルール)100の面取り部を検出し、その出力信号によ
り後述するワーク操作装置30を作動させ、前後方向が
正しく載置されていないワーク(フェルール)100は
グリッパ(35a,35b)により把持され、ボールフ
ィーダ部2のボール4内に戻される。さらに、直進フィ
ーダ13の先端部の下部には、図1及び図2に示すよう
に液受け容器26が配設されており、ワーク(フェルー
ル)100から液切りされた水はこの液受け容器26に
集められ、排出される。
ように、上部にV溝が形成されるように組み合わされた
2枚の載置板22(物品載置部)が配設され、該載置板
22の端部には一部が切り欠かれたストッパ23が接合
されている。載置板22の両側部には、図2に示すよう
に一対の到着センサ24が配設され、載置板22上にワ
ーク(フェルール)100が到着しているかどうかを検
出する。また、ストッパ23の切欠部側の斜め前方には
前後選別センサ25が配設され、載置板22上のワーク
(フェルール)100の前後方向が正しいかどうかを検
出する。例えば、反射型光電センサによりワーク(フェ
ルール)100の面取り部を検出し、その出力信号によ
り後述するワーク操作装置30を作動させ、前後方向が
正しく載置されていないワーク(フェルール)100は
グリッパ(35a,35b)により把持され、ボールフ
ィーダ部2のボール4内に戻される。さらに、直進フィ
ーダ13の先端部の下部には、図1及び図2に示すよう
に液受け容器26が配設されており、ワーク(フェルー
ル)100から液切りされた水はこの液受け容器26に
集められ、排出される。
【0020】次に、前記のように載置板22上に供給さ
れたワーク(フェルール)100の外周研削加工につい
て説明する。ワーク操作装置30は、基台31上に配設
された旋回台32と、その上に垂直方向に回動自在(も
しくは傾動自在)に取り付けられた下部アーム部33
と、該下部アーム部33の上部に同様に垂直方向に回動
自在(もしくは傾動自在)に取り付けられた上部アーム
部34と、該上部アーム部34の先端部にアーム軸線の
回りに回動自在に装着された一対のグリッパ35a,3
5bとから構成されている。ワーク操作装置30の作動
については後に詳述する。なお、前記湿式パーツフィー
ダ1のワーク供給位置(載置板22)、ケレ開閉装置4
0のケレ載置部41、両センタ円筒研削盤50の研削加
工部(ワーク取付け位置)、及び製品回収箱60は、い
ずれもグリッパ35a、35bの移動経路上にある。ま
た、被研削物が光コネクタ用フェルール100の場合、
図6に示すように貫通孔101には小径部102と大径
部103があるので、前記したようにワーク供給位置
(載置板22)に常に一定の方向を向いてフェルール1
00が供給される。
れたワーク(フェルール)100の外周研削加工につい
て説明する。ワーク操作装置30は、基台31上に配設
された旋回台32と、その上に垂直方向に回動自在(も
しくは傾動自在)に取り付けられた下部アーム部33
と、該下部アーム部33の上部に同様に垂直方向に回動
自在(もしくは傾動自在)に取り付けられた上部アーム
部34と、該上部アーム部34の先端部にアーム軸線の
回りに回動自在に装着された一対のグリッパ35a,3
5bとから構成されている。ワーク操作装置30の作動
については後に詳述する。なお、前記湿式パーツフィー
ダ1のワーク供給位置(載置板22)、ケレ開閉装置4
0のケレ載置部41、両センタ円筒研削盤50の研削加
工部(ワーク取付け位置)、及び製品回収箱60は、い
ずれもグリッパ35a、35bの移動経路上にある。ま
た、被研削物が光コネクタ用フェルール100の場合、
図6に示すように貫通孔101には小径部102と大径
部103があるので、前記したようにワーク供給位置
(載置板22)に常に一定の方向を向いてフェルール1
00が供給される。
【0021】図7はケレ70とそれに対するフェルール
100の取付け方向を示している。ケレ70は、略中心
部にワークチャック用の孔部71を有し、該孔部71を
通るように一端部から他端部近傍にかけてスリット72
が形成されており、該スリットの開口端縁部はV字状拡
開部73に形成され、孔部71の他端側のスリットは鋭
角な略三角形状72aに形成され、押し拡げ易く、かつ
ばね効果を充分に発揮できるように構成されている。好
ましくは、ケレ70を回転させるときにワークに均等な
回転力が作用するように、孔部71の中心はケレ70の
重心位置となるように設計する。また、三角形状スリッ
ト72aの周囲の外形は、ケレ載置部41の一対のスト
ッパ42により固定し易いようにテーパが付けられてい
る。ケレ70の孔部71の径はワークの外径よりも小さ
く形成され、この孔部71にワークをスナップ式に挟持
できるように構成されている。ケレ70は、ケレ開閉装
置40のケレ開閉具43の楔形突出部44をV字状拡開
部73に押し込むことによって押し拡げられ、これによ
って径が大きくなった孔部71にワークを挿入した後、
ケレ開閉具43の楔形突出部44を後退させることによ
ってワークを安定してしっかりと挟持できる。なお、ワ
ークがフェルール100の場合、小径部102が上を向
くように挿入し、大径部側端部を挟持する。
100の取付け方向を示している。ケレ70は、略中心
部にワークチャック用の孔部71を有し、該孔部71を
通るように一端部から他端部近傍にかけてスリット72
が形成されており、該スリットの開口端縁部はV字状拡
開部73に形成され、孔部71の他端側のスリットは鋭
角な略三角形状72aに形成され、押し拡げ易く、かつ
ばね効果を充分に発揮できるように構成されている。好
ましくは、ケレ70を回転させるときにワークに均等な
回転力が作用するように、孔部71の中心はケレ70の
重心位置となるように設計する。また、三角形状スリッ
ト72aの周囲の外形は、ケレ載置部41の一対のスト
ッパ42により固定し易いようにテーパが付けられてい
る。ケレ70の孔部71の径はワークの外径よりも小さ
く形成され、この孔部71にワークをスナップ式に挟持
できるように構成されている。ケレ70は、ケレ開閉装
置40のケレ開閉具43の楔形突出部44をV字状拡開
部73に押し込むことによって押し拡げられ、これによ
って径が大きくなった孔部71にワークを挿入した後、
ケレ開閉具43の楔形突出部44を後退させることによ
ってワークを安定してしっかりと挟持できる。なお、ワ
ークがフェルール100の場合、小径部102が上を向
くように挿入し、大径部側端部を挟持する。
【0022】次に、ケレ開閉装置40について図8乃至
図10を参照しながら説明する。ケレ載置部41の前端
縁部は僅かに上方に突出されてストッパ壁41aが形成
されており、これは載置されるケレ70の一端面のスト
ッパとして機能する。また、ケレ70が載置される位置
の上記ストッパ壁41aの近傍には、所定の間隔で一対
のピン状のストッパ42が突設されており、これらは載
置されるケレ70の横ずれを防止する機能も有する。一
方、ケレ載置部41の後端縁部には、ケレ70のV字状
拡開部73の両端部の間隔に対応する間隔の二股状の後
部ストッパ46が昇降自在に配設されており、これはシ
リンダ47により作動される。符号45は、載置される
ケレ70の孔部71に面するようにケレ載置部内所定位
置に配設されたフェルール検知用リミットスイッチであ
る。一方、ケレ載置部41の後方に配設されているケレ
開閉具43は前方に突設された楔形突出部44を有し、
この楔形突出部44の先端がケレ載置部41に載置され
るケレ70のV字状拡開部73に臨むような位置に配設
されている。楔形突出部44の先端部の角度は、ケレ7
0のV字状拡開部73の角度と等しいか、あるいは若干
大きくなるように形成されている。ケレ開閉具43は、
ガイドレール49上に摺動自在に載置されたガイド体4
8に固定されている。
図10を参照しながら説明する。ケレ載置部41の前端
縁部は僅かに上方に突出されてストッパ壁41aが形成
されており、これは載置されるケレ70の一端面のスト
ッパとして機能する。また、ケレ70が載置される位置
の上記ストッパ壁41aの近傍には、所定の間隔で一対
のピン状のストッパ42が突設されており、これらは載
置されるケレ70の横ずれを防止する機能も有する。一
方、ケレ載置部41の後端縁部には、ケレ70のV字状
拡開部73の両端部の間隔に対応する間隔の二股状の後
部ストッパ46が昇降自在に配設されており、これはシ
リンダ47により作動される。符号45は、載置される
ケレ70の孔部71に面するようにケレ載置部内所定位
置に配設されたフェルール検知用リミットスイッチであ
る。一方、ケレ載置部41の後方に配設されているケレ
開閉具43は前方に突設された楔形突出部44を有し、
この楔形突出部44の先端がケレ載置部41に載置され
るケレ70のV字状拡開部73に臨むような位置に配設
されている。楔形突出部44の先端部の角度は、ケレ7
0のV字状拡開部73の角度と等しいか、あるいは若干
大きくなるように形成されている。ケレ開閉具43は、
ガイドレール49上に摺動自在に載置されたガイド体4
8に固定されている。
【0023】ケレ70に対するワーク(フェルール10
0)の脱着動作について説明すると、まずケレ70から
フェルール100を取外す場合、図8に示すように、ワ
ーク操作装置30の一方のグリッパ35bがケレ付きフ
ェルール100をケレ載置部41に載置する。このと
き、グリッパ35bはフェルール100を把持したまま
静止し、後部ストッパ46は下降した位置にあり、また
ケレ開閉具43も図9に示すように後退した位置にあ
る。ケレ付きフェルール100がケレ載置部41に載置
されると、フェルール検知用リミットスイッチ45がフ
ェルール100を検知するので、その出力信号に応じて
ケレ開閉具43が所定距離だけ矢印方向に前進し、図1
0に示すように、楔形突出部44がケレ70のV字状拡
開部73を押し拡げる。その結果、ケレ70の孔部71
の径も大きくなり、挟持力がなくなるので、グリッパ3
5bがフェルール100のみを持ち上げ、ケレ70から
取外す。フェルール検知用リミットスイッチ45がフェ
ルール100の不存在を検知すると、その出力信号に応
じてシリンダ47が作動して後部ストッパ46を所定高
さだけ上昇させると共に、ケレ開閉具43が当初の位置
まで後退し、ケレ70からのフェルール100の取外し
工程が終了する。
0)の脱着動作について説明すると、まずケレ70から
フェルール100を取外す場合、図8に示すように、ワ
ーク操作装置30の一方のグリッパ35bがケレ付きフ
ェルール100をケレ載置部41に載置する。このと
き、グリッパ35bはフェルール100を把持したまま
静止し、後部ストッパ46は下降した位置にあり、また
ケレ開閉具43も図9に示すように後退した位置にあ
る。ケレ付きフェルール100がケレ載置部41に載置
されると、フェルール検知用リミットスイッチ45がフ
ェルール100を検知するので、その出力信号に応じて
ケレ開閉具43が所定距離だけ矢印方向に前進し、図1
0に示すように、楔形突出部44がケレ70のV字状拡
開部73を押し拡げる。その結果、ケレ70の孔部71
の径も大きくなり、挟持力がなくなるので、グリッパ3
5bがフェルール100のみを持ち上げ、ケレ70から
取外す。フェルール検知用リミットスイッチ45がフェ
ルール100の不存在を検知すると、その出力信号に応
じてシリンダ47が作動して後部ストッパ46を所定高
さだけ上昇させると共に、ケレ開閉具43が当初の位置
まで後退し、ケレ70からのフェルール100の取外し
工程が終了する。
【0024】ケレ70へのフェルール100の取付けの
場合、上記手順とは逆に、まずケレ開閉具43が前進し
てケレ70を押し拡げ、未加工のフェルール100を把
持した一方のグリッパ(35a)が押し拡げられたケレ
70の孔部71にフェルール100を挿入する。フェル
ール検知用リミットスイッチ45がフェルール100を
検知すると、その出力信号に基づいてシリンダ47が作
動し、後部ストッパ46が当初の高さまで下降すると共
に、ケレ開閉具43が当初の位置まで後退する。これに
よって、フェルール100はケレ70の孔部71に挟持
された状態となる。そこで、グリッパ(35a)はケレ
70が取付けられたフェルール100を持ち上げ、両セ
ンタ円筒研削盤50の方へ旋回移動し、ケレ付きフェル
ールの両センタ円筒研削盤50へのセットを行なう。
場合、上記手順とは逆に、まずケレ開閉具43が前進し
てケレ70を押し拡げ、未加工のフェルール100を把
持した一方のグリッパ(35a)が押し拡げられたケレ
70の孔部71にフェルール100を挿入する。フェル
ール検知用リミットスイッチ45がフェルール100を
検知すると、その出力信号に基づいてシリンダ47が作
動し、後部ストッパ46が当初の高さまで下降すると共
に、ケレ開閉具43が当初の位置まで後退する。これに
よって、フェルール100はケレ70の孔部71に挟持
された状態となる。そこで、グリッパ(35a)はケレ
70が取付けられたフェルール100を持ち上げ、両セ
ンタ円筒研削盤50の方へ旋回移動し、ケレ付きフェル
ールの両センタ円筒研削盤50へのセットを行なう。
【0025】両センタ円筒研削盤50は、従来の装置と
同様であり、図11に示すように、ケレ70が取付けら
れているフェルール100は、回転体51の中心部から
突出している固定センタ52と心押台56側の心押セン
タ53によって支持され、回転体51に取付けられてい
る回し棒54がケレ70と係合して回転力を伝達し、フ
ェルール100を回転させる。この状態で、回転してい
るダイヤモンド砥石55がフェルール100の外周面と
接触するまで横方向に前進し(図11は上から見た図で
ある)、フェルール100の外径研削加工を行なう。な
お、心押センタ53は、ダイヤモンド砥石55が当たら
ないように砥石側の表面部が切り欠かれ、断面略半円形
の形状に形成されている。
同様であり、図11に示すように、ケレ70が取付けら
れているフェルール100は、回転体51の中心部から
突出している固定センタ52と心押台56側の心押セン
タ53によって支持され、回転体51に取付けられてい
る回し棒54がケレ70と係合して回転力を伝達し、フ
ェルール100を回転させる。この状態で、回転してい
るダイヤモンド砥石55がフェルール100の外周面と
接触するまで横方向に前進し(図11は上から見た図で
ある)、フェルール100の外径研削加工を行なう。な
お、心押センタ53は、ダイヤモンド砥石55が当たら
ないように砥石側の表面部が切り欠かれ、断面略半円形
の形状に形成されている。
【0026】次に、ワーク操作装置30の作動について
説明する。説明の便宜上、両センタ円筒研削盤50に対
する動作から始めると、外径研削加工を終了したフェル
ール100を両センタ円筒研削盤50から取外すため
に、図12に示すように、一方のフリーのグリッパ35
bが上方からフェルール100に接近する(図12は側
方から見た図である)。なお、一対のグリッパ35a,
35bの指先部の面は互いに平行であるが、これらグリ
ッパを結ぶ線とは所定の角度をなしてずれており、一方
のグリッパ35bがフェルールに接近するときに他方の
グリッパ35aが心押台56に当たらないように工夫さ
れている。グリッパ35bがフェルール100を把持す
ると、心押センタ53が後退し、グリッパ35bがケレ
付きフェルール100を固定センタ52から外し、上方
に持ち上げる。次いで、グリッパ35a,35bが互い
に半回転し、未加工のケレ付きフェルール(図示の都合
上、図12では省略されている)を把持する他方のグリ
ッパ35aが両センタ間の上方に位置する。次いで、グ
リッパ35aが下降して未加工のケレ付きフェルール1
00を固定センタ52にセットする。このとき、フェル
ール100の大径部103(図6参照)が固定センタ5
2と係合する。次に、心押センタ53が前進して両セン
タ間にケレ付きフェルール100がセットされると、グ
リッパ35aはフェルール100を離し、上昇する。フ
ェルール100の外径研削加工が行われている間に、ワ
ーク操作装置30はグリッパ35a,35bがケレ開閉
装置40の上方に位置するまで旋回し、次の作業を行な
う。
説明する。説明の便宜上、両センタ円筒研削盤50に対
する動作から始めると、外径研削加工を終了したフェル
ール100を両センタ円筒研削盤50から取外すため
に、図12に示すように、一方のフリーのグリッパ35
bが上方からフェルール100に接近する(図12は側
方から見た図である)。なお、一対のグリッパ35a,
35bの指先部の面は互いに平行であるが、これらグリ
ッパを結ぶ線とは所定の角度をなしてずれており、一方
のグリッパ35bがフェルールに接近するときに他方の
グリッパ35aが心押台56に当たらないように工夫さ
れている。グリッパ35bがフェルール100を把持す
ると、心押センタ53が後退し、グリッパ35bがケレ
付きフェルール100を固定センタ52から外し、上方
に持ち上げる。次いで、グリッパ35a,35bが互い
に半回転し、未加工のケレ付きフェルール(図示の都合
上、図12では省略されている)を把持する他方のグリ
ッパ35aが両センタ間の上方に位置する。次いで、グ
リッパ35aが下降して未加工のケレ付きフェルール1
00を固定センタ52にセットする。このとき、フェル
ール100の大径部103(図6参照)が固定センタ5
2と係合する。次に、心押センタ53が前進して両セン
タ間にケレ付きフェルール100がセットされると、グ
リッパ35aはフェルール100を離し、上昇する。フ
ェルール100の外径研削加工が行われている間に、ワ
ーク操作装置30はグリッパ35a,35bがケレ開閉
装置40の上方に位置するまで旋回し、次の作業を行な
う。
【0027】ケレ開閉装置40においては、上記のよう
に研削加工を終了したケレ付きフェルール100を把持
するグリッパ35bが下降し、図8に示すように、ケレ
載置部41に上記ケレ付きフェルール100を載置す
る。次いで、既に説明したように、ケレ開閉具43が前
進してその楔形突出部44によりケレ70を押し拡げ、
グリッパ35bは加工済みフェルール100のみを把持
した状態で上昇し(ケレ70はケレ載置部41に載置さ
れたままの状態)、製品回収箱60の上方に位置するま
で旋回し、加工済みフェルール100を離して製品回収
箱60内に落とす。次いで、他方のフリーのグリッパ3
5aが湿式パーツフィーダ1のワーク供給位置(載置板
22)の上方に位置するまで旋回した後、下降してワー
ク供給位置にある未加工フェルール100を把持し、持
ち上げる。この時、ワーク供給位置に配設された検知手
段(図示せず)がフェルールが取り上げられたことを検
知し、その出力信号に応じてケレ開閉具43が前進し、
その楔形突出部44によりケレ載置部41上のケレを押
し拡げた状態に待機する。次いで、未加工フェルール1
00を把持するグリッパ35aはケレ載置部41まで移
動し、押し拡げられた状態のケレ70の孔部71に未加
工フェルール100を挿入する。すると、既に説明した
ようにケレ開閉具43が後退して、未加工フェルール1
00はスナップ式にケレ70に取付けられた状態となる
ので、グリッパ35aはケレ付きフェルール100を持
ち上げ、両センタ円筒研削盤50の上方所定位置まで旋
回し、既に説明したように研削加工を終了したケレ付き
フェルールと未加工のケレ付きフェルールの取換え作業
を行なう。このようにして、フェルールの外径研削加工
を連続的に行なうことができ、人手を要するのは1日に
1回もしくは数回の製品回収箱と空箱の交換及び湿式パ
ーツフィーダ1(又は未加工ワーク貯蔵部)への未加工
フェルールの投入だけである。あるいは、湿式パーツフ
ィーダ1への未加工フェルールの投入は、フェルール製
造ラインから搬送手段により自動的に搬送するようにす
ることも可能である。
に研削加工を終了したケレ付きフェルール100を把持
するグリッパ35bが下降し、図8に示すように、ケレ
載置部41に上記ケレ付きフェルール100を載置す
る。次いで、既に説明したように、ケレ開閉具43が前
進してその楔形突出部44によりケレ70を押し拡げ、
グリッパ35bは加工済みフェルール100のみを把持
した状態で上昇し(ケレ70はケレ載置部41に載置さ
れたままの状態)、製品回収箱60の上方に位置するま
で旋回し、加工済みフェルール100を離して製品回収
箱60内に落とす。次いで、他方のフリーのグリッパ3
5aが湿式パーツフィーダ1のワーク供給位置(載置板
22)の上方に位置するまで旋回した後、下降してワー
ク供給位置にある未加工フェルール100を把持し、持
ち上げる。この時、ワーク供給位置に配設された検知手
段(図示せず)がフェルールが取り上げられたことを検
知し、その出力信号に応じてケレ開閉具43が前進し、
その楔形突出部44によりケレ載置部41上のケレを押
し拡げた状態に待機する。次いで、未加工フェルール1
00を把持するグリッパ35aはケレ載置部41まで移
動し、押し拡げられた状態のケレ70の孔部71に未加
工フェルール100を挿入する。すると、既に説明した
ようにケレ開閉具43が後退して、未加工フェルール1
00はスナップ式にケレ70に取付けられた状態となる
ので、グリッパ35aはケレ付きフェルール100を持
ち上げ、両センタ円筒研削盤50の上方所定位置まで旋
回し、既に説明したように研削加工を終了したケレ付き
フェルールと未加工のケレ付きフェルールの取換え作業
を行なう。このようにして、フェルールの外径研削加工
を連続的に行なうことができ、人手を要するのは1日に
1回もしくは数回の製品回収箱と空箱の交換及び湿式パ
ーツフィーダ1(又は未加工ワーク貯蔵部)への未加工
フェルールの投入だけである。あるいは、湿式パーツフ
ィーダ1への未加工フェルールの投入は、フェルール製
造ラインから搬送手段により自動的に搬送するようにす
ることも可能である。
【0028】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、種々の設計変更が可能である。例えば、湿式パーツ
フィーダ1の直進フィーダ13の縦搬送部16の上部や
横搬送部19の内側に形成した波形に代えて微小凹凸状
にすることもでき、またその先端部のワーク供給位置に
2枚の載置板22を用いる代りに頂部に溝部が形成され
た山形の載置台を用いることもできる。さらに、本発明
の湿式パーツフィーダはフェルールのみでなく、全ゆる
ワークの自動整列供給に供することができる。また、前
記実施例ではフェルールの外径研削加工について説明し
たが、両センタ円筒研削盤で外径研削加工を行なう全ゆ
るワークに適用できる。また、ワーク操作装置30とし
ては前記したようなロボットハンド構造が省スペース等
の点で極めて有利であるが、原理的には一方のグリッパ
に研削加工を終了したワークの回収を担当させ、他方の
グリッパに未加工ワークのケレへの取付け及び両センタ
円筒研削盤への取付けを担当させる二系列とすることも
可能である。さらに、ケレによるワークの保持力は、ケ
レの大きさと板厚、チャック部の孔径、スリットの長さ
等を変更することによって、研削加工するワークに応じ
て種々設計変更可能である。
したが、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、種々の設計変更が可能である。例えば、湿式パーツ
フィーダ1の直進フィーダ13の縦搬送部16の上部や
横搬送部19の内側に形成した波形に代えて微小凹凸状
にすることもでき、またその先端部のワーク供給位置に
2枚の載置板22を用いる代りに頂部に溝部が形成され
た山形の載置台を用いることもできる。さらに、本発明
の湿式パーツフィーダはフェルールのみでなく、全ゆる
ワークの自動整列供給に供することができる。また、前
記実施例ではフェルールの外径研削加工について説明し
たが、両センタ円筒研削盤で外径研削加工を行なう全ゆ
るワークに適用できる。また、ワーク操作装置30とし
ては前記したようなロボットハンド構造が省スペース等
の点で極めて有利であるが、原理的には一方のグリッパ
に研削加工を終了したワークの回収を担当させ、他方の
グリッパに未加工ワークのケレへの取付け及び両センタ
円筒研削盤への取付けを担当させる二系列とすることも
可能である。さらに、ケレによるワークの保持力は、ケ
レの大きさと板厚、チャック部の孔径、スリットの長さ
等を変更することによって、研削加工するワークに応じ
て種々設計変更可能である。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明の湿式パーツフィ
ーダは、ボールフィーダ部から給送された物品を振動に
より順次移送する直進フィーダ部の移送路の少なくとも
底部、好ましくは移送路の底部と両側部が、移送方向に
連続した凹凸状、好ましくは波形状に形成されているた
め、接地抵抗が少なく、各種物品を安定して自動整列供
給でき、しかもこの際に物品は実質的に複数箇所で点接
触しながら振動して前進しているため、物品表面に付着
している水滴等の液滴も効率的に液切りされて除去され
る。従って、例えばフェルールブランクのように前後方
向を一定に整列させて供給する必要のある物品であって
も、従来のような液滴による光の乱反射に起因するセン
サの誤動作を生ずることがなく、整列方向を安定して検
出できる。また、従来の乾式パーツフィーダの場合のよ
うに洗浄工程や乾燥工程が不要であり、研磨液や研削粉
等が付着しているワークも次の加工工程に自動整列供給
できるため、加工工程の削減、ワーク移動時間の短縮を
図ることができ、それによって加工コストを低減でき
る。
ーダは、ボールフィーダ部から給送された物品を振動に
より順次移送する直進フィーダ部の移送路の少なくとも
底部、好ましくは移送路の底部と両側部が、移送方向に
連続した凹凸状、好ましくは波形状に形成されているた
め、接地抵抗が少なく、各種物品を安定して自動整列供
給でき、しかもこの際に物品は実質的に複数箇所で点接
触しながら振動して前進しているため、物品表面に付着
している水滴等の液滴も効率的に液切りされて除去され
る。従って、例えばフェルールブランクのように前後方
向を一定に整列させて供給する必要のある物品であって
も、従来のような液滴による光の乱反射に起因するセン
サの誤動作を生ずることがなく、整列方向を安定して検
出できる。また、従来の乾式パーツフィーダの場合のよ
うに洗浄工程や乾燥工程が不要であり、研磨液や研削粉
等が付着しているワークも次の加工工程に自動整列供給
できるため、加工工程の削減、ワーク移動時間の短縮を
図ることができ、それによって加工コストを低減でき
る。
【0030】また、前記湿式パーツフィーダを用いてワ
ークの整列供給を自動的に行なえると共に、そのまま次
の加工を行なうことができる。特に、自動化のためワー
クの脱着が容易なヘアピン型もしくはスナップ式のケレ
を用い、またケレ開閉装置によりケレへのワークの脱着
を自動的に行なうと共に、2個のケレを交互に使用し、
両センタ円筒研削盤から研削加工を終了したケレ付きワ
ークの取外しと未加工のケレ付きワークのセット並びに
ケレから研削加工したワークの取外し回収と未加工ワー
クの取付けをロボットハンドのグリッパによるハンドリ
ングによって交互に自動的に行なうことにより、ワーク
の供給からケレへの取付け、外径研削加工及び研削加工
済みのワークの回収まで全自動で行なうことができ、作
業が非常に難しいフェルールのような小径のワークで
も、研削加工の標準化と確実化が実現でき、全自動で高
精度加工と生産性の向上、低コスト化を達成できる。
ークの整列供給を自動的に行なえると共に、そのまま次
の加工を行なうことができる。特に、自動化のためワー
クの脱着が容易なヘアピン型もしくはスナップ式のケレ
を用い、またケレ開閉装置によりケレへのワークの脱着
を自動的に行なうと共に、2個のケレを交互に使用し、
両センタ円筒研削盤から研削加工を終了したケレ付きワ
ークの取外しと未加工のケレ付きワークのセット並びに
ケレから研削加工したワークの取外し回収と未加工ワー
クの取付けをロボットハンドのグリッパによるハンドリ
ングによって交互に自動的に行なうことにより、ワーク
の供給からケレへの取付け、外径研削加工及び研削加工
済みのワークの回収まで全自動で行なうことができ、作
業が非常に難しいフェルールのような小径のワークで
も、研削加工の標準化と確実化が実現でき、全自動で高
精度加工と生産性の向上、低コスト化を達成できる。
【図1】本発明の自動円筒研削装置の一実施例の全体構
成の概略斜視図である。
成の概略斜視図である。
【図2】本発明の湿式パーツフィーダの一実施例の概略
平面図である。
平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】直進フィーダの要部を示す部分断面分解斜視図
である。
である。
【図6】ワークの代表例としての光コネクタ用フェルー
ルの一例の断面図である。
ルの一例の断面図である。
【図7】本発明のケレの一実施例及びフェルールの取付
方向を示す斜視図である。
方向を示す斜視図である。
【図8】本発明のケレ開閉装置の一実施例とそれに対す
るグリッパの動作状態の一例を示す部分破断側面図であ
る。
るグリッパの動作状態の一例を示す部分破断側面図であ
る。
【図9】図8に示すケレ開閉装置の平面図である。
【図10】図8及び図9に示すケレ開閉装置の作動を説
明するための部分平面図である。
明するための部分平面図である。
【図11】両センタ円筒研削盤の主要部を示す部分平面
図である。
図である。
【図12】両センタ円筒研削盤に対するケレ付きワーク
の取外し及び取付けの動作を説明するための部分側面図
である。
の取外し及び取付けの動作を説明するための部分側面図
である。
1 湿式パーツフィーダ 2 ボールフィーダ部 3 直進フィーダ部 4 ボール 5,14 振動駆動部 6,6a,6b 移送路 10 回収樋 11,25 前後選別センサ 12 排出手段(エアガン) 13 直進フィーダ 16 縦搬送部 17,20 波形板 19 横搬送部 22 載置板 23 ストッパ 24 到着センサ 30 ワーク操作装置 33 下部アーム部 34 上部アーム部 35a,35b グリッパ 40 ケレ開閉装置 43 ケレ開閉具 50 両センタ円筒研削盤 70 ケレ
Claims (6)
- 【請求項1】 液体貯留部内の物品を振動により移送路
(6,6a)上を移動させ、物品給送を行なうボールフ
ィーダ部(2)と、該ボールフィーダ部(2)から給送
された物品を振動により順次移送する直進フィーダ部
(3)とを備えた湿式パーツフィーダ(1)であって、
上記直進フィーダ部(3)の移送路(6b)の少なくと
も底部が移送方向に連続した凹凸状に形成されているこ
とを特徴とする湿式パーツフィーダ。 - 【請求項2】 前記直進フィーダ部(3)の移送路(6
b)の底部及び両側部が、移送方向に連続した波形状に
形成されていることを特徴とする請求項1に記載の湿式
パーツフィーダ。 - 【請求項3】 前記直進フィーダ部(3)の移送路(6
b)の底部が、上部が長手方向に連続した波形状に形成
された少なくとも2枚の波形板(17)を波形が互い違
いとなるように配した縦搬送部(16)からなることを
特徴とする請求項1又は2に記載の湿式パーツフィー
ダ。 - 【請求項4】 前記直進フィーダ部(3)の移送路(6
b)の両側部が、一側部が長手方向に連続した波形状に
形成された一対の波形板(20)を波形が内側に対向す
るように配した横搬送部(19)からなることを特徴と
する請求項2又は3に記載の湿式パーツフィーダ。 - 【請求項5】 前記直進フィーダ部(3)の先端部に、
上部に凹部が形成された物品載置部(22)と、該物品
載置部に上記凹部先端を閉鎖するように取り付けられた
ストッパ(23)とが配設されていることを特徴とする
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の湿式パーツフィ
ーダ。 - 【請求項6】 前記請求項1乃至5のいずれか一項に記
載の湿式パーツフィーダ(1)と;両センタ円筒研削盤
(50)と;ワークを挟持するように構成されたスナッ
プ式のケレ(70)を載置するケレ載置部(41)を有
し、該ケレ載置部(41)に載置されているケレ(7
0)に向って前後進自在なケレ開閉具(43)を備えた
ケレ開閉装置(40)と;上記湿式パーツフィーダ
(1)とケレ開閉装置(40)と両センタ円筒研削盤
(50)との間で往復移動自在な少なくとも2本のグリ
ッパ(35a,35b)を備え、上記両センタ円筒研削
盤(50)の位置で、一方のグリッパで研削加工を終了
したケレ付きワークを両センタ円筒研削盤から取り外
し、他方のグリッパで未加工のケレ付きワークを取り付
ける操作と、上記ケレ開閉装置(40)の位置で、一方
のグリッパで両センタ円筒研削盤から取り外したケレ付
きワークのケレから加工ワークを取り外し、他方のグリ
ッパで湿式パーツフィーダ(1)から給送された未加工
のワークを保持し、加工ワークが取り外されたケレに取
り付ける操作とを順次繰り返し行なうように構成された
ワーク操作装置(30)とを備えていることを特徴とす
る自動円筒研削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26190399A JP2001080729A (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 湿式パーツフィーダ及びそれを用いた自動円筒研削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26190399A JP2001080729A (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 湿式パーツフィーダ及びそれを用いた自動円筒研削装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001080729A true JP2001080729A (ja) | 2001-03-27 |
Family
ID=17368365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26190399A Withdrawn JP2001080729A (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 湿式パーツフィーダ及びそれを用いた自動円筒研削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001080729A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007326714A (ja) * | 2006-05-11 | 2007-12-20 | Ntn Corp | 振動式部品供給装置 |
KR101299917B1 (ko) * | 2013-02-13 | 2013-08-27 | 장종만 | 소재 자동 공급장치 |
CN104942686A (zh) * | 2014-03-25 | 2015-09-30 | 昆山艾思迪机械科技有限公司 | 一种六轴五联动工具磨床 |
CN104942707A (zh) * | 2014-03-25 | 2015-09-30 | 昆山艾思迪机械科技有限公司 | 具自动上下料功能的六轴五联动工具磨床 |
WO2018051853A1 (ja) * | 2016-09-14 | 2018-03-22 | 株式会社新生工業 | 搬送装置及び遊技機 |
KR102267728B1 (ko) * | 2021-04-06 | 2021-06-22 | (주)태영정공 | 휠롤러 연삭장치 |
KR102299383B1 (ko) * | 2021-04-06 | 2021-09-07 | (주)태영정공 | 이너휠 연삭장치 |
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CN115464512A (zh) * | 2022-10-21 | 2022-12-13 | 南通瑞泰针业有限公司 | 一种缝纫机针生产用自动化打磨装置 |
-
1999
- 1999-09-16 JP JP26190399A patent/JP2001080729A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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