JP2001080698A - 液体貯蔵装置 - Google Patents
液体貯蔵装置Info
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- JP2001080698A JP2001080698A JP29868199A JP29868199A JP2001080698A JP 2001080698 A JP2001080698 A JP 2001080698A JP 29868199 A JP29868199 A JP 29868199A JP 29868199 A JP29868199 A JP 29868199A JP 2001080698 A JP2001080698 A JP 2001080698A
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- water
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 地震発生時にも液体貯蔵容器内に水を確保で
き、遮断弁が駆動し取出口が閉となった場合も、軽い力
で容易に確保した水を取り出すことができる液体貯蔵装
置を得る。 【解決手段】 所定地震振動時に地震信号を出す感震器
11と、装置全体を制御する制御信号を出す制御部12
と、制御部12からの信号により遮断弁7を駆動し取出
口5を閉とする駆動部13とを備えた液体貯蔵装置にお
いて、遮断弁7の取出口3側に連通孔7aを穿設し、こ
の連通孔7aに連通し上端が液体貯蔵容器1内の最上液
面1aMaxより上で開口している通気管7bを立設し
た構成とし、通常の遮断弁7が開き取出口3が開状態の
時は連通孔7aを介して前記通気管7bは液体貯蔵容器
1内の液面1aより上の空気に開口し通気し、地震振動
時等遮断弁7が閉じ取出口3が閉状態の時も液面1aよ
り上の空気に開口している前記通気管7bと連通孔7a
を介して前記配水管5は大気に開放されるものとした。
き、遮断弁が駆動し取出口が閉となった場合も、軽い力
で容易に確保した水を取り出すことができる液体貯蔵装
置を得る。 【解決手段】 所定地震振動時に地震信号を出す感震器
11と、装置全体を制御する制御信号を出す制御部12
と、制御部12からの信号により遮断弁7を駆動し取出
口5を閉とする駆動部13とを備えた液体貯蔵装置にお
いて、遮断弁7の取出口3側に連通孔7aを穿設し、こ
の連通孔7aに連通し上端が液体貯蔵容器1内の最上液
面1aMaxより上で開口している通気管7bを立設し
た構成とし、通常の遮断弁7が開き取出口3が開状態の
時は連通孔7aを介して前記通気管7bは液体貯蔵容器
1内の液面1aより上の空気に開口し通気し、地震振動
時等遮断弁7が閉じ取出口3が閉状態の時も液面1aよ
り上の空気に開口している前記通気管7bと連通孔7a
を介して前記配水管5は大気に開放されるものとした。
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、水道用の受水槽や
貯水タンク、あるいは薬剤貯蔵容器や液体燃料貯蔵タン
ク等で代表される液体貯蔵装置において、取出口の内側
に取出口の遮断弁を設け、取出口の外側の配水管に連通
孔を介して透明管でなる液面表示管を立設した液体貯蔵
装置に関するものである。
貯水タンク、あるいは薬剤貯蔵容器や液体燃料貯蔵タン
ク等で代表される液体貯蔵装置において、取出口の内側
に取出口の遮断弁を設け、取出口の外側の配水管に連通
孔を介して透明管でなる液面表示管を立設した液体貯蔵
装置に関するものである。
【0001】
【従来の技術】従来の貯蔵容器、例えば集合住宅やビル
ディングの屋上に設置されている貯水タンクでは、図5
に示すごとく、貯水タンク1の取出口3の上流側に弁体
41を備えた遮断弁42を設け、弁体操作用にロッド、
ワイヤー、チェーン等からなる弁体の引抜装置43を設
け、取出口3の下流側の主配管44にバイパス弁45と
そのバイパス用補助配管46を並列に接続し、別途主配
管44にエアー抜き弁47を取り付けたものがある。出
水時はバイパス弁45を開いて減圧してから、引抜装置
43により弁体41を引き抜き遮断弁42を開としてい
た。
ディングの屋上に設置されている貯水タンクでは、図5
に示すごとく、貯水タンク1の取出口3の上流側に弁体
41を備えた遮断弁42を設け、弁体操作用にロッド、
ワイヤー、チェーン等からなる弁体の引抜装置43を設
け、取出口3の下流側の主配管44にバイパス弁45と
そのバイパス用補助配管46を並列に接続し、別途主配
管44にエアー抜き弁47を取り付けたものがある。出
水時はバイパス弁45を開いて減圧してから、引抜装置
43により弁体41を引き抜き遮断弁42を開としてい
た。
【0002】近年になり、この種の貯水タンクに取出口
の外側に配水管を介して対震自動操作式の遮断弁と給水
用のポンプを備え、平常時は、遮断弁を開いた状態とし
ポンプで配水することにより、貯水タンクは水道管の一
部として機能し、予め設定された所定震度以上の地震が
発生した場合には、自動的に遮断弁を閉じ貯水タンク内
に貯蔵された水道水の漏出防止を図るようにしたもの
(例えば特開平9−30594号公報参照)も製造され
るようになってきた。
の外側に配水管を介して対震自動操作式の遮断弁と給水
用のポンプを備え、平常時は、遮断弁を開いた状態とし
ポンプで配水することにより、貯水タンクは水道管の一
部として機能し、予め設定された所定震度以上の地震が
発生した場合には、自動的に遮断弁を閉じ貯水タンク内
に貯蔵された水道水の漏出防止を図るようにしたもの
(例えば特開平9−30594号公報参照)も製造され
るようになってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の取出口3の
遮断弁42を弁体41で構成したものでは、遮断弁42
の口径が大きくなると出水時に弁体41を引き抜く操作
力が水圧により大となるので、引き抜き圧力の低減を図
るために、図5に示す如くバイパス弁45とそのバイパ
ス用補助配管46やエアー抜き弁47を取り付ける必要
があるため、また、弁体41の操作部は引抜装置(ロッ
ド、ワイヤー、チェーン等)43を丈夫にするととも
に、その操作装置も大きなものとなり、部品や配管が多
くなり、部品代等の費用が高くなり、また、組立て工数
も多くなっていた。
遮断弁42を弁体41で構成したものでは、遮断弁42
の口径が大きくなると出水時に弁体41を引き抜く操作
力が水圧により大となるので、引き抜き圧力の低減を図
るために、図5に示す如くバイパス弁45とそのバイパ
ス用補助配管46やエアー抜き弁47を取り付ける必要
があるため、また、弁体41の操作部は引抜装置(ロッ
ド、ワイヤー、チェーン等)43を丈夫にするととも
に、その操作装置も大きなものとなり、部品や配管が多
くなり、部品代等の費用が高くなり、また、組立て工数
も多くなっていた。
【0004】また、特開平9−30594号公報のごと
く、取出口の外側に配水管を介して対震自動操作式の遮
断弁を備えたものでは、ポンプや遮断弁は大口径で重量
も大であるため、大地震時にはポンプや遮断弁が起振源
になりやすく、貯水タンクと遮断弁のあいだの配水管が
破損することが起こり、遮断弁が閉じても貯水タンク内
の水が全て失われる畏れがあった。
く、取出口の外側に配水管を介して対震自動操作式の遮
断弁を備えたものでは、ポンプや遮断弁は大口径で重量
も大であるため、大地震時にはポンプや遮断弁が起振源
になりやすく、貯水タンクと遮断弁のあいだの配水管が
破損することが起こり、遮断弁が閉じても貯水タンク内
の水が全て失われる畏れがあった。
【0005】一方、浴槽等の弁体においては弁体を円錐
の内栓と外栓で構成し、外栓の下方に孔を備えた外栓引
き抜き座を設け、この外栓引き抜き座を内栓の下部に一
体の軸で連結し、配水時は初めに内栓を開き、外栓引き
抜き座の孔により減圧してから外栓引き抜き座にて外栓
を開くことにより、弁体を抜きやすくしたもの(例えば
特開平8−295360号公報参照)があるが、弁体を
閉じるためには手動で、まず外栓を平らに押し込み、次
いで内栓を平らに押し込まねばならず、面倒でもあり、
貯水タンクの如く、上面が密閉されているものには使用
されていない。尚、もともと浴槽等の弁体は貯水タンク
に比し口径が小さいので、弁体にかかる水圧が小さく弁
体を抜く力も少なくて済むものであった。
の内栓と外栓で構成し、外栓の下方に孔を備えた外栓引
き抜き座を設け、この外栓引き抜き座を内栓の下部に一
体の軸で連結し、配水時は初めに内栓を開き、外栓引き
抜き座の孔により減圧してから外栓引き抜き座にて外栓
を開くことにより、弁体を抜きやすくしたもの(例えば
特開平8−295360号公報参照)があるが、弁体を
閉じるためには手動で、まず外栓を平らに押し込み、次
いで内栓を平らに押し込まねばならず、面倒でもあり、
貯水タンクの如く、上面が密閉されているものには使用
されていない。尚、もともと浴槽等の弁体は貯水タンク
に比し口径が小さいので、弁体にかかる水圧が小さく弁
体を抜く力も少なくて済むものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、液体貯蔵容器の取出口の内側に取出口
の遮断弁を設け、取出口の外側の配水管に連通孔を介し
て水柱ゲージのごとく、透明管でなる液面表示管を立設
するとともに、弊社出願の特開平10−266282号
公報に示すごとく、遮断弁を均圧弁を備えた弁体で構成
し、主閉止弁やバイパス弁やバイパス用補助配管やエア
ー抜き弁等を必要とせず、操作部も小型軽量にすること
ができる液体貯蔵装置とする。
めに、本発明は、液体貯蔵容器の取出口の内側に取出口
の遮断弁を設け、取出口の外側の配水管に連通孔を介し
て水柱ゲージのごとく、透明管でなる液面表示管を立設
するとともに、弊社出願の特開平10−266282号
公報に示すごとく、遮断弁を均圧弁を備えた弁体で構成
し、主閉止弁やバイパス弁やバイパス用補助配管やエア
ー抜き弁等を必要とせず、操作部も小型軽量にすること
ができる液体貯蔵装置とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、液状貯蔵物の補給口と
取出口とを備え液状貯蔵物を貯蔵する液体貯蔵容器を有
し、取出口の内側に取出口の遮断弁を設け、取出口の外
側に配水管を設け、所定地震振動時に地震信号を出す感
震器と、遮断弁等及び装置全体を制御する制御信号を出
す制御部と、制御部からの信号により遮断弁を駆動する
駆動部とを備え、通常は遮断弁を開き取出口を開として
液状貯蔵物を取出し、所定地震振動時には感震器が出す
地震信号により制御部は駆動部にて遮断弁を駆動させ取
出口を閉とするよう制御する液体貯蔵装置において、遮
断弁の取出口側に連通孔を穿設し、この連通孔に連通し
上端が液体貯蔵容器内の最上液面より上で開口している
通気管を立設した構成とした。
取出口とを備え液状貯蔵物を貯蔵する液体貯蔵容器を有
し、取出口の内側に取出口の遮断弁を設け、取出口の外
側に配水管を設け、所定地震振動時に地震信号を出す感
震器と、遮断弁等及び装置全体を制御する制御信号を出
す制御部と、制御部からの信号により遮断弁を駆動する
駆動部とを備え、通常は遮断弁を開き取出口を開として
液状貯蔵物を取出し、所定地震振動時には感震器が出す
地震信号により制御部は駆動部にて遮断弁を駆動させ取
出口を閉とするよう制御する液体貯蔵装置において、遮
断弁の取出口側に連通孔を穿設し、この連通孔に連通し
上端が液体貯蔵容器内の最上液面より上で開口している
通気管を立設した構成とした。
【0008】上記構成により、通常の遮断弁が開き取出
口が開状態の時は連通孔を介して通気管は液体貯蔵容器
内の液面より上の空気に開口し通気し、地震振動時等遮
断弁が閉じ取出口が閉状態の時も液面より上の空気に開
口している通気管と連通孔を介して配水管は液体貯蔵容
器内の空気に開放されるるので、遮断弁の液状貯蔵物側
には負圧による圧力は加わらない。
口が開状態の時は連通孔を介して通気管は液体貯蔵容器
内の液面より上の空気に開口し通気し、地震振動時等遮
断弁が閉じ取出口が閉状態の時も液面より上の空気に開
口している通気管と連通孔を介して配水管は液体貯蔵容
器内の空気に開放されるるので、遮断弁の液状貯蔵物側
には負圧による圧力は加わらない。
【0009】又は、前記液体貯蔵装置において、液体貯
蔵容器の上部に大気に開放される通気孔を備えている場
合に、水柱ゲージのごとく、配水管に連通孔を穿設し、
この連通孔に連通し上端が液体貯蔵容器内の最上液面よ
り上で大気に開口しており透明管でなる液面表示管を立
設した構成とすると、通常、遮断弁が開き取出口が開状
態の時は連通孔を介して液面表示管の液面は液体貯蔵容
器内の液面を表示し、地震振動時等遮断弁が閉じ取出口
が閉状態の時は大気に開口している液面表示管と連通孔
を介して配水管は大気に開放されるので、遮断弁の止水
部の配水管側は大気圧となり、遮断弁の液状貯蔵物がわ
には負圧による圧力は加わらない。
蔵容器の上部に大気に開放される通気孔を備えている場
合に、水柱ゲージのごとく、配水管に連通孔を穿設し、
この連通孔に連通し上端が液体貯蔵容器内の最上液面よ
り上で大気に開口しており透明管でなる液面表示管を立
設した構成とすると、通常、遮断弁が開き取出口が開状
態の時は連通孔を介して液面表示管の液面は液体貯蔵容
器内の液面を表示し、地震振動時等遮断弁が閉じ取出口
が閉状態の時は大気に開口している液面表示管と連通孔
を介して配水管は大気に開放されるので、遮断弁の止水
部の配水管側は大気圧となり、遮断弁の液状貯蔵物がわ
には負圧による圧力は加わらない。
【0010】また、液体貯蔵容器の取出口の内側に設け
られている遮断弁は弁体と止水部を備え、弁体の上部に
凹状の均圧弁室を形成し、この均圧弁室の底面と弁体の
下面の間に適数の均圧路を穿設し、弁体の中心に操作ロ
ッドを上下摺動自在に挿通する孔を穿設し、この操作ロ
ッドの下端に弁当板を持着して弁体の下面を釣支し、さ
らに、弁体の均圧弁室の底面に当接し側面に緩く嵌合す
る均圧弁を操作ロッドに固着した構成とし、操作ロッド
を下げることにより均圧弁にて均圧弁室の均圧路を塞ぎ
弁体を止水部に圧接させて遮断弁を閉とし、操作ロッド
を引き上げることにより最初に均圧弁が上り均圧弁室の
均圧路を開放し続いて弁当板にて弁体を止水部から釣り
上げ遮断弁を開とするものとした遮断弁は弁体の上部に
凹状の均圧弁室を形成し、均圧弁室の底面と弁体の下面
の間に適数の均圧路を穿設し、弁体の中心に操作ロッド
を上下摺動自在に挿通する孔を穿設し、操作ロッドの下
端に弁当板を持着して弁体の下面を釣支し、さらに、弁
体の均圧弁室底面に当接し側面に緩く嵌合する均圧弁を
操作ロッドに固着した構成とした。また、弁体の外形お
よび均圧弁の外形、均圧弁室の凹状内形および止水部内
形、均圧弁室の凹状内形および均圧弁の外形は、均圧弁
と均圧弁室が当接し閉止できるものであれば、円錐台、
球又は弾丸球のいずれでもよい。
られている遮断弁は弁体と止水部を備え、弁体の上部に
凹状の均圧弁室を形成し、この均圧弁室の底面と弁体の
下面の間に適数の均圧路を穿設し、弁体の中心に操作ロ
ッドを上下摺動自在に挿通する孔を穿設し、この操作ロ
ッドの下端に弁当板を持着して弁体の下面を釣支し、さ
らに、弁体の均圧弁室の底面に当接し側面に緩く嵌合す
る均圧弁を操作ロッドに固着した構成とし、操作ロッド
を下げることにより均圧弁にて均圧弁室の均圧路を塞ぎ
弁体を止水部に圧接させて遮断弁を閉とし、操作ロッド
を引き上げることにより最初に均圧弁が上り均圧弁室の
均圧路を開放し続いて弁当板にて弁体を止水部から釣り
上げ遮断弁を開とするものとした遮断弁は弁体の上部に
凹状の均圧弁室を形成し、均圧弁室の底面と弁体の下面
の間に適数の均圧路を穿設し、弁体の中心に操作ロッド
を上下摺動自在に挿通する孔を穿設し、操作ロッドの下
端に弁当板を持着して弁体の下面を釣支し、さらに、弁
体の均圧弁室底面に当接し側面に緩く嵌合する均圧弁を
操作ロッドに固着した構成とした。また、弁体の外形お
よび均圧弁の外形、均圧弁室の凹状内形および止水部内
形、均圧弁室の凹状内形および均圧弁の外形は、均圧弁
と均圧弁室が当接し閉止できるものであれば、円錐台、
球又は弾丸球のいずれでもよい。
【0011】または、液体貯蔵容器の取出口の内側に設
けられている遮断弁は弁体と止水部を備え、弁体の中心
に上から下に貫通する円錐状の均圧路を穿設し、この円
錐状の均圧路に当接し緩く嵌合する均圧弁を下端に形成
した操作ロッドを設け、この操作ロッドの下端に弁当板
を持着して弁体の下面を釣支した構成とし、操作ロッド
を下げることにより均圧弁にて均圧路を塞ぎ弁体を止水
部に圧接させて遮断弁を閉とし、操作ロッドを引き上げ
ることにより最初に均圧弁が上り均圧路を開放し続いて
弁当板にて弁体を止水部から釣り上げ遮断弁を開とする
ものとするとよい。または、均圧弁と均圧路と均圧弁室
の構造が上記いずれの構造の場合も、遮断弁の口径がよ
り大きく150mm以上のものでは、弁体外形を円板状
とした円板状弁体とし、止水部を弁体の下面と当接する
輪状止水部とするとよい。
けられている遮断弁は弁体と止水部を備え、弁体の中心
に上から下に貫通する円錐状の均圧路を穿設し、この円
錐状の均圧路に当接し緩く嵌合する均圧弁を下端に形成
した操作ロッドを設け、この操作ロッドの下端に弁当板
を持着して弁体の下面を釣支した構成とし、操作ロッド
を下げることにより均圧弁にて均圧路を塞ぎ弁体を止水
部に圧接させて遮断弁を閉とし、操作ロッドを引き上げ
ることにより最初に均圧弁が上り均圧路を開放し続いて
弁当板にて弁体を止水部から釣り上げ遮断弁を開とする
ものとするとよい。または、均圧弁と均圧路と均圧弁室
の構造が上記いずれの構造の場合も、遮断弁の口径がよ
り大きく150mm以上のものでは、弁体外形を円板状
とした円板状弁体とし、止水部を弁体の下面と当接する
輪状止水部とするとよい。
【0012】このように構成した遮断弁は、操作ロッド
を下げることにより均圧弁にて均圧路を塞ぎ弁体を止水
部に押しつけて遮断弁を閉とし、液体貯蔵容器の取出口
からの液体排出を停止し、また、操作ロッドを引き上げ
ることにより最初に均圧弁が上り均圧路を開放して、弁
体にかかる圧力が減圧する。続いて弁当板にて弁体を容
易に釣上げることができ、遮断弁は開となり液体貯蔵容
器の取出口から液体が排出される。
を下げることにより均圧弁にて均圧路を塞ぎ弁体を止水
部に押しつけて遮断弁を閉とし、液体貯蔵容器の取出口
からの液体排出を停止し、また、操作ロッドを引き上げ
ることにより最初に均圧弁が上り均圧路を開放して、弁
体にかかる圧力が減圧する。続いて弁当板にて弁体を容
易に釣上げることができ、遮断弁は開となり液体貯蔵容
器の取出口から液体が排出される。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1、図2、図3、
図4および図5により説明する。図1は本発明の液体貯
蔵装置の一実施例を示す構成図であり、図2は同じく液
体貯蔵装置の一実施例を示す構成図であり、図3は同液
体貯蔵装置の遮断弁の実施例を記す断面図であり、図4
は同じく遮断弁の実施例を示す断面図であり、図5は同
じく遮断弁の実施例を示す断面図である。
図4および図5により説明する。図1は本発明の液体貯
蔵装置の一実施例を示す構成図であり、図2は同じく液
体貯蔵装置の一実施例を示す構成図であり、図3は同液
体貯蔵装置の遮断弁の実施例を記す断面図であり、図4
は同じく遮断弁の実施例を示す断面図であり、図5は同
じく遮断弁の実施例を示す断面図である。
【0014】図1、図2において、1は液状貯蔵物(例
えば水道水、薬剤や石油等)を貯蔵する液体貯蔵容器
(貯水タンク、薬剤貯蔵タンクや石油貯蔵タンク等、以
下貯水タンクと記す)、2は貯水タンク1の上部に開口
された水道水の補給口、3は貯水タンク1の下部に開口
された取出口、4は補給口2に連結された補給管、5は
取出口3に連結された配水管、6は配水管5に設けられ
水を送水する給水用のポンプ、7は取出口3の内側(貯
水タンク1内)に設けられた遮断弁、8は取出口3の外
側と配水管5の間に接続され配水管5よりも低応力で破
壊するジョイント管、9は本液体貯蔵装置全体を制御駆
動する操作部である。
えば水道水、薬剤や石油等)を貯蔵する液体貯蔵容器
(貯水タンク、薬剤貯蔵タンクや石油貯蔵タンク等、以
下貯水タンクと記す)、2は貯水タンク1の上部に開口
された水道水の補給口、3は貯水タンク1の下部に開口
された取出口、4は補給口2に連結された補給管、5は
取出口3に連結された配水管、6は配水管5に設けられ
水を送水する給水用のポンプ、7は取出口3の内側(貯
水タンク1内)に設けられた遮断弁、8は取出口3の外
側と配水管5の間に接続され配水管5よりも低応力で破
壊するジョイント管、9は本液体貯蔵装置全体を制御駆
動する操作部である。
【0015】図1において、遮断弁7の取出口3側に連
通孔7aを穿設し、この連通孔7aに連通し上端が液体
貯蔵容器1内の最上液面1aMaxより上で開口してい
る通気管7bを立設した構成とし、通常の遮断弁7が開
き取出口3が開状態の時は連通孔7aを介して前記通気
管7bは液体貯蔵容器1内の液面1aより上の空気に開
口し通気し、地震振動時等遮断弁7が閉じ取出口3が閉
状態の時も液面1aより上の空気に開口している通気管
7bと連通孔7aを介して配水管5は大気に開放され
る。
通孔7aを穿設し、この連通孔7aに連通し上端が液体
貯蔵容器1内の最上液面1aMaxより上で開口してい
る通気管7bを立設した構成とし、通常の遮断弁7が開
き取出口3が開状態の時は連通孔7aを介して前記通気
管7bは液体貯蔵容器1内の液面1aより上の空気に開
口し通気し、地震振動時等遮断弁7が閉じ取出口3が閉
状態の時も液面1aより上の空気に開口している通気管
7bと連通孔7aを介して配水管5は大気に開放され
る。
【0016】前記操作部9は所定地震振動時に地震信号
を出す感震器11と、地震信号により遮断弁7とポンプ
6の制御信号を出す制御部12と、この制御部12から
の信号により遮断弁7を駆動する駆動部13と、制御部
12からの電源状況、遮断弁動作、ポンプ停止等の信号
出力を受け表示する表示装置14とを一体化して貯水タ
ンク1の上部側面に取付けられている。制御部12の一
次側電源は交流電源100V/200V切換式であり、
制御用回路は安全な直流約12Vを採用するとともに、
バックアップ電源31としてバッテリー電源(例えば直
流13.2V)を備えている。また、貯水タンク1下部
に非常用流出バルブ32を設けるとより便利である。
を出す感震器11と、地震信号により遮断弁7とポンプ
6の制御信号を出す制御部12と、この制御部12から
の信号により遮断弁7を駆動する駆動部13と、制御部
12からの電源状況、遮断弁動作、ポンプ停止等の信号
出力を受け表示する表示装置14とを一体化して貯水タ
ンク1の上部側面に取付けられている。制御部12の一
次側電源は交流電源100V/200V切換式であり、
制御用回路は安全な直流約12Vを採用するとともに、
バックアップ電源31としてバッテリー電源(例えば直
流13.2V)を備えている。また、貯水タンク1下部
に非常用流出バルブ32を設けるとより便利である。
【0017】実施例2を示す図2において、液体貯蔵容
器1は液体貯蔵容器1の上部に通気孔1bを備え大気に
開放されるている場合に、前記配水管5に連通孔5aを
穿設し、この連通孔5aに連通し上端が液体貯蔵容器1
内の最上液面1aMaxより上で大気に開口しており、
水柱ゲージのごとく、透明な合成樹脂管やガラス管のご
とき透明管でなる液面表示管10を立設した構成とし、
通常、遮断弁7が開き取出口3が開状態の時は連通孔5
aを介して前記液面表示管10の液面10aは液体貯蔵
容器1内の液面1aを表示し、地震振動時等、遮断弁7
が閉じ取出口3が閉状態の時は大気に開口している液面
表示管10と連通孔5aを介して前記配水管5は大気に
開放されるものとした。尚、通気孔1bは液体貯蔵容器
1の上面に限定するものでなく、後述する駆動部13と
遮断弁7間の連結部22に通気性を持たせてもよい。
器1は液体貯蔵容器1の上部に通気孔1bを備え大気に
開放されるている場合に、前記配水管5に連通孔5aを
穿設し、この連通孔5aに連通し上端が液体貯蔵容器1
内の最上液面1aMaxより上で大気に開口しており、
水柱ゲージのごとく、透明な合成樹脂管やガラス管のご
とき透明管でなる液面表示管10を立設した構成とし、
通常、遮断弁7が開き取出口3が開状態の時は連通孔5
aを介して前記液面表示管10の液面10aは液体貯蔵
容器1内の液面1aを表示し、地震振動時等、遮断弁7
が閉じ取出口3が閉状態の時は大気に開口している液面
表示管10と連通孔5aを介して前記配水管5は大気に
開放されるものとした。尚、通気孔1bは液体貯蔵容器
1の上面に限定するものでなく、後述する駆動部13と
遮断弁7間の連結部22に通気性を持たせてもよい。
【0018】実施例3を示す図3において、前記遮断弁
7は、止水部15と、止水部15に当接し止水する円錐
台形の弁体16と、弁体16を操作する操作ロッド17
とで構成し、弁体7の上部に凹状円錐台形の均圧弁室1
8を形成し、均圧弁室18の底面と弁体7の下面との間
に適数の均圧路19を穿設し、弁体16の中心上から下
に前記操作ロッド17を摺動自在に挿通し、操作ロッド
17の下端に弁当板20を持着して弁体16の下面を釣
支し、さらに、弁体16の均圧弁室18の底面に当接し
側面に緩く嵌合する円錐台形の均圧弁21を操作ロッド
17に固着したものである。22は上端を前記駆動部1
3に接続し下端を操作ロッド17に接続し操作ロッド1
7を吊り下げる連結ワイヤーからなる駆動部13と遮断
弁7間の連結部である。
7は、止水部15と、止水部15に当接し止水する円錐
台形の弁体16と、弁体16を操作する操作ロッド17
とで構成し、弁体7の上部に凹状円錐台形の均圧弁室1
8を形成し、均圧弁室18の底面と弁体7の下面との間
に適数の均圧路19を穿設し、弁体16の中心上から下
に前記操作ロッド17を摺動自在に挿通し、操作ロッド
17の下端に弁当板20を持着して弁体16の下面を釣
支し、さらに、弁体16の均圧弁室18の底面に当接し
側面に緩く嵌合する円錐台形の均圧弁21を操作ロッド
17に固着したものである。22は上端を前記駆動部1
3に接続し下端を操作ロッド17に接続し操作ロッド1
7を吊り下げる連結ワイヤーからなる駆動部13と遮断
弁7間の連結部である。
【0019】また、実施例4を示す図4において、前記
遮断弁7は、弁体23の中心を上から下に貫通する円錐
状の均圧路24を穿設し、この円錐状の均圧路24に当
接し緩く嵌合する均圧弁25を下端に形成した操作ロッ
ド26を設け、この操作ロッド26の下端に弁当板20
を持着して弁体23の下面を釣支し、上端を連結部22
に接続した構成であり、均圧弁25と弁体23の間隙が
均圧弁室27に相当する。
遮断弁7は、弁体23の中心を上から下に貫通する円錐
状の均圧路24を穿設し、この円錐状の均圧路24に当
接し緩く嵌合する均圧弁25を下端に形成した操作ロッ
ド26を設け、この操作ロッド26の下端に弁当板20
を持着して弁体23の下面を釣支し、上端を連結部22
に接続した構成であり、均圧弁25と弁体23の間隙が
均圧弁室27に相当する。
【0020】また、実施例5を示す図5において、28
は外形を円板状とした遮断弁7の弁体であり、29は上
面が円板状の基台29aと基台29aの上面に設けられ
円板状の弁体28の下面と当接する輪状の当接部29b
からなる止水部であり、円板状の弁体28は遮断弁7の
口径がより大きく150mm以上の場合に用いることが
多いものである。その他の構成は図3と同様であること
から同一構造部分には同一の符号を附し詳細な説明は省
略する。図2、図3、図4において33は弁体16、2
3、28及び操作ロッド17、26を11下に案内する
ガイドである。
は外形を円板状とした遮断弁7の弁体であり、29は上
面が円板状の基台29aと基台29aの上面に設けられ
円板状の弁体28の下面と当接する輪状の当接部29b
からなる止水部であり、円板状の弁体28は遮断弁7の
口径がより大きく150mm以上の場合に用いることが
多いものである。その他の構成は図3と同様であること
から同一構造部分には同一の符号を附し詳細な説明は省
略する。図2、図3、図4において33は弁体16、2
3、28及び操作ロッド17、26を11下に案内する
ガイドである。
【0021】以下上記構成からなる本実施例の作用を説
明する。実施例1では、平常時は、貯水タンク1は水道
管の一部として機能し、補給管4から補給口2を経て水
道水が入り貯水タンク1内に貯水し、遮断弁7が開き取
出口3が開であれば遮断弁7の連通孔7aを介して前記
通気管7bは液体貯蔵容器1内の液面1aより上の空気
に開口し通気し、地震振動時等遮断弁7が閉じ取出口3
が閉状態の時も液面1aより上の空気に開口している通
気管7bと連通孔7aを介して配水管5は液体貯蔵容器
1の空気に開放される、また、配水管5を介して各区画
(家庭等)へ配水される。配水される区画が貯水タンク
1より低い場合はそのまま配水でき、配水する区画が貯
水タンク1より高い場合は給水用のポンプ6を介して配
水できる。
明する。実施例1では、平常時は、貯水タンク1は水道
管の一部として機能し、補給管4から補給口2を経て水
道水が入り貯水タンク1内に貯水し、遮断弁7が開き取
出口3が開であれば遮断弁7の連通孔7aを介して前記
通気管7bは液体貯蔵容器1内の液面1aより上の空気
に開口し通気し、地震振動時等遮断弁7が閉じ取出口3
が閉状態の時も液面1aより上の空気に開口している通
気管7bと連通孔7aを介して配水管5は液体貯蔵容器
1の空気に開放される、また、配水管5を介して各区画
(家庭等)へ配水される。配水される区画が貯水タンク
1より低い場合はそのまま配水でき、配水する区画が貯
水タンク1より高い場合は給水用のポンプ6を介して配
水できる。
【0022】実施例2では、遮断弁7が開き取出口3が
開であれば配水管5の連通孔5aを介して液面表示管1
0の液面10aは液体貯蔵容器1内の液面1aと同じ水
位となるので、液体貯蔵容器1内の水位が表示され、ま
た、配水管5を介して各区画(家庭等)へ配水される。
配水される区画が貯水タンク1より低い場合はそのまま
配水でき、配水する区画が貯水タンク1より高い場合は
給水用のポンプ6を介して配水できる。
開であれば配水管5の連通孔5aを介して液面表示管1
0の液面10aは液体貯蔵容器1内の液面1aと同じ水
位となるので、液体貯蔵容器1内の水位が表示され、ま
た、配水管5を介して各区画(家庭等)へ配水される。
配水される区画が貯水タンク1より低い場合はそのまま
配水でき、配水する区画が貯水タンク1より高い場合は
給水用のポンプ6を介して配水できる。
【0023】いずれも、配水を停止するには、配水管5
に配水弁を設けてある場合は遮断弁7を開いた状態で通
常開いている配水弁を閉じて配水を停止でき、給水用の
ポンプ6を備えている場合は遮断弁7を開いた状態でポ
ンプ6の運転を停止して配水を停止できる。または、液
体貯蔵装置側で、操作部9にて駆動部13を駆動し、連
結部22を介して操作ロッド17、26を介して弁体1
6、23、28を下げることにより、均圧弁21、25
にて均圧路19、24を塞ぎ、続いて弁体16、23、
28を止水部15、29に押しつけて遮断弁7を閉とし
ても配水を停止できる。
に配水弁を設けてある場合は遮断弁7を開いた状態で通
常開いている配水弁を閉じて配水を停止でき、給水用の
ポンプ6を備えている場合は遮断弁7を開いた状態でポ
ンプ6の運転を停止して配水を停止できる。または、液
体貯蔵装置側で、操作部9にて駆動部13を駆動し、連
結部22を介して操作ロッド17、26を介して弁体1
6、23、28を下げることにより、均圧弁21、25
にて均圧路19、24を塞ぎ、続いて弁体16、23、
28を止水部15、29に押しつけて遮断弁7を閉とし
ても配水を停止できる。
【0024】地震発生時は、例えば予め震度5と設定し
たものであれば、ブロック塀が倒れたり、窓ガラスが壊
れ落ちるような震度5の地震振動時には、感震器11が
地震信号を出し、制御装置12はその地震信号により駆
動部13を駆動し、連結部22を介して操作ロッド1
7、26を介して遮断弁7の弁体16、23、28を下
げることにより、均圧弁21、25にて均圧路19、2
4を塞ぎ、続いて弁体16、23、28を止水部15、
29に押しつけて、この時弁体16、23、28には貯
水タンク1の水圧も加わるので、確実に遮断弁7を閉と
し、取出口3から配水管5への配水を停止して、漏水を
防ぎ貯水タンク1内に貯水し飲料水を確保できる。
たものであれば、ブロック塀が倒れたり、窓ガラスが壊
れ落ちるような震度5の地震振動時には、感震器11が
地震信号を出し、制御装置12はその地震信号により駆
動部13を駆動し、連結部22を介して操作ロッド1
7、26を介して遮断弁7の弁体16、23、28を下
げることにより、均圧弁21、25にて均圧路19、2
4を塞ぎ、続いて弁体16、23、28を止水部15、
29に押しつけて、この時弁体16、23、28には貯
水タンク1の水圧も加わるので、確実に遮断弁7を閉と
し、取出口3から配水管5への配水を停止して、漏水を
防ぎ貯水タンク1内に貯水し飲料水を確保できる。
【0025】この時、配水される区画が貯水タンク1よ
り低い場合や給水用のポンプ6が運転したままである
と、従来のものは遮断弁7の止水部15、29の配水管
5側が負圧となることによる圧力も遮断弁7の弁体1
6、23、28側に加わっていたため、水圧により弁体
16、23、28を引き抜く操作力が水圧により大とな
つていたが、実施例1では、遮断弁7が閉じ取出口13
が閉状態の時も液面1aより上の空気に開口している通
気管7bと連通孔7aが連通しているので遮断弁7の止
水部15、29の配水管5側は液体貯蔵容器1の空気に
開放され負圧による圧力は加わらず、実施例2でも液面
表示管10は上端が大気に開口し、連通孔5aに連通し
ているので遮断弁7の止水部15、29の配水管5側は
大気圧となり負圧による圧力は加わらない。従って、配
水停止後再び配水する際は、操作部9にて操作ロッド1
7、26を引き上げることにより、最初に均圧弁21、
25が上り、均圧弁室18、27を介して均圧路19、
24を開放して弁体16、23、28に加わる貯水タン
ク1の水圧が低減され、続いて弁当板20にて弁体1
6、23、28を容易に釣り上げる(従来の均圧路1
9、24を閉じた状態に比し半分以下の力で釣り上げら
れる)ことができ、取出口3を開とし、配水管5を介し
て配水される。
り低い場合や給水用のポンプ6が運転したままである
と、従来のものは遮断弁7の止水部15、29の配水管
5側が負圧となることによる圧力も遮断弁7の弁体1
6、23、28側に加わっていたため、水圧により弁体
16、23、28を引き抜く操作力が水圧により大とな
つていたが、実施例1では、遮断弁7が閉じ取出口13
が閉状態の時も液面1aより上の空気に開口している通
気管7bと連通孔7aが連通しているので遮断弁7の止
水部15、29の配水管5側は液体貯蔵容器1の空気に
開放され負圧による圧力は加わらず、実施例2でも液面
表示管10は上端が大気に開口し、連通孔5aに連通し
ているので遮断弁7の止水部15、29の配水管5側は
大気圧となり負圧による圧力は加わらない。従って、配
水停止後再び配水する際は、操作部9にて操作ロッド1
7、26を引き上げることにより、最初に均圧弁21、
25が上り、均圧弁室18、27を介して均圧路19、
24を開放して弁体16、23、28に加わる貯水タン
ク1の水圧が低減され、続いて弁当板20にて弁体1
6、23、28を容易に釣り上げる(従来の均圧路1
9、24を閉じた状態に比し半分以下の力で釣り上げら
れる)ことができ、取出口3を開とし、配水管5を介し
て配水される。
【0026】従って、遮断弁7の口径が大きくなって
も、弁体16、23、28に均圧弁室18、27と均圧
路19、24を形成し、操作ロッド17、26に均圧弁
21、25を加えた簡単な構成で、弁体16、23、2
8にかかる圧力が低減され弁体16、23、28を容易
に持ち上げて、遮断弁7を開くことができるので、従来
例の如き、主弁や複雑なバイパス弁とそのバイパス用配
管やエアー抜き弁等は必要とせず、操作部も小型軽量に
することができる。
も、弁体16、23、28に均圧弁室18、27と均圧
路19、24を形成し、操作ロッド17、26に均圧弁
21、25を加えた簡単な構成で、弁体16、23、2
8にかかる圧力が低減され弁体16、23、28を容易
に持ち上げて、遮断弁7を開くことができるので、従来
例の如き、主弁や複雑なバイパス弁とそのバイパス用配
管やエアー抜き弁等は必要とせず、操作部も小型軽量に
することができる。
【0027】また、建物被害が出るような震度6とか震
度7クラスの大地震発生時には衝撃も大きく、ポンプ6
や配水管5は大口径で重量も大であるため、ポンプ6や
配水管5が起振源になりやすいが、取出口3の外側と配
水管5の間に接続されたジョイント管8が配水管5より
も低応力で破壊することにより配水管5の破壊を防止す
るが、万一取出口3近傍部分の配水管5が破壊されるこ
とが起きても、取出口3内側の遮断弁7が閉じるので貯
水タンク1からの漏水を止めることができ、貯水タンク
1とポンプ6間の配水管5が破損することが起こり、貯
水タンク1内の飲料水を確保することができる。
度7クラスの大地震発生時には衝撃も大きく、ポンプ6
や配水管5は大口径で重量も大であるため、ポンプ6や
配水管5が起振源になりやすいが、取出口3の外側と配
水管5の間に接続されたジョイント管8が配水管5より
も低応力で破壊することにより配水管5の破壊を防止す
るが、万一取出口3近傍部分の配水管5が破壊されるこ
とが起きても、取出口3内側の遮断弁7が閉じるので貯
水タンク1からの漏水を止めることができ、貯水タンク
1とポンプ6間の配水管5が破損することが起こり、貯
水タンク1内の飲料水を確保することができる。
【0028】なお、前記実施例においては、弁体16、
23の外形、均圧弁室18、27の凹状内形および均圧
弁21、25の外形は円錐台としたが、本発明はこれに
限定するものでなく、均圧弁と均圧弁室が当接し閉止で
きるものであれば、球又は弾丸球のいずれでもよい。
23の外形、均圧弁室18、27の凹状内形および均圧
弁21、25の外形は円錐台としたが、本発明はこれに
限定するものでなく、均圧弁と均圧弁室が当接し閉止で
きるものであれば、球又は弾丸球のいずれでもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明は、液状貯蔵物を貯蔵する液体貯
蔵容器の取出口の内側に遮断弁を設け、取出口の外側に
配水管を設け、所定地震振動時に地震信号を出す感震器
と、装置全体を制御する制御信号を出す制御部と、この
信号により遮断弁を駆動する駆動部とを備え、通常は遮
断弁を開き取出口を開として液状貯蔵物を取出し、所定
地震振動時には制御部は駆動部にて遮断弁を駆動させ取
出口を閉とするよう制御する液体貯蔵装置において、遮
断弁の取出口側に連通孔を穿設し、この連通孔に連通し
上端が液体貯蔵容器内の最上液面より上で開口している
通気管を立設した構成とした。
蔵容器の取出口の内側に遮断弁を設け、取出口の外側に
配水管を設け、所定地震振動時に地震信号を出す感震器
と、装置全体を制御する制御信号を出す制御部と、この
信号により遮断弁を駆動する駆動部とを備え、通常は遮
断弁を開き取出口を開として液状貯蔵物を取出し、所定
地震振動時には制御部は駆動部にて遮断弁を駆動させ取
出口を閉とするよう制御する液体貯蔵装置において、遮
断弁の取出口側に連通孔を穿設し、この連通孔に連通し
上端が液体貯蔵容器内の最上液面より上で開口している
通気管を立設した構成とした。
【0030】上記構成により、通常の遮断弁が開き取出
口が開状態の時は連通孔を介して通気管は液体貯蔵容器
内の液面より上の空気に開口し通気し、所定地震振動時
に操作部は弁体を閉とするよう操作し、液体貯蔵容器内
の液体の排出が停止され、地震発生時にも液体貯蔵容器
内の液体の確保ができるとともに、遮断弁が開き取出口
が開状態の時も液面より上の空気に開口している通気管
と連通孔を介して配水管は液体貯蔵容器内の空気に開放
されるるので、遮断弁の液状貯蔵物側には負圧による圧
力は加わらず、弁体を軽い力で容易に持ち上げて、遮断
弁を開くことができ、従来例の如き、主弁や均圧用配管
やエアー抜き弁等は必要とせず簡単な構成で、部品代等
の費用が安く、組立て工数も少なく経済的な液体貯蔵装
置が提供できる。
口が開状態の時は連通孔を介して通気管は液体貯蔵容器
内の液面より上の空気に開口し通気し、所定地震振動時
に操作部は弁体を閉とするよう操作し、液体貯蔵容器内
の液体の排出が停止され、地震発生時にも液体貯蔵容器
内の液体の確保ができるとともに、遮断弁が開き取出口
が開状態の時も液面より上の空気に開口している通気管
と連通孔を介して配水管は液体貯蔵容器内の空気に開放
されるるので、遮断弁の液状貯蔵物側には負圧による圧
力は加わらず、弁体を軽い力で容易に持ち上げて、遮断
弁を開くことができ、従来例の如き、主弁や均圧用配管
やエアー抜き弁等は必要とせず簡単な構成で、部品代等
の費用が安く、組立て工数も少なく経済的な液体貯蔵装
置が提供できる。
【0031】又は、前記液体貯蔵装置において、液体貯
蔵容器の上部に大気に開放される通気孔を備えている場
合に、配水管に連通孔を穿設し、この連通孔に連通し上
端が液体貯蔵容器内の最上液面より上で大気に開口して
おり透明管でなる液面表示管を立設した構成としたもの
も、所定地震振動時に操作部は弁体を閉とするよう操作
し、液体貯蔵容器内の液体の排出が停止され、地震発生
時にも液体貯蔵容器内の液体の確保ができるとともに、
遮断弁が開き取出口が開状態の時は液面表示管にて液体
貯蔵容器内の液面を表示できるので、液体貯蔵容器の液
体の貯蔵量が分かり便利であり、また、遮断弁が閉じ取
出口が閉状態の時は液面表示管が連通孔を介して配水管
を大気に開放するので、遮断弁の止水部の配水管側は大
気圧となり、遮断弁の液状貯蔵物側には負圧による圧力
は加わらず、弁体を軽い力で容易に持ち上げて、遮断弁
を開くことができ、従来例の如き、主弁や均圧用配管や
エアー抜き弁等は必要とせず簡単な構成で、部品代等の
費用が安く、組立て工数も少なく経済的な液体貯蔵装置
が提供できる。
蔵容器の上部に大気に開放される通気孔を備えている場
合に、配水管に連通孔を穿設し、この連通孔に連通し上
端が液体貯蔵容器内の最上液面より上で大気に開口して
おり透明管でなる液面表示管を立設した構成としたもの
も、所定地震振動時に操作部は弁体を閉とするよう操作
し、液体貯蔵容器内の液体の排出が停止され、地震発生
時にも液体貯蔵容器内の液体の確保ができるとともに、
遮断弁が開き取出口が開状態の時は液面表示管にて液体
貯蔵容器内の液面を表示できるので、液体貯蔵容器の液
体の貯蔵量が分かり便利であり、また、遮断弁が閉じ取
出口が閉状態の時は液面表示管が連通孔を介して配水管
を大気に開放するので、遮断弁の止水部の配水管側は大
気圧となり、遮断弁の液状貯蔵物側には負圧による圧力
は加わらず、弁体を軽い力で容易に持ち上げて、遮断弁
を開くことができ、従来例の如き、主弁や均圧用配管や
エアー抜き弁等は必要とせず簡単な構成で、部品代等の
費用が安く、組立て工数も少なく経済的な液体貯蔵装置
が提供できる。
【0032】また、遮断弁は弁体と止水部を備え、弁体
の上部に凹状の均圧弁室を形成し、この均圧弁室の底面
と弁体の下面の間に適数の均圧路を穿設し、弁体の中心
に操作ロッドを上下摺動自在に挿通する孔を穿設し、こ
の操作ロッドの下端に弁当板を持着して弁体の下面を釣
支し、さらに、弁体の均圧弁室の底面に当接し側面に緩
く嵌合する均圧弁を操作ロッドに固着した構成とし、操
作ロッドを下げることにより均圧弁にて均圧弁室の均圧
路を塞ぎ弁体を止水部に圧接させて遮断弁を閉とし、操
作ロッドを引き上げることにより最初に均圧弁が上り均
圧弁室の均圧路を開放し続いて弁当板にて弁体を止水部
から釣り上げ遮断弁を開とするものとした構成としたし
たから、従来例の如き、主弁やバイパス弁やバイパス用
配管やエアー抜き弁等は必要とせず簡単な構成で、遮断
弁の口径が大であっても、減圧されるので弁体を軽い力
で容易に持ち上げて、遮断弁を開くことができ、操作部
も小型軽量にすることができ、部品代等の費用が安く、
組立て工数も少なく経済的な液体貯蔵装置が提供でき
る。
の上部に凹状の均圧弁室を形成し、この均圧弁室の底面
と弁体の下面の間に適数の均圧路を穿設し、弁体の中心
に操作ロッドを上下摺動自在に挿通する孔を穿設し、こ
の操作ロッドの下端に弁当板を持着して弁体の下面を釣
支し、さらに、弁体の均圧弁室の底面に当接し側面に緩
く嵌合する均圧弁を操作ロッドに固着した構成とし、操
作ロッドを下げることにより均圧弁にて均圧弁室の均圧
路を塞ぎ弁体を止水部に圧接させて遮断弁を閉とし、操
作ロッドを引き上げることにより最初に均圧弁が上り均
圧弁室の均圧路を開放し続いて弁当板にて弁体を止水部
から釣り上げ遮断弁を開とするものとした構成としたし
たから、従来例の如き、主弁やバイパス弁やバイパス用
配管やエアー抜き弁等は必要とせず簡単な構成で、遮断
弁の口径が大であっても、減圧されるので弁体を軽い力
で容易に持ち上げて、遮断弁を開くことができ、操作部
も小型軽量にすることができ、部品代等の費用が安く、
組立て工数も少なく経済的な液体貯蔵装置が提供でき
る。
【0033】または、同様の効果が得られるものとし
て、液体貯蔵容器の取出口の内側に設けられている遮断
弁は弁体と止水部を備え、弁体の中心に上から下に貫通
する円錐状の均圧路を穿設し、この円錐状の均圧路に当
接し緩く嵌合する均圧弁を下端に形成した操作ロッドを
設け、この操作ロッドの下端に弁当板を持着して弁体の
下面を釣支した構成とし、操作ロッドを下げることによ
り均圧弁にて均圧路を塞ぎ弁体を止水部に圧接させて遮
断弁を閉とし、操作ロッドを引き上げることにより最初
に均圧弁が上り均圧路を開放し続いて弁当板にて弁体を
止水部から釣り上げ遮断弁を開とするものとしてもよ
く、または、均圧弁と均圧路と均圧弁室の構造が上記い
ずれの構造の場合も、遮断弁の口径がより大きく150
mm以上のものでは、弁体外形を円板状とした円板状弁
体とし、止水部を弁体の下面と当接する輪状止水部とす
るとよい。
て、液体貯蔵容器の取出口の内側に設けられている遮断
弁は弁体と止水部を備え、弁体の中心に上から下に貫通
する円錐状の均圧路を穿設し、この円錐状の均圧路に当
接し緩く嵌合する均圧弁を下端に形成した操作ロッドを
設け、この操作ロッドの下端に弁当板を持着して弁体の
下面を釣支した構成とし、操作ロッドを下げることによ
り均圧弁にて均圧路を塞ぎ弁体を止水部に圧接させて遮
断弁を閉とし、操作ロッドを引き上げることにより最初
に均圧弁が上り均圧路を開放し続いて弁当板にて弁体を
止水部から釣り上げ遮断弁を開とするものとしてもよ
く、または、均圧弁と均圧路と均圧弁室の構造が上記い
ずれの構造の場合も、遮断弁の口径がより大きく150
mm以上のものでは、弁体外形を円板状とした円板状弁
体とし、止水部を弁体の下面と当接する輪状止水部とす
るとよい。
【図1】本発明の液体貯蔵装置の一実施例を示す構成図
である。
である。
【図2】同じく液体貯蔵装置の構成図である。
【図3】同液体貯蔵装置の遮断弁の実施例を記す断面図
である。
である。
【図4】同じく遮断弁の実施例を示す断面図である。
【図5】同じく遮断弁の実施例を示す断面図である。
【図6】液体貯蔵装置の従来例を示す構成図である。
1 液体貯蔵容器(貯水タンク) 1a、10a 液面 1aMax 最上液面 1b 通気孔 3 取出口 5 配水管 5a、7a 連通孔 7 遮断弁 7b 通気管 9 操作部 10 液面表示管 15、29 止水部 16、23、28 弁体 17、26 操作ロッド 18、27 均圧弁室 19、24 均圧路 20 弁当板 21、25 均圧弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16K 17/36 F16K 17/36 A Fターム(参考) 3E070 AA02 AB01 CA18 CC03 CC06 CC07 HF01 3H052 AA01 BA03 DA06 EA02 3H061 AA02 BB02 CC23 DD03 EA43 EB10 EC02 EC25 ED01 GG02 GG18
Claims (5)
- 【請求項1】 液状貯蔵物の補給口と取出口とを備え液
状貯蔵物を貯蔵する液体貯蔵容器を有し、取出口の内側
に取出口の遮断弁を設け、取出口の外側に配水管を設
け、所定地震振動時に地震信号を出す感震器と、遮断弁
等及び装置全体を制御する制御信号を出す制御部と、制
御部からの信号により遮断弁を駆動する駆動部とを備
え、通常は遮断弁を開き取出口を開として液状貯蔵物を
取出し、所定地震振動時には感震器が出す地震信号によ
り制御部は駆動部にて遮断弁を駆動させ取出口を閉とす
るよう制御する液体貯蔵装置において、前記遮断弁
(7)の取出口(3)側に連通孔(7a)を穿設し、こ
の連通孔(7a)に連通し上端が前記液体貯蔵容器
(1)内の最上液面(1aMax)より上で開口してい
る通気管(7b)を立設した構成とし、通常の遮断弁
(7)が開き取出口(3)が開状態の時は連通孔(7
a)を介して前記通気管(7b)は液体貯蔵容器(1)
内の液面(1a)より上の空気に開口し通気し、地震振
動時等遮断弁(7)が閉じ取出口(3)が閉状態の時も
液面(1a)より上の空気に開口している前記通気管
(7b)と連通孔(7a)を介して前記配水管(5)は
大気に開放されるものとしたことを特徴とする液体貯蔵
装置。 - 【請求項2】 液状貯蔵物の補給口と取出口とを備え液
状貯蔵物を貯蔵する液体貯蔵容器を有し、取出口の内側
に取出口の遮断弁を設け、取出口の外側に配水管を設
け、所定地震振動時に地震信号を出す感震器と、遮断弁
等及び装置全体を制御する制御信号を出す制御部と、制
御部からの信号により遮断弁を駆動する駆動部とを備
え、通常は遮断弁を開き取出口を開として液状貯蔵物を
取出し、所定地震振動時には感震器が出す地震信号によ
り制御部は駆動部にて遮断弁を駆動させ取出口を閉とす
るよう制御する液体貯蔵装置において、前記液体貯蔵容
器(1)の上部に大気に開放される通気孔(1b)を備
えている場合に、前記配水管(5)に連通孔(5a)を
穿設し、この連通孔(5a)に連通し上端が前記液体貯
蔵容器(1)内の最上液面(1aMax)より上で大気
に開口しており透明管でなる液面表示管(10)を立設
した構成とし、通常の遮断弁(7)が開き取出口(3)
が開状態の時は連通孔(5a)を介して前記液面表示管
(10)の液面(10a)は液体貯蔵容器(1)内の液
面(1a)を表示し、地震振動時等遮断弁(7)が閉じ
取出口(3)が閉状態の時は大気に開口している前記液
面表示管(10)と連通孔(5a)を介して前記配水管
(5)は大気に開放されるものとしたことを特徴とする
液体貯蔵装置。 - 【請求項3】 前記液体貯蔵容器(1)の取出口(3)
の内側に設けられている遮断弁(7)は弁体(16)と
止水部(15)を備え、弁体(16)の上部に凹状の均
圧弁室(18)を形成し、この均圧弁室(18)の底面
と弁体(16)の下面の間に適数の均圧路(19)を穿
設し、弁体(16)の中心に操作ロッド(17)を上下
摺動自在に挿通する孔を穿設し、この操作ロッド(1
7)の下端に弁当板(20)を持着して弁体(16)の
下面を釣支し、さらに、弁体(16)の均圧弁室(1
8)の底面に当接し側面に緩く嵌合する均圧弁(21)
を操作ロッド(17)に固着した構成とし、前記操作ロ
ッド(17)を下げることにより均圧弁(21)にて均
圧弁室(18)の均圧路(19)を塞ぎ弁体(16)を
止水部(15)に圧接させて遮断弁(7)を閉とし、操
作ロッド(17)を引き上げることにより最初に均圧弁
(21)が上り均圧弁室(18)の均圧路(19)を開
放し続いて弁当板(20)にて弁体(16)を止水部
(21)から釣り上げ遮断弁(7)を開とするものとし
た請求項1又は2記載の液体貯蔵装置。 - 【請求項4】 前記液体貯蔵容器(1)の取出口(3)
の内側に設けられている遮断弁(7)は弁体(23)と
止水部(15)を備え、弁体(23)の中心に上から下
に貫通する円錐状の均圧路(24)を穿設し、この円錐
状の均圧路(24)に当接し緩く嵌合する均圧弁(2
5)を下端に形成した操作ロッド(17)を設け、この
操作ロッド(17)の下端に弁当板(20)を持着して
弁体(23)の下面を釣支した構成とし、操作ロッド
(17)を下げることにより均圧弁(25)にて均圧路
(24)を塞ぎ弁体(23)を止水部(15)に圧接さ
せて遮断弁(7)を閉とし、操作ロッド(17)を引き
上げることにより最初に均圧弁(25)が上り均圧路
(24)を開放し続いて弁当板(20)にて弁体(2
6)を止水部(15)から釣り上げ遮断弁(7)を開と
するものとした請求項1又は2記載の液体貯蔵装置。 - 【請求項5】 前記遮断弁(7)の弁体(28)を円板
状弁体とし、止水部(29)を弁体(28)の下面と当
接する輪状止水部とした請求項3又は4記載の液体貯蔵
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29868199A JP2001080698A (ja) | 1999-09-14 | 1999-09-14 | 液体貯蔵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29868199A JP2001080698A (ja) | 1999-09-14 | 1999-09-14 | 液体貯蔵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001080698A true JP2001080698A (ja) | 2001-03-27 |
Family
ID=17862912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29868199A Pending JP2001080698A (ja) | 1999-09-14 | 1999-09-14 | 液体貯蔵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001080698A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017053147A (ja) * | 2015-09-10 | 2017-03-16 | 日本エンヂニヤ株式会社 | 貯水槽の緊急遮断装置 |
KR102210819B1 (ko) * | 2020-07-29 | 2021-02-02 | (주)대명에스이에스 | 지진발생에 따른 피해를 방지하는 물탱크 |
CN118089654A (zh) * | 2024-04-25 | 2024-05-28 | 山西省水利水电勘测设计研究院有限公司 | 一种边坡沉降监测装置 |
-
1999
- 1999-09-14 JP JP29868199A patent/JP2001080698A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017053147A (ja) * | 2015-09-10 | 2017-03-16 | 日本エンヂニヤ株式会社 | 貯水槽の緊急遮断装置 |
KR102210819B1 (ko) * | 2020-07-29 | 2021-02-02 | (주)대명에스이에스 | 지진발생에 따른 피해를 방지하는 물탱크 |
CN118089654A (zh) * | 2024-04-25 | 2024-05-28 | 山西省水利水电勘测设计研究院有限公司 | 一种边坡沉降监测装置 |
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