JP2001079557A - 河川、湖沼の水質改善方法およびその装置 - Google Patents

河川、湖沼の水質改善方法およびその装置

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JP2001079557A JP26480399A JP26480399A JP2001079557A JP 2001079557 A JP2001079557 A JP 2001079557A JP 26480399 A JP26480399 A JP 26480399A JP 26480399 A JP26480399 A JP 26480399A JP 2001079557 A JP2001079557 A JP 2001079557A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】汚染された河川、湖沼水を無害化すると共に、
該無害化処理された残渣物質を水面上に浮上させて、こ
れを吸引除去して地上処理できるようにする。 【解決手段】吸引圧送部4のセラミックスボール収納筒
9内において汚染水と空気をセラミックスボール15に
衝突させて、マイナスイオンを気泡中に取り込む。そし
て、その状態の汚染水と気液混合部に導入されて、流通
水路20に突出して配設してされた磁石棒39およびセ
ラミックス棒40に衝突させると共に、各羽根板部19
a〜19cにおける直角凹部28〜30で乱流を生じさ
せて超微細気泡として拡散板22の環状開口部32より
なり、河川・湖沼に排水する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生活廃水、産業廃
水、農薬等の流入による等、富栄養化により汚染が深刻
化している河川、湖沼の水質を改善する方法およびその
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、河川、湖沼の浄化対策として、微
生物利用による汚染物質の分解、オゾンや超音波等を利
用した物理的処理、更には木炭、竹炭や活性炭等による
吸着や濾過等、いろいろな方法が使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来前
記各種方法により河川、湖沼の汚水浄化を実施している
にも拘らず、汚染がますます深刻化している現状にあ
る。そして、その原因として有害汚染物質の分解や吸着
・濾過等により無害化された処理残渣物を除去する方法
が欠落しているために、無害化された残渣物が河川、湖
沼の底部に沈降して底質汚泥となり、該底質汚泥が再び
嫌気性菌等の菌床となり、窒素やリン等富栄養化が起こ
り、プランクトン等の大量発生源となるという課題があ
った。
【0004】本発明は、前記課題を解決すべくなされた
もので、汚染された河川、湖沼水を無害化すると共に、
該無害化処理された残渣物質を水面上に浮上させて、こ
れを吸引除去して地上処理できるようにした河川、湖沼
の水質改善方法およびその装置を提供しようとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、汚染水を吸引
して空気とセラミックスボールに接触させることによ
り、前記汚染水に多数の気泡を発生させると共に、マイ
ナスイオンを気泡中に取り込む第1工程と、前記第1工
程によりマイナスイオンを気泡中に取り込んだ汚染水
を、流通水路面および高速回転する回転軸に複数枚間隔
を有して固定された羽根板の両面に、棒磁石とセラミッ
クス棒を交互に、且つ間隔を有して多数突出して形成さ
れた流通水路に空気と共に導入することにより、前記棒
磁石による交番磁場とセラミックス棒による衝突イオン
化現象を通過する汚染水に作用させ、前記第1工程によ
るマイナスイオンを取り込んだ気泡を超微細気泡として
排水し、該超微細気泡の消滅時に有害物質を無害化する
第2工程とより成るという方法、または河川、湖沼の水
面上に浮遊する浮き袋に索条によって吊り下げられて、
水中内において保持される水質改善装置であって、前記
水質改善装置は、河川、湖沼の汚染水を吸引して圧送す
る吸引圧送部と、該吸引圧送部から圧送された汚染水を
空気と混合する気液混合部とから構成され、前記吸引圧
送部および気液混合部は長円筒状をしたハウジング内に
配設され、前記吸引圧送部は、前記ハウジングを貫通し
て突設された導入管の下端部にL型エルボを連結固定
し、且つ該L型エルボの下流側には多数のセラミックス
ボールを収納するセラミックスボール収納筒が連結固定
され、更に該セラミックスボール収納筒の下流側にU字
管と連結管が連結されると共に、該連結管の下流側に分
流管群が連結され、且つ該分流管群の下流側に気液混合
部が連結され、前記L型エルボには、ハウジングの一端
部に開口された開口部を経て延長された空気導入管の先
端部が開口連通され、前記セラミックスボール収納筒
は、L型エルボより径大に形成されると共に、該セラミ
ックスボール収納筒の基端部および先端部には、多数の
流通小孔を設けたストッパーが固定され、前記セラミッ
クスボールは、複数種のミネラル含有セラミックを10
0〜350メッシュに粉砕して所定の比率に混合し、9
00℃以上で焼成して得られた多孔性セラミックスを造
粒して球形状に形成され、前記分流管群は、前記連結管
の下流側に設けられたT型エルボにU字状をした複数本
の分流管の一端部が開口連通されると共に、該各分流管
の他端部は気液混合部に開口連通され、前記気液混合部
は、水中モータ、該水中モータと同軸回転する回転軸、
該回転軸の外周に一体に固設された複数枚の羽根板、前
記回転軸および羽根板の外縁部に設けられた流通水路と
により構成され、前記水中モータは、ハウジングの他端
部に突出して装置されると共に、該水中モータの駆動軸
に基端部を連結した回転軸の先方部が、前記ハウジング
の一方側方向へ延長されて回転自在なるよう軸支され、
前記回転軸の基端部には、前記水中モータと対面する基
端部方向へ拡開した円錐形状の拡散板が固定され、且つ
該拡散板の先方側の回転軸には直径が先方側へ行くに従
い小径となった羽根板を複数枚間隔を有して突設され、
前記回転軸、拡散板および各羽根板の外縁部には、これ
らを被覆する被覆部材をハウジングに固定して、該回転
軸、拡散板および各羽根板と前記被覆部材間に流通水路
が形成され、前記被覆部材は、回転軸の先端部、先方
部、各羽根板および拡散板を被覆すべく、それぞれの形
状の被覆体が形成され、該各被覆体はそれぞれ一体に連
結固定されて、ハウジングの内周壁面に固定され、前記
回転軸の先端部を被覆する被覆体は、嵌挿凹部を有する
と共に、基端部外周にフランジを突設してほぼ断面コ字
状に形成され、且つ該嵌挿凹部に軸受を内設して該軸受
に回転軸の先端部を回転自在に軸支し、前記回転軸の先
方部を被覆する被覆体は円筒状に形成されると共に、先
方部寄りの外周に前記各分流管の他端部を連結する連結
管がそれぞれ突設され、更に基端部外周にフランジを突
設して形成され、前記各羽根板を被覆する各被覆体は、
先方端部にそれぞれの羽根板より径大な直角凹部を備え
た肉厚の円筒状に形成されると共に、基端部外周にフラ
ンジを突設して形成され、更に前記被覆体のうち基端部
側の羽根板を被覆する被覆体の基端部側内面に拡散板を
被覆する円錐形状凹部を凹設すると共に、該被覆体の基
端縁部に環状開口部が形成され、前記被覆部材の回転軸
の先方部を被覆する被覆体の先方部側に突設された各連
結管に、前記分流管群を構成する各分流管の他端部を開
口連通すると共に、該被覆体の先端部に前記ハウジング
の一端部に開口された開口部を経て延長された空気導入
管の先端部が開口連通され、前記各羽根板の両側面には
棒磁石と前記セラミックスボールと同一素材より成るセ
ラミックス棒とが交互に、且つ間隔を有して多数放射状
に突出して固着されると共に、前記流通水路を形成する
被覆部材の内周壁面の全面および回転軸の外周壁面の全
面に、前記棒磁石およびセラミックス棒が交互に、且つ
間隔を有して多数突出して固着されて形成するという手
段、を採用することにより、上記課題を解決した。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、河川、湖沼水の水質を
無害化し、更に該無害化処理をした処理残渣物質を水面
上に浮上させて、該浮上した処理残渣物質を地上処理す
るようにしたものであって、汚染水を吸引して空気とセ
ラミックスボールに接触させることにより、前記汚染水
に多数の気泡を発生させると共に、マイナスイオンを気
泡中に取り込み、更に前記マイナスイオンを気泡中に取
り込んだ汚染水を、流通水路面および高速回転する回転
軸に複数枚間隔を有して固定された羽根板の両面に、棒
磁石とセラミックス棒を交互に、且つ間隔を有して多数
突出して形成された流通水路に空気と共に導入すること
により、前記棒磁石による交番磁場とセラミックス棒に
よる衝突イオン化現象を通過する汚染水に作用させ、前
記マイナスイオンを取り込んだ気泡を超微細気泡として
排水し、該超微細気泡の消滅時に有害物質を無害化する
方法である。
【0007】そして、前記方法を実施するための本発明
水質改善装置1は、河川、湖沼の水面上に浮遊する浮き
袋2にチェーン等の索条3によって吊り下げられて、河
底・湖底から間隔を有して水中内において保持するよう
構成されている。なお、図1は本発明装置を横方向にし
て吊り下げた状態を示す概略図、図2は本発明装置を縦
方向にして吊り下げた状態を示す概略図である。
【0008】本発明水質改善装置1は、河川、湖沼の汚
染水を吸引して圧送する吸引圧送部4と、該吸引圧送部
4から圧送された汚染水を空気と混合する気液混合部5
とから構成され、前記吸引圧送部4および気液混合部5
は長円筒状をしたハウジング6内に配設されている。
【0009】前記吸引圧送部4は、ハウジング6の中央
部近くの周壁を貫通して突設された導入管7の下端部に
L型エルボ8を連結固定してハウジング6の一方側へ流
路を変更すると共に、該L型エルボ8の下流側にはL型
エルボ8より径大なセラミックスボール収納筒9が連結
固定され、更に該セラミックスボール収納筒9の下流側
にU字管10が連結固定し流路を180度変更するよう
構成されていると共に、該U字管10の下流に接続管1
1を介して分流管群12が連結固定されて形成されてい
る。そして前記分流管群12の下流側に気液混合部5が
連結される。
【0010】前記導入管7の上流側はプランジャーポン
プ(図示せず)に連結され、該プランジャーポンプを介
して河川、湖沼の汚染水を該導入管7に導入するよう形
成されている。また、前記導入管7の下端部に連結され
たL型エルボ8にはハウジング6の一端部に開口された
開口部13を経て延長された空気導入管14の先端部が
貫通して管路に開口連通されて、前記汚染水の流路に空
気を送気するように形成されている。
【0011】前記L型エルボ8の下流側に連結されたセ
ラミックスボール収納筒9は、基端部から中央部近くま
で漸次大径に拡大されて行くと共に、中央部近くから先
端部にかけて漸次小径に縮小されて形成され、且つ前記
セラミックスボール収納筒9の基端部および先端部に
は、収納された多数のセラミックスボール15の流出を
防止するために多数の通水小孔を設けたストッパー9a
が固定されている。
【0012】前記セラミックスボール収納筒9に多数収
納されるセラミックスボール15は、カルシウム、ケイ
素、チタン等のミネラル含有セラミックスを100〜3
50メッシュに粉砕して所定の比率に混合し、900℃
以上の高温で焼成して得られた磁力線を有する多孔性セ
ラミックスを造粒して球形状に形成されている。前記多
数のセラミックスボール15を前記セラミックスボール
収納筒9の各ストッパー9a間に収納し、前記導入管7
側より導入された汚染水およびL型エルボ8より導入さ
れた空気を前記セラミックスボール15に接触させてU
字管10へ導水する。
【0013】前記セラミックスボール収納筒9内に前記
圧送された汚染水および空気が流入すると、汚染水と空
気は多数のセラミックスボール15を回転させながら、
該セラミックスボール15に衝突を繰り返して乱流する
ことにより、衝突イオン化現象(Ionization
by Collision)を起こして、多数の気泡
が発生すると共に、マイナスイオンが気泡中に取り込ま
れる。すなわち、前記磁力線を持つセラミックスボール
15によって、電気的に中性の水分子はプラス電荷とマ
イナス電荷に帯電し、該セラミックスボール15より発
する電子によって、酸素分子の核の外側を回る電子軌道
が大きくなると共に、中の核の拘束力が小さくなり、外
部電子の持つ電子エネルギーの一部が外に出て、原子か
ら電子の離脱現象(酸化)と、この電子の結合、獲得
(還元)が反復して行われ、経時的にクラスター、汚染
原因物質、藻類は分断、分解され、水分子は限りなく小
集団、単分子となり、中性水ないしは弱アルカリ水とな
る。
【0014】前記セラミックスボール15に接触した汚
染水は、U字管10へ導水され、接続管11を経て分流
管群12に送水される。
【0015】前記分流管群12は前記セラミックスボー
ル15に接触して多数の気泡が発生すると共に、マイナ
スイオンを気泡中に取り込んだ汚染水を、更に気液混合
部5において空気と汚染水の混合を促進するという点か
ら使用している。
【0016】すなわち、分流管群12は接続管11の下
流側に設けられたT型エルボ16にU字状をした4本の
分流管12a〜12dの一端部がそれぞれ90度の位相
差をもって開口して連結固定されると共に、該分流管1
2a〜12dの他端部もそれぞれ90度の位相差をもっ
て気液混合部5の基端部に開口して連結固定されて形成
されており、前記接続管11よりの汚染水は分流管群1
2の各分流管12a〜12dを介して気液混合部5に分
流導入される。
【0017】前記気液混合部5は、水中モータ17、該
水中モータ17と同軸回転する回転軸18、該回転軸1
8の外周に一体に固設された複数枚の円板状の羽根板1
9、前記回転軸18および羽根板19の外縁部に設けら
れた流通水路20とにより構成されている。
【0018】前記水中モータ17はハウジング6の他端
部に突出して装置されると共に、該水中モータ17の駆
動軸21に基端部を連結した回転軸18の先方部が、前
記ハウジング6の一方側方向へ延長されて回転自在なる
よう後述の軸受27に軸支されている。
【0019】前記回転軸18の基端部には、前記水中モ
ータ17と対面する基端部方向へ拡開した円錐形状の水
を拡散する拡散板22が固設され、且つ該拡散板22の
先方側の回転軸18には、直径が先方側へ行くに従い小
径となった羽根板19を複数枚(図4、図5では、3枚
の羽根板19a,19b,19cが図示されている)間
隔を有して一体に固設して形成されている。
【0020】前記回転軸18、拡散板22および各羽根
板19a,19b,19cの外縁部には流通水路20が
形成されているが、該流通水路20は1〜2cm程度の
間隔を有して前記回転軸18、拡散板22および各羽根
板19a,19b,19cを被覆する被覆部材23をハ
ウジング6内に固着することによって形成されている。
【0021】図3において、前記被覆部材23は5個の
被覆体24a〜24eによって形成され、該各被覆体2
4a〜24eはそれぞれ一体に連結固定されて、ハウジ
ング6の内周壁面に固定されている。
【0022】前記被覆部材23を構成する被覆体24a
は、前記回転軸18の先端部を被覆して保持すべく嵌挿
凹部25を有すると共に、基端部外周にフランジ26を
突設してほぼ断面コ字状に形成され、且つ該嵌挿凹部2
5に軸受27を内設して、該軸受27に回転軸18の先
端部を軸支して該回転軸18を回転自在とする。
【0023】前記被覆部材23を構成する被覆体24b
は、前記回転軸18の先方部よりの外周を被覆すべく円
筒状に形成されると共に、先方部寄りの外周に各分流管
12a〜12dの他端部と連結する連結管28a〜28
dがそれぞれ90度の位相差をもって突設され、更に基
端部外周にフランジ29を突設して形成されている。そ
して、前記被覆体24bはその先端縁部を前記被覆体2
4aのフランジ26に接合して一体に固定されている。
【0024】前記被覆部材23を構成する被覆体24c
は、前記回転軸18に突設された羽根板19c部を被覆
すべく、先方端部に前記羽根板19cより径大な直角凹
部30を備えた肉厚の円筒状に形成されると共に、基端
部外周にフランジ31を突設して形成されている。そし
て、前記被覆体24cの先端縁部を前記被覆体24bの
フランジ29に接合して一体に固定されている。
【0025】前記被覆部材23を構成する被覆体24d
は、前記回転軸18に突設された羽根板19b部を被覆
すべく、先方端部に前記羽根板19bより径大な直角凹
部32を備えた肉厚の円筒状に形成されると共に、基端
部外周にフランジ33を突設して形成されている。そし
て、前記被覆体24dの先端縁部を前記被覆体24cの
フランジ31に接合して一体に固定されている。
【0026】前記被覆部材23を構成する被覆体24e
は、前記回転軸18に突設された羽根板19a部を被覆
すべく、先方端部に前記羽根板19aより径大な直角凹
部34を備えた肉厚の円筒状に形成されると共に、基端
部側内面に前記円錐形状の拡散板22を被覆する円錐形
状凹部35を凹設し、更に基端部外周にフランジ36を
突設して形成されている。そして、前記被覆体24eの
先端縁部を前記被覆体24dのフランジ33に接合して
一体に固定されると共に、該被覆体24eの基端縁部に
は環状開口部37が形成される。
【0027】前記構成より成る各被覆体24a〜24e
がそれぞれ一体に接合固定されて被覆部材23を構成す
ると共に、該被覆部材23が前記回転軸18を被覆して
ハウジング6の内周面に被覆体24eのフランジ36を
固定し、該回転軸18、拡散板22および各羽根板19
a〜19cの外縁部と被覆部材23の内周壁面に流通水
路20を形成する。
【0028】前記被覆部材23の被覆体24bの先方部
側に突設された連結管28a〜28dに、前記分流管群
12を構成する各分流管12a〜12dの他端部を連結
し、該各分流管12a〜12dを前記流通水路20に開
口連通すると共に、前記被覆体24aの基端部のフラン
ジ26に前記ハウジング6の一端部に開口された開口部
13を経て延長された空気導入管38の先端部が貫通し
て前記流通水路20に開口連通されて、該流通水路20
に空気を送気するよう形成されている。
【0029】そして、前記羽根板19a〜19cの両側
面には棒磁石39と前記セラミックスボール15と同一
素材より成るセラミックス棒40とが交互に、且つ間隔
を有して多数放射状に多数突出して配設されると共に、
前記流通水路20を形成する被覆部材23の内周壁面の
全面および回転軸18の外周壁面の全面にも、それぞれ
前記棒磁石39およびセラミックス棒40とが交互に、
且つ間隔を有して多数突出して配設されて形成されてい
る。
【0030】而して、前記気液混合部5の水中モータ1
7を駆動して、回転軸18を高速回転させる一方、図示
していないプランジャーポンプにより吸引圧送部4から
流通水路20内に汚染水を連続導入すると共に、該流通
水路20内に空気導入管38を介して空気を導入する
と、汚染水は流通水路20に配設された棒磁石39によ
り生ずる交番磁場で瞬時に高磁化水となり、更に前記羽
根板19a〜19cは拡散板22方向に行くに従い径大
に形成されているため、該汚染水の各羽根板19a〜1
9c、棒磁石39、セラミックス棒40への接触面積が
徐々に大となると共に、該汚染水の通加速度が加速さ
れ、且つ前記高速回転している羽根板19a〜19c部
における直角凹部30,32,34で乱流を生じて空気
と混合して衝撃波圧でキャビテーションを起こし、超微
細気泡の混気ジェット水流となり、溶存酸素を増加させ
る一方、前記流通水路20に突出して配設されたセラミ
ックス棒40に汚染水は衝突を繰り返し、衝突イオン化
現象を起こす。すなわち、前記セラミックスボール収納
筒9のセラミックスボール15について述べたと同様、
汚染水は経時的にクラスター、汚染原因物質、藻類は分
断、分解され、水分子は限りなく小集団、単分子とな
り、中性水ないしは弱アルカリ水となり、円錐形状の拡
散板22の環状開口部37より河川、湖沼に超微細気泡
となって拡開して排水される。
【0031】そして、前記排水された超微細気泡は消滅
時にキャビテーション効果により有害物質を無害化する
と共に、その無害化された処理残渣物質を界面凝集作用
により水面上に浮上させて長時間沈降を起こさせないた
め、これを吸引して地上で処理することが可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明は上述のようであるから、吸引圧
送部の吸引導入管から導入された河川、湖沼の汚染水
は、L型エルボにおいて空気が導入されることにより、
汚染水と空気はセラミックスボール収納筒においてセラ
ミックスボールを回転させながら、該セラミックスボー
ルに衝突を繰り返して乱流して、多数の気泡が発生する
と共に、マイナスイオンが気泡中に取り込まれ、そし
て、この状態の汚染水が気液混合部の流通水路内に導入
されると共に、該流通水路内に空気を導入すると、汚染
水は流通水路内に配設された棒磁石により生ずる交番磁
場で瞬時に高磁化水となり、更に各羽根板部における直
角凹部で乱流を生じて空気と混合して衝撃波圧でキャビ
テーションを起こし、超微細気泡の混気ジェット水流と
なり、溶存酸素を増加させる一方、前記流通水路に突出
して配設されたセラミックス棒により汚染水は衝突を繰
り返し、衝突イオン化現象を起こし、拡散板の環状開口
部より、河川、湖沼に超微細気泡となって拡開して排水
され、更に前記排水された超微細気泡は消滅時にキャビ
テーション効果により有害物質を無害化することができ
る。そして、無害化された処理残渣物質を界面凝集作用
により、水面上に浮上させて、これを吸引して地上処理
ができるので、河川・湖沼の浄化と同時に、無害化され
たる残査物が河川・湖沼の底部に沈降して底質汚泥とな
ることが防止され、河川・湖沼の水質改善の効果が極め
て大きいのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明水質改善装置を横方向にして河川・湖沼
に吊り下げた状態を示す概略図である。
【図2】本発明水質改善装置を縦方向にして河川・湖沼
に吊り下げた状態を示す概略図である。
【図3】本発明水質改善装置の縦断面図である。
【図4】本発明水質改善装置の気液混合部における要部
の組立分解斜視図である。
【図5】本発明水質改善装置の気液混合部における要部
の拡大縦断面図である。
【図6】図5のA−A線拡大断面図である。
【図7】図5のB−B線拡大断面図である。
【図8】図5のC−C線拡大断面図である。
【図9】図5のD−D線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 水質改善装置、 2 浮き袋、 3 索条、 4
吸引圧送部、 5 気液混合部、 6 ハウジング、
7 導入管、 8 L型エルボ、 9 セラミックスボ
ール収納筒、 9a ストッパー、 10 U字管、
11 接続管、12 分流管群、 12a〜12d 分
流管、 13 開口部、 14 空気導入管、 15
セラミックスボール、 16 T型エルボ、 17 水
中モータ、 18 回転軸、 19・19a,19b,
19c 羽根板、 20 流通水路、 21 駆動軸、
22 拡散板、 23 被覆部材、 24a〜24e
被覆体、 25 嵌挿凹部、 26 フランジ、 27
軸受、28a〜28d 連結管、 29 フランジ、
30 直角凹部、 31 フランジ、 32 直角凹
部、 33 フランジ、 34 直角凹部、 35 円
錐形状凹部、 36 フランジ、 37 環状開口部、
38 空気導入管、 39 棒磁石、 40 セラミ
ックス棒。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 昭典 東京都墨田区向島1丁目13番10−502号 (72)発明者 中村 耕治 東京都八王子市めじろ台2丁目15番6号 Fターム(参考) 4D050 AA02 AB03 AB04 AB07 BB01 BC09 BC10 CA04 CA11 4D061 DA09 DB06 DB19 DC03 DC04 DC06 EA19 EC01 EC06 EC19 ED06 ED15 ED20 FA04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】汚染水を吸引して空気とセラミックスボー
    ルに接触させることにより、前記汚染水に多数の気泡を
    発生させると共に、マイナスイオンを気泡中に取り込む
    第1工程と、 前記第1工程によりマイナスイオンを気泡中に取り込ん
    だ汚染水を、流通水路面および高速回転する回転軸に複
    数枚間隔を有して固定された羽根板の両面に、棒磁石と
    セラミックス棒を交互に、且つ間隔を有して多数突出し
    て形成された流通水路に空気と共に導入することによ
    り、前記棒磁石による交番磁場とセラミックス棒による
    衝突イオン化現象を通過する汚染水に作用させ、前記第
    1工程によるマイナスイオンを取り込んだ気泡を超微細
    気泡として排水し、該超微細気泡の消滅時に有害物質を
    無害化する第2工程とより成ることを特徴とする河川、
    湖沼の水質改善方法。
  2. 【請求項2】河川、湖沼の水面上に浮遊する浮き袋に索
    条によって吊り下げられて、水中内において保持される
    水質改善装置であって、 前記水質改善装置は、河川、湖沼の汚染水を吸引して圧
    送する吸引圧送部と、該吸引圧送部から圧送された汚染
    水を空気と混合する気液混合部とから構成され、前記吸
    引圧送部および気液混合部は長円筒状をしたハウジング
    内に配設され、 前記吸引圧送部は、前記ハウジングを貫通して突設され
    た導入管の下端部にL型エルボを連結固定し、且つ該L
    型エルボの下流側には多数のセラミックスボールを収納
    するセラミックスボール収納筒が連結固定され、更に該
    セラミックスボール収納筒の下流側にU字管と連結管が
    連結されると共に、該連結管の下流側に分流管群が連結
    され、且つ該分流管群の下流側に気液混合部が連結さ
    れ、 前記L型エルボには、ハウジングの一端部に開口された
    開口部を経て延長された空気導入管の先端部が開口連通
    され、 前記セラミックスボール収納筒は、L型エルボより径大
    に形成されると共に、該セラミックスボール収納筒の基
    端部および先端部には、多数の流通小孔を設けたストッ
    パーが固定され、 前記セラミックスボールは、複数種のミネラル含有セラ
    ミックを100〜350メッシュに粉砕して所定の比率
    に混合し、900℃以上で焼成して得られた多孔性セラ
    ミックスを造粒して球形状に形成され、 前記分流管群は、前記連結管の下流側に設けられたT型
    エルボにU字状をした複数本の分流管の一端部が開口連
    通されると共に、該各分流管の他端部は気液混合部に開
    口連通され、 前記気液混合部は、水中モータ、該水中モータと同軸回
    転する回転軸、該回転軸の外周に一体に固設された複数
    枚の羽根板、前記回転軸および羽根板の外縁部に設けら
    れた流通水路とにより構成され、 前記水中モータは、ハウジングの他端部に突出して装置
    されると共に、該水中モータの駆動軸に基端部を連結し
    た回転軸の先方部が、前記ハウジングの一方側方向へ延
    長されて回転自在なるよう軸支され、 前記回転軸の基端部には、前記水中モータと対面する基
    端部方向へ拡開した円錐形状の拡散板が固定され、且つ
    該拡散板の先方側の回転軸には直径が先方側へ行くに従
    い小径となった羽根板を複数枚間隔を有して突設され、 前記回転軸、拡散板および各羽根板の外縁部には、これ
    らを被覆する被覆部材をハウジングに固定して、該回転
    軸、拡散板および各羽根板と前記被覆部材間に流通水路
    が形成され、 前記被覆部材は、回転軸の先端部、先方部、各羽根板お
    よび拡散板を被覆すべく、それぞれの形状の被覆体が形
    成され、該各被覆体はそれぞれ一体に連結固定されて、
    ハウジングの内周壁面に固定され、 前記回転軸の先端部を被覆する被覆体は、嵌挿凹部を有
    すると共に、基端部外周にフランジを突設してほぼ断面
    コ字状に形成され、且つ該嵌挿凹部に軸受を内設して該
    軸受に回転軸の先端部を回転自在に軸支し、 前記回転軸の先方部を被覆する被覆体は円筒状に形成さ
    れると共に、先方部寄りの外周に前記各分流管の他端部
    を連結する連結管がそれぞれ突設され、更に基端部外周
    にフランジを突設して形成され、 前記各羽根板を被覆する各被覆体は、先方端部にそれぞ
    れの羽根板より径大な直角凹部を備えた肉厚の円筒状に
    形成されると共に、基端部外周にフランジを突設して形
    成され、更に前記被覆体のうち基端部側の羽根板を被覆
    する被覆体の基端部側内面に拡散板を被覆する円錐形状
    凹部を凹設すると共に、該被覆体の基端縁部に環状開口
    部が形成され、 前記被覆部材の回転軸の先方部を被覆する被覆体の先方
    部側に突設された各連結管に、前記分流管群を構成する
    各分流管の他端部を開口連通すると共に、該被覆体の先
    端部に前記ハウジングの一端部に開口された開口部を経
    て延長された空気導入管の先端部が開口連通され、 前記各羽根板の両側面には棒磁石と前記セラミックスボ
    ールと同一素材より成るセラミックス棒とが交互に、且
    つ間隔を有して多数放射状に突出して固着されると共
    に、前記流通水路を形成する被覆部材の内周壁面の全面
    および回転軸の外周壁面の全面に、前記棒磁石およびセ
    ラミックス棒が交互に、且つ間隔を有して多数突出して
    固着されて形成されたことを特徴とする河川、湖沼の水
    質改善装置。
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