JP2001079069A - 空気清浄機 - Google Patents

空気清浄機

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JP2001079069A
JP2001079069A JP25695899A JP25695899A JP2001079069A JP 2001079069 A JP2001079069 A JP 2001079069A JP 25695899 A JP25695899 A JP 25695899A JP 25695899 A JP25695899 A JP 25695899A JP 2001079069 A JP2001079069 A JP 2001079069A
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JP
Japan
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photocatalyst
carrier
air
honeycomb
light source
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JP25695899A
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English (en)
Inventor
Osamu Tawara
修 田原
Koji Omatsu
宏治 尾松
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 清浄効率を向上させ、製造コストを抑え、か
つ小型化した空気清浄機を提供する。 【解決手段】 電源をオンにして、光源5を点灯し、フ
ァン9を作動させると、ファン9の作用によってハニカ
ム3の周囲の空気が外周側からセルを介してケーシング
部材1内に吸引され、貫通孔7a及びファン9を介して
吹出口1aから排出されるとともに、光源5の点灯によ
ってハニカム3に塗布された光触媒に波長300〜40
0nmの波長の光が光源5から照射され、ハニカム3の
セルを通過中の空気中の汚染物質が酸化され分解され
る。空気中の汚染物質濃度が高濃度のときには、ハニカ
ム3の表面に担持された活性炭に汚染物質を一時的に吸
着し、その後分解する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光触媒の作用によ
り空気中の汚染物質を分解して浄化する空気清浄機に関
し、特に狭い空間の空気清浄を対象とする空気清浄機に
関するものである。このような空気清浄機は、室内や車
内、机、ベッド、ロッカー内、下駄箱内などの空気浄化
に使用するのに適する。
【0002】
【従来の技術】近年、光触媒は、強い酸化力により、防
汚、殺菌、消臭、浄化などを目的として、応用が世界中
で開発されている。光触媒では、400nm以下の波長
の光、特に300〜400nmの波長の光の照射によっ
て電子と正孔が表面に生じ、酸化還元反応を生じる。す
なわち、O 2 -とOH-がその活性種として生成する。そ
こで光触媒は、その酸化還元反応により汚染物質を酸化
分解し、空気を清浄化する空気清浄機等に利用されてい
る。
【0003】光触媒を使用した空気清浄機は、活性炭を
使用した空気清浄機のように汚染物質を吸着除去するの
ではなく、汚染物質を無害な物質へ分解又は置換すると
いう特徴的な作用をもつ。また、吸着剤としての活性炭
は交換が必要であるが、光触媒は交換が不要であり、半
永久的に使用できるという利点もある。光触媒を使用し
た空気清浄機として、空気と光触媒の接触面積を大きく
すべく、外形が平板状のハニカム構造からなる光触媒担
持体の表面に光触媒を担持したものが提案されている。
使用時には、光源から発生する紫外線が光触媒担持体に
照射されて、光触媒担持体に担持された光触媒が活性化
されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、平板状のハニ
カム構造からなる光触媒担持体を用いた場合、光源とし
て棒状のものが用いられるときには、その光源からの紫
外線を全体にわたって等しい強度で照射することができ
ず、清浄効率が悪いという問題があった。特に、ハニカ
ム構造の内部空間に担持された光触媒、及び光源から遠
くに位置する光触媒担持体の側縁部に担持された光触媒
に対して光を照射することは容易でない。そのような問
題を解決すべく、光源を取り囲むように複数の平板状の
光触媒担持体を配置した空気清浄機が提案されている
が、製造コストが増加するとともに、空気清浄機が大型
化するという問題があった。
【0005】また、従来の光触媒式空気清浄機は、清浄
能力を向上すべく大きな送風手段を備え、さらに光触媒
担持体と送風手段を離れた位置に配置しているので、空
気清浄機が大型化し、製造コストが高くつくという問題
があった。大きな送風手段を使用した場合、清浄能力は
強力であるが、車内などの狭い空間の空気清浄には過剰
仕様であり、局所的空気清浄の目的に応じて一層簡便か
つ小型の空気清浄機がの開発が望まれている。そこで本
発明は、光触媒担持体に担持された光触媒の全体にわた
って光を照射することにより清浄効率を向上させ、製造
コストを抑え、かつ小型化した空気清浄機を提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の空気清浄機は、
半円筒状の外形をもつ担持体の胴体部が半径方向に複数
の貫通孔をもつハニカム構造体になっており、その担持
体を構成する基材の表面に光触媒が担持された光触媒担
持体と、その光触媒担持体の半円筒の軸方向に沿った平
坦面に隣接して設けられた送風手段と、光触媒担持体の
軸中心に配置され、光触媒担持体に400nm以下の波
長の光を照射する棒状の光源と、光触媒担持体、送風手
段及び光源を収容するケーシング部材とを備えたもので
ある。
【0007】半円筒状の外形をもつ担持体の胴体部が半
径方向に複数の貫通孔をもつハニカム構造体になってお
り、その担持体を構成する基材の表面に光触媒が担持さ
れた光触媒担持体を形成し、その光触媒担持体の軸中心
に棒状の光源を配置することにより、ハニカム構造の全
ての孔に光を照射することができ、清浄効率を向上させ
ることができるとともに、光触媒担持体の小型化を実現
できる。さらに、送風手段を光触媒担持体の半円筒の軸
方向に沿った平坦面に隣接して設けることにより、空気
清浄機の小型化を実現できる。
【0008】
【発明の実施の形態】光触媒の好ましい例は二酸化チタ
ン単体、又は二酸化チタンを主成分とする他の金属若し
くは金属酸化物との混合物である。光触媒担持体には活
性炭がさらに担持されていることが好ましい。光触媒担
持体に活性炭を存在させることにより、活性炭による汚
染物質の一時保存が起こる。活性炭は、空気中の汚染物
質と平衡関係になるように汚染物質を着脱する。すなわ
ち、光触媒による分解が追随できない高濃度では汚染物
質を吸着し、空気中の汚染物質濃度が低くなれば脱着す
るので、空気浄化能力を向上させることができる。光触
媒担持体の基材は不織布からなるものであることが好ま
しい。
【0009】
【実施例】図1は一実施例を示す斜視図である。図2は
その実施例の分解斜視図である。1はケーシング部材で
あり、半円形状に形成された平板状の一対の端面部1
c,1cが対向して配置され、両端面部1c,1cの半
円形状の直線側端1d,1dが平板状の側面部1e,1
eにより互いに連結されている。一方の側面部1eには
長方形の貫通孔からなる吹出口1aが形成されている。
両端面部1c,1cの円弧部分1f,1fには他方の端
面部1c側に突出する鍔部1bがそれぞれ形成されてい
る。
【0010】ケーシング部材1の内部に、光触媒である
二酸化チタンを担持した光触媒ハニカム(光触媒担持
体)3が配置されている。ハニカム3は不織布により形
成されており、外形が平板状のハニカム構造体に形成さ
れた後、そのハニカム構造体が外周半径50mmの半円
筒状に湾曲されて形成されている。ハニカム3の半径方
向の厚さ寸法は20mmであり、軸方向の長さ寸法は2
50mmである。ハニカム3の胴体には半径方向に放射
状に貫通する孔(セル)が形成されている。そのセルは
半円筒状の軸方向にも半径方向にも密に配列され、その
円筒軸方向のピッチが約10mmである。ハニカム3を
構成する不織布には活性炭が担持されており、不織布及
び活性炭の表面には光触媒としての二酸化チタンが塗布
されて担持されている。ハニカム3は、外周面の円弧の
両端部分がそれぞれ鍔部1bに係合してケーシング部材
1内に配置されている。
【0011】ハニカム3の軸中心に、棒状の光源5が配
置されている。光源5としては、波長300〜400n
mの波長の光を発するものが好ましく、例えばブラック
ライトなどを用いることができる。ケーシング部材1の
内部には、幅寸法が100mm、長さ寸法が250mm
の板状部材からなる光触媒ハニカム架台7がハニカム3
の半円筒の軸方向に沿った平坦面に接触して配置されて
いる。架台7のハニカム3側の面には、図示は省略され
ているが、光源5を両端部分で固定する固定部材が設け
られている。架台7の中心部には貫通孔7aが形成され
ている。
【0012】架台7のハニカム3側とは反対側の面に、
送風手段としてのシロッコファン9が配置されている。
ファン9は、上面に吸引口9aを備え、一側面に排出口
9bを備えており、吸引口9aと貫通孔7a、及び排出
口9bと吹出口1aが連通する位置に固定されている。
架台7のハニカム3側とは反対側の面には、光源5用の
安定器(インバータ)11も固定されている。ファン9
の板状部材7とは反対側の面には、幅寸法が100m
m、長さ寸法が250mmの板状部材からなる底板13
が配置されている。底板13は、ケーシング部材1の端
面部1c,1cの直線側端1d,1d及び側面部1e,
1eの一辺端によって形成される面を密閉するようにケ
ーシング部材1に固定されている。
【0013】次に、この実施例の動作を説明する。電源
をオンにして、光源5を点灯し、ファン9を作動させ
る。ファン9の作用によってハニカム3の周囲の空気が
外周側からセルを介してケーシング部材1内に吸引さ
れ、貫通孔7a及びファン9を介して吹出口1aから排
出される。光源5の点灯によってハニカム3に塗布され
た光触媒に波長300〜400nmの波長の光が照射さ
れているので、ハニカム3のセルを通過中の空気中の汚
染物質が酸化され分解される。空気中の汚染物質濃度が
高濃度のときには、ハニカム3の表面に担持された活性
炭に汚染物質が一時的に吸着され、その後分解される。
【0014】次に、この実施例のホルムアルデヒド除去
性能を調べた結果を図3に示す。縦軸はホルムアルデヒ
ド除去率(%)を示し、横軸は時間(Hr;Hour
(時間))を示す。空気清浄を行なった空間は6畳和室
であり、汚染物質として濃度が350ppbのホルムア
ルデヒドを用いた。図3に示すように、5時間後には約
80%のホルムアルデヒドを除去し、22時間後には約
90%のホルムアルデヒドを除去することができた。
【0015】この実施例では、ハニカムの外周面からハ
ニカム内に空気を直接取り込むようにしているが、ハニ
カムの外周面にメッシュフィルタなどのフィルタを備え
てそのフィルタを介して空気を取り込むようにすれば、
ハニカム内の汚れを抑えることができる。この実施例で
は、送風手段としてシロッコファンを用いているが、こ
れに限定されるものではなく、軸流ファンなど他の送風
手段を用いてもよい。また、送風手段としては、直流電
源用のものの方が交流電源用のものよりも騒音が少な
く、消費電力も少ないので効率的であるため、直流電源
用のものを用いることが好ましい。送風手段として直流
電源用のものを用いた場合、電源を共通化すべく、光源
も直流電源用のものを用いることが好ましい。
【0016】また、送風手段及び光源が12V又は24
Vの直流電源用のものであれば、自動車のシガレットラ
イター電源部からの電源供給により車内での使用も可能
になる。送風手段及び光源として直流電源用のものを用
いた場合、AC/DCコンバータを使用すれば家庭など
においても使用できる。実施例に示すように、平板状の
底板を設け、その底板を下にして設置するようにすれば
空気清浄機を安定して設置することができる。また、フ
ックなどを使用すれば壁掛けにもなる。また、ハニカム
の間からランプ光が見えるのでインテリアとしても利用
することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明の空気清浄機は、半円筒状の外形
をもつ担持体の胴体部が半径方向に複数の貫通孔をもつ
ハニカム構造体になっており、その担持体を構成する基
材の表面に光触媒が担持された光触媒担持体と、光触媒
担持体の半円筒の軸方向に沿った平坦面に隣接して設け
られた送風手段と、光触媒担持体の軸中心に配置され、
光触媒担持体に400nm以下の波長の光を照射する棒
状の光源と、光触媒担持体、送風手段及び光源を収容す
るケーシング部材とを備えるので、ハニカム構造の全て
の孔に光を照射することができ、清浄効率を向上させる
ことができるとともに、光触媒担持体の小型化を実現で
きる。さらに、送風手段を光触媒担持体の半円筒状の開
口面に隣接して設けることにより、空気清浄機の小型化
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例を示す斜視図である。
【図2】 同実施例の分解斜視図である。
【図3】 同実施例のホルムアルデヒド除去性能を調べ
た結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ケーシング部材 1a 吹出口 1b 鍔部 3 光触媒ハニカム 5 光源 7 光触媒ハニカム架台 9 シロッコファン 9a 吸引口 9b 排出口 11 AC/DCコンバータ 13 底板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半円筒状の外形をもつ担持体の胴体部が
    半径方向に複数の貫通孔をもつハニカム構造体になって
    おり、その担持体を構成する基材の表面に光触媒が担持
    された光触媒担持体と、 前記光触媒担持体の半円筒の軸方向に沿った平坦面に隣
    接して設けられた送風手段と、 前記光触媒担持体の軸中心に配置され、前記光触媒担持
    体に400nm以下の波長の光を照射する棒状の光源
    と、 前記光触媒担持体、前記送風手段及び前記光源を収容す
    るケーシング部材と、を備えた空気清浄機。
  2. 【請求項2】 前記光触媒は、二酸化チタン単体、又は
    二酸化チタンを主成分とする他の金属若しくは金属酸化
    物との混合物である請求項1に記載の空気清浄機。
  3. 【請求項3】 前記光触媒担持体には活性炭がさらに担
    持されている請求項1又は2に記載の空気清浄機。
  4. 【請求項4】 前記光触媒担持体の基材は不織布からな
    るものである請求項1から3のいずれかに記載の空気清
    浄機。
JP25695899A 1999-09-10 1999-09-10 空気清浄機 Pending JP2001079069A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7758821B2 (en) 2001-07-30 2010-07-20 Carrier Corporation Modular photocatalytic air purifier
US11058790B2 (en) 2017-01-24 2021-07-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Electronic apparatus having photocatalytic filter
WO2023157896A1 (ja) * 2022-02-18 2023-08-24 明興産業株式会社 空気清浄機及び空気清浄機用のフィルター

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