JP2001078626A - 擬餌針及びその製造方法 - Google Patents

擬餌針及びその製造方法

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JP2001078626A
JP2001078626A JP25411999A JP25411999A JP2001078626A JP 2001078626 A JP2001078626 A JP 2001078626A JP 25411999 A JP25411999 A JP 25411999A JP 25411999 A JP25411999 A JP 25411999A JP 2001078626 A JP2001078626 A JP 2001078626A
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Japan
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head
hook
artificial bait
insertion groove
bait needle
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JP25411999A
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English (en)
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Kiyoshi Ito
喜吉 伊藤
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BASUDEI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジグヘッドに比重の重い金属材料又は合金を
使用したスピナーベイト型擬餌針又はラバージグ型擬餌
針を提供すると共に、その製造方法を提供する。 【解決手段】 シャフト31と、該シャフト31に取り
付けられたブレードと、上記シャフト31の一端に固定
されたヘッド部33と、該ヘッド部33から外方へ突出
するフック32と、上記ヘッド部33に一端を固定され
たスカート34とを有するスピナーベイト型擬餌針1に
おいて、上記ヘッド部33は比重が12以上20以下の
金属材料又は合金により形成されたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、擬餌針及び擬餌針
の製造方法であって特にスピナーベイト型擬餌針又はラ
バージグ型擬餌針に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、擬餌針の1つとして、図6
(a)に示すスピナーベイト型擬餌針1と、図6(b)
に示すラバージグ型擬餌針2と呼ばれるものがある。ス
ピナーベイト1はL字型に曲げたステンレスシャフト3
1の一端に、フック32を取り付け、この状態でジグヘ
ッド成型用金型内にセットして鉛を流し込み、ジグヘッ
ド33を成型した後、このジグヘッド33に着色処理を
行い、さらにジグヘッド33にラバースカート34を取
り付け、L字型のシャフト31の他端にはブレードと呼
ばれる金属又はプラスチックのプロペラ35aを小型ベ
アリング37を介して取り付け、又、選択的にシャフト
31の中間部にもプロペラ35bを、このプロペラ35
bが回転するのに支障が無い様に金属又は、プラスチッ
クのビーズ36a,36b間に挟持されるようにして取
り付けてスピナーベイト1の組み立ては完成する。
【0003】一方、ラバージグ2も、フック32をジグ
ヘッド成型用金型内にセットして鉛を流し込んでジグヘ
ッド33を成型した後、さらにジグヘッド33に着色処
理を行い、ラバースカート34を取り付けて完成する。
尚、釣り糸はスピナーベイト1ではシャフト31の釣り
糸取り付け部38に取り付けられ、ラバージグ2ではジ
グヘッド33と一体的に成型される釣り糸取り付け部3
3fに取り付けられるようになっている。
【0004】そして、使用方法としてスピナーベイト1
はリールを使用して遠投した後、リールを巻き取ると、
プロペラ35a,35bが激しく回転すると同時にラバ
ースカート34がひらめくことにより対象となる魚を誘
い出し、この対象となる魚がラバースカート34に食い
ついてフック32に引っ掛かり、魚を釣り上げることが
出来るものである。一方、ラバージグ2は水草等の茂る
ブラックバスの好む場所に落とし込んで使う場合が多
く、釣り竿を軽く上下に揺動させて、ラバースカート3
4がひらめくことにより対象となる魚を誘い出すように
して使用するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スピナ
ーベイトを使用して釣果を得るには水中でフック側が常
に下側になって安定した姿勢が要求されるものであり、
ラバージグも適度な重量と沈降速度が必要とされるもの
であるが、鉛で成型されたジグヘッドの部分を大きくす
ると障害物に引っ掛かってしまうことが多い為、魚を誘
い出す最適なアクションを演出することができず、小型
で重いジグヘッドが必要とされていた。そこで、スピナ
ーベイト及びラバージグのジグヘッド(ヘッド部)に比
重の重い金属材料又は合金を使用することが提案された
が、これらの比重の重い金属材料又は合金の中には融点
が非常に高いものが存在し、従来の鉛を使用した場合と
同じ製造方法である金型にフック及びシャフトを組み込
んだ後、溶解した金属材料又は合金を流し込む方法では
逆にステンレス製のシャフトが溶解してしまうため、こ
の製造方法は採用できなかった。
【0006】本発明は、上記諸点にかんがみ、ジグヘッ
ドに比重の重い金属材料又は合金を使用したスピナーベ
イト型擬餌針又はラバージグ型擬餌針を提供すると共
に、その製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、シャフトと、
該シャフトに取り付けられたブレードと、上記シャフト
の一端に固定されたヘッド部と、該ヘッド部から外方へ
突出するフックと、上記ヘッド部に一端を固定されたス
カートとを有するスピナーベイト型擬餌針において、上
記ヘッド部は比重が12以上20以下の金属材料又は合
金により形成されたことを特徴とするスピナーベイト型
擬餌針を要旨とする。
【0008】又、ヘッド部と、該ヘッド部から外方へ突
出するフックと、上記ヘッド部に一端を固定されたスカ
ートとを有するラバージグ型擬餌針において、上記ヘッ
ド部は比重が12以上20以下の金属材料又は合金によ
り形成されたことを特徴とするラバージグ型擬餌針を要
旨とする。
【0009】そして、前記金属材料又は合金が、タング
ステン又はタングステンを含有する合金であるのが好ま
しい。
【0010】さらに、比重が12以上20以下の金属材
料又は合金を使用したヘッド部を有するスピナーベイト
型擬餌針を製造する方法において、該擬餌針のヘッド部
は、フック及びシャフトの一部を外部から挿入すること
ができる挿入溝を有するように金属材料又は合金により
予め成型された後、該ヘッド部の挿入溝に上記フック及
びシャフトを挿入し、その上から接着剤を塗布して該接
着剤を硬化させ、又は、該接着剤に代えて溶融半田を上
記挿入溝に流し込んで硬化させることにより上記挿入溝
を閉塞するようにして上記フック及びシャフトの一部を
上記ヘッド部内部に固定することを特徴とするスピナー
ベイト型擬餌針の製造方法を要旨とする。
【0011】又、比重が12以上20以下の金属材料又
は合金を使用したヘッド部を有するラバージグ型擬餌針
を製造する方法において、該擬餌針のヘッド部は、フッ
クの一部を外部から挿入することができる挿入溝を有す
るように金属材料又は合金により予め成型された後、該
ヘッド部の挿入溝に上記フックを挿入し、その上から接
着剤を塗布して該接着剤を硬化させ、又は該接着剤に代
えて溶融半田を上記挿入溝に流し込んで硬化させること
により上記挿入溝を閉塞するようにして上記フックの一
部を上記ヘッド部内部に固定することを特徴とするラバ
ージグ型擬餌針の製造方法を要旨とする。
【0012】さらに、比重が12以上20以下の金属材
料又は合金を使用したヘッド部を有するスピナーベイト
型擬餌針を製造する方法において、該擬餌針のヘッド部
は予め2分割成型されてなるものであって、その一方に
は、平面部と、該平面部側に形成されたフック及びシャ
フトの一部を挿入することができる挿入溝と、他方の凹
部に嵌合する上記平面部から突出する凸部とを有し、他
方には、平面部と、該平面部側に形成されたフック及び
シャフトの一部を挿入することができる挿入溝と、一方
の凸部に嵌合される上記平面部側に形成された凹部とを
有しており、上記一方のヘッド部の挿入溝に上記フック
及びシャフトの一部を挿入する第一の工程と、上記一方
のヘッド部の平面部及び凸部に接着剤が塗布される第二
の工程と、一方の凸部に他方の凹部が嵌合され且つ両方
のヘッド部の平面部が重ね合わせられることにより、上
記両方の挿入溝が閉鎖されて上記フック及びシャフトの
一部が上記ヘッド部内部に固定される第三の工程とを有
することを特徴とするスピナーベイト型擬餌針の製造方
法を要旨とする。
【0013】又、比重が12以上20以下の金属材料又
は合金を使用したヘッド部を有するラバージグ型擬餌針
を製造する方法において、該擬餌針のヘッド部は予め2
分割成型されてなるものであって、その一方には、平面
部と、該平面部側に形成されたフックの一部を挿入する
ことができる挿入溝と、他方の凹部に嵌合する上記平面
部から突出する凸部とを有し、他方には、平面部と、該
平面部側に形成されたフックの一部を挿入することがで
きる挿入溝と、一方の凸部に嵌合される上記平面部側に
形成された凹部とを有しており、上記一方のヘッド部の
挿入溝に上記フックの一部を挿入する第一の工程と、上
記一方のヘッド部の平面部及び凸部に接着剤が塗布され
る第二の工程と、一方の凸部に他方の凹部が嵌合され且
つ両方のヘッド部の平面部が重ね合わせられることによ
り、上記両方の挿入溝が閉鎖されて上記フックの一部が
上記ヘッド部内部に固定される第三の工程とを有するこ
とを特徴とするラバージグ型擬餌針の製造方法を要旨と
する。
【0014】さらに、比重が12以上20以下の金属材
料又は合金を使用したヘッド部を有するスピナーベイト
型擬餌針を製造する方法において、該擬餌針のヘッド部
は予め2分割成型されてなるものであって、その両方に
は、平面部と、該平面部側に形成されたフック及びシャ
フトの一部を挿入することができる挿入溝と、嵌合ピン
が嵌合される凹部とを有しており、上記一方の凹部に接
着剤が塗布されて上記嵌合ピンの半分が嵌合される第一
の工程と、上記一方のヘッド部の挿入溝に上記フック及
びシャフトの一部を挿入する第二の工程と、上記一方の
ヘッド部の平面部及び該平面部から突出する嵌合ピンの
半分に接着剤が塗布される第三の工程と、上記一方のヘ
ッド部の平面部から突出する上記嵌合ピンの半分に他方
の凹部が嵌合され且つ両方のヘッド部の平面部が重ね合
わせられることにより、上記両方の挿入溝が閉鎖されて
上記フック及びシャフトの一部が上記ヘッド部内部に固
定される第四の工程とを有することを特徴とするスピナ
ーベイト型擬餌針の製造方法を要旨とする。
【0015】又、比重が12以上20以下の金属材料又
は合金を使用したヘッド部を有するラバージグ型擬餌針
を製造する方法において、該擬餌針のヘッド部は予め2
分割成型されてなるものであって、その両方には、平面
部と、該平面部側に形成されたフックの一部を挿入する
ことができる挿入溝と、嵌合ピンが嵌合される凹部とを
有しており、上記一方の凹部に接着剤が塗布されて上記
嵌合ピンの半分が嵌合される第一の工程と、上記一方の
ヘッド部の挿入溝に上記フックの一部を挿入する第二の
工程と、上記一方のヘッド部の平面部及び該平面部から
突出する嵌合ピンの半分に接着剤が塗布される第三の工
程と、上記一方のヘッド部の平面部から突出する上記嵌
合ピンの半分に他方の凹部が嵌合され且つ両方のヘッド
部の平面部が重ね合わせられることにより、上記両方の
挿入溝が閉鎖されて上記フックの一部が上記ヘッド部内
部に固定される第四の工程とを有することを特徴とする
ラバージグ型擬餌針の製造方法を要旨とする。
【0016】そして、前記金属材料又は合金が、タング
ステン又はタングステンを含有する合金である上述の擬
餌針の製造方法を要旨とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1はスピナーベイト型擬餌針の
製造過程を示している。先ず、(a)の左側がジグヘッ
ド(ヘッド部)33の正面図であり、右側がA−A断面
図である。この図1(a)に示すようにジグヘッド33
はフック32及びシャフト31の一部を内部に挿入する
ことができる挿入溝33aと、この挿入溝33aによ
り、フック32の中間部を保持する突出部33bとを有
した形状となるように金型に溶融したタングステン又は
タングステン合金を流し込んで成型される。次に、
(b)に示すように成型されたジグヘッド33は挿入溝
33aの底部に上述のフック32の一部と、このフック
32の後端に形成されている係合穴32aに先端が係合
しているシャフト31の一部とを挿入する。そして、
(c)に示すように挿入溝33aに熱硬化性のエポキシ
系接着剤4を流し込む。最後に、(d)に示すように接
着剤が硬化して挿入溝33aの隙間が閉塞された後、ジ
グヘッド33の外表面を着色塗装してから突出部33b
の根元にゴム又はシリコンラバーからなるスカート34
を取り付け、シャフト31には図示していないビーズ及
びブレード(プロペラ)等を取り付けることにより(図
6を参照)、スピナーベイト型擬餌針1の組み立ては完
成する。
【0018】尚、(c)の段階で挿入溝33aに流し込
む接着剤4に代えて挿入溝33aの隙間に溶融した状態
の半田を流し込んで半田が硬化することにより、隙間を
閉塞し、フック32及びシャフト31の一部をジグヘッ
ド33に固定する方法とすることもできる。
【0019】次に、図2及び図3を用いて本発明の他の
実施形態について説明する。図2の(a)及び(b)は
スピナーベイト型擬餌針1のジグヘッド(ヘッド部)3
3を示した図である。この図に示すようにジグヘッド3
3は2分割された形状のものが成型されるように金型を
作り、これに溶融されたタングステン又はタングステン
合金を流し込むことによって作られるものであって、図
2(a)に示すように2ヵ所の凸部33c,33cを有
しているものと、図2(b)に示すように図2(a)の
凸部33c,33cに対応する位置に凹部33d,33
dを有しているものとを作成する。尚、2分割されたジ
グヘッド(ヘッド部)33,33の双方には、このジグ
ヘッド33,33を重ね合わせる時に互いに接する平面
部33eと、この平面部33eに周囲を囲まれた挿入溝
33aと、この挿入溝33aの一部を含みフック32の
中間部を保持する突出部33bとが形成されており、フ
ック32及びシャフト31の一部がこの挿入溝33aに
挿入することができるようになっている。
【0020】そして、図3(a)に示すように凸部33
c側に形成された平面部33e及び凸部33cに熱硬化
性の接着剤4を塗布する。次に、図3(b)に示すよう
に、フック32及びシャフト31が一方のジグヘッド3
3の挿入溝33aに収納されるように設置する。この場
合、フック32及びシャフト31は挿入溝33a内に完
全に収容されるものではなく、平面部33eよりも外方
へ突出している部分は他方のジグヘッド33の挿入溝3
3aに収納されるものである。最後に図3(c)に示す
ように一方のジグヘッド33の凸部33c,33cに他
方のジグヘッド33の凹部33d,33dが嵌合され、
両方の平面部33e,33eが重ね合わせられて接着さ
れることにより2分割されたジグヘッド33,33が合
体して一つのジグヘッド33となり、これにより両方の
挿入溝33a,33aは閉じられてフック32及びシャ
フト31の一部はジグヘッド33内部に固定されるよう
に組み立てられる。
【0021】さらに、接着剤4が硬化した後にジグヘッ
ド(ヘッド部)33の外表面を着色塗装してから突出部
33bの根元にゴム又はシリコンラバーからなるスカー
ト34を取り付け、シャフト31には従来例と同様に、
図示していないビーズ及びブレード(プロペラ)等を取
り付けることにより(図6を参照)、スピナーベイト型
擬餌針1の組み立ては完成する。
【0022】ここで、ジグヘッド(ヘッド部)33を構
成するタングステン合金は、合金を組成する各金属の割
合を調整することによって、その比重を12以上20以
下の間で選択することができるものである。例えば、比
重を18.0にするためにはタングステン95重量%
に、ニッケル3重量%及び銅2重量%を添加することに
よって可能とすることができる。
【0023】さらに、図4に本発明の他の実施形態を示
す。図2では2分割された形状のジグヘッド33の一方
に凸部33c,33cを有しているものを示したが、こ
れに代えて2分割された形状のジグヘッド33の両方に
凹部33d,33dを有しているものを作成し、一方の
凹部33d,33dに円柱状の嵌合ピン33g,33g
の半分を嵌合して凸部を形成する方法としてもよい。こ
の場合、円柱状の嵌合ピン33g,33gを嵌合する前
に一方の凹部33d,33dに接着剤を塗布しておくの
が良い。後の製造工程は図3(a),(b),(c)で
示した製造工程と同様なので説明は省略する。
【0024】尚、本発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て、種々なる実施の態様をとることができることは無論
である。例えば、上記図1乃至図4の説明ではスピナー
ベイト型擬餌針の組み立て方法として3例を示したが、
図5の(a)及び(b)に示すように一端に釣糸取り付
け部32bを有するフック32の一部のみを挿入溝33
aに挿入する点において上述のスピナーベイト型擬餌針
の製造方法とは異なるものであるが、その他の点は図5
(a)においては、図1に示したスピナーベイト型擬餌
針の製造方法と同様の手順で組み立て、図5(b)にお
いては図3に示したスピナーベイト型擬餌針の製造方法
と同様の手順で組み立てればラバージグ型擬餌針を製造
することもできるものである。又、図5(b)の凸部3
3c,33cについては、図4について説明したのと同
様の方法を利用しで、円柱状の嵌合ピンによって形成さ
れるものであってもよいものである。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明は、シャフトと、
該シャフトに取り付けられたブレードと、上記シャフト
の一端に固定されたヘッド部と、該ヘッド部から外方へ
突出するフックと、上記ヘッド部に一端を固定されたス
カートとを有するスピナーベイト型擬餌針において、上
記ヘッド部は比重が12以上20以下の金属材料又は合
金により形成されたことを特徴とするスピナーベイト型
擬餌針を要旨とするので、従来の鉛合金を使用してヘッ
ド部分を形成したスピナーベイト型擬餌針と比較して、
同じ重量でも小型にできる為、空気抵抗を少なくするこ
とができ、遠投時に遠くへ飛ばすことができるものであ
る。又、水中では水の抵抗を少なくすることができ、早
く沈んで川底等に到達させることができるものである。
さらに、水中での動作がライン及びロッドを通じて鉛と
は比較にならない程よく伝えることができ、上記効果に
より、釣果に大きな影響を与えるものである。
【0026】そして、前記金属材料又は合金が、タング
ステン又はタングステンを含有する合金であれば、水中
で釣糸が切れて本発明にかかる擬餌針が川底等に放置さ
れる状態となった場合でもタングステン合金は耐蝕性に
富んでいる材料なので、鉛合金が引き起こしていた魚類
やこの魚類を食する野鳥たちに影響を及ぼす鉛公害のよ
うな心配はない。
【0027】さらに、比重が12以上20以下の金属材
料又は合金を使用したヘッド部を有するスピナーベイト
型擬餌針を製造する方法において、該擬餌針のヘッド部
は、フック及びシャフトの一部を外部から挿入すること
ができる挿入溝を有するように金属材料又は合金により
予め成型された後、該ヘッド部の挿入溝に上記フック及
びシャフトを挿入し、その上から接着剤を塗布して該接
着剤を硬化させ、又は該接着剤に代えて溶融半田を上記
挿入溝に流し込んで硬化させることにより上記挿入溝を
閉塞するようにして上記フック及びシャフトの一部を上
記ヘッド部内部に固定することを特徴とするスピナーベ
イト型擬餌針の製造方法を要旨とするので、簡易な方法
で金属材料又は合金を使用したヘッド部分を有する擬餌
針を製造することができ、特に融点の高い金属材料又は
合金を使用する場合に有効である。
【0028】又、比重が12以上20以下の金属材料又
は合金を使用したヘッド部を有するスピナーベイト型擬
餌針を製造する方法において、該擬餌針のヘッド部は予
め2分割成型されてなるものであって、その一方には、
平面部と、該平面部側に形成されたフック及びシャフト
の一部を挿入することができる挿入溝と、他方の凹部に
嵌合する上記平面部から突出する凸部とを有し、他方に
は、平面部と、該平面部側に形成されたフック及びシャ
フトの一部を挿入することができる挿入溝と、一方の凸
部に嵌合される上記平面部側に形成された凹部とを有し
ており、上記一方のヘッド部の挿入溝に上記フック及び
シャフトの一部を挿入する第一の工程と、上記一方のヘ
ッド部の平面部及び凸部に接着剤が塗布される第二の工
程と、一方の凸部に他方の凹部が嵌合され且つ両方のヘ
ッド部の平面部が重ね合わせられることにより、上記両
方の挿入溝が閉鎖されて上記フック及びシャフトの一部
が上記ヘッド部内部に固定される第三の工程とを有する
ことを特徴とするスピナーベイト型擬餌針の製造方法を
要旨とするので、簡易な方法で高比重、高融点の金属材
料又は合金を使用したスピナーベイト型擬餌針を製造で
き、フック及びシャフトを確実にヘッド部分内部に固定
することことができると共に、外部からの見栄えも良い
ものとすることができる。
【0029】さらに、比重が12以上20以下の金属材
料又は合金を使用したヘッド部を有するスピナーベイト
型擬餌針を製造する方法において、該擬餌針のヘッド部
は予め2分割成型されてなるものであって、その両方に
は、平面部と、該平面部側に形成されたフック及びシャ
フトの一部を挿入することができる挿入溝と、嵌合ピン
が嵌合される凹部とを有しており、上記一方の凹部に接
着剤が塗布されて上記嵌合ピンの半分が嵌合される第一
の工程と、上記一方のヘッド部の挿入溝に上記フック及
びシャフトの一部を挿入する第二の工程と、上記一方の
ヘッド部の平面部及び該平面部から突出する嵌合ピンの
半分に接着剤が塗布される第三の工程と、上記一方のヘ
ッド部の平面部から突出する上記嵌合ピンの半分に他方
の凹部が嵌合され且つ両方のヘッド部の平面部が重ね合
わせられることにより、上記両方の挿入溝が閉鎖されて
上記フック及びシャフトの一部が上記ヘッド部内部に固
定される第四の工程とを有することを特徴とするスピナ
ーベイト型擬餌針の製造方法を要旨とするので、上述の
ヘッド部の一方の平面部から凸部を突出させて成型する
方法と比較して成型加工を容易にすることができるもの
である。
【0030】そして、前記金属材料又は合金が、タング
ステン又はタングステンを含有する合金である上述の擬
餌針の製造方法であれば耐蝕性に富んでいるタングステ
ン又はタングステンを含有する合金による擬餌針の製造
が可能となり、鉛合金を使用した擬餌針が引き起こして
いた魚類やこの魚類を食する野鳥たちに影響を及ぼす鉛
公害のような心配をなくすことができるものである。
【0031】又、上述の効果はスピナーベイト型擬餌針
及びその製造方法の他にラバージグ型擬餌針及びその製
造方法においても同様の効果を奏することができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスピナーベイト型擬餌針の製造過
程を示す図である。
【図2】本発明に係る2分割されたジグヘッドの内側を
示す正面図である。
【図3】本発明に係るスピナーベイト型擬餌針の他の製
造過程を示す図である。
【図4】本発明の擬餌針の製造方法における他の実施形
態を示す図である。
【図5】本発明に係るラバージグ型擬餌針の製造過程の
一部を示す図である。
【図6】スピナーベイト型擬餌針及びラバージグ型擬餌
針を示す図である。
【符号の説明】
1 スピナーベイト型擬餌針 2 ラバージグ型擬餌針 31 シャフト 32 フック 32a 係合穴 32b,33f,38 釣り糸取り付け部 33 ジグヘッド(ヘッド部) 33a 挿入溝 33b 突出部 33c 凸部 33d 凹部 33e 平面部 33g 嵌合ピン 34 スカート 35a,35b ブレード 36a,36b ビーズ 37 小型ベアリング 4 接着剤

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトと、該シャフトに取り付けられ
    たブレードと、上記シャフトの一端に固定されたヘッド
    部と、該ヘッド部から外方へ突出するフックと、上記ヘ
    ッド部に一端を固定されたスカートとを有するスピナー
    ベイト型擬餌針において、上記ヘッド部は比重が12以
    上20以下の金属材料又は合金により形成されたことを
    特徴とするスピナーベイト型擬餌針。
  2. 【請求項2】 ヘッド部と、該ヘッド部から外方へ突出
    するフックと、上記ヘッド部に一端を固定されたスカー
    トとを有するラバージグ型擬餌針において、上記ヘッド
    部は比重が12以上20以下の金属材料又は合金により
    形成されたことを特徴とするラバージグ型擬餌針。
  3. 【請求項3】 前記金属材料又は合金が、タングステン
    又はタングステンを含有する合金である請求項1又は2
    記載の擬餌針。
  4. 【請求項4】 比重が12以上20以下の金属材料又は
    合金を使用したヘッド部を有するスピナーベイト型擬餌
    針を製造する方法において、該擬餌針のヘッド部は、フ
    ック及びシャフトの一部を外部から挿入することができ
    る挿入溝を有するように金属材料又は合金により予め成
    型された後、該ヘッド部の挿入溝に上記フック及びシャ
    フトを挿入し、その上から接着剤を塗布して該接着剤を
    硬化させ、又は該接着剤に代えて溶融半田を上記挿入溝
    に流し込んで硬化させることにより上記挿入溝を閉塞す
    るようにして上記フック及びシャフトの一部を上記ヘッ
    ド部内部に固定することを特徴とするスピナーベイト型
    擬餌針の製造方法。
  5. 【請求項5】 比重が12以上20以下の金属材料又は
    合金を使用したヘッド部を有するラバージグ型擬餌針を
    製造する方法において、該擬餌針のヘッド部は、フック
    の一部を外部から挿入することができる挿入溝を有する
    ように金属材料又は合金により予め成型された後、該ヘ
    ッド部の挿入溝に上記フックを挿入し、その上から接着
    剤を塗布して該接着剤を硬化させ、又は該接着剤に代え
    て溶融半田を上記挿入溝に流し込んで硬化させることに
    より上記挿入溝を閉塞するようにして上記フックの一部
    を上記ヘッド部内部に固定することを特徴とするラバー
    ジグ型擬餌針の製造方法。
  6. 【請求項6】 比重が12以上20以下の金属材料又は
    合金を使用したヘッド部を有するスピナーベイト型擬餌
    針を製造する方法において、該擬餌針のヘッド部は予め
    2分割成型されてなるものであって、その一方には、平
    面部と、該平面部側に形成されたフック及びシャフトの
    一部を挿入することができる挿入溝と、他方の凹部に嵌
    合する上記平面部から突出する凸部とを有し、他方に
    は、平面部と、該平面部側に形成されたフック及びシャ
    フトの一部を挿入することができる挿入溝と、一方の凸
    部に嵌合される上記平面部側に形成された凹部とを有し
    ており、上記一方のヘッド部の挿入溝に上記フック及び
    シャフトの一部を挿入する第一の工程と、上記一方のヘ
    ッド部の平面部及び凸部に接着剤が塗布される第二の工
    程と、一方の凸部に他方の凹部が嵌合され且つ両方のヘ
    ッド部の平面部が重ね合わせられることにより、上記両
    方の挿入溝が閉鎖されて上記フック及びシャフトの一部
    が上記ヘッド部内部に固定される第三の工程とを有する
    ことを特徴とするスピナーベイト型擬餌針の製造方法。
  7. 【請求項7】 比重が12以上20以下の金属材料又は
    合金を使用したヘッド部を有するラバージグ型擬餌針を
    製造する方法において、該擬餌針のヘッド部は予め2分
    割成型されてなるものであって、その一方には、平面部
    と、該平面部側に形成されたフックの一部を挿入するこ
    とができる挿入溝と、他方の凹部に嵌合する上記平面部
    から突出する凸部とを有し、他方には、平面部と、該平
    面部側に形成されたフックの一部を挿入することができ
    る挿入溝と、一方の凸部に嵌合される上記平面部側に形
    成された凹部とを有しており、上記一方のヘッド部の挿
    入溝に上記フックの一部を挿入する第一の工程と、上記
    一方のヘッド部の平面部及び凸部に接着剤が塗布される
    第二の工程と、一方の凸部に他方の凹部が嵌合され且つ
    両方のヘッド部の平面部が重ね合わせられることによ
    り、上記両方の挿入溝が閉鎖されて上記フックの一部が
    上記ヘッド部内部に固定される第三の工程とを有するこ
    とを特徴とするラバージグ型擬餌針の製造方法。
  8. 【請求項8】 比重が12以上20以下の金属材料又は
    合金を使用したヘッド部を有するスピナーベイト型擬餌
    針を製造する方法において、該擬餌針のヘッド部は予め
    2分割成型されてなるものであって、その両方には、平
    面部と、該平面部側に形成されたフック及びシャフトの
    一部を挿入することができる挿入溝と、嵌合ピンが嵌合
    される凹部とを有しており、上記一方の凹部に接着剤が
    塗布されて上記嵌合ピンの半分が嵌合される第一の工程
    と、上記一方のヘッド部の挿入溝に上記フック及びシャ
    フトの一部を挿入する第二の工程と、上記一方のヘッド
    部の平面部及び該平面部から突出する嵌合ピンの半分に
    接着剤が塗布される第三の工程と、上記一方のヘッド部
    の平面部から突出する上記嵌合ピンの半分に他方の凹部
    が嵌合され且つ両方のヘッド部の平面部が重ね合わせら
    れることにより、上記両方の挿入溝が閉鎖されて上記フ
    ック及びシャフトの一部が上記ヘッド部内部に固定され
    る第四の工程とを有することを特徴とするスピナーベイ
    ト型擬餌針の製造方法。
  9. 【請求項9】 比重が12以上20以下の金属材料又は
    合金を使用したヘッド部を有するラバージグ型擬餌針を
    製造する方法において、該擬餌針のヘッド部は予め2分
    割成型されてなるものであって、その両方には、平面部
    と、該平面部側に形成されたフックの一部を挿入するこ
    とができる挿入溝と、嵌合ピンが嵌合される凹部とを有
    しており、上記一方の凹部に接着剤が塗布されて上記嵌
    合ピンの半分が嵌合される第一の工程と、上記一方のヘ
    ッド部の挿入溝に上記フックの一部を挿入する第二の工
    程と、上記一方のヘッド部の平面部及び該平面部から突
    出する嵌合ピンの半分に接着剤が塗布される第三の工程
    と、上記一方のヘッド部の平面部から突出する上記嵌合
    ピンの半分に他方の凹部が嵌合され且つ両方のヘッド部
    の平面部が重ね合わせられることにより、上記両方の挿
    入溝が閉鎖されて上記フックの一部が上記ヘッド部内部
    に固定される第四の工程とを有することを特徴とするラ
    バージグ型擬餌針の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記金属材料又は合金が、タングステ
    ン又はタングステンを含有する合金である請求項4乃至
    9記載の擬餌針の製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008000092A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Daisuke Shimoyama ルアー
JP2008113582A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Shimano Inc 疑似餌
JP2008125407A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Shimano Inc 疑似餌
JP2009034042A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Depusu:Kk ルアー
US10149463B2 (en) * 2016-03-24 2018-12-11 Eric Hudson Multi-section fishing device

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