JP2001078385A - 予圧機構を有する玉軸受を備えた小型モータ - Google Patents

予圧機構を有する玉軸受を備えた小型モータ

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JP2001078385A
JP2001078385A JP25108799A JP25108799A JP2001078385A JP 2001078385 A JP2001078385 A JP 2001078385A JP 25108799 A JP25108799 A JP 25108799A JP 25108799 A JP25108799 A JP 25108799A JP 2001078385 A JP2001078385 A JP 2001078385A
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ball bearing
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tapered surface
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JP25108799A
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Tadashi Ishizuka
正 石塚
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Tokyo Parts Ind Co Ltd
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Tokyo Parts Ind Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低騒音かつ共振しない玉軸受を有する小型モ
ータを提供する。 【解決手段】 ステータベース(1)に植設した軸受ハ
ウジング(2)の内部に予め非金属バネを用いて離間す
る方向に予圧した玉軸受(13と14,27と28)を
備えて回転軸(15)を支承した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸受の予圧機構を
備えた小型モータに係り、特に偏心の大きいディスクを
高速で回転させても軸振れを防止できると共に予圧バネ
による共振現象を無くした軸受の予圧機構を備えた小型
モータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、軸受として転がり軸受を備え
た小型モータが種々提案されている。例えば、内輪と外
輪の間にボールを充填した軸受をケースおよびベースや
軸受ハウジングによって固定し、この玉軸受によって、
回転軸を支持する小型モータがある。しかしながら、こ
のような構造の玉軸受を備えた小型モータは、ボールが
回転するためにはボールと内輪または外輪との間に隙間
が必要である。したがって、この隙間(即ちガタ)特に
角隙間のために、立ち上がり時および停止時、または、
歪みを有するディスク媒体が高速で回転するときに受け
る加速度等により回転軸に不均一な力が加わったりする
ため、軸振れを起こしたり、騒音や回転部の異常摩耗が
発生したりする。さらにこれらのために急速な寿命の低
下を招く問題があった。そこで、立ち上がり時や停止
時、高速回転時に軸振れ等を起こすことの無いよう、予
め玉軸受にコイルスプリング等の金属バネで予圧してお
くものが提案されている。以下、図面を用いて説明す
る。図5は従来の予圧手段を有する転がり玉軸受を備え
た小型モータの断面図である。図5において1はステー
タベース、2はこのステータベース1の略中央部に植設
された軸受ハウジング、3はこの軸受ハウジング2の外
周に固着されたステータコア、4はこのステータコア3
に巻回されたコイルである。5は軸受ハウジング2の中
央に第一の転がり玉軸受6および第二の転がり玉軸受7
によって支承された回転軸。転がり玉軸受6は、内輪6
aと外輪6bとの間にボール16を挟持している。同様
に、転がり玉軸受7も、内輪7aと外輪7bとの間にボ
ール16を挟持している。8は第一の転がり玉軸受6の
内輪6aを出力軸方向に規制するスペーサである。9は
回転軸5の下端付近に嵌着され、第二の転がり玉軸受7
の内輪7aを反出力軸方向に規制するC型クランプであ
る。10は第一の転がり玉軸受6の外輪6bと第二の転
がり玉軸受7の外輪7bとの間に配置され、これら外輪
6bと外輪7bとを離間する方向に付勢し予圧する金属
バネである。Rはこの回転軸に固着されたロータ、11
はロータケース、12はこのロータケース11の内周に
固着されたリングマグネットである。この様に構成され
た小型モータの回転軸に、例えば歪みを持ったディスク
媒体(図示していない)等が載置され、高速で回転する
と回転軸5に片寄った力が加わり回転支点がボールから
他の部分に移動する。すると逆側(例えば、回転支点が
右上へ上がれば左下)の隙間が広がり、無理が掛かる。
これを防止するため、金属バネ10によって第一の転が
り玉軸受6および第二の転がり玉軸受7を予圧し、剛性
を高め、ボール16の旋回滑り、公転滑り、自転滑りを
抑制している。しかしながら、このような予圧方法を備
えた小型モータでは、モータの振動が所定振動数になる
と予圧用の金属バネと共振を起こし、より大きな振動が
発生する欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、立ち上がり時
・停止時および高速回転時に軸振れを起こすことの無い
よう予め玉軸受に予圧を掛けながら、しかも、モータの
振動が所定振動数になっても予圧機構と共振しないため
騒音の少ない玉軸受の予圧機構を備えた小型モータを提
供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するに
は、請求項1に記載の発明のように、ステータベースに
植設した軸受ハウジングの内部にロータを固着した回転
軸を嵌挿し、予圧手段によって予め予圧した転がり玉軸
受によって支承した小型モータにおいて、転がり玉軸受
の外輪または内輪を非金属バネによって予圧したことを
特徴とする玉軸受の予圧機構を備えたことにより達成で
きる。また、請求項2に記載の発明のように、前記非金
属バネによる玉軸受の予圧は、回転軸に対して上下に備
えた2つの玉軸受を相反するアキシャル方向に予圧した
ことにより達成できる。さらに、請求項3に記載の発明
のように、前記非金属バネはウレタンゴムからなる非金
属バネとしたことにより達成できる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1は本発明の第1の実施の形態を
示す断面図で内輪を持たないダイレクト玉軸受である。
図1において1はステータベース、2はこのステータベ
ース1の略中央部に植設された軸受ハウジング、3はこ
の軸受ハウジング2の外周に固着されたステータコア、
4はこのステータコア3に巻回されたコイルである。1
5は軸受ハウジング2の中央に第一のダイレクト玉軸受
13および第二のダイレクト玉軸受14によって支承さ
れた回転軸である。16はボール、17はボール保持用
の環状テーパ面17aを備え、軸受ハウジング2の内部
に圧入等によって嵌挿された環状の固定ボールホルダー
である。18は前記環状テーパ面17aと略90度のな
す角で対峙し、前記環状テーパ面17aと共同で前記ボ
ール16を回転軸15に押圧する環状テーパ面18aを
備えた環状の可動ボールホルダーである。この可動ボー
ルホルダー18、前記固定ボールホルダー17およびボ
ール16によって第一のダイレクト玉軸受13が構成さ
れる。また、19はボール保持用の環状テーパ面19a
を備え、有底の固定ボールホルダーで、軸受ハウジング
12の内部に圧入等によって嵌挿されている。20は前
記環状テーパ面19aと対応する環状テーパ面20aを
備えた環状の可動ボールホルダーである。有底の固定ボ
ールホルダー19、可動ボールホルダー20およびボー
ル21で第二のダイレクト玉軸受14を構成している。
このように回転軸15はボール16によって直接支承さ
れている。Rはロータ、22は回転軸15に固着された
ロータケース、23はこのロータケース22の内周に固
着されたリング状マグネットである。24はゴム等から
なる非金属性バネで、可動ホルダ18・20の間に配置
され、これらの可動ホルダ18と可動ホルダ20とを離
間する方向に付勢し予圧する。25は第一のダイレクト
玉軸受13のボール16を相互に離間させておくリテ
ナ、26は第二のダイレクト玉軸受14のボール21を
相互に離間させておくリテナである。
【0006】図2は、バネのタワミと応力の関係を示す
グラフである。実線は(ウレタン)ゴムバネ、一点鎖線
は金属バネの特性を示している。図2から明らかなよう
にタワミ量が増大した場合、非金属バネ特性は金属バネ
に比較して非直線的関係が早く現れるが直線部分以内で
使用する限りにおいては金属バネと変わらないバネ特性
を有していると言える。
【0007】図3は本発明の第2の実施の形態を示す断
面図である。同図において、図1と同一の部分には同一
番号を付す。27は第一の玉軸受、28は第二の玉軸受
である。この第一の玉軸受27と第二の玉軸受28によ
り回転軸15を軸受ハウジング2の中央で回転自在に支
承している。また、第一の玉軸受27は内輪27aと外
輪27bとの間にボール16を挟持して構成されてい
る。同様に、第二の玉軸受28は内輪28aと外輪28
bとの間にボール16を挟持して構成されている。29
は第一の玉軸受27の内輪27aを出力軸方向に規制す
るスペーサである。30は第一の玉軸受27の外輪27
bと第二の玉軸受28の外輪28bとの間に配置され、
外輪27bと外輪28bとをそれぞれ相反する軸方向に
付勢する非金属バネである。この様に構成された第2の
実施の形態においても、このように第一の玉軸受27お
よび第二の玉軸受28の剛性を高め、ボール16の旋回
滑り、公転滑り、自転滑りを抑制することが出来る。
【0008】非金属バネは金属バネに比較してはるかに
固有振動数が高いため、モータの使用範囲では共振現象
を起こすことはなくまた、非金属バネは高い振動絶縁
(吸収)および防音効果を有しているので高速回転にお
いても振動および騒音が極めて少ない安定したモータを
得ることが出来る。
【0009】次に、図4は本発明の第3の実施の形態を
示す断面図である。同図において、図1、図2と同一の
部分には同一番号を付す。31は金属バネで非金属バネ
24と共に可動ホルダ18と可動ホルダ20との間に設
けられ、該可動ホルダ18と可動ホルダ20とを離間す
る方向に付勢し予圧している。このように金属バネ31
と非金属バネ24とを併用することにより、強い予圧力
を金属バネ31で作用させ、振動および騒音を非金属バ
ネ24で吸収するようにし、例えば、使用する負荷の大
きさおよびモータサイズからくる予圧バネの取り付けス
ペースの制限等により非金属バネ24の応力(予圧力)
の限界を越えて用いたときでも、高負荷高速回転の場合
でも軸振れは極めて小さく、共振現象も無いため、低振
動、低騒音の小型モータを提供することができる。
【0010】
【発明の効果】この発明は上述のように非金属バネによ
って予め転がり軸受を予圧し、この予圧した転がり軸受
によって回転軸を支承しているので、立ち上がり時およ
び停止時に軸振れを起こすことが無い。また、非金属弾
性体によって予圧しているため、モータの振動が所定振
動数になっても予圧機構と共振しない上、振動を吸収す
ることの出来る小型モータを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図2】金属バネとウレタンゴムの応力と歪み量との関
係を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図5】従来の転がり軸受を備えた小型モータを示す断
面図である。
【符号の説明】
R ロータ 1 ステータベース 2 軸受ハウジング 3 ステータコア 4 コイル 5,15 回転軸 10,31 金属バネ 13 第一のダイレクト玉軸受 14 第二のダイレクト玉軸受 16 ボール 17,19 固定ボールホルダー 18,20 可動ボールホルダー 22 ロータケース 23 リング状マグネット 24,30 非金属バネ 25,26 リテナ 27 第一の玉軸受 28 第二の玉軸受 29 スペーサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータベースに植設した軸受ハウジン
    グの内部にロータを固着した回転軸を嵌挿し、予圧手段
    で予め予圧した転がり玉軸受によって支承した小型モー
    タにおいて、転がり玉軸受の外輪または内輪の予圧に非
    金属バネを用いたことを特徴とする予圧機構を有する玉
    軸受を備えた小型モータ。
  2. 【請求項2】 前記非金属バネを用いた玉軸受の予圧
    は、回転軸に対して上下に備えた2つの玉軸受を相反す
    るアキシャル方向に予圧したことを特徴とする請求項1
    記載の予圧機構を有する玉軸受を備えた小型モータ。
  3. 【請求項3】 前記非金属バネはウレタンゴムからなる
    非金属バネとしたことを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の軸受の予圧機構を有する玉軸受を備えた小
    型モータ。
  4. 【請求項4】 前記回転軸は直接ボールで支承されたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の軸受の予
    圧機構を有する玉軸受を備えた小型モータ。
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