JP2001078219A - インライン型カラー陰極線管装置 - Google Patents

インライン型カラー陰極線管装置

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JP2001078219A
JP2001078219A JP24965199A JP24965199A JP2001078219A JP 2001078219 A JP2001078219 A JP 2001078219A JP 24965199 A JP24965199 A JP 24965199A JP 24965199 A JP24965199 A JP 24965199A JP 2001078219 A JP2001078219 A JP 2001078219A
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JP
Japan
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deflection
ray tube
color cathode
tube device
cathode ray
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JP24965199A
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English (en)
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Masahiro Yokota
昌広 横田
Yuichi Sano
雄一 佐野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好なビームスポットを得るためにコンバー
ゼンス補正手段を導入した場合に生ずる偏向周波数や画
面サイズなどの変化によるミスコンバーゼンスを解決す
るカラー陰極線管装置を構成することを目的とする。 【解決手段】 カラー陰極線管装置において、第1軸方
向に偏向する偏向磁界を斉一磁界に近づけるコンバーゼ
ンス補正手段を電子銃の陰極から偏向ヨーク10の中心ま
での間に配置されたコンバーゼンス補正コイル32a,32b
と、このコンバーゼンス補正コイルに第1軸方向の偏向
に同期したパラボラ状波形電流を供給する電流供給回路
33とから構成し、その電流供給回路をカラー陰極線管装
置に搭載し、かつこの電流供給回路に少くとも第1軸方
向に偏向に同期したパラボラ状波形電圧を出力する集積
回路を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、TV用ブラウン
管やモニター用ブラウン管などのカラー陰極線管装置に
係り、特にコンバーゼンス補正手段を用いてフォーカス
の変化を解消した偏向系における駆動回路や使用条件に
よる画像品質の変化を抑制したカラー陰極線管装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般にカラー陰極線管装置は、表示部が
矩形状のパネル、このパネルに連接された漏斗状のファ
ンネルおよびこのファンネルの径小端に連接された円筒
状のネックからなる真空外囲器を有する。そのパネルの
内面には、青、緑、赤に発光するドット状またはストラ
イプ状の3色蛍光体層を有する蛍光体スクリーンが設け
られている。またこの蛍光体スクリーンから離間かつ対
向して、その対向面に多数の色選別用電子ビーム通過孔
が形成されたシャドウマスクが配置されている。また、
ネック内には、3本の電子ビーム(3電子ビーム)を放
出する電子銃が配設されている。さらに、ネックからフ
ァンネルの径小部の外側にかけて、上記3電子ビームを
水平および垂直方向に偏向する水平、垂直偏向磁界を発
生する偏向ヨークが装着されている。そして、上記電子
銃から放出された3電子ビームを偏向ヨークの発生する
水平、垂直偏向磁界により偏向し、シャドウマスクを介
して蛍光体スクリーンを高周波で水平走査するとともに
低周波で垂直走査することによりカラー画像を表示する
構造に形成されている。
【0003】このようなカラー陰極線管装置は、従来
は、特別のコンバーゼンス補正電流により3電子ビーム
のコンバーゼンスを補正する磁界を発生するコンバーゼ
ンスヨークが用いられていたが、現在は、電子銃を同一
水平面上を通るセンタービームおよび一対のサイドビー
ムからなる一列配置の3電子ビームを放出するインライ
ン型とし、偏向ヨークの発生する水平偏向磁界をピンク
ッション形、垂直偏向磁界をバレル形として、これら非
斉一な水平、垂直偏向磁界により、格別の補正手段を要
することなく画面全面にわたりコンバーゼンス特性を満
足させるコンバーゼンス補正電流を一切不要としたイン
ライン・セルフコンバーセンス型カラー陰極線管装置が
主流となっている。
【0004】すなわち、ネックの外側にPCM( ピュリ
ティ・コンバーゼンスマグネット)を配置し、図6に示
すように、このPCM1を調整して蛍光体スクリーン2
の中心で3電子ビーム3B ,3G ,3R を一致させる
と、蛍光体スクリーン2の周辺では,3電子ビーム3B
,3G ,3R の行路長が長くなるため、破線で示した
ように一対のサイドビーム3B ,3R がオーバーコンバ
ーセンスとなる。なお、4H は、水平偏向磁界を発生す
る偏向ヨークの水平偏向コイルを示している。
【0005】上記一対のサイドビーム3B ,3R のオー
バーコンバーセンスを補正するため、図7(a)に示す
ように、上下一対の水平偏向コイル4Ha,4Hbの発生す
る水平偏向磁界5H をピンクッション形にすると、電子
銃から蛍光体スクリーンに向かって右側に偏向すると
き、3電子ビーム3B ,3G ,3R が水平偏向磁界5H
から受ける力FHB,FHG,FHRは、 FHB>FHG>FHR の関係になり、相対的に一対のサイドビーム3B ,3R
をセンタービーム3G から水平方向(H軸方向)に遠ざ
ける方向に変位させ、アンダーコンバーゼンス方向に作
用する。同様に、図7(b)に示すように、左右一対の
垂直偏向コイル4Va,4Vbの発生する垂直偏向磁界5V
をバレル形にすると、この垂直偏向磁界5V から一対の
サイドビーム3B ,3R の受ける力FVB,FVRに互いに
水平方向に遠ざける方向に変位させる成分が生じ、アン
ダーコンバーゼンス方向に作用する。そこで、これら水
平、垂直偏向磁界5H ,5V の非斉一の度合いを調整す
ることで、図6に実線で示したように3電子ビーム3B
,3G ,3R を画面周辺で一致させている。
【0006】しかし、このインライン・セルフコンバー
センス型カラー陰極線管装置では、非斉一な偏向磁界5
H ,5V により電子ビーム3B ,3G ,3R に歪が生
じ、特に画面周辺部でビームスポットが横長につぶれ、
このビームスポットの横つぶれが解像度の劣化やモアレ
発生の原因となる。
【0007】つまり、水平、垂直偏向磁界5H ,5V を
上記のように非斉一磁界にすると、図8に矢印6a ,6
b で示す力が3電子ビーム3(3B ,3G ,3R )に作
用し、各電子ビーム3は、水平方向に発散、垂直方向
(V軸方向)に集束するレンズ作用を受ける。
【0008】図9に上記3電子ビームに対する電子銃お
よび偏向磁界により形成されるレンズの作用を示す。管
軸(Z軸)より上側に電子ビームに対する垂直方向(V
軸方向)の作用、下側に水平方向(H軸方向)の作用を
示した。破線は蛍光体スクリーン2の中心、実線は周辺
に向かう電子ビーム3の軌道である。DLは上記偏向磁
界により形成されるレンズ、MLは電子銃の電極間に形
成される電子ビーム3を集束する主レンズ、QLは、ダ
イナミックに変動する電圧を利用して蛍光体スクリーン
2の各点でのフォーカス条件を最適にする補助レンズで
ある。この補助レンズQLは、主として電子ビーム3の
行路長差による像面湾曲収差とレンズDLによる非点収
差を補償する作用をもつ。この補助レンズQLがない
と、蛍光体スクリーン2の全域で像面湾曲収差と非点収
差を同時に補償することができなくなり、最適なフォー
カス状態にすることができなくなる。
【0009】なお、図9では、簡単にするため、行路長
差を省略し、蛍光体スクリーン2の周辺でレンズDLの
作用を補償する作用をもつ非点収差レンズして示してあ
る。
【0010】このようなレンズ系において、電子ビーム
3が蛍光体スクリーン2の中央に向かうときは、レンズ
DLと補助レンズQLは形成されないので、水平、垂直
方向のレンズ倍率が等しく、線7上に丸い物点が形成さ
れ、蛍光体スクリーン2上に丸い像点を結ぶ。しかし、
蛍光体スクリーン2の周辺に向かう電子ビーム3に対し
ては、主レンズMLから蛍光体スクリーン2方向に大き
く離れた位置にあるレンズDLにより垂直方向に集束、
水平方向に発散作用を受け、さらに主レンズMLの近傍
に形成される補助レンズQLによりレンズDLによる非
点収差を補償する。そのため、これらレンズDL、Q
L、MLを組合わせた組合わせレンズの倍率は、主レン
ズMLのみの倍率に対して、垂直方向には縮小して蛍光
体スクリーン2上のビームスポットの垂直方向径を小さ
くし、水平方向には増大して蛍光体スクリーン2上のビ
ームスポットの水平方向径を大きくする。その結果、線
7上の丸い物点に対して蛍光体スクリーン2の周辺に水
平方向につぶれた像点を結ぶ。
【0011】これとは別にビームスポットの歪を引起こ
す原因として、電子ビームの蛍光体スクリーンへの入射
角がある。これは、蛍光体スクリーンの中心では電子ビ
ームが垂直に入射するので、ビームスポットに歪を与え
ないが、周辺では入射角が浅くなるため、ビームスポッ
トが放射方向に伸びた形状に歪む。このビームスポット
の歪は、蛍光体スクリーンの上下端では、非斉一な偏向
磁界がビームスポットに及ぼす作用と入射角による影響
が互いに相反する方向となるため、緩和されるが、左右
端では、両者が互いに強め合う方向になるため、増長さ
れる。したがって、インライン・セルフコンバーセンス
型カラー陰極線管装置では、図10に示すように、画面
周辺、特に画面の左右端でビームスポット8B ,8G ,
8R が歪む。
【0012】このビームスポット8B ,8G ,8R の歪
は、画面を平坦化または広角度偏向化した場合に助長さ
れる。そのため、画面の平坦度が重視されるようになっ
た最近のカラー陰極線管装置では、このビームスポット
8B ,8G ,8R の歪の解決が重要となっている。
【0013】上記ビームスポット8B ,8G ,8R の歪
を解決する手段として、本発明者らは、先に水平偏向磁
界の分布を斉一とする方向に修正し、これにともなっ
て、蛍光体スクリーンの左右端で生ずるオーバーコンバ
ーゼンスを新たに付加したコンバーゼンス補正手段によ
り補正する技術を提案した。
【0014】このコンバーゼンス補正手段の代表的な構
成を図11に示す。このコンバーゼンス補正手段は、偏
向ヨーク10のネック側に配置されたコマフリーコイル
11の上下一対のコ字状磁芯12a ,12b に4極磁界
を発生させる一対のコンバーゼンス補正コイル13a ,
13b を巻付け、これらコンバーゼンス補正コイル13
a ,13b に水平偏向周期で変動するパラボラ状波形電
流を供給して、蛍光体スクリーンの左右端でアンダーコ
ンバーゼンス補正をおこなうものとなっている。
【0015】なお、図11には、コンバーゼンス補正コ
イル13a ,13b を既存のコマフリーコイル11の磁
芯12a ,12b に巻付けたものを示したが、これは、
構成部品を少なくするためにコマフリーコイル11の磁
芯12a ,12b を利用したものであり、これに限定さ
れるものではない。
【0016】図12に電子ビームに対する電子銃および
上記コンバーゼンス補正手段により形成されるレンズの
作用を示す。図8と同様に管軸より上側に電子ビームに
対する垂直方向の作用、下側に水平方向の作用を示し
た。なお、破線は蛍光体スクリーン2の中心、実線は周
辺に向かう電子ビーム3の軌道である。
【0017】この場合は、水平偏向磁界を斉一としたた
め、図8に示した偏向磁界により形成されるレンズDL
がなくなり、代わりにコンバーゼンス補正手段によりレ
ンズCLが形成される。このレンズCLは、コンバーゼ
ンス補正手段の構造によるが、電子銃の部分で作用する
という点を除けば、偏向磁界により形成されるレンズD
Lと同様の非点収差を発生するように作用する。しか
し、このレンズCLを形成するコンバーゼンス補正手段
は、電子銃の陰極から偏向ヨークの中心までの間、理想
的には主レンズMLの近くに配置され、図8に示したレ
ンズDLに比べて主レンズMLに接近している。そのた
め、レンズML,QL,CLを組合わせた組合わせレン
ズの倍率がほとんど変化せず、結果として、画面左右端
でのビームスポットの水平方向のつぶれを改善し、解像
度などを向上させることができる。
【0018】なお、図12では、水平偏向磁界を斉一と
して偏向磁界により形成されるレンズDLをなくした
が、水平偏向磁界を弱いピンクッション形としてもよい
し、またバレル形としてビームスポットを縦長にする作
用をもたせ、画面左右端への入射角による縦長歪を補償
するようにしてもよい。
【0019】このようにコンバーゼンス補正手段を設け
て画面左右端でのビームスポットの水平方向の横つぶれ
を改善する場合は、コンバーゼンス補正コイルに偏向電
流とは異なるパラボラ状電流を供給する必要があるが、
上記本発明者らによる提案の技術では、基本的にその電
流供給回路をモニターやテレビセットなどのセットの回
路側ではなく、カラー陰極線管装置自体に配置してい
る。これは、インライン・セルフコンバーセンス型カラ
ー陰極線管装置以前のセット回路側から種々のコンバー
ゼンス補正電流を供給することを必要としたカラー陰極
線管装置でのセット回路の負担問題を再発させないため
である。
【0020】しかし、カラー陰極線管装置自体で偏向電
流を基にパラボラ波形電流を形成しようとすると、偏向
周波数や画面サイズなどの設定差により、パラボラ波形
電流の振幅、位相、形状などが変化し、ミスコンバーゼ
ンスをまねくという問題が生じた。
【0021】また、セット回路側からダイナミックフォ
ーカス電圧の波形を転用してパラボラ波形電流をつくる
手段もあるが、この場合は、セット固有のパラボラ波形
電流発生集積回路(IC)や周辺回路の構成の差によ
り、セット毎にパラボラ波形電流の差が生じ、汎用性の
あるカラー陰極線管装置の実現が困難になる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、現在、
カラー陰極線管装置は、電子銃を同一水平面上を通るセ
ンタービームおよび一対のサイドビームからなる一列配
置の3電子ビームを放出するインライン型とし、偏向ヨ
ークの発生する水平偏向磁界をピンクッション形、垂直
偏向磁界をバレル形として、これら非斉一な水平、垂直
偏向磁界により一列配置の3電子ビームを偏向するイン
ライン・セルフコンバーセンス型カラー陰極線管装置が
広く実用化されている。しかし、このインライン・セル
フコンバーセンス型カラー陰極線管装置については、3
電子ビーム配列方向の偏向磁界を非斉一なピンクッショ
ン形とするため、ビームスポットに歪が生じ、特に画面
の左右端で解像度の劣化がおこるという問題がある。
【0023】このビームスポットの歪を解決する手段と
して、水平偏向磁界の分布を斉一方向に修正し、これに
ともなって、蛍光体スクリーンの左右端で生ずるオーバ
ーコンバーゼンスをコンバーゼンス補正手段により補正
する技術が提案されている。しかし、水平偏向磁界の分
布を斉一方向にすると、偏向周波数や画面サイズなどが
変化した場合にコンバーゼンス補正電流波形の振幅、位
相、形状などが変化し、ミスコンバーゼンスをまねくと
いう問題が生ずる。
【0024】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、良好なビームスポットを得るため
にコンバーゼンス補正手段を導入した場合に生ずる偏向
周波数や画面サイズなどの変化によるミスコンバーゼン
スを解決するカラー陰極線管装置を構成することを目的
とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】(1) 管軸と交差しか
つ互いに直交する第1軸と第2軸をもち内面に蛍光体ス
クリーンが設けられた矩形状のパネル、このパネルに連
設された漏斗状のファンネルおよびこのファンネルの径
小部端に連設されたネックからなり、上記パネルの中心
に対する対角端のネック側への落差から円近似したパネ
ルの曲率半径が蛍光体スクリーンの対角有効径の2倍以
上の平坦度を有する真空外囲器と、上記ネック内に設け
られ、第1 軸方向を配列軸とするセンタービームおよび
一対のサイドビームからなる一列配置の3電子ビームを
放出する陰極および複数個の電極からなる電子銃と、そ
のネックからファンネルの径小部の外側にかけて装着さ
れ、上記3電子ビームを第1軸方向に偏向する偏向磁界
および第2軸方向に偏向する偏向磁界を発生する偏向ヨ
ークとを備えるカラー陰極線管装置において、蛍光体ス
クリーンの中心に対して第1軸方向の周辺で一対のサイ
ドビームをセンタービームから遠ざける方向に変位させ
ることにより第1軸方向に偏向する偏向磁界を斉一磁界
に近づけるコンバーゼンス補正手段を設け、このコンバ
ーゼンス補正手段を電子銃の陰極から偏向ヨークの中心
までの間に配置されたコンバーゼンス補正コイルと、こ
のコンバーゼンス補正コイルに第1軸方向の偏向に同期
したパラボラ状電流を供給する電流供給回路とから構成
し、この電流供給回路をカラー陰極線管装置に搭載し、
かつこの電流供給回路に少くとも第1軸方向の偏向に同
期したパラボラ状波形電圧を出力する集積回路を設け
た。
【0026】(2) (1)のカラー陰極線管装置にお
いて、集積回路から出力されるパラボラ状波形電圧の振
幅を偏向ヨークに通電される第1軸方向または第2軸方
向の偏向電流の振幅により制御するようにした。
【0027】(3) (1)または(2)のカラー陰極
線管装置において、集積回路に第1軸方向または第2軸
方向の偏向の同期信号を入力し、この同期信号を偏向ヨ
ークに通電される偏向電流に起因した電圧とした。
【0028】(4) (1)のカラー陰極線管装置にお
いて、集積回路から出力されるパラボラ状波形電圧の振
幅、位相、波形形状の設定条件をカラー陰極線管装置の
製造側で調整可能にした。
【0029】(5) (1)のカラー陰極線管装置にお
いて、集積回路から出力されるパラボラ状波形電圧の振
幅、位相、波形形状をモニターまたはテレビセット側か
ら調整可能にした。
【0030】(6) (1)のカラー陰極線管装置にお
いて、電流供給回路を100V以上の電圧を生ずる水平
偏向回路系から10mm以上離した。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。
【0032】図1 にその一形態であるカラー陰極線管装
置を示す。このカラー陰極線管装置は、管軸(Z軸)と
交差しかつ互いに直交する水平軸(H軸、第1軸)と垂
直軸(V軸、第2軸) をもつ外面が平坦な矩形状のパネ
ル20、このパネル20に連接された漏斗状のファンネ
ル21およびこのファンネル21の径小端に連接された
円筒状のネック22からなる真空外囲器を有する。上記
パネル20の外面は、その中心から対角端のネック22
側への落差から円近似した場合、この円の曲率半径が下
記蛍光体スクリーンの対角有効径の2倍以上の平坦度と
なっている。
【0033】上記パネル20の内面には、青、緑、赤に
発光するストライプ状の3色蛍光体層を有する蛍光体ス
クリーン2が設けられている。また、この蛍光体スクリ
ーン2から離間かつ対向して、その対向面に多数の色選
別用電子ビーム通過孔23が所定の配列ピッチで形成さ
れたシャドウマスク24が配置されている。
【0034】一方、上記ネック22内には、一列に配置
された3個の陰極、これら陰極を加熱する3個のヒータ
ーおよび陰極から蛍光体スクリーン2方向に配置された
複数個の電極を有し、同一水平面上を通るセンタービー
ム3G および一対のサイドビーム3B ,3R からなる一
列配置の3電子ビーム3B ,3G ,3R を放出する電子
銃26が配設されている。また、ネック22のファンネ
ル21側からファンネル21の径小部にかけて偏向ヨー
ク10が装着されている。また、偏向ヨーク10の後部
のネック22の外側にPCM(ピュリテイ・コンバーゼ
ンスマグネット)(図示せず)が装着されている。
【0035】さらに、この実施の形態では、カラー陰極
線管装置自体にビームスポットの歪を補正するととも
に、画像表示条件が変化しても、ミスコンバーゼンスを
生じないようにするコンバーゼンス補正手段が設けられ
ている。このコンバーゼンス補正手段は、上記電子銃2
6の陰極から偏向ヨーク10の中心までの間に配置され
るコンバーゼンス補正コイル(図示せず)と、このコン
バーゼンス補正コイルに偏向ヨーク10の水平軸方向の
偏向に同期して変動するパラボラ状波形電流を供給する
電流供給回路とからなる。この電流供給回路は、水平偏
向回路に生ずる高圧パルスの水平偏向電圧によるノイズ
の混入を防止するため、水平偏向回路から10mm以上離
して配置され、図示例では偏向ヨーク10に後部上に設
けられている。
【0036】図2に偏向ヨークに上記コンバーゼンス補
正手段が設けられた一例を示す。偏向ヨーク10は、セ
パレータ28の内側に配置された上下一対の水平偏向コ
イル4Ha,4Hbと、セパレータ28の外側に配置された
左右一対の垂直偏向コイル4Va,4Vbと、この垂直偏向
コイル4Va,4Vbの外側に配置された筒状の磁性体29
とを有する。この偏向ヨーク10のネック側(後部側)
には、水平軸を挟んで一対のコ字状磁芯12a ,12b
にそれぞれコイル(図示せず)が巻付けられた一対のコ
マフリーコイル11が配置されている。また、偏向ヨー
ク10の蛍光体スクリーン側には、上下一対のNSマグ
ネット30a ,30b が配置されている。
【0037】そして、上記コマフリーコイル11の一対
の磁芯12a ,12b にそれぞれコンバーゼンス補正コ
イル32a ,32b が巻付けられている。このコンバー
ゼンス補正コイル32a ,32b は、磁芯12a ,12
b の先端部に形成する4つの磁極が隣接する象限で極性
が反転するように巻かれており、一対のサイドビームを
オーバーコンバーゼンスまたはアンダーコンバーゼンス
させる作用をもつ。さらに、偏向ヨーク10の外側に、
上記水平偏向周期で変動するパラボラ状波形電流を供給
する電流供給回路33が設けられている。この電流供給
回路33には、リード線34を介してセット回路側から
アース(GND)と+12Vの駆動電圧が供給され、こ
の駆動電圧を用いて水平偏向周期で変動するパラボラ状
波形電流をコンバーゼンス補正コイル32a ,32b に
供給する構成となっている。
【0038】上記コンバーゼンス補正コイル32a ,3
2b は、上記電流供給回路33から供給される水平偏向
周期で変動するパラボラ状波形電流により、画面左右端
で一対のサイドビームをセンタービームから3電子ビー
ムの配列方向に遠ざける(アンダーコンバーゼンス)4
極磁界、あるいは画面中央で一対のサイドビームをセン
タービームに近づける(オーバーコンバーゼンス)4極
磁界を発生する。それにより電子ビームの通過領域に
は、コンバーゼンス補正手段がない場合よりも斉一な水
平偏向磁界が形成され、画面左右端でのビームスポット
の歪を改善するものとなっている。
【0039】図3に上記電流供給回路の一例を示す。こ
の電流供給回路33には、水平偏向周期で変動するパラ
ボラ状波形電圧36を出力するこの発明の特徴であるパ
ラボラ状電圧発生集積回路37(IC)が搭載されてい
る。このパラボラ状電圧発生集積回路37には、セット
側からリード線34を介してアースと+12Vの駆動電
圧が供給される。また、偏向ヨークの水平偏向回路に設
けられた簡単なトランス型コイル38により水平偏向電
流波形を微分してパルス電圧39を形成し、これを同期
信号としてOPアンプ40a を介してパラボラ状電圧発
生集積回路37に供給する。さらに、このパラボラ状電
圧発生集積回路37には、外部からの位相制御電圧およ
び振幅制御電圧により、出力されるパラボラ状波形電圧
36の位相と振幅を制御できるようになっている。
【0040】その位相制御電圧については、適切な位相
とする可変抵抗42と固定抵抗43により制御電圧を形
成し、これをOPアンプ40b を介してパラボラ状電圧
発生集積回路37に供給される。また振幅制御電圧につ
いては、可変抵抗44,固定抵抗45a ,45b および
コンデンサー46とによりトランス型コイル38で発生
した水平偏向周期で変動するパルス電圧39を適切に分
圧、積分することにより水平偏向電流に比例した電圧波
形47を形成し、これをOPアンプ40c を介してダイ
オード48に供給し、さらにピークホールド用コンデン
サー49、復帰抵抗50により水平偏向電流のピーク値
に比例した制御電圧に変換し、これをOPアンプ40d
を介してパラボラ状電圧発生集積回路37に供給するこ
とで、画面水平振幅が変化したときも、コンバーゼンス
補正量が最適となるようにフィールドバック制御してい
る。
【0041】すなわち、パルス電圧39をピークホール
ドするのではなく、これを積分した鋸歯状電圧をピーク
ホールドすることで、水平偏向周波数が変化した場合で
も適切な水平偏向電流比例電圧が得られるようにしてい
る。
【0042】なお、復帰抵抗50は、ピークホールド用
コンデンサー49の電荷を適切な時間で逃がすものであ
り、これにより水平偏向が小さくなる方向に変化した場
合も含めて、常にピークホールドがリセットされる状態
としている。なおまた、OPアンプ40a ,40b ,4
0c ,40d は、上記各回路とパラボラ状電圧発生集積
回路37間の相互作用を解消するためのバッファであ
り、回路、パラボラ状電圧発生集積回路37の仕様によ
っては削除することができる。
【0043】上記パラボラ状電圧発生集積回路37から
出力されるパラボラ状波形電圧36は、コンバーゼンス
補正電流出力回路に供給される。このコンバーゼンス補
正電流出力回路の基本構成は、増幅アンプ52の出力側
とアースとの間に接続されたコンバーゼンス補正コイル
32a ,32b と固定抵抗53とで構成されている。こ
の固定抵抗53のコンバーゼンス補正コイル32a ,3
2b 側は、増幅アンプ52に帰還している。したがっ
て、増幅アンプ52は、帰還電圧がパラボラ状波形電圧
36と同じになるように動作し、結果的に入力パラボラ
状波形電圧と同様の波形のコンバーゼンス補正電流が供
給される。
【0044】なお、上記電流供給回路では、上述したよ
うにリード線34を介してセット側から駆動電圧を供給
し、セット側の汎用性と少ないリード線数を考慮して、
最も普遍的に用いられるアースと+12Vの駆動電圧を
供給したが、駆動電圧の値や数は、これに限られるもの
ではなく、たとえばパラボラ状電圧発生集積回路用にア
ースと+12V、コンバーゼンス補正電流出力回路用に
+15V,−15Vなどの電圧を用いてもよい。
【0045】上記のようにこの実施の形態では、カラー
陰極線管装置にパラボラ状電圧発生集積回路37とコン
バーゼンス補正電流出力回路を搭載したが、パラボラ状
電圧発生集積回路37を用いないでもパラボラ状波形電
圧36あるいは電流を水平偏向電流や電圧に基づいて作
成することは可能である。しかし、この場合、単純な回
路ではパラボラ波形の乱れが生じたり、水平偏向周波数
が変化したときに振幅や位相が変化する不都合が生ず
る。これを解決しようとすれば、規模の大きい修正回路
が必要である。したがって、結果的にパラボラ状電圧発
生集積回路37を用いることが最善である。
【0046】また、同様のパラボラ状電圧発生集積回路
は、一般にダイナミックに変動するフォーカス電圧発生
源としてセット回路側に設けられるており、このフォー
カス電圧発生源から出力されるパラボラ状波形電圧をリ
ード線を介して転用することも考えられる。しかし、こ
の場合は、セット回路側に固有のパラボラ状波形電圧の
形状、位相、振幅の差によるミスコンバーゼンスが生
じ、画質の劣化や汎用性が失われるなどの不都合が生ず
る。
【0047】これらの問題は、専用のパラボラ状電圧発
生集積回路37をカラー陰極線管装置に搭載することに
より解決される。
【0048】なお、上記パラボラ状電圧発生集積回路で
は、出力されるパラボラ状波形電圧の位相と振幅のみを
制御可能とした場合について説明したが、波形形状につ
いても制御可能なパラボラ状電圧発生集積回路とするこ
とにより、画面左右端および左右中間部のミスコンバー
ゼンスなども制御することが可能となる。
【0049】つぎに、パラボラ状電圧発生集積回路に位
相制御電圧および振幅制御電圧を供給する異なる回路に
ついて説明する。
【0050】図4にその位相制御電圧回路、図5に振幅
制御電圧回路を示す。これら回路では、OPアンプ5
5,56を介していくつかの制御電圧を加算し、位相ま
たは振幅の制御端子57,58に出力する構成となって
いる。図4での固定抵抗60,61,62,63、図5
での固定抵抗65,66,67,68,69は、それぞ
れOPアンプ55,56による各制御電圧の加算割合を
決める抵抗である。なお、これら図面に示したバッファ
としてのOPアンプ71a ,71b ,72a ,72b
は、回路の仕様によっては削除することができる。
【0051】図4に示した位相制御電圧回路について
は、位相制御電圧は、工場調整用電圧とセット側調整用
電圧とで構成されている。その工場調整用電圧は、図3
に示したパラボラ状電圧発生集積回路37に位相制御電
圧を供給する回路と同様の回路構成であり、工場出荷時
に可変抵抗42を調整することによりセット毎の最適位
相に合わせることができる。またセット側調整用電圧
は、リード線(図示せず)を介してセット回路側から制
御する電圧であり、主としてユーザーによるコンバーゼ
ンス調整機能やセット側の再調整などに利用することが
できる。
【0052】図5に示した振幅制御電圧回路について
は、振幅制御電圧は、工場調整用電圧、セット側調整用
電圧および振幅フィールドバック電圧(画面水平振幅フ
ィールドバック電圧)で構成されている。その工場調整
用電圧は、カラー陰極線管装置に設けられた可変抵抗7
4と固定抵抗75とで形成され、これをらOPアンプ7
2a を介してOPアンプ56に供給され、工場出荷時に
可変抵抗74を調整することによりセット毎の最適振幅
に調整することができる。セット側調整用電圧は、リー
ド線(図示せず)を介してセット側から制御する電圧で
あり、主としてユーザーによるコンバーゼンス調整機能
やセット側の再調整などに利用することができる。振幅
フィールドバック電圧は、図3に示したパラボラ状電圧
発生集積回路37に位相制御電圧を供給する回路と同様
の回路構成であり、可変抵抗44,固定抵抗45a ,4
5b およびコンデンサー46とによりトランス型コイル
38で発生した水平偏向周期で変動するパルス電圧を適
切に分圧、積分することにより水平偏向電流に比例した
電圧波形47を形成し、これをOPアンプ40c を介し
てダイオード48に供給し、さらにピークホールド用コ
ンデンサー49、復帰抵抗50により水平偏向電流のピ
ーク値に比例した制御電圧に変換し、これをOPアンプ
40d を介してOPアンプ56に出力する構成になって
いる。
【0053】
【発明の効果】上述のように、第1軸方向の周辺で一対
のサイドビームをセンタービームから遠ざける方向に変
位させることにより第1軸方向に偏向する偏向磁界を斉
一磁界に近づけるコンバーゼンス補正手段を設け、この
コンバーゼンス補正手段を、電子銃の陰極から偏向ヨー
クの中心までの間に配置されたコンバーゼンス補正コイ
ルと、このコンバーゼンス補正コイルに第1軸方向の偏
向に同期したパラボラ状電流を供給するカラー陰極線管
装置に搭載された電流供給回路とから構成し、この電流
供給回路に少なくとも第1軸方向の偏向に同期したパラ
ボラ状電圧を出力する集積回路を設けると、画像表示条
件などの変化に対してミスコンバーゼンスをまねくこと
なくビームスポットの形状を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態であるカラー陰極線管
装置の構成を示す図である。
【図2】上記カラー陰極線管装置の偏向ヨークに設けら
れたコンバーゼンス補正手段の構成を示す図である。
【図3】上記コンバーゼンス補正手段の電流供給回路の
構成を示す図である。
【図4】上記電流供給回路のパラボラ状電圧発生集積回
路に供給される位相制御電圧を形成する異なる回路を示
す図である。
【図5】上記電流供給回路のパラボラ状電圧発生集積回
路に供給される振幅制御電圧を形成する異なる回路を示
す図である。
【図6】従来のカラー陰極線管装置の蛍光体スクリーン
中央および周辺での3電子ビームのコンバーゼンスを説
明するための図である。
【図7】図7(a)は従来のカラー陰極線管装置の偏向
ヨークの発生する水平偏向磁界を示す図、図7(b)は
垂直偏向磁界を示す図である。
【図8】従来のカラー陰極線管装置の偏向磁界が電子ビ
ームに作用する力を説明するための図である。
【図9】従来のカラー陰極線管装置の偏向磁界がビーム
スポットに及ぼすレンズ作用を説明するための図であ
る。
【図10】従来のカラー陰極線管装置のビームスポット
の歪を示す図である。
【図11】ビームスポットの歪を補正するコンバーゼン
ス補正手段が搭載された偏向ヨークの構成を示す図であ
る。
【図12】上記偏向ヨークに搭載されたコンバーゼンス
補正手段がビームスポットに及ぼすレンズ作用を説明す
るための図である。
【符号の説明】
2…蛍光体スクリーン 3B ,3R …サイドビーム 3G …センタービーム 10…偏向ヨーク 20…パネル 21…ファンネル 22…ネック 26…電子銃 32a 〜32d …コンバーゼンス補正コイル 33…電流供給回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C042 AA07 HH01 HH02 HH12 5C060 BE02 BE07 CA04 CE03 CF03 CG04 HA02 HA03 HA07 HB18 HB21 HB30 JA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管軸と交差しかつ互いに直交する第1軸
    と第2軸をもち内面に蛍光体スクリーンが設けられた矩
    形状のパネル、このパネルに連設された漏斗状のファン
    ネルおよびこのファンネルの径小部端に連設されたネッ
    クからなり、上記パネルの中心に対する対角端のネック
    側への落差から円近似したパネルの曲率半径が上記蛍光
    体スクリーンの対角有効径の2倍以上の平坦度を有する
    真空外囲器と、上記ネック内に設けられ、上記第1 軸方
    向を配列軸とするセンタービームおよび一対のサイドビ
    ームからなる一列配置の3電子ビームを放出する陰極お
    よび複数個の電極からなる電子銃と、上記ネックから上
    記ファンネルの径小部の外側にかけて装着され、上記3
    電子ビームを上記第1軸方向に偏向する偏向磁界および
    上記第2軸方向に偏向する偏向磁界を発生する偏向ヨー
    クとを備えるカラー陰極線管装置において、 上記蛍光体スクリーンの中心に対して上記第1軸方向の
    周辺で上記一対のサイドビームを上記センタービームか
    ら遠ざける方向に変位させることにより上記第1軸方向
    に偏向する偏向磁界を斉一磁界に近づけるコンバーゼン
    ス補正手段が設けられ、このコンバーゼンス補正手段が
    上記電子銃の陰極から上記偏向ヨークの中心までの間に
    配置されたコンバーゼンス補正コイルと、このコンバー
    ゼンス補正コイルに上記第1軸方向の偏向に同期したパ
    ラボラ状波形電流を供給する電流供給回路とからなり、
    この電流供給回路が上記カラー陰極線管装置に搭載さ
    れ、かつこの電流供給回路に少くとも上記第1軸方向の
    偏向に同期したパラボラ状波形電圧を出力する集積回路
    が設けられていることを特徴とするカラー陰極線管装
    置。
  2. 【請求項2】 集積回路から出力されるパラボラ状波形
    電圧の振幅が偏向ヨークに通電される第1軸方向または
    第2軸方向の偏向電流の振幅により制御されることを特
    徴とする請求項1記載のカラー陰極線管装置。
  3. 【請求項3】 集積回路に第1軸方向または第2軸方向
    の偏向の同期信号が入力され、この同期信号が偏向ヨー
    クに通電される偏向電流に起因した電圧であることを特
    徴とする請求項1または2記載のカラー陰極線管装置。
  4. 【請求項4】 集積回路から出力されるパラボラ状波形
    電圧の振幅、位相、波形形状の設定条件がカラー陰極線
    管装置の製造側で調整可能になっていることを特徴とす
    る請求項1記載のカラー陰極線管装置。
  5. 【請求項5】 集積回路から出力されるパラボラ状波形
    電圧の振幅、位相、波形形状がモニターまたはテレビセ
    ット側から調整可能になっていることを特徴とする請求
    項1記載のカラー陰極線管装置。
  6. 【請求項6】 電流供給回路が100V以上の電圧を生
    ずる水平偏向回路系から10mm以上離れていることを特
    徴とする請求項1記載のカラー陰極線管装置。
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