JP2001077818A - 通信チャンネル選択方法、通信方法および通信端末 - Google Patents

通信チャンネル選択方法、通信方法および通信端末

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JP2001077818A JP2000171697A JP2000171697A JP2001077818A JP 2001077818 A JP2001077818 A JP 2001077818A JP 2000171697 A JP2000171697 A JP 2000171697A JP 2000171697 A JP2000171697 A JP 2000171697A JP 2001077818 A JP2001077818 A JP 2001077818A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信のトラフィックの競合が発生しにくい無
線通信チャンネルの選択方法、通信の競合が発生しにく
い無線通信チャンネルを選択して通信を行う方法、これ
らの方法を用いた通信装置を提供する。 【解決手段】 周波数の異なる複数の無線通信チャンネ
ルのそれぞれについて、予め決められる所定期間内にお
いて、時点a、時点b、時点c、…というようにモニタ
し、受信信号の受信電界強度が閾値th0以下となる空
き時間(その無線通信チャンネルの未使用期間)が、長
い無線通信チャンネルを選択し、この選択した無線通信
チャンネルを通じて通信を行うように通信エリアを開設
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、コンピ
ュータ端末やその周辺装置などの各種の装置をネットワ
ークを通じて接続し、このネットワークに接続された装
置間で通信を行うようにする方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無線LAN(ローカルエリアネットワー
ク)システムを構築する場合に用いられる通信方式に
は、例えば、CSMA/CA(Carrier Sen
se Multiple Access/Collis
ion Avoidance)方式があり、また、有線
LANにおいては、例えば、CSMA/CD(Carr
ier Sense Multiple Access
/Collision Detection)方式があ
る。
【0003】このCSMA/CA方式の無線LANの場
合、通信に利用可能な複数の通信チャンネルの中から実
際の通信に用いる通信チャンネルを選択し、この選択し
た通信チャンネルをLANを構成する複数の通信端末で
共用する。この通信チャンネルの選択は、LANのユー
ザの指示に基づいて行うか、あるいは、選択可能な複数
の通信チャンネルの中から、信号の受信強度と呼ばれる
受信電界強度が最小の通信チャンネルを選択することが
行われている。受信電界強度が最小の通信チャンネル
は、他のLANとの間での信号の競合の可能性が少なく
なるために、受信電界強度が最小の通信チャンネルを選
択している。
【0004】そして、LANを構成する複数の通信端末
のそれぞれは、選択された通信チャンネルの周波数のキ
ャリアを用いて、データをパケットとして伝送する。こ
の場合、各通信端末は、パケットの送出に先立って、キ
ャリアの検出を行うことにより、その通信チャンネルが
空いているか否か、すなわち、クリアであるか否かを確
認し、その通信チャンネルが空いている場合にパケット
を送出する。
【0005】このように、CSMA/CA方式を用いる
ことによって、同一通信チャンネルを複数の通信端末が
共用しても、同一通信チャンネルの使用の衝突を発生さ
せることなく、確実にデータの送受が可能なネットワー
クが構築される。このCSMA/CA方式は、例えば、
伝送速度が1メガビット/秒〜10メガビット/秒程度
のLANなどに適したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに、CSMA/CA方式を用いた無線LANシステム
においては、通信に使用する通信チャンネルは、ユーザ
の指示に基づいて選択するようにしたり、あるいは、キ
ャリアの受信強度の最も弱い通信チャンネルから選択す
るようにしている。
【0007】しかし、ユーザからの指示に基づいて、通
信に用いる通信チャンネルの選択を行う方法の場合に
は、ユーザにより指示された通信チャンネルが、例え
ば、他の無線LANシステムにより既に使用されている
と、2つの異なる無線LANシステムで行われる通信
が、1つの通信チャンネル上で競合することになり、そ
の通信チャンネルの空き時間が少なくなる。
【0008】このような場合には、各LANシステムの
各通信端末は、自分がパケットを送出したいときに、キ
ャリア検出を行って通信チャンネルの空きを状態を確認
しても、通信チャンネルが使用中であることが多く、パ
ケットを送出するまでにまでに時間が掛かることが多く
なる。
【0009】また、キャリアの受信強度の最も弱い通信
チャンネルを選択する後者の方法の場合には、選択され
た通信チャンネルが、選択可能な複数の通信チャンネル
の中でキャリアの受信強度の最も小さい通信チャンネル
であっても、例えば、電子レンジなどの電子機器のノイ
ズなどが、パケットの送出を妨害するようなレベルで頻
繁に混入しているような場合には、パケットの送出を迅
速に行うことができなくなる。
【0010】つまり、無線LANシステムの通信端末
が、パケットを送出しようとするときにキャリア検出を
行って、その通信チャンネルがクリアであること、すな
わち、空き状態であることを確認するようにすると、ノ
イズが存在することにより、その通信チャンネルは使用
中であると見なしてしまう。このような場合には、ノイ
ズの消滅後でないと、パケットの送信ができなくなる。
【0011】このように、ユーザからの指示に基づいて
通信チャンネルを選択するようにしても、また、キャリ
アの受信強度の最も弱い通信チャンネルを選択するよう
にしても、パケットを迅速に送出することができなくな
ることがある。このような場合には、その無線LANシ
ステムの一定の時間内においてのデータの伝送容量を減
少させてしまい、データを迅速に送受することができな
くなる。
【0012】以上のことにかんがみ、この発明は、通信
のトラフィックの競合が発生しにくい通信チャンネルの
選択方法、通信のトラフィックの競合が発生しにくい通
信チャンネルを選択して通信を行う方法、および、これ
らの方法を用いる通信端末を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の通信チャンネル選択方法
は、周波数が異なる複数の通信チャンネルのうちから1
つの通信チャンネルを選択して、この選択した通信チャ
ンネルを複数の通信端末で共用するとともに、前記複数
の通信端末のそれぞれが、データの送出に際し、前記通
信チャンネルの周波数の信号の検出を行うことにより、
前記通信チャンネルの使用の衝突を回避するようにして
通信を行うネットワークにおいての前記通信チャンネル
の選択方法であって、前記複数の通信チャンネルのう
ち、通信チャンネルの周波数の信号の受信強度が、予め
決められた閾値以下となる空き時間の長い通信チャンネ
ルを通信に用いる通信チャンネルとして選択することを
特徴とする。
【0014】この請求項1に記載の発明の通信チャンネ
ル選択方法によれば、周波数の異なる複数の通信チャン
ネルのうちから、受信強度が閾値以下となる空き時間の
長い通信チャンネルが選択され、この選択された通信チ
ャンネルを通じて通信が行われるようにされる。
【0015】これにより、空き時間の長い通信チャンネ
ルを用いて通信を行うことができるので、通信のトラフ
ィックの競合の発生しにくい通信チャンネルを用いてネ
ットワークを形成し通信を行うようにすることができる
ようにされる。この場合、結果的に、より多くのデータ
の伝送が可能な通信チャンネルを用いて、通信を行うこ
とができるようにされる。
【0016】また、請求項2に記載の発明の通信チャン
ネル選択方法は、周波数が異なる複数の通信チャンネル
のうちから1つの通信チャンネルを選択して、この選択
した通信チャンネルを複数の通信端末で共用するととも
に、前記複数の通信端末のそれぞれが、データの送出に
際し、前記通信チャンネルの周波数の信号の検出を行う
ことにより、前記通信チャンネルの使用の衝突を回避す
るようにして通信を行うネットワークにおいての前記通
信チャンネルの選択方法であって、前記複数の通信チャ
ンネルのうち、通信チャンネルの周波数の信号の受信強
度が、予め決められた閾値以下となる空き時間が送出パ
ケットの長さよりも長い通信チャンネルを選択すること
を特徴とする。
【0017】この請求項2に記載の発明の通信チャンネ
ル選択方法によれば、周波数の異なる複数の通信チャン
ネルのうち、受信強度が閾値以下となる空き時間が送出
パケット長よりも長い通信チャンネルが選択され、この
選択された通信チャンネルを通じて通信が行われるよう
にされる。
【0018】これにより、送出するパケットの全部を欠
落させることなく確実に送信することが可能な通信チャ
ンネルが選択され、確実に通信を行うことができるよう
にされる。
【0019】また、請求項3に記載の発明の通信チャン
ネル選択方法は、請求項1または請求項2に記載の通信
チャンネル選択方法であって、前記複数の通信チャンネ
ルのそれぞれについての空き時間の長さは、受信強度の
前記閾値を切り換えて、前記複数の通信チャンネルのそ
れぞれについて複数回検出するようにし、受信強度と空
き時間の長さとに基づいて、通信に使用する通信チャン
ネルを選択することを特徴とする。
【0020】この請求項3に記載の発明の通信チャンネ
ル選択方法によれば、複数の通信チャンネルのそれぞれ
について、受信強度の閾値を変えて、空き時間の検出が
複数回行われる。そして、受信強度と空き時間とに基づ
いて、通信に用いる通信チャンネルが選択される。例え
ば、妨害信号が同じような頻度で発生している場合に
は、その受信強度の低い方の通信チャンネルが選択する
ようにされる。
【0021】これにより、選択可能な複数の通信チャン
ネルのそれぞれに妨害信号が存在する場合であっても、
通信のトラフィックの競合の発生しにくい通信を行うの
に適した通信チャンネルを選択して用いることができる
ようにされる。
【0022】また、請求項14に記載の発明の通信チャ
ンネル選択方法は、複数の無線ネットワークが複数の無
線通信チャンネルを共有する無線通信方式において、新
たな無線ネットワークを構築するときに上記複数の無線
通信チャンネルの中から所定の無線通信チャンネルを選
択して無線ネットワークを構築する通信チャンネル選択
方法であって、新たに構築しようとする無線ネットワー
クの識別情報が受信されるか否かを判定するステップ
と、上記判定するステップにて上記新たに構築しようと
する無線ネットワークの識別情報が受信されないと判定
された場合には、上記複数の無線通信チャンネル毎に所
定期間、受信強度を検出して、検出される上記受信強度
と所定値とに基づいて無線チャンネルの空き時間を上記
無線通信チャンネル毎に計時するステップと、上記複数
の無線通信チャンネル毎に計時された無線通信チャンネ
ルの空き時間に基づいて、上記新たに構築しようとする
無線ネットワークに使用する無線通信チャンネルを選択
するステップとを有することを特徴とする。
【0023】この請求項14に記載の通信チャンネル選
択方法によれば、新たに無線通信ネットワークを構築し
ようとする場合に、各無線通信チャンネルに当該無線ネ
ットワークの識別情報が送出されているか否か、すなわ
ち、無線通信チャンネルに目的とする無線ネットワーク
が既に構築されているか否かが判定される。
【0024】目的とする無線ネットワークがまだ構築さ
れていないと判定した場合には、利用可能な複数の無線
通信チャンネルのそれぞれについて、無線信号の受信強
度を測定し、無線通信チャンネルの空き時間を計時し、
各無線通信チャンネルについての計時された空き時間に
基づいて、無線ネットワークを構築する無線通信チャン
ネルが選択される。これにより、空き時間の多いすいて
いる無線通信チャンネルを用いて良好に通信を行うこと
が可能な無線ネットワークを構築することができる。
【0025】また、請求項23に記載の発明の無線ネッ
トワーク装置は、複数の無線ネットワークが複数の無線
通信チャンネルを共有する無線通信方式において、新た
な無線ネットワークを構築するときに上記複数の無線通
信チャンネルの中から所定の無線通信チャンネルを選択
して上記無線ネットワークを構築する無線通信チャンネ
ルに設定する無線ネットワーク装置であって、アンテナ
から入力される上記複数の無線通信チャンネルごとに同
調して受信強度を測定するための測定用信号を出力する
とともに、受信信号の中からパケット信号を取り出して
出力するチューナ手段と、上記チューナ手段から出力さ
れる所定の無線通信チャンネルの測定用信号から受信強
度を測定するとともに、上記測定結果に基づいて上記無
線通信チャンネルの空き時間を計時する受信強度測定手
段と、上記受信強度測定手段から出力される上記無線通
信チャンネル毎の空き時間に基づいて、上記新たに構築
する無線ネットワークに使用する無線通信チャンネルを
選択するチャンネル選択手段とを備えることを特徴とす
る。
【0026】この請求項23に記載の無線ネットワーク
装置によれば、チューナ手段により、複数の無線通信チ
ャンネルの無線信号が順次に受信選局され、受信選局さ
れた無線通信チャンネルの測定用信号が、受信強度測定
手段に供給されて、その無線通信チャンネルの受信強度
が測定され、その無線通信チャンネルの空き時間が計時
される。このようにして、使用可能な複数の無線通信チ
ャンネルの空き時間が計時される。
【0027】この受信強度測定手段により計時された各
無線通信チャンネルの空き時間に基づいて、チャンネル
選択手段により、例えば、空き時間が長く、良好に通信
を行うことが可能な無線通信チャンネルを無線ネットワ
ークを構築する無線通信チャンネルとして選択する。こ
れにより、空き時間が長く、すいている無線通信チャン
ネルを用いて、良好に通信を行うことが可能な無線ネッ
トワークを構築することができる。
【0028】また、請求項30に記載の通信方法は、複
数の無線通信チャンネルを共有する複数の無線ネットワ
ークが隣接して構築するようにされた無線通信エリアに
おいて、所定の無線ネットワークに接続して通信を行う
ようにする通信方法であって、上記複数の無線通信チャ
ンネルの中に所定の識別情報を有する無線ネットワーク
が存在するか否かを検出するステップと、上記検出する
ステップにおいて、所定の識別情報を有する無線ネット
ワークの存在が検出された場合には、上記所定の無線ネ
ットワークの制御を行う制御局が所定時間ごとに発する
ビーコン信号に基づいて通信を行うステップとを有する
ことを特徴とする。
【0029】この請求項30に記載の通信方法によれ
ば、目的とする無線ネットワークが構成されているか否
かを検出するため、使用可能な複数の無線通信チャンネ
ルのそれぞれについて、目的とする無線ネットワークの
識別情報が送出されていないか否かを検出することによ
り、目的とする無線ネットワークが存在するか否かが検
出される。
【0030】そして、目的とする無線ネットワークが既
に構成された無線通信チャンネルが検出された場合に
は、その無線ネットワークに参加し、その無線ネットワ
ークの制御局が発するビーコン信号に基づいて、通信を
行うようにする。すなわち、この場合には、後から無線
ネットワークに参加(接続)するようにしてきた通信端
末が、先に通信ネットワークを構築した通信端末の従属
となるようにされる。
【0031】これにより、複数の無線通信チャンネルが
使用可能な通信ネットワークにおいて、目的とする無線
ネットワークの存在を迅速に確認し、目的とする無線ネ
ットワークが存在する場合には、その無線ネットワーク
に接続して、通信を行うことができるとともに、目的と
する無線ネットワークが存在しない場合には、良好に通
信が可能な無線通信チャンネルを選択して、通信ネット
ワークを構築するなどのことができるようにされる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明による通信チャンネル選択方法、通信方法、通信装置
の一実施の形態について説明する。以下に説明する実施
の形態は、複数の通信装置を無線により接続するように
してLocal Area NetworkいわゆるL
ANシステムを構成するようにした場合の例である。
【0033】[ネットワークの構成]図1は、この実施
の形態においての無線ネットワークの構成例を説明する
ための図である。図1に示すように、この実施の形態に
おいては、接近した無線周波数の無線通信チャンネルを
共有し、そのいずれかを利用して無線ネットワークを構
成するようにされた複数の無線ネットワークが隣接して
設けられるようにされている。
【0034】図1に示すように、この実施の形態におい
ては、ネットワーク1(NETWORK1)としてLA
N端末装置310、311、312、313からなる無
線ネットワークが構成されている。また、ネットワーク
2(NETWORK2)としてLAN端末320、32
1、322からなる無線ネットワークが構成されてい
る。
【0035】また、図1に示すように、通信可能な状態
になった場合にネットワーク2に参加するLAN端末装
置323と、通信可能な状態になった場合にネットワー
ク3(NETWORK3)を構成するLAN端末装置3
30、331、332が設けられている。また、装置3
40は、無線ネットワークのLAN端末装置ではない
が、前述の3つの無線通信ネットワークであるネットワ
ーク1、ネットワーク2、ネットワーク3の各々が使用
している無線周波数に近似した電波を発するものであ
る。
【0036】図1において、各無線ネットワークの境界
線は、各無線ネットワークを構成するLAN端末装置の
発する電波が所定以上の強度を持つことで、その境界線
内においては同一のネットワークに所属するLAN端末
装置が、その無線ネットワークに参加が可能な境界を示
している。
【0037】また、各境界線と各LAN端末装置を結ぶ
線は模式的に所属する無線ネットワークに接続されてい
る(参加している)状態を示している。そして、例えば
LAN端末装置323は、現在稼働しておらずネットワ
ーク2に接続をしていない状態が境界線と接続する線が
記載されていないことから分かる。さらにLAN端末装
置323は、ネットワーク2の境界線内に配置されてい
ることからネットワーク2への参加処理を行えば参加が
可能な状態を示している。
【0038】図2は、図1に示したように、所定の周波
数帯域において複数の無線ネットワークが形成可能とさ
れている状態において、複数の無線ネットワークと、そ
れらのネットワークが使用している無線通信チャンネル
(通信チャンネル)との関係を示したものである。図2
に示すように、図1に示した例の場合には、現在使用可
能な無線ネットワ一ク用の通信チャンネルは、チャンネ
ル1(CHANEL1)、チャンネル2(CHANEL
2)、チャンネル3(CHANEL3)の3チャンネル
が有り、チャンネル1をネットワーク1が使用し、チャ
ンネル2をネットワーク2が使用し、チャンネル3は空
き状態(クリアな状態)であることを示している。
【0039】図3は、この実施の形態のLANの構成を
説明するため図である。この実施の形態において用いら
れるLANは、当該LANに接続される各LAN端末装
置がすべて同じ地位にあるようにされる、いわゆるPe
er To Peer LANの構成とされたものであ
る。この図3に示すLANは、例えば、図1におけるネ
ットワーク1などの1つのネットワークの構成の具体例
を示したものである。
【0040】図3において、ターミナル装置11、2
1、31、41、51のそれぞれは、パーソナルコンピ
ュータやワークステーションなどである。このターミナ
ル装置11、21、31、41、51のそれぞれに、こ
の実施の形態の通信端末である無線通信ユニット(LA
Nユニット)12、22、32、42、52が接続され
て、LAN端末装置1、2、3、4、5が形成され、各
LAN端末装置間で通信を行うことができるようにされ
る。
【0041】この実施の形態において、LAN端末装置
1、2、3、4、5のそれぞれは、制御局としても動作
することができるものである。例えば、LANに接続さ
れたLAN端末装置がないときに、最初に電源を立ち上
げて、この実施の形態のLANに接続するようにしてき
たLAN端末装置が制御局としても動作する。
【0042】そして、この実施の形態において、制御局
として動作するLAN端末装置は、後述もするように、
周波数の異なる複数の通信チャンネルの中から、通信の
トラフィックの競合が発生しにくい通信チャンネルを選
択し、選択した通信チャンネルを通じて、通信エリアの
制御信号としてビーコン信号を周期的に送出して、通信
エリアを開設する。
【0043】ビーコン信号は、ランダム通信やリアルタ
イム通信を行う場合のパケットの送出の基準となるタイ
ミングを各LAN端末装置に提供するほか、リアルタイ
ム通信を行う場合には、制御局において設定するように
されるパケットの送出順序を各LAN端末装置に通知す
るなど、制御局が開設する通信エリアの制御信号として
機能するものである。
【0044】また、ビーコン信号は、この実施の形態の
LANを識別するための識別ID(識別情報)を含むパ
ケットである。したがって、各LAN端末装置は、制御
局により選択された通信チャンネルを通じて、周期的に
伝送されてくるビーコン信号を検出することによって、
自己が属するLANの制御局が開設した通信エリアを検
知し、その通信エリアに加入(参加)して、リアルタイ
ム通信やランダム通信を行う。
【0045】また、この実施の形態のLANにおいて、
LAN端末装置1、2、3、4、5のそれぞれは、パケ
ット通信によりデータを送受するが、パケットの送信に
先立ちキャリア検出を行って、制御局により選択された
通信チャンネルにおいてのパケットの送信の衝突を回避
しながら通信を行う通信方式としてCSMA/CA方式
を用いるようにしている。
【0046】つまり、この実施の形態のLANに接続さ
れるLAN端末装置1、2、3、4、5のそれぞれは、
パケットの送信に先立って、制御局により選択された通
信チャンネルにおいて、その通信チャンネルの周波数の
キャリアの有無を検出する。このキャリア検出により、
各LAN端末装置は、通進路が使用中か、空いているか
を検出し、通信路が空いている場合にパケットの送信を
行うようにすることによって、他のLAN端末装置との
パケットの送信の衝突を回避するようにしている。
【0047】[LANユニットについて]図4は、この
実施の形態の通信装置であるLANユニット12、2
2、32、42、52のそれぞれを説明するためのブロ
ック図である。つまり、この実施の形態において、LA
Nユニット12、22、32、42、52のそれぞれ
は、同様に構成されたものである。
【0048】そして、図4に示すように、この実施の形
態のLANユニット12、22、32、42、52のそ
れぞれは、アンテナ201、送受信部202、インター
フェース部203、コネクタ204、CPU205、R
OM206、RAM207、タイマー208、バス20
9を備えている。
【0049】CPU205と、ROM206と、RAM
207とは、この実施の形態のLANユニットの制御部
210を構成する。ここで、ROM205は、プログラ
ムや処理に必要なデータなどが記録されたものであり、
RAM206は、各種の処理において作業領域として用
いられるものである。
【0050】そして、図4に示すように、制御部210
には、バス209を通じて送受信部202、インターフ
ェース部203が接続され、制御部210は、これらを
制御することができるようにされている。また、コネク
タ204は、この実施の形態のLANユニットとターミ
ナル装置とを接続するためのものである。
【0051】LANユニットの送受信部202は、通信
チャンネル選局用のPLL(Phase Locked
Loop)回路を備えている。そして、LANユニッ
トの送受信部202は、制御部210からの制御に基づ
いて、周波数の異なる複数の通信チャンネルの中から目
的とする周波数の通信チャンネルを選択し、選択した通
信チャンネルを通じてデータの送受を行うようにするも
のである。また、この実施の形態において、送受信部2
02は、送信データの変調処理や受信データの復調処理
などをも行うものである。
【0052】さらに、送受信部202は、前述にもした
ように、パケットの送信に際し、例えば、制御部210
と協働して、キャリア検出を行い、使用する通信チャン
ネルが空いているときにパケットを送出するパケットの
送信タイミングを制御することができるものである。
【0053】インターフェース部202は、ターミナル
装置とこの実施の形態のLAN(無線ネットワーク)と
の間でデータのやり取りを可能にするためのものであ
り、この実施の形態の場合には、送信パケットの生成や
受信パケットの分解などを行う機能を有するものであ
る。
【0054】また、この実施の形態のLANユニットに
は、タイマー(時計回路)208が設けられいる。この
タイマー208は、この実施の形態のLANにおいて、
周波数の異なる複数の通信チャンネルの中から、通信に
使用する通信チャンネルを選択する場合に、後述もする
ように、各通信チャンネルの空き時間の長さを計測(計
時)するなどのために用いられるものである。このた
め、タイマー208は、例えば、選択可能な周波数の異
なる通信チャンネル分のカウントエリアを備え、各通信
チャンネルごとに空き時間を計測することができるよう
にされた空き時間計測タイマーとしての機能を有するも
のである。
【0055】[動作状態の選択について]そして、この
実施の形態のLAN端末装置1、2、3、4、5のそれ
ぞれは、例えば、ターミナル装置およびLANユニット
に電源が投入されときに、自分が属するLANの通信エ
リアが開設されているか否かを検出することにより、制
御局として動作するか、既に存在する制御局の従属局と
して動作するかを選択するようにしている。
【0056】図5は、この実施の形態のLAN端末装置
1〜5のそれそれが、LANユニット12〜52を通じ
て、この実施の形態のLANに接続するようにされた場
合の処理であり、自己が属するLANにおいて、自己が
制御局として動作するのか、従属局として動作するのか
を選択する処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【0057】この実施の形態のLANユニット12〜5
2のそれぞれは、電源が投入されると、制御部210
は、送受信部202のPLL回路の受信周波数を制御し
て、周波数の異なる選択可能な複数の通信チャンネルの
それぞれについて、所定の期間モニタを行い、自己が属
するLANの識別IDを有するビーコン信号の有無を検
出する(ステップS101)。
【0058】このステップS101の処理においては、
周期的に送出されるビーコン信号を検出するのに充分な
所定の期間、例えば、ビーコン信号の送出周期の複数周
期分の間、各通信チャンネルのモニタを行うことによ
り、自己が属するLANの識別IDを有するビーコン信
号の検出を行う。
【0059】そして、自分が属するLANの識別IDを
有するビーコン信号が検出できたか否かを判断する(ス
テップS102)。ステップS102の判断処理におい
て、自分が属するLANのビーコン信号が検出できなか
ったと判断したときには、自分が制御局として動作する
ことになる。すなわち、選択可能な複数のチャンネルの
中から空き時間の長い通信チャンネルを選択する通信チ
ャンネルの選択処理を実行する(ステップS103)。
【0060】そして、LANユニットの制御部210
は、インターフェース部203を制御して、自己が属す
るLANの識別IDを含むビーコン信号を形成して、こ
れを送受信部202を通じて、ステップS103におい
て選択した通信チャンネルに送出し、同じLANのLA
N端末装置に周期的に送信する。(ステップS10
4)。これにより、同じLANに属する複数のLAN端
末装置が通信を行う通信エリアが開設される。
【0061】また、ステップS102の判断処理におい
て、自分が属するLANのビーコン信号を検出したと判
断したときには、既に存在する制御局の従属局として動
作する(ステップS105)。すなわち、自己が属する
LANの通信エリアに加入し、制御局からのビーコン信
号を受信し、ビーコン信号によって提供されるタイミン
グや情報にしたがって、リアルタイム通信やランダム通
信を行うようにする。
【0062】このように、この実施の形態のLAN端末
装置のそれぞれは、自分が属するLANの通信エリアが
開設されていない場合には、自分が制御局として動作し
て、通信エリアを開設し、自己をも含め、同じLANに
属するLAN端末装置同士で通信を行うことができるよ
うにする。
【0063】また、この実施の形態のLAN端末装置の
それぞれは、自分が属するLANの通信エリアが既に開
設されている場合には、既に存在する制御局の従属局と
して動作し、制御局が開設した通信エリアに加入して、
同じ通信エリアに属するLAN端末装置間で通信を行う
ことができる。
【0064】[リアルタイム通信とランダム通信]次
に、図6を参照しながら、制御局がビーコン信号を送出
することにより開設する通信エリアにおいて行なわれる
リアルタイム通信およびランダム通信について説明す
る。図6は、この実施の形態のLANの通信エリアにお
けるリアルタイム通信を行うためのリアルタイム領域
と、ランダム通信を行うランダムアクセス領域とを説明
するための図である。
【0065】この実施の形態のLANにおいては、図6
Aに示すように、制御局から送出されるビーコン信号の
1周期ごとの期間を、1通信周期とし、この1通信周期
の期間を通信処理の基準期間として通信を行うようにし
ていている。そして、この実施の形態のLANにおいて
は、以下に説明するように、リアルタイム通信を行おう
とするLAN端末装置は、制御局から各通信周期内にお
いてのパケットの送出タイミングの割り当てを受けるこ
とになる。
【0066】以下においては、図3に示したLANにお
いて、例えば、LAN端末装置1が制御局として開設し
た通信エリアにおいて、LAN端末装置2とLAN端末
装置4との間で双方向のリアルタイム通信を行う場合を
例にして、リアルタイム通信とランダム通信について説
明する。なお、以下においては、説明を簡単にするた
め、LAN端末装置1が制御局として開設した通信エリ
アにおいて、まだ、LAN端末装置間で通信が行われて
いない状態にあるときに、LAN端末装置2からLAN
端末装置4を呼び出して、双方向通信を行う場合を例に
して説明する。
【0067】また、この実施の形態のLANにおいて
は、送出タイミングが設定され、送出タイミングに従っ
てリアルタイム通信を行う領域をリアルタイム領域RL
と呼び、送出タイミングの設定されていない領域をラン
ダム通信を行うランダム領域RMと呼ぶ。
【0068】この実施の形態においては、制御局により
リアルタイム通信のための送信タイミングの設定が行わ
れてないときには、図6A、図6B、図6Cにおいて、
最初の1通信周期P1に示すように、各通信周期内の全
部がランダムアクセス領域RMとされる。そして、LA
N端末装置2のユーザが、LAN端末装置4との間で双
方向通信を行うようにする指示をターミナル装置21に
与えると、ターミナル装置21は、自己の識別IDや相
手先の識別ID、双方向通信を行うことを要求すること
を示す情報をLANユニット22に供給する。
【0069】ターミナル装置21からの情報は、LAN
ユニット22のコネクタ204を通じてLANユニット
22のインターフェース部203に供給される。LAN
ユニット22のインターフェース部203は、自己の識
別IDや相手先の識別ID(この例の場合には、LAN
端末装置4の識別ID)、双方向通信を行うことを要求
することを示す情報などを含むLAN端末装置4への通
信要求信号(パケット)RQを形成し、これを送受信部
202に供給する。
【0070】送受信部202は、供給されたパケットを
増幅するなどの処理を行って送信用の信号を生成し、こ
れをアンテナ201を通じて、LAN端末装置4に送信
する。この場合、LANユニット22からの通信要求
は、図6Bの1通信周期P1に示すように、ランダムア
クセス領域RMにおいて、LAN端末装置4に送信され
る。
【0071】このとき、前述にもしたように、この実施
の形態のLANユニットにおいては、例えば、送受信部
201と、制御部210とにより、パケットの送信の衝
突を回避するため、キャリア検出を行い、キャリア信号
を受信しないことを予め検出し、通信路がクリアである
ときにパケットを送信する。そして、通信路がクリアで
ない場合には、通信路がクリアになるまで待ち状態とな
る。このように、ランダムアクセスによるパケットの送
信時においては、ランダムな待ち時間を要する場合もあ
る。
【0072】そして、LAN端末装置4においては、無
線伝送されてくるパケットをLANユニット42のアン
テナ201を通じて、受信部202が受信する。このと
き、受信したパケットの送信先IDに基づいて、自己宛
てのパケットだけを受信し、受信した自己宛てのパケッ
トをインターフェース203に供給する。インターフェ
ース203は、送受信部202からの自己宛てのパケッ
トを分解し、LAN端末装置2から送信されてきたデー
タを抽出してコネクタ204を通じてターミナル装置4
1に供給する。
【0073】そして、ターミナル装置41は自己への通
信要求に基づいて、例えば、ベルを鳴らしたり、ターミ
ナル装置に設けられている、あるいは、接続されている
ディスプレイにメッセージを表示するなどして、LAN
端末装置2からの通信要求があることをLAN端末装置
4の使用者に通知する。
【0074】ターミナル装置41に対して使用者が、L
AN端末装置2からの通信要求に応答する操作を行う
と、自己の識別ID、相手先の識別ID(この例の場合
には、LAN端末装置2の識別ID)、通信要求に応答
することを示す情報を、LANユニット42に供給す
る。
【0075】このターミナル装置41からの情報は、前
述したLAN端末装置2の場合と同様に、LANユニッ
ト41のコネクタ201を通じて、インターフェース部
203に供給され、ここで、通信要求に応じることを示
す応答信号(パケット)ASを形成する。この応答信号
ASは、LANユニット42の送受信部202、アンテ
ナ201を通じてLAN端末装置2に送信される。この
応答信号ASも、図6Cに示すように、ランダムアクセ
ス領域RMにおいて送信されることになる。
【0076】LAN端末装置2のLANユニット22
は、LAN端末装置4のLANユニット42から送信さ
れた応答信号ASを受信すると、LANユニット22の
インターフェース部203は、自己であるLAN端末装
置2と、LAN端末装置4との双方に送信タイミングを
割り当てるようにするための割り当て要求信号(パケッ
ト)WSを形成し、これを送受信部202、アンテナ2
01を通じて、制御局として動作するLAN端末装置1
に対して送信する。
【0077】この割り当て要求信号WSは、要求元のL
AN端末装置2の識別ID、相手先であるLAN端末装
置4の識別ID、送信タイミングの割り当てを要求する
ことを示す情報などからなるものである。この割り当て
要求信号WSもまた、図6Bに示すようにランダムアク
セス領域RMにおいて送信される。
【0078】この割り当て要求信号WSに従って、LA
N端末装置1は、各通信周期内においてのパケットの送
出順序によって決定される送出タイミングをLAN端末
装置2と、LAN端末装置4とに割り当てる。この例に
おいて、LAN端末装置1は、呼び出し元のLAN端末
装置2には、各通信周期内の1番目にデータを送信する
ようにする通信タイミングを割り当てる。また、LAN
端末装置1は、相手先のターミナル装置4には各通信周
期内の2番目にデータを送信するようにするデータ伝送
タイミングを割り当てる。
【0079】このように、この実施の形態においては、
送出タイミングは、各通信周期内においての送出順序と
して割り当てられる。この場合、送出順序は、ビーコン
信号を基準にして、各LAN端末装置に対して共通のタ
イミングを提供することができるものである。例えば、
送出順序の1番目は、ビーコン信号の先頭から所定時間
t経過後のタイミング、送出順序の2番目は、ビーコン
信号の先頭から所定時間2t経過後のタイミングという
ようにして、リアルタイム通信を行う場合の送信タイミ
ングが、この実施の形態のLANに接続されるLAN端
末装置のそれぞれにおいて共通のタイミングとして管理
することができるようにされる。
【0080】そして、制御局として動作するLAN端末
装置1は、LAN端末装置2、LAN端末装置4に割り
当てた送信タイミングを示す情報を含むビーコン信号を
形成し、これを図6Aに示すように予め決められた長さ
の通信周期ごとに、選択した通信チャンネルを通じて、
各LAN端末装置に送信する。
【0081】そして、LAN端末装置1からのビーコン
信号により、各LAN端末装置は、各通信周期の先頭
と、各LAN端末装置に割り当てられた通信タイミング
とを知る。そして、各LAN端末装置は、各通信周期内
において、他のLAN端末装置にパケットの送出タイミ
ングとして割り当てられているタイミングでは、パケッ
トを送出しないようにし、自己に割り当てられた送出タ
イミングで自己からのリアルタイムデータを送信するよ
うにする。このように、この送出タイミングが設定され
た期間が、図6A、図6B、図6Cに示すリアルタイム
領域RLである。
【0082】そして、図6A、図6B、図6Cの1通信
周期P2に示すように、LAN端末装置1からのビーコ
ン信号が各LAN端末装置に送信された場合、送出タイ
ミングとして、通信周期内の第1番目にリアルタイムデ
ータを送信するように送出順序が割り当てられたLAN
端末装置2のLANユニット22から、各通信周期内に
おいて、先頭直後の第1番目のタイミングで音声データ
(オーディオデータ)などのリアルタイムデータがLA
N端末装置4に送信される。
【0083】また、送信タイミングとして、通信周期内
の2番目にリアルタイムデータを送信するように送出順
序が割り当てられたLAN端末装置4のLANユニット
42から、各通信周期内において、LAN端末装置2の
次のタイミングである第2番目のタイミングで音声デー
タなどのリアルタイムデータがLAN端末装置2に送信
される。
【0084】そして、LAN端末装置2、LAN端末装
置4のそれぞれにおいては、前述したように、自己宛て
のパケットを自己のLANユニットを通じて受信し、イ
ンターフェース部203で分解して、必要なデータが、
ターミナル装置21、ターミナル装置41に供給され
る。
【0085】これにより、LAN端末装置4において
は、LAN端末装置2からの例えば音声データなどのリ
アルタイムデータがリアルタイムに再生されて聴取する
ことができるようにされ、LAN端末装置2において
は、LAN端末装置4からの音声データなどのリアルタ
イムデータがリアルタイムに再生されて聴取することが
できるようにされる。
【0086】そして、図6A、図6B、図6Cに示すよ
うに、各通信周期毎に制御局としてのLAN端末装置1
から供給される先頭タイミング信号に基づいて、LAN
端末装置2と、LAN端末装置4との間で、交互に音声
データなどのリアルタイムデータの送受が、各通信周期
のリアルタイムにおいて繰り返すようにされ、リアルタ
イムに通話や音声データ交換などを行うことができるよ
うにされる。
【0087】また、この例のLAN端末装置2、LAN
端末装置4以外の通信端末も、通信タイミングの割り当
てを受けることにより、リアルタイム領域において、リ
アルタイムデータの送受を行うことができるようにされ
る。
【0088】また、コンピュータデータなどのランダム
データは、各通信周期内の送信タイミングが割り当てら
れていないランダムアクセス領域RMにおいて、前述し
た通信要求信号RQ、応答信号AS、割り当て要求信号
WSなどの送受を行う場合と同様に、ランダムアクセス
により送受するようにすることができる。
【0089】また、この例においては、双方向のリアル
タイム通信を行う場合を例にしたが、1方向のリアルタ
イム通信を行うことももちろんできる。この場合には、
送信元のLAN端末装置が制御局にパケットの送出タイ
ミングの割り当てを要求する。そして、制御局により、
割り当てられる各通信周期においての送出タイミングで
パケットを送出するようにすることにより、目的とする
相手先に、音声データなどのリアルタイムな再生が要求
されるリアルタイムデータを送信することができる。
【0090】また、リアルタイム領域RLで送信したリ
アルタイムデータが、正常に送信できなかった場合に
は、そのリアルタイム領域の後のランダムアクセス領域
において再送信することにより、リアルタイムデータを
確実に送信することができる。
【0091】このリアルタイムデータの再送信は、相手
先のLAN端末装置、例えば、前述の例に場合にはLA
N端末装置4が、受信するはずのリアルタイムデータが
受信できなかったリアルタイム領域の直後のランダムア
クセス領域において、送信元のLAN端末装置、例え
ば、前述の例に場合にはLAN端末装置2に、不達通知
を送信するようにする。
【0092】送信元のLAN端末装置のLANユニット
は、例えば、直前のリアルタイム領域において送信した
リアルタイムデータをおくるためのパケットを保持する
ようにしておき、不達通知を受信した場合に、その直前
のリアルタイム領域で送信した現在保持しているリアル
タイムデータのパケットを再送信するようにする。
【0093】このように、割り当てられた通信タイミン
グでリアルタイムデータを送信するためのリアルタイム
領域RLと、ランダムデータを送信するためのランダム
アクセス領域RMとを設けることによって、リアルタイ
ムデータをリアルタイム性を損なうことなく確実かつ正
確に送受することができるようにすることができるとと
もに、ランダムデータもランダムアクセス領域RMにお
いて送受することができる。
【0094】また、リアルタイムデータを送信しようと
する場合であっても、ランダムデータを送信しようとす
る場合であっても、キャリア検出を行って、通信路の使
用の衝突を回避することができるので、例えば、ランダ
ムアクセスしか行わないLAN端末装置が接続された場
合であっても、その装置と共存することができる。
【0095】これは、例えば図6A、図6B、図6Cの
リアルタイム領域におけるビーコン信号の送出終了時点
からLANユニット22のパケット出力開始までの間隔
およびLANユニット22のパケット出力終了時点から
LANユニット23のパケット出力開始までの間隔より
もランダムアクセスしか行わないLAN端末装置が、キ
ャリアの検出をする期間が長いため、リアルタイム領域
においてランダムアクセスしか行なわないLAN端末装
置は、データ送出タイミングが無いものと判断し、パケ
ットの送出を行なわないためである。
【0096】また、ランダムアクセスしか行なわないL
AN端末装置がパケットをリアルタイム領域において送
出した場合であっても、各LAN端末装置は、パケット
送出前に必ずキャリア検出を行い、ランダムアクセスし
か行わないLAN端末装置がパケットをリアルタイム領
域において送出するのが終了するのを待ってパケットを
送出するためである。
【0097】なお、前述の例においては、送出タイミン
グを割り当てることによりリアルタイム領域RLを順次
に通信周期中に設定し、リアルタイム領域RLが設定さ
れた通信周期中の残りの部分をランダムアクセス領域R
Mとするようにしたが、これに限るものではない。
【0098】1通信周期中においてのリアルタイム領域
RLと、ランダムアクセス領域RMの割合を予め設定
し、各領域を予め設けるようにしてもよい。例えば、1
通信周期の3分の2をリアルタイム領域、1通信周期の
3分の1をランダムアクセス領域というように予め設定
するようにしてもよい。また、リアルタイム領域とラン
ダムアクセス領域とを1通信周期中に交互に設定するよ
うにすることともできる。さらに、リアルタイム領域と
ランダムアクセス領域とを1通信周期ごとに交互に設定
するようにすることもできる。
【0099】このように、この実施の形態において、制
御局として動作するLAN端末装置により選択された通
信チャンネルを通じて、制御局から送出されるビーコン
信号は、リアルタイム領域RLやランダムアクセス領域
RMを設定する場合の基準信号としても用いられるもの
である。
【0100】なお、この発明におけるLAN端末装置に
よる無線ネットワークの構成は、上述したものに限るも
のでは無く、異なる通信方式であっても構わない。例え
ば、ランダムアクセス領域のみを持つ方式やリアルタイ
ム領域のみを持つ方式であってもよい。
【0101】[通信チャンネルの選択処理]そして、前
述したように、この実施の形態において、各LAN端末
装置間で通信を行うための通信チャンネルは、制御局と
して動作するLAN端末装置によって選択される。つま
り、この実施の形態のLANにおいては、周波数の異な
る複数の通信チャンネルが用意されており、制御局とし
て動作するLAN端末装置が通信に用いる通信チャンネ
ルを選択して、通信エリアを開設することができるよう
にされている。
【0102】しかし、パケットの送出に先立って、キャ
リア信号の送出を行うこの実施の形態のLANにおいて
は、いわゆる妨害信号が多い通信チャンネルを選択して
しまった場合には、通信チャンネルの空き(クリアな状
態)がなかなか検出できずに、パケットを送信するまで
に時間がかかってしまい、結果として、所定の時間内に
伝送可能なデータ量が減少し、迅速かつ確実な通信を行
うことができない。
【0103】そこで、この実施の形態においては、制御
局として動作するLAN端末装置が、周波数の異なる複
数の通信チャンネルの中から空き時間の長い通信チャン
ネルを選択し、この選択した通信チャンネルを通じて通
信を行う通信エリアを開設する。このように、空き時間
の長い通信チャンネルを選択するのは、空き時間が長い
通信チャンネルであれば、通信のトラフィックの競合も
発生しにくいためである。
【0104】以下においては、図1に示したように、L
AN端末装置310、LAN端末装置311、LAN端
末装置312、LAN端末装置313で構成されている
ネットワーク1と、LAN端末装置320、LAN端末
装置321、LAN端末装置322から構成されるネッ
トワーク2が存在している空間に、新たにLAN端末装
置330がネットワーク3に加入しようとする場合を例
にして説明する。
【0105】なお、この例においても、各ネットワーク
に接続することが可能なLAN端末装置のそれぞれは、
図3、図4を用いて前述したように、パーソナルコンピ
ュータなどのターミナル装置とLANユニットとからな
り、LANユニットは、図4に示した構成を有するもの
である。
【0106】そして、LAN端末装置330に電源が投
入され、LAN端末装置330のターミナル装置からL
AN端末装置330のLANユニットに対してネットワ
ーク3への接続要求が有ったとすると、LAN端末装置
330は無線ネットワークを形成するために割り当てら
れている通信チャンネルのうちにLAN端末装置330
が加入するネットワーク3が既に形成されているか否か
を各通信チャンネルについてネットワーク3を構成する
ビーコン信号が存在しているか否かを検索する。
【0107】このとき、LANユニット330以外のネ
ットワーク3に接続されるLAN端末装置331、LA
N端末装置332に対しても、まだ電源が投入されてい
ない場合には、図1に示した空間において、ネットワー
ク3は構築されていないので、ネットワーク3に対する
ビーコン信号は検出できないことになる。
【0108】そこでLAN端末装置330は、自身が制
御局になるために、図1に示した空間における電波状
況、即ち環境測定を行ってから無線ネットワークを構築
するための通信チャンネルを選択する動作をする。
【0109】図7は、図5を用いて前述した動作状態の
選択処理において、ビーコン信号が検出されずに、制御
局として動作するようにされるLAN端末装置が、ステ
ップS103において行う通信チャンネルの選択処理の
一例を説明するためのフローチャートである。また、図
8は、図7に示すこの実施の形態の通信チャンネルの選
択処理について説明するための図であり、LANユニッ
トにより選局された通信チャンネルの信号の状態をも示
す図である。
【0110】この実施の形態のLANにおいては、例え
ば、通信チャンネルCH0、通信チャンネルCH1、通
信チャンネルCH2、…というように、周波数の異なる
複数の通信チャンネルが用意されている。そこで、この
実施の形態において、制御局として動作するLAN端末
装置は、周波数の異なる複数の通信チャンネルを時分割
的に切り換えてモニタし、通信チャンネルの空き時間を
検出して、空き時間の長い通信チャンネルを選択する。
【0111】すなわち、LAN端末装置330のLAN
ユニット200の制御部210は、は、図5を用いて説
明した処理のステップS103において、図7に示す処
理プログラムを読み出して、これを実行する。そして、
LANユニット200の制御部210は、まず、チャン
ネル通信チャンネルを指定する変数iを初期化する(ス
テップS301)。このステップS310の処理は、通
信チャンネルを指定する変数iを初期化して、最初の通
信チャンネルCH0をモニタする準備を行う。
【0112】これにより、ステップS301において変
数iが0に初期化されたためCHiは最初の通信チャン
ネルであるCH0が選局され、空き時間を計測する空き
時間計測手段としてのタイマCiは最初の通信チャンネ
ルCH0に対応するタイマC0が選択される。このよう
に、この明細書においで、変数iは、選局する通信チャ
ンネルに応じてかわるものである。
【0113】そして、空き時間の検出を行う通信チャン
ネルと、通信チャンネルの空き時間を計測するための時
間計測タイマとを決定すると、LANユニットの制御部
210は、選局した通信チャンネルの受信強度をモニタ
(監視)する(ステップS302)。この実施の形態に
おいて、LANユニットの送受信部202は、受信した
信号の受信強度を検出する機能を有しており、制御部2
10は、送受信部202が検出する受信強度をモニタす
る。
【0114】そして、制御部210は、送受信部202
において検出された受信強度が予め設定された閾値th
0以上か否かを判断する(ステップS303)。この通
信チャンネルの信号の受信強度が、閾値th0以上か否
かを判断することにより、その通信チャンネルが空いて
いるか否かを判断することができる。
【0115】そして、ステップS303の判断処理にお
いて、受信信号の受信強度が、閾値th0よりも小さ
く、その通信チャンネルは空き状態であると判断した場
合には、制御部210は、自己のLANユニットのタイ
マー208が備える現在モニタしている通信チャンネル
用のタイマCiのカウント値をインクリメントとする
(ステップS304)する。
【0116】例えば、図8に示すように、LANユニッ
トの制御部210は、送受信部202を制御して、通信
チャンネルを選局した直後の時点aにおいて、その通信
チャンネルの信号の受信強度をモニタする。この図8に
示す通信チャンネルにおいては、妨害信号NZが発生し
ているが、時点aにおいては、妨害信号NZの受信強度
は、閾値th0以下となっているので、空いていると判
断され、その通信チャンネル用のタイマCiのカウント
がインクリメントされることになる。
【0117】ステップS303の判断処理において、送
受信部202において検出された受信強度が、予め設定
された閾値th0以上であると判断された場合には、制
御部210は、通信チャンネルが使用中であると判断
し、ステップS305の判断処理を行う。
【0118】ステップS304のインクリメント処理終
了後、および、ステップS303において、送受信部2
02において検出された受信強度が、予め設定された閾
値th0以上であると判断された場合には、LANユニ
ットの制御部210は、モニタしている通信チャンネル
に対してモニタすべき所定時間が経過したか否かを判断
する(ステップS305)。
【0119】ステップS305の判断処理において、所
定時間が経過していないと判断したときには、すなわ
ち、選択している通信チャンネルについてモニタを継続
する必要があると判断した場合には、制御部210は、
ステップS302からの処理に戻って通信チャンネルC
Hiのモニタを続行そする。
【0120】ステップS305の判断処理において、選
局されている通信チャンネルCHiに対する空き時間の
計測が所定時間を経過したと判断した場合には、次の通
信チャンネルCHiを選局するために変数iをインクリ
メントし(ステップS306)、変数iが、用意された
複数の通信チャンネルのすべてに対して空き時間の計測
が終了したか否かを判断する(ステップS307)。
【0121】ステップS307の判断処理において、空
き時間の計測が終了していない通信チャンネルがあると
判断した場合には、制御部210は、ステップS302
からの処理に戻り、次の通信チャンネルに対して通信チ
ャンネルの空き時間の計測を行う。
【0122】ステップS307の判断処理において、空
き時間の計測が終了していない通信チャンネルが無い、
すなわち、すべての通信チャンネルについての空き時間
の計測が終了したと判断した場合には、通信チャンネル
の選択を行うための所定時間が経過したか否かを判断す
る(ステップS308)。
【0123】このステップS308の判断処理におい
て、通信チャンネルの選択を行うための所定時間が経過
していないと判断した場合には、制御部210は、最初
の通信チャンネルCH0から空き時間の計測を繰り返す
ために、変数iを初期化して0にし(ステップS30
9)、ステップS302からの処理に戻って、チャンネ
ルCH0から再び空き時間の計測を各チャンネルに対し
て行う。
【0124】ステップS308の判断処理において、通
信チャンネルの選択のための所定時間が経過したと判断
した場合には、制御部210は、取得した各通信チャン
ネルCHiに対する空き時間の計測タイマCiの値が最
大の通信チャンネルを選択し(ステップS310)、こ
の図7に示す処理を終了する。
【0125】この結果、通信に利用される通信チャンネ
ルは利用できる通信チャンネルの中で最大の空き時間を
有する通信チャンネルであることになり、パケットを送
信するときに、より待ち時間を少なくすることができ
る。
【0126】なお、ステップS303の処理において、
受信信号の受信強度が閾値th0を越えていると判断さ
れた場合、即ち空き時間を計測している通信チャンネル
が使用状態にあることが検出された場合、ステップS3
06の処理に進みその通信チャンネルの空き時間の計測
を終了するようにしても良い。
【0127】次に、通信チャンネルを選択する場合のL
ANユニットの送受信部202の動作について、詳細に
説明する。図9は、図4に示したLAN端末装置におけ
る送受信部202の通信チャンネルの選択に関連する部
分を説明するためのブロック図である。
【0128】図7に示すように、各LAN端末装置のL
ANユニットの送受信部202は、チューナ部401、
信号強度測定部402、チャンネル選択部403、周波
数選択部404、ID検索部405、ID保持部40
6、ビーコン作成部407、送信部408、受信パケッ
ト処理部409を備えたものである。
【0129】図1におけるネットワーク3を構築しよう
とするLAN端末装置330のLANユニットは、アン
テナ201で受信される無線信号をチューナ401にて
選局して所定の周波数の通信チャンネルを選択する。チ
ューナ401が選択する通信チャンネルは周波数選択部
404から与えられる制御信号に基づいて決定される。
また、周波数選択部404は、チャンネル選択部403
から与えられるチャンネル選択制御信号に基づいてチャ
ンネルの周波数を制御するようにされている。
【0130】この実施の形態においては、図2を用いて
前述したように、図1に示したネットワーク3は、例え
ば、3チャンネルの無線ネットワーク用のチャンネルが
選択できるように通信チャンネルが割り当てられてい
る。このため、LAN端末装置330は、最初にネット
ワーク3は、図1に示した空間において構築済みである
か否かを判定する。
【0131】この実施の形態において、送受信部202
は、ID保持部406が保持しているネットワーク3に
対して、LAN端末装置330が属していることを示す
識別ID=”3”を保持しており、これをID検索部4
05に対して出力する。
【0132】ID検索部405は、チャンネル選択部4
03、周波数選択部404、チューナ401によって、
アンテナ201が受信する電波の中からチャンネル1に
相当する周波数に同調して得られる信号から、ID保持
部406から与えられた識別IDを持ったビーコン信号
が検出されるか否かを所定時間観測する。このとき識別
ID=”3”のビーコンが検出できたならばLAN端末
装置330は、ネットワーク3を示すビーコン、すなわ
ち、識別ID=”3”のビーコン信号を発している制御
局の従属局となることが出来る。
【0133】また、ID検索部405は、識別ID=”
3”のビーコン信号が所定時間の間に発見できなかった
場合は、チャンネル選択部403に対して現在選局して
いるチャンネルにはネットワーク3が構築されていない
ことを通知し、次のチャンネルの測定に移行する。チャ
ンネル選択部403は、次の利用可能なチャンネル2に
対してネットワーク3が構築されているか否かの測定を
するために、周波数選択部404に対してチャンネル2
を選局するように制御信号を出力する。
【0134】このように、選局可能なチャンネル1から
チャンネル3までの3チャンネルについて、チャンネル
1から順次にキャリアの検出を行うことによって、良好
に通信を行うことができる通信チャンネルを選択する。
そして、図1および図2を用いて説明したように、この
実施の形態においては、チャンネル1はネットワーク1
が使用していて、電界強度が強く、しかも継続的に使用
されているため電界強度が所定値を越える時間が長くな
っている。
【0135】次に、チャンネルに2についてチャンネル
1の時と同様にキャリア検出を行う。このとき図2に示
したように、チャンネル2は既にネットワーク2が使用
しているが、検出される電界強度は弱く、所定の電界強
度を越える時間も短いとする。更に、チャンネル3につ
いてチャンネル1並びにチャンネル2と同様にキャリア
検出を行う。
【0136】この場合、チャンネル3は、図2に示した
ように、使用しているネットワークは図1の空間におい
ては存在していない。しかし、比較的に強力な電磁波を
発する装置340が、無線ネットワークとは無関係にチ
ャンネル3に近似した周波数帯域に強い電界強度で長時
間にわたって電磁波を発しているとする。このような環
境下においては、チャンネル3を用いては、良好に通信
を行うことはできない。
【0137】そこで、このような電波環境において、L
AN端末装置330がキャリア検出を行って、通信チャ
ンネルを選択する場合には、以下のように通信チャンネ
ルのい選択を行うようにする。
【0138】まず、前述の場合と同様に、チャンネル選
択部403によってチャンネル1を選択するようにす
る。チャンネル選択部403からの制御信号に基づい
て、周波数選択部404は、チャンネル1に相当する周
波数にチューナ401が同調するようにする選局制御信
号を生成し、これをチューナ401に供給する。
【0139】チューナ401はアンテナ201で受信さ
れた電波のうちからチャンネル1に相当する周波数の電
波に同調する信号を選局し、選局した信号を信号強度測
定部402に供給する。信号強度測定部402は、チュ
ーナ401からのキャリア信号の信号強度を測定し、所
定の信号強度以上であるか否かを判定する。
【0140】そして、チャンネル選択部403から与え
られる現在選局されているチャンネルを示すチャンネル
情報に基づいて、対応するチャンネルのためのタイマを
上記判定結果に基づいてカウントアップする。つまり、
選局したチャンネル1の信号強度を送受信部202にお
いて管理するようにする。
【0141】同様に、チャンネル2に対してキャリア検
出および信号強度の測定を行う。チャンネル選択部40
3からの制御信号に基づいて、周波数選択部404は、
チャンネル2に相当する周波数にチューナ401が同調
するようにする選局制御信号を生成し、これをチューナ
401に供給する。
【0142】チューナ401はアンテナ201で受信さ
れた電波のうちからチャンネル2に相当する周波数の電
波に同調する信号を選局し、選局した信号を信号強度測
定部402に供給する。信号強度測定部402は、チュ
ーナ401からのキャリア信号の信号強度を測定し、所
定の信号強度以上であるか否かを判定する。
【0143】そして、チャンネル選択部403から与え
られる現在選局されているチャンネルを示すチャンネル
情報に基づいて、対応するチャンネルのためのタイマを
上記判定結果に基づいてカウントアップする。つまり、
選局したチャンネル2の信号強度を送受信部202にお
いて管理するようにする。
【0144】このようにして、使用可能な通信各チャン
ネルのそれぞれに対してキャリア検出を行った結果とし
て信号強度測定部402には、この実施の形態において
は、チャンネル1からチャンネル3までの3チャンネル
分の信号強度測定結果がそれぞれのタイマのカウント値
として得られ、これが保持される。
【0145】チャンネル選択部403は、無線ネットワ
ークに利用可能な通信チャンネルの各々に対してのキャ
リア検出を行った後、信号強度測定部402から各通信
チャンネルの信号強度測定結果を得て所定の条件を満た
す通信チャンネルを自身が構築しようとするネットワー
クに使用する通信チャンネルとするための判定を行う。
【0146】例えば、図1に示したような環境において
キャリア検出結果が図2に示したように、利用可能な通
信チャンネルのそれぞれが電界強度を持っていた場合、
チャンネル2がタイマのカウント値としては一番小さい
状態となっている。これは検出される信号強度が弱くし
かも電波の発せられている時間が測定期間内でもっとも
短かったためである。
【0147】そこで、チャンネル選択部403は使用し
ているネットワークは無いが、ネットワークへの接続が
可能な装置では無い装置340が発する妨害信号の多い
チャンネル3を選択せず、通信に使用できる時間が最大
となる可能性が一番高いチャンネル2をネットワーク3
が使用する通信チャンネルとして選択することを決定す
る。
【0148】このチャンネル2をネットワーク3が使用
する通信チャンネルとして選択したことにより、LAN
ユニットの送受信部202のチャンネル選択部403
は、選択したチャンネル2でパケットを受信するように
周波数選択部404を制御し、チューナ401は、チャ
ンネル2に相当する周波数に同調するように周波数選択
部404から制御されてチャンネル2で受信される信号
を受信パケット処理部409に出力する。
【0149】受信パケット処理部409では、ID保持
部406から抽出すべきパケットのIDを得て、チュー
ナ401から出力される受信信号の中からID保持部4
06から得たIDを持つパケットのみを抽出し、有効パ
ケットとして以降の回路へ出力する。
【0150】また、LAN端末装置330は、ネットワ
ーク3における制御局となることから、図1に示された
空間において既にネットワーク3が構築されていること
を示すためのビーコン信号を所定時間ごとに発する必要
が有る。そこで、この実施の形態において、LAN端末
装置330は、所定時間ごとにID保持部406から入
手するネットワーク3を示すIDを、ビーコン信号の構
成要素としてビーコン作成部407がビーコン信号を生
成する。
【0151】生成されたビーコン信号は、トランスミッ
タ408において、チャンネル選択部403から得られ
る選択されたチャンネル情報の基づいて、この例の場合
チャンネル2の信号の周波数に変調されてアンテナ20
1から電磁波として発せられる。このような手順を取る
ことによって制御局になるLAN端末装置は電磁波に対
する環境測定を行い、他の装置からの電磁波によるパケ
ット通信に対する影響がもっとも少ないチャンネルを選
択し、無線ネットワークを構築して開設することが可能
となる。
【0152】なお、ID保持部406にはネットワーク
の識別IDのみならず、例えばネットワーク内における
自己の識別IDや装置固有のIDを保持していて、受信
パケット処理部409で自装置に対するパケットのみを
有効パケットとして出力するようにしたり、ビーコン作
成部においてはビーコンを作成しているLAN端末装置
のIDも合わせてビーコン信号として送出するようにす
ることも考えられる。
【0153】また、キャリア信号の信号強度の検出と自
己が属すネットワークを示すビーコンの検出はシーケン
シャルに行われているように説明したがこれに限られる
ものではなく、並行して動作するようにするとより短い
時間でネットワークに機器が接続されるようになる。
【0154】[通信チャンネルの選択方式の他の例]次
に、各LAN端末装置が、通信ネットワークを構築する
場合において、使用するチャンネルの他の選択方式につ
いて説明する。図10は、図5を用いて前述した動作状
態の選択処理において、ビーコン信号が検出されずに、
制御局として動作するようにされるLAN端末装置が、
ステップS103において行う無線通信チャンネルの選
択処理の他の例を説明するためのフローチャートであ
る。
【0155】前述もしたように、この実施の形態のLA
Nにおいては、例えば、無線通信チャンネルCH0、無
線通信チャンネルCH1、無線通信チャンネルCH2、
…というように、周波数の異なる複数の無線通信チャン
ネルが用意されている。そこで、この実施の形態におい
て、制御局として動作するLAN端末装置は、周波数の
異なる複数の無線通信チャンネルを時分割的に切り換え
てモニタし、無線通信チャンネルの空き時間を検出し
て、空き時間の長い無線通信チャンネルを選択する。
【0156】このため、制御局として動作するLAN端
末装置のLANユニットにおいて、、制御部210は、
送受信部202のPLL回路を制御して、選択可能な複
数の無線通信チャンネルの中から、最初の無線通信チャ
ンネルCH0を選局して、モニタする(ステップS40
1)。
【0157】なお、図10のステップS401におい
て、チャンネルCHiのiは、0であり、このステップ
においては、最初の無線通信チャンネルCH0が選局す
るようにされている。このように、この明細書におい
て、iは、選局するチャンネルに応じてかわるものであ
る。
【0158】このステップS401の通信チャネルのモ
ニタは、選局した無線通信チャンネルの信号の受信強度
を監視するものである。つまり、この実施の形態におい
て、LANユニットの送受信部202は、受信した信号
の受信強度を検出する機能を有しており、制御部210
は、送受信部202が検出する受信強度をモニタする。
そして、制御部210は、送受信部202において検出
された受信強度が予め設定された閾値th0以上か否か
を判断する(ステップS402)。
【0159】この無線通信チャンネルの信号の受信強度
が、閾値th0以上か否かを判断することにより、その
無線通信チャンネルが空いているか否かを判断すること
ができる。そして、ステップS402の判断処理におい
て、受信信号の受信強度が、閾値th0よりも小さく、
その無線通信チャンネルは空き状態(未使用状態)であ
ると判断した場合には、制御部210は、自己のLAN
ユニットのタイマー208が備える現在モニタしている
無線通信チャンネル用のカウントエリアのカウント値C
iをインクリメントする(ステップS403)。
【0160】例えば、図8に示したように、LANユニ
ットの制御部210は、送受信部202を制御して、通
信チャネルを選局した直後の時点aにおいて、その通信
チャネルの信号の受信強度をモニタする。この図8に示
す通信チャネルにおいては、妨害信号NZが発生してい
るが、時点aにおいては、妨害信号NZの受信強度は、
閾値th0以下となっているので、空きであると判断さ
れ、その無線通信チャンネル用のカウントエリアのカウ
ント値Ciがインクリメントされることになる。
【0161】そして、この実施の形態の場合には、LA
Nユニットの制御部210は、現在モニタしている無線
通信チャンネルの空き時間を計測するためのカウント値
Ciが示す空き時間の長さが、送信パケットのパケット
長以上になったか否かを判断する(ステップS40
4)。
【0162】このように、無線通信チャンネルの空き時
間は、送出パケットのパケット長よりも長いことを条件
にし、送出パケット長Tよりも長い空き時間を検出する
ようにする。このように、送出パケット長を基準にする
のは、1送出パケットの全部を確実に送信することが可
能な無線通信チャンネルを選択するためである。また、
送出パケット長よりも長い空き時間を有する無線通信チ
ャンネルであれば、パケットの送出時に無線通信チャン
ネルが空いていないために比較的に長い待ち時間が生じ
ることもない。
【0163】そして、通信チャネルの信号の受信強度を
モニタする期間を、例えば、送出パケット長T、あるい
は、送出パケット長Tより幾分長いT+τとした場合に
は、その通信チャネルについてのタイマー208のカウ
ント値Ciが、((T+τ)/(信号の受信強度をモニ
タする期間))以上になった場合には、ステップS40
4の判断処理において、空き時間が、送信パケット長以
上になったと判断することができる。なお、τは任意の
時間分である。
【0164】すなわち、図8に示した通信チャネルの場
合、パケット長Tよりいくぶん長いT+τを信号の受信
強度をモニタする時点aと、次にモニタする時点bとの
間隔と、時点bとその次にモニタする時点cとの間隔と
を合計した期間とすると、モニタする無線通信チャンネ
ルについてのタイマ208のカウント値Ciが、3以上
になった場合には、ステップS404の判断処理におい
て、空き時間が送信パケット長以上になったと判断する
ことができる。
【0165】すなわち、その通信チャネルについてのタ
イマー208のカウント値Ciが幾つになったときに、
空き時間が、送信パケット長以上になるかの基準値を明
確にし、これを例えば、ROM206に保持しておけ
ば、その通信チャネルについてのタイマー208のカウ
ント値Ciと、ROM206に保持した基準値とを比較
することにより、空き時間が、送信パケット長以上にな
ったか否かを判断することができる。
【0166】したがって、通信チャネルの信号の受信強
度をモニタする間隔を、例えば、送出パケット長の1/
2、1/3、…というように、送出パケットの1/Nあ
るいは1/N以下となるように設定すれば、その通信チ
ャネルについてのタイマー208のカウント値Ciと基
準値とに基づいて、空き時間が送信パケット長以上にな
ったか否かを、精度よく判断することができる。
【0167】図8の例の場合には、図を簡潔に表すため
に、タイマ208のカウント値Ciが、3になるように
されているが、実際にはパケット長Tは例えば10ミリ
秒程度が選ばれるのに対して、受信強度のモニタ間隔は
例えば20マイクロ秒程度の間隔で行なわれるようにさ
れるため、精度よく無線通信チャンネルの空き時間の計
測が行なわれることになる。
【0168】そして、ステップS404の判断処理にお
いて、カウント値Ciが示す空き時間の長さが、送出パ
ケット長Tより長いと判断した場合には、LANユニッ
トの制御部210は、現在モニタするようにしている無
線通信チャンネルを通信を行う通信チャネルとして選択
し(ステップS405)、この図10に示す無線通信チ
ャンネルの選択処理を終了する。そして、図5に示した
動作状態選択処理のステップ104の処理が行われる。
つまり、制御局として動作するLAN端末装置が、ビー
コン信号を形成し、選択した通信チャネルを通じて、各
LAN端末装置に送信することになる。
【0169】また、ステップS402の判断処理におい
て、受信信号の受信強度が、閾値th0よりも大きく、
妨害信号が発生していると判断した場合には、タイマー
208のに基づいて、空き時間の計測が可能か否かを判
断する(ステップS409)。すなわち、この実施の形
態において、ステップS409の判断処理は、現在モニ
タの対象となっている無線通信チャンネルに対応するカ
ウントエリアのカウント値が”1“以上であり、空き
(未使用)の状態から妨害信号が発生した状態(使用状
態)になったか否かを判断するものである。
【0170】ステップS409の判断処理において、空
き時間の計測が可能であると判断した場合には、LAN
ユニットの制御部210は、その無線通信チャンネルの
空き時間の計測を終了し、タイマー208のその無線通
信チャンネルに対応するカウントエリアのカウント値を
空き時間として保持するようにする(ステップS41
0)。
【0171】そして、ステップS404の判断処理にお
いて、カウント値Ciが示す空き時間の長さが、送信パ
ケットのパケット長より短いと判断した場合、あるい
は、ステップS409の判断処理において、空き時間の
計測が不能であると判断した場合、あるいは、上述のス
テップS410の処理を終了した場合には、無線通信チ
ャンネルをモニタする期間として設定された所定期間が
経過したか否かを判断する(ステップS406)。
【0172】このステップS406判断処理において、
所定期間がまだ経過していないと判断した場合には、L
ANユニットの制御部210は、空き時間の計測の終了
していない次の無線通信チャンネルCHiのモニタを行
うようにし(ステップS407)ステップS402から
の処理を繰り返す。
【0173】このように、制御局として動作するLAN
ユニットの制御部210は、順次に受信周波数を切り換
えて、他の無線通信チャンネルについても同様に受信信
号の受信強度をモニタする。そして、周波数の異なる複
数の無線通信チャンネルのそれぞれについて、1回目の
モニタが終了すると、最初にモニタした無線通信チャン
ネルから2回目のモニタを行う。
【0174】また、ステップS406の判断処理におい
て、予め決められた所定期間経過したと判断した場合に
は、LANユニットの制御部210は、タイマー208
の各無線通信チャンネルに対応するカウントエリアのカ
ウント値を参照し、空き時間が最大の無線通信チャンネ
ルを選択する(ステップS408)。そして、この図1
0に示す無線通信チャンネルの選択処理を終了する。こ
の後、図5に示した動作状態選択処理のステップ104
の処理が行われることになる。
【0175】このように、各通信チャネルについて、信
号の受信強度をモニタするごとに、順次に周波数を切り
換えて、選択可能な複数の無線通信チャンネルについ
て、所定期間の間モニタを行う。この所定期間は、例え
ば、パケット長Tの複数倍の期間としたり、パケット長
Tよりも幾分長い期間、つまり、パケット長(T+τ)
の複数倍の期間とし、前述したように、パケット長より
も長い空き時間を有する通信チャネルを検出できるよう
にする。なお、τは、任意の時間分である。
【0176】したがって、図8に示す通信チャネルを含
めて複数の通信チャネルについて信号の受信強度を所定
期間モニタした場合、この図8に示す通信チャネルにつ
いては、1回目のモニタ時点a、2回目のモニタ時点
b、および、3回目のモニタ時点cにおいては、信号の
受信強度はいづれの場合も閾値th0以下であるので、
その無線通信チャンネルは空いていると判断され、前述
したように、ステップS403の処理により、LANユ
ニットが備えるタイマー208のその無線通信チャンネ
ルのカウントエリアのカウント値がインクリメントされ
る。
【0177】そして、4回目のモニタ時点dにおいて、
初めて妨害信号の受信強度が閾値th0以上となり、こ
こで、空き時間の計測が終了するようにされ、この通信
チャネルの空き時間に応じたカウント値Ciは、”3
“となる。したがって、このカウント値Ciそのものを
空き時間として用いて、カウント値Ciの一番大きな通
信チャネルを選択すれば、空き時間の最も長い通信チャ
ネルを選択することができる。
【0178】このように、制御局として動作し、ビーコ
ン信号を送出するLAN端末装置は、周波数の異なる選
択可能な複数の通信チャネルの中から、通信のトラック
の競合する事の少ない空き時間の長い通信チャネルを選
択し、この通信チャネルを用いて通信を行うように、通
信エリアを開設することができる。
【0179】なお、この図8に示す例の場合には、各無
線通信チャンネルについて、最初に検出した空き時間を
その無線通信チャンネルの空き時間として用いるように
した。しかし、これに限るものではない。
【0180】例えば、ステップS409の判断処理にお
いて、空き時間の計測が可能であると判断した場合に行
われるステップS410の処理において、タイマー20
8のその無線通信チャンネルに対応するカウントエリア
のカウント値を空き時間として、例えば、RAM207
に保持する。
【0181】このようにRAM207に空き時間として
カウント値を保持するようにし、当該カウントエリアの
カウント値をクリアする。そして、所定期間内において
は、空き時間が計測された無線通信チャンネルについて
も、空き時間の計測を続行するようにする。つまり、所
定期間内においては、各通信チャネルの空き時間の計測
を続行し、妨害信号が発生して空き時間がとぎれたとし
ても、1つの通信チャネルについて複数の空き時間を計
測するようにする。
【0182】そして、ステップS406の判断処理にお
いて、複数の無線通信チャンネルをモニタするための期
間として設定された所定期間が経過したと判断された後
に、ステップS408において、RAM207に保持す
るようにされた各無線通信チャンネルごとに複数個保持
するようにされるカウント値を参照し、カウント値が示
す空き時間が最も長い無線通信チャンネルを選択するよ
うにしてもよい。
【0183】このようにした場合には、各無線通信チャ
ンネルの所定期間内における空き時間の合計も求めるこ
とができるので、カウント値が示す空き時間が長く、か
つ、空き時間の合計が長く全体的に通信のトラフィック
の競合が発生しにくい無線通信チャンネルを通信に用い
る無線通信チャンネルとして選択することができる。
【0184】また、前述の実施の形態においては、周波
数の異なる複数の無線通信チャンネルから通信を行う通
信チャネルを選択する場合に、周波数の異なる複数の無
線通信チャンネルを時分割的に切り換えてモニタするよ
うにした。しかし、これに限るものではない。
【0185】例えば、無線通信チャンネルCH0につい
て、予め決められる所定期間の間モニタを行って、通信
チャネルCH0についての空き時間の検出を終了した後
に、無線通信チャンネルCH1について、予め決められ
る所定期間の間モニタを行って、通信チャネルCH1に
ついての空き時間の検出を行うというように、各無線通
信チャンネルごとに、所定期間分のモニタを行うように
して、各通信チャネルごとに、空き時間の検出を行うよ
うにしてもよい。
【0186】また、無線通信チャンネルのモニタを周波
数の異なる複数の無線通信チャンネルを時分割的に切り
換えて行う場合であっても、無線通信チャンネルごと
に、所定期間分のモニタを行う場合であっても、モニタ
を行うタイミングの間隔を狭めることにより、空き時間
の検出の精度を上げることができる。
【0187】このように、この実施の形態のLANユニ
ットにおいては、制御部210、送受信部202、イン
ターフェース部203、タイマー208が必要に応じて
協働し、制御局有無判別手段、空き時間検出手段、無線
通信チャンネル選択手段、制御信号送出手段などの各機
能を実現するようにしている。そして、この実施の形態
のLAN端末装置は、前述したように、自分が制御局と
して動作する場合に、いわゆるトラフィックの競合が発
生しにくい無線通信チャンネルを選択して、良好に通信
を行うことが可能な通信エリアを開設することができ
る。
【0188】[無線通信チャンネルの選択方法の他の
例]ところで、前述の実施の形態においては、受信強度
の閾値は、図8を用いて前述したように、各通信チャネ
ルの空き時間を測定する際の信号の受信強度の閾値とし
て閾値th0を用いるようにした。しかし、受信強度の
閾値をより低く設定しても、送出するパケットのパケッ
ト長よりも長い空き時間を有する無線通信チャンネルが
あれば、その無線通信チャンネルを用いた方が、通信の
品質を落とすことなく、良好かつ確実な通信を行うこと
ができる。
【0189】そこで、受信強度の閾値を切り換えて、同
じ無線通信チャンネルについて、空き時間の検出を複数
回行うようにする。例えば、図8に示したように、ま
ず、受信強度の閾値として、閾値th0を用いて空き時
間の検出を行った後、閾値th0よりレベルの低い閾値
th1を用いて空き時間の検出を行うようにする。
【0190】この図8の例の場合には、受信強度の閾値
として閾値th0を用いた場合の方が、受信強度の閾値
として閾値th1を用いた場合よりも、空き時間が長く
なっている。しかし、受信強度の閾値を例えば閾値0か
ら閾値th1に低くした場合にも、充分な空き時間があ
る無線通信チャンネルがあれば、この妨害信号のレベル
の小さな無線通信チャンネルを用いて通信を行う方が有
利な場合もある。
【0191】そこで、受信強度の閾値を変えて、複数回
行った無線通信チャンネルの空き時間の検出結果に基づ
いて、つまり、各回ごとの受信強度と空き時間との両方
とに基づいて、より良好な通信を行うことができる無線
通信チャンネルを選択するようにしてもよい。なお、構
築するLANなどの通信ネットワークに応じて、用いる
閾値の数や、閾値間の間隔を調整することにより、構築
する通信ネットワークに適した通信チャネルを選択する
ことができる。
【0192】なお、前述した実施の形態においては、各
LAN端末装置のLANユニットに電源が投入された場
合に、制御局として動作するのか、従属局として動作す
るのかをビーコン信号を検出することにより判断した
後、制御局として動作する場合に、無線通信チャンネル
の選択処理を行うようにした。
【0193】しかし、電波の状況の変化を考慮し、適当
な時間ごとに、あるいは、処理の合間に、無線通信チャ
ンネルの選択を行い、通信エリアを変えるようにしても
よい。例えば、1時間おき、2時間おきというように、
所定の時間ごとに、あるいは、パケットの送出時に予め
決められた一定時間以上の待ち時間が発生した場合など
に、制御局が、無線通信チャンネルの選択を行うように
するなどのことができる。
【0194】このように、開設されている通信エリアを
他の無線通信チャンネルを用いるように開設し直す場合
には、無線通信チャンネルの変更に先立って、従属局と
して動作しているLAN端末装置のそれぞれに対して、
ビーコン信号により変更後の無線通信チャンネルを通知
するようにすれば、スムースに無線通信チャンネルを選
択し直すようにすることができる。
【0195】また、前述した実施の形態においては、P
eer To Peer LANの場合を例にして説明
したが、ネットワーク構成は、これに限るものではな
く、様々な構成の通信ネットワークに、この発明を適用
することができる。例えば、制御局として動作する専用
のサーバ装置を有するネットワークにもこの発明を適用
することができる。したがって、制御局として動作する
専用のサーバ装置が設けられている場合など、固定的に
制御局として動作するようにされた通信装置が、無線通
信チャンネルを選択する場合にもこの発明を適用するこ
とができる。
【0196】また、前述の実施の形態においては、LA
N端末装置間でリアルタイムアクセスとランダムアクセ
スを併用する場合を例にして説明したが、これに限るも
のではない。例えば、リアルタイム通信だけを行うネッ
トワーク、あるいは、ランダム通信だけを行うネットワ
ークにもこの発明を適用することができる。
【0197】また、前述の実施の形態においては、この
発明による通信端末であるLANユニットは、ターミナ
ル装置と別体であるものとして説明したが、これに限る
ものではない。例えば、ターミナル装置にLANユニッ
トを搭載するようにするようにしてもよい。
【0198】つまり、ターミナル装置に通信機能を搭載
し、ターミナル装置の制御部に、LANユニットの制御
部と同様の機能を持たせるようにすればよい。この場合
には、ターミナル装置の制御部において動作するように
されるソフトウエアによって、LANユニットの制御部
の機能を実現させるようにすることができる。
【0199】また、前述の実施の形態において、無線通
信チャンネルの選択時に使用可能なすべての無線通信チ
ャンネルに対してキャリアの検出を行わなくてもよい。
例えば、ユーザによって予め使用可能な無線通信チャン
ネルが複数指定されるようにしておいて、指定された無
線通信チャンネルに対してのみキャリア検出を行うよう
にすることができる。
【0200】これは、ユーザによって設置された複数の
ネットワークに対してそれぞれが使用する無線通信チャ
ンネルをある程度限定して設定しておくことで、接近す
るネットワーク同士で無線通信チャンネルの確保のため
のモニタに要する時間が短縮できるとともに、選択され
た無線通信チャンネルにノイズが増えた場合に他のチャ
ンネルに切り換える動作も短時間に完了できるという効
果がある。
【0201】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、周波数の異なる複数の無線通信チャンネルの中か
ら、通信エリアを開設する無線通信チャンネルを選択す
る場合に、空き時間の長い無線通信チャンネルを選択す
ることにより、通信のトラフィックの競合が発生しにく
い無線通信チャンネルを選択することができる。そし
て、通信のトラフィックの競合が発生しにくい無線通信
チャンネルを通じて通信を行うようにするので、実質的
にデータの伝送容量を増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用される無線ネットワークが利用
される環境の例を説明するための図である。
【図2】この発明による通信システムが利用使用とする
無線ネットワークのチャンネル利用状況の一例を説明す
るための図である。
【図3】この発明による通信システムの一実施の形態を
説明するための図である。
【図4】図1に示した各LAN端末装置のLANユニッ
ト(無線通信ユニット)を説明するためのブロック図で
ある。
【図5】動作状態の選択処理を説明するための図であ
る。
【図6】制御局が開設する通信エリアと、この通信エリ
アにおいて行われるLAN端末装置間の通信について説
明するための図である。
【図7】制御局として動作するLAN端末装置において
の無線通信チャンネルの選択処理の一例について説明す
るためのフローチャートである。
【図8】複数の通信チャネルの中から選局された通信チ
ャネルの信号の状態について説明するための図である。
【図9】図4に示したLANユニットの送受信部202
を説明するための図である。
【図10】制御局として動作するLAN端末装置におい
ての無線通信チャンネルの選択処理の一例について説明
するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1〜5…LAN端末装置、11、21…ターミナル装
置、31、41…ターミナル装置、51…ターミナル装
置、12、22…LANユニット(無線通信ユニッ
ト)、32、42…LANユニット(無線通信ユニッ
ト)、52…LANユニット(無線通信ユニット)、2
01…アンテナ、202…送受信部、203…インター
フェース部、204…コネクタ、205…CPU、20
6…ROM、207…RAM、208…タイマー(空き
時間計測タイマー)、209…バス、210…制御部

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周波数が異なる複数の通信チャンネルのう
    ちから1つの通信チャンネルを選択して、この選択した
    通信チャンネルを複数の通信端末で共用するとともに、
    前記複数の通信端末のそれぞれが、データの送出に際
    し、前記通信チャンネルの周波数の信号の検出を行うこ
    とにより、前記通信チャンネルの使用の衝突を回避する
    ようにして通信を行うネットワークにおいての前記通信
    チャンネルの選択方法であって、 前記複数の通信チャンネルのうち、通信チャンネルの周
    波数の信号の受信強度が、予め決められた閾値以下とな
    る空き時間の長い通信チャンネルを通信に用いる通信チ
    ャンネルとして選択することを特徴とする通信チャンネ
    ル選択方法。
  2. 【請求項2】周波数が異なる複数の通信チャンネルのう
    ちから1つの通信チャンネルを選択して、この選択した
    通信チャンネルを複数の通信端末で共用するとともに、
    前記複数の通信端末のそれぞれが、データの送出に際
    し、前記通信チャンネルの周波数の信号の検出を行うこ
    とにより、前記通信チャンネルの使用の衝突を回避する
    ようにして通信を行うネットワークにおいての前記通信
    チャンネルの選択方法であって、 前記複数の通信チャンネルのうち、通信チャンネルの周
    波数の信号の受信強度が、予め決められた閾値以下とな
    る空き時間が送出パケットの長さよりも長い通信チャン
    ネルを選択することを特徴とする通信チャンネル選択方
    法。
  3. 【請求項3】前記複数の通信チャンネルのそれぞれにつ
    いての空き時間の長さは、受信強度の前記閾値を切り換
    えて、前記複数の通信チャンネルのそれぞれについて複
    数回検出するようにし、受信強度と空き時間の長さとに
    基づいて、通信に使用する通信チャンネルを選択するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信チ
    ャンネル選択方法。
  4. 【請求項4】周波数が異なる複数の通信チャンネルのう
    ちから1つの通信チャンネルを選択して、この選択した
    通信チャンネルを複数の通信端末で共用するとともに、
    前記複数の通信端末のそれぞれが、データの送出に際
    し、前記通信チャンネルの周波数の信号の検出を行うこ
    とにより、前記通信チャンネルの使用の衝突を回避する
    ようにして通信を行うネットワークにおいての通信方法
    であって、 前記複数の通信端末のそれぞれは、自己を前記ネットワ
    ークに接続するようにする際に、前記複数の通信チャン
    ネルのそれぞれを所定期間の間モニタすることにより、
    制御局からの制御信号を検出するようにし、 前記制御信号が検出できなかったときには、自己が制御
    局として動作して、前記通信チャンネルのうち、通信チ
    ャンネルの周波数の信号の受信強度が、予め決められた
    閾値以下となる空き時間の長い通信チャンネルを通信に
    用いる通信チャンネルとして選択し、選択した前記通信
    チャンネルを通じて、所定周期ごとに制御信号を伝送す
    ることを特徴とする通信方法。
  5. 【請求項5】周波数が異なる複数の通信チャンネルのう
    ちから1つの通信チャンネルを選択して、この選択した
    通信チャンネルを複数の通信端末で共用するとともに、
    前記複数の通信端末のそれぞれが、データの送出に際
    し、前記通信チャンネルの周波数の信号の検出を行うこ
    とにより、前記通信チャンネルの使用の衝突を回避する
    ようにして通信を行うネットワークにおいての通信方法
    であって、 前記複数の通信端末のそれぞれは、自己を前記ネットワ
    ークに接続するようにする際に、前記複数の通信チャン
    ネルのそれぞれを所定期間の間モニタすることにより、
    制御局からの制御信号を検出するようにし、 前記制御信号が検出できなかったときには、自己が制御
    局として動作し、前記複数の通信チャンネルのうち、通
    信チャンネルの周波数の信号の受信強度が、予め決めら
    れた閾値以下となる空き時間が、送出パケットの長さよ
    りも長い通信チャンネルを選択し、選択した前記通信チ
    ャンネルを通じて、所定の周期ごとに制御信号を伝送す
    ることを特徴とする通信方法。
  6. 【請求項6】周波数が異なる複数の通信チャンネルのう
    ちから1つの通信チャンネルを選択して、この選択した
    通信チャンネルを複数の通信端末で共用するとともに、
    前記複数の通信端末のそれぞれが、データの送出に際
    し、前記通信チャンネルの周波数の信号の検出を行うこ
    とにより、前記通信チャンネルの使用の衝突を回避する
    ようにして通信を行うネットワークにおいての通信方法
    であって、 前記ネットワークには、制御局として動作する通信端末
    が設けられており、 前記制御局として動作する通信端末は、前記複数の通信
    チャンネルのうち、通信チャンネルの周波数の信号の受
    信強度が、予め決められた閾値以下となる空き時間の長
    い通信チャンネルを通信に用いる通信チャンネルとして
    選択し、選択した前記通信チャンネルを通じて、所定の
    周期ごとに制御信号を伝送することを特徴とする通信方
    法。
  7. 【請求項7】周波数が異なる複数の通信チャンネルのう
    ちから1つの通信チャンネルを選択して、この選択した
    通信チャンネルを複数の通信端末で共用するとともに、
    前記複数の通信端末のそれぞれが、データの送出に際
    し、前記通信チャンネルの周波数の信号の検出を行うこ
    とにより、前記通信チャンネルの使用の衝突を回避する
    ようにして通信を行うネットワークにおいての通信方法
    であって、 前記ネットワークには、制御局として動作する通信端末
    が設けられており、 前記制御局として動作する通信端末は、前記複数の通信
    チャンネルのうち、通信チャンネルの周波数の信号の受
    信強度が、予め決められた閾値以下となる空き時間が、
    送出パケットの長さよりも長い通信チャンネルを選択
    し、選択した前記通信チャンネルを通じて、所定の周期
    ごとに制御信号を伝送することを特徴とする通信方法。
  8. 【請求項8】前記複数の通信チャンネルのそれぞれにつ
    いての空き時間は、受信強度の前記閾値を切り換えて、
    前記複数の通信チャンネルのそれぞれについて複数回検
    出するようにし、受信強度と空き時間の長さとに基づい
    て、通信に使用する通信チャンネルを選択することを特
    徴とする請求項4、請求項5、請求項6または請求項7
    に記載の通信方法。
  9. 【請求項9】周波数が異なる複数の通信チャンネルのう
    ちから1つの通信チャンネルを選択して、この選択した
    通信チャンネルを複数の通信端末で共用するとともに、
    前記複数の通信端末のそれぞれが、データの送出に際
    し、前記通信チャンネルの周波数の信号の検出を行うこ
    とにより、前記通信チャンネルの使用の衝突を回避する
    ようにして通信を行うネットワークの通信端末であっ
    て、 自己を前記ネットワークに接続するようにする際に、前
    記複数の通信チャンネルのそれぞれを所定期間の間モニ
    タして、制御局からの制御信号の有無を検出し、既に制
    御局が存在しているか否かを判別する制御局有無判別手
    段と、 前記制御局有無判別手段により、制御局が存在していな
    いと判別された場合に、前記複数の通信チャンネルのそ
    れぞれについて、通信チャンネルの周波数の信号の受信
    強度が、予め決められた閾値以下となる空き時間を検出
    する空き時間検出手段と、 前記空き時間検出手段からの検出結果に基づいて、空き
    時間の長いチャンネルを通信に用いる通信チャンネルと
    して選択する通信チャンネル選択手段と、 前記通信チャンネル選択手段により、通信チャンネルが
    選択されたときには選択された通信チャンネルを通じ
    て、所定の周期で制御信号を送出する制御信号送出手段
    とを備えることを特徴とする通信端末。
  10. 【請求項10】周波数が異なる複数の通信チャンネルの
    うちから1つの通信チャンネルを選択して、この選択し
    た通信チャンネルを複数の通信端末で共用するととも
    に、前記複数の通信端末のそれぞれが、データの送出に
    際し、前記通信チャンネルの周波数の信号の検出を行う
    ことにより、前記通信チャンネルの使用の衝突を回避す
    るようにして通信を行うネットワークの通信端末であっ
    て、 自己を前記ネットワークに接続するようにする際に、前
    記複数の通信チャンネルのそれぞれを所定期間の間モニ
    タして、制御局からの制御信号の有無を検出し、既に制
    御局が存在しているか否かを判別する制御局有無判別手
    段と、 前記制御局有無判別手段により、制御局が存在していな
    いと判別された場合に、前記複数の通信チャンネルのそ
    れぞれについて、通信チャンネルの周波数の信号の受信
    強度が、予め決められた閾値以下となる空き時間を検出
    する空き時間検出手段と、 前記空き時間検出手段からの検出結果に基づいて、空き
    時間が送出パケットの長さよりも長い通信チャンネルを
    選択する通信チャンネル選択手段と、 前記通信チャンネル選択手段により、通信チャンネルが
    選択されたときには選択された通信チャンネルを通じ
    て、所定の周期で制御信号を送出する制御信号送出手段
    とを備えることを特徴とする通信端末。
  11. 【請求項11】周波数が異なる複数の通信チャンネルの
    うちから1つの通信チャンネルを選択して、この選択し
    た通信チャンネルを複数の通信端末で共用するととも
    に、前記複数の通信端末のそれぞれが、データの送出に
    際し、前記通信チャンネルの周波数の信号の検出を行う
    ことにより、前記通信チャンネルの使用の衝突を回避す
    るようにして通信を行うネットワークに制御局として設
    けられる通信端末であって、 前記複数の通信チャンネルのそれぞれについて、通信チ
    ャンネルの周波数の信号の受信強度が、予め決められた
    閾値以下となる空き時間を検出する空き時間検出手段
    と、 前記空き時間検出手段からの検出結果に基づいて、空き
    時間の長いチャンネルを通信に用いる通信チャンネルと
    して選択する通信チャンネル選択手段と、 前記通信チャンネル選択手段により選択された通信チャ
    ンネルを通じて、所定の周期で制御信号を送出する制御
    信号送出手段とを備えることを特徴とする通信端末。
  12. 【請求項12】周波数が異なる複数の通信チャンネルの
    うちから1つの通信チャンネルを選択して、この選択し
    た通信チャンネルを複数の通信端末で共用するととも
    に、前記複数の通信端末のそれぞれが、データの送出に
    際し、前記通信チャンネルの周波数の信号の検出を行う
    ことにより、前記通信チャンネルの使用の衝突を回避す
    るようにして通信を行うネットワークに制御局として設
    けられる通信端末であって、 前記複数の通信チャンネルのそれぞれについて、通信チ
    ャンネルの周波数の信号の受信強度が、予め決められた
    閾値以下となる空き時間を検出する空き時間検出手段
    と、 前記空き時間検出手段からの検出結果に基づいて、空き
    時間が送出パケットの長さよりも長い通信チャンネルを
    選択する通信チャンネル選択手段と、 前記通信チャンネル選択手段により選択された通信チャ
    ンネルを通じて、所定の周期で制御信号を送出する制御
    信号送出手段とを備えることを特徴とする通信端末。
  13. 【請求項13】前記空き時間検出手段は、前記複数の通
    信チャンネルのそれぞれについて、空き時間の検出を、
    受信強度の前記閾値を切り換えて複数回行うものであ
    り、 前記通信チャンネル選択手段は、前記空き時間検出手段
    からの受信強度と空き時間の長さとに基づいて、通信に
    用いる通信チャンネルを選択することを特徴とする請求
    項9、請求項10、請求項11または請求項12に記載
    の通信端末。
  14. 【請求項14】複数の無線ネットワークが複数の無線通
    信チャンネルを共有する無線通信方式において、新たな
    無線ネットワークを構築するときに上記複数の無線通信
    チャンネルの中から所定の無線通信チャンネルを選択し
    て無線ネットワークを構築する通信チャンネル選択方法
    であって、 新たに構築しようとする無線ネットワークの識別情報が
    受信されるか否かを判定するステップと、 上記判定するステップにて上記新たに構築しようとする
    無線ネットワークの識別情報が受信されないと判定され
    た場合には、上記複数の無線通信チャンネル毎に、所定
    期間について受信強度を検出し、検出される上記受信強
    度と所定値とに基づいて無線通信チャンネルの空き時間
    を上記無線通信チャンネル毎に計時するステップと、 上記複数の無線通信チャンネル毎に計時された無線通信
    チャンネルの空き時間に基づいて、上記新たに構築しよ
    うとする無線ネットワークに使用する無線通信チャンネ
    ルを選択するステップとを有することを特徴とする通信
    チャンネル選択方法。
  15. 【請求項15】上記選択される無線通信チャンネルは、
    上記複数の無線通信チャンネルのうち無線通信チャンネ
    ルの空き時間が最長のチャンネルであることを特徴とす
    る請求項14に記載の通信チャンネル選択方法。
  16. 【請求項16】上記無線通信チャンネルを選択するステ
    ップに先立って、送信される通信パケットの通信に要す
    る時間を算出するステップを更に備え、 上記選択される無線通信チャンネルは、上記複数の無線
    通信チャンネルのうち無線通信チャンネルの空き時間
    が、少なくとも上記通信パケットの通信に要する時間よ
    りも長いことを特徴とする請求項14に記載の通信チャ
    ンネル選択方法。
  17. 【請求項17】上記無線通信チャンネルの空き時間の計
    時を、少なくとも2種類の上記所定値について行うよう
    にすることを特徴とする請求項14に記載の通信チャン
    ネル選択方法。
  18. 【請求項18】上記複数の無線通信チャンネル毎に行う
    上記無線通信チャンネルの空き時間の計時を複数回繰り
    返して行うことを特徴とする請求項14に記載の通信チ
    ャンネル選択方法。
  19. 【請求項19】上記無線通信チャンネルの選択後も上記
    無線通信チャンネルの空き時間を所定時間ごとに計時し
    て、上記無線ネットワークに使用される無線通信チャン
    ネルの選択を再度行うようにすることを特徴とする請求
    項14に記載の通信チャンネル選択方法。
  20. 【請求項20】予め選択された無線通信チャンネルに対
    して無線通信チャンネル空き時間の計時を行って、上記
    予め選択された無線通信チャンネルの中から無線ネット
    ワークの構築に使用する無線通信チャンネルを選択する
    ことを特徴とする請求項14に記載の通信チャンネル選
    択方法。
  21. 【請求項21】上記複数の無線ネットワークのそれぞれ
    は、無線ネットワークごとに識別情報を有しており、上
    記無線ネットワークに参加するためには、自機に割り当
    てられている自機が参加可能な無線通信ネットワークの
    識別情報と、上記無線通信チャンネル毎に検出される上
    記無線ネットワークの識別情報とを比較して同じてあっ
    た場合に参加することを特徴とする請求項14に記載の
    通信チャンネル選択方法。
  22. 【請求項22】上記無線通信チャンネル毎に検出される
    上記無線ネットワークの識別情報は、上記無線通信チャ
    ンネルの選択を行った装置から所定時間ごとに発せられ
    るビーコン信号と共に送られることを特徴とする請求項
    21に記載の通信チャンネル選択方法。
  23. 【請求項23】複数の無線ネットワークが複数の無線通
    信チャンネルを共有する無線通信方式において、新たな
    無線ネットワークを構築するときに上記複数の無線通信
    チャンネルの中から所定の無線通信チャンネルを選択し
    て上記無線ネットワークを構築する無線通信チャンネル
    に設定する無線ネットワーク装置であって、 アンテナから入力される上記複数の無線通信チャンネル
    ごとに同調して受信強度を測定するための測定用信号を
    出力するとともに、受信信号の中からパケット信号を取
    り出して出力するチューナ手段と、 上記チューナ手段から出力される所定の無線通信チャン
    ネルの測定用信号から受信強度を測定するとともに、上
    記測定結果に基づいて上記無線通信チャンネルの空き時
    間を計時する受信強度測定手段と、 上記受信強度測定手段から出力される上記無線通信チャ
    ンネル毎の空き時間に基づいて、上記新たに構築する無
    線ネットワークに使用する無線通信チャンネルを選択す
    るチャンネル選択手段とを備えることを特徴とする無線
    ネットワーク装置。
  24. 【請求項24】上記チャンネル選択手段は、上記受信強
    度測定手段によって計時された複数の無線通信チャンネ
    ル毎の空き時間が最長の無線通信チャンネルを上記無線
    ネットワークに使用する無線通信チャンネルに選択する
    ことを特徴とする請求項23に記載の無線ネットワーク
    装置。
  25. 【請求項25】送信されるパケットのパケット長から上
    記パケットの通信に要する時間を算出する算出手段を更
    に備え、 上記チャンネル選択手段は、受信強度測定手段により計
    時された空き時間が、少なくとも上記算出手段によって
    算出された上記通信に要する時間を越える無線通信チャ
    ンネルを上記無線ネットワークに使用する無線通信チャ
    ンネルに選択することを特徴とする請求項23に記載の
    無線ネットワーク装置。
  26. 【請求項26】上記無線ネットワーク装置は、 上記無線通信チャンネルの選択後も上記無線通信チャン
    ネルの空き時間を所定時間ごとに計時して、上記無線ネ
    ットワークに使用される無線通信チャンネルの選択を再
    度行うようにすることを特徴とする請求項23に記載の
    無線ネットワーク装置。
  27. 【請求項27】上記無線ネットワーク装置は、 上記複数の無線通信チャンネルのうちから、使用可能と
    する1つ以上の無線通信チャンネルを予め選択する選択
    手段を更に備え、 上記チャンネル選択手段は、上記選択手段によって予め
    選択された1つ以上の上記無線通信チャンネルに対して
    のみ、上記空き時間の計時を行うように上記計時手段を
    制御することを特徴とする請求項23に記載の無線ネッ
    トワーク装置。
  28. 【請求項28】上記複数の無線ネットワークのそれぞれ
    は、無線ネットワークごとに固有の識別情報を有してお
    り、上記無線ネットワーク装置は自己の参加する上記無
    線ネットワークの識別情報を保持する識別情報保持手段
    と、 上記チューナ手段で検出される同調している無線通信チ
    ャンネルに構築されている無線ネットワークの識別情報
    と、上記識別情報保持手段に保持された上記識別情報と
    を比較して、参加する無線ネットワークが既に構築され
    ているか否かを判定することを特徴とする請求項23に
    記載の無線ネットワーク装置。
  29. 【請求項29】上記チューナ手段で検出される上記識別
    情報は、上記無線通信チャンネルを選択した装置がビー
    コン信号として送信することを特徴とする請求項28に
    記載の無線ネットワーク装置。
  30. 【請求項30】複数の無線通信チャンネルを共有する複
    数の無線ネットワークが隣接して構築するようにされた
    無線通信エリアにおいて、所定の無線ネットワークに接
    続して通信を行うようにする通信方法であって、 上記複数の無線通信チャンネルの中に所定の識別情報を
    有する無線ネットワークが存在するか否かを検出するス
    テップと、 上記検出するステップにおいて、所定の識別情報を有す
    る無線ネットワークの存在が検出された場合には、上記
    所定の無線ネットワークの制御を行う制御局が所定時間
    ごとに発するビーコン信号に基づいて通信を行うステッ
    プとを有することを特徴とする通信方法。
  31. 【請求項31】上記検出するステップにおいて、上記所
    定の識別情報を有する無線ネットワークの存在が検出さ
    れなかった場合には、上記複数の無線通信チャンネル毎
    に所定期間、受信強度を検出して、上記検出される受信
    強度が所定の受信強度以下である時間を計時するステッ
    プと、 上記複数の無線通信チャンネル毎に計時された所定の受
    信強度以下の時間に基づいて、新たに構築しようとする
    無線ネットワークに使用する無線通信チャンネルを選択
    するステップと、 上記選択された無線通信チャンネルに上記所定の識別情
    報を含んだ通信周期の始まりを示すビーコン信号を所定
    時間ごとに出力するステップとを有することを特徴とす
    る請求項30に記載の通信方法。
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