JP2001077397A - 建材一体型太陽電池モジュール - Google Patents
建材一体型太陽電池モジュールInfo
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 縦又は横の寸法にバラツキのある太陽電池セ
ルを用いて縦又は横に整然と配列され外観が美しい太陽
電池モジュールを、太陽電池セルの歩留りの低下なしに
提供する。 【解決手段】 基体上に太陽電池モジュール部２が設置
された建材一体型太陽電池モジュールであって、該太陽
電池モジュール部２は縦横に夫々ｍ個×ｎ個の太陽電池
セル３が配列され、各太陽電池セルの上端，下端，右端
又は左端のうちの隣接する２つの端、例えば、上端及び
左端を夫々直線上に揃え、各セルの横方向の間隔Ｌ2 及
び縦方向の間隔Ｌ1 を一定に配置することにより、太陽
電池セル３が縦又は横に整然と配列され外観が美しく見
える。
ルを用いて縦又は横に整然と配列され外観が美しい太陽
電池モジュールを、太陽電池セルの歩留りの低下なしに
提供する。 【解決手段】 基体上に太陽電池モジュール部２が設置
された建材一体型太陽電池モジュールであって、該太陽
電池モジュール部２は縦横に夫々ｍ個×ｎ個の太陽電池
セル３が配列され、各太陽電池セルの上端，下端，右端
又は左端のうちの隣接する２つの端、例えば、上端及び
左端を夫々直線上に揃え、各セルの横方向の間隔Ｌ2 及
び縦方向の間隔Ｌ1 を一定に配置することにより、太陽
電池セル３が縦又は横に整然と配列され外観が美しく見
える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦横に太陽電池セ
ルが配列された太陽電池モジュールの各太陽電池セルの
上端、下端、左端又は右端のうちの隣接する２つの端を
夫々１直線に揃えることにより、整然と美しく配列され
ているように見える太陽電池モジュールに関する。
ルが配列された太陽電池モジュールの各太陽電池セルの
上端、下端、左端又は右端のうちの隣接する２つの端を
夫々１直線に揃えることにより、整然と美しく配列され
ているように見える太陽電池モジュールに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、建築物等の外壁材として用いる外
壁パネルと太陽光発電用の太陽電池モジュールとを兼用
した建材一体型太陽電池モジュールが建築物等に設置さ
れるようになった。この建材一体型太陽電池モジュール
は図４に示すように、基体である、一定の機械的強度と
耐久性を有する壁材部６の上に太陽電池モジュール部２
が設置された構造のものであり、その太陽電池モジュー
ルの部分は縦横に夫々ｍ個×ｎ個の太陽電池セルが配列
されている。建材一体型太陽電池パネルにおていは、建
物の外壁材としての利用という観点からその外観上の美
しさが要求され、特に、多結晶シリコン等の太陽電池セ
ルを用いた太陽電池モジュールにおいては、その模様が
天然石の模様に似ていることから、高級外壁用モジュー
ルとして利用される傾向にある。一般に、外壁用モジュ
ールにおいては、そのモジュールを構成する基本素材は
タイルであり、規定寸法のタイルを一定の隙間を空けて
その上端、下端、右端及び下端を１直線に揃えて、設置
することにより外観上の美しさを満足するようになされ
ていた。このような、タイル等を用いた外壁用パネルの
場合、各タイルの縦横寸法のバラツキは少ないため、各
タイルの上端、下端、右端及び下端を１直線に揃えて配
列することは容易である。
壁パネルと太陽光発電用の太陽電池モジュールとを兼用
した建材一体型太陽電池モジュールが建築物等に設置さ
れるようになった。この建材一体型太陽電池モジュール
は図４に示すように、基体である、一定の機械的強度と
耐久性を有する壁材部６の上に太陽電池モジュール部２
が設置された構造のものであり、その太陽電池モジュー
ルの部分は縦横に夫々ｍ個×ｎ個の太陽電池セルが配列
されている。建材一体型太陽電池パネルにおていは、建
物の外壁材としての利用という観点からその外観上の美
しさが要求され、特に、多結晶シリコン等の太陽電池セ
ルを用いた太陽電池モジュールにおいては、その模様が
天然石の模様に似ていることから、高級外壁用モジュー
ルとして利用される傾向にある。一般に、外壁用モジュ
ールにおいては、そのモジュールを構成する基本素材は
タイルであり、規定寸法のタイルを一定の隙間を空けて
その上端、下端、右端及び下端を１直線に揃えて、設置
することにより外観上の美しさを満足するようになされ
ていた。このような、タイル等を用いた外壁用パネルの
場合、各タイルの縦横寸法のバラツキは少ないため、各
タイルの上端、下端、右端及び下端を１直線に揃えて配
列することは容易である。
【０００３】しかしながら、太陽電池モジュールの場
合、この太陽電池モジュールを構成する基本素材である
太陽電池セルの縦又は横の寸法が、図５に示すように、
縦の基本寸法Ｙに対して±ΔＹ又は横の基本寸法Ｘに対
して±ΔＸのバラツキがあり、このバラツキのある太陽
電池セル３を用いて太陽電池モジュール部２を構成しよ
うとすると図６に示すように必然的に各太陽電池セル３
の各端は不揃いになり外観を損なうので、外壁材として
利用し難いという問題があった。また、このバラツキの
ある太陽電池セルの中から規定寸法内の太陽電池セルだ
けを選択して前記タイルと同様にその上端、下端、右端
及び下端を１直線に揃えて配列しようとすると、太陽電
池セルの歩留りが低下して、製造コストが上昇するとい
う問題があった。
合、この太陽電池モジュールを構成する基本素材である
太陽電池セルの縦又は横の寸法が、図５に示すように、
縦の基本寸法Ｙに対して±ΔＹ又は横の基本寸法Ｘに対
して±ΔＸのバラツキがあり、このバラツキのある太陽
電池セル３を用いて太陽電池モジュール部２を構成しよ
うとすると図６に示すように必然的に各太陽電池セル３
の各端は不揃いになり外観を損なうので、外壁材として
利用し難いという問題があった。また、このバラツキの
ある太陽電池セルの中から規定寸法内の太陽電池セルだ
けを選択して前記タイルと同様にその上端、下端、右端
及び下端を１直線に揃えて配列しようとすると、太陽電
池セルの歩留りが低下して、製造コストが上昇するとい
う問題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題点を解消するためになされたもので、本発明の目的
は、前記縦又は横の寸法にバラツキのある太陽電池セル
を用いて縦又は横に整然と美しく配列され外観が美しい
太陽電池パネルを、太陽電池セルの歩留りの低下なしに
提供することにある。
問題点を解消するためになされたもので、本発明の目的
は、前記縦又は横の寸法にバラツキのある太陽電池セル
を用いて縦又は横に整然と美しく配列され外観が美しい
太陽電池パネルを、太陽電池セルの歩留りの低下なしに
提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、基体上に太陽
電池モジュールが設置された建材一体型太陽電池モジュ
ールであって、前記太陽電池モジュールは縦横に夫々ｍ
個×ｎ個（但し、ｍ、ｎは正の整数。）の太陽電池セル
が配列され、各太陽電池セルの上端，下端，右端又は左
端のうちの隣接する２つの端を夫々直線上に揃えて配置
した建材一体型太陽電池モジュールである。
電池モジュールが設置された建材一体型太陽電池モジュ
ールであって、前記太陽電池モジュールは縦横に夫々ｍ
個×ｎ個（但し、ｍ、ｎは正の整数。）の太陽電池セル
が配列され、各太陽電池セルの上端，下端，右端又は左
端のうちの隣接する２つの端を夫々直線上に揃えて配置
した建材一体型太陽電池モジュールである。
【０００６】本発明は、前記太陽電池モジュールが、縦
方向のｎ個の太陽電池セルからなる太陽電池ストリング
スを横方向にｍ個直列に接続したものであって、ｎ個の
太陽電池セルを電気的に直列接続した奇数番目の縦１列
分の太陽電池ストリングスをその各太陽電池セルの左端
又は右端を一直線に揃えるとともに上端間又は下端間の
距離を一定にし、ｎ個の太陽電池セルを電気的に直列接
続した偶数番目の縦１列分の太陽電池ストリングスをそ
の各太陽電池セルの右端又は左端を一直線に揃えるとと
もに下端間又は上端間の距離を一定にし、前記奇数番目
の縦１列分の太陽電池ストリングスと偶数番目の縦１列
分の太陽電池ストリングスとを交互に電気的に直列接続
して各太陽電池セルの上端又は下端と左端又は右端を直
線上に揃えて配置した建材一体型太陽電池モジュールで
ある。
方向のｎ個の太陽電池セルからなる太陽電池ストリング
スを横方向にｍ個直列に接続したものであって、ｎ個の
太陽電池セルを電気的に直列接続した奇数番目の縦１列
分の太陽電池ストリングスをその各太陽電池セルの左端
又は右端を一直線に揃えるとともに上端間又は下端間の
距離を一定にし、ｎ個の太陽電池セルを電気的に直列接
続した偶数番目の縦１列分の太陽電池ストリングスをそ
の各太陽電池セルの右端又は左端を一直線に揃えるとと
もに下端間又は上端間の距離を一定にし、前記奇数番目
の縦１列分の太陽電池ストリングスと偶数番目の縦１列
分の太陽電池ストリングスとを交互に電気的に直列接続
して各太陽電池セルの上端又は下端と左端又は右端を直
線上に揃えて配置した建材一体型太陽電池モジュールで
ある。
【０００７】本発明は、前記太陽電池モジュールが、横
方向のｍ個の太陽電池セルからなる太陽電池ストリング
スを縦方向にｎ個直列に接続したものであって、ｍ個の
太陽電池セルを電気的に直列接続した奇数番目の横１行
分の太陽電池ストリングスをその各太陽電池セルの上端
又は下端を一直線に揃えるとともに左端間又は右端間の
距離を一定にし、ｎ個の太陽電池セルを電気的に直列接
続した偶数番目の横１行分の太陽電池ストリングスをそ
の各太陽電池セルの下端又は上端を一直線に揃えるとと
もに右端間又は左端間の距離を一定にし、前記奇数番目
の横１行分の太陽電池ストリングスと偶数番目の横１行
分の太陽電池ストリングスとを交互に電気的に直列接続
して各太陽電池セルの右端又は左端と上端又は下端を直
線上に揃えて配置した建材一体型太陽電池モジュールで
ある。
方向のｍ個の太陽電池セルからなる太陽電池ストリング
スを縦方向にｎ個直列に接続したものであって、ｍ個の
太陽電池セルを電気的に直列接続した奇数番目の横１行
分の太陽電池ストリングスをその各太陽電池セルの上端
又は下端を一直線に揃えるとともに左端間又は右端間の
距離を一定にし、ｎ個の太陽電池セルを電気的に直列接
続した偶数番目の横１行分の太陽電池ストリングスをそ
の各太陽電池セルの下端又は上端を一直線に揃えるとと
もに右端間又は左端間の距離を一定にし、前記奇数番目
の横１行分の太陽電池ストリングスと偶数番目の横１行
分の太陽電池ストリングスとを交互に電気的に直列接続
して各太陽電池セルの右端又は左端と上端又は下端を直
線上に揃えて配置した建材一体型太陽電池モジュールで
ある。
【０００８】本発明は、前記基体が一定の機械的強度及
び耐久性を有する建材（壁材）からなる建材一体型太陽
電池モジュールである。
び耐久性を有する建材（壁材）からなる建材一体型太陽
電池モジュールである。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本発明は、基体である壁材部２上
に太陽電池モジュール部２が設置された建材一体型太陽
電池モジュール１に関するものであって、該太陽電池モ
ジュール部２は、その縦又は横の寸法が、図５に示すよ
うに、縦の基本寸法Ｙに対して±ΔＹ又は横の基本寸法
Ｘに対して±ΔＸのバラツキがある太陽電池セル３を縦
横に夫々ｍ個×ｎ個（但し、前記ｍ及びｎは正の整数）
配列するもので、単に、縦横に配列した場合は各太陽電
池セル３の上端、下端，右端又は左端が一直線に揃って
いないため見てくれが悪く外観を損なう、という問題点
があつたが、本発明は、各太陽電池セル３の上端，下
端，右端又は左端のうちの隣接する２つの端、例えば、
上端及び左端又は下端及び右端を夫々直線上に揃え、各
セルの横方向の間隔Ｌ2 及び縦方向の間隔Ｌ1 を一定に
配置することにより、太陽電池セル３が縦又は横に整然
と配列され外観が美しく見える。前記建材一体型太陽電
池モジュール１は前記縦及び横寸法にバラツキのある太
陽電池セル３を選別することなくそのまま用いて、各太
陽電池セル３を前記のように配列することにより、太陽
電池セル３の歩留りを低下させることなく、整然と美し
く配列されているように見えるものである。
に基づいて説明する。本発明は、基体である壁材部２上
に太陽電池モジュール部２が設置された建材一体型太陽
電池モジュール１に関するものであって、該太陽電池モ
ジュール部２は、その縦又は横の寸法が、図５に示すよ
うに、縦の基本寸法Ｙに対して±ΔＹ又は横の基本寸法
Ｘに対して±ΔＸのバラツキがある太陽電池セル３を縦
横に夫々ｍ個×ｎ個（但し、前記ｍ及びｎは正の整数）
配列するもので、単に、縦横に配列した場合は各太陽電
池セル３の上端、下端，右端又は左端が一直線に揃って
いないため見てくれが悪く外観を損なう、という問題点
があつたが、本発明は、各太陽電池セル３の上端，下
端，右端又は左端のうちの隣接する２つの端、例えば、
上端及び左端又は下端及び右端を夫々直線上に揃え、各
セルの横方向の間隔Ｌ2 及び縦方向の間隔Ｌ1 を一定に
配置することにより、太陽電池セル３が縦又は横に整然
と配列され外観が美しく見える。前記建材一体型太陽電
池モジュール１は前記縦及び横寸法にバラツキのある太
陽電池セル３を選別することなくそのまま用いて、各太
陽電池セル３を前記のように配列することにより、太陽
電池セル３の歩留りを低下させることなく、整然と美し
く配列されているように見えるものである。
【００１０】前記太陽電池モジュール部２は、図２に示
すように、縦方向のｎ個の太陽電池セルを電気的に直列
接続した奇数番目の縦１列分の太陽電池ストリングス５
Ａをその各太陽電池セル３の左端３３又は右端３４を一
直線に揃えるとともに上端３１間又は下端３２間の距離
を一定値Ｌ1 にし、ｎ個の太陽電池セルを電気的に直列
接続した偶数番目の縦１列分の太陽電池ストリングス５
Ｂをその各太陽電池セル３の右端３４又は左端３３を一
直線に揃えるとともに下端３２間又は上端３１間の距離
を一定値Ｌ1 にし、前記奇数番目の縦１列分の太陽電池
ストリングス５Ａと偶数番目の縦１列分の太陽電池スト
リングス５Ｂとを交互に電気的に直列接続し、更に、前
記奇数及び偶数の太陽電池ストリングス間の各太陽電池
セル３の左端３３間又は右端３４間の距離Ｌ2 を一定に
配置することにより、各太陽電池セル３の上端３１と左
端３３又は下端３２と右端４を直線上に揃えて配置する
ことができる。
すように、縦方向のｎ個の太陽電池セルを電気的に直列
接続した奇数番目の縦１列分の太陽電池ストリングス５
Ａをその各太陽電池セル３の左端３３又は右端３４を一
直線に揃えるとともに上端３１間又は下端３２間の距離
を一定値Ｌ1 にし、ｎ個の太陽電池セルを電気的に直列
接続した偶数番目の縦１列分の太陽電池ストリングス５
Ｂをその各太陽電池セル３の右端３４又は左端３３を一
直線に揃えるとともに下端３２間又は上端３１間の距離
を一定値Ｌ1 にし、前記奇数番目の縦１列分の太陽電池
ストリングス５Ａと偶数番目の縦１列分の太陽電池スト
リングス５Ｂとを交互に電気的に直列接続し、更に、前
記奇数及び偶数の太陽電池ストリングス間の各太陽電池
セル３の左端３３間又は右端３４間の距離Ｌ2 を一定に
配置することにより、各太陽電池セル３の上端３１と左
端３３又は下端３２と右端４を直線上に揃えて配置する
ことができる。
【００１１】また、前記太陽電池モジュール部２が、横
方向のｍ個の太陽電池セルからなる太陽電池ストリング
スを縦方向にｎ個直列に接続したものであって、ｍ個の
太陽電池セルを電気的に直列接続した奇数番目の横１行
分の太陽電池ストリングス（図示せず）をその各太陽電
池セルの上端３１又は下端３２を一直線に揃えるととも
に左端３３間又は右端３４間の距離を一定値Ｌ2 にし、
ｎ個の太陽電池セルを電気的に直列接続した偶数番目の
横１行分の太陽電池ストリングス（図示せず）をその各
太陽電池セルの下端３２又は上端３１を一直線に揃える
とともに右端３４間又は左端３３間の距離を一定値Ｌ2
にし、前記奇数番目の横１行分の太陽電池ストリングス
と偶数番目の横１行分の太陽電池ストリングスとを交互
に電気的に直列接続し、更に、前記奇数及び偶数の太陽
電池ストリングス間の各太陽電池セル３の上端３１間又
は下端３２間の距離Ｌ1 を一定に配置することにより、
各太陽電池セル３の上端３１と左端３３又は下端３２と
右端４を直線上に揃えて配置することができる。
方向のｍ個の太陽電池セルからなる太陽電池ストリング
スを縦方向にｎ個直列に接続したものであって、ｍ個の
太陽電池セルを電気的に直列接続した奇数番目の横１行
分の太陽電池ストリングス（図示せず）をその各太陽電
池セルの上端３１又は下端３２を一直線に揃えるととも
に左端３３間又は右端３４間の距離を一定値Ｌ2 にし、
ｎ個の太陽電池セルを電気的に直列接続した偶数番目の
横１行分の太陽電池ストリングス（図示せず）をその各
太陽電池セルの下端３２又は上端３１を一直線に揃える
とともに右端３４間又は左端３３間の距離を一定値Ｌ2
にし、前記奇数番目の横１行分の太陽電池ストリングス
と偶数番目の横１行分の太陽電池ストリングスとを交互
に電気的に直列接続し、更に、前記奇数及び偶数の太陽
電池ストリングス間の各太陽電池セル３の上端３１間又
は下端３２間の距離Ｌ1 を一定に配置することにより、
各太陽電池セル３の上端３１と左端３３又は下端３２と
右端４を直線上に揃えて配置することができる。
【００１２】
【実施例】本発明の建材一体型太陽電池モジュールの実
施例を以下に示す。本発明の建材一体型太陽電池モジュ
ール１は、図４に示すような一定の機械的強度及び耐久
性を有する建材（壁材）である基体６上に太陽電池モジ
ュール部２が設置され、この太陽電池モジュール部２
は、図１に示すように、前記寸法にバラツキがある各太
陽電池セル３を用いて、縦方向にｎ個配列した各太陽電
池セル３の上端３１間の距離Ｌ1 を一定にするととも
に、横に配列した各太陽電池セル３の左端３３間の距離
Ｌ2 を一定にして、各太陽電池セル３の上端３１及び左
端３３を夫々直線上に揃えて配置することにより、外観
が美しい太陽電池モジュール部２を形成することができ
る。
施例を以下に示す。本発明の建材一体型太陽電池モジュ
ール１は、図４に示すような一定の機械的強度及び耐久
性を有する建材（壁材）である基体６上に太陽電池モジ
ュール部２が設置され、この太陽電池モジュール部２
は、図１に示すように、前記寸法にバラツキがある各太
陽電池セル３を用いて、縦方向にｎ個配列した各太陽電
池セル３の上端３１間の距離Ｌ1 を一定にするととも
に、横に配列した各太陽電池セル３の左端３３間の距離
Ｌ2 を一定にして、各太陽電池セル３の上端３１及び左
端３３を夫々直線上に揃えて配置することにより、外観
が美しい太陽電池モジュール部２を形成することができ
る。
【００１３】なお、前記実施例においては、各太陽電池
セル３の上端３１及び左端３３を夫々直線上に揃えたも
のを実例として示したが、他の配置方法として太陽電池
セル３の上端３１及び右端３４、下端３２及び左端３３
又は下端３２及び右端３４を夫々直線上に揃える、即
ち、各太陽電池セル３の２つの隣接する端を夫々直線上
に揃えることにより、外観が美しいものが得られる。ま
た、前記実施例においては、各太陽電池セル３の２つの
隣接する端を夫々直線上に揃えたものを示したが、外観
の美的感覚が多少低下するが、各太陽電池セル３の上
端、下端、左端、右端のうちのいずれか１つを直線上に
揃えたものでもよい。
セル３の上端３１及び左端３３を夫々直線上に揃えたも
のを実例として示したが、他の配置方法として太陽電池
セル３の上端３１及び右端３４、下端３２及び左端３３
又は下端３２及び右端３４を夫々直線上に揃える、即
ち、各太陽電池セル３の２つの隣接する端を夫々直線上
に揃えることにより、外観が美しいものが得られる。ま
た、前記実施例においては、各太陽電池セル３の２つの
隣接する端を夫々直線上に揃えたものを示したが、外観
の美的感覚が多少低下するが、各太陽電池セル３の上
端、下端、左端、右端のうちのいずれか１つを直線上に
揃えたものでもよい。
【００１４】前記各太陽電池セル３の上端３１及び左端
３３を夫々一直線上に揃えた太陽電池モジュール部２を
形成する方法の詳細を図２及び図３を用いて以下に示
す。先ず、図２に示すように、寸法にバラツキのある縦
方向のｎ個の太陽電池セル３をその各太陽電池セル３の
左端３３を一直線上に揃えるとともに上端３１間の距離
Ｌ1 を一定にして直列に接続する。これを奇数番目の縦
１列分の太陽電池ストリングス５Ａという。次に、同様
に、図２に示すように、寸法にバラツキのある縦方向の
ｎ個の太陽電池セル３をその各太陽電池セル３の右端３
４を一直線上に揃えるとともに下端３２間の距離Ｌ1 を
一定にして直列に接続する。これを偶数番目の縦１列分
の太陽電池ストリングス５Ｂという。
３３を夫々一直線上に揃えた太陽電池モジュール部２を
形成する方法の詳細を図２及び図３を用いて以下に示
す。先ず、図２に示すように、寸法にバラツキのある縦
方向のｎ個の太陽電池セル３をその各太陽電池セル３の
左端３３を一直線上に揃えるとともに上端３１間の距離
Ｌ1 を一定にして直列に接続する。これを奇数番目の縦
１列分の太陽電池ストリングス５Ａという。次に、同様
に、図２に示すように、寸法にバラツキのある縦方向の
ｎ個の太陽電池セル３をその各太陽電池セル３の右端３
４を一直線上に揃えるとともに下端３２間の距離Ｌ1 を
一定にして直列に接続する。これを偶数番目の縦１列分
の太陽電池ストリングス５Ｂという。
【００１５】そして、図３に示すように、前記奇数番目
の太陽電池ストリングス５Ａと偶数番目の太陽電池スト
リングス５Ｂとを交互に電気的に直列接続し、更に、図
１に示すように、前記２つの太陽電池ストリングス間の
各太陽電池セル３の左端３３間の距離Ｌ2 を一定に配置
することにより、各太陽電池セル３の上端３１及び左端
３３が直線上に揃って配置された建材一体型太陽電池パ
ネル１が得られる。
の太陽電池ストリングス５Ａと偶数番目の太陽電池スト
リングス５Ｂとを交互に電気的に直列接続し、更に、図
１に示すように、前記２つの太陽電池ストリングス間の
各太陽電池セル３の左端３３間の距離Ｌ2 を一定に配置
することにより、各太陽電池セル３の上端３１及び左端
３３が直線上に揃って配置された建材一体型太陽電池パ
ネル１が得られる。
【００１６】なお、前記太陽電池モジュール部２は縦方
向のｎ個の太陽電池セルからなる太陽電池ストリングス
を横方向にｎ個直列に接続したものであるが、他の実施
例として、横方向のｍ個の太陽電池セルからなる太陽電
池ストリングスを縦方向にｎ個直列に接続したものにも
適用することができる。
向のｎ個の太陽電池セルからなる太陽電池ストリングス
を横方向にｎ個直列に接続したものであるが、他の実施
例として、横方向のｍ個の太陽電池セルからなる太陽電
池ストリングスを縦方向にｎ個直列に接続したものにも
適用することができる。
【００１７】
【発明の効果】本発明は、縦又は横の寸法にバラツキの
ある太陽電池セルを用いて、太陽電池パネルを構成する
各太陽電池セルの隣接する２つの端を夫々直線上に揃え
て配置することにより、太陽電池セルの歩留りの低下な
しに、縦及び横に整然と美しく配列された外観が美しい
建材一体型太陽電池パネルを得ることができる。
ある太陽電池セルを用いて、太陽電池パネルを構成する
各太陽電池セルの隣接する２つの端を夫々直線上に揃え
て配置することにより、太陽電池セルの歩留りの低下な
しに、縦及び横に整然と美しく配列された外観が美しい
建材一体型太陽電池パネルを得ることができる。
【図１】本発明の建材一体型太陽電池モジュールにおけ
る太陽電池セルの一端が揃った状態に配置された太陽電
池モジュール部を示す図である。
る太陽電池セルの一端が揃った状態に配置された太陽電
池モジュール部を示す図である。
【図２】本発明の太陽電池モジュール部における太陽電
池ストリングスの構成概略図である。
池ストリングスの構成概略図である。
【図３】本発明の太陽電池モジュール部の太陽電池セル
間の電気的接続を示す図である。
間の電気的接続を示す図である。
【図４】本発明の建材一体型太陽電池モジュールの構成
概略図である。
概略図である。
【図５】本発明の太陽電池モジュール部の基本素子であ
る太陽電池セルのバラツキを示す図である。
る太陽電池セルのバラツキを示す図である。
【図６】従来の太陽電池セルの端が不揃いな状態に配置
された太陽電池モジュール部を示す図である。
された太陽電池モジュール部を示す図である。
１ 建材一体型太陽電池モジュール ２ 太陽電池モジュール部 ３ 太陽電池セル ３１ 上端 ３２ 下端 ３３ 左端 ３４ 右端 ４ リボン導線 ５ 太陽電池ストリングス ５Ａ 奇数列ストリングス ５Ｂ 偶数列ストリングス ６ 基体（壁材）部
Claims (4)
- 【請求項１】 基体上に太陽電池モジュールが設置され
た建材一体型太陽電池モジュールであって、前記太陽電
池モジュールは縦横に夫々ｍ個×ｎ個（但し、ｍ、ｎは
正の整数。）の太陽電池セルが配列され、各太陽電池セ
ルの上端，下端，右端又は左端のうちの隣接する２つの
端を夫々直線上に揃えて配置した建材一体型太陽電池モ
ジュール。 - 【請求項２】 前記太陽電池モジュールは、縦方向のｎ
個の太陽電池セルからなる太陽電池ストリングスを横方
向にｍ個直列に接続したものであって、ｎ個の太陽電池
セルを電気的に直列接続した奇数番目の縦１列分の太陽
電池ストリングスをその各太陽電池セルの左端又は右端
を一直線に揃えるとともに上端間又は下端間の距離を一
定にし、ｎ個の太陽電池セルを電気的に直列接続した偶
数番目の縦１列分の太陽電池ストリングスをその各太陽
電池セルの右端又は左端を一直線に揃えるとともに下端
間又は上端間の距離を一定にし、前記奇数番目の縦１列
分の太陽電池ストリングスと偶数番目の縦１列分の太陽
電池ストリングスとを交互に電気的に直列接続し、前記
奇数及び偶数の太陽電池ストリングス間の各太陽電池セ
ル３の左端３３間又は右端３４間の距離Ｌ2 を一定に配
置して、各太陽電池セルの上端又は下端と左端又は右端
を直線上に揃えて配置した請求項１記載の建材一体型太
陽電池モジュール。 - 【請求項３】 前記太陽電池モジュールは、横方向のｍ
個の太陽電池セルからなる太陽電池ストリングスを縦方
向にｎ個直列に接続したものであって、ｍ個の太陽電池
セルを電気的に直列接続した奇数番目の横１行分の太陽
電池ストリングスをその各太陽電池セルの上端又は下端
を一直線に揃えるとともに左端間又は右端間の距離を一
定にし、ｎ個の太陽電池セルを電気的に直列接続した偶
数番目の横１行分の太陽電池ストリングスをその各太陽
電池セルの下端又は上端を一直線に揃えるとともに右端
間又は左端間の距離を一定にし、前記奇数番目の横１行
分の太陽電池ストリングスと偶数番目の横１行分の太陽
電池ストリングスとを交互に電気的に直列接続し、前記
奇数及び偶数の太陽電池ストリングス間の各太陽電池セ
ル３の上端３１間又は下端３２間の距離Ｌ1 を一定に配
置して、各太陽電池セルの右端又は左端と上端又は下端
を直線上に揃えて配置した請求項１記載の建材一体型太
陽電池モジュール。 - 【請求項４】 前記基体は一定の機械的強度及び耐久性
を有する建材（壁材）からなる請求項１記載の建材一体
型太陽電池モジュール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25307399A JP2001077397A (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 建材一体型太陽電池モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25307399A JP2001077397A (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 建材一体型太陽電池モジュール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001077397A true JP2001077397A (ja) | 2001-03-23 |
Family
ID=17246125
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25307399A Pending JP2001077397A (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 建材一体型太陽電池モジュール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001077397A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6617505B2 (en) * | 2000-11-21 | 2003-09-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | Solar battery module, replacement solar cell, and method of replacing solar cell |
| WO2009069415A1 (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-04 | Sharp Kabushiki Kaisha | 太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの製造方法 |
| JP2012256733A (ja) * | 2011-06-09 | 2012-12-27 | Mitsubishi Electric Corp | 太陽電池モジュール製造装置 |
-
1999
- 1999-09-07 JP JP25307399A patent/JP2001077397A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6617505B2 (en) * | 2000-11-21 | 2003-09-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | Solar battery module, replacement solar cell, and method of replacing solar cell |
| WO2009069415A1 (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-04 | Sharp Kabushiki Kaisha | 太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの製造方法 |
| JP2012256733A (ja) * | 2011-06-09 | 2012-12-27 | Mitsubishi Electric Corp | 太陽電池モジュール製造装置 |
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