JP2001077038A - Iii−v族窒化物半導体の成長方法および気相成長装置 - Google Patents
Iii−v族窒化物半導体の成長方法および気相成長装置Info
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Abstract
化物半導体の成長方法および気相成長装置を提供するこ
と。 【解決手段】 III-V族窒化物半導体(GaN)を成長
させる気相成長装置1であって、III族元素を収容する
収容容器11が内部に配置されるとともに、窒素が導入
される導入口7を有する反応室3と、導入口7より導入
された窒素をプラズマ励起する励起手段15と、反応室
3に配される種結晶10および収容容器11を加熱する
加熱手段13と、を備え、種結晶10上にIII-V族窒化
物半導体を成長させる際に、導入口7より窒素が導入さ
れ、反応室3内の気体は、反応室3の外部に排出されな
い。
Description
aN)等のIII-V族窒化物半導体の成長方法および気相
成長装置に関するものである。
族窒化物半導体の成長方法として、たとえば特開平10
−215000号公報に掲載されたハイドライド気相成
長法(HVPE法)や、特開昭61−179527号公
報などに掲載された有機金属気相成長法(OMVPE
法)が知られている。
ウム(GaN)を成長させる場合は、Gaを収容するボ
ートが配置された反応室内に、窒素(N)の原料ガス
としてのアンモニア(NH3)、ガリウム(Ga)の
原料ガスとしての塩化ガリウム(GaCl)を生成する
ための塩化水素(HCl)、および、キャリアガスと
しての水素(H2)を導入し続ける。そして、HClと
Gaとの反応によって生成されたGaClとNH3とが
反応することで、種結晶上に窒化ガリウム(GaN)が
成長する。この方法によれば、反応室内に原料ガスを多
量に供給し続けることが可能であるため、原料ガスを外
部より供給しないいわゆる閉管法を用いた場合と比較し
て、反応速度の向上を図ることができる。
(GaN)を成長させる場合は、反応室内に、原料ガ
スとしてトリメチルガリウム(TMG)等の有機金属、
アンモニア(NH3)を導入するとともに、キャリア
ガスとして水素または窒素を導入する。そして、TMG
とNH3とが反応することで、種結晶上に窒化ガリウム
(GaN)が成長する。この方法によれば、原料をすべ
てガスの形で反応室内に導入できるため、ハイドライド
気相成長法と比較して、膜厚の精密な制御を行うことが
できる。
のハイドライド気相成長法や有機金属気相成長法には、
次のような問題があった。すなわち、ハイドライド気相
成長法および有機金属気相成長法によってGaN等のII
I-V族化合物半導体を成長させる場合、III-V族化合物半
導体の成分でない塩素や水素がHCl、NH3、H2等と
して反応室内に滞ってしまうため、これらを排出口より
反応室の外部へ排出する必要があった。すなわち、ハイ
ドライド気相成長法および有機金属気相成長法には、い
わゆる開管法が適用されているのである。このため、原
料の大半が成長に寄与せずに捨てられることになり、原
料収率が悪いという問題があった。また、大量のHC
l、NH3、H2等を捨てるには、大規模の除害設備が必
要となり、コスト高を招くことになる。つまり、これら
の方法は、低コストの単結晶作製には適さないのであ
る。
生成物などを排出しないため、原料収率は、ハイドライ
ド気相成長法や有機金属気相成長法と比較して低くはな
い。ところが、近年、III-V族化合物半導体の製造分野
においては、成長速度を向上させることが要請されてい
るが、外部から原料ガスを供給しない閉管法では、原料
ガスの輸送料が少ないため、成長速度の向上は望めな
い。
のであり、原料収率が高く、成長速度の速いIII-V族窒
化物半導体の成長方法および気相成長装置を提供するこ
とを目的とする。
反応室内に設けられた種結晶上にIII-V族窒化物半導体
を成長させるIII-V族窒化物半導体の成長方法であっ
て、反応室内に連続的に導入される窒素をプラズマ励起
するとともに反応室内に配置されたIII族元素を蒸発さ
せ、プラズマ励起された窒素と蒸発させられたIII族元
素とを反応させて種結晶上にIII-V族窒化物半導体を成
長させることを特徴とする。
半導体の成長方法によれば、反応室内に導入された窒素
(N2)を励起してプラズマ状態にする一方、反応室内
で、たとえばガリウム(Ga)などのIII族(3B族)
元素を蒸発させる。そして、プラズマ励起された窒素と
蒸発されられたIII族元素とを反応させることで、種結
晶上にたとえば窒化ガリウム(GaN)などのIII-V族
窒化物半導体を成長させることができる。ここで、本発
明では、窒素はプラズマ状態に励起されているため、原
子同士の結合力が大きい窒素分子の状態にあるときより
もIII族元素と反応し易くされており、さらに、閉管法
を採用した場合と異なり反応室に窒素を逐次導入するこ
とができるため、III-V族窒化物半導体の成長速度を高
めることができる。また、本発明においてIII-V族窒化
物半導体を成長させるために用いられるのはIII族元素
および窒素だけであり、このIII族元素および窒素はす
べてIII-V族窒化物半導体の成長に寄与する。すなわ
ち、III-V族窒化物半導体の成長時に副生成物が発生せ
ず、反応室内の気体を外部に排出する必要がなくなり、
原料収率の向上を図ることができる。
I-V族窒化物半導体の成長方法において、二つの電極間
に正負のパルス電圧を交互に印加することで、各電極間
において窒素をプラズマ励起させることを特徴とする。
半導体の成長方法によれば、正負のパルス電圧を電極間
に印加するため、各パルスの間が歯抜けの間欠信号とな
り、連続したサイン波の高周波電圧を印加するような場
合と比較して、放電現象がコロナ放電とならず窒素をプ
ラズマ励起しやすくなる。
れた種結晶上にIII-V族窒化物半導体を成長させるIII-V
族窒化物半導体の成長方法であって、反応室内に連続的
に導入される窒素をプラズマ励起によって反応室内の水
素と反応させて窒素の水素化物を生成し、当該窒素の水
素化物と反応室内で蒸発させられたIII族元素とを反応
させて種結晶上にIII-V族窒化物半導体を成長させた
後、III-V族窒化物半導体を成長させた際に生成された
水素と、反応管内に連続的に導入される窒素と、をプラ
ズマ励起によって反応させて窒素の水素化物を生成する
ことを特徴とする。
半導体の成長方法によれば、反応室内に連続的に導入さ
れる窒素をプラズマ励起によって反応室内の水素と反応
させてNH、NH2、NH3等の窒素の水素化物を生成す
る。一方、反応室内では、たとえばガリウムなどのIII
族元素を蒸発させる。そして、窒素の水素化物と蒸発さ
せられたIII族元素とが反応して、種結晶上に窒化ガリ
ウムなどのIII-V族窒化物半導体が成長する。ここで、
本発明では、窒素はNHX(X=1〜3)等の水素化物
として種結晶近傍まで拡散してIII族元素と反応するた
め、原子同士の結合力が大きい窒素分子の状態にあると
きよりもIII族元素と反応し易くされており、さらに、
閉管法を採用した場合と異なり反応室に反応量に等しい
窒素を逐次導入することができるため、III-V族窒化物
半導体の成長速度を高めることができる。
応によりIII-V族窒化物半導体を成長させた際に、III-V
族窒化物半導体の成分でない水素が発生する。そして、
この水素と反応室内に導入された窒素とをプラズマ励起
によって反応させて再びNH等の窒素の水素化物を生成
する。その後、かかる窒素の水素化物と蒸発させられた
III族元素とを反応させて、種結晶上にIII-V族窒化物半
導体をさらに成長させることができる。すなわち、本発
明においては、III-V族窒化物半導体の成分でない水素
を反応室内で循環させて何度も利用することができるた
め、反応室内の気体を外部に排出する必要がなくなり、
原料収率の向上を図ることができる。
I-V族窒化物半導体の成長方法において、二つの電極間
に正負のパルス電圧を交互に印加することで、各電極間
において窒素と水素とをプラズマ励起によって反応させ
ることを特徴とする。
半導体の成長方法によれば、正負のパルス電圧を電極間
に印加するため、各パルスの間が歯抜けの間欠信号とな
り、連続したサイン波の高周波電圧を印加するような場
合と比較して、放電現象がコロナ放電とならず窒素と水
素とをプラズマ励起によって反応させやすくなる。
れた種結晶上にIII-V族窒化物半導体を成長させるIII-V
族窒化物半導体の成長方法であって、反応室内に配置さ
れたIII族元素とハロゲン分子またはハロゲン化物とを
反応させてIII族元素のハロゲン化物を生成し、当該III
族元素のハロゲン化物とプラズマ励起させた窒素とを反
応させて種結晶上にIII-V族窒化物半導体を成長させた
後、III-V族窒化物半導体を成長させた際に生成された
ハロゲン分子またはハロゲン化物と、反応室内に配置さ
れたIII族元素と、を反応させてIII族元素のハロゲン化
物を生成することを特徴とする。
半導体の成長方法によれば、反応室内に導入された窒素
を励起してプラズマ状態にする一方、反応室内に配置さ
れたガリウム等のIII族元素とCl2等のハロゲン分子ま
たはHCl等のハロゲン化物とを反応させて塩化ガリウ
ム(GaCl)等のIII族元素のハロゲン化物を生成す
る。そして、プラズマ励起された窒素とIII族元素のハ
ロゲン化物とを反応させることで、種結晶上にたとえば
窒化ガリウムなどのIII-V族窒化物半導体を成長させる
ことができる。ここで、窒素はプラズマ状態に励起され
るため、原子同士の結合力が大きい窒素分子の状態にあ
るときよりもIII族元素と反応し易くされており、ま
た、閉管法を採用した場合と異なり反応室に窒素を逐次
導入することができるため、III-V族窒化物半導体の成
長速度を高めることができる。さらに、Ga等のIII族
元素は平衡蒸気圧の高いGaCl等のハロゲン化物とし
て種結晶近傍まで輸送されるため、III族元素を蒸発さ
せて種結晶近傍に到達させる場合よりも輸送速度は速く
なり、III-V族窒化物半導体の成長速度を速くすること
ができる。
素のハロゲン化物との反応によりIII-V族窒化物半導体
を成長させた際に、III-V族窒化物半導体の成分でない
ハロゲンがハロゲン分子またはハロゲン化物として発生
する。そして、このハロゲン分子またはハロゲン化物と
反応室内に配置されたガリウム等のIII族元素とが反応
して、III族元素のハロゲン化物が再び生成される。そ
の後、かかるIII族元素のハロゲン化物とプラズマ励起
された窒素とを反応させて、種結晶上にIII-V族窒化物
半導体をさらに成長させることができる。すなわち、本
発明においては、III-V族窒化物半導体の成分でないハ
ロゲンを反応室内で循環させて何度も利用することがで
きるため、反応室内の気体を外部に排出する必要がなく
なり、原料収率の向上を図ることができる。
I-V族窒化物半導体の成長方法において、二つの電極間
に正負のパルス電圧を交互に印加することで、各電極間
において窒素をプラズマ励起させることを特徴とする。
半導体の成長方法によれば、正負のパルス電圧を電極間
に印加するため、各パルスの間が歯抜けの間欠信号とな
り、連続したサイン波の高周波電圧を印加するような場
合と比較して、放電現象がコロナ放電とならず窒素をプ
ラズマ励起しやすくなる。
れた種結晶上にIII-V族窒化物半導体を成長させるIII-V
族窒化物半導体の成長方法であって、反応室内に導入さ
れる窒素と反応室内の水素とをプラズマ励起によって反
応させて窒素の水素化物を生成するとともに反応室内に
配置されたIII族元素とハロゲン分子またはハロゲン化
物とを反応させてIII族元素のハロゲン化物を生成し、
窒素の水素化物とIII族元素のハロゲン化物とを反応さ
せて種結晶上にIII-V族窒化物半導体を成長させた後、I
II-V族窒化物半導体を成長させた際に生成されたハロゲ
ン分子またはハロゲン化物と反応室内に配置されたIII
族元素とを反応させてIII族元素のハロゲン化物を生成
するとともに、III-V族窒化物半導体を成長させた際に
生成された水素と窒素とをプラズマ励起によって反応さ
せて窒素の水素化物を生成することを特徴とする。
半導体の成長方法によれば、反応室内に導入された窒素
と反応室内の水素とをプラズマ励起によって反応させて
NH、NH2、NH3等の窒素の水素化物を生成するとと
もに、反応室内に配置されたIII族元素とCl2等のハロ
ゲン分子またはHCl等のハロゲン化物とを反応させて
GaCl等のIII族元素のハロゲン化物を生成する。そ
して、窒素の水素化物とIII族元素のハロゲン化物とを
反応させることで、種結晶上にたとえば窒化ガリウムな
どのIII-V族窒化物半導体を成長させることができる。
まで拡散してIII族元素と反応するため、原子同士の結
合力が大きい窒素分子の状態にあるときよりもIII族元
素と反応し易くされており、さらに、閉管法を採用した
場合と異なり反応室に反応量に等しい窒素を逐次導入す
ることができるため、III-V族窒化物半導体の成長速度
を高めることができる。さらに、Ga等のIII族元素は
平衡蒸気圧の高いGaCl等のハロゲン化物として種結
晶近傍まで輸送されるため、輸送速度は速くなり、III
族元素を蒸発させて種結晶近傍に到達させる場合よりも
III-V族窒化物半導体の成長速度を速くすることができ
る。
ゲン化物との反応によりIII-V族窒化物半導体を成長さ
せた際に、III-V族窒化物半導体の成分でない水素が発
生するとともに、ハロゲンがハロゲン分子またはハロゲ
ン化物として発生する。そして、この水素と反応管内に
導入された窒素とがプラズマ励起によって反応して、窒
素の水素化物が再び生成されるとともに、ハロゲン分子
またはハロゲン化物と反応室内に配置されたガリウム等
のIII族元素とが反応して、III族元素のハロゲン化物が
再び生成される。その後、このようにして生成された窒
素の水素化物とIII族元素のハロゲン化物とを反応させ
て、種結晶上にIII-V族窒化物半導体をさらに成長させ
ることができる。すなわち、本発明においては、III-V
族窒化物半導体の成分でない水素とハロゲンとを反応室
内で循環させて何度も利用することができるため、反応
室内の気体を外部に排出する必要がなくなり、原料収率
の向上を図ることができる。
I-V族窒化物半導体の成長方法において、二つの電極間
に正負のパルス電圧を交互に印加することで、各電極間
において窒素と水素とをプラズマ励起によって反応させ
ることを特徴とする。
半導体の成長方法によれば、正負のパルス電圧を電極間
に印加するため、各パルスの間が歯抜けの間欠信号とな
り、連続したサイン波の高周波電圧を印加するような場
合と比較して、放電現象がコロナ放電とならず窒素と水
素とをプラズマ励起によって反応させやすくなる。
8のうち何れか一項記載のIII-V族窒化物半導体の成長
方法において、反応室内の全圧が略一定に保たれるよう
に、窒素を反応室内に導入することを特徴とする。
半導体の成長方法によれば、III-V族窒化物半導体の成
長に伴って反応室内の窒素の分圧が低下しても、これを
補うように窒素が反応室に導入されるため、III-V族窒
化物半導体を安定して成長させることができる。
半導体を成長させる気相成長装置であって、III族元素
を収容する収容容器が内部に配置されるとともに、窒素
が導入される導入口を有する反応室と、導入口より導入
された窒素をプラズマ励起する励起手段と、反応室内に
配される種結晶および収容容器を加熱する加熱手段と、
を備え、種結晶上にIII-V族窒化物半導体を成長させる
際に、導入口より窒素が導入され、反応室内の気体は、
反応室の外部に排出されないことを特徴とする。
によれば、導入口より導入された窒素は、励起手段によ
ってプラズマ状態に励起される。一方、収容容器に収容
されたガリウム等のIII族元素は、加熱手段によって蒸
発させられる。そして、プラズマ状態にされた窒素と蒸
発させられたIII族元素とが反応することで、種結晶上
にたとえば窒化ガリウムなどのIII-V族窒化物半導体を
成長させることができる。ここで、本発明では、窒素は
プラズマ状態に励起されているため、原子同士の結合力
が大きい窒素分子の状態にあるときよりもIII族元素と
反応し易くされており、さらに、閉管法を採用した場合
と異なり反応室に窒素を逐次導入することができるた
め、III-V族窒化物半導体の成長速度を高めることがで
きる。また、本発明の成長方法で用いられる材料は、II
I-V族窒化物半導体の成分であるIII族元素および窒素だ
けであるため、原料収率の向上を図ることができる。さ
らに、本発明では、III-V族窒化物半導体を成長させる
際に反応室内の気体は外部に排出されないが、成長中に
反応室内に導入される窒素はすべてGaNの成長に使用
されるため、反応室内にGaNの成長に寄与しない気体
が滞ることはない。
V族窒化物半導体を成長させる際に、導入口より水素お
よびハロゲン(Cl2等のハロゲン分子またはHCl等
のハロゲン化物)を所定量だけ導入してもよい。この場
合、導入口より反応室内に導入された窒素を励起手段に
よってプラズマ励起し、さらに水素と反応させてNH、
NH2、NH3等の窒素の水素化物を生成するとともに、
収容容器に収容されたIII族元素とハロゲン分子または
ハロゲン化物とを反応させてGaCl等のIII族元素の
ハロゲン化物を生成する。そして、窒素の水素化物とII
I族元素のハロゲン化物とを反応させることで、種結晶
上にたとえば窒化ガリウムなどのIII-V族窒化物半導体
を成長させることができる。
結晶近傍まで拡散してIII族元素と反応するため、原子
同士の結合力が大きい窒素分子の状態にあるときよりも
III族元素と反応し易くされており、さらに、閉管法を
採用した場合と異なりIII-V族窒化物半導体を成長させ
る際に反応室に反応量に等しい窒素が導入されているた
め、成長速度を高めることができる。さらに、Ga等の
III族元素はGaCl等のハロゲン化物として種結晶近
傍まで輸送されるため、III族元素を蒸発させて種結晶
近傍に到達させる場合よりもIII-V族窒化物半導体の成
長速度を速くすることができる。
ゲン化物との反応によりIII-V族窒化物半導体を成長さ
せた際に、III-V族窒化物半導体の成分でない水素が発
生するとともに、ハロゲンがハロゲン分子またはハロゲ
ン化物として発生する。これらの水素およびハロゲン分
子またはハロゲン化物は、III-V族窒化物半導体を成長
させる際に、反応室の外部に排出されない。そして、水
素と窒素とがプラズマ励起によって反応して、窒素の水
素化物が再び生成されるとともに、ハロゲン分子または
ハロゲン化物と反応室内に配置されたガリウム等のIII
族元素とが反応して、III族元素のハロゲン化物が再び
生成される。その後、このようにして生成された窒素の
水素化物とIII族元素のハロゲン化物とが反応して、種
結晶上にIII-V族窒化物半導体がさらに成長する。すな
わち、III-V族窒化物半導体の成分でない水素とハロゲ
ンとを反応室内で循環させて何度も利用することができ
るため、原料収率の向上を図ることができる。
の気相成長装置において、励起手段は、二つの電極と、
当該各電極間に正負のパルス電圧を交互に印加する高周
波電源と、を有することを特徴とする。
によれば、高周波電源によって正負のパルス電圧を電極
間に印加するため、各パルスの間が歯抜けの間欠信号と
なり、連続したサイン波の高周波電圧を印加するような
場合と比較して、放電現象がコロナ放電とならず窒素を
プラズマ励起しやすくなる。
明に係るIII-V族窒化物半導体の成長方法およびIII-V族
窒化物半導体の成長装置の好適な実施形態について詳細
に説明する。尚、同一要素には同一符号を用いるものと
し、重複する説明は省略する。
るIII-V族窒化物半導体を成長させる気相成長装置1を
示す図である。本実施形態の気相成長装置1は、石英製
の反応管(反応室)3内の種結晶支持台5によって支持
されたサファイアからなる種結晶10上に、III-V族窒
化物半導体である窒化ガリウム(GaN)を成長させる
ために用いられるものである。同図に示すように、反応
管3の上面には、窒素(N2)が導入される導入口7を
有する導入ポート9が形成され、反応管3の内部には、
III族(3B族)元素であるガリウム(Ga)を収容す
る収容容器11が配置されている。さらに、反応管3の
周囲には、収容容器11内のGaおよび種結晶10の近
傍を加熱するヒータ13が設けられている。また、種結
晶10の径方向の温度均一性を高めるために、反応管3
は縦型炉としている。さらに、反応管3は、導入口7を
介してのみ外部との気体の流通を図れるように構成され
ている。
に流入された窒素を励起してプラズマ状態にする励起装
置15が備えられている。励起装置15は、周波数2.
45GHzのマイクロ波を発生する発振器17と、発振
器17からのマイクロ波が内部を進む導波管19と、か
ら構成されており、マイクロ波を導入ポート9に導くた
めに、導入ポート9は導波管19を貫通している。
を測定する圧力計21が備えられており、図示を省略す
る制御装置の制御もと、圧力計21によって測定された
反応管3内の圧力に応じた流量の窒素が、導入ポート9
を介して反応管3内に導入される。
1によってGaNを成長させる方法を説明する。
ず、ヒータ13を作動させて、種結晶10近傍の温度を
約1000℃とし、Gaの収容容器11の温度を約11
00℃とする。これにより、収容容器11内のGaは蒸
発させられる。また、発振器17を作動させて2.45
GHzのマイクロ波を発生させるが、このマイクロ波
は、導波管19内で定常波となる。
約4000Paで、気体の標準状態に換算した流量を1
×10-3l/min程度にして窒素を反応管3内に導入
し始める。窒素は、GaNの成長を終了するまで反応管
3内に供給され続けることになる。また、導入ポート9
を通過する窒素は、導波管19内を進行するマイクロ波
によって励起されてプラズマ状態となる。プラズマ状態
にある窒素としては、原子状、分子状など様々な状態も
のがあるが、以下において、便宜上これらを総称して窒
素プラズマとする。また、窒素プラズマのうちN*(窒
素ラジカル)のみを図示し、N2 +、N2 -等のイオン状の
プラズマの図示は省略した。
は、それぞれ拡散して種結晶10の近傍に到達し、両者
が反応することで、種結晶10上にGaN層20を成長
させることができる。なお、GaN層20の成長に伴っ
て反応管3内の窒素の分圧が低下しそうになるが、これ
を補うように図示を省略する制御装置が圧力計21から
の圧力データに基づいて導入ポート9へ導入する窒素の
流量を定めるため、反応管3内の全圧を略一定に維持す
ることができる。このため、GaN層20を安定して成
長させることができる。
素は反応性の高いプラズマ状態に励起されているため、
原子同士の結合力が大きい窒素分子(N2)の状態にあ
るときよりもGaと反応し易くされており、さらに、閉
管法を採用した場合と異なり反応管3に窒素を逐次導入
することができるため、GaN層20の成長速度を高め
ることができる。なお、本発明者らの実験により、窒素
をプラズマ状態に励起しなかった場合のGaN層の成長
速度は1μm/時間以下であったが、本実施形態の方法
によれば、成長速度が約100μm/時間となることが
判明した。また、本実施形態では、GaNの原材料とし
てGaN層20の成分であるGaおよび窒素のみが用い
られるため、ハイドライド気相成長法および有機金属気
相成長法に採用される開管法のように反応管3内の気体
を外部に排出する必要がなくなり、原料収率の向上を図
ることができる。なお、本発明者らが実験したところ、
反応管3内に導入した窒素の殆どが結晶成長に寄与し、
原料収率は80%以上であった。
としてAlGaN層、InGaN層などを積層すること
で、青色LED等を作製することができ、さらに、この
ような青色LEDのチップ表面にYAG系蛍光体をコー
ティングすることで、白色LEDを実現することができ
る。
ら、本発明に係るIII-V族窒化物半導体の成長方法の第
2実施形態を説明する。本実施形態では、第1実施形態
と同様の気相成長装置1を用いる。
0を成長させるには、まず、導入ポート9を介して反応
管3内に窒素(N2)を導入し始め、次いで、水素
(H2)を所定量だけ導入する。窒素は、GaNの成長
を終了するまで反応管3内に供給され続けることにな
る。続いて、第1実施形態と同様に、収容容器11内の
Gaを蒸発させるとともに、導入口7より導入された窒
素を励起して窒素プラズマとする。すると、図2に示す
ように、窒素プラズマと水素とが反応して、NHX(X
=1,2,3)、そのイオン、及びこれらのプラズマ状
態のもの等が生成される。以下、これらをNHXと記
す。なお、反応管3内の水素が導入ポートに流れ込ん
で、プラズマ状態にされている場合もあるが、本実施形
態の「窒素プラズマと水素との反応」とは、このように
して生成された水素プラズマと窒素プラズマとが反応す
る場合を含む意である。
Xと蒸発させられたGaとが反応して、種結晶10上に
GaN層20が成長する。ここで、本実施形態では、窒
素は水素化物として種結晶10の拡散して流れてGaと
反応するため、原子同士の結合力が大きい窒素分子(N
2)の状態にあるときよりもGaと反応し易くされてお
り、さらに、閉管法を採用した場合と異なり反応管3内
に窒素を逐次導入することができるため、GaN層20
の成長速度を高めることができる。実際に、水素の導入
量を反応管3内の全気体の30%として実験を行ったと
ころ、GaN層20の成長速度は約150μm/時間で
あった。
層20を成長させた際に、GaNの成分でない水素(H
2)が発生する。本実施形態の気相成長装置1には排出
口が設けられていないため、この水素は外部に排出され
ない。そして、この水素(H 2)と導入ポート9を経て
新たに反応管3内に供給された窒素プラズマとを反応さ
せて、再び窒素の水素化物およびそのイオンを生成す
る。その後、このようにして生成されたNHXと蒸発さ
せられたGaとが反応してGaNが生成され、種結晶1
0上のGaN層20をさらに厚くすることができる。す
なわち、本実施形態においては、GaNの成分でない水
素(H2)を反応管3内で循環させて何度も利用するこ
とができるため、反応管3内の気体を外部に排出する必
要がなくなり、原料収率の向上を図ることができる。実
際に、本実施形態の方法によってGaN層を成長させた
ところ、原料収率は約80%であった。
3内の窒素の分圧が低下しそうになるが、第1実施形態
と同様に、これを補うように図示を省略する制御装置が
圧力計21からの圧力データに基づいて導入ポート9へ
導入する窒素の流量を定めるため、反応管3内の全圧を
略一定に維持することができる。このため、GaN層2
0を安定して成長させることができる。
ら、本発明に係るIII-V族窒化物半導体の成長方法の第
3実施形態を説明する。本実施形態では、上記各実施形
態と同様の気相成長装置1を用いる。
して窒素プラズマとするとともに、ヒータ13を作動さ
せてGaを蒸発させる。窒素は、GaNの成長が終了す
るまで、反応管3内に導入され続ける。次いで、導入口
7より反応管3内にハロゲン化物である塩化水素(HC
l)を分圧10Pa〜500Paで所定量だけ導入す
る。すると、分圧の影響で反応管3の底部に流れたHC
lが収容容器11内のGaと反応し、III族元素のハロ
ゲン化物である塩化ガリウム(GaCl)と水素
(H2)とが生成される。さらに、GaClおよびH
2は、収容容器11の近傍と種結晶10の近傍との蒸気
圧差によって種結晶10に到達する。そして、上記の窒
素プラズマとGaClとが反応することで、種結晶10
上にIII-V族窒化物半導体であるGaN層20が成長す
る。
て窒素プラズマとされているため、原子同士の結合力が
大きい窒素分子(N2)の状態にあるときよりもGaと
反応し易くされており、また、閉管法を採用した場合と
異なり反応管3に窒素を逐次導入することができるた
め、GaN層20の成長速度を高めることができる。さ
らに、Gaはハロゲン化物である平衡蒸気圧の高いGa
Clとして種結晶10の近傍まで輸送されるため、第1
実施形態および第2実施形態のようにGaを蒸発させて
種結晶10近傍に到達させる場合よりも輸送速度は速く
なり、GaN層20の成長速度を速くすることができ
る。実際に、HClの導入量を反応管3内の全気体の1
0%として実験を行ったところ、GaN層20の成長速
度は約160μm/時間であった。
よりGaN層20を成長させた際に生成されたGaNの
成分でないハロゲン(Cl)と、導入口7より導入され
た水素(H2)またはGaClが生成される際に同時に
発生した水素(H2)とが反応して、塩化水素(HC
l)が生成される。なお、塩素が水素と反応せず、ハロ
ゲン分子(Cl2)として生成される場合もある。本実
施形態の気相成長装置1には排出口が設けられていない
ため、これらのHClやCl2は外部に排出されない。
そして、この塩化水素(HCl)または塩素(Cl2)
と反応管3内に配置されたGaとが反応して、GaCl
が再び生成される。その後、このGaClと窒素プラズ
マとを反応させて、種結晶10上のGaN層20をさら
に厚くすることができる。すなわち、本実施形態におい
ては、GaNの成分でないハロゲン(Cl)を反応管3
内で循環させて何度も利用することができるため、反応
管3内の気体を外部に排出する必要がなくなり、原料収
率の向上を図ることができる。
循環させるハロゲンとして、Clのほか、Br、I等を
用いてよい。また、反応管3内に塩化水素(HCl)を
導入する代わりに、ハロゲン分子として塩素(C
l2)、臭素(Br2)、ヨウ素(I 2)等を導入しても
よい。
3内の窒素の分圧が低下しそうになるが、上記各実施形
態と同様に、これを補うように図示を省略する制御装置
が圧力計21からの圧力データに基づいて導入ポート9
へ導入する窒素の流量を定めるため、反応管3内の全圧
を略一定に保つことができる。このため、GaN層20
を安定して成長させることができる。
ら、本発明に係るIII-V族窒化物半導体の成長方法の第
4実施形態を説明する。本実施形態では、上記各実施形
態と同様の気相成長装置1を用いる。
0を成長させるには、まず、導入ポート9を介して反応
管3内に窒素(N2)を導入し始め、続いて、第3実施
形態と同様に塩化水素(HCl)および水素(H2)を
所定量だけ導入する。窒素は、GaNの成長を終了する
まで反応管3内に供給され続けることになる。次いで、
収容容器11内のGaを蒸発させるとともに、導入口7
より導入された窒素を励起して窒素プラズマとする。す
ると、図4に示すように、窒素プラズマと水素(H2)
とが反応して、NHXが生成される。また、分圧の影響
で反応管3の底部に流れたHClが収容容器11内のG
aと反応し、III族元素のハロゲン化物である塩化ガリ
ウム(GaCl)と水素(H2)とが生成される(この
ときの水素の流れは、図示を省略する)。
びNHXは、収容容器11の近傍と種結晶10の近傍と
の蒸気圧差によって種結晶10に到達する。そして、G
aClとNHXとが反応することで、種結晶10上にIII
-V族窒化物半導体であるGaN層20が成長する。
て種結晶10近傍まで流れてGaと反応するため、原子
同士の結合力が大きい窒素分子(N2)の状態にあると
きよりもガリウムと反応し易くされており、さらに、閉
管法を採用した場合と異なり反応管3に窒素を逐次導入
することができるため、GaN層20の成長速度を高め
ることができる。さらに、Gaはハロゲン化物である平
衡蒸気圧の高いGaClとして種結晶10の近傍まで輸
送されるため、Gaを蒸発させて種結晶10近傍に到達
させる場合よりも輸送速度は速くなり、GaN層20の
成長速度を速くすることができる。実際に、反応管3内
の全気体に対する水素の導入量を50%とし、HClの
導入量を10%として実験を行ったところ、GaN層2
0の成長速度は約200μm/時間であった。
aN層20を成長させた際に、GaNの成分でない水素
(H2)と、ハロゲン化物である塩化水素(HCl)と
が生成される。なお、塩素が水素と反応せず、ハロゲン
分子(Cl2)として生成される場合もある。本実施形
態の気相成長装置1には排出口が設けられていないた
め、これらのH2、HCl等は外部に排出されない。そ
して、このようにして発生した水素(H2)と導入ポー
ト9を経て新たに反応管3内に供給された窒素プラズマ
とが反応して、再びNHXが生成される。一方、塩化水
素(HCl)または塩素(Cl2)と収容容器11に収
容されたGaとが反応して、GaClが再び生成され
る。
aClとNHXとを反応させて、種結晶10上のGaN
層20をさらに厚くすることができる。すなわち、本実
施形態においては、GaNの成分でない水素(H2)と
ハロゲン(Cl)を反応管3内で循環させて何度も利用
することができるため、反応管3内の気体を外部に排出
する必要がなくなり、原料収率の向上を図ることができ
る。実際に、本実施形態の方法によってGaN層を成長
させたところ、原料収率は80%以上であった
態と同様に、反応管3内を循環させるハロゲンとして、
Clのほか、Br、I等を用いてよい。また、反応管3
内に塩化水素(HCl)を導入する代わりに、ハロゲン
分子として塩素(Cl2)、臭素(Br2)、ヨウ素(I
2)等を導入してもよい。
3内の窒素の分圧が低下しそうになるが、上記各実施形
態と同様に、これを補うように図示を省略する制御装置
が圧力計21からの圧力データに基づいて導入ポート9
へ導入する窒素の流量を定めるため、反応管3内の全圧
を略一定に維持することができる。このため、GaN層
20の単結晶化歩留が向上し、安定して成長することが
可能になった。
本発明に係るIII-V族窒化物半導体の成長方法の第5実
施形態を説明する。本実施形態が第1実施形態と異なる
のは、窒素を励起してプラズマ状態にするための励起装
置の構成にある。本実施形態の気相成長装置1の励起装
置35は、反応管23を囲うように対向配置されると共
に平板を湾曲させた形状をなす2枚の電極30,30
と、この電極30,30間に高周波高電圧を印加するた
めの高周波電源40と、を備えている。
柱形状をなしており、その上面中央には、内部に窒素を
導入するための導入管25が挿通されている。また、反
応管23の下部周囲には、第1実施形態と同様のヒータ
13が設けられている。なお、図示は省略するが、反応
管23の内部には第1実施形態と同様に種結晶10及び
Gaを収容する収容容器11が配されている(図1参
照)。
0,30間に印加される電圧を示すグラフである。同グ
ラフに示すように、電極30,30には、高周波電源4
0によって正負のパルス電圧が交互に印加される。ま
た、各パルスの間は歯抜けとされて、いわゆる間欠信号
となっている。さらに、立ち上がり時間t1及び立ち下
がり時間t2はともに1.25μsecと比較的短くさ
れ、周波数は1kHz〜100kHzの範囲で可変され
る。また、正のパルス電圧と負のパルス電圧はそれぞれ
+8kv,−12kvとされ、正負のパルス信号は非対
称な波形となっている。
aN層を成長させるには、まず、ヒータ13を第1実施
形態と同様な条件で温度設定することでGaを蒸発さ
せ、次いで、導入管25から反応管23内に窒素を導入
する。窒素は、GaNの成長を終了するまで反応管23
内に供給され続ける。また、導入管25から反応管23
へ導入されて電極30,30間に到達した窒素は、高周
波電源40によって印加される高周波高電圧によって励
起され、窒素プラズマとなる。
波の高周波電圧を電極間に印加するような従来の技術と
異なり、各パルスの間を歯抜けとした正負のパルス電圧
を印加する電源を用いるため、放電現象がコロナ放電と
ならず窒素を窒素プラズマにしやすい。また、パルス信
号の立ち上がり速度が速いため、単位面積当たりの電界
強度が強くなり、窒素が励起されて窒素プラズマになり
やすい。
応管23は誘電体である石英によって形成されているた
め、電極30,30間に電界を均一に生じさせることが
できる。これにより、異常放電を防止でき、より安定且
つ効果的にプラズマを発生させることができる。
来から低圧下で不活性ガスを使う手法があるが、本実施
形態の高周波電源40を使用すれば、常圧においてもプ
ラズマを発生させることができる。
を使用する場合は、導入ポート9からマイクロ波が漏れ
ないように導入ポート9のサイズを小さくする必要があ
り、反応管23の設計、製作に手間がかかったが、本実
施形態においては導入管25を所望のサイズにすること
ができ、反応管23の設計、製作が容易になる。
発生するが、RF、ECR、マイクロ波など形状を変え
にくい他のプラズマ発生手段に比べて、本実施形態の励
起装置35は、図5及び以下に説明する図7〜図9のよ
うに電極形状を自由に変えることができるため、種結晶
を所望の場所に配置した上でその近傍にプラズマを発生
させられるという利点がある。
プラズマと蒸発されられたGaとは、それぞれ拡散して
種結晶10の近傍に到達し、両者が反応することで種結
晶10上にGaN層20を成長させることができる。
の変形例を説明する。図7に示す第1の変形例では、反
応管23の上面に1本の棒状電極30aを挿通させ、反
応管23の上部周囲に環状電極30bを配置し、棒状電
極30aと環状電極30bとに高周波電源40が接続さ
れている。また、棒状電極30aは、誘電部材50aに
よって覆われている。このような構成としても、第5実
施形態と同様に、導入管25から導入されて棒状電極3
0aと環状電極30bとの間に到達した窒素を、容易に
プラズマにすることができる。また、棒状電極30aと
環状電極30bとの間には誘電部材50aが配されてい
るため、棒状電極30aと環状電極30bとの間に電界
を均一に生じさせることができる。これにより、異常放
電を防止でき、より安定且つ効果的にプラズマを発生さ
せることができる。
の上面から2枚の平板電極30c,30cを平行に挿通
させ、各平板電極30c,30cに高周波電源40が接
続されている。また、各平板電極30c,30cの対向
面側には、平板誘電部材50bが取り付けられている。
このような構成としても、第5実施形態と同様に、導入
管25から導入されて平板電極30c,30cの間に到
達した窒素を、容易に窒素プラズマにすることができ
る。また、各平板電極30c,30cの間には平板誘電
部材50bが配されているため、平板電極30c,30
cの間に電界を均一に生じさせることができる。これに
より、異常放電を防止でき、より安定且つ効果的にプラ
ズマを発生させることができる。
の上面から円筒状の支持棒27が挿通され、当該支持棒
27の下端に円板電極30dが取り付けられている。こ
の円板電極30dの下面には、種結晶10が取り付けら
れている。さらに、本変形例では、収容容器11を円板
電極30dと対向配置させ、円板電極30dと収容容器
11内のGaとが高周波電源40に電気的に接続されて
いる。すなわち、収容容器11内のGaが、電極として
使用されている。このような構成としても、第5実施形
態と同様に、導入管25から導入されて円板電極30d
と収容容器11との間に到達した窒素を、容易にプラズ
マにすることができる。なお、本変形例では、種結晶1
0の下方にGaN層20が成長することになる。
いて二つの電極間に高周波高電圧を印加することでプラ
ズマを発生させるようにしたものであるが、この他、第
2実施形態〜第4実施形態に適用することができる。第
3実施形態に第5実施形態の技術を適用した場合は、窒
素を容易にプラズマにすることができ、第2実施形態及
び第4実施形態に適用した場合は、窒素と水素とをプラ
ズマ励起によって容易に反応させることができる。
実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記各
実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明の
III-V族半導体成長装置によれば、III族元素としてアル
ミニウム(Al)やインジウム(In)等を用いること
により、GaNのほか、AlN、InN等のIII-V族窒
化物を成長させることができる。
V族窒化物半導体の成長方法および気相成長装置によれ
ば、原料収率を高くできるとともに、成長速度を速くす
ることができる。
および気相成長装置の第1実施形態の説明図である。
の第2実施形態を説明するために用いた図である。
の第3実施形態を説明するために用いた図である。
の第4実施形態を説明するために用いた図である。
の第5実施形態を説明するために用いた図である。
れる電圧を示すグラフである。
種結晶支持台(基板ホルダ)、7…導入口、9…導入ポ
ート、10…種結晶、11…収容容器、13…ヒータ
(加熱手段)、15,35…励起装置(励起手段)、1
7…発振器、19…導波管、21…圧力計、25…導入
管、30…電極、30a…棒状電極、30b…環状電
極、30c…平板電極、30d…円板電極、40…高周
波電源、50a…誘電部材、50b…平板誘電部材。
Claims (11)
- 【請求項1】 反応室内に設けられた種結晶上にIII-V
族窒化物半導体を成長させるIII-V族窒化物半導体の成
長方法であって、 前記反応室内に連続的に導入される窒素をプラズマ励起
するとともに前記反応室内に配置されたIII族元素を蒸
発させ、 前記プラズマ励起された窒素と前記蒸発させられたIII
族元素とを反応させて前記種結晶上にIII-V族窒化物半
導体を成長させることを特徴とするIII-V族窒化物半導
体の成長方法。 - 【請求項2】 二つの電極間に正負のパルス電圧を交互
に印加することで、前記各電極間において前記窒素をプ
ラズマ励起させることを特徴とする請求項1記載のIII-
V族窒化物半導体の成長方法。 - 【請求項3】 反応室内に設けられた種結晶上にIII-V
族窒化物半導体を成長させるIII-V族窒化物半導体の成
長方法であって、 前記反応室内に連続的に導入される窒素をプラズマ励起
によって前記反応室内の水素と反応させて窒素の水素化
物を生成し、当該窒素の水素化物と前記反応室内で蒸発
させられたIII族元素とを反応させて前記種結晶上にIII
-V族窒化物半導体を成長させた後、 前記III-V族窒化物半導体を成長させた際に生成された
水素と、反応管内に連続的に導入される窒素と、をプラ
ズマ励起によって反応させて窒素の水素化物を生成する
ことを特徴とするIII-V族窒化物半導体の成長方法。 - 【請求項4】 二つの電極間に正負のパルス電圧を交互
に印加することで、前記各電極間において前記窒素と前
記水素とをプラズマ励起によって反応させることを特徴
とする請求項3記載のIII-V族窒化物半導体の成長方
法。 - 【請求項5】 反応室内に設けられた種結晶上にIII-V
族窒化物半導体を成長させるIII-V族窒化物半導体の成
長方法であって、 前記反応室内に配置されたIII族元素とハロゲン分子ま
たはハロゲン化物とを反応させてIII族元素のハロゲン
化物を生成し、当該III族元素のハロゲン化物とプラズ
マ励起させた窒素とを反応させて前記種結晶上にIII-V
族窒化物半導体を成長させた後、 前記III-V族窒化物半導体を成長させた際に生成された
ハロゲン分子またはハロゲン化物と、前記反応室内に配
置されたIII族元素と、を反応させてIII族元素のハロゲ
ン化物を生成することを特徴とするIII-V族窒化物半導
体の成長方法。 - 【請求項6】 二つの電極間に正負のパルス電圧を交互
に印加することで、前記各電極間において前記窒素をプ
ラズマ励起させることを特徴とする請求項5記載のIII-
V族窒化物半導体の成長方法。 - 【請求項7】 反応室内に設けられた種結晶上にIII-V
族窒化物半導体を成長させるIII-V族窒化物半導体の成
長方法であって、 前記反応室内に導入される窒素と反応室内の水素とをプ
ラズマ励起によって反応させて窒素の水素化物を生成す
るとともに前記反応室内に配置されたIII族元素とハロ
ゲン分子またはハロゲン化物とを反応させてIII族元素
のハロゲン化物を生成し、前記窒素の水素化物と前記II
I族元素のハロゲン化物とを反応させて前記種結晶上にI
II-V族窒化物半導体を成長させた後、 前記III-V族窒化物半導体を成長させた際に生成された
ハロゲン分子またはハロゲン化物と前記反応室内に配置
されたIII族元素とを反応させてIII族元素のハロゲン化
物を生成するとともに、前記III-V族窒化物半導体を成
長させた際に生成された水素と窒素とをプラズマ励起に
よって反応させて窒素の水素化物を生成することを特徴
とするIII-V族窒化物半導体の成長方法。 - 【請求項8】 二つの電極間に正負のパルス電圧を交互
に印加することで、前記各電極間において前記窒素と前
記水素とをプラズマ励起によって反応させることを特徴
とする請求項7記載のIII-V族窒化物半導体の成長方
法。 - 【請求項9】 前記反応室内の全圧が略一定に保たれる
ように、前記窒素を前記反応室内に導入することを特徴
とする請求項1〜請求項8のうち何れか一項記載のIII-
V族窒化物半導体の成長方法。 - 【請求項10】 III-V族窒化物半導体を成長させる気
相成長装置であって、 III族元素を収容する収容容器が内部に配置されるとと
もに、窒素が導入される導入口を有する反応室と、 前記導入口より導入された前記窒素をプラズマ励起する
励起手段と、 前記反応室内に配される種結晶および前記収容容器を加
熱する加熱手段と、を備え、 前記種結晶上にIII-V族窒化物半導体を成長させる際
に、前記導入口より窒素が導入され、前記反応室内の気
体は、反応室の外部に排出されないことを特徴とする気
相成長装置。 - 【請求項11】 前記励起手段は、二つの電極と、当該
各電極間に正負のパルス電圧を交互に印加する高周波電
源と、を有することを特徴とする請求項10記載の気相
成長装置。
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JP11-186012 | 1999-06-30 | ||
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