JP2001076268A - 異常検出装置 - Google Patents

異常検出装置

Info

Publication number
JP2001076268A
JP2001076268A JP25218499A JP25218499A JP2001076268A JP 2001076268 A JP2001076268 A JP 2001076268A JP 25218499 A JP25218499 A JP 25218499A JP 25218499 A JP25218499 A JP 25218499A JP 2001076268 A JP2001076268 A JP 2001076268A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
abnormality
monitored
switching
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP25218499A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyuji Shinohara
久二 篠原
Kiyoshi Yada
潔 矢田
Naoya Fujimaru
直也 藤丸
Kuniyoshi Okamoto
邦良 岡本
Masazumi Tsukano
正純 塚野
Takashi Mori
隆史 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd, Osaka Gas Co Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP25218499A priority Critical patent/JP2001076268A/ja
Publication of JP2001076268A publication Critical patent/JP2001076268A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 広大な工場などにおける異常の検出のための
構成を、効率よく実現する。 【解決手段】 複数jの可視光撮像手段Cjを、1台の
画像信号だけを表示手段7に与えて画像表示を行い、残
余の複数の撮像手段からの画像信号を異常検出のための
処理手段5に与えて自動的な異常検出を行い、この処理
手段5によって異常検出を行う前記残余の複数の撮像手
段を順次的に切換える。こうして撮像手段Cjを、画像
表示と自動的な異常検出のためとに共用化して、構成を
効率よく実現する。撮像手段Cjを、鉛直軸線11,1
3まわりに時間W2毎に順次的に角変位し、複数の被監
視場所Rを順次的に撮像する。処理手段5は、撮像手段
Cから得られる画像信号の演算処理を行い、異常を検出
する。この異常というのは、たとえば液化天然ガス(L
NG)の漏洩による白煙の発生、火災による煙の発生、
人の侵入の発生などの状態である。撮像手段Cjの順次
的な切換えの時間W2は、処理手段5による各被監視場
所毎の演算処理に要する時間W1を超える値に選ばれる
(W2>W1)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば広大な工
場などの場所における異常の発生を検出するための装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、LNG(液化天然ガス)基地
では、事故発生の未然防止のために、警備員による定期
的な巡回監視を行い、安定操業、保安の確保を図ってい
る。したがって大きな労力を必要とする。
【0003】この問題を解決するために、従来から、画
像処理を用いた異常検知装置は専用のカメラを用いて行
われている。LNG基地のような広大な工場をすべて常
時監視するには多数の設置を必要とする。また、火災や
LNGの漏洩を精度よく検知するために、赤外線カメラ
が用いられており、特に防爆仕様のものは比較的高価で
ある。
【0004】工場には一般に工業用テレビジョン(IT
V)カメラが多数設置されている。これは、作業監視も
しくは保安監視用に運転員が選択した時・場所のみの監
視を行うものであり、工場全体の自動的な異常監視を目
的としたものではない。このような構成において、工場
内の異常の発生を、画像処理によって自動的に監視する
ためには、専用の新たなITVカメラを設置することに
なり、効率が悪い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、たと
えばLNG基地などの工場およびそのほかの被監視場所
における異常の発生を、画像表示および異常検出のため
の各専用のITVカメラをそれぞれ設けるという無駄を
省き、できるだけ効率よく構成して、しかも正確に検出
することができるようにした異常検出装置を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、被監視場所を
撮像する複数の可視光撮像手段と、画像信号を表示する
表示手段と、画像信号を演算処理して被監視場所で発生
する異常を検出する処理手段と、前記複数の撮像手段の
うち、1または複数の撮像手段からの画像信号を表示手
段に与え、残余の撮像手段からの画像信号を処理手段に
与える表示/異常検出切換え手段とを含むことを特徴と
する異常検出装置である。
【0007】本発明に従えば、可視光撮像手段によって
撮像した1または複数の被監視場所の画像信号を、24
時間にわたり、常時、自動的に処理手段に与えて被監視
場所で発生する異常を検出することができる。またこの
撮像手段によって撮像した1または複数の被監視場所の
画像信号を表示手段に与え、作業者が必要とするときだ
け、作業監視などを目視して監視することができる。
【0008】特に本発明に従えば、表示/異常検出切換
え手段は、複数の撮像手段のうち、その複数未満である
1または複数の撮像手段からの画像信号を選択的に表示
手段に与えて被監視場所の画像を表示させ、また残余の
1または複数の撮像手段からの画像信号を選択的に処理
手段に与えて被監視場所で発生する異常を検出させる。
こうして複数の撮像手段のうち、一部の撮像手段からの
画像信号は表示手段に与えられて画像が表示され、残余
の撮像手段からの画像信号は処理手段に与えられて、常
時異常検出が行われ、このような表示/異常検出切換え
手段の働きによって、画像表示のためと自動的な異常検
出のために、たとえばITVカメラなどの撮像手段を共
用化することができる。したがって前述の先行技術に関
連して述べたように画像表示専用のITVと自動的な異
常検出のために専用のITVカメラとをそれぞれ設ける
必要がなく、異常検出装置を効率よく構成することがで
きるようになる。
【0009】また本発明は、表示/異常検出切換え手段
は、複数の前記残余の撮像手段からの画像信号を順次的
に切換えて処理手段に与え、処理手段は、前記残余の各
撮像手段からの画像信号をそれぞれ演算処理することを
特徴とする。
【0010】本発明に従えば、前記残余の撮像手段が複
数台であるとき、表示/異常検出切換え手段は、その残
余の複数の各撮像手段からの画像信号を順次的に選択的
に切換えて処理手段に与える。したがって処理手段は、
前記残余の複数の各撮像手段からの画像信号を受信し、
各撮像手段毎に撮像された被監視場所の異常検出を行
う。こうして処理手段は、前記残余の複数の撮像手段に
共用化して用いることができ、このことによってもま
た、効率よく構成することができるようになる。
【0011】また本発明は、被監視場所を撮像する可視
光撮像手段と、撮像手段を変位して複数の被監視場所を
切換える被監視場所切換え手段と、撮像手段の出力に応
答し、撮像された各被監視場所の画像を演算処理して異
常を検出する処理手段とを含むことを特徴とする異常検
出装置である。
【0012】本発明に従えば、可視光撮像手段、たとえ
ば可視光工業用テレビカメラなどによって被監視場所を
撮像し、被監視場所切換え手段によってこの可視光撮像
手段を角変位および/または直線状などの変位移動を切
換えて行い、こうして複数の監視場所を切換えて撮像す
る。各被監視場所の撮像手段によって撮像された画像
を、処理手段によって演算処理して画像処理し、これに
よって異常を検出する。異常というのは、たとえばLN
Gなどの極低温流体の漏洩時による白煙、火災発生時の
煙および水蒸気の大気放散時の白煙などの発生状態であ
ってもよく、人の侵入などの発生状態であってもよく、
そのほかの異常であってもよい。
【0013】また本発明は、被監視場所切換え手段は、
撮像手段を角変位して被監視場所を切換えることを特徴
とする。
【0014】本発明に従えば、撮像手段を被監視場所切
換え手段によってたとえば鉛直軸線まわりに角変位し、
これによって撮像される被監視場所を選択的に切換える
ことができる。したがって広い範囲にわたり、異常状態
の発生の検出を行うことができる。
【0015】また本発明は、被監視場所切換え手段は、
処理手段による各被監視場所の演算処理に要する時間W
1を超える時間W2だけ、あけて、撮像手段を切換える
ことを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、被監視場所切換え手段
は、複数の被監視場所を時間をずらして順次的に各被監
視場所の順次的な切換え時間W2は、処理手段の各被監
視場所の演算処理に要する時間W1、たとえば5秒を超
える値W2(W2>W1)に選ぶ。したがって各被監視
場所毎に、異常の検出を順次的に行うことができる。
【0017】また本発明は、被監視場所切換え手段は、
処理手段の出力に応答し、被監視場所の異常が検出され
たとき、切換え動作を停止する切換え制御手段を有し、
処理手段は、撮像手段によって順次的に撮像された各画
像を、演算処理することを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、被監視場所切換え手段に
よって被監視場所を切換えるために撮像手段を変位し、
異常が検出された被監視場所の撮像手段による撮像状態
を保ち、この異常が生じている被監視場所の撮像および
異常を検出するための演算処理を、繰返して行う。した
がって異常が生じている被監視場所の異常状態の変化
を、継続して監視することができる。
【0019】また本発明は、撮像手段の出力に応答し、
被監視場所の画像を表示する表示手段を含むことを特徴
とする。
【0020】本発明に従えば、撮像手段からの画像信号
は、表示手段、たとえば液晶または陰極線管などによっ
て実現されるモニタ装置などに目視表示することができ
る。これによって観察者は、各被監視場所の状況を把握
することができるとともに、上述のように異常の検出を
自動的に行うことができる。
【0021】また本発明は、処理手段の出力に応答し、
異常が検出されたとき、報知を行う報知手段を含むこと
を特徴とする。
【0022】本発明に従えば、処理手段によって異常が
検出されたとき、報知手段によって報知が行われ、これ
によって観察者は、被監視場所の異常の発生を確実に知
ることができる。この報知手段は、前記表示手段によっ
て実現されてもよいけれども、そのほかの実施の形態で
は、ブザーなどのように音響を発生する構成を有しても
よく、あるいはまたは音声合成によって音声による報知
を行う構成を有してもよく、そのほかの構成によって報
知を行うようにしてもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
全体の構成を示すブロック図である。LNG(液化天然
ガス)基地などの広大な工場において、複数jの可視光
撮像手段である工業用テレビカメラC1〜Cjが設けら
れ、これらのテレビカメラC1〜Cjは、切換え手段D
R1〜DRjによって変位して駆動される。参照符C1
〜Cj,DR1〜DRjなどは、添え字1〜jを省略し
て総括的に示すことがある。切換え手段DR1〜DRj
は、制御装置1において、テレビカメラ制御装置2によ
って個別的に制御される。中央制御室3では、各テレビ
カメラCからの画像の信号が信号処理回路4に与えら
れ、撮像された各画像は処理手段5において演算処理さ
れて異常が検出される。異常検出結果は、液晶または陰
極線管などによって実現される目視表示手段6において
表示される。この表示手段6ではまた、テレビカメラC
によって撮像された画像が表示される。さらにまた異常
の検出時に、その異常検出の報知が目視表示される。こ
の異常検出の報知信号はまた、制御装置1におけるテレ
ビカメラ制御装置2に接続された液晶または陰極線管な
どによって実現される表示手段であるモニタ7に与えら
れて報知が行われる。モニタ7では、工場内における作
業監視状態が優先して表示され、また上述のように異常
検出時の報知が目視表示される。特にこの実施の形態で
は、複数jのテレビカメラCのうち、1または複数(た
とえば1)のテレビカメラC1からの画像信号は、表示
/異常検出切換えのために、切換え手段DR1を経て表
示手段であるモニタ7に与えられ、作業者は、テレビカ
メラC1によって撮像された被監視場所の画像を目視観
察することができる。このとき残余の1または複数(た
とえば複数)のテレビカメラC2〜Cjからの画像信号
は、切換え手段DR2〜DRjによって表示/異常検出
のために選択的に中央制御室3の信号処理回路4から処
理手段5に与えられる。切換え手段DR2〜DRjは、
テレビカメラC2〜Cjのうちの1つの画像信号を選択
してテレビカメラ制御装置2から上述のように信号処理
回路4に伝送する。信号処理回路4および処理手段5
が、前記残余のテレビカメラC2〜Cjの数と等しい数
だけ設けられているとき、各テレビカメラC2〜Cjか
らの画像信号を個別的に信号処理回路4および処理手段
5に与えることができるけれども、上述の実施の形態で
は、前記残余のテレビカメラC2〜Cjに共用化されて
信号処理回路4および処理手段5が備えられているの
で、構成を効率よく実現することができる。
【0024】次に作業者が画像表示のためにテレビカメ
ラC2を選択することによって、切換え手段DR2を介
してテレビカメラC2の画像信号は、テレビカメラ制御
装置2を経てモニタ7に与えられ、こうしてテレビカメ
ラC2で撮像された被監視場所の画像を作業者は、目視
観察することができる。このとき、テレビカメラC1〜
Cjのうち、前述の画像表示が行われるテレビカメラC
2以外の残余のテレビカメラC1,C3,C4,…,C
jからの各画像信号は、切換え手段DR1,DR3,D
R4,…,DRjによって選択的に切換えられ、テレビ
カメラ制御装置2から信号処理回路4に与えられ、処理
手段5によって被監視場所の自動的な異常検出が行われ
る。図面では、参照符C3,C4,DR3,DR4は、
図面を簡略化するために、示されていない。
【0025】このようにして複数jのテレビカメラC1
〜Cjからの画像信号のうち、1または複数のテレビカ
メラ、たとえばC1からの画像信号をモニタ7によって
表示し、残余の1または複数のテレビカメラC2〜Cj
からの画像信号を処理手段5によって自動的な異常検出
のために用い、この自動的な異常検出のために前記残余
の複数のテレビカメラC2〜Cjを順次的に1つずつ切
換えて処理手段5に与えて異常検出を順次的に行う。さ
らにこのようなモニタ7による画像表示と、処理手段5
による自動的な異常検出とのテレビカメラC1〜Cj
を、選択的に、たとえば順次的に切換える。このように
して複数のテレビカメラC1〜Cjが、モニタ7による
画像表示のため、および処理手段5による自動的な異常
検出のために、共用化され、これによって本件装置を効
率よく構成することができる。
【0026】処理手段5において、演算処理された画像
によって異常が検出されたとき、その異常の検出を表す
信号は、ライン15を介してテレビカメラ制御装置2に
与えられ、その異常が検出された被監視場所Rを撮像し
ているテレビカメラCが同一の被監視場所Rを撮像し続
けるように、切換え手段DRによる切換え動作を禁止す
る。
【0027】テレビカメラ制御装置2には、コンソール
8が接続される。観察者によるコンソール8の操作によ
って、テレビカメラCの変位および選択を、手動によっ
ても切換え手段DR1〜DRjによって行うことができ
る。このようなコンソール8は、入力手段の働きをす
る。
【0028】図2は、図1に示される本発明の実施の一
形態の一部の構成を簡略化して示す図である。テレビカ
メラC1は、LNG基地などの工場における装置または
建物などの構造物9の上部に取付けられ、たとえば鉛直
の軸線11まわりに角変位して、その撮像される被監視
場所R1,R2を切換えて撮像することができる。また
工場に立設された支柱12には、テレビカメラC2がた
とえば鉛直の軸線13まわりに切換え手段DR2によっ
て角変位駆動されて設けられる。したがって被監視場所
R3,R4を自動的に切換えて撮像することができる。
先行技術では、これらのテレビカメラCの被監視場所
は、固定的であったけれども、本発明の実施の一形態で
は、切換え手段DRによって各カメラCの被監視場所R
を順次的に切換えて撮像することができ、これによって
できるだけ少ない台数のカメラCを用いて、できるだけ
多くの広い場所にわたって監視することができるように
なる。
【0029】図3は、図1および図2に示される本発明
の実施の一形態の全体の動作を説明するための図であ
る。ステップi1からステップi2に移り、テレビカメ
ラ制御装置2は、各テレビカメラCによる被監視場所R
を、切換え手段DRによって自動的に切換えて設定す
る。各カメラCのうちの1つからの画像信号は、テレビ
カメラ制御装置2から信号処理回路4を経て処理手段5
に与えられ、ステップi3において画像の演算処理が行
われ、異常状態の発生の判断が行われる。ステップi4
において処理手段5は、異常を検出したとき、ステップ
i5では、その異常の発生を報知する信号が、表示手段
6に与えられるとともに、テレビカメラ制御装置2に与
えられ、またモニタ7に与えられる。こうして表示手段
6およびモニタ7において、異常の発生が報知される。
この異常の発生は、テレビカメラCによる監視場所Rに
関する情報もまた併せて表示される。こうして監視場所
Rでの異常が検出される期間中、ステップi3,i4,
i5が実行され、その異常状態が常時監視されることに
なる。表示手段6およびモニタ7にはまた、テレビカメ
ラCによって撮像される被監視場所Rの可視光撮像画像
が表示される。
【0030】ステップi4において処理手段5が異常を
検出しないとき、ステップi6に移る。前述のステップ
i3における処理手段5の異常の検出のための演算処理
に要する時間W1は、たとえば5sec程度である。ステ
ップi6では、テレビカメラC1によって1つの被監視
場所Rの撮像を行った時点から、予め定める時間W2
(W2>W1)経過するまで、切換え手段DRによる被
監視場所Rの切換えを行わない。時間W2の経過後、ス
テップi6からステップi2に戻り、テレビカメラCに
よる次の被監視場所Rの撮像動作が切換えられる。たと
えば或るテレビカメラC1の被監視場所R1,R2が切
換え手段DR1によって切換えられ、異常が検出されな
いとき、このような切換え動作が時間W2毎に順次的に
行われる。テレビカメラC1による被監視場所R1,R
2の切換え動作が完了した後、次のテレビカメラC2に
よって、切換え手段DR2は被監視場所R3,R4を、
異常が検出されないとき時間W2毎に順次的に切換え
る。このようにして各テレビカメラC毎に切換え手段D
Rによって順次的に被監視場所Rが切換えられて、共通
の処理手段5による異常の検出の有無が判断される。
【0031】処理手段5による被監視場所Rの異常の検
出の動作を、次の図4〜図12を参照して述べる。図4
に示される各画像A,Bおよびa1の撮像時刻および画
素毎の演算は、表1のとおりである。
【0032】
【表1】
【0033】図4は画像A,Bから画像a1,a2を作
成する状態を示す図であり、画像A,Bは予め定める時
間Δtだけ時間がずれて1つのテレビカメラ、たとえば
C1によって同一の被監視場所、たとえばR1を撮像し
て得た画像である。これらの画像A,Bが撮像される時
間中、切換え手段DR1は停止して、テレビカメラC1
の変位を行わず、停止したままに保つ。これらの各画像
A,Bを構成する画素は、複数、たとえば256の輝
度、すなわち濃度の階調を表す信号を導出する。
【0034】画像Aには、像21が含まれ、時間Δt1
だけずれた画像Bには、像21と同一の像22が含まれ
る。画像Bには、画像Aには含まれていない像23が含
まれている。したがってこれらの画像A,Bの各画素毎
の輝度差を前述のように演算することによって、画像a
1が得られる。この画像a1には、2つの画像A,Bの
うち、いずれか一方の画像、たとえばBにのみ含まれて
いる像23が存在し、両画像A,Bに共通に含まれる像
21,22は除去される。しきい値L1,L2を用い
て、画像a1の各画素を2値化することによって、2値
画像a2を得ることができる。画像a1における像23
は、2値化されて、2値画像a2において像24として
得られる。2値画像a2には、参照符26,27によっ
て画素が示されている。黒い画素26は、一方の論理
値、たとえば論理「1」であり、白い画素27は、いず
れか他方の論理値、たとえば論理「0」である。
【0035】この際、論理「1」のエリアを変化が発生
した画素であり、その最小外接四角形を変化発生領域3
3として認識する。なお、複数の連続した画像を利用
し、その差分画像をOR演算を行うことにより、より信
頼性の高い変化発生領域を求めることが可能である(図
8参照)。
【0036】図5は、処理手段5の動作を説明するため
のフローチャートである。ステップj1からステップj
2に移り、前述の画像Aのデータをメモリ17にストア
して保存する。ステップj3では、画像A,Bのメモリ
17にストアされたデータを用いて、画像a1の時系列
差分の演算を行い、すなわち各画素毎の輝度差を演算す
る。こうして画像a1は、各画素毎に、それらの基にな
った画像A,Bの各画素毎の輝度差を表すデータがスト
アされることになる。画像a1は、図4(3)に示さ
れ、この各画像a1の各画素毎のデータは、輝度差の絶
対値であってもよいけれども、正または負の値であって
もよい。
【0037】図5のステップj4では、輝度差によって
表される画像a1の各画素を、しきい値L1,L2に従
って2値化する。こうして画像a1を2値化して得た2
値画像を、参照符号a2で表す。
【0038】図6は、処理手段5の2値化演算の動作を
説明するための図である。この2値化演算動作は、図5
のステップj4において実行される。処理手段5はま
ず、図6のステップk1からk2に移り、輝度差によっ
て表される画像a1の輝度差と画素数とのヒストグラム
を作成する。
【0039】図7は、画像a1のヒストグラムを示す図
である。図7の横軸は、輝度差であって、輝度差0〜2
55が、等間隔で設定される。図7の縦軸は、画素数
を、等間隔で表される。煙状物体が画像A,Bにおいて
撮像され、したがって輝度差によって表される画像a1
の図9におけるヒストグラムでは、画素数が3つの各グ
ループGP1,GP2,GP3に分けられる。グループ
GP1が得られる状態では、画像A,Bにおいて被撮像
物体は移動しない物体、たとえば景色、道路、家屋など
の像によって得られる。グループGP2は、煙状物体が
撮像されたときの状態を示す。グループGP3は、動く
人が撮像されたときの状態を示す。
【0040】煙状物体が撮像されないとき、図7のヒス
トグラムでは、グループGP2は得られず、参照符18
の特性が得られる。また動く人が撮像されないとき、グ
ループGP3は得られず、特性19が得られる。本件発
明者は、このように煙状物体および人の検出を行うにあ
たり、図7に示されるヒストグラムにおいて、グループ
GP2,GP3を検出することが重要であることを発見
した。このようなヒストグラムによって、輝度差によっ
て表される画像a1を、しきい値L1,L2でレベル弁
別し、グループGP2の画素だけによる2値画像a2を
得る。
【0041】このような2値画像a2を得るために、図
6のステップk3では、まず第1しきい値L1を演算し
て求める。この第1しきい値L1は、図7において輝度
差が小さい範囲における画素数の極小値29付近の輝度
差の値に選ばれる。輝度差が小さい範囲というのは、輝
度差が小さい方から大きい方にたどるときにおける1番
目の極小値29を含む範囲であり、またノイズによる誤
検出を防ぐことができ、煙状物体の像のみによるグルー
プGPを識別するための値の範囲である。
【0042】こうして第1しきい値L1が設定される
と、次に、この第1しきい値L1から予め定める値αだ
け大きい輝度差の値を、第2しきい値L2として設定す
る。第2しきい値L2は、図6のステップk4で演算し
て求められる。 L2 = L1+α …(1)
【0043】こうして得られた第1および第2しきい値
L1〜L2間の抽出範囲40内で、輝度差によって表さ
れる画像a1をレベル弁別し煙状物体に起因したグルー
プGP2の像だけに基づく2値画像a2を、前述のよう
に得る。
【0044】しきい値L1を図7のグループGP1,G
P2から演算する手法を説明する。グループGP1,G
P2の番号をk、これらのグループGP1,GP2内の
h番目の画素の輝度をxkhとし、グループGPk(こ
の場合、k=1,2)の輝度の平均値をx1kとし、グ
ループGPkの画素数をnkとするとき、分散σ2aは
次のとおりである。
【0045】全画素の輝度の平均をx1とするとき、グ
ループGP1,GP2間のばらつきは、クラス間分散σ
2bを指標として評価することができる。
【0046】σ2aとσ2bとの比である分散比F0は次
式で定義される。 F0 = σ2b/σ2a …(4)
【0047】この分散比F0が最大になるようにしきい
値L1を選択する。後述の実施の他の形態において、し
きい値L2をグループGP2,GP3によって求めると
きも、同様な手法で行うことができる。
【0048】図9は、煙状物体36と人37との判別を
行うための原理を説明するための図である。図9(1)
に示されるように煙状物体36と人37とが撮像された
場合を想定する。煙状物体36の像は、輝度の濃淡の分
布が存在し、これに対して人37の像は、輝度の濃淡が
比較的一様である。煙状物体36および人37は、いず
れも時間経過に応じて移動する。
【0049】図9(2)は、煙状物体36および人37
に対応して前述のように行い、これによって得られた画
像a2を示す。領域33aは、煙状物体36に対応する
変化発生領域であり、領域33bは、人37に対応する
変化発生領域である。煙状物体36の変化発生領域33
aは、この煙状物体36の像に対応する比較的近接して
分離した領域38を有する。この実施の形態では、煙状
物体36に対応する分離した領域38は、合計6個存在
する。これに対して人37の像39に基づいて変化発生
領域33bを求めることができる。この変化発生領域3
3bにおいて人37に対応する像39は、分離しておら
ず、単一個である。したがってこれらの各変化発生領域
33a,33b毎の分離した領域38の数nを計数し、
その計数値nに基づいて、煙状物体36であるかまたは
人37であるかに判別を行うことができることが、理解
される。
【0050】図10は、各変化発生領域33a,33b
における分離された領域38,39の数nを計数する動
作を説明するためのフローチャートである。ステップr
1からステップr2に移り、変化発生領域33a,33
bを決定する。次のステップr3では、各変化発生領域
33a,33b内における領域38,39を決定する。
そこでステップr4では、各分離した領域38の重心を
演算する。また変化発生領域33b内の単一の領域39
の重心も演算される。ステップr5では、こうして得ら
れた各領域38,39の各変化発生領域33a,33b
内における重心の数nを計数する。こうしてステップr
6では一連の動作を終了する。
【0051】図11は、処理手段5による煙状物体およ
び人の判別を行う動作を説明するためのフローチャート
である。前述の図10のステップr5において、計数さ
れた重心の数nが、予め定める値n0以上であるか(n
≧n0)が、ステップu2において判断される。重心の
数nである計数値が、予め定める値n0以上であれば、
ステップu3において煙状物体が検出されたものと判別
される。n<n0であれば、ステップu2からステップ
u4に移り、人が検出されたものと判別される。こうし
てステップu5では一連の動作を終了する。n0は、2
〜5のうちの1つの値であり、好ましくは2または3で
ある。
【0052】本発明の実施の他の形態では、重心を求め
てその計数を行う代りに、分離した領域の数を直接に計
数するようにしてもよい。
【0053】本発明の実施のさらに他の形態では、図7
における2値化のための第1および第2しきい値L1,
L2は、作成されたヒストグラムにおける画素数の2つ
の極小値29,41間の範囲を、輝度差の抽出範囲40
としてもよい。このようにして抽出範囲40内の輝度差
を有する画素を一方の論理値とし、抽出範囲40外の輝
度差を有する画素を他方の論理値として、レベル弁別を
行う。
【0054】本発明の実施の他の形態では、図11のス
テップu3,u4において、さらに次に述べる他の手法
を併せて用いて煙状物体および人の判別をもっと正確に
行うようにしてもよい。
【0055】図12は、本発明の他の実施の形態におけ
る煙状物体および人の判別を行う手法を説明するための
図である。図12に示される輝度に対応した画素数のヒ
ストグラムは、前述の画像Bにおける変化発生領域33
内の輝度と画素数を示すヒストグラムである。前述の2
値化演算などによって、変化発生領域33を定める。こ
の変化発生領域33内に含まれる画像Bの複数階調を有
する各画素毎の輝度と、その輝度に対応する画素数と
が、図12のようにして得られる。煙状物体の像が検出
されたとき、図12(1)の特性が得られ、人が検出さ
れたとき図12(2)の特性が得られる。各特性におけ
る輝度の小さい側の頂部q1,q2から輝度の大きい側
における画素数の傾斜した傾き(Y1/X1),(Y2
/X2)を演算して求める。こうして得られた各傾き
(Y1/X1),(Y2/X2)を予め定める値に与え
てレベル弁別することによって、煙状物体であるかまた
は人であるかを判別することができる。こうして前述の
ステップu3においてステップu2に判断結果において
さらに煙状物体が検出されたとき、煙状物体の検出の正
確さが向上されることになる。またステップu2によっ
て、ステップu4では、人が判断され、さらに図12
(2)に示されるようにさらに人が判別されることによ
って、人の検出がさらに一層正確に行われることにな
る。
【0056】
【発明の効果】請求項1の本発明によれば、可視光撮像
手段によって1または複数の被監視場所を常時撮像し
て、たとえば24時間にわたり異常監視を行うことがで
き、また作業者が必要時にのみ、撮像手段の画像信号に
よる表示手段の表示画面を目視し、作業監視を作業者に
よって行うことができる。
【0057】特に本発明によれば、複数の撮像手段のう
ち、その複数未満である1または複数の撮像手段からの
画像信号を表示手段に与えて被監視場所の画像を表示さ
せるとともに、残余の1または複数の撮像手段からの画
像信号を処理手段に与えて被監視場所で発生する異常を
検出させ、このようにして撮像手段の画像信号を、表示
/異常検出切換え手段を介して表示手段と処理手段とに
切換えて与えるようにしたので、各撮像手段を、画像表
示のためおよび自動的な異常検出のために共用化するこ
とができ、これによって画像表示専用の撮像手段および
自動的な異常検出のための専用の撮像手段をそれぞれ設
ける必要がなく、本件異常検出装置を効率よく構成する
ことが可能になる。
【0058】請求項2の本発明によれば、処理手段に画
像信号をそれぞれ与えるべき前記残余の撮像手段が複数
台存在するとき、これらの残余の各撮像手段の画像信号
を、表示/異常検出切換え手段によって順次的に切換え
て処理手段に与え、処理手段は、前記残余の各撮像手段
からの画像信号を順次的にそれぞれ演算処理して、異常
を検出することができ、このようにして前記残余の複数
の撮像手段に共用して処理手段を用いることができ、こ
のことによってもまた、本件異常検出装置を効率よく構
成することができる。
【0059】請求項3の本発明によれば、可視光撮像手
段を被監視場所切換え手段によって切換えて複数の被監
視場所を順次的に撮像し、各被監視場所の画像を処理手
段によって演算処理して異常を検出するので、簡単な構
成で広範囲にわたる異常の検出を行うことが自動的に可
能になる。撮像手段は、可視光を検出する工業用テレビ
カメラなどによって実現することができ、本発明の実施
が容易であるとともに、その被監視場所を表示手段によ
って表示して観察することもまた容易に可能である。
【0060】請求項4の本発明によれば、被監視場所切
換え手段によって撮像手段を変位し、複数の各被監視場
所の画像信号を処理手段によって演算処理し、異常監視
を行うことができる。
【0061】請求項5の本発明によれば、被監視場所切
換え手段は、撮像手段を、たとえば鉛直軸線まわりに、
角変位し、こうして複数の被監視場所を切換えて、順次
的に得た画像に基づいて異常を検出することができる。
これによって広範囲にわたる被監視場所の異常検出を容
易に行うことができる。
【0062】請求項6の本発明によれば、被監視場所切
換え手段による撮像手段の切換え時間W2は、処理手段
による演算処理に要する時間W1を超える値に選ばれ、
したがって各被監視場所の異常検出動作が終了する度
に、次の被監視場所の撮像が行われ、こうして順次的な
各被監視場所の異常の有無の状態を把握することが確実
である。
【0063】請求項7の本発明によれば、処理手段によ
る演算処理の結果、異常が検出されたとき、切換え制御
手段は、撮像手段の変位を行わず、その異常が検出され
た被監視場所を撮像したままとし、処理手段は、この異
常が生じている被監視場所の状態を常に演算処理して異
常の変化を知ることができるようになる。
【0064】請求項8の本発明によれば、撮像手段によ
って撮像された被監視場所の画像を表示手段によって表
示し、したがって異常の検出とともに、その被監視場所
の状態の把握を容易に行い、観察が可能になる。
【0065】請求項9の本発明によれば、異常が検出さ
れたとき、報知手段によって自動的に報知を行うので、
異常の検出を観察者が容易に知ることができ、異常状態
に対する対策を早期に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の全体の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1に示される本発明の実施の一形態の一部の
構成を簡略化して示す図である。
【図3】図1および図2に示される本発明の実施の一形
態の全体の動作を説明するための図である。
【図4】画像A,Bから画像a1,a2を作成する状態
を示す図である。
【図5】処理手段5の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図6】処理手段5の2値化演算の動作を説明するため
の図である。
【図7】画像a1のヒストグラムを示す図である。
【図8】複数の画像からOR演算により変化領域を求め
るイメージ図である。
【図9】煙状物体と人との判別を行うための原理を説明
するための図である。
【図10】各変化発生領域33a,33bにおける分離
された領域38,39の数nを計数する動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図11】処理手段5による煙状物体および人の判別を
行う動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】本発明の他の実施の形態における煙状物体お
よび人の判別を行う手法を説明するための図である。
【符号の説明】
1 制御装置 2 テレビカメラ制御装置 3 中央制御室 4 信号処理回路 5 処理手段 6 目視表示手段 7 モニタ 36 煙状物体 37 人 38,39 領域 A〜F 時間がずれた階調画像 a1 輝度差によって表される画像 a2 2値画像 C1〜Cj 可視光テレビカメラ DR1〜DRj 切換え手段 R1〜R4 被監視場所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢田 潔 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 藤丸 直也 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 岡本 邦良 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 塚野 正純 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 (72)発明者 森 隆史 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 Fターム(参考) 5C054 CF06 CG06 CH08 CH09 FC05 FC15 FC16 FF02 HA18 5C087 AA02 AA03 AA24 AA25 CC51 DD04 DD05 DD07 DD08 DD27 EE07 EE16 FF01 FF04 GG02 GG07 GG13 GG23 GG30 GG31 GG42 GG57 GG66

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被監視場所を撮像する複数の可視光撮像
    手段と、 画像信号を表示する表示手段と、 画像信号を演算処理して被監視場所で発生する異常を検
    出する処理手段と、 前記複数の撮像手段のうち、1または複数の撮像手段か
    らの画像信号を表示手段に与え、残余の撮像手段からの
    画像信号を処理手段に与える表示/異常検出切換え手段
    とを含むことを特徴とする異常検出装置。
  2. 【請求項2】 表示/異常検出切換え手段は、複数の前
    記残余の撮像手段からの画像信号を順次的に切換えて処
    理手段に与え、 処理手段は、前記残余の各撮像手段からの画像信号をそ
    れぞれ演算処理することを特徴とする請求項1記載の異
    常検出装置。
  3. 【請求項3】 被監視場所を撮像する可視光撮像手段
    と、 撮像手段を変位して複数の被監視場所を切換える被監視
    場所切換え手段と、 撮像手段の出力に応答し、撮像された各被監視場所の画
    像を演算処理して被監視場所で発生する異常を検出する
    処理手段とを含むことを特徴とする異常検出装置。
  4. 【請求項4】 撮像手段を変位して複数の被監視場所を
    切換える被監視場所切換え手段をさらに含み、 処理手段は、撮像された被監視場所の画像を演算処理す
    ることを特徴とする請求項1〜3のうちの1つに記載の
    異常検出装置。
  5. 【請求項5】 被監視場所切換え手段は、撮像手段を角
    変位して被監視場所を切換えることを特徴とする請求項
    3または4記載の異常検出装置。
  6. 【請求項6】 被監視場所切換え手段は、処理手段によ
    る各被監視場所の演算処理に要する時間W1を超える時
    間W2だけ、あけて、撮像手段を切換えることを特徴と
    する請求項3〜5のうちの1つに記載の異常検出装置。
  7. 【請求項7】 被監視場所切換え手段は、 処理手段の出力に応答し、被監視場所の異常が検出され
    たとき、切換え動作を停止する切換え制御手段を有し、 処理手段は、撮像手段によって順次的に撮像された各画
    像を、演算処理することを特徴とする請求項3〜6のう
    ちの1つに記載の異常検出装置。
  8. 【請求項8】 撮像手段の出力に応答し、被監視場所の
    画像を表示する表示手段を含むことを特徴とする請求項
    3〜7のうちの1つに記載の異常検出装置。
  9. 【請求項9】 処理手段の出力に応答し、異常が検出さ
    れたとき、報知を行う報知手段を含むことを特徴とする
    請求項1〜8のうちの1つに記載の異常検出装置。
JP25218499A 1999-09-06 1999-09-06 異常検出装置 Withdrawn JP2001076268A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25218499A JP2001076268A (ja) 1999-09-06 1999-09-06 異常検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25218499A JP2001076268A (ja) 1999-09-06 1999-09-06 異常検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001076268A true JP2001076268A (ja) 2001-03-23

Family

ID=17233673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25218499A Withdrawn JP2001076268A (ja) 1999-09-06 1999-09-06 異常検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001076268A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010097430A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Tokyo Univ Of Agriculture & Technology 煙検出装置及び煙検出方法
JP2010096668A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Denso Corp 光源識別装置、光源識別プログラム、車両検出装置、およびライト制御装置
US10837860B2 (en) 2015-10-29 2020-11-17 Konica Minolta, Inc. Leaked gas detection device and leaked gas detection method

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010097430A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Tokyo Univ Of Agriculture & Technology 煙検出装置及び煙検出方法
JP2010096668A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Denso Corp 光源識別装置、光源識別プログラム、車両検出装置、およびライト制御装置
JP4666049B2 (ja) * 2008-10-17 2011-04-06 株式会社デンソー 光源識別装置、光源識別プログラム、車両検出装置、およびライト制御装置
US8242934B2 (en) 2008-10-17 2012-08-14 Denso Corporation Light source discriminating apparatus, a light source discriminating program, a vehicles detection apparatus, and a light control apparatus
US10837860B2 (en) 2015-10-29 2020-11-17 Konica Minolta, Inc. Leaked gas detection device and leaked gas detection method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11516436B2 (en) Method and system for object location notification in a fire alarm system
US20070285511A1 (en) Video verification system and method for central station alarm monitoring
CN110080951B (zh) 风电机组塔架、塔筒连接监测方法、终端及可读存储介质
JP2018072881A (ja) 火災監視システム
CN108881384A (zh) 一种户外屏工作状态远程监测系统及方法
CN107257925A (zh) 显示气体浓度的系统和方法
WO2007145623A1 (en) Video verification system and method for central station alarm monitoring
JP2001076268A (ja) 異常検出装置
JPH10241077A (ja) 火災検知システム
JP2001076157A (ja) 煙状物体の検出装置
JP4918687B2 (ja) 警報表示器監視システム
JPH11125694A (ja) 原子力プラント室内総合監視システム
KR102191349B1 (ko) 화재 수신반 이미지에 기초하여 화재 감지를 위한 디지털 지도를 제공하는 화재 감지 시스템
CN114281656A (zh) 一种智能中控系统
CN211576452U (zh) 一种压力罐压力状态报警装置
JPH0397080A (ja) 画像監視装置
JP2021097336A (ja) 監視用テレビモニタ装置の故障予兆検知システム
JP4051151B2 (ja) 画像センサ、これを含む監視システム
JPH0916863A (ja) 監視制御装置
JP2019164337A (ja) Lcd表示器及び診断システム
JPH07250317A (ja) 画像監視装置及びその自己診断方法
JP2947689B2 (ja) 周辺監視画像処理装置
JP2002171513A (ja) 監視カメラによる自動検知装置
JPH09314071A (ja) 目視検査支援システム
JPH07160855A (ja) 画像情報によるビルメンテナンス管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061107