JP2001076055A - 査定金額算出方法及び損害査定システム - Google Patents
査定金額算出方法及び損害査定システムInfo
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- JP2001076055A JP2001076055A JP2000228059A JP2000228059A JP2001076055A JP 2001076055 A JP2001076055 A JP 2001076055A JP 2000228059 A JP2000228059 A JP 2000228059A JP 2000228059 A JP2000228059 A JP 2000228059A JP 2001076055 A JP2001076055 A JP 2001076055A
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- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 撮影装置で所定対象物を撮影するだけで、例
えば、損害保険の査定金額等を自動的に算出する。 【解決手段】 CPU1はデジタルカメラ3によって撮
影された事故車の撮影画像と、その車種に対応して予め
登録されている登録画像とを比較する。ここで、両者の
差異を検出すると、査定データテーブル9の内容および
RAM10内のパーツ座標データを参照してCPU1は
損傷程度に応じた査定金額を求めて表示出力する。
えば、損害保険の査定金額等を自動的に算出する。 【解決手段】 CPU1はデジタルカメラ3によって撮
影された事故車の撮影画像と、その車種に対応して予め
登録されている登録画像とを比較する。ここで、両者の
差異を検出すると、査定データテーブル9の内容および
RAM10内のパーツ座標データを参照してCPU1は
損傷程度に応じた査定金額を求めて表示出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種対象物に関
する損害保険の査定金額を算出する方法、及び損害保険
の損害金額を査定するシステムに関する。
する損害保険の査定金額を算出する方法、及び損害保険
の損害金額を査定するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車保険と呼ばれる損害保険
の事故調査員は、事故車を検査分析してその損傷程度を
記録用紙に記入したり、事故車をカメラで撮影し、それ
を営業所に持ち帰り、車種や損傷部品、損傷程度等をデ
ータ処理装置にキー入力し、この入力データに基づいて
保障査定金額等を求めるようにしていた。
の事故調査員は、事故車を検査分析してその損傷程度を
記録用紙に記入したり、事故車をカメラで撮影し、それ
を営業所に持ち帰り、車種や損傷部品、損傷程度等をデ
ータ処理装置にキー入力し、この入力データに基づいて
保障査定金額等を求めるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来におい
ては現場作業に時間がかかり、作業効率が極めて悪く、
しかも記述ミスのおそれもあり、また、営業所でデータ
処理装置にキー入力することは二度手間となる他、読み
間違えによる入力ミスのおそれがあった。この事情は、
事故車に限らず、損害保険の対象となる家屋、美術品等
において、その対象物が損傷を受けた場合も同じで、そ
の損傷の程度の査定をする場合も、容易にはその査定を
行えなかった。この発明の課題は、損傷を受けた対象物
を撮影装置で撮影することにより、その対象物の損傷程
度に応じた損害保険の査定を、その撮影現場にて直ちに
知ることができるようにすることである。
ては現場作業に時間がかかり、作業効率が極めて悪く、
しかも記述ミスのおそれもあり、また、営業所でデータ
処理装置にキー入力することは二度手間となる他、読み
間違えによる入力ミスのおそれがあった。この事情は、
事故車に限らず、損害保険の対象となる家屋、美術品等
において、その対象物が損傷を受けた場合も同じで、そ
の損傷の程度の査定をする場合も、容易にはその査定を
行えなかった。この発明の課題は、損傷を受けた対象物
を撮影装置で撮影することにより、その対象物の損傷程
度に応じた損害保険の査定を、その撮影現場にて直ちに
知ることができるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、損傷
した対象物に関する損害保険の査定金額をホスト端末と
の通信を介して算出する方法であって、撮影装置により
撮影された上記対象物の撮影画像を、上記ホスト端末に
記憶された当該被写体の正規画像と比較し、上記撮影画
像と上記正規画像との比較結果に基づいて当該対象物の
損傷状態に応じた損害保険の査定金額を算出する、よう
にしたことを特徴とする。請求項2の発明は、各種対象
物の種類に対応した登録画像をホストコンピュータに記
憶し、撮影装置にて撮影された対象物の撮影画像を上記
登録画像と比較するシステムであって、上記対象物の種
類の指定により、その種類に対応する登録画像を呼び出
す手段と、その呼び出された登録画像と上記撮影装置に
て撮影された撮影画像とを比較する手段と、その比較結
果に基づいて当該対象物の損傷程度を割り出して、その
損傷程度に応じた当該対象物の損害保険の金額を査定す
る手段と、を具備したことを特徴とする。
した対象物に関する損害保険の査定金額をホスト端末と
の通信を介して算出する方法であって、撮影装置により
撮影された上記対象物の撮影画像を、上記ホスト端末に
記憶された当該被写体の正規画像と比較し、上記撮影画
像と上記正規画像との比較結果に基づいて当該対象物の
損傷状態に応じた損害保険の査定金額を算出する、よう
にしたことを特徴とする。請求項2の発明は、各種対象
物の種類に対応した登録画像をホストコンピュータに記
憶し、撮影装置にて撮影された対象物の撮影画像を上記
登録画像と比較するシステムであって、上記対象物の種
類の指定により、その種類に対応する登録画像を呼び出
す手段と、その呼び出された登録画像と上記撮影装置に
て撮影された撮影画像とを比較する手段と、その比較結
果に基づいて当該対象物の損傷程度を割り出して、その
損傷程度に応じた当該対象物の損害保険の金額を査定す
る手段と、を具備したことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を参照してこの
発明の一実施形態を説明する。図1はデジタルカメラ付
き携帯用端末装置のブロック構成図で、この端末装置は
自動車損害保険向けの仕様となっている。CPU1は各
種プログラムにしたがってこの携帯用端末装置の全体動
作を制御する中央演算処理装置である。なお、記憶装置
2は、プログラム、データ等が予め記憶されている記憶
媒体を有しており、この記憶媒体は磁気的、光学的記憶
媒体、もしくは半導体メモリで構成されている。この記
憶媒体は記憶装置に固定的に設けたもの、もしくは着脱
自在に装着するものである。また、前記記憶媒体に記憶
するプログラム、データ等は、通信回線等を介して接続
された他の機器から受信して記憶する構成にしてもよ
く、更に、通信回線等を介して接続された他の機器側に
前記記憶媒体を備えた記憶装置を設け、この記憶媒体に
記憶されているプログラム、データを通信回線を介して
使用する構成にしてもよい。
発明の一実施形態を説明する。図1はデジタルカメラ付
き携帯用端末装置のブロック構成図で、この端末装置は
自動車損害保険向けの仕様となっている。CPU1は各
種プログラムにしたがってこの携帯用端末装置の全体動
作を制御する中央演算処理装置である。なお、記憶装置
2は、プログラム、データ等が予め記憶されている記憶
媒体を有しており、この記憶媒体は磁気的、光学的記憶
媒体、もしくは半導体メモリで構成されている。この記
憶媒体は記憶装置に固定的に設けたもの、もしくは着脱
自在に装着するものである。また、前記記憶媒体に記憶
するプログラム、データ等は、通信回線等を介して接続
された他の機器から受信して記憶する構成にしてもよ
く、更に、通信回線等を介して接続された他の機器側に
前記記憶媒体を備えた記憶装置を設け、この記憶媒体に
記憶されているプログラム、データを通信回線を介して
使用する構成にしてもよい。
【0006】デジタルカメラ3は固体撮像素子(例え
ば、CCDイメージセンサ)を備え、この固体撮像素子
に受光された被写体像を光電変換すると共に、アナログ
/デジタル変換する電子スチールカメラであり、端末装
置本体に組み込まれている。なお、このデジタルカメラ
を端末装置本体に対して着脱自在に接続するようにして
もよい。このデジタルカメラ3は事故車を撮影するもの
で、これによって撮影された撮影画像は、画像取り込み
用インターフェイスである画像制御部4を介してCPU
1に取り込まれ、表示部5に表示出力されたり、画像記
憶部6に格納される。なお、この場合、表示部5はデジ
タルカメラ3のファインダ画面としても機能する。
ば、CCDイメージセンサ)を備え、この固体撮像素子
に受光された被写体像を光電変換すると共に、アナログ
/デジタル変換する電子スチールカメラであり、端末装
置本体に組み込まれている。なお、このデジタルカメラ
を端末装置本体に対して着脱自在に接続するようにして
もよい。このデジタルカメラ3は事故車を撮影するもの
で、これによって撮影された撮影画像は、画像取り込み
用インターフェイスである画像制御部4を介してCPU
1に取り込まれ、表示部5に表示出力されたり、画像記
憶部6に格納される。なお、この場合、表示部5はデジ
タルカメラ3のファインダ画面としても機能する。
【0007】通信制御部7は無線によってホストコンピ
ュータとの間でデータの送受信を行うデジタル無線通信
機能を有し、ホストコンピュータ(図示せず)側のハー
ドディスク等に予め登録されている登録画像(車種別に
自動車の外観を表わす画像)が送信されて来た際に、C
PU1はこの登録画像を取り込み、画像記憶部6に格納
する。なお、登録画像はデジタルカメラによって撮影さ
れた画像に限らず、イメージリーダによって読み取られ
た画像であってもよい。この場合、画像記憶部6に格納
される登録画像は、事故車と同一車種の画像であり、入
力部8から車種を入力して画像要求を指示すると、ホス
トコンピュータ側からその車種の登録画像が送信されて
来る。その際、ホストコンピュータ側からは登録画像と
共に、その車種に対応する査定データやパーツ座標デー
タも送信されて来る。すると、CPU1は査定データお
よびパーツ座標データを受け取ると共に、査定データテ
ーブル9、RAM10にセットし、この査定データ、パ
ーツ座標データを参照して査定金額を算出する処理を行
う。
ュータとの間でデータの送受信を行うデジタル無線通信
機能を有し、ホストコンピュータ(図示せず)側のハー
ドディスク等に予め登録されている登録画像(車種別に
自動車の外観を表わす画像)が送信されて来た際に、C
PU1はこの登録画像を取り込み、画像記憶部6に格納
する。なお、登録画像はデジタルカメラによって撮影さ
れた画像に限らず、イメージリーダによって読み取られ
た画像であってもよい。この場合、画像記憶部6に格納
される登録画像は、事故車と同一車種の画像であり、入
力部8から車種を入力して画像要求を指示すると、ホス
トコンピュータ側からその車種の登録画像が送信されて
来る。その際、ホストコンピュータ側からは登録画像と
共に、その車種に対応する査定データやパーツ座標デー
タも送信されて来る。すると、CPU1は査定データお
よびパーツ座標データを受け取ると共に、査定データテ
ーブル9、RAM10にセットし、この査定データ、パ
ーツ座標データを参照して査定金額を算出する処理を行
う。
【0008】図2は査定データ、図3はパーツ座標デー
タを示し、ある車種に関するデータ例である。査定デー
タは車種、パーツ損傷程度、補修金額とから成り、例え
ばボンネットを例に挙げるとその損傷程度「30%」、
「20%」、「10%」に応じた補修金額がそれぞれ設
定されている。また、パーツ座標データは車種、パー
ツ、座標とから成り、その車種に対応する登録画像中に
おいて、座標データは各パーツ毎にパーツを構成する各
構成画素の位置座標を示している。
タを示し、ある車種に関するデータ例である。査定デー
タは車種、パーツ損傷程度、補修金額とから成り、例え
ばボンネットを例に挙げるとその損傷程度「30%」、
「20%」、「10%」に応じた補修金額がそれぞれ設
定されている。また、パーツ座標データは車種、パー
ツ、座標とから成り、その車種に対応する登録画像中に
おいて、座標データは各パーツ毎にパーツを構成する各
構成画素の位置座標を示している。
【0009】次に、図4および図5に示すフローチャー
トを参照してこの携帯用端末装置の動作を説明する。こ
のフローチャートに記載した各機能を実現するプログラ
ムはCPUが読み取り可能なプログラムコードの形態で
前記記憶媒体に記憶されている。先ず、損害保険の事故
調査員は、この携帯用端末装置を持参し、現場にて事故
車をデジタルカメラ3で撮影すると、この撮影画像は画
像記憶部6に格納される(ステップS1)。この場合、
事故車の正面、両側面、背面をそれぞれ撮影すると共に
四隅部方向から撮影する。つまり合計8枚撮影すると、
ステップS2で所定枚数分の撮影が終了したことが検出
されてステップS3に進む。ここで、事故車の車種を調
べ、その車種を入力部8から入力して画像要求を指示す
ると、それに応答してホストコンピュータ側からその車
種の登録画像、査定データ、パーツ座標データが送信さ
れて来るため、CPU1はこれを受信し、登録画像、査
定データ、パーツ座標データを対応する画像記憶部6、
査定データテーブル9、RAM10にセットする。ここ
で、登録画像は8枚分の画像(正面画像、両側面画像、
背面画像、四隅部方向の画像)を1組とするもので、撮
影画像に対応して画像記憶部6に格納される。
トを参照してこの携帯用端末装置の動作を説明する。こ
のフローチャートに記載した各機能を実現するプログラ
ムはCPUが読み取り可能なプログラムコードの形態で
前記記憶媒体に記憶されている。先ず、損害保険の事故
調査員は、この携帯用端末装置を持参し、現場にて事故
車をデジタルカメラ3で撮影すると、この撮影画像は画
像記憶部6に格納される(ステップS1)。この場合、
事故車の正面、両側面、背面をそれぞれ撮影すると共に
四隅部方向から撮影する。つまり合計8枚撮影すると、
ステップS2で所定枚数分の撮影が終了したことが検出
されてステップS3に進む。ここで、事故車の車種を調
べ、その車種を入力部8から入力して画像要求を指示す
ると、それに応答してホストコンピュータ側からその車
種の登録画像、査定データ、パーツ座標データが送信さ
れて来るため、CPU1はこれを受信し、登録画像、査
定データ、パーツ座標データを対応する画像記憶部6、
査定データテーブル9、RAM10にセットする。ここ
で、登録画像は8枚分の画像(正面画像、両側面画像、
背面画像、四隅部方向の画像)を1組とするもので、撮
影画像に対応して画像記憶部6に格納される。
【0010】次に、CPU1は撮影画像を登録画像の寸
法に合わせるために、8枚分の撮影画像をそれに対応す
る登録画像に基づいて拡大/縮小する処理を行う(ステ
ップS4)。ここで、図6(A)は左側面の登録画像、
(B)は左側面の撮影画像を示している。登録画像には
全車長、全幅長、全高長、トレッド長等が定義されてお
り、CPU1はこれらの寸法に合うように撮影画像を拡
大/縮小する。図6(C)は撮影画像を拡大する場合を
示している。このようにして8枚分の撮影画像を拡大/
縮小して登録画像の寸法に合わせると、CPU1はこの
拡大/縮小した各撮影画像を3次元加工して立体画像を
生成する(ステップS5)。この場合、例えば、複数枚
の2次元画像内の対応する点を自動抽出し、画像間の視
差から距離を求める等の画像処理技法によって立体画像
を生成するが、精密な画像生成は行わず、全体形状や主
要パーツが特定できる程度の立体画像であれば足りる。
図6(D)は事故車の立体画像を示している。なお、こ
の場合、立体画像を表示出力するようにしてもよい。ま
た、同様に登録画像についてもその8枚の二次元画像を
3次元加工して立体画像を生成する(ステップS6)。
この場合においても、全体形状や主要パーツを特定でき
る程度の立体画像であれば足りる。
法に合わせるために、8枚分の撮影画像をそれに対応す
る登録画像に基づいて拡大/縮小する処理を行う(ステ
ップS4)。ここで、図6(A)は左側面の登録画像、
(B)は左側面の撮影画像を示している。登録画像には
全車長、全幅長、全高長、トレッド長等が定義されてお
り、CPU1はこれらの寸法に合うように撮影画像を拡
大/縮小する。図6(C)は撮影画像を拡大する場合を
示している。このようにして8枚分の撮影画像を拡大/
縮小して登録画像の寸法に合わせると、CPU1はこの
拡大/縮小した各撮影画像を3次元加工して立体画像を
生成する(ステップS5)。この場合、例えば、複数枚
の2次元画像内の対応する点を自動抽出し、画像間の視
差から距離を求める等の画像処理技法によって立体画像
を生成するが、精密な画像生成は行わず、全体形状や主
要パーツが特定できる程度の立体画像であれば足りる。
図6(D)は事故車の立体画像を示している。なお、こ
の場合、立体画像を表示出力するようにしてもよい。ま
た、同様に登録画像についてもその8枚の二次元画像を
3次元加工して立体画像を生成する(ステップS6)。
この場合においても、全体形状や主要パーツを特定でき
る程度の立体画像であれば足りる。
【0011】このようにして撮影画像によって得られた
立体画像(事故車)と登録画像によって得られた立体画
像とを比較するが(ステップS7)、この場合、各立体
画像は同一大であり、それを重ね合せた状態で例えば所
定角度ずつ角度を変更させながら360°回転させる
(ステップS8、S9)。ここで、各立体画像を比較し
た結果、両者に差異が有れば、その部分が特定される。
図7(E)は立体画像を比較した結果、事故車の欠損部
分が差異部分として特定された状態を示している。次に
図5のステップS10に進み、RAM10内のパーツ座
標データを参照して差異の程度(損傷の程度)を算出す
る。すなわち、差異部分の座標から損失パーツを特定す
ると共に、損失の程度を算出する。この場合、損失の程
度は10%単位のように概算的に求められる。このよう
にしてパーツ毎に損失の程度を求めると、CPU1は査
定データテーブル9を参照し、査定金額を算出する処理
を行う(ステップS11)。いま、図7(F)に示すよ
うに損失パーツとして「ボンネット」、「ライト」、
「バンパー」が特定されたものとすると、ボンネットの
損傷程度、例えば、「30%」に対応する金額が査定デ
ータテーブル9から読み出される。同様に、「ライ
ト」、「バンパー」の損傷程度に応じた金額が査定デー
タテーブル9から読み出される。これによって各パーツ
の金額を合計した査定金額が求められ、査定結果として
表示出力される(ステップS12)。図7(G)はこの
場合の査定結果を示し、事故日、車種、損傷部(パーツ
名、金額)、査定金額が表示出力される。
立体画像(事故車)と登録画像によって得られた立体画
像とを比較するが(ステップS7)、この場合、各立体
画像は同一大であり、それを重ね合せた状態で例えば所
定角度ずつ角度を変更させながら360°回転させる
(ステップS8、S9)。ここで、各立体画像を比較し
た結果、両者に差異が有れば、その部分が特定される。
図7(E)は立体画像を比較した結果、事故車の欠損部
分が差異部分として特定された状態を示している。次に
図5のステップS10に進み、RAM10内のパーツ座
標データを参照して差異の程度(損傷の程度)を算出す
る。すなわち、差異部分の座標から損失パーツを特定す
ると共に、損失の程度を算出する。この場合、損失の程
度は10%単位のように概算的に求められる。このよう
にしてパーツ毎に損失の程度を求めると、CPU1は査
定データテーブル9を参照し、査定金額を算出する処理
を行う(ステップS11)。いま、図7(F)に示すよ
うに損失パーツとして「ボンネット」、「ライト」、
「バンパー」が特定されたものとすると、ボンネットの
損傷程度、例えば、「30%」に対応する金額が査定デ
ータテーブル9から読み出される。同様に、「ライ
ト」、「バンパー」の損傷程度に応じた金額が査定デー
タテーブル9から読み出される。これによって各パーツ
の金額を合計した査定金額が求められ、査定結果として
表示出力される(ステップS12)。図7(G)はこの
場合の査定結果を示し、事故日、車種、損傷部(パーツ
名、金額)、査定金額が表示出力される。
【0012】以上のように、デジタルカメラ3で事故車
を撮影するだけで、損傷箇所や損傷の程度を自動的に検
出することができると共に、この検出結果にしたがって
概算的に査定金額を求めることができる。この場合、査
定金額を現場にて求めることができるので、当事者はそ
れをその場で確認することが可能となる。
を撮影するだけで、損傷箇所や損傷の程度を自動的に検
出することができると共に、この検出結果にしたがって
概算的に査定金額を求めることができる。この場合、査
定金額を現場にて求めることができるので、当事者はそ
れをその場で確認することが可能となる。
【0013】なお、上述した一実施形態においては、事
故車の損失箇所を確認する際に、立体画像に変換するよ
うにしたが、必ずしも立体画像に変換する必要はなく、
二次元画像同士を比較することによって損失箇所を確認
するようにしてもよい。更に、査定金額と共に等級を求
めるようにしてもよい。また、プリンタを備えた端末装
置においては査定結果を印字出力するようにしてもよ
い。また、ホストコンピュータから登録画像を送信する
ようにしたが、フロッピー(登録商標)ディスク等の外
部記憶媒体から登録画像を外部供給するようにしてもよ
い。更に、車に限らず、2輪車、家屋、残造物、美術品
等を査定する場合でも適用可能である。
故車の損失箇所を確認する際に、立体画像に変換するよ
うにしたが、必ずしも立体画像に変換する必要はなく、
二次元画像同士を比較することによって損失箇所を確認
するようにしてもよい。更に、査定金額と共に等級を求
めるようにしてもよい。また、プリンタを備えた端末装
置においては査定結果を印字出力するようにしてもよ
い。また、ホストコンピュータから登録画像を送信する
ようにしたが、フロッピー(登録商標)ディスク等の外
部記憶媒体から登録画像を外部供給するようにしてもよ
い。更に、車に限らず、2輪車、家屋、残造物、美術品
等を査定する場合でも適用可能である。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、撮影装置で対象物を撮
影することにより、通信を介して接続されたホストコン
ピュータ側にて予め登録された画像との比較により、そ
の対象物の損傷程度に応じた損害保険の査定金額をその
撮影現場にて直ちに知ることができる。
影することにより、通信を介して接続されたホストコン
ピュータ側にて予め登録された画像との比較により、そ
の対象物の損傷程度に応じた損害保険の査定金額をその
撮影現場にて直ちに知ることができる。
【図1】デジタルカメラ付き携帯用端末装置のブロック
構成図。
構成図。
【図2】査定データの一部を例示した図。
【図3】パーツ座標データの一部を例示した図。
【図4】携帯用端末装置の主要動作を説明するためのフ
ローチャート。
ローチャート。
【図5】図4に続くフローチャート。
【図6】各動作過程を説明するための図。
【図7】図6に続く動作過程を説明するための図。
1 CPU 2 記憶装置 3 デジタルカメラ 4 画像制御部 5 表示部 6 画像記憶部 7 通信制御部 8 入力部 9 査定データテーブル 10 RAM
Claims (2)
- 【請求項1】 損傷した対象物に関する損害保険の査定
金額をホスト端末との通信を介して算出する方法であっ
て、 撮影装置により撮影された上記対象物の撮影画像を、上
記ホスト端末に記憶された当該被写体の登録画像と比較
し、 上記撮影画像と上記登録画像との比較結果に基づいて当
該対象物の損傷状態に応じた損害保険の査定金額を算出
する、 ようにしたことを特徴とする査定金額算出方法。 - 【請求項2】 各種対象物の種類に対応した登録画像を
ホストコンピュータに記憶し、撮影装置にて撮影された
対象物の撮影画像を上記登録画像と比較するシステムで
あって、 上記対象物の種類の指定により、その種類に対応する登
録画像を呼び出す手段と、 その呼び出された登録画像と上記撮影装置にて撮影され
た撮影画像とを比較する手段と、 その比較結果に基づいて当該対象物の損傷程度を割り出
して、その損傷程度に応じた当該対象物の損害保険の金
額を査定する手段と、 を具備したことを特徴とする損害査定システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000228059A JP2001076055A (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | 査定金額算出方法及び損害査定システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000228059A JP2001076055A (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | 査定金額算出方法及び損害査定システム |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8137417A Division JPH09297838A (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | 画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001076055A true JP2001076055A (ja) | 2001-03-23 |
Family
ID=18721424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000228059A Pending JP2001076055A (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | 査定金額算出方法及び損害査定システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001076055A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6343271B1 (en) * | 1998-07-17 | 2002-01-29 | P5 E.Health Services, Inc. | Electronic creation, submission, adjudication, and payment of health insurance claims |
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