JP2001075316A - 画像調整方法 - Google Patents

画像調整方法

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JP2001075316A
JP2001075316A JP24932899A JP24932899A JP2001075316A JP 2001075316 A JP2001075316 A JP 2001075316A JP 24932899 A JP24932899 A JP 24932899A JP 24932899 A JP24932899 A JP 24932899A JP 2001075316 A JP2001075316 A JP 2001075316A
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photosensitive drum
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Tokihiko Ogura
時彦 小倉
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光ドラム電位を測定する電位計を備えてい
なくても、交換した感光ドラムの帯電能、感度のバラツ
キを簡易に調整できるようにする。 【解決手段】 感光ドラム1の交換時に、先ず、露光装
置3による露光をオフして画像調整用の現像条件により
第1の画像を形成し、予め容易された第1の基準画像と
前記第1の画像の濃度を比較して、第1の画像の濃度が
第1の基準画像の濃度と略同じになるように1次帯電器
2に印加する1次電流を調整する。次に、この1次電流
で帯電された感光ドラム1に対して露光装置3から所定
光量で露光して第2の画像を形成し、予め容易された第
2の基準画像と前記第2の画像の濃度を比較して、第2
の画像の濃度が第2の基準画像の濃度と略同じになるよ
うに露光装置4からのレーザ光による露光を調整するこ
とにより、感光ドラム1の帯電能、感度のバラツキを簡
易に調整することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を利
用して画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ
等の画像形成装置の感光体を交換した時の画像形成条件
を調整する画像調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアナログ方式の複写機等の画像形
成装置は、光源及び反射ミラー等の光学ユニットを走査
して原稿台に置かれた原稿からの反射光を感光ドラムに
投影し、感光ドラムに帯電した電位の白地の部分を低下
させ、電位の低下していない部分に感光ドラムの帯電極
性と逆極性に帯電したトナーを現像装置を用いて付着さ
せる、いわゆる正規現像方式が用いられている。
【0003】一方、レーザー光等を潜像形成に用いたデ
ジタル方式の複写機、プリンタ等の画像形成装置は、一
般的には感光ドラムを均一帯電させた後レーザー光によ
り画像情報に対応する部分の電位を低下させ、その部分
に感光ドラム帯電極性と同極性に帯電したトナーを現像
装置により付着させてトナー画像を得る、いわゆる反転
現像方式を用いている。
【0004】反転現像方式における潜像形成方式を、以
下IAE(Image AreaExposurin
g)と呼び、正規現像方式における潜像形成方法を、以
下BAE(Background Area Expo
suring)と呼ぶことにする。
【0005】上記BAEにおいては、従来のアナログ方
式以外にデジタル方式においても画像情報領域以外の白
地の部分の電位をレーザー光もしくはLEDにより低下
させることによっても実現でき、この場合、潜像形成手
段以外の感光ドラム周辺に配置される帯電器、現像器、
クリーナ等のプロセスユニット、更には感光ドラム、現
像剤等は従来のアナログ方式のものを流用でき、製造コ
スト、製品価格において大きなメリットになる。
【0006】ところで、中高速複写機に用いられている
アナログ方式の感光ドラムは、製造コストの低い有機半
導体(以下、OPCという)や、耐久特性のよいアモル
ファスシリコン半導体(以下、a−Siという)が使わ
れている。OPCの露光エネルギーと感光ドラム表面電
位の関係は、a−Siと比べ非線型性が強いため、a−
Siに比ベエッジ部で電位のダレが大きくなり、IAE
では鮮鋭度の低下、BAEにおいてはライン細りという
欠点がある。
【0007】一方、a−Siは、潜像形成は露光エネル
ギー分布に比較的忠実なため、IAE、BAEで画質の
差は小さい。しかしながら、a−Siは帯電能、感度の
バラツキが大きいため一般的には感光ドラム表面の電位
を直接測定し、感光ドラム帯電電流及びレーザー光量に
フィードバックし、所望の暗電位、明電位になるように
制御している。よって、感光ドラムの交換時でも帯電
能、感度がある程度ばらついていても所望の画像を得る
ことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したa−Si感光
ドラムを用いたプリンタやデジタル複写機などの画像形
成装置を低コストで製造するには、上述したようにアナ
ログ複写機の帯電器、現像器、クリーナ等のモジュール
が流用できるBAE方式を用い、また、感光ドラム表面
の電位を測定する電位計等のコストアップとなる部品を
削減することが望ましい。
【0009】しかしながら、上記電位計を用いない画像
形成装置(プリンタやデジタル複写機など)では、感光
ドラムの温度特性、帯電器のバラッキ、経時変化などを
考慮して出荷時に調整したとしても、オフィスなどの市
場で耐久による寿命や感光ドラムに傷などが生じて新し
い感光ドラムと交換するような場合には、交換した感光
ドラム表面の電位を確認する手段がない。
【0010】また、感光ドラム表面の電位調整を無調整
とするには、製造される感光ドラムの帯電能、感度のバ
ラツキをほとんどなくす必要があるが、製造される感光
ドラムの全ての帯電能、感度を略同じにするには、製造
コストが上昇してしまうという問題があった。
【0011】そこで本発明は、感光ドラム表面の電位を
測定する電位計を備えていなくても、交換した感光ドラ
ムの帯電能、感度のバラツキを簡易な方法で調整するこ
とができる画像調整方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、帯電手段により感光体上を一様に帯電し、
帯電された前記感光体上を露光手段で露光して静電潜像
を形成し、前記静電潜像を現像手段で現像してトナー像
を形成する画像形成装置であって、前記感光体を新しい
感光体に交換した際の画像調整方法において、帯電され
た新しい前記感光体に対して露光を行わないで、画像調
整用の現像条件により第1の画像を形成する第1の工程
と、予め用意された第1の基準画像と前記第1の工程で
得られた前記第1の画像との濃度を比較して、前記第1
の画像の濃度が前記第1の基準画像の濃度と略同じにな
るように前記帯電手段による帯電条件を調整する第2の
工程と、前記第2の工程で調整された帯電条件により、
帯電された新しい前記感光体に対して前記露光手段から
所定光量で露光を行って第2の画像を形成する第3の工
程と、予め用意された第2の基準画像と前記第3の工程
で得られた前記第2の画像との濃度を比較して、前記第
2の画像の濃度が前記第2の基準画像の濃度と略同じに
なるように前記露光手段による露光条件を調整する第4
の工程と、を有することを特徴としている。
【0013】また、前記感光体は、アモルファスシリコ
ン系感光体であることを特徴としている。
【0014】また、画素単位の前記露光は、前記露光手
段のオン/オフによる2値化情報であることを特徴とし
ている。
【0015】また、前記帯電条件は、前記帯電手段に流
れる電流であることを特徴としている。
【0016】また、前記露光条件は、前記露光手段から
前記感光体に露光する際の光エネルギーであることを特
徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0018】〈実施の形態1〉図1は、本発明の実施の
形態1に係る画像形成装置(本実施の形態では、レーザ
露光のON/OFFによりBAE方式で2値画像を形成
するデジタル方式のレーザプリンタ)を示す概略構成図
である。
【0019】本画像形成装置は、像担持体として矢印方
向(時計方向)に回転駆動されるドラム型の電子写真感
光体(以下、感光ドラムという)1を備えている。感光
ドラム1の周囲には、スコロトロン方式の1次帯電器
2、露光装置3、現像装置4、ポスト帯電器5、転写帯
電器6、分離帯電器7、クリーニング装置8、前露光装
置9が配設されている。
【0020】感光ドラム1は、アルミニウム等によって
形成された円筒状の基体上にa−Si感光層を有してお
り、外径80mmに形成されている。感光ドラム1は、
駆動手段(不図示)によって矢印方向に所定のプロセス
スピードで回転駆動される。
【0021】1次帯電器2は、シールドケース2a内に
放電ワイヤ2bとグリッド電極2cを有しており、感光
ドラム1表面をコロナ放電によって発生するコロナイオ
ンにより所定の極性、所定の電位に均一に帯電する。シ
ールドケース2aとグリッド電極2cは接続されて同電
位となるよう導通されており、不図示のバリスタ等の定
電圧素子と抵抗を介してグランドに接地されている。放
電ワイヤ2bには、高圧電源回路と放電ワイヤ2bに印
加する電流を例えば10μAの分解能で可変制御できる
電流制御回路を有する1次電流駆動回路10が接続され
ている。1次電流駆動回路10は、制御装置(CPU)
12によって制御される。
【0022】露光装置3は、1次帯電器2により一様に
帯電された感光ドラム1上に画像信号に応じてレーザー
光を照射し、感光ドラム1上に画像信号に応じた静電潜
像を形成する。露光装置3には、露光装置3のレーザー
ダイオード(不図示)を駆動するためのレーザードライ
バ回路11が接続されている。レーザードライバ回路1
1は制御装置(CPU)12からの指令により、例えば
適正パワーP0に対して上下2段階、合計5段階(例え
ばP0、P0±2.5%、P0±5%)のレーザー光量
を切り替えられるようになっている。
【0023】ここで、レーザー光量の可変幅の最大最
小、及びステップ幅は、感光ドラム1の感度のバラツキ
から決定する。例えば、感光ドラム1の感度のバラツキ
がV1として±20Vあるならば、これを補正できるレ
ーザーパワーの可変範囲を決定し、更に2値ハーフトー
ン画像形成時に濃度変化として認識できる分解能を可変
ステップ幅とする。
【0024】現像装置4は、内部に6極のマグネットロ
ーラ(不図示)を配し、表面がフェノール等の樹脂にカ
ーボングラファイト等の導電性粒子を分散させた現像ス
リーブ4aを有しており、1成分磁性ネガトナーを担持
させ、直流バイアスにAC波形が重畳された現像バイア
ス電圧により、感光ドラム1上に形成された静電潜像に
トナーを付着させて、トナー像として現像(可視像化)
する。
【0025】制御装置(CPU)12は、画像形成条件
を制御して画像形成動作を制御する。操作部13では、
前記放電ワイヤ2cへの1次電流及び前記レーザーダイ
オード(不図示)のレーザーパワーを設定したり、出力
枚数等の設定表示する。
【0026】なお、本実施の形態の画像形成装置は、感
光ドラム1表面の電位を測定する電位計を備えていな
い。
【0027】次に、上記した画像形成装置の画像形成動
作について説明する。
【0028】画像形成時には、感光ドラム1は駆動手段
(不図示)により矢印方向に所定のプロセススピードで
回転駆動され、1次帯電器2により表面が均一に所定の
電位、電極に帯電される。そして、帯電された感光ドラ
ム1上に露光装置3によりレーザー光による画像露光が
与えられて、画像情報に応じた静電潜像が形成され、こ
の静電潜像に、感光ドラム1の帯電極性(本実施の形態
では負極性)と同極性の現像バイアスが印加された現像
スリーブ4aによりトナーを付着させて、トナー像とし
て現像される。そして、感光ドラム1の現像装置4の下
流側で、ポスト帯電器5により感光ドラム1表面を帯電
して、感光ドラム1上のトナー電荷を上昇させ転写効率
を上げる。
【0029】そして、感光ドラム1上のトナー像が感光
ドラム1と転写帯電器6間の転写ニップ部に到達する
と、このタイミングに合わせて給紙カセット(不図示)
内の用紙などの転写材Pが給紙されて、トナーと逆極性
(本実施の形態では正極性)の転写バイアスが印加され
た転写帯電器6により転写材Pに感光ドラム1上のトナ
ー像が転写される。そして、トナー像が転写された転写
材Pは分離帯電器7で感光ドラム1から分離されて定着
装置(不図示)へ搬送され、定着装置(不図示)による
加熱、加圧によりトナー像が転写材P表面に熱定着され
て排出される。
【0030】一方、トナー像転写後の感光ドラム1表面
に残留している転写残トナーはクリーニング装置8のク
リーニングブレード8aによって除去されて回収され
る。また、感光ドラム1表面の残留電荷は前露光装置9
で除去され、次の画像形成に備える。
【0031】ところで、上記した画像形成装置は、感光
ドラム1表面の電位を測定する電位計を備えていないの
で、組み立て時での感光ドラム1表面の電位調整は、現
像位置に電位計を置いて放電ワイヤ2bに印加する1次
電流の値、もしくはそれに対応する値を操作部13から
入力し、例えば暗電位(Vd)が460Vになるように
調整する。
【0032】その後、露光装置3のレーザーダイオード
(不図示)からレーザー光を点灯した時の明電位(V
1)を例えば現像位置で60Vになるように、レーザー
ドライバ回路11に設定されているボリューム抵抗等の
調整手段(不図示)によりレーザーパワー(P0)を調
整する。このようにして、画像形成装置の組み立て時に
おける感光ドラム1の帯電能、感度のバラツキを吸収し
ている。
【0033】そして、工場から出荷された前記画像形成
装置がオフィス等で使用されている際に、耐久による寿
命や傷などが生じて新しい感光ドラム1と交換する場合
に、本発明では、以下に示すフローチャートに基づい
て、交換した新しい感光ドラム1の帯電能、感度のバラ
ツキを吸収するようにした。
【0034】以下、交換した新しい感光ドラム1の帯電
能、感度のバラツキによる画像調整を、図2に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0035】先ず、前の感光ドラム1を取り外して新し
い感光ドラム1を画像形成装置本体(不図示)に装着し
た後、操作部13から制御装置(CPU)12にレーザ
ー発光を禁止する指令を入力し、レーザードライバ回路
11をOFFして露光装置3からの露光を停止状態にす
る(ステップS1)。そして、現像スリーブ4aに印加
するDC現像バイアス(Vdc)を、通常設定電圧例え
ば200Vから調整用Vtに設定する(ステップS
2)。
【0036】図3は、現像コントラスト(Vcont=
Vd−Vdc)とべた画像濃度との関係を示した図であ
る。ここで、上記Vtは目視で画像濃度の調整がやり易
いように、できるだけ濃度変化の大きいVcont(図
3のVc)、例えば100V程度に設定する。即ち、V
tは、Vd=460Vとすれば350Vとなり、この値
もしくはこの値に対応するデータを操作部13から制御
装置(CPU)12に入力する。
【0037】そして、操作部13から制御装置(CP
U)12に画像形成開始の指令を入力し、グレーの中間
濃度の画像を出力する(ステップS3)。この画像形成
では、帯電された感光ドラム1上を露光装置3でレーザ
ー光による画像露光を行わない以外は、上記した画像形
成動作と同様である。
【0038】ここで出力された画像は、新しい感光ドラ
ム1が交換前のものと同じ帯電能特性ならば現像位置で
の電位は450Vとなり、ハーフトーン濃度は交換前と
同じになるが、特性が異なっていると濃度は異なる。そ
して、出力された前記画像を、この画像形成装置に添付
されているVd調整用の基準画像サンプルAと比較し
(ステップS4)、両方の濃度が略同じならばVdは初
期設定の1次電流で問題無いと判断し、次の光量調整の
ステップS5に進む。前記基準画像サンプルAは予め工
場出荷時にサンプリングされている。
【0039】ステップS4で、両方の濃度が一致しない
場合はステップS6に進み、出力された前記画像が基準
画像サンプルAよりも濃い場合には、操作部13を操作
して制御装置(CPU)12により1次電流駆動回路1
0を制御して1次帯電器2の放電ワイヤ2bに印加する
1次電流を1段(10μA)下げる(ステップS7)。
また、出力された前記画像が基準画像サンプルAよりも
薄い場合には、操作部13を操作して制御装置(CP
U)12により1次電流駆動回路10を制御して1次帯
電器2の放電ワイヤ2bに印加する1次電流を1段(1
0μA)上げる(ステップS8)。上記ステップS3、
S4、S6、S7、S8を、出力された前記濃度が基準
画像サンプルAと略同じになるまで繰り返す。
【0040】上記の作業でVdの調整が終了した後は、
感度の調整を行う。即ち、前記ステップS3での画像形
成プロセスでは露光装置3は動作させなかったが、ステ
ップS5での画像形成は、例えば誤差拡散法等による2
値でのハーフトーン潜像を形成し、ハーフトーン2値画
像出力を得る(ステップS5)。ステップS5では、操
作部13を操作して制御装置(CPU)12によりレー
ザードライバ回路11を制御して露光装置3からレーザ
ーパワーP0でレーザーの発光を行い、2値画像でのハ
ーフトーン画像を出力する。
【0041】そして、出力された前記ハーフトーン画像
を、この画像形成装置に添付されているV1調整用の基
準画像サンプルBと比較し(ステップS9)、両方の濃
度が略同じならば、交換した新しい感光ドラム1の感度
は交換前の感光ドラム1の感度と略同じと判断し、調整
作業は終了する。前記基準画像サンプルBは予め工場出
荷時にサンプリングされている。
【0042】ステップS9で、両方の濃度が一致しない
場合はステップS10に進み、出力された前記画像が基
準画像サンプルBよりも濃い場合には、操作部13を操
作して制御装置(CPU)12によりレーザードライバ
回路11を制御して露光装置3から発光されるレーザー
光のパワーを1段(P0+2.5%)上げる(ステップ
S11)。また、出力された前記ハーフトーン画像が基
準画像サンプルBよりも薄い場合には、操作部13を操
作して制御装置(CPU)12によりレーザードライバ
回路11を制御して露光装置3から発光されるレーザー
光のパワーを1段(P0−2.5%)下げる(ステップ
S12)。上記ステップS5、S9、S10、S11、
S12を、出力された前記濃度が基準画像サンプルBと
略同じになるまで繰り返す。
【0043】このように本実施の形態では、感光ドラム
表面の電位を測定する電位計を備えていない画像形成装
置でも、耐久による寿命や傷などが生じて新しい感光ド
ラムに交換する際に、交換した新しい感光ドラムの帯電
能、感度を、前の感光ドラムの帯電能、感度と略同じに
容易に調整することができる。
【0044】なお、上記実施の形態では、Vd調整時に
レーザーパワーのOFF及びVtの設定を操作部13に
て別々に行うようにしたが、予め感光ドラム交換時の調
整モードとして、一つの指令で上記ステップS1及びS
2を自動的に動作させるようにしてもよい。
【0045】〈実施の形態2〉上記実施の形態では、比
較のための基準画像サンプルA、Bは、画像形成装置に
添付されている工場出荷時にサンプリングしたものを用
いたが、画像形成装置の設置環境とサンプリングした時
の環境が大きく異なっている場合は、濃度が異なる。
【0046】このため、本実施の形態では、感光ドラム
1を交換する前にその環境下での基準サンプル取るよう
にした。以下、本実施の形態における交換した新しい感
光ドラム1の帯電能、感度のバラツキによる画像調整
を、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
【0047】先ず、露光装置3からのレーザー発光をO
FFにし、現像DCバイアスVtを現像スリーブ4aに
印加してVd調整用の比較画像Aを出力する(ステップ
S20、S21)。そして、初期設定レーザーパワーP
0でハーフトーン2値画像の比較画像Bを出力する(ス
テップS22)。そして、新しい感光ドラム1に交換
(ステップS23)した後に、ステップS21、S22
で得られた比較画像A、Bを用いて、図2に示した実施
の形態1のフローチャートのステップS1以下の制御を
行う。
【0048】このように本実施の形態では、画像形成装
置の設置環境とサンプリングした時の環境が大きく異な
っている場合でも、耐久による寿命や傷などが生じて新
しい感光ドラムに交換する際に、交換した新しい感光ド
ラムの帯電能、感度を、前の感光ドラムの帯電能、感度
と略同じに容易に調整することができる。
【0049】上記した実施の形態1、2では、露光手段
としてレーザーダイオードを用い、像担持体として感光
ドラムを用いた構成であったが、露光手段としてLED
アレー、像担持体としてベルト状の感光体を用いた画像
形成装置においても、同様に本発明を適用することがで
きる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、感
光体の表面電位を測定する電位計を備えていない画像形
成装置でも、耐久による寿命や傷などが生じて新しい感
光体に交換する際に、交換した新しい感光体の帯電能、
感度を、前の感光体の帯電能、感度と略同じに容易に調
整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す
概略構成図。
【図2】本発明の実施の形態1における感光ドラムの画
像調整のフローチャート。
【図3】現像コントラストと濃度の関係を示す図。
【図4】本発明の実施の形態2における感光ドラムの画
像調整のフローチャート。
【符号の説明】 1 感光ドラム(感光体) 2 1次帯電器(帯電手段) 2c 放電ワイヤ 3 露光装置(露光手段) 4 現像装置(現像手段) 5 ポスト帯電器 6 転写帯電器 7 分離帯電器 8 クリーニング装置 9 前露光装置 10 1次電流駆動回路 11 レーザドライバ回路 12 制御装置(制御手段) 13 操作部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電手段により感光体上を一様に帯電
    し、帯電された前記感光体上を露光手段で露光して静電
    潜像を形成し、前記静電潜像を現像手段で現像してトナ
    ー像を形成する画像形成装置であって、前記感光体を新
    しい感光体に交換した際の画像調整方法において、 帯電された新しい前記感光体に対して露光を行わない
    で、画像調整用の現像条件により第1の画像を形成する
    第1の工程と、 予め用意された第1の基準画像と前記第1の工程で得ら
    れた前記第1の画像との濃度を比較して、前記第1の画
    像の濃度が前記第1の基準画像の濃度と略同じになるよ
    うに前記帯電手段による帯電条件を調整する第2の工程
    と、 前記第2の工程で調整された帯電条件により、帯電され
    た新しい前記感光体に対して前記露光手段から所定光量
    で露光を行って第2の画像を形成する第3の工程と、 予め用意された第2の基準画像と前記第3の工程で得ら
    れた前記第2の画像との濃度を比較して、前記第2の画
    像の濃度が前記第2の基準画像の濃度と略同じになるよ
    うに前記露光手段による露光条件を調整する第4の工程
    と、を有する、 ことを特徴とする画像調整方法。
  2. 【請求項2】 前記感光体は、アモルファスシリコン系
    感光体である、 ことを特徴とする請求項1記載の画像調整方法。
  3. 【請求項3】 画素単位の前記露光は、前記露光手段の
    オン/オフによる2値化情報である、 ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像調整方法。
  4. 【請求項4】 前記帯電条件は、前記帯電手段に流れる
    電流である、 ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の画像調整方
    法。
  5. 【請求項5】 前記露光条件は、前記露光手段から前記
    感光体に露光する際の光エネルギーである、 ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の画像調整方
    法。
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