JP2001074687A - 酸素センサ - Google Patents
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Abstract
性化させるとともに、昇温特性の向上を図り、熱衝撃に
よる酸素検出素子又はヒータの割れ(クラック)を防止
し、マイグレーションの発生を防止し得る酸素センサを
提供する。 【解決手段】 ヒータ3の中心軸線O1が中空部2aの
中心軸線O2に対して偏心して配置されるとともに、寄
っている側の中空部2a内壁面に対応する発熱部42の
周方向の一部区域に高温発熱域H1を設けたことによ
り、発熱部42が酸素検出素子2の必要部位に対して効
率的に加熱を行い、酸素検出素子2の低温活性を向上さ
せる。したがって有害成分の発生が比較的多い始動時に
素早く測定出力(起電力)を立ち上げることが可能とな
る。
Description
の排気ガスなど、被測定ガス中の酸素を検出するための
酸素センサに関する。
先端部が閉じた中空軸状をなし、内外面にそれぞれ電極
層を有する酸素検出素子を備えたものが知られている。
このようなタイプの酸素センサでは、基準ガスとしての
大気を酸素検出素子の内面(内部電極層)に導入する一
方、酸素検出素子の外面(外部電極層)には排気ガスが
接触し、その結果酸素検出素子には、その内外面の酸素
濃度差に応じて酸素濃淡電池起電力が生じる。そして、
この酸素濃淡電池起電力を、排気ガス中の酸素濃度の検
出信号として内外電極層からリード線等を介して取り出
すことにより、排気ガス中の酸素濃度を検出できる。
ンサは、エンジン始動直後など排気ガス温度が低いとき
に、固体電解質部材で構成された酸素検出素子の活性が
充分でなく、測定可能な起電力を取り出せるまでにかな
りの時間を要する。そこで、発熱部を有する軸状のヒー
タを酸素検出素子の中空部に挿入し、エンジン始動時に
酸素検出素子を加熱して活性化させることにより、有害
成分の発生が比較的多い始動時に素早く測定出力(起電
力)を立ち上げるようにしている。その際場合によって
は互いに矛盾する以下の諸課題に総合的に配慮する必要
がある。 昇温特性の向上:加熱ロスを抑え如何に効率的に加熱
し、酸素検出素子の低温活性を向上させるかが重要であ
る。 熱衝撃による割れの防止:酸素検出素子の低温活性向
上のため、急激に局部的な加熱を行うと、熱衝撃により
酸素検出素子又はヒータに割れ(クラック)を生ずる恐
れがある。急激な温度変化(経時変化)及び極端な温度
勾配(温度分布)を発生しないような工夫が必要であ
る。 マイグレーションの防止:円筒状あるいはその他の形
状に形成されたセラミック基体中に、W(タングステ
ン)等の高融点金属からなる抵抗発熱体を埋設した構造
のセラミックヒータにおいて、高温使用を長時間継続す
ると抵抗発熱体が劣化して電気抵抗値が増大することが
あり、ヒータの寿命の低下につながる問題がある。この
ような抵抗発熱体の劣化の原因としては、抵抗発熱体あ
るいはセラミック基体の構成成分が高温下の通電により
電気化学的な拡散現象、いわゆるエレクトロマイグレー
ション(以下、単にマイグレーションという)を起こす
ことが挙げられている(例えば特開平4−329291
号公報参照)。例えば、抵抗発熱体の構成成分がマイグ
レーションによりセラミック基体中に拡散流出すると、
その流出部分で抵抗発熱体が消耗し、過昇・断線に至る
こともある。また、焼結助剤成分として添加されるMg
OあるいはCaO等の金属酸化物成分は、セラミック基
体中ではガラス相の形で存在するが、これに含有される
金属イオンないし酸素イオンもマイグレーションを起こ
しやすい。例えば抵抗発熱体の主要構成成分がWである
場合には、マイグレーションにより移動してくる酸素イ
オンにより酸化され、同様に抵抗値増大や断線等の問題
を引き起こすことがある。そこで高温使用を長時間継続
しても抵抗発熱体の劣化が生じにくく、長寿命のヒータ
が望まれる。
を解決するために、本発明の酸素センサは、先端部が閉
じた中空軸状をなし、その中空部の内外面にそれぞれ電
極層を有する酸素検出素子と、前記酸素検出素子の中空
部に挿入され、少なくともその先端部に発熱部を有する
軸状のヒータとを備え、前記ヒータの発熱部近傍におい
て、該ヒータの中心軸線が前記酸素検出素子の中空部の
中心軸線に対して片側に寄るように偏心して配置される
とともに、寄っている側の前記酸素検出素子の中空部内
壁面に対応する前記発熱部の周方向の一部区域におい
て、他の区域よりも高温となる高温発熱域を設けたこと
を特徴とする。
中空部の中心軸線に対して偏心して配置されるととも
に、寄っている側の中空部内壁面に対応する発熱部の周
方向の一部区域に高温発熱域を設けたことにより、発熱
部が酸素検出素子の必要部位に対して効率的に加熱を行
い、酸素検出素子の低温活性を向上させる。したがって
有害成分の発生が比較的多い始動時に素早く測定出力
(起電力)を立ち上げることが可能となる。なお、ここ
で「偏心」の文言には、ヒータの中心軸線と中空部の
中心軸線が交わる状態、及びヒータの中心軸線が片側
に寄るように中空部の中心軸線に対して概ね平行となっ
ている状態を含めて考えることができる。
出素子を収容する筒状のケーシングと、酸素検出素子の
後方側でケーシングとほぼ同軸的に配置され、酸素検出
素子及び発熱体からの各リード線がそれぞれ挿通される
複数のリード線挿通孔が軸方向に貫通して形成されたセ
ラミックセパレータと、ケーシングとほぼ同軸的に配置
され、セラミックセパレータを外側から覆った状態でケ
ーシングに対し後方側から連結されるカバー部材とを設
けることができる。
素検出素子の中空部内壁面に接触する位置に、高温発熱
域を配設することを特徴とする。ヒータと酸素検出素子
の接触位置に高温発熱域を配したことで、酸素検出素子
の局部的な昇温がさらに効率よく短時間でなし得る。な
お、ここで「接触」の文言には、ヒータの発熱部表面を
酸素検出素子の中空部内壁面に側方から押し付けられ
る、いわゆる横当て接触方式において、発熱部表面の
前端部のみが中空部内壁面に接触する状態(いわゆる点
接触、又はそれに近い状態)、及び前者表面が後者壁
面に沿うように長い距離で接触する状態(いわゆる線接
触、又はそれに近い状態)を含めて考えることができ
る。
向に沿って設ける複数の本体部と、それら本体部をその
両端部において互いに接続する接続部とを有する一本の
連続形態に形成されている抵抗発熱体を、セラミック基
体の周方向に沿って埋設配置するとともに、高温発熱域
においては、本体部の単位長さ当たりの電気抵抗値が他
の区域におけるそれよりも大であり、及び/又は本体部
の配置間隔が他の区域におけるそれよりも小であること
を特徴とする。ヒータの発熱部表面が酸素検出素子の中
空部内壁面に接触しない場合(近接状態)には、発熱部
近傍位置での発生熱が熱輻射により中空部内壁面を加熱
し、一方前者が後者に接触する場合(横当て接触状態)
には、この熱輻射に加えて接触位置を介した熱伝導によ
り中空部内壁面を加熱し、これらの熱伝達により発熱部
の接触位置や近傍位置からは熱が奪われやすい。しか
し、発熱部の接触位置又はその近傍位置を高温発熱域と
して充分な熱供給を可能とするとともに、抵抗発熱体の
シンプルな構成と合理的な配置によって極端な温度勾配
がなくヒータや酸素検出素子に割れを生じにくい酸素セ
ンサが提供できる。
は、単位長さ当たりの電気抵抗値の小・大関係に比例す
るので、本体部の断面積が他の区域におけるそれよりも
小とするか、及び/又は本体部の配置間隔が他の区域に
おけるそれよりも小とすることで高温発熱域を容易に形
成できる。これによれば、抵抗発熱体の配置パターンの
工夫(断面積の大・小関係)のみで実施が容易である。
ただし、高温発熱域において抵抗発熱体を他の部分より
も高電気抵抗率の材質により構成する形としてもよい。
の軸線方向長さが他の区域におけるそれよりも小である
ことを特徴とする。高温発熱域付近以外の区域で本体部
の軸線方向長さ(振幅)を大とすることでこの区域での
発熱量を増し、発熱部の温度勾配(温度分布)がその周
方向に広がりをもつようになり、前述の点接触タイプに
適した温度分布が得られる。
端子部にそれぞれ電気的に接続される複数の導線部が形
成されるとともに、高温発熱域が、発熱部の周方向にお
いて互いの導線部間の中央付近に配設されていることを
特徴とする。導線部を相対的に高温発熱域から遠ざける
ことにより、高温下での通電使用を長時間継続しても、
前記したマイグレーションによる抵抗発熱体の劣化が生
じにくく、長寿命のヒータが得られる。
に示す実施例に基づき説明する。図1は本発明の酸素セ
ンサの内部構造を示し、図2は要部の拡大図である。酸
素センサ1は、先端が閉じた中空軸状の固体電解質部材
である酸素検出素子2と、酸素検出素子2の中空部2a
に挿入されたヒータ3とを備える。酸素検出素子2は、
ジルコニア等を主体とする酸素イオン伝導性固体電解質
により中空に形成されている。また、この酸素検出素子
2の中間部外側には、絶縁性セラミックから形成された
インシュレータ6、7及びタルクから形成されたセラミ
ック粉末8を介して金属製のケーシング10が設けられ
ている。なお、以下の説明において、酸素検出素子2の
軸方向先端部に向かう側(閉じている側)を「前方
側」、これと反対方向に向かう側を「後方側」と称す
る。
等の取付部に取り付けるためのねじ部9bを有する主体
金具9、その主体金具9の後方側開口部に内側が連通す
るように結合された主筒14、主体金具9の前方側開口
部を覆うように取り付けられたプロテクタ11等を備え
る。本発明の酸素センサ1はねじ部9bより前方(図1
の下方)が排気管等のエンジン内に位置し、それより後
方(図1の上方)は外部の大気中に位置して使用され
る。図2に示すように、酸素検出素子2の外面及び中空
部2aの内面には、そのほぼ全面を覆うように、例えば
PtあるいはPt合金により多孔質に形成された外部電
極層2bと内部電極層2cとが設けられている。
主筒14が絶縁体6との間にリング15を介して加締め
られ、この主筒14に筒状のフィルタアセンブリ16が
外側から嵌合・固定されている。このフィルタアセンブ
リ16の後端側開口部はゴム等で構成されたグロメット
17で封止され、またこれに続いてさらに内方にセラミ
ックセパレータ18が設けられている。そして、それら
セラミックセパレータ18及びグロメット17を貫通す
るように、酸素検出素子2用のリード線20,21及び
ヒータ3用のリード線(図示せず)が配置されている。
他方、主体金具9の前方側開口部には酸素検出素子2の
先端側(検出部)を覆うプロテクタ11が装着されてい
る。
ーシング10)に対し後方外側からほぼ同軸的に連結さ
れる筒状形態をなすとともに、壁部に複数の気体導入孔
52が形成された第一フィルタ保持部51を備える。そ
して、その第一フィルタ保持部51の外側には、上記気
体導入孔52を塞ぐ筒状のフィルタ53(例えばポリ四
フッ化エチレンの多孔質対等で構成された撥水性樹脂フ
ィルタ)が配置され、さらに、そのフィルタ53の外側
には、壁部に1ないし複数の気体導入孔55が形成され
るとともに、フィルタ53を第一フィルタ保持部51と
の間で挟み付けて保持する第二フィルタ保持部54が配
置される。グロメット17は、第一フィルタ保持部51
の後方側開口部に対しその内側に弾性的にはめ込まれ、
各リード線20,21等を挿通するためのシール側リー
ド線挿通孔91を有するとともに、それらリード線2
0,21等の外面と第一フィルタ保持部51の内面との
間をシールする。
20は、互いに一体に形成されたコネクタ23a、引出
し線部23b、金具本体部23c及びヒータ把持部23
dからなる内部電極接続金具23を経て前述の酸素検出
素子2の内部電極層2c(図2)と電気的に接続されて
いる。一方、他方のリード線21は、互いに一体に形成
されたコネクタ33a、引出し線部33b及び金具本体
部33cとを有する外部電極接続金具33を経て、酸素
検出素子2の外部電極層2b(図2)と電気的に接続さ
れている。酸素検出素子2は、その内側に配置されたヒ
ータ3で加熱することで活性化される。ヒータ3は棒状
のセラミックヒータであり、抵抗発熱体41(図5,図
6参照)を有する発熱部42が、+極側及び−極側のヒ
ータ端子部40,40に接続されるリード線(図示せ
ず)を経て通電されることにより、酸素検出素子2の先
端部(検出部)を加熱する。
は、先端側に形成されたヒータ把持部23dの内面でヒ
ータ3の外面を把持するとともに、金具本体部23cの
外面と酸素検出素子2の内面との接触により内部電極接
続金具23及びヒータ3を軸方向に位置固定する役割を
果たす。また引出し線部23bの一端が金具本体部23
cの周方向の1ケ所に接続する形で一体化され、さらに
その他端にコネクタ23aが一体化されている。
包囲するC字状の横断面形状を有している。そして、ヒ
ータ3を未挿入の状態ではヒータ3の外径よりは少し小
さい内径を有し、ヒータ3の挿入にともない弾性的に拡
径してその摩擦力によりヒータ3を把持する。
に鋸刃状の接触部23eがそれぞれ複数形成された板状
部分を円筒状に曲げ加工することにより、ヒータ3を包
囲する形態で形成されている(すなわち、ヒータ3が挿
通される)。そして、金具本体部23cの外周面及び接
触部23eと酸素検出素子2の中空部2aの内壁面(内
部電極層2c内面)との間の摩擦力によって内部電極接
続金具23及びヒータ3を中空部2aに対し軸線方向に
位置決めする役割を果たすとともに、複数の接触部23
eの各先端部において内部電極層2c内面と接触・導通
するようになっている。
金具本体部33cを有するとともに、引出し線部33b
の一端が金具本体部33cの周方向の1ケ所に接続する
形で一体化され、さらにその他端にコネクタ33aが一
体化されている。他方、その中心軸線を挟んで引出し線
部33bの接続点と反対側には、軸線方向のスリット3
3eが形成されている。このような金具本体部33cの
内側に、酸素検出素子2の後端部がこれを弾性的に押し
広げる形で内側から挿入されている。具体的には、酸素
検出素子2の外周面後端部には外部側出力取出部として
の導電層2fが、周方向に沿って帯状に形成されてい
る。外部電極層2bは、例えば無電解メッキ等により、
酸素検出素子2の係合フランジ部2sよりも前端側の要
部全面を覆うものとされている。他方、導電層2fは、
例えば金属ペーストを用いたパターン形成・焼き付けに
より形成されるもので、同様に形成される軸線方向の接
続パターン層2dを介して外部電極層2bと電気的に接
続されている。
挿入側の開口部には、例えばその周方向に沿って外向き
に開く挿入ガイド部33fを形成しておけば、挿入時の
引っ掛かり等が生じにくく、一層スムーズな組付けが可
能となる。また、同様の目的で、酸素検出素子2の開口
部外縁に面取部2gを形成することもできる。
ての大気は外部連通口68→溝部69→気体滞留空間6
5→気体導入孔55→フィルタ53→気体導入孔52→
隙間92→隙間98→隙間K→中空部2aを経て酸素検
出素子2の内面(内部電極層2c)に導入される。一
方、酸素検出素子2の外面(外部電極層2b)にはプロ
テクタ11のガス透過口12を介して導入された排気ガ
スが接触し、酸素検出素子2には、その内外面の酸素濃
度差に応じて酸素濃淡電池起電力が生じる。そして、こ
の酸素濃淡電池起電力を、排気ガス中の酸素濃度の検出
信号として内外電極層2c,2b(図2)から接続金具
23,33及びリード線20,21を介して取り出すこ
とにより、排気ガス中の酸素濃度を検出できる。
関係を説明する概念図、図5は発熱部の拡大図を示す。
ヒータ3の中心軸線O1と酸素検出素子2の中空部2a
の中心軸線O2との位置関係、及びヒータ3の発熱部4
2表面と酸素検出素子2の中空部2a内壁面との位置関
係について次のように表せる。 ヒータ3の中心軸線O1と酸素検出素子2の中空部2
aの中心軸線O2が交わる状態であり、これによりヒー
タ3の発熱部42近傍において、ヒータ3の中心軸線O
1が酸素検出素子2の中空部2aの中心軸線O2に対して
片側に寄るように偏心(オフセット)して配置されてい
る。また、ヒータ3の発熱部42表面を酸素検出素子2
の中空部2a内壁面に側方から押し付けられる、いわゆ
る横当て接触方式において、発熱部42表面の前端部の
みが中空部2a内壁面に接触する状態(点接触状態)と
なっている(図4(a)参照)。 ヒータ3の中心軸線O1と酸素検出素子2の中空部2
aの中心軸線O2が平行移動している状態であり、これ
によりヒータ3の発熱部42近傍において、ヒータ3の
中心軸線O1が酸素検出素子2の中空部2aの中心軸線
O2に対して片側に寄るように偏心(オフセット)して
配置されている。また、ヒータ3の発熱部42表面を酸
素検出素子2の中空部2a内壁面に側方から押し付けら
れる、いわゆる横当て接触方式において、ヒータ3の発
熱部42表面が酸素検出素子2の中空部2a内壁面に沿
うように長い距離で接触する状態(線接触状態)となっ
ている(図4(b)参照)。 ヒータ3の中心軸線O1と酸素検出素子2の中空部2
aの中心軸線O2が平行移動している状態であり、これ
によりヒータ3の発熱部42近傍において、ヒータ3の
中心軸線O1が酸素検出素子2の中空部2aの中心軸線
O2に対して片側に寄るように偏心(オフセット)して
配置されている(図4(b)と同じ)。また、ヒータ3
の発熱部42表面と酸素検出素子2の中空部2a内壁面
とが離間している、いわゆる近接方式である(図4
(c)参照)。
実際上は内部電極接続金具23のヒータ把持部23dの
押し付け力等によってヒータ3の発熱部42表面は酸素
検出素子2の中空部2a内壁面に対していずれも面接触
状態である(図8参照)が、便宜上上記の呼称を用い
る。また、酸素検出素子2の中空部2a内壁面には、固
体電解質粉末の成形・焼成により製造する際に、成形時
の離型性を高める等の目的で、底部側が縮径する僅かな
テーパが付与されている(ただし、離型性等に問題を生
じない場合には、このテーパは必ずしも付与されていな
くてもよい)。
部42の拡大図である。ヒータ3の発熱部42近傍にお
いて、ヒータ3の中心軸線O1が酸素検出素子2の中空
部2aの中心軸線O2に対して片側に寄るように偏心し
て配置されるとともに、ヒータ3の発熱部42表面が酸
素検出素子2の中空部2a内壁面に接触する位置に配設
されている。ヒータ3の発熱部42表面が酸素検出素子
2の中空部2a内壁面に接触する横当て接触方式である
ので、接触位置を介した熱伝導により、また発熱部42
近傍位置での熱輻射により、発熱部42の接触位置や近
傍位置からは大量の熱が中空部2a内壁面へ熱伝達され
る。
セラミックヒータ(ヒータ)3は、円筒状のセラミック
基体43と、その半径方向中間部において周方向面内に
埋設された抵抗発熱体41とを有する。抵抗発熱体41
(発熱部42)はヒータ3の先端部にのみ設けられてい
る(ただし、筒状成形体432が露出する最先端には設
けていない)。
に、セラミック基体43の軸線方向に沿って延びる複数
の本体部411が、それと交差する周方向に配置される
とともに、それらの互いに隣接するもの同士が、両端部
において接続部412により順次連結された、つづら折
れ状(図6は特に屈曲状)の連続形態に形成されてい
る。そして、その抵抗発熱体41の後端側の両端には、
セラミック基体43の軸線方向に延びる電源接続用の2
つの導線部413が一体化されて形成されている。
されており、使用可能な高融点金属としては、Wが代表
的であるがMoも使用可能であり、両者は単独で用いて
も複合させて用いてもいずれでもよい。また、セラミッ
ク基体43は、熱伝導性と高温強度及び高温耐食性に優
れていることからAl2O3を主体に構成できるが、こ
のほかにもムライト、コージェライト、スピネル等のA
l2O3成分を含有したセラミックを使用することがで
きる。なお、セラミック基体中には、SiO2、Mg
O、CaO、B2O5等の1種又は2種以上からなる焼
結助剤成分が、合計で15重量%以下の範囲で含有され
ていてもよい。抵抗発熱体41がWを主体に構成され、
セラミック基体43がAl2O3を主体に構成される場
合が最も一般的である。
造することができる。すなわち、図7(a)に示すよう
に、セラミックス粉末をバインダとともに板状に成形し
た粉末成形体431の板面に、抵抗発熱体41の原料粉
末を含有するペーストを用いて、抵抗発熱体41のパタ
ーン(本体部411となるべき部分、接続部412とな
るべき部分、導線部413となるべき部分を含む)を印
刷し、導線部413の末端にヒータ端子部40を配置す
る。次に、図7(b)に示すように、別途形成された円
筒状の筒状成形体432の外周面に対し粉末成形体43
1を、抵抗発熱体41のパターンが形成された面が内側
となるように巻き付けて、同図(c)に示すような筒状
の成形体を作製する。そして、これを焼成することによ
り、図6に示すヒータ3を得る。なお、44は粉末成形
体431を筒状成形体432の外周面に巻き付けたとき
にできる継ぎ目で、本体部411が粗となる(発熱量
小)ので酸素検出素子2の中空部2a内壁面に接触する
位置からは遠ざけたほうがよく(図5(b)参照)、溝
状の継ぎ目は無くすのがより好ましい。
展開して示す模式図である。酸素検出素子2の中空部2
a内壁面と接触する位置(素子接触部)Tが図8(a)
のほぼ中央にあり、抵抗発熱体41は、粉末成形体43
1(セラミック基体43)の軸線方向に沿って延びる複
数の本体部411が、それと交差する周方向に配置され
るとともに、それらの互いに隣接するもの同士が、両端
部において接続部412により順次連結された、つづら
折れ状(図8は特に屈曲状)の一本の連続形態に形成さ
れている。
示すように、素子接触部Tに近い中央のものほどその断
面積S(図では線幅W)が段階的に小さくなるものとさ
れ、周方向における配置間隔P(ピッチ)も素子接触部
Tに近い中央のものほど段階的に小さくされて、素子接
触部Tの周囲を取り囲むように高温発熱域H1(例えば
800℃の等温線)が形成される。また、高温発熱域H
1付近における本体部411の軸線方向長さが他の区域
におけるそれよりも小に形成し、高温発熱域H1から遠
ざかるにつれて段階的に本体部411の軸線方向長さL
(振幅)を大としている。振幅Lは軸線方向の両側で拡
大しているので、抵抗発熱体41の印刷パターンには中
央の素子接触部T近傍を頂点及び底とする山線及び谷線
Mが形成される。このことで高温発熱域H1から遠い区
域での発熱量を増し、発熱部42の温度勾配(温度分
布)がその周方向に広がりをもつようになって、高温発
熱域H1を広く取り囲む高温維持域H2(例えば700℃
の等温線)が形成される。前述の点接触タイプに適した
温度分布が得られる。
熱が熱輻射により中空部2a内壁面を加熱し、一方接触
位置を介した熱伝導により中空部2a内壁面を加熱し、
これらの熱伝達により発熱部42の接触位置や近傍位置
からは大量の熱が奪われる。しかし、発熱部42の接触
位置又はその近傍位置を高温発熱域H1として充分な熱
供給を可能とするとともに、抵抗発熱体41のシンプル
な構成と合理的な配置によって極端な温度勾配がなくヒ
ータや酸素検出素子に割れを生じにくい酸素センサが提
供できる。さらに、抵抗発熱体41の印刷パターンの両
端には、周方向で約180°(半周)の間隔を保ちつつ
ヒータ3の軸線方向後端側に向かって延び、2つのヒー
タ端子部40とそれぞれ電気的に接続される2つの導線
部413が一体的に形成され、両導線部413間の周方
向中央付近に高温発熱域H1を配置している。この結
果、導線部413は相対的に高温発熱域H1から遠ざけ
られ、高温発熱下で通電使用を長時間継続してもマイグ
レーションによる抵抗発熱体41の劣化が生じにくく、
長寿命のヒータ3が得られる。
関係は、単位長さ当たりの電気抵抗値の小・大関係に比
例する。したがって、抵抗発熱体41の成分変更等を行
うこと無くその配置パターンの工夫(断面積Sの大・小
関係)で実施が可能である。また、接続部412につい
ても、素子接触部Tに近い中央のものほどその断面積
(図では線幅)が段階的に小さくなるものとされてい
る。
1の軸線方向長さ(振幅)を周方向に対して略一定長さ
とした点のみ異なっている。このことで高温発熱域H1
から遠い区域での発熱量が減少し、高温発熱域H1は周
方向に少し狭くなり、それを取り囲む高温維持域H2は
やや軸線方向に偏平状となる。
体41の印刷幅が、粉末成形体431の幅W0の1/2
(半周分)とされている。軸方向前端側は振幅を揃え、
後端側で高温発熱域H1から遠ざかるにつれて段階的に
本体部411の軸線方向長さL(振幅)を大としている
(谷線Mのみ)。高温発熱域H1、高温維持域H2ともに
軸線方向前端側にやや尖った形状になると考えられる。
全体的に高温発熱域H1と、高温維持域H2を狭い範囲に
納めることができ、マイグレーション防止に有効と考え
られる。なお、接続部412が曲線状に形成され、抵抗
発熱体41のつづら折れ状パターンは図10で湾曲状
(蛇行状)を呈している。
ともに軸方向後端側は振幅を揃え、前端側で高温発熱域
H1から遠ざかるにつれて段階的に本体部411の軸線
方向長さL(振幅)を大としており(山線Mのみ)、本
体部411の本数を減らしている。全体の発熱量をやや
抑えることにより、熱衝撃による割れの防止を図ってい
る。
熱体41はセラミック基体43内に埋設されているが、
セラミック基体43の外周面に抵抗発熱体41を形成す
るようにしてもよい。また、抵抗発熱体41を形成する
ために、抵抗発熱材料粉末のペーストを用いてセラミッ
ク粉末の成形体431上に所望のパターンを印刷した後
焼成する方法が使用されているが、予め焼成されたセラ
ミック基板43の外周面上に、蒸着、スパッタリング等
により抵抗発熱材料の膜を各種パターンに形成する方法
を採用することも可能である。
分解斜視図。
念図。
その断面図。
図。
して示す模式図。
開して示す模式図。
更例を展開して示す模式図。
Claims (6)
- 【請求項1】 先端部が閉じた中空軸状をなし、その中
空部の内外面にそれぞれ電極層を有する酸素検出素子
と、 前記酸素検出素子の中空部に挿入され、少なくともその
先端部に発熱部を有する軸状のヒータとを備え、 前記ヒータの発熱部近傍において、該ヒータの中心軸線
が前記酸素検出素子の中空部の中心軸線に対して片側に
寄るように偏心して配置されるとともに、寄っている側
の前記酸素検出素子の中空部内壁面に対応する前記発熱
部の周方向の一部区域において、他の区域よりも高温と
なる高温発熱域を設けたことを特徴とする、酸素セン
サ。 - 【請求項2】 前記高温発熱域は、前記ヒータの発熱部
表面が前記酸素検出素子の中空部内壁面に接触する位置
に配設されていることを特徴とする、請求項1記載の酸
素センサ。 - 【請求項3】 前記ヒータの発熱部は、軸線方向に沿っ
て設ける複数の本体部と、それら本体部をその両端部に
おいて互いに接続する接続部とを有する一本の連続形態
に形成されている抵抗発熱体を、セラミック基体の周方
向に沿って配置するとともに、 前記高温発熱域においては、前記本体部の単位長さ当た
りの電気抵抗値が他の区域におけるそれよりも大であ
り、及び/又は前記本体部の配置間隔が他の区域におけ
るそれよりも小であることを特徴とする、請求項1記載
の酸素センサ。 - 【請求項4】 前記高温発熱域においては、前記本体部
の断面積が他の区域におけるそれよりも小であり、及び
/又は前記本体部の配置間隔が他の区域におけるそれよ
りも小であることを特徴とする、請求項3記載の酸素セ
ンサ。 - 【請求項5】 前記高温発熱域付近における前記本体部
の軸線方向長さが他の区域におけるそれよりも小である
ことを特徴とする、請求項3記載の酸素センサ。 - 【請求項6】 前記抵抗発熱体には、複数のヒータ端子
部にそれぞれ電気的に接続される複数の導線部が形成さ
れるとともに、 前記高温発熱域は、前記発熱部の周方向において互いの
導線部間の中央付近に配設されていることを特徴とす
る、請求項1記載の酸素センサ。
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-
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