JP2001074417A - 3次元データ生成方法及び装置 - Google Patents

3次元データ生成方法及び装置

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JP2001074417A
JP2001074417A JP25254399A JP25254399A JP2001074417A JP 2001074417 A JP2001074417 A JP 2001074417A JP 25254399 A JP25254399 A JP 25254399A JP 25254399 A JP25254399 A JP 25254399A JP 2001074417 A JP2001074417 A JP 2001074417A
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Tetsuya Katagiri
哲也 片桐
Hiroshi Uchino
浩志 内野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】照度差ステレオ法で求められる相対的な座標系
を絶対的な座標系に高精度で変換し、精度の高い3次元
データを生成すること。 【解決手段】光源13による照射方向を変えて被写体Q
を撮像することにより複数の原画像を取得し、各原画像
のデータによって画像行列を生成し、当該画像行列に因
子分解を適用して被写体Qにおける面の向きを抽出し、
抽出した面の向きに基づいて被写体Qの3次元データを
生成する3次元データ生成方法であって、被写体Qを撮
像する際に、立体チャートQAの表面の反射率の比及び
面の向きが既知である少なくとも3つの面を被写体Qと
ともに撮像し、3つの面の反射率及び面の向きを用いて
被写体Qの面の向きを絶対的な座標系に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆる照度差ス
テレオ法を用いた3次元データ生成方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、被写体に対する光源の位置つ
まり照射方向を変えて撮像を行うことにより、同じ被写
体について複数の原画像を取得し、取得された複数の原
画像から被写体の3次元データ(3次元情報)を求める
方法、いわゆる照度差ステレオ法が提案されている。
【0003】その例として、特開平6−341818号
には、複数の原画像に基づいて各強度データからなる画
像行列を構成する第1ステップ、構成された画像行列を
特異値分解を用いて2組の2行列の積の形に分解し、そ
の1組を選択する第2ステップ、その処理結果から、光
源の明るさ及び反射率に関する制約条件により適当な変
換行列を計算し、その変換行列を第2ステップの処理結
果に施すことによって、被写体の相対的な反射率や面の
向き及び相対的な光源の明るさや光源方向を抽出する第
3ステップからなる方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上に述べた従
来の方法では、画像行列の分解によって求められる面の
向き及び光源方向の座標系は相対的な座標系であり、被
写体を撮像するカメラから見た座標系(カメラ座標系)
とは異なる。つまり、ユーザは、カメラを操作して画像
を撮像するのであるが、そのユーザの期待する座標系
は、例えば、カメラの視線方向Z、カメラにより撮像さ
れる画像の水平方向X、同じく垂直方向Yをそれぞれ軸
とする座標系(絶対的な座標系)である。したがって、
従来の方法で得られる相対的な座標系を絶対的な座標系
に変換する必要がある。
【0005】そのため、従来においては、上の公報にも
記載されるように、絶対的な座標系に変換するために被
写体の2つの面の法線ベクトル又は2つの光源方向ベク
トルを必要とする。これらの法線ベクトル又は光源方向
ベクトルの情報の精度は、生成される3次元データの精
度に大きく影響するので、正確に測定を行う必要があ
る。
【0006】しかし、それらを正確に測定することは困
難であるため、生成される3次元データの精度を高くす
ることが困難であった。本発明は、上述の問題に鑑みて
なされたもので、照度差ステレオ法で求められる相対的
な座標系を絶対的な座標系に高精度で変換し、精度の高
い3次元データを生成することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る方
法は、光源による照射方向を変えて被写体を撮像するこ
とにより複数の原画像を取得し、各原画像のデータによ
って画像行列を生成し、当該画像行列に因子分解を適用
して前記被写体における面の向きを抽出し、抽出した面
の向きに基づいて前記被写体の3次元データを生成する
3次元データ生成方法であって、前記被写体を撮像する
際に、立体チャートの表面の反射率の比及び面の向きが
既知である少なくとも3つの面を当該被写体とともに撮
像し、前記3つの面の反射率及び面の向きを用いて前記
被写体の面の向きを絶対的な座標系に変換する。
【0008】請求項2の発明に係る方法では、前記立体
チャートの3つの面が実質的に完全拡散面である。請求
項3の発明に係る装置は、被写体を撮像する撮像手段
と、前記被写体を照射する光源と、表面の反射率の比及
び面の向きが既知である少なくとも3つの面を有し、前
記被写体とともに撮像される立体チャートと、前記光源
による照射方向を変えて前記被写体を撮像することによ
り取得される複数の原画像のデータによって画像行列を
生成し、当該画像行列に因子分解を適用して前記被写体
における相対的な面の向きを抽出する手段と、前記立体
チャートの3つの面の反射率及び面の向きを用いて前記
被写体の相対的な面の向きを絶対的な座標系に変換する
手段と、を有する。
【0009】請求項4の発明に係る装置では、前記立体
チャートの3つの面が実質的に完全拡散面である。請求
項5の発明に係る装置では、前記光源による被写体への
照射方向を変える移動手段を有してなる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る3次元データ
生成装置1の概略の構成を示すブロック図、図2は撮像
によって得られた画像の例を示す図、図3は3次元デー
タ生成装置1による処理の流れを示すフローチャート、
図4は座標変換処理の流れを示すフローチャート、図5
は3次元データ生成装置1の一部の機能を示すブロック
図、図6は仮の面特性行列N’の中の立体チャートの面
領域のベクトルを示す図、図7は真の面特性行列Nの中
の立体チャートの面領域を示す図、図8は真の面特性行
列Nから選択された2方向と立体チャートによる既知の
面の向きを示す図である。
【0011】図1において、3次元データ生成装置1
は、CPU10、カメラ11、画像処理装置12、光源
13、光源移動装置14、立体チャート移動装置15、
及び立体チャートQAから構成される。光源13が被写
体(対象物体)Q及び立体チャートQAを照射すること
によって、それらが照明される。光源13は光源移動装
置14によって移動可能であり、これによって、被写体
Q及び立体チャートQAへの照射方向及び照射位置が可
変される。カメラ11は被写体Q及び立体チャートQA
を撮像する。光源13による照射方向を変えて被写体Q
及び立体チャートQAを撮像することにより、図2に示
すようにm枚の複数の原画像Fを取得する。カメラ11
から得られた画像データは、画像処理装置12により処
理され、CPU10に入力される。
【0012】CPU10は、光源移動装置14及び立体
チャート移動装置15を制御し、光源13又は立体チャ
ートQAを設定された位置又は操作によって指示された
位置に移動させる。また、カメラ11を制御し、光源1
3の照射位置が定まったタイミングで、又は光源13の
移動中の適当なタイミングで、被写体Q及び立体チャー
トQAの撮像を行う。そして、入力されたデータに対
し、後述のように被写体の面の向きを抽出する処理、座
標変換を行う処理、その他の処理を行い、3次元データ
を生成する。
【0013】立体チャートQAは、例えば石膏からなる
立方体である。したがって、その6つの表面は完全拡散
面に近く実質的な完全拡散面であり、表面の状態が互い
に均一であって反射率がいずれもほぼ「1」である。つ
まり、6つの表面の反射率の比及び面の向きは既知であ
る。
【0014】なお、立体チャートQAとしては、カメラ
11で撮像可能な面が3つ以上あり、各面の法線ベクト
ルが互いに同一平面上になく、それらの相対関係が既知
であり、さらにそれらの面の反射率の比が既知であれば
よい。また、各面は実質的に完全拡散面であることが好
ましい。
【0015】立体チャートQAは、被写体Qの近傍に配
置され、カメラ11で被写体Qが撮像される際には、そ
の少なくとも3つの面が同じフレームに同時に撮像され
る。そして、3つの面のうちの2面以上について、ユー
ザ(撮像者)の期待する座標系が特定できるように配置
する。
【0016】なお、立体チャートQAの配置について、
上に述べたような条件を満たすのであれば、カメラ1
1、立体チャートQA、及び被写体Qの位置関係を固定
し、立体チャート移動装置15を省略してもよい。
【0017】CPU10及び画像処理装置12は、パー
ソナルコンピュータ又はワークステーションなどを用い
て構成することが可能である。処理を実行するためのプ
ログラム及びデータは、ハードディスク、光磁気ディス
ク、フロッピィディスクなどの種々の記録媒体により提
供可能である。
【0018】次に、図3及び図4に示すフローチャート
を参照して、3次元データ生成装置1の動作を説明す
る。図3において、まず、被写体Qを撮像して得たm枚
の画像(原画像)Fを読み込み、画像行列Iを生成する
(#1)。
【0019】すなわち、1回の撮像によって得られる画
像をFk(k=1,2,3…m)として、m回の撮像に
よってm枚の画像F1 ,F2 …, Fm を取得する。図2
に示す例では、説明を簡単化するために各画像F1 ,F
2 …, Fm は8×8=64画素からなる。各画像F1 〜
m に示す数字は画素番号である。これらの画像F1 ,F
2 …, Fm に基づいて、次の(1)式に示すように画像
行列Iを生成する。
【0020】
【数1】
【0021】なお、i1 ,i2 …, im は、各画像F1
,F2 …, Fm の画像行列である。(1)式から理解
されるように、画像行列Iの各行は、画像F1 ,F2
…, Fmの各座標点に、各列は、同じ位置の光源13に
よる各画像F1 ,F2 …, Fm に、それぞれ対応する。
【0022】そして、得られた画像行列Iの階数が3以
上であることを確認する。上の(1)式で示される各画
像行列Iは、被写体Qの表面を近似的に拡散反射面であ
ると見なすことによって、次に示す(2)式を満たす。
【0023】
【数2】
【0024】ここで、Nは面特性行列である。面特性行
列Nの行ベクトルを各座標点に関する面特性ベクトルと
いい、その大きさは反射率に、方向は面の法線方向に、
それぞれ対応する。Sは光源特性行列であり、光源特性
行列Sの列ベクトルを各画像に関する光源特性ベクトル
といい、その大きさは光源の明るさに、方向は光源の方
向に、それぞれ対応する。
【0025】次に、小画像行列Ikを、特異値分解を用
いて2組の2行列の積に分解し、その1組を選択する。
これが画像行列の分解1である(#2)。すなわち、分
解1の処理においては、まず、画像行列Iに特異値分解
を施すことによって、行列U、対角化行列Σ、及び行列
Vを求める。つまり、次に示す(3)式を求める。
【0026】I=UΣV ……(3) そして、特異値分解により得られた3つの行列U,Σ,
Vから、それぞれの小行列U’、Σ’、V’を次の
(4)式のように抽出する。
【0027】
【数3】
【0028】なお、行列U、Σ、Vはそれぞれm列であ
るので、小行列U’及びΣ’は3列、小行列U”及び
Σ”は(m−3)列、小行列V’及びV”はm列であ
る。また、小行列U’及びU”はn行、小行列Σ’及び
V’は3行、小行列Σ”及びV”は(m−3)行であ
る。
【0029】そして、2組の仮の面特性行列N’及び仮
の光源特性行列S’を次の(5)式のように求める。
【0030】
【数4】
【0031】上の(5)式において、符号が正の場合の
N’とS’の1つの組と、符号が負の場合のN’とS’
の他の1つの組との2組の行列が得られる。そして、こ
れらの2組の行列におけるそれぞれの積から1組を選択
する。
【0032】例えば、光源に関する2つの解の行列S’
の中から、相対関係の分かっている光源の計算結果のみ
を取出して行列を生成し、その行列式を計算する。次
に、実際の相対関係から得られる行列式の符号と照らし
合わせて、符号の一致する解の行列S’を選択する。
【0033】次に、立体チャートQAの面の反射率など
に基づいて、相対的な座標系への変換のための変換行列
Aを計算する。その変換行列Aをステップ#2での処理
結果に施して相対的な座標変換を行う。さらに、立体チ
ャートQAの面の向き及びそれぞれの既知の値などに基
づいて絶対的な座標系へ変換する(#3)。これについ
て次に詳しく説明する。
【0034】図4において、まず、反射率に関する条件
に基づいて、適切な変換行列Aを計算する(#11)。
ここでは、まず、ステップ#2で得られた仮の面特性行
列N’から、反射率が一定であるか又はそれらの比が分
かっているような座標点のうち、少なくとも6つの面特
性ベクトルn’を取り出す。6つの面特性ベクトルn’
を取り出す方法は次の通りである。 (A)画像Fから、立体チャートQAの部分であって且
つそのエッジつまり稜線の部分を取り除いたチャート面
(3面以上)の領域(座標点)を選択する。この作業は
ユーザによる手作業で行ってもよい。 (B)仮の面特性行列N’の中のチャート面の領域か
ら、同一平面上にない6つ以上のベクトルを選択する。
図2の立体チャートQAの例では、チャート面の各領域
から1つ以上のベクトルを取り出すことになる(図6を
参照)。
【0035】そして、反射率が一定の場合には、次の
(6)式を構成する。ただし、行列Aは求めたい(3,
3)の変換行列である。
【0036】
【数5】
【0037】なお、反射率の比が分かっている場合に
は、上の(6)式の右辺をすべて1にする代わりに、そ
れぞれそれらの比の値を設定することになるが、以下に
おいては簡単化のために一定の場合について説明する。
【0038】ここで、(3,3)の対称行列B=AT
を用いると、次の(7)式を得る。
【0039】
【数6】
【0040】ここで、行列Bの各要素を線形最小二乗法
で求め、得られた行列Bについて特異値分解を施し、次
の(8)式のような変換行列Aを求める。
【0041】
【数7】
【0042】そして、仮の面特性行列N’と変換行列A
から、真の面特性行列Nを次の(9)式で求める(#1
2)。 N=N’A ……(9) さらに、仮の光源特性行列S’及び変換行列Aの逆行列
-1から、真の光源特性行列Sを次の(10)式で求め
る(#13)。
【0043】S=A-1S’ ……(10) このようにして、画像Fの面の向きNが求められる。な
お、上に述べた処理のうち、ステップ#1、2、12に
ついては、特開平6−341818号に詳しく記載され
ており、公知である。
【0044】次に、ステップ#13で求めた画像Fの面
の向きNを絶対座標系に変換する(#14)。ここで
は、まず、真の面特性行列Nの中の、予め方向が分かっ
ているチャート面領域の向きから、2つ以上の面の方向
を決定する。その場合に、領域内を代表する1方向を選
択しても良いし、又は領域内の方向を平均化しても良
い。決定された面の方向ベクトルとそれに対応する既知
の方向ベクトルの差とを、真の面特性行列Nに施す。
【0045】図8を参照して、真の面特性行列Nから選
択された面の法線c1,c2に対して、予め分かってい
る方向がC1,C2であるならば、最終的な物体表面の
法線ベクトルNrealは、次の(11)で求められ
る。
【0046】 Nreal=N+(C1−c1)+(C2−c2) ……(11) なお、チャート面領域の方向C1,C2は、カメラ11
の位置又は光軸、及び立体チャート移動装置15の制御
位置などから求められる。
【0047】次に、図5を参照して上に述べたステップ
#11〜14の処理をさらに説明する。ステップ#2の
処理によって、2組の仮の面特性行列N’及び仮の光源
特性行列S’が求まるが、その処理結果が図5に示すブ
ロック51に入力される。ブロック51において、反射
率が一定であるか又はそれらの比が分かっている場合
に、図の上方に切り替えられる。
【0048】ここで、仮の面特性行列N’は、被写体Q
についての仮の面特性行列Nq ’、及び立体チャートQ
Aについての仮の面特性行列Na ’の両方を含んでい
る。なお、仮の光源特性行列S’については、光源13
が1つであるから、被写体Qと立体チャートQAとにつ
いて共通となる。
【0049】ブロック52において、立体チャートQA
の仮の面特性行列Na ’が分離され、それを用いてブロ
ック53でステップ#11の処理が行われ、変換行列A
が求められる。ブロック54では、変換行列Aと仮の面
特性行列N’とから、ステップ#12の処理によって真
の面特性行列Nが求められる。ブロック55では、変換
行列Aの逆行列A-1が求められ、ブロック56で、逆行
列A-1と仮の光源特性行列S’とから、ステップ#13
の処理によって真の光源特性行列Sが求められる。
【0050】ブロック57において、真の面特性行列N
は、反射率Rと法線ベクトルV’とに分離され、法線ベ
クトルV’が取り出される。すなわち、 N=R・V’ である。ここで、Nの要素(Nix, Niy, Niz) が与え
られた場合に、反射率Ri はノルムである。つまり、 Ri =(Nix2 +Niy2 +Niz2)1/2 また、法線ベクトルVi は、 Vix=Nix/Ri Viy=Niy/Ri Viz=Niz/Ri となる。
【0051】同様に、ブロック58において、真の光源
特性行列Sは、光源強度Hと光源方向L’とに分離さ
れ、光源方向L’が取り出される。 S=H・L’ ブロック59において、選択された面の法線c1,c2
が取り出され、これと予め分かっている方向C1,C2
とに基づいて、ブロック60で絶対座標系への変換行列
が求められる。ブロック61及び62において、その変
換行列を用いて、法線ベクトルV’及び光源方向L’が
絶対座標系に変換される。
【0052】上に述べたように、本実施形態によると、
立体チャートQAを被写体Qとともに撮像し、立体チャ
ートQAの3つの面の正確な法線ベクトル及び反射率の
比を用い、また完全拡散面を利用して座標変換を行うこ
とができるので、被写体Qの3次元データを精度良く生
成することができる。
【0053】特に、立体チャートQAの面の反射率など
に基づいて、相対的な座標系への変換のための変換行列
Aを計算するので、変換行列Aが正確に求まる。また、
立体チャートQAのチャート面の方向C1,C2を用い
て絶対座標系への変換を行うので、絶対座標系への変換
を高精度で行うことができる。
【0054】上の述べた実施形態においては、光源移動
装置14によって光源13を移動させたが、光源13を
移動させることなく、又は移動させるとともに、被写体
Q、立体チャートQA、及びカメラ11を移動させても
よい。その他、3次元データ生成装置1の構成、形状、
処理内容、処理順序などは、本発明の趣旨に沿って適宜
変更することができる。
【0055】
【発明の効果】本発明によると、照度差ステレオ法で求
められる相対的な座標系を絶対的な座標系に高精度で変
換し、精度の高い3次元データを生成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る3次元データ生成装置の概略の構
成を示すブロック図である。
【図2】撮像によって得られた画像の例を示す図であ
る。
【図3】3次元データ生成装置による処理の流れを示す
フローチャートである。
【図4】[座標変換処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図5】3次元データ生成装置の一部の機能を示すブロ
ック図である。
【図6】仮の面特性行列N’の中の立体チャートの面領
域のベクトルを示す図である。
【図7】真の面特性行列Nの中の立体チャートの面領域
を示す図である。
【図8】真の面特性行列Nから選択された2方向と立体
チャートによる既知の面の向きを示す図である。
【符号の説明】
1 3次元データ生成装置 10 CPU(抽出する手段、変換する手段) 11 カメラ(撮像手段) 12 画像処理装置 13 光源 14 光源移動装置(移動手段) Q 被写体 QA 立体チャート F 画像(原画像) I 画像行列
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA04 AA35 AA53 BB05 CC16 FF05 FF42 FF61 HH14 JJ03 NN11 NN20 QQ00 QQ18 QQ24 5B057 BA02 CA08 CA12 CA16 CB13 CB17 CC04 DA20 DB02 DB09 DC08 DC22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源による照射方向を変えて被写体を撮像
    することにより複数の原画像を取得し、各原画像のデー
    タによって画像行列を生成し、当該画像行列に因子分解
    を適用して前記被写体における面の向きを抽出し、抽出
    した面の向きに基づいて前記被写体の3次元データを生
    成する3次元データ生成方法であって、 前記被写体を撮像する際に、立体チャートの表面の反射
    率の比及び面の向きが既知である少なくとも3つの面を
    当該被写体とともに撮像し、 前記3つの面の反射率及び面の向きを用いて前記被写体
    の面の向きを絶対的な座標系に変換する、 ことを特徴とする3次元データ生成方法。
  2. 【請求項2】前記立体チャートの3つの面が実質的に完
    全拡散面である、 請求項1記載の3次元データ生成方法。
  3. 【請求項3】被写体を撮像する撮像手段と、 前記被写体を照射する光源と、 表面の反射率の比及び面の向きが既知である少なくとも
    3つの面を有し、前記被写体とともに撮像される立体チ
    ャートと、 前記光源による照射方向を変えて前記被写体を撮像する
    ことにより取得される複数の原画像のデータによって画
    像行列を生成し、当該画像行列に因子分解を適用して前
    記被写体における相対的な面の向きを抽出する手段と、 前記立体チャートの3つの面の反射率及び面の向きを用
    いて前記被写体の相対的な面の向きを絶対的な座標系に
    変換する手段と、 を有することを特徴とする3次元データ生成装置。
  4. 【請求項4】前記立体チャートの3つの面が実質的に完
    全拡散面である、 請求項3記載の3次元データ生成装置。
  5. 【請求項5】前記光源による被写体への照射方向を変え
    る移動手段を有してなる、 請求項3又は請求項4記載の3次元データ生成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013245944A (ja) * 2012-05-23 2013-12-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 投影型3次元形状復元装置、投影型3次元形状復元方法、投影型3次元形状復元プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP2016008954A (ja) * 2014-06-26 2016-01-18 株式会社豊田中央研究所 物体形状推定装置及びプログラム

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