JP2001074315A - 太陽熱を利用した暖房システム - Google Patents

太陽熱を利用した暖房システム

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JP2001074315A
JP2001074315A JP24771799A JP24771799A JP2001074315A JP 2001074315 A JP2001074315 A JP 2001074315A JP 24771799 A JP24771799 A JP 24771799A JP 24771799 A JP24771799 A JP 24771799A JP 2001074315 A JP2001074315 A JP 2001074315A
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Takashi Umeoka
尚 梅岡
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Sekisui Chemical Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers

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  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄熱槽内での熱媒の熱のロスが生じることの
ない暖房システムを提供する。 【解決手段】 集熱器11と蓄熱槽10とを往路12
(第1往路)および復路13(第1復路)で接続する。
また、蓄熱槽10と暖房器20とを、貯留槽21が介在
された往路22,23(第2往路)および復路24,2
5(第2復路)で接続する。蓄熱槽10には、熱交換用
配管が設けられておらず、この蓄熱槽10の内部空間を
介して、上記往路12、復路13、往路22、および復
路25が、互いに連なっている。往路12から流入され
た熱媒と復路25から流入された熱媒は、蓄熱槽25内
で混ざり合った後、復路13または往路22から流出さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、太陽熱を利用し
た暖房システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平7−190502号公報
に記載された暖房システムは、集熱器で太陽熱を集熱し
て熱媒を温め、この熱媒を循環通路によって集熱器と蓄
熱槽との間を循環させている。蓄熱槽の内部における循
環通路は、蛇行された熱交換用配管によって構成されて
いる。この熱交換用配管を介して、上記熱媒の熱が、蓄
熱槽の内面と熱交換用配管との間に蓄えられた水(他の
熱媒)に受け渡される。こうして温められた水を室内の
暖房器に送って暖房に用いる。暖房に利用後の水は、蓄
熱槽に戻される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上掲公報に記載された
ような従来構造では、集熱器と蓄熱槽との間を循環する
熱媒と、蓄熱槽と暖房器との間を循環する他の熱媒と
が、蓄熱槽内の熱交換用配管を介して熱のやり取りを行
う際に、熱のロスが生じるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、第1の発明は、(イ)太陽熱を集熱して熱媒を温め
る集熱器と、(ロ)この集熱器から延びる第1往路と、
(ハ)この第1往路を介して上記集熱器から上記熱媒が
供給され、この熱媒の熱を蓄熱する蓄熱槽と、(ニ)こ
の蓄熱槽から上記熱媒を上記集熱器に戻す第1復路と、
(ホ)上記蓄熱槽から延びる第2往路と、(ヘ)この第
2往路を介して上記蓄熱槽から上記熱媒が供給され、こ
の熱媒の熱を室内に放熱する暖房器と、(ト)この暖房
器から上記熱媒を上記蓄熱器に戻す第2復路とを備え、
上記第1往路、第1復路、第2往路、および第2復路
が、上記蓄熱槽の内部空間を介して互いに連なっている
ことを特徴とする。
【0005】第2の発明は、第1の発明において、上記
第1往路と第2復路とが、上記蓄熱槽の上下方向の中間
部に連なり、上記第2往路が、上記蓄熱槽の上側部に連
なり、上記第1復路が、上記蓄熱槽の下側部に連なって
いることを特徴とする。
【0006】第3の発明は、第1または第2の発明にお
いて、さらに、上流端と下流端が上記蓄熱槽または上記
第1復路に連なる熱交換通路を備え、この熱交換通路
を、給湯用の水が蓄えられた貯湯槽に収容したことを特
徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に
係る暖房システムを示したものである。このシステム
は、太陽熱を集熱して蓄熱する1次サイクルC1と、蓄
熱した熱で室内の暖房を行う2次サイクルC2とを備え
ている。
【0008】1次サイクルC1には、太陽熱を集熱して
熱媒を温める集熱器11と、この熱媒の熱を蓄熱する蓄
熱槽10とが設けられている。これら集熱器11と蓄熱
槽10が、往路12(第1往路)と復路13(第1復
路)で接続され、復路13に設けられたポンプP1によ
って熱媒が循環される。熱媒は、例えばプロピレングリ
コールの30wt%水溶液、水、または空気などを用い
る。
【0009】集熱器11は、太陽電池モジュールと一体
になった高熱ハイブリッドタイプのものを用いるが、太
陽熱を集熱できるものであれば、特に上記タイプに限定
されるものではなく、太陽電池と一体でなくてもよい。
【0010】蓄熱槽10は、断熱性を有し、内部に上記
熱媒が満たされるとともに、この熱媒温度を測定する温
度計T2が設けられている。その容量は例えば300リ
ットルである。この蓄熱槽10は、本発明の要部に係る
ものであるので、追ってさらに詳述する。
【0011】往路12の上流端(集熱器11側の端部)
には、温度計T1が設けられ、下流端(蓄熱槽10側の
端部)には、開閉弁V1が設けられている。往路12と
復路13は、短絡通路14によって短絡されている。短
絡通路14には、開閉弁V2が設けられている。この開
閉弁V2と上記開閉弁V1とが選択的に開閉されること
によって、集熱器11からの熱媒が、蓄熱槽10に送ら
れたり、送られずに復路13へ短絡されたりする。復路
13における短絡通路15との接続部より下流には、温
度計T3が設けられている。
【0012】本システムの1次サイクルC1には、給湯
系統40が付設されている。すなわち、復路13におけ
る上記温度計T3の設置部より下流、ひいては短絡通路
15との接続部より下流に、復路13を迂回する熱交換
通路41が設けられている(復路13に熱交換通路41
の上流端と下流端が接続されている)。熱交換通路41
には、開閉弁V3が設けられ、復路13における熱交換
通路41の上流端と下流端間の通路部分には、開閉弁V
4が設けられている。これら開閉弁V3,V4が選択的
に開閉されることによって、蓄熱槽10からの熱媒が、
熱交換通路41に迂回されたり、復路13を直進したり
する。
【0013】熱交換通路41は、蛇行された熱交換用配
管で構成され、貯湯槽43に収容されている。貯湯槽4
3は、断熱性を有し、その容量は例えば300リットル
程度である。この貯湯槽43に給水管44が接続され、
この給水管44から供給された給湯用の水が、貯湯槽4
3の内面と、上記熱交換通路41を構成する熱交換用配
管との間に貯められている。貯湯槽43には、この給湯
用の水温(湯温)を測定する温度計T4が設けられてい
る。
【0014】さらに、貯湯槽43から給湯管45が延
び、この給湯管45が給湯器46に接続されている。給
水管44と給湯管45とは、貯湯槽43を迂回する迂回
管47によって接続されている。迂回管47と給湯管4
5との接続部には、混合栓48が設けられている。
【0015】次に、2次サイクルC2について説明す
る。2次サイクルC2では、上記1次サイクルC1と同
じ熱媒が、上記蓄熱槽10と暖房器20との間で循環さ
れる。熱媒は、蓄熱槽10から暖房器20へ向かうとき
も、暖房器20から蓄熱槽10へ戻るときも、貯留槽2
1で一時的に貯められる。蓄熱槽10と貯留槽21と
は、往路22および復路25で接続され、貯留槽21と
暖房器20とは、往路23および復路24で接続されて
いる。往路22,23、および復路25には、熱媒を循
環させるためのポンプP2,P3,P4がそれぞれ設け
られている。
【0016】貯留槽21の総容量は、例えば30リット
ル程度である。この貯留槽21の内部は、隔壁21cに
よって往路用貯留部分21aと復路用貯留部分21bと
に仕切られている。隔壁21cには、2つの貯留部分2
1a,21bを連通する連通孔21dが形成されてい
る。往路用貯留部分21aには、温度計T5が設けられ
ている。この往路用貯留部分21aの上端部に往路22
が接続され、下端部に往路23が接続されている。これ
ら往路22、往路用槽部分21a、および往路23によ
って、特許請求の範囲の「第2往路」が構成されてい
る。また、復路用貯留部分21bの上端部に、復路24
が接続され、下端部に復路25が接続されている。これ
ら復路24、復路用貯留部分21b、および復路25に
よって、特許請求の範囲の「第2復路」が構成されてい
る。
【0017】往路23の下流端(暖房器10側の端部)
は、複数(図面では1つだけ図示)の分岐路23aに分
かれている。各分岐路23aには、開閉弁V7が設けら
れている。同様に、復路24の上流端は、複数の分岐路
24aに分かれている。これら分岐路23a,24a
は、対になって部屋ごとに設置された暖房器20(同様
に1つだけ図示)に延びている。
【0018】暖房器20は、蛇行された熱媒通路である
ファンコイル20aと、このファンコイル20aに送風
を当てて室内に放熱するファン20bとを有している。
ファンコイル20aの入口端部に往路23の分岐路23
aが連なり、出口端部に復路24の分岐路24aが連な
っている。各暖房器20は、他の暖房器20とは別個独
立して出力調節可能になっている。
【0019】2次サイクルC2には、蓄熱槽10をバイ
パスする加熱通路26がさらに設けられている。加熱通
路26の上流端は、復路25に接続され、下流端は往路
22に接続されている。往路22と加熱通路26とに、
開閉弁V5,V6がそれぞれ設けられており、これら開
閉弁V5,V6の一方が選択的に開閉されることによっ
て、2次サイクルC2の熱媒経路が加熱通路26にバイ
パスされたり、されなかったりする。加熱通路26は、
ヒートポンプ27(補助熱源)に収容されている。ヒー
トポンプ27は、加熱通路26を通過する熱媒を強制加
熱するものであるが、このような補助熱源として、ヒー
トポンプ27に代えて石油ボイラーやガスボイラーを用
いてもよい。
【0020】なお、貯留槽21、加熱通路26、ポンプ
P3,P4、およびヒートポンプ27は、ユニットケー
ス28に収容されている。図示は省略するが、貯留槽2
1の往路用貯留部分21aの上端部からユニットケース
28の外部にドレイン通路が引き出されている。
【0021】本システムは、さらにコントローラ30
(制御手段)を備えている。コントローラ30は、温度
計T1〜T5の検出値などに基づいてポンプP1〜P4
や開閉弁V1〜V6などを操作し、暖房および給湯制御
を実行する。
【0022】上記コントローラ30による制御動作を、
図2および図3のフローチャートを基に説明する。ま
ず、図2に示すように、温度計T1による往路12の上
流端での熱媒温度(ひいては集熱器11の出口温度)t
1と、温度計T2による蓄熱槽10内の熱媒温度t2と
を比較する(ステップ100)。比較の結果、t1>t
2のときは、開閉弁V1を開く一方、開閉弁V2を閉じ
る(ステップ101)。次に、温度計T3による復路1
3の上流端での熱媒温度t3と、温度計T4による貯湯
槽43内の水温t4とを比較する(ステップ102)。
比較の結果、t3>t4のときは、開閉弁V3を開き、
開閉弁V4を閉じる(ステップ103)。そして、ポン
プP1を駆動する(ステップ104)。
【0023】これによって、集熱器11で温められた熱
媒が、往路12を介して蓄熱槽10に送られ、蓄熱槽1
0内に蓄熱される。蓄熱槽10から復路13に流れ出た
熱媒は、熱交換通路41に迂回させられ、貯湯槽43の
給湯用水を温め、その後、集熱器11に還流される。
【0024】ステップ102において、復路13の上流
端での熱媒温度t3が、貯湯槽43内の水温t4以下の
ときは、開閉弁V3を閉じる一方、開閉弁V4を開く
(ステップ105)。これによって、蓄熱槽10から復
路13に流れ出た熱媒が、熱交換通路41を迂回するこ
となく、集熱器11に還流される。
【0025】なお、蓄熱槽10内の温度t2がある程度
まで高められる間は、ステップ102での比較結果の如
何に拘わらず、開閉弁V3を閉じ、開閉弁V4を開いた
状態に維持することにしてもよい。これによって、集熱
器11で得られた熱を、給湯には使用せずに、専ら蓄熱
槽10に蓄熱しておき、2次サイクルC2の暖房用に優
先的に充てることができる。
【0026】ステップ100において、往路12の上流
端温度t1が、蓄熱槽10内の温度t2以下のときは、
さらに復路13の上流端温度t3と貯湯槽43内の水温
t4とを比較する(ステップ106)。比較の結果、t
3>t4であれば、開閉弁V1を閉じる一方、開閉弁V
2を開き(ステップ107)、その後、ステップ103
に合流する。これによって、集熱器11から往路12に
流れ出た熱媒が、蓄熱槽10に送られることなく、短絡
通路14を介して復路13に短絡され、熱交換通路41
を迂回したうえで、集熱器11に戻される。
【0027】ステップ106で復路13の上流端温度t
3が貯湯槽43内の水温t4以下のときは、開閉弁V1
〜V4を閉じ、ポンプP1を停止状態に維持する(ステ
ップ108)。
【0028】ステップ104または108の後、図3に
示すように、各暖房器20がオンか否かを判断する(ス
テップ200)。暖房器20が1つでもオンのときは、
蓄熱槽10内の熱媒温度t3が50℃(基準温度)より
高いか否かを判断する(ステップ201)。そして、t
3>50℃のときは、開閉弁V5を開くとともに、開閉
弁V6を閉状態に維持する。また、ポンプP2〜P4を
駆動するとともに、ヒートポンプ27を停止状態に維持
する。さらに、オンされた暖房器20に連なる分岐路2
3aの開閉弁V7を開く(ステップ202)。
【0029】これによって、熱媒が、蓄熱槽10から、
往路22、往路用貯留部分21a、および往路23を経
て、オンされた暖房器20のファンコイル20aに送ら
れ、室内に放熱されることによって、暖房が行われる。
放熱後の熱媒は、復路24、復路用貯留部分21b、お
よび復路25を経て蓄熱槽10に還流する。
【0030】ステップ201で、蓄熱槽10内の熱媒温
度t3が50℃以下のときは、開閉弁V5を閉じるとと
もに、開閉弁V6を開く。また、ポンプP2を停止する
一方、ポンプP3,P4およびヒートポンプ27を駆動
する(ステップ203)。これによって、熱媒は、蓄熱
槽10に代えてヒートポンプ27と、貯留槽21および
暖房器20間を循環し、ヒートポンプ27を通過する際
に加熱される。
【0031】ステップ202または203の後、ステッ
プ100に戻って制御フローを繰り返す。ステップ20
0で、全ての暖房器20がOFFであるときは、V5〜
V7を閉じ、ポンプP1〜P4、およびヒートポンプ2
7を停止したまま(ステップ204)、ステップ100
に戻って制御フローを繰り返す。
【0032】本発明の特徴部分について説明する。図1
および図4に示すように、蓄熱槽10には、従来と異な
り、1次サイクルと2次サイクルの熱交換用配管(熱交
換器)が設けられていない。この蓄熱槽10の上下方向
の中間部には、2つの連通口10a,10bが上下に離
れて形成されている。上の連通口10aには、1次サイ
クルC1の往路12の下流端が連なり、下の連通口10
bには、2次サイクルC2の復路25の下流端が連なっ
ている。また、蓄熱槽10の下側部に連通口10cが形
成されており、この連通口10cに1次サイクルC1の
復路13の上流端が連なっている。さらに、蓄熱槽10
の上端部に連通口10dが形成されており、この連通口
10dに2次サイクルC2の往路22の上流端が連なっ
ている。これによって、1次サイクルC1の往路12お
よび復路13、並びに2次サイクルC2の往路22およ
び復路25が、蓄熱槽10の内部空間を介して、互いに
連なっている。1次サイクルC1の往路12から蓄熱槽
10に流入した熱媒と、2次サイクルC2の復路25か
ら蓄熱槽10に流入した熱媒とは、蓄熱槽10の内部で
互いに混ざり合い、その後、1次サイクルC1の復路1
3と2次サイクルC2の往路22へ流出していく。
【0033】蓄熱槽10内に往路12から流入する熱媒
は、集熱器11によって高温になっている。一方、復路
25から流入する熱媒は、暖房器20での放熱によって
低温になっている。この低温の熱媒が、上記往路12か
らの高温の熱媒と混ざり合うことによって、熱を受け取
り、温められる。この熱のやり取りに熱交換用配管が介
在されることがないので、熱交換ロスが生じることはな
い。
【0034】しかも、復路25からの低温の熱媒は、蓄
熱槽10の上下方向の中間から下向きに対流しようとす
る一方、往路12からの高温の熱媒は、蓄熱槽10の上
下方向の中間から上向きに対流しようとする。したがっ
て、蓄熱槽10の下側部から延びる1次サイクルC1の
復路13には、比較的低温の熱媒が流れ込む一方、蓄熱
槽10の上端部から延びる2次サイクルC2の往路22
には、比較的高温の熱媒が流れ込む。これによって、2
次サイクルC2の熱媒温度を高めて、効果的に暖房を行
うことができる。
【0035】次に、本発明の第2実施形態を、図5を参
照して説明する。この実施形態に係る暖房システムは、
熱交換通路41の上流端と下流端とが、蓄熱槽10に連
なっている。この熱交換通路41にポンプP5が設けら
れている。このシステムでは、蓄熱槽10内にある程度
蓄熱されるまで、ポンプP5をオフにして熱交換通路4
1を閉じておき、熱を、給湯よりも暖房に優先して利用
する。
【0036】本発明は、上記実施形態に限定されず、種
々の形態を採用可能である。例えば、蓄熱槽に潜熱蓄熱
剤を入れてもよい。これによって、小さい容量で大きな
蓄熱量を得ることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明では、
蓄熱槽内で集熱器からの熱媒と暖房器からの熱媒が混ざ
り合うので、熱交換ロスが生じることはない。第2の発
明では、第2往路から暖房器に送られる熱媒温度を比較
的高くすることができ、暖房能力を高めることができ
る。第3の発明では、熱を給湯にも利用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る暖房システムの概
略構成図である。
【図2】上記システムの1次サイクルの制御内容を示す
フローチャートである。
【図3】上記システムの2次サイクルの制御内容を示す
フローチャートである。
【図4】上記システムの蓄熱槽の断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る暖房システムの概
略構成図である。
【符号の説明】
10 蓄熱槽 11 集熱器 12 往路(第1往路) 13 復路(第1復路) 20 暖房器 21 貯留槽 22,23 往路 24,25 復路 27 ヒートポンプ(補助熱源) 40 給湯系統 43 貯湯槽

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)太陽熱を集熱して熱媒を温める集熱
    器と、(ロ)この集熱器から延びる第1往路と、(ハ)
    この第1往路を介して上記集熱器から上記熱媒が供給さ
    れ、この熱媒の熱を蓄熱する蓄熱槽と、(ニ)この蓄熱
    槽から上記熱媒を上記集熱器に戻す第1復路と、(ホ)
    上記蓄熱槽から延びる第2往路と、(ヘ)この第2往路
    を介して上記蓄熱槽から上記熱媒が供給され、この熱媒
    の熱を室内に放熱する暖房器と、(ト)この暖房器から
    上記熱媒を上記蓄熱器に戻す第2復路とを備え、上記第
    1往路、第1復路、第2往路、および第2復路が、上記
    蓄熱槽の内部空間を介して互いに連なっていることを特
    徴とする太陽熱を利用した暖房システム。
  2. 【請求項2】 上記第1往路と第2復路とが、上記蓄熱
    槽の上下方向の中間部に連なり、上記第2往路が、上記
    蓄熱槽の上側部に連なり、上記第1復路が、上記蓄熱槽
    の下側部に連なっていることを特徴とする請求項1に記
    載の太陽熱を利用した暖房システム。
  3. 【請求項3】 さらに、上流端と下流端が上記蓄熱槽ま
    たは上記第1復路に連なる熱交換通路を備え、この熱交
    換通路を、給湯用の水が蓄えられた貯湯槽に収容したこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の太陽熱を利用
    した暖房システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20110050657A (ko) 2008-09-04 2011-05-16 산텐 세이야꾸 가부시키가이샤 15,15-디플루오로프로스타글란딘 F2α 유도체를 유효 성분으로서 함유하는 모발 성장 촉진제
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