JP2001072915A - 水性コーティング剤およびそれをラッカーで用いる使用 - Google Patents

水性コーティング剤およびそれをラッカーで用いる使用

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JP2001072915A JP2000232963A JP2000232963A JP2001072915A JP 2001072915 A JP2001072915 A JP 2001072915A JP 2000232963 A JP2000232963 A JP 2000232963A JP 2000232963 A JP2000232963 A JP 2000232963A JP 2001072915 A JP2001072915 A JP 2001072915A
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ルツツ・ホツペ
Hans-Guenter Poersch-Panke
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラッカー塗りしたときに、良好な耐性が達成
される水性コーティング剤の提供。 【解決手段】 a)セルロース物質を5−50重量%、
b)1種以上のヒドロキシル基含有ラッカー樹脂を5−
50重量%、c)遊離イソシアネート基を1つ以上有す
るポリイソシアネートを0.1−10重量%、d)可塑
剤を0.5−30重量%、e)乳化剤を0.0−20重
量%、f)少なくとも1種の有機溶媒を0.0−45重
量%、g)水を10−65重量%、用いて生じさせたセ
ルロース物質含有ラッカーエマルジョン。a)からg)
の合計は常に100重量%であり、前記ラッカーエマル
ジョンは、OH基(前記ラッカー樹脂の)とNCO基の
重量比を1:0.01−1.0にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】ニトロセルロース(NC)と
アルキド樹脂と可塑剤と可能な任意のラッカー添加剤を
有機溶媒に溶解させることで生じさせたニトロセルロー
スコンビ−ラッカー(combi−lacquers)
は公知である。このようなラッカーは、例えば木、金
属、紙、革、プラスチックなどの表面をラッカー塗りす
る時に使用可能である。それの欠点は、溶媒含有量が高
く、60から80重量%である点にある。
【0002】EP 0 076 443にはとりわけ水
性NC/アルキド樹脂エマルジョンの製造が記述されて
おり、そこでは、溶媒の全部または一部を水に置き換え
ている。そのような水性エマルジョンを用いて木などの
表面をラッカー塗りして耐化学品性をDIN 68 8
61、パート1、1Bに従って測定した時、それが水、
エタノールおよびアセトンに対して示す耐性は充分でな
い。
【0003】遊離ポリイソシアネートを結合剤(bin
der)用硬化剤(hardeners)として用いて
水性の2成分系ポリウレタンコーティング剤を化学的に
架橋させることがEP 0 358 979に記述され
ている。この資料に従うと、結合剤成分としてのポリヒ
ドロキシアクリレート類は遊離イソシアネート基を有す
る特定のポリイソシアネート類(これはまたラッカーポ
リイソシアネートとも呼ばれる)を乳化する能力を有す
る。このようにして生じさせた水性の2成分系は硬化し
て架橋したフィルムを与える。このようなラッカーポリ
イソシアネート類は、容易に入手可能な単量体もしくは
簡単なジイソシアネート類、特にヘキサメチレンジイソ
シアネート(HDI)、イソホロンジイソシアネート
(IPDI)および/またはビス(イソシアナトシクロ
ヘキシル)メタン(HMDI)から作られたオリゴマー
状のビウレット、ウレタン、ウレトジオンおよび/また
はイソシアネート基含有誘導体である。EP 0 35
8 979に従って用いられたラッカーポリイソシアネ
ート類は23℃で1000mPa・sに及ぶ粘度を示し
かつ2.2から5の平均NCO官能性を示す。
【0004】DE−OS−A 4 226 243に
は、ポリイソシアネートと自己乳化性の脂肪酸修飾ポリ
エステルとポリウレタンを基とする水性の2成分系コー
ティング剤が記述されている。また、ヨーロッパ特許出
願EP−A 0 496 205にもポリイソシアネー
トと自己乳化性のウレタンとカルボキシルおよびヒドロ
キシル基含有ポリエステル樹脂を基とする水性結合剤組
み合わせが記述されている。ドイツ特許DE 3 12
2 030には、ポリイソシアネートと水希釈可能アル
キドとメラミンとアクリル樹脂を含有しかつまた水に混
和し得る溶媒を含有するコーティング組成物が記述され
ている。
【0005】この上に記述した水希釈可能2成分系結合
剤の欠点は、達成可能な固体含有量が低いことと、ポッ
ト寿命(pot life)が短いことと、乾燥/硬化
時間が長い点にある。更に、木に塗布した時の湿り(w
etting onto wood)、初期硬度および
紙やすり研磨性(sandability)も満足され
るものでない。
【0006】ここに、本発明の目的は、水性NCラッカ
ー樹脂エマルジョンが示す耐性をこのような水性の単一
成分系を用いた時にDIN 68 861、パート1、
B1に従って良好な耐性が達成されるように向上させる
ことを含んで成る。
【0007】本発明は水性エマルジョンに関し、これの
製造方法は、ヒドロキシル基を少なくとも1つ含むラッ
カー樹脂とポリイソシアネートの反応生成物またはそれ
らの混合物にセルロース物質を添加することを伴う。少
なくとも1種の可塑剤と水と場合により少なくとも1種
の乳化剤と有機溶媒を添加することで単一成分系ラッカ
ーエマルジョン(single component
lacquer emulsion)を得る。
【0008】このラッカーエマルジョンは a)セルロース物質を5−50重量%、 b)1種以上のヒドロキシル基含有ラッカー樹脂を5−
50重量%、 c)遊離イソシアネート基を1つ以上有するポリイソシ
アネートを0.1−10重量%、 d)可塑剤を0.5−30重量%、 e)乳化剤を0.0−20重量%、 f)少なくとも1種の有機溶媒を0.0−45重量%、 g)水を10−65重量%、 用いて生じさせた生成物を含んで成るが、ここで、a)
からg)の合計は常に100重量%であり、このラッカ
ーエマルジョンは、セルロース物質とOH基含有ラッカ
ー樹脂の重量比を1:5から5:1にしそしてOH基
(前記ラッカー樹脂の)とNCO基の当量比を1:0.
01−1.0にしたことを特徴とする。
【0009】適切なセルロース物質は好適にはセルロー
スのエステル、特に粘度が如何なるレベルであってもよ
いニトロセルロースまたは可塑剤含有(plastic
ised)ニトロセルロースまたはそれらの混合物であ
る。例えば通常の産業用ニトロセルロースグレードのニ
トロセルロース、即ち窒素含有量が10.7から12.
6重量%の硝酸セルロースが非常に特に適切である。
【0010】使用可能な他のセルロース物質は、粘度お
よび置換度が多様なアセト酪酸セルロースおよびアセト
プロピオン酸セルロースである。
【0011】通常のラッカー樹脂をこれがイソシアネー
ト反応性基、例えば−OH、−COOH、−NH2、−
CONH2などを含むならばラッカー樹脂として用いる
ことができる。通常のラッカー樹脂は、例えばアルキ
ド、マレイン酸、フェノール、ホルムアルデヒド、キシ
レン−ホルムアルデヒド、ケトン、スルホンアミド、ア
ルデヒド、アミン、エポキシ、カルバメート、クマロン
/インデン樹脂、サッカロースのエステル、そしてビニ
ルもしくはアクリレート樹脂およびそれらの共重合体な
どである。
【0012】前記ヒドロキシル基含有ラッカー樹脂が2
0から200mg KOH/gの範囲のOH価を示すの
が有利である。
【0013】使用可能な可塑剤は通常の可塑剤、例えば
炭素原子数が2から10の一価アルコール、炭素原子数
が2から6の二価アルコール、および炭素原子数が3の
三価アルコールと脂肪族モノカルボン酸、好適には炭素
原子数が2から18の脂肪族モノカルボン酸のエステ
ル、例えば酢酸セチル、グリコールジアセテート、ステ
アリン酸エステル、リシノレイックアセテート(ric
inoleic acetate)など、ジカルボン酸
のエステル、例えばアジピン酸ジオクチル、アジピン酸
ジメチルシクロヘキシルメチル、セバシン酸ジブチルな
ど、芳香族ジカルボン酸のエステル、例えばフタル酸ジ
ブチル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジシクロヘキシ
ルなど、脂肪族トリカルボン酸、好適には炭素原子数が
8の脂肪族トリカルボン酸のエステル、芳香族ジカルボ
ン酸のエステル、または無機酸のエステル、例えばジブ
チルホスフェート、トリフェニルホスフェートなど、炭
素原子数が1から5のアルコールとクエン酸のエステル
(これをまた炭素原子数が1から4のモノカルボン酸と
反応させてもよい)、そしてまたスルホンアミド類、
油、例えばヒマシ油およびアマニ油など、そしてこの上
に挙げた化合物のアルコキシル化生成物、例えばエトキ
シル化ヒマシ油および大豆油など、ステアリン酸エステ
ルおよびホスフェート類などである。
【0014】用いる乳化剤は場合によりアニオン性の乳
化剤、例えば長鎖アルキルアリールスルホネート類、例
えばドデシルベンゼンスルホネートまたはブチルナフタ
リンスルホネートなど、アルキルスルフェート類、例え
ばラウリルもしくはステアリルアルコールスルフェート
類など、スルホスクシネート類、例えばジオクチルこは
く酸ジナトリウムなど、またはノニオン性乳化剤、例え
ばオクチル−もしくはノニルフェノール−オキシエチラ
ートなどである。
【0015】また、エトキシル化ノニルフェノールのス
ルホこはく酸誘導体のジナトリウム塩をアニオン性乳化
剤として挙げることも可能である。
【0016】通常の有機溶媒をこれに前記セルロース物
質およびラッカー樹脂が溶解し得ることを条件として溶
媒として用いることができる。
【0017】前記ポリイソシアネート類は、脂肪族、環
状脂肪族、芳香脂肪族および/または芳香族に結合した
遊離イソシアネート基を有していて室温で液状の如何な
る有機ポリイソシアネートであってもよい。特に好適な
ポリイソシアネート類は、排他的に脂肪族および/また
は環状脂肪族に結合したイソシアネート基を有していて
(平均)NCO官能性が1.8から5.0の範囲のポリ
イソシアネートもしくはポリイソシアネート混合物であ
る。
【0018】必要ならば、前記ポリイソシアネートを少
量の不活性な溶媒と混合して粘度を下げることでこの上
に述べた範囲内の値にすることも可能である。
【0019】適切な生成物は、例えばヘキサメチレンジ
イソシアネートまたは1−イソシアナト−3,3,5−
トリメチル−5−イソシアナトメチルシクロヘキサン
(IPDI)および/またはビス−(イソシアナトシク
ロヘキシル)−メタンを基とする「ラッカーポリイソシ
アネート類」、特に排他的にヘキサメチレンジイソシア
ネートを基とするラッカーポリイソシアネート類であ
る。そのようなジイソシアネートを基とする「ラッカー
ポリイソシアネート類」は、前記ジイソシアネートから
生じたビウレット、ウレタン、ウレトジオンおよび/ま
たはイソシアネート基含有誘導体であると理解し、これ
らは本質的に公知である。
【0020】また、芳香族ポリイソシアネート類、特に
2,4−ジイソシアナトトルエンまたはこれと2,6−
ジイソシアナトトルエンの工業グレード混合物を基とす
るか或は4,4−ジイソシアナトジフェニルメタンまた
はこれとこれの異性体および/または高級同族体の混合
物を基とする「ラッカーポリイソシアネート類」も、あ
まり好適ではないが本発明に従って用いるに適切であ
る。この種類の芳香族ラッカーポリイソシアネート類
は、例えばウレタン基含有イソシアネート類、例えば過
剰量の2,4−ジイソシアナトトルエンと多価アルコー
ル、例えばトリメチロールプロパンなどの反応で得られ
るイソシアネート類である。さらなる芳香族ラッカーポ
リイソシアネート類は、例えば例として挙げた単量体ジ
イソシアネートの三量体、即ち相当するイソシアナト−
イソシアヌレートなどである。
【0021】また、基本的に、例として挙げた種類の未
修飾ポリイソシアネートの使用も明らかに可能である。
【0022】このポリイソシアネート成分を、一般に、
いやしくも例として挙げたポリイソシアネートの任意混
合物で構成させることも可能である。
【0023】また、この上に挙げた基本的生成物を親水
性にした(hydrophilised)ポリイソシア
ネート類の使用も適切であり、これらは水に容易に乳化
し得る。
【0024】セルロース物質/ラッカー樹脂エマルジョ
ンの調製をEP 0 076 443に従って行う。
【0025】例えば酢酸ブチルなどに溶解させた例えば
OH基含有アルキド樹脂などとポリイソシアネートの反
応を最大で80℃以下、好適には60℃以下の温度で実
施するが、ここでは、OH:NCOの比率を前記樹脂が
ゲル化しないで有効にフィルムを形成するままであるよ
うに調整すべきである。このNCO基が前記ラッカー樹
脂に含まれるOH基と完全には反応しないようにすべき
である。
【0026】このようにして修飾を受けさせたアルキド
樹脂にセルロース物質、可塑剤、場合により乳化剤、場
合により有機溶媒を添加した後、撹拌を前記セルロース
物質の繊維をもはや見ることができなくなるまで行う。
その時点で、前記材料は非常に高い粘度の状態を経験す
る。水を添加して水中油エマルジョン(単一成分系)を
生じさせる。また、このエマルジョンにさらなる親水性
ポリイソシアネートを添加して「2成分系」を得ること
も可能である。
【0027】本発明は、また、本発明に従うコーティン
グ剤を木、金属、プラスチック、紙、革またはガラスを
表面処理するためのラッカーで用いることも提供する。
【0028】用途分野(例えば木、金属、プラスチッ
ク、紙、革、ガラスおよびフィルムのラッカー塗装)に
応じてまた他の公知有機溶媒を前記エマルジョンに添加
することも可能であり、この場合、最終的なラッカー調
合物を基準にした溶媒の濃度が30%を越えないように
すべきである。
【0029】水を用いるか或は例えばポリウレタン類、
セルロース、グアー(guar)、澱粉などを基とする
水溶性増粘剤を添加することで粘度を所望用途で用いる
に適するように調整することも可能である。
【0030】更に、また、加工もしくは塗布特性を向上
させる物質、例えば滑剤、光沢改良剤、消泡剤、紙やす
り研磨性改良剤、流動調節剤、安定剤、光安定剤、着色
剤、顔料および通常のラッカー添加剤などを前記エマル
ジョン、好適には水相に添加することも可能である。
【0031】本発明に従って生じさせた水性エマルジョ
ンであるコーティング剤は非常に良好な流動特性および
高い光沢を示しかつDIN 68 861、パート1、
1Bに従って水、エタノールおよびアセトンに良好な耐
性を示す。
【0032】実施例 ヒドロキシル基含有アルキド樹脂を2 lの撹拌容器に
入れて20℃で撹拌(100rpm)しながらこれにポ
リイソシアネートを添加する。この混合物にジブチル錫
ジラウレートを添加した後、60℃に加熱して撹拌を2
時間継続する。この混合物に乳化剤、フタル酸ジブチル
および酢酸メトキシプロピルを添加した後、標準タイプ
E 24のニトロセルロース(N2含有量=12.1重
量%)を35重量%の量の水で湿らせて加え、この混合
物を60℃において50rpmで1時間均一にする。次
に、この混合物に水を添加して撹拌速度を900rpm
にまで高めると同時に室温に冷却する。
【0033】
【表1】
【0034】1) Huettenes−Alberts
Lackrohstoff GmbHから入手したヒ
ドロキシル基含有アルキド樹脂である「Halweft
alB 32」を酢酸ブチルに溶解させた62.4重量
%濃度のアルキド樹脂として用いた(OH価=サンプル
1g当たり152mgのKOH)。2) オランダ出願1 008 777の実施例1に従っ
て調製したヒドロキシル基含有アルキド樹脂を酢酸ブチ
ル中71.1重量%濃度のアルキド樹脂として用いた
(OH価=サンプル1g当たり145mgのKOH)。3) 乳化剤1:ポリエトキシトリデシル−エーテル−ホ
スフェートとトリデシル−ポリ(エトキシ)−エタノー
ルの混合物(Rhone Poulenc Chemi
eの商品である「Rhodafac RS 71
0」)。4) 乳化剤2:トリグリセリド−エトキシレート(Zs
chimmer & Schwarzの商品である「P
roduct GN 8403/50」)。
【0035】DIN 68 861、パート1、1Bに
従う耐化学品性を測定する目的で、ブチルグリコールア
セテートを実施例1で得た100gのエマルジョンに8
g、実施例2で得たエマルジョンに6gそして実施例3
で得たエマルジョンに8g加えた。
【0036】120μmのドクターブレード(doct
or blade)を用いて前記エマルジョンを木にプ
ライマー(primer)およびトップコート(top
coat)ラッカーとして塗布した。前記プライマーを
50℃で乾燥させ、紙やすりをかけた後、トップコート
ラッカーを塗った。最終被膜を50℃で7日間乾燥さ
せ、次に室温で24時間貯蔵した後、水、エタノールお
よびアセトンに対する耐性をDIN 68 861、パ
ート1、1Bに従って測定した。
【0037】比較の目的で、EP−B 0 076 4
43に従い、NC/アルキド樹脂エマルジョン4をポリ
イソシアネートもジブチル錫ジラウレートも用いない以
外は実施例1と同じ出発材料を用いて調製しそしてエマ
ルジョン5を実施例2と同様にして調製した。エマルジ
ョン4および5を木に塗布するに先立って、それらの各
々100gにブチルグリコールアセテートを6g添加し
た。DIN 68 861、パート1、1Bに従うそれ
ぞれ水、エタノールおよびアセトンに対する耐性を下記
の表に要約する:
【0038】
【表2】
【0039】本発明の特徴および態様は以下のとおりで
ある。
【0040】1. ラッカーエマルジョンであって、 a)5−50重量%の量のセルロース物質と b)5−50重量%の量の1種以上のヒドロキシル基含
有ラッカー樹脂と c)0.1−10重量%の量の遊離イソシアネート基を
1つ以上有するポリイソシアネート、の反応生成物を含
有し、更に、 d)可塑剤を0.5−30重量%、 e)乳化剤を0.0−20重量%、 f)少なくとも1種の有機溶媒を0.0−45重量%、
および g)水を10−65重量%、含有するが、ここで、a)
からg)の合計が100重量%でありそして前記b)の
ヒドロキシル基とNCO基の重量比が1:0.01−
1.0である、ラッカーエマルジョン。
【0041】2. セルロース物質がセルロースエステ
ルである上記1記載のラッカーエマルジョン。
【0042】3. 前記ラッカー樹脂b)が20から2
00mg KOH/gのOH価を示す上記1記載のラッ
カーエマルジョン。
【0043】4. 上記1記載のラッカーエマルジョン
を製造する方法であって、(i)前記ポリイソシアネー
トと前記ヒドロキシル基含有ラッカー樹脂を触媒の存在
下で一緒にして反応を生じさせそして前記反応中または
前記反応が完了した後に前記セルロース物質を添加する
ことで反応生成物を得、そして(ii)前記反応生成物
に少なくとも1種の可塑剤を添加することで混合物を
得、そして(iii)前記混合物を均一にし、そして
(iv)前記水を添加することで水中油エマルジョンを
得る、ことを含んで成る方法。
【0044】5. 上記1記載ラッカーエマルジョンの
使用方法であって、前記エマルジョンを木、金属、紙、
プラスチック、革およびガラスから成る群から選択され
る材料の少なくとも1つの表面に塗布することを含んで
成る使用方法。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラッカーエマルジョンであって、 a)5−50重量%の量のセルロース物質と b)5−50重量%の量の1種以上のヒドロキシル基含
    有ラッカー樹脂と c)0.1−10重量%の量の遊離イソシアネート基を
    1つ以上有するポリイソシアネート、の反応生成物を含
    有し、更に、 d)可塑剤を0.5−30重量%、 e)乳化剤を0.0−20重量%、 f)少なくとも1種の有機溶媒を0.0−45重量%、
    および g)水を10−65重量%、 含有するが、ここで、a)からg)の合計が100重量
    %でありそして前記b)のヒドロキシル基とNCO基の
    重量比が1:0.01−1.0である、ラッカーエマル
    ジョン。
JP2000232963A 1999-08-04 2000-08-01 水性コーティング剤およびそれをラッカーで用いる使用 Pending JP2001072915A (ja)

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