JP2001072549A - アイメーキャップ化粧料 - Google Patents

アイメーキャップ化粧料

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JP2001072549A
JP2001072549A JP25039299A JP25039299A JP2001072549A JP 2001072549 A JP2001072549 A JP 2001072549A JP 25039299 A JP25039299 A JP 25039299A JP 25039299 A JP25039299 A JP 25039299A JP 2001072549 A JP2001072549 A JP 2001072549A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】、瞼や睫等への付着性が良好で、塊付きが無
く、均一に塗布することができ、熱安定性に優れたアイ
メーキャップ化粧料を提供する。 【解決手段】成分(a)平均分子量5000〜6000
0で、且つ40℃の粘度が1000〜40000cps
であるα−オレフィンオリゴマーと、成分(b)エマル
ションポリマーとを含有するアイメーキャップ化粧料。
また、更に成分(c)繊維を含有する前記アイメーキャ
ップ化粧料。更に、成分(a)を0.3〜30重量%含
有する前記アイメーキャップ化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特定α−オレフィン
オリゴマーとポリマーエマルションとを含有するアイメ
ーキャップ化粧料に関し、更に詳しくは、瞼や睫等への
付着性が良好で、塊付きが無く、均一に塗布することが
でき、熱安定性に優れたアイメーキャップ化粧料に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、アイメーキャップ化粧料にお
いては、瞼や睫等への付着性を高めるために、ポリイソ
ブチレンやポリブテン等の付着性油剤を配合していた。
また、化粧持続性を高めるために、ポリマーエマルショ
ン等の被膜形成剤を配合していた。更に、繊維を併用す
ることにより、睫を長く見せる等の化粧効果(ボリュー
ム感)を高める等の技術が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリイ
ソブチレンやポリブテンは粘着性が強すぎるため、塗布
した時に化粧料が塊状で付着する場合があり、また、仕
上がりにべたつきを感じることがあった。また、ポリイ
ソブチレンやポリブテン等は、製造時に長時間高温下に
曝されることにより、重合されていない低分子量のブチ
レンの臭いが増し、製品の品質を落とす場合があった。
更に、被膜形成剤として、ポリマーエマルションを配合
した場合は、ある程度の化粧持続性は高められるが、こ
れだけでは、満足できる水準に無く、前記ポリイソブチ
レンやポリブテンと併用する必要があった。そこで、瞼
や睫等への付着性が良好で、塊付きが無く、均一に塗布
することができ、熱安定性優れたアイメーキャップ化粧
料の開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決する為の手段】かかる実情において、本発
明者らは、鋭意研究した結果、特定のα−オレフィンオ
リゴマーと、ポリマーエマルションとを組み合わせてア
イメーキャップ化粧料に配合した結果、瞼や睫等への付
着性が良好で、塊付きが無く、均一に塗布することがで
き、しかも、熱安定性に優れたアイメーキャップ化粧料
が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち本発明は、次の成分(a)〜
(b); (a)重量平均分子量が5000〜60000で、且つ
40℃における粘度値が1000cp〜40000cp
であるα−オレフィンオリゴマー (b)ポリマーエマルションを含有するアイメーキャッ
プ化粧料に関するものである。また、更に成分(c)繊
維を含有する前記アイメーキャップ化粧料、成分(a)
を0.3〜30重量%含有する前記アイメーキャップ化
粧料に関するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる成分(a)のα−オレフィンオリゴ
マーは、べたつき感が無く、肌への密着性に優れた油剤
であり、エチレンを重合して得られる炭素数4〜24の
直鎖脂肪族を重合し、その後、水素添加して得られる側
鎖を有する炭化水素のうち、重量平均分子量が5000
〜60000でかつ40℃における粘度が1000cp
〜40000cpのα−オレフィンオリゴマーである。
本発明のアイメーキャップ化粧料において、α−オレフ
ィンオリゴマーは、GPC法における重量平均分子量
が、5000未満では、肌への密着性に劣り、均一な化
粧膜を形成する特性に欠け、60000を超えると、べ
たつき感を生じるため好ましくない。また、40℃にお
けるB型回転粘度計の粘度値が1000cp未満である
と、肌への密着性に劣り、均一な化粧膜を形成する特性
に欠け、40000cpを超えると、べたつき感を生じ
るため好ましくない。また更に、本発明に用いられる特
定のα−オレフィンオリゴマーは、ポリブテンやポリイ
ソブチレンと比較して、加熱した時の原料臭が低いもの
であり、これを含有するアイメーキャップ化粧料におい
ても、原料臭が低減するものであり、低温と高温で粘度
の差が少ないものである。このような特定のα−オレフ
ィンオリゴマーは、市販品としてPureSyn100
(重量平均分子量:約6700、40℃における粘度
値:1000cp)、PureSyn150(重量平均
分子量:約9200、40℃における粘度値:1320
cp)、PureSyn300(重量平均分子量:約1
4000、40℃における粘度値:2780cp)、P
ureSyn1000(重量平均分子量:約3100
0、40℃における粘度値:9000cp)、Pure
Syn3000(重量平均分子量:約55000、40
℃における粘度値:31750cp)(何れも、Mob
il社製)等が挙げられる。
【0007】本発明のアイメーキャップ化粧料におけ
る、成分(a)の含有量は0.3〜30重量%(以下、
単に「%」と略す。)が好ましく、0.5〜20%が特
に好ましい。この範囲で用いると、使用性、化粧持続
性、熱安定性等の本発明の効果がより向上する。
【0008】本発明に用いられる成分(b)のポリマー
エマルションは、水中にポリマーが分散したエマルショ
ンであり、塗布後に水が揮発して、ポリマーが被膜を形
成するものである。成分(b)のポリマーエマルション
は、通常メーキャップ化粧料に配合されるものであれ
ば、何れのものも使用可能であり、アクリル酸やメタク
リル酸等の重合体又は共重合体、及び前記重合体又は共
重合体を一部架橋したものも等が挙げられる。具体的に
は、アクリル酸、メタクリル酸及びそれらのアルキルエ
ステルのホモポリマーエマルション、コポリマーエマル
ション、アクリルスチレンポリマーエマルション、酢酸
ビニルポリマーエマルション、シリコン系ポリマーエマ
ルション等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用い
ることできる。この中でも、アクリル酸系ポリマーエマ
ルション、酢酸ビニルポリマーエマルション等が特に好
ましい。
【0009】本発明のアイメーキャップ化粧料におけ
る、成分(b)の含有量は、ポリマーエマルションの固
形分濃度によって異なるが、固形分として1〜25%が
好ましい。この範囲で用いると、使用性や化粧持続性が
より優れるものである。
【0010】本発明に用いられる成分(c)の繊維は、
睫等に付着して、睫を長く見せる等の化粧効果(ボリュ
ーム感)を高めるものであり、天然又は合成の短繊維を
用いることができる。例えば、絹、綿、ナイロン、アセ
テート、ポリエステル、ポリプロピレン等が挙げられ
る。繊維の太さ及び長さについては、アイメーキャップ
化粧料中への分散性及び使用性の観点より、太さは1〜
20デニールが好ましく、長さは0.1〜5mmが好ま
しく、1〜3mmがより好ましい。これらの繊維は材
質、太さ又は長さにおいて1種または2種以上を組み合
わせて用いることができる。また、これら繊維は、染料
や顔料等の着色剤により着色されたものも、使用可能で
ある。
【0011】本発明のアイメーキャップ化粧料におけ
る、成分(c)の含有量は、0.01〜10%が好まし
く、0.1〜5%がより好ましい。この範囲で用いる
と、睫を長く見せる等の化粧効果(ボリューム感)がよ
り優れるものである。
【0012】本発明のアイメーキャップ化粧料には、メ
ーキャップ効果を付与するために、着色剤、隠蔽剤、紫
外線遮断剤、として、通常メーキャップ化粧用粉体とし
て用いられている粉体が配合可能である。この粉体とし
ては、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔
料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により
特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体
類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等が挙げられ
る。具体的に例示すれば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化
セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カ
ーボンブラック、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群
青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲
母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セ
リサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメク
タイト、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、酸化マグネシ
ウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、
ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシ
ウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグ
ネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロ
キシアパタイト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、酸化チ
タン被覆雲母、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸
化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲
母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等の光輝性粉
体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアク
リル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セル
ロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリ
ル共重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹
脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂
粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低
分子性粉体、澱粉、シルク粉末、セルロース粉末等の天
然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205
号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色
204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉
体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色20
5号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジ
ルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機
顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の
金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸
化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、
酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等
の複合粉体、等が挙げられ、これらを一種又は二種以上
を用いることができる。尚、これら粉体は、フッ素系化
合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素
添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高
級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤
等の一種又は二種以上を用いて表面処理を施してあって
も良い。本発明のアイメーキャップ化粧料に粉体を配合
する場合の、粉体の配合量は、粉体の配合目的等により
異なるが、概ね0.1〜80%である。
【0013】本発明のアイメーキャップ化粧料として
は、マスカラ、アイライナー、アイブロウ、アイカラー
等が挙げられる。この中でもマスカラに用いれば、使用
時のなめらかな使用感、使用性、熱安定性の点において
顕著な効果が得られる。また形態としては、乳液状、ゲ
ル状、液状等が挙げられる。
【0014】本発明のアイメーキャップ化粧料には、本
発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、水、成
分(a)以外の油剤、界面活性剤、ベンゾフェノン系、
PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、4−tert
−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシ
ベンゾン等の紫外線吸収剤、1,3−ブチレングリコー
ル、グリセリン、タンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、
エラスチン、ケラチン等の保湿剤、α−トコフェロー
ル、アスコルビン酸等の酸化防止剤、ビタミン類、消炎
剤、生薬等の美容成分、パラオキシ安息香酸エステル、
フェノキシエタノール等の防腐剤、水溶性高分子、香料
等を適宜配合することができる。
【0015】本発明において、更に油剤を配合すること
により、エモリエント感を付与したり、塗布時の感触を
調整することができる。ここで用いられる油剤として
は、通常化粧料に用いられる油剤であれば特に限定され
ず、動物油、植物油、合成油等の起源及び、固形油、半
固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素
類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸
類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油
類、ラノリン誘導体類等の油剤が挙げられる。具体的に
は、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ポリイソ
ブチレン、ポリブテン、等の炭化水素類、オリーブ油、
ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油
等の油脂類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデ
リラワックス、ゲイロウ等のロウ類、セチルイソオクタ
ネート、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソ
プロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタ
ン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、
トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリ
セリル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、ジオク
タン酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸
エステル等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、
ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイ
ン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の脂肪酸類、ス
テアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアル
コール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコー
ル、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、低重合
度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロ
キサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシ
クロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロ
キサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、ポリオキシ
アルキレン・アルキルメチルポリシロキサン・メチルポ
リシロキサン共重合体、アルコキシ変性ポリシロキサ
ン、架橋型オルガノポリシロキサン、フッ素変性ポリシ
ロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パー
フルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ
素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸
イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導
体、デキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステ
ル、デンプン脂肪酸エステル、12−ヒドロキシステア
リン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム等の油性
ゲル化剤類等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用
いることができる。本発明のアイメーキャップ化粧料に
おける、これら油剤の含有量は、概ね0.1〜40%で
ある。
【0016】本発明において、更に界面活性剤を配合す
ることにより、乳化性、粉体の分散性を向上させること
ができる。ここで用いられる界面活性剤としては、通常
化粧品に用いられている界面活性剤であれば、何れでも
良く、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、
カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられ
る。非イオン界面活性剤としては、例えば、グリセリン
脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、
ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリ
コール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステル及
びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸
エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビ
トールの脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール
付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、蔗
糖脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエー
テル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化
ヒマシ油、ラノリンのアルキレングリコール付加物、ポ
リオキシアルキレンアルキル共変性シリコーン、ポリエ
ーテル変性シリコーン等が挙げられ、これらを一種又は
二種以上を用いることができる。アニオン界面活性剤と
しては、例えば、ステアリン酸、ラウリン酸のような脂
肪酸の無機及び有機塩、アルキルベンゼン硫酸塩、アル
キルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジア
ルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン化脂肪酸塩、ア
シルメチルタウリン塩、N−メチル−N−アルキルタウ
リン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、
アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシル−N−アル
キルアミノ酸塩、ο−アルキル置換リンゴ酸塩、アルキ
ルスルホコハク酸塩等が挙げられ、これらを一種又は二
種以上を用いることができる。カチオン界面活性剤とし
ては、例えば、アルキルアミン塩、ポリアミン及びアル
カノールアミン脂肪酸誘導体、アルキル四級アンモニウ
ム塩、環式四級アンモニウム塩等が挙げられ、これらを
一種又は二種以上を用いることができる。両性界面活性
剤としては、アミノ酸タイプやベタインタイプのカルボ
ン酸型、硫酸エステル型、スルホン酸型、リン酸エステ
ル型のものがあり、人体に対して安全とされるものが使
用できる。例えば、N,N−ジメチル−N−アルキル−
N−カルボキシルメチルアンモニウムベタイン、N,N
−ジアルキルアミノアルキレンカルボン酸、N,N,N
−トリアルキル−N−スルフォアルキレンアンモニウム
ベタイン、N,N−ジアルキル−N,N−ビス(ポリオ
キシエチレン硫酸)アンモニウムベタイン、2−アルキ
ル−1−ヒドロキシエチル−1−カルボキシメチルイミ
ダゾリニウムベタイン、レシチン等が挙げられ、これら
を一種又は二種以上を用いることができる。尚、本発明
のアイメーキャップ化粧料における、界面活性剤の含有
量は、界面活性剤の配合目的により異なるが、概ね0.
01〜30%である。
【0017】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0018】実施例1〜8及び比較例1〜3:マスカラ 表1に示す組成のマスカラを下記製法により調製し、
「睫への付着性」、「均一な塗布性」、「化粧効果(ボ
リューム感)」、「熱安定性」の各項目について以下に
示す評価方法により評価し、結果を併せて表1に示し
た。
【0019】
【表1】
【0020】(製法) A:成分(1)〜(7)を加熱溶解する。 B:成分(8)〜(13)を均一、混合する。 C:BにA添加し、均一混合する。 D:Cを容器に充填して、マスカラを得た。
【0021】(「睫への付着性」、「均一な塗布性」、
「化粧効果(ボリューム感)」についての評価方法)実
施例及び比較例のマスカラを化粧品専門パネル20名に
使用してもらい、パネル各人が下記絶対評価にて7段階
に評価し評点を付け、各試料毎に全パネルの評点合計か
ら、その平均値を算出し、下記判定基準により判定し
た。 絶対評価 評価 : 評点 非常に良い : 6点 良い : 5点 やや良い : 4点 普通 : 3点 やや悪い : 2点 悪い : 1点 非常に悪い : 0点 判定基準 評点の平均値 : 判定 5点以上 : ◎ 3点以上〜5点未満 : ○ 2点以上〜3点未満 : △ 2点未満 : ×
【0022】(「熱安定性」についての評価方法)実施
例及び比較例のマスカラを40℃にて3ヶ月放置後、5
℃保管品と比較して臭いを以下の基準により評価した。 判定基準 : 判定 変化無し : ◎ 僅かに変化有るが、許容内 : ○ 僅かに変化有り、許容外 : △ 明らかに変化有る : ×
【0023】表1より明らかなように、本発明の実施例
1〜8のマスカラは、「睫への付着性」、「均一な塗布
性」、「化粧効果(ボリューム感)」、「熱安定性」の
全ての項目で優れていた。また、低温と高温で粘度の変
化が少く、使用性が良好であった。
【0024】 実施例9:アイライナー (処方) (重量%) 1.カルボキシメチルセルロース 1 2.精製水 残量 3.保湿剤 0.1 4.防腐剤 0.1 5.ポリ酢酸ビニルポリマーエマルジョン(固形分40%) 30 6.α−オレフィンオリゴマー(注6) 10 7.ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノオレイン酸エステル 3 ※注6:PureSyn100(Mobli社製)
【0025】(製造方法) A.成分(1)〜(5)を均一に混合溶解する。 B.成分(6)〜(7)を均一に混合溶解せる。 C.AにBを加えて均一に混合する。 D.Cを容器に充填してアイライナーを得た。 実施例9のアイライナーは、「瞼への付着性」、「均一
な塗布性」、「化粧効果(ボリューム感)」、「熱安定
性」の全ての項目で優れていた。また、低温と高温で粘
度の変化が少く、使用性が良好であった。
【0026】 実施例10:アイシャドウ (処方) (重量%) 1.タルク 5 2.酸化チタン 2 3.赤色202号 0.2 4.黄酸化鉄 1.5 5.黒酸化鉄 0.1 6.ステアリン酸 3 7.ミリスチン酸イソプロピル 3 8.流動パラフィン 3 9.α−オレフィンオリゴマー(注2) 5 10.精製水 残量 11.1,3−ブチレングリコール 5 12.グリセリン 1 13.ポリアクリル酸ポリマーエマルション(固形分50%) 20 14.防腐剤 適量 15.トリエタノールアミン 1.2
【0027】(製造方法) A.成分(6)〜(9)を均一に混合溶解する。 B.成分(10)〜(15)を均一に混合溶解せる。 C.AにBを加えて均一に混合する。 D.Cに成分(1)〜(5)を添加し、混合する。 E.Dを容器に充填してアイシャドウを得た。 実施例10のアイシャドウは、「瞼への付着性」、「均
一な塗布性」、「化粧効果(ボリューム感)」、「熱安
定性」の全ての項目で優れていた。また、低温と高温で
粘度の変化が少く、使用性が良好であった。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のアイメー
キャップ化粧料は、瞼や睫等への付着性が良好で、塊付
きが無く、均一に塗布することができ、熱安定性に優れ
ていた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AB232 AB242 AB432 AC012 AC022 AC122 AC242 AC352 AC442 AC542 AC792 AD011 AD021 AD022 AD072 AD092 AD272 CC14 DD31 EE01 EE07 FF05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)〜(b); (a)重量平均分子量が5000〜60000で、且つ
    40℃における粘度値が1000cp〜40000cp
    であるα−オレフィンオリゴマー (b)ポリマーエマルションを含有することを特徴とす
    るアイメーキャップ化粧料。
  2. 【請求項2】 更に成分(c)繊維を含有することを特
    徴とする請求項1記載のアイメーキャップ化粧料。
  3. 【請求項3】 成分(a)を0.3〜30重量%含有す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のアイメーキャ
    ップ化粧料。
JP25039299A 1999-09-03 1999-09-03 アイメーキャップ化粧料 Expired - Fee Related JP4163342B2 (ja)

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