JP2001072446A - 焼成炉における生石灰・焼ドロマイトの製造方法 - Google Patents

焼成炉における生石灰・焼ドロマイトの製造方法

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孝信 汐待
Teruo Oshiro
照男 大城
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来から焼成炉により生石灰・焼ドロマイト
を生成する際にはその燃料として石油、石炭、天然ガス
等の天然資源が使用されており、コスト的にも高かっ
た。一方、廃プラスチック等の有機物の量は年々増え続
けており、その処理方法が模索されていた。 【解決手段】 本発明は、上記のような問題を解決する
ために、石炭、廃プラスチック等の有機物を所定のガス
化法によりガス化し、このガスを用いて生石灰・焼ドロ
マイトを製造する方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、石炭、廃プラス
チック等の有機物から可燃性ガスを生成し、これを燃料
として焼成炉により生石灰・焼ドロマイトを製造する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】生石灰(CaO)・焼ドロマイトは、石
灰石(CaCO3)・ドロマイトを焼成し二酸化炭素
(CO2)を除いたものである。生石灰は、製鉄用、工
業化学用、建築用、農業用、公害防止用など様々な用途
があり、具体的には、1)石灰肥料ないしは酸性土壌改
良剤、水分捕集剤としての乾燥剤、2)石灰プラスター
として土木建築材料、3)混合セメント、さらし粉の製
造、4)カーバイト、石灰窒素およびこれらに誘導され
るアセチレン系、メラミン系製品の基本原料、5)ソー
ダ工業などでのガス捕集剤、消毒用海水マグネシア製造
用、などに使用されており、我々の生活には無くてはな
らない物質である。
【0003】実際に石灰石・ドロマイトから生石灰・焼
ドロマイトを製造するには、石灰石・ドロマイトを焼成
させる際に、焼成炉としてシャフト炉、キルン炉また
は、流動床炉等を使用しており、その燃料としては、石
油、石炭、天然ガス等を用いている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した石
油、石炭、天然ガス等の燃料は、天然の資源でありその
量には限りがある。そこで近年では、廃プラスチックが
高い熱量を有する熱源であることに着目し、また、環境
問題、資源の有効活用の見地から廃プラスチックを燃料
として再利用することが図られている。
【0005】しかし、例えば石灰石・ドロマイトから生
石灰・焼ドロマイトを生成する工程において、その燃料
に廃プラスチックを実際に使用すると、廃プラスチック
を粒状のまま使用した場合、従来の燃料(例えば微粉
炭)に比べ、燃焼性が低く、焼成炉を高温状態に保つこ
とは難しいという問題があった。特に、メルツ炉におい
てはガス状の燃料が好ましく、廃プラスチック等の有機
物を固体のまま用いた場合、必要熱量を前記固体の廃プ
ラスチック等のみでまかなうことは困難であった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、従来、石灰石・ドロマイトを焼成炉において焼
成し生石灰・焼ドロマイトを製造する際に用いられてき
た石油、石炭、天然ガス等の天然資源に代え、廃プラス
チック等の有機物をガス化して利用することにより、コ
ストの低減を図るとともに、廃プラスチック等の有機物
を有効利用し、生石灰・焼ドロマイトを製造することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、請求項1において、少なくとも、有機物を
所定のガス化法によりガス化する工程と、前記工程によ
り生成されたガスを用いて生石灰・焼ドロマイトを生成
する工程と、を有する生石灰・焼ドロマイト製造方法を
提供する。
【0008】本発明により、生石灰・焼ドロマイトの製
造に際して、石油、石炭、天然ガス等を用いることがな
いので、コストの低減を図ることができ、さらに廃プラ
スチック等の有機物を有効に利用できることから、環境
問題を解決し、資源の有効利用を図ることができる。
【0009】ここで、請求項2に記載するように、前記
有機物が、劣質炭であることが好ましい。通常、燃料と
して用いられている石炭であればもちろん使用すること
は可能であり、さらに本発明では、通常は使用すること
のできない劣質炭をも使用することができる。
【0010】また、請求項3に記載するように、前記有
機物が、産業廃棄物および/または一般廃棄物であり、
燃焼した際に発生する発熱量が4000KCal/Kg
以上であることが好ましい。産業廃棄物および/または
一般廃棄物を利用することにより、これらの廃棄物を有
効利用することができる。また、燃焼した際に発生する
発熱量が4000KCal/Kg以上であれば、自燃に
必要な熱量を有する可燃性ガスを得ることができ、好ま
しいからである。
【0011】また、請求項4に記載するように、前記産
業廃棄物および/または一般廃棄物が、主に廃プラスチ
ックであることが好ましい。上述したように、廃プラス
チックは高い熱量を有する熱源であり、また、環境問
題、資源の有効利用の点からも再利用が望まれているか
らである。
【0012】本発明において有機物をガス化する方法と
しては、請求項5に記載するように、ガス化法として通
常用いられている、乾留法、熱分解法、部分燃焼法のい
ずれかを用いることができる。
【0013】この場合、請求項6に記載するように、前
記ガス化法が、流動床炉による部分燃焼法であり、発熱
量が1000KCal/Nm3以上のガスを生成するこ
とが好ましい。流動床炉による部分燃焼法が最も効率的
だからである。また、発熱量が1000KCal/Nm
3未満であると、石灰石・ドロマイトを焼成し生石灰・
焼ドロマイトを生成する際に、補助燃料が必要となり、
コスト面での有効性が損なわれる場合があるからであ
る。
【0014】また、請求項7に記載するように、前記生
石灰・焼ドロマイトを生成する工程としては、シャフト
炉、キルン炉、流動床炉のいずれかを使用することがで
きる。また、請求項8に記載するように、シャフト炉の
中でもメルツ炉が特に好適である。
【0015】また、請求項9に記載するように、前記メ
ルツ炉に送入されるガスを制御するために、ガスホルダ
ーを設置することが好ましい。メルツ炉では、運転上燃
焼ガスを必要としない時間がある。この時間に生成する
ガスを蓄え、ガスの送入もその燃焼のパターンに合わせ
ることでロスを最小限に押えることができるからであ
る。
【0016】さらに、請求項10に記載するように、前
記有機物をガス化する際に生成されるタールを除去する
ために、タール分解器を設置することが好ましい。前記
有機物により発生したガスには、タールが含まれてお
り、タールは高温では気体であるため特に問題とはなら
ないが、温度が下がると、配管等に付着し、スケーリン
グや閉塞の原因となるからである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の焼成炉における生
石灰・焼ドロマイトの製造方法について図面を用いて具
体的に説明する。
【0018】図1は、本発明の方法に用いられる装置の
一例を示すものである。
【0019】まず、本発明の特徴の1つである、廃プラ
スチックから流動床炉による部分燃焼法により可燃性ガ
スを生成するガス生成部1について説明する。
【0020】ガス生成部1は、廃プラスチック2を供給
するための廃プラサービスホッパー3と、廃プラサービ
スホッパー3から供給された廃プラスチック2の重量を
測定し、適量の廃プラスチックをガス化炉へ供給する廃
プラ供給機4と、流動床炉へ空気を送り込むための空気
供給ブロワー5と、廃プラスチック2から可燃性ガスを
生成する流動床炉6とからなる。
【0021】図1に示すように、廃プラサービスホッパ
ー3の上部には、廃プラスチック2を搬送するための搬
送装置7が設置されている。搬送装置7により、廃プラ
サービスホッパー3の上方に搬送された廃プラスチック
2は、廃プラサービスホッパー3内に投入されて、廃プ
ラサービスホッパー3の下方に設置されている廃プラ供
給機4内へ送入される。廃プラ供給機4には、定量供給
機8が設置されている。
【0022】上記廃プラスチック2を、十分量の酸素中
で完全燃焼させてしまうと、全て二酸化炭素と水になっ
てしまい、目的物である可燃性ガスを得ることができな
い。このため、部分燃焼を行う流動床炉6への廃プラス
チック2の供給は、設定値を設け、廃プラスチック2の
重量を測定して行う。一方、空気はその量が完全燃焼す
るための必要量の20〜50%に調整し流動床炉6へ供
給する。定量供給機8は、この目的を果たすためのもの
である。
【0023】定量供給機8により定量された廃プラスチ
ックは、廃プラ供給機4によって、流動床炉6の下方部
へ供給される。ここで部分燃焼法により燃焼され、可燃
性ガスを生成するのである。ここで、燃焼する際に必要
な空気は、空気供給ブロワー5により供給される。上述
したが、この際供給される空気の量では完全燃焼しない
量の廃プラスチック2が、廃プラ供給機4によって供給
されるのである。流動床炉6の床は分散板16になって
おり、空気が分散され、廃プラスチック2が常に流動す
るようになっている。
【0024】流動床炉6において部分燃焼法により生成
された可燃性ガスは、流動床炉6の上方より排出され、
ガス生成部1を出て、ダストサイクロン9へ入る。
【0025】ダストサイクロン9は、ガスと一緒に排出
されたスス等のダストを取り除くための装置であり、ダ
ストサイクロン9の下方には、ダスト取出し口10を有
している。
【0026】ダストサイクロン9を出た可燃性ガスは、
タール分解器11へ送られる。タール分解器11は、可
燃性ガスを生成する際に生じるタールを改質するための
装置である。可燃性ガスが冷却されると、タールが機壁
に付着してスケーリングを起こし、最悪の場合運転停止
に至らしめる。このためタールは除去する必要があり、
これを防止する装置である。タール分解器11で処理さ
れたタールは改質し、可燃性のガスとされ、ガス生成部
1で生成した可燃性ガスに混入される。
【0027】タール反応器11を出た可燃性ガスは、ガ
ス送風ブロワー12によって、ガスホルダー13へ送入
される。ガスホルダー13は、この先にある焼成炉にメ
ルツ炉を使用している場合に必要な装置である。メルツ
炉は可燃性ガスを必要としない時間があり、その時間に
は可燃性ガスをメルツ炉内へ送入する必要がない。この
ため、ガスホルダー13を設けて、ガスの送入を制御
し、可燃性ガスが必要ない場合にガスを蓄えることがで
きるようにしたものである。
【0028】ガスホルダー13中の可燃性ガスは、ガス
供給ブロワー14により、メルツ炉15へ供給される。
メルツ炉15には、on―off信号の発信装置が設置
されており、ここで発信された信号はガスホルダー13
で受信されるようになっている。このメルツ炉15にお
いては、供給された可燃性ガスを利用して石灰石・ドロ
マイトを焼成し生石灰・焼ドロマイトを製造する。
【0029】このように、廃プラスチックから生成した
可燃性ガスを用いて生石灰・焼ドロマイトを製造するの
で、コスト低減を図ることができ、また廃プラスチック
の有効利用を行うことができるのである。
【0030】ここで、本発明の焼成炉における生石灰・
焼ドロマイトの製造方法は、上述した例に示すような反
応装置および方法に限定されるものではなく、有機物を
所定のガス化法によりガス化し、このガスを用いて生石
灰・焼ドロマイトを製造する方法であればいかなる方法
であってもかまわない。
【0031】例えば、上述した例においては、有機物と
して廃プラスチックを用いたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、有機物であれば、いかなるものであ
っても用いることができる。中でも好ましい例として
は、工場から排出される産業廃棄物および/または、家
庭などから排出される一般廃棄物等を挙げることができ
る。廃棄物の再利用を図ることができ、これにより廃棄
物による環境汚染を低減することができるからである。
【0032】また、本発明においては、有機物として石
炭を用いることも可能である。本発明に用いられる石炭
としては、通常用いられている石炭であれば特に限定さ
れるものではないが、一般に質の悪い石炭の総称である
劣質炭を用いることが好ましい。これは、本発明におい
ては石炭そのものを燃料とするのではなく、ガス化して
燃料とするものであることから、劣質炭であっても用い
ることが可能であり、またこのような劣質炭は安価に入
手することができるからである。本発明においては、特
に上記劣質炭の中でも、通常燃料として使用することが
できないため用いられていない未利用の劣質炭を用いる
ことが好ましい。これは、さらに安価に入手が可能であ
ると共に、エネルギー資源の有効利用を図ることができ
るからである。なお、上述した劣質炭は粉体としてガス
化に供することが好ましい。
【0033】本発明においては、前記有機物を燃焼した
際の発熱量は4000KCal/Kg以上であることが
好ましい。これは、発熱量が4000KCal/Kgよ
り小さいと、生成される可燃性ガスの濃度が下がってし
まい好ましくないからである。このような理由から、前
記産業廃棄物の中でも、高い熱量を有する廃プラスチッ
クが好ましく、さらに、その中でもポリエチレンを主成
分とする廃プラスチックが特に好ましい。なお、廃プラ
スチックには、塩化ビニルが含まれていない方が好まし
い。塩化ビニルを含有するプラスチックは、それを燃焼
すると有害な塩化水素ガスが発生するからであり、また
設備を劣化させるものだからである。廃プラスチックの
形状も特に限定されるものではなく、いかなる形状のも
のであってもかまわないが、直径20mm以下の粒状と
したものが好ましい。
【0034】上述した廃プラスチック以外で用いること
ができるその他の有機物としては、一般廃棄物のRD
F、RPF(Refuse(又は、Recycle)Paper/Plastic F
uel)、シュレッダーダスト、バイオマス廃棄物等を挙
げることができる。ここで、RPFとは、古紙やプラス
チックを固形燃料化したものである。
【0035】また、上述した例では、廃プラスチック等
の有機物をガス化するための方法として、流動床炉によ
る部分燃焼法を用いたが、本発明は、これに限定される
ものではなく、従来より用いられている乾留法、熱分解
法、部分燃焼法等のいかなる方法であってもよい。中で
も好ましい方法としては、設備費が低い等の理由から部
分燃焼法であり、さらに、部分燃焼法の中でも流動床炉
による部分燃焼法が好ましい。
【0036】この場合、前記流動床炉による部分燃焼法
で生成されたガスの発熱量は1000KCal/Nm3
以上であることが好ましい。ガスの発熱量が1000K
Cal/Nm3より小さいと、生石灰・焼ドロマイトを
生成する際に、熱量が足りなくなり、補助燃料が必要と
なるからであり、コスト面でのメリットが損なわれる場
合があるからである。
【0037】また、上述した例では、生石灰・焼ドロマ
イトを生成する工程において、焼成炉としてメルツ炉を
用いたが、これに限定されるものではなく、シャフト
炉、キルン炉、流動床炉等の何れにも適用可能である。
しかしながら、前記の中でも、燃料としてガスを使用す
ることに最も適しているシャフト炉が好ましく、シャフ
ト炉の中でも、上述した例に示すようにメルツ炉が好適
である。ここで、メルツ炉を使用する場合には、上述し
た例に示したが、ガスホルダーを使用して可燃性ガスの
ロスを最小に押えることが好ましい。
【0038】さらに、上記ダストサイクロン、タール分
解器等を、ガス生成部と焼成炉の間に設けているが、そ
の種類、形状等は、特に限定されるものではない。
【0039】例えば、タール反応器としては、触媒を利
用する水蒸気改質型、水素添加型等がある。水蒸気改質
型においては、その触媒の組成が、主に酸化ニッケル
(NiO)で酸化アルミニウム(Al23)に坦持した
ものや、或は合金では、ニッケル(Ni)、クロム(C
r)、鉄(Fe)を含むもの等が使用可能である。ま
た、水素添加型においては、その触媒の組成が、主に酸
化クロム(CrO)/酸化モリブデン(MoO)を含む
ものや、主に酸化ニッケルと(NiO)/酸化クロム
(CrO)を含むもので、酸化アルミニウム(Al
23)に坦持したものなどが、使用可能である。
【0040】上記のような触媒を使用する場合は、ター
ル分解器内に円筒状の反応槽を設置し、前記反応層内に
上記の触媒を充填し、この反応槽内に可燃性ガスを通過
させることにより、可燃性ガスに含まれるタールを改質
するものである。
【0041】上述した水蒸気改質型や水素添加型のター
ル分解器は、有機物のガス化には特に好ましい。
【0042】なお、廃プラスチック等から、可燃性ガス
を生成する際に、塩化水素ガス等の有害物質が発生する
場合等は、図示しないガス洗浄塔を設置してもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明により、石灰石・ドロマイトを焼
成炉において焼成し生石灰・焼ドロマイトを製造する際
に用いられてきた石油、石炭、天然ガス等の天然資源に
代え、産業廃棄物等である有機物由来の可燃性ガスを利
用することにより、コストの低減を図るとともに、廃プ
ラスチック等の有機物を有効利用し、生石灰・焼ドロマ
イトを製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法に使用する装置の一例を示す概略
説明図である。
【符号の説明】
1…ガス生成部、 2…廃プラスチック、 3…廃プラサービスホッパー、 4…廃プラ供給機、 5…空気供給ブロワー、 6…流動床炉、 7…搬送装置、 8…定量供給機、 9…ダストサイクロン、 10…ダスト取出し口、 11…タール分解器、 12…ガス送風ブロワー、 13…ガスホルダー、 14…ガス供給ブロワー、 15…メルツ炉、 16…分散板。
フロントページの続き (72)発明者 大城 照男 神奈川県横浜市鶴見区弁天町3番地の7 エヌケーケープラント建設株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、有機物を所定のガス化法に
    よりガス化する工程と、前記工程により生成されたガス
    を用いて、生石灰・焼ドロマイトを生成する工程と、を
    有する生石灰・焼ドロマイト製造方法。
  2. 【請求項2】 前記有機物が、劣質炭であることを特徴
    とする請求項1記載の生石灰・焼ドロマイト製造方法。
  3. 【請求項3】 前記有機物が、産業廃棄物および/また
    は一般廃棄物であり、燃焼した際に発生する発熱量が4
    000KCal/Kg以上であることを特徴とする請求
    項1記載の生石灰・焼ドロマイト製造方法。
  4. 【請求項4】 前記産業廃棄物および/または一般廃棄
    物が、主に廃プラスチックであることを特徴とする請求
    項3記載の生石灰・焼ドロマイト製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ガス化法が、乾留法、熱分解法、部
    分燃焼法のいずれかであることを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれかの請求項に記載の生石灰・焼ドロマイト
    製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ガス化法が、流動床炉による部分燃
    焼法であり、発熱量が1000KCal/Nm3以上の
    ガスを生成することを特徴とする請求項5記載の生石灰
    ・焼ドロマイト製造方法。
  7. 【請求項7】 前記生石灰・焼ドロマイトを生成する工
    程が、シャフト炉、キルン炉、流動床炉のいずれかを使
    用することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかの請
    求項に記載の生石灰・焼ドロマイト製造方法。
  8. 【請求項8】 前記生石灰・焼ドロマイトを生成する工
    程が、シャフト炉の中でも特に、メルツ炉であることを
    特徴とする請求項7記載の生石灰・焼ドロマイト製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記メルツ炉に送入されるガスを制御す
    るために、ガスホルダーを設置したことを特徴とする請
    求項8記載の生石灰・焼ドロマイト製造方法。
  10. 【請求項10】 前記有機物をガス化する際に生成され
    るタールを除去するために、タール分解器を設置したこ
    とを特徴とする請求項1乃至9のいずれかの請求項に記
    載の生石灰・焼ドロマイト製造方法。
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