JP2001072046A - ストロー付き飲料用容器及びこの容器内に飲料が充填された飲料品 - Google Patents

ストロー付き飲料用容器及びこの容器内に飲料が充填された飲料品

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JP2001072046A
JP2001072046A JP24967699A JP24967699A JP2001072046A JP 2001072046 A JP2001072046 A JP 2001072046A JP 24967699 A JP24967699 A JP 24967699A JP 24967699 A JP24967699 A JP 24967699A JP 2001072046 A JP2001072046 A JP 2001072046A
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beverage
beverage container
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秀範 永田
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D77/00Packages formed by enclosing articles or materials in preformed containers, e.g. boxes, cartons, sacks or bags
    • B65D77/22Details
    • B65D77/24Inserts or accessories added or incorporated during filling of containers
    • B65D77/28Cards, coupons, or drinking straws

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ストローSを飲料容器本体に差し
込むことなく、ストローの開放先端部のキャップを外し
たり、被覆フイルムを剥がしたりするだけで、容器本体
内の飲料を飲むことができ、しかもストローから飲料が
吹き出したり溢れ出したりするようなことを防ぎ、途中
まで飲み終えたときにストローのキャップを再び被せる
だけで、衛生的に保存でき、しかも倒し溢れも防ぐこと
ができるストロー付き飲料用容器及び、この飲料容器に
飲料を充填した飲料品を提供することを目的とする。 【解決手段】 日本茶などのお茶,コーヒー,牛乳,ジ
ュース,ミネラルウオーター等の飲料Pが充填される耐
水性の紙又は合成樹脂で形成された飲料容器本体2の側
壁内に、上下方向に姿勢させたストローSを突入させて
支持し、このストローSの突入部分の周りを止水処理し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、日本茶などのお
茶,コーヒー,牛乳,ジュース,ミネラルウオーター等
の飲料を充填した耐水性の紙又は合成樹脂で形成された
ストロー付き飲料容器に関し、さらに詳しくは使用前の
状態からストローの基端が容器本体内に連通或いは突入
しているストロー付き飲料容器及びこの容器内に飲料が
充填された飲料品に関する。
【0002】
【従来の技術】日本茶などのお茶,コーヒー,牛乳,ジ
ュース,ミネラルウオーター等の飲料を充填した耐水性
の紙を主材料とするストロー付き飲料容器は、現在、高
さが50〜300mm程度の小容器の分野で多く用いら
れており、この種のストロー付き飲料容器のストロー
は、別体としてストロー大のフイルム袋に入れられて飲
料容器本体の側壁に貼り付けられたり、或いは飲料容器
本体の側壁に貼り付けた状態で、外装フイルムで覆うよ
うに包装されている。
【0003】又、このような飲料容器においてその本体
の上部には、ストローを突入させる開孔が開設されてお
り、未使用状態において、この開孔はシール又はアルミ
フイルムで封止されている。
【0004】そして、その使用時つまり飲用時には、先
ず、ストローを飲料容器本体から取り外し、次に、飲料
容器本体の上部に貼着されているシールを剥がしてスト
ローを突入させる開孔を露出させ、この開孔内にストロ
ーを突入させたり、或いは開孔を封止しているアルミフ
イルムをストローで突き破ってストローを突入させたり
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように紙製のストロー付き飲料容器は罐容器のように
強固なものではなく、強く指先で押さえるように持つ
と、多少凹む。とくに前述したようなストローを開孔内
に突入させるときには、飲料容器を持っている指先に力
が加わり易くなって、ストローを開孔内に突入させたと
きに、容器内の飲料がストローを通じて溢れ出て、手や
衣服を濡らしたり、汚すことがある。このため、ストロ
ーを開孔内に突入させるとき、容器を指先で押え過ぎな
いように、注意する必要があり、煩わしさが生じたり、
子供や老人はその手加減ができないことがあり、このた
め、容器内の飲料がストローを通じて溢れ出て、手や衣
服を濡らしたり、汚すことが多々あった。
【0006】本発明者自らが、このような失敗を度々経
験してきたが、自分以外にもこのような経験をしている
人が多いことを知り、このような問題を如何にして解消
すべきかを、容器の構造や容器とストローとの関係から
検討した結果、ついに本発明を完成するに至ったもので
ある。
【0007】而して、本発明の目的は、日本茶などのお
茶,コーヒー,牛乳,ジュース,ミネラルウオーター等
の飲料を充填する耐水性の紙や合成樹脂で形成された飲
料容器本体の側壁に、工場での製造段階でストローを上
下方向に姿勢させた状態で連通或いは突入、支持させ、
しかもこのストローの連通或いは突入させた部分の周り
を密閉、止水処理をもたせたものを製造し、この飲料容
器本体内に飲料を充填した後、ストローの開放先端部の
キャップや被覆フイルムを外したり、剥がしたりするだ
けで、容器内の飲料を飲むことができる上、従来のよう
にストローを容器の開孔内に突入させるときに、容器を
指先で押え過ぎてストローから飲料が吹き出したり、溢
れ出したりするようなことが無く、途中まで飲み終えた
ときにはストローのキャップを再び被せるだけで、衛生
的に保存できるのであり、加えて、倒し溢れも防ぐこと
ができる極めて有用なストロー付き飲料用容器を提供す
ることにある。
【0008】また、本発明においては、このような容器
内に日本茶などのお茶,コーヒー,牛乳,ジュース,ミ
ネラルウオーター等の飲料が充填された飲料品を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本発明に係るストロー付き飲料用容器は、日本茶
などのお茶,コーヒー,牛乳,ジュース,ミネラルウオ
ーター等の飲料が充填される耐水性の紙又は合成樹脂で
形成された飲料容器本体の側壁内に、上下方向に姿勢さ
せたストローの基端が連通或いは突入して支持されてお
り、しかもこのストローの連通或いは突入させた部分の
周りが止水処理をされていることを特徴とするものであ
る。
【0010】本発明でいうストロー付き飲料用容器は、
当該飲料用容器本体の側壁内に、上下方向に姿勢させた
ストローの基端が連通或いは突入して支持されており、
しかもこのストローの連通或いは突入させた部分の周り
が止水処理をされているものをいう。
【0011】本発明で使用される飲料用容器本体は、い
わゆる紙パック,牛乳パック,酒パックなどといわれて
いるような、紙を主材料とした容器(耐水・防水処理し
た容器)や、紙の如き柔軟性を有する合成樹脂を主材料
とするもので形成された容器、紙製や発泡スチロール製
のコップ等の容器のことであり、容器自体は従来公知の
容器が挙げられる。又、その形状も、特に限定されるも
のではないが、一般に、平面視において、矩形状、円
形、三角形のものなどあらゆる形状のものが挙げられ
る。その容量も、特に限定されるものではないが、一般
に、50〜300mm程度の容量のものが挙げられる。
【0012】紙を主材料とする、耐水性の紙とは、例え
ば、紙の片面を合成樹脂製のフイルムで被覆したり、或
いは紙の片面にアルミニウムを蒸着するなどして、防水
や耐水などの加工処理がされているものなども含む、と
いう意味である。
【0013】本発明で使用されるストローは、工場の製
造段階で、このような飲料容器本体の側壁に沿って上下
方向に向けられた状態で、その飲料容器本体の側壁内に
連通或いは突入させてあり、しかもストローの基端を連
通或いは突入させた部分の周りから飲料が滲み出ないよ
うに、ストローと飲料容器本体のストロー孔周りを止水
処理がなされているものである。
【0014】ストローの基端が飲料容器本体のどの位置
で連通或いは突入しているかについては、当該容器の側
壁の上部、中央部、下部などあらゆる位置が対象にな
り、その連通或いは突入構造は、この容器に開設したス
トローの径大の開孔内に、当該ストローの先端を開口さ
せたり、或いはストローの一部を突入させ、該容器の外
側からこの開孔周りとストローとを防水性の封止材を用
いて接着、止水処理を施した構造等が挙げられるのであ
る。尚、この止水処理は、前述した構造に限らず、現
在、公知技術の止水処理の全てが適用されている。
【0015】ところで、本発明において、ストローの基
端が飲料容器本体のどの位置で連通或いは突入している
かについては前述したように特定はしていないが、その
一例として、ストローの基端を飲料容器本体の側壁の下
部に取り付けられ、当該容器本体内の飲料の全てを飲み
易くしたものが挙げられる。
【0016】つまり、飲料容器本体の側壁の下部にスト
ローの径大の開孔を開設し、容器外からこの開孔内にス
トローの基端を、連通或いは突入させて、このストロー
の基端を固定すると共にこの開孔周りとストローとを防
水性の封止材で接着したものが挙げられる。このときに
用いられるストローは、容器の側壁に沿って上下方向に
向けた姿勢にしなければストローを通じて飲料が溢れ出
ることから、その連通或いは突入させた部分より容器外
側に位置する一部分がジャバラ状に形成されていたり、
屈曲自在に形成されているものが用いられる。
【0017】このようにして飲料容器本体に取り付けら
れたストローは、その先端の高さが該容器の上端近くま
であり、このようにすることによって、ストローの先端
の開孔から飲料が溢れ出たりすることが防止される。
尚、本発明で用いられるストローは、径の異なる2本の
ストローを重ね入れた蛇腹状で伸縮自在な構造のものも
含まれるのであり、また前述した以外の箇所が蛇腹で形
成されたものも含まれるのであり、更に、容器の上端面
をこえて当該上端面に沿って折り曲げられたものも含ま
れる。
【0018】本発明に係るストロー付き飲料用容器は、
未使用状態において、このストローの先端の開口部分に
は、キャップ等が被せられたり、ストローの先端開口部
が接着や融着によって封止されたり、更に、ストローの
先端部全体をシール又はフイルムで飲料容器本体の側壁
に仮止めされている。勿論、ストローの全体を飲料容器
本体と共にフイルムで真空包装したものでも良い。
【0019】そして飲用時には、包装フイルムや包装シ
ールを剥がし、次にストロー先端のキャップを取り外し
たり、当該先端部の接着や融着による封止箇所を切除す
れば良いのである。尚、飲用途中にこのキャップで蓋を
しておくと、衛生的であり、しかも容器を倒したときで
もストローから飲料が溢れ出たりするようなことはない
ので便利である。
【0020】ところで、ストローの下部の途中部分から
向きを上方に変えてその姿勢を維持させるのをジャバラ
部分の屈曲で行なう構造であると、ストローが倒れ易
い。このためジャバラ部分の屈曲だけで行う場合には、
しっかりしたストローを用いることが肝要である。腰の
柔らかいストローを用いる場合には、ストローを容器の
側壁に沿わせて固定する必要がある。
【0021】ストローを飲料容器本体のストロー孔で固
定して止水処理を行う他の方法としては、この容器のス
トロー孔周りにポリオレフィンやナイロン更にEVA等
の合成樹脂製の封止材で固定したり、孔付円板材を固定
する等して、これら封止材や孔付円板材にストローを直
接或いは取付材を介して接着する方法などが挙げられ
る。このように構成すると、前述した防水フイルム製の
封止材を用いた場合よりも、丈夫なストロー取付構造と
なる。
【0022】本発明には、ストローの先端部を飲料容器
本体の側壁の上下中央付近や上部近くで突入させたもの
も含まれる。このようにするとストロー全体の姿勢が安
定し、一層ストローが倒れ難くなるので望ましい。しか
しながら、その突入姿勢を、該容器の側壁を斜め下方に
させて、ストローの上部分が容器の横方向に長く突出さ
せないようにすることが、箱詰め上好ましいし、ストロ
ーの折れを防ぐという観点からも、望ましい。
【0023】そして、本発明の出願人は、このようなス
トロー付き飲料用容器の権利範囲が、単に容器としてだ
けではなく、このような容器を用いた飲料品にまで及ぶ
ように明記した。
【0024】即ち、本発明に係る飲料品においては、本
発明に係るストロー付き飲料用容器内に、お茶,コーヒ
ー,牛乳,ジュース,ミネラルウオーター等の飲料が充
填されたものであることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の目的及び構成は、以上の
通りであり、続いて、添付図面に従って、本発明に係る
ストロー付き飲料用容器及び飲料品の具体的な構成を詳
述する。
【0026】図1は本発明の第1実施例に係るストロー
付き飲料用容器と飲料品の開封前の状態を示した斜視図
であり、図2は同じく開封後の状態を示した斜視図、図
3は同じく開封後の状態を示した正面断面図であり、図
4はストローの取付手法と取付構造の過程を示した斜視
図であり、図5はストローの取付手法と取付構造の過程
を構造を示した斜視図である。
【0027】本発明の第1実施例に係るストロー付き飲
料用容器(以下、本発明の第1実施例の飲料容器と略称
する。)1Aは、日本茶などのお茶,コーヒー,牛乳,
ジュース,ミネラルウオーター等の飲料が充填される飲
料用容器本体2に、ストローSが組み付けられたもので
ある。
【0028】図1乃至図3に示す実施例の飲料容器本体
2は、高さ方向が長く形成された紙製のものであり、そ
の内側面2gはフイルムによる防水加工が施されてお
り、この飲料容器本体2にストローSを取り付けた後、
上方から飲料が充填され、その後、上部が折り畳まれて
蓋2cが形成されている。
【0029】この飲料容器本体2は、一般に多く使用さ
れている高さ180mmの紙パックである。
【0030】この容器本体2の側壁の下部2aには、製
造過程で、図4に示すような、ストロー径大の開孔2b
が開設されている。
【0031】そしてさらに続く製造過程では、図5に示
すように、この開孔2b内にストローSの下部Scを突
入させて、突入させたストローS部分の周りを囲むフラ
ンジ状のシール材3を、ストローSの下部Scを該容器
本体2の側壁の開孔2b周りの部分に接着することによ
って、ストローS全体を支持させ、しかも該開孔2b周
りを止水処理させてある。
【0032】図1乃至図3に示すように、本実施例で使
用されているストローSは、径の異なる大小2本のスト
ローSa,Sdが1本になるように重ね入れられてお
り、双方のストローSa,Sdの重なっている部分は気
密性が保たれて、液漏れしないように構成されており、
小径のストローSdを上方に引き出せるように形成され
ており、しかも小径のストローSdが抜け外れないよう
に大径のストローSaの上端が僅かながら絞られている
一方、小径のストローSdの下部も僅かながら膨らませ
てある。
【0033】この大径のストローSaは、その下部近く
の部分がジャバラSbにて形成されており、さらにその
下部ScはストローSaと同径の短いストロー部分で形
成されており、この大径のストローSaの下部Scが直
接飲料容器本体2に固定されている。
【0034】尚、大径のストローSaの下部Scは、飲
料容器本体2の開孔2b内に、横方向に向けて突っ込ま
れて固定されている。しかしながら途中のジャバラSb
で上方に曲折されているために、大径のストローSaの
上方の大部分は、飲料容器本体2の側壁に沿った向きを
維持している。
【0035】このストローSは未使用状態のとき、小径
のストローSdの大部分は、未だ大径のストローSa内
に収納された状態になっている。この状態でのストロー
Sの上端は、飲料容器本体2より僅かながら低い位置に
あり、小径のストローSdの上端部分にはキャップSp
が被せられている。しかも図1に示すように、ストロー
Sの上部がフイルムFで飲料容器本体2の側壁の上部に
固定されている。このため、例え容器2が倒れてもスト
ローSから飲料Pが溢れ出たりするようなことはない。
【0036】尚、前述においては、ストローSを飲料容
器本体2の側壁の開孔2b周りの部分に接着する部材と
して、防水フイルム製の封止材3を用いているが、これ
よりも更に強固に接着する構造を示したものが、図6の
各図及び図7の各図に示す構造のものである。
【0037】図6の(a)図は、ストロー径大の開孔周
りにストローの取付座を形成した飲料容器本体下部の部
分斜視図であり、同図の(b)図はその側面断面図であ
る。また、図7の(a)図は飲料容器本体下部にストロ
ーを取り付けた状態を示す部分を指す説明図であり、同
図の(b)図はその側面断面図である。
【0038】工場内におけるストローSの取付手法を図
6から図7へと順を追って説明すると、先ず、図6の各
図に示すように、飲料容器本体2の側壁の下部2aにス
トロー径大の開孔2bを開設し、この開孔2b周りの両
面にポリエチレン製の座31を熱圧着して固定する。こ
のようにすると、例え紙製の飲料容器本体2であって
も、開孔2b周りの部分は丈夫になる。
【0039】続いて図7の各図に示すように、このポリ
エチレン製の座31で形成された開孔31a内に、スト
ローSの下部Scを突入させ、この突入させたストロー
S部分の周りを囲む開孔32aとフランジ面32bが形
成された取付固定材32を用いて、ストローSの下部S
cとナイロン製の座31とを、加熱接着する。このよう
にしてストローSを飲料容器本体2に固定すると、極め
て確りした固定になり、止水効果を格段に高めることが
できる。
【0040】尚、図1乃至図3において、長さが伸縮す
る構造のストローSが用いられているが、これは飲み易
さを考慮したためであり、伸縮しない構造のストローを
用いても構わない。しかしながら、ストローSの上端が
飲料容器本体2内の飲料Pの液面よりも高い位置にしな
ければ、キャップSpを取り外したときに、ストロー口
から飲料Pが溢れ出ることになる。しかし、ストローS
の上端が飲料容器本体2の上端よりも高く位置すると、
箱詰めに不適であり、ストローが折れたりする可能性が
ある。よってこれらの条件を考慮したストローSの長さ
にする必要がある。
【0041】以上において説明したストロー付き飲料用
容器1Aは、ストローSを飲料容器本体2の側壁の下部
2aに突入させて固定したものである。
【0042】これに対し、図8乃至図10に示す第2実
施例のストロー付き飲料用容器1Bは、飲料容器本体2
の側壁の中央部2eにストローS大の開孔2b1を開設
し、この開孔2b1内にストローSを突入させた後、取
付固定部材33を用いてストローSを飲料容器本体2に
固定したものである。
【0043】この第2実施例で用いられている飲料容器
本体2は開孔2b1の開設位置を除けば、前述した第1
実施例のストロー付き飲料用容器1Aの飲料容器本体2
と同じものである。第2実施例で用いられているストロ
ーSも伸縮自在のものが用いられており、このうち大径
のストローSaの大部分は飲料容器本体2内下方に向け
て位置しており、このストローSaの上端近くの部分が
飲料容器本体2外に突出した状態で、取付固定部材33
の開孔2b1周りに固定されている。
【0044】大径のストローSaの上端内に一部が差し
込まれている小径のストローSdの途中箇所にジャバラ
Sbが形成されており、このジャバラSbがあることに
よって小径のストローSdは一定長さ以上、大径のスト
ローSa内に入り込まない。そしてこの小径のストロー
Sdの上端部分にキャップSpが被せられている。
【0045】なおこの第2実施例で用いられているスト
ローSについても、前述した第1実施例のストローSの
条件を満たす必要がある。
【0046】このようにしてストローSを飲料容器本体
2の高さの中央辺りで突入させて固定すると、ストロー
Sが倒れたりするようなことが無くなる。
【0047】尚、本発明に係るストロー付き飲料用容器
は、前述した第1及び第2の実施例のストロー付き飲料
用容器1A,1Bで用いられている形状や大きさの飲料
容器本体2に限られない。
【0048】例えば、図11に示す第3実施例に示すス
トロー付き飲料用容器1Cに示すように、いわゆる牛乳
パックと呼ばれているような形状の飲料容器本体21の
側壁の下部21bに、前述した第1と同様の手法を用い
てストローSの下部を突入・固定したものでも良い。
尚、ストローS2は伸縮しない構造のものが用いられて
いるが伸縮するものであっても良く、また、ストローS
2の各部の符号は前述した第1及び第2の実施例に対応
させてある。図11においてF1はストローS2を飲料
容器本体21ごと覆うフイルム包装材である。
【0049】また、図12に示す第4実施例に示すスト
ロー付き飲料用容器1Dに示すように、コップ形状の飲
料容器本体22の下部22bに、前述した第1と同様の
手法を用いてストローS3の下部を突入・固定したもの
でも良い。ストローS2の各部の符号は前述した第1及
び第2の実施例に対応させてある。
【0050】また、図示していないが、図11及び図1
2に示す第3及び第4の実施例のストロー付き飲料用容
器1C,1Dにおいて、ストローSの取付位置を図8乃
至図10に示す第2実施例のように飲料容器本体の上下
中央辺り、或いはそれより多少上方に設けても良いので
ある。
【0051】
【発明の効果】以上説明した本発明に係るストロー付き
飲料用容器によれば、お茶,コーヒー,牛乳,ジュー
ス,ミネラルウオーター等の飲料が充填される耐水性の
紙又は合成樹脂で形成された飲料容器本体の側壁内に、
上下方向に姿勢させたストローの基端が連通或いは突入
して支持されており、しかもこのストローの連通・突入
箇所の周りが止水処理させたものを製造したことによっ
て、この飲料容器本体内に飲料を充填した飲料製品を消
費者が購入後、ストローの開放先端部のキャップを外し
たり、被覆フイルムを剥がしたりするだけで、容器内の
飲料を飲むことが出来たのである。
【0052】しかも、従来のようにストローを容器の開
孔内に突入させるときに、容器を指先で押え過ぎてスト
ローから飲料が吹き出したり溢れ出したりするような事
態を無くすことが出来たのである。
【0053】しかも、飲料を途中まで飲み終えたとき
に、ストローのキャップを再び被せると、衛生的に保存
させることが出来、しかも倒し溢れも防ぐことが出来た
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施例に係るストロー付
き飲料用容器の開封前の状態を示した斜視図である。
【図2】図2は、同じく開封後の状態を示した斜視図で
ある。
【図3】図3は、同じく開封後の状態を示した正面断面
図である。
【図4】図4は、ストローの取付手法と取付構造の過程
を示す斜視図である。
【図5】図5は、ストローの取付手法と取付構造を示し
た斜視図である。
【図6】図6において、(a)図は、ストロー径大の開
孔周りにストローの取付座を形成した飲料容器本体下部
の部分斜視図である。図6において、(b)図は、その
側面断面図である。
【図7】図7において、(a)図は、飲料容器本体下部
にストローを取り付けた状態を示した部分指呼し図であ
る。図7において、(b)図は、その側面断面図であ
る。
【図8】図8は、本発明の第2実施例に係るストロー付
き飲料用容器の開封前の状態を示す斜視図である。
【図9】図9は、同じく開封後の状態を示す斜視図であ
る。
【図10】図10は、同じく開封後の状態を示す正面断
面図である。
【図11】図11は、本発明の第3実施例に係るストロ
ー付き飲料用容器の開封前の状態を示す斜視図である。
【図12】図12は、本発明の第4実施例に係るストロ
ー付き飲料用容器の開封前の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1A ストロー付き飲料用容器 1B ストロー付き飲料用容器 1C ストロー付き飲料用容器 1D ストロー付き飲料用容器 2 飲料容器本体 2a 側壁の下部 2b 開孔 2e 側壁の中央部 3 封止材 S ストロー P 飲料

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 お茶,コーヒー,牛乳,ジュース,ミネ
    ラルウオーター等の飲料が充填される耐水性の紙又は合
    成樹脂で形成された飲料容器本体の側壁内に、上下方向
    に姿勢させたストローの基端が連通或いは突入して支持
    されており、しかもこのストローの連通・突入箇所の周
    りが止水処理されていることを特徴とするストロー付き
    飲料容器。
  2. 【請求項2】 ストローの連通或いは突入の位置が飲料
    容器本体の側壁下部内である請求項1に記載のストロー
    付き飲料容器。
  3. 【請求項3】 ストローの一部箇所がジャバラ状に形成
    されている請求項1又は2に記載のストロー付き飲料容
    器。
  4. 【請求項4】 使用前のストローの開放端にキャップが
    取り付けられている請求項1ないし3のいずれか1項に
    記載のストロー付き飲料容器。
  5. 【請求項5】 使用前のストローが上下方向に向けられ
    て、シール又はフイルムで飲料容器本体の側壁に仮止め
    され、あるいはフィルムで飲料容器本体と共に真空包装
    されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載のス
    トロー付き飲料容器。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    のストロー付き飲料用容器内にお茶,コーヒー,牛乳,
    ジュース,ミネラルウオーター等の飲料が充填されてい
    る飲料品。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007515352A (ja) * 2003-12-05 2007-06-14 シュ パッケージング プロダクツ リミテッド 外側に移動可能なストロー付き流体摂取用ディスペンサ器具
KR100870696B1 (ko) 2007-08-29 2008-11-27 경희대학교 산학협력단 밀봉 지퍼 빨대를 구비한 용기
KR101393447B1 (ko) 2012-08-31 2014-05-13 길석면 이벤트용 잔
US10640258B2 (en) 2016-03-10 2020-05-05 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Package comprising a drinking device restricted to move in a pre-determined plane
US10703530B2 (en) 2016-03-10 2020-07-07 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Hollow body to be attached to a package and a method for producing said hollow body

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