JP2001071901A - 鉄道車両用台車 - Google Patents

鉄道車両用台車

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JP2001071901A
JP2001071901A JP25161299A JP25161299A JP2001071901A JP 2001071901 A JP2001071901 A JP 2001071901A JP 25161299 A JP25161299 A JP 25161299A JP 25161299 A JP25161299 A JP 25161299A JP 2001071901 A JP2001071901 A JP 2001071901A
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JP
Japan
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ddm
truck
axle
bogie
drive motor
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JP25161299A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Iwasaki
克行 岩崎
Motosane Hiraishi
元実 平石
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インナーロータ式ダイレクトドライブモータ
により駆動する軸梁式鉄道車両用台車において、乗心地
および制御性能に優れた台車を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ダイレクトドライブモータ60のトルク
反力を台車枠20に伝達するリンクロッド70の取付を
軸梁50と平行にし、かつ取付長さを同一とすることで
平行リンクを構成する。この構成により、ダイレクトド
ライブモータのトルク反力を台車枠に伝達するリンクロ
ッドと軸梁で平行リンクを構成しているため、軸梁の動
きをトルクリンクが阻害することがない。また軸ばね3
0のたわみ量にかかわらず、DDMのインナーロータと
アウタステータの相対的角変位変動をゼロに抑えること
ができる。これにより、乗心地、制御性能に優れたDD
M台車を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両用台車に
係り、ダイレクトモータで駆動・走行し、かつ好適な制
御性能を要求される鉄道車両用台車に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、インナーロータ方式のダイレクト
ドライブモータ(以下DDM)で駆動される鉄道車両用
台車(以下DDM台車)においては、DDMが発生する
駆動トルク反力を台車枠に伝達することが必要となる。
特開平4−151369号公報においてはトルク反力を
台車枠に伝達する手段として、DDMを台車枠に装架す
る方式が提案されているが、この方式によると負荷荷重
の変化、走行中の車体揺動などによる軸ばねのスムーズ
な動きがDDMにより阻害されるという問題がある。
【0003】また、トルク反力を伝達する手段としてト
ルクリンクを用いる方法もあるが、この場合には軸ばね
たわみ量の変化によりDDMのインナーロータとアウタ
ーステータの間には相対的な角変位の変動が生じてしま
う。DDMのモータ回転速度の制御は、モータのロータ
周波数に基づき行われるため、インナーロータとアウタ
ーステータの間に上記したような角変位の変動が生じて
いる場合には、実際の車両速度とモータ検出速度が異な
るために制御系と共振を起こして車両の乗心地が悪くな
ったり、最悪の場合には制御不能になるなどの問題があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】DDMの発生するトル
ク反力を台車枠に伝達する手段として、DDMのアウタ
ステータを台車枠に装架したり、トルクリンクによりア
ウタステータと台車枠を結合したりする手段が用いられ
るが、従来の取付方法の場合これらの動きが軸ばねのス
ムーズな動きを阻害し、乗心地を悪化させてしまう。
【0005】また、DDMをVVVFインバータ制御装
置により制御するとき、問題となるのがモータ検出速度
と実際の車両速度との差異であり、特に車両の振動、回
転系のアンバランスなどの外的要因により、ロータの回
転速度と実際の車両速度との差が周期的に変動する場合
においては、機械系の振動と制御系の共振が発生する場
合がある。機械系の振動と制御系が共振を起こすと、車
両の乗心地に大きな影響を与えることを初めとして、空
転・滑走検知の誤動作など様々な弊害が考えられる。
【0006】本発明は、DDMにより駆動される軸梁式
台車において、DDMのトルク反力を台車枠へ伝達する
リンクロッドの取付を軸梁と平行とし、かつ同一の長さ
とすることで、軸ばねのスムーズな動きを阻害すること
なく、また軸ばねがたわむことに起因するインナーロー
タとアウターステータの相対角変位変動をなくして、乗
心地および制御性能に優れた鉄道車両用台車を提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、DDMのト
ルク反力を台車枠へ伝達するリンクロッドの取付を軸梁
と平行とし、かつそれぞれの支点間の長さ寸法を等しく
することにより達成できる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図1、図2によ
って説明する。図1は、本発明による軸梁式ダイレクト
ドライブモータ(DDM)台車の正面図、図2は本発明
による軸梁式DDM台車の平面図である。図1において
車体10の荷重は台車枠20を通して軸ばね30に伝達
されるが、台車枠と軸箱32は軸梁50により連結され
ているため、車体荷重の大小または走行中の揺動により
発生する軸ばねたわみは、軸梁の台車枠側支持ブラケッ
ト52の中心C2まわりに車輪が相対的に回転すること
で吸収する構造となっている。
【0009】図2において、車軸に直接装架されたイン
ナーロータ形DDM60が発生するトルク反力は、DD
M60のフレーム62と台車枠を連結するリンクロッド
70により台車枠に伝えられる。
【0010】車体10の荷重を支える台車枠20は、1
対の側梁22と、側梁22の中央を横方向に連結する横
梁24を有する。側梁22の両端部には、ばね帽26が
取り付けられており、ばね帽26内に装備される軸ばね
30は、軸箱32を介して車輪40と一体の車軸36を
支持する。台車枠20と車体10の間には、空気ばね1
2が配設される。軸箱32と台車枠20の間は軸梁50
により連結され、軸箱32が支える車軸の中心C1は、
軸梁50の台車枠20側の取付ブラケット52の中心C
2を中心として、揺動運動を行なう。
【0011】ダイレクトドライブモータ(DDM)60
は、アウターステータを収容するフレーム62内にイン
ナーロータを有し、インナーロータの軸64が車軸36
に直結されている。モータ60のフレーム62にはブラ
ケット66を介して、リンクロッド70の一端部が回動
自在に取り付けられ、リンクロッド70の他端部は台車
枠20の横梁24に固定されたブラケット28に回動自
在に支持される。
【0012】リンクロッド70のモータ60側の回動中
心をC3、横梁側の回動中心をC4とすると、台車枠20
の側方からみたときに、図3に示すように軸梁50とリ
ンクロッド70は平行リンクを構成する。車両が走行す
るとき、軸梁50の車軸側の中心C1は台車枠20側の
支点C2を中心として、支点C1,C2間の距離を半径と
して、曲線R1に示す旋回動を行なう。
【0013】同時に、リンクロッド70のモータフレー
ム側の支点C3は、台車枠側の支点C4を中心として、支
点C3,C4間の距離を半径として、曲線R2に示す旋回
動を行なう。すなわち、軸梁50とリンクロッド70
は、台車枠20と軸箱、車軸、モータフレームとの間
で、平行リンクを構成する。
【0014】平行リンクを形成するために車軸36の中
心C1からリンクロッド70のモータフレーム側の中心
3までの距離と、軸梁50の台車側の支点C2からリン
クロッド70の台車側の支点C4までの距離は等しくな
るように設定される。また、軸梁50の支点C1,C2
の長さ寸法と、リンクロッド70の支点C3,C4間の長
さ寸法は等しくなるように形成される。
【0015】平行リンクを構成することにより、荷重の
変化、揺動などに起因する軸梁の動きをリンクの動きが
阻害することなく、設計通りの軸ばね定数を得ることが
でき、乗心地に優れた台車を実現することができる。
【0016】また、車軸中心とリンクロッド7のDDM
側支持点とを結ぶ直線は、常に平行を維持したまま回転
することになるので、荷重の大小または走行中の揺動な
どにより軸ばねたわみ量が変化しても、インナーロータ
とアウターステータとの間に相対的な角変位変動が発生
することがなく、DDMから検出させるロータの回転速
度を車両速度と完全に一致させることができ、制御性能
に優れた台車を実現することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、軸ばねのたわみを吸収
する軸梁とDDMのトルク反力を台車枠へ伝達するリン
クが平行リンクを形成するように構成されているため、
荷重変化等による軸梁の動きをトルクリンクの動きが阻
害することなく、狙い通りの軸ばね定数を得ることがで
きる。また、軸ばねのたわみ量にかかわらず、DDMの
インナーロータとアウターステータの相対的な角変位変
動はゼロとなるために、DDMの制御が容易になり、乗
心地および制御性能に優れた台車を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である軸梁式DDM台車の正
面図。
【図2】本発明の一実施例である軸梁式DDM台車の平
面図。
【図3】軸梁とリンクロッドにより構成される平行リン
クの説明図。
【符号の説明】
10 車体 20 台車枠 30 軸ばね 32 軸箱 50 軸梁 60 インナーロータ式DDM 70 リンクロッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナーロータ方式のダイレクトドライ
    ブモータにより駆動する鉄道車両用台車であって、軸梁
    とばね機構により支持される軸箱を備え、ダイレクトド
    ライブモータのトルク反力を台車枠に伝達するリンクロ
    ッドを軸梁と平行に配設したことを特徴とする鉄道車両
    用台車。
  2. 【請求項2】 ダイレクトドライブモータのトルク反力
    を台車枠に伝達するリンクロッドの支点間の長さ寸法
    は、軸梁の支点間の長さ寸法に等しい長さ寸法を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の鉄道車両用台車。
JP25161299A 1999-09-06 1999-09-06 鉄道車両用台車 Pending JP2001071901A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105882665A (zh) * 2016-05-10 2016-08-24 同济大学 一种双t型构架弹性铰接的柔性架悬直驱径向转向架
WO2020019581A1 (zh) * 2018-07-27 2020-01-30 中车株洲电力机车有限公司 一种永磁直驱转向架及其轨道车辆

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