JP2001071627A - 記録媒体及びインク組成物 - Google Patents

記録媒体及びインク組成物

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JP2001071627A
JP2001071627A JP25070199A JP25070199A JP2001071627A JP 2001071627 A JP2001071627 A JP 2001071627A JP 25070199 A JP25070199 A JP 25070199A JP 25070199 A JP25070199 A JP 25070199A JP 2001071627 A JP2001071627 A JP 2001071627A
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ink
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Atsushi Sugiyama
淳 杉山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体及びインク組成物の耐光性を改善す
る。 【解決手段】 記録媒体にポリフェノール成分を含有さ
せた。例えば、この記録媒体はベース層11とコーティ
ング層12からなり、コーティング層12はさらにイン
ク受容層13からなっており、インク受容層13中にポ
リフェノール成分15を含有させた。また、インク組成
物にポリフェノール成分を含有させた。さらに、記録媒
体及びインク組成物の両方にポリフェノール成分を含有
することにより、相乗効果でもって、より優れた耐光性
を有する記録媒体及びインク組成物を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にインクジェッ
ト式記録方法に用いられる耐光性の優れた記録媒体及び
インク組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録媒体に対しインク組成物を用
いた記録方法においては、インク組成物の成分として、
色材を溶解又は分散させる溶媒成分が必要である。この
溶媒成分は、安全性の観点から水と水溶性有機溶媒との
混合溶媒が広く用いられている。記録媒体上にインク組
成物が適用されると、この溶媒成分が記録媒体にしみ込
むか又は蒸発することで、色材成分が記録媒体上に沈着
し、文字又は画像(以下、単に“画像”という)が現れ
る。得られた画像には種々の性能が要求される。それら
の要求されている性能の中でも、耐光性に関して、その
性能を改善するための提案なされている。
【0003】記録媒体やインク組成物の耐光性の向上に
関する技術においては、種々の提案がなされている。例
えば、記録媒体において画像に耐光性を付与する手法と
しては、従来、以下のような手法が提案されている。即
ち、ジチオカルバミン酸塩、チウラム塩、チオシアン酸
エステル、チオシアン酸塩、ヒンダードアミン等の退色
防止剤、ベンゾフェノン系、サリチル酸フェニル系、ベ
ンゾトリアゾール系、置換アクリロニトリル系等の紫外
線吸収剤、の一種以上を適当な溶媒に溶解した溶液を用
いて、浸漬法やスプレー法によりインク受容層に耐光性
を付与する手法、あるいは、インク受容層を形成する原
料に上記退色防止剤、紫外線吸収剤を予め混合しておく
手法等が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来公知の記録媒体に耐光性を付与する手法は必ずし
も十分にその効果をあげてはおらず、また、インク組成
物においても耐光性についたは未だ十分とはいえない。
そこで、本発明者らは、記録媒体及びインク組成物にお
いて画像に耐光性を付与する手法について種々研究して
いたところ、記録媒体及びインク組成物にポリフェノー
ル成分を含有させた場合、特にインクそのものやインク
受容層又は光沢度調整層などのコーティング層に含有さ
せた場合に、記録媒体及びインク組成物において画像に
耐光性を付与する効果が優れていることを見いだしたも
のである。本発明は、かかる知見に基づいてなされたも
のであって、その目的とするところは、ポリフェノール
成分を含有することにより優れた耐光性を有する記録媒
体及びインク組成物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明に係る記録
媒体は、「ポリフェノール成分を含有していることを特
徴とする記録媒体。」(請求項1)を要旨(発明を特定
する事項)とし、 ・ベース層上にコーティング層を有する前記記録媒体に
おいて、コーティング層にポリフェノール成分を含有し
ていること(請求項2)、 ・前記コーティング層がインク受容層及び/又は光沢度
調整層であり、該両層の少なくとも一方にポリフェノー
ル成分を含有していること(請求項3)、 ・前記ベース層にポリフェノール成分を含有しているこ
と(請求項4)、 ・前記ポリフェノール成分がプロアントシアニジンであ
ること(請求項5) ・記録媒体がインクジェット式記録方法用であること
(請求項6)、を特徴とするものである。
【0006】また、本発明に係るインク組成物は、 「ポリフェノール成分を含有していること」(請求項
7)を要旨(発明を特定する事項)とし、 ・前記ポリフェノール成分がプロアントシアニジンであ
ること(請求項8) を特徴とする。
【0007】(作用)本発明に係る記録媒体は、ポリフ
ェノール成分を含有させたので、ポリフェノール類は活
性酸素を失活させる効果があり、光照射によって生成し
た活性酸素が色材を酸化させる前に失活させることで退
色を防いでいるため、耐光性を有する記録媒体を得るこ
とができた(請求項1)。ポリフェノール成分を含有さ
せる層として具体的には、インク受容層中にポリフェノ
ール成分を含有したので、色剤(染料)が主にある層
(インク受容層)なのでより効果的である。また、イン
ク受容層はポリフェノール成分の含有量を多くし易い利
点が得られた。また、光沢度調整層にポリフェノール成
分を含有させた。この光沢度調整層は、記録媒体におい
て光を最も強く受ける層であり、外部からの酸素の供給
も多いので、活性酸素が盛んに生成するため、ポリフェ
ノール成分により、色剤(染料)まで拡散する前に活性
を下げることが可能である。また、ベース層にポリフェ
ノール成分を含有させたので、コーティング層の組成に
関係なく含有させることができ、例えば、抄紙時の工程
中に添加することも可能である。また、記録媒体をイン
クジェット式記録方法用としたため、耐光性を有する高
精細な画像を簡易に得ることができた。また、本発明に
係るインク組成物は、ポリフェノール成分を含有したの
で、耐光性を有するインク組成物を得ることができた
(請求項7)。さらに、記録媒体及びインク組成物の両
方にポリフェノール成分を含有したので、相乗効果によ
り、より優れた耐光性を有する記録媒体及びインク組成
物を得ることができた(請求項1、7)。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、記録媒体及びインク組
成物中に、ポリフェノール成分を含有することによって
耐光性が改善された記録媒体及びインク組成物である。
【0009】前記ポリフェノール成分としては、プロア
ントシアニジン(葡萄の種子等に含まれる)、カテキン
(日本茶、ワイン、りんご、ブルーベリー、蓮根等に含
まれる)、タンニン(日本茶、柿、バナナ等に含まれ
る)、アントシアニン(葡萄、林檎、ブルーベリー等に
含まれる)、ケルセチン(玉葱、ほうれん草、ブロッコ
リー、春菊等に含まれる)、イソフラボン(大豆等に含
まれる)、ルチン(そばに含まれる)、クロロゲン酸
(プルーン、じゃがいも、春菊等に含まれる)、カカオ
マスポリフェノール、ウーロン茶ポリフェノール等が挙
げられる。例えば、ポリフェノール成分(プロアントシ
アニジン)を加える方法として、葡萄の種子を粉末状に
することで抽出して、不純物を濾過、精製してポリフェ
ノール成分を加える等の方法がある。本発明において、
「コーティング層」とは、インク受容層、光沢度調整層
等の層が1層以上から構成される層(単層又は複層の構
造を形成)をいう。
【0010】本発明におけるベース層としては、従来公
知のベース層、例えば、紙、合成紙、プラスチックフイ
ルム等があるが、特に秤量が50〜250g/m2であり、ステ
キヒトサイズ度が0〜100秒の紙が好適である。
【0011】ベース層としての紙は、繊維状物質、及び
必要により填料を含有するシートであり、従来公知の酸
性抄紙法や中性抄紙法により適切なサイズ剤により上記
の範囲内に抄紙されたものはいずれも使用できる。上記
の紙を構成する繊維状物質は、LBKP及びNBKPに代表され
る木材パルプを主体とするが、必要により各種の合成繊
維やガラス繊維等を混合しても良い。ベース層としての
プラスチックフイルムは、透明、不透明のいずれでも従
来公知のベース層が使用される。その素材としては、従
来公知の素材である、ポリエステル系樹脂、ジアセテー
ト系樹脂、トリアセテート系樹脂、アクリル系樹脂、ポ
リカーボネート系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリイ
ミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、セ
ロハン、セルロイド等が用いられる。
【0012】インク受容層は、ベース層上に公知のバイ
ンダーとして、ポリビニルアルコール、アルブミン、ゼ
ラチン、カゼイン、澱粉、カオチン澱粉、アラビアゴ
ム、アルギン酸ソーダ等の天然樹脂、ポリアミド、ポリ
アクリルアミド、ポリビニルピロリドン、四塩化ポリビ
ニルピロリドン、ポリエチレンイミン、ポリビニルピリ
ジュウムハライド、メラミン樹脂、ポリウレタン、カル
ボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリ
エステル、ポリアクリル酸ソーダ、RBSラテックス、
NBRラテックス、ポリビニルホルマール、ポリメチル
メタクリレート、ポリビニルブチラール、ポリアクリロ
ニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、フェノー
ル樹脂、アルキッド樹脂等の樹脂成分を適当な溶剤に溶
解又は分散させ、更に必要に応じて、微粒子(シリカ、
クレー、タルク、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、酸化チタン等の顔料)、染料固着剤(耐水化剤)、
蛍光増白剤、界面活性剤、消泡剤、pH調整剤、防黴
剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等の各種添加剤を混合し
たコーティング液を調整し、該コーティング液を、例え
ば、ロールコーティング法、エアナイフコーティング
法、ロッドバーコーティング法、グラビアコーティング
法、コンマコーティング、ダイコーティング法等の公知
の方法により、ベース層上にコーティングし、速やかに
乾燥させることにより形成される。
【0013】光沢度調整層は、公知のバインダーを加え
た樹脂成分を適当な溶剤に溶解又は分散させ、公知の無
機質微粉末を加えてコーティング液を調整し、該コーテ
ィング液を上記の公知コーティング方法により、インク
受容層又はその上の紫外線吸収層の上にコーティング
し、コーティング層が湿潤状態にある間に、加熱された
鏡面に圧接して乾燥させることにより形成される。
【0014】本発明のインク組成物におけるポリフェノ
ール成分以外の成分において、着色剤としては特に限定
するものではなく、任意の水溶性染料および/または顔
料を使用することができる。このうち、水溶性染料とし
ては、例えば、直接染料,酸性染料,食用染料,塩基性
染料,反応性染料、分散性染料が挙げられる。特に好ま
しいものはC.I.ダイレクトレッド2、4、9、2
3、26、31、39、62、63、72、75、7
6、79、80、81、83、84、89、92、9
5、111、173、184、207、211、21
2、214、218、221、223、224、22
5、226、227、232、233、240、24
1、242、243、247、C.I.ダイレクトバイ
オレット7、9、47、48、51、66、90、9
3、94、95、98、100、101、C.I.ダイ
レクトイエロー8、9、11、12、27、28、2
9、33、35、39、41、44、50、53、5
8、59、68、86、87、93、95、96、9
8、100、106、108、109、110、13
0、132、142、144、161、163、C.
I.ダイレクトブルー1、10、15、22、25、5
5、67、68、71、76、77、78、80、8
4、86、87、90、98、106、108、10
9、151、156、158、159、160、16
8、189、192、193、194、199、20
0、201、202、203、207、211、21
3、214、218、225、229、236、23
7、244、248、249、251、252、26
4、270、280、288、289、291、C.
I.ダイレクトブラック9、17、19、22、32、
51、56、62、69、77、80、91、94、9
7、108、112、113、114、117、11
8、121、122、125、132、146、15
4、166、168、173、199、C.I.アシッ
ドレッド35、42、52、57、62、80、82、
111、114、118、119、127、128、1
31、143、151、154、158、249、25
4、257、261、263、266、289、29
9、301、305、336、337、361、39
6、397、C.I.アシッドバイオレット5、34、
43、47、48、90、103、126、C.I.ア
シッドイエロー17、19、23、25、39、40、
42、44、49、50、61、64、76、79、1
10、127、135、143、151、159、16
9、174、190、195、196、197、19
9、218、219、222、227、C.I.アシッ
ドブルー9、25、40、41、62、72、76、7
8、80、82、92、106、112、113、12
0、127:1、129、138、143、175、1
81、205、207、220、221、230、23
2、247、258、260、264、271、27
7、278、279、280、288、290、32
6、C.I.アシッドブラック7、24、29、48、
52:1、172、C.I.リアクティブレッド3、1
3、17、19、21、22、23、24、29、3
5、37、40、41、43、45、49、55、C.
I.リアクティブバイオレット1、3、4、5、6、
7、8、9、16、17、22、23、24、26、2
7、33、34、C.I.リアクティブイエロー2、
3、13、14、15、17、18、23、24、2
5、26、27、29、35、37、41、42、C.
I.リアクティブブルー2、3、5、8、10、13、
14、15、17、18、19、21、25、26、2
7、28、29、38、C.I.リアクティブブラック
4、5、8、14、21、23、26、31、32、3
4、C.I.ベーシックレッド12、13、14、1
5、18、22、23、24、25、27、29、3
5、36、38、39、45、46、C.I.ベーシッ
クバイオレット1、2、3、7、10、15、16、2
0、21、25、27、28、35、37、39、4
0、48、C.I.ベーシックイエロー1、2、4、1
1、13、14、15、19、21、23、24、2
5、28、29、32、36、39、40、C.I.ベ
ーシックブルー1、3、5、7、9、22、26、4
1、45、46、47、54、57、60、62、6
5、66、69、71、C.I.ベーシックブラック
8、等が挙げられる。これらの添加量は染料の種類、溶
媒成分の種類、要求特性等によって決定されるがインク
全重量に対し、0.2〜7重量%、好ましくは0.5〜
5重量%の範囲で添加するのがよい。
【0015】また、顔料としては、無機顔料,有機顔料
を任意に使用することができる。このうち、無機顔料と
しては、例えば、酸化チタンおよび酸化鉄に加え、コン
タクト法,ファ−ネス法,サ−マル法などの公知の方法
によって製造されたカ−ボンブラックを使用することが
できる。また、有機顔料としては、アゾ顔料(アゾレ−
キ,不溶性アゾ顔料,縮合アゾ顔料,キレ−トアゾ顔料
などを含む)、多環式顔料(フタロシアニン顔料,ペリ
レン顔料,ペリノン顔料,アントラキノン顔料,キナク
リドン顔料,ジオキサジン顔料,チオインジゴ顔料,イ
ソインドリノン顔料,キノフラロン顔料など)、ニトロ
顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラックなどを使用する
ことができる。
【0016】上記のような無機顔料,有機顔料を使用す
る場合、インクへの顔料の添加量は、0.5〜25重量
%程度が好ましく、より好ましくは2〜15重量%であ
る。
【0017】添加剤として、インク吐出ノズルの目詰ま
りを防止するために湿潤剤を添加することができる。湿
潤剤としては、グリセリン、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、ヘキシレング
リコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、1,3プロパンジオール、1,5ペンタンジ
オール等の高沸点低揮発性の多価アルコール類が用いら
れ、その他N−メチル2−ピロリドン、1,3ジメチル
イミダゾリジノン、モノエタノールアミン、ジエタノー
ルアミン、トリエタノールアミン等の含窒素有機溶剤、
尿素、糖等の固体で吸湿性の高い添加剤等も用いること
が出来る。添加量は4〜30重量%が望ましく、好まし
くは7〜20重量%で有る。
【0018】他の添加剤として、他従来公知の水溶性有
機溶剤、各種の分散剤、粘度調整剤、蛍光増白剤、紫外
線吸収剤、酸化防止剤、界面活性剤、消泡剤等を必要に
応じて添加することができる。それらの例を以下に示
す。メタノール、エタノール、プロパノール等の炭素数
1−4のアルキルアルコール等の有機溶剤、セルロース
類、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、水
溶性樹脂等の水溶性の天然あるいは合成高分子物を粘度
調整剤として、更に、緩衝液によるpH調整剤、防カビ
剤等を挙げることができる。
【0019】また、記録液を帯電するタイプのインクジ
ェット式記録方法に使用される記録液を調合する為に
は、塩化リチウム、塩化アンモニウム、塩化ナトリウム
の無機塩類等の比抵抗調整剤が添加される。
【0020】尚、熱エネルギーの作用によって記録液を
吐出させるタイプのインクジェット式記録方法に適応す
る場合には、熱的な物性値(蒸発熱、沸点、融点、比
熱、熱膨張係数、熱伝導率等)が調整されることもあ
る。
【0021】本発明に係るインク組成物は、上記の如き
各種の成分を混合し溶解させた後、不純物などを濾過し
て得られる。
【0022】本発明の実施の形態を以下に図を参照して
説明するが、本発明は、以下の実施の形態に限定される
ものではなく、前記の発明を特定する事項の範囲内で適
宜変更することができるものである。図1は本発明の第
1の実施の形態に係る記録媒体を説明する模式的な断面
図である。図2は本発明の第2の実施の形態に係る記録
媒体を説明する模式的な断面図である。図3は本発明の
第3の実施の形態に係る記録媒体を説明する模式的な断
面図である。図4は本発明の第4の実施の形態に係る記
録媒体を説明する模式的な断面図である。図5は本発明
の第5の実施の形態に係る記録媒体を説明する模式的な
断面図である。図6は本発明の第6の実施の形態に係る
記録媒体を説明する模式的な断面図である。
【0023】(第1の実施の形態)図1において、本実
施の形態における記録媒体はベース層11とコーティン
グ層12からなり、コーティング層12はインク受容層
13からなっている。このインク受容層13中には、ポ
リフェノール成分15である例えば、プロアントシアニ
ジン(下記化1にC4−C8結合型プロアントシアニジン
の平面構造の化学式を示す)を含有している。
【0024】
【化1】 このように本実施の形態では、インク受容層中にポリフ
ェノール成分を含有したので、色剤(染料)が主にある
層で効果がある。また、ポリフェノール成分の含有量を
多くし易い利点もある。
【0025】(第2の実施の形態)図2において、本実
施の形態における記録媒体はベース層21とコーティン
グ層22からなり、コーティング層22はさらにインク
受容層23、光沢度調整層24からなっている。このイ
ンク受容層23中には、ポリフェノール成分25である
例えば、プロアントシアニジン(化学式は第1の実施の
形態の化1に記載)を含有している。本実施の形態は、
第1の実施の形態におけるインク受容層上に光沢度調整
層24を設けることで、光沢紙としてものであり、第1
の実施の形態と同様の効果を得られる。
【0026】(第3の実施の形態)図3において、本実
施の形態における記録媒体はベース層31とコーティン
グ層32からなり、コーティング層32はさらにインク
受容層33、光沢度調整層34からなっている。そして
この光沢度調整層34中には、例えば、ポリフェノール
成分35であるプロアントシアニジン(化学式は第1の
実施の形態の化1に記載)を含有している。本実施の形
態は、光沢度調整層34にポリフェノール成分を含有さ
せたものであり、この光沢度調整層34は、記録媒体に
おいて光を最も強く受ける層であり、外部からの酸素の
供給も多いので、活性酸素が盛んに生成するため、ポリ
フェノール成分により、色剤(染料)まで拡散する前に
活性を下げる効果がある。
【0027】(第4の実施の形態)図4において、本実
施の形態における記録媒体はベース層41とコーティン
グ層42からなり、コーティング層42はさらにインク
受容層43、光沢度調整層44からなっている。このイ
ンク受容層43及び光沢度調整層44中には、例えば、
ポリフェノール成分45であるプロアントシアニジン
(化学式は第1の実施の形態に記載)を含有している。
本実施の形態は、インク受容層43及び光沢度調整層4
4の両方の層にポリフェノール成分を含有させたので、
第1の実施の形態と第3の実施の形態と同様の効果があ
り、これらの相乗効果でより優れた耐光性を得られる。
【0028】(第5の実施の形態)図5において、本実
施の形態における記録媒体はベース層51とコーティン
グ層52からなり、コーティング層52はさらにインク
受容層53、光沢度調整層54からなっている。このベ
ース層51中には、例えば、ポリフェノール成分55で
あるプロアントシアニジン(化学式は第1の実施の形態
に記載)を含有している。本実施の形態は、コーティン
グ層52の組成に関係なく含有させることができ、例え
ば、抄紙時の工程中に添加することも可能である。
【0029】(第6の実施の形態)図6において、本実
施の形態における記録媒体はベース層61とコーティン
グ層62からなり、コーティング層62はさらにインク
受容層63、光沢度調整層64からなっている。このイ
ンク受容層63、光沢度調整層64、ベース層61の全
ての層中には、例えば、ポリフェノール成分65である
プロアントシアニジン(化学式は第1の実施の形態に記
載)を含有している。本実施の形態は、上記の三層全て
にポリフェノール成分を含有させたので、これらの相乗
効果で最も優れた耐光性を得られる。
【0030】次に、実施例により、本発明を具体的に説
明する。実施例1〜6(実施例1〜6はそれぞれ第1〜
6の実施の形態に相当)と比較例1は本発明に係る記録
媒体の実施例、比較例である。実施例7と比較例2は、
本発明に係るインク組成物の実施例、比較例である。実
施例8と比較例3は、本発明に係る記録媒体及びインク
組成物を組み合わせた実施例、比較例である。なお、下
記実施例1〜8において、耐光性改善剤にプロアントシ
アニジン(ポリフェノール成分)を含有するキッコーマ
ン(株)製グラヴィノールを使用したが、本発明の実施
の形態で挙げたプロアントシアニジン以外のポリフェノ
ール成分を含有する耐光性改善剤を使用してもよい。
【0031】(実施例1)秤量120g/m2の上質紙に、
ポリフェノールを有するインク受容層を形成するため
に、下記の配合割合で混合したコーティング液を、全固
形分濃度20重量%にして、ワイヤーバーで15g/m
2に塗工し、120℃で2分乾燥して、記録媒体を得
た。インク受容層(コーティング液)の組成は以下の通
りであり、乾燥時重量比で表した。 [インク受容層の組成] ・シリカ (トクヤマ(株)製ファインシールX−37B) 55重量% ・バインダー樹脂 (クラレ(株)製PVA‐117) 30重量% ・インク定着剤 (住友化学工業(株)製スミレーズレジン1801)10重量% ・耐光性改善剤 (キッコーマン(株)製グラヴィノール) 5重量%
【0032】(実施例2)秤量120g/m2の上質紙に、
実施例1のポリフェノールを有するインク受容層と、そ
の上にさらに、光沢度調整層を設ける。光沢度調整層の
組成は以下の通りである。 [光沢度調整層の組成] ・コロイダルシリカ (触媒化成工業(株)カタロイド−S SI−30) 95重量% ・バインダー樹脂 (クラレ(株)製PTA‐105) 5重量% 全固形分濃度15重量%にして、ワイヤーバーで5g/
2に塗工し、120℃で2分乾燥して、光沢度の上昇
した記録媒体を得た(キャストコートすることで光沢を
より増すことができた)。
【0033】(実施例3)記録媒体の形成は実施例2に
おける方法に準じて形成した。各層の組成は以下のとお
りである。 [インク受容層の組成] ・シリカ (トクヤマ(株)製ファインシールX−37B) 58重量% ・バインダー樹脂 (クラレ(株)製PVA‐117) 32重量% ・インク定着剤 (住友化学工業(株)製スミレーズレジン1801)10重量% [光沢度調整層の組成] ・コロイダルシリカ (触媒化成工業(株)カタロイド−S SI−30)92重量% ・バインダー樹脂 (クラレ(株)製PVA‐105) 5重量% ・耐光性改善剤 (キッコーマン(株)製グラヴィノール) 3重量%
【0034】(実施例4)記録媒体の形成は実施例2に
おける方法に準じて形成した。各層の組成は以下のとお
りである。 [インク受容層の組成] ・シリカ (トクヤマ(株)製ファインシールX−37B) 55重量% ・バインダー樹脂 (クラレ(株)製PVA‐117) 30重量% ・インク定着剤 (住友化学工業(株)製スミレーズレジン1801)10重量% ・耐光性改善剤 (キッコーマン(株)製グラヴィノール) 5重量% [光沢度調整層の組成] ・コロイダルシリカ (トクヤマ(株)製スノーテックXO) 92重量% ・バインダー樹脂 (クラレ(株)製PVA‐105) 5重量% ・耐光性改善剤 (キッコーマン(株)製グラヴィノール) 3重量%
【0035】(実施例5)10重量%のグラヴィノール
水溶液を5g/m2となるように、紙(ベース層)上ス
プレーコートした。この上に、実施例2における方法に
準じてコーティング層を形成した。各層の組成は以下の
とおりである。 [インク受容層の組成] ・シリカ (トクヤマ(株)製ファインシールX−37B) 58重量% ・バインダー樹脂 (クラレ(株)製PVA‐117) 32重量% ・インク定着剤 (住友化学工業(株)製スミレーズレジン1801)10重量% [光沢度調整層の組成] ・コロイダルシリカ (触媒化成工業(株)カタロイド−S SI−30)95重量% ・バインダー樹脂 (クラレ(株)製PTA‐105) 5重量%
【0036】(実施例6)記録媒体の形成は実施例5に
おける方法に準じて形成した。各層の組成は以下のとお
りである。 [インク受容層の組成] ・シリカ (トクヤマ(株)製ファインシールX−37B) 55重量% ・バインダー樹脂 (クラレ(株)製PVA‐117) 30重量% ・インク定着剤 (住友化学工業(株)製スミレーズレジン1801)10重量% ・耐光性改善剤 (キッコーマン(株)製グラヴィノール) 5重量% [光沢度調整層の組成] ・コロイダルシリカ (触媒化成工業(株)カタロイド−S SI−30)92重量% ・バインダー樹脂 (クラレ(株)製PVA‐105) 5重量% ・耐光性改善剤 (キッコーマン(株)製グラヴィノール) 3重量%
【0037】(比較例1)ポリフェノール成分を含有し
ない紙(ベース層)にポリフェノール成分を含有しない
以下の組成のコーティング液を塗工した。 [インク受容層の組成] ・シリカ (トクヤマ(株)製ファインシールX−37B) 58重量% ・バインダー樹脂 (クラレ(株)製PVA‐117) 32重量% ・インク定着剤 (住友化学工業(株)製スミレーズレジン1801)10重量% [光沢度調整層の組成] ・コロイダルシリカ (トクヤマ(株)製スノーテックXO) 95重量% ・バインダー樹脂 (クラレ(株)製PTA‐105) 5重量%
【0038】(実施例7)インクジェットプリンタMJ-9
30C(セイコーエプソン(株)製)用の既存のインク組
成物に対し、ブドウ種子エキス(キッコーマン(株)グ
ラヴィノール)を1重量%を添加したインク組成物を用
い、インクジェット専用紙(セイコーエプソン(株)製
スーパーファイン専用紙)に印刷した。
【0039】(比較例2)ブドウ種子エキス(キッコー
マン株式会社製グラヴィノール)無しの他は上記実施例
7と同じ組成のインク組成物を用いて印刷した。
【0040】(実施例8)実施例6の記録媒体に、実施
例7のインク組成物で印刷した。
【0041】(比較例3)比較例1の記録媒体に、実施
例4のインク組成物で印刷した。
【0042】(試験方法) (1) 上記実施例および比較例で作成した記録媒体に、イ
ンクジェットプリンタ PM-770C(セイコーエプソン(株)製)(実施例1〜
6、比較例1) MJ-930C(セイコーエプソン(株)製)(実施例7〜
8、比較例2〜3) を用い、画像形成し、マゼンタを記録し、試験片を作成
した。形成した画像は、フルベタを100%とした時の、8
0%の印刷 dutyで1cm2 大に塗りつぶしたものであ
る。 (2) 耐光性試験 キセノンウェザオメーターCi-5000(ATLAS ELECTRIC DE
VICES CO.)340nmの光で0.5W/m2, 50時間(実施例
7、比較例2のみ25時間)の条件で試験片を曝露し
た。耐光性試験の試験片の曝露前後の反射濃度を分光光
度計 GRETAG SPM50(株式会社きもと)を用いて、光源
D50,光線フィルタなし,白色標準絶対白,濃度標準 D
IN NB,視野角2°の条件で調査し、初期濃度に対する曝
露後濃度の割合を求め、その値を濃度残存率とした。
【0043】(試験結果)
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】
【0046】上記の表1の試験結果から、本発明の実施
例1〜6の記録媒体は、耐光性において優れた効果が奏
されていることが明らかであった。また、比較例1の記
録媒体は、耐光性の性能としては十分ではなかった。表
2の試験結果から、本発明の実施例7は、比較例2に対
して耐光性が良好であり、本発明に係るインク組成物
は、耐光性において優れた効果が奏されていることが明
らかであった。また、比較例2のインク組成物は、耐光
性の性能としては十分ではなかった。表3の試験結果か
ら、本発明の実施例8は、比較例3に対して耐光性が良
好であり、本発明に係る記録媒体及びインク組成物は、
両方を組み合わせて使用した場合も耐光性において優れ
た効果が奏されていることが明らかであり、表3の比較
結果(残存率)によると、表1または表2の各実施例及
び比較例で示された耐光性改善効果を上回る改善効果を
示しており、相乗効果を顕著に示すものであった。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る記録媒体によれば、以上詳
記したとおり、記録媒体にポリフェノール成分を含有さ
せたので、ポリフェノール類は活性酸素を失活させる効
果があり、光照射によって生成した活性酸素が色材を酸
化させる前に失活させることで退色を防いでいるため、
耐光性を有する記録媒体を提供できるものである(請求
項1)。さらに、ポリフェノール成分を含有させる層と
して具体的には、インク受容層中にポリフェノール成分
を含有したので、色剤(染料)が主にある層(インク受
容層)なので耐光性を有する記録媒体を提供できるもの
であり、また、ポリフェノール成分の含有量を多くし易
い利点もある記録媒体を提供できるものである。また、
光沢度調整層にポリフェノール成分を含有させたので、
この光沢度調整層は、記録媒体において光を最も強く受
ける層であるから、外部からの酸素の供給も多く、活性
酸素が盛んに生成するため、ポリフェノール成分によ
り、色剤(染料)まで拡散する前に活性を下げる効果が
により、耐光性を有する記録媒体を提供できるものであ
る。また、ベース層にポリフェノール成分を含有させた
ので、コーティング層の組成に関係なく含有させること
ができ、例えば、抄紙時の工程中に添加することも可能
な記録媒体を提供できるものである。また、記録媒体を
インクジェット式記録方法用としたため、耐光性を有す
る高精細な画像を簡易に得ることができる記録媒体を提
供できるものである。また、本発明に係るインク組成物
は、ポリフェノール成分を含有したので、耐光性を有す
るインク組成物を提供できるものである(請求項7)。
さらに、記録媒体及びインク組成物の両方にポリフェノ
ール成分を含有したので、相乗効果により、より優れた
耐光性を有する記録媒体及びインク組成物を提供できる
ものである(請求項1、7)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る記録媒体を説
明する模式的な断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る記録媒体を説
明する模式的な断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る記録媒体を説
明する模式的な断面図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る記録媒体を説
明する模式的な断面図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態に係る記録媒体を説
明する模式的な断面図である。
【図6】本発明の第6の実施の形態に係る記録媒体を説
明する模式的な断面図である。
【符号の説明】
11、21、31、41、51、61 ベース層 12、22、32、42、52、62 コーティング層 13、23、33、43、53、63 インク受容層 24、34、44、54、64 光沢度調整層 15、25、35、45、55、65 ポリフェノール
成分

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリフェノール成分を含有していること
    を特徴とする記録媒体。
  2. 【請求項2】 ベース層上にコーティング層を有する前
    記記録媒体において、コーティング層にポリフェノール
    成分を含有していることを特徴とする請求項1に記載の
    記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記コーティング層がインク受容層及び
    /又は光沢度調整層であり、該両層の少なくとも一方に
    ポリフェノール成分を含有していることを特徴とする請
    求項2に記載の記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記ベース層にポリフェノール成分を含
    有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記ポリフェノール成分がプロアントシ
    アニジンであることを特徴とする請求項1〜4に記載の
    記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体がインクジェット式記録方
    法用であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
    記載の記録媒体。
  7. 【請求項7】 ポリフェノール成分を含有していること
    を特徴とするインク組成物。
  8. 【請求項8】 前記ポリフェノール成分がプロアントシ
    アニジンであることを特徴とする請求項7に記載のイン
    ク組成物。
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