JP2001070291A - X線撮影装置 - Google Patents

X線撮影装置

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JP2001070291A
JP2001070291A JP25452099A JP25452099A JP2001070291A JP 2001070291 A JP2001070291 A JP 2001070291A JP 25452099 A JP25452099 A JP 25452099A JP 25452099 A JP25452099 A JP 25452099A JP 2001070291 A JP2001070291 A JP 2001070291A
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Japan
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ccd
fluorescent
ccds
plate
image
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JP25452099A
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English (en)
Inventor
Toshiyoshi Yamamoto
敏義 山本
Shinichi Nakahara
信一 中原
Yoshiteru Cho
吉輝 猪
Yasuhiko Makaji
康彦 眞梶
Yuji Matsuda
祐二 松田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像スピードが速い、ノイズが少ないなどC
CD固有の特徴を生かし、かつ装置の奥行を薄くすると
ともに、高い画像分解能を実現できる。 【解決手段】 X線を可視光に変換する蛍光板1と、複
数のCCD2a1 〜2c 3 を同一平面上にマトリックス
状に配置したCCDアレイ板4とを対向して配置し、蛍
光板1の蛍光面上に表示される蛍光画像a1 〜c3 を複
数のCCD2a1〜2c3 で分担して撮像し、各CCD
2a1 〜2c3 が分担する撮像画像を画像信号に変換し
て取り出し、画像信号の画像合成処理を行う構成とし
た。これにより、全撮像領域を1個のCCDで撮像する
従来例に比較して、1個のCCDの撮像分担領域は小さ
くなり、蛍光板1とCCDアレイ板4の間隔も大幅に縮
めることができる。したがって、比較的薄い奥行構造
で、広い撮像領域を撮影でき、また画像分解能も向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、医科、歯科など
に胸部、頭部などの比較的広い範囲のX線撮影を行うと
きに用いられるX線撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のX線撮影装置としては、
医科で用いられる手、足などの関節部、胸部などを撮影
する一般X線撮影装置、歯科で用いられるX線セファロ
撮影装置などが知られており、その撮像方法としては、
X線画像を白黒写真としてフィルム上に焼き付けて撮影
するものが一般的であった。
【0003】しかしながら、近年になって種々のデジタ
ル技術を用いたX線撮影装置が出現し、蛍光板を用いて
X線を可視光に変換し、蛍光板上に映し出される画像を
CCDによってビデオ撮影のように読み出す技術,ある
いは、液晶表示装置などに用いられるTFT(Thin
Film Transistor)パネルにフォトダ
イオードを組み込んだものの上に蛍光板をおいて画像を
読み出す技術、あるいは蛍光板の代わりにX線を電荷に
変換する光導電材料を用いて直接TFTパネルで読み出
す技術などによって撮影直後にリアルタイムにX線画像
を表示できるものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらのデジタル技術
を用いたX線撮影装置のうちで、図4に示したようなC
CD30を用いて画像を読み出すものは、TFTパネル
などを用いる他のものに比べ、CCD固有の特徴を生か
すことができ、撮像スピードが速い、ノイズが少ないな
ど多くの利点を有しているにもかかわらず、蛍光板31
上の画像をCCDに取付けたレンズなど(図示せず)に
よって集光・撮像するため、蛍光板31とCCD30の
間に撮像領域の広さに応じて比較的長い距離(L1 )を
設ける必要があり、このため装置全体の奥行きが大きく
なり、扱いにくいものとなっていた。また撮像領域全体
をCCD30の全画素数で分割して撮像することになる
ため、撮影したX線画像の画像分解能はCCD30の画
素数に依存することになり、TFTパネルなどを用いる
他のものに比べ、撮影画像の画像分解能に劣るなどの欠
点が指摘されていた。
【0005】したがって、この発明の目的は、このよう
な従来の課題を解決するもので、撮像スピードが速い、
ノイズが少ないなどCCD固有の特徴を生かし、かつ装
置の奥行を薄くするとともに、高い画像分解能を実現で
きるデジタルX線撮影装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明の請求項1記載のX線撮影装置は、X線を可
視光に変換する蛍光板と、複数のCCDを同一平面上に
マトリックス状に配置したCCDアレイ板とを対向して
配置し、蛍光板の蛍光面上に表示される蛍光画像を複数
のCCDで分担して撮像し、各CCDが分担する撮像画
像を画像信号に変換して取り出し、画像信号の画像合成
処理を行う構成としたことを特徴とする。
【0007】このように、X線を可視光に変換する蛍光
板と、複数のCCDを同一平面上にマトリックス状に配
置したCCDアレイ板とを対向して配置し、蛍光板の蛍
光面上に表示される蛍光画像を複数のCCDで分担して
撮像し、各CCDが分担する撮像画像を画像信号に変換
して取り出し、画像信号の画像合成処理を行う構成とし
たので、全撮像領域を1個のCCDで撮像する従来例に
比較して、1個のCCDの撮像分担領域は小さくなり、
蛍光板とCCDアレイ板の間隔も大幅に縮めることがで
きる。したがって、比較的薄い奥行構造で、広い撮像領
域を撮影でき、また画像分解能も向上する。
【0008】請求項2記載のX線撮影装置は、請求項1
において、CCDアレイ板上の各CCDに対応する複数
のレンズを、それぞれのCCDに個別に取り付けた。こ
のように、CCDアレイ板上の各CCDに対応する複数
のレンズを、それぞれのCCDに個別に取り付けたの
で、各々のCCDとそれに対応するレンズの距離を個別
に調整し、撮影画像を最適化することができるようにな
る。
【0009】請求項3記載のX線撮影装置は、請求項1
において、CCDアレイ板上の各CCDに対応する複数
のレンズを、蛍光板とCCDアレイ板の間に位置する同
一平面上にマトリックス状に配置した。このように、C
CDアレイ板上の各CCDに対応する複数のレンズを、
蛍光板とCCDアレイ板の間に位置する同一平面上にマ
トリックス状に配置したので、蛍光板とレンズおよびア
レイ基板の位置関係を容易に設定することができるとと
もに、それぞれのレンズを一括して調整、取付けするこ
とが可能となり、装置の組み立て、調整を簡便にできる
ようになる。
【0010】請求項4記載のX線撮影装置は、請求項
1,2,3または4において、CCDアレイ板上の各C
CDの分担する撮像領域が、隣合うCCDとの間で重複
部分を有するようにした。このように、CCDアレイ板
上の各CCDの分担する撮像領域が、隣合うCCDとの
間で重複部分を有するようにしたので、隣合うCCDが
分担する撮影画像を違和感なくつなぎ合わせて一つの画
像とすることができるようになる。
【0011】請求項5記載のX線撮影装置は、請求項
1,2,3または4において、CCDアレイ板上の各C
CDを個別あるいは複数個ずつ別々に駆動制御できるよ
うにした。このように、CCDアレイ板上の各CCDを
個別あるいは複数個ずつ別々に駆動制御できるようにし
たので、全撮影領域のうちの任意の部分の撮影条件を変
えて注目部分を観察しやすくすることができるようにな
る。
【0012】請求項6記載のX線撮影装置は、請求項
1,2,3または4において、CCDアレイ板上の複数
のCCDのうち、特定の範囲のCCDだけを画素ピッチ
が細かく画素数の多い高画素CCDで構成した。このよ
うに、CCDアレイ板上の複数のCCDのうち、特定の
範囲のCCDだけを画素ピッチが細かく画素数の多い高
画素CCDで構成したので、全撮影領域のうちの特定の
注目部分を、他の部分よりも画像分解能を上げて観察で
きるようになる。
【0013】請求項7記載のX線撮影装置は、請求項
1,2,3または4おいて、CCDアレイ板上の複数の
CCDのうち、特定の範囲のCCDだけを通常に比べて
ダイナミックレンジの広い特殊CCDで構成した。この
ように、CCDアレイ板上の複数のCCDのうち、特定
の範囲のCCDだけを通常に比べてダイナミックレンジ
の広い特殊CCDで構成したので、全撮影領域のうち特
定の注目部分を、他の部分よりも広いダイナミックレン
ジで観察できるようになる。
【0014】請求項8記載のX線撮影装置は、請求項
1,2,3または4おいて、蛍光板は、Gd2 2 S,
CaWO4 などの粉末蛍光材料をかためてシート状に形
成した。このように、蛍光板は、Gd2 2 S,CaW
4 などの粉末蛍光材料をかためてシート状に形成した
ので、蛍光板を安価かつ容易に製造できるようになる。
【0015】請求項9記載のX線撮影装置は、請求項
1,2,3または4において、蛍光板は、ガラスなどの
基板上にCsI,CdWO4 などの蛍光材料を結晶成長
させて形成した。このように、蛍光板は、ガラスなどの
基板上にCsI,CdWO4 などの蛍光材料を結晶成長
させて形成したので、蛍光板部分における光散乱を低く
抑えることができるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図
1に基づいて説明する。図1はこの発明の第1の実施の
形態のX線撮影装置の原理を示す斜視図である。
【0017】図1において、1はX線を可視光に変換す
る蛍光板で、その蛍光面上に蛍光画像a1 〜c3 が表示
される。2a1 〜2c3 は蛍光画像a1 〜c3 を撮像す
るCCD、3はこれら複数のCCD2a1 〜2c3 を同
一平面状に配置するための基板、4はCCD2a1 〜2
3 を基板3上にマトリックス状に配置したCCDアレ
イ板である。蛍光板1とCCDアレイ板4は対向して配
置される。また、蛍光画像a1 〜c3 を複数のCCD2
1 〜2c3 で分担して撮像し、各CCD2a 1 〜2c
3 が分担する撮像画像を画像信号に変換して取り出し、
画像信号の画像合成処理を行う構成とした。
【0018】つぎに、上記構成のX線撮影装置の動作を
説明する。図1において、蛍光板1の左側よりX線が照
射されるとそのX線像は、蛍光板1のCCDアレイ板4
に対向する面上に蛍光画像として表示される。そして、
この蛍光画像は、図中点線で示したようなa1 〜c3
9つの画面に分けて、CCDアレイ板4上にマトリック
ス状に配置したCCD2a1 〜2c3 を介して画像信号
に変換して取出され、画像合成処理(図示せず)によっ
てもとの領域の画像に再構成される。
【0019】これによって、個々のCCD2a1 〜2c
3 はそれぞれ蛍光板1上の点線で区分された部分a1
3 だけを撮像すればよくなり、図4の従来例に示した
ような全撮像領域を1個のCCDで撮像する場合に比
べ、1個のCCDの撮像分担領域は面積にして1/9と
なる。それゆえ、蛍光板1とCCDアレイ板4の間隔
(L)も従来品の間隔(L1 )に比べて大幅に縮める
(同一視野角であればL/L 1 =1/9)ことができ、
また、画像分解能も縦横それぞれ1/3の細かさにする
ことができる。
【0020】ここで、実施の形態としては9個のCCD
2a1 〜2c3 を使った場合を示したが、CCDの個数
をマトリックス状に増やせば増やすほど、個数に応じて
蛍光板1とCCDアレイ板4の間隔を縮めることがで
き、また画像分解能を上げることもできる。
【0021】この発明の第2の実施の形態を図2に基づ
いて説明する。図2はこの発明の第2の実施の形態のX
線撮影装置の構成を示す断面図である。
【0022】図2に示すように、CCDアレイ板4上の
各CCD2a1 〜2a6 に対応する複数のレンズ5a1
〜5a6 を、それぞれのCCD2a1 〜2a6 に個別
に、計35個取付けている。これによって、それぞれの
CCD2a1 〜2a6 とそれに対応するレンズ5a1
5a6 の距離を個別に調整することができる。
【0023】またここでは、それぞれのCCD2a1
2a6 が分担する蛍光板(シンチレータ)1に表示され
る撮像領域は、a1 〜a6 というように、隣合うCCD
の撮像領域が一部重複する範囲a12〜a56を有するよう
に配置してあり、これによって、あとでそれぞれのCC
Dが分担する撮影画像を画像合成するときに、画像の継
ぎ目を感じさせることなく滑らかにつなぎ合わせること
ができるようになる。なお、CCDおよびレンズはマト
リックス状に配置されており、図2ではそのうちの1列
の状態を示している。また、第1の実施の形態と同様の
部材には同一符号を付す。
【0024】上記のように構成したX線撮影装置の動作
は第1の実施の形態と同様であるが、CCDの個数が増
えるため蛍光板1とCCDアレイ板4の間隔をさらに縮
めることができ、画像分解能がさらに向上する。また、
CCDアレイ板4上の各CCD2a1 〜2a6 に対応す
る複数のレンズ5a1 〜5a6 を、それぞれのCCD2
1 〜2a6 に個別に取り付けたので、各々のCCD2
1 〜2a6 とそれに対応するレンズ5a1 〜5a6
距離を個別に調整し、撮影画像を最適化することができ
るようになる。
【0025】また、CCDアレイ板4上の各CCD2a
1 〜2a6 の分担する撮像領域が、隣合うCCDとの間
で重複部分を有するようにしたので、隣合うCCDが分
担する撮影画像を違和感なくつなぎ合わせて一つの画像
とすることができる。
【0026】この発明の第3の実施の形態を図3に基づ
いて説明する。図3はこの発明の第3の実施の形態のX
線撮影装置の構成を示す断面図である。
【0027】図3に示すように、CCDアレイ板4上の
各CCD2a1 〜2a6 に対応する複数のレンズ5a1
〜5a6 を、蛍光板1とCCDアレイ板4の間に位置す
るレンズ基板6上にマトリックス状に配置している。レ
ンズ基板6は、蛍光板1とCCDアレイ板4に対向して
配置され、複数のレンズ5a1 〜5a6 が同一平面上に
位置するように取付けてある。
【0028】これによって、蛍光板1とレンズ基板6お
よびCCDアレイ板4の位置関係を容易に設定すること
ができるとともに、それぞれのレンズ5a1 〜5a6
レンズ基板6上で一括して調整、取付けすることが可能
となり、装置の組み立て、調整が非常に簡便となるもの
である。なお、CCDおよびレンズはマトリックス状に
配置されており、図3ではそのうちの1列の状態を示し
ている。また、第1の実施の形態と同様の部材には同一
符号を付す。
【0029】上記のように構成したX線撮影装置の動作
は第1の実施の形態と同様であるが、CCDの個数が増
えるため蛍光板1とCCDアレイ板4の間隔をさらに縮
めることができ、画像分解能がさらに向上する。また、
それぞれのレンズ5a1 〜5a6 をレンズ基板6上で一
括して調整することができるので、操作性が向上する。
【0030】さらに、第2の実施の形態と同様に、CC
Dアレイ板4上の各CCD2a1 〜2a6 の分担する撮
像領域が、隣合うCCDとの間で重複部分を有するよう
にしたので、隣合うCCDが分担する撮影画像を違和感
なくつなぎ合わせて一つの画像とすることができる。
【0031】また、図示していないが、CCDアレイ板
4上のCCDを個別あるいは複数個づつ別々に駆動制御
することができるようにすれば、撮影領域のうちの任意
の領域のCCDだけ高速度撮影にするなどの条件を変え
た撮影が可能となり、X線画像を動画撮影した場合など
に、注目部分だけをコマ送りにして、動きを細かく観察
するなどの操作が可能となる。
【0032】そして、CCDアレイ板4上のCCDのう
ち、特定の範囲のCCDだけを画素ピッチが細かく画素
数の多い高画素CCDで構成することで、撮影領域のう
ちの病変部など特定の注目部分だけを、他の部分よりも
高い画像分解能で詳細に観察できるようになる。
【0033】さらに、CCDアレイ板4上のCCDのう
ち、特定の範囲のCCDだけを通常に比べてダイナミッ
クレンジの広い特殊CCD( いわゆるHyper−CC
Dなど) で構成すれば、病変部など特定の注目部分の画
像濃淡を、通常よりも広いダイナミックレンジで注意深
く観察することができるようになる。
【0034】また蛍光板1として、Gd2 2 S,Ca
WO4 などの粉末蛍光材料をかためてシート状にしたも
のを採用すれば、いわゆるX線撮影用の増感紙などの市
販品を使用することが可能となり、蛍光板1の製造にあ
たり、安価かつ容易に製造することができるものであ
る。
【0035】さらに蛍光板1として、ガラスなどの基板
上にCsI, CdWO4 などの蛍光材料を結晶成長さ
せ、結晶配列の整ったものとすることにより、蛍光板部
分における光散乱を低く抑えることができ、撮像画質の
鮮鋭度を高めることができる。
【0036】
【発明の効果】この発明のX線撮影装置によれば、X線
を可視光に変換する蛍光板と、複数のCCDを同一平面
上にマトリックス状に配置したCCDアレイ板とを対向
して配置し、蛍光板の蛍光面上に表示される蛍光画像を
複数のCCDで分担して撮像し、各CCDが分担する撮
像画像を画像信号に変換して取り出し、画像信号の画像
合成処理を行う構成としたので、全撮像領域を1個のC
CDで撮像する従来例に比較して、1個のCCDの撮像
分担領域は小さくなり、蛍光板とCCDアレイ板の間隔
も大幅に縮めることができ、画像分解能も向上する。こ
のため、従来のものに比べ、低ノイズ、高速撮影に加え
薄い奥行き形状で、画像分解能の高い鮮明なX線画像を
撮影することができ、画像診断を行う際に極めて有用性
の高いものとなる。
【0037】請求項2では、CCDアレイ板上の各CC
Dに対応する複数のレンズを、それぞれのCCDに個別
に取り付けたので、各々のCCDとそれに対応するレン
ズの距離を個別に調整し、撮影画像を最適化することが
できるようになる。
【0038】請求項3では、CCDアレイ板上の各CC
Dに対応する複数のレンズを、蛍光板とCCDアレイ板
の間に位置する同一平面上にマトリックス状に配置した
ので、蛍光板とレンズおよびアレイ基板の位置関係を容
易に設定することができるとともに、それぞれのレンズ
を一括して調整、取付けすることが可能となり、装置の
組み立て、調整を簡便にできるようになる。
【0039】請求項4では、CCDアレイ板上の各CC
Dの分担する撮像領域が、隣合うCCDとの間で重複部
分を有するようにしたので、隣合うCCDが分担する撮
影画像を違和感なくつなぎ合わせて一つの画像とするこ
とができるようになる。
【0040】請求項5では、CCDアレイ板上の各CC
Dを個別あるいは複数個ずつ別々に駆動制御できるよう
にしたので、全撮影領域のうちの任意の部分の撮影条件
を変えて注目部分を観察しやすくすることができるよう
になる。
【0041】請求項6では、CCDアレイ板上の複数の
CCDのうち、特定の範囲のCCDだけを画素ピッチが
細かく画素数の多い高画素CCDで構成したので、全撮
影領域のうちの特定の注目部分を、他の部分よりも画像
分解能を上げて観察できるようになる。
【0042】請求項7では、CCDアレイ板上の複数の
CCDのうち、特定の範囲のCCDだけを通常に比べて
ダイナミックレンジの広い特殊CCDで構成したので、
全撮影領域のうち特定の注目部分を、他の部分よりも広
いダイナミックレンジで観察できるようになる。
【0043】請求項8では、蛍光板は、Gd2 2 S,
CaWO4 などの粉末蛍光材料をかためてシート状に形
成したので、蛍光板を安価かつ容易に製造できるように
なる。
【0044】請求項9では、蛍光板は、ガラスなどの基
板上にCsI,CdWO4 などの蛍光材料を結晶成長さ
せて形成したので、蛍光板部分における光散乱を低く抑
えることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態のX線撮影装置の
原理を示し斜視図である。
【図2】この発明の第2の実施の形態のX線撮影装置の
構成を示す断面図である。
【図3】この発明の第3の実施の形態のX線撮影装置の
構成を示す断面図である。
【図4】従来のX線撮影装置の原理を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 蛍光板 2a1 〜2c3 CCD 4 CCDアレイ板 5a1 〜5a6 レンズ 6 レンズ基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猪 吉輝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 眞梶 康彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松田 祐二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2G088 EE01 EE27 GG10 GG16 GG17 GG19 GG20 JJ01 JJ05 JJ22 JJ37 KK32 2H013 AC01 AC06 AC08 4C093 AA16 CA02 CA32 CA36 DA03 DA04 DA05 EB12 EB17 EB18 FA32 FA43 FD01 FF35

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線を可視光に変換する蛍光板と、複数
    のCCDを同一平面上にマトリックス状に配置したCC
    Dアレイ板とを対向して配置し、前記蛍光板の蛍光面上
    に表示される蛍光画像を前記複数のCCDで分担して撮
    像し、各CCDが分担する撮像画像を画像信号に変換し
    て取り出し、前記画像信号の画像合成処理を行う構成と
    したことを特徴とするX線撮影装置。
  2. 【請求項2】 CCDアレイ板上の各CCDに対応する
    複数のレンズを、それぞれのCCDに個別に取り付けた
    請求項1記載のX線撮影装置。
  3. 【請求項3】 CCDアレイ板上の各CCDに対応する
    複数のレンズを、蛍光板とCCDアレイ板の間に位置す
    る同一平面上にマトリックス状に配置した請求項1記載
    のX線撮影装置。
  4. 【請求項4】 CCDアレイ板上の各CCDの分担する
    撮像領域が、隣合うCCDとの間で重複部分を有するよ
    うにした請求項1,2または3記載のX線撮影装置。
  5. 【請求項5】 CCDアレイ板上の各CCDを個別ある
    いは複数個ずつ別々に駆動制御できるようにした請求項
    1,2,3または4記載のX線撮影装置。
  6. 【請求項6】 CCDアレイ板上の複数のCCDのう
    ち、特定の範囲のCCDだけを画素ピッチが細かく画素
    数の多い高画素CCDで構成した請求項1,2,3また
    は4記載のX線撮影装置。
  7. 【請求項7】 CCDアレイ板上の複数のCCDのう
    ち、特定の範囲のCCDだけを通常に比べてダイナミッ
    クレンジの広い特殊CCDで構成した請求項1,2,3
    または4記載のX線撮影装置。
  8. 【請求項8】 蛍光板は、Gd2 2 S,CaWO4
    どの粉末蛍光材料をかためてシート状に形成した請求項
    1,2,3または4記載のX線撮影装置。
  9. 【請求項9】 蛍光板は、ガラスなどの基板上にCs
    I,CdWO4 などの蛍光材料を結晶成長させて形成し
    た請求項1,2,3または4記載のX線撮影装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100827238B1 (ko) * 2006-08-21 2008-05-07 삼성전기주식회사 고화질 영상을 위한 영상 표시 방법 및 장치
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