JP2001070141A - 電気炊飯器および電気炊飯器用鍋 - Google Patents

電気炊飯器および電気炊飯器用鍋

Info

Publication number
JP2001070141A
JP2001070141A JP25439799A JP25439799A JP2001070141A JP 2001070141 A JP2001070141 A JP 2001070141A JP 25439799 A JP25439799 A JP 25439799A JP 25439799 A JP25439799 A JP 25439799A JP 2001070141 A JP2001070141 A JP 2001070141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
layer
rice cooker
pot
conductor layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25439799A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Oya
弘 大矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP25439799A priority Critical patent/JP2001070141A/ja
Publication of JP2001070141A publication Critical patent/JP2001070141A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 食味を向上させ、コンパクトで軽く、熱効率
の高い炊飯器を提供すること。 【解決手段】 鍋12は、外周側より板厚0.5mmの
フェライト系ステンレスで構成された発熱層12a、板
厚1mmのアルミニウムよりなる第1の熱伝導層12
b、前記熱伝導層12bより熱伝導率を低くするため
に、熱不良導体層12cを板厚0.3mmのステンレス
で構成すると共に、熱不良導体層12cの内側に板厚1
mmのアルミニウムよりなる第2の熱伝導層12dを設
ける。第2の熱伝導層12dの内側にはフッ素コート層
12eを設け被調理物との剥離性を向上させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、一般家庭で使用さ
れる炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電磁誘導加熱を利用した電気炊飯
器が提案されている。図5において、1は上面が開口す
る円筒上のボディで、このボディ1内部には鍋3の収納
部であるコイルベース2が配設され、かつこのコイルベ
ース2は非金属材料により有底円筒状に成形されてい
る。コイルベース2の外側には誘導コイル4が配設され
ている。さらに、誘導コイル4は、鍋3の外周面までの
距離が一定となるように、前記コイルベース2の外周下
部に耐熱性樹脂材料で成形されたフェライト台5により
支持されている。
【0003】前記鍋3は、誘導コイル4により発生する
磁束を渦電流により熱に変換するフェライト系ステンレ
スで構成された発熱層4aと発熱層4aで発熱した熱を
均一に調理物(図示せず)に伝えるためにアルミニウム
等で構成された熱伝導層4bにより構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
炊飯器では、一般的に、鍋の伝導層を厚くすることによ
り鍋内の調理物をより均一に加熱し、食味は向上させて
いたため、鍋の重量が増加し、持ち運びや取扱性が問題
となりやすかった。また、鍋の重量が増加するため、炊
飯器本体も強度が必要になり、本体重量も増加してい
た。
【0005】さらに、また鍋の熱容量が増加するため、
鍋に必要以上に熱が吸収されるため、熱効率が悪くなる
課題を有していた。
【0006】本発明は、以上の事情に鑑みて、食味を向
上させるとともに軽量化して扱いやすく且熱効率の高い
炊飯器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、ボディに着脱自在に収納される鍋と、電磁
誘導作用により前記鍋を加熱する加熱コイルとを備え、
前記鍋はステンレス等で構成された発熱層、アルミニウ
ム等の熱良導体で構成された熱伝導層中に熱不良導体層
を設けたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1〜6記載の発明によれ
ば、加熱コイルに発生した磁束が加熱層を通過し、この
時生ずる渦電流が発生し、この渦電流によりジュール熱
が発生し、この熱が第1の熱伝導層に達し、この第1の
熱伝導層に達した熱は熱不良導体層に達した時、熱の一
部は熱不良導体層を通過するが、残りの熱は第1の熱伝
導層平面上に広がりながら熱不良導体層を通過するた
め、幅広い加熱分布になる。熱不良導体層を通過した熱
は第2の熱伝導層を通過し、調理物に達し調理を行なう
ことができる。
【0009】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例を
図1〜図2により説明する。図において、10は上面が
開口する略円筒状のボディであり、また、11は非金属
材料により有底円筒状に成形されたコイルベース、12
は鍋で、ボディ10と着脱自在に配設されている。コイ
ルベース11の底部には加熱コイル13が配設され、加
熱コイル13及び誘導コイル14は、鍋12の外周面ま
での距離が一定となるように、前記コイルベース11の
外周下部に耐熱性樹脂材料で成形されたフェライト台1
5により支持すると共に、フェライト16が固定され、
加熱コイル13より発生する磁束が下方に漏れるのを防
止し、且つ加熱コイルと誘導コイル14の磁気的な結合
を強めている。また、17は加熱コイル13に交番磁界
を発生させるための電流を流す回路基板であり、19は
合成樹脂性の外蓋である。
【0010】前記鍋12は、外周側より板厚0.5mm
のフェライト系ステンレスで構成された発熱層12a、
板厚1mmのアルミニウムよりなる第1の熱伝導層12
b、前記熱伝導層12bより熱伝導率を低くするため
に、熱不良導体層12cを板厚0.3mmのステンレス
で構成すると共に、熱不良導体層12cの内側に板厚1
mmのアルミニウムよりなる第2の熱伝導層12dを設
ける。第2の熱伝導層12dの内側にはフッ素コート層
12eを設け、被調理物との剥離性を向上させている。
【0011】以下、上記構成における動作を説明する。
鍋12に、米水等の調理物(図示せず)を投入し、炊飯
器を動作させると、回路基板17から加熱コイル13に
電流を流すことにより、加熱コイル13は交番磁界を発
生し鍋12の発熱層12aを加熱する。この熱が第1の
熱伝導層12bに達する。第1の熱伝導層12bに達し
た熱は、熱不良導体層12cに達した時、熱の一部は熱
不良導体層12cを通過するが、残りの熱は第1の熱伝
導層12bの平面上に広がりながら熱不良導体層12c
を通過するため、幅広い加熱分布になる。熱不良導体層
を通過した熱は、第2の熱伝導層を通過し、調理物に達
し、調理を行なう。
【0012】被調理物中の水が米に吸収され、あるいは
蒸発し、無くなるまで行い、蒸らし工程を経て炊飯を完
了する。
【0013】上記第1の実施例によれば、熱伝導層のな
かに熱良導体層を設けることにより、熱伝導層を厚くし
たものと同等の熱分布を得ることができる。従って、鍋
厚を薄くしても、食味を向上させた炊飯器を提供するこ
とができる。また、鍋12を軽量化できる事から熱容量
を下げる事ができるため、熱効率も向上し省エネにな
る。
【0014】(実施例2)本発明の第2の実施例の炊飯
器を、図3に基づき説明する。構成の鍋以外は、第一の
実施例と同様であるので説明を一部省略する。21は鍋
で外周側より板厚0.5mmのフェライト系ステンレス
で構成された発熱層21a、板厚1mmのアルミニウム
よりなる第1の熱伝導層21b、前記熱伝導層21bよ
り熱伝導率を低くするために、熱不良導体層21cを板
厚1mm開口率60%のハニカム状のアルミニウムで構
成すると共に、熱不良導体層21cの内側に板厚0.5
mmのアルミニウムよりなる第2の熱伝導層21dを設
ける。第2の熱伝導層21dの内側にはフッ素コート層
21eを設け、被調理物との剥離を向上させている。
【0015】以下、上記構成における動作を説明する。
鍋21に、米水等の調理物(図示せず)を投入し、炊飯
器を動作させると回路基板17から加熱コイル13に電
流を流すと、加熱コイル17は交番磁界を発生し、鍋2
1の発熱層21aを加熱する。この熱が第1の熱伝導層
21bに達する。第1の熱伝導層21bに達した熱は熱
不良導体層21cに達した時、熱の一部は熱不良導体層
21cを通過するが、残りの熱は第1の熱伝導層21b
の平面上に広がりながら熱不良導体層21cを通過する
ため、幅広い加熱分布になる。即ち、鍋21の発熱層2
1aから調理物までの熱移動は、熱不良導体層21cに
パンチングされた金属層を設けることにより、移動面積
が減少するため、熱伝導率が下がるものと同等になる。
そして、熱は第1の熱伝導層に沿い熱が移動するため、
熱伝導層が増加したものと等価の加熱分布を得る事がで
きる。
【0016】従って、本実施例によれば、厚鍋と同等の
食味をもった炊飯器を提供できると共に、熱不良導体層
21c中に空間が存在するため、鍋の軽量化が可能とな
る。また、パンチングをハニカム状にする事により開口
面積を増加する事ができ、さらに効果が向上する。ま
た、鍋21を軽量化できる事から熱容量を下げる事がで
きるため、熱効率も向上し省エネになる。
【0017】(実施例3)本発明の第3の実施例の炊飯
器を図4に基づき説明する。鍋以外は第1の実施例と同
様であるので説明を一部省略する。31は鍋で、外周側
より板厚0.5mmのフェライト系ステンレスで構成さ
れた発熱層31a、板厚1mmのアルミニウムよりなる
第1の熱伝導層31b、前記熱伝導層31bより熱伝導
率を低くするために、熱不良導体層31cを板厚100
μmのフッソ樹脂で構成すると共に、熱不良導体層12
cの内側に板厚0.5mmのアルミニウムよりなる第2
の熱伝導層31dを設ける。第2の熱伝導層31dの内
側にはフッ素コート層31eを設け被調理物との剥離を
向上させている。
【0018】以下、上記構成における動作を説明する。
鍋31に、米水等の調理物(図示せず)を投入し、炊飯
器を動作させると回路基板17から加熱コイル13に電
流を流し、加熱コイル13は交番磁界を発生し、鍋31
の発熱層31aを加熱する。この熱が第1の熱伝導層3
1bに達する。第1の熱伝導層31bに達した熱は熱不
良導体層31cに達した時、熱の一部は熱不良導体層3
1cを通過するが、残りの熱は第1の熱伝導層31bの
平面上に広がりながら熱不良導体層31cを通過するた
め、幅広い加熱分布になる。熱不良導体層31cにフッ
素等の非金属を用いる事により、熱伝導率が金属と比
べ、1/100〜1/1000となり、熱不良導体層3
1cをより薄く構成でき、より鍋を小型、軽量化する事
ができる。また、鍋31を軽量化できる事から、熱容量
を下げる事ができ、熱効率も向上し、省エネにもなる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、鍋にス
テンレス等で構成された発熱層、アルミニウム等の熱良
導体で構成された熱伝導層中に熱不良導体層を設けるこ
とにより、幅広い加熱が可能となり、熱伝導層が厚くな
ったのと等価な鍋を得ることができる。即ち、薄鍋でも
厚鍋と同等の効果を得ることができ、軽量で食味の向上
した炊飯器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における電気炊飯器の破
断断面図
【図2】同、電気炊飯器用鍋の断面図
【図3】本発明の第2の実施例における電気炊飯器用鍋
の断面図
【図4】本発明の第3の実施例における電気炊飯器用鍋
の断面図
【図5】従来例における炊飯器の破断断面図
【符号の説明】
10 ボディ 14 加熱コイル 12、21、31 鍋 12a、21a、31a 発熱層 12b、21b、31b 第1の熱伝導層 12c、21c、31c 熱不良導体層 12d、21d、31d 第2の熱伝導層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディに着脱自在に収納される鍋と、電
    磁誘導作用により前記鍋を加熱する加熱コイルとを備
    え、前記鍋はステンレス等で構成された発熱層、アルミ
    ニウム等の熱良導体で構成された熱伝導層中に熱不良導
    体層を設けた電気炊飯器。
  2. 【請求項2】 熱不良導体層をステンレスで構成した請
    求項1記載の炊飯器。
  3. 【請求項3】 熱不良導体層をパンチングされた金属で
    構成した請求項1記載の電気炊飯器。
  4. 【請求項4】 パンチング形状を6角形としハニカム状
    とした請求項3記載の電気炊飯器。
  5. 【請求項5】 熱不良導体層は、フッ素等の非金属材料
    により構成された請求項1記載の電気炊飯器。
  6. 【請求項6】 ステンレス等で構成された発熱層、アル
    ミニウム等の熱良導体で構成された熱伝導層中に熱不良
    導体層を設けた電気炊飯器用鍋。
JP25439799A 1999-09-08 1999-09-08 電気炊飯器および電気炊飯器用鍋 Pending JP2001070141A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25439799A JP2001070141A (ja) 1999-09-08 1999-09-08 電気炊飯器および電気炊飯器用鍋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25439799A JP2001070141A (ja) 1999-09-08 1999-09-08 電気炊飯器および電気炊飯器用鍋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001070141A true JP2001070141A (ja) 2001-03-21

Family

ID=17264419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25439799A Pending JP2001070141A (ja) 1999-09-08 1999-09-08 電気炊飯器および電気炊飯器用鍋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001070141A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7495196B2 (en) Food cooking or warming apparatus with self-regulating inductor
CA2158105C (en) Method and utensil for cooking food with heat
JP4210281B2 (ja) 電磁誘導加熱式炊飯器の内釜
KR20080030737A (ko) 유도가열 히터가 구비된 전기 조리기기
JP3654249B2 (ja) 炊飯器
KR101763236B1 (ko) 인덕션 가열용 조리용기
CN201200288Y (zh) 节能型电磁电饭锅
CN208784367U (zh) 锅具及烹饪器具
JP2012110636A (ja) 誘導加熱調理器用調理容器
JP2007075506A (ja) 電磁誘導加熱調理器用容器
JP2007325783A (ja) 電気炊飯器
JP2001070141A (ja) 電気炊飯器および電気炊飯器用鍋
JP2009240447A (ja) 電気炊飯器
JP2007075507A (ja) 電磁誘導加熱調理器用容器の製造方法
JP2007130311A (ja) 電磁誘導加熱調理器用の非金属製容器
JP3840059B2 (ja) クラッド材
CN208017368U (zh) 锅具及烹饪设备
JP2008220470A (ja) 電気炊飯器
KR19990073452A (ko) 전자파유도가열기용의자성체알루미늄조리기의제조방법
JP3171133B2 (ja) 電磁誘導炊飯器
CN208750781U (zh) 电磁炉导热装置
CN209661233U (zh) 一种具有优化导热结构的立体隐形加热石锅
JPH10241849A (ja) 誘導加熱式調理器
Pal et al. Selection of Pan Material-A Tool to Improve Output Heating 1 Response of Hybrid Resonant Inverter Fed Four Zones 2 Induction Cooker 3
JP3205454B2 (ja) 加熱調理容器