JP2001069803A - 管理機 - Google Patents
管理機Info
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- JP2001069803A JP2001069803A JP24868699A JP24868699A JP2001069803A JP 2001069803 A JP2001069803 A JP 2001069803A JP 24868699 A JP24868699 A JP 24868699A JP 24868699 A JP24868699 A JP 24868699A JP 2001069803 A JP2001069803 A JP 2001069803A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- tilling
- swash plate
- inner shaft
- power transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Soil Working Implements (AREA)
Abstract
71を貫通させ、且つ、外軸47に対し内軸71の回転
数並びに回転方向を変えることのできる同心二軸構造物
とし、外軸47に耕耘爪13,14を備え、内軸71の
両端にサイドディスク26,27を備えたものとした。 【効果】 サイドディスクによる推進力を自由に変える
ことができる。従って、土壌の状態に合せて容易に耕耘
条件を変えることができて、希望した耕耘量や耕耘速度
を得ることができる。特に、サイドディスクの回転数を
自由に変えることで、耕耘速度を細かく設定することが
でき、これによって、耕耘量を自由に調整することがで
きる。
Description
を変更し、耕耘条件を変更するのに好適な管理機に関す
る。
転により前進とともに耕耘し、更に耕耘爪で路上走行も
可能な管理機では、耕耘爪が走行輪を兼ねるため、土壌
の状態によっては、推進力と耕耘量とのバランスが取れ
ず、希望通りに耕すことができなくなることがある。
って、耕耘爪の回転はほとんどが推進力になり、管理機
が大きな速度で前進する、ダッシングという現象が発生
して、管理機の操作性を著しく損なわれる。また、柔ら
かい土壌では、耕耘量が多くなって必要以上に耕すこと
があり、また、推進力が小さくなって作業の能率低下を
招く。
理機として、例えば、実開平6−3002号公報「走行
駆動式車軸作業機」に記載されたものが知られている。
上記技術には、同公報の第3図に示される通り、ミッシ
ョン12の出力軸である車軸10に連結軸21を取付
け、この連結軸21のミッション12側に耕耘爪25を
取付け、連結軸21に、連結軸21の中間部に形成した
サンギヤ36、このサンギヤ36に噛み合わせた複数の
遊星ギヤ34、これらの遊星ギヤ34の中心部に回転可
能に取付けたギヤ軸35からなる遊星歯車機構を取付
け、この遊星歯車機構のギヤ軸35にボス31を介して
走行輪30を取付け、連結軸21にリングギヤ37を回
転可能に取付けるとともにリングギヤ37の内周を遊星
ギヤ34に噛み合わせ、リングギヤ37をミッション1
2側に固定した走行駆動式車軸作業機が記載されてい
る。
車機構を介して車軸10の回転を走行輪30に伝達する
ことにより、車軸10と一体的に回転する耕耘爪25に
対して走行輪30を減速回転させているが、車軸10に
対する走行輪30の減速比が一定であるため、車体を前
進させるための走行輪30による推進力は一定になり、
土壌の状態によっては希望する推進力が得られず、適度
な耕耘状態にすることができないことがある。
を別の構成に変更することで、耕耘爪25に対して走行
輪30を逆転させるが、遊星歯車機構の構成の変更は大
掛かりな作業となり、煩わしい。
変更することができ、これによって耕耘する土壌に合せ
て耕耘条件を変更することができる管理機を提供するこ
とにある。
に請求項1は、動力源で動力伝達部を介して耕耘軸を回
し、耕耘軸に設けた耕耘爪で耕土を耕す管理機におい
て、前記耕耘軸を、中空の外軸に内軸を貫通させ、且
つ、外軸に対し内軸の回転数並びに回転方向を変えるこ
とのできる同心二軸構造物とし、外軸に前記耕耘爪を備
え、内軸の両端にサイドディスクを備えたものとしたこ
とを特徴とする。
し、外軸を動力源で動力伝達部を介して回し、外軸に備
えた耕耘爪で耕土を耕し、中空の外軸に貫通させ、且つ
外軸に対し回転数並びに回転方向を変えることのできる
内軸を動力源で動力伝達部を介して回し、内軸の両端に
備えたサイドディスクで推進力を得る。
イドディスクの回転数並びに回転方向を変えることで、
サイドディスクによる推進力を自由に変えることができ
る。従って、管理機の推進力を変更することができ、土
壌の状態に合せて容易に耕耘条件を変えることができ
て、希望した耕耘量や耕耘速度を得ることができる。特
に、サイドディスクの回転数を自由に変えることで、耕
耘速度を細かく設定することができ、これによって、耕
耘量を自由に調整することができる。従って、適度な耕
耘速度による作業性の向上と、自由な耕耘量調整による
各種作物に適応する土壌の形成とを実現することができ
る。
伝える第1動力伝達系と、内軸へ動力を伝える第2動力
伝達系とで構成し、この第2動力伝達系に油圧ポンプ及
び油圧モータからなる静油圧式無段変速装置を介在させ
ることで内軸の回転数を無段変速するとともに、回転方
向を任意に選択可能にしたことを特徴とする。
軸へ動力を伝える第2動力伝達系とで動力伝達部を構成
し、第2動力伝達系に介在させた油圧ポンプ及び油圧モ
ータからなる静油圧式無段変速装置で、内軸の回転数を
無段変速するとともに、回転方向を任意に選択可能にし
た。
にサイドディスクの回転数を無段変速し、且つ容易に回
転方向を変更することができる。
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係る管理機の側面図であ
り、管理機10は、動力源としてのエンジン12と、こ
のエンジン12からの動力を複数の耕耘爪13,14に
伝達するためにエンジン12の下部に取付けたギヤケー
ス15と、このこのギヤケース15の前部に取付けた静
油圧式無段変速装置16と、ギヤケース15の後部から
斜め後上方に延ばしたハンドルポスト17と、このハン
ドルポスト17の上部に取付けたハンドル18と、この
ハンドル18に取付けたクラッチレバー19とからな
る。なお、22は燃料タンク、23はエンジンカバー、
24はエアクリーナ、25は着脱可能なスタンド、2
6,27(符号27は奥側)はサイドディスク、28は
外部に露出しないように図示せぬカバーで覆ったファン
である。
図である。エンジン12から耕耘爪13,14(図1参
照)を取付ける後述する耕耘軸へ動力を伝達する動力伝
達部29は、エンジン12のクランクシャフト31の先
端に形成したクランクギヤ32と、このクランクギヤ3
2に噛み合うプラネットギヤ33・・・(・・・は複数個を示
す。以下同様。)と、これらのプラネットギヤ33・・・
を回転自在に取付けたプラネットキャリヤ34と、プラ
ネットギヤ33・・・に噛み合うリングギヤ35と、この
リングギヤ35に設けた円筒部内周面に接離可能とした
ブレーキシュー36,36と、上記プラネットキャリア
34に取付けた第1べベルギヤ37と、この第1べベル
ギヤ37に噛み合う第2べベルギヤ38と、この第2べ
ベルギヤ38に取付けた第1支軸41とからなる。
取付けたアウタドライブスプロケット42と、このアウ
タドライブスプロケット42にアウタドライブチェーン
43を介して連結したアウタドリブンスプロケット44
と、このアウタドリブンスプロケット44に取付けた第
2支軸45と、この第2支軸45に取付けた左右のアウ
タドライブギヤ46,46と、これらのアウタドライブ
ギヤ46,46に噛み合うとともに、耕耘爪13,14
と一体的に回転する外軸47,47に取付けたアウタド
リブンギヤ48,48とからなる。
へ動力を伝える動力伝達系を第1動力伝達系49とす
る。(但し、エンジン12及び外軸47,47は除
く。)
取付けた第3べベルギヤ51と、この第3べベルギヤ5
1に噛み合う第4べベルギヤ52と、この第4べベルギ
ヤ52に取付けた第3支軸53と、この第3支軸53に
取付けたポンプ側ドライブギヤ54と、このポンプ側ド
ライブギヤ54に噛み合うポンプ側ドリブンギヤ55
と、このポンプ側ドリブンギヤ55に取付けたポンプア
クスルシャフト56と、このポンプアクスルシャフト5
6に入力した回転数に対して、無段変速するとともに回
転方向を自由に変えてモータアクスルシャフト57に出
力する静油圧式無段変速装置16(以下「HST(Hy
dro Static Transmission)1
6」と記す。)とからなる。
スルシャフト57に取付けたモータ側ドライブギヤ61
と、このモータ側ドライブギヤ61に噛み合うモータ側
ドリブンギヤ62と、このモータ側ドリブンギヤ62に
取付けた第4支軸63と、この第4支軸63に取付けた
第5べベルギヤ64と、この第5べベルギヤ64に噛み
合う第6べベルギヤ65と、この第6べベルギヤ65に
取付けるとともに第1支軸41の外側に相対回転自在に
取付けた第5支軸66と、この第5支軸66に取付けた
インナドライブスプロケット67と、このインナドライ
ブスプロケット67にインナドライブチェーン68を介
して連結するとともに外軸に貫通させた内軸71に取付
けたインナドリブンスプロケット72とからなる。な
お、74a〜74gはボールベアリング、75a,75
bはニードルベアリングである。
を伝える動力伝達系を第2動力伝達系76とする。(但
し、エンジン12及び内軸71は除く。)
面図であり、管理機10は、車体中央にギヤケース15
を配置し、このギヤケース15の下部に設けた下部ケー
ス15aの両側方から左右にそれぞれ中空の外軸47,
47を延ばし、これらの外軸47,47にそれぞれブラ
ケット77,77を介して耕耘爪13・・・、14・・・を取
付け、また、ギヤケース15の両側方から左右に内軸7
1を延ばし、この内軸71の左右両端部にそれぞれサイ
ドディスク26,27の軸部83,83を取付けたもの
である。なお、15bはギヤケース15の上部に設けた
上部ケース、15cはクラッチケースである。
縦断面図である。まず、クラッチケース15c内の構成
について説明する。プラネットギヤ33は、プラネット
キャリア34に回転軸85を介して取付けたものであ
る。
グギヤ35と噛み合わせたディスク部86と、このディ
スク部86の中央部に取付けるとともに先端部を第1べ
ベルギヤ37とスプライン結合させた軸部87とからな
り、クラッチケース15cにボールベアリング74bを
介して軸部87を回転自在に取付けた部材である。
ャリア34と噛み合わせたディスク部88と、このディ
スク部88の外周部に繋がる円筒部91とからなる。ブ
レーキシュー36は、クラッチケース15cに対して回
転しないように、例えば、クラッチケース15cに取付
けた軸にスイング可能に取付けるとともに、リングギヤ
35の円筒部91の内周面に接離可能にした部材であ
る。
85、プラネットキャリア34、リングギヤ35及びブ
レーキシュー36は、クラッチ機構92を構成するもの
である。即ち、クラッチ機構92は、リングギヤ35の
円筒部91からブレーキシュー36,36を離した時に
は、クランクシャフト31の回転をプラネットギヤ33
・・・を介してリングギヤ35に伝えるだけで、プラネッ
トキャリア34には伝えず、また、円筒部91の内周面
にブレーキシュー36,36を押し付けた時には、リン
グギヤ35の回転を停止させることでクランクシャフト
31の回転をプラネットギヤ33・・・を介してプラネッ
トキャリア34に伝えて、第1べベルギヤ37を回転さ
せる。ここで、リングギヤ35の回転をブレーキシュー
36,36で完全に停止させなければ、半クラッチ状態
を発生させることができる。
説明する。第2べベルギヤ38、アウタドライブスプロ
ケット42及び第3べベルギヤ51は、第1支軸41の
大径部41aにスプライン結合したものである。第1支
軸41は、小径部41b,41bを上部ケース15bに
ボールベアリング74c,74cを介して回転可能に取
付けたものである。
プライン結合するとともに、第5支軸66に両端部を止
め輪93,93で固定したものであり、第5支軸66
は、第1支軸41の中間径部41cにニードルベアリン
グ75a,75aを介して回転可能に取付けたものであ
る。インナドライブスプロケット67は、第5支軸66
に一体成形したものである。ここで、94はスラストベ
アリング、95,96はカラーである。
縦断面図である。アウタドリブンスプロケット44及び
アウタドライブギヤ46,46は、第2支軸45の大径
部45aにスプライン結合したものである。なお、44
aはアウタドリブンスプロケット44の位置決めを行う
カラーである。第2支軸45は、両端の小径部45b,
45bを下部ケース15aにボールベアリング74d,
74dを介して回転可能に取付けたものである。
ールベアリング74e,74eを介して回転可能に取付
けたものであり、外周部にブラケット77,77をキー
97,97(一方の符号97は不図示)で回り止めする
とももにボルト98,98(一方の符号98は不図示)
で抜け止めした中空軸である。なお、47a・・・はオイ
ルシール、101,101はキー97を挿入するために
ブラケット77,77に形成したキー溝、102,10
2(一方の符号102は不図示)はボルト98をロック
するためのロックナット、103,103はオイルシー
ルである。
付けたニードルベアリング75b・・・で回転可能に支持
したものであり、中間部にインナドリブンスプロケット
72をスプライン結合するとともにインナドリブンスプ
ロケット72の端部を止め輪104で軸方向の一方への
移動を規制し、また、下部ケース15aに対してスラス
トベアリング105,105で軸方向に支持したもので
ある。
ドルベアリング75b・・・は、耕耘軸106を構成する
ものである。
示す平面断面図である。第3支軸53は、第1支軸41
に対して第3べベルギヤ51及び第4べベルギヤ52を
介して直角に配置するとともに、上部ケース15bにボ
ールベアリング74f,74fを介して取付け、更に、
端部にポンプ側ドライブギヤ54をスプライン結合した
ものである。
合させた第5支軸66に対して第6べベルギヤ65及び
第5べベルギヤ64を介して直角に配置するとともに、
上部ケース15bにボールベアリング74g,74gを
介して取付け、端部にモータ側ドリブンギヤ62をスプ
ライン結合したものである。
平面断面図である。HST16は、ギヤケース15(図
6参照)側に取付けたベース部107と、このベース部
107に取付けたケース部108と、これらのベース部
107内及びケース部108内に主要構成を配置した油
圧ポンプ110及び油圧モータ120とからなる。ベー
ス部107及びケース部108は、ポンプアクスルシャ
フト56及びモータアクスルシャフト57を回転自在に
支持する部材である。
フト56の回転により油圧を発生させる機構であり、ポ
ンプアクスルシャフト56と、このポンプアクスルシャ
フト56にスプライン結合させるとともに、周方向にシ
リンダ111・・・を設けたシリンダブロック112と、
このシリンダブロック112のシリンダ111・・・にそ
れぞれ移動自在に挿入したプランジャ113・・・と、こ
れらのプランジャ113・・・の端部に当てた斜板114
と、この斜板114を支持する斜板軸151(後述す
る。)と、斜板114にプランジャ113・・・を押付け
るためのスプリング116・・・と、斜板114の傾きを
変更するために斜板軸151に取付けた斜板傾き調整ハ
ンドル117とからなる。なお、118・・・はシリンダ
111・・・内に満たしたオイルをベース部107内に設
けた図示せぬ油路との間で出入りさせるための連通孔で
ある。斜板114は、一方の軌道盤を斜板軸151に固
定し、他方の軌道盤をプランジャ113・・・の端部に当
てたスラスト軸受である。
発生した油圧によりモータアクスルシャフト57を回転
させる機構であり、モータアクスルシャフト57と、こ
のモータアクスルシャフト57にスプライン結合させる
とともに、周方向にシリンダ121・・・を設けたシリン
ダブロック122と、このシリンダブロック122のシ
リンダ121・・・にそれぞれ移動自在に挿入したプラン
ジャ123・・・と、これらのプランジャ123・・・の端部
に当てた斜板124と、この斜板124にプランジャ1
23・・・を押付けるためのスプリング125・・・とからな
る。なお、128・・・はシリンダ121・・・内に満たした
オイルをベース部107内に設けた図示せぬ油路との間
で出入りさせるための連通孔である。斜板124は、一
方の軌道盤をケース部108に固定し、他方の軌道盤を
プランジャ123・・・の端部に当てたスラスト軸受であ
る。
を説明する説明図であり、油圧ポンプ110のシリンダ
ブロック112の周方向にシリンダ111・・・を配置
し、これらのシリンダ111・・・の連通孔118・・・の内
の数箇所に臨むようにベース部107(図7参照)にポ
ンプ側第1円弧溝131を形成し、シリンダ111・・・
の連通孔118・・・の内の他の数箇所に臨むようにベー
ス部107にポンプ側第2円弧溝132を形成し、ま
た、油圧モータ120のシリンダブロック122の周方
向にシリンダ121・・・を配置し、これらのシリンダ1
21・・・の連通孔128・・・の内の数箇所に臨むようにベ
ース部107にモータ側第1円弧溝133を形成し、シ
リンダ121・・・の連通孔128・・・の内の他の数箇所に
臨むようにベース部107にモータ側第2円弧溝134
を形成し、ポンプ側第1円弧溝131とモータ側第1円
弧溝133とを第1油路135で連通させ、ポンプ側第
2円弧溝132とモータ側第2円弧溝134とを第2油
路136で連通させたことを示す。
クの説明図であり、(a)は側面図、(b)は(a)の
b−b線断面図である。(a)において、サイドディス
ク27は、管理機10(図1参照)の外方に湾曲したデ
ィスク部141と、地面との摩擦を大きくするためにデ
ィスク部141の内面の外周近くに取付けた起立板14
2・・・と、ディスク部141の中央部から延ばした軸部
83とからなる。
けたベース部143と、このベース部143から立上げ
た起立部144とからなる。起立部144は、径方向に
延ばした直線RLに対して角度α、例えば、30°≦α
≦60°だけ傾けたものである。図中の矢印はサイドデ
ィスク27の正転方向、即ち、管理機10を前進させる
側の回転方向を表す。
44は、略矩形としたものである。サイドディスク26
(図3参照)は、(a)に示したサイドディスク27と
同じ起立板142の起立部144を直線RLに対して角
度−αだけ傾け、且つサイドディスク27と同じよう
に、起立部144をベース部143に対して軸部83側
に近づけて取付けたものであり、起立部144の傾きと
正転方向との関係が、サイドディスク27と同一となる
ようにしたものである。
イドディスク27の起立板142の起立部144を直線
RLに対して角度αだけ傾け、サイドディスク26の起
立板142の起立部144を直線RLに対して角度−α
だけ傾けたことで、0≦α<30°、又は60°<α≦
90°とする場合に比べて、サイドディスク26,27
が正転方向に回転したときに、起立部144が地面に接
する面積が大きくなって必要以上にサイドディスク2
6,27が地中に潜り込むのを防ぐことと、起立部14
4が地面を蹴り易い形状になって大きなトラクションを
得ることとの両方を効果的に発揮することができる。
ハンドルを示す平面図であり、HST16のケース部1
08に斜板軸151を回転自在に取付け、この斜板軸1
51に斜板傾き調整ハンドル117を固定するととも
に、斜板軸151に扇形のアーム部152のすぼんだ端
部153を固定し、このアーム部152の広がった端部
154に円弧状の円弧穴155を開け、アーム部152
の一側部157を引張コイルばね158で引張り、アー
ム部152の他側部161にワイヤ162の一端を取付
け、ハンドル18にワイヤ162の他端を引くための斜
板傾き調整レバー163を取付けたことを示す。この時
のアーム部152の位置は、斜板114が傾いていない
状態の位置であり、後述するように、内軸71(図3参
照)の回転は停止する。
端部を固定するブラケット、165,166はワイヤ1
62を構成するアウタチューブ及びこのアウタチューブ
に移動自在に挿入したインナワイヤ、167はアウタチ
ューブ165の端部を固定するブラケット、168はア
ーム部152の両面を挟み込むことで、アーム部152
がスイングする時の摩擦力(抵抗力)を発生させるフリ
クション発生機構である。
り、斜板軸151は、クランク状の軸であり、クランク
部171に斜板114を取付け、クランク部171の両
側を軸受172,172を介してケース部108に取付
けたものである。なお、173,173は軸受172,
172の抜け止め用止め輪、174はオイルシール、1
75はプラグ、176は斜板軸151に斜板傾き調整ハ
ンドル117及びアーム部152を取付けるための筒部
材である。以上説明したように、斜板114は、斜板傾
き調整ハンドル117及び斜板傾き調整レバー163
(図10参照)のどちらでも傾きを調整することができ
る。
よる斜板114の傾き調整要領を次に説明する。図12
(a),(b)は本発明に係る管理機の斜板傾き調整レ
バーによる斜板の傾き調整要領を説明する作用図であ
る。(a)において、図10に示した斜板傾き調整レバ
ー163の位置(図中の想像線位置)から反時計回りに
斜板傾き調整レバー163を回転させると、ワイヤ16
2を介してアーム部152は、引張コイルばね158の
引張力によって、時計回りにスイングして斜板軸151
を同方向に回転させる。この結果、斜板114が内軸を
正転させる内軸正転側(後述する。)に傾く。
調整レバー163の位置(図中の想像線位置)から時計
回りに斜板傾き調整レバー163を回転させると、ワイ
ヤ162を介してアーム部152は引張コイルばね15
8の引張力に抗して反時計回りにスイングして斜板軸1
51を同方向に回転させる。この結果、斜板114が内
軸を逆転させる内軸逆転側(後述する。)に傾く。
のレイアウトを説明する説明図であり、管理機10は、
クランクシャフト31が鉛直となるようにエンジン12
を配置し、このクランクシャフト31の下方側延長線上
にプラネットキャリア34の軸部87及びこの軸部87
に結合した第1べベルギヤ37を配置し、また、ポンプ
アクスルシャフト56及びモータアクスルシャフト57
を水平に配置し、ポンプアクスルシャフト56からポン
プ側ドリブンギヤ55及びポンプ側ドライブギヤ54を
介して第3支軸53を水平に延ばし、この第3支軸53
の端部に第4べベルギヤ52を取付け、モータアクスル
シャフト57からモータ側ドライブギヤ61及びモータ
側ドリブンギヤ62を介して第4支軸63を水平延ば
し、この第4支軸63の端部に第5べベルギヤ64を取
付け、これらの第1べベルギヤ37、第4べベルギヤ5
2及び第5べベルギヤ64を第1支軸41側に連結し、
第1支軸41側からアウタドライブチェーン43で外軸
47側に連結し、第1支軸41側からインナドライブチ
ェーン68で内軸71側へ連結したものである。
1、第3支軸53及び第4支軸63のそれぞれの端部を
第1支軸41側に集中させ、第1支軸41から下方の外
軸47及び内軸71に動力を伝達する構成としたもので
ある。
することができ、動力伝達部29の機械損失を小さくす
ることができる。また、動力伝達部29をコンパクトに
することができ、管理機10を小型、軽量にすることが
できる。従って、管理機10の操作性の向上及び燃料消
費の低減を図ることができる。
の作用を図14〜図16に基づいて説明する。即ち、外
軸47と内軸71との回転方向を以下の,の場合に
分けて説明する。なお、以下の説明中の「逆転」とは、
正転に対して逆の回転方向である。
の作用を説明する第1作用図である。 外軸47の正転及び内軸71の正転 図中において、エンジン12のクランクシャフト31の
回転方向をA方向、外軸47の正転方向をB方向とす
る。クランクシャフト31がA方向に回転すると、クラ
ッチ機構92が接続した状態では、クランクシャフト3
1のクランクギヤ32からクラッチ機構92を介してプ
ラネットキャリア34の軸部87がA方向に回転し、第
1べベルギヤ37及び第2べベルギヤ38を介して第1
支軸41がRB方向(B方向に対して逆方向)に回転
し、アウタドライブスプロケット42、アウタドライブ
チェーン43及びアウタドリブンスプロケット44を介
して第2支軸45がRB方向に回転し、アウタドライブ
ギヤ46,46及びアウタドリブンギヤ48,48を介
して外軸47,47がB方向に回転、即ち正転する。
1及び第4べベルギヤ52を介して第3支軸53がRA
方向(A方向に対して逆方向)に回転し、ポンプ側ドラ
イブギヤ54及びポンプ側ドリブンギヤ55を介してポ
ンプアクスルシャフト56がA方向に回転する。次にH
ST16内の各部の回転について説明する。
機の動力伝達部の作用を説明する第2作用図であり、H
ST16の作用を示す。ここで、(a)はオイルの流れ
の状態、(b),(c)は油圧ポンプ110の斜板11
4及びプランジャ113・・・の動作と、この油圧ポンプ
110の動作に対応した油圧モータ120のプランジャ
123・・・の状態を示す。なお、シリンダ111、プラ
ンジャ113、連通孔118、シリンダ121、プラン
ジャ123、連通孔128については、説明の都合上、
それぞれ4つの代表を選び、符号111a〜111d、
符号113a〜113d(113c,113dは不図
示)、符号118a〜118d、符号121a〜121
d、符号123a〜123d(123c,123dは不
図示)、符号128a〜128dを付けて識別した。
プアクスルシャフト56がA方向に回転すると、このポ
ンプアクスルシャフト56と一体にシリンダブロック1
12が白抜き矢印で示すようにA方向に回転する。
56に平行にプランジャ113a,113bが移動する
方向に対して直交する方向に引いた直線Lを基準とし
て、斜板114を斜板傾き調整ハンドル又は斜板傾き調
整レバーでθだけ傾けた場合、ポンプ側第1円弧溝13
1(図(a)参照)に臨むシリンダ111a,111b
内のプランジャ113a,113bはそれぞれ矢印Mで
示すように斜板114に接しながら図の右方から左方へ
移動するため、プランジャ113a,113bはシリン
ダ111a,111b内へ矢印P,Qのように入り込
む。
のオイルは、連通孔118a,118bから(a)に示
したポンプ側第1円弧溝131に至り、ポンプ側第1円
弧溝131から実線の矢印で示すように第1油路135
を通ってモータ側第1円弧溝133に至る。
33から(b)に示した連通孔128a,128bを通
って油圧モータ120のシリンダ121a,121b内
に流入するため、シリンダ121a,121b内のプラ
ンジャ123a,123bは、シリンダ121a,12
1bから矢印R,Sで示すように飛出し、矢印Tで示す
ように斜板124に接しながら図の右方から左方へ移動
する。従って、(a)に示したシリンダブロック122
が太い実線矢印で示すようにA方向に回転し、これに伴
ってモータアクスルシャフト57がA方向に回転する。
0のポンプ側第2円弧溝132側では、シリンダ111
c,111d内のプランジャ113c,113d(不図
示)が矢印M((b)参照)と逆方向に斜板114
((b)参照)に接しながら移動してシリンダ111
c,111dから飛出すので、油圧モータ120のシリ
ンダ121c,121d内のオイルは、連通孔128
c,128d、モータ側第2円弧溝134を通り、実線
の矢印で示すように、第2油路136内を通ってポンプ
側第2円弧溝132に至り、連通孔118c,118d
からシリンダ111c,111d内に吸引される。これ
により、シリンダ121c,121d内の各プランジャ
123c,123d(不図示)は、シリンダ121c,
121d内に入り込む。
きくするにつれて、油圧ポンプ110のプランジャ11
3a〜113dの軸方向の移動速度が大きくなって、油
圧モータ120のシリンダ121a〜121d内におけ
るオイルの出入りが速くなり、モータアクスルシャフト
57の回転数は、次第にA方向((a)参照)に増速す
る。
小さくするにつれて、油圧ポンプ110のプランジャ1
13a〜113dの軸方向の移動速度が小さくなって、
油圧モータ120のシリンダ121a〜121d内にお
けるオイルの出入りが遅くなり、モータアクスルシャフ
ト57の回転数は、次第にA方向に減速する。
すれば、油圧ポンプ110のプランジャ113a〜11
3d(符号113c,113dは不図示)は、シリンダ
111a〜111d(符号111c,111dは(a)
参照)に対して出入りしなくなるため、油圧ポンプ11
0と油圧モータ120との間のオイルの流通がなくな
り、油圧モータ120のプランジャ123a〜123d
(符号123c,123dは不図示)は停止し、モータ
アクスルシャフト57の回転は停止する。
ャフト57がA方向に回転することで、モータ側ドライ
ブギヤ61及びモータ側ドリブンギヤ62を介して第4
支軸63がRA方向に回転し、第5べベルギヤ64及び
第6べベルギヤ65を介して第5支軸66がB方向に回
転し、インナドライブスプロケット67、インナドライ
ブチェーン68及びインナドリブンスプロケット72を
介して内軸71がB方向に回転、即ち正転する。
ドル117で図15(b)に示した斜板114の傾きθ
を大きくするにつれて、図14において、HST16の
モータアクスルシャフト57の回転数が増速し、内軸7
1の回転数は次第に正転方向で増速する。
114の傾きθ(θ>0)を小さくするにつれて、モー
タアクスルシャフト57の回転数が減速し、内軸71の
回転数は次第に正転方向で減速する。
114の傾きθを所定角度にすることにより、外軸47
の正転時の回転数と、内軸71の正転時の回転数を同一
にする。更にまた、斜板傾き調整ハンドル117で斜板
114の傾きθをθ=0とすることにより、内軸71の
回転を停止させる。
の作用を説明する第3作用図である。 外軸47の正転及び内軸71の逆転 外軸47の正転については、で説明したものと同様で
あり、説明を省略する。内軸71が逆転する場合、クラ
ンクシャフト31からポンプアクスルシャフト56まで
の動力伝達系各部の回転方向はと同一なので説明を省
略し、モータアクスルシャフト57以降の動力伝達系の
回転方向について説明する。まず、HST16の作用を
説明する。
のポンプアクスルシャフト56がA方向に回転すると、
このポンプアクスルシャフト56と一体にシリンダブロ
ック112がA方向に回転する。(c)において、直線
Lを基準として、斜板114を斜板傾き調整ハンドル又
は斜板傾き調整レバーで−θだけ傾けた場合、ポンプ側
第1円弧溝131(図(a)参照)に臨むシリンダ11
1a,111bのプランジャ113a,113bは矢印
Uで示すように斜板114に接しながら図の右方から左
方へ移動するため、プランジャ113a,113bはシ
リンダ111a,111b内から矢印V,Wで示すよう
に飛出す。
21a,121b内のオイルは、(a)に示した連通孔
128a,128bからモータ側第1円弧溝133に至
り、モータ側第1円弧溝133から破線の矢印で示すよ
うに第1油路135を通ってポンプ側第1円弧溝131
に至る。
31から(c)に示した連通孔118a,118bを通
って油圧ポンプ110のシリンダ111a,111b内
に吸引されるため、油圧モータ120のシリンダ121
a,121b内のプランジャ123a,123bは、シ
リンダ121a,121b内に矢印X,Yで示すように
入り込み、矢印Zで示すように斜板124に接しながら
図の左方から右方へ移動可能な状態になる。
0のポンプ側第2円弧溝132側では、シリンダ111
c,111d内のそれぞれのプランジャ113c,11
3d(不図示)が矢印U((c)参照)と逆方向に斜板
114((c)参照)に接しながら移動してシリンダ1
11c,111d内に入り込むので、油圧ポンプ110
のシリンダ111c,111d内のオイルは、連通孔1
18c,118d、ポンプ側第2円弧溝132を通り、
破線の矢印で示すように第2油路136内を通って、モ
ータ側第2円弧溝134に至り、連通孔128c,12
8dからシリンダ121c,121d内に流入する。
内のそれぞれのプランジャ123c,123d(不図
示)は、シリンダ121c,121d内から飛出し、矢
印Z((c)参照)と逆方向に斜板124((c)参
照)に接しながら図の右方から左方へ移動する。従っ
て、シリンダブロック122が太い破線の矢印で示すよ
うにRA方向に回転し、これに伴って、モータアクスル
シャフト57がRA方向に回転する。
角−θを小さくする(即ち、斜板114を負側に大きく
傾ける)につれて、油圧ポンプ110のプランジャ11
3a〜113dの軸方向の移動速度が大きくなって、油
圧モータ120のシリンダ121a〜121d内におけ
るオイルの出入りが速くなり、モータアクスルシャフト
57の回転数は、次第にRA方向((a)参照)に増速
する。
を大きくする(即ち、斜板114を負側に小さく傾け
る)につれて、油圧ポンプ110のプランジャ113a
〜113dの軸方向の移動速度が小さくなって、油圧モ
ータ120のシリンダ121a〜121d内におけるオ
イルの出入りが遅くなり、モータアクスルシャフト57
の回転数は、次第にRA方向に減速する。
ャフト57がRA方向に回転することで、モータ側ドラ
イブギヤ61及びモータ側ドリブンギヤ62を介して第
4支軸63がA方向に回転し、第5べベルギヤ64及び
第6べベルギヤ65を介して第5支軸66がRB方向に
回転し、インナドライブスプロケット67、インナドラ
イブチェーン68及びインナドリブンスプロケット72
を介して内軸71がRB方向に回転、即ち逆転する。
4の傾き−θを小さくするにつれて、図14において、
HST16のモータアクスルシャフト57の回転数が逆
転方向で増速し、内軸71の回転数は次第に逆転方向で
増速する。また、斜板114の傾き−θ(−θ<0)を
大きくするにつれて、モータアクスルシャフト57の回
転数が逆転方向で減速し、内軸71の回転数は次第に逆
転方向で減速する。
に適した耕耘条件を次に説明する。図17(a)〜
(c)は本発明に係る管理機における土壌状態に適した
耕耘条件を説明する作用図である。(a)において、土
壌が柔らかい場合には、外軸を正転、内軸を正転、且つ
内軸の回転数を外軸の回転数よりも大きくする。これ
は、図14及び図15で説明した前述のの場合におい
て、斜板傾き調整ハンドル又は斜板傾き調整レバーを外
軸と内軸との回転数が同一になる所定角度よりも大きく
傾けた状態である。
設定にすることで、柔らかい土壌では、外軸に取付けた
耕耘爪13,14による推進力が小さくなるが、内軸に
取付けたサイドディスク26,27(符号27は奥側)
の推進力を大きくすることで、耕耘爪13,14とサイ
ドディスク26,27とを合わせた推進力F1(白抜き
矢印で示す)を大きくすることができ、耕耘爪13,1
4の前方への移動を速めることができて、必要以上に深
く耕すことがない。従って、管理機10の耕耘速度をア
ップさせることができ、作業の能率を上げることができ
る。
軸を正転、内軸を正転、且つ内軸の回転数を外軸の回転
数よりも小さくする。これは、図14及び図15で説明
した前述のの場合において、斜板傾き調整ハンドル又
は斜板傾き調整レバーを外軸と内軸との回転数が同一に
なる所定角度よりも小さく傾けた状態である。
設定することで、硬い土壌では、耕耘爪13,14によ
る推進力が大きくなるが、サイドディスク26,27の
推進力を小さくすることでサイドディスク26,27に
よる耕耘爪13,14に対する抵抗力を発生させること
ができ、耕耘爪13,14とサイドディスク26とを合
わせた推進力F2(白抜き矢印で示す)を小さくするこ
とができて、管理機10のダッシングを防ぐことができ
る。
よっては、内軸を停止又は逆転させて、上記したサイド
ディスク26,27の抵抗力を更に大きくしてもよい。
上記した内軸の停止については、前述のの場合であ
り、内軸の逆転については、図15及び図16で説明し
た前述のの場合である。以上より、土壌が硬い場合で
も、適度な耕耘量を得ることができ、また、ダッシング
の防止によって管理機10の操作性を向上させることが
できる。
させる他の目的として、管理機10の後進がある。即
ち、外軸を正転のまま、内軸を逆転、場合によっては逆
転の回転速度を大きくして管理機10を後進させる。
を圃場の隅部まで前進させて耕耘した後、手元の斜板傾
き調整レバーを操作することで一旦サイドディスク2
6,27を逆転させて管理機10を旋回可能な位置まで
後進させ、再び斜板傾き調整レバーでサイドディスク2
6,27を正転に切換えて旋回することで隣の畝を耕耘
する。このように、内軸を逆転させて管理機10を後進
させることで、これまで難しかった圃場の隅部の耕耘を
容易に行うことができ、作業性を向上させることができ
る。
場への移動等のために走行する場合には、外軸を正転、
内軸を正転、且つ、内軸の回転数を外軸の回転数とほぼ
同一にする。これにより、耕耘爪13,14とサイドデ
ィスク26,27とがほぼ同一の回転数になって、管理
機10をスムーズに走行させることができる。
合、土壌が硬い場合、走行する場合の一例について示し
たものであり、上記に限定せずに、土壌の状態によって
適宜内軸の回転数並びに回転方向を変えて差し支えな
い。また、外軸については、土壌の状態によって回転数
をスロットルレバー等で変えて差し支えない。
は、エンジン12で動力伝達部29を介して耕耘軸10
6を回し、耕耘軸106に設けた耕耘爪13,14で耕
土を耕す管理機10において、耕耘軸106を、中空の
外軸47に内軸71を貫通させ、且つ、外軸47に対し
内軸71の回転数並びに回転方向を変えることのできる
同心二軸構造物とし、外軸47に耕耘爪13,14を備
え、内軸71の両端に耕土のはみ出しを防ぐサイドディ
スク26,27を備えたものとしたことを特徴とする。
14に対して内軸71のサイドディスク26,27の回
転数並びに回転方向を変えることで、サイドディスク2
6,27による推進力を自由に変えることができる。
ドディスク26,27の推進力とを合せた管理機10の
推進力を変更することができ、土壌の状態に合せて容易
に耕耘条件を変えることができ、希望した耕耘量や耕耘
速度を得ることができる。
を自由に変えることで、耕耘速度を細かく設定すること
ができ、これによって、耕耘量を自由に調整することが
できる。従って、適度な耕耘速度による作業性の向上
と、自由な耕耘量調整による各種作物に適応する土壌の
形成とを実現することができる。
47へ動力を伝える第1動力伝達系49と、内軸71へ
動力を伝える第2動力伝達系76とで構成し、この第2
動力伝達系76に油圧ポンプ110(図7参照)及び油
圧モータ120(図7参照)からなるHST16を介在
させることで内軸71の回転数を無段変速するととも
に、回転方向を自由に変更できるようにしたことを特徴
とする。
イドディスク26,27の回転数を無段変速し、且つ容
易に回転方向を変更することができ、また、例えば、無
段変速装置として市販のものを利用すれば、管理機10
の製造コストを下げることができる。
ンプ及び油圧モータからなる静油圧式無段変速装置を用
いたが、これに限らず、ベルトドライブ式やトラクショ
ンドライブ式のCVTでもよい。
する。請求項1の管理機は、耕耘軸を、中空の外軸に内
軸を貫通させ、且つ、外軸に対し内軸の回転数並びに回
転方向を変えることのできる同心二軸構造物とし、外軸
に耕耘爪を備え、内軸の両端にサイドディスクを備えた
ものとしたので、外軸の耕耘爪に対して内軸のサイドデ
ィスクの回転数並びに回転方向を変えることで、サイド
ディスクによる推進力を自由に変えることができる。従
って、管理機の推進力を変更することができ、土壌の状
態に合せて容易に耕耘条件を変えることができて、希望
した耕耘量や耕耘速度を得ることができる。
えることで、耕耘速度を細かく設定することができ、こ
れによって、耕耘量を自由に調整することができる。従
って、適度な耕耘速度による作業性の向上と、自由な耕
耘量調整による各種作物に適応する土壌の形成とを実現
することができる。
動力伝達系と第2動力伝達系とで構成し、この第2動力
伝達系に静油圧式無段変速装置を介在させることで内軸
の回転数を無段変速するとともに、回転方向を任意に選
択可能にしたので、容易にサイドディスクの回転数を無
段変速し、且つ容易に回転方向を変更することができ
る。
面図
説明図
示す平面図
よる斜板の傾き調整要領を説明する作用図
トを説明する説明図
明する第1作用図
明する第2作用図
明する第3作用図
た耕耘条件を説明する作用図
…耕耘爪、16…静油圧式無段変速装置、26,27…
サイドディスク、29…動力伝達部、47…外軸、49
…第1動力伝達系、71…内軸、76…第2動力伝達
系、106…耕耘軸、110…油圧ポンプ、120…油
圧モータ。
Claims (2)
- 【請求項1】 動力源で動力伝達部を介して耕耘軸を回
し、耕耘軸に設けた耕耘爪で耕土を耕す管理機におい
て、前記耕耘軸は、中空の外軸に内軸を貫通させ、且
つ、外軸に対し内軸の回転数並びに回転方向を変えるこ
とのできる同心二軸構造物であり、外軸に前記耕耘爪を
備え、内軸の両端にサイドディスクを備えたものである
ことを特徴とする管理機。 - 【請求項2】 前記動力伝達部を、前記外軸へ動力を伝
える第1動力伝達系と、前記内軸へ動力を伝える第2動
力伝達系とで構成し、この第2動力伝達系に油圧ポンプ
及び油圧モータからなる静油圧式無段変速装置を介在さ
せることで内軸の回転数を無段変速するとともに、回転
方向を任意に選択可能にしたことを特徴とする請求項1
記載の管理機。
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FR0011110A FR2798037B1 (fr) | 1999-09-02 | 2000-08-31 | Cultivateur pour la culture du sol |
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---|---|---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1329147A1 (en) * | 2002-01-16 | 2003-07-23 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Walk-behind cultivator |
-
1999
- 1999-09-02 JP JP24868699A patent/JP4028664B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1329147A1 (en) * | 2002-01-16 | 2003-07-23 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Walk-behind cultivator |
US6823947B2 (en) | 2002-01-16 | 2004-11-30 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Walk-behind cultivator |
KR100655323B1 (ko) | 2002-01-16 | 2006-12-08 | 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 | 후위 보행형 경운기 |
Also Published As
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JP4028664B2 (ja) | 2007-12-26 |
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