JP2001069604A - 電気車制御装置およびdc/dcコンバータ - Google Patents

電気車制御装置およびdc/dcコンバータ

Info

Publication number
JP2001069604A
JP2001069604A JP24462499A JP24462499A JP2001069604A JP 2001069604 A JP2001069604 A JP 2001069604A JP 24462499 A JP24462499 A JP 24462499A JP 24462499 A JP24462499 A JP 24462499A JP 2001069604 A JP2001069604 A JP 2001069604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
storage device
power storage
motor load
turned
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24462499A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Rokuto
孝雄 六藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shizuki Electric Co Inc
Original Assignee
Shizuki Electric Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shizuki Electric Co Inc filed Critical Shizuki Electric Co Inc
Priority to JP24462499A priority Critical patent/JP2001069604A/ja
Publication of JP2001069604A publication Critical patent/JP2001069604A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 変電所から見た電気車自体の負荷変動を抑制
し、これにより饋電電圧を安定させ電気車の計画走行特
性の発揮を実現することができる電気車制御装置を得る
ことを目的とする。 【解決手段】 車両の制動時には、ラインスイッチLs
1をオフにし、インバータ7を介して誘導電動機8から
の回生電力を蓄電装置5に供給してこれを充電する。そ
して、車両の力行時には、蓄電装置5に充電された電力
を放電しこの放電電力をインバータ7を介して誘導電動
機8に供給してこれを回転駆動する。蓄電装置5の電圧
が設定値以下に低下するとラインスイッチLs1をオン
にして饋電回路からの電力を誘導電動機8に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気車において
その供給饋電電圧の変動を抑制することができる電気車
制御装置、およびこれに使用するDC/DCコンバータ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気車に電力を供給する饋電回路の饋電
電圧は、当該電気車の計画走行特性を発揮させるため、
その電圧変動を許容範囲に収める必要があり、このた
め、従来から各種の電圧降下対策が採用されている。こ
の対策は、直流饋電系統と交流饋電系統とでは異なる
が、基本的には、饋電変電所から電気車のパンタグラフ
までの電圧降下を少なくするため、例えば、饋電線の抵
抗やリアクタンス降下を低減すること、また、変電所間
隔が長い場合には中間に饋電区分所を設け電気車に並列
饋電すること等の方式が採用される。
【0003】ところで、饋電変電所の負荷になる列車
は、力行、惰行、制動とその運転形態に応じて電力を消
費、また回生し、これに伴って饋電電圧を大きく変動さ
せる。また、この饋電電圧の変動は、列車位置によりそ
の饋電線抵抗やリアクタンスが異なり饋電変電所から遠
方になるほど電圧変動が大きくなる。更に、饋電区間内
に同時に走行する列車の本数や編成車両数によっても負
荷消費電力が大幅に異なる。また、各列車の相互位置と
運転状況により消費電力が同時に重なったり、回生電力
を消費する列車が他に在線しないと饋電電圧は上昇して
回生失弧する等して饋電電圧は大幅に変動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、電気車
はその運転形態の変化によりそれ自体負荷変動が大きい
という特性を有し、また、列車密度や編成規模に応じて
変電所が電力を供給すべき電気車の数量も大幅に変動す
る。このため、饋電電圧の変動を、従来のように、地上
の饋電回路側における電圧降下対策で補償するとする
と、その要求仕様が時として過大となり、電圧変動補償
が不完全なものとなって電気車の計画走行特性が確保で
きなかったり、対策のための設備費用が膨大になるとい
う問題点があった。
【0005】この発明は以上のような問題点を解消する
ためになされたもので、変電所から見た電気車自体の負
荷変動を抑制し、これにより饋電電圧を安定させ電気車
の計画走行特性の発揮を実現することができる電気車制
御装置およびこれに使用するDC/DCコンバータを得
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電気車制
御装置は、集電手段を介して地上の饋電回路と接続され
る両極の給電端子、この給電端子間に接続され車両駆動
用の電動機負荷を有する主回路、および上記電動機負荷
を制御して車両の力行、制動を行う制御手段を備えた電
気車制御装置において、上記主回路にコンデンサからな
る蓄電装置を備え、上記車両の制動時に上記電動機負荷
からの回生電力により上記蓄電装置を充電し、上記車両
の力行時、上記蓄電装置からの放電電力を上記電動機負
荷に供給するようにしたものである。
【0007】また、この発明に係る電気車制御装置は、
その給電端子間に互いに直列に第1のラインスイッチお
よび蓄電装置を接続し、上記蓄電装置の両極間に電動機
負荷を接続し、車両の制動時には上記第1のラインスイ
ッチをオフにして上記電動機負荷からの回生電力により
上記蓄電装置を充電し、上記車両の力行時には、上記蓄
電装置からの放電電力を上記電動機負荷に供給し上記蓄
電装置の電圧が所定の設定値より低下すると上記第1の
ラインスイッチをオンにして饋電回路からの電力を上記
電動機負荷に供給するようにしたものである。
【0008】また、この発明に係る電気車制御装置は、
その蓄電装置と直列に、第2のラインスイッチと限流抵
抗との並列接続体を接続し、給電端子間の電圧Vpが蓄
電装置の電圧Vcより大のときに第1のラインスイッチ
をオンする場合、上記第2のラインスイッチをオフした
状態で上記第1のラインスイッチをオンし、Vp=Vc
となった後上記第2のラインスイッチをオンするように
したものである。
【0009】また、この発明に係る電気車制御装置は、
その給電端子間に互いに直列に第1のラインスイッチお
よび第3のラインスイッチを接続し、上記第3のライン
スイッチの両極間に、電動機負荷および蓄電装置と上記
電動機負荷の方向へ通流可能なダイオードとの並列接続
体を直列にして接続し、車両の制動時には上記第1のラ
インスイッチをオフ、第3のラインスイッチをオンにし
て上記電動機負荷からの回生電力により上記蓄電装置を
充電し、上記車両の力行時には、上記第1のラインスイ
ッチをオン、第3のラインスイッチをオフにして饋電回
路からの電力に上記蓄電装置からの放電電力を加算して
上記電動機負荷に供給し上記蓄電装置が電力を放出した
後は上記ダイオードを経て上記饋電回路の電力を上記電
動機負荷に供給するようにしたものである。
【0010】また、この発明に係る電気車制御装置は、
可逆変換可能なDC/DCコンバータの1次側と第1の
ラインスイッチとを互いに直列にして給電端子間に接続
し、上記DC/DCコンバータの2次側に蓄電装置を接
続し、上記DC/DCコンバータの1次側に電動機負荷
を接続し、車両の制動時には上記第1のラインスイッチ
をオフにして上記DC/DCコンバータを介して上記電
動機負荷からの回生電力により上記蓄電装置を充電し、
上記車両の力行時には、上記DC/DCコンバータを介
して上記蓄電装置からの放電電力を上記電動機負荷に供
給し上記蓄電装置が電力を放出した後は上記第1のライ
ンスイッチをオンにして饋電回路からの電力を上記電動
機負荷に供給するようにしたものである。
【0011】また、この発明に係る電気車制御装置は、
車両の運転情報や路線情報等の車両情報を入手する手段
を備え、蓄電装置の利用率が増大するよう上記車両情報
に基づきDC/DCコンバータによる上記蓄電装置の充
放電動作を制御するようにしたものである。
【0012】また、この発明に係る電気車制御装置は、
その電動機負荷と並列にスイッチと放電抵抗との直列接
続体を接続し、車両の制動時において蓄電装置の電圧が
所定の設定値を越えたとき上記スイッチをオンにして上
記電動機負荷からの回生電力を上記放電抵抗に分流させ
るようにしたものである。
【0013】また、この発明に係る電気車制御装置は、
その車両の制動時において蓄電装置の電圧が所定の設定
値を越えたとき第1のラインスイッチをオンにして電動
機負荷からの回生電力を饋電回路に分流させるようにし
たものである。
【0014】また、この発明に係る電気車制御装置の電
動機負荷は、直流電力と可変電圧可変周波数の交流電力
との相互変換を行うインバータおよびこのインバータに
接続された交流電動機からなるものである。
【0015】また、この発明に係るDC/DCコンバー
タは、直流電源とコンデンサからなる蓄電装置との間で
直流電力を双方向に変換するDC/DCコンバータであ
って、正極側が上記直流電源の正極側に接続された第1
のスイッチング素子、この第1のスイッチング素子と逆
並列に接続された第1のダイオード、正極側が上記第1
のスイッチング素子の負極側に接続され負極側が上記直
流電源の負極側に接続された第2のスイッチング素子、
上記第2のスイッチング素子と逆並列に接続された第2
のダイオード、および上記蓄電装置と直列にして上記第
2のスイッチング素子の両極間に接続されたリアクトル
を備え、上記第2のスイッチング素子をオフとし上記第
1のスイッチング素子をオンオフ制御することにより上
記直流電源から蓄電装置に電力を変換し、上記第1のス
イッチング素子をオフとし上記第2のスイッチング素子
をオンオフ制御することにより上記蓄電装置から直流電
源に電力を変換するものであり、また、この発明に係る
電気車制御装置は、当該DC/DCコンバータを介して
蓄電装置の充放電を行うようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1における電気車制御装置で、特にその主回
路構成を示す図である。ここでは直流給電方式で説明し
ている。図において、1および2は直流饋電回路を構成
するそれぞれ架線およびレールである帰線、P、Nは集
電手段であるパンタグラフ3およびスリップリング(図
示せず)を介して架線1および帰線2に接続される給電
端子、4は第1のラインスイッチ(Ls1)、5は大容
量の電気二重層コンデンサからなる蓄電装置、6はアー
ススイッチ(Gsw)で、通常閉路されている。7は直
流電力と可変電圧可変周波数の3相交流電力との相互変
換を行うインバータ、8はこのインバータ7の出力によ
り回転駆動される誘導電動機(IM)である。9および
10は互いに直列となってインバータ7の直流側端子間
に接続された放電抵抗(Re)およびサイリスタスイッ
チ(Th)である。
【0017】図2はインバータ7の内部構成例で、サイ
リスタやGTO素子(Th1〜Th6)とダイオード
(Dd1〜Dd6)とを逆並列接続して3相インバータ
回路を構成し、力行時には直流電源Bt(実際は蓄電装
置5または給電端子P、N)からの電力をPWM方式で
VVVF(可変電圧可変周波数)制御して誘導電動機8
に供給し速度制御がなされる。制動時には誘導電動機8
を発電機として動作させその電圧、電流を制御して電源
側へ電力を回生することができる。
【0018】図3はスイッチング素子に電界効果形トラ
ンジスタ(Tr1〜Tr6)を使用してPWM3相イン
バータ回路を構成したものである。
【0019】次に動作について説明する。図4は列車の
運転形態に応じたラインスイッチLs1の動作と蓄電装
置5の電圧の変化を示す。なお、説明の便宜上、ここで
は、架線電圧Vpは標準値1500V一定と仮定し、こ
の架線電圧Vpが変化することについては、次の実施の
形態の説明で触れることにする。
【0020】図4において、時間t0までは列車は惰行
状態で、蓄電装置5は架線電圧Vp=1500Vに充電
されているものとする。この時間t0で列車が制動状態
に入ると、ここでラインスイッチLs1をオフとし、誘
導電動機8の運動エネルギーをインバータ7で回生し、
その回生電力により蓄電装置5を充電する。この充電量
により蓄電装置5の電圧は1500Vから上昇し、この
上昇分は列車の回生電力量に相当する値に達する(時間
t1)。次にこの時間t1から列車が力行に入ると、蓄
電装置5が直流電源となってインバータ7が交流電力に
変換し誘導電動機8を回転駆動する。
【0021】蓄電装置5の放電が続き、その電圧が架線
電圧Vp=1500Vまで低下すると(時間t2)、そ
れ以上の放電電力は取り出せないので、更に力行を継続
したい場合は、この時間t2でラインスイッチLs1を
オンにする。これにより、誘導電動機8を駆動する電力
は主として架線1から導入されることになるが、蓄電装
置5の内部抵抗と饋電回路の抵抗との比に応じて蓄電装
置5からも一部電流が供給される。なお、この点につい
ては更に後述する。時間t3で惰行状態になった後は、
先の説明と同様の動作を繰り返すことになる。
【0022】図5は、図4において、ラインスイッチL
s1をオンした時間t2以降における等価回路を示すも
ので、以下、この図により、当該時点における地上の饋
電回路側から見た列車負荷変動抑止効果について説明す
る。同図において、饋電変電所は、電圧源Es、ダイオ
ードDd、内部抵抗Rsで模擬し、饋電線抵抗はRr、
列車蓄電装置は電圧源Ecと内部抵抗Rc、列車負荷は
Rtでそれぞれ表現している。そして、饋電回路からの
電流をI1、蓄電装置からの電流をI2、負荷の電流を
I3、負荷の印加電圧(架線電圧に相当する)をVpと
すると、以下の(1)〜(3)式が成立する。 Vp=Es−(Rs+Rr)・I1 ・・・(1) Vp=Ec−Rc・I2 ・・・(2) I1+I2=I3 ・・・(3)
【0023】以上の3式から電流I1とI3との関係は
(4)式で求められる。 I1={Rc/(Rs+Rr+Rc)}・I3−(Ec−Es)/(Rs+Rr+Rc) ・・・(4) (4)式第2項は、蓄電装置の電圧Ecが饋電回路電圧
Esより高い場合にその電圧差に応じて得られる電流減
量分であるが、この電圧差が零、即ち、Ec=Esの場
合にも、(4)式第1項の係数Rc/(Rs+Rr+R
c)は1より小であるからI1<I3が成立する。即
ち、蓄電装置による補償がない場合は、I1=I3であ
るから、この蓄電装置の設置により、饋電回路から流入
する電流I1が減少し、従って、架線電圧Vpの変動が
抑制されることになる。
【0024】図6は図1の電気車制御装置を適用した場
合の饋電回路の電流を従来と比較して示したタイミング
チャートである。同図(a)は従来の場合の電流値、
(b)はこの発明における電流値、(c)は列車の速度
と走行状態を示す。先ず、力行時は、従来は力行のため
のエネルギーがそのまま饋電回路から供給されるので、
同図(a)のように電流がその全過程で立ち上がるが、
この発明による(b)では、一点鎖線で示すように、先
ず、充電された蓄電装置5の放電電力により誘導電動機
8が駆動され饋電回路からの電流は流れない。蓄電装置
5の電圧が降下し、架線電圧Vpと同程度になると、ラ
インスイッチLs1をオンにするので、この時点から饋
電回路の電流が立ち上がる。以上のように、列車の回生
電力を蓄電装置5に充電し、再力行時にその蓄電電力を
有効に利用するので、エネルギー効率が増大するととも
に、饋電回路から見た負荷電流も短時間小規模なものに
減少して、電圧変動が抑制されるという効果がある。
【0025】次に、列車の制動時は、従来(a)の場合
は回生電流が饋電回路に流出するのに対し、本発明
(b)では、回生電力は蓄電装置5に吸収され饋電回路
側へは流出しない。従って、一般に歪波である回生電流
が流れて高周波や誘導障害を発生するという不具合が起
こらない。特に、軌道回路を使用する信号設備への障害
が軽減されるという効果がある。また、通常、列車の回
生制動は、その回生電力を有効に消費する、力行状態の
他の列車の存在が前提で動作するものである。そして、
このように、他の列車の存在は確率的なものであり、こ
の点で、饋電回路への回生による制動動作には不安定性
が残る。しかし、この発明では、蓄電装置5を設けて回
生電力を吸収するので、安定した回生制動動作が確実に
得られるという利点がある。
【0026】なお、以上の説明では、回生時のエネルギ
ーをすべて蓄電装置5の充電エネルギーで吸収するもの
としたが、現実的には、この方式は必ずしも得策でない
場合がある。即ち、蓄電装置5は車両に搭載するもので
あるので、その重量、容積には制約がある。従って、特
殊な路線条件、例えば、長い下り勾配路線で回生制動に
よる抑速運転を続ける場合等を考慮すると、あらゆる運
転条件での回生電力をすべて蓄電装置5で吸収する構成
とすることは必ずしも経済的でない。そこで、図1に示
す放電抵抗ReおよびサイリスタスイッチThを設け、
回生電力による充電が進み蓄電装置5の電圧が、その容
量で定まる所定の設定値を越えたときは、これを検出し
てサイリスタスイッチThをオンして放電抵抗Reを投
入し、インバータ7からの回生電流をこの放電抵抗Re
に分流することにより、蓄電装置5を合理的な容量の範
囲に設定しつつ、かつ回生制動を安定に作用させること
ができる。
【0027】なお、蓄電装置を車上に設置して電圧補償
を行うこの発明の方式は、地上に設置する従来の方式と
比較すると、例えば、列車の走行密度が低い線区では、
線区の全区間に分散して設ける必要がある地上設置方式
より経済的となる。また、特定の列車のみが回生制御装
置を有している場合や、編成両数が大きく消費電力が大
きい列車等では回生電力の有効利用のため、また饋電線
負荷の軽減のために車上に蓄電装置を設けるこの発明に
よる方式が特に経済性で優れている。
【0028】実施の形態2.図7はこの発明の実施の形
態2における電気車制御装置の主回路構成を示す図であ
る。ここでは、架線電圧の変動を考慮するとともに、蓄
電装置5を大きな突入電流を発生することなく初期充電
できる対策を採用した回路について説明する。以下、図
7の構成を、図1の回路と異なる点を中心に説明する。
11および12は蓄電装置5と直列にして給電端子P、
N間に接続された第2のラインスイッチ(Ls2)およ
び限流抵抗(Re1)である。13、14および15
は、それぞれ、給電端子P、N間の電圧、従って架線電
圧Vpを検出する電圧検出器(DCPT1)、蓄電装置
5の電圧Vcを検出する電圧検出器(DCPT2)およ
びインバータ7の直流側電圧Vdを検出する電圧検出器
(DCPT3)である。
【0029】次に、初期充電を含む各ラインスイッチL
s1、Ls2の動作を図8のフローチャートに基づき説
明する。スタートで初期設定としてラインスイッチLs
1、Ls2を共にオフとする(ステップS1)。次に、
電圧検出器DCPT1とDCPT2との出力からステッ
プS2でVc<Vp?を判断し、YESであれば蓄電装
置5の初期充電が必要となる。力行または惰行の状態に
あるときに(ステップS3でYES)、ラインスイッチ
Ls1をオン、Ls2をオフにする(ステップS4)。
これにより、架線1−パンタグラフPt−ラインスイッ
チLs1−限流抵抗Re1−蓄電装置C−アーススイッ
チGsw−帰線2のルートが形成され、蓄電装置は架線
電圧Vpに対して限流抵抗Re1で電流が制限された状
態で初期充電される。蓄電装置が充電されその電圧Vc
が上昇し、Vc<Vpの条件が成立しなくなれば(ステ
ップS2でNO)、ラインスイッチLs1をオフ、Ls
2をオンにし(ステップS5)、限流抵抗Re1を短絡
して初期充電を完了し(ステップS6)、本来の列車運
転に移行する(ステップS7)。なお、ステップS3で
NO(制動)の場合は、ラインスイッチLs1をオフの
ままにとどめる(ステップS8)。
【0030】列車運転に入り、運転状態が制動になれ
ば、ラインスイッチLs1をオフとしてインバータ7か
らの回生電力により蓄電装置が充電される。蓄電装置は
予め架線電圧Vp(DC1500V程度)に初期充電さ
れているので、回生電力による充電動作により蓄電装置
の電圧Vcは更に上昇する。インバータ7の電圧Vdが
その上限値(DC1900V程度)を越えると、電圧検
出器DCPT3がこれを検知してサイリスタスイッチT
hをオンさせ放電抵抗Re2に分流させることで、電圧
上昇を抑えるとともに安定した回生制動動作が得られ
る。
【0031】続いて、列車運転が力行状態になれば、蓄
電装置電圧Vcと架線電圧Vpとが比較され、Vc>V
pの場合はラインスイッチLs1はオフされ、蓄電装置
の電荷は誘導電動機8の駆動に消費されて蓄電装置電圧
Vcは降下する。この電圧Vcが更に降下してVc<V
pが成立するとラインスイッチLs1をオンにして架線
電圧からインバータ7へ給電する。
【0032】以上のように、この実施の形態において
は、蓄電装置の充放電制御のため蓄電装置電圧Vcと比
較すべき対象を架線電圧の標準値1500Vとするので
はなく、列車密度等で常に変動する架線電圧Vpとした
ので、ラインスイッチLs1のオン時の突入電流を抑え
ることができる。また、初期充電時も必要な限流手段を
確実に適用することができる。
【0033】逆に、上述した比較対象の電圧を、架線電
圧Vpではなく、例えば、DC1500VまたDC14
00Vとした場合は、ラインスイッチLs1投入時点に
おける架線電圧Vpと蓄電装置電圧Vcとの差電圧に応
じた突入電流が流れることになる。もっとも、ラインス
イッチLs1のオン動作とラインスイッチLs2のオフ
/オン動作を常に連動させることにより、上記突入電流
を低減することができる。
【0034】実施の形態3.図9はこの発明の実施の形
態3における電気車制御装置の主回路構成を示す図であ
る。ここでは、利用効率の高い蓄電装置の接続構成を採
用している。以下、図1の回路と異なる部分を中心に説
明する。図9において、16はラインスイッチLs1と
直列にして給電端子P、N間に接続された第3のライン
スイッチLs3で、ここでは、蓄電装置(C)5はこの
ラインスイッチLs1とLs3との接続点とインバータ
7の正極端子との間に直列に接続されている。17は蓄
電装置5と並列に図示の向きの極性が接続されたダイオ
ード(Dd)である。
【0035】次に動作を図10を参照して説明する。列
車が力行状態に入ると、ラインスイッチLs1をオン、
Ls3をオフにする。蓄電装置5が後述する制動時の回
生電力で充電されていると、架線電圧Vpにこの蓄電装
置電圧Vcが加算されてインバータ7に供給され誘導電
動機8が駆動される。蓄電装置5の電荷が放出されてし
まうと、ダイオードDdが通電し、以降、架線電圧Vp
がインバータ7に供給される。
【0036】列車が制動状態に入ると、ラインスイッチ
Ls1をオフ、Ls3をオンとしてインバータ7からの
回生電力により蓄電装置5を充電する。この充電動作で
蓄電装置電圧Vcが上昇し、その容量で定まる所定の設
定値を越えるとサイリスタスイッチThをオンして回生
電流を放電抵抗Reに分流させ電圧上昇を抑えて回生制
動の安定化を図る点は先の形態例と同様である。
【0037】先の形態例の場合、インバータの制御可能
な電圧上限値を例えば、DC1900Vとすると、蓄電
装置は最大このDC1900Vまで充電する機能を持た
せたものとするが、その蓄電電力は架線電圧Vpの標準
値DC1500Vに近い値までの放電電力しか利用でき
ず利用効率が低いという欠点がある。
【0038】これに対し、実施の形態3の回路構成にお
いては、制動時に例えば、DC400V(インバータの
最大電圧DC1900V−架線標準電圧DC1500
V)まで充電された蓄電装置5の電荷は、力行時、架線
電圧DC1500Vに加算され、DC1900Vの直流
電源としてインバータ7に供給され誘導電動機8が駆動
される。そして、力行状態が続くと、やがて、蓄電装置
5の電荷はすべて放出され、以後ダイオードDdを経て
架線からの給電が継続される。即ち、蓄電装置5は充電
した電荷を全量利用することができ、利用効率が極めて
高くなるという利点がある。
【0039】実施の形態4.図11はこの発明の実施の
形態4における電気車制御装置の主回路構成を示す図で
ある。ここでは、双方向に直流電力を変換可能なDC/
DCコンバータ18を介して蓄電装置5を接続してい
る。図12は、列車の運転状態に対する蓄電装置電圧の
変化を示すタイミングチャートである。この場合、DC
/DCコンバータ18を適切に制御することにより、蓄
電装置5の充電電圧は架線電圧やインバータの回生電圧
との高低差の制約を受けないので、力行、惰行、制動の
列車運転状態に合わせて充放電動作が自由に制御でき
る。
【0040】これに伴う利点を列挙すると以下の通りで
ある。 (1)蓄電装置に、制動時の回生電力を有効に充電し、
力行時にその充電電力のすべてを放出して駆動エネルギ
ーに利用できるので、列車の消費電力が低減するととも
に、蓄電装置の利用効率が向上する。 (2)蓄電装置の電圧定格を自由に設定できるので、一
般にその電圧仕様が低い大容量電気二重層コンデンサの
適用が容易となる。 (3)車上に車両の運転情報や路線情報等の車両情報を
入力する手段を備え、この車両情報に基づきDC/DC
コンバータを制御することにより、例えば、路線の上り
勾配が続く特定の区間で蓄電装置の蓄電電力を有効に利
用するようにしたり、また、下り勾配が続く特定の区間
では、その手前で蓄電装置を完全な放電状態として当該
区間における回生電力を最大限吸収できる条件を確保す
るなど、蓄電装置の利用率の向上を図ることができる。 (4)蓄電装置とDC/DCコンバータとの組み合わせ
制御により、架線電圧変動範囲を抑制し、誘導電動機を
制御するインバータの電圧制御範囲を狭くして動作を安
定化させるとともに電力変換効率を上げることができ
る。
【0041】実施の形態5.ここでは、実施の形態4
(図11)で使用するDC/DCコンバータの具体的な
回路構成例について説明する。図13において、Tr
1、Tr2はオンオフを繰り返すことができる、IGB
Tや電界効果形パワートランジスタ等の第1および第2
のスイッチング素子、Dd1、Dd2はそれぞれTr
1、Tr2と各並列に接続されたダイオード、Btは直
流電源、L1、C1は平滑フィルタを構成するリアクト
ル、コンデンサ、C2は電気二重層コンデンサや大容量
電解コンデンサ等の蓄電装置、L2はリアクトルであ
る。
【0042】この内、Tr1、L2、C2、Dd2はB
tからC2に充電するためのチョッパー回路を形成し、
Tr2、L2、C2、Dd1はC2からBtに逆充電す
るためのチョッパー回路を形成している。そして、この
DC/DCコンバータを先の図11の回路に適用する場
合は、直流電源Btの両極が、図11のラインスイッチ
Ls1とアーススイッチGswとの間に位置する関係と
なるよう設置する。
【0043】次に動作について説明する。電圧の高い電
源Btから電圧の低い蓄電装置C2への充電は、Tr2
がオフの状態でTr1をオンオフして行われる。即ち、
図14に示すように、Tr1がオンの期間Bt−L1−
Tr1−L2−C2−Btの回路で電流Ixが流れ電流
が規定の上限値Iuに達すればTr1をオフする。電流
IxはリアクトルL2に貯えられたエネルギーでL2−
C2−Dd2−L2の回路で減衰し、電流Ixが規定の
下限値Idになれば、再びTr1をオンする。以上のよ
うに電流IxをIuとIdの間の電流値に保ちBtから
C2への充電ができる。
【0044】また逆に、電圧の低い蓄電装置C2から電
圧の高い電源Btへの充電は、Tr1がオフの状態でT
r2をオンオフして行われる。即ち、図15に示すよう
に、Tr2がオンするとC2−L2−Tr2−C2の回
路で充電された電荷が放電され、電流Ixが上昇して規
定の上限値Iuに達すればTr2をオフする。すると、
リアクトルL2に貯えられたエネルギーで電圧が上昇し
てL2−Dd1−L1−Bt−C2−L2の回路で電流
Ixが持続して流れ、これが減衰して規定の下限値Id
になれば再びTr2をオンする。このようにしてC2か
らBtへの逆充電が行われる。
【0045】即ち、電源Btと蓄電装置C2との間での
充放電は、以上で述べたTr1、Tr2のスイッチング
動作による電流制御により、主回路をスイッチ等で切り
換えることなく直接行うことができる。更に、電源Bt
の電圧と蓄電装置の電圧を検出し、電源Bt電圧が所定
の設定値(例えばDC1500V)になるまで蓄電装置
C2から電源Btに電流を供給すれば、先の図11の回
路における力行制御電圧をDC1500Vに保つことが
できる。また、蓄電装置C2の電圧が所定の設定値(例
えばDC600V)になるまで電源Btから蓄電装置C
2に電流を供給すれば蓄電装置C2を一定のDC600
Vで充電することができる。以上のように、蓄電装置の
電圧を力行時に都合のよい値に保つこともでき、また、
回生電力を蓄電装置の最大許容電圧まで充電しておくこ
ともできる。
【0046】実施の形態6.ここでは、この発明に関連
して更に採り得る変形例のいくつかについて簡単に説明
する。 (1)上述した各形態例では、列車の制動時、回生電力
を蓄電装置の充電動作で吸収し、その電圧が設定値を越
えたときはサイリスタスイッチをオンして放電抵抗に分
流する方式としたが、この電圧が設定値が越えたとき
は、ラインスイッチLs1をオンにして饋電回路側へ回
生する方式としてもよい。流出する回生電流による高調
波等は例えば高調波フィルタを設置して除去する等の対
策の必要はあるが、放電抵抗が不要となり、またその分
流による電力損失が軽減される利点がある。
【0047】既述した通り、DC1500Vを定格とす
るインバータは、通常、直流電圧は最高DC1900V
程度から最低DC1000V程度までの範囲で制御可能
であるので、回生電力を車上のみで処理する場合は、こ
の電圧範囲内で回生制御が可能であるが、上述したよう
に、饋電回路側へ回生する場合は、通常の架線電圧変動
範囲、即ち、饋電変電所の送り出し電圧DC1650V
(標準+10%)から線路端における許容下限電圧DC
1125V(標準−25%)までの範囲で制御する必要
がある。
【0048】(2)また、各形態例では、いずれも直流
饋電方式に適用した場合について説明したが、交流饋電
方式においても、車両に設けたコンバータとインバータ
との間の直流回路に蓄電装置を接続することにより、上
述形態例と同様に適用でき同等の効果を奏する。 (3)また、電動機負荷としては、インバータで誘導電
動機を駆動する方式に限られるものではなく、例えば、
チョッパー制御装置により直流電動機を駆動する方式等
であってもよいことは勿論である。 (4)更に、図13で説明したDC/DCコンバータ
は、その双方向変換が簡便円滑になし得るという特性を
活用して、上述した適用例以外の分野に利用することも
できる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る電気車制
御装置は、集電手段を介して地上の饋電回路と接続され
る両極の給電端子、この給電端子間に接続され車両駆動
用の電動機負荷を有する主回路、および上記電動機負荷
を制御して車両の力行、制動を行う制御手段を備えた電
気車制御装置において、上記主回路にコンデンサからな
る蓄電装置を備え、上記車両の制動時に上記電動機負荷
からの回生電力により上記蓄電装置を充電し、上記車両
の力行時、上記蓄電装置からの放電電力を上記電動機負
荷に供給するようにしたので、饋電回路から見た電気車
自体の負荷変動が抑制され、饋電電圧が安定し電気車の
計画走行特性が発揮される。
【0050】また、この発明に係る電気車制御装置は、
その給電端子間に互いに直列に第1のラインスイッチお
よび蓄電装置を接続し、上記蓄電装置の両極間に電動機
負荷を接続し、車両の制動時には上記第1のラインスイ
ッチをオフにして上記電動機負荷からの回生電力により
上記蓄電装置を充電し、上記車両の力行時には、上記蓄
電装置からの放電電力を上記電動機負荷に供給し上記蓄
電装置の電圧が所定の設定値より低下すると上記第1の
ラインスイッチをオンにして饋電回路からの電力を上記
電動機負荷に供給するようにしたので、簡単な構成で制
動、力行時の蓄電装置の充放電の動作が確実になされ
る。
【0051】また、この発明に係る電気車制御装置は、
その蓄電装置と直列に、第2のラインスイッチと限流抵
抗との並列接続体を接続し、給電端子間の電圧Vpが蓄
電装置の電圧Vcより大のときに第1のラインスイッチ
をオンする場合、上記第2のラインスイッチをオフした
状態で上記第1のラインスイッチをオンし、Vp=Vc
となった後上記第2のラインスイッチをオンするように
したので、蓄電装置充電時の突入電流が確実に抑制され
る。
【0052】また、この発明に係る電気車制御装置は、
その給電端子間に互いに直列に第1のラインスイッチお
よび第3のラインスイッチを接続し、上記第3のライン
スイッチの両極間に、電動機負荷および蓄電装置と上記
電動機負荷の方向へ通流可能なダイオードとの並列接続
体を直列にして接続し、車両の制動時には上記第1のラ
インスイッチをオフ、第3のラインスイッチをオンにし
て上記電動機負荷からの回生電力により上記蓄電装置を
充電し、上記車両の力行時には、上記第1のラインスイ
ッチをオン、第3のラインスイッチをオフにして饋電回
路からの電力に上記蓄電装置からの放電電力を加算して
上記電動機負荷に供給し上記蓄電装置が電力を放出した
後は上記ダイオードを経て上記饋電回路の電力を上記電
動機負荷に供給するようにしたので、簡単な構成で制
動、力行時の蓄電装置の充放電の動作が確実になされ、
蓄電装置の高い利用効率が達成される。
【0053】また、この発明に係る電気車制御装置は、
可逆変換可能なDC/DCコンバータの1次側と第1の
ラインスイッチとを互いに直列にして給電端子間に接続
し、上記DC/DCコンバータの2次側に蓄電装置を接
続し、上記DC/DCコンバータの1次側に電動機負荷
を接続し、車両の制動時には上記第1のラインスイッチ
をオフにして上記DC/DCコンバータを介して上記電
動機負荷からの回生電力により上記蓄電装置を充電し、
上記車両の力行時には、上記DC/DCコンバータを介
して上記蓄電装置からの放電電力を上記電動機負荷に供
給し上記蓄電装置が電力を放出した後は上記第1のライ
ンスイッチをオンにして饋電回路からの電力を上記電動
機負荷に供給するようにしたので、饋電電圧や電動機負
荷の電圧との高低差の制約を受けず、充放電の動作が自
由に制御できる。
【0054】また、この発明に係る電気車制御装置は、
その車両の運転情報や路線情報等の車両情報を入手する
手段を備え、蓄電装置の利用率が増大するよう上記車両
情報に基づきDC/DCコンバータによる上記蓄電装置
の充放電動作を制御するようにしたので、蓄電装置の充
放電動作を、車両運行時の電力節減等に一層有効なもの
とすることができる。
【0055】また、この発明に係る電気車制御装置は、
その電動機負荷と並列にスイッチと放電抵抗との直列接
続体を接続し、車両の制動時において蓄電装置の電圧が
所定の設定値を越えたとき上記スイッチをオンにして上
記電動機負荷からの回生電力を上記放電抵抗に分流させ
るようにしたので、蓄電装置に支障を及ぼすことなく安
定した回生制動動作が確保される。
【0056】また、この発明に係る電気車制御装置は、
車両の制動時において蓄電装置の電圧が所定の設定値を
越えたとき第1のラインスイッチをオンにして電動機負
荷からの回生電力を饋電回路に分流させるようにしたの
で、蓄電装置に支障を及ぼすことなく、回生制動動作を
保つことができる。
【0057】また、この発明に係る電気車制御装置の電
動機負荷は、直流電力と可変電圧可変周波数の交流電力
との相互変換を行うインバータおよびこのインバータに
接続された交流電動機からなるので、車両の制動、力行
による蓄電装置の充放電動作が円滑になされる。
【0058】また、この発明に係るDC/DCコンバー
タは、直流電源とコンデンサからなる蓄電装置との間で
直流電力を双方向に変換するDC/DCコンバータであ
って、正極側が上記直流電源の正極側に接続された第1
のスイッチング素子、この第1のスイッチング素子と逆
並列に接続された第1のダイオード、正極側が上記第1
のスイッチング素子の負極側に接続され負極側が上記直
流電源の負極側に接続された第2のスイッチング素子、
上記第2のスイッチング素子と逆並列に接続された第2
のダイオード、および上記蓄電装置と直列にして上記第
2のスイッチング素子の両極間に接続されたリアクトル
を備え、上記第2のスイッチング素子をオフとし上記第
1のスイッチング素子をオンオフ制御することにより上
記直流電源から蓄電装置に電力を変換し、上記第1のス
イッチング素子をオフとし上記第2のスイッチング素子
をオンオフ制御することにより上記蓄電装置から直流電
源に電力を変換するので、直流電源と蓄電装置との間の
電力変換が、双方向に連続してなされる。
【0059】また、この発明に係る電気車制御装置は、
当該DC/DCコンバータを介して蓄電装置の充放電を
行うようにしたので、充放電の切換、電圧の変換が円滑
になされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における電気車制御
装置の主回路構成を示す図である。
【図2】 図1のインバータ7の内部構成例を示す図で
ある。
【図3】 図1のインバータ7の内部構成例を示す図で
ある。
【図4】 図1の電気車制御装置の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図5】 列車負荷変動抑制効果を説明するための等価
回路図である。
【図6】 饋電回路の電流を従来と比較して説明するた
めのタイミングチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態2における電気車制御
装置の主回路構成を示す図である。
【図8】 図7の電気車制御装置の初期充電を含む動作
を説明するためのフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態3における電気車制御
装置の主回路構成を示す図である。
【図10】 図9の電気車制御装置の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態4における電気車制
御装置の主回路構成を示す図である。
【図12】 図11の電気車制御装置の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図13】 DC/DCコンバータの具体的な構成例を
示す図である。
【図14】 図13のDC/DCコンバータの動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図15】 図13のDC/DCコンバータの動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 架線、2 帰線、P,Q 給電端子、3 パンタグ
ラフ、4(Ls1),11(Ls2),16(Ls3)
ラインスイッチ、5(C) 蓄電装置、7(INV)
インバータ、8(IM) 誘導電動機、9(Re)
放電抵抗、10(Th) サイリスタスイッチ、12
(Re1) 限流抵抗、17(Dd) ダイオード、1
8 DC/DCコンバータ、Tr1,Tr2 スイッチ
ング素子、Dd1,Dd2 ダイオード、Bt 直流電
源、C2 蓄電装置、L2 リアクトル。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集電手段を介して地上の饋電回路と接続
    される両極の給電端子、この給電端子間に接続され車両
    駆動用の電動機負荷を有する主回路、および上記電動機
    負荷を制御して車両の力行、制動を行う制御手段を備え
    た電気車制御装置において、 上記主回路にコンデンサからなる蓄電装置を備え、上記
    車両の制動時に上記電動機負荷からの回生電力により上
    記蓄電装置を充電し、上記車両の力行時、上記蓄電装置
    からの放電電力を上記電動機負荷に供給するようにした
    ことを特徴とする電気車制御装置。
  2. 【請求項2】 給電端子間に互いに直列に第1のライン
    スイッチおよび蓄電装置を接続し、上記蓄電装置の両極
    間に電動機負荷を接続し、車両の制動時には上記第1の
    ラインスイッチをオフにして上記電動機負荷からの回生
    電力により上記蓄電装置を充電し、上記車両の力行時に
    は、上記蓄電装置からの放電電力を上記電動機負荷に供
    給し上記蓄電装置の電圧が所定の設定値より低下すると
    上記第1のラインスイッチをオンにして饋電回路からの
    電力を上記電動機負荷に供給するようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の電気車制御装置。
  3. 【請求項3】 蓄電装置と直列に、第2のラインスイッ
    チと限流抵抗との並列接続体を接続し、給電端子間の電
    圧Vpが蓄電装置の電圧Vcより大のときに第1のライ
    ンスイッチをオンする場合、上記第2のラインスイッチ
    をオフした状態で上記第1のラインスイッチをオンし、
    Vp=Vcとなった後上記第2のラインスイッチをオン
    するようにしたことを特徴とする請求項2記載の電気車
    制御装置。
  4. 【請求項4】 給電端子間に互いに直列に第1のライン
    スイッチおよび第3のラインスイッチを接続し、上記第
    3のラインスイッチの両極間に、電動機負荷および蓄電
    装置と上記電動機負荷の方向へ通流可能なダイオードと
    の並列接続体を直列にして接続し、車両の制動時には上
    記第1のラインスイッチをオフ、第3のラインスイッチ
    をオンにして上記電動機負荷からの回生電力により上記
    蓄電装置を充電し、上記車両の力行時には、上記第1の
    ラインスイッチをオン、第3のラインスイッチをオフに
    して饋電回路からの電力に上記蓄電装置からの放電電力
    を加算して上記電動機負荷に供給し上記蓄電装置が電力
    を放出した後は上記ダイオードを経て上記饋電回路の電
    力を上記電動機負荷に供給するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の電気車制御装置。
  5. 【請求項5】 可逆変換可能なDC/DCコンバータの
    1次側と第1のラインスイッチとを互いに直列にして給
    電端子間に接続し、上記DC/DCコンバータの2次側
    に蓄電装置を接続し、上記DC/DCコンバータの1次
    側に電動機負荷を接続し、車両の制動時には上記第1の
    ラインスイッチをオフにして上記DC/DCコンバータ
    を介して上記電動機負荷からの回生電力により上記蓄電
    装置を充電し、上記車両の力行時には、上記DC/DC
    コンバータを介して上記蓄電装置からの放電電力を上記
    電動機負荷に供給し上記蓄電装置が電力を放出した後は
    上記第1のラインスイッチをオンにして饋電回路からの
    電力を上記電動機負荷に供給するようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の電気車制御装置。
  6. 【請求項6】 車両の運転情報や路線情報等の車両情報
    を入手する手段を備え、蓄電装置の利用率が増大するよ
    う上記車両情報に基づきDC/DCコンバータによる上
    記蓄電装置の充放電動作を制御するようにしたことを特
    徴とする請求項5記載の電気車制御装置。
  7. 【請求項7】 電動機負荷と並列にスイッチと放電抵抗
    との直列接続体を接続し、車両の制動時において蓄電装
    置の電圧が所定の設定値を越えたとき上記スイッチをオ
    ンにして上記電動機負荷からの回生電力を上記放電抵抗
    に分流させるようにしたことを特徴とする請求項1ない
    し6のいずれかに記載の電気車制御装置。
  8. 【請求項8】 車両の制動時において蓄電装置の電圧が
    所定の設定値を越えたとき第1のラインスイッチをオン
    にして電動機負荷からの回生電力を饋電回路に分流させ
    るようにしたことを特徴とする請求項1ないし3、5ま
    たは6のいずれかに記載の電気車制御装置。
  9. 【請求項9】 電動機負荷は、直流電力と可変電圧可変
    周波数の交流電力との相互変換を行うインバータおよび
    このインバータに接続された交流電動機からなることを
    特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の電気車
    制御装置。
  10. 【請求項10】 直流電源とコンデンサからなる蓄電装
    置との間で直流電力を双方向に変換するDC/DCコン
    バータであって、 正極側が上記直流電源の正極側に接続された第1のスイ
    ッチング素子、この第1のスイッチング素子と逆並列に
    接続された第1のダイオード、正極側が上記第1のスイ
    ッチング素子の負極側に接続され負極側が上記直流電源
    の負極側に接続された第2のスイッチング素子、上記第
    2のスイッチング素子と逆並列に接続された第2のダイ
    オード、および上記蓄電装置と直列にして上記第2のス
    イッチング素子の両極間に接続されたリアクトルを備
    え、 上記第2のスイッチング素子をオフとし上記第1のスイ
    ッチング素子をオンオフ制御することにより上記直流電
    源から蓄電装置に電力を変換し、上記第1のスイッチン
    グ素子をオフとし上記第2のスイッチング素子をオンオ
    フ制御することにより上記蓄電装置から直流電源に電力
    を変換するDC/DCコンバータ。
  11. 【請求項11】 直流電源の両極を給電端子の両極とみ
    なすことにより、請求項5または6に記載のDC/DC
    コンバータとして請求項10に記載のDC/DCコンバ
    ータを適用したことを特徴とする電気車制御装置。
JP24462499A 1999-08-31 1999-08-31 電気車制御装置およびdc/dcコンバータ Pending JP2001069604A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24462499A JP2001069604A (ja) 1999-08-31 1999-08-31 電気車制御装置およびdc/dcコンバータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24462499A JP2001069604A (ja) 1999-08-31 1999-08-31 電気車制御装置およびdc/dcコンバータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001069604A true JP2001069604A (ja) 2001-03-16

Family

ID=17121528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24462499A Pending JP2001069604A (ja) 1999-08-31 1999-08-31 電気車制御装置およびdc/dcコンバータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001069604A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003199354A (ja) * 2001-12-25 2003-07-11 Toshiba Corp 電力変換装置
JP2006014489A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Toshiba Corp 電気車の電力変換装置
JP2006340468A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Shizuki Electric Co Inc 電気車制御装置
JP2010017079A (ja) * 2006-06-19 2010-01-21 Toshiba Corp 電力変換装置
KR100966203B1 (ko) 2002-04-19 2010-06-25 알스톰 레일 모터에 요구되는 전력을 조절하기 위한 방법 및 시스템
JP2010226875A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Kanto Auto Works Ltd 電力供給装置および電力供給装置に取り付ける省エネ対策装置
JP2015140123A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 株式会社日立製作所 ダイヤ作成システム
EP2492132A3 (en) * 2011-02-22 2015-12-30 Hitachi Ltd. Drive device for railway vehicle

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003199354A (ja) * 2001-12-25 2003-07-11 Toshiba Corp 電力変換装置
JP2007104899A (ja) * 2001-12-25 2007-04-19 Toshiba Corp 電力変換装置
JP2007151392A (ja) * 2001-12-25 2007-06-14 Toshiba Corp 電力変換装置
KR100966203B1 (ko) 2002-04-19 2010-06-25 알스톰 레일 모터에 요구되는 전력을 조절하기 위한 방법 및 시스템
JP2006014489A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Toshiba Corp 電気車の電力変換装置
JP2006340468A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Shizuki Electric Co Inc 電気車制御装置
JP2010017079A (ja) * 2006-06-19 2010-01-21 Toshiba Corp 電力変換装置
JP2010226875A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Kanto Auto Works Ltd 電力供給装置および電力供給装置に取り付ける省エネ対策装置
EP2492132A3 (en) * 2011-02-22 2015-12-30 Hitachi Ltd. Drive device for railway vehicle
JP2015140123A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 株式会社日立製作所 ダイヤ作成システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4958846B2 (ja) 間歇受電を行う車両用制御装置
JP4841441B2 (ja) 鉄道車両のバッテリ用充電装置
JP5485319B2 (ja) 二次電池搭載車両のパワーフロー制御方法および制御装置
CN102470762B (zh) 电气列车推进用电力变换装置
JP5048384B2 (ja) 鉄道車両におけるバッテリ充電装置
JP3890924B2 (ja) 電気車の駆動システム
US20120013181A1 (en) On-board regenerative electric power storage system for dc electric rail car
JP2008172857A5 (ja)
KR101071208B1 (ko) 에이씨 급전방식의 에너지 저장 시스템
JP2009072003A (ja) 電気鉄道システム
JP2005278269A (ja) 車両用駆動制御装置
JP3618273B2 (ja) 電鉄用直流き電システム
JP5350843B2 (ja) 電源制御装置及び電源制御方法
JP2001260718A (ja) 電鉄用直流電力供給設備
CN105751902A (zh) 一种电机全电子再生制动能量回收系统
JP2001069604A (ja) 電気車制御装置およびdc/dcコンバータ
CN101111990A (zh) 可变速交流电动机的控制装置
CN111959350A (zh) 一种基于源网荷储用的一体化牵引供电系统架构
JP3927901B2 (ja) 饋電電圧補償装置
JP4827679B2 (ja) 鉄道車両のバッテリ用充放電装置
CN113725885A (zh) 城市轨道交通牵引错峰填谷稳定回收储能供电量控制方法
JP2010058565A (ja) 電力変換装置及び電気鉄道システム
CN205468584U (zh) 一种电机全电子再生制动能量回收系统
JP3085406B2 (ja) 交流電気車用電力変換装置
JPWO1997003493A1 (ja) 交流電気車用電力変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090929

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100209