JP2001068951A - 小型の相互コンダクタンス差動増幅器及びその駆動方法 - Google Patents

小型の相互コンダクタンス差動増幅器及びその駆動方法

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JP2001068951A
JP2001068951A JP2000217571A JP2000217571A JP2001068951A JP 2001068951 A JP2001068951 A JP 2001068951A JP 2000217571 A JP2000217571 A JP 2000217571A JP 2000217571 A JP2000217571 A JP 2000217571A JP 2001068951 A JP2001068951 A JP 2001068951A
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Japan
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differential amplifier
amplifier circuit
transistor
frequency
low
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Maarten Kuijk
マールテン・クエイク
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Interuniversitair Microelektronica Centrum vzw IMEC
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/45Differential amplifiers
    • H03F3/45071Differential amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/45076Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier

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  • Power Engineering (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、完全な差動OTA(演算相互コン
ダクタンス増幅器)を開示することを目的とする。 【解決手段】 OTAの2つの出力ブランチにおける能
動負荷は低い周波数で高いコンダクタンスを示し、高い
周波数で低いコンダクタンスを示す。このように、OT
Aは通過帯域を内在するように構成される。低い周波数
はほとんど増幅されず、盧波される。トランジスタ対に
おける不整合性による入力を基準としたオフセット電圧
の増幅が同様に低減される。補足的に、本発明の他の実
施形態において、OTAは低域通過タイプであり、すな
わち、DC信号を増幅する。それらのOTAは非常に小
型であり、コモンモード出力電圧調整は双方の場合にお
いて能動負荷構造の一部分となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、差動増幅回路であ
って、好ましくはCMOS技術におけるトランジスタ回
路を含む差動増幅回路に関する。
【0002】
【従来の技術】増加している信号処理の応用において、
小型のアナログ回路を利用することが要求される。回路
の小型化は、利用できるトランジスタのタイプを小型の
トランジスタに制限し、それにより、ほぼ必然的に、回
路において対として要求されるトランジスタのペアリン
グの整合性が乏しいことから生ずるオフセットの問題を
生ずる。多くの応用において、入力信号は、典型的に
は、プリアンプ装置の演算増幅器(OPアンプ)や演算
相互コンダクタンス増幅器(OTA:OperationalTrans
conductance Amplifier)のような回路の入力基準オフ
セット(例えば、数十ミリボルト)よりも小さい(マイ
クロボルト)。これは、その後の増幅段において範囲外
に誘導する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この問題を解決するた
めに、増幅段間の信号経路に大きなコンデンサを配置す
ることはこの分野で一般によく知られている。それは信
号の低周波成分を濾波する。CMOS回路においてそれ
らの横方向コンデンサを含むことは、典型的にはアナロ
グCMOS技術(2つのポリシリコンオプションによ
る)を利用しなければならない。すなわち、比較的低い
周波数レベルで通過帯域の折点周波数を低くするため
に、コンデンサは非常に大きくなければならず、また、
比較的大きなSi領域を占有する。
【0004】それとは別に、もう1つの一般の傾向は、
シングルエンドの増幅回路の代わりに完全に対称な増幅
回路を使用し、また、概念として完全な差動信号を取り
扱うために選択することである。この方法の利点の1つ
は、種々の電気的干渉や、電源リップルやスパイクに対
する耐性を改善できることである。当業者に知られた方
法は、明確な調整ループを持つOTA又はOPアンプ
を、コモンモード出力電圧が所定すなわち事前に決めら
れた電圧レベル、典型的にはVcc/2になるように動作
させることである。そのような余分なフィードバックル
ープはそのようなシステムをより複雑に、より大規模に
し、それによって余分な電力が必要となる。すなわち、
信号経路において1つ以上の単一の大きなコンデンサを
配置する代わりに、これらの2倍の数のコンデンサが差
動信号経路において必要とされる。
【0005】しかしながら、米国特許第5736892
号には、無通過帯域特性を示す差動アンプの開示があ
る。
【0006】(発明の目的)本発明の目的は小型の差動
増幅回路を開示することである。
【0007】本発明の別の目的は、帯域通過フィルタ機
能を内蔵し、差動増幅回路のコモンモード出力電圧の調
整、好ましくは自己調整機能を有した差動増幅回路を開
示することである。コモンモード出力電圧は差動増幅回
路の異なる出力ノードでの出力電圧の平均である。
【0008】さらに、本発明の別の目的は、出力電圧レ
ベル、好ましくはコモンモード電圧レベルが回路の能動
負荷により調整され、それにより、入力信号のより低い
周波成分及び入力を基準したオフセット(input referr
ed offset)電圧が、有効な周波数成分よりもより増幅
されることがない差動増幅回路を開示することである。
【0009】さらに、本発明の別の目的によれば、回路
の対をなすトランジスタの不整合に対して耐性のある差
動増幅回路が開示される。それゆえ、より小さいトラン
ジスタ及びより小さい電流レベルで動作可能となり、従
来技術の回路よりも、占有されるSi領域がより小さく
なり、浪費される電力がより少なくなる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の差動増幅回路の
2つの出力ブランチにおける能動負荷、好ましくは、演
算相互コンダクタンス増幅器(OTA)は、低い周波数
で高いコンダクタンスを示し、高い周波数で低いコンダ
クタンスを示す。このように、OTAは通過帯域を有す
るよう構成される。低い周波数はほとんど増幅されず、
濾波されるのみである。本発明の実施形態において、増
幅回路の増幅素子がトランジスタであり、トランジスタ
対における不整合性による入力を基準したオフセット電
圧の増幅度が同様に低減される。相補的に、本発明の別
の実施形態では、OTAは低域通過タイプであり、すな
わち、DC信号を増幅する。両実施形態において、両O
TAは非常に小型であり、また、コモンモード出力電圧
調整は、両方の場合において能動負荷の副回路の一部分
である。
【0011】本発明の高い周波数及び低い周波数という
用語は、本発明の回路が使用される特定の適用に依存す
るという意味を有する。一般に、高い周波数については
100MHzからGHz以上のオーダまでの範囲の信号を意味
し、低い周波数信号については数Hzから100MHzまでの範
囲の信号を意味する。
【0012】このように本発明は出力ノードを備えた少
なくとも2つのブランチを有する差動増幅回路に関す
る。ブランチの各々は出力ノードと第1の増幅素子と負
荷素子とを有する。負荷素子は、ブランチの出力ノード
における信号を調整する副回路を含む。副回路は、制御
端子と2つの電極とを持つ第2の増幅素子を含む。制御
端子はインピーダンス素子を介して上記の電極のうちの
一の電極と接続され、その一の電極は出力ノードに接続
される。
【0013】好ましくは、一の電極は、直接的に出力ノ
ードに接続される。すなわち、金属線により接続され
る。しかしながら、他の回路素子は、一の電極と出力ノ
ードとの間に接続されてもよい。そのような回路素子
は、抵抗素子またはスイッチのような素子を含むことが
できる。
【0014】本発明の実施形態によれば、副回路は周波
数に依存した通過特性を有する。
【0015】本発明の更なる実施形態によれば、副回路
は低域通過フィルタを含む。
【0016】本発明の好ましい実施形態によれば、増幅
素子及びインピーダンス素子はトランジスタからなる。
本発明のさらなる好ましい実施形態によれば、インピー
ダンス素子は少なくとも、副限界領域または三極管領域
で動作するトランジスタを含む。
【0017】回路の2つのブランチの2つの増幅素子の
制御端子は、共通のノードに接続されることができる。
【0018】副回路はさらに、ブランチの少なくとも1
つのインピーダンス素子の他の電極に接続される、少な
くとも1つの追加のインピーダンス素子(好ましくは、
コンデンサ)を含んでもよい。
【0019】これにより、差動増幅回路の出力ノードに
おけるコモンモード出力電圧は、トランジスタのパラメ
ータ及び差動増幅回路の動作バイアス電流により決定さ
れる。出力コモンモードの調整はこのようにOTA回路
内に本来的に存在する。
【0020】本発明の実施形態において、差動増幅回路
は、CMOS技術にて実施されることができる。
【0021】本発明の実施形態において、差動増幅回路
のブランチは完全に対称である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明をいくつかの実施形
態の詳細な説明を通して説明する。当業者の知識によれ
ば、発明の真の範囲から逸脱せずに本発明の他の実施形
態を形成することは明らかである。本発明は添付の請求
項の事項によってのみ制限される。例えば、当業者にと
って、本発明が、後述の回路のPMOS型トランジスタ
の全てを、NMOS型のものに変換したり(その逆につ
いても)、Vccとグランド電位とを交換したりすること
により構成し得る相補的な回路にも応用できることは明
白である。
【0023】本発明の一つの態様によれば、差動増幅回
路は、出力ノードを有する少なくとも2つのブランチを
有する。各ブランチは増幅素子と、負荷素子とを含み、
負荷素子はそのブランチの出力ノードでの信号を調整す
るための副回路を含む。差動増幅回路の2つの出力ブラ
ンチにおける能動負荷、好ましくは、差動相互コンダク
タンス増幅器(OTA)は、低い周波数では高いコンダ
クタンスを、高い周波数では低いコンダクタンスを示
す。コンダクタンスが切り換わる周波数を、通過帯域の
低い折点周波数と称する。NMOS差動対を有するOT
Aの場合、並列なブランチの双方における能動負荷は、
電流源として接続されたPMOSトランジスタ(M3と
M4)からなる。PMOSトランジスタのゲートは、三
極管領域(triode region)または副限界(sub-thresho
ld)で動作する別のPMOSトランジスタ(M5とM
6)により調整される(図1参照)。コモンモード出力
電圧はPMOSトランジスタパラメータと動作バイアス
電流により決定される。出力コモンモードの調整はこの
ようにしてOTA回路内に内在する。一の実施形態にお
いて、より低い周波数は、ほとんど増幅されないか、ま
たは、減衰される。これにより、入力を基準としたオフ
セットが、増幅処理においてほとんど悪化することがな
い。このため、入力を基準としたオフセットがDC周波
数での入力信号に対する追加としてとられる。このカス
ケードタイプの1つまたは複数の増幅器により、入力オ
フセットは効率的に濾波され、有効な信号を害すること
がない。1/fノイズのような低い周波数でより突出し
たノイズのタイプの影響は、この方法で減衰できる。通
過帯域の低い折点周波数が非常に低いレベルで始まるこ
とを実現するため、いくつかの選択肢が予見できる。第
1の選択肢は、2つのバイアストランジスタM5、M6
を副限界領域に置くことである。これにより、システム
のレイアウト領域が制限される。リーク23,24が、
起動時の問題を回避するために構成されてもよい(図3
参照)。第2の選択肢は、コンデンサ26を追加するこ
とである(図3参照)。第3の選択肢は、それぞれの一
端がグランドまたはVcc電源に固定された2つのコンデ
ンサ21,22を追加することである。
【0024】相補的に、本発明の別の実施形態において
は、OTAは低域通過タイプ、すなわち、DC信号を増
幅するものである。これは、電流源(M13、M14)
の上述のゲートの間にワイヤを追加することにより実現
できる。これによっても、OTAの小型化及びコモンモ
ード出力電圧の自己調整の有利な効果がそのまま得られ
る。
【0025】本発明の好ましい実施形態を図1に示す。
NMOSトランジスタM1、M2の差動対は、トランジ
スタM8に流れる電流Ibiasと同じミラー電流を流す電
流源トランジスタM7により給電される。これはトラン
ジスタの差動対を駆動する一般的な方法である。トラン
ジスタM1はトランジスタM5とM3を能動負荷とみな
す。同様に、トランジスタM2はトランジスタM4とM
6を能動負荷とみなす。トランジスタM3、M4は電流
源として動作し、その電流はゲートノード5、6上の電
圧に依存する。Vbiasは、トランジスタM5、M6がそ
れらの三極管領域で動作するように選択されているとす
る。それらの機能は、抵抗のようにふるまうトランジス
タとして集約されることができる。これらのトランジス
タのそれぞれの一端は、出力ノード(M5に対するノー
ド3、M6に対するノード4)に接続され、他端は電流
源(トランジスタM3、M4のそれぞれ)のゲートに接
続される。こららのゲートは、ゲートチャネル容量を有
する。M5とM6の抵抗と、M3とM4のゲートチャネ
ル容量とは、ともに2つの低域通過フィルタを構成す
る。これにより、低い周波数に対し、これらの低域通過
フィルタのカットオフより下では、ノード5とノード6
での電圧はそれぞれ出力ノード3と出力ノード4に従
う。言い換えれば、システムは、ノード3とノード5が
接続され、また、ノード4とノード6が接続されている
かのように動作する。この方法では、トランジスタM3
とM4はダイオードとして構成され、出力ノード3と4
は、それぞれ相互コンダクタンスgm3、gm4により本質
的に決定されるインピーダンスを有する。そのとき、低
周波数でのOTAの増幅度はgm1/gm3となる。システ
ムをバイアスすることは、DC問題であり、自動的にこ
の周波数帯域に低下する。前述のカットオフより大きい
周波数では、ノード5と6は出力信号に従わず、出力ノ
ードのコンダクタンスはそれぞれg03+g01及びg04+
g02となる。そのとき、OTA段の増幅度は、gm1/
(g03+g01)となる。通常、トランジスタの出力コン
ダクタンスは相互コンダクタンスよりも非常に小さいた
め、低い周波数でのOTA全体の増幅度は低く、一方、
高い周波数では、それは高くなるということは明らかで
ある。これらの内在する低域通過フィルタのカットオフ
周波数は、言いかえると、OTA全体の通過帯域の低い
折点周波数を与える。図4は、Vccが3.3V、Vbiasが60
0mVでの図1に示す構成に対するスパイス(Spice)シミ
ュレーションを示す。それは動作(曲線600mV参照)を
示す。通過帯域の低い設定周波数は約100kHzであり、こ
の周波数より下では、増幅度は約4.5であり、その周波
数より上では、増幅度は約45である。高い周波数のカッ
トオフは、この特別の場合に対しては約100MHzであ
る。その低い折点周波数はVbias電圧の選択により決定
される。Vbias電圧はトランジスタM5、M6の有効な
抵抗値を決定し、それは実質的に内部の低域通過フィル
タのカットオフ周波数を決定する。もし、従来のCMO
S技術において利用できれば、抵抗は、同様に、トラン
ジスタM5とM6を置き換えることができる。適用分野
に依存し、必要な抵抗値が大きくなり過ぎて実施不可能
となるかもしれない。そのとき、トランジスタM5とM
6を有する構成が選択できる。図5は、2つの、印加バ
イアスVbiasに対する電圧の関係を示す。曲線30で示
される電圧はコモンモード出力電圧であり、曲線31
は、ノード5と6上での電圧を表す。0Vと750mVの間の
Vbiasでは、トランジスタM5、M6は三極管領域にあ
り、電圧制御型抵抗として動作し、これに反し、この電
圧より大きければ、トランジスタは副限界領域に入り、
弱い反転を示す。その後、コモンモード出力電圧はVbi
asの増加につれて増加する。弱い反転においてトランジ
スタを導通する電流は、三極管領域におけるものより非
常に低い。それゆえ、通過帯域の低い折点周波数は、非
常に低い周波数レベルになる。これを図4に示す。同図
において、1VのVbiasに対して周波数は1kHzとなる。
もし、2VのVbiasが印加されたとき、コモンモード出
力電圧は2.7V(図5の曲線30参照)になる。これは、
トランジスタM3とM4がもはや飽和状態にないことを
意味する。そして、増幅度が弱まる。図4の2Vの曲線
参照。これにより、もし、設計者がトランジスタM5と
M6を副限界において動作するように選択したとき、M
3とM4の良好な動作が検証されるべきである。副限界
領域で動作させることの利点は、通過帯域の低い折点周
波数のほかに、低周波数での増幅率を非常に小さくでき
ることである。例えば、図4において、800mV、1V、2
V、2.2Vで示す曲線は、有効な減衰を示す1mVよりも大幅
に低い値に達する(シミュレーションにおける刺激は1m
Vである。)。
【0026】低い折点周波数を低くする別の方法は、素
子を図1の基本回路に付加することである。最も効果的
なのは、コンデンサ26を追加することである(図3参
照)。また、2つのコンデンサ21、22を、好ましく
は同じ容量値のものを追加することもできる。後者の方
法の利点は、コンデンサ21、22の一端(ノード2
5)がVccまたはグランドに接続できることである。こ
のような方法で、例えば、ゲート容量、または、Nウェ
ルから基板へのようなCMOSにおいて利用可能な半導
体接合のような容量が利用される。M5とM6が副限界
において動作するように選択した場合、回路の起動を高
める、グランドへの小さなリーク(0.1-1pA)(インピ
ーダンス素子23と24で示される)を構成するのが好
ましい。これらのリーク23と24により、デッドロッ
ク状態を回避でき、出力電圧はグランドに向かう。これ
らのリークは、カソードがノード5、6に接続され、ア
ノードがグランドに接続される、逆バイアスされたダイ
オードの接合により得られる。
【0027】図2に、図1の回路に類似した本発明の実
施形態を示す。図1においては、M3とM4の2つのゲ
ートの電圧は独立して変化していたが、図2において
は、M13とM14のゲートは互いに接続される(ノー
ド15)。本実施形態においては、Vbiasを、M15と
M16が三極管領域にあるように十分小さく、かつ、M
15とM16の有効な抵抗がOTAの増幅度を弱めるた
めに小さすぎないような十分大きな電圧に接続すること
を開示している。図2の回路の主な機能は、完全な差動
OTAであるが、図1の構成のような通過帯域を有しな
い。図4において「接続された600mV」で指示される曲
線は、より低い周波数では濾波しないことを示してい
る。また、約100MHzの高い周波数では、増幅は遮断さ
れる。このとき、不整合性が増幅される。しかしなが
ら、明らかに余分なフィードバックOTAが、コモンモ
ード出力電圧レベルを半分の電源電圧に駆動するために
使用されないという点において本回路の利点をまだ有し
ている。これにより、Siレイアウト領域が節約でき、
回路の消費電力を半減させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 通過帯域フィルタリングオプションを有する
本発明の差動増幅回路の好ましい実施形態を示した図。
【図2】 全体構成が低域通過である本発明の差動増幅
回路の好ましい実施形態を示した図。
【図3】 コンデンサ回路素子を追加した図1の回路の
好ましい実施形態を示した図。
【図4】 図1の回路のスパイス(Spice)シミュレー
ションを示した図。1mVの刺激入力を与えたときの出
力電圧信号の、種々のVbias電圧に対する周波数特性の
詳細を示した図。
【図5】 図1の回路の0から3.3Vの間のVbiasに
対するコモンモード出力電圧(30)と、ノード5、6
上の電圧(31)とを示した図(スパイスシミュレーシ
ョン)。
【符号の説明】
3〜9 ノード 21,22 コンデンサ 23,24 リーク M1〜M18 トランジスタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つのブランチを持つ差動増
    幅回路において、 前記ブランチの各々は出力ノードと第1の増幅素子と負
    荷素子とを有し、前記負荷素子は前記ブランチの出力ノ
    ードにおける信号を調整する副回路を含み、 該副回路は制御端子と2つの電極とを持つ第2の増幅素
    子を含み、前記制御端子はインピーダンス素子を介して
    上記電極のうちの一の電極と接続され、該一の電極は前
    記出力ノードに接続されることを特徴とする差動増幅回
    路。
  2. 【請求項2】 前記副回路は、周波数に依存した通過特
    性を有することを特徴とする請求項1記載の差動増幅回
    路。
  3. 【請求項3】 前記副回路は、低域通過フィルタを含む
    ことを特徴とする請求項2記載の差動増幅回路。
  4. 【請求項4】 前記インピーダンス素子は少なくともト
    ランジスタを含むことを特徴とする請求項1記載の差動
    増幅回路。
  5. 【請求項5】 前記トランジスタは副限界領域または三
    極管領域において動作することを特徴とする請求項4記
    載の差動増幅回路。
  6. 【請求項6】 前記2つのブランチの2つの増幅素子の
    制御端子は共通のノードに接続されることを特徴とする
    請求項1記載の差動増幅回路。
  7. 【請求項7】 前記副回路はさらに、ブランチの少なく
    とも1つのインピーダンス素子の他の電極に接続され
    る、少なくとも1つの追加のインピーダンス素子、好ま
    しくはコンデンサを含むことを特徴とする請求項1記載
    の差動増幅回路。
  8. 【請求項8】 前記増幅素子はトランジスタであること
    を特徴とする請求項1記載の差動増幅回路。
  9. 【請求項9】 CMOS技術にて実施されることを特徴
    とする請求項4記載の差動増幅回路。
  10. 【請求項10】 前記ブランチは完全に対称であること
    を特徴とする請求項1記載の差動増幅回路。
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