JP2001068765A - キャビティ - Google Patents
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- JP2001068765A JP2001068765A JP23709599A JP23709599A JP2001068765A JP 2001068765 A JP2001068765 A JP 2001068765A JP 23709599 A JP23709599 A JP 23709599A JP 23709599 A JP23709599 A JP 23709599A JP 2001068765 A JP2001068765 A JP 2001068765A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 励起ランプの交換を容易にする。
【解決手段】 レーザ媒質の固体ロッド3と励起ランプ
4を収納する内部空間1の下側を形成する下側リフレク
タ23と、下側リフレクタ23に載置されて内部空間1
の上側を形成する上側リフレクタ24と、下側リフレク
タ23と上側リフレクタ24をはめ込むキャビティ本体
31と、キャビティ本体31内に下側リフレクタ23及
び上側リフレクタ24を内封するキャビティ蓋38とを
備え、下側リフレクタ23及び上側リフレクタ24並び
にキャビティ本体31に冷却水用の隙間50を形成した
キャビティであって、上側リフレクタ24とキャビティ
蓋38をボルト41を介して締結し、且つボルト41を
緩めるとキャビティ本体31内の冷却水を抜くよう冷却
水用の隙間50への空気流路を生じる。
4を収納する内部空間1の下側を形成する下側リフレク
タ23と、下側リフレクタ23に載置されて内部空間1
の上側を形成する上側リフレクタ24と、下側リフレク
タ23と上側リフレクタ24をはめ込むキャビティ本体
31と、キャビティ本体31内に下側リフレクタ23及
び上側リフレクタ24を内封するキャビティ蓋38とを
備え、下側リフレクタ23及び上側リフレクタ24並び
にキャビティ本体31に冷却水用の隙間50を形成した
キャビティであって、上側リフレクタ24とキャビティ
蓋38をボルト41を介して締結し、且つボルト41を
緩めるとキャビティ本体31内の冷却水を抜くよう冷却
水用の隙間50への空気流路を生じる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ発振の固体
ロッドを収納するキャビティに関するものである。
ロッドを収納するキャビティに関するものである。
【0002】
【従来の技術】キャビティは、図7、図8に示すごと
く、内部空間1に、Nd:YAGレーザロッド等のレー
ザ媒質であって冷却水を流すフローチューブ2に囲まれ
た一本の固体ロッド3と、固体ロッド3からレーザを発
振させる励起光を出射する二本の励起ランプ4とを配置
するものである。
く、内部空間1に、Nd:YAGレーザロッド等のレー
ザ媒質であって冷却水を流すフローチューブ2に囲まれ
た一本の固体ロッド3と、固体ロッド3からレーザを発
振させる励起光を出射する二本の励起ランプ4とを配置
するものである。
【0003】内部空間1は、二つの楕円筒を一部重ね合
わせた形状であって、内部空間1の下半分を上面に形成
した下側リフレクタ5と、内部空間1の上半分を下面に
形成した上側リフレクタ6とから形成されており、内部
空間1の内面には金メッキ処理した反射面7を形成して
いる。
わせた形状であって、内部空間1の下半分を上面に形成
した下側リフレクタ5と、内部空間1の上半分を下面に
形成した上側リフレクタ6とから形成されており、内部
空間1の内面には金メッキ処理した反射面7を形成して
いる。
【0004】一方、キャビティの外枠となるキャビティ
本体8は、凹部を形成するよう所定厚さを備えた環状の
キャビティブロック9と底板のリフレクタベース10と
から構成されており、キャビティ本体8の凹部には、下
側リフレクタ5を所定位置に嵌め込んで、下側リフレク
タ5とリフレクタベース10をボルト11により締結
し、次に上側リフレクタ6を下側リフレクタ5に載置す
るようキャビティ本体8の凹部に嵌め込み、上側リフレ
クタ6と下側リフレクタ5をボルト12により締結して
いる。
本体8は、凹部を形成するよう所定厚さを備えた環状の
キャビティブロック9と底板のリフレクタベース10と
から構成されており、キャビティ本体8の凹部には、下
側リフレクタ5を所定位置に嵌め込んで、下側リフレク
タ5とリフレクタベース10をボルト11により締結
し、次に上側リフレクタ6を下側リフレクタ5に載置す
るようキャビティ本体8の凹部に嵌め込み、上側リフレ
クタ6と下側リフレクタ5をボルト12により締結して
いる。
【0005】キャビティ本体8の上部には、ボルト締結
された上側リフレクタ6と下側リフレクタ5を内封する
ようキャビティ蓋13を載置しており、キャビティ蓋1
3はキャビティブロック9にOリング14を介してボル
ト15により締結されている。
された上側リフレクタ6と下側リフレクタ5を内封する
ようキャビティ蓋13を載置しており、キャビティ蓋1
3はキャビティブロック9にOリング14を介してボル
ト15により締結されている。
【0006】キャビティ本体8の下部にはベースプレー
ト16を備えており、キャビティブロック9とベースプ
レート16はOリング17を介してボルト18により、
リフレクタベース10とベースプレート16はボルト1
9により夫々締結されている。又、ベースプレート16
の下部には、ベースプレート16と内部空間20を形成
するよう、凹部を備えた土台のキャビティブロック21
をOリング22を介して設けている。
ト16を備えており、キャビティブロック9とベースプ
レート16はOリング17を介してボルト18により、
リフレクタベース10とベースプレート16はボルト1
9により夫々締結されている。又、ベースプレート16
の下部には、ベースプレート16と内部空間20を形成
するよう、凹部を備えた土台のキャビティブロック21
をOリング22を介して設けている。
【0007】ここで、レーザ光を発振する際には、励起
ランプ4により出射される励起光が直接あるいは上側リ
フレクタ6及び下側リフレクタ5の反射面7を経て固体
ロッド3に入射し、励起光の受光により固体ロッド3の
レーザ媒質中に存在するネオジウム等のイオンが特定波
長の光を放出し、特定波長の光は固体ロッド3の軸線方
向から出射される。続いて出射された特定波長の光は、
共振器ミラー(図示せず)に入射し、二つの共振器ミラ
ーの間で、固体ロッド3へ光の入射及び固体ロッド3か
らの光の出射が繰り返されて、固体ロッド3中のイオン
が新たに特定波長の光を放出するように共振し、一方の
共振器ミラーから外部へレーザ光が発振される。
ランプ4により出射される励起光が直接あるいは上側リ
フレクタ6及び下側リフレクタ5の反射面7を経て固体
ロッド3に入射し、励起光の受光により固体ロッド3の
レーザ媒質中に存在するネオジウム等のイオンが特定波
長の光を放出し、特定波長の光は固体ロッド3の軸線方
向から出射される。続いて出射された特定波長の光は、
共振器ミラー(図示せず)に入射し、二つの共振器ミラ
ーの間で、固体ロッド3へ光の入射及び固体ロッド3か
らの光の出射が繰り返されて、固体ロッド3中のイオン
が新たに特定波長の光を放出するように共振し、一方の
共振器ミラーから外部へレーザ光が発振される。
【0008】又、レーザ光を照射すると、下側リフレク
タ5、上側リフレクタ6、キャビティ本体8等は加熱さ
れるため、夫々を冷却するよう各々の隙間には冷却水を
流している。
タ5、上側リフレクタ6、キャビティ本体8等は加熱さ
れるため、夫々を冷却するよう各々の隙間には冷却水を
流している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、励起ラ
ンプの寿命等により励起ランプ4を交換する際には、キ
ャビティブロック21の下部に設けられた水抜き孔(図
示せず)とキャビティ蓋13に設けられた空気孔(図示
せず)を夫々開放して冷却水を抜いた後、キャビティ蓋
13とキャビティブロック9のボルト締結を外してキャ
ビティ蓋13を取り外し、上側リフレクタ6と下側リフ
レクタ5のボルト締結を外して励起ランプ4を露出さ
せ、新しい励起ランプ4に交換することが行われてお
り、非常に手間が掛かるという問題があった。
ンプの寿命等により励起ランプ4を交換する際には、キ
ャビティブロック21の下部に設けられた水抜き孔(図
示せず)とキャビティ蓋13に設けられた空気孔(図示
せず)を夫々開放して冷却水を抜いた後、キャビティ蓋
13とキャビティブロック9のボルト締結を外してキャ
ビティ蓋13を取り外し、上側リフレクタ6と下側リフ
レクタ5のボルト締結を外して励起ランプ4を露出さ
せ、新しい励起ランプ4に交換することが行われてお
り、非常に手間が掛かるという問題があった。
【0010】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、励起ランプの交換を容易にすることを目的としてい
る。
で、励起ランプの交換を容易にすることを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のキャビティは、
レーザ媒質の固体ロッドと励起ランプを収納する内部空
間の下側を形成する下側リフレクタと、該下側リフレク
タに載置されて内部空間の上側を形成する上側リフレク
タと、下側リフレクタと上側リフレクタをはめ込むキャ
ビティ本体と、該キャビティ本体内に下側リフレクタ及
び上側リフレクタを内封するキャビティ蓋とを備え、前
記下側リフレクタ及び上側リフレクタ並びにキャビティ
本体に冷却水用の隙間を形成したキャビティであって、
前記上側リフレクタとキャビティ蓋をボルトを介して締
結し、且つ該ボルトを緩めるとキャビティ本体内の冷却
水を抜くよう冷却水用の隙間への空気流路を生じるもの
である。
レーザ媒質の固体ロッドと励起ランプを収納する内部空
間の下側を形成する下側リフレクタと、該下側リフレク
タに載置されて内部空間の上側を形成する上側リフレク
タと、下側リフレクタと上側リフレクタをはめ込むキャ
ビティ本体と、該キャビティ本体内に下側リフレクタ及
び上側リフレクタを内封するキャビティ蓋とを備え、前
記下側リフレクタ及び上側リフレクタ並びにキャビティ
本体に冷却水用の隙間を形成したキャビティであって、
前記上側リフレクタとキャビティ蓋をボルトを介して締
結し、且つ該ボルトを緩めるとキャビティ本体内の冷却
水を抜くよう冷却水用の隙間への空気流路を生じるもの
である。
【0012】励起ランプを交換する際には、ボルトを緩
めると冷却水用の隙間への水抜き用の空気流路を生じる
ので冷却水を排水し、次にボルトを介して上側リフレク
タを伴うキャビティ蓋をキャビティ本体から外して励起
ランプを露出させ、励起ランプを新しい励起ランプに交
換する。なお、ボルトは緩んでいてもキャビティ蓋と上
側リフレクタは外れない。
めると冷却水用の隙間への水抜き用の空気流路を生じる
ので冷却水を排水し、次にボルトを介して上側リフレク
タを伴うキャビティ蓋をキャビティ本体から外して励起
ランプを露出させ、励起ランプを新しい励起ランプに交
換する。なお、ボルトは緩んでいてもキャビティ蓋と上
側リフレクタは外れない。
【0013】励起ランプを交換した後には、上側リフレ
クタを伴うキャビティ蓋をキャビティ本体に取り付け、
空気孔を塞ぐようボルトを締結して元の状態に戻す。
クタを伴うキャビティ蓋をキャビティ本体に取り付け、
空気孔を塞ぐようボルトを締結して元の状態に戻す。
【0014】このように、キャビティ蓋をキャビティ本
体から取り外すと、キャビティ蓋と同時に上側リフレク
タも外れて励起ランプを露出するので励起ランプを交換
を容易にし、交換作業の時間を大幅に短縮することがで
きる。又、ボルトを緩めることにより冷却水用の隙間へ
の水抜き用の空気流路を形成するのでキャビティ蓋に別
個に空気孔を形成する必要がなく、簡単な構造で安価に
キャビティを製造することができる。更に、キャビティ
蓋が上側リフレクタの保護材となるので、励起ランプの
交換作業中に上側リフレクタの反射面等に接触すること
がなく、リフレクタの汚染を低減することができる。
体から取り外すと、キャビティ蓋と同時に上側リフレク
タも外れて励起ランプを露出するので励起ランプを交換
を容易にし、交換作業の時間を大幅に短縮することがで
きる。又、ボルトを緩めることにより冷却水用の隙間へ
の水抜き用の空気流路を形成するのでキャビティ蓋に別
個に空気孔を形成する必要がなく、簡単な構造で安価に
キャビティを製造することができる。更に、キャビティ
蓋が上側リフレクタの保護材となるので、励起ランプの
交換作業中に上側リフレクタの反射面等に接触すること
がなく、リフレクタの汚染を低減することができる。
【0015】上側リフレクタとキャビティ蓋の間のボル
ト位置に流路溝を形成すると、ボルトを緩めた際に水抜
き用の空気流路と冷却水用の隙間を確実につなぐので、
冷却水の排水を容易に行なうことができる。
ト位置に流路溝を形成すると、ボルトを緩めた際に水抜
き用の空気流路と冷却水用の隙間を確実につなぐので、
冷却水の排水を容易に行なうことができる。
【0016】下側リフレクタと上側リフレクタの間に位
置決めピンを備えると、上側リフレクタを下側リフレク
タの所定位置に確実に載置できるので、励起ランプを交
換した後の上側リフレクタの取り付け作業が容易にな
る。
置決めピンを備えると、上側リフレクタを下側リフレク
タの所定位置に確実に載置できるので、励起ランプを交
換した後の上側リフレクタの取り付け作業が容易にな
る。
【0017】ボルトとキャビティ蓋の間にシール部を介
在させると、ボルトとキャビティ蓋の間から水が漏れる
ことがなく安定してキャビティを使用することができ
る。
在させると、ボルトとキャビティ蓋の間から水が漏れる
ことがなく安定してキャビティを使用することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0019】図1〜図6は本発明のキャビティの形態の
一例であり、図中、図7、図8と同一の符号を付した部
分は同一物を表している。
一例であり、図中、図7、図8と同一の符号を付した部
分は同一物を表している。
【0020】固体ロッド3及び励起ランプ4を配置する
内部空間1は、二つの楕円筒を一部重ね合わせた形状で
あって、内部空間1の下半分を上面に形成した下側リフ
レクタ23と、内部空間1の上半分を下面に形成した上
側リフレクタ24とから形成されており、内部空間1の
内面には金メッキ処理した反射面7を形成している。
内部空間1は、二つの楕円筒を一部重ね合わせた形状で
あって、内部空間1の下半分を上面に形成した下側リフ
レクタ23と、内部空間1の上半分を下面に形成した上
側リフレクタ24とから形成されており、内部空間1の
内面には金メッキ処理した反射面7を形成している。
【0021】内部空間1の下半分を形成する下側リフレ
クタ23は、上面両側に下側リフレクタ23の長手方向
に所定の間隔で形成されて中間位置決めピン25を挿入
する複数の位置決め穴26と、下面中央に下側リフレク
タ23の長手方向に所定の間隔で形成されて下部位置決
めピン27を挿入する位置決め穴28とを備えている。
クタ23は、上面両側に下側リフレクタ23の長手方向
に所定の間隔で形成されて中間位置決めピン25を挿入
する複数の位置決め穴26と、下面中央に下側リフレク
タ23の長手方向に所定の間隔で形成されて下部位置決
めピン27を挿入する位置決め穴28とを備えている。
【0022】内部空間1の上半分を形成する上側リフレ
クタ24は、下側リフレクタ23の上面所定位置に載置
されるよう、下面両側に上側リフレクタ24の長手方向
に所定の間隔で形成されて中間位置決めピン25を挿入
する位置決め穴29を備えており、上側リフレクタ24
の上面には中心対称として両側に夫々一個ずつボルト穴
30を備えている。
クタ24は、下側リフレクタ23の上面所定位置に載置
されるよう、下面両側に上側リフレクタ24の長手方向
に所定の間隔で形成されて中間位置決めピン25を挿入
する位置決め穴29を備えており、上側リフレクタ24
の上面には中心対称として両側に夫々一個ずつボルト穴
30を備えている。
【0023】一方、キャビティの外枠となるキャビティ
本体31は、凹部を形成するよう所定厚を備えた環状の
キャビティブロック32と底板のリフレクタベース33
から構成されており、リフレクタベース33には、下側
リフレクタ23を所定場所に配置するよう、下部位置決
めピン27を挿入する位置決め穴34を備えている。
又、キャビティブロック32の上面には、ボルト穴35
を備えている。
本体31は、凹部を形成するよう所定厚を備えた環状の
キャビティブロック32と底板のリフレクタベース33
から構成されており、リフレクタベース33には、下側
リフレクタ23を所定場所に配置するよう、下部位置決
めピン27を挿入する位置決め穴34を備えている。
又、キャビティブロック32の上面には、ボルト穴35
を備えている。
【0024】キャビティ本体31の上部には、キャビテ
ィ本体用ボルト孔36と上側リフレクタ用ボルト孔37
を形成したキャビティ蓋38をOリング39を介して載
置しており、キャビティ蓋38は、キャビティ本体31
内に上側リフレクタ24と下側リフレクタ23を内封す
るよう、ボルト40によりキャビティブロック32に締
結されている。
ィ本体用ボルト孔36と上側リフレクタ用ボルト孔37
を形成したキャビティ蓋38をOリング39を介して載
置しており、キャビティ蓋38は、キャビティ本体31
内に上側リフレクタ24と下側リフレクタ23を内封す
るよう、ボルト40によりキャビティブロック32に締
結されている。
【0025】又、キャビティ蓋38と上側リフレクタ2
4はボルト41により締結されており、キャビティ蓋3
8とボルト41の間にはシール部のOリング42を介し
ている。
4はボルト41により締結されており、キャビティ蓋3
8とボルト41の間にはシール部のOリング42を介し
ている。
【0026】キャビティ本体31の下部にはベースプレ
ート43を備えており、キャビティブロック32とベー
スプレート43はOリング44を介してボルト45によ
り、リフレクタベース33とベースプレート43はボル
ト46により夫々締結されている。又、ベースプレート
43の下部には、ベースプレート43と内部空間47を
形成するよう、凹部を備えた土台のキャビティブロック
48をOリング49を介して設けている。
ート43を備えており、キャビティブロック32とベー
スプレート43はOリング44を介してボルト45によ
り、リフレクタベース33とベースプレート43はボル
ト46により夫々締結されている。又、ベースプレート
43の下部には、ベースプレート43と内部空間47を
形成するよう、凹部を備えた土台のキャビティブロック
48をOリング49を介して設けている。
【0027】ここで、上側リフレクタ24、下側リフレ
クタ23、キャビティ本体31等には冷却水が流れる冷
却水用の隙間50を備えると共に、上側リフレクタ24
のボルト穴30部分には隙間50とつながった流路溝5
1を備えており、キャビティ本体31の下部には、冷却
水が流れる隙間50とつながって冷却水を排水する水抜
き孔(図示せず)を備えている。
クタ23、キャビティ本体31等には冷却水が流れる冷
却水用の隙間50を備えると共に、上側リフレクタ24
のボルト穴30部分には隙間50とつながった流路溝5
1を備えており、キャビティ本体31の下部には、冷却
水が流れる隙間50とつながって冷却水を排水する水抜
き孔(図示せず)を備えている。
【0028】以下、本発明の実施の形態例の作用を説明
する。
する。
【0029】励起ランプ4を交換する際には、上側リフ
レクタ24とキャビティ蓋38を締結するボルト41を
緩めると水抜き用の空気流路を生じるので、空気流路か
ら流路溝51、隙間50を介して水抜き孔により冷却水
を排水し、次に上側リフレクタ24をボルト41により
伴ったキャビティ蓋38をキャビティ本体31から外し
て励起ランプ4を露出させ、新しい励起ランプ4に交換
する。なお、ボルト41は緩んでいてもキャビティ蓋3
8と上側リフレクタ24は外れないが、ボルト41を再
度締結してからキャビティ蓋38をキャビティ本体31
から外してもよい。
レクタ24とキャビティ蓋38を締結するボルト41を
緩めると水抜き用の空気流路を生じるので、空気流路か
ら流路溝51、隙間50を介して水抜き孔により冷却水
を排水し、次に上側リフレクタ24をボルト41により
伴ったキャビティ蓋38をキャビティ本体31から外し
て励起ランプ4を露出させ、新しい励起ランプ4に交換
する。なお、ボルト41は緩んでいてもキャビティ蓋3
8と上側リフレクタ24は外れないが、ボルト41を再
度締結してからキャビティ蓋38をキャビティ本体31
から外してもよい。
【0030】励起ランプ4を交換した後には、上側リフ
レクタ24の位置決め穴26に中間位置決めピン25を
挿入して上側リフレクタ24を下側リフレクタ23の所
定位置に配置し、キャビティ蓋38をボルト40により
キャビティ本体31に取り付け、空気孔を塞ぐようボル
ト41を締結して元の状態に戻す。
レクタ24の位置決め穴26に中間位置決めピン25を
挿入して上側リフレクタ24を下側リフレクタ23の所
定位置に配置し、キャビティ蓋38をボルト40により
キャビティ本体31に取り付け、空気孔を塞ぐようボル
ト41を締結して元の状態に戻す。
【0031】このように、キャビティ蓋38をキャビテ
ィ本体31から取り外すと、キャビティ蓋38と同時に
上側リフレクタ24も外れて励起ランプ4を露出するの
で励起ランプ4の交換を容易にし、交換作業の時間を大
幅に短縮することができる。又、ボルト41を緩めるこ
とにより冷却水用の隙間50への水抜き用の空気流路を
形成するのでキャビティ蓋38に別個に空気孔を形成す
る必要がなく、簡単な構造で安価にキャビティを製造す
ることができる。更に、キャビティ蓋38が上側リフレ
クタ24の保護材となるので、励起ランプ4の交換作業
中に上側リフレクタ24の反射面等に接触することがな
く、リフレクタの汚染を低減することができる。
ィ本体31から取り外すと、キャビティ蓋38と同時に
上側リフレクタ24も外れて励起ランプ4を露出するの
で励起ランプ4の交換を容易にし、交換作業の時間を大
幅に短縮することができる。又、ボルト41を緩めるこ
とにより冷却水用の隙間50への水抜き用の空気流路を
形成するのでキャビティ蓋38に別個に空気孔を形成す
る必要がなく、簡単な構造で安価にキャビティを製造す
ることができる。更に、キャビティ蓋38が上側リフレ
クタ24の保護材となるので、励起ランプ4の交換作業
中に上側リフレクタ24の反射面等に接触することがな
く、リフレクタの汚染を低減することができる。
【0032】上側リフレクタ24とキャビティ蓋38の
間のボルト41位置に流路溝51を形成すると、ボルト
41を緩めた際に水抜き用の空気流路と冷却水用の隙間
50を確実につなぐので、冷却水の排水を容易に行なう
ことができる。
間のボルト41位置に流路溝51を形成すると、ボルト
41を緩めた際に水抜き用の空気流路と冷却水用の隙間
50を確実につなぐので、冷却水の排水を容易に行なう
ことができる。
【0033】上側リフレクタ24と下側リフレクタ23
の間に中間位置決めピン25を備えると、上側リフレク
タ24を下側リフレクタ23の所定位置に確実に載置で
きるので、励起ランプ4を交換した後の上側リフレクタ
24の取り付け作業が容易になる。
の間に中間位置決めピン25を備えると、上側リフレク
タ24を下側リフレクタ23の所定位置に確実に載置で
きるので、励起ランプ4を交換した後の上側リフレクタ
24の取り付け作業が容易になる。
【0034】キャビティ蓋38とボルト41の間にシー
ル部のOリング42を介在させると、キャビティ蓋38
とボルト41の間から水が漏れることがなく安定してキ
ャビティを使用することができる。
ル部のOリング42を介在させると、キャビティ蓋38
とボルト41の間から水が漏れることがなく安定してキ
ャビティを使用することができる。
【0035】なお、本発明のキャビティは、上述の形態
例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
【0036】
【発明の効果】本発明のキャビティによれば、下記の如
き種々の優れた効果を奏し得る。
き種々の優れた効果を奏し得る。
【0037】I)キャビティ蓋をキャビティ本体から取
り外すと、キャビティ蓋と同時に上側リフレクタも外れ
て励起ランプを露出するので励起ランプを交換を容易に
し、交換作業の時間を大幅に短縮することができる。
又、ボルトを緩めることにより冷却水用の隙間への水抜
き用の空気流路を形成するのでキャビティ蓋に別個に空
気孔を形成する必要がなく、簡単な構造で安価にキャビ
ティを製造することができる。更に、キャビティ蓋が上
側リフレクタの保護材となるので、励起ランプの交換作
業中に上側リフレクタの反射面等に接触することがな
く、リフレクタの汚染を低減することができる。
り外すと、キャビティ蓋と同時に上側リフレクタも外れ
て励起ランプを露出するので励起ランプを交換を容易に
し、交換作業の時間を大幅に短縮することができる。
又、ボルトを緩めることにより冷却水用の隙間への水抜
き用の空気流路を形成するのでキャビティ蓋に別個に空
気孔を形成する必要がなく、簡単な構造で安価にキャビ
ティを製造することができる。更に、キャビティ蓋が上
側リフレクタの保護材となるので、励起ランプの交換作
業中に上側リフレクタの反射面等に接触することがな
く、リフレクタの汚染を低減することができる。
【0038】II)上側リフレクタとキャビティ蓋の間
のボルト位置に流路溝を形成すると、ボルトを緩めた際
に水抜き用の空気流路と冷却水用の隙間を確実につなぐ
ので、冷却水の排水を容易に行なうことができる。
のボルト位置に流路溝を形成すると、ボルトを緩めた際
に水抜き用の空気流路と冷却水用の隙間を確実につなぐ
ので、冷却水の排水を容易に行なうことができる。
【0039】III)下側リフレクタと上側リフレクタ
の間に位置決めピンを備えると、上側リフレクタを下側
リフレクタの所定位置に確実に載置できるので、励起ラ
ンプを交換した後の上側リフレクタの取り付け作業が容
易になる。
の間に位置決めピンを備えると、上側リフレクタを下側
リフレクタの所定位置に確実に載置できるので、励起ラ
ンプを交換した後の上側リフレクタの取り付け作業が容
易になる。
【0040】IV)キャビティ蓋とボルトの間にシール
部を介在させると、キャビティ蓋とボルトの間から水が
漏れることがなく安定してキャビティを使用することが
できる。
部を介在させると、キャビティ蓋とボルトの間から水が
漏れることがなく安定してキャビティを使用することが
できる。
【図1】本発明のキャビティの実施の形態の一例を示す
縦断側面図である。
縦断側面図である。
【図2】上側リフレクタ及び下側リフレクタの位置決め
ピンの位置におけるキャビティの縦断側面図である。
ピンの位置におけるキャビティの縦断側面図である。
【図3】図1に示すキャビティの平面図である。
【図4】キャビティ蓋を外した状態を示すキャビティの
平面図である。
平面図である。
【図5】下側リフレクタと上側リフレクタの接触面にお
けるキャビティの横断平面図である。
けるキャビティの横断平面図である。
【図6】図4のVI−VI方向の矢視図である。
【図7】従来のキャビティの一例を示す縦断側面図であ
る。
る。
【図8】下側リフレクタとリフレクタベースを締結した
ボルトの位置におけるキャビティの縦断側面図である。
ボルトの位置におけるキャビティの縦断側面図である。
1 内部空間 2 フローチューブ 3 固体ロッド 4 励起ランプ 23 下側リフレクタ 24 上側リフレクタ 25 中間位置決めピン(位置決めピン) 31 キャビティ本体 38 キャビティ蓋 41 ボルト 42 Oリング(シール部) 50 隙間 51 流路溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 淑久 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東京エンジニアリング センター内 (72)発明者 上原 実 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東京エンジニアリング センター内 (72)発明者 中島 審也 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東京エンジニアリング センター内 (72)発明者 前田 圭之介 東京都江東区東陽7−2−14 石川島シス テムテクノロジー株式会社内 Fターム(参考) 5F072 AB02 PP01 TT01
Claims (4)
- 【請求項1】 レーザ媒質の固体ロッドと励起ランプを
収納する内部空間の下側を形成する下側リフレクタと、
該下側リフレクタに載置されて内部空間の上側を形成す
る上側リフレクタと、下側リフレクタと上側リフレクタ
をはめ込むキャビティ本体と、該キャビティ本体内に下
側リフレクタ及び上側リフレクタを内封するキャビティ
蓋とを備え、前記下側リフレクタ及び上側リフレクタ並
びにキャビティ本体に冷却水用の隙間を形成したキャビ
ティであって、前記上側リフレクタとキャビティ蓋をボ
ルトを介して締結し、且つ該ボルトを緩めるとキャビテ
ィ本体内の冷却水を抜くよう冷却水用の隙間への空気流
路を生じることを特徴とするキャビティ。 - 【請求項2】 上側リフレクタとキャビティ蓋の間のボ
ルト位置に流路溝を形成した請求項1に記載のキャビテ
ィ。 - 【請求項3】 下側リフレクタと上側リフレクタの間に
位置決めピンを備えた請求項1又は2に記載のキャビテ
ィ。 - 【請求項4】 ボルトとキャビティ蓋の間にシール部を
介在させた請求項1、2又は3に記載のキャビティ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23709599A JP2001068765A (ja) | 1999-08-24 | 1999-08-24 | キャビティ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23709599A JP2001068765A (ja) | 1999-08-24 | 1999-08-24 | キャビティ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001068765A true JP2001068765A (ja) | 2001-03-16 |
Family
ID=17010348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23709599A Pending JP2001068765A (ja) | 1999-08-24 | 1999-08-24 | キャビティ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001068765A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100353621C (zh) * | 2005-12-16 | 2007-12-05 | 中国科学院上海光学精密机械研究所 | 激光器聚光腔及带有该聚光腔的激光头 |
KR101370033B1 (ko) | 2013-04-30 | 2014-03-04 | (주)수도그룹 | 엔디 야그 레이저 장치의 공진기부 챔버 및 그의 조립 방법 |
WO2022050071A1 (ja) * | 2020-09-04 | 2022-03-10 | 浜松ホトニクス株式会社 | レーザ装置、及びレーザ装置の製造方法 |
-
1999
- 1999-08-24 JP JP23709599A patent/JP2001068765A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100353621C (zh) * | 2005-12-16 | 2007-12-05 | 中国科学院上海光学精密机械研究所 | 激光器聚光腔及带有该聚光腔的激光头 |
KR101370033B1 (ko) | 2013-04-30 | 2014-03-04 | (주)수도그룹 | 엔디 야그 레이저 장치의 공진기부 챔버 및 그의 조립 방법 |
WO2022050071A1 (ja) * | 2020-09-04 | 2022-03-10 | 浜松ホトニクス株式会社 | レーザ装置、及びレーザ装置の製造方法 |
JP7554610B2 (ja) | 2020-09-04 | 2024-09-20 | 浜松ホトニクス株式会社 | レーザ装置、及びレーザ装置の製造方法 |
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