JP2001068455A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2001068455A
JP2001068455A JP24268699A JP24268699A JP2001068455A JP 2001068455 A JP2001068455 A JP 2001068455A JP 24268699 A JP24268699 A JP 24268699A JP 24268699 A JP24268699 A JP 24268699A JP 2001068455 A JP2001068455 A JP 2001068455A
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film
etching
forming
hole
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Shoichi Uno
正一 宇野
Takashi Yunogami
隆 湯之上
Kazuo Nojiri
一男 野尻
Hideo Aoki
英雄 青木
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 窒素を含む絶縁膜のサイドエッチを抑制また
は防止する。 【解決手段】 窒化シリコンからなる絶縁膜2cを、C
HF3 /O2 /Arガスを用いたプラズマエッチング処
理によって除去する際に、Arガスの流量をCHF3
スの20倍以上とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
技術に関し、特に、プラズマ中のラジカルやイオンを用
いて窒素を含む絶縁膜をドライエッチングする技術に適
用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者が検討したドライエッチング技
術は、例えばデュアルダマシン法を用いた配線形成技術
における窒素を含む絶縁膜のドライエッチング技術であ
る。
【0003】半導体装置の素子集積度の向上や半導体チ
ップのサイズの縮小等に伴い、半導体装置を構成する配
線の微細化および多層化が進められている。特に、多層
配線構造を有するロジック系の半導体装置においては、
配線遅延が半導体装置全体の信号遅延の支配的要因の1
つとなっている。この配線に流れる信号の速度は、配線
抵抗と配線容量とに比例していることから配線遅延を改
善するために配線抵抗と配線容量とを低減することが重
要である。
【0004】配線抵抗の低減に関しては、配線材料に銅
系材料(銅または銅合金)を用いたダマシン(Damascen
e )法の適用が進められている。このダマシン法は、絶
縁膜に配線形成用の溝を形成した後、その絶縁膜上およ
び配線形成用の溝内に配線形成用の導体膜を被着し、さ
らに、その導体膜の不要な部分を化学的機械研磨法(C
MP;Chemical Mechanical Polishing )等により除去
し、上記溝内のみに導体膜を残すことで、配線形成用の
溝内に埋込配線を形成する方法である。この方法によれ
ば、エッチング法による微細加工が困難な銅系材料の加
工が可能となる。
【0005】また、このダマシン法の応用であるデュア
ルダマシン法(Dual-Damascene)は、絶縁膜に配線形成
用の溝およびその溝の底部から下層の接続部に延びるコ
ンタクトホールまたはスルーホール等のような孔を形成
した後、その絶縁膜上、配線形成用の溝および孔内に配
線形成用の導体膜を被着し、さらに、その導体膜の不要
な部分をCMP法等によって除去することで上記溝およ
び孔内のみに導体膜を残すことにより、配線形成用の溝
内に埋込配線を形成し、かつ、その孔内にプラグを形成
する方法である。この方法によれば、埋込配線およびプ
ラグを同一工程で形成できるので、配線形成工程数を削
減することができ、半導体集積回路装置の製造コストの
低減を図ることができる。
【0006】ところで、本発明者が検討したデュアルダ
マシン法においては、上記溝および孔を形成する際に、
窒素を含む絶縁膜(以下、窒化膜ともいう)をエッチン
グ除去する工程として、例えば次の2つの工程がある。
第1のドライエッチング工程は、孔を形成する際にエッ
チングマスクとして使用する窒化膜のパターニング工程
である。この工程においては、窒化膜上にフォトレジス
ト膜を形成した後、これをエッチングマスクとして、プ
ラズマドライエッチング処理を施すことにより、そのマ
スクから露出する窒化膜を除去する。その除去領域が孔
の形成領域となる。第2のドライエッチング工程は、孔
の底部から露出する窒化膜の除去工程である。ダマシン
法を用いた銅系配線構造においては、銅の拡散防止の観
点から銅系配線の上面にも窒素を含む絶縁膜を形成して
おく構造が有力視されている。この場合、その銅系配線
の上層の絶縁膜に孔を穿孔すると、その孔の底面からは
その銅系配線上面を覆う窒化膜が露出される。しかし、
その孔を通じて上下の銅系配線間を電気的に接続するた
めには、その孔から露出する窒化膜をドライエッチング
処理によって除去する必要がある。
【0007】なお、デュアルダマシン法については、例
えば特開平9−306988号公報(第1文献)や特開
平10−209273号公報(第2文献)がある。この
第1文献には、第1の層間絶縁膜とその上の第2の層間
絶縁膜との間に、孔穿孔用の開口部が形成されたエッチ
ングストッパ用の絶縁膜を設けておき、第2の層間絶縁
膜にフォトレジスト膜を用いて溝を形成する際に、エッ
チングストッパ用の絶縁膜をエッチングストッパとし
て、その絶縁膜の孔形成用の開口部から露出する第1の
層間絶縁膜に孔を穿孔する、いわゆるセルフアライン方
式のデュアルダマシン法が開示されている。また、上記
第2文献には、層間絶縁膜に溝を形成した後、その溝の
底部から下方に延びる孔を穿孔する、いわゆる溝先方式
のデュアルダマシン法が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した窒
化膜の第1、第2のドライエッチング技術においては、
以下の課題があることを本発明者は見出した。
【0009】すなわち、上記第1のドライエッチング工
程においては、窒化膜に形成された孔形成用の開口側面
に順テーパが形成されてしまう問題がある。これによ
り、窒化膜に形成された孔形成用の開口部の平面寸法が
設計値よりも小さくなる。また、その窒化膜からなるマ
スクパターンをエッチングマスクとしてその下層の層間
絶縁膜に孔を穿孔すると、その層間絶縁膜に穿孔された
孔の側面も順テーパ状に形成される結果、その孔の底面
積を充分に確保することができず、接触抵抗の増大や非
導通不良の問題が生じる。
【0010】また、上記第2のドライエッチング工程に
おいては、孔の底部の窒化膜がウエハの主面に対して平
行な方向に過剰にエッチング(サイドエッチング)され
る結果、孔の底部における窒化膜部分が孔の直径方向に
部分的に窪んでしまう問題がある。これにより、例えば
銅を配線材料とした場合は、孔内に銅を埋め込む前に、
主として銅の拡散を防止するバリア導体膜を被着する
が、そのバリア導体膜の被覆性が劣化する結果、銅の埋
め込みが困難となる問題や銅の拡散防止性能が不十分と
なる問題が生じる。
【0011】本発明の目的は、窒素を含む絶縁膜に形成
される凹部の断面形状の形成精度を向上させることので
きる技術を提供することにある。
【0012】また、本発明の目的は、窒素を含む絶縁膜
のサイドエッチを抑制または防止することのできる技術
を提供することにある。
【0013】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0015】すなわち、本発明は、窒素を含む絶縁膜に
対してフロロカーボンガスおよび不活性ガスを含むガス
雰囲気中においてプラズマエッチング処理する際に、前
記不活性ガスの流量を前記フロロカーボンガスの流量の
20倍以上とするものである。
【0016】また、本発明は、窒素を含む絶縁膜に対し
てフロロカーボンガスおよび不活性ガスを含むガス雰囲
気中においてプラズマエッチング処理する際に、前記不
活性ガスの流量を400sccm以上とするものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本願発明を詳細に説明する前に、
本願における用語の意味を説明すると、例えば次の通り
である。
【0018】1.化学機械研磨(CMP:Chemical Mec
hanical Polishing )とは、一般に被研磨面を相対的に
柔らかい布様のシート材料等からなる研磨パッドに接触
させた状態で、スラリを供給しながら面方向に相対移動
させて研磨を行うことを言う。本願においては、そのほ
か硬質の砥石面と相対移動させるCML(Chemical Mec
hanical Lapping )等も含むものとする。
【0019】2.デバイス面とは、半導体ウエハの主面
であってその面にフォトリソグラフィにより、複数のチ
ップ領域に対応するデバイスパターンが形成される面を
言う。
【0020】3.埋込配線とは、シングルダマシン(Si
ngle Damascene)やデュアルダマシン(Dual Damascen
e)等のように絶縁膜に溝等を形成して、そこに導電膜
を埋め込み、その後に不要な導電材料を除去する配線形
成技術によりパターニングされた配線を言う。また、一
般にシングルダマシンとは、2段階に分けてプラグメタ
ルと配線用メタルを埋め込む埋込配線プロセスを言う。
同様に、デュアルダマシンとは一般に一度にプラグメタ
ルと配線用メタルとを埋め込む埋込配線プロセスを言
う。
【0021】4.半導体集積回路ウエハ(半導体集積回
路基板)または半導体ウエハ(半導体基板)とは、半導
体集積回路の製造に用いるシリコン単結晶基板(一般に
ほぼ平面円形状)、サファイア基板、ガラス基板その他
の絶縁、反絶縁または半導体基板等並びにそれらの複合
的基板を言う。
【0022】5.有機シロキサンは一般にシロキサン結
合を有する珪素化合物にアルキル基、アリル基等の有機
官能基が結合した有機化合物、重合体およびそれらを含
む共重合体を示す。樹脂の分野ではシリコーン樹脂とも
呼ばれる。本明細書中では、有機絶縁膜とも言う。
【0023】6.有機SOG(Spin On Glass )は、一
般にシロキサン重合体または他のモノマーとの共重合体
に各種の有機官能基が結合した高分子樹脂を溶剤に溶い
て、半導体ウエハ上にスピン塗布して形成する層間絶縁
膜材料である。一般に、無機SOGに比べて、キュア後
にクラックが入りにくいため厚めに形成できる特徴があ
る。有機シロキサン系層間絶縁膜材料にはCVD(Chem
ical Vapor Deposition)に依るものがある。
【0024】7.シリコンナイトライド、窒化珪素とい
うときは、Si3 4 のみでなくシリコンの窒化物で類
似組成の絶縁膜を含むものとする。
【0025】8.エッチングストッパと言うときは、原
則としてエッチング対象膜の当該エッチングストッパ膜
に対するエッチング選択比が4以上のものを言う(Aの
Bに対するエッチング選択比がXとは、Aのエッチング
レートがXで、Bのエッチングレートが1であることを
言う)。なお、エッチングストッパ膜には、塗布ストッ
パ膜等も含まれる。
【0026】9.マスキング層は、一般にレジスト膜を
言うが、無機マスクや非感光性の有機物マスク等も含む
ものとする。
【0027】10.異常形状(サイドエッチ)とは、孔
をドライエッチング処理によって形成する際に、その凹
部の底部の窒素を含む絶縁膜がウエハの主面に対して平
行な方向に過剰に削られてしまうことによってできる不
本意な形状を言う。
【0028】11.スルーホールとは、異なる配線層間
を電気的に接続するために配線層間の絶縁膜に穿孔され
た孔である。本明細書中においては配線層と半導体集積
回路基板とを接続するために配線層と半導体集積回路基
板との間の絶縁膜に穿孔されたコンタクトホールも含む
ものとする。
【0029】以下の実施の形態においては便宜上その必
要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に
分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それら
はお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部ま
たは全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
【0030】また、以下の実施の形態において、要素の
数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場
合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数
に限定される場合等を除き、その特定の数に限定される
ものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
【0031】さらに、以下の実施の形態において、その
構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場
合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合
等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまで
もない。
【0032】同様に、以下の実施の形態において、構成
要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示
した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられ
る場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似
するもの等を含むものとする。このことは、上記数値お
よび範囲についても同様である。
【0033】また、本願において半導体集積回路装置と
いうときは、シリコンウエハやサファイア基板等の半導
体または絶縁体基板上に作られるものだけでなく、特
に、そうでない旨明示された場合を除き、TFT(Tin-
Film-Transistor )およびSTN(Super-Twisted-Nema
tic )液晶等のようなガラス等の他の絶縁基板上に作ら
れるもの等も含むものとする。
【0034】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための
全図において同一機能を有するものは同一の符号を付
し、その繰り返しの説明は省略する。また、本実施の形
態においては、pチャネル型のMISFET(Metal In
sulator Semiconductor Field Effect Transistor )を
pMISと略し、nチャネル型のMISFETをnMI
Sと略す。
【0035】(実施の形態1)まず、本実施の形態を説
明する前に、本発明者らが本発明をするのに検討した技
術(以下、単に発明者検討技術という)およびその課題
等について説明する。図1は、その発明者検討技術の説
明図であって、デュアルダマシン法によって埋込配線を
形成する工程中の半導体基板の要部断面図を示してい
る。
【0036】図1に示す層間絶縁膜50a〜50dは、
例えば酸化シリコン膜または有機SOG膜からなる。層
間絶縁膜50a〜50dの間に形成された絶縁膜51a
〜51cは、エッチングストッパ機能および銅の拡散抑
制または防止機能を有する膜であり、例えば窒化シリコ
ン膜からなる。層間絶縁膜50bには、絶縁膜51aが
底部から露出するような配線形成用の溝52が形成され
ており、その内部には埋込配線形成用の導体膜53が埋
め込まれている。そして、層間絶縁膜50c、50dお
よび絶縁膜51b、51cには、底部から埋込配線形成
用の導体膜53の上面の一部が露出されるような孔54
が穿孔されている。この孔54は、層間絶縁膜50d、
50cおよび絶縁膜51cに、絶縁膜51bをエッチン
グストッパとして、底部から絶縁膜51bの上面が露出
されるような第1の孔をプラズマドライエッチング処理
によって形成した後、その第1の孔の底部から露出する
絶縁膜51bを、例えばCHF3 /O2 /Arガスを用
いた選択エッチング処理によって除去することにより形
成されている。しかし、この発明者検討技術の場合に
は、孔54の底部の絶縁膜51b部分が孔54の直径方
向に削られ(サイドエッチ)てしまう問題がある。
【0037】このサイドエッチの発生要因として主に次
のことが考えられる。孔54の底の絶縁膜51bをエッ
チング除去する場合、エッチング処理と同時に、例えば
炭素やフッ素を成分とする生成物が発生する。この生成
物は、図2(a)に示すように、CF系の堆積物55と
して孔54の内壁面に堆積していると考えられ、孔54
の底に近づくほど、孔54の内側面のCF系の堆積物5
5の膜厚が薄くなっている。このため、孔54の底部に
おいては、CF系の堆積物55による保護効果が薄れる
ので、ケミカルエッチングによりサイドエッチが入り易
くなると考えられる。また、電子シェーディングによ
り、図2(b)に示すように、孔54の内側面は全体的
に正に帯電している。このため、孔54内に入射してき
たイオンは、孔54内で軌道が曲げられ、孔54の底部
角に入射するようになる。その結果、孔54の底部がサ
イドエッチされるものと考えられる。
【0038】このようなサイドエッチの問題は、孔54
のアスペクト比が高くなるほど顕著になる。図2(a)
で説明した要因においては、孔54のアスペクト比が高
くなるほど、孔54の底部におけるCF系の堆積物55
の被覆性が劣化しCF系の堆積物55の膜厚が薄くなる
からである。また、図2(b)で説明した要因において
は、孔54のアスペクト比が高くなるほど、すなわち、
孔54が深くなるほど、孔54内に入射されるイオンの
軌道が大きく曲げられてしまうからである。図3は、サ
イドエッチ量のアスペクト比依存性を示している。エッ
チング装置としては、例えば平行平板型RIE(Reacti
ve Ion Etching)装置を用い、下記の条件で図1,2で
示した絶縁膜51bを80%程度オーバエッチングとな
るようにしてエッチング除去した。すなわち、圧力は、
例えば50mTorr程度、高周波(RF)パワーは、上部
電極/下部電極=1000/200W程度、エッチング
ガスとしては、例えばCHF3 /O2 =20/20sc
cm程度とした。この図3から分かるように、アスペク
ト比が高くなるほど、サイドエッチ量は増加している。
【0039】また、他の発明者検討技術においては、次
のような問題もある。図4は、層間絶縁膜50e上に堆
積された絶縁膜51dをフォトレジスト膜56をエッチ
ングマスクとしてパターニングした場合が示されてい
る。層間絶縁膜50eは、例えば酸化シリコン膜または
有機SOG膜からなり、絶縁膜51dは、溝や孔を形成
する際にエッチングマスク(エッチングストッパ)とし
て機能する膜であり、例えば窒化シリコン膜からなる。
絶縁膜51dには、フォトレジスト膜56をエッチング
マスクとして開口された開口部57が形成されている。
この絶縁膜51dのエッチング条件は、フォトレジスト
膜の耐性を考慮する以外は上記絶縁膜51bのエッチン
グ条件と同じである。しかし、この場合、開口部57の
側面に順テーパが形成されてしまう問題がある。このよ
うに開口部57に順テーパが形成されていると、絶縁膜
51dをエッチングマスクとして、そこから露出する層
間絶縁膜50eをエッチング除去すると、層間絶縁膜5
0eに形成される開口部の側面にも破線で示すように順
テーパが形成されてしまう。
【0040】この順テーパの発生要因として主に次のこ
とが考えられる。フォトレジスト膜56をエッチングマ
スクとして、そこから露出する絶縁膜51dをエッチン
グ除去する場合、エッチング処理と同時に、例えば炭素
やフッ素を成分とする生成物が発生する。この生成物
は、図5に示すように、CF系の堆積物55として開口
部57の底部および側面に堆積していると考えられる。
そのCF系の堆積物55が堆積された領域でエッチング
が進行し、SiF4 およびCN等の反応生成物が生成さ
れる。SiF4 およびCNは、いずれも揮発性が高い
が、CNは付着係数も高い。このため、CNの反応生成
物が開口部57の側面に付着する。そのCNの反応生成
物が付着した領域では、エッチングの進行が阻害され
る。すなわち、開口部57の底面ではエッチングが進行
するのに対し、側面ではエッチングが阻害されるので、
開口部57の側面に順テーパが形成されると考えられ
る。
【0041】そこで、本発明においては、上記2つの課
題を解決する手段として、窒素を含む絶縁膜のエッチン
グ除去処理に際し、処理ガス中の希釈ガスを相対的に大
流量とするものである。
【0042】図6は、本発明の第1の技術思想を用いた
半導体装置の製造工程中の要部断面図であって、孔の底
部の窒化シリコン膜のエッチング除去処理技術を説明す
る図である。層間絶縁膜1c〜1fは、例えば酸化シリ
コン膜または有機SOG膜からなる。また、層間絶縁膜
1c〜1fの間に形成された絶縁膜2b〜2dは、例え
ば窒化シリコン膜からなる。層間絶縁膜1dには、絶縁
膜2bが底部から露出するような配線形成用の溝3aが
形成されており、その内部には配線4が形成されてい
る。そして、層間絶縁膜1e、1fおよび絶縁膜2c、
2dには、底部から配線4の上面一部が露出されるよう
な孔5および溝3bが形成されている。孔5は、例えば
平面円形状に形成されており、溝3bの底部から配線4
の上面に達するように形成されている。また、溝3b
は、例えば平面長方形状に形成されている。孔5および
溝3bの具体的な形成方法は後述する。ここでは、孔5
を完全に形成する前に、孔5の底部に残されている絶縁
膜2cを、例えばCHF3 /O2 /Arガスを用いた選
択エッチング処理によって除去した。この場合に本発明
の技術思想を適用すると、そのArガスの流量を相対的
に大流量とするものである。具体的には、Arガスの流
量を400sccm以上とする。または、Arガスの流
量をCF系のガスの流量の20倍以上添加する。あるい
は、Arガスの流量を90%以上としたものである。な
お、Arガス流量の上限は、処理室内の圧力を所定値に
確保する流量とされており、例えば800sccm程度
である。
【0043】エッチングはイオンアシストエッチングと
イオンスパッタエッチングにより行われている。イオン
スパッタエッチングの割合を相対的に高めることによ
り、孔5内底部でのサイドエッチを抑制または防止でき
る。図7(a)は、本発明者の実験結果であって、その
窒化シリコン膜のエッチング除去の際のArガス流量と
サイドエッチ量との関係を示している。Arガス流量が
増えるほどサイドエッチ量も低減している。この実験例
では、Arガス流量が、例えば400sccmになると
サイドエッチ量が0(零)になることが分かる。このよ
うに本発明の技術思想によれば、孔を形成する際に、孔
の底部の窒化シリコン膜からなる絶縁膜にサイドエッチ
が生じるのを抑制または防止できるので、孔内に被着さ
れる導体膜の被着性を向上させることができる。このた
め、孔内に導体膜を良好に埋め込むことが可能となる。
また、孔内に銅を埋め込む場合においてはその銅の拡散
を抑制・防止するバリア導体膜の孔内での被着性を向上
させることができるので、銅の拡散を抑制・防止する能
力を確保または向上させることが可能となる。したがっ
て、半導体装置の歩留まりおよび信頼性を向上させるこ
とが可能となる。なお、図7(b)、(c)に示すよう
に、Arガス流量が増えるほどエッチレートおよび酸化
シリコン膜に対する選択比も緩やかに下がることが分か
る。
【0044】また、図8は、本発明の第2の技術思想を
用いた半導体装置の製造工程中の要部断面図であって、
窒化シリコン膜からなるエッチングマスクを形成する技
術を説明する図である。また、図9は、比較のため、図
8と同じ箇所を上記本発明者検討技術によって形成した
場合を示している。ここでは、孔または溝形成用のフォ
トレジスト膜7をエッチングマスクとして、そこから露
出する絶縁膜2を、例えばCHF3 /O2 /Arガスを
用いた選択エッチング処理によって除去した。この場合
に本発明の技術思想を適用すると、そのArガスの流量
を相対的に大流量とするものである。ただし、この際
は、場合によってフォトレジスト膜7の耐性を考慮する
必要がある。具体的には、上記と同様に、Arガスの流
量を400sccm以上とする。または、Arガスの流
量をCF系のガスの流量の20倍以上添加する。あるい
は、Arガスの流量を90%以上としたものである。
【0045】これにより、相対的にCF系のガス流量を
減らすことによりCF系の堆積物量を減らすことがで
き、CN等のような反応生成物の側壁付着量を減らせる
等の理由により、絶縁膜2に形成された開口部8のテー
パ角を向上させることができた。例えば図8に示すよう
に、層間絶縁膜1上の絶縁膜2に形成された開口部8の
側面のテーパ角(層間絶縁膜1dの上面と開口部8の側
面とのなす角度)を83°程度にでき、図9に示す開口
部57のテーパ角(層間絶縁膜50eの上面と開口部5
7の側面とのなす角度)が76°程度であったのに対し
て、より異方性を向上させることができた。また、図1
0(a)は、本発明者の実験結果であって、その窒化シ
リコン膜のエッチング除去の際のArガス流量とテーパ
角との関係を示している。Arガス流量が増えるほどテ
ーパ角も増大していることが分かる。すなわち、ARガ
ス流量が増えるほど開口部8の側面と半導体基板の主面
とのなす角度が垂直に近づくことが分かる。このように
本発明の技術思想においては、開口部8の寸法精度を向
上させることができ、その絶縁膜2をエッチングマスク
として、その下層の層間絶縁膜に形成される凹部の平面
寸法精度を向上させることができる。このため、その凹
部内での接続上の信頼性を向上させることができる。し
たがって、半導体装置の歩留まりおよび信頼性を向上さ
せることが可能となる。なお、図10(b)、(c)に
示すように、Arガス流量が増えるほどエッチレートお
よび酸化シリコン膜に対する選択比も緩やかに下がるこ
とが分かる。
【0046】上記の説明においては、希釈ガスがArの
場合について説明したが、これに限定されるものではな
く種々変更可能であり、例えばヘリウム(He)、クリ
プトン(Kr)、キセノン(Xe)またはネオン(N
e)を用いることもできる。また、CF系ガスがCHF
3 の場合について説明したが、これに限定されるもので
はなく種々変更可能であり、例えばCF4 、CH
2 2 、CH3 FまたはC4 8 のうち少なくとも1種
類を含むガスを用いることができる。
【0047】次に、上記窒素を含む絶縁膜のエッチング
処理に用いた平行平板型狭電極RIE装置(単にRIE
装置ともいう)を図11に示す。このRIE装置9は、
例えば2周波励起容量結合型のプラズマ源を持ち、エッ
チングチャンバ9aと、その内部に設置された下部電極
9bと、これに電気的に接続された第1の高周波電源9
cと、エッチングチャンバ9a内において下部電極9b
に対向するように設置された上部電極9dと、これに電
気的に接続された第2の高周波電極9eと、エッチング
チャンバ9a内にガスを導入するガス導入系9fと、エ
ッチングチャンバ9a内の圧力を一定に保つための排気
系とを有している。半導体ウエハ(半導体集積回路基
板)10は、下部電極9b上に配置されている。また、
上記雰囲気ガスは、ガス導入系9fを通じて上部電極9
dの下面側に供給され、さらにシャワープレート9gを
介してエッチングチャンバ9a内に均等に供給される構
造となっている。これら相対する下部電極9bと上部電
極9dとの間にプラズマが形成される。ラジカル、原
子、イオン等のような活性種は、下部電極9bおよび半
導体ウエハ10の主面に対して垂直な電界に沿って入射
し、その方向にリアクティブエッチングが進行するよう
になっている。ただし、エッチング装置としては、上記
平行平板型狭電極RIE装置に限定されるものではなく
種々変更可能であり、例えばICP(Inductively Coup
led Plasma)型やECR(Electron Cyclotron Resonan
ce)型のエッチング装置を用いることもできる。
【0048】図12は、ICP型のエッチング装置11
を示している。エッチング装置11は、エッチングチャ
ンバ11aと、その内部に設置された下部電極11b
と、これに電気的に接続された第1の高周波電源11c
と、エッチングチャンバ11aの上部外周に設置された
ICPコイル11dと、これに電気的に接続された第2
の高周波電源11eと、エッチングチャンバ11a内に
ガスを導入するガス導入系11fと、エッチングチャン
バ11a内の圧力を一定に保つための排気系とを有して
いる。半導体ウエハ(半導体集積回路基板)10は、下
部電極11b上に配置されている。エッチングガスは、
エッチングチャンバ11aの上部からエッチングチャン
バ11a内に供給される。その状態で、第2の高周波電
源11eからICPコイル11dに高周波電力が印加さ
れることにより、エッチングチャンバ11a内にプラズ
マが形成される。また、第1の高周波電源11cは、イ
オンエネルギーを制御するためのバイアス高周波電力を
下部電極11bに供給するための電源である。
【0049】また、図13は、例えば平板アンテナ型U
HF−ECR型のエッチング装置12を示している。エ
ッチング装置12は、エッチングチャンバ12aと、そ
の内部に設置された下部電極12bと、これに電気的に
接続された第1の高周波電源12cと、エッチングチャ
ンバ12aの上部に設置された平板状のアンテナ12d
と、これに電気的に接続された第2の高周波電源12e
およびUHF電源12fと、電磁石12gと、エッチン
グチャンバ12a内にガスを導入するガス導入系と、エ
ッチングチャンバ12a内の圧力を一定に保つための排
気系とを有している。このアンテナ12dから放射され
る、例えば450MHzのUHF波と電磁石12gとに
よって形成される磁場によりECRを発生させ、エッチ
ングガスをプラズマ化する。アンテナ12dの表面に
は、ガス導入および活性種制御のため、例えばシリコン
等からなるシャワープレート12hが設置されている。
アンテナ12dには、例えば13.56MHzの高周波
電力を別途印加することで、シャワープレート12hに
入射するイオンエネルギーを制御できる。下部電極12
bにも、例えば800kHzの高周波バイアスを印加す
ることにより、半導体ウエハ10への入射エネルギーを
制御できるようになっている。また、アンテナ12dと
下部電極12bとの間の距離は可変であり、プラズマ中
のガスの解離を制御できるようになっている。なお、上
記周波数は一例である。また、周波数の組み合わせも種
々変更可能である。
【0050】次に、本発明の技術思想を用いて製造され
た半導体装置の一例を図14に示す。図14は、本発明
の技術思想を、例えばCMIS(Complementary MIS )
回路を有する半導体集積回路装置に適用した場合におけ
る半導体基板(半導体集積回路基板)10sの要部断面
図を示している。この半導体基板10sは、上記半導体
ウエハを切断して得られた平面四角形状の半導体チップ
を構成する基板であり、例えばp- 型のシリコン単結晶
からなる。半導体基板10sの主面から所定の深さに渡
っては、nウエル13Nおよびpウエル13Pが形成さ
れている。nウエル13Nには、例えばリンまたはヒ素
が含有されている。また、pウエル13Pには、例えば
ホウ素が含有されている。また、半導体基板10sの主
面側には、例えば溝型の分離部(トレンチアイソレーシ
ョン)14が形成されている。この分離部14は、半導
体基板10sの主面から厚さ方向に掘られた溝内に、例
えば酸化シリコン膜からなる分離用の絶縁膜が埋め込ま
れて形成されている。
【0051】この分離部14に囲まれた活性領域には、
pMISQpおよびnMISQnが形成されている。p
MISQpおよびnMISQnのゲート絶縁膜15は、
例えば酸化シリコン膜からなる。このゲート絶縁膜15
に対して窒化処理を施すことにより、ゲート絶縁膜15
と半導体基板10sとの界面に窒素を偏析させても良
い。これにより、pMISQpおよびnMISQnにお
けるホットキャリア効果を抑制できるので、微細なまま
素子特性を向上させることができる。また、pMISQ
pおよびnMISQnのゲート電極16は、例えば低抵
抗ポリシリコン上に、例えばコバルトシリサイドまたは
タングステンシリサイド等のようなシリサイド膜を設け
た、いわゆるポリサイド構造となっている。ただし、ゲ
ート電極16は、例えば低抵抗ポリシリコンの単体膜で
形成しても良いし、例えば低抵抗ポリシリコン膜上に窒
化チタンや窒化タングステン等のようなバリア層を介し
てタングステン等のような金属膜を設けた、いわゆるポ
リメタル構造としても良い。ゲート長は、例えば0.1
4μm程度である。このゲート電極16の側面には、例
えば酸化シリコン膜または窒化シリコン膜からなるサイ
ドウォール17が形成されている。また、pMISQp
のソース、ドレイン領域を構成する半導体領域18aに
は、例えばホウ素が含有されている。この半導体領域1
8aの上面には、例えばコバルトシリサイドまたはタン
グステンシリサイド等のようなシリサイド層18bが形
成されている。また、nMISQnのソース、ドレイン
領域を構成する半導体領域19aには、例えばリンまた
はヒ素が含有されている。この半導体領域19aの上面
には、例えばコバルトシリサイドまたはタングステンシ
リサイド等のようなシリサイド層19bが形成されてい
る。なお、ゲート電極13のシリサイド層および半導体
領域18a,19a上のシリサイド層18b、19b
は、同工程時に形成されている。
【0052】この半導体基板10sの主面上(分離部1
4の上面上を含む)には、層間絶縁膜1aが堆積されて
いる。これにより、pMISQpおよびnMISQnは
覆われている。この層間絶縁膜1aの上面はCMP(Ch
emical Mechanical Polish)法等によって平坦化されて
いる。層間絶縁膜1aの上面には、第1層配線4L1が
形成されている。第1層配線4L1は、例えばタングス
テンからなり、層間絶縁膜1aに穿孔された平面略円形
状のコンタクトホール20内の導体膜21を通じて上記
pMISQpまたはnMISQnの半導体領域18a、
19aと電気的に接続されている。導体膜21は、コン
タクトホール20の側面および底面に被着されたチタ
ン、窒化チタンまたはこれらの積層膜等からなる第1の
導体膜と、その第1の導体膜が被着されたコンタクトホ
ール20の内部に埋め込まれたタングステン等からなる
第2の導体膜とを有している。
【0053】この層間絶縁膜1a上には、層間絶縁膜1
bが堆積されている。この層間絶縁膜1bおよび第1層
配線4L1上には絶縁膜2aが堆積されている。絶縁膜
2aの上層には、層間絶縁膜1c〜1k、1m、1nが
その各々の間にそれぞれ絶縁膜2b〜2kを介在させて
堆積されている。
【0054】層間絶縁膜1a〜1k、1m、1nは、例
えば酸化シリコン膜,SiOF膜または有機SOG膜か
らなる。層間絶縁膜1a〜1k、1m、1nを上記有機
SOGとした場合には、その誘電率を、例えば2.7〜
2.8程度にできる。したがって、半導体集積回路装置
の配線の総合的な誘電率を下げることができるので、半
導体集積回路装置の動作速度を向上させることが可能な
構造となっている。この層間絶縁膜1a〜1k、1m、
1nで用いられている有機SOG膜の基本的な化学構造
の一例を次に示す。
【0055】
【化1】
【0056】なお、この層間絶縁膜1a〜1k、1m、
1nは、配線層間あるいは配線と半導体基板との間に介
在される絶縁膜であって、上記の他に、有機系層間絶縁
膜、塗布型層間絶縁膜、有機系塗布型層間絶縁膜、有機
シロキサン系層間絶縁膜等がある。層間絶縁膜の有機絶
縁膜材料として、例えばSiLK(ダウケミカル社の商
品名)、ブラックダイアモンド(アプライドマテリアル
ズ社の商品名)、Blok(アプライドマテリアルズ社
の商品名)、BCB(ベンゾシクロブテン)、FLAR
E(アプライドシグナル社の商品名)等のような低誘電
率絶縁材料を用いても良い。
【0057】また、絶縁膜2a〜2kは、例えば窒化シ
リコン膜からなり、その誘電率は、例えば7程度であ
る。この絶縁膜2a〜2kのうち、絶縁膜2a、2b、
2d、2f、2h、2jは、主としてエッチングストッ
パ機能を有し、絶縁膜2c,2e、2g、2i、2k
は、主として銅の拡散抑制・防止機能を有している。
【0058】絶縁膜2aおよび層間絶縁膜1cには、ス
ルーホール5aが形成されている。スルーホール5a
は、例えば平面略円形状に形成されており、その底面か
ら第1層配線4L1の一部が露出されている。スルーホ
ール5aの内部にはプラグ(埋込配線)4PL1が形成
されている。プラグ4PL1は、スルーホール5aの内
側面および底面に被着された窒化チタン等からなる導体
膜と、その導体膜が被着されたスルーホール5a内に埋
め込まれた銅等からなる相対的に厚い導体膜からなり、
第1層配線4L1と電気的に接続されている。
【0059】絶縁膜2bおよび層間絶縁膜1dには、溝
3aおよびスルーホール5bが形成されている。溝3a
は、例えば平面長方形状に形成されており、その内部に
は第2層配線(埋込配線)4L2が形成されている。第
2層配線4L2は、溝3aの内側面および底面に被着さ
れた窒化チタン等からなる導体膜と、その導体膜が被着
された溝3aの内部に埋め込まれた銅等からなる相対的
に厚い導体膜とからなり、プラグ4PL1と電気的に接
続されている。また、スルーホール5bは、例えば平面
略円形状に形成されており、その内部にはプラグ(埋込
配線)4PL2が形成されている。プラグ4PL2は、
上記プラグ4PL1と同じ構造および材料構成となって
おり、プラグ4PL1と電気的に接続されている。
【0060】絶縁膜2c、2dおよび層間絶縁膜1e、
1fには、溝3bおよびスルーホール5c1,5c2が
形成されている。溝3bは、例えば平面長方形状に形成
されており、その内部には第3層配線(埋込配線)4L
3が形成されている。ここでは、溝3b内の第3層配線
4L3がスルーホール5c1内の接続部(埋込配線)4
PL3を通じて第2層配線4L2と電気的に接続されて
いる状態が例示されている。このスルーホール5c1
は、例えば平面略円形状に形成されており、溝3bの底
面から第2層配線4L2の上面に達する程度に延びてい
る。したがって、溝3b内の第3層配線4L3とスルー
ホール5c1内の接続部4PL3とは、一体的に形成さ
れており、溝3bおよびスルーホール5c1の内側面お
よび底面に被着された窒化チタン等のような導体膜と、
その導体膜の被着された溝3bおよびスルーホール5c
1の内に埋め込まれた銅等からなる相対的に厚い導体膜
とを有している。スルーホール5c2は、例えば平面略
円形状に形成されており、層間絶縁膜1fの上面からプ
ラグ4PL2に達する程度に延びている。スルーホール
5c2の内部にはプラグ(埋込配線)4PL4が形成さ
れている。このプラグ4PL4は、上記プラグ4PL1
と同じ構造および材料構成となっており、プラグ4PL
2と電気的に接続されている。
【0061】絶縁膜2e、2fおよび層間絶縁膜1g、
1hには、溝3cおよびスルーホール5dが形成されて
いる。溝3cは、例えば平面長方形状に形成されてお
り、その内部には第4層配線(埋込配線)4L4が形成
されている。第4層配線4L4の構造および構成材料は
第3層配線4L3と同じである。スルーホール5dは、
例えば平面略円形状に形成されており、層間絶縁膜1h
の上面から第3層配線4L3やプラグ4PL4に達する
程度に延びている。スルーホール5dの内部にはプラグ
(埋込配線)4PL5が形成されている。このプラグ部
4PL5,4PL5は、上記プラグ4PL4と同じ構造
および材料構成となっており、一方は第3層配線4L3
と電気的に接続され、他方はプラグ4PL4と電気的に
接続されている場合が例示されている。
【0062】絶縁膜2g、2hおよび層間絶縁膜1i、
1jには、溝3dおよびスルーホール5e,5fが形成
されている。溝3dは、例えば平面長方形状に形成され
ており、その内部には第5層配線(埋込配線)4L5が
形成されている。ここでは、溝3d内の第5層配線4L
5がスルーホール5e内の接続部(埋込配線)4PL7
を通じて第4層配線4L4と電気的に接続されている状
態が例示されている。このスルーホール5eは、例えば
平面略円形状に形成されており、溝3dの底面から第4
層配線4L4の上面に達する程度に延びている。したが
って、溝3d内の第5層配線4L5とスルーホール5e
内の接続部4PL7とは、一体的に形成されている。こ
の第5層配線4L5および接続部4PL7の構造および
材料構成は、第3層配線4L3および接続部4PL3と
同じである。スルーホール5fは、例えば平面略円形状
に形成されており、層間絶縁膜1jの上面からプラグ4
PL5に達する程度に延びている。スルーホール5fの
内部にはプラグ(埋込配線)4PL8が形成されてい
る。このプラグ4PL8は、上記プラグ4PL5と同じ
構造および材料構成となっており、プラグ4PL5と電
気的に接続されている。
【0063】絶縁膜2i、2jおよび層間絶縁膜1k、
1mには、溝3eおよびスルーホール5gが形成されて
いる。溝3eは、例えば平面長方形状に形成されてお
り、その内部には第6層配線(埋込配線)4L6が形成
されている。ここでは、溝3e内の第6層配線4L6が
スルーホール5g内の接続部(埋込配線)4PL9を通
じて第5層配線4L5と電気的に接続されている状態が
例示されている。このスルーホール5gは、例えば平面
略円形状に形成されており、溝3eの底面から第5層配
線4L5の上面に達する程度に延びている。したがっ
て、溝3e内の第6層配線4L6とスルーホール5g内
の接続部4PL9とは一体的に形成されており、その構
造および材料構成は、上記第3層配線4L3と接続部4
PL3と同じである。
【0064】絶縁膜2kおよび層間絶縁膜1nには、ス
ルーホール5hが形成されている。スルーホール5h
は、例えば平面略円形状に形成されており、その底面か
ら第6層配線4L6の一部が露出されている。スルーホ
ール5hの内部にはプラグ(埋込配線)4PL10が形成
されている。プラグ4PL10の構造および材料構成は、
プラグ4PL1等と同じである。プラグ4PL10は、第
6層配線4L6と電気的に接続されている。この層間絶
縁膜1n上には、第7層配線4L7が形成されている。
第7層配線4L7は、例えば窒化チタン、アルミニウム
および窒化チタンが下層から順に堆積されてなり、プラ
グ4PL10と電気的に接続されている。
【0065】なお、第2層配線4PL2は、シングルダ
マシン法で形成され、第3層配線4L3〜4L6は、デ
ュアルダマシン法で形成され、第1層配線4L1および
第7層配線4L7は、通常の配線形成方法(導体膜の堆
積およびパターニング)で形成されている。また、第1
層配線4L1〜第5層配線4L5の厚さは、例えば40
0nm程度、配線幅および最小の配線間隔は、例えば
0.25μm程度である。第6層配線4L6の厚さは、
例えば1200nm程度、配線幅および最小の配線間隔
は、例えば0.75μm程度である。第7層配線4L7
の厚さは、例えば2000nm程度、配線幅および最小
の配線間隔は、例えば1.5μm程度である。スルーホ
ール5c1〜5gの直径は、例えば0.25μm程度で
ある。プラグ4PL10の直径は、例えば0.75μm程
度である。
【0066】次に、本発明の技術思想を上記半導体集積
回路装置の製造方法に適用した場合について図15〜図
36によって説明する。なお、図15〜図36の各図に
おいて、(a)は図14の半導体集積回路装置の製造工
程中における要部平面図、(b)は(a)のA−A線の
断面図である。また、以降の半導体集積回路装置の製造
方法の説明においては、説明を簡単にするため図14の
一部を抜き出して示している。
【0067】まず、本発明の技術思想をシングルダマシ
ン法に適用した場合の一例を説明する。図15に示す上
記層間絶縁膜1cは、上記絶縁膜2a上に堆積された有
機絶縁膜1c1と、その上に堆積された絶縁膜1c2と
を有している。絶縁膜2aの厚さは、例えば50nm程
度である。有機絶縁膜1c1は、例えば有機SOG膜に
よって形成され、その厚さは、例えば250nm程度で
ある。絶縁膜1c2は、例えばTEOS(Tetraethoxys
ilane )ガスを用いたプラズマCVD法によって形成さ
れた酸化シリコン膜等からなり、その厚さは、例えば1
00nm程度である。この絶縁膜1c2は、有機絶縁膜
1c1の機械的強度を確保するためのものなので、有機
絶縁膜1c1が機械的な強度を有している場合には設け
なくても良い。有機絶縁膜1c1に代えて、例えばSi
OF膜やTEOSガスを用いたプラズマCVD法によっ
て形成された酸化シリコン膜を用いても良い。この場合
も絶縁膜1c2を設けなくて良い。
【0068】このような層間絶縁膜1c上に、図16に
示すように、例えば厚さ120nm程度の反射防止膜2
2aを塗布する。続いて、その反射防止膜22a上に、
フォトレジスト膜(マスキング層)7aを形成する。こ
のフォトレジスト膜7aは、スルーホール形成用のマス
クパターンであって、スルーホール形成領域が露出さ
れ、かつ、それ以外の領域が覆われるようにパターニン
グされている。その後、このフォトレジスト膜7aをエ
ッチングマスクとして、そこから露出する反射防止膜2
2a、層間絶縁膜1cをプラズマドライエッチング処理
によって順に除去する。これにより、図17に示すよう
に、スルーホール5aを形成する。このスルーホール5
aの底面に窒化シリコン膜等からなる絶縁膜2aが残さ
れている。スルーホール5aの直径は、例えば0.25
μm程度である。
【0069】上記反射防止膜22aのエッチング条件は
次の通りである。すなわち、処理ガスは、例えばCHF
3 /CF4 /Arを用い、その流量比は、例えば10/
90/950sccm程度である。処理室内の圧力は、
例えば750mTorr程度、高周波電力は、例えば9
00W程度、下部電極温度は、例えば10℃程度であ
る。エッチング装置としては、例えば平行平板型のRI
E装置を用いた。
【0070】また、上記層間絶縁膜1cのエッチング条
件は次の通りである。すなわち、処理ガスは、例えばC
4 8 /N2 /Arを用い、その流量比は、例えば12
/200/300sccm程度である。処理室内の圧力
は、例えば20mTorr程度、高周波電力は、例えば
1000/600W程度、下部電極温度は、例えば20
℃程度である。エッチング装置としては、例えば平行平
板型のRIE装置を用いた。層間絶縁膜を有機絶縁膜と
して、処理ガスとして、例えばC4 8 /N2/Arと
いうようにN2 を用いることにより、孔や溝等のような
凹部の底面にその底面から半導体基板の主面側に延びる
溝(サブトレンチ)が形成されてしまうのを抑制または
防止できる。
【0071】次いで、フォトレジスト膜7aおよび反射
防止膜22aをアッシング処理によって図18に示すよ
うに除去した後、スルーホール5aの底面から露出する
絶縁膜2aをプラズマドライエッチング処理によって図
19に示すように除去する。このエッチング処理では、
上記本発明の第1の技術思想を用いて窒化シリコン膜を
選択的にエッチング除去する。これにより、スルーホー
ル5aの底面から第1層配線4L1の上面が露出され
る。この際のエッチング条件は、次の通りである。すな
わち、処理ガスは、例えばCHF3 /O2 /Arを用
い、その流量比は、例えば20/20/400sccm
程度である。処理室内の圧力は、例えば50mTorr
程度、高周波電力は、例えば1000/200W程度、
下部電極温度は、例えば0℃程度である。エッチング装
置としては、例えば平行平板型のRIE装置を用いた。
これにより、スルーホール5aの底部の絶縁膜2aがス
ルーホール5aの直径方向に削られる(サイドエッチ)
のを抑制または防止できた。
【0072】次いで、例えば窒化チタン(TiN)、タ
ンタル(Ta)または窒化タンタル(TaN)等からな
るバリア導体膜を、層間絶縁膜1c上およびスルーホー
ル5a内にスパッタリング法によって堆積する。このバ
リア導体膜は、銅原子の拡散を抑制する機能や配線と層
間絶縁膜との密着性を向上させる機能を有している。続
いて、そのバリア導体膜上に、例えば銅からなる薄いシ
ード(Seed)導体膜をスパッタリング法によって堆積し
た後、そのシード導体膜上に、例えば銅からなる主導体
膜をメッキ法によって堆積する。その後、その主導体
膜、シード導体膜およびバリア導体膜の不要な部分をC
MP法等によって研磨して除去することにより、図20
に示すように、スルーホール5a内にプラグ4PL1を
形成する。
【0073】次いで、図21に示すように、層間絶縁膜
1cおよびプラグ4PL1の上面上に、上記絶縁膜2b
をプラズマCVD法等によって堆積した後、その上に、
層間絶縁膜1dを堆積する。層間絶縁膜1dは、有機絶
縁膜1d1とその上に堆積された絶縁膜1d2とからな
る。有機絶縁膜1d1および絶縁膜1d2の構造(形成
方法、材料、厚さおよび機能等)は、それぞれ上記有機
絶縁膜1c1および絶縁膜1c2の構造(形成方法、材
料、厚さおよび機能等)と同じである。
【0074】続いて、層間絶縁膜1d上に、図22に示
すように、例えば上記反射防止膜22aを塗布する。そ
の後、その反射防止膜22a上に、フォトレジスト膜7
bを形成する。このフォトレジスト膜(マスキング層)
7bは、配線溝形成用のマスクパターンであって、配線
形成領域が露出され、かつ、それ以外の領域が覆われる
ようにパターニングされている。その後、このフォトレ
ジスト膜7bをエッチングマスクとして、そこから露出
する反射防止膜22aおよび層間絶縁膜1dをプラズマ
ドライエッチング処理によって順に除去することによ
り、図23に示すように、溝3aを形成する。溝3aの
底面には窒化シリコン膜からなる絶縁膜2bが残されて
いる。上記反射防止膜22aのエッチング条件は、上記
したのと同じである。また、上記層間絶縁膜1dのエッ
チング処理においては、上記層間絶縁膜1cのエッチン
グ条件と同じである。
【0075】次いで、フォトレジスト膜7bおよび反射
防止膜22aをアッシング処理によって図24に示すよ
うに除去した後、溝3aの底面から露出する絶縁膜2b
をプラズマドライエッチング処理によって図25に示す
ように除去する。これにより、溝3aの底面からプラグ
4PL1の上面が露出される。この際のエッチング条件
は、例えば上記絶縁膜2aのエッチング条件と同じであ
る。続いて、例えば窒化チタン(TiN)からなるバリ
ア導体膜を、層間絶縁膜1d上および溝4a1内にスパ
ッタリング法によって堆積する。このバリア導体膜は、
銅原子の拡散を抑制する機能および層間絶縁膜と配線と
の密着性を向上させる機能を有している。続いて、その
バリア導体膜上に、例えば銅からなる薄いシード(See
d)導体膜をスパッタリング法によって堆積した後、そ
のシード導体膜上に、例えば銅からなる主導体膜をメッ
キ法によって堆積する。その後、その主導体膜、シード
導体膜およびバリア導体膜の不要な部分をCMP法等に
よって研磨して除去することにより、図26に示すよう
に、溝3a内に第2層配線4L2を形成する。
【0076】次に、本発明の技術思想をデュアルダマシ
ン法に適用した場合の一例を説明する。なお、デュアル
ダマシン法の説明においては、図14の第2、第3層配
線部分を一例として抜き出してその形成方法を説明する
が、第4〜第6層配線を形成する場合も同様の形成方法
で対応できる。層間絶縁膜1g〜1k、1m、1nの構
造も層間絶縁膜1c、1d、1e、1fで代表されるも
のとする。
【0077】図27に示す上記絶縁膜2cは、銅の拡散
を抑制または防止する機能を有しており、その厚さは、
例えば50nm程度である。その絶縁膜2c上には、層
間絶縁膜1eが形成されている。この層間絶縁膜1e
は、例えば上記有機絶縁膜1c1と同じ材料および形成
方法で形成されてなり、その厚さは、例えば400nm
程度である。層間絶縁膜1e上には、上記絶縁膜2dが
堆積されている。絶縁膜2dは主としてエッチングスト
ッパとして機能し、その厚さは、例えば100nm程度
である。
【0078】このような層間絶縁膜1e上に、図28に
示すように、上記反射防止膜22aを塗布した後、その
上に、フォトレジスト膜(マスキング層)7cを形成す
る。このフォトレジスト膜7cは、スルーホール形成用
のマスクパターンであって、スルーホール形成領域が露
出され、かつ、それ以外の領域が覆われるようにパター
ニングされている。その後、このフォトレジスト膜7c
をエッチングマスクとして、そこから露出する反射防止
膜22a、絶縁膜2dをプラズマドライエッチング処理
によって順に除去することにより、図29に示すよう
に、絶縁膜2dに開口部8aを形成する。この開口部8
aは、例えば平面円形状に形成されており、その底面か
らは層間絶縁膜1eが露出されている。この残された絶
縁膜2dは後述するようにエッチングマスクとして機能
する。この場合の反射防止膜22aのエッチング条件
は、上記と同じである。また、絶縁膜2dのエッチング
条件は、例えば次の通りである。すなわち、処理室内の
圧力は、例えば50mTorr程度、高周波電力は、例
えば1000W(上部電極)/200W(下部電極)程
度、電極温度(上部/側壁/下部)は、例えば30/4
0/0℃程度である。エッチング装置としては、例えば
平行平板型のRIE装置を用いた。処理ガスは、例えば
CHF3 /O2 /Arを用い、CHF3 ガス流量を、例
えば20sccm、O2 ガス流量を、例えば20scc
mとし、Arガスを、例えば0〜600sccmと変化
させた。この場合、絶縁膜2dの厚さが、例えば0.1
μm程度、開口部14の直径が、例えば0.3μm程度
の場合、Arガスを0,200,600sccmと増加
させるにつれて開口部8aの側面のテーパ角は、それぞ
れ76°,79°、83°となり、Arガスの流量を増
加させた方が異方性が向上し、開口部8aの側面の形状
を良好にさせることができた。
【0079】次いで、フォトレジスト膜7cおよび反射
防止膜22aをアッシング処理によって図30に示すよ
うに除去した後、図31に示すように、絶縁膜2dおよ
び開口部8aから露出する層間絶縁膜1e上に、有機絶
縁膜1f1および絶縁膜1f2を下層から順に堆積して
層間絶縁膜1fを形成する。有機絶縁膜1f1および絶
縁膜1f2の構造(形成方法、材料、厚さおよび機能
等)は、それぞれ上記有機絶縁膜1c1および絶縁膜1
c2の構造(形成方法、材料、厚さおよび機能等)と同
じである。
【0080】続いて、層間絶縁膜1f上に、図32に示
すように、反射防止膜22aを塗布した後、その上に、
フォトレジスト膜(マスキング層)7dを形成する。こ
のフォトレジスト膜7dは、配線溝形成用のマスクパタ
ーンであって、配線形成領域が露出され、かつ、それ以
外の領域が覆われるようにパターニングされている。そ
の後、このフォトレジスト膜7dをエッチングマスクと
して、そこから露出する反射防止膜22aおよび層間絶
縁膜1f,1eをプラズマドライエッチング処理によっ
て順に除去する。これにより、図33に示すように、層
間絶縁膜1fに溝3bを形成し、かつ、層間絶縁膜1e
にスルーホール5c1を形成する。すなわち、1回のエ
ッチング工程で溝3bおよびスルーホール5c1の両方
を形成することができる。この溝3bおよびスルーホー
ル5c1の底面には、それぞれ窒化シリコン膜からなる
絶縁膜2d、2cが残されている。上記反射防止膜22
aのエッチング条件は、上記と同じである。また、層間
絶縁膜1f,1eのエッチング処理では、絶縁膜2c、
2dをエッチングストッパとして機能させる。そのエッ
チング条件は、上記層間絶縁膜1cのエッチング条件と
同じである。
【0081】次いで、フォトレジスト膜7dおよび反射
防止膜22aをアッシング処理によって図34に示すよ
うに除去した後、溝3bおよびスルーホール5c1の底
面から露出する絶縁膜2d、2cをプラズマドライエッ
チング処理によって図35に示すように除去する。この
エッチング処理では、窒化シリコン膜を選択的にエッチ
ング除去する。これにより、溝3bの底面から層間絶縁
膜1eの上面が露出され、スルーホール5c1の底面か
ら第2層配線4L2および接続部4PL2の上面が露出
される。この際のエッチング条件は、上記絶縁膜2aの
エッチング条件と同じである。
【0082】続いて、例えば銅の拡散抑制機能および絶
縁膜との密着性向上機能を有する窒化チタン(Ti
N)、タンタル(Ta)または窒化タンタル(TaN)
等からなるバリア導体膜を、層間絶縁膜1f上、溝3b
およびスルーホール5c1内にスパッタリング法によっ
て堆積した後、そのバリア導体膜上に、例えば銅からな
る薄いシード(Seed)導体膜をスパッタリング法によっ
て堆積し、さらに、その上に、例えば銅からなる主導体
膜をメッキ法によって堆積する。その後、その主導体
膜、シード導体膜およびバリア導体膜の不要な部分をC
MP法等によって研磨して除去することにより、図36
に示すように、溝3b内に第3層配線4L3を形成し、
同時に、スルーホール5c1内に、その第3層配線4L
3と一体的に構成される接続部4PL3を形成する。こ
の第3層配線4L3は、スルーホール5c1内の接続部
4PL3を通じて第2層配線4L2および接続部4PL
2と電気的に接続されている。すなわち、第3層配線4
L3は、第2層配線4L2と接続部4PL2とを電気的
に接続している。図14に示した半導体集積回路装置に
おいては、上述の配線形成方法を第6層配線4L6まで
繰り返すことにより、その配線層を形成する。なお、第
7層配線4L7は、層間絶縁膜1n上に配線形成用の導
体膜を堆積した後、その導体膜を通常のフォトリソグラ
フィ技術およびドライエッチング技術によってパターニ
ングすることで形成する。
【0083】(実施の形態2)本実施の形態2は、前記
実施の形態1の変形例を説明するものであって、本発明
の技術思想を前記実施の形態1で説明したデュアルダマ
シン法とは別のデュアルダマシン法に適用した場合につ
いて説明するものである。本実施の形態2の半導体集積
回路装置の製造方法を図37〜図42により説明する。
なお、図37〜図42の各図において、(a)は図14
の半導体集積回路装置の製造工程中における要部平面
図、(b)は(a)のA−A線の断面図である。
【0084】まず、図27に示した絶縁膜2d上に、図
37に示すように、層間絶縁膜1fを形成する。本実施
の形態2においては、絶縁膜2dの材料としては前記実
施の形態1と同様に窒化シリコン膜を用いているが、こ
れに代えて、例えばTEOSガスを用いたプラズマCV
D法で形成された厚さ100nm程度の酸化シリコン膜
としても良い。この層間絶縁膜1fは、上記したように
有機絶縁膜1f1上に、絶縁膜1f2が堆積されてな
る。
【0085】続いて、図38に示すように、層間絶縁膜
1f上に、上記反射防止膜22aを塗布し、その上に、
上記フォトレジスト膜(マスキング層)7cを形成した
後、このフォトレジスト膜7cをエッチングマスクとし
て、そこから露出する反射防止膜22a、層間絶縁膜1
fをプラズマドライエッチング処理によって順に除去す
る。これにより、図39に示すように、層間絶縁膜1
f、絶縁膜2d、層間絶縁膜1eにスルーホール5c1
を形成する。このスルーホール5c1の底面からは絶縁
膜2cが露出されている。スルーホール5c1の直径
は、例えば0.25μm程度である。この反射防止膜2
2aのエッチング条件は、上記と同じである。また、層
間絶縁膜1f、絶縁膜2dおよび層間絶縁膜1eのエッ
チング処理は、例えば3段階に分けてエッチング処理を
行う。すなわち、第1のエッチング処理では、酸化シリ
コン膜の方が窒化シリコン膜よりもエッチング除去され
易い条件でエッチング処理することで絶縁膜2dをエッ
チングストッパとして層間絶縁膜1fをエッチング除去
する。続いて、第2のエッチング処理では、窒化シリコ
ン膜の方が酸化シリコン膜よりもエッチング除去され易
い条件でエッチング処理することで絶縁膜2dをエッチ
ング除去する。その後、第3のエッチング処理では、上
記第1のエッチング処理と同様の条件で絶縁膜2cをエ
ッチングストッパとして層間絶縁膜1eをエッチング除
去する。窒化シリコン膜等からなる絶縁膜2dのエッチ
ング条件は、上記絶縁膜2aのエッチング条件と同じで
ある。
【0086】次いで、フォトレジスト膜7cおよび反射
防止膜22aをアッシング処理によって図40に示すよ
うに除去した後、図41に示すように、層間絶縁膜1f
上およびスルーホール5c1内に反射防止膜22bを塗
布する。反射防止膜22bの厚さは、スルーホール5c
1を埋め込むことから上記反射防止膜22aよりも厚
く、例えば240nm程度である。続いて、その反射防
止膜22b上に、上記フォトレジスト膜7dを形成した
後、このフォトレジスト膜7dをエッチングマスクとし
て、そこから露出する反射防止膜22bおよび層間絶縁
膜1fをプラズマドライエッチング処理によって順に除
去する。これにより、図42に示すように、層間絶縁膜
1fに溝3bを形成する。なお、このエッチング処理後
においては、スルーホール5c1の底部に反射防止膜2
2bが残されている。また、溝3bの底面には、窒化シ
リコン膜からなる絶縁膜2dが残されている。
【0087】上記反射防止膜22bのエッチング条件
は、次の通りである。すなわち、処理ガスは、例えばN
2 /O2 を用い、その流量比は、例えば35/50sc
cm程度である。処理室内の圧力は、例えば10mTo
rr程度、高周波電力は、例えば500/140W程
度、下部電極温度は、例えば−20℃程度である。エッ
チング装置としては、例えば平行平板型のRIE装置を
用いた。また、層間絶縁膜1fのエッチング処理は、絶
縁膜2dをエッチングストッパとして機能させる。その
エッチング条件は、上記層間絶縁膜1cのエッチング条
件と同じである。
【0088】次いで、フォトレジスト膜7dおよび反射
防止膜22bをアッシング処理によって除去し、前記実
施の形態1で用いた図34と同じ構造を得る。これ以降
の製造工程は、前記実施の形態1の図35および図36
で説明した工程と同じなので説明を省略する。
【0089】このような本実施の形態2においては、前
記実施の形態1で得られた効果と同様の効果を得ること
が可能となる。特に、アスペクト比の高いスルーホール
5c1を、その断面形状に不具合を生じさせることな
く、窒化シリコン膜に対する高いエッチング選択比を確
保したままの状態で形成することができる。
【0090】(実施の形態3)本実施の形態3は、前記
実施の形態1、2の変形例を説明するものであって、本
発明の技術思想を前記実施の形態1、2で説明したデュ
アルダマシン法とは別のデュアルダマシン法に適用した
場合について説明するものである。本実施の形態3の半
導体集積回路装置の製造方法を図43〜図50により説
明する。なお、図43〜図50の各図において、(a)
は図14の半導体集積回路装置の製造工程中における要
部平面図、(b)は(a)のA−A線の断面図である。
【0091】まず、図37に示した層間絶縁膜1f上
に、図43に示すように、例えば窒化シリコン膜からな
る絶縁膜23を形成する。この絶縁膜23は、溝や孔形
成時のエッチングマスク用の部材であり、その厚さは、
例えば150nm程度である。ただし、絶縁膜23は、
窒化シリコン膜に限定されるものではなく種々変更可能
であり、例えば窒化チタン、タンタル、窒化タンタル、
ポリシリコンまたはこれらの膜のうち、少なくとも1種
類を含む膜を用いても良い。
【0092】続いて、図44に示すように、絶縁膜23
上に、反射防止膜22cを塗布する。その後、その反射
防止膜22c上に、上記フォトレジスト膜(マスキング
層)7dを形成した後、このフォトレジスト膜7dをエ
ッチングマスクとして、そこから露出する反射防止膜2
2cおよび絶縁膜23をプラズマドライエッチング処理
によって順に除去する。これにより、図45に示すよう
に、絶縁膜23に層間絶縁膜1fの上面が露出されるよ
うな開口部8bを形成する。上記反射防止膜22cのエ
ッチング条件は、上記反射防止膜22aのエッチング条
件と同じである。また、絶縁膜23のエッチング処理で
は前記本発明の第2の技術思想を用いており、その条件
は、前記実施の形態1で説明した絶縁膜2dのエッチン
グ条件と同じである。
【0093】次いで、フォトレジスト膜7dをアッシン
グ処理によって図46に示すように除去した後、図47
に示すように、絶縁膜23上および開口部8b内に、上
記反射防止膜22aを塗布する。続いて、その反射防止
膜22a上に、上記フォトレジスト膜7cを形成した
後、このフォトレジスト膜7cをエッチングマスクとし
て、そこから露出する反射防止膜22a、層間絶縁膜1
f、絶縁膜2dおよび層間絶縁膜1eをプラズマドライ
エッチング処理によって順に除去する。これにより、図
48に示すように、層間絶縁膜1f、絶縁膜2dおよび
層間絶縁膜1eにスルーホール5c1を形成する。この
段階のスルーホール5c1の底面には層間絶縁膜1eが
残されている。
【0094】上記反射防止膜22aのエッチング条件
は、上記と同じである。また、層間絶縁膜1f、絶縁膜
2dおよび層間絶縁膜1eのエッチング条件は、次の通
りである。すなわち、処理ガスは、例えばCHF3 /O
2 /Arを用い、その流量比は、例えば50/10/5
00sccm程度である。処理室内の圧力は、例えば5
0mTorr程度、高周波電力は、例えば2200/1
400W程度、下部電極温度は、例えば−20℃程度で
ある。エッチング装置としては、例えば平行平板型のR
IE装置を用いた。
【0095】次いで、フォトレジスト膜7cおよび反射
防止膜22aをアッシング処理によって図49に示すよ
うに除去した後、残された絶縁膜23をエッチングマス
クとし、かつ、絶縁膜2c、2dをエッチングストッパ
として、開口部8bおよびスルーホール5c1の底面か
ら露出する層間絶縁膜1eをプラズマドライエッチング
処理によって図50に示すように除去する。これによ
り、溝3bおよびスルーホール5c1を形成する。この
溝3bの底面からは、絶縁膜2dの上面が露出され、ス
ルーホール5c1の底面からは、絶縁膜2cの上面が露
出される。この際のエッチング条件は、上記層間絶縁膜
1cのエッチング条件と同じである。
【0096】その後、絶縁膜2c、2d、23をプラズ
マドライエッチング処理によって除去する。このエッチ
ング処理に際しては、窒化シリコン膜を選択的に除去す
る。このエッチング条件は、上記絶縁膜2aのエッチン
グ条件と同じである。このようにして、前記実施の形態
1で用いた図34と同じ構造を得る。これ以降の製造工
程は、前記実施の形態1の図35および図36で説明し
た工程と同じなので説明を省略する。
【0097】このような本実施の形態3においては、前
記実施の形態1、2で得られた効果と同様の効果を得る
ことが可能となる。
【0098】(実施の形態4)本実施の形態4は、前記
実施の形態2の変形例を説明するものであって、層間絶
縁膜の中間層に、エッチングストッパとして機能する絶
縁膜を設けないで埋込配線を形成するデュアルダマシン
法に本発明の技術思想を適用した場合について説明する
ものである。
【0099】以下、本実施の形態4の半導体集積回路装
置の製造方法を図51〜図59により説明する。なお、
図51〜図59の各図において、(a)は半導体集積回
路装置の製造工程中における要部平面図、(b)は
(a)のA−A線の断面図である。
【0100】図51に示すように、上記絶縁膜2c上に
は、層間絶縁膜1pが堆積されている。層間絶縁膜1p
は、有機絶縁膜1p1および絶縁膜1p2が下層から順
に堆積されてなる。有機絶縁膜1p1は、上記有機絶縁
膜1c1等と同じ材料および形成方法からなるが、その
厚さが、上述したものよりも厚く、例えば500〜10
00nm程度である。また、絶縁膜1p2は、上記絶縁
膜1c2等と同じ材料、同じ厚さ、形成方法および機能
を有している。
【0101】まず、図51に示した層間絶縁膜1p上
に、図52に示すように、上記反射防止膜22aを塗布
した後、その上に上記フォトレジスト膜(マスキング
層)7cを形成する。続いて、このフォトレジスト膜7
cをエッチングマスクとして、そこから露出する反射防
止膜22a、層間絶縁膜1pをプラズマドライエッチン
グ処理によって除去する。これにより、図53に示すよ
うに、層間絶縁膜1pにスルーホール5c1を形成す
る。この段階のスルーホール5c1の底面からは絶縁膜
2cが露出されている。この反射防止膜22aのエッチ
ング条件は、上記と同じである。また、層間絶縁膜1p
のエッチング処理は、絶縁膜2cをエッチングストッパ
として行っており、そのエッチング条件は、上記層間絶
縁膜1cのエッチング条件と同じである。
【0102】次いで、フォトレジスト膜7cをアッシン
グ処理によって図54に示すように除去した後、図55
に示すように、層間絶縁膜1p上およびスルーホール5
c1内に反射防止膜22bを塗布する。続いて、その上
に、上記フォトレジスト膜7dを形成した後、このフォ
トレジスト膜7dをエッチングマスクとして、そこから
露出する反射防止膜22bおよび層間絶縁膜1pをプラ
ズマドライエッチング処理によって除去する。これによ
り、図56に示すように、層間絶縁膜1pに溝3bを形
成する。
【0103】上記反射防止膜22bのエッチング条件
は、次の通りである。すなわち、処理ガスは、例えばN
2 /O2 を用い、その流量比は、例えば35/50sc
cm程度である。処理室内の圧力は、例えば10mTo
rr程度、高周波電力は、例えば500/140W程
度、下部電極温度は、例えば−20℃程度である。エッ
チング装置としては、例えば平行平板型のRIE装置を
用いた。このエッチング処理後においては、溝3bおよ
びスルーホール5c1内に反射防止膜22bが残されて
いる。
【0104】また、層間絶縁膜1pのエッチング条件
は、上記層間絶縁膜1cのエッチング条件と同じであ
る。ただし、本実施の形態4においては、層間絶縁膜1
pの厚さ方向の途中位置に窒化シリコン等からなるエッ
チングストッパ層を設けてないので、この層間絶縁膜1
pのエッチング処理に際しては、そのエッチング終点を
エッチング時間によって決めている。すなわち、溝3b
の深さをエッチング時間によって決めている。また、エ
ッチング深さは、エッチング深さモニタにより制御して
もよい。
【0105】次いで、フォトレジスト膜7dおよび反射
防止膜22bをアッシング処理によって図57に示すよ
うに除去する。続いて、スルーホール5c1の底部の絶
縁膜2cを図58に示すように前記実施の形態1〜3で
説明したように本発明の第1の技術思想を用いて選択的
にエッチング除去することにより、スルーホール5c1
の底面から第2層配線4L2の一部を露出させる。その
後、前記実施の形態1〜3と同様にスルーホール5c1
および溝3b内に導体膜を埋め込むことにより、図59
に示すように第3層配線4L3を形成する。
【0106】本実施の形態4においては、前記実施の形
態1〜3で得られた効果の他に、以下の効果を得ること
が可能となる。すなわち、層間絶縁膜1pの中間層に窒
化シリコン膜からなる絶縁膜(前記絶縁膜2d等)を設
けないことにより、半導体集積回路装置の配線の総合的
な誘電率を下げることができるので、半導体集積回路装
置の動作速度をさらに向上させることが可能となる。
【0107】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0108】例えば例えば前記実施の形態1〜4におい
は、配線、プラグおよび接続部を構成する主導体膜をメ
ッキ法で形成する場合について説明したが、これに限定
されるものではなく種々変更可能であり、例えばCVD
法またはスパッタリング法を用いても良い。この場合は
バリア導体膜上にシード導体膜を設ける必要がない。ま
た、その主導体膜の材料は、銅に限定されるものではな
く種々変更可能であり、例えばアルミニウム、金または
銀を用いても良い。この場合は、主導体膜の原子が拡散
するのを抑制するための窒化シリコン等からなる絶縁膜
を設けなくても良い。
【0109】また、前記実施の形態1〜4においては、
層間絶縁膜のエッチング処理に際して、クロロカーボン
ガス/窒素ガス/不活性ガスを用いた場合について説明
したが、これに限定されるものではなく、例えばその窒
素ガスに代えて酸素ガスを用いることもできる。この場
合、層間絶縁膜としては酸化シリコン膜を用いることが
好ましい。
【0110】また、前記実施の形態1〜4においては、
半導体集積回路基板として半導体単体からなる半導体基
板を用いた場合について説明したが、これに限定される
ものではなく、例えば絶縁層上に薄い半導体層を設けて
なるSOI(Silicon On Insulator)基板、半導体基板
上にエピタキシャル層を設けてなるエピタキシャル基板
を用いても良い。
【0111】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるCMI
S回路を有する半導体装置に適用した場合について説明
したが、それに限定されるものではなく種々適用可能で
あり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memor
y)、SRAM(Static Random Access Memory )また
はフラッシュメモリ(EEPROM;Electric Erasabl
e Read Only Electric Erasable Read Only Memory)等
のようなメモリ回路を有する半導体装置、マイクロプロ
セッサ等のような論理回路を有する半導体装置あるいは
上記メモリ回路と論理回路とを同一半導体基板に設けて
いる混載型の半導体装置にも適用できる。
【0112】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0113】(1).本発明によれば、クロロカーボン系の
相対的なガス流量を減らすことによりクロロカーボン系
の堆積物量を減らすことができ、CN等のような反応生
成物の側壁付着量を減らせる等の理由により、窒素を含
む絶縁膜に形成された開口部のテーパ角を向上させるこ
とが可能となる。
【0114】(2).本発明によれば、窒素を含む絶縁膜の
エッチング処理に際して、イオンスパッタエッチングの
割合をイオンアシストエッチングよりも相対的に大きく
することができる等の理由により、凹部底でのサイドエ
ッチを抑制または防止することが可能となる。
【0115】(3).上記(1) または(2) により、半導体装
置の歩留まりを向上させることが可能となる。
【0116】(4).上記(1) または(2) により、半導体装
置の信頼性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明者の検討技術の課題を説明するための説
明図であって、デュアルダマシン法によって埋込配線を
形成する工程中の半導体基板の要部断面図である。
【図2】(a)および(b)は図1の課題の発生原因を
説明するための説明図であって、デュアルダマシン法に
よって埋込配線を形成する工程中の半導体基板の要部断
面図である。
【図3】凹部のアスペクト比とサイドエッチとの関係を
示すグラフ図である。
【図4】本発明者の検討技術の課題を説明するための説
明図であって、窒素を含む絶縁膜のパターニング工程中
における半導体基板の要部断面図である。
【図5】図4の技術の課題の発生原因を説明するための
説明図であって、窒素を含む絶縁膜のパターニング工程
中における半導体基板の要部断面図である。
【図6】本発明の技術思想を説明するための説明図であ
って、配線形成工程中における半導体装置の要部断面図
である。
【図7】( a) は図6で説明した技術を用いた場合にお
けるアルゴンの流量とサイドエッチとの関係を示すグラ
フ図、(b)は図6で説明した技術を用いた場合におけ
るアルゴンの流量とエッチレートとの関係を示すグラフ
図、(c)は図6で説明した技術を用いた場合における
アルゴンの流量と酸化シリコン膜の選択比との関係を示
すグラフ図である。
【図8】本発明の技術思想を説明するための説明図であ
って、窒素を含む絶縁膜のパターニング工程中における
半導体装置の要部断面図である。
【図9】本発明者の検討技術の課題を説明するための説
明図であって、窒素を含む絶縁膜のパターニング工程中
における半導体基板の要部断面図である。
【図10】( a) は図8で説明した技術を用いた場合に
おけるアルゴンの流量とテーパ角との関係を示すグラフ
図、(b)は図8で説明した技術を用いた場合における
アルゴンの流量とエッチレートとの関係を示すグラフ
図、(c)は図8で説明した技術を用いた場合における
アルゴンの流量と酸化シリコン膜の選択比との関係を示
すグラフ図である。
【図11】平行平板型のRIE装置の説明図である。
【図12】エッチング装置の説明図である。
【図13】エッチング装置の説明図である。
【図14】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の半導体集積回路基板の要部断面図である。
【図15】図14の半導体集積回路装置の製造工程中に
おける要部断面図である。
【図16】図15に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図17】図16に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図18】図17に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図19】図18に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図20】図19に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図21】図20に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図22】図21に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図23】図22に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図24】図23に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図25】図24に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図26】図25に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図27】図14の半導体集積回路装置の製造工程中に
おける要部断面図である。
【図28】図27に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図29】図28に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図30】図29に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図31】図30に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図32】図31に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図33】図32に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図34】図33に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図35】図34に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図36】図35に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図37】本発明の他の実施の形態であって、図14の
半導体集積回路装置の製造工程中における要部断面図で
ある。
【図38】図37に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図39】図38に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図40】図39に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図41】図40に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図42】図41に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図43】本発明の他の実施の形態であって、図14の
半導体集積回路装置の製造工程中における要部断面図で
ある。
【図44】図43に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図45】図44に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図46】図45に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図47】図46に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図48】図47に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図49】図48に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図50】図49に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図51】本発明の他の実施の形態であって、図14の
半導体集積回路装置の製造工程中における要部断面図で
ある。
【図52】図51に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図53】図52に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図54】図53に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図55】図54に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図56】図55に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図57】図56に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図58】図57に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【図59】図58に続く半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図である。
【符号の説明】
1,1a〜1k、1m、1n 層間絶縁膜 2,2b〜2k 絶縁膜 3a〜3e 溝 4 配線 4L1 第1層配線 4L2 第2層配線 4L3 第3層配線 4L4 第4層配線 4L5 第5層配線 4L6 第6層配線 4L7 第7層配線 4PL1,4PL2,4PL4,4PL5,4PL8,
4PL10 プラグ 4PL3,4PL7,4PL9 接続部 5 孔 5a,5b,5c1,5c2,5d,5e,5f,5
g,5h スルーホール 7,7a〜7 フォトレジスト膜(マスキング層、マス
キングパターン) 8,8a,8b 開口部 9 RIE装置 9a エッチングチャンバ 9b 下部電極 9c 第1の高周波電源 9d 上部電極 9e 第2の高周波電極 9f ガス導入系 9g シャワープレート 10 半導体ウエハ 10s 半導体基板 11 エッチング装置 11a エッチングチャンバ 11b 下部電極 11c 第1の高周波電源 11d ICPコイル 11e 第2の高周波電源 11f ガス導入系 12 エッチング装置 12a エッチングチャンバ 12b 下部電極 12c 第1の高周波電源 12d 平板状のアンテナ 12e 第2の高周波電源 12f UHF電源 12g 電磁石 12h シャワープレート 13N nウエル 13P pウエル 14 分離部 15 ゲート絶縁膜 16 ゲート電極 17 サイドウォール 18a 半導体領域 18b シリサイド層 19a 半導体領域 19b シリサイド層 20 コンタクトホール 21 導体膜 22a〜22c 反射防止膜 23 絶縁膜 50a〜50e 層間絶縁膜 51a〜51d 絶縁膜 52 溝 53 導体膜 54 孔 55 堆積物 56 フォトレジスト膜 57 開口部 Qp pMIS Qn nMIS
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野尻 一男 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 青木 英雄 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 5F004 AA05 BA04 BA14 BA20 BB11 BB13 DA00 DA01 DA15 DA16 DA22 DA23 DA25 DA26 DB00 DB03 DB07 DB23 EB02 5F033 HH11 HH19 HH21 HH32 HH33 JJ11 JJ18 JJ19 JJ32 JJ33 KK11 KK19 KK25 KK27 KK33 MM01 MM02 MM12 MM13 NN06 NN07 PP15 PP27 QQ04 QQ09 QQ13 QQ15 QQ25 QQ27 QQ28 QQ48 RR04 RR06 RR11 RR21 RR23 RR25 SS04 SS15 TT04 WW06 XX00 XX09 XX28

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)半導体基板上に窒素を含む第1の
    絶縁膜を形成する工程、(b)前記第1の絶縁膜上に第
    2の絶縁膜を形成する工程、(c)前記第2の絶縁膜上
    にマスキング層を形成する工程、(d)前記マスキング
    層をマスクとし、かつ、前記第1の絶縁膜をエッチング
    ストッパとして、前記半導体基板に対してエッチング処
    理を施すことにより、前記第2の絶縁膜に、底面から前
    記第1の絶縁膜が露出する凹部を形成する工程、(e)
    前記凹部形成後、フロロカーボンガスおよび不活性ガス
    を含むガス雰囲気中において、前記半導体基板に対して
    プラズマエッチング処理を施すことにより、前記凹部の
    底面から露出する第1の絶縁膜を除去する工程を有し、
    前記不活性ガスの流量を前記フロロカーボンガスの流量
    の20倍以上としたことを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 (a)半導体基板上に窒素を含む第1の
    絶縁膜を形成する工程、(b)前記第1の絶縁膜上に第
    2の絶縁膜を形成する工程、(c)前記第2の絶縁膜上
    にマスキング層を形成する工程、(d)前記マスキング
    層をマスクとし、かつ、前記第1の絶縁膜をエッチング
    ストッパとして、前記第2の絶縁膜に対してエッチング
    処理を施すことにより、前記第2の絶縁膜に、底面から
    前記第1の絶縁膜が露出する凹部を形成する工程、
    (e)前記凹部形成後、フロロカーボンガスおよび不活
    性ガスを含むガス雰囲気中において、前記半導体基板に
    対してプラズマエッチング処理を施すことにより、前記
    凹部の底面から露出する第1の絶縁膜を除去する工程を
    有し、前記不活性ガスの流量を400sccm以上とし
    たことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 (a)半導体基板上に窒素を含む第1の
    絶縁膜を形成する工程、(b)前記第1の絶縁膜上に第
    2の絶縁膜を形成する工程、(c)前記第2の絶縁膜上
    に窒素を含む第3の絶縁膜を形成する工程、(d)前記
    第3の絶縁膜上に第1のマスキング層を形成した後、そ
    のマスキング層をマスクとして、フロロカーボンガスお
    よび不活性ガスを含むガス雰囲気中において、前記半導
    体基板に対してプラズマエッチング処理を施すことによ
    り、前記第3の絶縁膜をパターニングする工程、(e)
    前記第3の絶縁膜を覆うように前記半導体基板上に第4
    の絶縁膜を形成する工程、(f)前記第4の絶縁膜上に
    第2のマスキング層を形成した後、前記第2のマスキン
    グ層をマスクとし、かつ、前記第1の絶縁膜および第3
    の絶縁膜をエッチングストッパとして、前記半導体基板
    に対してエッチング処理を施すことにより、前記第2、
    第4の絶縁膜に、前記第1の絶縁膜および第3の絶縁膜
    が露出する凹部を形成する工程、(g)前記凹部形成
    後、フロロカーボンガスおよび不活性ガスを含むガス雰
    囲気中において、前記半導体基板に対してプラズマエッ
    チング処理を施すことにより、前記凹部から露出する第
    1の絶縁膜および第3の絶縁膜を除去する工程を有し、 前記(d)および(g)工程における不活性ガスの流量
    を前記フロロカーボンガスの流量の20倍以上としたこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の半導体装置
    の製造方法において、前記凹部のアスペクト比が3以上
    であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の半導体
    装置の製造方法において、前記凹部内に導体膜を埋め込
    む工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 (a)半導体基板上に窒素を含む第1の
    絶縁膜を形成する工程、(b)前記第1の絶縁膜上にマ
    スキング層を形成した後、そのマスキング層をマスクと
    して、フロロカーボンガスおよび不活性ガスを含むガス
    雰囲気中において、前記第1の絶縁膜に対してプラズマ
    エッチング処理を施すことにより、前記第1の絶縁膜を
    パターニングする工程を有し、 前記不活性ガスの流量を前記フロロカーボンガスの流量
    の20倍以上としたことを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 (a)半導体基板上に窒素を含む第1の
    絶縁膜を形成する工程、(b)前記第1の絶縁膜上にマ
    スキング層を形成した後、そのマスキング層をマスクと
    して、フロロカーボンガスおよび不活性ガスを含むガス
    雰囲気中において、前記第1の絶縁膜に対してプラズマ
    エッチング処理を施すことにより、前記第1の絶縁膜を
    パターニングする工程を有し、 前記不活性ガスの流量を400sccm以上としたこと
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の半
    導体装置の製造方法において、前記不活性ガスがアルゴ
    ン、ヘリウム、ネオン、キセノンまたはクリプトンであ
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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