JP2001067965A - 着座センサ - Google Patents

着座センサ

Info

Publication number
JP2001067965A
JP2001067965A JP24097299A JP24097299A JP2001067965A JP 2001067965 A JP2001067965 A JP 2001067965A JP 24097299 A JP24097299 A JP 24097299A JP 24097299 A JP24097299 A JP 24097299A JP 2001067965 A JP2001067965 A JP 2001067965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plastic film
opening
strip
seating sensor
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24097299A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Yamazaki
広行 山崎
Hozumi Nishinohara
穂積 西之原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd, Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP24097299A priority Critical patent/JP2001067965A/ja
Publication of JP2001067965A publication Critical patent/JP2001067965A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造を簡素化し、製造工程を少なくして、生
産性の高い、低コストの着座センサを提供する。 【解決手段】 平行配置された2条の帯状導体50A、50
Bを、長さ方向の一部に前記2条の帯状導体50A、50B
に跨がる開口52を形成した第一のプラスチックフィルム
54Aと、そのような開口を設けない第二のプラスチック
フィルム54Bとで挟み、これらを接合一体化してフラッ
トケーブル58とし、第一のプラスチックフィルム54Aの
開口52を形成した区間に、第三のプラスチックフィルム
の片面に導電層を設けてなる複合シート60を、その導電
層側の面が前記開口52内の帯状導体50A、50Bと対向す
るように接合した着座センサ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の座席に
人が座っているか否かを検出する着座センサに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の着座センサは、図5に示すよう
に、大きく分けてフィルム状センサ10と、接続部12と、
ワイヤハーネス部14とから構成されている。
【0003】図6にフィルム状センサ10の要部の断面を
示す。16A、16BはPET(ポリエチレンテレフタレー
ト)フィルム等の柔軟性のあるプラスチックフィルム、
18A、18Bはプラスチックフィルム16A、16Bの片面
(内面)に所定の回路パターンを形成するように印刷さ
れた導電性インク層(銀インク等)、20A、20Bは導電
性インク層18A、18Bの電極部にマイグレーション防止
のために印刷されたカーボンインク層、22はPETフィ
ルム等のプラスチックフィルムを電極間の空隙24や空気
通路26(図5参照)ができるように打ち抜いて形成した
絶縁スペーサである。絶縁スペーサ22は両面に接着層23
を有している。
【0004】このフィルム状センサ10は次のようにして
製造される。まずプラスチックフィルム16A、16Bの片
面に印刷により導電性インク層18A、18Bを形成し、さ
らに導電性インク層18A、18Bの電極部にカーボンイン
ク層20A、20Bを印刷により形成する。その一方、両面
に接着層23を有するプラスチックフィルムを所定の形状
に打ち抜いて絶縁スペーサ22を形成する。次いでプラス
チックフィルム16A、16Bを電極となるカーボンインク
層20A、20Bが向かい合うように対向させ、その間に絶
縁スペーサ22を介在させて、これらを接合一体化する。
その後、最終形状に打ち抜き加工し、空気孔に防湿シー
ル28を貼り付ける。これでフィルム状センサ10が出来あ
がる。
【0005】また従来の着座センサの接続部12は図7の
ようにして組み立てられる。まずフィルム状センサ10の
端部とワイヤーハーネス部14の電線30とを端子32を用い
て接続し、端子32をホルダー34で固定した後、ホルダー
34の突起部34aをフィルム状センサ10の孔部10aにはめ
込み、両者を熱溶着等の手段で一体化する。次いでホル
ダー34に自己融着テープ溶融流れ込み防止用の保護フィ
ルム36を取り付け、ホルダー34を防水用の自己融着テー
プ38、38ではさみ、さらに接着層付きのラミネートフィ
ルム40、40ではさんで、一括して熱プレスし、全体を一
体化する。
【0006】このほか接続部12としては、フィルム状セ
ンサ10と電線30を端子32を用いて接続し、端子32をホル
ダー34で固定した後、防水用のジェルシートを配置した
ハウジング(図示せず)で上下から挟み込む構造のもの
もある。接続部12は座席の中におかれるので、飲料をこ
ぼしたり、水がかかったりしても絶縁性が損なわれない
よう、防水構造にする必要がある。
【0007】また従来の着座センサのワイヤーハーネス
部14は、電線に樹脂製の波付き管42を被せ、その両端を
ビニールテープ44で電線に固定し、さらに電線の先端に
コネクタ46を取り付けた構造となっている。コネクタ46
は着座センサを車体側のワイヤーハーネスに接続するた
めのものである。
【0008】従来の着座センサにワイヤーハーネス部14
が設けられている理由は、フィルム状センサ10のリード
線部分を座席の外まで引き回せるように長くすると、回
路パターンが導電性インクで形成されているため機械的
強度が低く損傷しやすいことや電気抵抗が大きくなるこ
と、またフィルム状センサを製造する際に材料ロスが増
えてコスト高になること等のためである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の着座センサは、
以上の説明から明らかなように、構造が複雑で、製造工
程が多いため、生産効率をあげることができず、コスト
高になるという問題があった。
【0010】本発明の目的は、以上のような問題点に鑑
み、構造を簡素化し、製造工程を少なくして、生産性の
高い、低コストの着座センサを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る着座センサ
は、平行配置された複数条の帯状導体を、長さ方向の一
部に前記複数条の帯状導体に跨がる開口を設けた第一の
プラスチックフィルムと、そのような開口を設けない第
二のプラスチックフィルムとで挟み、これらを接合一体
化してフラットケーブルとし、前記第一のプラスチック
フィルムの開口を設けた区間に、第三のプラスチックフ
ィルムの片面に導電層を設けてなる複合シートを、その
導電層側の面が前記開口内の複数条の帯状導体と対向す
るように接合したことを特徴とするものである(請求項
1)。
【0012】この着座センサの場合は、フラットケーブ
ルの開口を設けた区間がセンサ部となり、それ以外の部
分が配線部となる。このような構成にすると、着座セン
サの構造が簡単になり、製造工程を大幅に削減できる。
またフラットケーブルの端部を直接、車両側のワイヤー
ハーネスと接続できるため、従来の着座センサの接続部
およびワイヤーハーネス部を省略できる。したがって大
幅な生産性の向上とコスト低減を図ることができる。
【0013】また本発明に係る着座センサは、平行配置
された複数条の帯状導体を、長さ方向の一部に前記複数
条の帯状導体に跨がる開口を設けた第一のプラスチック
フィルムと、そのような開口を設けない第二のプラスチ
ックフィルムとで挟み、これらを接合一体化してフラッ
トケーブルとし、前記第一のプラスチックフィルムの開
口を設けた区間に、第三のプラスチックフィルムの片面
に圧力変化により電気抵抗が変化する半導電層を設けて
なる複合シートを、その半導電層側の面が前記開口内の
複数条の帯状導体と対向するように接合した構成とする
こともできる(請求項2)。
【0014】請求項1の着座センサでは、複数条の帯状
導体と複合シートの導電層が接触しただけでスイッチが
入ってしまうため、例えば荷物をおいたり人が座席に手
をついたりしただけでも検出信号が出てしまう可能性が
あるが、上記のような半導電層を使用すれば、圧力と電
気抵抗の関係からセンサの検出圧力を任意に設定するこ
とが可能となるので、検出精度を高めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。 〔実施形態1〕図1ないし図3は本発明の一実施形態を
示す。この着座センサは、平行配置された2条の帯状導
体50A、50Bを有している。帯状導体50A、50Bは、長
さ方向の一部に前記2条の帯状導体50A、50Bに跨がる
開口52を設けた第一のプラスチックフィルム54Aと、そ
のような開口を設けない第二のプラスチックフィルム54
Bとで挟まれている。プラスチックフィルム54A、54B
の内面には図2及び図3のように接着層56A、56Bが設
けられていて、この接着層56A、56Bにより、帯状導体
50A、50Bとプラスチックフィルム54A、54Bが接合一
体化され、フラットケーブル58を構成している。
【0016】帯状導体50A、50Bとしては銅線を偏平に
圧延したもの又は銅条を所望の幅に切断したもの等が使
用される。プラスチックフィルム54A、54Bとしては例
えばPETフィルム等が使用される。接着層56A、56B
としては、熱融着性の接着剤や粘着性の接着剤が用いら
れる。
【0017】フラットケーブル58は開口52を設けた区間
で帯状導体50A、50Bが露出した状態となるが、この区
間には複合シート60が接合される。複合シート60は図3
に示すように、第三のプラスチックフィルム62の片面に
導電性インクの印刷等により導電層64を形成し、さらに
開口52に対応する領域以外の領域に接着層66を設けたも
のである。複合シート60は導電層64側の面をフラットケ
ーブル58側に向けて、接着層66によりフラットケーブル
58に接合されている。これにより導電層64と帯状導体50
A、50Bとの間には第一のプラスチックフィルム54Aの
厚さに相当する空隙が形成される。したがってこの部分
に圧力Pが加わると、導電層64が帯状導体50A、50Bに
接触し、帯状導体50A、50Bが導通して、着座信号が得
られることになる。つまりフラットケーブル58の開口52
を設けた区間はセンサ部となる。
【0018】フラットケーブル58の一端側には端子68が
カシメにより取り付けられ(図1参照)、この端子68は
コネクタ70内に組み込まれる。コネクタ70は着座センサ
を車体側のワイヤーハーネスに接続するためのものであ
る。このように、この着座センサはフラットケーブル58
の端部を直接、車両側のワイヤーハーネスと接続できる
ため、従来の着座センサにおける接続部およびワイヤー
ハーネス部を省略できる。
【0019】また、この着座センサは次のようにして簡
単に製造することができる。まず図4のように、帯状導
体50A、50Bを、所定の間隔で開口52を形成した接着層
付きプラスチックフィルム54Aと、開口を形成しない接
着層付きプラスチックフィルム54Bとの間に挟み、加熱
圧着ロール72及び冷却ロール74に通して、フラットケー
ブル58を連続的に製造する。次に、同様にしてフラット
ケーブル58の開口52を形成した区間に複合シート(図示
せず)を張り付けた後、フラットケーブル58を所定の位
置(点線の位置)で切断する。このようにすれば、着座
センサを簡単にしかも大量に連続生産することが可能で
あり、製造コストを大幅に低減することができる。
【0020】〔実施形態2〕この実施形態は、図1ない
し図3に示した実施形態1の着座センサにおける導電層
64の代わりに、圧力変化により電気抵抗が変化する半導
電層を設けたものである。それ以外の構成は図1ないし
図3に示した着座センサと同じであるので、図示は省略
する。半導電層としては例えば樹脂に導電性微粒子(カ
ーボン微粒子等)を混入した半導電性インクを使用する
ことができる。半導電性インクは、印加される圧力が大
きくなると、それに応じて電気抵抗が低下する性質があ
る。圧力と電気抵抗の関係は導電性微粒子の混合割合で
調整することが可能である。
【0021】実施形態1の着座センサは、2条の帯状導
体50A、50Bに導電層64が接触すると検出信号が得られ
るようになっているため、例えば荷物をおいただけでも
検出信号が出てしまう可能性があるが、この実施形態の
着座センサは、上記のような半導電層を使用しているた
め、検出電流のしきい値の設定により、半導電層が2条
の帯状導体に接触しただけでは検出信号が出ず、半導電
層にある程度以上の圧力がかかったときに(半導電層の
電気抵抗がある程度以下になったときに)検出信号が出
るようにすることができる。したがって誤検出の少な
い、検出精度の高い着座センサを得ることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、着
座センサの構造を大幅に簡素化することができ、製造工
程を大幅に削減できる。またフラットケーブルの端部を
直接、車両側のワイヤーハーネスと接続できるため、従
来の着座センサにおける接続部およびワイヤーハーネス
部を省略できる。したがって大幅な生産性の向上とコス
ト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る着座センサの一実施形態を示す
分解斜視図。
【図2】 図1の着座センサを構成するフラットケーブ
ルのセンサ部以外の部分の断面図。
【図3】 図1の着座センサにおけるセンサ部の断面
図。
【図4】 本発明に係る着座センサの製造方法を示す斜
視図。
【図5】 従来の着座センサの平面図。
【図6】 図5の着座センサのA−A線における断面
図。
【図7】 図5の着座センサの接続部の分解斜視図。
【符号の説明】
50A、50B:帯状導体 52:開口 54A、54B:プラスチックフィルム 56A、56B:接着層 58:フラットケーブル 60:複合シート 62:プラスチックフィルム 64:導電層 66:接着層 68:端子 70:コネクタ
フロントページの続き (72)発明者 西之原 穂積 神奈川県横須賀市田浦港町無番地 関東自 動車工業株式会社内 Fターム(参考) 5G006 AA01 AA07 AZ01 BB07 CB09 FB29 FB31 5G023 CA11 CA30 5G051 AC04 AC28

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平行配置された複数条の帯状導体を、長さ
    方向の一部に前記複数条の帯状導体に跨がる開口を設け
    た第一のプラスチックフィルムと、そのような開口を設
    けない第二のプラスチックフィルムとで挟み、これらを
    接合一体化してフラットケーブルとし、前記第一のプラ
    スチックフィルムの開口を設けた区間に、第三のプラス
    チックフィルムの片面に導電層を設けてなる複合シート
    を、その導電層側の面が前記開口内の複数条の帯状導体
    と対向するように接合したことを特徴とする着座セン
    サ。
  2. 【請求項2】平行配置された複数条の帯状導体を、長さ
    方向の一部に前記複数条の帯状導体に跨がる開口を設け
    た第一のプラスチックフィルムと、そのような開口を設
    けない第二のプラスチックフィルムとで挟み、これらを
    接合一体化してフラットケーブルとし、前記第一のプラ
    スチックフィルムの開口を設けた区間に、第三のプラス
    チックフィルムの片面に圧力変化により電気抵抗が変化
    する半導電層を設けてなる複合シートを、その半導電層
    側の面が前記開口内の複数条の帯状導体と対向するよう
    に接合したことを特徴とする着座センサ。
JP24097299A 1999-08-27 1999-08-27 着座センサ Pending JP2001067965A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24097299A JP2001067965A (ja) 1999-08-27 1999-08-27 着座センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24097299A JP2001067965A (ja) 1999-08-27 1999-08-27 着座センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001067965A true JP2001067965A (ja) 2001-03-16

Family

ID=17067408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24097299A Pending JP2001067965A (ja) 1999-08-27 1999-08-27 着座センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001067965A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6020808A (en) Multilayer conductive polymer positive temperature coefficent device
US5015824A (en) Apparatus for heating a mirror or the like
US6392148B1 (en) Wire harness joint
US20100253183A1 (en) Piezoelectric film sensor
US9018546B2 (en) Seating sensor with compactly arranged elements
JP3881812B2 (ja) 着座センサ
JPH08329769A (ja) 膜スイッチ
JP2000222981A (ja) メンブレンスイッチ
JPH08335761A (ja) 電子部品の配線基板への装着方法およびこれを用いた照光式スイッチユニット
JP2001067965A (ja) 着座センサ
JP2000340058A (ja) 着座センサ
JPH10332509A (ja) 圧電式圧力センサ
JPH06290869A (ja) El表示灯
JP5874434B2 (ja) 端子接続構造体
JP2000275115A (ja) 圧力検出装置及びそれを用いた自動車用着座検出装置
JP2002203431A (ja) フラットハーネス
EP2100779A1 (en) Seat sensor assembly
CN211291818U (zh) 汽车座椅压力传感器、薄膜开关片与汽车
JP3309780B2 (ja) フレキシブル配線体および中間フィルム
CN213812677U (zh) 柔性压力传感器
JP4085609B2 (ja) 端子付き配線基板
JP2003133781A (ja) シールド層付フラットケーブル
CN111141428A (zh) 汽车座椅压力传感器、薄膜开关片及其制备方法、汽车
JP2632471B2 (ja) 回路基板の接続方法
JPH09148069A (ja) El素子

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040119

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070731

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071204