JP2001067948A - 可とう性光ファイバケーブル - Google Patents

可とう性光ファイバケーブル

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JP2001067948A
JP2001067948A JP24074299A JP24074299A JP2001067948A JP 2001067948 A JP2001067948 A JP 2001067948A JP 24074299 A JP24074299 A JP 24074299A JP 24074299 A JP24074299 A JP 24074299A JP 2001067948 A JP2001067948 A JP 2001067948A
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JP
Japan
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optical fiber
fiber cable
flexible optical
tension member
twisting
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JP24074299A
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English (en)
Inventor
Noboru Takasaki
昇 高崎
Osamu Arai
修 新井
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ファイバケーブルをある一定半径の束にして
解す操作を繰り返しても、光ファイバ心線にマイクロベ
ンドやマクロベンドが生ずること無く、且つ伸ばされる
ことによる断線が無い可とう性光ファイバケーブルを提
供すること。 【解決手段】テンションメンバの廻りに光ファイバ心線
と電源線と制御線とを撚り合わせた可とう性光ファイバ
ケーブルにおいて、前記撚り合わせの方向を光ファイバ
ケーブルの長手方向で交互になるようにしたことにあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可とう性光ファイ
バケーブル、特に電源線や制御線を複合した可とう性光
ファイバケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の電源線や制御線を複合し
た可とう性光ファイバケーブルの横断面図である。11
は光ファイバ心線、12は電源線、13は制御線、14
はテンションメンバ、15は押巻きテープ、16は遮蔽
層、17は外側シース、18は介在物である。
【0003】鋼撚り線にポリエチレンを被覆したテンシ
ョンメンバ14の廻りに、2本の光ファイバ心線11
と、4本の電源線12と、2本の制御線13とを撚り合
わせ、その上から押巻きテープ15で押え巻きし、遮蔽
層16を施し、最後に外側シース17を押出し被覆した
構造になっている。なお、光ファイバ心線11は長距離
・大容量の用途にはシングルモード光ファイバを用い、
遮蔽層16は錫めっき軟銅線を編組したもの、外側シー
ス17は耐摩耗性のある材料を用いている。
【0004】図3は、図2の可とう性光ファイバケーブ
ルの内部斜視図である。テンションメンバ14の廻り
に、光ファイバ心線11と電源線12と制御線13とが
一方向に撚り合わせられている。光ファイバケーブルが
良好な可とう性を有するよう、また小さな曲げ半径で曲
げられても光ファイバケーブルにキンク等が発生しない
よう、撚り合わせのピッチは短くなっている。
【0005】キンクとは、光ファイバケーブルを曲げて
行った時に、許容最小曲げ半径以下になると、光ファイ
バケーブルが折れ曲がってしまう。全体として許容最小
曲げ半径以下でなくとも、局所的に許容最小曲げ半径以
下になった部分は同様に折れ曲がってしまう。このよう
な折れ曲がりをキンクと称する。キンクが発生した光フ
ァイバケーブルは、内部で光ファイバ心線の断線等の不
具合が発生する確率が高いため使用することはできな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の可とう性光ファ
イバケーブルには以下の問題点があった。
【0007】可とう性光ファイバケーブルを収納する時
には、ある一定半径の束にして収納し、使用する時には
この束を解す。この操作を繰り返し行なうと、可とう性
光ファイバケーブルにうねりや小曲がり、さらにはキン
クが発生し、光ファイバ心線11にマイクロベンドやマ
クロベンドが加わり光伝送損失が増加する。
【0008】可とう性光ファイバケーブルの撚り合わせ
の方向は右撚り(S撚りと称する場合もある)、あるい
は左撚り(Z撚りと称する場合もある)の一方向撚りと
なっている。このために、可とう性光ファイバケーブル
を収納するためある一定半径の束にした場合、この束の
巻き方向と光ファイバケーブルの撚り合わせの方向が一
致すると、撚り合わせのピッチが短くなり、撚り込み率
が大きくなり、次に示す問題が生じる。
【0009】図2及び図3では、光ファイバ心線11の
直径より電源線12の直径が大きいため、撚り合わせの
ピッチが短くなった場合、電源線12の撚り込み率が光
ファイバ心線11の撚り込み率より大きくなり、光ファ
イバケーブル全体が短くなってしまう。このような状態
では、光ファイバ心線11が余ってしまい、光ファイバ
ケーブル内でマイクロベンドやマクロベンドが発生し光
伝送損失が増加する。
【0010】上記とは逆に、束の巻き方向と光ファイバ
ケーブルの撚り合わせの方向が逆であると、撚り合わせ
のピッチが長くなり、撚り込み率が小さくなり、次に示
す問題が生じる。
【0011】光ファイバ心線11の直径より電源線12
の直径が大きいため、撚り合わせのピッチが長くなった
場合、電源線12が長くなるために光ファイバケーブル
全体が長くなる。このような状態では、光ファイバ心線
11が無理やり伸ばされることになり、光ファイバ心線
11が断線するという問題があった。断線に至らずとも
長期信頼性、つまり寿命の点で問題であった。
【0012】従って本発明の目的は、前記した従来技術
の欠点を解消し、可とう性光ファイバケーブルをある一
定半径の束にして解す操作を繰り返しても、光ファイバ
心線にマイクロベンドやマクロベンドが生ずること無
く、且つ伸ばされることによる断線が無い可とう性光フ
ァイバケーブルを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を実
現するため、テンションメンバの廻りに光ファイバ心線
と電源線と制御線とを撚り合わせた可とう性光ファイバ
ケーブルにおいて、前記撚り合わせの方向を光ファイバ
ケーブルの長手方向で交互になるように撚り合わせた。
【0014】前記テンションメンバは、鋼撚り線にポリ
エチレンを被覆したものを用いた。また、前記撚り合わ
せのピッチは、光ファイバケーブルを収納する時の束取
り径より短くなるように構成した。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の可とう性光ファ
イバケーブルの一実施例を示す内部斜視図である。1は
光ファイバ心線、2は電源線、3は制御線、4はテンシ
ョンメンバである。
【0016】光ファイバ心線1は、クラッド径約125
μmのシングルモード光ファイバにシリコーン樹脂を被
覆し、さらにナイロンで保護したものである。ナイロン
を被覆した光ファイバ心線1の外径は約0.9mmであ
る。
【0017】テンションメンバ4は、鋼撚り線にポリエ
チレン樹脂を被覆したものであり、電源線2と制御線3
は、錫メッキ軟銅撚り線にポリエチレン樹脂を被覆した
構造になっている。テンションメンバ4の直径や電源線
2及び制御線3の直径は用途により適宜選択することが
できる。それゆえ、可とう性光ファイバケーブルの仕上
がり直径も用途により異なる。
【0018】テンションメンバ4の廻りに、光ファイバ
心線1と電源線2と制御線3とを撚り合わせる時、まず
一方向に撚る。つまりS撚り、あるいはZ撚りとする。
ある程度撚り合わせた後に、今度は反対方向に撚り合わ
せる。すなわち、S撚りしていたものをZ撚りに、Z撚
りしていたものをS撚りにする。そして、同程度撚り合
わせた後に再び反対方向に撚り合わせる。このように光
ファイバ心線1と電源線2と制御線3とを光ファイバケ
ーブルの長手方向で交互に撚り合わせ、すなわちSZ撚
りを施し、然る後に押巻きテープで押え巻きし、遮蔽層
を施し、最後に外側シースを押出し被覆して可とう性光
ファイバケーブルを構成している。
【0019】撚り合わせのピッチは、可とう性光ファイ
バケーブルの束巻き径より小さく、且つ交互に撚り合わ
せている(SZ撚りと称する場合もある)ため、可とう
性光ファイバケーブルを束にした時、束の巻き方向が右
になっても、左になっても、束巻きした光ファイバケー
ブルの中で撚り合わせのピッチが長くなる個所と短くな
る個所が略均等に生じる。このため、撚り込み率の違い
による良さ変化が相殺され、光ファイバケーブルのうね
り、小曲がり、キンク等は発生しない。また、光ファイ
バ心線が余ったり、伸ばされたりしないことから光伝送
損失の増加や断線などの問題も発生しない。
【0020】なお、本発明は撚り合わせている光ファイ
バ心線の本数や電源線及び制御線の本数には限定され
ず、撚りの方向を光ファイバケーブルの長手方向で交互
にしたことに特徴がある。そして、本発明で開示した技
術は可とう性光ファイバケーブルに限らず、メタルケー
ブルにも応用できる。
【0021】
【発明の効果】本発明の可とう性光ファイバケーブル
は、テンションメンバの廻りに光ファイバ心線と電源線
と制御線とを撚り合わせた可とう性光ファイバケーブル
であり、前記撚り合わせの方向が光ファイバケーブルの
長手方向で交互になるようにしたので、光ファイバケー
ブルをある一定半径の束にして解す操作を繰り返して
も、光ファイバ心線にマイクロベンドやマクロベンドが
生ずること無く、且つ伸ばされることによる断線が無い
可とう性光ファイバケーブルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可とう性光ファイバケーブルの一実施
例を示す内部斜視図である。
【図2】従来の可とう性光ファイバケーブルの横断面図
である。
【図3】図2の可とう性光ファイバケーブルの内部斜視
図である。
【符号の説明】
1、11 光ファイバ心線 2、12 電源線 3、13 制御線 4、14 テンションメンバ 15 押巻きテープ 16 遮蔽層 17 外側シース 18 介在物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テンションメンバの廻りに光ファイバ心線
    と電源線と制御線とを撚り合わせた可とう性光ファイバ
    ケーブルであって、前記撚り合わせの方向を光ファイバ
    ケーブルの長手方向で交互になるように撚り合わせて成
    ることを特徴とする可とう性光ファイバケーブル。
  2. 【請求項2】テンションメンバは、鋼撚り線にポリエチ
    レンを被覆したものであることを特徴とする請求項1記
    載の可とう性光ファイバケーブル。
  3. 【請求項3】撚り合わせのピッチは、光ファイバケーブ
    ルを収納する時の束取り径よりは短くなるように構成し
    て成ることを特徴とする請求項1記載の可とう性光ファ
    イバケーブル。
JP24074299A 1999-08-27 1999-08-27 可とう性光ファイバケーブル Pending JP2001067948A (ja)

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