JP2001067388A - 半導体集積回路のシミュレーション方法 - Google Patents

半導体集積回路のシミュレーション方法

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JP2001067388A
JP2001067388A JP24034999A JP24034999A JP2001067388A JP 2001067388 A JP2001067388 A JP 2001067388A JP 24034999 A JP24034999 A JP 24034999A JP 24034999 A JP24034999 A JP 24034999A JP 2001067388 A JP2001067388 A JP 2001067388A
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transfer gate
input terminal
block
impedance
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JP24034999A
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Akira Teramori
昭 寺森
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トランスファゲートの制御端子と出力端子間の
遅延値のシミュレーション結果と実デバイスとの差を小
さくする。 【解決手段】トランスファゲート入力端子ブロックMU
LTの制御端子I3から出力端子OUT1までの遅延値
であるトランスファゲート遅延値のこのブロックMUL
Tのデータ入力端子I1,I2の前段ブロックのINV
1,INV2の出力インピーダンスに対する依存係数
を、予め遅延対インピーダンス依存係数テーブルF6か
ら抽出し、この遅延対インピーダンス依存係数を用い
て、これらINV1,INV2の出力インピーダンスを
0Ωとして算出したトランスファゲート遅延値を補正し
て遅延計算を行い補正遅延値を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路のシ
ミュレーション方法に関し、特に論理回路の回路遅延を
考慮した論理動作を確認するための半導体集積回路のシ
ミュレーション方法に関する。
【0002】
【従来の技術】大規模化する集積回路においては、デバ
イス作成後に回路の設計ミスが見つかった場合、その修
正にはかなりの時間と費用を費やすことになる。従っ
て、デバイス作成前に回路の論理動作や特性の確認を行
うことにより、回路設計のミスを無くすことが望まし
い。このための手順としてシミュレーションは必須のも
のと位置づけられる。しかし、この種のシミュレーショ
ンは実デバイスに近い特性を忠実に再現した、高精度な
シミュレーションである必要がある。
【0003】近年のこの種のシミュレーションは、素子
の遅延は勿論、レイアウト後の実配線を求め、配線遅延
も考慮して高精度化を行っている。しかし、これらのシ
ミュレーションは、素子が駆動する負荷を求めてその素
子の駆動能力により素子の遅延時間、配線遅延の計算を
行う。
【0004】例えば、CMOS論理回路であれば、接続
先がゲートとなっていることを基本としている。しか
し、トランスファゲートのように素子自身が単なる接点
機能のみを有し、バッファ機能や駆動能力を持たない場
合は、このトランスファゲートの前段のブロックには何
が接続されるか不明である場合、前段の出力インピーダ
ンスも不明となるため、シミュレーション結果の遅延精
度が劣化する。
【0005】トランスファゲートを含む論理回路の一例
を回路図で示す図5(A)を参照すると、この論理回路
はブロックA101と、ブロックB102とから成る。
【0006】ブロックA101は、一端が電源VDDに
接続した抵抗R101と、一端が接地GNDに接続した
抵抗R102とを備える。
【0007】ブロックB102は、入力端を抵抗R10
1の他端に接続し正相制御端に反転制御信号CBの反転
相制御端に制御信号Cの供給をそれぞれ受けるトランス
ファゲートTG101と、入力端を抵抗R102の他端
に接続し出力端をトランスファゲートTG101の出力
端に共通接続し正相制御端に制御信号Cの反転相制御端
に反転制御信号CBの供給をそれぞれ受けるトランスフ
ァゲートTG102と、入力端をトランスファゲートT
G101,TG102の出力端に接続し、出力端を出力
端子TBに接続したバッファB101と、入力端を制御
端子TAに接続し制御信号Cの供給を受け出力端から反
転制御信号CBを出力するインバータIV101とを備
える。
【0008】前段のブロックA101の出力インピーダ
ンスZ(X軸)、すなわち、抵抗R101、R102の
抵抗値対ブロックBの制御端子TCから出力端子TBま
での伝搬遅延時間Tpd(Y軸)を示す図5(B)を参
照すると、前段の出力インピーダンスZが大きくなるほ
ど遅延時間Tpdが大きくなることを示す。すなわち、
トランスファゲートTG101,TG102の制御端か
ら出力端への遅延時間が大きくなることを示す。この前
段ブロックA101は、ユーザの設計によって様々であ
るため、実際のデバイス(以下、実デバイス)では、前
段ブロックA101の出力インピーダンスも変化する。
【0009】しかし、従来のシミュレーション方法は、
前段ブロックの出力インピーダンスを考慮していないた
め、前段ブロックの出力インピーダンスZを0Ωと見な
すことと同様となり、実デバイスでは前段の出力インピ
ーダンスが高インピーダンスになればなるほど、遅延シ
ミュレーションでの遅延値と実デバイスの遅延値との差
が大きくなる。
【0010】このことは、シミュレーションでは問題な
い結果となっても、実デバイスでは誤動作の要因となる
ことを意味する。
【0011】特開平5−108752号公報(文献1)
記載の従来のシミュレーション方法をフローチャートで
示す図6を参照すると、この従来のシミュレーション方
法は、論理合成処理ステップS1と、回路接続情報入力
処理ステップS2と、回路接続関係チェック処理ステッ
プS3と、接続関係チェック処理結果に違反があるか否
かの判定処理ステップS4と、ゲート出力端子抽出処理
ステップS5と、接続関係検索処理ステップS6と、ト
ランスファゲートを含むか否かの判定ステップS7と、
ゲート遅延計算処理ステップS8と、シミュレーション
用遅延テーブル作成処理ステップS9と、シミュレート
実行処理ステップS10と、シミュレーション結果出力
処理ステップS11と、パターン入力処理ステップS1
2と、トランスファゲート付きゲート遅延計算処理ステ
ップS13とから構成されている。
【0012】次に、図6を参照して、従来の半導体集積
回路のシミュレーション方法の動作について、この従来
技術に特有な処理を重点的に説明すると、トランスファ
ゲートを含むか否かの判断ステップS7において、トラ
ンスファゲートを含む処理フローとなった場合は、ステ
ップS13においてトランスファゲートがオン若しくは
オフ時の場合のみを考慮したデータパス側のトランスフ
ァゲートの遅延計算処理を行う。
【0013】つまり、前段の出力インピーダンスを理想
状態、すなわち、0Ωとし、トランスファゲートがオン
の時の配線容量とトランスファゲートのオン抵抗による
遅延値、及びトランスファゲートがオフの時の配線容量
とトランスファゲートのオン抵抗による遅延値とのうち
のいずれか一方を選択してシミュレーションを行ってい
たため、シミュレーション結果の遅延値が実際の遅延値
よりも小さいものとなってしまい、実デバイスではシミ
ュレーション結果より信号のタイミングが遅れてしまう
ことによる誤動作を引き起こすという重大な欠点を有し
ていた。
【0014】その理由は、図5(A)を再度参照してこ
のステップS13の処理を説明すると、ブロックB10
2に接続された前段ブロックA101はある出力インピ
ーダンス、すなわち、抵抗R101,R102の各々の
抵抗値を持っているが、この従来例では、ブロックA1
01の出力インピーダンスを検索しないため、制御端子
TCの制御信号Cが変化した時の出力端子TBに出力さ
れる出力信号Bの変化の遅延計算は、遅延ライブラリに
記述されているある一定の遅延(例えば0ns)となっ
ていたためである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の半導体
集積回路のシミュレーション方法は、シミュレーション
対象の論理回路がトランスファゲートを含む場合、トラ
ンスファゲートがオン若しくはオフ時の場合のみを考慮
したデータパス側のトランスファゲートの遅延計算処理
を行い入力側前段ブロックの出力インピーダンスを考慮
しないため、シミュレーション結果の遅延値が実際の遅
延値よりも小さくなり、この結果を実デバイスに適用す
るとシミュレーション結果より信号のタイミングが遅れ
てしまうことによる誤動作の発生要因となるという欠点
があった。
【0016】本発明の目的は、上記欠点を解消し、トラ
ンスファゲートの制御端子と出力端子間の遅延値のシミ
ュレーション結果と実デバイスとの差を小さくした半導
体集積回路のシミュレーション方法を提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】第1の発明の半導体集積
回路のシミュレーション方法は、シミュレーション対象
の論理回路がトランスファゲートを有し、このトランス
ファゲートを入力端子として持つブロックであるトラン
スファゲート入力端子ブロックの遅延計算を行う半導体
集積回路のシミュレーション方法において、前記トラン
スファゲート入力端子ブロックの制御端子から出力端子
までの遅延値であるトランスファゲート遅延値のこのト
ランスファゲートのデータ入力端子の前段に接続されて
いる前段ブロックの出力インピーダンスに対する依存係
数である遅延対インピーダンス依存係数を予め抽出し、
前記遅延対インピーダンス依存係数を用いて前記前段ブ
ロックの出力インピーダンスを予め設定した理想値と想
定して算出したトランスファゲート遅延値を補正して遅
延計算を行い補正遅延値を生成することを特徴とするも
のである。
【0018】また、前記遅延対インピーダンス依存係数
に加えトランスファゲート入力端子ブロックのデータ入
力端子の寄生容量も考慮して前記補正遅延値を生成して
も良い。
【0019】第2の発明の半導体集積回路のシミュレー
ション方法は、シミュレーション対象の論理回路がトラ
ンスファゲートを有し、このトランスファゲートを入力
端子として持つブロックであるトランスファゲート入力
端子ブロックの遅延計算を行う半導体集積回路のシミュ
レーション方法において、シミュレーション対象の半導
体集積回路の接続情報である回路接続情報を入力し、シ
ミュレーション処理可能なデータ構造に変換して内部デ
ータを生成する第1のステップと、ステップS1で生成
した前記内部データについて、予め設定した回路接続に
ついての制限、強制、禁止を含む接続ルールに基づき、
この接続ルールに違反する接続を探索する回路接続関係
チェック処理を行う第2のステップと、前記第2のステ
ップの処理結果について違反となる接続が存在するか否
かの判定を行う第3のステップと、前記違反となる接続
が存在しない場合、前記第3のステップで処理済みの前
記内部データに基づきトランスファゲートを探索し、そ
の探索結果であるトランスファゲート接続情報を抽出
し、トランスファゲート接続情報を作成する第4のステ
ップと、前記第4のステップで処理済みの前記内部デー
タに基づき予め設定されゲートの遅延計算に用いる出力
端子の遅延係数と入力端子容量を含むパラメータを保持
する遅延ライブラリを参照してシミュレーション対象の
回路の各ゲート毎の遅延時間を計算してテーブル化した
遅延テーブルを作成する第5のステップと、前記第5の
ステップで作成した前記遅延テーブルを回路全体の配線
遅延情報が含まれるように併合してシミュレーション用
遅延テーブルを作成する第6のステップと、前記第4の
ステップで作成したトランスファゲート接続情報と前記
遅延ライブラリとを参照してトランスファゲート入力端
子ブロックのデータ入力端子の前段に接続されているブ
ロックの出力インピーダンス値の抽出を行い抽出インピ
ーダンス値を出力する第7のステップと、前記第7のス
テップの処理結果である前記抽出インピーダンス値と予
め設定した遅延値に対する前記抽出インピーダンス値の
影響を表す係数である遅延対インピーダンス依存係数と
を参照し、前記シミュレーション用遅延テーブルを補正
して補正遅延テーブルを作成する第8のステップとを有
することを特徴とするものである。
【0020】また、前記第7のステップの後に前記トラ
ンスファゲート入力端子ブロックのデータ入力端子の寄
生容量を算出する第9のステップを有し、前記第8のス
テップが、前記抽出インピーダンス値と前記寄生容量と
前記延対インピーダンス依存係数と遅延値に対する容量
の影響を表す係数である遅延対容量依存係数とを参照
し、前記シミュレーション用遅延テーブルを補正して補
正遅延テーブルを作成しても良い。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明は、シミュレーション対象
の論理回路がトランスファゲートを有し、このトランス
ファゲートを入力端子として持つブロック(以下、トラ
ンスファゲート入力端子ブロック)の遅延計算を行う場
合に、このトランスファゲート入力端子ブロックの制御
端子から出力端子までの遅延値の前段ブロックの出力イ
ンピーダンスに対する依存係数を予め抽出しておき、こ
の依存係数によってトランスファゲートの上記前段ブロ
ックの出力インピーダンスを理想値である0Ωと想定し
て算出した遅延値を補正して遅延計算を行うことによ
り、このトランスファゲートのシミュレーション結果の
遅延値と実際のデバイス(以下、実デバイス)の遅延値
との差を除去するものである。
【0022】次に、本発明の実施の形態を図6と共通の
構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様にフロ
ーチャートで示す図1を参照すると、この図に示す本実
施の形態の半導体集積回路のシミュレーション方法は、
論理合成処理ステップS1と、回路接続情報入力処理ス
テップS2と、回路接続関係チェック処理ステップS3
と、回路接続関係チェック処理結果に違反があるか否か
の判定処理ステップS4と、トランスファゲート接続情
報抽出処理ステップS14と、ゲート遅延計算処理ステ
ップS8と、シミュレーション用遅延テーブル作成処理
ステップS9と、遅延テーブル補正処理ステップS16
と、シミュレーション実行処理ステップS10と、シミ
ュレーション結果出力処理ステップS11と、パターン
入力処理ステップS12と、インピーダンス抽出処理ス
テップS15とを有する。
【0023】また、回路接続関係チェック処理ステップ
S3では、予め設定した回路接続のルールである接続ル
ールF1を入力する。
【0024】ゲート遅延計算処理ステップS8には、ゲ
ートの遅延計算に用いる出力端子の遅延係数や入力端子
容量等の各種パラメータを保持する遅延ライブラリF4
を入力する。
【0025】インピーダンス抽出処理ステップS15に
は、遅延ライブラリF4と後述のトランスファゲート接
続情報F5とを入力する。
【0026】遅延テーブル補正処理ステップS16に
は、遅延対インピーダンス依存係数F6を入力する。
【0027】シミュレーション実行処理ステップS10
には、パターン入力処理ステップS12の処理結果及び
素子の遅延ライブラリF2を入力する。
【0028】次に、図1を参照して本実施の形態の概略
動作について説明すると、論理合成処理ステップS1
は、シミュレーション対象の半導体集積回路の論理シス
テム情報に基づき所定の論理合成処理を行い、具体的な
回路の接続情報である回路接続情報を出力する。
【0029】回路接続情報入力処理ステップS2は、ス
テップS1の出力である回路接続情報を、次の回路接続
関係チェック処理以降の処理を行える形のデータ構造に
変換した内部データとして取り込む。
【0030】ステップS3は、ステップS2により取り
込まれた内部データについて、入力した接続ルールF1
に基づき、この接続ルールに違反する接続を探索する回
路接続関係チェック処理を行う。
【0031】接続関係チェック処理結果に違反があるか
否かの判定処理ステップS4では、ステップS3の処理
結果について違反となる接続が存在するか否かの判定を
行う。接続ルールチェック処理結果に違反がある場合
は、論理合成処理ステップS1へ戻り、再度論理合成処
理ステップS1を行う。このステップS4により違反と
なる接続が存在しない場合は、トランスファゲート接続
情報抽出処理ステップS14へ進む。
【0032】トランスファゲート接続情報抽出処理ステ
ップS14では、ステップS4の処理済みの上記内部デ
ータ(すなわち、ステップS2で取り込まれ、ステップ
S3,S4にて継承されてきた内部データ、以下同様)
に基づき、トランスファゲート入力端子ブロックを探索
し、その探索結果であるトランスファゲート接続情報を
抽出し、トランスファゲート接続情報F5を作成する。
【0033】ゲート遅延計算処理ステップS8では、ス
テップS14の処理済みの上記内部データに基づき、遅
延ライブラリF4を参照して、シミュレーション対象の
回路の各ゲート毎の遅延時間を計算してテーブル化した
遅延テーブルF7を作成する。
【0034】シミュレーション用遅延テーブル作成処理
ステップS9は、ステップS8で作成した遅延テーブル
F7を、回路全体の配線遅延情報が含まれるように一つ
のシミュレーション用遅延テーブルにマージ(併合)
し、後述の遅延テーブル補正処理ステップS16の後に
行われる、シミュレーション実行処理ステップS10が
参照できる形式の内部データに変換する。
【0035】インピーダンス抽出処理ステップS15
は、ステップS14で作成したトランスファゲート接続
情報F5と遅延ライブラリF4とを参照し、トランスフ
ァゲート入力端子ブロックのデータ入力端子の前段に接
続されているブロックの出力インピーダンス値を抽出イ
ンピーダンス値として抽出する。
【0036】遅延テーブル補正処理ステップS16は、
ステップS15の処理結果である上記抽出インピーダン
ス値、及び予め設定した遅延値に対する抽出インピーダ
ンスの影響を表す係数である遅延対インピーダンス依存
係数F6とを参照し、ステップS9の処理結果であるシ
ミュレーション用遅延テーブルF7に対して補正処理を
行い、補正遅延テーブルF8を生成する。
【0037】シミュレーション実行処理ステップS10
は、ステップS16で作成した補正遅延テーブルF8の
内部データと、パターン入力処理ステップS12で作成
した内部データと、素子内の端子間遅延時間が保存され
ている素子の遅延ライブラリF2を参照してシミュレー
ションを実行する。
【0038】シミュレーション結果出力処理ステップS
11は、ステップS10で行ったシミュレーション結果
を表示及び保存する。
【0039】次に図1を再度参照して、本実施の形態の
全体の動作について詳細に説明する。
【0040】図1に示すように、論理合成処理ステップ
S1では、シミュレーション対象の半導体集積回路につ
いて、ハードウェア記述言語などで表現された論理シス
テム情報を、具体的な回路の接続情報に変換し、回路面
積や遅延時間などを最適化して回路接続情報を作成す
る。
【0041】回路接続情報入力処理ステップS2では、
ステップS1で作成した回路接続情報を入力し、次の回
路接続関係チェック処理以降の処理を行える形のデータ
構造に変換した内部データとして取り込む。
【0042】回路接続関係チェック処理ステップS3
は、ステップS2により取り込んだ上記内部データに対
し、回路接続についての制限、強制、禁止などについて
記述した接続ルールF1を参照し、制限、強制、禁止な
どのルールに違反する接続のチェックを行う。
【0043】次に接続関係チェック処理結果に違反があ
るか否かの判定処理ステップS4を行う。ステップS3
の処理結果に違反がある場合は、論理合成処理ステップ
S1へ戻り、再度、論理合成処理ステップS1から処理
を行う。
【0044】ステップS3の処理結果に違反が無い場合
には、トランスファゲート接続情報抽出処理ステップS
14に進む。
【0045】トランスファゲート接続情報抽出処理ステ
ップS14は、ステップS4の処理済みの上記内部デー
タに基づき、各ゲートに接続されたトランスファゲート
の入力端子(以下トランスファゲート入力端子)の抽出
を行い、ここで抽出された個々のトランスファゲート入
力端子について、その接続関係の検索を行い、トランス
ファゲート入力端子を持つブロック、すなわち、トラン
スファゲート入力端子ブロックの名称、インスタンス
名、トランスファゲート入力端子を持つブロックの前段
に接続されるブロックの名称、端子名をトランスファゲ
ート接続情報F5として抽出する。
【0046】なお、このトランスファゲート入力端子抽
出において、入力端子がトランスファゲートを含むか否
かの判定方法は、例えば回路データ上の端子属性をトラ
ンスファゲート構成の入力端子の場合TGINとし、ト
ランスファゲート構成の入力端子でない場合何も記述し
ない。また、トランスファゲートのみのゲート回路であ
る場合、入力端子の属性をTGIOとする事で、入力端
子がトランスファゲートを含むか否かの判定が可能とな
る。
【0047】ゲート遅延計算処理ステップS8は、ステ
ップS14の処理済みの上記内部データに基づき、遅延
ライブラリF4を参照して、シミュレーション対象の回
路の各ゲート毎の遅延時間を計算してテーブル化した遅
延テーブルF7を作成する。
【0048】シミュレーション用遅延テーブル作成処理
ステップS9では、回路全体の配線遅延情報が含まれる
ように、ステップS8で作成した上記遅延テーブルF7
と、遅延ライブラリF4から入力した配線遅延情報とを
マージし、遅延テーブル補正処理ステップS16の後に
行われるシミュレーション実行処理ステップS10が参
照できる形式の内部データに変換する。
【0049】インピーダンス値抽出処理ステップS15
は、ステップS14で作成したトランスファゲート接続
情報F5と遅延ライブラリF4とを参照し、トランスフ
ァゲート接続情報F5に保持した各トランスファゲート
入力端子ブロックのデータ入力端子に接続する前段ブロ
ックの出力インピーダンスを遅延ライブラリF4の記述
情報から抽出し、この前段ブロックの出力インピーダン
スをトランスファゲートを構成するPchMOSトラン
ジスタ及びNchMOSトランジスタのドレイン側の並
列接続点でのインピーダンス値、すなわちトランスファ
ゲート入力端子ブロックの出力インピーダンス値として
抽出する。すなわち、前段ブロックの出力インピーダン
ス値をトランスファゲートの出力インピーダンス値とす
る。
【0050】遅延テーブル補正処理ステップS16で
は、ステップS15で抽出したトランスファゲート入力
端子ブロックの出力インピーダンス値である抽出インピ
ーダンス値、及び予め準備してある遅延対インピーダン
ス依存係数F6とを参照し、このトランスファゲート入
力端子ブロックに関してステップS9でトランスファゲ
ートの出力インピーダンス値を0として作成したシミュ
レーション用遅延テーブルF7に対して補正処理を行
う。
【0051】ここで、シミュレーションを適用する論理
回路の一例を回路図で示す図2及びシミュレーションモ
デルの一例を説明図で示す図3を参照して、インピーダ
ンス値抽出処理ステップS15及び遅延テーブル補正処
理ステップS16について具体例を用いて詳細に説明す
る。
【0052】図2に示す論理回路は回路名をTOPと呼
び、入力端I1が入力端子IN1に接続され出力端O1
が配線NET1の1端に接続されインスタンス名をIN
STAと呼ぶインバータINV1と、入力端I1が入力
端子IN2に接続され出力端O1が配線NET2の1端
に接続されインスタンス名をINSTBと呼ぶインバー
タINV2と、入力端I1が入力端子IN3に接続され
出力端O1が配線NET3の1端に接続されインスタン
ス名をINSTCと呼ぶインバータINV3と、入力端
I1が配線NET1の他端に接続され入力端I2が配線
NET2の他端が接続され入力端I3が配線NET3の
他端に接続され後述の2つのトランスファゲートから成
りインスタンス名をINSDと呼びブロック名MULT
と呼ぶマルチプレクサMULTとを備える。すなわち、
マルチプレクサMULTがトランスファゲート入力端子
ブロックである。配線NET1と配線NET2及び配線
NET3は、それぞれネット名をNET1とNET2及
びNET3と呼ぶ。
【0053】マルチプレクサMULTは、ソース同士及
びドレイン同士が並列接続されたPchMOSトランジ
スタ(以下PMOSトランジスタ)P1とNchMOS
トランジスタ(以下NMOSトランジスタ)N1とから
成り共通接続したソースである入力端が入力端I1に接
続されたトランスファゲートTG1と、ソース同士及び
ドレイン同士が並列接続されたPMOSトランジスタP
2とNMOSトランジスタN2とから成り共通接続した
ソースである入力端が入力端I2に接続され共通接続し
たドレインである出力端がトランスファゲートTG1の
出力端と共通接続されたトランスファゲートTG2と、
入力端が入力端子I3に出力端がPMOSトランジスタ
P1及びNMOSトランジスタN2の各々のゲートに接
続されたインバータIV1と、入力端をトランスファゲ
ートTG1,TG2の共通接続された出力端に出力端を
出力端子OUT1にそれぞれ接続したインバータIV2
とを備え、NMOSトランジスタN1及びPMOSトラ
ンジスタP2の各々のゲートが入力端I3に接続されて
いる。
【0054】図3は、この回路TOPにおいて、入力端
子IN1の信号レベルはHレベル、IN2の信号レベル
がLレベルのとき、入力端子IN3の信号レベルがLレ
ベルに立ち下がり(Fall)、出力端子OUT1の信
号レベルがHレベルに立ち上がる(Rise)場合のマ
ルチプレクサMULTの遅延計算の一例を示す。
【0055】まず、シミュレーション用遅延テーブル作
成処理ステップS9で、遅延テーブルF7を作成する。
この遅延テーブルF7内に存在するブロック名MUL
T、すなわちマルチプレクサMULTの遅延情報はMU
LTに接続される前段ブロックのインピーダンス値が0
Ω時のものである。
【0056】この遅延テーブルF7は上記条件で、イン
バータINV1の遅延値0.40ns、配線NET1の
遅延値0.25ns、インバータINV2の遅延値0.
42ns、マルチプレクサMULTの遅延値0.50n
sをそれぞれ示す(図3(A))。
【0057】次に、トランスファゲート接続情報F5
と、遅延ライブラリF4からインピーダンス抽出処理ス
テップS15によりブロック名MULTの前段に接続さ
れているブロック(前段ブロック)のインピーダンス値
を抽出する。この場合は、前段ブロックとしてインバー
タINV1,INV2を抽出し(図3(B))、これら
インバータINV1,INV2の出力インピーダンスと
して、インバータINV1のRise時4.0KΩ、F
all時3.0KΩを、インバータINV2のRise
時2.0KΩ、Fall時1.5KΩをそれぞれ抽出す
る(図3(C))。
【0058】次に遅延テーブルF7、ステップS15に
より抽出された出力インピーダンス値及び遅延対インピ
ーダンス依存係数F6を参照し、遅延テーブル補正処理
ステップS16を行い、補正遅延テーブルF8を作成す
る。
【0059】なお、遅延対インピーダンス依存係数はブ
ロック名MULTの入力端I1,I2,I3の状態組み
合わせ毎に依存係数を持たせておく。この例の場合は、
ブロック名MULT内での動作は、入力端I3がRis
eすることにより、トランスファゲートTG2が導通状
態から遮断状態となり、トランスファゲートTG1が遮
断状態から導通状態となる。従って入力端I2から出力
端O1への経路から、入力端入力端I1から出力端O1
への経路に切り替わる。このことと、その時の入力端I
1の状態から、使用すべき遅延係数を遅延テーブル補正
処理内部にて選択し、この選択した遅延対インピーダン
ス依存係数を用いて遅延テーブルF7内のブロック名M
ULTの遅延情報に対し補正を行う。この場合は入力端
I1の状態Lレベルから、使用すべき遅延係数として
0.02ns/KΩを選択する(図3(D))。
【0060】以上の処理の結果、補正遅延テーブルF8
には、インバータINV1の入力端I1Rise/出力
端O1Fall時の遅延値0.40nsと、配線NET
1の遅延値0.25nsと、インバータINV2の入力
端I1Fall/出力端O1Rise時の遅延値0.4
2nsと、マルチプレクサMULTの入力端I3Ris
e/出力端O1Rise時の遅延値0.56nsが記述
される(図3(E))。
【0061】次に、シミュレーション実行処理ステップ
S10で、ステップS16で生成した補正遅延テーブル
F8と、パターン入力処理ステップS12によりシミュ
レーション対象の入力データである入力パターンをシミ
ュレータが参照できる形の内部データに変換したシミュ
レーション用内部データとに基づき、素子内の端子間遅
延時間が保存されている素子の遅延ライブラリF2を参
照してシミュレーションを実行する。
【0062】シミュレーション結果出力処理ステップS
11は、ステップS10で行ったシミュレーション結果
を表示及び保存する。
【0063】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、従来から用いられているシミュレータの改造をする
ことなく、トランスファゲート入力端子構成となってい
るブロックの遅延精度が向上する。
【0064】その理由は、従来前段の出力インピーダン
スを理想状態として抽出していた遅延テーブルに対し、
シミュレーション実行前にインピーダンス抽出処理にて
抽出した前段のインピーダンスの値を付加する補正処理
を行うからである。
【0065】また、トランスファゲート入力端子のデー
タ端子の前段の出力インピーダンス依存係数を遅延ライ
ブラリ内に持つ必要が無いため、過去の遅延ライブラリ
に対しても対応可能となるメリットがある。
【0066】次に、本発明の第2の実施の形態を図1と
共通の処理には共通の参照文字/数字を付して同様にフ
ローチャートで示す図4を参照すると、この図に示す本
実施の形態の前述の第1の実施の形態との相違点は、ゲ
ートのデータ端子に接続されている出力端子のインピー
ダンス抽出処理ステップS15の後に、このデータ端子
の容量、例えば配線容量や他のゲート容量等の寄生容量
を算出する容量抽出処理ステップS17を有し、さら
に、遅延値に対する容量の影響を表す係数である遅延対
容量依存係数ファイルF9を持ち、遅延補正処理ステッ
プS16Aで、遅延対インピーダンス依存係数ファイル
F6と、遅延対容量依存係数ファイルF9とを参照し
て、第1の実施の形態と共通の遅延テーブルF7に対し
遅延補正処理を行うことである。
【0067】従って、トランスファゲートのデータ入力
端子の前段に接続されているブロックの出力インピーダ
ンスの他に、この入力端子上の容量も考慮して、制御端
子から出力端子への遅延を算出する。
【0068】上記遅延対容量依存係数は、トランスファ
ゲートの上記遅延を制御信号のRise、Fall別に
算出する。
【0069】本実施の形態では、トランスファゲートの
データ入力端子の寄生容量が大きい程、前段のインピー
ダンスの影響を受けにくいため、出力インピーダンスの
みの場合に比べ、容量を考慮すると遅延値Tpdの値が
小さくなることを補正する。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体集
積回路のシミュレーション方法は、トランスファゲート
入力端子ブロックの遅延値の前段ブロックの出力インピ
ーダンスに対する依存係数である遅延対インピーダンス
依存係数を予め抽出し、上記遅延対インピーダンス依存
係数を用いて前段ブロックの出力インピーダンスを理想
値と想定して算出したトランスファゲート遅延値を補正
して遅延計算を行い補正遅延値を生成することにより、
従来から用いられているシミュレータの改造をすること
なく、トランスファゲート入力端子ブロックの遅延計算
精度が向上するという効果がある。
【0071】また、トランスファゲート入力端子ブロッ
クのデータ端子の前段のブロックの出力インピーダンス
依存係数を遅延ライブラリ内に持つ必要が無いため、過
去の遅延ライブラリに対しても対応可能となるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体集積回路のシミュレーション方
法の第1の実施の形態を示すフローチャートである。
【図2】本実施の形態の半導体集積回路のシミュレーシ
ョン方法を説明するためのシミュレーションを適用する
論理回路の一例を示す回路図である。
【図3】本実施の形態の半導体集積回路のシミュレーシ
ョン方法を説明するためのシミュレーションモデルの一
例を示す説明図である。
【図4】本発明の半導体集積回路のシミュレーション方
法の第2の実施の形態を示すフローチャートである。
【図5】従来の技術の問題点を説明するためのトランス
ファゲートを含む回路の一例を示す回路図及びその特性
を示す特性図である。
【図6】従来の半導体集積回路のシミュレーション方法
の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 ブロックA 102 ブロックB INV1,INV2,INV3,IV1,IV2,IV
101,IV102インバータ N1,N2,P1,P2 MOSトランジスタ TG1,TG2,TG101,TG102 トランス
ファゲート MULT マルチプレクサ R101,R102 抵抗
フロントページの続き Fターム(参考) 2G032 AC08 AD06 5B046 AA08 BA04 JA05 5F064 BB40 CC12 EE47 HH09 HH10 HH12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シミュレーション対象の論理回路がトラ
    ンスファゲートを有し、このトランスファゲートを入力
    端子として持つブロックであるトランスファゲート入力
    端子ブロックの遅延計算を行う半導体集積回路のシミュ
    レーション方法において、 前記トランスファゲート入力端子ブロックの制御端子か
    ら出力端子までの遅延値であるトランスファゲート遅延
    値のこのトランスファゲートのデータ入力端子の前段に
    接続されている前段ブロックの出力インピーダンスに対
    する依存係数である遅延対インピーダンス依存係数を予
    め抽出し、 前記遅延対インピーダンス依存係数を用いて前記前段ブ
    ロックの出力インピーダンスを予め設定した理想値とし
    て想定して算出したトランスファゲート遅延値を補正し
    て遅延計算を行い補正遅延値を生成することを特徴とす
    る半導体集積回路のシミュレーション方法。
  2. 【請求項2】 前記遅延対インピーダンス依存係数に加
    えトランスファゲート入力端子ブロックのデータ入力端
    子の寄生容量も考慮して前記補正遅延値を生成すること
    を特徴とする請求項1記載の半導体集積回路のシミュレ
    ーション方法。
  3. 【請求項3】 前記出力インピーダンスの前記理想値が
    0Ωであることを特徴とする請求項1記載の半導体集積
    回路のシミュレーション方法。
  4. 【請求項4】 シミュレーション対象の論理回路がトラ
    ンスファゲートを有し、このトランスファゲートを入力
    端子として持つブロックであるトランスファゲート入力
    端子ブロックの遅延計算を行う半導体集積回路のシミュ
    レーション方法において、 シミュレーション対象の半導体集積回路の接続情報であ
    る回路接続情報を入力し、シミュレーション処理可能な
    データ構造に変換して内部データを生成する第1のステ
    ップと、 ステップS1で生成した前記内部データについて、予め
    設定した回路接続についての制限、強制、禁止を含む接
    続ルールに基づき、この接続ルールに違反する接続を探
    索する回路接続関係チェック処理を行う第2のステップ
    と、 前記第2のステップの処理結果について違反となる接続
    が存在するか否かの判定を行う第3のステップと、 前記違反となる接続が存在しない場合、前記第3のステ
    ップで処理済みの前記内部データに基づきトランスファ
    ゲートを探索し、その探索結果であるトランスファゲー
    ト接続情報を抽出し、トランスファゲート接続情報を作
    成する第4のステップと、 前記第4のステップで処理済みの前記内部データに基づ
    き予め設定されゲートの遅延計算に用いる出力端子の遅
    延係数と入力端子容量を含むパラメータを保持する遅延
    ライブラリを参照してシミュレーション対象の回路の各
    ゲート毎の遅延時間を計算してテーブル化した遅延テー
    ブルを作成する第5のステップと、 前記第5のステップで作成した前記遅延テーブルを回路
    全体の配線遅延情報が含まれるように併合してシミュレ
    ーション用遅延テーブルを作成する第6のステップと、 前記第4のステップで作成したトランスファゲート接続
    情報と前記遅延ライブラリとを参照して前記トランスフ
    ァゲート入力端子ブロックのデータ入力端子の前段に接
    続されているブロックの出力インピーダンス値の抽出を
    行い抽出インピーダンス値を出力する第7のステップ
    と、 前記第7のステップの処理結果である前記抽出インピー
    ダンス値と予め設定した遅延値に対する前記抽出インピ
    ーダンス値の影響を表す係数である遅延対インピーダン
    ス依存係数とを参照し、前記シミュレーション用遅延テ
    ーブルを補正して補正遅延テーブルを作成する第8のス
    テップとを有することを特徴とする半導体集積回路のシ
    ミュレーション方法。
  5. 【請求項5】 前記第7のステップの後に前記トランス
    ファゲート入力端子ブロックのデータ入力端子の寄生容
    量を算出する第9のステップを有し、 前記第8のステップが、前記抽出インピーダンス値と前
    記寄生容量と前記延対インピーダンス依存係数と遅延値
    に対する容量の影響を表す係数である遅延対容量依存係
    数とを参照し、前記シミュレーション用遅延テーブルを
    補正して補正遅延テーブルを作成することを特徴とする
    請求項4記載の半導体集積回路のシミュレーション方
    法。
  6. 【請求項6】 トランスファゲート入力端子ブロック
    が、ソース同士及びドレイン同士が並列接続された第1
    のPchMOSトランジスタと第1のNchMOSトラ
    ンジスタとから成り共通接続したソースである入力端が
    第1の入力端に接続された第1のトランスファゲート
    と、 ソース同士及びドレイン同士が並列接続された第2のP
    chMOSトランジスタと第2のNchMOSトランジ
    スタとから成り共通接続したソースである入力端が第2
    の入力端に接続され共通接続したドレインである出力端
    が第1のトランスファゲートの出力端と共通接続された
    第2のトランスファゲートと、 入力端が第3の入力端子に出力端が前記第1のPchM
    OSトランジスタ及び第2のNchMOSトランジスタ
    の各々のゲートに接続された第1のインバータと、 入力端を前記第1,第2のトランスファゲートの共通接
    続された出力端に出力端を出力端子にそれぞれ接続した
    第2のインバータとを備え、 前記第1のNchMOSトランジスタと第2のPchM
    OSトランジスタの各々のゲートが前記第3の入力端に
    接続されているマルチプレクサであることを特徴とする
    請求項1又は4記載の半導体集積回路のシミュレーショ
    ン方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9223927B2 (en) 2013-12-04 2015-12-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Modeling system, method of modeling semiconductor device, computer-readable recording medium comprising program for performing the method

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