JP2001067029A - 車載計器装置 - Google Patents

車載計器装置

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JP2001067029A
JP2001067029A JP24497799A JP24497799A JP2001067029A JP 2001067029 A JP2001067029 A JP 2001067029A JP 24497799 A JP24497799 A JP 24497799A JP 24497799 A JP24497799 A JP 24497799A JP 2001067029 A JP2001067029 A JP 2001067029A
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fluorescent lamp
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Shigeru Senzaki
茂 千崎
Ryuji Tsuchiya
竜二 土屋
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像表示装置を備えながら構造を簡単にした車
載計器装置を提供する。 【解決手段】スピードメーターSM、タコメーターTM
などの車載計器など用導光体と、画像表示装置MNの画
像表示装置用導光体とを隣接して配設し、両方の導光体
に同時に発生光を分配して入射する細長い蛍光ランプF
L1またはFL2を備えている。蛍光ランプFL1また
はFL2は、一方の側面から出る発生光を一方の導光体
に入射し、他方の側面から出る発生光を他方の導光体に
入射させることができる。また、蛍光ランプFL3また
はFL4は、長手方向の一部から出る発生光を一方の導
光体に入射し、他の部分から出る発生光を他方の導光体
に入射させることができる。使用する蛍光ランプの数が
少なくなり、高周波点灯装置もその分少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示装置を備
えた車載計器装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の計器パネルに配置した各種計器
などを背面または側面から入光して照明する、いわゆる
バックライトにおいては、一般的には小形の白熱電球が
用いられているが、たとえば特開平2−80916号公
報においては、屈曲した小形の蛍光ランプを用いてい
る。このような蛍光ランプを用いることにより、省電力
を図るとともに、パネル面の輝度を高くして視認性を著
しく向上することができる。
【0003】一方、情報化の進展によりテレビジョン受
像機、GPS(グローバル・ポジショニング・システ
ム)、車載コンピュータなどの機器を搭載した自動車が
増加してきている。これらの機器は、いずれも画像表示
装置を備えていて、画像表示装置は計器パネルに近接し
た位置に配設されている。また、一つの画像表示装置を
複数の機器に対して共通にして、機器を切り換えて使用
する構成も見受けられる。
【0004】車載用の画像表示装置は、軽量、低消費電
力および小形であるという特徴を備えていることから、
殆ど液晶を用いた構成である。液晶形の画像表示装置
は、夜間においても画像表示する必要があるので、一般
にバックライト装置を用いて液晶表示ユニットを背面か
ら照明する方式を採用している。
【0005】したがって、従来のバックライト方式の車
載計器装置と、画像表示装置とを装備した自動車におい
ては、車載計器など用のバックライトと別に画像表示装
置用のバックライトを設備している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このため、バックライ
トごとに蛍光ランプおよび高周波点灯装置を設備する必
要があり、コストおよび大きさの点で不利である。した
がって、両者を一体化することが困難であった。
【0007】ところが、GPSなど情報機器の利用が運
転に便利であることが認識されるにしたがって、画像表
示装置を運転中常時作動させることが多くなってきた。
また、これに伴って、画像表示装置を運転中に見やすい
位置に配置するニーズが高くなってきている。このた
め、車載計器装置中に画像表示装置を配置することを考
えたが、それぞれ別にバックライトを配設すると、装置
が大形化してしまうという問題がある。
【0008】本発明は、画像表示装置を備えながら構造
を簡単にした車載計器装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の車載計
器装置は、車載計器など用導光体と;車載計器など用導
光体に隣接して配設された画像表示装置用導光体と;透
光性放電容器、透光性放電容器の内面側に形成された蛍
光体層、透光性放電容器の両端に封着した一対の電極お
よび透光性気密容器の内部に封入された放電媒体を備
え、車載計器など用導光体および画像表示装置用導光体
の両方に発光が入射するように配設された細長い蛍光ラ
ンプと;を具備したことを特徴としている。
【0010】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0011】<車載計器装置について>「車載計器装
置」とは、一般に運転席のほぼ正面に配置され、自動車
の各種メーター類、表示灯、警告灯などを集中して、ド
ライバーに認知させるための設備であり、場合によって
はスイッチ類の操作部が付設されているが、本発明にお
いてはさらに画像表示装置が配設されている。
【0012】メーター類としては、たとえばスピードメ
ーター、タコメーター、水温計、燃料計、油圧計、トリ
ップメーター、オドメーターなどを一部または全部配設
することができる。
【0013】表示灯としては、たとえばターンインジケ
ーター表示灯、ハイビーム表示灯、セレクターポジショ
ン表示灯、フォグランプ表示灯などを一部または全部配
設することができる。
【0014】警告灯としては、たとえば燃料残量警告
灯、ハンドブレーキ警告灯、シートベルト警告灯、エア
バッグ警告灯などを一部または全部配設することができ
る。
【0015】画像表示装置としては、運転状態画像表
示、テレビジョン画像表示、GPS画像表示、車載コン
ピュータ画像表示、車載または携帯電話画像表示、ゲー
ム画像表示など任意所望の画像を一種または切り換えて
複数種を表示することができるものをいう。
【0016】また、本発明における車載計器装置は、少
なくとも主要部がバックライト照明によって各種表示を
行うように構成され、そのため車載計器など用導光体
と、画像表示装置用導光体とを備えている。
【0017】<導光体について>車載計器など用導光体
は、自動車の各種メーター類の少なくとも主要な一部た
とえばスピードメーター、タコメーターなどを表示する
ために機能する。さらに、表示灯および警告灯用の導光
体を支持するか、一体的に形成することができる。
【0018】また、車載計器など用導光体は、アナログ
メーターの場合に、目盛りだけを照明して、指針につい
ては別に発光指針を用いてもよいし、目盛りおよび指針
の両方を照明してもよい。
【0019】さらに、車載計器など用導光体は、導光体
の裏面などに予め表示用彫刻を形成しておき、表示用彫
刻部分で光が反射して導光体の表面に出光する形式でも
よいし、液晶などの表示ユニットを用いて表示するよう
にするとともに、表示ユニットを背面から照明するよう
に構成してもよい。
【0020】表示装置用導光体は、液晶などの画像表示
ユニットを背面から照明する。
【0021】そうして、車載計器など用導光体と、表示
装置用導光体とは、共通の蛍光ランプの発光によってそ
れぞれ入光する程度に、互いに隣接して配設されてい
る。各導光体に対する入光方式は、サイドライト式およ
び直下式のいずれであってもよいが、前者は車載計器パ
ネル装置を薄く形成するのに有利である。前者の場合、
導光体の側面に対向して蛍光ランプを配置するのが一般
的であるが、要すれば導光体の側面を斜めにカットし
て、その斜面部に対向する背面に蛍光ランプを配置し、
背面から入射した光が斜面部の内面で全反射して導光体
の内部に進入するように構成することもできる。
【0022】また、各導光体において、サイドライト式
および直下式のいずれにおいても、照明の均斉度を改善
するための既知の各種輝度均斉化手段を適宜採用するこ
とができる。
【0023】<蛍光ランプについて>蛍光ランプは、透
光性放電容器、蛍光体層、一対の電極および放電媒体を
備えている。また、蛍光ランプは、任意所望の灯数を用
いることができる。
【0024】「透光性放電容器」とは、低圧放電の結果
発生した可視光を外部に導出するために少なくとも所要
部分が透光性であり、内部に放電媒体を封入して放電に
よって発生する熱に耐え得るような耐熱性を備えている
ものをいう。しかし、材質は限定されるものではなく、
たとえばガラス、セラミックスなどを用いることができ
る。また、ガラスは、硬質ガラス、半硬質ガラスおよび
軟質ガラスのいずれでもよく、要すれば石英ガラスを用
いることができる。しかし、経済性および加工の容易性
の点から軟質ガラスや半硬質ガラスが好適である。
【0025】また、透光性放電容器は、一般的に内径の
2倍以上の長さを備えている細長いものが用いられる。
【0026】さらに、透光性放電容器は、直管形ばかり
でなく、車載計器装置の要求にしたがって非直線形状の
透光性放電容器、たとえばコ字状、L字状、へ字状、円
環状、C字状、U字状またはこれらに近い形状などを用
いることができる。
【0027】蛍光体層は、透光性放電容器の内面側に形
成されるが、これは透光性放電容器の内面に直接接触し
て形成してもよいし、アルミナなどの保護膜およびまた
は酸化チタンなどの反射膜を介して間接的に形成しても
よいという意味である。
【0028】また、使用する蛍光体は、所望の照明色に
応じて選択すればよい。たとえば、白色発光を行わせる
場合には、3波長発光形やハロリン酸塩蛍光体などを用
いることができる。
【0029】電極は、透光性放電容器内の両端側にその
一対を封装して、それらの間で低圧水銀蒸気放電または
低圧希ガス放電を生起させるために用いる。
【0030】また、電極は、小形化が容易であることか
ら、冷陰極を用いるのが好適であるが、要すれば熱陰極
であってもよい。
【0031】放電媒体は、低圧水銀蒸気放電の場合には
水銀および希ガスである。また、低圧希ガス放電の場合
には希ガスである。
【0032】希ガスは、主にネオン、アルゴン、クリプ
トンおよびキセノンのいずれか一種または複数種を用い
ることができる。特に低圧希ガス放電の場合、キセノン
は、低圧ガス放電により紫外線を発生するので、この紫
外線により蛍光体層を励起して所望の可視光を発光する
場合に好適である。
【0033】<本発明の作用について>本発明において
は、蛍光ランプから発生した光が車載計器など用導光体
と、画像表示装置用導光体とに入射するので、車載計器
パネル装置の中のスペースファクターが良好になって、
車載計器などの表示機能を阻害することなく、画像表示
装置を、しかもドライバーにとって見やすい位置に組み
込むことが可能になる。
【0034】また、蛍光ランプの使用数を少なくするこ
とができるので、蛍光ランプを付勢するための高周波点
灯装置を少なくすることができ、全体としてコストダウ
ンになる。
【0035】さらに、既に述べたように、自動車を運転
中に画像表示装置を見る機会が増加しているので、車載
計器などと一緒に常時画像表示装置が作動することは、
殆ど問題にならないが、もし要すれば、画像表示装置の
導光体と蛍光ランプとの間に機械的または光学的シャッ
タを配設して、画像表示装置の画像表示を停止させるこ
とも可能である。
【0036】請求項2の発明の車載計器装置は、請求項
1記載の車載計器装置において、蛍光ランプは、一方の
側面が車載計器など用導光体の入光部に対面し、ほぼ反
対側の側面が画像表示装置用導光体の入光面に対面して
いることを特徴としている。
【0037】本発明は、蛍光ランプを中心にその両側に
車載計器など用導光体と画像表示装置用導光体とを配置
する構成を規定している。たとえば、画像表示装置用導
光体を車載計器装置の中心部に配置して、その周囲に車
載計器など用導光体を配置するような構成において、画
像表示装置用導光体の周囲にコ字状またはロ字状に蛍光
ランプを配置すると、蛍光ランプの両側に出る光を両方
の導光体に入射させることができる。
【0038】そうして、本発明は、蛍光ランプの長さに
関係なく構成できる利点がある。
【0039】請求項3の発明の車載計器装置は、請求項
1記載の車載計器装置において、蛍光ランプは、長手方
向の一部が車載計器など用導光体の入光部に対面し、長
手方向の他の部分が画像表示装置用導光体の入光面に対
面していることを特徴としている。
【0040】本発明は、蛍光ランプの長手方向に沿って
車載計器など用導光体と画像表示装置用導光体とにそれ
ぞれ入光させる構成を規定している。
【0041】蛍光ランプの長手方向の部分によって入光
させる導光体を区別するが、蛍光ランプの周方向に対し
ては、自由である。したがって、蛍光ランプの同一方向
に出る光を利用するように構成する方が比較的都合よい
が、これに限定されるものではない。たとえば、一方の
導光体に対しては一方の側面から入光させ、他方の導光
体に対しては他方の側面から入光するように構成しても
よい。
【0042】そうして、本発明は、比較的蛍光ランプが
長い場合に好適である。
【0043】請求項4の発明の車載計器装置は、請求項
1ないし3のいずれか一記載の車載計器装置において、
蛍光ランプは、透光性放電容器の外面の長手方向に沿
い、かつ半周以下の角度範囲で捻れながら透光性放電容
器の外面に添接しているヒータ線を備えていることを特
徴としている。
【0044】本発明は、バックライト用の蛍光ランプの
低温時の光束立ち上がりを良好にするためのヒータの配
設構造を改良したものである。
【0045】すなわち、蛍光ランプは、温度依存性があ
り、低温時には光束立ち上がりが遅い。このため、車載
用機器や携帯用機器のバックライトとして蛍光ランプを
用いる場合には、低温時における何らかの対策が必要に
なる。その対策の一つとして、ヒータを蛍光ランプに添
接して、低温の始動時にヒータに通電して蛍光ランプを
加温することが従来から行われている。ヒータとして
は、コイル状、メッシュ状、直線状などのものが用いら
れている。
【0046】コイル状のヒータは、蛍光ランプの周囲を
そのコイル状部分によって包囲する構成である。
【0047】メッシュ状のヒータは、同様に蛍光ランプ
の周囲をそのメッシュ状部分によって包囲する構成であ
る。
【0048】直線状のヒータは、蛍光ランプの背面側に
その直線状部分を貼着する構成である。
【0049】ところが、上記のいずれのヒータにおいて
も、問題がある。すなわち、前二者は、遮光性が相対的
に大きいばかりでなく、浮き上がりやすくて安定性が悪
い。後者も、浮きやすくて安定性が悪い。
【0050】これに対して、本発明においては、ヒータ
線の両端を固定して捻ることによって、容易にヒータ線
を蛍光ランプの外面に密接させることができる。なお、
この種の蛍光ランプは、両端にゴムなどの軟質絶縁体か
らなるホルダを装着して用いることが多いので、ヒータ
をこのホルダに支持させることにより、容易にヒータ線
の両端を固定することができる。
【0051】また、要すればヒータ線の上から蛍光ラン
プに対して透明質の絶縁テープを貼着することができ
る。
【0052】さらに、ヒータ線は、半周以下の角度範囲
で捻れているので、蛍光ランプの出光部をヒータ線が遮
るようなことがない。しかし、要すれば、出光部がヒー
タ線に跨って形成されていてもよい。
【0053】そうして、本発明においては、ヒータ線を
蛍光ランプの外面に密接させやすいとともに、遮光性が
小さい。
【0054】また、本発明における蛍光ランプは、請求
項1ないし3の構成に好適であるが、これら以外の構成
にも用いることができる。
【0055】請求項5の発明の車載計器装置は、請求項
1ないし4のいずれか一記載の車載計器装置において、
蛍光ランプは、透光性放電容器の両端に装着された軟質
絶縁性ホルダ、透光性放電容器の外面の適所に添接され
熱収縮チューブによって透光性放電容器に支持されたセ
ンサおよびまたは温度ヒューズ、ならびに透光性放電容
器の外面に分散して装着された複数のOリングを備えて
蛍光ランプユニットを構成していることを特徴としてい
る。
【0056】本発明は、蛍光ランプユニットの簡単な構
造で実装を容易にする構成を規定している。
【0057】センサは、蛍光ランプの温度を検出するも
ので、サーミスタなどを用いる。
【0058】温度ヒューズは、蛍光ランプの温度が何ら
かの原因で予め設定された許容温度を超えたときに電源
回路を遮断して安全を確保する。
【0059】これらのセンサおよび温度ヒューズを用い
るときには、蛍光ランプの外面にシリコーン樹脂などか
らなる熱伝導性媒体を介して、または介さないで、当接
した状態で、その外側から熱収縮チューブによって蛍光
ランプと一体に支持される。
【0060】Oリングは、蛍光ランプを実装する際にク
ッションとして作用する。Oリングは、好適には透明質
であるのがよいが、蛍光ランプに対してわずかな大きさ
であるから、半透明質ないし遮光性であってもよい。
【0061】蛍光ランプを装着する相手側は、導光体、
メーターケースなど適当な部材であればよい。
【0062】そうして、本発明においては、センサおよ
びまたは温度ヒューズ、Oリングが蛍光ランプに一体的
に支持されて蛍光ランプユニットを構成するだけでよ
く、したがって構造が簡単になる。
【0063】また、蛍光ランプを装着する手段は問わな
いが、たとえばサドル式固着具などを用いて簡単に装着
できる。
【0064】さらに、蛍光ランプユニットを実装する
と、Oリングがクッション作用をするので、蛍光ランプ
が応力によって破損するようなことが少なくなるととも
に、センサや温度ヒューズに対するスペーサとして作用
させることもできる。
【0065】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0066】図1は、本発明の車載計器装置の第1の実
施形態における蛍光ランプの配置を示すパネル配置図で
ある。
【0067】図2は、図1のII−II'線に沿う拡大要部
断面図である。
【0068】各図において、SMはスピードメーター、
TMはタコメーター、FMは燃料計、WTMは水温計、
TIはターンインジケーター、MNは画像表示装置、F
L1は第1の蛍光ランプ、FL2は第2の蛍光ランプ、
LIは遮光板、FPは前面パネルである。
【0069】第1の蛍光ランプFL1は、コ字状をなし
ていて、画像表示装置MNと、スピードメーターSMお
よびタコメーターTMとの間に配設されている。そし
て、画像表示装置MNの導光体LGmnの3方の側面に対
向しているとともに、スピードメーターSMの導光体L
Gsmの1方の側面と、燃料計FMおよび水温計WTMの
下側面とに対向している。
【0070】第2の蛍光ランプFL2は、L字状をなし
ている2灯からなり、スピードメーターSMおよびタコ
メーターTMをそれぞれ2側面に配設されている。
【0071】遮光板LIは、第1の蛍光ランプFL1か
らの直射光が導光体LGmnおよびLGsmの間から車載計
器装置の前面に出射するのを防止している。
【0072】画像表示装置MNは、導光体LGmnおよび
その前面に配設された液晶表示ユニットLCYによって
構成されている。
【0073】スピードメーターSMおよびタコメーター
TMは、それらの導光体LGsmに直接目盛りを彫刻し、
自発光の指針を配設することによって構成されている。
【0074】燃料計FMおよび水温計WTMは、それら
の導光体に直接目盛りを彫刻し、自発光の指針を配設す
ることによって構成されている。
【0075】そうして、スピードメーターSM、タコメ
ーターTM、燃料計FMおよび水温計WTMは、共通の
導光体LGsmによって構成されている。
【0076】これに対して、ターンインジケーターTI
は、別に独立した導光体および光源(いずれも図示しな
い。)によって構成されている。
【0077】前面パネルFPは、透明パネルからなり、
各車載計器類および画像表示装置MNの前面を被覆して
保護している。
【0078】図3は、本発明の車載計器パネル装置の第
2の実施形態における蛍光ランプユニットを示す正面図
である。
【0079】図4は、同じく拡大側面図である。
【0080】図5は、同じく蛍光ランプを示す一部切欠
断面図である。
【0081】各図において、FLYは蛍光ランプユニッ
ト、FLは蛍光ランプ、Sはセンサ組立体、TFは温度
ヒューズ組立体、Hはヒータ線、Cは軟質絶縁性ホル
ダ、OはOリングである。
【0082】蛍光ランプFLは、図5に示すように、透
光性放電容器1、蛍光体層2、電極3、導入線4を備え
ている。
【0083】透光性放電容器1は、軟質ガラスからな
り、内部に放電媒体が封入されている。
【0084】蛍光体層2は、3波長発光形の蛍光体を用
いて透光性放電容器1の内面側に形成されている。
【0085】電極3は、ニッケル筒からなる冷陰極で、
透光性放電容器1の両端に封着されている。
【0086】導入線4は、透光性放電容器1の両端を気
密に貫通して内部の先端に電極3を支持するとともに、
電極3に外部から電流を供給する。
【0087】放電媒体は、水銀および希ガスからなる。
水銀は、電極3の内部に充填されたTi−Hgアマルガ
ム5によって封入され、封入後高周波を印加して水銀を
アマルガム5から分離している。
【0088】センサ組立体Sは、サーミスタSaおよび
透明熱収縮チューブSbからなり、透明熱収縮チューブ
SbがサーミスタSaを蛍光ランプFLの表面に圧接状
態で固定している。
【0089】温度ヒューズ組立体TFは、温度ヒューズ
TFaおよび透明熱収縮チューブTFbからなり、透明
熱収縮チューブTFbが温度ヒューズTFaを蛍光ラン
プFLの表面に圧接状態で固定している。
【0090】ヒータ線Hは、Ni−Cr−Al系の高抵
抗合金線からなり、蛍光ランプFLの表面に、その長手
方向に沿って約半周捻れて圧接している。
【0091】軟質絶縁性ホルダCは、図4に示すよう
に、合成ゴムホルダCaおよび透明熱収縮チューブCb
からなり、蛍光ランプFLの両端に装着され、中心から
導入線4を導出している。そして、合成ゴムホルダCa
は、スリットCa1を備えていて、当該スリットCa1
からヒータ線Hの端部Haを導出している。
【0092】OリングOは、透明シリコーンからなり、
蛍光ランプFLの中間部に適数個挿通して装着されてい
る。
【0093】図6は、本発明の車載計器パネル装置の第
3の実施形態における蛍光ランプの配置を示すパネル配
置図である。
【0094】図において、図1と同一部分には同一符号
を付して説明は省略する。
【0095】本実施形態は、一灯の蛍光ランプを長手方
向に区分して一部を車載計器など用導光体に対向させ、
他の部分を画像表示装置用導光体に対向させている点で
異なる。
【0096】すなわち、第3および第4の蛍光ランプF
L3、FL4を用いている。
【0097】第3の蛍光ランプFL3は、直管状をなし
ていて、中間部が画像表示装置MNに対向し、両端部が
スピードメーターSMおよびタコメーターTMに対向し
ている。
【0098】第4の蛍光ランプFL4は、両端部がとも
にへ字状に折曲した形状をなしていて、第3の蛍光ラン
プFL3と同様に部分的に対向している。
【0099】図7は、本発明の車載計器パネル装置の第
4の実施形態を示す拡大要部断面図である。
【0100】図において、図4と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
【0101】本実施形態は、第3の実施形態に好適な蛍
光ランプの実装構造である。
【0102】図において、Rは反射体、FPCはフレキ
シブル配線基板、LGは導光体である。
【0103】反射体Rは、合成樹脂製で、内面が反射面
になっていて、内部に図4に示すのと同様な蛍光ランプ
ユニットFLYを収納している。
【0104】フレキシブル配線基板FPCは、反射体R
の背面に添設され、反射体Rを介して蛍光ランプFL、
センサ組立体S、ヒータ線Hなどと所要の電気接続を行
っている。
【0105】図8は、本発明の車載計器パネル装置の第
5の実施形態を示す拡大要部断面図である。
【0106】図において、図7と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
【0107】本実施形態は、導光体LGに蛍光ランプユ
ニットFLYを一体化している点で異なる。
【0108】図において、Mは支持台、LCYは液晶ユ
ニットである。
【0109】支持台Mは、導光体LGの背面に凸設さ
れ、蛍光ランプユニットFLYを支承する。また、支持
台Mには、両端に突起部Maが形成され、蛍光ランプユ
ニットFLYの両端を導光体LGとの間で挟持するよう
に構成されている。
【0110】液晶ユニットLCYは、導光体LGの前面
に配設される。
【0111】導光体LGは、斜面部slを側面に備えて
いて、その背面側に蛍光ランプFLが配置される。
【0112】蛍光ランプユニットFLYは、反射体Rに
よって包囲されている。
【0113】フレキシブル配線基板FPCは、反射体R
の背方に配設されている。
【0114】そうして、蛍光ランプFLからの光は、導
光体LGの背面から導光体LG中に入射し、斜面slで
反射して、導光体LGの板面方向を内面反射を繰り返し
ながら進行する。
【0115】図9は、本発明の車載計器パネル装置の第
6の実施形態を示す要部側面断面図である。
【0116】図10は、同じく蛍光ランプの支持状態を
示す正面図である。
【0117】図において、図2および図7と同一部分に
ついては同一符号を付して説明は省略する。また、MC
はメーターケース、SBはシールド板、FBは固定バン
ド、IBは絶縁板である。なお、図9は図10のIX−I
X'線に沿う断面における構造を示している。
【0118】メーターケースMCは、導光体LGおよび
蛍光ランプFLなどを収納している。
【0119】シールド板SBは、メータケースMCの外
面に添接している。
【0120】固定バンドFBは、透明質の合成樹脂から
なり、U字状をなしていて、蛍光ランプユニットに跨っ
てメーターケースMCに固定している。
【0121】フレキシブル配線基板FPCは、絶縁板I
Bを介してシールド板SBの背面に蛍光ランプユニット
FLYに対向した位置に配設されている。
【0122】
【発明の効果】請求項1ないし5の各発明によれば、車
載計器など用導光体と画像表示装置用導光体とを隣接し
て配設し、両方の導光体に発生光を入射する細長い蛍光
ランプを備えていることにより、画像表示装置を備えな
がら構造が簡単で、小形化が可能であるとともに、安価
な車載計器装置を提供することができる。
【0123】請求項2の発明によれば、加えて蛍光ラン
プの一方の側面が一方の導光体に発生光を入射し、他方
の側面が他方の導光体に発生光を入射することにより、
蛍光ランプの長さに関係なく構成される車載計器装置を
提供することができる。
【0124】請求項3の発明によれば、加えて蛍光ラン
プの長手方向の一部からの発生光を一方の導光体に入射
し、他の部分からの発生光を他方の導光体に入射するこ
とにより、蛍光ランプの長さが比較的長い場合に好適な
車載計器装置を提供することができる。
【0125】請求項4の発明によれば、加えて蛍光ラン
プの外面にその半周以下の角度範囲でなじれたヒータ線
を備えていることにより、ヒータ線が蛍光ランプに密接
しやすくて、ヒータ線による遮光が少ない車載計器装置
を提供することができる。
【0126】請求項5の発明によれば、加えて蛍光ラン
プが軟質絶縁性ホルダ、熱収縮チューブによって透光性
放電容器の適所に添接されたセンサおよびまたは温度ヒ
ューズと透光性放電容器に挿通されたOリングとを備え
ていることにより、蛍光ランプが応力による破損を少な
くするとともに、実装が容易な車載計器装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車載計器装置の第1の実施形態におけ
る蛍光ランプの配置を示すパネル配置図
【図2】図1のII−II'線に沿う拡大要部断面図
【図3】本発明の車載計器装置の第2の実施形態におけ
る蛍光ランプユニットを示す正面図
【図4】同じく拡大側面図
【図5】同じく蛍光ランプを示す一部切欠断面図
【図6】本発明の車載計器装置の第3の実施形態におけ
る蛍光ランプの配置を示すパネル配置図
【図7】本発明の車載計器装置の第4の実施形態を示す
拡大要部断面図
【図8】本発明の車載計器装置の第5の実施形態を示す
拡大要部断面図
【図9】本発明の車載計器装置の第6の実施形態を示す
拡大要部側面断面図
【図10】同じく蛍光ランプの支持状態を示す正面図
【符号の説明】
SM…スピードメーター TM…タコメーター FM…燃料計 WTM…水温計 TI…ターンインジケーター MN…画像表示装置 FL1…第1の蛍光ランプ FL2…第2の蛍光ランプ
フロントページの続き Fターム(参考) 2F074 AA01 BB03 CC02 DD02 EE02 FF01 3D044 BA03 BA26 BB01 BC07 BC13 BD02 BD13 5C096 AA21 AA22 AA24 BA01 BA02 CC10 CD02 CD52 CD53 FA11 FA17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車載計器など用導光体と;車載計器など用
    導光体に隣接して配設された画像表示装置用導光体と;
    透光性放電容器、透光性放電容器の内面側に形成された
    蛍光体層、透光性放電容器の両端に封着した一対の電極
    および透光性気密容器の内部に封入された放電媒体を備
    え、車載計器など用導光体および画像表示装置用導光体
    の両方に発光が入射するように配設された細長い蛍光ラ
    ンプと;を具備したことを特徴とする車載計器装置。
  2. 【請求項2】蛍光ランプは、一方の側面が車載計器など
    用導光体の入光部に対面し、ほぼ反対側の側面が画像表
    示装置用導光体の入光面に対面していることを特徴とす
    る請求項1記載の車載計器装置。
  3. 【請求項3】蛍光ランプは、長手方向の一部が車載計器
    など用導光体の入光部に対面し、長手方向の他の部分が
    画像表示装置用導光体の入光面に対面していることを特
    徴とする請求項1記載の車載計器装置。
  4. 【請求項4】蛍光ランプは、透光性放電容器の外面の長
    手方向に沿い、かつ半周以下の角度範囲で捻れながら透
    光性放電容器の外面に添接しているヒータ線を備えてい
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載
    の車載計器装置。
  5. 【請求項5】蛍光ランプは、透光性放電容器の両端に装
    着された軟質絶縁性ホルダ、透光性放電容器の外面の適
    所に添接され熱収縮チューブによって透光性放電容器に
    支持されたセンサおよびまたは温度ヒューズ、ならびに
    透光性放電容器の外面に分散して装着された複数のOリ
    ングを備えて蛍光ランプユニットを構成していることを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれか一記載の車載計
    器装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6848799B2 (en) 2002-01-10 2005-02-01 Nippon Leiz Corporation Optical light guide member, illumination unit, and instrument

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