JP2001066543A - 複合光学装置 - Google Patents

複合光学装置

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JP2001066543A
JP2001066543A JP23810799A JP23810799A JP2001066543A JP 2001066543 A JP2001066543 A JP 2001066543A JP 23810799 A JP23810799 A JP 23810799A JP 23810799 A JP23810799 A JP 23810799A JP 2001066543 A JP2001066543 A JP 2001066543A
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light
optical system
optical
display
eyeball
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Keiji Otaka
圭史 大高
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示手段からの光束に影響されない撮像光学
系を有する、表示、撮影、シースルーの各機能を備えた
小型複合光学装置を得ること。 【解決手段】 像情報を表示する表示素子系と、所定の
波長領域の光に対して透過性を示す第1の反射面を含
み、該表示素子系からの光を複数回反射して該観察者の
眼球に導く表示光学系と、光電変換系と、該所定の波長
領域の光に対して透過性を示す第2の反射面を含み、外
界からの光を観察者の眼球光軸に略一致させて入射さ
せ、複数回反射して該光電変換系に導く撮像光学系と、
該第1、第2の反射面を通して外界を観察するシースル
ー系とを有し、該シースルー系での観察に寄与する光の
波長領域が、該表示素子系及び表示光学系による観察に
寄与する光の波長領域及び該撮像光学系及び光電変換系
が受光し像情報を得る光の波長領域の少なくとも一方と
異なること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外界の画像情報から
の光を取り込み撮像素子に形成する撮像光学系と液晶等
の表示手段に表示した画像情報を観察する表示光学系と
を合わせ持つ装置全体の小型化を図った複合表示装置に
関するものであり、特にヘッドマンテッドディスプレイ
やメガネ型ディスプレイと称せられる装置に好適なもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、ヘッドマンテッドディスプレ
イ(HMD)に小型のCCDカメラを取り付け、小型の
CCDカメラから得られた画像情報をHMDにそのまま
表示する装置や、又は小型のCCDカメラから得られた
画像情報を処理して何らかの画像情報に変換し、それを
HMDに表示する装置が提案されている。又、HMDに
おいてシースルー型のHMD(外界の光をダイレクトで
角倍率1で観察できる構成のHMD)も種々と提案され
ている。
【0003】このような形態のHMDは、HMDの表示
手段で表示した画像情報を観察する為の表示光学系の眼
球光軸と外界の画像情報をCCD面上に結像させるCC
Dカメラ(撮像光学系)の光軸が異なっているとパララ
ックスが生じてくる。パララックスがなく、撮像光学系
と表示光学系とを合わせ持つ装置が、特開平4−223
58号公報や特開平5−303053号公報で提案され
ている。
【0004】特開平4−22358号公報で提案されて
いる表示光学系は、小型液晶から発せられた光が平面ハ
ーフミラーを介した後、接眼レンズにより眼球に導かれ
ている。一方、撮像光学系は外界の光が平面ハーフミラ
ーを介した後、小型カメラに結像されている。この平面
ハーフミラーは45度で配置されているため装置が大き
くなる傾向があった。又眼球の前に接眼レンズがあるた
め、シースルー光学系が成り立たない。
【0005】特開平5−303053号公報では、シー
スルー光学系が成り立つ構成を開示しているが、光学系
が複雑で装置が非常に大きくなる傾向があった。
【0006】上記問題を解決した小型の表示及び撮影が
可能な複合表示装置が本出願人により特開平10−23
9628号公報に開示されている。この装置は表示手段
からの光束を観察者の眼球に導光する複数の反射面を有
する表示光学系と、外界からの光束を撮像素子に結像さ
せる複数の反射面を有する撮像光学系から構成され、表
示光学系及び撮像光学系の光路中に設けられた光路分離
手段によりそれぞれの光束を互いに逆方向に分離し、該
複数の反射面で折りたたんで眼球乃至撮像素子に導くも
のである。さらに、表示光学系及び撮像光学系を合体し
て略屈折力を相殺することでシースルー光学系を構成
し、外界を観察することを可能としている。また、観察
者の眼球直前における表示光学系、撮像光学系、シース
ルー光学系の各光軸を略一致させることで、視差のない
表示及び撮影を可能としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】HMDの表示手段で表
示した画像情報を観察する為の表示光学系の眼球光軸と
外界の画像情報をCCD面上に結像させる撮像光学系
(CCDカメラ)の撮像光軸が異なっているとパララッ
クスが生じてくる。このパララックスをなくす為にハー
フミラーを用いて撮像光学系と表示光学系の双方の光軸
を一致させると表示手段からの光束の一部がハーフミラ
ーを透過して撮像光学系のCCD面上に入射してくる場
合がある。表示手段からの光束がCCD面上に結像して
いる外界からの画像情報に入射するとフレアー(雑音)
となり外界の画像情報の画質を低下させる原因となって
くる。
【0008】このようなHMD等の複合表示装置におい
ては、装置を観察者の頭部に装着する為に装置全体が小
型、及び軽量であること、表示光学系と撮像光学系によ
る画像の画質がよいこと、パララックスがないこと、か
つシースルー光学系が成り立つこと等が要望されてい
る。
【0009】本発明は液晶ディスプレイ(液晶LCD)
等の表示手段からの光束を観察者の眼球に導光する為の
複数の偏心反射面を有する表示光学系の構成及び外界の
画像情報をCCD等の撮像素子面上に結像させる撮像光
学系の構成を適切に設定することによって、装置全体の
小型化を図りつつ、表示手段からの光束が撮像光学系の
撮像面に入射するのを防止し、該双方の画像情報をパラ
ラックスがなく良好なる状態で観察及び結像することが
できる複合表示装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の複合表
示装置は、像情報を表示する表示素子系と、所定の波長
領域の光に対して透過性を示す第1の反射面を含み、該
表示素子系からの光を観察者の眼球光軸に直交しない方
向に複数回反射して該観察者の眼球に導く表示光学系
と、光電変換系と、該所定の波長領域の光に対して透過
性を示す第2の反射面を含み、外界からの光を観察者の
眼球光軸に略一致させて入射させ、観察者の眼球光軸に
直交しない方向に複数回反射して該光電変換系に導く撮
像光学系と、該第1、第2の反射面を通して外界を観察
するシースルー系とを有し、該シースルー系での観察に
寄与する光の波長領域が、該表示素子系及び表示光学系
による観察に寄与する光の波長領域及び該撮像光学系及
び光電変換系が受光し像情報を得る光の波長領域の少な
くとも一方と異なることを特徴としている。
【0011】請求項2の発明は請求項1の発明におい
て、前記第1の反射面と第2の反射面は同一の面である
ことを特徴としている。
【0012】請求項3の発明は請求項1又は2の発明に
おいて、前記第1の反射面または前記第2の反射面を透
過する波長領域の光の少なくとも一部を除去する第1の
光学素子が前記第1の反射面よりも前記表示素子系側に
設けられていることを特徴としている。
【0013】請求項4の発明は請求項1,2又は3の発
明において、前記第1の反射面または前記第2の反射面
を透過する波長領域の光の少なくとも一部を除去する第
2の光学素子が前記第2の反射面よりも前記光電変換系
側に設けられていることを特徴としている。
【0014】請求項5の発明は請求項1から4のいずれ
か1項の発明において、前記撮像光学系及び光電変換系
で得られた像情報は前記表示素子系に入力され前記表示
光学系により観察されることを特徴としている。
【0015】請求項6の発明は請求項1から5のいずれ
か1項の発明において、前記表示素子系は光の透過、反
射を制御するライトバルブと該ライトバルブを照明する
照明部を含むことを特徴としている。
【0016】請求項7の発明は請求項6の発明におい
て、前記照明部は単一または複数の中心波長の光を発す
る発光素子であることを特徴としている。
【0017】請求項8の発明は請求項7の発明におい
て、前記発光素子は発光ダイオードであることを特徴と
している。
【0018】請求項9の発明は請求項7又は8の発明に
おいて、前記発光素子の発する光の中心波長が前記第2
の光学素子が除去する光の波長領域に含まれることを特
徴としている。
【0019】請求項10の発明の複合表示装置は、画像
情報を表示した表示素子系からの光束を観察者の眼球に
導光する表示光学系と、外界からの光束を撮像素子に結
像させる撮像光学系とを有し、光路中に設けた光路分離
手段によって該表示光学系の観察者の眼球に入射する光
束の眼球光軸又は該眼球光軸を延長した仮想眼球光軸
と、該撮像光学系の外界から入射してくる光束の外界光
軸とを略一致させており、該光路分離手段を通過した光
束で外界を観察するシースルー光学系とを有した複合表
示装置であって、該シースルー光学系で用いる光の波長
領域が、該表示光学系による該表示素子系の画像情報の
観察に寄与する光の波長領域及び該撮像光学系による像
情報を得る光の波長領域の少なくとも一方と異なること
を特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明の複合表示装置の実
施形態1の要部概略図である。同図において、100は
表示素子系である。101は表示光学系(LCD表示光
学系)であり、複数の偏心した曲率を有する偏心反射面
を複数個有しており、表示手段としての液晶LCD2で
表示した画像情報を観察者の眼球1に導光している。1
01aは表示光学系101の光軸である。102は撮像
光学系(CCD結像光学系)であり、複数の偏心した曲
率を有する偏心反射面を複数個有しており外界の画像情
報を撮像素子CCD3に結像している。102aは撮像
光学系の光軸である。103は光電変換系である。10
4はシースルー光学系である。表示素子系100と表示
光学系101は表示系1000を構成している。撮影光
学系102と光電変換系103は撮像系1001を構成
している。
【0021】本実施形態では、表示光学系101と撮像
光学系102の両方に、複数の内面反射を利用したプリ
ズム体9a,9cを使用している。そして2つのプリズ
ム体9a,9cとを後述する光路分割手段(接合面)4
を境にして接合している。光路分離手段4は、偏心した
曲率を有した反射面より成り、表示光学系101からの
光路と撮像光学系102の光路とを分離する面となって
いる。光路分離手段4は偏心反射面より成り、表示光学
系101で一方側の反射面を使用し、撮像光学系102
では他方側の反射面を使用している。
【0022】光路分解手段4には図2の曲線(a)に示
すような分光透過率特性、即ち波長550nm以上の光
を透過し、それよりも短波長の光を反射する特性の膜が
形成されている。
【0023】表示素子系100は液晶素子2、液晶素子
2を照明するための平面型蛍光灯からなる照明部10及
びこれらを駆動する不図示の電気回路を含んでいる。
又、液晶素子2には主として波長550nm以下の光の
みを透過するカラーフィルタが設けられている。表示光
学系101は、屈折率1以上の媒質から成るプリズム体
9aを、又、撮像光学系102は屈折率1以上の媒質か
ら成るプリズム体9c、絞り5、結像レンズ6をそれぞ
れ含んでいる。光源変換系103は撮像素子CCD(Ch
arge Coupled Device)3及び不図示の電気回路を含ん
でいる。
【0024】5は絞りである。6は光学系であり、プリ
ズム体9cを介して入射してくる外界の画像を撮像素子
(CCD)3面上に結像している。
【0025】シースルー光学系104は、外界の画像情
報を眼球1に導光するとともに表示手段2で表示した画
像情報と重畳させて観察させている。両光学系101,
102のプリズム体9a,9cの材質の屈折率を同じに
している。1cはシースルー光学系103の光軸(外界
光軸)である。
【0026】本実施形態では表示光学系101の光軸1
01aと撮像光学系102の光軸102a、そしてシー
スルー光学系103の光軸1cは光路分離手段4で一致
し、又眼球光軸1aと同軸としている。
【0027】本実施形態では、このように各要素を設定
して小型の光学系を得ている。 尚、本実施形態におけ
る偏心反射面は面頂点回りのアジムス角によって屈折力
が異なるようにして良好なる光学性能を維持している。
【0028】次に、図1の各要素について説明する。表
示光学系101は照明部10で照明した液晶LCD(表
示手段)2からの光がプリズム体9aの入射面E1に入
射し、反射面8aで反射し、全反射面7aを臨界角度以
上の入射角で入射して全反射し、光路分離手段4で反射
し、全反射面7aを臨界角度以下の入射角で入射して透
過面E2より透過して眼球1に導かれる。このように表
示光学系は液晶LCD2からの光束を2回又は3回の反
射をして結像することなく眼球1に導光している。これ
によって液晶LCD2に表示した画像情報を観察してい
る。
【0029】その際、光路分離手段(接合面)4におい
ては、その分光透過率が前述したように図2(a)で示
す特性であるため、液晶素子2から射出される主として
550nm以下の波長の光がほとんど反射され、観察者
は液晶素子2に形成された青緑色の像情報を拡大像とし
て観察している。
【0030】尚、面8a,面7aでの反射は全反射とす
ることが望ましい。但し、全反射条件が満たされない場
合は面8aに関しては反射性の金属膜または誘電体膜を
形成してもよい。本実施形態においてはこれらの反射面
により液晶素子2からの光を観察者の眼球光軸1aに直
交しない方向に複数回反射して該観察者の眼球1に導く
ことにより光学系の小型化、及び薄型化を実現してい
る。
【0031】撮像光学系102は外界からの光がプリズ
ム体9cの入射面E3より入射し(全反射面7cの一
部)、光路分離手段4で反射し、全反射面7cを臨界角
度以上の入射角で入射して全反射し、プリズム体9cの
射出面E4より射出後、絞り5、光学系6を経て撮像素
子CCD3に結像する。これによって外界の画像情報を
記録している。
【0032】その際、光路分離手段(接合面)4におい
ては、その分光透過率が前述したように図2(a)で示
す特性であるため、外界からの光のうち主として550
nm以下の波長の光のみが反射され、CCD3上には同
波長領域の光による青緑色の外界像が形成される。
【0033】尚、面7cでの反射は全反射とすることが
望ましい。本実施形態においてはプリズム体9cの反射
面により外界からの光を観察者の眼球光軸1aに直交し
ない方向に複数回反射してCCD3に導くことにより小
型化、薄型化を実現している。
【0034】本実施形態のシースルー光学系104は外
界からの光が撮像光学系102のプリズム体9cの入射
面E3に入射し、光路分離手段4より波長550nm以
上の光が透過し、表示光学系101のプリズム体9aの
射出面E2を臨界角度以下の入射角で入射し、射出面E
2を透過して眼球1に導かれている。これによって外界
の画像情報を観察している。
【0035】本実施形態において、プリズム体9aと9
cの接合面4は図2(a)で示す分光透過率特性を有す
るため、プリズム体9cの面E3、面4、プリズム体9
aの面E2は全体として波長550nm以上の光に対し
てはシースルー光学系として機能し、観察者はこれを通
して外界を観察している。特に面E3と面E2の形状を
適切に決定し、眼球光軸1aに沿った光学的パワーを相
殺しつつ収差補正を行なうことで、観察者は倍率の変化
や歪みのない良好な像を観察している。
【0036】撮像系1001で検出された像信号は別途
用意された表示装置に接続し、観察することも可能であ
り、また表示素子系100に、図1に不図示の電気回路
を介して接続することにより表示系1000でシースル
ー像と視差なく表示し、観察することもできる。表示系
1000で表示、観察される像はこれに限らず別に用意
された像情報発生装置からの所望の画像情報、文字情報
を表示、観察するようにしてもよい。
【0037】本実施形態においては液晶素子2に設けた
カラーフィルタにより550nm以上の波長の光があら
かじめ除去されて、波長550nm以下の光だけとなっ
ている為、表示素子系100から発せられる光には、図
2(a)で示される分光透過率特性を有する面4でほと
んどどが反射する。又、面4を透過する波長の光が元々
ほとんど含まれていない光となっている。従って表示系
1000側の光が面4を通過することがなく、撮像系1
001に影響を及ぼすことがない。
【0038】一方、550nm以下の波長の光は図2
(a)に示す分光透過率特性によりそのほとんどが面4
で反射されて、眼球1に入射する為、波長550nm以
下の光が同面4を通して撮像光学系102側に透過する
ことはなく、同様に撮像系1001に影響を及ぼすこと
がない。
【0039】本実施形態では面4の分光透過率特性を波
長550nm以下の光を反射するシャープカットフィル
タとしたが、カット波長はこれに限定されるものではな
く、例えば図2の曲線(b)や曲線(c)のように任意
に設定することができる。但し、それに応じ液晶素子2
のカラーフィルタの特性を該カット波長より短波長側の
光のみを透過するように構成する必要がある。またシー
スルー系を可能とするためにはカット波長より長波長側
に可視光の領域が存在することが必要である。
【0040】本実施形態で使用される表示素子2は上記
透過型液晶に限定されるものではなく、反射型の液晶を
含む広くライトバルブと称されるもの、或いは光の透
過、反射を制御して像を表示するものが好適に用いられ
る。またEL(Electroluminescence)素子のような自
発光型の表示素子を用いることも可能である。
【0041】本実施形態において、プリズム体9aの全
反射面7aと射出面E2は同じ曲面より成っており、光
束の入射条件によって使い分けている。又、プリズム体
9cの入射面E3と全反射面7cは同じ曲面より成って
おり、プリズム体9aと同様に光束の入射条件によって
使い分けている。以下の各実施形態においても同様であ
る。
【0042】本実施形態では表示光学系101と撮像光
学系102とを光束分離手段4で対向配置することによ
って、眼球1に入射する光束の眼球光軸1a又は眼球光
軸1aを延長した仮想眼球光軸1bと、外界から撮像光
学系102に入射してくる光束の外界光軸(撮像光学系
102の光軸102a)1cが略一致するようにして、
液晶LCD2に表示された画像情報の観察と、外界の画
像情報の撮像素子CCD3面上における結像、そして外
界の画像情報の観察(シースルー光学系)をパララック
スのない状態で同時に観察及び撮像できるようにしてい
る。
【0043】表示光学系101と撮像光学系102は両
者とも複数の反射面を有しており、該複数の反射面によ
り、液晶LCD2からの光及び外界からの光は眼球光軸
1a方向に沿って、逆方向の方向に交互に折り畳まれ、
眼球1及び撮像素子3に導かれるようにして、表示光学
系101、撮像光学系102を併せ持った光学系の厚さ
を薄くしている。
【0044】又、パララックスをなくすために外界の外
界光軸1cと眼球光軸1aが略一直線上に設定して、撮
像素子3からの情報を表示光学系101の液晶LCD2
で表示して観察するとき、自分が今向いている方向の映
像がパララックスなしに観察できるようにしている。
【0045】更に外界からの光が光路分離手段4を透過
して眼球1へ導かれ、外界を観察できるシースルー光学
系104を有すると、外界の状況に応じた情報を表示光
学系101に表示させ、パララックスがないためスーパ
ーインポーズさせられた情報があたかも現実世界のもの
のように見えるようにしている。
【0046】又、本光学系(表示光学系、撮像光学系)
の複数の反射面は、偏心し曲率を有した反射面とし、複
数の反射面を偏心させると反射面の配置を自由にできる
ため、本光学系を薄くできる。そして反射面を平面でな
く曲率を持たせることにより、不用な反射面又はレンズ
を取り除くことを可能としている。
【0047】又、複数の偏心し曲率を有した反射面は、
面頂点回りのアジムス角度により屈折力が異なる面(以
下、自由曲面,面頂点:自由曲面の関数式における頂点
0,0としている。)。偏心し曲率を有した反射面では
非回転対称の偏心収差が発生するが、通常の回転対称の
球面や非球面では、この偏心収差を抑えることができな
い。そこで面頂点回りのアジムス角度により屈折力が異
なる自由曲面(非回転対称)により偏心収差を抑制して
いる。
【0048】本実施形態では、液晶LCD2からの光が
表示光学系101に入射した後、2回又は3回反射して
表示光学系101を射出し、結像することなく眼球に導
かれるようにして光学系の小系化を図っている。
【0049】他に、表示光学系101、撮像光学系10
2共に、臨界角条件を満たす全反射面を含み3面以上の
異なる光学面を持つプリズム体を用いている。この全反
射面がプリズム体の透過射出面を兼ねると、面への入射
角度により透過したり反射(全反射)したりする。通常
透過と反射の両作用を持たせるときは、ハーフミラーを
使うが、光量が減ってしまう。これに対して本実施形態
では全反射面により光量ロスが全くなく画像が明るくな
る。
【0050】本実施形態における光路分離手段4は偏心
し曲率を有した1面の反射面より成り、該表示光学系は
該反射面の一方側の反射面を含み、該撮像光学系は該反
射面の他方側反射面を含んでいる。光路分離手段4を偏
心した平面でなく曲率を持たせることにより、両光学系
とも不用な反射面又はレンズを取り除き、かつ1面で光
路分離しているため、トータルで光学装置を小さくして
いる。
【0051】又、光路分離手段4の反射面は、面頂点回
りのアジムス角度により屈折力が異なる面とし、両光学
系から発生する偏心収差を補正している。
【0052】本実施形態では、外界からの光を撮像素子
3に結像させる撮像光学系102を複数の偏心し曲率を
有した反射面を用いることにより、外界からの光を外界
光軸1c方向及び逆方向の方向に交互に折り畳んだ後、
該撮像光学系102の絞り5を通過し、その後、光学系
6を通して撮像素子3に導いている。これによって複数
の偏心し曲率を有した反射面により不用な反射面及びレ
ンズを取り除き、光線を交互に折り畳むことにより撮像
光学系を薄型化している。
【0053】その背後に、絞り5、光学系6を配置し
て、前半の複数の偏心し曲率を有した反射面の光学系と
光学系6の大きさをバランスよくしている。又、前半の
複数の偏心し曲率を有した反射面の光学系に正の屈折力
を持たせることにより、絞り径を小さくしている。
【0054】又、複数の偏心し曲率を有した反射面を含
み3面以上の異なる光学面を持つプリズム体9cを用い
て、該絞り5がプリズム体9cの射出面近傍に配置して
いる。複数の偏心し曲率を有した反射面をプリズム面と
すると、複数の反射面を一体で作れ、製造しやすくな
る。又、絞り5をプリズム体9cの射出面近傍に置いて
プリズム体9cを小さくしている。
【0055】撮像光学系102のピント調節は絞り面6
以降の光学系6で行っている。これは絞り面5以降の小
さな光学系6を用いてピント調節をしやすくしている。
【0056】又、本発明は、外界から直接眼球の網膜に
映る像倍率と本発明の外界の情報をCCD3に取りこ
み、LCD2に表示して網膜に映る像倍率を略等しくし
ている。これはシースルーがない場合は、外界が見えな
くともあたかも外界を見ているような感じを再現するこ
とを可能とする。又シースルーの場合は、シースルーの
外界に、LCD表示を同じ大きさで重ねることができ
る。
【0057】次に本発明の実施形態2について説明す
る。
【0058】本実施形態は図1で示す実施形態1の構成
において、面4の分光透過率特性を図3に示すような5
50nm以上の波長の光を反射するシャープカットフィ
ルタとしたものである。
【0059】これに応じ、液晶素子2のカラーフィルタ
は550nm以上の光のみを透過するように構成してい
る。従って表示系1000からの光は面4を透過するこ
とがなく、撮像系1001に影響を及ぼさない。
【0060】基本的な動作は実施形態1と同一である
が、表示系1000での表示は黄緑から赤の光で、撮像
系1001での撮像は黄緑から赤乃至赤外の光で、シー
スルー光学系104での観察は青緑から青の光でそれぞ
れ行われる。
【0061】実施形態1と同様、面4の分光透過率特性
は図3に示すものに限定されるものではなく、そのカッ
ト波長は用途に応じ適宜選択できるものである。
【0062】次に本発明の実施形態3について説明す
る。
【0063】本実施形態は図1で示す実施形態1の構成
において、面4の分光透過率特性を図4に示すような5
00〜600nmの波長の光を透過するバンドパスフィ
ルタとしたものである。
【0064】これに応じ、液晶素子2のカラーフィルタ
は上記波長領域を除く青、赤の光のみを透過するように
構成している。従って表示系1000からの光は面4を
透過することがなく、撮像系1001に影響を及ぼさな
い。
【0065】基本的な動作はこれまでの実施例と同一で
あるが、表示系での表示は青と赤の光で、撮像系での撮
像は育と赤乃至赤外の光で、シースルー光学系104で
の観察は緑の光でそれぞれ行われる。
【0066】図5は本発明の実施形態4の要部概略図で
ある。図中これまでの実施例と同一のものには同一の符
号が付されている。
【0067】本実施形態ではこれまでの実施例に比べ
て、プリズム体9aとプリズム体9cが接合されておら
ず、わずかな間隔をおいて近接配置されていること、相
対する面44a,44bにはそれぞれ図6の(a),
(b)に示す分光透過率特性を有する薄膜がそれぞれ形
成されている点が異なっている。即ち、面44aは50
0nm以上の波長の光を透過し、それ以下の波長の光を
反射する特性を、面44bは600nm以上の波長の光
を反射し、それ以下の波長の光を透過する特性を有して
いる。また液晶素子2は500nm以下の波長の光のみ
で表示を行うようにカラーフィルタが構成されている。
さらにプリズム体9cと結像レンズ6の間に図7で示す
特性を有するフィルタ54が配置されている。フィルタ
54は主として550nm以下の波長の光を遮光し、C
CD3に到達しないように作用する。
【0068】以上の構成によると、表示系1000にお
いては液晶素子2からの青色を主とする光は面44aで
反射され観察者眼球1に入射し観察される。撮像系10
01においては外界からの光のうちの赤から赤外領域の
光が面44bで反射され、CCD3で検出される。シー
スルー光学系104では前記外界からの光のうち面44
bを反射されずに透過した青から緑の光が面44aに入
射し、そのうちの緑色光は面44aを透過してシースル
ーの観察光となる。一方、青色光は面44aにおいて反
射され再度面44bを透過するが、その光は撮像光学系
102中のフィルタ54により反射または吸収されCC
D3には到達しない。
【0069】上記フィルタ54は面44aから反射され
る青の光による撮影像の乱れを緩和除去するために配置
したものであるが、もし、プリズム体9aと9cの間隔
が十分狭く、面44bからの反射光に対して2重像とし
て認識できなければ面44aからの反射光もCCD3に
取り込んで像の形成に利用することも可能である。この
場合は勿論フィルタ54は不要になる。
【0070】本実施例では2つのプリズム体9a,9c
を別体とすることで、面44a,44bに特性の異なる
別々の薄膜を形成することができ、設計自由が増し、製
造が容易となっている。
【0071】図8は本発明の実施形態5の要部概略図で
ある。図中これまでの実施例と同一のものには同一の符
号が付されている。
【0072】本実施形態においては図1の実施形態1に
比べてプリズム体9cと結像レンズ(光学系)6の間に
図9で示される分光透過率特性を有するフィルタ55が
配置されている点が異なっている。フィルタ55は波長
が約700nm以下の可視光を吸収または反射し、主と
してそれ以上の波長の光を透過させる特性を有する。
【0073】さらにプリズム体9aと9cの接合面4に
は、図10に示すような可視から赤外領域に渡って半透
過性の薄膜が形成されている。
【0074】以上の構成において、表示素子系100の
照明部10で照明された液晶素子2から射出した光はプ
リズム体9aの面E1から入射し、面8a,面9a及び
接合面4で反射され、面E2より射出して観察者の眼球
光軸1aに沿って眼球1に導かれる。この際、液晶素子
2のカラーフィルタにより照明光に含まれる赤外光が除
去され、3原色の色光のみで形成された拡大虚像が観察
される。
【0075】一方、撮像系1001では、外界からの光
はプリズム体9cの面E3から観察者の眼球光軸1aに
沿って入射し、接合面4,面7cで反射され、面E4よ
り射出し、絞り5、フィルタ55を経て、結像レンズ6
によりCCD3上に像を結ぶ。この際、フィルタ55の
分光透過率特性により、CCD3では赤外領域の光で形
成された像が検出される。
【0076】さらに、前述の通りプリズム体9aとプリ
ズム体9cの接合面4は図10で示す半透過性を有する
ため、プリズム体9cの面E3、接合面4、プリズム体
9aの面E2は全体として可視域のシースルー光学系1
04として機能し、観察者はこれを通して不自然な着色
のないカラーの外界像を観察することができる。
【0077】本実施例の特徴であるフィルタ55は、液
晶素子2からの3原色の光が半透過性を有する接合面4
を透過してCCD3上に達するのを防ぐ機能を果たして
いる。これにより表示系1000とシースルー光学系1
04においては不自然な着色のないカラー画像が観察さ
れ、撮像系1001においては表示系1000から透過
する光の影響を受けることなく赤外光による像の検出が
行われる。
【0078】本実施例ではフィルタ55を絞り5と結像
レンズ6の間に設けているが、結像レンズ6とCCD3
の間や、結像レンズ6の内部等、接合面4とCCD3の
間であれば任意の位置でよい。
【0079】また、接合面4の分光透過率特性を示す図
10において、波長が400nm以下の紫外領域につい
ては撮像系1001中に赤外光より短波長の光を不透過
にするフィルタ55を設ける限り、自由に決定できる。
しかしながら、上記接合面4の紫外域の透過率を図11
に示すようにできるだけ少なくすることにより、シース
ルーの際に外界から入射する光に含まれる紫外線を減少
させ、目の障害を防ぐことができ、好ましい。
【0080】本実施形態においては、表示系1000の
液晶素子2のカラーフィルタによって照明部10の光か
ら赤外光を除去しているが、カラーフィルタによって十
分な赤外光除去が行なえない場合は図12に示すように
フィルタ65をプリズム体9aと液晶素子2の間に配置
してもよい。図13はフィルタ65の分光透過率特性を
示したものである。尚、フィルタ65は液晶素子2と照
明部10の間に設けてもよい。また照明部10を平面型
の蛍光灯ではなく、直管の蛍光灯とその背後に設けられ
た反射鏡で構成し、該反射鏡を赤外光を透過し可視光を
反射するいわゆるコールドミラーとすることも効果的で
ある。
【0081】尚、撮像系で検出された赤外光による像情
報を表示系で表示させる場合、その表示の色は適当な信
号変換回路を用いることで任意に選択できる。特に撮像
系からの像情報とその他の像情報を重ねて表示する場合
はそれらの表示色を変えて両者が識別されるようにする
とよい。
【0082】本実施形態で説明した複合光学装置は例え
ば煙で視界が遮られている火災現場のような状況におい
て、撮像系により赤外光で検出された火焔の状況や人間
の像をシースルー像に重ね合わせて表示系により観察
し、消火活動や救出活動を行なう等の用途に好適に用い
られる。
【0083】次に本発明の実施形態6について説明す
る。
【0084】本実施形態は図8の実施形態5で示す構成
において、接合面4の分光透過率が図14に示すような
赤外領域の光をほとんど透過せず反射する特性を有した
膜で構成したものである。その他の構成は図8の実施形
態5と同じである。
【0085】以上の構成により表示系1000からの光
に含まれる赤外光は接合面4により反射されるため撮像
系1001には入射せずCCD3で検出される赤外光に
よる像に影響を及ぼさない。
【0086】さらに撮像系1001においては外界から
入射した光の中の赤外光が接合面4によりほとんど反射
されるため、実施形態5に比ベCCD3に達する赤外光
の光量を約2倍にすることができる。
【0087】また、実施形態5の説明で述べたと同様
に、図14で示す接合面4の分光透過率特性を図15に
示すように波長400nm以下の紫外領域において低下
させると、目に入射する紫外光が減少し目の障害を防ぐ
ことができるので好ましい。
【0088】次に本発明の実施形態7について説明す
る。
【0089】本実施形態は図5で示す実施形態4と同
様、プリズム体9aとプリズム体9cが接合されず、2
つのプリズム体の面44a,面44bがわずかの空気間
隔をおいて近接配置されている構成において、2つのプ
リズム体の面44a,面44bの分光透過率がそれぞれ
図16,図17に示す特性となるように膜を付着したも
のである。即ち面44aは可視領域よりも短波長側の光
に対して半透過性を有し、赤外領域の光のほとんどを反
射する特性を、面44bは可視領域の光のほとんどを透
過し、赤外領域の光のほとんどを反射する特性を有して
いる。
【0090】本実施形態の表示系1000においては実
施形態6と同様、照明部10から発せられる光に含まれ
る赤外光は面44aにより反射されるため撮像系100
1には入射せずCCD3で検出される赤外光による像に
影響を及ぼさない。
【0091】一方、撮像系1001においては外界から
入射した光の中の赤外光が面44bによりほとんど反射
されるため、実施形態6と同様CCD3に達する赤外光
の光量を実施形態5に比べ約2倍にすることができる。
シースルー光学系104においては外界から入射した光
が2つの面44a,44bを透過することになるが、可
視光のほとんどが面44bを透過するため実施形態5,
6と同様の明るさで観察が可能である。
【0092】本実施形態においては2つのプリズム体9
aと9cを接合する必要がなく、また各プリズム体の面
44a,44bの分光特性を独立に設定することができ
るため膜構成を簡略化でき、製造時コストの低減と設計
自由度の向上が図られる。
【0093】図18は本発明の実施形態8の要部概略図
である。これまでの実施形態と同一のものには同一の符
号が付されている。本実施形態ではこれまでの実施例と
は異なり、照明系18の光源が青,緑,赤の3色のLE
D(発光ダイオード)18b,18g,18rから構成
されている。尚、3つのLEDは一体された形態のもの
でもよい。
【0094】図19は青,緑,赤の各色LED18b,
18g,18r毎の発光波長分布を示したもので、それ
ぞれ中心波長は470nm、530nm、630nm、
半値幅は20から30nm程度である。尚、本図は各L
EDの相対的な発光強度を示したものではない。液晶素
子2はこれらのLED18b,18g,18rにより時
分割的に照明されフルカラーの像を形成する。即ち、例
えば各色のLEDが1/180秒毎に順次点灯し、それ
に同期して対応する色の画像信号により液晶素子2が駆
動される。液晶素子2により変調された各色の光はこれ
までの実施例と同様にプリズム体9aでの複数回の反射
を受けて観察者の眼球1に導かれる。
【0095】ここで接合面48は図10と同一の分光透
過率特性を有しており、これまでの実施例と同様シース
ルーが可能である。
【0096】図20は撮像系1001に挿入されている
フィルタ58の分光透過率特性を示したものである。フ
ィルタ58は所謂バンドパスフィルタであり、波長58
0nmを中心とする半値幅約50nmの光のみをCCD
3に導く作用をしている。接合面48を通して表示系1
000から撮像系1001側に入射するLEDの光は前
述のとおり図19の分布を有するので、該フィルタ58
で遮光され、CCD3には到達しない。これにより、表
示系1000からの光に影響されることなく外界からの
像情報を検出することが可能となる。フィルタ58はそ
の特性を実現するために複数のフィルタを重ね合わせて
構成してもよい。
【0097】本実施形態ではLED18による照明効率
の向上が図られ、また可視領域の波長による像の撮影が
可能となっている。
【0098】尚、本実施形態においては照明用のLED
として3色を用いたが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。例えば液晶照明用LEDとして青,赤の2色
を用い、フィルタ58の透過領域をその間の緑色の広い
領域とすることでCCD3で検出する光量を増大させる
ことが可能である。また、照明用のLEDを1色で行
い、フィルタ58としてそのLEDの光のみを遮光し他
の波長の光を透過させる特性のものを用いることで、撮
像される像のフルカラー化がなされる。
【0099】以上で説明した各実施形態の複合光学装置
は機械的な機構に支持或いは保護され観察者の両眼また
は単眼に装着、または配置され機能するものである。そ
の際、プリズム体の向き、表示素子、CCDの配置は上
下左右適宜用途に合わせ選択されるものである。また必
要に応じ光学系の内部や外部、或いは該機械的機構に付
随して不要な光を遮る部材を設けてもよい。
【0100】さらに、以上の実施形態は本出願人が特開
平10−239628号公報で提案した図1の実施例を
例にとって説明しているが、同公報の他の実施例に対し
ても本発明は同様に適用可能である。
【0101】本発明の実施形態の説明においては単純な
プリズム体のみの構成を示しているが、光学性能を向上
させるためにそれに付加して周知の屈折レンズ、反射レ
ンズ、DOE(Diffractive Optical Element)、HOE
(Holographic Optical Element)等を用いる構成も本発
明に含まれるものである。
【0102】
【発明の効果】本発明によれば、液晶ディスプレイ(液
晶LCD)等の表示手段からの光束を観察者の眼球に導
光する為の複数の偏心反射面を有する表示光学系の構成
及び外界の画像情報をCCD等の撮像素子面上に結像さ
せる撮像光学系の構成を適切に設定することによって、
装置全体の小型化を図りつつ、表示手段からの光束が撮
像光学系の撮像面に入射するのを防止し、該双方の画像
情報をパララックスがなく良好なる状態で観察及び結像
することができる複合表示装置を達成することができ
る。
【0103】この他本発明によれば、表示、撮像、シー
スルーの3つの機能を有し、それぞれが光学的に互いに
影響を及ぼすことのない小型の複合光学系を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の要部概略図。
【図2】本発明の実施形態1の接合面4の分光透過率特
性を示す図。
【図3】本発明の実施形態2の接合面4の分光透過率特
性を示す図。
【図4】本発明の実施形態3の接合面4の分光透過率特
性を示す図。
【図5】本発明の実施形態4の要部概略図。
【図6】本発明の実施形態4の面44a,44bの分光
透過率特性を示す図。
【図7】本発明の実施形態4のフィルタ54の分光透過
率特性を示す図。
【図8】本発明の実施形態5の要部概略図。
【図9】本発明の実施形態5のフィルタ55の分光透過
率特性を示す図。
【図10】本発明の実施形態5の接合面4の分光透過率
特性を示す図。
【図11】本発明の実施形態5の接合面4の他の分光透
過率特性を示す図。
【図12】本発明の実施形態6の要部概略図。
【図13】本発明の実施形態6のフィルタ65の分光透
過率特性を示す図。
【図14】本発明の実施形態6の接合面4の分光透過率
特性を示す図。
【図15】本発明の実施形態6の接合面4の他の分光透
過率特性を示す図。
【図16】本発明の実施形態7の面44aの分光透過率
特性を示す図。
【図17】本発明の実施形態7の面44bの分光透過率
特性を示す図。
【図18】本発明の実施形態8の要部概略図。
【図19】本発明の実施形態8のLEDの発光波長分布
を示す図。
【図20】本発明の実施形態8のフィルタ58の分光透
過率特性を示す図。
【符号の説明】
1 …観察者の眼球 1a …観察者の眼球光軸 2 …液晶素子 3 …CCD 4 …接合面 5 …絞り 6 …結像レンズ 7a,7c,8a,E1,E2,E3,E4 …プリズ
ム体の面 9a,9c …プリズム体 10 …照明系 18 …照明系 18b,18g,18r …LED 44a,44b …プリズム体の面 54,55,58,65 …フィルタ 100 …表示素子系 101 …表示光学系 102 …撮像光学系 103 …光電変換系 1000 …観察系 1001 …撮像系 104 …シースルー系

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像情報を表示する表示素子系と、所定の
    波長領域の光に対して透過性を示す第1の反射面を含
    み、該表示素子系からの光を観察者の眼球光軸に直交し
    ない方向に複数回反射して該観察者の眼球に導く表示光
    学系と、光電変換系と、該所定の波長領域の光に対して
    透過性を示す第2の反射面を含み、外界からの光を観察
    者の眼球光軸に略一致させて入射させ、観察者の眼球光
    軸に直交しない方向に複数回反射して該光電変換系に導
    く撮像光学系と、該第1、第2の反射面を通して外界を
    観察するシースルー系とを有し、該シースルー系での観
    察に寄与する光の波長領域が、該表示素子系及び表示光
    学系による観察に寄与する光の波長領域及び該撮像光学
    系及び光電変換系が受光し像情報を得る光の波長領域の
    少なくとも一方と異なることを特徴とする複合光学装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1の反射面と第2の反射面は同一
    の面であることを特徴とする請求項1の複合光学装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の反射面または前記第2の反射
    面を透過する波長領域の光の少なくとも一部を除去する
    第1の光学素子が前記第1の反射面よりも前記表示素子
    系側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2
    の複合光学装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の反射面または前記第2の反射
    面を透過する波長領域の光の少なくとも一部を除去する
    第2の光学素子が前記第2の反射面よりも前記光電変換
    系側に設けられていることを特徴とする請求項1,2又
    は3の複合光学装置。
  5. 【請求項5】 前記撮像光学系及び光電変換系で得られ
    た像情報は前記表示素子系に入力され前記表示光学系に
    より観察されることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    か1項の複合光学装置。
  6. 【請求項6】 前記表示素子系は光の透過、反射を制御
    するライトバルブと該ライトバルブを照明する照明部を
    含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項の複
    合光学装置。
  7. 【請求項7】 前記照明部は単一または複数の中心波長
    の光を発する発光素子であることを特徴とする請求項6
    の複合光学装置。
  8. 【請求項8】 前記発光素子は発光ダイオードであるこ
    とを特徴とする請求項7の複合光学装置。
  9. 【請求項9】 前記発光素子の発する光の中心波長が前
    記第2の光学素子が除去する光の波長領域に含まれるこ
    とを特徴とする請求項7又は8の複合光学装置。
  10. 【請求項10】 画像情報を表示した表示素子系からの
    光束を観察者の眼球に導光する表示光学系と、外界から
    の光束を撮像素子に結像させる撮像光学系とを有し、光
    路中に設けた光路分離手段によって該表示光学系の観察
    者の眼球に入射する光束の眼球光軸又は該眼球光軸を延
    長した仮想眼球光軸と、該撮像光学系の外界から入射し
    てくる光束の外界光軸とを略一致させており、該光路分
    離手段を通過した光束で外界を観察するシースルー光学
    系とを有した複合表示装置であって、該シースルー光学
    系で用いる光の波長領域が、該表示光学系による該表示
    素子系の画像情報の観察に寄与する光の波長領域及び該
    撮像光学系による像情報を得る光の波長領域の少なくと
    も一方と異なることを特徴とする複合表示装置。
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