JP2001063821A - 物品仕分装置の制御装置 - Google Patents

物品仕分装置の制御装置

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JP2001063821A
JP2001063821A JP24038299A JP24038299A JP2001063821A JP 2001063821 A JP2001063821 A JP 2001063821A JP 24038299 A JP24038299 A JP 24038299A JP 24038299 A JP24038299 A JP 24038299A JP 2001063821 A JP2001063821 A JP 2001063821A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御部に高速な処理能力が必要でなく、制御
部として安価なシーケンサを使用することができる物品
仕分装置の制御装置の提供。 【解決手段】 トレイに順次、荷積装置から荷積を行
い、仕分け先で順次、トレイから荷物を送り出す制御を
行う物品仕分装置の制御装置。仕分台車1に付設された
磁石3aの移動範囲に臨ませて張設された磁歪線2と、
磁歪線2の特定部位に設けられた受信器4と、磁歪線2
に所定周期の電流パルスを流す電流パルス発生器12
と、電流パルスにより磁石3aに近接する磁歪線2の部
位に発生する捩じり弾性波の受信器4までの伝播時間を
計測する手段14と、計測した伝播時間により、仕分台
車1の位置を検出する検出手段17と、検出した位置が
所定位置であるときに、当該仕分台車1のトレイへの荷
積及びトレイからの荷物の送り出しを制御する為の信号
を出力する信号出力手段18とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品仕分装置にお
いて、搬送体の位置を検出し、この検出信号に基づき、
搬送体の速度等の移動状態の制御を行う物品仕分装置の
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に物品仕分装置にあっては、連結さ
れた複数の仕分台車の各トレイに荷積装置から順次荷積
を行い、仕分先に移動して、所定の仕分け先である仕分
シュートと対向した位置でトレイを傾斜させ、荷物を送
り出す。そのために、その各仕分台車の位置を正確に把
握すること及び移動速度を一定に維持することが、極め
て重要な制御項目となっている。そこで、通常は、仕分
台車の速度を検出し、これを設定値と比較して、その差
ができるだけ小さくなるように、フィードバック制御が
行われている。
【0003】また、スラットコンベヤ式の物品仕分装置
では、スラットが多数一定間隔で連結された無限軌道上
に荷積装置から荷積を行い、仕分先に移動させて、所定
の仕分け先で無限軌道上から荷物を送り出す。そのため
に、その無限軌道の移動速度を一定に維持することが、
極めて重要な制御項目となっている。そこで、無限軌道
の速度を検出し、これを設定値と比較して、その差がで
きるだけ小さくなるように、フィードバック制御が行わ
れている。
【0004】本出願人は、このような物品仕分装置の制
御装置として、「移動体の制御装置及び物品仕分装置の
制御装置」(特許第2923551号)を既に提案して
いる。図10は、この提案に係る物品仕分装置の制御装
置の要部構成例を示したブロック図である。この移動体
の制御装置及び物品仕分装置の制御装置は、仕分台車と
一体的に組み立てられているリニアモータの二次導体プ
レート1(移動体)が、一定の間隔L1 を隔てて複数個
連結されており、それぞれには仕分トレイ(図示せず)
が搭載されて仕分台車が構成されている。各二次導体プ
レート1は、荷積装置(図示せず)により仕分トレイ上
に荷積みされて移動し、各仕分台車がそれぞれ所定のシ
ュートと対向する位置に達すると、仕分トレイを傾動さ
せて、物品をシュートへ送り出し仕分けるようになって
いる。
【0005】各二次導体プレート1の略同位置には、永
久磁石3がそれぞれ取り付けられ、永久磁石3の間隔は
2 である(L1 ≒L2 )。永久磁石3の移動範囲内の
所定区間には、永久磁石3と一定の隙間を保って磁歪線
2が張設されている。磁歪線2は、固定されたクランプ
治具(図示せず)によって、両端がクランプされ、これ
らのクランプ治具内には、弾性体が挿入されており、磁
歪線2の両端が固定されて捩じり弾性波を反射すること
を防止している。受信器4は、磁歪線2の一端の近傍に
配置されており、内蔵したコイルを磁歪線2が無接触で
貫通している。受信器4のコイルは、逆磁歪効果を利用
して、磁歪線2を伝播する捩じり弾性波を検出する。受
信器4のコイルの一端は接地され、他端は増幅器5の入
力端子に接続されている。増幅器5の出力端子は、差動
増幅器(コンパレータ)6の非反転入力端子に接続さ
れ、差動増幅器6の反転入力端子には、所定の正電圧が
印加されている。
【0006】磁歪線2の一端には、電流パルス発生器7
から所定周期の電流パルスが供給される。このとき、電
流パルス毎に磁歪線2の円周方向磁界が生じ、電流パル
スと共に磁歪線2の外縁部を軸線方向へ移動する(移動
速度は電流速度であるので、移動時間は無視できる)。
磁歪線2の円周方向磁界が、永久磁石3の近傍を通過す
るとき、円周方向磁界と永久磁石3による磁界との相互
作用により、磁歪線2に捩じり弾性波が発生し、この捩
じり弾性波が受信器4に到達する迄の時間を得ることに
より、永久磁石3の位置情報を得るようになっている。
【0007】捩じり弾性波が発生してから、磁歪線2を
伝播して、受信器4に到達する迄の時間をtとすると、
永久磁石3の位置Xは、次式で簡単に求めることができ
る。X=v・t (vは、磁歪線2の捩じり弾性波の伝
播速度。) 永久磁石3の位置Xを周期的に求めることにより、永久
磁石3の速度情報を得ることができる。
【0008】受信器4と永久磁石3とが近づき過ぎると
き、計測精度が悪くなるので、受信器4の近傍には、そ
の範囲に生じた捩じり弾性波は永久磁石3の位置検出に
使用しないデッドゾーンdが設けられている。磁歪線2
の長さL3 は、余裕距離をαとすると、 L2 +d+α<L3 <2L2 +d−α (L1 ≒L2 ) となるように設定されており、一定時間、磁歪線2の有
効検出範囲(デッドゾーンdを除いた範囲)上に永久磁
石3が2個存在するようになっている。これにより、連
続的に永久磁石3の位置情報を得ることができる。
【0009】永久磁石3が、磁歪線2の有効検出範囲上
に1個存在するときは、その永久磁石3の位置変化をサ
ンプリング毎(電流パルス毎)の永久磁石3の速度情報
とする。永久磁石3が、磁歪線2の有効検出範囲上に2
個存在するようになったとき(有効検出範囲上に新しい
永久磁石3が入って来たとき=永久磁石3の位置情報が
急激に小さくなったとき)は、サンプリングの対象を新
しい永久磁石3に切り替えるようになっている。但し、
永久磁石3が切り替わったときの1回分の速度情報は採
用しない。
【0010】差動増幅器6の出力は、電流パルス発生時
に生じ受信器4に受信された捩じり弾性波を無効とする
弾性波判別回路10へ与えられる。弾性波判別回路10
は、電流パルス発生器7から所定周期の電流パルスが供
給される都度、所定時間τ1を計時し、計時する所定時
間τ1 の間は、差動増幅器6の出力を無効にする。
【0011】電流パルス発生器7から所定周期の電流パ
ルスが供給される都度、弾性波判別回路10により、所
定時間τ1 の間無効にされた差動増幅器6の出力は、ノ
イズ判別回路20へ与えられる。ノイズ判別回路20
は、受信器4が捩じり弾性波を受信する都度、所定期間
τ2 (τ2 は、永久磁石3,3の間隔L2 に相当する捩
じり弾性波の伝播時間より、僅かに小さく設定する。)
を計時し、計時する所定期間τ2 の間、受信器4が受信
した捩じり弾性波を無効とする。これにより、捩じり弾
性波を1つ受信した後は、別の捩じり弾性波を受信する
筈のない時間τ2内に受信した弾性波をノイズとして無
効にする。
【0012】ノイズ判別回路20により、受信器4が捩
じり弾性波を受信する都度、所定期間τ2 の間無効にさ
れた捩じり弾性波は、デッドゾーン判別回路30に与え
られる。デッドゾーン判別回路30は、受信器4近傍の
所定範囲内に生じ受信器4に受信された捩じり弾性波
を、永久磁石3の位置検出に使用しないための回路であ
る。 デッドゾーン判別回路30は、電流パルス発生器
7からの所定周期の電流パルスが供給される都度、所定
時間τ3 を計時し、その間は、ノイズ判別回路20から
与えられた捩じり弾性波を無効とする。所定時間τ3
相当する受信器4近傍の範囲がデッドゾーンdとなる。
尚、所定時間τ1 ,τ2 ,τ3 は、トリマ等(図示せ
ず)で容易に調整・変更が可能である。
【0013】デッドゾーン判別回路30により、電流パ
ルス発生器7からの所定周期の電流パルスが供給される
都度、所定時間τ3 の間無効にされた、ノイズ判別回路
20から与えられた捩じり弾性波は、フリップフロップ
35のクリア端子に与えられ、フリップフロップ35の
プリセット端子へは、電流パルス発生器7からの所定周
期の電流パルスが与えられる。
【0014】フリップフロップ35の出力は、2入力A
NDゲート37の一方の入力端子へ与えられ、2入力A
NDゲート37の他方の入力端子へは、所定の発振周波
数を有する発振器36の出力が与えられている。2入力
ANDゲート37の出力は、カウンタ39へ与えられて
カウントされると共に、反転素子38を通じてカウント
エンド信号として使用される。カウンタ39がカウント
したカウント数は、制御部42内の速度検出部41に与
えられ、速度検出部41では、このカウント数から永久
磁石3の位置を検出する。このカウント数は周期的に与
えられ、速度検出部41は、周期的に永久磁石3の位置
を検出し、この位置変化から永久磁石3(二次導体プレ
ート1)の速度を検出することができる。制御部42
は、検出された速度に基づき、二次導体プレート1の速
度を制御する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の物品仕分装置の制御装置では、位置データとして、捩
じり弾性波が戻って来る迄のカウント値を出力し、制御
部42で速度制御の為の速度を検出し、位置データに基
づきトレイを動作制御するタイミングを検出していた。
しかし、電流パルス発生器7が電流パルスを出力する周
期毎に、速度検出とタイミング検出を行う為、制御部4
2に高速な処理能力が必要であり、制御部42として高
価なシーケンサを使用しなければならないという問題が
あった。また、図7(a)に示すように、検出した位置
と設定位置とを単純に比較してタイミング信号を出力す
ると、トレイの振動及び捩じり弾性波の検出誤差により
検出位置にばらつきが生じた場合に、図7(c)に示す
ように、タイミング信号がチャタリングを起こし、トレ
イの制御タイミングを誤るという問題がある。
【0016】本発明は、上述したような事情に鑑みてな
されたものであり、第1〜4発明では、制御部に高速な
処理能力が必要でなく、制御部として安価なシーケンサ
を使用することができる物品仕分装置の制御装置を提供
することを目的とする。第5,6発明では、トレイの動
作制御を行う為の信号にチャタリングが生じない物品仕
分装置の制御装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る物品仕分
装置の制御装置は、複数の仕分台車上のトレイに順次、
荷積装置から荷積を行い、仕分台車を仕分先に移動させ
て、所定の仕分け先で順次、トレイから荷物を送り出す
物品仕分装置の仕分台車の位置を検出し、検出した位置
に基づき、前記トレイに順次、荷積装置から荷積を行
い、前記仕分け先で順次、トレイから荷物を送り出す制
御を行う物品仕分装置の制御装置において、前記仕分台
車に付設された磁石の移動範囲の所定領域に臨ませて張
設された磁歪線と、該磁歪線の特定部位に設けられた受
信器と、前記磁歪線に所定周期の電流パルスを流す電流
パルス発生器と、前記電流パルスにより前記磁石に近接
する磁歪線の部位に発生する捩じり弾性波の前記受信器
までの伝播時間を計測する手段と、該手段が計測した伝
播時間により、前記仕分台車の位置を検出する検出手段
と、該検出手段が検出した位置が所定位置であるとき
に、その位置が検出された仕分台車のトレイへの荷積及
び該トレイからの荷物の送り出しを制御する為の第1信
号を出力する第1信号出力手段とを備えることを特徴と
する。
【0018】この物品仕分装置の制御装置では、複数の
仕分台車上のトレイに順次、荷積装置から荷積を行い、
仕分台車を仕分先に移動させて、所定の仕分け先で順
次、トレイから荷物を送り出す物品仕分装置の仕分台車
の位置を検出し、検出した位置に基づき、トレイに順
次、荷積装置から荷積を行い、仕分け先で順次、トレイ
から荷物を送り出す制御を行う。磁歪線が、仕分台車に
付設された磁石の移動範囲の所定領域に臨ませて張設さ
れ、受信器が、磁歪線の特定部位に設けられている。電
流パルス発生器が、磁歪線に所定周期の電流パルスを流
し、計測する手段は、電流パルスにより磁石に近接する
磁歪線の部位に発生する捩じり弾性波の受信器までの伝
播時間を計測する。検出手段は、計測する手段が計測し
た伝播時間により、仕分台車の位置を検出し、第1信号
出力手段は、検出手段が検出した位置が所定位置である
ときに、その位置が検出された仕分台車のトレイへの荷
積及びトレイからの荷物の送り出しを制御する為の第1
信号を出力する。
【0019】これにより、制御部に高速な処理能力が必
要でなく、制御部として安価なシーケンサを使用するこ
とができる物品仕分装置の制御装置を実現することが出
来る。
【0020】第2発明に係る物品仕分装置の制御装置
は、前記検出手段が、所定の間隔を有して定められた複
数の第2の所定位置の1つを検出する都度、該トレイへ
の荷積及び前記トレイからの荷物の送り出しを制御する
為の第2信号を出力する第2信号出力手段を更に備える
ことを特徴とする。
【0021】この物品仕分装置の制御装置では、第2信
号出力手段は、検出手段が、所定の間隔を有して定めら
れた複数の第2の所定位置の1つを検出する都度、トレ
イへの荷積及びトレイからの荷物の送り出しを制御する
為の第2信号を出力する。これにより、制御部に高速な
処理能力が必要でなく、制御部として安価なシーケンサ
を使用することができる物品仕分装置の制御装置を実現
することが出来る。
【0022】第3発明に係る物品仕分装置の制御装置
は、駆動源であるリニアモータの二次導体プレートが多
数一定間隔で連結された無限軌道上に荷積装置から荷積
を行い、仕分先に移動させて、所定の仕分け先で無限軌
道上から荷物を送り出す物品仕分装置の無限軌道の移動
速度を検出し、無限軌道の移動速度を制御する物品仕分
装置の制御装置において、前記二次導体プレートに直接
又は関連して付設された磁石の移動範囲の所定領域に臨
ませて張設された磁歪線と、該磁歪線の特定部位に設け
られた受信器と、前記磁歪線に所定周期の電流パルスを
流す電流パルス発生器と、前記電流パルスにより前記磁
石に近接する磁歪線の部位に発生する捩じり弾性波の前
記受信器までの伝播時間を計測する手段と、該手段が計
測した伝播時間により、前記二次導体プレートの位置を
検出する検出手段と、該検出手段が検出した位置が所定
位置であるときに、検出対象である前記二次導体プレー
トを切り替え、前記無限軌道上への荷積及び該無限軌道
上からの荷物の送り出しを制御する為の第1信号を出力
する第1信号出力手段と、前記検出手段の検出信号に基
づき前記無限軌道の移動速度を検出する速度検出部とを
備え、該速度検出部が検出した移動速度に基づき、無限
軌道の移動速度を制御すべくなしてあることを特徴とす
る。
【0023】この物品仕分装置の制御装置では、駆動源
であるリニアモータの二次導体プレートが多数一定間隔
で連結された無限軌道上に荷積装置から荷積を行い、仕
分先に移動させて、所定の仕分け先で無限軌道上から荷
物を送り出す物品仕分装置の無限軌道の移動速度を検出
し、無限軌道の移動速度を制御する。磁歪線が、二次導
体プレートに直接又は関連して付設された磁石の移動範
囲の所定領域に臨ませて張設され、受信器が、磁歪線の
特定部位に設けられている。電流パルス発生器は、磁歪
線に所定周期の電流パルスを流し、計測する手段は、電
流パルスにより磁石に近接する磁歪線の部位に発生する
捩じり弾性波の受信器までの伝播時間を計測し、検出手
段は、計測する手段が計測した伝播時間により、二次導
体プレートの位置を検出する。第1信号出力手段は、検
出手段が検出した位置が所定位置であるときに、検出対
象である二次導体プレートを切り替え、無限軌道上への
荷積及び無限軌道上からの荷物の送り出しを制御する為
の第1信号を出力し、速度検出部は、検出手段の検出信
号に基づき無限軌道の移動速度を検出する。そして、速
度検出部が検出した移動速度に基づき、無限軌道の移動
速度を制御する。
【0024】これにより、制御部に高速な処理能力が必
要でなく、制御部として安価なシーケンサを使用するこ
とができる物品仕分装置の制御装置を実現することがで
きる。
【0025】第4発明に係る物品仕分装置の制御装置
は、前記検出手段が、所定の間隔を有して定められた複
数の第2の所定位置の1つを検出する都度、前記無限軌
道上への荷積及び該無限軌道上からの荷物の送り出しを
制御する為の第2信号を出力する第2信号出力手段を更
に備えることを特徴とする。
【0026】この物品仕分装置の制御装置では、第2信
号出力手段は、検出手段が、所定の間隔を有して定めら
れた複数の第2の所定位置の1つを検出する都度、無限
軌道上への荷積及び無限軌道上からの荷物の送り出しを
制御する為の第2信号を出力する。これにより、制御部
に高速な処理能力が必要でなく、制御部として安価なシ
ーケンサを使用することができる物品仕分装置の制御装
置を実現することが出来る。
【0027】第5発明に係る物品仕分装置の制御装置
は、前記第1信号出力手段は、第1信号を出力中に、前
記検出手段が検出した位置が前記所定位置より後退した
場合、その後退量が所定範囲内であるときは、引き続
き、前記第1信号を出力すべくなしてあることを特徴と
する。
【0028】この物品仕分装置の制御装置では、第1信
号出力手段は、第1信号を出力中に、検出手段が検出し
た位置が所定位置より後退した場合、その後退量が所定
範囲内であるときは、引き続き、第1信号を出力する。
これにより、トレイの動作制御を行う為の信号にチャタ
リングが生じない。
【0029】第6発明に係る物品仕分装置の制御装置
は、前記第2信号出力手段は、第2信号を出力中に、前
記検出手段が検出した位置が前記所定位置より後退した
場合、その後退量が所定範囲内であるときは、引き続
き、前記第2信号を出力すべくなしてあることを特徴と
する。
【0030】この物品仕分装置の制御装置では、第2信
号出力手段は、第2信号を出力中に、検出手段が検出し
た位置が所定位置より後退した場合、その後退量が所定
範囲内であるときは、引き続き、第2信号を出力する。
これにより、トレイの動作制御を行う為の信号にチャタ
リングが生じない。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面に基づき説明する。 実施の形態1.図1は、本発明に係る物品仕分装置の制
御装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。こ
の物品仕分装置の制御装置は、仕分台車と一体的に組み
立てられているリニアモータの二次導体プレート1(移
動体)が、一定の間隔L1 を隔てて複数個連結されてお
り、それぞれには仕分トレイ(図示せず)が搭載されて
仕分台車が構成されている。各二次導体プレート1は、
荷積装置(図示せず)により仕分トレイ上に荷積みされ
て移動し、各仕分台車がそれぞれ所定のシュートと対向
する位置に達すると、仕分トレイを傾動させて、物品を
シュートへ送り出し仕分けるようになっている。
【0032】各二次導体プレート1の略同位置には、永
久磁石3a,3bがそれぞれ取り付けられ、永久磁石3
a,3bの間隔はL2 である(L1 ≒L2 )。永久磁石
3a,3bの移動範囲内の所定区間には、永久磁石3
a,3bと一定の隙間を保って磁歪線2が張設されてい
る。磁歪線2は、固定されたクランプ治具(図示せず)
によって、両端がクランプされ、これらのクランプ治具
内には、弾性体が挿入されており、磁歪線2の両端が固
定されて捩じり弾性波を反射することを防止している。
【0033】受信器4は、磁歪線2の一端の近傍に配置
されており、内蔵したコイルを磁歪線2が無接触で貫通
している。受信器4のコイルは、逆磁歪効果を利用し
て、磁歪線2を伝播する捩じり弾性波を検出する。受信
器4のコイルの一端は接地され、他端は増幅器5の入力
端子に接続されている。増幅器5の出力端子は、差動増
幅器(コンパレータ)6の非反転入力端子に接続され、
差動増幅器6の反転入力端子には、所定の正電圧が印加
され、差動増幅器6は、増幅器5により増幅された捩じ
り弾性波の内、所定の正電圧より低い捩じり弾性波を無
効とする。
【0034】磁歪線2の一端には、発振器13により5
0MHzのクロックが与えられているスタート信号生成
部12から、例えば1ms(ミリ秒)周期の電流パルス
(スタート信号)が供給される。このとき、電流パルス
毎に磁歪線2の円周方向磁界が生じ、電流パルスと共に
磁歪線2の外縁部を軸線方向へ移動する(移動速度は電
流速度であるので、移動時間は無視できる)。磁歪線2
の円周方向磁界が、永久磁石3a,3bの近傍を通過す
るとき、円周方向磁界と永久磁石3a,3bによる磁界
との相互作用により、磁歪線2に捩じり弾性波が発生
し、この捩じり弾性波が受信器4に到達する迄の時間を
計測することにより、永久磁石3a,3bの位置情報を
得るようになっている。
【0035】捩じり弾性波が発生してから、磁歪線2を
伝播して、受信器4に到達する迄の時間をtとすると、
永久磁石3a,3bの位置Xは、次式で簡単に求めるこ
とができる。 X=v・t (vは、磁歪線2の捩じり弾性波の伝播速
度。) 永久磁石3a,3bの位置Xを周期的に求めることによ
り、永久磁石3a,3bの速度情報を得ることができ
る。
【0036】受信器4と永久磁石3a,3bとが近づき
過ぎるとき、計測精度が悪くなるので、受信器4の近傍
には、その範囲に生じた捩じり弾性波は永久磁石3a,
3bの位置検出に使用しないデッドゾーンdが設けられ
ている。磁歪線2の長さL3 は、余裕距離をαとする
と、 L2 +d+α<L3 <2L2 +d−α (L1 ≒L2 ) となるように設定されており、一定時間、磁歪線2の有
効検出範囲(デッドゾーンdを除いた範囲)上に永久磁
石3a,3bが2個存在するようになっている。これに
より、連続的に永久磁石3a,3bの位置情報を得るこ
とができる。
【0037】永久磁石3aが、磁歪線2の有効検出範囲
上に1個存在するときは、その永久磁石3aの位置変化
をサンプリング毎(電流パルス毎)の永久磁石3aの速
度情報とする。永久磁石3a,3bが、磁歪線2の有効
検出範囲上に2個存在するようになったとき(有効検出
範囲上に新しい永久磁石3bが入って来たとき=永久磁
石の位置情報が急激に小さくなったとき)は、サンプリ
ングの対象を新しい永久磁石3bに切り替えるようにな
っている。但し、永久磁石3a,3bが切り替わったと
きの1回分の速度情報は採用しない。
【0038】差動増幅器6が出力した捩じり弾性波信号
(ストップ信号)は、ストップ信号検出部11に与えら
れる。ストップ信号検出部11は、与えられたストップ
信号をTTLレベルに変換し、カウント処理部14に与
える。カウント処理部14は、スタート信号生成部12
から1ms周期のスタート信号が供給される都度、スタ
ート信号発生時に生じた捩じり弾性波を無効とすべき所
定時間τ1 を計時し、その所定時間τ1 の間は、ストッ
プ信号検出部11から与えられたストップ信号を無効に
する。
【0039】また、カウント処理部14は、受信器4が
捩じり弾性波を受信する都度、所定期間τ2 (τ2 は、
永久磁石3a,3bの間隔L2 に相当する捩じり弾性波
の伝播時間より、僅かに小さく設定する。)を計時し、
その所定期間τ2 の間、ストップ信号検出部11から与
えられたストップ信号を無効にする。これにより、受信
器4が捩じり弾性波を1つ受信した後は、別の捩じり弾
性波を受信する筈のない時間τ2 内に受信した弾性波を
ノイズとして無効にする。
【0040】また、カウント処理部14は、スタート信
号生成部12から1ms周期のスタート信号が供給され
る都度、所定時間τ3 を計時し、その間は、ストップ信
号検出部11から与えられたストップ信号を無効にす
る。所定時間τ3 に相当する受信器4近傍の範囲が上述
したデッドゾーンdとなる。尚、所定時間τ1 ,τ2
τ3 は、設定部19の複数のディップスイッチにより変
更が可能な設定値であり、例えば、所定時間τ3 は、1
68,171,175,179,182,190,19
3μsec.の設定が可能である。
【0041】カウント処理部14は、スタート信号生成
部12から1ms周期のスタート信号が供給される都
度、ストップ信号検出部11から有効なストップ信号が
与えられる迄、発振器13からの50MHzのクロック
をカウントし、そのカウントデータをカウントデータ処
理部15とシフト・タイミング処理部17とに与える。
【0042】カウントデータ処理部15は、カウント処
理部14から与えられたカウントデータを、5ms毎に
ラッチし、ラッチしたカウントデータをカウントデータ
出力部16に与える。カウントデータ出力部16は、ラ
ッチされ与えられたカウントデータを、フォトカプラ
(図示せず)により電気的に絶縁して、プログラマブル
・コントローラ(シーケンサ)である制御部42内の速
度検出部41に与える。
【0043】シフト・タイミング処理部17は、カウン
ト処理部14から与えられたカウントデータNに基づ
き、 T(n)=(N−デッドゾーン時間×クロック周波数)
/分割ピッチカウント数 を演算してパラメータT(n)を求め、シフト・タイミ
ングパルス出力部18(第1信号出力手段、第2信号出
力手段)に与える。
【0044】分割ピッチカウント数は、設定部19のデ
ィップスイッチにより変更が可能な設定値であり、例え
ば、182,272,363,454,545,・・・
1548カウントの設定が可能である。これは、0.0
55mm/1カウントとして、10,15,20,2
5,30,・・・85mmに相当し、タイミング信号を
出力する位置間隔の1/2に相当する。シフト・タイミ
ングパルス出力部18は、与えられたパラメータT
(n)に基づき、シフトパルス(第1信号)及びタイミ
ングパルス(第2信号)を制御部42に与える。
【0045】制御部42は、速度検出部41が、5ms
毎に与えられるカウントデータ出力部16からのカウン
トデータにより、永久磁石3a,3bの位置を検出す
る。速度検出部41は、5ms毎の位置変化から永久磁
石3a,3b(二次導体プレート1)の速度を検出する
ことができる。制御部42は、検出された速度に基づ
き、二次導体プレート1の速度を制御する。また、制御
部42は、シフト・タイミングパルス出力部18から与
えられたシフトパルス及びタイミングパルスに基づき、
仕分トレイ(トレイ)への荷積及び仕分トレイからの荷
物の送り出しを制御する。
【0046】以下に、このような構成の物品仕分装置の
制御装置の動作を,それを示す図2〜図4のフローチャ
ートを参照しながら説明する。先ず、カウント処理部1
4は、スタート信号を出力した回数(測定回数)を示す
パラメータnを1にする(図2S2)。スタート信号生
成部12がスタート信号を出力すると(S4)、カウン
ト処理部14は、カウントを開始する(S6)。次に、
カウント処理部14は、カウントを開始して(S6)か
らデッドゾーンdに相当する時間が経過するのを待って
(S8)、ストップ信号を検出すると(S10)、カウ
ントを停止して、そのカウント数Nを読み込み、カウン
ト数Nを0にリセットする(S12)。
【0047】次に、シフト・タイミング処理部17が、
そのカウント数Nに基づきシフト・タイミング処理を行
い(S14)、シフト・タイミングパルス出力部18
が、その結果によりシフト・タイミング出力処理を行う
(S16)。次に、カウント処理部14は、パラメータ
nを5で割り、その余りが0であるか否かを判定し(S
18)、0でなければ、パラメータnに1を加える(S
24)。次に、カウント処理部14は、カウントを開始
して(S6)から1msが経過するのを待ち(S2
6)、1msが経過すると、スタート信号生成部12が
スタート信号を出力し(S4)、カウント処理部14
が、カウントを開始する(S6)。
【0048】カウント処理部14は、パラメータnを5
で割り、その余りが0であるか否かを判定し(S1
8)、0であれば、カウントデータ処理部15へカウン
トデータ(カウント数N)を出力する(S20)。次い
で、パラメータnを1にした(S22)後、パラメータ
nに1を加える(S24)。次に、カウント処理部14
は、カウントを開始して(S6)から1msが経過する
のを待ち(S26)、1msが経過すると、スタート信
号生成部12がスタート信号を出力し(S4)、カウン
ト処理部14が、カウントを開始する(S6)。
【0049】カウントデータ処理部15は、カウントデ
ータを与えられるとラッチし、ラッチしたカウントデー
タをカウントデータ出力部16に与える。カウントデー
タ出力部16は、ラッチされ与えられたカウントデータ
を、フォトカプラ(図示せず)により電気的に絶縁し
て、プログラマブル・コントローラ(シーケンサ)であ
る制御部42内の速度検出部41に与える。速度検出部
41は、5ms毎に与えられたカウントデータにより、
永久磁石3a,3bの位置を検出し、5ms毎の位置変
化から永久磁石3a,3b(二次導体プレート1)の速
度を検出する。制御部42は、検出された速度に基づ
き、二次導体プレート1の速度を制御する。
【0050】シフト・タイミング処理部17は、カウン
ト数Nを与えられると、パラメータT(n)=0、X=
N−デッドゾーン時間×クロック周波数、とする(図3
S30)。次に、シフト・タイミング処理部17は、上
述した設定部19で設定されている分割ピッチカウント
数(分割カウント数)をXから、Xがマイナスになる迄
(S34)、差し引き(S32)、その差し引いた回数
T(n)をカウントする(S50)。
【0051】次に、シフト・タイミング処理部17は、
T(n)から前回測定時のT(n−1)を差し引き、そ
の結果が−1であれば(S36)、Xに閾値カウント数
(例えば100)を加え(S38)、その加えたXが0
以上であれば(S40)、T(n)を前回測定時のT
(n−1)とする(S42)。これは、検出した位置
(Nに相当)が後退した場合、その後退量が所定範囲内
(閾値カウント数に相当)であるときは、その後退を無
かったものとして処理する為である。これにより、図7
(a)に示すように、トレイの振動及び捩じり弾性波の
検出誤差により検出位置にばらつきが生じた場合でも、
図7(b)に示すシフト信号及び図7(c)に示すタイ
ミング信号がチャタリングを起こすことを防止すること
が出来る。
【0052】シフト・タイミング処理部17は、T
(n)から前回測定時のT(n−1)を差し引き、その
結果が−1で無ければ(S36)、T(n)をそのまま
使用する。次に、シフト・タイミング処理部17は、シ
フト信号を出力すべき位置に相当する基準カウント数で
あるシフトカウント数を、カウント数Nから差し引き、
その結果が0未満であれば(S44)、T(n)=0で
あるか否かを判定し(S51)、T(n)=0でなけれ
ば、シフト信号(シフトパルス)のパラメータSを0に
する(S48)。T(n)=0であれば(S51)、シ
フト信号のパラメータSを1にする(S52)。
【0053】シフト・タイミング処理部17は、シフト
カウント数をカウント数Nから差し引き、その結果が0
以上であれば(S44)、パラメータT(n)が0であ
るか否かを判定し(S46)、0でなければ、つまり、
シフト信号を出力し続けるべき位置を通過した後である
ときは、シフト信号のパラメータSを0にする(S4
8)。シフト・タイミング処理部17は、パラメータT
(n)が0であるか否かを判定し(S46)、0であれ
ば、つまり、シフト信号を出力し続けるべき位置を通過
中であるときは、シフト信号のパラメータSを1にする
(S52)。
【0054】シフト・タイミングパルス出力部18は、
シフト・タイミング処理部17から与えられたパラメー
タSが1であるときは(図4S60)、シフト信号(シ
フトパルス)を出力し(S62)、パラメータSが0で
あるときは(S60)、シフト信号を出力しない(S6
8)。次に、シフト・タイミングパルス出力部18は、
パラメータT(n)を2で割り、その余りが1であるか
否かを判定し(S64)、1であれば、タイミング信号
(タイミングパルス)を出力せず(S66)、1で無け
れば、タイミング信号を出力する(S70)。
【0055】つまり、図6(a)に示すような位置デー
タに基づき、シフト信号は、図6(b)に示すように、
シフト信号を出力すべき位置から、上述した略分割ピッ
チカウント数の期間出力され、荷積及び荷物の送り出し
の制御対象である仕分トレイがシフト(切り替え)され
たことを示す。タイミング信号は、図6(c)に示すよ
うに、分割ピッチカウント数の2倍に相当する位置間隔
毎に出力され、荷積及び荷物の送り出しの制御に使用さ
れる。
【0056】図5は、上述した動作を示すタイミングチ
ャートであり、図6のタイミングチャートの時間軸を拡
大したものである。スタート信号は1ms毎に出力され
(a)、ストップ信号(b)は、デッドゾーンを除く
(c)カウント範囲(d)で検出され、ストップ信号
(b)が検出されると、エンド信号が出力され(e)、
各部がリセットされる。カウントデータ(カウント数)
(f)は、ストップ信号(b)が検出される都度読み込
まれ、特に、5ms毎に読み込まれたカウントデータ
は、速度検出部41に与えられ、位置検出及び速度検出
に使用される。シフト信号(シフトパルス)(g)(こ
こでは反転信号)は、荷積及び荷物の送り出しの制御対
象である仕分トレイがシフト(切り替え)されたときの
み出力され、タイミング信号(タイミングパルス)
(h)は、分割ピッチカウント数の2倍に相当する位置
間隔毎に出力される。
【0057】実施の形態2.図8は、本発明に係る物品
仕分装置の制御装置の実施の形態の要部構成を示すブロ
ック図であり、図9は、図8に示す制御装置が制御する
物品仕分装置の概略構成の断面を示す断面図である。こ
の物品仕分装置は、スラットコンベヤ式の水平出し仕分
装置であり、リニアモータの二次導体プレート1a(ア
ルミスラット;移動体)が、一定ピッチで多数屈曲可能
に連結されて無限軌道をなしている。
【0058】リニアモータの一次側の固定子43は、無
限軌道の復側(下側)の二次導体プレート1aの下側に
所定のエアギャップを隔てて設けられ、無限軌道は後述
する走行ローラ1c及びレール1d(図8)により支持
されている。固定子43は、三相又は二相巻線であり、
この巻線に交流電圧を供給することにより、直線状に移
動する磁界が生じる。この磁界により、固定子43に向
き合っている二次導体プレート1aに渦電流が生じ磁界
進行方向へ推力が発生して、二次導体プレート1aが移
動する。
【0059】無限軌道の往側(上側)の二次導体プレー
ト1aの下側の近接する所定位置には、無限軌道の進行
方向に沿うように、磁歪線2が張設されている。この物
品仕分装置の仕分物44は、無限軌道の往側(上側)の
上側に荷積装置(図示せず)から荷積され、仕分先に搬
送されて、所定の仕分け先で無限軌道上から送り出され
るようになっている。
【0060】図8には、磁歪線2付近の無限軌道の構成
が詳細に示されている。各二次導体プレート1aは、一
定の間隔L1 を隔てて、前後両端がサイドプレート1b
によって互いに連結されている。無限軌道の内側に近接
して、レール1dが設けられており、このレール1d上
をサイドプレート1bの前後両端に取り付けられた走行
ローラ1cが走行する。尚、このような二次導体プレー
ト1aのサイドプレート1b、走行ローラ1c及びレー
ル1dの構成は、二次導体プレート1aの反対側でも同
様になっている。
【0061】各二次導体プレート1aの略同位置には、
永久磁石3a,3bがそれぞれ取り付けられ、永久磁石
3a,3bの間隔はL2 である(L1 ≒L2 )。永久磁
石3a,3bの移動範囲内の所定区間には、永久磁石3
a,3bと一定の隙間を保って前述の磁歪線2が張設さ
れている。磁歪線2は、固定されたクランプ治具(図示
せず)によって、両端がクランプされ、これらのクラン
プ治具内には、弾性体が挿入されており、磁歪線2の両
端が固定されて捩じり弾性波を反射することを防止して
いる。その他の構成及び動作は、上述した実施の形態1
の物品仕分装置の制御装置の構成及び動作と同様である
ので、説明を省略する。
【0062】
【発明の効果】第1〜4発明に係る物品仕分装置の制御
装置によれば、制御部は、トレイへの荷積及びトレイか
らの荷物の送り出しの制御は、第1信号及び第2信号を
与えられたときのみ実行すれば良いので、制御部に高速
な処理能力が必要でなく、制御部として安価なシーケン
サを使用することができる物品仕分装置の制御装置を実
現することが出来る。
【0063】第5,6発明に係る物品仕分装置の制御装
置によれば、トレイの動作制御を行う為の信号にチャタ
リングが生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る物品仕分装置の制御装置の実施の
形態の要部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る物品仕分装置の制御装置の動作を
示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る物品仕分装置の制御装置の動作を
示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る物品仕分装置の制御装置の動作を
示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る物品仕分装置の制御装置の動作を
示すタイミングチャートである。
【図6】本発明に係る物品仕分装置の制御装置の動作を
示すタイミングチャートである。
【図7】本発明に係る物品仕分装置の制御装置の動作を
説明する為の説明図である。
【図8】本発明に係る物品仕分装置の制御装置の実施の
形態の要部構成を示すブロック図である。
【図9】 図8に示す制御装置が制御する物品仕分装置
の概略構成の断面を示す断面図である。
【図10】 従来の物品仕分装置の制御装置の要部構成
例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,1a 二次導体プレート 1b サイドプレート 1c 走行ローラ 1d レール 2 磁歪線 3a,3b 磁石(永久磁石) 4 受信器 5 増幅器 6 差動増幅器(コンパレータ) 11 ストップ信号検出部 12 スタート信号生成部(電流パルス発生器) 14 カウント処理部(測定する手段) 15 カウントデータ処理部 17 シフト・タイミング処理部(検出手段) 18 シフト・タイミングパルス出力部 19 設定部 41 速度検出部 42 制御部 43 固定子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の仕分台車上のトレイに順次、荷積
    装置から荷積を行い、仕分台車を仕分先に移動させて、
    所定の仕分け先で順次、トレイから荷物を送り出す物品
    仕分装置の仕分台車の位置を検出し、検出した位置に基
    づき、前記トレイに順次、荷積装置から荷積を行い、前
    記仕分け先で順次、トレイから荷物を送り出す制御を行
    う物品仕分装置の制御装置において、 前記仕分台車に付設された磁石の移動範囲の所定領域に
    臨ませて張設された磁歪線と、該磁歪線の特定部位に設
    けられた受信器と、前記磁歪線に所定周期の電流パルス
    を流す電流パルス発生器と、前記電流パルスにより前記
    磁石に近接する磁歪線の部位に発生する捩じり弾性波の
    前記受信器までの伝播時間を計測する手段と、該手段が
    計測した伝播時間により、前記仕分台車の位置を検出す
    る検出手段と、該検出手段が検出した位置が所定位置で
    あるときに、その位置が検出された仕分台車のトレイへ
    の荷積及び該トレイからの荷物の送り出しを制御する為
    の第1信号を出力する第1信号出力手段とを備えること
    を特徴とする物品仕分装置の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段が、所定の間隔を有して定
    められた複数の第2の所定位置の1つを検出する都度、
    前記トレイへの荷積及び該トレイからの荷物の送り出し
    を制御する為の第2信号を出力する第2信号出力手段を
    更に備える請求項1記載の物品仕分装置の制御装置。
  3. 【請求項3】 駆動源であるリニアモータの二次導体プ
    レートが多数一定間隔で連結された無限軌道上に荷積装
    置から荷積を行い、仕分先に移動させて、所定の仕分け
    先で無限軌道上から荷物を送り出す物品仕分装置の無限
    軌道の移動速度を検出し、無限軌道の移動速度を制御す
    る物品仕分装置の制御装置において、 前記二次導体プレートに直接又は関連して付設された磁
    石の移動範囲の所定領域に臨ませて張設された磁歪線
    と、該磁歪線の特定部位に設けられた受信器と、前記磁
    歪線に所定周期の電流パルスを流す電流パルス発生器
    と、前記電流パルスにより前記磁石に近接する磁歪線の
    部位に発生する捩じり弾性波の前記受信器までの伝播時
    間を計測する手段と、該手段が計測した伝播時間によ
    り、前記二次導体プレートの位置を検出する検出手段
    と、該検出手段が検出した位置が所定位置であるとき
    に、検出対象である前記二次導体プレートを切り替え、
    前記無限軌道上への荷積及び該無限軌道上からの荷物の
    送り出しを制御する為の第1信号を出力する第1信号出
    力手段と、前記検出手段の検出信号に基づき前記無限軌
    道の移動速度を検出する速度検出部とを備え、該速度検
    出部が検出した移動速度に基づき、無限軌道の移動速度
    を制御すべくなしてあることを特徴とする物品仕分装置
    の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段が、所定の間隔を有して定
    められた複数の第2の所定位置の1つを検出する都度、
    前記無限軌道上への荷積及び該無限軌道上からの荷物の
    送り出しを制御する為の第2信号を出力する第2信号出
    力手段を更に備える請求項3記載の物品仕分装置の制御
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第1信号出力手段は、第1信号を出
    力中に、前記検出手段が検出した位置が前記所定位置よ
    り後退した場合、その後退量が所定範囲内であるとき
    は、引き続き、前記第1信号を出力すべくなしてある請
    求項1又は3記載の物品仕分装置の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記第2信号出力手段は、第2信号を出
    力中に、前記検出手段が検出した位置が前記所定位置よ
    り後退した場合、その後退量が所定範囲内であるとき
    は、引き続き、前記第2信号を出力すべくなしてある請
    求項2又は4記載の物品仕分装置の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019108226A (ja) * 2017-12-19 2019-07-04 フィーブス イントラロジスティクス ソチエタ ペル アツィオニ コン ソチオ ウニコ 選別機
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