JP2001062987A - 液体侵入防止リング付き中空シリンダ回転支持装置 - Google Patents

液体侵入防止リング付き中空シリンダ回転支持装置

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JP2001062987A
JP2001062987A JP24342599A JP24342599A JP2001062987A JP 2001062987 A JP2001062987 A JP 2001062987A JP 24342599 A JP24342599 A JP 24342599A JP 24342599 A JP24342599 A JP 24342599A JP 2001062987 A JP2001062987 A JP 2001062987A
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Yuji Ishida
雄士 石田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】テーパーコーン部と支持孔との接触界面部分の
僅かな隙間から印刷塗布液や処理液がシリンダ内に侵入
するのを防止することにある。 【解決手段】進退動作可能な左右一対の対向する中空シ
リンダ回転支持軸1、1と、その支持軸の先端にテーパ
ーコーン部2を備え、版胴等の中空シリンダCの両端面
の回転中心部に孔設したシリンダ支持孔C1 にテーパー
コーン部を嵌着して中空シリンダを回転可能に軸支する
中空シリンダ回転支持装置において、左右一対の対向す
る中空シリンダ回転支持軸とその先端テーパーコーン部
との間に、前記シリンダ両端面に対し押圧して液体侵入
を防止する弾力性のリング状シール手段3が取り付けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機や塗布機、
あるいは洗浄機やメッキ処理機等において、版胴や塗布
胴等の中空シリンダを回転可能に軸支する中空シリンダ
回転支持装置に関し、特に印刷インキやコーティング
液、洗浄液やメッキ処理液などが、中空シリンダ内に侵
入するのを防止する機能を備えた印刷塗布液侵入防止リ
ング付き中空シリンダ回転支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷機や塗布機における中空シリ
ンダ回転支持装置は、図4(a)に示すように、左右両
側に設けられた装置本体フレームF、Fに、同軸状に互
いに対向する一対の駆動機構を伴って駆動回転するシリ
ンダ回転支持軸1、1(マンドレル)を進退動作可能に
備えている。
【0003】該シリンダ回転支持軸1、1の先端部には
先細り状のテーパーコーン部2が設けられ、グラビア印
刷用版胴等の中空シリンダC(マンドレル軸支タイプの
シリンダ)の両端面の回転中心部に孔設した各々シリン
ダ支持孔C1 、C1 に向かって矢印の方向に各々支持軸
1、1(又はいずれか一方の支持軸1)を前進動作させ
て、該支持軸1のテーパーコーン部2をシリンダーCの
左右支持孔C1 、C1内に嵌着し、また、該テーパーコ
ーン部2の円周上に設けた回転位相位置決めタップ2a
(突起部)を支持孔C1 の嵌合溝部(図示せず)内に係
合して該シリンダCの回転方向の位相位置を決定し、シ
リンダCを回転可能に取り付け軸支できるようになって
いる。
【0004】中空シリンダCの下側には、矢印方向に昇
降移動可能な印刷インキや塗布液Iを貯留する印刷塗布
液貯留パンPを備え、回転可能に取り付け軸支した後
に、貯留パンPを上昇動作させて中空シリンダCの下部
周面にパンP内の印刷インキや塗布液Iを付着させ、中
空シリンダCを回転動作させて、中空シリンダCとプレ
スロール(図示せず)との間に、被印刷シート(被塗布
シート)を導入することにより印刷あるいは塗布加工を
行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、印刷塗布稼
働中、あるいは洗浄処理やメッキ処理中において、回転
するシリンダCの外周に製版形成された微細なインキセ
ル内にパンP内の印刷インキや塗布液Iを付着させた
り、シリンダCを洗浄処理液やメッキ処理液に浸漬して
処理する際には、その印刷塗布液や洗浄やメッキ処理液
が、シリンダCの両端面にも付着して、図4(b)に示
すように、テーパーコーン部2と支持孔C1との接触界
面部分の僅かな隙間sから印刷塗布液Iが侵入する場合
がある。
【0006】そして、侵入した印刷塗布液や処理液I
は、シリンダCの中空内部C2 にも侵入して内部に付着
し、シリンダC内を汚損したりシリンダCの鉄材等に対
して錆を発生させたりすることがあった。
【0007】特に、シリンダCが鉄製の場合には、錆の
発生が避け難く、支持孔C1 のテーパー精度を低下させ
たり、シリンダの耐久性にも影響を及ぼすものであっ
た。
【0008】また汚損したシリンダCの内部C2 の清掃
作業にも多大の労力を必要とし、生産効率を低下させる
要因ともなっている。
【0009】そこで従来は、図4(b)に示すようにテ
ーパーコーン部2によってシリンダCを軸支した後に、
テーパーコーン部2と支持孔C1 との接触界面部分の僅
かな隙間sに、シリコーン樹脂製のコーキング剤やシー
ル剤などの充填剤を塗布したりして印刷塗布液や処理液
Iが侵入しないようにしていた。
【0010】しかしながら、コーキング剤など充填剤の
使用コストが大幅に掛かり、また充填剤の塗布作業や、
塗布された充填剤の剥離作業にも時間と労力が掛かり、
また剥離する際に、充填剤の一部が貯留パンP内やその
周辺に付着したり散乱して、汚損が生じないないように
配慮して作業をする必要があった。
【0011】本発明の目的は、テーパーコーン部と支持
孔との接触界面部分の僅かな隙間から印刷塗布液や処理
液がシリンダ内に侵入するのを防止することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
発明は、進退動作可能な左右一対の対向する中空シリン
ダ回転支持軸と、その支持軸の先端にテーパーコーン部
を備え、版胴等の中空シリンダ両端面の回転中心部に孔
設したシリンダ支持孔にテーパーコーン部を嵌着して中
空シリンダを回転可能に軸支する中空シリンダ回転支持
装置において、左右一対の対向する中空シリンダ回転支
持軸とその先端テーパーコーン部との間に、前記シリン
ダ両端面に対し押圧して液体侵入を防止する弾力性のリ
ング状シール手段が取り付けられていることを特徴とす
る液体侵入防止リング付き中空シリンダ回転支持装置で
ある。
【0013】次に本発明の請求項2に係る発明は、進退
動作可能な左右一対の対向する中空シリンダ回転支持軸
と、その支持軸の先端にテーパーコーン部を備え、版胴
等の中空シリンダ両端面の回転中心部に孔設したシリン
ダ支持孔にテーパーコーン部を嵌着して中空シリンダを
回転可能に軸支する中空シリンダ回転支持装置におい
て、左右一対の対向する中空シリンダ回転支持軸とその
先端テーパーコーン部との間に、前記シリンダ両端面に
対し押圧して液体侵入を防止するリング状シール手段が
取り付けられ、該シール手段は前記回転支持軸と同軸状
に取り付けられたリング状硬質支持体と、該硬質支持体
の各々対向面側に装備された前記シリンダ両端面に対し
押圧して液体侵入を防止するリング状弾性シール体とに
より構成されていることを特徴とする液体侵入防止リン
グ付き中空シリンダ回転支持装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の中空シリンダ回転支持装
置を、実施の形態に従って以下に詳細に説明すれば、図
1は、本発明装置の正面図であり、1は左右の各々装置
本体フレームF、Fに支持されて駆動系に伴って回転可
能に装備された中空シリンダCを回転可能に軸支する中
空シリンダ回転支持軸(回転マンドレル)、2は各々回
転支持軸1、1の先端部に設けたテーパーコーン部、2
aはテーパーコーン部2の外周に設けたシリンダCの回
転位相位置を決定する位置決め用の突起部、3は中空シ
リンダ回転支持軸1とその先端テーパーコーン部2との
間(又は先端テーパーコーン部2の中間位置)に設けら
れた前記シリンダCの両端面に対し押圧して液体侵入を
防止するためのリング状シール手段、4は該シール手段
3を構成する弾力性のあるリング状弾性シール体、5は
該リング状弾性シール体4を支持する硬質のリング状硬
質支持体である。
【0015】図1に示すように、各々装置本体フレーム
F、Fに支持され同じ回転軸中心相当に従って互いに対
向して駆動回転可能な一対の中空シリンダ回転支持軸
1、1は、矢印で示すように、その対向方向に向かって
前進したり、その反対方向に後退できるようになってい
る。
【0016】各々回転支持軸1の先端部には先細り形状
のテーパーコーン部2を備え、各々テーパーコーン部
2、2は、互いに対向方向に向かって相対的に前進する
ことにより、グラビア印刷版胴やコーティングロールな
どの中空シリンダCの両端面において、そのシリンダ回
転中心部に形成されている支持孔C1 、C1 内に嵌着さ
れて、シリンダCを回転可能に軸支できるようになって
いる。
【0017】それぞれ左右の回転支持軸1とテーパーコ
ーン部2との間(又はテーパーコーン部2の中間位置)
にはリング状シール手段3が設けられ、該リング状シー
ル手段3は、前記シリンダCの両端面に対して押圧して
液体侵入を防止するリング状弾性シール体4(パッキ
ン)により構成される。
【0018】このリング状弾性シール体4、4は、テー
パーコーン部2がシリンダCの支持孔C1 内に嵌着した
際に、シリンダCの両端面に密着しながら、且つテーパ
ーコーン部2の外周面と支持孔C1 の内周面との接触界
面を被覆して、接触界面に発生する隙間S(図4(b)
参照)を密封できるようになっている。
【0019】本発明において、図1に示すリング状シー
ル手段3は、所定厚さを備えたリング状弾性シール体4
の単体により構成されていてもよいが、その他に、該リ
ング状弾性シール体4と、その弾性シール体4を後面側
から取り付け支持する硬質のリング状硬質支持体5とに
より構成されていてもよい。
【0020】リング状弾性シール体4の厚さ及び材質と
しては、接触界面に発生する前記隙間Sを密封できるシ
ール適性のある厚さや材質であれば、本発明において特
に限定されるものではないが、例えば、そのシール体4
の厚さは、3mm〜10mm程度で5mm程度が適当で
あり、また、そのシール体4のリング幅は、5mm〜1
0mm程度で7mm程度が適当であり、またリング状弾
性シール体4の材質としては、天然ゴムシート、合成ゴ
ムシート、あるいはエラストマー系シートなどが使用で
きる。
【0021】リング状硬質支持体5の厚さ及び材質とし
ては、リング状弾性シール体4をシリンダCの端面に対
して均一且つ平坦に圧接できる程度の厚さ、硬度があれ
ば、本発明においては特に限定されるものではなく、例
えば材質としては、鉄、アルミニウム等の金属、あるい
は硬質の合成樹脂等が使用できる。
【0022】図2(a)は、本発明装置の一例を示す回
転支持軸1の先端部における部分正面図、図2(b)は
本発明装置のリング状シール手段3の側面図であり、回
転支持軸1とテーパーコーン部2との間に取り付けられ
るリング状シール手段3は、シリンダCの両端面に対し
て押圧して液体侵入を防止するリング状弾性シール体4
(パッキン)と、該シール体4が接着剤又はライニング
処理加工により取り付け支持されたリング状硬質支持体
5とにより構成されている。
【0023】図2(a)に示すようにリング状シール手
段3は、回転支持軸1のテーパーコーン部2の先端側か
ら又は回転支持軸1側から挿入されて、テーパーコーン
部2の末端部外周に螺設した螺子部2bと、図2(b)
に示すリング状シール手段3のリング状硬質支持体5の
リング内周に螺設した螺子部5aとを互いに螺着するこ
とにより取り付け固定される。
【0024】本発明においてはリング状シール手段3に
よる密封性能を向上させるために、リング状弾性シール
体4の内周4aの半径とリング状硬質支持体5の内周螺
子部5aの半径との間に半径差dを設定し、リング状弾
性シール体4の内周4aの半径を小さく設定することが
適当である。例えば、リング状弾性シール体4の内周4
aの半径は、テーパーコーン部2の半径と略等しく設定
するか又はそれよりも小さく設定することができる。
【0025】図3(a)は、本発明装置の他の例を示す
回転支持軸1の先端部における部分正面図、図3(b)
は本発明装置のその他の例を示す回転支持軸1の先端部
における部分正面断面図である。
【0026】本発明装置は、上記他の例として図3
(a)に示すように、リング状シール手段3のリング状
硬質支持体5に螺子止め孔5bを設け、リング状シール
手段3を回転支持軸1のテーパーコーン部2の先端側か
ら又は回転支持軸1側からテーパーコーン部2の中間位
置まで挿入した後、該止め螺子孔5bに螺子(図示せ
ず)を螺着して、テーパーコーン部2の外周に締め付け
取り付け固定するようにしてもよい。
【0027】また、本発明装置は、上記その他の例とし
て図3(b)に示すように、回転支持軸1のテーパーコ
ーン部2の外周に回転支持軸1の軸先端方向に向かって
螺子部7が螺着されたリング状のブラケット6が取り付
け固定され、該ブラケット6の支持軸先端側からは、先
端側にリング状弾性シール体4が取り付けられたリング
状シール手段3のリング状硬質支持体5がテーパーコー
ン部2の外周に沿ってスライド可能に嵌入されていて、
該リング状硬質支持体5の内面(ブラケット6と対接す
る面)には螺子部7先端部が自由回転可能に取り付けら
れ、前記リング状弾性シール体4とリング状硬質支持体
5とブラケット6と螺子部7とにより、リング状シール
手段3が構成されている。
【0028】このリング状シール手段3の螺子部7を、
螺子回しなどで回転してブラケット6に対して支持軸1
の先端方向に前進させることにより、その螺子部7先端
部に取り付けられたリング状硬質支持体5を支持軸1の
先端方向に移動調整させることができ、軸支される中空
シリンダCの両端面に対するリング状弾性シール体4の
圧接力を適宜に調整することができるようになってい
る。また、必要に応じてそのリング状硬質支持体5には
止め螺子孔5bを設けることができ、該止め螺子孔5b
に螺子(図示せず)を螺着して、テーパーコーン部2の
外周に締め付けて固定するようにしてもよい。
【0029】また、本発明装置は、上記その他の例の図
3(b)において、回転支持軸1のテーパーコーン部2
の外周に回転支持軸1の軸先端方向に向かって螺子部7
(又はシャフト部)が嵌装されたリング状のブラケット
6が取り付け固定され、該ブラケット6の支持軸先端側
からは、先端側にリング状弾性シール体4が取り付けら
れたリング状シール手段3のリング状硬質支持体5がテ
ーパーコーン部2の外周に沿ってスライド可能に嵌入さ
れていて、該リング状硬質支持体5の内面(ブラケット
6と対接する面)には螺子部7先端部が取り付け固定さ
れ、該螺子部7には前記リング状硬質支持体5とブラケ
ット6との間に螺旋状バネ8が嵌装していて、リング状
硬質支持体5をテーパーコーン部2先端方向に付勢させ
るようにして、テーパーコーン部2をシリンダCの支持
孔C1 内に嵌着した際にリング状弾性シール体4がシリ
ンダCの両端面に対して螺旋状バネ8によって常に圧接
するようにしてもよい。
【0030】本発明装置の前記リング状シール手段3
(図2(a)、図3(a)、図3(b)参照)におい
て、そのリング状弾性シール体4とリング状硬質支持体
5のそれぞれ外径は、互いに略同じ寸法又は異なる寸法
のいずれでもよいし、また、例えば図3(b)に示すよ
うに、弾性シール体4の外径をリング状硬質支持体5の
外径より小さくし、その間に段差gを設けることによ
り、この段差gをトラップ部分として、シリンダCの端
面に付着した印刷インキ、塗布液、処理液Iなどが硬質
支持体5を越えて支持軸1側に流れ込むのを防止するこ
とができる。
【0031】
【作用】図1に示すように、グラビア印刷用版胴、塗布
胴等の中空シリンダCの両端面の回転中心部に孔設した
各々支持孔C1 、C1 に向かって、矢印の方向に本発明
装置の各々支持軸1、1(又はいずれか一方の支持軸
1)を前進駆動機構(前進駆動機構の詳述は省略)によ
り前進動作させ、該支持軸1のテーパーコーン部2を左
右支持孔C1 、C1 内に嵌着し、該テーパーコーン部2
の円周上に設けた回転位相位置決めタップ2aを支持孔
1 の嵌合溝部(図示せず)内に係合し、該シリンダC
の回転方向の位相位置を決定して、シリンダCを回転可
能に取り付け軸支した際に、テーパーコーン部2に取り
付けたリング状シール手段3のリング状弾性シール体4
が、前記シリンダCのテーパーコーン部2と支持孔C1
との接触界面部分にそれを覆うように密着して、その接
触界面部分の僅かな隙間sを外側から密封し、印刷イン
キ、塗布液、処理液Iなどの液体の侵入を遮断すること
ができる。
【0032】そのため、印刷加工処理、塗布加工処理、
あるいは現像処理、シリンダのメッキ処理、シリンダの
洗浄処理など表面処理において、テーパーコーン部2に
て軸支された中空シリンダCの下部周面を印刷インキ、
塗布液、処理液Iなどを貯留する貯留パンP内の液中に
浸漬しながらシリンダCを回転動作させた際に、シリン
ダCの両端面に付着する印刷インキや処理液Iが、テー
パーコーン部2と支持孔C1 との接触界面部分の隙間s
から侵入して、中空シリンダCの支持孔C1 に付着した
り、中空部C2 内に侵入することを防止できる。
【0033】また、本発明装置においては、リング状シ
ール手段3を取り付けたテーパーコーン部2のコーン先
端部はシリンダCの支持孔C1 内に嵌入し、他方支持孔
1に嵌入していないテーパーコーン部2のコーン後端
部及びその近傍の支持軸1はリング状シール手段3によ
って被覆されているため、リング状シール手段3は、印
刷インキや処理液Iがコーン先端部やコーン後端部及び
その近傍の支持軸1に付着するのを防止して、その部分
を清浄な状態を維持することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明装置は、中空シリンダの両端面に
付着した印刷インキや処理液が、中空シリンダの支持孔
に付着したり中空部内に侵入することを防止でき、中空
シリンダの支持孔やその内部が印刷インキや処理液によ
って汚損したり、付着したインキなど樹脂液が固化して
支持孔の精度を低下させたり、印刷インキや処理液によ
ってシリンダの鉄材等に錆を発生させてシリンダの劣化
を速めたりするのを防止できるだけでなく、従来のよう
に、隙間に充填剤(シール剤)を塗布したり、またそれ
を剥離除去する手間が省略でき、コーキング剤など充填
剤の使用コストや充填剤塗布作業、剥離作業の労力等の
解消が達成され、また充填剤を剥離する際における貯留
パンやその周辺への付着や散乱への配慮を解消できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の全体正面図。
【図2】(a)は本発明装置における回転支持軸の一例
を説明する部分正面図、(b)はその回転支持軸のテー
パーコーン部に取り付けられるリング状シール手段の側
面図。
【図3】(a)は本発明装置における回転支持軸の他の
例を説明する部分正面図、(b)は本発明装置における
回転支持軸のその他の例を説明する部分正面図。
【図4】(a)は従来中空シリンダ回転支持装置の正面
図、(b)はその部分正面図。
【符号の説明】
F…装置本体フレーム C…中空シリンダ C1 …支持
孔 C2 …中空部 P…印刷塗布・処理液貯留パン I…印刷塗布・処理液
s…隙間 1…回転支持軸 2…先端テーパーコーン部 2a…位
置決め突起部(タップ) 2b…螺子部 3…リング状シール手段 4…リング状
弾性シール体 4a…リング内周 5…リング状硬質支持体 5a…リ
ング内周(螺子部) 5b…止め螺子孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】進退動作可能な左右一対の対向する中空シ
    リンダ回転支持軸と、その支持軸の先端にテーパーコー
    ン部を備え、版胴等の中空シリンダ両端面の回転中心部
    に孔設したシリンダ支持孔にテーパーコーン部を嵌着し
    て中空シリンダを回転可能に軸支する中空シリンダ回転
    支持装置において、左右一対の対向する中空シリンダ回
    転支持軸とその先端テーパーコーン部との間に、前記シ
    リンダ両端面に対し押圧して液体侵入を防止する弾力性
    のリング状シール手段が取り付けられていることを特徴
    とする液体侵入防止リング付き中空シリンダ回転支持装
    置。
  2. 【請求項2】進退動作可能な左右一対の対向する中空シ
    リンダ回転支持軸と、その支持軸の先端にテーパーコー
    ン部を備え、版胴等の中空シリンダ両端面の回転中心部
    に孔設したシリンダ支持孔にテーパーコーン部を嵌着し
    て中空シリンダを回転可能に軸支する中空シリンダ回転
    支持装置において、左右一対の対向する中空シリンダ回
    転支持軸とその先端テーパーコーン部との間に、前記シ
    リンダ両端面に対し押圧して液体侵入を防止するリング
    状シール手段が取り付けられ、該シール手段は前記回転
    支持軸と同軸状に取り付けられたリング状硬質支持体
    と、該硬質支持体の各々対向面側に装備された前記シリ
    ンダ両端面に対し押圧して液体侵入を防止するリング状
    弾性シール体とにより構成されていることを特徴とする
    液体侵入防止リング付き中空シリンダ回転支持装置。
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