JP2001058003A - 芳香消臭部材およびその使用補助装置 - Google Patents

芳香消臭部材およびその使用補助装置

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JP2001058003A
JP2001058003A JP2000168319A JP2000168319A JP2001058003A JP 2001058003 A JP2001058003 A JP 2001058003A JP 2000168319 A JP2000168319 A JP 2000168319A JP 2000168319 A JP2000168319 A JP 2000168319A JP 2001058003 A JP2001058003 A JP 2001058003A
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aroma
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Ichiro Hokanishi
伊知郎 外西
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Cs Kogyo Kk
Original Assignee
Cs Kogyo Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は掃除機内の芳香、消臭を行う芳香消
臭部材に関し、特に芳香消臭部材を掃除機の吸入口から
直接吸引し、掃除機の吸引ホースに引っかけることな
く、ゴミ収集部に供給し、ゴミ収集部の芳香消臭を行う
芳香消臭部材を提供するものである。 【解決手段】 綿状繊維束3が矢印a方向に移動する
間、カプセル挿入機130に収納されたカプセル102
を綿状繊維束3内に配置して円筒形に形成し、所定寸法
に切断することにより棒状の短い芳香消臭部材を製造
し、この芳香消臭部材をカプセルを壊してから掃除機に
直接吸引させることによって、カプセル102に含まれ
る芳香消臭成分によってゴミ収集部内は常に芳香消臭さ
れる。特に本発明は、芳香消臭部材を小さな棒状の部材
で構成したので、直接掃除機によって吸引し、ゴミ収集
部に供給することができる軽量で、即効性のある芳香消
臭部材を提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掃除機内の芳香、
消臭を行う芳香消臭部材に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、掃除機は家庭用の小型の掃除機か
ら、業務用の大型の掃除機まで広く使用されている。こ
のような掃除機内には吸収したゴミや塵が長時間溜まっ
た状態であり、ゴミや塵を捨てるまでこの状態は保持さ
れる。このため、ダニや害虫も発生し、例えば排気口や
吸気口からイヤな臭いが発生する。また、アレルギーや
喘息の原因ともなる。
【0003】そこで、従来掃除機内に溜まったゴミや塵
の芳香や消臭を行うため、紙パック状の芳香消臭剤を入
れ、臭いを抑える提案がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の芳香消臭部材では、芳香消臭用の紙パック
を掃除機内のゴミ収集部に入れる作業が必要である。す
なわち、掃除機の蓋を開け、ゴミ収集部を開き、上記紙
パックをゴミ収集部内に押し込む必要がある。したがっ
て、作業が大変であり、しかも手を汚すこともある。
【0005】また、従来の紙パックでは、後述するよう
に芳香消臭剤を複数層に形成し、芳香消臭開始時期を変
える機能を有していない。本発明の課題は、芳香消臭部
材を掃除機の吸入口から直接吸引し、臭いを発生する掃
除機内のゴミ収集部に供給し、ゴミ収集部の芳香消臭を
行う芳香消臭部材を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の本発明の芳香剤消臭部材は、芳香消臭
剤が充填された少なくとも1個の密封容器を所定寸法の
吸水体の内部に配置し、該吸水体の外周の少なくとも一
部を通気性を有するシート材にて覆って構成した芳香消
臭部材であって、前記密封容器は、周囲温度が保存時よ
りも高温になることにより溶融する熱溶融性材料、また
は、外部から圧力が加えられることにより破壊される低
弾性材料を用いて形成されることを特徴とする。
【0007】請求項2の本発明は、請求項1記載の芳香
性消臭部材において、前記密封容器は、略球形、略円筒
形あるいは略楕円球形の何れかのカプセル形状であり、
前記吸水体中に埋設されることを特徴とする。
【0008】請求項3の本発明は、請求項2記載の芳香
性消臭部材において、前記密封容器は、前記低弾性材料
を用いた前記略円筒形あるいは前記略楕円球形であり、
該密封容器の長手方向の中央付近の周面には略円環状の
凹部溝が形成されることを特徴とする。
【0009】請求項4の本発明は、請求項3記載の芳香
消臭部材において、前記凹部溝は、断面形状が略V字形
状の溝であることを特徴とする。請求項5の本発明は、
請求項1〜4の何れか1項記載の芳香消臭部材におい
て、前記吸収体は、綿状繊維束であり、前記所定寸法
は、電気掃除機が吸引動作時に該電気掃除機の吸込部お
よび管状部を芳香消臭部材が容易に通過可能となる寸法
であることを特徴とする。
【0010】請求項6の本発明は、請求項1〜5の何れ
か1項記載の芳香消臭部材において、前記通気性シート
材は、通気性を有する方形紙であり、該方形紙の対向端
部は貼着されることにより円柱状に形成されることを特
徴とする。
【0011】請求項7記載の本発明の芳香消臭部材の使
用補助装置は、蝶番により一端部が接合された2本の板
状体と、請求項1〜8の何れか1項に記載された芳香消
臭部材の長手方向の両端部を支持するために前記板状体
の一方の非接合端部近傍に設けられる芳香消臭部材保持
部と、請求項1〜6の何れか1項に記載された芳香消臭
部材の長手方向における略中央部を押圧することにより
前記芳香消臭部材内部に配置された前記密封容器を破壊
するために前記板状体の他方の非接合端部近傍に設けら
れる押圧部とを有することを特徴とする。
【0012】請求項8記載の本発明の芳香消臭部材は、
芳香消臭剤を含むマイクロカプセルと、該マイクロカプ
セルを収納した綿状繊維束と、該綿状繊維束の周面を覆
い、該綿状繊維束を円柱状に貼着したフィルムとを有
し、所定の短い長さで切断されていることを特徴とす
る。
【0013】ここで、マイクロカプセルには、例えば檜
オイル等の芳香消臭剤が収納され、マイクロカプセルを
割り、又は溶融することによって内部の芳香消臭剤が作
用する。また、上記マイクロカプセルを包む綿状繊維束
は柔らかな材質であり、マイクロカプセルを保定する。
さらに、綿状繊維束はフィルムに巻かれ、短い棒状の芳
香消臭部材を形成する。
【0014】このように構成することにより、芳香消臭
部材は軽く容易に掃除機によって吸引でき、簡単な作業
によって掃除機内のゴミ収集部の芳香消臭を行うことが
できる。
【0015】請求項9の本発明は、請求項8記載の芳香
消臭部材において、前記マイクロカプセルに含まれる芳
香消臭剤は、芳香剤だけであることを特徴とする。この
場合、マイクロカプセル内には芳香剤のみが収納される
ことになる。また、芳香消臭剤は、単独の材料であって
もよく、また芳香剤と消臭剤を混合した材料であっても
よい。
【0016】請求項10の本発明は、請求項8又は9記
載の芳香消臭部材において、前記マイクロカプセルは、
熱によって溶融するカプセルと、圧力によって割れるカ
プセルで構成されていることを特徴とする。
【0017】すなわち、このように構成することによ
り、例えば掃除機に吸引する前に足でマイクロカプセル
を踏み、圧力用のマイクロカプセルを破壊して直ちに芳
香消臭を行うことが可能な状態とし、その後時間の経過
に伴って熱用のマイクロカプセルを掃除機の駆動による
発熱温度で溶融し、芳香消臭機能を継続させることがで
きる。
【0018】請求項11の本発明は、請求項10記載の
芳香消臭部材において、前記熱によって溶融するカプセ
ルは綿状繊維束の中心付近に配設され、前記圧力によっ
て割れるカプセルは綿状繊維束の周辺部分に配設されて
いることを特徴とする。
【0019】このように構成することにより、より効率
のよい芳香消臭機能を発揮させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。 <第1の実施形態>図1は、本発明の第1の実施形態の
芳香消臭部材を示す図である。図1(a)が芳香消臭部
材の全体構成を示し、図1(b)が芳香消臭部材中に埋
設されるカプセルの構成を示す。
【0021】芳香消臭部材101は、芳香消臭剤が充填
された後に密封された容器であるカプセル102、吸水
体である綿状繊維束3、及び、綿状繊維束3の周面を覆
う通気性を有する紙等のシート材であるフィルム4で構
成されている。
【0022】同図に示す芳香消臭部材101の寸法は、
例えば、長さが40mm程度、太さ8mm程度であり、
電気掃除機が吸引動作時にその吸引口から管状のホース
を容易に通過して、問題なく掃除機内のゴミ収集部に吸
引できる大きさである。
【0023】カプセル102は、上記芳香消臭部材10
1内に配設され、例えば、長さが20mm程度、直径2
〜3mm程度の密封容器107に檜オイル等の芳香消臭
剤106が充填された略楕円形状または略円筒形状のカ
プセルであり、綿状繊維束3内に後述する方法で少なく
とも1個が埋設されている。また、カプセル102は、
厚さ1mm程度の低弾性材料により長手方向の少なくと
も一部が脆く形成されており、その内部には、例えば、
檜オイルが芳香消臭剤106として充填されてからホッ
トシール等により密封されている。
【0024】芳香消臭部材101に一定以上の圧力が加
えられた場合、カプセル102は脆く形成された部分が
割れ、カプセル102内の檜オイルが流れ出し、周囲の
綿状繊維束3に吸収される。綿状繊維束3に吸収された
檜オイルは、通気性のフィルム4を透過して徐々に発散
され、長時間檜の臭いを発生させる。
【0025】本実施形態では、カプセル102の長手方
向の中央付近には周面を1周するように深さ0.25m
m〜0.35mmの円環状の凹部溝105を形成し、カ
プセル102を両端部103と104との2個に分割で
きるようにした。また、凹部溝105の断面形状は、略
V字形状とした。このようにV字形状の凹部溝105を
カプセル102に設けることにより、芳香消臭部材10
1に一定以上の圧力が加えられた場合、この凹部溝10
5部にてカプセル102が容易に破壊され、内部の檜オ
イルが流れ出し、周囲の綿状繊維束3に吸収される。
【0026】また、通気性のシート材であるフィルム4
は、芳香消臭部材101に用いられる前は方形の植物繊
維等からなり、例えばティーカップ用の紙等、比較的丈
夫な紙であり、上述の綿状繊維束3を巻装した後、後述
する方法によってその方形紙の対向端部を貼着すること
により円柱状に形成して芳香消臭部材101に用いられ
る。
【0027】また、本実施形態では、カプセル102を
低弾性材料により形成したが、例えば、熱溶融性の高分
子材料により形成することにより、ドライヤー等で周囲
温度を高くしてやることにより、カプセル102を溶融
させて檜オイルを流れ出させることも可能である。
【0028】また、上記カプセル102を収納する綿状
繊維束3は、繊維の並ぶ方向が略同一方向に揃えられ、
繊維自体の捩れやうねりにより綿状に膨張している有機
繊維質の束で構成されている。
【0029】次に、図2は上記本実施形態の芳香消臭部
材101の製造工程を示す図である。先ず、スライバー
の綿状繊維束のトウ6は、エアーブロー機7でブローさ
れ、膨張し、入ロール8と出ロール9を通り、カプセル
挿入機130によってカプセル102が綿状繊維束3中
に埋置かれ、巻上部13及び13’に入る。先ず、巻上
部13’に入った綿状繊維束3は除々に絞られ、更に巻
上部13によって巻上テープ12で進められ、綿状繊維
束3は圧縮されながら巻取紙11(フィルム4となる材
料)で巻き上げられ、棒状になり、接着部14に送られ
接着乾燥される。
【0030】切断部15では巻き上げられて接着された
綿状繊維束入り巻取紙11が、巻上テープ12のスピー
ドに同期して所定の長さに切りそろえられ、芳香消臭部
材1が完成する。完成した製品は、計量部16で計量さ
れ、品質検査される。
【0031】このようにして得られた芳香消臭部材10
1は、前述のように長さが40mmに設定され、商品と
して梱包される。図3は上述の綿状繊維束3へのカプセ
ル102の挿入処理を詳しく説明する図であり、図2に
示すカプセル挿入機130近傍を上方より視た図であ
る。
【0032】カプセル挿入機130には芳香消臭材10
6が充填されて密封された多数のカプセル102が収納
され、不図示の振動機構によってカプセル挿入機130
を振動させ、マイクロカプセル102をカプセル挿入機
130の埋置口131から落下させる。また、カプセル
挿入機130から落下したカプセル102は、綿状繊維
束3の略中央付近に導かれ、下方を移動する綿状繊維束
3の中央付近に落下していく。
【0033】図3にも示すように、カプセル挿入機13
0の下方を矢印a方向に移動する綿状繊維束3は、この
時点で250〜300mmの移動幅を有し、落下するカ
プセル102を確実に保持する。
【0034】上述のようにしてカプセル102が埋置さ
れた綿状繊維束3は、前述のように巻上部13’に入る
が、この時点でのカプセル102を含む綿状繊維束3の
状態は、図4に示す通りである。すなわち、綿状繊維束
3上には少なくとも1個のカプセル102が埋置され、
除々に圧縮されながら巻取紙11(フィルム4となる材
料)で巻き上げられていく。
【0035】尚、その後棒状となり、フィルム4によっ
て所定の40mmの芳香消臭部材1に形成される工程
は、上述の通りである。以上のようにして製造された芳
香消臭部材101は、前述の図1に示す形状となり、4
0mmの長さを有し、太さ8mm程度の小さな芳香消臭
部材であり、掃除機によって容易に吸引され、ゴミ収集
部に供給される。そして、例えば予め本実施形態の芳香
消臭部材1を足で踏み、カプセル102を割った状態で
電気掃除機に吸い込ませて掃除機内に供給すれば、直ち
に檜の臭いが発生し、ゴミ収集部及びホース内を芳香、
消臭することができる。
【0036】また、本実施形態の芳香消臭部材101
は、上記のように足で踏むことにより、芳香させない保
存状態から芳香させるようにしても良いが、専用の使用
補助装置を用いて芳香させない保存状態から芳香させる
ようにしても良い。
【0037】図5は、本実施形態の芳香消臭部材101
の使用補助装置の構成を示す図である。図5に示した本
実施形態の芳香消臭部材101の使用補助装置150
は、蝶番153により一端部が接合された2本の板状体
151および板状体152と、板状体151および板状
体152の間に配置されて両板状体を離間させる方向に
に常時付勢する弾性体154と、芳香消臭部材102の
長手方向の両端部103、104を支持するために一方
の板状体152の少なくとも非接合端部近傍に設けられ
る芳香消臭部材保持部155および156と、芳香消臭
部材保持部155および156により支持された芳香消
臭部材101を板状体152の非接合端部側に付勢する
弾性体158と、弾性体158と芳香消臭部材101と
の間に設けられて弾性体158の付勢する力を芳香消臭
部材101の側面部に均等に伝えるためのプレート15
7と、他方の板状体151の前記芳香消臭部材保持部1
55および156と対向する面の非接合端部近傍に設け
られて芳香消臭部材101の長手方向における略中央部
の凹部溝105近辺を押圧することにより芳香消臭部材
101内部に配置された密封容器107を破壊できる形
状および寸法にて形成された押圧部160と、押圧部1
60で目的の芳香消臭部材101の凹部溝105近辺を
押圧する際に次の芳香消臭部材101を離隔させる分離
部161とを有しており、さらに、押圧部160で目的
の芳香消臭部材101の凹部溝105近辺を押圧する際
に押圧部160で押された目的の芳香消臭部材101の
中央部が割れやすいように下側に逃がしてやるように切
り欠き空間162が形成されている。
【0038】使用補助装置150の使用方法としては、
予め使用補助装置150中に芳香消臭部材101を装填
しておき、電気掃除機を使用中に、例えば、ステープラ
ーを使用する際のように板状体151および板状体15
2を両側から押す。上記操作により、使用補助装置15
0中に充填された芳香消臭部材101の内の1個のカプ
セル102が割れて、その中の檜オイルが綿状繊維束3
に吸い込まれ、芳香消臭部材101から芳香が発生し始
める。芳香が発生し始めた芳香消臭部材101は、床の
上等に落されて電気掃除機により吸引されて掃除機内に
格納されることになる。
【0039】なお、図5中の使用補助装置150は、基
本的な機能を説明するための最も単純な構成の一例であ
り、例えば、全体の外観形状がワニに見えるように意匠
性を持たせて板状体151および板状体152等を高分
子材料や木質材料等により形成しても良い。
【0040】また、カプセル102の密封容器107の
材料として、低弾性材料に変えて熱溶融性材料を使用し
た場合には、電気掃除機に本実施形態の芳香消臭部材を
吸い込ませ、ゴミ収集部に本実施形態の芳香消臭部材1
01が供給された後も掃除機を使用すると、掃除機の駆
動によって温度が上昇し、例えば50〜60℃(所定の
温度)に達するとカプセル102が溶融し、檜の臭いを
発生するようになる。したがって、本実施形態の芳香消
臭部材101を使用することによって、電気掃除機のゴ
ミ収集部内の芳香、消臭を継続して行うことができる。
【0041】尚、本実施形態の説明では、芳香消臭部材
101の長さを40mmに設定したが、必ずしもこの長
さである必要はなく、例えばこの長さより短くてもよ
く、又長くてもよく、掃除機によって吸引する際に吸引
口およびホース等に引っかからない大きさであればよ
い。
【0042】また、本実施形態では、カプセル102に
収納する芳香消臭剤を檜オイルとしたが、必ずしも檜オ
イルである必要はなく、他の臭いのオイルであってもよ
いことは勿論である。
【0043】さらに、カプセル102に収納する芳香、
消臭剤は、単独の材料であってもよく、また芳香剤と消
臭剤を混合した材料であってもよい。また、芳香剤のみ
を入れる構成であってもよい。 <第2の実施形態>次に、本発明の第2の実施形態につ
いて説明する。
【0044】本実施形態の構成が、第1の実施形態の芳
香消臭部材101と異なる点は、綿状繊維束3の形状が
異なっており貫通孔110を有している点であり、その
ため、本実施形態の芳香消臭部材120を製造する際に
は、カプセル102を最後に埋設することになる。
【0045】尚、本実施形態においても、後述する点を
除外すれば、図2で使用した芳香消臭部材の製造装置や
製造工程は基本的に同じであり、同じ装置には同じ番号
を付けて説明する。したがって、本実施形態の芳香消臭
部材の製造にあたっても、前述と同様スライバーの綿状
繊維束のトウ6をエアーブロー機7でブローし、入ロー
ル8と出ロール9を通り、巻上部13で巻上げ、棒状の
芳香消臭部材を製造する。
【0046】図6は本実施形態の芳香消臭部材120
が、第1の実施形態の芳香消臭部材101と異なる構成
の部分を詳しく説明する図である。図6に示したよう
に、本実施形態の芳香消臭部材120では、略円筒形に
形成された綿状繊維束3の中心軸方向を貫通するように
貫通孔110が形成されている。
【0047】この貫通孔110は、綿状繊維束のトウ6
を巻上部13で巻上げる際に形成される。図7は、第1
の実施形態の図4に対応する図であり、第1の実施形態
とは異なり本実施形態ではこの巻上げ時にカプセル10
2を埋設せず、貫通孔形成補助具140により貫通孔1
10を形成させている。
【0048】そして、カプセル102が埋設されないま
ま綿状繊維束3の周面にフィルム4が巻かれて、所定寸
法に切断されてから、最後に貫通孔110にカプセル1
02が埋め込まれる。
【0049】従って、本実施形態の芳香消臭部材120
は、巻上げ時にカプセル102を埋設する位置だし等の
作業が不要になり、所定寸法に切断する際にもカプセル
102の埋め込み位置を避ける必要が無くなるので、第
1の実施形態の芳香消臭部材101よりも容易に製造す
ることができる。
【0050】このようにして製造された芳香消臭部材1
20は、第1の実施形態と同様容易に掃除機によって吸
引され、ゴミ収集部に供給されるように使用される。ま
た、本実施形態の芳香消臭部材120は、掃除機内に吸
引する前、例えば芳香消臭部材120を足で踏むことに
よって芳香消臭部材120の内部に配設された圧力用の
カプセル102が割れて檜の臭いを発生させる。あるい
は、ゴミ収集部内の温度によって熱用のカプセル102
が溶融して、檜の臭いの発生させるようになる。
【0051】また、カプセル102に収納する芳香、消
臭剤は、単独の材料であってもよく、また芳香剤と消臭
剤を混合した材料であってもよい。また、芳香剤のみを
入れる構成であってもよい。 <第3の実施形態>図8は、本発明の第3の実施形態の
芳香消臭部材を示す図である。
【0052】芳香消臭部材1はマイクロカプセル2、綿
状繊維束3、及び綿状繊維束3の周面を覆うフィルム4
で構成されている。同図に示す芳香消臭部材1は、例え
ば長さが40mm程度であり、太さ8mm程度のサイズ
であり、掃除機の吸引口からホースを通過して、問題な
く掃除機内のゴミ収集部に吸引できる大きさである。
【0053】一方、マイクロカプセル2は上記芳香消臭
部材1内に配設され、例えば直径0、5mm程度のカプ
セルであり、綿状繊維束3内に後述する方法で多数蒔散
されている。また、個々のマイクロカプセル2内には、
例えば檜オイルが含まれ、一定以上の圧力が加えられ又
は所定温度以上になると、カプセルが割れ又は溶融し、
カプセル内の檜オイルが流れ出し、檜の臭いを発生す
る。
【0054】また、上記マイクロカプセル2を収納する
綿状繊維束3は、繊維の並ぶ方向が略同一方向に揃えら
れ、繊維自体の捩れやうねりにより綿状に膨張している
有機繊維質の束で構成されている。
【0055】また、フィルム4は、例えばティーカップ
用の紙等、比較的丈夫な紙で構成され、上述の綿状繊維
束3を巻装する。また、フィルム4は後述する方法によ
って貼着されている。
【0056】次に、図9は上記本実施形態の芳香消臭部
材1の製造工程を示す図である。先ず、スライバーの綿
状繊維束のトウ6は、エアーブロー機7でブローされ、
膨張し、入ロール8と出ロール9を通り、カプセル挿入
機10によってマイクロカプセル2が綿状繊維束3に蒔
散され、巻上部13及び13’に入る。先ず、巻上部1
3’に入った綿状繊維束3は除々に絞られ、更に巻上部
13によって巻上テープ12で進められ、綿状繊維束3
は圧縮されながら巻取紙11(フィルム4となる材料)
で巻き上げられ、棒状になり、接着部14に送られ接着
乾燥される。
【0057】切断部15では巻き上げられて接着された
綿状繊維束入り巻取紙11が、巻上テープ12のスピー
ドに同期して所定の長さに切りそろえられ、芳香消臭部
材1が完成する。完成した製品は、計量部16で計量さ
れ、品質検査される。
【0058】このようにして得られた芳香消臭部材1
は、前述のように長さが40mmに設定され、商品とし
て梱包される。図10は上述の綿状繊維束3へのマイク
ロカプセル2の挿入処理を詳しく説明する図であり、図
9に示すカプセル挿入機10近傍を上方より視た図であ
る。
【0059】カプセル挿入機10にはゲル状に形成され
た多数のマイクロカプセル2が収納され、不図示の振動
機構によってカプセル挿入機10を振動させ、マイクロ
カプセル2をカプセル挿入機10から落下させる。ま
た、カプセル挿入機10から落下したゲル状のマイクロ
カプセル2は、振動メッシュ17、18によって個々の
マイクロカプセル2に分離され、振動メッシュ18から
下方を移動する綿状繊維束3上に落下する。尚、振動メ
ッシュ17、18は、メッシュのサイズが異なるもので
あり、粗いメッシュを有する振動メッシュ17と、細か
いメッシュを有する振動メッシュ18で構成されてい
る。
【0060】図10にも示すように、カプセル挿入機1
0の下方を矢印a方向に移動する綿状繊維束3は、この
時点で250〜300mmの移動幅を有し、振動メッシ
ュ18から落下するマイクロカプセル2を確実に保持す
る。
【0061】上述のようにしてマイクロカプセル2が蒔
散された綿状繊維束3は、前述のように巻上部13’に
入るが、この時点でのマイクロカプセル2を含む綿状繊
維束3の状態は、図11に示す通りである。すなわち、
綿状繊維束3上には多数のマイクロカプセル2が全体に
散設され、除々に圧縮されながら巻取紙11(フィルム
4となる材料)で巻き上げられていく。
【0062】尚、その後棒状となり、フィルム4によっ
て所定の40mmの芳香消臭部材1に形成される工程
は、上述の通りである。以上のようにして製造された芳
香消臭部材1は、前述の図8に示す形状となり、40m
mの長さを有し、太さ8mm程度の小さな芳香消臭部材
であり、掃除機によって容易に吸引され、ゴミ収集部に
供給される。そして、例えば予め本実施形態の芳香消臭
部材1を足で踏み、マイクロカプセル2を割った状態で
掃除機内に供給すれば、直ちに檜の臭いが発生し、ゴミ
収集部及びホース内を芳香、消臭することができる。
【0063】また、ゴミ収集部に本実施形態の芳香消臭
部材1が供給された後掃除機を使用すると、掃除機の駆
動によって温度が上昇し、例えば50〜60℃(所定の
温度)に達するとマイクロカプセル2が溶融し、新たな
檜の臭いを発生する。したがって、本実施形態の芳香消
臭部材1を使用することによって、ゴミ収集部内の芳
香、消臭を継続して行うことができる。
【0064】尚、本実施形態の説明では、芳香消臭部材
1の長さを40mmに設定したが、必ずしもこの長さで
ある必要はなく、例えばこの長さより短くてもよく、又
長くてもよく、掃除機によって吸引する際ホース等に引
っかからない大きさであればよい。
【0065】また、マイクロカプセル2に収納する芳香
消臭剤を檜オイルとしたが、必ずしも檜オイルである必
要はなく、他の臭いのオイルであってもよいことは勿論
である。
【0066】さらに、マイクロカプセル2に収納する芳
香、消臭剤は、単独の材料であってもよく、また芳香剤
と消臭剤を混合した材料であってもよい。また、芳香剤
のみを入れる構成であってもよい。 <第4の実施形態>次に、本発明の第4の実施形態につ
いて説明する。
【0067】本実施形態は、マイクロカプセルとして2
種類のカプセルを使用し、それぞれのカプセルを綿状繊
維束3上の異なる箇所に落下させるものである。すなわ
ち、マイクロカプセル2として、主に圧力によって破損
するマイクロカプセル2aと、熱によって溶融するマイ
クロカプセル2bを用意し、圧力用マイクロカプセル2
aを綿状繊維束3の外側に位置させ、熱用マイクロカプ
セル2bを綿状繊維束3の中心近傍に位置させる構成で
ある。
【0068】尚、本実施形態においても、図9で使用し
た芳香消臭部材の製造装置や製造工程は基本的に同じで
あり、同じ装置には同じ番号を付けて説明する。したが
って、本実施形態の芳香消臭部材の製造にあたっても、
前述と同様スライバーの綿状繊維束のトウ6をエアーブ
ロー機7でブローし、入ロール8と出ロール9を通り、
カプセル挿入機10によってマイクロカプセル2a、2
bを綿状繊維束3上に落下させ、巻上部13で巻上げ、
棒状の芳香消臭部材を製造する。
【0069】図12は本実施形態において、第1の実施
形態と異なる構成の部分を詳しく説明する図である。同
図は前述の図10に対応し、綿状繊維束3へのマイクロ
カプセル2a、2bの挿入処理を示す図であり、マイク
ロカプセル挿入機10近傍を上方より視た図である。
【0070】本実施形態においてカプセル挿入機10は
3台で構成され、上流からマイクロカプセル挿入機10
a、10b、10cの順に配設されている。ここで、マ
イクロカプセル挿入機10aには熱用のマイクロカプセ
ル2bが収納され、マイクロカプセル挿入機10b、1
0cには圧力用のマイクロカプセル2aが収納されてい
る。
【0071】先ず、マイクロカプセル挿入機10aにつ
いて説明すると、マイクロカプセル挿入機10aは前述
のカプセル挿入機10と同様、ゲル状のマイクロカプセ
ル2bが収納され、不図示の振動機構によってマイクロ
カプセル挿入機10aを振動させ、熱用のマイクロカプ
セル2bをマイクロカプセル挿入機10aから落下させ
る。また、振動メッシュ17a、18aは前述と同じ構
成であり、綿状繊維束3の移動幅の中心付近の上方に配
設され、マイクロカプセル挿入機10aから落下したゲ
ル状のマイクロカプセル2bを振動によって個々のマイ
クロカプセル2bに分離し、綿状繊維束3の中心近傍に
落下させる。
【0072】一方、マイクロカプセル挿入機10bは綿
状繊維束3の流れに対し、上述のマイクロカプセル挿入
機10aの反対側に位置し、圧力用のマイクロカプセル
2aを収納する。そして、不図示の振動機構によってマ
イクロカプセル挿入機10bを振動させ、マイクロカプ
セル2aを振動メッシュ17b、18b上に落下させ、
個々のマイクロカプセル2aに分離した後、綿状繊維束
3の端の位置の落下させる。すなわち、振動メッシュ1
7b、18bは綿状繊維束3の移動幅の右端上方に位置
し、マイクロカプセル2aを綿状繊維束3の移動幅の端
に落下させる。
【0073】また、マイクロカプセル挿入機10cは綿
状繊維束3の流れに対し、マイクロカプセル挿入機10
aと同じ側に位置し、圧力用のマイクロカプセル2aを
収納し、カプセル挿入機10cを振動させ、マイクロカ
プセル2aを振動メッシュ17c、18c上に落下さ
せ、個々のマイクロカプセル2aに分離した後、綿状繊
維束3の端の位置の落下させる。すなわち、振動メッシ
ュ17c、18cは綿状繊維束3の移動幅の左端上方に
位置し、マイクロカプセル2aを綿状繊維束3の移動幅
の左端に落下させる。
【0074】すなわち、上述のようにして綿状繊維束3
に落下したマイクロカプセルの位置は、熱用のマイクロ
カプセル2bが綿状繊維束3の中心近傍であり、圧力用
のマイクロカプセル2aが綿状繊維束3の端部である。
したがって、前述と同様綿状繊維束3を絞り込み、棒状
の芳香消臭部材に成形した場合、図13に示すように芳
香消臭部材20の中心近傍に熱用のマイクロカプセル2
bが配設され、芳香消臭部材20の周辺部に圧力用のマ
イクロカプセル2aが配設される構造となる。
【0075】したがって、このようにして製造された芳
香消臭部材20は、前述と同様容易に掃除機によって吸
引され、ゴミ収集部に供給される。また、本実施形態の
芳香消臭部材20は、掃除機内に吸引する前、例えば芳
香消臭部材20を足で踏むことによって芳香消臭部材2
0の周面に配設された圧力用のマイクロカプセル2aが
割れ檜の臭いを発生する。次に、ゴミ収集部内の温度に
よって熱用のマイクロカプセル2bが溶融し、檜の臭い
の発生を継続する。
【0076】このように本実施形態は、マイクロカプセ
ルの特性によって綿状繊維束3内の配設位置を変え、効
率よい芳香消臭機能を発揮させるものである。尚、上述
の実施形態の説明では、図12に示すマイクロカプセル
挿入機10は3台のマイクロカプセル挿入機10a、1
0b、10cを使用したが、マイクロカプセル挿入機1
0b、10cの何れか一方を削除する構成としてもよ
い。
【0077】また、本実施形態の説明では、芳香消臭部
材1の長さを40mmに設定したが、必ずしもこの長さ
である必要はなく、例えばこの長さより短くてもよく、
又長くてもよく、掃除機によって吸引する際ホース等に
引っかからない大きさであればよい。
【0078】さらに、マイクロカプセル2に収納する芳
香、消臭剤は、単独の材料であってもよく、また芳香剤
と消臭剤を混合した材料であってもよい。また、芳香剤
のみを入れる構成であってもよい。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば掃
除機の蓋等を開けて芳香消臭部材をセットする必要がな
く、単に床等に本発明の芳香消臭部材を蒔き、掃除機で
芳香消臭部材を吸引するだけでよく、ゴミや塵の掃除の
際簡単に行える作業である。
【0080】また、本発明の芳香消臭部材は軽く、足で
潰すことあるいは使用補助装置で芳香を発生させ始める
ことによって直ちに芳香消臭作用を行い、即効性のある
芳香消臭剤とすることができる。
【0081】また、綿状繊維束中に少なくとも1個のカ
プセルを後から埋置する本発明の場合には、製造が容易
になる。また、熱用と圧力用の2種類のマイクロカプセ
ルを使用することによって、より効率のよい芳香消臭部
材とすることができる。
【0082】さらに、上記実施形態の説明では掃除機に
ついて説明したが、掃除機以外にも空調機、自動車等の
車内、ゴミ箱、タンス、アロマテラピー等にも利用でき
る。特に、アロマテラピーに関しては、香水フィルター
を例えばお風呂でお湯に浮かべ、又はコーヒーカップ等
の容器にお湯を入れて浮かべることによって、芳香効果
を促進し、リラクゼーション効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)は本発明の第1の実施形態の芳
香消臭部材を示す図である。
【図2】本実施形態の芳香消臭部材の製造工程を示す図
である。
【図3】綿状繊維束へのカプセルの挿入処理を詳しく説
明する図である。
【図4】カプセルを埋設した綿状繊維束の状態を示す図
である。
【図5】芳香消臭部材の使用補助装置の構成を示す図で
ある。
【図6】第2の実施形態を詳しく説明する図である。
【図7】第2の実施形態の芳香消臭部材の外観図であ
る。
【図8】本発明の第3の実施形態の芳香消臭部材を示す
図である。
【図9】本実施形態の芳香消臭部材の製造工程を示す図
である。
【図10】綿状繊維束へのマイクロカプセル2の挿入処
理を詳しく説明する図である。
【図11】マイクロカプセルを含む綿状繊維束の状態を
示す図である。
【図12】第4の実施形態を詳しく説明する図である。
【図13】第4の実施形態の芳香消臭部材の外観図であ
る。
【符号の説明】
1、101 芳香消臭部材 2 マイクロカプセル 2a 圧力用のマイクロカプセル 2b 熱用のマイクロカプセル 3 綿状繊維束 4 フィルム 6 綿状繊維束のトウ 7 エアーブロー機 8 入ロール 9 出ロール 10 カプセル挿入機 10a、10b、10c カプセル挿入機 11 巻取紙 12 巻上テープ 13、13’ 巻上部 14 接着部 15 切断部 16 計量部 17、18 振動メッシュ 17a、18a 振動メッシュ 17b、18b 振動メッシュ 17c、17b 振動メッシュ 20 芳香消臭部材 102 カプセル 103、104 両端部 105 凹部溝 106 檜オイル 107 密封容器 a 矢印方向

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香消臭剤が充填された少なくとも1個
    の密封容器を所定寸法の吸水体の内部に配置し、該吸水
    体の外周の少なくとも一部を通気性を有するシート材に
    て覆って構成した芳香消臭部材であって、 前記密封容器は、周囲温度が保存時よりも高温になるこ
    とにより溶融する熱溶融性材料、または、外部から圧力
    が加えられることにより破壊される低弾性材料を用いて
    形成されることを特徴とする芳香剤消臭部材。
  2. 【請求項2】 前記密封容器は、略球形、略円筒形ある
    いは略楕円球形の何れかのカプセル形状であり、前記吸
    水体中に埋設されることを特徴とする請求項1記載の芳
    香性消臭部材。
  3. 【請求項3】 前記密封容器は、前記低弾性材料を用い
    た前記略円筒形あるいは前記略楕円球形であり、該密封
    容器の長手方向の中央付近の周面には略円環状の凹部溝
    が形成されることを特徴とする請求項2記載の芳香性消
    臭部材。
  4. 【請求項4】 前記凹部溝は、断面形状が略V字形状の
    溝であることを特徴とする請求項3記載の芳香消臭部
    材。
  5. 【請求項5】 前記吸収体は、綿状繊維束であり、前記
    所定寸法は、電気掃除機が吸引動作時に該電気掃除機の
    吸込部および管状部を芳香消臭部材が容易に通過可能と
    なる寸法であることを特徴とする請求項1〜4の何れか
    1項記載の芳香消臭部材。
  6. 【請求項6】 前記通気性シート材は、通気性を有する
    方形紙であり、該方形紙の対向端部は貼着されることに
    より円柱状に形成されることを特徴とする請求項1〜5
    の何れか1項記載の芳香消臭部材。
  7. 【請求項7】 蝶番により一端部が接合された2本の板
    状体と、請求項1〜6の何れか1項に記載された芳香消
    臭部材の長手方向の両端部を支持するために一方の前記
    板状体の少なくとも非接合端部近傍に設けられる芳香消
    臭部材保持部と、他方の前記板状体の前記芳香消臭部材
    保持部と対向する面の非接合端部近傍に設けられて前記
    芳香消臭部材の長手方向における略中央部を押圧するこ
    とにより前記芳香消臭部材内部に配置された前記密封容
    器を破壊できる形状および寸法にて形成された押圧部と
    を有することを特徴とする芳香消臭部材の使用補助装
    置。
  8. 【請求項8】 芳香消臭剤を含むマイクロカプセルと、 該マイクロカプセルを収納した綿状繊維束と、 該綿状繊維束の周面を覆い、該綿状繊維束を円柱状に貼
    着したフィルムとを有し、 所定の短い長さで切断されていることを特徴とする芳香
    消臭部材。
  9. 【請求項9】 前記マイクロカプセルに含まれる芳香消
    臭剤は、芳香剤だけであってもよいことを特徴とする請
    求項8記載の芳香消臭部材。
  10. 【請求項10】 前記マイクロカプセルは、熱によって
    溶融するカプセルと、圧力によって割れるカプセルで構
    成されていることを特徴とする請求項8又は9記載の芳
    香消臭部材。
  11. 【請求項11】 前記熱によって溶融するカプセルは綿
    状繊維束の中心付近に配設され、前記圧力によって割れ
    るカプセルは綿状繊維束の周辺部分に配設されているこ
    とを特徴とする請求項10記載の芳香消臭部材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101451710B1 (ko) * 2013-06-13 2014-10-22 김성우 방향 장치
JP5984232B2 (ja) * 2013-03-26 2016-09-06 日本たばこ産業株式会社 液体を封入したカプセルを搭載したフィルタ及びこのフィルタを備えた喫煙物品
JP2017099620A (ja) * 2015-12-01 2017-06-08 日東電工株式会社 臭気改善部材

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