JP2001057197A - 薄型電池用搬送治具 - Google Patents

薄型電池用搬送治具

Info

Publication number
JP2001057197A
JP2001057197A JP11231685A JP23168599A JP2001057197A JP 2001057197 A JP2001057197 A JP 2001057197A JP 11231685 A JP11231685 A JP 11231685A JP 23168599 A JP23168599 A JP 23168599A JP 2001057197 A JP2001057197 A JP 2001057197A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
holding plate
frame
battery holding
intermediate product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11231685A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Takayama
元 高山
Tatsunori Sera
竜紀 世羅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FDK Twicell Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Battery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Battery Co Ltd filed Critical Toshiba Battery Co Ltd
Priority to JP11231685A priority Critical patent/JP2001057197A/ja
Publication of JP2001057197A publication Critical patent/JP2001057197A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性の向上およびコストダウンなどに大き
く寄与する薄型電池用搬送治具の提供。 【解決手段】 封止導出した電流取り出し端子6a,6bお
よび電薄型電池中間製品本体6cを位置決め嵌合・挿着す
る凹部を有する電池保持プレート5と、前記電池保持プ
レート5を直立的に嵌合・挿着する空間部7aを備えた枠
型ホルダー本体7とを有する薄型電池用搬送治具であっ
て、前記枠型ホルダー本体7は、前記空間部7aに嵌合・
挿着される電池保持プレート5面を押圧する押圧用プレ
ート7b、および前記押圧用プレート7bを前記押圧方向へ
摺動的に進退させる機構8(8a,8b,8c)を備えている
ことを特徴とする薄型電池用搬送治具である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄型電池用搬送治具
に係り、さらに詳しくは平板型ポリマー電池などの製造
工程で使用する薄型電池用搬送治具に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば非水溶媒型電池などの二次電池
は、携帯型電話機、ビデオカメラなどの電源として、広
く実用に供されている。また、電源用電池においては、
前記機器類の小形化や高性能化に伴って、小形、軽量
化、高電圧化、高容量化などが求められている。このよ
うな要求に対応して、たとえば厚さ 1mm程度のポリマー
電池が知られている(特開平3-230474号公報,特開平3-
225765号公報など)。
【0003】すなわち、一端が開口した外装フィルム体
(外装被覆体・袋体)内に、電池要素を位置決めして収
容・装着(封装)する。そして、前記開口部から所要の
電解液を注入した後、その開口部を熱融着(溶着)し、
気密に封止した構成の電池が知られている。なお、上記
電池の製造に当たって、電池要素を挟んで外装フィルム
を二つ折りに折り曲げ、両側の対接する端縁部同士を溶
融着・封止して、外装フィルム体化する方法もある。ま
た、電池要素については、筒状に捲回形成した巻装体を
押圧して平板状化させる場合もある。
【0004】なお、外装フィルム体内に電池要素を封装
した構成では、外装フィルム体の融着部を介して電池要
素に接続する電流取り出し端子を気密に導出する必要性
から、一般的に、前記電流取り出し端子が導電性金属箔
で形成されている。
【0005】図3は、電池の要部構成を断面的に示すも
ので、電池要素1は、相対するシート状正極1aおよびシ
ート状負極1bと、これら両電極1a,1b間に気密に介挿・
配置されたシート状の電解質系1cと、前記電極1a,1bに
それぞれ電気的に接する図示を省略した集電体シート
と、前記正極1aおよび負極1bの集電体(図示省略)から
離隔して正極端子1a′および負極端子1b′が外装フィル
ム体2から延出(導出)されている。
【0006】なお、前記シート状正極1aは、リチウムイ
オンを吸蔵・放出するリチウム含有金属酸化物(たとえ
ばリチウムマンン複合酸化物、リチウム含有コバルト酸
化物)や二酸化マンガンなどを主成分として形成されて
いる。また、シート状負極1bは、リチウム金属やリチウ
ムを吸蔵・放出する炭素質材およびリチウム合金系など
で形成されており、さらに、ポリマ−電解質系1cは、ポ
リプロピレン不織布などからなるセパレータ基材に、リ
チウム塩などのエチレンカーボネート溶液…非水電解液
を含浸ないし担持した構成と成っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この種の平板形二次電
池は、鉛蓄電池やニッケルカドミウム二次電池に比べ
て、高容量化が可能であるだけでなく、軽量化もできる
などの特長を有する反面、次のような不都合が認められ
る。すなわち、上記電池の製造工程においては、外装フ
ィルム体2内に電池要素1を位置決めし、電解液注入口
を残して封装した後、電池要素1に含有された水分を乾
燥・除去する。次いで、前記封装しなかった(開口す
る)一端から所要の電解液を注入し、その電解液を注入
した開口部を熱溶着(融着)して気密に封止する工程が
採られている。
【0008】ところで、電池の高容量化に伴って、電池
要素1が緻密化され、電解液を含浸担持する空隙も低減
化している。つまり、電池の容積効率を上げるため、外
装フィルム体2内の空隙をできるだけ少なくすることに
なる。
【0009】しかし、外装フィルム体2内の空隙を可及
的に少なくすることは、所要電解液の注入を困難にし、
結果的に、所定量の電解液を注入・担持しない恐れがあ
り、電池性能ないし品質のバラツキを招来し易いという
問題がある。また、平板状に成型した電池要素1の場合
は、乾燥工程で、厚さ(加圧)方向への戻りが発生する
することもある。
【0010】こうした問題の発生を解消するため、外装
フィルム体2内に電池要素1を封装した中間製品を搬送
治具に直立的に挿着し、所要の加工処理、たとえば電池
要素の乾燥、電池要素の排気処理、電解液の注入・含浸
など行う方式が採られている。しかし、電池の中間製品
を搬送治具に直立的に挿着するハンドリング過程で、上
記外装フィルム体2から封止・導出されている電流取り
出し端子(金属箔)が折れ曲がったり、切断・損傷を起
こす恐れがあり、生産性ないし製造歩留まりが損なわれ
易いという問題がある。
【0011】本発明は、上記事情に対処してなされたも
ので、生産性の向上およびコストダウンなどに大きく寄
与する薄型電池用搬送治具の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、封止
導出した電流取り出し端子および電薄型電池中間製品本
体を位置決め嵌合・挿着する凹部を有する電池保持プレ
ートと、前記電池保持プレートを直立的に嵌合・挿着す
る空間部を備えた枠型ホルダー本体とを有する薄型電池
用搬送治具であって、前記枠型ホルダー本体は、前記空
間部に嵌合・挿着される電池保持プレート面を押圧する
押圧用プレート、および前記押圧用プレートを前記押圧
方向へ摺動的に進退させる機構を備えていることを特徴
とする薄型電池用搬送治具である。
【0013】請求項2の発明は、封止導出した電流取り
出し端子および薄型電池中間製品本体を位置決め嵌合・
挿着する凹部を有する電池保持プレートと、前記電池保
持プレートを直立的に嵌合・挿着する一側面がテーパ付
きに形成された空間部を備えた枠型ホルダー本体とを有
する薄型電池用搬送治具であって、前記枠型ホルダー本
体は、前記空間部に嵌合・挿着される電池保持プレート
面を押圧する一方、前記空間部のテーパー面に係合しす
るテーパー付きの楔形プレートを備え、前記楔形プレー
トの係合・挿着により電池保持プレートの一面を押圧し
て枠型ホルダー本体に支持するように構成されているこ
とを特徴とする薄型電池用搬送治具である。
【0014】すなわち、請求項1および請求項2の発明
は、薄型電池用搬送治具に薄型電池中間製品(被加工
体)を位置決め装着し、所要の加工処理を施す手段にお
いて、一次的に、封止導出した電流取り出し端子および
薄型電池中間製品本体を電池保持プレートに位置決め・
挿着し、二次的に、前記電池保持プレートを枠型ホルダ
ー本体に係合・挿着する構成としたことを骨子とする。
そして、このような構成を採ることにより、ハンドリン
グ時における被加工体の電流取り出し端子の損傷発生な
どを解消・回避して、生産性の向上や製造歩留まりの向
上を図ったものである。
【0015】請求項1および請求項2の発明において、
電池保持プレートは、たとえば難燃性ポリカーボネート
樹脂、難燃性 ABS樹脂などの耐熱および機械的強度のす
ぐれ絶縁性樹脂類、無機質充填剤を含有した樹脂系組成
物、あるいはセラミックスなどを素材とし形成されてい
る。そして、一主面には、被加工体、すなわち封止導出
した電流取り出し端子を含む薄型電池中間製品を嵌合・
挿着できる凹部が形設されている。
【0016】ここで、電池保持プレートの凹部は、下方
に封止導出した電流取り出し端子に対応して離隔・形設
され、この部分を位置決めに利用する一方、上方を開口
して被加工体の他端側(開口部)を電池保持プレートか
ら延出させる構造と成っている。なお、被加工体を嵌合
・挿着できる凹部の深さは、被加工体の厚みと同一面な
いし僅かながら被加工体面が突出する程度に設定され
る。
【0017】請求項1および請求項2の発明において、
枠型ホルダー本体は、たとえば難燃性ポリカーボネート
樹脂、難燃性 ABS樹脂などの耐熱および機械的強度のす
ぐれ絶縁性樹脂類、無機質充填剤を含有した樹脂系組成
物、あるいはセラミックスなどを素材とし形成されてい
る。
【0018】そして、請求項1の発明の場合は、枠型ホ
ルダー本体は、電池保持プレートを直立的、かつ遊嵌的
に挿着できる長さ、幅、深さの空間部を有しており、枠
型ホルダー本体に摺動的に装着され、かつ弾撥作用が付
与されたプレートの押圧で装着支持される。ここで、プ
レートは、たとえば難燃性ポリカーボネート樹脂、難燃
性 ABS樹脂などの耐熱および機械的強度のすぐれ絶縁性
樹脂類、無機質充填剤を含有した樹脂系組成物、あるい
はセラミックスなどを素材とした板状体であり、たとえ
ばスプリングなどの弾撥体を進退可能に装着配置された
押圧体に組み合わせて、摺動作用および弾撥作用が付与
されている。
【0019】また、請求項2の発明の場合は、枠型ホル
ダー本体は、電池保持プレートを直立的、かつ遊嵌的に
挿着できる長さ、幅、深さの空間部を有し、かつ電池保
持プレートの一主面に対向する空間部の一側壁面が 5〜
20°程度のテーパ付きである。そして、この枠型ホルダ
ー本体のテーパー面に係合するテーパを有する楔を挿着
し、その楔の押圧作用で、枠型ホルダー本体に電池保持
プレートを挿着支持する構成と成っている。なお、テー
パ付き楔は、たとえば難燃性ポリカーボネート樹脂、難
燃性 ABS樹脂などの耐熱および機械的強度のすぐれ絶縁
性樹脂類、無機質充填剤を含有した樹脂系組成物、ある
いはセラミックスなどを素材としたものである。
【0020】なお、請求項1および請求項2の発明にお
いて、装着保持の対象と成る薄型電池は、たとえば金属
酸化物などの活物質、非水電解液および電解質保持性ポ
リマを含む正極層を集電体に積層して成る正極と、リチ
ウムイオンを吸蔵、放出する活物質、非水電解液および
電解質保持性ポリマを含む負極層を集電体に積層して成
る負極とを、セパレーターの機能をする電解質保持性の
ポリマ−電解質系を介して重ね合わせ、かつ正極,負極
の外表面(裏面)側をたとえばポリイミド系樹脂製シー
ル用シート(袋体)で被覆保護した構成のものである。
【0021】ここで、正極の活物質としては、たとえば
リチウムマンガン複合酸化物、二酸化マンガン、リチウ
ム含有コバルト酸化物、リチウム含有ニッケルコバルト
酸化物、リチウムを含む非晶質五酸化バナジウム、カル
コゲン化合物などが挙げられる。また、負極活物質とし
ては、たとえばビスフェノール樹脂、ポリアクリロニト
リル、セルローズなどの焼成物、コークスやピッチの焼
成物が挙げられ、これらは天然もしくは人口グラファイ
ト、カーボンブラック、アセチレンブラック、ケッチェ
ンブラック、ニッケル粉末、ニッケル粉末などを含有し
た形態を採ってもよい。
【0022】さらに、電解質系は、たとえばエチレンカ
ーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボ
ネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネー
ト、メチルエチルカーボネートなどの非水溶媒に、過塩
素酸リチウム、六フッ化リン酸リチウム、ホウ四フッ化
リチウム、六フッ化ヒ素リチウム、トリフルオロメタン
スルホン酸リチウムなどを 0.2〜 2mol/ l程度に溶解さ
せたものが挙げられる。また、正極の集電体としては、
たとえばアルミニウム箔、アルミニウムメッシュ、アル
ミニウム製エキスバンドメタル、アルミニウム製パンチ
メタルなどが挙げられ、負極の集電体としては、銅箔、
銅メッシュ、銅製エキスバンドメタル、銅製パンチメタ
ルなどが挙げられる。
【0023】請求項1および請求項2の発明では、薄型
電池用搬送治具に位置決め装着された薄型電池中間製品
が、電流取り出し端子の損傷など起こす恐れなく、固定
支持されて乾燥、電解液の注入、開口部の融着封止など
を容易に行うことが可能となる。つまり、ベルトコンベ
ア型などの製造ラインにおいて、薄型電池中間製品の定
常的な搬送や、位置ズレ・変形など起こす恐れなく所要
の加工を施すことができ、不良品の大幅な低減・削減の
実現、生産性の向上などに大きく寄与する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図1(a) ,(b) および図2
(a) ,(b) ,(c) を参照して実施例を説明する。
【0025】実施例1 図1(a) ,(b) はこの実施例に係る薄型電池用搬送治具
の要部構成を展開して示すもので、図1(a) は電池保持
プレートの斜視図、図1(b) は枠型ホルダー本体の斜視
図である。図1(a) において、5は封止導出した電流取
り出し端子6a,6bおよび電薄型電池中間製品本体6cから
成る被加工体6を位置決め嵌合・挿着する凹部5aを有す
る電池保持プレート、7は前記電池保持プレート5を直
立的に嵌合・挿着する空間部7aを備えた枠型ホルダー本
体である。
【0026】ここで、電池保持プレート5は、たとえば
厚さ10mm程度、幅50mm程度、長さ70mm程度で、かつ一主
面側に、電流取り出し端子6a,6bおよび電薄型電池中間
製品本体6cを嵌合・装着てきる凹部(ないし溝)5a,5b
および5cが形設されたポリカーボネート樹脂製の板状体
である。なお、電池保持プレート5の凹部5a,5bおよび
5cの形状などは、被加工体6の寸法、形状によって決め
られが、一般的に、スムースな挿着が行える遊びを有す
る程度であり、また、その深さは電薄型電池中間製品本
体6c(もしくは被加工体)6厚さよりも若干小さい値に
設定される。
【0027】一方、前記枠型ホルダー本体7は、たとえ
ば厚さ50mm程度、幅70mm程度、長さ80mm程度のポリカー
ボネート樹脂製で、前記電池保持プレート5が嵌合・挿
着される一端が開口する空間部7aを有する構造を採って
いる。そして、この空間部7aは、横断面凸型で横断面広
大な領域に電池保持プレート5が嵌合・挿着され、横断
面狭小な領域に電池保持プレート5面を押圧する押圧用
プレート7bが仕切り板的に配置装着されている。
【0028】なお、前記空間部7aは、電池保持プレート
5の嵌合・挿着操作を行い易くする(電流取り出し端子
6a,6bの損傷回避など)ため、押圧用プレート7bの後退
により十分な嵌合・挿着用の間隔を形成しておくことが
望ましい。
【0029】また、前記押圧用プレート7bは、嵌合・挿
着される電池保持プレート5面を押圧可能に、摺動的に
進退させる機構8を備えている。すなわち、押圧用プレ
ート7b面に先端部が当接・固定し、他端が枠型ホルダー
本体7外に導出された押圧操作体8a、この押圧操作体8a
を挿通させて装着されたスプリング8b、および前記押圧
操作体8aを進退操作するためのハンドル部8cで構成され
た機構8を付設してある。
【0030】なお、前記スプリング8bは、要するに押圧
用プレート7bの摺動による押圧・位置決めをし易くする
弾撥性の付与を目的とするものであるから、前記押圧操
作体8aを挿通させて装着する構成以外の形態を採っても
よい。
【0031】次に、上記薄型電池用搬送治具の使用例を
説明する。
【0032】たとえばリチウムポリマー二次電池の製造
ラインにおいて、一端が開口した樹脂フィルム製の袋体
(外装被覆体)内に、電池要素部を位置決めして収容・
装着して成る電池中間製品6を電池保持プレート5に位
置決め・挿着する。つまり、電池保持プレート5の凹部
5aに電池中間製品6の電池中間製品本体6cを、また、下
端側凹部5b,5cに電池中間製品6の電流取り出し端子6
a,6bをそれぞれ対応・位置合わせして挿着する。
【0033】その後、前記電池中間製品6を挿着した電
池保持プレート5を、枠型ホルダー本体7に挿着する。
この電池保持プレート5を枠型ホルダー本体7に挿着す
るに当たっては、先ず、ハンドル部8cを外方に引くここ
とにより、押圧操作体8aの先端部が当接・固定している
押圧用プレート7bを後退させる。この押圧用プレート7b
の後退によって隙間を作り、前記電池保持プレート5を
挿着した後、ハンドル部8cを放すと、押圧用プレート7b
がスプリング8bの弾撥力で原状に戻り、電池保持プレー
ト5を枠型ホルダー本体7に対し押圧し、固定・支持さ
れる。
【0034】すなわち、電池中間製品6は、電流取り出
し端子6a,6bなどは外力を直接受けない状態で電池保持
プレート5で一次的に挿着・支持され、さらに、枠型ホ
ルダー本体7に挿着、押圧・固定で安定的に支持され
る。したがって、製造ラインの搬送工程で、電池中間製
品6は所定の位置・姿勢を保持するし、また、電流取り
出し端子6a,6bを含む電池中間製品6の損傷発生の恐れ
も解消するので、良好な生産性の確保と歩留まり向上が
図られる。
【0035】なお、搬送治具からの電池中間製品6の取
り外しは、上記挿着・支持の手順と逆な手順行うことも
できるが、押圧用プレート7bを後退させた状態で、枠型
ホルダー本体7に挿着されている電池保持プレート5か
ら電池中間製品6を引き抜いてもよい。
【0036】実施例2 図2(a) ,(b) ,(c) はこの実施例に係る薄型電池用搬
送治具の概略構成を示すもので、図2(a) は電池保持プ
レートの上面図、図2(b) は透視的正面図、図2(c )は
側面図である。図2(a) 〜(c) において、5は封止導出
した電流取り出し端子6a,6bおよび薄型電池中間製品本
体6cを位置決め嵌合・挿着する凹部を有する電池保持プ
レート、7′は前記電池保持プレート5を直立的に嵌合
・挿着する一側面がテーパ付7cきに形成された空間部7a
を備えた枠型ホルダー本体である。 ここで、電池保持
プレート5は、たとえば厚さ10mm程度、幅50mm程度、長
さ70mm程度で、かつ一主面側に、電流取り出し端子6a,
6bおよび電薄型電池中間製品本体6cを嵌合・装着てきる
凹部(ないし溝)5a,5bおよび5cが形設されたポリカー
ボネート樹脂製の板状体である。なお、電池保持プレー
ト5の凹部5a,5bおよび5cの形状などは、被加工体6の
寸法、形状によって決められが、一般的に、スムースな
挿着が行える遊びを有する程度であり、また、その深さ
は電薄型電池中間製品本体6c(もしくは被加工体)6厚
さよりも若干小さい値に設定される。
【0037】一方、前記枠型ホルダー本体7′は、たと
えば厚さ50mm程度、幅70mm程度、長さ80mm程度のポリカ
ーボネート樹脂製で、前記電池保持プレート5が嵌合・
挿着される一端が開口する空間部7a′を有する構造を採
っている。そして、この空間部7a′は、横断面凸型で横
断面広大な領域に電池保持プレート5が嵌合・挿着さ
れ、横断面狭小な領域に電池保持プレート5面を押圧す
るテーパ付きの楔形プレート9が嵌合・挿着される構造
と成っている。
【0038】つまり、前記空間部7a′の横断面広大な領
域に、電池保持プレート5が嵌合・挿着され、この嵌合
・挿着される電池保持プレート5面を押圧・固定支持す
るために、前記横断面狭小な領域に楔形プレート9を嵌
合・挿着する構成を採っている。したがって、横断面広
大な領域に対向する横断面狭小な領域の側壁面が 5〜20
°程度のテーパー7c′付きされており、この横断面狭小
な領域のテーパー7c′に対応して楔形プレート9もテー
パ9a付きに形成されている。
【0039】なお、前記空間部7a′は、電池保持プレー
ト5の嵌合・挿着操作を行い易くする(電流取り出し端
子6a,6bの損傷回避など)ため、楔形プレート9の嵌合
・挿着(着脱操作)を行い易いように形成されることが
望ましい。
【0040】次に、上記薄型電池用搬送治具の使用例を
説明する。
【0041】たとえばリチウムポリマー二次電池の製造
ラインにおいて、電池保持プレート5の凹部5aに電池中
間製品6の電池中間製品本体6cを、また、下端側凹部5
b,5cに電池中間製品6の電流取り出し端子6a,6bをそ
れぞれ対応・位置合わせして挿着する。その後、前記電
池中間製品6を挿着した電池保持プレート5を、枠型ホ
ルダー本体7′に挿着する。この電池保持プレート5を
枠型ホルダー本体7′に挿着するに当たっては、先ず、
テーパ付楔形プレート9を外方に引き抜くこことによ
り、電池保持プレート5の嵌合・挿着し易い隙間を作
り、前記電池保持プレート5を嵌合・挿着した後、テー
パ付楔形プレート9を嵌合・挿着すると、前記テーパ7
c′および9aのスムースな係合・押圧作用により、電池
保持プレート5が枠型ホルダー本体7に対して容易、か
つ確実に固定・支持される。
【0042】すなわち、電池中間製品6は、電流取り出
し端子6a,6bなどは外力を直接受けない状態で電池保持
プレート5で一次的に挿着・支持され、さらに、枠型ホ
ルダー本体7に挿着、押圧・固定で安定的に支持され
る。したがって、製造ラインの搬送工程で、電池中間製
品6は所定の位置・姿勢を保持するし、また、電流取り
出し端子6a,6bを含む電池中間製品6の損傷発生の恐れ
も解消するので、良好な生産性の確保と歩留まり向上が
図られる。なお、電池中間製品6の取り外しは、上記嵌
合・挿着操作の手順と逆な手順で行われる。
【0043】本発明は、上記例示に限定されるものでな
く、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、いろいろの変形を
採ることができる。たとえば、薄型電池用搬送治具は、
例示以外の他の樹脂や樹脂系組成物を素材とした構成を
採ることもできるし、また、電池保持プレートおよび枠
型ホルダーなどの構造ないし形状などは対象となる電池
中間製品の種類、形状、寸法などに応じた構成が採られ
る。すなわち、複数個の電池保持プレートを1個の枠型
ホルダーに装着できる構造とすることも支障ない。
【0044】
【発明の効果】請求項1および請求項2の発明によれ
ば、製造ラインの搬送において、電池中間製品を所定の
方向・姿勢に固定した状態で、乾燥、電解液注入、開口
部の融着封止を容易に行うことができる。しかも、前記
搬送過程で、電池中間製品の電流取り出し端子の損傷を
起こす恐れもないので、量産性および製造歩留まりの向
上が図られ、電池の製造コストダウンに大きく寄与す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係る薄型電池中間製品用搬送治
具の要部構成を展開して示すもので、(a) は電池保持プ
レートの斜視図、(b) は枠型ホルダーの斜視図。
【図2】第2の実施例に係る薄型電池中間製品用搬送治
具の要部構成を示すもので、(a) は上面図、(b) は透視
的正面図、(c) は側面図。
【図3】従来の薄型電池の要部構成を示す断面図。
【符号の説明】
5……電池保持プレート 5a……薄型電池中間製品本体に対応する凹部 5b,5b……薄型電池中間製品の電池取り出し端子に対応
する凹部 6……薄型電池中間製品 6a,6b……電流取り出し端子 6c……薄型電池中間製品本体 7,7′……枠型ホルダー 7a,7a′……枠型ホルダーの空間部 7b……押圧用プレート 7c′……枠型ホルダー空間部のテーパー面 8……押圧用プレート進退機構 8a……押圧操作体 8b……スプリング 8c……ハンドル部 9……テーパ付楔形プレート
フロントページの続き Fターム(参考) 5H020 AA02 AA06 AS13 BB09 MM17 5H028 AA07 BB18 CC02 5H029 AM16 BJ03 BJ04 CJ01 CJ03 CJ30

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 封止導出した電流取り出し端子および薄
    型電池中間製品本体を位置決め嵌合・挿着する凹部を有
    する電池保持プレートと、 前記電池保持プレートを直立的に嵌合・挿着する空間部
    を備えた枠型ホルダー本体とを有する薄型電池用搬送治
    具であって、 前記枠型ホルダー本体は、前記空間部に嵌合・挿着され
    る電池保持プレート面を押圧する押圧用プレート、およ
    び前記押圧用プレートを前記押圧方向へ摺動的に進退さ
    せる機構を備えていることを特徴とする薄型電池用搬送
    治具。
  2. 【請求項2】 封止導出した電流取り出し端子および薄
    型電池中間製品本体を位置決め嵌合・挿着する凹部を有
    する電池保持プレートと、 前記電池保持プレートを直立的に嵌合・挿着する一側面
    がテーパ付きに形成された空間部を備えた枠型ホルダー
    本体とを有する薄型電池用搬送治具であって、 前記枠型ホルダー本体は、前記空間部に嵌合・挿着され
    る電池保持プレート面を押圧する一方、前記空間部のテ
    ーパー面に係合するテーパー付きの楔形プレートを備
    え、前記楔形プレートの係合・挿着により電池保持プレ
    ートの一面を押圧して枠型ホルダー本体に支持するよう
    に構成されていることを特徴とする薄型電池用搬送治
    具。
JP11231685A 1999-08-18 1999-08-18 薄型電池用搬送治具 Withdrawn JP2001057197A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11231685A JP2001057197A (ja) 1999-08-18 1999-08-18 薄型電池用搬送治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11231685A JP2001057197A (ja) 1999-08-18 1999-08-18 薄型電池用搬送治具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001057197A true JP2001057197A (ja) 2001-02-27

Family

ID=16927397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11231685A Withdrawn JP2001057197A (ja) 1999-08-18 1999-08-18 薄型電池用搬送治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001057197A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009218135A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Panasonic Corp 偏平形電池の製造方法および製造装置
WO2015022811A1 (ja) * 2013-08-14 2015-02-19 日産自動車株式会社 フィルム外装電池の挿入案内装置
KR20160051062A (ko) * 2014-10-31 2016-05-11 주식회사 엘지화학 이차전지 셀 포지션 지그 및 이차전지 셀 안착 방법
KR101792816B1 (ko) * 2014-11-12 2017-11-01 주식회사 엘지화학 전지셀 장착용 지그
CN110854438A (zh) * 2018-08-21 2020-02-28 苏州睿牛机器人技术有限公司 一种新型的锂电池面板整形装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009218135A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Panasonic Corp 偏平形電池の製造方法および製造装置
WO2015022811A1 (ja) * 2013-08-14 2015-02-19 日産自動車株式会社 フィルム外装電池の挿入案内装置
JP6088054B2 (ja) * 2013-08-14 2017-03-01 日産自動車株式会社 フィルム外装電池の挿入案内装置
KR20160051062A (ko) * 2014-10-31 2016-05-11 주식회사 엘지화학 이차전지 셀 포지션 지그 및 이차전지 셀 안착 방법
KR101865987B1 (ko) * 2014-10-31 2018-06-08 주식회사 엘지화학 이차전지 셀 포지션 지그 및 이차전지 셀 안착 방법
KR101792816B1 (ko) * 2014-11-12 2017-11-01 주식회사 엘지화학 전지셀 장착용 지그
CN110854438A (zh) * 2018-08-21 2020-02-28 苏州睿牛机器人技术有限公司 一种新型的锂电池面板整形装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4154633B2 (ja) 非水電解質電池
CN1732587B (zh) 电化学元件及其制造方法
JP5186470B2 (ja) パウチ型リチウム二次電池
US20110244312A1 (en) Stack type battery
KR100362552B1 (ko) 전지의 제조방법
JP2000100466A (ja) 電極ロ―ル用固定部材をもつ二次電池
KR102256599B1 (ko) 가압 지그 및 이를 이용한 이차전지 제조 방법
JP3831939B2 (ja) 電池
JPH10188938A (ja) 電池装置
JP2001155693A (ja) 密閉型電池
CN216354304U (zh) 极片及电池
WO2014003032A1 (ja) 二次電池
JP4558279B2 (ja) 角形電池およびその製造方法
JP2001202931A (ja) 薄形電池
JP6881108B2 (ja) 二次電池の製造方法および二次電池
JPH09199175A (ja) ポリマー電解質二次電池の製造方法
JP2001057197A (ja) 薄型電池用搬送治具
JP2000058135A (ja) 薄型二次電池用充放電装置
JP2000090897A (ja) 電池および電池パック
JP2001185096A (ja) 電池およびその製造方法
JP3329678B2 (ja) シート状樹脂層封止形電池の製造方法およびシート状電池の樹脂層封止装置
JP2000353498A (ja) 薄型電池の製造方法
CN113924684B (zh) 电池
JP2000156211A (ja) 電池および電池パック
JP2003086172A (ja) 2次電池およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061107